JPH02171737A - ステレオカメラ用撮影レンズ - Google Patents

ステレオカメラ用撮影レンズ

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Publication number
JPH02171737A
JPH02171737A JP32629588A JP32629588A JPH02171737A JP H02171737 A JPH02171737 A JP H02171737A JP 32629588 A JP32629588 A JP 32629588A JP 32629588 A JP32629588 A JP 32629588A JP H02171737 A JPH02171737 A JP H02171737A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
aperture
stereo camera
photographing lens
filters
Prior art date
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Pending
Application number
JP32629588A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yoshizaki
吉崎 明
Tetsuya Uno
哲哉 宇野
Yoshinobu Kudo
工藤 吉信
Akira Kataoka
片岡 晃
Sadafusa Tsuji
辻 完房
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH02171737A publication Critical patent/JPH02171737A/ja
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はステレオ写真を撮影できるカメラ用の撮影レン
ズに関する。
〔従来の技術〕
アナグリフイック印刷によるステレオ写真はすでに公知
となっている。この方式は、視点をずらして見た2枚の
写真を重ね合わせて製版し。
一方の写真は可視光の短波長域を遮断するインク(以下
暖色インクとする)を用いて、また他方の写真は可視光
の長波長域を遮断するインク(以下寒色インクとする)
を用いて、1枚の画像として白い紙に印刷再現する方式
である。製版に際しては、主被写体の像が完全に重畳す
るように2枚の写真のずらし量が設定される。
この印刷物は2つの色フィルタを持つメガネを用いて鑑
賞される。色フィルタの一方は可視光の長波長域を透過
するフィルタ(以下暖色フィルタとする)であり、他方
は可視光の短波長域を透過するフィルタ(以下寒色フィ
ルタとする)である。寒色インクの乗っている部分は。
その濃度に応じて長波長域の光の反射の度合いが制限さ
れるので、暖色フィルタを通して観察した場合濃度差を
認識することができる。しかし5暖色インクの乗ってい
る部分は、その濃度がいくらであれ長波長域の光の反射
の度合いを制限することはできないので、暖色フィルタ
を通して観察した場合濃度差を認識することができず、
インクが乗っていないのと等価に観察される。したがっ
て暖色フィルタを通して観察する目は、寒色インクにて
印刷された画像のみを認識し、暖色インクにて印刷され
た画像は認識しない。同様に、寒色フィルタを通して観
察する目は、暖色インクにて印刷された画像のみを認識
し、寒色インクにて印刷された画像は認識しない。
このようにして観察者は、重ね合わせて印刷された2枚
の写真による画像を、再び分離して観察することができ
、もしその2枚の写真が撮影時それぞれ視点を異にする
ものであれば、立体視観察できるのである。
独立した2枚の写真をピュアーを用いて鑑賞する方式に
比べて、このアナグリフイック印刷によるステレオ写真
の長所は、2枚の写真を重ねて印刷しているので、鑑賞
の際の観察距離の制限および拡大レンズの必要性がなく
、2枚の色フィルタを持つメガネをかけさえすれば、ど
のような観察角度、距離からでも2テレオ像を鑑賞でき
ることである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、アナグリフイック法を用いるためには、視点
の異なる2枚の写真を撮って重ねる必要があるため撮影
がめんどうであシ、シかも。
印刷に手間がかかる。さらに、その上、アナグリフイッ
ク法による立体写真を、メガネを用いずに鑑賞すると、
画像が2重になり、不快感を感じてしまう。また、カラ
ー写真を再現することも不可能である。
この出願の発明は、アナグリフイック法によるステレオ
写真の上記欠点を改良し、安価Kかつ手軽にステレオ写
真を作成でき、しかも、でき上がった写真をメガネ等の
道具を用いずに鑑賞しても2画像が不快な2重像になら
ない、単一の画枠に収まるステレオ写真を撮影できる撮
影レンズを提供することを目的とする。
また、この出願の発明は、メガネ等の道具を用いないと
きには、通常のカラー写真としても鑑賞できるステレオ
写真を撮影できる撮影レンズを提供することを目的とす
る。
さらにどの出願の発明は1種々の撮影条件下、たとえば
、絞り開口の大きさが変化しても、つねに適正なステレ
オ写真を撮影できる撮影レンズを提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
この出願の発明の撮影レンズは、撮影レンズの絞り近傍
の光路内に、光軸に対して左方に配置された第1フィル
タと、該第1フィルタとは異なる分光透過特性を有する
。上記光軸に対して右方に配置された第2フィルタとを
備えたことを特徴とするものである。また、これら第1
゜第2のフィルタの間に、これらのフィルタと重ならな
い位置にこれらのフィルタとは異なる分光透過特性を有
する第3のフィルタを設けてもよい。
また、この出願の発明では、第1.第2のフィルタによ
って全可視光領域の光を透過し得るように構成してもよ
い。また、3つのフィルタを設けた場合は、第3のフィ
ルタをすべての可視光を透過するものとしてもよいし、
3つのフィルタによって全可視光領域の光を透過し得る
ように構成してもよい。
さらに、この出願の発明では、第1フィルタと絞り開口
との重なり部の形状と、第2フィルタと絞り開口との重
なり部の形状とを、絞り開口の変化にかかわらず略一致
させること、あるいは、第1フィルタと絞り開口との重
なり部の面積と、第2フィルタと絞シ開口との重なり部
の面積との比を、絞り開口の変化にかかわらず略一定に
すること、あるいは、絞り開口の形状が、上下方向より
も左右方向が大きくなるように形成してもよい。また、
3つのフィルタを用いた場合には、各フィルタの面積と
分光透過率の最大値との積が、各フィルタについて略等
しくなるように構成する。
〔作 用〕
この発明の撮影レンズでは、絞り近傍に光軸を挾んで左
右に配置された互いに分光透過特性の異なる2つのフィ
ルタを光が透過し、それぞれ9光によって左右2つのチ
ャンネルの画像が別々の感色乳剤により撮り分けられる
また、全可視光領域の光がフィルタを透過して感光材に
入射するようにしてもよい。
そして、絞り開口が変化しても、フィルタと絞り開口と
の重なり部の形状あるいは重なり部の面積の比がほとん
ど変化しない。あるいは、絞り開口の形状は、上下方向
よりも左右方向が大きくなる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について説明する。
ら説明する。第1図はカメラの基本構成を示す図であっ
て、1は撮影レンズ、2は絞り、3は光束制限板である
。3a、3bは一対の波長選択透過フィルタで、ある可
視光の境界波長を境にして、一方は短波長域を、他方は
長波長域をそれぞれ透過するように設定されている。こ
の一対の波長選択透過フィルタの透過特性を第2図に示
す。第2図に示すように2つのフィルタ3a。
3bによって、全可視光領域がカバーされている。
また、境界波長塾近では2つのフィルタ3as 3bの
透過特性がオーバーラツプしている。光束制限板の3a
、3b以外の場所は光線非透過に形成されている。
被写界像は撮影レンズ(1により、絞り2の開口部、お
よび光束制限板30波長選択透過フィ友 ルタ3a、3bk透過して、撮影カラーフィルム4に向
けて投影される。投影された光束は図示されない公知の
シャッタによりフィルム上に露光され、潜像として記録
される。
〔撮影光学系〕
次に被写体像を撮影フィルム上に結像させる撮影光学系
を説明する。第3図は被写界に向けて設置されたカメラ
の平面断面図であって、符号1.2.3,4は第1図の
場合と同一の部材を示、し、5は暗箱を示す。図示の状
態ではピントは被写界側物点Bに合わせられている。し
たがって物点Bの像B′は撮影フィルム4上にて点とし
て結像する。その様子を第3図(a)に示す。
この時、物点Bよシ遠方にある物点Aの像A′は撮影フ
ィルム4より被写界に近い側に結像し。
また物点Bより近くにある物点Cの像C′は撮影フィル
ム4よシ被写界に遠い側に結像する。その様子を第3図
(b)に示す。
撮影者の撮影操作により、図示されないンヤツタによる
露出が行われ、物点A、B、Cの像は撮影カラーフィル
ム4上に倒立像の潜像として記録される。その潜像を第
3図(b)に矢印Sで示す方向から見たものを第4図に
示す。Ai、Bi、Ciはそれぞれ物点A、B、Cの潜
像である。斜線部は波長選択透過フィルタ3aを、多点
部は波長選択透過フィルタ3bを、それぞれ透過した光
束により記録される像である。Biはピント合致によシ
点像として記録されている。Aiはフィルタ3aを透過
したものが向かって右に、フィルタ3bを透過したもの
が向かって左に分離し、デイフォーカスした一対の円像
として記録されている。一方Ciはフィルタ3aを透過
したものが向かって左に、フィルタ3bを透過したもの
が向かって右に分離し、デイフォーカスした一対の円像
として記録されている。
次に、一対の波長選択透過フィルタ3as 3bに使用
する素材の好ましい組合わせとして二つの例を解説する
第一の例は、フィルタ3aとしてカラーフィルムの赤感
層を感光させる帯域の光を選択透過するフィルタ、例え
ば商品名コダソクラッテンフィルタの425 、 A 
24等を用い、フィルタ3bとしてカラーフィルムの緑
感層と青感層を感光させる帯域の光を選択透過するフィ
ルタ、例えば商品名コダックラッテンフィルタのA 4
4A 。
屋64等を用いるものである。この組み合わせの一対の
波長選択透過フィルタを用いて撮影されたカラーフィル
ムにおいては、赤感層にて3aを透過した光束による潜
像が記録され、緑感層と青感層にて3bを透過した光束
による潜像が記録される。
第二の例は、フィルタ3aとしてカラーフィルムの赤感
層と緑感層を感光させる帯域の光を選択透過するフィル
タ、例えば商品名コダックラツテンフィルタのA12等
を用い、フィルタ3bトシテカラーフイルムの青感層を
感光させる帯域の光を選択透過するフィルタ、例えば商
品名コダックラツテンフィルタのA47等を用いるもの
である。この組み合わせの一対の波長選択透過フィルタ
を用いて撮影されたカラーフィルムにおいては赤感層と
緑感層にて3aを透過した光束による潜像が記録され、
青感層にて3bを透過した光束による潜像が記録される
したがって、上記2つの実施例ともに、視点の異なる2
つの入射瞳である3a、3bにょシ観察された一対の被
写界像は、一つの画面に重畳されながらも、それぞれ独
立した媒体により、お互いに何ら干渉しあわずに記録さ
れることになる。言い換えれば、左右両チャンネルがク
ロストークなしで記録されることになる。
〔立体像鑑賞用メガネ〕
撮影された画像を立体像として鑑賞する手段について説
明する。第6図は撮影された画像を鑑賞するための鑑賞
用メガネであって1両眼部分には一対の波長選択透過部
材11a、  llbを備えており、左眼用の波長選択
透過部材11aは上記波長選択透過フィルタ3aを透過
できる帯域の光を十分透過し、波長選択透過フィルタ3
bを透過できる帯域の光を#1ぼ完全に遮断するように
また右眼用の波長選択透過部材11bは上記波長選択透
過フィルタ3bを透過できる帯域の光を十分透過し、波
長選択透過フィルタ3aを透過できる帯域の光をほぼ完
全に遮断するように、それぞれ特性が設定されている。
したがって、斜線塗りで示す波長選択透過部材11aを
通して観測することのできる像は、波長選択透過フィル
タ3aを透過した光のみによって生成された像即ち斜線
塗りで示す像である。また、多点塗りで示す波長選択透
過部材11bを通して観測することのできる像は、波長
選択透過フィルタ3bを透過した光のみによって生成さ
れた像即ち多点塗りで示す像である。
第4図に示す潜像の記録されたフィルムを現像処理し正
立像とした写真が第5図であるが、これを第6図に示す
メガネを通して鑑賞する様子を第7図に示す。図におい
て写真上の物点像Ai、 Bi、 Ciを観察者が両目
で観察した場合、みかけの物点像はそれぞれ空間の点A
s、 Bs、 Csの位置に生成される。Asは写真の
紙面より後退して見え、 Bsは写真の紙面と同面に見
え、Csは写真の紙面よシ浮き上がって見える。このよ
うにして、被写界の奥行きの順序にしたがって、鑑賞者
は写真を立体像として観察することができる。とくに、
主被写体像は通常はピントが合っているので、物点像B
sが示すように像のずれがなく、鑑賞がたやすい。
実際の被写界を撮影して得られる写真の一例を第8図に
示す。この写真を第6図に示すメガネを通して鑑賞した
場合は、第7図と同じ仕組みで、木立は写真の紙面より
後退して見え、主被写体の人物は写真の紙面と同面に見
え、低木は写真の紙面より浮き上がって見える。このよ
うにして、被写界の奥行きの順序にしたがって。
鑑賞者は写真を立体像とし7て観察することができる。
次に波長選択透過部材11a、  llbの好ましい組
合わせを、前記の、波長選択透過フィルタの好ましい組
合わせ例2つに対して、それぞれに述べる。
前記第一の例に対する好ましい組み合わせは、11aと
してカラー写真の青感イエロー発色層および緑感マゼン
タ発色層の発色により透過非透過が制御できる帯域の光
を遮断するフィルタ即ち赤色フィルタ、例えば商品名コ
ダックラッテンフィルタの425 、 A 26 、 
A 29等を用い、11bとしてカラー写真の赤感シア
ン発色層の発色により透過非透過が制御できる帯域の光
を遮断するフィルタ即ち青緑色フィルタ、例えば商品名
コダックラツテンフィルタのA 44A 、 A 44
等を用いたものである。この組み合わせの一対の波長選
択透過部材を用いたメガネを使用する鑑賞者は、左目に
よって青感イエロー発色層と緑感マゼンタ発色層により
生成された画像を、右目によって赤感シアン発色層によ
り生成された画像を、それぞれ認識する。
前記第二の例に対する好ましい組み合わせは。
11aとしてカラー写真の青感イエロー発色層の発色に
より透過非透過が制御できる帯域の光を遮断するフィル
タ即ち橙色フィルタ、例えば商品名コダックラツテンフ
ィルタのA 12 、 Al 5゜Al6等を用い、1
1bとしてカラー写真の緑感マゼンタ発色層および赤感
シアン発色層の発色により透過非透過が制御できる帯域
の光を遮断するフィルタ即ち青色フィルタ、例えば商品
名コダツクラツテンフィルタのA 47 、 A 47
B等を用いたものである。この組み合わせの一対の波長
選択透過部材を用いたメガネを使用する鑑賞者は、左目
によって青感イエロー発色層により生成された画像を、
右目によって緑感マゼンタ発色層と赤感シアン発色層に
より生成された画像を、それぞれ認識する。
したがって、上記2つの実施例のメガネのどちらかを用
いれば鑑賞者は、前記波長選択透過フィルタを用いて撮
影されたカラーフィルム上のそれぞれ独立した媒体によ
りお互いに何ら干渉しあわずに記録された画像を、それ
ぞれ別々に観察できることになる。言い換えれば、左右
両チャンネルの画像をクロストークなしで観察できるこ
とになる。
〔鑑賞用メガネなしで見た写真の品位と色合い〕次に、
この写真を鑑賞用メガネなしで見た場合の写真の品位と
色合いについて述べる。主被写体即ちピントが合ってい
る被写体は、上述のように色のずれなくまた忠実な色に
再現されるので、鑑賞に何ら支障はない。
ピントが合っていない被写体は、暖色像と寒色像の間に
ずれが生じる。点像に関するこの色のずれの様子を、第
9図にEとして示す。第1図に示す構成を前提とすれば
、波長選択透過フィルタ3a、3bの大きさに対する撮
影レンズ1の有効径の大きさの関係から、撮影レンズ単
独の特性としてのデイフォーカスされた錯乱円の像は、
形状Eに対して、Dに示す形状となる。即ち、暖色、寒
色にそれぞれ分離した2つの錯乱円の像Eは、撮影レン
ズ自体の錯乱円像りに包含されてしまう。したがって1
色のずれの大きさは、撮影レンズ自体のデイフォーカス
による錯乱円の大きさを超えないことがわかる。このよ
うに5本発明により撮影される写真においては1色のず
れが観察される被写体はピントが合っていない被写体で
あシ、かつ、その色のずれの量は撮影レンズの単独特性
によって自ずと発生するピンボケの範囲内に収まってい
るので。
裸眼で直接鑑賞しても明瞭な二重像に見えることはなく
、普通のカラー写真として十分鑑賞できる。
したがって1本発明によシ得られる写真は。
鑑賞用メガネなしで観察した場合、主被写体およびそれ
と等距離にある被写体に関しては、普通のカラー写真と
全く遜色のない色再現性を確保でき、!たその他の被写
体に関しても、自然なピンボケの中に色を十分認識する
ことができる。
〔立体写真モードと通常写真モードの切換〕第1図に基
本構成を示した本発明の撮影レンズを使用するステレオ
カメラは立体写真モードと通常写真モードとが切換可能
に構成される。
即ち、光束制限板3が回動軸3Cの回りに回動自在に構
成され、その一端に設けた溝部3dと係合する図示して
ない操作部材を外部から操作することにより、光束制限
板3を撮影光路に挿入し。
あるいは撮影光路から退避させることにより立体写真モ
ードと通常写真モードとを切換えることができる。
立体写真モードの場合は光束制限板3が撮影光路に進入
するから通常写真モードの場合よりもフィルム面へ入射
する露光量が少い。そこで、モードに応じてカメラの自
動露出制御機構の測光回路の感度あるいは測光素子へ入
射する光量を調整して、常に最適の露光量が得られるよ
うにする。第10図はこのための構成を示すもので、第
1O図(a)は光束制限板3が撮影光路から退避すると
光束制限板3の一端に設けた突起3eがスイッチ6を閉
じ、これによって増幅のゲインを小さくするなどして測
光回路の感度を低めるように切換える。
また第1O図(b)は光束制限板3が撮影光路上に位置
すると光束制限板3の一部に設けた透過光量低減フィル
タ3fを図示しない外光式測光センサの前面に位置させ
、光束制限板3が撮影光路から退避するとフィルタ3f
も測光センサの前面から退避させるものである。これに
より、測光素子に入射する光量を調整でき、常に最適の
露光量が得られる。
本発明のステレオカメラに使用する自動露出制御機構で
は、立体写真モードが選択された場合には、2つの入射
瞳間の基線長を確保する上で有利な開放絞りを広範囲の
被写界輝度に対して選択するようにし、通常写真モード
が選択された場合には被写界深度を確保する上で有利な
中間絞りを広範囲の被写界輝度に対して選択するように
するとよい。
〔波長選択フィルタと絞り羽根形状〕
本発明のステレオカメラでは2個の波長選択透過フィル
タ3a、3bがあるので、それらのフィルタの輪郭形状
と絞り羽根の輪郭形状との関係を適正にしないとメガネ
を用いて写真を立体視鑑賞するとき、不自然に見える。
第11図(a) (b)(c)はそれぞれフィルタの輪
郭形状と、これに適した絞り羽根の輪郭形状を示す例で
ある。図において、■は撮影し7ズ、 21a / 2
1b 、 22a /22b 、 23a / 23b
はそれぞれ一対の波長選択透過フィルタ、  25a 
/ 25b 、  26a / 26b 、  27a
 /27bはそれぞれ一対の絞)羽根を示す。これらの
実施例では、絞り値に関係なく波長選択透過フィルタの
輪郭と絞り羽根の輪郭とで形成される寒色と暖色との2
つの色を帯びた2つの射出瞳の輪郭形状は合同で、且つ
同一姿勢であるから、メガネを用いて写真を立体視鑑賞
するとき物点像の輪郭形状が左右等しくなり、自然な立
体視が可能となる。
なお、第11図に示した例では短波長の波長選択透過フ
ィルタ(以下寒色フィルタという)と長波長の波長選択
透過フィルタ(以下暖色フィルタという)との透過光量
が等しいものを使用するものである。
光束制限板に使用する寒色フィルタと暖色フィルタの透
過率、即ち透過光量が異なると、ピントの合っている主
被写体が天然色とならない。
例えば使用する寒色フィルタと暖色フィルタの透過率が
2:3であるとすると、主被写体は赤色を帯びた色に撮
影され、メガネを使用しないでその写真をみると主被写
体は実際の色より赤味を帯びる。
そこで、この対処として、フィルタの面積を変えてフィ
ルタの透過率の違いを補正し、寒色フィルタ、暖色フィ
ルタの透過光量を等しくする。
第12図(a)から第12図(d)までは上記の方法に
より透過光量を等しくしたフィルタをもつ光束制限板の
例であり 、 CFは寒色フィルタを示し。
WFは暖色フィルタを示している。同図(a)は寒色フ
ィルタCFと暖色フィルタWFとの透過率が等しい場合
で、フィルタ面積比をl:lとした例である。同図(b
)は寒色フィルタCFと暖色フィルタWFの透過率が2
:3の場合で、フィルタ面積を3=2になるよう中心角
を216°と144°に分割して透過光量を等しくした
例である。このように寒色及び暖色フィルタの面積をそ
れぞれのフィルタの透過率の逆数に設定すれば両フィル
タの透過光量を等しくすることができるが、この場合1
両フィルタを第12図(c)に示すように垂直線で分割
した形にすると円形絞りを用いて光量調節する場合、絞
υ値によって両フィルタの透過光量が変動するから、第
12図(d)に示すように絞りの中心と同一点を中心と
した放射方向に分割するとよい。以上の対処により、寒
色フィルタと暖色フィルタの透過率が相違する場合でも
両フィルタの透過光量が等しくなり、自然の色を再現す
ることが可能となる。
更に、写真の演色性を高めるためには3枚のフィルタを
用いてもよい。第13図に示す光束制限板は赤、緑、青
の3色の帯状フィルタにまり形成されたもので、中央の
フィルタ33cを緑とし、左方のフィルタ33aを赤、
右方のフィルタ33b 1&:青としたものである。個
々のフィルタの透過波長域はカラーフィルムの赤、緑、
青ニ感度を有する乳剤の感光波長域に応じて設定される
。この光束制限板を用いるときは、カラーフィルムの乳
剤感光波長域に適合したフィルタを選択することで写真
のカラーバランスを高めることか可能となる。
上記の3色フィルタを使用する光束制限板においてもフ
ィルタの透過率の差による透過光量の違いによって主被
写体の色が自然の色と異なってしまう。この対処として
は、寒色フィルタと暖色フィルタの場合と同様に各フィ
ルタの面積をそれぞれのフィルタの透過率の逆数に設定
して、透過光量を等しくすることができる。第14図は
その例であって、同図(a)は透過率が等しい場合で、
中心角を120°づつに設定した例を示し、同図(b)
は透過率が青1緑、赤=2:3:4の場合で、中心角が
1/2 : 1/3 : 1/4 =166°:111
°:83°に設定した例である。なお、寒色フィルタC
Fと暖色フィルタWFとを用いた場合と同様、垂直線で
分割する(第14図(c)参照)よりも、絞りの中心と
同一の点を中心とした放射方向に分割する(第14図(
b)参照)方が望ましい、 一眼レフカメラの場合にピント合せが容易なフィルタの
一例を第15図に示す。この実施例では光束制限板35
上には3つの隣接する帯状の透過部材が設けられている
。中央の透過部材35cは無色透明であり、左右の透過
部材35a。
35bの色は第1図に示す光束制限板3のフィルタ3a
、3bの色にそれぞれ等しい。この光束制限板ヲ用いる
一眼レフカメラの焦点板36としては、第16図に示す
ように2つのマイクロスプリットプリズムが画面中央に
左右に分割して形成されているものを使用する。そして
、このマイクロスプリットプリズム37.38は、画面
の天地方向に互いに逆向きに傾いている。2つのマイク
ロスプリットプリズム37.38を通過して撮影者の眼
に入射する光束が光束制限板を透過する部分はそれぞれ
中央透過部材35c上の部分35g、35hであるから
、撮影者はその無色透明な部材を透過する光束をマイク
ロスプリットプリズム37.38を通して観察するので
ピント合せを容易に実行することができる。
モードでは開放絞りを選択し、通常写真モードでは中間
絞りを選択することが有利であることを述べたが、以下
に説明する絞り兼用シャッタ機構はこのような要求に適
したものである。
第17図は立体写真モード状態にある絞り兼用シャッタ
機構を示す。図において1は撮影レンズであり、3は撮
影レンズ1の後方に配置された光束制限板である。42
a、42bは光束制限板に接近して配置された1対の絞
り兼用のシャッタ羽根であり、支軸42eを中心にして
回動自在に構成される。シャッタ羽根は第18図に示す
形状をもち、カムスロツ) 42c 、 42dが設け
られている。46は往復動レバーであり、ピン46bの
回りに回動自在に構成され、ばね47によって反時計方
向に回動するよう付勢されている。往復動レバー46の
一端にはピン46aが設ffうれており、ピン46aは
シャッタ羽根42a、42bのカムスロット42c、4
2dに係合している。
また、往復動レバー46の他端には爪46aが設けられ
ていると共にセクタ歯車46cが形成されている。51
は係止レバーで、ピ151aの回りに回動自在であり、
一端の係止爪51cが往復動レバーの爪46dと係合す
る。44はアンクル切換レバーで、ピン44bの回りに
回動自在であって、ばね55によシ反時計方向に回動す
るよう付勢されている。アンクル切換レバー44の一端
44aは光束制限板43の一端の突起43eと当接し、
また、その他端にはアンクル45が設けられ、緩速歯車
53の三角歯部53bと噛合している。緩速歯車53の
小歯車53aは往復動し・く−46上のセクタ歯車46
cと噛合している。48ハ戻シレバーで、ピン46bの
回りに回動自在であり、ばね49によって時計方向に回
動するよう付勢されている。また、戻しレバー48には
往復動レバー46の側面に当接可能なピン48cが設け
られており、端部には爪48bが設けられている。54
は係止レバ〜で、ピン54aの回りに回動自在であシ、
その一端係止爪54cが戻しレバーの爪48bと係合し
ている。
今、立体写真モードを選択し、光束制限板3を撮影光路
に進入させると、第17図示の状態となる。シャッタが
レリーズされると、係止レバー51の一端51bが矢印
Y1の方向に押され。
係止爪51cが往復動レバー46の爪46dから外れる
。これにより往復動レバー46はばね47の付勢力によ
り反時計方向に急速に回動し、ピン46aがシャッタ羽
根42aを図において右に、シャッタ羽根42bを左に
回動させて露出開口が形成され、フィルムが露光される
。所定の露光時間が経過すると図示しない操作部材によ
り係止レバー54の一端54bが矢印Y2方向に押され
係止爪54cと戻しレバー48の爪48bとの係止が外
れる。これにより戻しレバー48はばね49の付勢力に
より急速に時計方向に回動し、ピン48cが往復動レバ
ー46の側面に当接して往復動レバー46を時計方向に
回動する。この結果シャッタ羽根42a 、 42bと
が先とは逆方向に回動して露出開口が閉じられる。
以上の動作による露出開口の変化を第19図(a)に示
す。曲線A1は短秒時露出の場合を示し、曲線A2は長
秒時露出の場合を示すが1図から明らかなように、いづ
れの場合も絞り値は開放絞り値となる。
なお、破線で示した曲線A1/ 、 A21は、光束制
限板43を撮影光路内に挿入した場合における。露出開
口の実効波形を示している。図から明らかなように、光
束制限板43により、絞りの実効値が低下している。
次に通常写真モードを選択し、光束制限板43を撮影光
路外に退避させると、光束制限板43の一端に設けた突
起43eとアンクル切換レバー44の一端44aとの係
合が解かれるので、アンクル切換レバー44はばね55
の付勢力により反時計方向に回動し、ピン56に当接す
る。これによりアンクル45は緩速歯車53の三角歯部
53bと噛合する。この状態でシャッタがレリーズされ
ると、係止レバー51の一端51bが矢印の方向に押さ
れ、係止爪51cが往復動レバー46の爪46dから外
れる。これにより往復動レバー46はばね47の付勢力
により反時計方向に回動するが、このとき、緩速歯車5
3にはアンクル45により制動力が作用して、ゆっくり
回動する。緩速歯車53と同軸の小歯車53aはセクタ
歯車46cと噛合しているので往復動レバーもゆつくシ
と反時計方向に回動し、シャッタ羽根42a 、 42
bもゆっくりと開いて露光がおこなわれる。所定の露光
時間が経過すると係止レバー54の一端54bが矢印方
向に押され、戻しレバー48の係止が外れて戻しレバー
48はばね49の付勢力によシ時計方向に回動して、ピ
ン48cが往復動レバー46を時計方向に回動する。こ
のとき、往復動レバー46は先と同様に緩速歯車53の
作用によりゆっくりと時計方向に回動し、シャッタ羽根
42a 、 42bもゆっくりと閉じ、露光を終了する
以上の動作による露出開口の変化を第19図(b)に示
す。曲線B1は第19図(a)に示した曲線A 、 /
と等しい露光量を与える場合を示し1曲線B2は第19
図(a)に示した曲線A2′と等しい露光量を与える場
合を示している。通常写真モードでは。
光束制限板が撮影光路外に退避しているので絞り径が同
じであっても光束制限板が撮影光路内にある立体写真モ
ードの場合よシも透過率が高く、従って、透過率を含め
た実効絞り径が大きい。
上記のシャッタによれば、立体写真モードの場合は広い
範囲の被写体輝度値に対して常時開放絞りを用いて露出
制御が可能であるから、2つの入射瞳間の基線長を常時
確保して、立体効果の優れた写真を撮影することができ
るとともに、光束制限板を用いることに起因する実効絞
り径の低下をシャッタの露出波形を台形波化することで
自動的に補正することができる。これにより、特別に補
正手段を用いずとも、同一輝度の被写体に対して同一露
出時間で立体写真も通常写真も撮影することができる。
第20図に第19図に示した絞り開口の時間的変化線図
AHi A2、B1、B2と露出値Evに対するシャッ
タ速度と絞り値との関係を示す。
図から明らかなように、線図A1.A2は、同じ露出値
Evに対して、線図B1.B2よりも絞り口径が大きく
なるように構成されている。また5図では、シャッタ速
度の目盛が線図A1、A2の場合と線図B1、B2の場
合とで異なっており、シャッタの動作のみに注目した場
合、同じ被写体に対して、線図A1.A2の方が露出量
が多くなっている。例えば、図に示した被写体(露出量
Evで適正になる)に対しては、線図A1、A2に比べ
線図B、、B2は、絞り値で2段大きくなっているのに
対し、シャッタ速度では1段(A、 、 A2ではl/
250秒であるが線図81.B2では1 / 125秒
である)しか小さくなっていない。従って、第20図に
示した例では、同じ被写体に対して、ステレオ写真モー
ドの場合(線図A1、A2)は、通常写真モードの場合
(線図81.B2)よりも1段露出オーバーになるよう
にシャッタが制御される。
そして、この露出オーバー分は、光束制限板43によっ
て減光されるので、結局、通常写真モード、ステレオ写
真モードいずれの場合でも、適正な露出量が得られる。
〔光路長の変化の補正〕
光束制限板を撮影光学系の光路内に挿入すると、挿入し
ていない状態よシも光路長が長くなる。このためTTL
測距方式でないカメラでは光束制限板を挿入した場合と
挿入しない場合とで。
測距した被写体までの距離情報に基づく撮影レンズの繰
出し量を補正する必要が生じる。
このための構成を第21図から第24図に基を上からみ
た平面断面図であり、第22図は光束制限板3付近の拡
大断面図、第23図は同じく拡大正面図であって、1は
撮影レンズ、2は絞り兼用シャッタ、3は光束制限板、
B4は光束制限板3が撮影光学系の光路内に挿入された
ことを検知するスイッチ、71は光束制限板駆動用ギア
、64は光束制限板駆動モータである。
光束制限板3の延長部には扇形歯車72が設けられ、駆
動モータ64の軸に取付けられたギア71と噛合い、光
束制限板3は軸3cの回りに回動して撮影光路に挿入さ
れ、また撮影光路から待避する。このとき、光束制限板
3の一部に設けた突子73がスイッチS4をON/ O
FFするよう操作する。
第24図はカメラ制御回路のブロック図であり、制御用
マイコン60は、測光手段(AE)61、測距手段(A
F)62.シャッタ機構63の制御をおこなうほか、光
束制限板駆動モータ64゜レンズ繰出用モータ65、フ
ィルム巻上用モータ66の制御もおこない、さらに、カ
メラ裏ぶたのデータ写し込み装置67に対し、写し込み
信号を出力する。マイコン60にはメインスイッチS。
、測光スイッチS1.シャツタレリーズスイッチS2.
ステレオ写真モードと通常写真モードとの選択をする撮
影モード選択スイッチS3゜及び光束制限板3の挿入状
態を示すスイッチS4が接続され、必要な制御情報が入
力されるようになっている。
マイコン60によるカメラ制御動作のシーケンスを第2
5図、第26図に示したフローチャートに基いて説明す
る。
まず第25・図のフローチャートから説明する。
電源電池がカメラに挿着されると、マイコン60はメイ
ンスイッチS。がONされるのを待つ(ステップPL)
  メインスイッチS。がONされると、マイコン60
はステレオ写真モードか否かをスイッチS3の状態で判
定する(ステップP2)スイッチS3がONであってス
テレオ写真モードであることを判定すると、マイコン6
0は光束制限板駆動モータ64を駆動して光束制限板3
を光路内に挿入する(ステップP3)。一方、スイッチ
S3がOFFであって通常写真モードであることを判定
すると、マイコン60は光束制限板駆動モータ64を駆
動して光束制限板3を光路内から退避させる(ステップ
P4)。
光束制限板3の挿入・退避を完了すると、マイコン60
は測光スイッチS1の状態を判定する(ステップP5)
。シャツタレリーズボタンの1段押し下げにより測光ス
イッチS1がONになっていることを判別すると、マイ
コン60は後述するステップP6からの動作を行なう。
一方、未だ、シャツタレリーズボタンが押し下げられて
おらず、測光スイッチS1がOFFであることを判別す
ると、マイコン60はステップPIに戻り、以上の動作
を繰り返す。
ステップP5において、測光スイッチS1がONである
ことを判定すると、マイコン60は測光手段61に測光
動作を行なわせる(ステップP6)。
その後、マイコン60は、光束制限板3が光路内に挿入
されているか否かをスイッチS4の状態で判定する(ス
テップP7)。スイッチS4カONであるとマイコン6
0は光束制限板3が光路内に挿入されていると判定し、
ステップP8において測距手段62に測距動作を行なわ
せる。その後、レンズ繰出量の補正演算を行なう(ステ
ップP9)。補正量については、予め求めておいた値を
ROMに格納しておいてもよい。なお、このステップP
9において、ステップP6で求めた測光値に基づいた露
出時間・絞りを、光束制限板3を挿入したときに適正露
出が得られるように補正してもよい。ステップP7にお
いてスイッチS4がOFFであることを判定すると、マ
イコン60はステップPIOで測距手段62に測距動作
を行なわせる。
測距動作および補正が終わると、マイコン60は、シャ
ツタレリーズスイッチS2がONであるかを判別する(
ステップP11)  シャツタレリーズボタンが2段押
し下げられてスイッチS2がONになるとマイコンは後
述する撮影動作(ステップP12〜P15)を実行する
。シャツタレリーズスイッチS2がOFFであることを
判定すると、マイコン60は測光スイッチS1がONで
あるか否かを判定する(ステップP17)。そして、測
光スイッチS1がONであることを判定するとマイコン
60はステップpHの動作に戻り、測光スイッチS1が
OFFであることを判定するとステップP1に戻る。つ
まり、シャツタレリーズボタンを1段押し下げた状態に
保持することにより、いわゆるAEロック、 AFロッ
クが行なわれる。
ステップP11において、シャツタレリーズスイッチS
2がONであることを判定すると、マイコンは、ステッ
プP9で補正され、あるいはステップPIOで求められ
た測距データに基いてレンズ繰出用モータ65を制御し
、撮影レンズ1のピントを合わせる(ステップP12 
)。そして。
マイコン60は、ステップP6で求めた測光データ、お
よび光束制限板3の有無に応じてシャッタ機構63を制
御し、露出動作を行なう(ステップP13 )。露出動
作を終えると、マイコン60は、フィルム巻上用モータ
66を制御してフィルムを巻上げ(ステップP14)、
レンズ繰出用モータ65を制御してレンズを繰り込む(
ステップP15 )。その後、マイコン60は測光スイ
ッチS1がOFFになるまで、つまり、シャツタレリー
ズボタンが復帰するまで待機しくステップP16)、ス
テップPIへ戻る。これにより、撮影者が誤ってシャツ
タレリーズボタンを押しっばなしにしても撮影動作は1
回しか行なわれないので、フィルムを無駄にすることが
なくなる。なお、カメラを連続撮影モードと1コマ撮影
モードとに切換可能にし、ステップP15とステップP
16との間にそれらの撮影モードを判定するステップを
設け、連続撮影モードのときはステップP5(あるいは
ステップpH)に進むようにし、1コマ撮影モードのと
きはステップP16に進むようにしてもよい。
以上の実施例では、撮影レンズの繰出し量を補正する(
ステップP9)ことによって撮影光路長の補正を行なっ
ていたが、以下に述べるようにして撮影光路長の補正を
行なってもよい。
第26図はこの光路長の補正をおこなう制御動作のシー
ケンスを示すフローチャートであって、ステップP21
〜P23、P25、P26 、 P31〜37における
処理は、それぞれ第25図のステップPI〜P3、P5
.P6、pH〜P17における処理と同じであるので説
明を省略し、以下、相違点について説明する。
まず、ステップP22の判定でステレオ写真モードでな
いと判定されたときはステップP24に進み、第1及び
第2のフィルタに等しい光路長を有する透明材を用いた
光路長補償板を挿入する。この場合は第25図に示した
処理と異なり。
レンズの繰出し量の補正が不用となるので第25図のフ
ローチャートのステップP7.P8.P9、PIOで示
した処理が省かれ、測光(ステップP26)及び測距(
ステップP28)のあと、シャツタレリーズスイッチS
2のONの判定(ステップP31 )に移る。
この場合の光束制限板3及びその駆動機構を第27図に
示す。図に示すように光束制限板3にはフィルタ3a、
3bのほか、これと離れた位置にフィルタ3a、3bと
等価な光路長を持つ無色透明材からなる光路長補償板3
xが設けられている。
光束制限板3には扇形歯車72が設けられており、光束
制限板駆動用ギア71と噛合し、モタにより駆動される
ようになっている。また。
73は突子、S4は光束制限板が撮影光路内に入ったこ
とを検知するスイッチで、駆動機構やスイッチ84等に
関しては第22図、第23図に示すものと類似しており
、同一部材には同一符号が付しであるので参照するとよ
り理解しやすい。
同図において、実線がステレオ写真モードを示し、破線
が通常写真モードを示している。ステレオ写真モードで
は、光路補償板3xが撮影光路から退避するとともにフ
ィルタ3a、3bが撮影光路内に挿入される。そして、
突起73によってスイッチS4が閉成される。通常写真
モードでは。
フィルタ3a、3bが撮影光路から退避するとともに、
光路補償板3xが撮影光路内に挿入される。
このとき突起73も光束制限板3と一緒に回転するため
、スイッチS4は開成される。
このように、ステレオ写真1適常写真いずれのモードで
あっても、撮影光路長は同じであるので、ステレオ写真
モードにおける光路長補正は不要になる。
なお、第25図に示した実施例の場合、撮影が終わる毎
に光束制限板3を撮影光路から退避させる(たとえば、
ステップP13とPI3との間で行なう)ようにしても
よい。このときには。
ステップP4を削除し、ステップP2においてステレオ
写真モードではないことが判定されたときにはステップ
P3をスキップしてステップP5へ進むようにすればよ
い。
l及び第2のフィルタ3a、3bが光軸に対して左右に
配置された状態のときのカメラの姿勢(これを水平位置
と呼ぶことにする)で撮影した被写界像は適切な立体視
ができる視差をもった2重像としてフィルム面に記録さ
れるから、観賞用メガネを用いて鑑賞するときは立体感
のある画像を楽しむことができる。しかし、カメラを上
記水平位置から光軸の回りに回動(例えば光軸口りに9
0°回動した垂直位置へ回動)すると。
第1及び第2フィルタ3a、3bは光軸に対して上下に
配置されるから、この状態で撮影した被写界像は立体視
ができる左右に視差をもった2重像としてはフィルム面
に記録されない。即ち、メガネを用いても立体感のある
画像として見ることができない。
この問題への対処としてカメラに姿勢検出センサを設け
、カメラの水平位置からの回動角度を検出して所定角度
以上回動しているとき警告表示をする。
第28図は姿勢検出センサの一例で、扇形板81には要
の部分に回転軸83が設けられ、扇形板81と反対側に
延びた腕82の一端には重錘84が設けられている。ま
た扇形板81には角度検出エンコーダ85と角度検出エ
ンコーダ85の・ξターンを検出する光電式の姿勢検出
センサ86が配置されている。カメラの姿勢の変化によ
っても重錘84の作用により腕82は鉛直方向を占める
から、カメラ本体側に設けられたセンサ86はカメラの
水平位置からの回動角度信号を出力する。カメラが光軸
口りに回動してセンサ86からの出力信号が所定値範囲
を越えたとき1図示しない手段により1例えばファイン
ダ内のLEDを点灯したシ、ステレオモードの表示(後
述)を点滅させたり、あるいはブザーを鳴らす等の手段
により警告し、適切な立体視の得られないことを知らせ
る。なお、姿勢検出センサはカメラの任意の位置に設け
ることができる。また、姿勢検出センサとして水銀スイ
ッチを用いてもよい。さらに、警告は、スイッチS4が
ONのとき、つまり、フィルタが光路内に挿入されてい
るときのみ行なうようにしてもよいし、また、フィルタ
の位置(スイッチS4の0NOFF )にかかわらず、
常に行なえるようにしてもよい。
また、カメラの姿勢に関係なく常に立体視の得られる写
真撮影を可能とするには、カメラ姿勢に応じて第1及び
第2フィルタを回動させればよい。第29図、第30図
はこのためのフィルタ回動機構を示すもので、第29図
は光束制限板3′付近の拡大断面図、第30図は同じく
拡大正面図で、第22図、第23図に示す光束制限板を
撮影レンズの光路に挿入退避させる構成にフィルタ回転
機構を付加したものである。第1及び第2フィルタ3a
、3bを取付けたフィルタ円板3pの周縁は歯形が形成
され、歯車部3rを構成【7ている。フィルタ円板3p
は枠3sに回転自在に支持され、粋の延長部には扇形歯
車92が設けられて光束制限板3′を構成している。フ
ィルタ円板3pの周縁歯車部3rは駆動モータ95の軸
に設けられたギア93と噛合いフィルタ円板3pを回動
するよう構成されている。光束制限板3′は駆動モータ
94により駆動されるギア91゜扇形歯車92によって
撮影光路に挿入され、また撮影光路から退避することは
第22図、第23図に示したものと変らない。
なお、93は光束制限板3′に設けた突起で。
光束制限板3′が撮影光路に挿入されたとき、これを検
知するスイッチS4を閉じる。
今、カメラの姿勢を検出する姿勢センサ86からカメラ
の姿勢を示す信号が図示しない制御手段に入力されると
、制御手段はカメラ姿勢に応じてフィルタの回動角を決
定し、モータ95に信号を出力してフィルタ円板3pを
回動して第1及び第2のフィルタを立体視のできる位置
に設定する。制御手段としてはカメラの焦点調節。
露出制御等に使用するマイクロプロセッサが利用できる
以上のほか、フィルタ円板を手動で回転させるようにし
てもよく、またフィルタ円板に重錘を設けた腕を設け、
重力を利用して常に第1、第2フィルタを光軸に対して
左右に配置されるように構成することもできる。
〔撮影モードの表示・記録〕
本発明を実施した撮影レンズを備えたステレオカメラは
立体写真モードと通常写真モードとの2つの撮影モード
を備えており、任意に切換可能とされているから、現在
設定されている撮影モードをファインダの内等に表示し
、また。
フィルム面に写し込むなど、撮影モードの表示・記録手
段を設けることが望ましい。このため。
光束制限板が撮影光路に挿入されたときONとなるスイ
ッチを設けると共にファインダ内に撮影モード表示素子
を設けて、前記スイッチのONにより表示素子を点灯し
て撮影モードを示すとよい。また、第24図に示すよう
に、カメラの裏ぶたに撮影モード写し込み装置67を設
け、前記スイッチのONKより写し込み装置67を作動
させて撮影モードをフィルム面に写し込むとよい。たと
えば、立体写真モードのときには、第8図に示したよう
に、ステレオ写真であることを示す記号「S」を画面内
に写し込めばよい。
このようにすれば、その写真が立体写真であることを容
易に認識できる。
以上、説明した実施例では、ネガカラーフィルムを対象
としていたが、ポジカラーフィルムを対象にしてもよい
し、電子スチルカメラに適用してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した構成から明らかなように、この発明の撮影
レンズで被写界像を撮影するときは。
1対の被写界像が1つのフィルム面に重畳して撮影され
るが、それらの被写界像は分光透過特性の異なる左右2
個のフィルタによってカラフィルムの特定の感光色層上
にそれぞれ独立して記録されるから、フィルタの分光透
過特性に適合した左右2個のフィルタをもつメガネ等の
道具を通して鑑賞するときは立体画像として鑑賞するこ
とができ、またメガネを用いずに鑑賞するときは色づれ
の量が撮影レンズのピンボケ範囲内に収まっているから
明瞭な2重像に見えることがなく、不快感を与えない。
またこの出願の発明において全可視光領域の光がフィル
タを透過するようにしたものにあっては、この撮影レン
ズを用いて撮影した立体写真を立体画像鑑賞用のメガネ
等の道具を用いずに鑑賞すると、良好な色再現性をもつ
カラー写真として鑑賞することができる。
そして、絞り開口の大きさが変化しても、つねに左右両
チャンネルの画像のバランスが適正な立体写真を撮影す
ることができる。
a唱の筒キー課明
【図面の簡単な説明】
第1図はステレオカメラの基本構成の説明図。 第2図は波長選択透過フィルタの分光透過特性の説明図
、第3図は撮影光学系の説明図、第4図はカラーフィル
ム上に記録された潜像の説明図、第5図は第4図に示す
潜像を現像処理した億 王立像の説明図、第6図は立体像として観賞す糟 きの光路説明図、第8図は撮影した被写界像の説明図、
第9図は点像の色ずれの様子を示す図。 第1O図は光束制限板の構成を示す正面図、第11図は
波長選択透過フィルタと絞り羽根形状を示す正面図、第
12図から第15図までは光束制限板上の波長選択透過
フィルタの形状を示す正面図、第16図は一眼レフカメ
ラの焦点板。 の構成を示す図、第17図はステレオカメラの絞り兼用
シャッタ機構の説明図、第18図はシャッタ羽根の正面
図、第19図は絞り兼用シャッタ機構による露出開口の
時間的変化の説明図、第20図は露出値に対するシャッ
タ速度と絞り値の関係を示す図、第21図はステレオカ
メラの平面断面図、第22図は光束制限板の挿入退避機
構を示す平面図、第23図は同じく正面図、第24図は
カメラの制御回路のブロック図、第25図及び第26図
はカメラ制御のシーケンスを示すフローチャート、第2
7図は光路長補償板を有する光束制限板の構成及びその
挿入退避機構を示す正面図、第28図は姿勢検出センサ
の正面図、第29図はフィルタ円板回転機構を備えた光
束制限板の挿入待避機構を示す平面図。 第30図は同じく正面図である。 l:撮影レンズ、2:絞り、3:光束制限板、3a:第
1フィルタ、3b:第2フィルタ、4:フイルム、60
:マイコン、 85:角度検出エンコーダ、86:姿勢
検出センサ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影レンズの絞り近傍の光路内に、光軸に対して
    左方に配置された第1フィルタと、該第1フィルタとは
    異なる分光透過特性を有する上記光軸に対して右方に配
    置された第2フィルタとを備えたことを特徴とするステ
    レオカメラ用撮影レンズ。
  2. (2)請求項(1)記載のステレオカメラ用撮影レンズ
    において、第1フィルタは可視光領域のある帯域の光を
    透過し、第2フィルタは、少なくとも第1フィルタが遮
    断する帯域の可視光を透過することを特徴とするステレ
    オカメラ用撮影レンズ。
  3. (3)請求項(1)または(2)記載のステレオカメラ
    用撮影レンズにおいて、第1フィルタと絞り開口との重
    なり部の形状と、第2フィルタと絞り開口との重なり部
    の形状とが、絞り開口の変化にかかわらず略一致するよ
    うに構成された絞りを備えたことを特徴とするステレオ
    カメラ用撮影レンズ。
  4. (4)請求項(1)または(2)記載のステレオカメラ
    用撮影レンズにおいて、第1フィルタと絞り開口との重
    なり面積と第2フィルタと絞り開口との重なり面積との
    比が、絞り開口の変化にかかわらず略一定となるように
    構成された絞りを備えたことを特徴とするステレオカメ
    ラ用撮影レンズ。
  5. (5)請求項(4)記載のステレオカメラ用撮影レンズ
    において、第1フィルタ及び第2フィルタは、それぞれ
    光軸に直交する線分によつて端縁が形成されたフィルタ
    であることを特徴とするステレオカメラ用撮影レンズ。
  6. (6)請求項第(4)項記載のステレオカメラ用撮影レ
    ンズにおいて、第1フィルタと絞り開口との重なり面積
    と第2フィルタと絞り開口との重なり面積との比が、第
    1及び第2のフィルタの透過率の比の略逆数であること
    を特徴とするステレオカメラ用撮影レンズ。
  7. (7)請求項(1)記載のステレオカメラ用撮影レンズ
    において、更に絞り近傍の光路内で第1及び第2のフィ
    ルタとの間でこれらのフィルタと重ならない位置に該第
    1及び第2のフィルタとは異なる分光透過特性を有する
    第3のフィルタを設けたことを特徴とするステレオカメ
    ラ用撮影レンズ。
  8. (8)請求項(7)記載のステレオカメラ用撮影レンズ
    において、第1のフィルタは可視光領域の第1帯域の光
    を透過し、第2のフィルタは、第1帯域とは重ならない
    第2帯域の可視光を透過し、第3のフィルタは、少なく
    とも、第1帯域にも第2帯域にも含まれない第3帯域の
    可視光を透過することを特徴とするステレオカメラ用撮
    影レンズ。
  9. (9)請求項(7)記載のステレオカメラ用撮影レンズ
    において、第3のフィルタはすべての可視光を透過する
    ことを特徴とするステレオカメラ用撮影レンズ。
  10. (10)請求項(9)記載のステレオカメラ用撮影レン
    ズにおいて、第1のフィルタは可視光領域のある帯域の
    光を透過し、第2のフィルタは、少なくとも第1のフィ
    ルタが遮断する帯域の可視光を透過することを特徴とす
    るステレオカメラ用撮影レンズ。
  11. (11)請求項(7)ないし(10)のいずれかに記載
    のステレオカメラ用撮影レンズにおいて、各フィルタの
    面積と分光透過率最大値との積が、第1、第2及び第3
    のフィルタについて略等しいことを特徴とするステレオ
    カメラ用撮影レンズ。
  12. (12)請求項(1)ないし(2)のいずれかに記載の
    ステレオカメラ用撮影レンズにおいて、絞り開口が上下
    方向より左右方向が大きい形状に形成されたことを特徴
    とするステレオカメラ用撮影レンズ。
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