WO2013140462A1 - 磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きmiケーブル - Google Patents

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Abstract

 本発明による端末スリーブ付きMIケーブルの使用材質は、銀ロウによる接着部を含めて全て非磁性体であるので、磁性体が存在することによる外部磁場の乱れが生じることはない。さらに、信号または動力電気を伝送する1対または複数対のMIケーブルの導線の各対が2重螺旋状となっているので、各対の2本の導線を1つの信号の往復線として使用することにより、若しくは1つの動力電気の往復線として使用することにより、導線を流れる電流による磁場の発生と、外部磁場からの伝送する信号、動力電気への影響を最小限に抑制することができる。

Description

磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブル
 本発明は、核融合炉や加速器等における強磁場かつ高温の場所において使用する端末スリーブ付きMIケーブルに関するものである。
 300℃を越えるような高温の場所で使用する信号ケーブルや動力ケーブルに、絶縁材および被覆材としてポリエチレン、ビニル、ゴム類を用いた通常のケーブルを用いることは、耐熱性の面から不可能であるため、MIケーブルが専ら使用される。
 MIケーブルは、金属シースの中にマグネシア、シリカ、アルミナ等の無機絶縁材粉末を介在させて導線を収容したのもので、移送中、保管中および使用中に外気中の湿分が絶縁材粉末へ侵入して絶縁低下が生じることがないよう、その端部には端末スリーブが設けられ、MIケーブル内部を外気から遮断している。
 300℃以上の場所に適用されるMIケーブルと端末スリーブの従来の一般的な構造を、MIケーブルの導線が2本の場合について、図9の断面図に示す。導線の数が1本または3本以上の場合も同様である。
 端末スリーブ2が設けられたMIケーブル1の内部には2本の導線7がMIケーブル1内の無機絶縁材粉末8の中を並行に走っている。MIケーブル1の端末にはスリーブ管4、セラミック製端子5および端子管6より構成される端末スリーブ2が設けられおり、MIケーブル1の端末部はスリーブ管4に挿入されている。スリーブ管4はMIケーブル1のシース3と同じ材質で作られており、シース3とスリーブ管4は溶接部14において全周溶接されている。また、スリーブ管4の他端はセラミック製端子5により栓をされていて、このセラミック製端子5には導線7と同種の金属を材料とする端子管6が差し込まれた2つの貫通孔5aがあり、この中を導線7が通って外部に出ている。端子管6と導線7は溶接部15において全周溶接されている。スリーブ管4の内のMIケーブル1とセラミック製端子5との間の空間には、導線7を固定し、導線7と導線7の接触、および導線7とスリーブ管4の接触を防ぐため、マグネシア、シリカ、アルミナ等の無機絶縁材粉末9が充填される場合が多い。
 セラミック製端子5とスリーブ管4、および端子管6とセラミック製端子5は全周が銀ロウ付けされており、これら銀ロウ付けと、シース3とスリーブ管4との間、および端子管6と導線7の全周溶接によりMIケーブル1内部は外気と遮断されて湿分の侵入を防いでいる。
 上記のセラミック製端子5とスリーブ管4および端子管6との銀ロウ付けは、セラミックと銀ロウの接着性が悪いため、セラミックの接着する表面をメタライズ処理した後、金属メッキを施し、これと金属を銀ロウ付けして接着性を高めるのが通常である(例えば特許文献1)。
特開平8-191122号公報
 核融合炉や加速器等の容器内のような高温でかつ強い磁場のある場所にMIケーブルを、信号を伝送する信号ケーブルや動力電気を伝送する動力ケーブルとして敷設した場合、MIケーブルのシースおよび端末スリーブのスリーブ管、端子管が非磁性体(磁場中で磁気を帯びない材料)の金属であると、磁場がこれらの内部に侵入し、磁場の変動で生じる電磁誘導によって伝送する信号、動力電気が乱されるという問題があり、かつまた、MIケーブルの導体に流れる電流が作る磁場により、MIケーブル周辺の磁場が乱されるという問題があった。
 これらを避けるために、MIケーブルのシースおよび端末スリーブのスリーブ管、端子管を磁性体(磁場中で磁気を帯びる材料)の金属とすると、外部磁場の内部への侵入はなく、かつ、MIケーブルの導体の電流が作る磁場の外部へ漏れもなくなるが、磁性体の存在によってMIケーブル周辺の磁場が乱されるという問題が生じる。
 本発明は、強い磁場の存在する場所に設置されても、伝送する信号、動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限にし、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑えるMIケーブルとその端末スリーブを提供することを目的とする。
(第1の実施態様)
 本発明の第1の実施態様は、金属のシースの中に無機絶縁材粉末を介在させて導線を収容したMIケーブルとその端末に端末スリーブが設けられた端末スリーブ付きMIケーブルにおいて、MIケーブルは、シース材質を非磁性のステンレス鋼とし、収容される導線が1対または複数対の各対が2重螺旋状に形成されたものであって、端末スリーブは、チタン製のスリーブ管、セラミック製端子およびチタン製の端子管とを備え、MIケーブルの端末部がスリーブ管の中間部まで挿入され、スリーブ管のMIケーブルが挿入されている側と反対側の開口部は、セラミック製端子により栓をされ、セラミック製端子にはMIケーブルの導線数と同数の貫通孔が設けられ、該各貫通孔には端子管が差し込まれ、各導線の末端は各端子管を通って端末スリーブの外部に出ており、スリーブ管の内面とMIケーブルのシースの外面、セラミック製端子の外面とスリーブ管の内面、セラミック製端子の貫通孔と端子管の外面、および端子管の内面と導線の外面は、それぞれ銀ロウ付けにより全周が接着され、セラミック製端子とスリーブ管、およびセラミック製端子と端子管との銀ロウ付けは、セラミック製端子の表面をチタンによりメタライズ処理してニッケル-リンメッキを施した後に行うものである。
 この端末スリーブ付きMIケーブルの使用材質である非磁性のステンレス鋼、チタン、銀ロウは何れも非磁性体である。また、メッキ材は、ニッケル-ボロン(Ni-B)、ニッケル-リン(Ni-P)等の各種材料の中から、ニッケル-リンが非磁性であることを試験により確認して採用したものであり、その他の材料のセラミックおよびMIケーブルの無機絶縁材も非磁性体で、導線材として使用される銅等も一般に非磁性体である。
このように、使用材質は全て非磁性体であるので、磁性体が存在することによる外部磁場の乱れが生じない。
なお、非磁性のステンレス鋼としては、オーステナイト系ステンレスのSUS316ステンレス鋼とSUS304ステンレス鋼が工業材料として広く使われている例として挙げられる。SUS316はSUS304と比べて、加工による磁化がほとんどなく、非磁性としての信頼性が高いため、本発明の非磁性のステンレス鋼として使用されることが望ましい。
 非磁性材料としての信頼度を許容できれば、非磁性のステンレス鋼としてSUS304を使用してもよく、さらには、ステンレス鋼以外の非磁性金属を使用してもよい。このことは第2乃至第4の実施態様でも同じである。
 さらに、信号または動力電気を伝送する1対または複数対の導線の各対が2重螺旋状となっているので、各対の2本の導線を1つの信号の往復線として使用して、若しくは1つの動力電気の往復線として使用して、各対の2本の導線を流れる電流を流れる方向が互いに逆で大きさが同じものとすることにより、導線を流れる電流による磁場の発生と、外部磁場からの影響を最小限に抑制することができる。これは、2重螺旋状の導線のこのような使用により、MIケーブルの各対の2本の導線に流れる電流が作る磁場が互いに相殺して外部に出る磁場が最小限に抑えられること、および、各対の2本の導線に外部磁場の変動で生じる電磁誘導が互いに相殺して外部磁場の影響を最小限に抑えられることによる。これらの効果は、絶縁材および被覆材にポリエチレン、ビニル、ゴム類を用いた通常のケーブルの導線対を2重螺旋状、所謂ツイスト状にしたケーブルにおいて実証されており、実際にこのようなケーブルが有効に使用されている。
 以上のように、本発明による端末スリーブ付きMIケーブルは、強磁場に設置されても伝送する信号、動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限にし、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑える。
 加えて、スリーブ管とシース、セラミック製端子とスリーブ管、端子管とセラミック製端子、および、端子管と導線は全周が銀ロウ付けされているので、MIケーブル内部は外気と遮断されており、外気からの湿分の侵入による無機絶縁材粉末の絶縁抵抗低下が生じることがない。
 また、接着性の良くないセラミックと銀ロウの接着性を高めるため、セラミック製端子の銀ロウ付け部表面をチタンによりメタライズ処理し、その上にニッケル-リン(Ni-P)メッキを施した後、銀ロウ付を行っているので、セラミック製端子とスリーブ管、および、端子管とセラミック製端子は強固に接着されており、さらに、スリーブ管と端子管の材質を、セラミックと熱膨張率の近いチタンとしているので、この接着力は高温でも維持される。なお、スリーブ管とシース、および、端子管と導線の銀ロウ付けは金属間の接着であるので接着性が良く、メタライズ処理、メッキを行わなくても接着は強固である。
 関連して、図9に示した従来の構造では、端子管6と導線7の溶接のためにその端子管6の材質を導線と同種のものにする必要があるが、熱膨張率がセラミックに近いものが導線材料として使用されているとは限らないため、本発明に比べて高温におけるセラミック製端子5と端子管6との接着の信頼性が劣る。
(第2の実施態様)
 本発明の第2の実施態様は、金属のシースの中に無機絶縁材粉末を介在させて導線を収容したMIケーブルとその端末に端末スリーブが設けられた端末スリーブ付きMIケーブルにおいて、MIケーブルは、シース材質を非磁性のステンレス鋼とし、収容される導線が1対または複数対の各対が2重螺旋状に形成されたもので、該MIケーブルの端末部は、材質がシースと同じ非磁性のステンレス鋼の溶接スリーブ管に、該MIケーブの終端と該溶接スリーブ管の終端が同じ位置になるように挿入されていて、端末スリーブは、チタン製のスリーブ管、セラミック製端子およびチタン製の端子管とを備え、MIケーブルが挿入された溶接スリーブ管の端末部は、スリーブ管の中間部まで挿入され、溶接スリーブ管は、スリーブ管に挿入された状態においてスリーブ管の先端が該溶接スリーブ管上に位置する長さを有し、スリーブ管のシースが挿入されている側と反対側の開口部は、セラミック製端子により栓をされ、セラミック製端子にはMIケーブルの導線数と同数の貫通孔が設けられ、該各貫通孔には端子管が差し込まれ、各導線の末端は各端子管を通って端末スリーブの外部に出ており、スリーブ管の内面と溶接スリーブ管の外面、セラミック製端子の外面とスリーブ管の内面、セラミック製端子の貫通孔と端子管の外面、および端子管の内面と導線の外面は、それぞれ銀ロウ付けにより全周が接着されるとともに、MIケーブルのシースの終端部断面と溶接スリーブ管の終端部断面とは全周溶接され、セラミック製端子とスリーブ管、およびセラミック製端子と端子管との銀ロウ付けは、セラミック製端子の表面をチタンによりメタライズ処理してニッケル-リンメッキを施した後に行うものである。
 銀ロウ付けの施工においては接着対象物を700℃から800℃に加熱する必要がある。MIケーブルのシースが薄い場合、第1の実施態様でスリーブ管とシースの銀ロウ付けをする際、加熱によりシースが硬化して脆くなり、外部から力が加えられると折れることがある。本実施態様のように溶接スリーブ管を加え、スリーブ管とシースとの銀ロウ付けに代えて、溶接スリーブ管とスリーブ管との銀ロウ付けにすることにより、銀ロウ付け施工時の熱がシースに伝わり難くなってシースの脆化を軽減でき、かつ、脆化があったとしても溶接スリーブ管がシースを補強する役目を果たすので、溶接スリーブ管に厚みを持たせれば、シースが薄い場合であっても折れることはない。
 なお、シースの終端部断面と溶接スリーブ管の終端部断面の溶接部は、スリーブ管内側に位置し、シースが薄く、かつ溶接時の熱で脆くなったとしても外部から力が掛かることはないので損傷する心配はない。
 第2の実施態様は第1の実施態様に溶接スリーブ管が加わったものであるが、溶接スリーブ管の材質は非磁性体であり、導線の各対が2重螺旋状になっていることから、強磁場に設置されても伝送する信号、動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限に抑制し、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑制できることは、溶接スリーブ管の追加によって変わることはなく、また、MIケーブル内部は外気から遮断されていること、セラミック製端子と金属の接着が強固で、高温でもそれが維持されることも変わりない。
 なお、溶接スリーブ管とスリーブ管の溶接部は、通常行われる共付け溶接または溶接対象と同材のステンレス鋼の溶接棒を用いた溶接を行えば非磁性体で、上述した本実施態様の効果を減ずることはない。このことは、以下の第3および第4の実施態様の溶接部についても同様である。
(第3の実施態様)
 本発明の第3の実施態様は、金属のシースの中に無機絶縁材粉末を介在させて導線を収容したMIケーブルとその端末に端末スリーブが設けられた端末スリーブ付きMIケーブルにおいて、MIケーブルは、シース材質を非磁性のステンレス鋼とし、収容される導線は1対または複数対の各対が2重螺旋状に形成されたもので、該MIケーブルの端末部は、材質がシースと同じ非磁性のステンレス鋼の溶接スリーブ管にシースの終端と溶接スリーブ管の終端が同じ位置になるように挿入されていて、端末スリーブは、中間部を境にして一方側の材質をシース及び溶接スリーブ管と同じ非磁性のステンレス鋼とし、他方側の材質をチタンとするスリーブ管、セラミック製端子およびチタン製の端子管とを備え、MIケーブルが挿入された溶接スリーブ管の端末部は、スリーブ管の材質が非磁性のステンレス鋼である側からスリーブ管の中間部まで挿入され、溶接スリーブ管は、スリーブ管に挿入された状態においてスリーブ管の先端が該溶接スリーブ管上に位置する長さを有し、スリーブ管のシースが挿入されている側と反対側の開口部は、セラミック製端子により栓をされ、セラミック製端子にはMIケーブルの導線数と同数の貫通孔が設けられ、該各貫通孔には端子管が差し込まれ、各導線の末端は各端子管を通って端末スリーブの外部に出ており、スリーブ管の非磁性のステンレス鋼を材質とする部分とチタンを材質とする部分、セラミック製端子の外面とスリーブ管のチタンを材質とする部分の内面、セラミック製端子の貫通孔と端子管の外面、および端子管の内面と導線の外面は、それぞれ銀ロウ付けにより全周が接着されるとともに、MIケーブルのシースの終端部断面と溶接スリーブ管の終端部断面、およびスリーブ管の非磁性のステンレス鋼を材質とする部分の先端と溶接スリーブ管とは全周溶接され、セラミック製端子とスリーブ管、およびセラミック製端子と端子管との銀ロウ付けは、セラミック製端子の表面をチタンによりメタライズ処理してニッケル-リンメッキを施した後に行うものである。
 金属と金属の銀ロウ付けの際には、接着する金属面の酸化皮膜の除去、銀ロウの流れの促進等のためにフラックスを接合面に塗布した後に銀ロウが流し込まれる。このフラックスは非磁性であるが絶縁物ではないため、その残渣が内部の無機絶縁材粉末に混入した場合などは導線相互間の絶縁低下、導線とシース間の絶縁低下、および導線とスリーブ管間の絶縁低下の原因となることがある。
 製作工程において、端末スリーブの銀ロウ付けによる接着は、セラミック製端子と端子管、およびスリーブ管とセラミック製端子の銀ロウ付けがまず行われる。これが初めに行われるのは、セラミックと金属の銀ロウ付けにおいては均一なセラミックの加熱のために真空容器内での加熱が必要で、MIケーブルが付属した状態では、加熱装置を持つ大規模な真空容器を要し、経済面で現実的でないためである。これらの銀ロウ付けにはフラックスは通常使用されず、フラックスを使用したとしても、銀ロウ付け部へは銀ロウ付け後も外部から接近できるので、フラックスの残滓を除去することができる。
 しかし、次に第1の実施態様においてシースとスリーブ管を銀ロウ付けした後、また、第2の実施態様において溶接スリーブ管とスリーブ管を銀ロウ付けした後は、スリーブ管の他端にはセラミック製端子が既に銀ロウ付けされていてその内部は外部から接近できないため、スリーブ管内に残ったフラックスの残滓は除去することができず、この残渣によって前述の絶縁低下が生じることがある。
 第1および第2の実施態様の如くスリーブ管の材質をすべてチタンとした場合には、ステンレス鋼を材質とするシースまたは溶接スリーブ管との接合を溶接とすることは、異種金属の溶接となるために困難であるが、スリーブ管のMIケーブル側を溶接スリーブ管と同じステンレス鋼とすることにより、溶接スリーブ管との溶接が可能になり、フラックスの残滓による絶縁低下の恐れがなくなる。
 スリーブ管におけるステンレス鋼部とチタン部の銀ロウ付けは、これを溶接スリーブとの溶接前に行えば、銀ロウ付け後も外部から銀ロウ付け部に接近可能であるのでフラックス残滓を除去することができる。
 なお、使用材質はすべて非磁性体で、導線の各対が2重螺旋状になっていることから、強い磁場のある場所に設置されても伝送する信号、動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限に抑制し、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑制できることは第1および第2の実施態様と変わりなく、また、MIケーブル内部は外気から遮断されていること、セラミック製端子と金属の接着が強固で、高温でもそれが維持されることも変わりない。
(第4の実施態様)
 本発明の第4の実施態様は、本発明の第1乃至第3の実施態様のいずれかの態様に加え、セラミック製端子の貫通孔に差し込まれている端子管の外側に露出した側の端部が差し込まれ、導線と同じ非磁性体の材質で作られたキャップ管をさらに備え、各導線は、各端子管および各キャップ管を通って端末スリーブの外部に出ており、端子管の外面とキャップ管の内面は、銀ロウ付けにより全周が接着されるとともに、キャップ管の端子管が差し込まれている側とは逆側の端部で、導線とキャップ管が全周溶接されているものである。
 第1乃至第3の実施態様のように端子管と導線を銀ロウ付けする場合、この銀ロウ付けは構造上、製作工程の最後に行わざるを得ないが、スリーブ管内が密閉されているためスリーブ管内のフラックスの残滓は除去できないことから、この残渣が内部の無機絶縁材粉末に混入するなどして前述のような絶縁低下を生じさせることがある。
 チタンを材質とする端子管と導線との溶接は、異種金属の溶接となるために困難であるが、本実施態様のように導線と同じ材質のキャップ管を追加することにより導線とキャップ管との溶接が可能になり、端子管と導線の銀ロウ付けが不要となってフラックスの残滓による絶縁低下の恐れがなくなる。
 キャップ管と端子管の銀ロウ付けは、製作の初期に行うことが構造上可能で、銀ロウ付け後も外部から銀ロウ付け部に接近可能であるのでフラックス残滓を除去することができるし、キャップ管は端子管の外部に突出した部分に銀ロウ付けされているので、フラックス残滓を除去しなくとも、それがスリーブ管内まで侵入して絶縁低下をもたらす可能性は極めて少ない。
 なお、使用材質はすべて非磁性体で、導線が2重螺旋状になっていることから、強磁場に設置されても伝送する信号、動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限に抑制し、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑制できることは、第1乃至第3の実施態様と変わりなく、また、MIケーブル内部は外気から遮断されていること、セラミック製端子と金属の接着が強固で、高温でもそれが維持されることも変わりない。
 本発明による磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルは、強い磁場のある設置されても伝送する信号、動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限に抑え、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑えることができる。
本発明の第1の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの外観図である。 本発明の第1の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの断面図である。 本発明の第2の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの外観図である。 本発明の第2の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの断面図である。 本発明の第3の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの外観図である。 本発明の第3の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの断面図である。 (a)は2対の導線の各対が2重螺旋状に形成されたMIケーブルの断面図であり、(b)は(a)の右端部の縦断面図である。 端末スリーブ2と容器および外部設備の接続に使用される配線を示す図である。 従来のMIケーブルと端末スリーブの断面図である。
(第1の実施形態)
 本発明の第1の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルについて図面を参照しながら説明する。ここで、図1は本発明の第1の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの外観図であり、図2はその断面図である。図2において、導線7は外面図で示している。なお、図1および図2では、MIケーブルの一方の端部のみを表わしているが、他方の端部も同様であるので、図面は省略する。
 図1および図2に示すように、MIケーブル1の端末に外部からの湿分の侵入を防止するための端末スリーブ2が設けられている。
 MIケーブル1は、シース3の内部にマグネシア、シリカ、アルミナ等の無機絶縁材粉末8を介在させて、2重螺旋状の1対(2本)の導線7を収容している。シース3の材料は、SUS316ステンレス鋼を用い、導線7の材料は銅を用いている。
 なお、本実施形態では、MIケーブル1に収容されている導線7が1対のものについて説明するが、これに限らず、複数対の各対が2重螺旋状に形成された導線であってもよく、これは第2及び第3の実施形態でも同様である。
 図7(a)に、2対の導線7の各対が2重螺旋状に形成されたケースのMIケーブルの断面図を示す。導線7のみ外面図で示している。図7(b)は(a)の右端部の縦断面図で、導線7Aと7C、及び導線7Bと7Dがそれぞれ1対の導線で、各対は2重螺旋状になっている。
 MIケーブル1の端末部は、チタンを材質とするスリーブ管4に挿入されている。そして、スリーブ管4の内面とシース3の外面は、銀ロウ付けにより全周が接着されている。また、スリーブ管4のシース3が挿入されている側と逆側の開口部は、アルミナを材質とするセラミック製端子5により栓がされている
 セラミック製端子5には、2つの貫通孔5aが設けられ、その2つのセラミック製端子貫通孔5aにはチタンを材質とする端子管6が差し込まれている。そして、そのセラミック製端子貫通孔5a内の端子管6を通ってMIケーブル1の2本の導線7が外部に出ている。セラミック製端子5の外面とスリーブ管4の内面、端子管6の外面とセラミック製端子5の貫通孔5a面、および端子管6の内面と導線7の外面は、それぞれ銀ロウ付けで全周が接着されている。
 スリーブ管4内のMIケーブル1とセラミック製端子5との間の空間には、マグネシア、シリカ、アルミナ等の無機絶縁材粉末9が充填されて導線7を固定し、導線7と導線7の接触、および導線7とスリーブ管4の接触を防いでいる。なお、この空間に無機絶縁材粉末9を充填する代わりに、2つの貫通孔がある絶縁碍子を入れ、その貫通孔に導線7を通す構造として導線7を固定してもよい。
 ここで、本実施形態では、セラミック製端子5の外面とスリーブ管4の内面、およびセラミック製端子5の貫通孔5a面と端子管6の外面の銀ロウ付けにおいて、セラミックと銀ロウの接着性は良くないので接着を強固にするために、セラミック製端子5の銀ロウ付け部表面をチタンによりメタライズ処理し、その上にニッケル-リン(Ni-P)メッキを施した後、銀ロウ付を行っている。また、スリーブ管4と端子管6の材質を、セラミックと熱膨張率の近いチタンとし、高温での接着力の維持を図っている。
 スリーブ管4の内面とシース3の外面、および端子管6の内面と導線7の外面の銀ロウ付けは、金属間の接着であるので接着性が良く、メタライズ処理やメッキを行わなくても接着は強固である。
 なお、MIケーブル1に収容されている導線7が複数対の場合は、セラミック製端子貫通孔5aも導線7の数と同数設けられ、そして、各セラミック製端子貫通孔5aには端子管6が差し込まれる。これは第2及び第3の実施形態でも同様である。
 上述した本実施形態で使用される材質であるSUS316ステンレス鋼、チタン、銅、銀ロウおよびニッケル-リンは、いずれも非磁性体であり、セラミックおよび無機絶縁材も非磁性体あるので、外部に磁場が存在する場所に設置しても磁性体が存在することによる外部磁場の乱れが生じることはない。また、MIケーブル1内に収容されている導線7が2重螺旋状となっているので、この1対の2本の導線を1つの信号の往復線として使用することにより、若しくは1つの動力電気の往復線として使用することにより、導体を流れる電流による磁場の発生と外部磁場からの影響を最小限に抑制することができる。
 以上のように、本実施形態における磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルを用いることにより、強磁場に設置されても、伝送される信号や動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限に抑制し、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑制することができる。また、スリーブ管4とシース3、セラミック製端子5とスリーブ管4、端子管6とセラミック製端子5、および、端子管6と導線7の全周を銀ロウ付けすることによりMIケーブル1内部を外気と遮断しているので、外気からの湿分侵入によって無機絶縁材粉末8,9が絶縁抵抗低下することがない。
(第2の実施形態)
 次に、本発明の第2の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルについて図面を参照しながら説明する。ここで、図3は本発明の第2の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの外観図であり、図4はその断面図である。図4において、導線7は外面図で示している。なお、図3および図4では、MIケーブルの一方の端部のみを表わしているが、他方の端部も同様であるので、図面は省略する。
 第2の実施形態では、SUS316ステンレス鋼を材質とする溶接スリーブ管10を追加した点について第1の実施形態と相違するが、その他の構成は同様であるので詳細な説明は省略する。
 シース3の端末部は、溶接スリーブ管10にシース3の終端と溶接スリーブ管10の終端が同じ位置になるように挿入されている。そして、シース3の終端断面と溶接スリーブ管10の終端断面が図4に示す溶接部11で全周共付け溶接されている。
 ここで、銀ロウ付けの施工においては通常接着対象物を700℃から800℃に加熱する必要があるが、MIケーブル1のシース3が薄い場合、上述した第1の実施形態では、スリーブ管4の内面とシース3の外面の銀ロウ付けの際の加熱によりシース3が硬化して脆くなり、MIケーブル1の敷設時等において外部から力が加えられると折れる場合がある。そこで、本実施形態では、溶接スリーブ管10を用い、スリーブ管4とシース3との銀ロウ付けに代えて、溶接スリーブ管10とスリーブ管4との銀ロウ付けにすることにより、銀ロウ付け施工時の熱がシースに伝わり難くなってシース3の脆化を軽減できる。また、仮に脆化があったとしても溶接スリーブ管10がシース3を補強する役目を果たすので、溶接スリーブ管10に厚みを持たせることによって、シース3の折れが避けられる。
 なお、シース3の終端部断面と溶接スリーブ管10の終端部断面の溶接部11はスリーブ管4内側に位置しているので、シース3が薄くかつ溶接時の熱で脆くなったとしても外部から力が掛かることはないので損傷する心配はない。
 上述したように、溶接スリーブ管10以外の構造および材質は、第1の実施形態と同様で、溶接スリーブ管10を含めすべて非磁性の材質で作られていること、および、MIケーブル1の導線7が2重螺旋となっていることから、強磁場に設置されても伝送する信号や動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限に抑え、かつ外部の磁場を乱すことを最小限に抑えることができることは、第1の実施形態と同様である。
 また、スリーブ管4と溶接スリーブ管10、セラミック製端子5とスリーブ管4、端子管6とセラミック製端子5、および端子管6と導線7の全周が銀ロウ付で接着されるとともに、溶接スリーブ管10とシース3との全周が溶接されているので、MIケーブル1内部が外気と遮断されていて、外気からの湿分の侵入による絶縁抵抗の低下が生じないのも第1の実施形態と同様で、セラミック製端子5と金属の接着が強固であること、および高温でもそれが維持できることも、第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
 次に、本発明の第3の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルについて図面を参照しながら説明する。ここで、図5は本発明の第3の実施形態の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの外観図であり、図6はその断面図である。図6において、導線7は外面図で示している。なお、図5および図6では、MIケーブルの一方の端部のみを表わしているが、他方の端部も同様であるので、図面は省略する。
 第3の実施形態では、第2の実施形態におけるスリーブ管4のチタンの材質を変え、スリーブ管4の中間部を境にして、MIケーブル側スリーブ管4aの材質をSUS316ステンレス鋼とし、セラミック製端子側スリーブ管4bの材質をチタンとした点、およびセラミック製端子5から外部に露出した端子管6の端部に導線7と同じ非磁性体を材質とするキャップ管12を設けている点について第2の実施形態と相違するが、その他の構成については同様であるので詳細な説明は省略する。
 本実施形態では、MIケーブル側スリーブ管4aとセラミック製端子側スリーブ管4bとからスリーブ管4を構成しているが、このMIケーブル側スリーブ管4aとセラミック製端子側スリーブ管4bとは、接合部4cにおいて銀ロウ付けで全周接着されている。
 そして、溶接スリーブ管10は、スリーブ管4に挿入された状態において、スリーブ管4aの先端が溶接スリーブ管10上に位置する長さを有しており、スリーブ管4aの先端と溶接スリーブ管10の接合は、第2の実施形態のように銀ロウ付けでなく、図6に示される溶接部16での全周溶接によっている。
 また、本実施形態では、セラミック製端子5から外部に露出した端子管6の端部にキャップ管12が設けられていて、端子管6の端部はキャップ管12に差し込まれ、端子管6の端部の外面とキャップ管12の内面が銀ロウ付けで全周接着されている。
導線7は、端子管6およびキャップ管12を通って外部に出ており、キャップ管12のセラミック製端子5と逆側の先端の溶接部13において、導線7とキャップ管12は全周共付け溶接されている。端子管6と導線7は銀ロウ付けされていない。その他については第2の実施形態と同様である。
 金属と金属の銀ロウ付けの際には、接着する金属面の酸化皮膜を除去し、銀ロウの流れを促進等するためにフラックスを金属接合面に塗布した後に銀ロウが流し込まれる。このフラックスは、非磁性であるが絶縁物ではないため、その残渣が内部の無機絶縁材粉末に混入すると、導線相互間、導線とシース間、および導線とスリーブ管間の絶縁低下をもたらす。
 このフラックスの残渣除去に関し、第3の実施形態の利点を、第1および第2の実施形態と比較して説明する。
 第2の実施形態の製作手順は、まず、セラミック製端子貫通孔5a面と端子管6の外面、およびスリーブ管4の内面とセラミック製端子5の外面との銀ロウ付けを行い、スリーブ管4内にスリーブ管内無機絶縁材粉末9を充填後、シース3と溶接面11で溶接した溶接スリーブ管10をスリーブ管4の中間部まで挿入し、次に、スリーブ管4の内面と溶接スリーブ管10の外面、および、導線7の外面と端子管6の内面を銀ロウ付けする。セラミック製端子5と端子管6、およびスリーブ管4とセラミック端子5の銀ロウ付けは、セラミックの均一加熱のために真空容器内で行わなければならず、これらをMIケーブル1が挿入された溶接スリーブ管10を取付けた後に行うのは、加熱装置を持つ大規模の真空容器内を必要として現実的に困難なため、この手順となる。
 最初のセラミック製端子5の内面と端子管6の外面、およびスリーブ管4の内面とセラミック製端子5の外面との銀ロウ付けではフラックスは通常用いないが、用いたとしても銀ロウ付け後も銀ロウ付けに外部から接近できるので、フラックスの残滓を除去することができる。しかし、次に行う溶接スリーブ管10の外面とスリーブ管4の内面の銀ロウ付けでは、すでにスリーブ管4にセラミック製端子5が取り付けられているので、銀ロウ付け後にスリーブ管4内に外部から接近できないため、スリーブ管4内に残ったフラックスの残滓は除去することができず、これがMIケーブル内無機絶縁粉末8またはスリーブ管内無機絶縁材粉末9に混入して絶縁を低下させることがある。
 第1の実施形態においても、同じ理由からセラミック製端子貫通孔5a面と端子管6の外面、およびスリーブ管4の内面とセラミック製端子5の外面との銀ロウ付けを先に行う必要があり、シース3とスリーブ管4の銀ロウ付けの際の除去できないスリーブ管内のフラックス残渣によって、同様の絶縁低下が生じることがある。
 第1および第2の実施形態のようにスリーブ管4の材質をすべてチタンとした場合には、SUS316ステンレス鋼を材質とする第1実施形態のシース3および第2実施形態の溶接スリーブ管10との接合を溶接に変えることは、異種金属の溶接となるために困難であるが、本実施形態のように、MIケーブル側スリーブ管4aの材質を溶接スリーブ管10と同じSUS316ステンレス鋼とすることにより、溶接スリーブ管10との溶接が可能になり、フラックスの残滓による絶縁低下の恐れがなくなる。なお、SUS316ステンレス鋼のMIケーブル側スリーブ管4aとチタンのセラミック製端子側スリーブ管4bの銀ロウ付けは、SUS316ステンレス鋼のMIケーブル側スリーブ管4aと溶接スリーブ管10との溶接前に実施することにより、銀ロウ付け後に外部から銀ロウ接合部4cに接近することができ、フラックスの残滓を除去することができる。
 また、第1および第2の実施形態における端子管6の内面と導線7の外面の銀ロウ付けは、構造上、製作工程の最後にしか行うことができないが、スリーブ管4内がすでに密閉されているため内部に残ったフラックスの残滓は除去できず、これがMIケーブル1とセラミック製端子5との間の空間に充填されているスリーブ管内無機絶縁材粉末9に混入して絶縁低下をもたらすことがある。
 第1および第2の実施形態では、チタンを材質とする端子管6と銅を材質とする導線7とを溶接することは異種金属の溶接となるために困難であるが、本実施形態のように、導線7と同じ材質のキャップ管12を追加することで導線7とキャップ管12との溶接が可能になり、フラックスの残滓による絶縁低下の恐れをなくすることができる。
 キャップ管12と端子管6の銀ロウ付けは、製作の初期に行うことが構造上可能で、銀ロウ付け後も外部から銀ロウ付け部に接近可能であるので、フラックスの残滓を除去することができるし、キャップ管12は端子管6の外部に突出した部分に銀ロウ付けされているので、製作工程後半に銀ロウ付けし、スリーブ管が密閉状態のためフラックス残滓が不可能であっても、それがスリーブ管内まで移動して絶縁低下を引き起こす原因となる可能性は極めて少ない。
 本実施形態で使用される材質であるSUS316ステンレス鋼、チタン、銅、銀ロウ、ニッケル-リン、セラミックおよび無機絶縁材は、いずれも非磁性体であり、また導線7が2重螺旋状になっていることから、強磁場に設置されても、伝送される信号や動力電気が外部の磁場から受ける影響を最小限に抑制し、かつ、外部の磁場を乱すことを最小限に抑制することができることは、第1および第2の実施形態と同様である。また、MIケーブル1内部は外気と遮断されているので、外気からの湿分侵入によって絶縁抵抗の低下が生じないこと、セラミック製端子5と金属の接着が強固であること、および高温でもそれが維持できることも第1および第2の実施形態と同様である。
 なお、上述した各実施形態における金属とセラミックの銀ロウ付けは、いずれも接着を強固にするためにセラミックの銀ロウ付け部表面をチタンによりメタライズ処理し、その上にニッケル-リン(Ni-P)メッキを施した後、銀ロウ付を行っており、銀ロウ、メタライズ材およびメッキ材はいずれも非磁性体であることを特徴としているが、これに限定されず、メタライズ材のチタンおよびメッキ材のニッケル-リンに代替可能な他の非磁性体であるメタライズ材、メッキ材があればそれを使用してもよい。
(敷設形態)
 次に、上述した第1乃至第3の実施形態における磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルの敷設形態について説明する。ここで、MIケーブル1は、シース3と導線7がMIケーブル内無機絶縁材粉末8で絶縁されているため、その敷設において外部の導電体との接触が伝送する信号や動力電気に影響することはなく、かつ、MIケーブル1は可撓性があるため、敷設が高い自由度で容易にできる特長を持っている。
 本発明の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルを用いないで、磁場を乱さず、また磁場の影響を受けないように配慮をした配線を行う手段としては、図8に示すように、短尺の絶縁碍子17に導線7を挿入して数珠状にし、これを2重螺旋状に捻った形状としたものによる配線が考えられるが、導線7には一般に形状を維持するだけの剛性がなく、そのため、短い区間の配線は可能であっても、長尺の配線は支持部材が顕著に増加するため、実現性に乏しい。
 本発明による磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルを強磁場かつ高温の核融合炉や加速器等の容器内に敷設する場合、MIケーブル1の一方端部にある端末スリーブ2から出た導線7は、通常、容器の貫通導入端子に接続され、ここを通って容器外に出る。また、他方の端部にある端末スリーブ2から出た導線7は、計器や電力供給先の設備に接続される。
 端末スリーブ2を、容器の貫通導入端子の近くに設置し、また、計器や電力供給先の設備の導線接続部近くに設置し、端末スリーブ2と容器の貫通導入端子との間の短い配線、および、端末スリーブ2と計器や電力供給先の設備との間の短い配線を、図8に示すものとすることにより、配線経路全体において、磁場を乱さず、また磁場の影響を受けない配慮をした配線とすることが可能である。
 今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
産業上の利用の可能性
 強磁場かつ高温の核融合炉や加速器等の容器内での磁場を乱さず磁場の影響を受けない信号ケーブル、動力ケーブルとして利用できる他、板状の突起を本発明のスリーブ管若しくは溶接スリーブ管に設けて、これを強磁場かつ高温の核融合炉や加速器等の容器に溶接等により密閉接合することにより、本発明を、磁場を乱さず磁場の影響を受けない貫通導入端子を兼ねたものとして利用することもできる。なお、核融合炉や加速器の容器内は一般に真空であるが、本発明による磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブルは内部が密閉されて外部と遮断されているので真空中での使用に障害はない。
 なお、強磁場かつ高温の核融合炉内などにおいて、中性子検出器やロゴスキ-コイルを用いたプラズマ電流の測定信号等を伝送する高周波数帯域のMIケーブルが必要となることがあるが、MIケーブルを導線が1本の同軸MIケ-ブルや、シ-ルドを2重にした2同軸MIケ-ブルとして高周波数帯域を持たせ、これらのMIケーブルと端末スリーブを、本発明に基づき非磁性材料で製作することも可能である。外部の磁場を乱す度合いおよび外部磁場から受ける影響の度合いは、導線を2重螺旋状とした場合より高くなるものの、現実的には使用可能な場合も多く、上述の測定に必要な高周波数帯域を持つ信号用ケ-ブルを多くの場合提供することができる。
1  MIケーブル
2  端末スリーブ
3  シース
4  スリーブ管
4a スリーブ管のSUS316ステンレス鋼部
4b スリーブ管のチタン部
4c スリーブ管のSUS316ステンレス鋼部とチタン部との銀ロウ接合部
5  セラミック製端子
5a セラミック製端子貫通孔
6  端子管
7  導線
8  MIケーブル内無機絶縁材粉末
9  スリーブ管内無機絶縁材粉末
10 溶接スリーブ管
11 シースと溶接スリーブ管との溶接部
12 キャップ管
13 キャップ管と導線との溶接部
14 シースとスリーブ管との溶接部
15 端子管と導線との溶接部
16 スリーブ管のSUS316ステンレス鋼部と溶接スリーブ管との溶接部
17 絶縁碍子
 
 

Claims (4)

  1.  金属のシースの中に無機絶縁材粉末を介在させて導線を収容したMIケーブルとその端末に端末スリーブが設けられた端末スリーブ付きMIケーブルにおいて、
     MIケーブルは、シース材質を非磁性のステンレス鋼とし、収容される導線が1対または複数対の各対が2重螺旋状に形成されたものであって、
     端末スリーブは、チタン製のスリーブ管、セラミック製端子およびチタン製の端子管とを備え、
     前記MIケーブルの端末部が前記スリーブ管の中間部まで挿入され、
     前記スリーブ管の前記MIケーブルが挿入されている側と反対側の開口部は、前記セラミック製端子により栓をされ、
     前記セラミック製端子には前記MIケーブルの導線数と同数の貫通孔が設けられ、該各貫通孔には前記端子管が差し込まれ、
     前記の各導線の末端は前記の各端子管を通って前記端末スリーブの外部に出ており、
     前記スリーブ管の内面と前記MIケーブルのシースの外面、前記セラミック製端子の外面と前記スリーブ管の内面、前記セラミック製端子の貫通孔と前記端子管の外面、および前記端子管の内面と前記導線の外面は、それぞれ銀ロウ付けにより全周が接着され、
     前記セラミック製端子と前記スリーブ管および前記セラミック製端子と前記端子管との銀ロウ付けは、前記セラミック製端子の表面をチタンによりメタライズ処理してニッケル-リンメッキを施した後に行うことを特徴とする磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブル。
  2.  金属のシースの中に無機絶縁材粉末を介在させて導線を収容したMIケーブルとその端末に端末スリーブが設けられた端末スリーブ付きMIケーブルにおいて、
     MIケーブルは、シース材質を非磁性のステンレス鋼とし、収容される導線が1対または複数対の各対が2重螺旋状に形成されたもので、該MIケーブルの端末部は、材質が前記シースと同じ非磁性のステンレス鋼の溶接スリーブ管に、該MIケーブの終端と該溶接スリーブ管の終端が同じ位置になるように挿入されていて、
     端末スリーブは、チタン製のスリーブ管、セラミック製端子およびチタン製の端子管とを備え、
     前記MIケーブルが挿入された溶接スリーブ管の端末部は、前記スリーブ管の中間部まで挿入され、前記溶接スリーブ管は、前記スリーブ管に挿入された状態において前記スリーブ管の先端が該溶接スリーブ管上に位置する長さを有し、
     前記スリーブ管の前記シースが挿入されている側と反対側の開口部は、前記セラミック製端子により栓をされ、
     前記セラミック製端子には前記MIケーブルの導線数と同数の貫通孔が設けられ、該各貫通孔には前記端子管が差し込まれ、
     前記の各導線の末端は前記の各端子管を通って前記端末スリーブの外部に出ており、
     前記スリーブ管の内面と前記溶接スリーブ管の外面、前記セラミック製端子の外面と前記スリーブ管の内面、前記セラミック製端子の貫通孔と前記端子管の外面、および前記端子管の内面と前記導線の外面は、それぞれ銀ロウ付けにより全周が接着されるとともに、前記MIケーブルのシースの終端部断面と前記溶接スリーブ管の終端部断面とは全周溶接され、
     前記セラミック製端子と前記スリーブ管、および前記セラミック製端子と前記端子管との銀ロウ付けは、前記セラミック製端子の表面をチタンによりメタライズ処理してニッケル-リンメッキを施した後に行う磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブル。
  3.  金属のシースの中に無機絶縁材粉末を介在させて導線を収容したMIケーブルとその端末に端末スリーブが設けられた端末スリーブ付きMIケーブルにおいて、
     MIケーブルは、シース材質を非磁性のステンレス鋼とし、収容される導線が1対または複数対の各対が2重螺旋状に形成されたもので、該MIケーブルの端末部は、材質が前記シースと同じ非磁性のステンレス鋼の溶接スリーブ管に、該MIケーブルの終端と該溶接スリーブ管の終端が同じ位置になるように挿入されていて、
     端末スリーブは、中間部を境にして一方側の材質を前記シースおよび前記溶接スリーブ管と同じ非磁性のステンレス鋼とし、他方側の材質をチタンとするスリーブ管、セラミック製端子およびチタン製の端子管とを備え、
     前記MIケーブルが挿入された溶接スリーブ管の端末部は、前記スリーブ管の材質が非磁性のステンレス鋼である側から該スリーブ管の中間部まで挿入され、前記溶接スリーブ管は、前記スリーブ管に挿入された状態において前記スリーブ管の先端が該溶接スリーブ管上に位置する長さを有し、
     前記スリーブ管の前記シースが挿入されている側と反対側の開口部は、前記セラミック製端子により栓をされ、
     前記セラミック製端子には前記MIケーブルの導線数と同数の貫通孔が設けられ、該各貫通孔には前記端子管が差し込まれ、
     前記の各導線の末端は前記の各端子管を通って前記端末スリーブの外部に出ており、
     前記スリーブ管の非磁性のステンレス鋼を材質とする部分とチタンを材質とする部分、前記セラミック製端子の外面と前記スリーブ管の内面、前記セラミック製端子の貫通孔と前記端子管の外面、および前記端子管の内面と前記導線の外面は、それぞれ銀ロウ付けにより全周が接着されるとともに、前記MIケーブルのシースの終端部断面と溶接スリーブ管の終端部断面、および前記スリーブ管の非磁性のステンレス鋼を材質とする部分の先端と前記溶接スリーブ管とは全周溶接され、
     前記セラミック製端子と前記スリーブ管、および前記セラミック製端子と前記端子管との銀ロウ付けは、前記セラミック製端子の表面をチタンによりメタライズ処理してニッケル-リンメッキを施した後に行う磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブル。
  4.  前記セラミック製端子の貫通孔に差し込まれている前記端子管の外側に露出した側の端部が差し込まれ、前記導線と同じ非磁性体の材質で作られたキャップ管をさらに備え、
     前記各導線は、前記各端子管および前記各キャップ管を通って前記端末スリーブの外部に出ており、
     前記端子管の外面と前記キャップ管の内面は、銀ロウ付けにより全周が接着されるとともに、前記キャップ管の前記端子管が差し込まれている側とは逆側の端部で、前記導線と前記キャップ管が全周溶接されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁場を乱さず磁場の影響を受けない端末スリーブ付きMIケーブル。
     
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