WO2013122108A1 - 打撃工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 打撃工具内部で発生した熱を効率よく放熱する上で有効な打撃工具を提供する。 【解決手段】 工具ビット200を駆動するためのアウタロータ型ブラシレスモータ20と、ブラシレスモータ20の駆動を制御する電装部材160と、ブラシレスモータ20によって回転駆動される冷却ファン90であって、ブラシレスモータ20および電装部材160を冷却するための冷却風を発生させる冷却ファン90と、を有する。

Description

打撃工具
 本発明は、工具ビットが少なくとも直線動作することにより被加工材に加工作業を行う打撃工具に関する。
 特開2008-302443号公報は、電動モータが打撃工具の先端に取付けられた工具ビットを直線状に駆動させて被加工材に加工作業を行う打撃工具を開示している。この打撃工具は、工具ビットを駆動する電動モータを駆動するための制御手段を備えている。
 上記の打撃工具においては、制御手段は、マイクロプロセッサ等の半導体で構成されており、打撃工具を使用する際に制御手段自体が発熱する。そのため、発熱した熱によって制御手段が破壊され、打撃工具を制御できなくなる可能性がある。したがって、打撃工具に発生した熱を放熱するための対策を講ずる必要がある。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、打撃工具内部で発生した熱を効率よく放熱する上で有効な打撃工具を提供することをその目的とする。
 上記課題を解決するため、本発明の好ましい形態によれば、工具ビットの長軸方向の打撃動作により被加工材に所定の加工作業を行う打撃工具が構成される。打撃工具は、工具ビットを駆動するブラシレスモータと、ブラシレスモータの駆動を制御する電装部材と、ブラシレスモータによって回転駆動される冷却ファンと、を有する。ブラシレスモータは、固定子と、回転子と、回転子が取付けられた回転軸とを有するとともに、回転子が固定子の外側に配置されたアウタロータ型としてとして構成されている。そしてブラシレスモータおよび電装部材は、冷却ファンが発生する冷却風によって冷却されるように構成されている。なお、本発明における「電装部材」は、典型的には、ブラシレスモータに駆動電流を供給するための駆動電流供給装置と、駆動電流供給装置を制御するコントローラとを主体として構成される。
 本発明によれば、熱を発生するモータおよび電装部材は、冷却ファンが発生する冷却風によって冷却されるため、ブラシレスモータおよび電装部材に発生した熱を効率よく放熱することができる。また、ブラシレスモータとしてアウタロータ型を用いたことにより、同じ外形寸法のインナロータ型モータに比べて、大きなトルクを発生することができる。これにより、モータにより駆動される駆動軸とモータの間に減速機構を設ける必要がない。したがって、打撃工具の大きさを小さくすることができるとともに、打撃工具の重量を軽くすることができる。その結果、打撃工具の操作性の向上することができる。
 本発明に係る打撃工具の更なる形態においては、電装部材は、冷却風の流れにおいて、冷却ファンの下流側の冷却風により冷却されるように構成されている。また、本発明に係る打撃工具の更なる形態においては、電装部材およびブラシレスモータは共に、冷却風の流れにおいて、冷却ファンの上流側の冷却風によって冷却される。上記いずれの形態においても、ブラシレスモータおよび電装部材に発生した熱を効率よく放熱できる。
 本発明に係る打撃工具の更なる形態においては、上流側の冷却風は、ブラシレスモータに導かれる第1の冷却風と、電装部材に導かれる第2の冷却風とに区分され、ブラシレスモータおよび電装部材は互いに独立した第1の冷却風と第2冷却風によって冷却される。この形態によれば、温度が高くなっていない冷却風によって、ブラシレスモータおよび電装部材に発生した熱を個別に効率よく放熱することができる。
 本発明に係る打撃工具の更なる形態においては、電装部材は、冷却風の流れにおいて、ブラシレスモータよりも上流側に配置されている。モータを用いた打撃工具においては、被加工材の加工に当たり、大電流でモータを駆動させることで大きな駆動力を発生させる必要がある。特に、ブラシレスモータを用いた打撃工具においては、ブラシレスモータを制御する電装部材に大電流が流れることとなり、電装部材はブラシレスモータよりも発熱量が多くなり易い。また、狭いハウジング内において、発生した熱を効率よく放熱するためには、発熱量が多い電装部材を効率よく冷却することが必要である。そのため、発熱量が多い電装部材を、ブラシレスモータよりも冷却風の上流側に配置することで、温度が高くなっていない冷却風によって発熱量の多い電装部材に発生した熱を効率よく放熱することができる。
 本発明に係る打撃工具の更なる形態によれば、工具ビットの長軸線と平行に配置されてブラシレスモータにより回転される駆動軸を有するとともに、当該駆動軸の回転出力を伝達して工具ビットを直線状に駆動する工具駆動部を有する。そして、ブラシレスモータの回転軸と駆動軸が同軸上に配置されている。さらに、ブラシレスモータの回転軸よりも工具ビットの長軸線側に電装部材が配置されている。この形態によれば、工具ビットの長軸方向に関し、ブラシレスモータと電装部材が並列に配置される。このため、打撃工具の工具ビット長軸方向寸法の短縮を図ることが可能となる。また、ブラシレスモータの回転軸と駆動軸が同軸上に配置する構成とした場合、工具ビットの長軸線側には、空間が形成される。したがって、上記空間を利用して電装部材を配置できるため、工具ビットの長軸方向と交差する方向における打撃工具のサイズを小さくすることができる。
 本発明に係る打撃工具の更なる形態によれば、ブラシレスモータの回転軸と駆動軸が平行に配置されており、電装部材は、工具ビットの長軸方向に関し、ブラシレスモータを挟んで冷却ファンの反対側に配置されている。この形態によれば、工具ビットの長軸方向に関し、ブラシレスモータと電装部材が並んでに配置されるため、工具ビットの長軸方向と交差する方向の打撃工具のサイズを小さくすることができる。
 本発明に係る打撃工具の更なる形態によれば、モータの回転軸上に冷却ファンが配置されている。この形態によれば、冷却ファンを駆動するための駆動装置が不要となる。その結果、打撃工具の小型化される。
 本発明に係る打撃工具の更なる形態によれば、電装部材は、ブラシレスモータに駆動電流を供給するための駆動電流供給装置と、駆動電流供給装置を制御するコントローラと、駆動電流供給装置およびコントローラを収容するハウジングと、所定の面積を有する放熱面が形成された放熱部材とを有する。そして冷却ファンが発生する空気の流れに少なくとも放熱部材の放熱面が晒される。この形態によれば、冷却ファンが発生する空気の流れに放熱部材の放熱面を晒すことにより、電装部材に発生した熱を効率よく放熱することができる。
 本発明によれば、打撃工具内部で発生した熱を効率よく放熱する上で有効な打撃工具が提供される。本発明の他の特質、作用および効果については、本明細書、特許請求の範囲、添付図面を参照することで直ちに理解可能である。
第1の実施形態に係るハンマドリルの外観を示す側面図である。 第1の実施形態に係るハンマドリルの全体構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るモータ制御用電装部材の断面図である。 第1の実施形態に係るハンマドリルの駆動制御系を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るハンマドリルの外観を示す側面図である。 第2の実施形態に係るハンマドリルの全体構成を示す断面図である。 第3の実施形態に係るハンマドリルの全体構成を示す断面図である。
 以上および以下の記載に係る構成ないし方法は、本発明にかかる打撃工具の製造および使用、当該打撃工具の構成要素の使用を実現せしめるべく、他の構成ないし方法と別に、あるいはこれらと組み合わせて用いることができる。本発明の代表的実施形態は、これらの組み合わせも包含し、添付図面を参照しつつ詳細に説明される。以下の詳細な説明は、本発明の好ましい適用例を実施するための詳細情報を当業者に教示するに留まり、本発明の技術的範囲は、当該詳細な説明によって制限されず、特許請求の範囲の記載に基づいて定められる。このため、以下の詳細な説明における構成や方法ステップの組み合わせは、広義の意味において、本発明を実施するのに全て必須であるというものではなく、添付図面の参照番号とともに記載された詳細な説明において、本発明の代表的形態を開示するに留まるものである。
(第1の実施形態)
 以下、第1の実施形態につき、図1~図4を参照しつつ詳細に説明する。第1の実施形態では、打撃工具の一例としてハンマビットを長軸方向に打撃動作させるとともに、長軸方向回りに回転動作させて、ハンマビットによって被加工材に加工を行うハンマドリルを用いて説明する。図1および図2に示すように、ハンマドリル100は、ハンマドリル100の外郭形状を形成する工具本体としての本体部110と、作業者が握るハンドグリップ120と、ハンマビット200を保持するツールホルダ150を主体として構成されている。以下においては、図1の右側をハンマドリル100の前側、左側をハンマドリル100の後側とし、図1の左右方向をハンマドリル100の前後方向と規定する。また、図1の上下方向をハンマドリル100の上下方向とし図1の紙面に直交する方向をハンマドリル100の左右方向として説明する。なお、ハンマビット200が、本発明の「工具ビット」に対応する実施構成例である。
 図2に示すように、本体部110は、外側がハウジング10によって構成されている。ハウジング10は、ほぼ対称形の1対のハウジングを合わせて結合しており、内側にモータ20、運動変換機構30、動力伝達機構40、および打撃要素50を収容している。
 ハンドグリップ120は、ハンマドリル100の後側であって、ハンマビット200の長軸方向と交差する方向に延在している。ハンドグリップ120には、トリガ121が設けられている。ユーザがトリガ121を操作することによって、モータ20に通電され駆動される。
 図1に示すように、サイドグリップ140は、ハンマドリル100の前側に着脱可能に設けられている。図2に示すように、このサイドグリップ140は、取付リング部141とボルト142を有している。取付リング部141は、本体部110のハウジング10の外周面を外側から把持するように構成されている。また、ボルト142は、取付リング部141をハウジング10に対して締め付けたり緩めたりするように構成されている。図1及び図2においては、サイドグリップ140の長軸方向がハンマドリル100の上下方向に一致しているが、取付リング部141をハウジング10に対して回転させることで、サイドグリップ140を任意の方向に取り付け可能である。
 ツールホルダ150は、本体部110の前面に設けられている。このツールホルダ150は、ハンマビット200を着脱可能に保持する。ハンマビット200は、ツールホルダ150に対して、長軸方向に相対移動可能かつ、周方向には相対回動不能に保持され、これによりモータ20の回転出力が伝達される。
 図2に示すように、モータ20は、回転軸21がハンマドリル100の前後方向に延在するようにハウジング10内に配置されている。このモータ20には、アウタロータ型直流ブラシレスモータが用いられている。モータ20の回転軸21の前方には、運動変換機構30、動力伝達機構40、および打撃要素50が配置されている。この運動変換機構30および打撃要素50が本発明の「工具駆動部」に対応する実施構成例である。
 運動変換機構30は、モータ20の回転軸21の前方に配置されており、回転軸21の回転出力をハンマドリル100の前後方向への出力に変換する機構である。すなわち、運動変換機構30は、中間軸32、回転体33、揺動部材34、ピストン35およびシリンダ36を主体として構成されている。中間軸32は、回転軸21によって回転駆動される。回転体33は、中間軸32に取り付けられている。揺動部材34は、中間軸32の回転に伴いハンマドリル100の前後方向に揺動されるように構成されている。ピストン35は、揺動部材34の揺動動作に伴ってハンマドリル100の前後方向に往復移動する。シリンダ36は、往復移動するピストン35をガイドするようにピストン35を収容している。回転軸21と中間軸32とは、同軸上に配置されて連結されている。また、回転軸21と中間軸32は、ハンマビット200の長軸線に対し、当該長軸線と交差する方向に所定の間隔を置いて当該長軸線に平行に配置されている。シリンダ36は、ツールホルダ150の後方にツールホルダ150に一体に形成されている。
 動力伝達機構40は、運動変換機構30の前側に配置されており、運動変換機構30の中間軸32から伝達されたモータ20の回転出力をツールホルダ150に伝達する機構である。すなわち、動力伝達機構40は、中間軸32と共に回転する第1ギア41と、第1ギア41と噛み合い係合されるとともに、シリンダ36に取付けられた第2ギア42等の複数のギアからなるギア減速機構を主体として構成されている。
 打撃要素50は、運動変換機構30の上方であって、ツールホルダ150の後方に配置されている。この打撃要素50は、運動変換機構30によってモータ20の回転出力から変換されたハンマドリル100の前後方向への直線状の出力を、ハンマビット200に衝撃力として伝達する機構である。すなわち、打撃要素50は、ストライカ51とインパクトボルト52を主体として構成されている。ストライカ51は、打撃子として筒状のピストン35内に摺動可能に配置されている。インパクトボルト52は、ストライカ51の前方に配置され、ストライカ51が衝突するように構成されている。なお、ストライカ51の後方のピストン35の空間は、ピストン35の摺動動作を空気の圧力変動を介してストライカ51に伝達する空気室53を形成している。
 図2に示すように、直流ブラシレスモータであるモータ20は、回転軸21と、回転子23と、固定子22を主体として構成されている。回転子23は、一端(前端)が塞がれた有底略円筒状部材であり、回転軸21に同軸状に取付けられている。固定子22は、回転子23の内側に配置されるとともに、フランジ部22aがハウジング10に対して固定されている。固定子22には、3相巻線からなる固定子コイル22U、22V、22W(図4参照)が巻かれている。回転子23の内周面には、回転軸21の軸方向に延在する永久磁石23aが配置されている。また、回転子23の底部中央には、回転軸21が貫通して固定されている。すなわち、モータ20として、回転子23が固定子22の外側に配置されたアウタロータ型モータが採用されている。
 ハンマドリル100は、モータ20の駆動を制御する電装部材160を備えている。電装部材160は、図3、図4に示すように、電源130から駆動電流を供給する駆動電流供給装置70と、駆動電流供給装置70を制御するコントローラ60と、駆動電流供給装置70およびコントローラ60を収容する格納容器80と、駆動電流供給装置70およびコントローラ60が発生した熱を放熱するための放熱板72を主体として構成されている。電装部材160は、図2に示すように、モータ20の上方位置にモータ20と隣接して配置されている。すなわち、モータ20と電装部材160は、ハンマビット200の長軸方向に並列に配置されている。
 モータ20の回転軸21を運動変換機構30の中間軸32に同軸上に直結させるために、モータ20はハンマビット200の長軸線上よりも下方に配置されている。これによりハウジング10における、モータ20の上方には空き領域が形成され、この空き領域に電装部材160が配置されている。
 図3に示すように、格納容器80は下方に開口した樹脂製の直方体の箱状部材であり、コントローラ60と駆動電流供給装置70を内部に収容している。この格納容器80が、本発明の「ハウジング」に対応する実施構成例である。
 コントローラ60は、プリント基板と、そのプリント基板上に配置された、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only
Memory)およびRAM(Random Access Memory)を主体として構成されている。ROMには、位置検出素子24からの信号に基づいて回転子23の位置を算出したり、駆動電流供給装置70を制御したりするための各種プログラムやデータ等が格納されている。RAMは、CPUで処理されるデータ等を一時的に記憶するように構成されている。なお、図3では、コントローラ60のうち、プリント基板のみ図示し、CPU、ROM、RAMの図示を省略している。
 駆動電流供給装置70は、6つのスイッチング素子71を主体として構成されている。このスイッチング素子71の上面にシリコングリスなどの伝熱材73を介して放熱板72が連接されている。スイッチング素子71としては、FET(電界効果トランジスタ)やIBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などが用いられている。放熱板72は、例えば、銅やアルミニウムなどの熱伝導率の高い金属の平板で構成されている。この放熱板72が、本発明の「放熱部材」に対応する実施構成例である。
 コントローラ60と駆動電流供給装置70は、格納容器80の内部で互いに隣接して積層されている。このとき、放熱板72は、その下面が格納容器80の下側開口とほぼ同じ位置に配置されている。これにより、放熱板72は、その下面がモータ20の回転軸21の軸線方向と平行に配置される。この放熱板72の下面が、本発明の「所定の面積を有する放熱面」に対応する実施構成例である。
 次に、ハンマドリル100の駆動制御機構について図4のブロック図を参照して説明する。ハンマドリル100の駆動制御機構は、3つの位置検出素子24、駆動電流供給装置70、コントローラ60を主体として構成されている。位置検出素子24は、回転子23の位置を検出するように、モータ20の周方向に120°毎に配置されている。駆動電流供給装置70は、モータ20の固定子コイル22U、22V、22Wにバッテリ130から電流を供給する回路を構成している。駆動電流供給装置70は、6つのスイッチング素子71a~71fを備えており、それぞれのスイッチング素子71a~71fがコントローラ60によって制御されることで、所定の固定子コイル22U,22V,22Wに対して電流を供給する。コントローラ60は、位置検出素子24の検出信号に基づいて回転子23の位置を算出する。また、コントローラ60は、駆動電流供給装置70に対して駆動信号を出力することで、駆動電流供給装置70を制御する。
 このハンマドリル100の駆動制御機構に基づいて、コントローラ60は、スイッチング素子71a~71fのそれぞれのゲートに対して選択的に駆動信号(ゲート電圧)を印加する。これにより、以下の(1)から(6)までの駆動制御が順次行われてモータ20の回転子23が一回転する。(1)第1のスイッチング素子71aおよび第6のスイッチング素子71fのゲートに駆動信号を印加することにより、第1の固定子コイル22Uから第3の固定子コイル22Wへと通電される。(2)第3のスイッチング素子71cおよび第6のスイッチング素子71fのゲートに駆動信号を印加することにより、第2の固定子コイル22Vから第3の固定子コイル22Wへと通電される。(3)第3のスイッチング素子71cおよび第2のスイッチング素子71bのゲートに駆動信号を印加することにより、第2の固定子コイル22Vから第1の固定子コイル22Uへと通電される。(4)第2のスイッチング素子71bおよび第5のスイッチング素子71eのゲートに駆動信号を印加することにより、第3の固定子コイル22Wから第1の固定子コイル22Uへと通電される。(5)第4のスイッチング素子71dおよび第5のスイッチング素子71eのゲートに駆動信号を印加することにより、第3の固定子コイル22Wから第2の固定子コイル22Vへと通電される。(6)第1のスイッチング素子71aおよび第4のスイッチング素子71dのゲートに駆動信号を印加することにより、第1の固定子コイル22Uから第2の固定子コイル22Vへと通電される。
 モータ20が駆動すると、コントローラ60および駆動電流供給装置70だけでなく、モータ20自体も発熱する。そのため、モータ20、コントローラ60、および駆動電流供給装置70から発生した熱を放熱するため、モータ20の回転軸21には、冷却ファン90が取り付けられている。冷却ファン90は、回転することでハウジング10内に空気の流れを発生させる。この冷却ファン90の回転によってハウジング10内に生じる空気の流れが、本発明の「冷却風」に対応する実施構成例である。
 図2に示すように、冷却ファン90として、遠心ファンが用いられている。冷却ファン90が回転されることによってハウジング10内に吸引された空気は、遠心力で冷却ファン90の径方向へと流出される。すなわち、冷却ファン90によって吸引された空気が冷却風として、モータ20を冷却し、冷却ファン90から流出された空気が冷却風としてコントローラ60および駆動電流供給装置70を冷却する。この冷却ファン90の回転によってハウジング10内に吸引された空気が、本発明の「ファンの上流側の冷却風」に対応し、冷却ファン90から流出された空気が、本発明の「ファンの下流側の冷却風」に対応する実施構成例である。
 冷却ファン90の下流側の冷却風を電装部材160の冷却に用いるために、モータ20と電装部材160との間には、冷却風案内部材161が配置されている。冷却風案内部材161は、モータ20の上面と側面、およびモータ20と冷却ファン90の間にモータ20の外側を覆うように配置されている。すなわち、ハンマドリル100の後方視で略アーチ形に形成された第1領域161aと、モータ20の前面と冷却ファン90の間に形成された略平板状の第2領域161bとを有する。この冷却風案内部材161は、ハウジング10に固定されている。第2領域161bには、モータ20から冷却ファン90へと空気を流入させる通風孔161cが形成されている。これによりハウジング内の空気は、通風孔161cを通って冷却ファン90の径方向外側へと流出される。そして冷却ファン90の径方向外側へと流出された空気は、ハウジング10と冷却風案内部材161とにより区画される空間(通路)を通過し、これにより電装部材160に向かって案内される。
 図1に示すように、ハウジング10には、空気取り込み部11と空気排出部12,13が形成されている。空気取り込み部11は、ハウジング10を構成する1対のハウジングにそれぞれ複数形成された開口11aによって構成される。この開口11aは、ハウジング10における、ハンマドリル100の側面視でモータ20の後方であって、ハンドグリップ120のハウジング10との連接領域に形成されている。開口11aは、モータ20の軸線方向に沿う長い細孔である。それぞれの開口11aは、ハンマドリル100の上下方向に並んで配置されている。これにより、空気取り込み部11からハウジング10内に吸引された空気は、モータ20の軸線に沿ってハンマドリル100の後方から前方へと流れる。
 空気排出部12は、図2に示すように、ハウジング10に形成された開口12aによって構成されている。開口12aは、ハンマドリル100の側面視で冷却ファン90の下方に形成されている。空気排出部13は、図1に示すように、ハウジング10に形成された複数の開口13aによって構成されている。開口13aは、ハンマドリル100の側面視でモータ20の上方であり、電装部材160の側方に形成されている。開口13aは、モータ20の軸線方向と交差する上下方向に沿う長い細孔である。それぞれの開口13aは、モータ20の軸線方向に並んで配置されている。これにより、冷却ファン90から流出された一部の空気は、空気排出部12からハンマドリル100の外部へ排出され、残りの空気はハウジング10と冷却風案内部材161とにより囲まれる空間を通り空気排出部13からハンマドリル100の外部へ排出される。なお、空気排出部12から、主としてモータ冷却用の冷却風が排出される。一方、空気排出部13から、主としてモータ冷却および電装部材冷却用の冷却風が排出される。
 上記の通り構成されたハンマドリル100は、ユーザによってトリガ121が引き操作されると、コントローラ60が駆動電流供給装置70に駆動信号を出力し、駆動電流供給装置70のスイッチング素子71が制御される。その結果、駆動電流供給装置70が電源130からモータ20に電流を供給し、モータ20が駆動される。モータ20の回転出力は、揺動部材34によってハンマドリル100の前後方向の直線運動に変換された上でピストン35に伝達される。ピストン35が摺動することで、空気室53内の空気が空気バネとして作用し、ストライカ51を摺動させる。そして、ストライカ51がインパクトボルト52に衝突し、その衝撃力がハンマビット200に伝達されて、ハンマビット200がハンマドリル100の前後方向への打撃力を発生する。この打撃力によって、被加工材を加工するハンマ動作が行われる。一方、モータ20の回転出力は、動力伝達機構40によって適宜減速された上でハンマビット200に伝達され、ハンマビット200に回転力を発生させる。この回転力よって、被加工材を加工するドリル動作が行われる。すなわち、ハンマビット200を被加工材に押し付けた状態で、ハンマドリル100にハンマ動作とドリル動作を行わせて、被加工材を加工する。なお、被加工材を加工する際には、ドリル動作を行わず、ハンマ動作のみで加工してもよい。
 このとき、回転軸21が回転することで、回転軸21に取り付けられた冷却ファン90が回転し、ハウジング10内に空気の流れを発生させる。具体的には、ハンマドリル100の外部の空気は、冷却ファン90の回転によりハウジング10内に生じた空気の流れによって、空気取り込み部11の開口11aからハウジング10内に流入する。ハウジング10内に流入した空気は、モータ20を構成する各構成部材の間、回転子23と冷却風案内部材161の間、および回転子23とハウジング10の間を通って前方へと流れ、冷却ファン90に向かって軸方向に流入後、冷却ファン90の径方向に流出される。冷却ファン90から流出された一部の空気は、空気排出部12の開口12aからハンマドリル100の外部に排出され、残りの空気がハウジング10と冷却風案内部材161で囲まれる空間を通り空気排出部13の開口13aからハンマドリル100の外部に排出される。このとき、空気は電装部材160の内部へ流れとともに、放熱板72の放熱面に沿って流れる。図2には、空気の流れの概略が矢印線で示される。
 なお、固定子22のフランジ部22aおよび回転子23の底部には、それぞれ空気が流通可能な通風孔を設けることが好ましい。これにより、モータ20に対する空気が効率よく流通される。
 以上の第1の実施形態によれば、冷却ファン90の回転により空気の流れを発生させて冷却風としてモータ20内に流通させてモータ20を冷却し、さらに冷却風を電装部材160に吹き付けて電装部材160を冷却する。このため、冷却風の速度の低下を抑えつつ冷却ファン90の上流側の冷却風によってモータ20が発生した熱を効率よく放熱する。また、冷却ファン90の下流側の冷却風によって電装部材160のコントローラ60および駆動電流供給装置70が発生した熱を効率よく放熱することができる。
 また、第1の実施形態では、モータ20の外側を覆うように冷却風案内部材161を設けることによって、ハウジング10の内部空間をモータ20の収容空間と電装部材160の収容空間とに区画している。これにより、冷却ファン90の径方向に流出された空気を冷却風案内部材161によって電装部材160に向かって案内する。これにより空気を冷却風として電装部材160に効率よく吹き付けて、電装部材160を冷却することができる。
 また、第1の実施形態によれば、モータ20として、アウタロータ型モータを採用したことにより、回転子23の外径を大きくして大きなロータ慣性モーメントを発生させることが可能となり、外形寸法が同じインナロータ型モータに比べて、大きなトルクを発生することができる。モータがインナロータ型モータの場合であれば、所定の打撃力を発生させるに必要なトルクを確保するには、回転軸21と中間軸との間に減速機構を設けることで大きなトルクを発生させる必要がある。したがって、インナローラ型モータを用いた場合には、ハンマドリル100の重量が増加し、および/またはハンマドリル100が大きくなる可能性がある。しかしながら、第1の実施形態によれば、モータ20としてアウタロータ型モータを用いたしたことにより、減速機構が不要となる。これにより、ハンマドリル100を軽くするとともに、小さくすることができる。これにより加工作業を行うときのハンマドリル100の操作性が向上される。
 また、第1の実施形態においては、モータ20の回転軸21と運動変換機構30の中間軸32を同軸状に配置することで、ハウジング10内におけるモータ20の上方に空き領域を形成している。これにより、モータ20の上方の領域に電装部材160を配置することができる。すなわち、ハンマドリル100内のスペースを有効に利用することができる。このため、ハンマドリル100におけるハンマビット200の長軸方向と交差する方向に関する大きさをより一層小さくすることができる。
 また、第1の実施形態においては、モータ20と電装部材160がハンマビット200の長軸方向に交差する方向に並んで配置される。このため、ハンマドリル100におけるハンマビット200の長軸方向の大きさを小さくすることができる。
(第2の実施形態)
 次に第2の実施形態につき、図5および図6を参照しつつ説明する。第2の実施形態は、モータ20及び電装部材160を、共に冷却ファン90によってハンマドリル100の外部から吸引される空気により冷却するように構成されている。
 図6に示すように、モータ20は、アウタロータ型直流ブラシレスモータによって構成されている。モータ20の回転軸21は、運動変換機構30の中間軸32と同軸状に配置されて連結されている。これにより、ハウジング10内における、モータ20の上方に空き領域が形成される。その結果、モータ20の上方の領域に電装部材160が配置されている。そして、ハウジング10には、図5に示すように、ハンマドリル100の側面視でモータ20の上方であり、電装部材160の側方に空気取り込み部14が形成されている。この空気取り込み部14は、ハウジング10に形成された複数の開口14aによって構成されている。開口14aは、モータ20の軸線方向と交差する上下方向に沿う長い細孔である。それぞれの開口14aは、モータ20の軸線方向に並んでに配置されている。
 第2の実施形態は、第1の実施形態における空気排出部13が空気取り込み部14として設定されている。また、空気排出部12から、主としてモータ冷却用および電装部材冷却用の冷却風が排出される。さらに、冷却風案内部材161は、ハウジング10の内部空間を冷却ファン90に対して空気の吸入側と排気側とに区分する部材として設けられている。上記の構成以外の構成については、第1の実施形態と同様である。このため、第1の実施形態と同じ構成部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
 上記の第2の実施形態によれば、モータ20によって冷却ファン90が回転駆動されると、ハウジング10内に生じた空気の流れによってハンマドリル100の外部の空気が、空気取り込み部11の開口11aおよび空気取り込み部14の開口14aからそれぞれハウジング10内に流入する。空気取り込み部11からハウジング10内に流入した空気の大部分は、モータ20の内部空間を通って前方へと流れる。一方、空気取り込み部14の開口14aからハウジング10内に流入した空気の大部分は、放熱板72に沿って前方へ流れる。そして、冷却ファン90を通過して空気排出部12の開口12aからハンマドリル100の外部へ排出される。図6には、冷却風としての空気の流れの概略が矢印線で示される。空気取り込み部11からハウジング10内に流入する空気が、本発明における「第1の冷却風」に対応し、空気取り込み部14の開口14aからハウジング10内に流入する空気が、本発明における「第2の冷却風」に対応する実施構成例である。
 以上の第2の実施形態によれば、ハウジング10内に吸入された空気の流れを互いに独立した流れとすることにより、モータ20および電装部材160を、空気取り込み部11,14から流入される温度が高くなっていない空気によって個別に冷却することができる。このため、モータ20および電装部材160のコントローラ60及び駆動電流供給装置70が発生した熱を効率よく放熱することができる。
 なお、モータ20として、アウタロータ型モータを採用したことによる効果、およびモータ20の回転軸21と運動変換機構30の中間軸32が同軸状に配置されて直結されていること等による効果については、第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
 次に第3の実施形態につき、図7を参照しつつ説明する。第3の実施形態においては、モータ20は、アウタロータ型直流ブラシレスモータによって構成されている。このモータ20は、は、中間軸32の後方に配置されている。モータ20の回転軸21は、運動変換機構30の中間軸32に対して平行にハンマビット200の長軸線と中間軸32との間に配置されている。回転軸21の前端には駆動ギア37が設けられ、中間軸32の後端部には駆動ギア37と噛み合い係合する被動ギア38が設けられている。これにより、駆動ギア37と被動ギア38を介してモータ20の回転出力が中間軸32に伝達される。なお、駆動ギア37と被動ギア38は、回転軸21中間軸32への等速回転伝達用として設けられている。すなわち、中間軸32は、回転軸21と同一回転数で回転されるように設定されている。
 電装部材160は、モータ20の後方に配置され、冷却ファン90の回転駆動により空気取り込み部11の開口11aからハウジング10内に吸入される空気によって冷却されるよう構成されている。モータ20の後方が、本発明における「ブラシレスモータを挟んで冷却ファンの反対側」に対応する実施構成例である。
 すなわち、第3の実施形態は、モータ20の回転軸21を中間軸32に対して平行に配置してモータ20の回転出力を駆動ギア37および被動ギア38を介して中間軸32に伝達するように構成するとともに、モータ20の後方に電装部材160を配置している。
 上記の第3の実施形態によれば、モータ20によって冷却ファン90が回転駆動されると、ハウジング10内に生じた空気の流れによってハンマドリル100の外部の空気が、空気取り込み部11の開口11aからハウジング10内に流入する。ハウジング10内に流入した空気は、電装部材160の放熱板72に沿って前方へ流れ、モータ20および冷却ファン90を通過して空気排出部12の開口12aからハンマドリル100の外部へ排出される。図7には、冷却風としての空気の流れの概略が矢印線で示される。
 モータ20としてブラシレスモータを用いたハンマドリル100の場合、加工作業の際に、モータ20を制御する電装部材160のコントローラ60及び駆動電流供給装置70に大電流が流れることとなる。このため、コントローラ60及び駆動電流供給装置70はモータ20よりも発熱量が多くなり易い。一方、狭いハウジング10内で発生した熱を効率よく放熱するためには、発熱量が多いコントローラ60及び駆動電流供給装置70を効率よく冷却することが必要である。したがって、発熱量が多いコントローラ60及び駆動電流供給装置70を、空気(冷却風)の流れにおけるモータ20よりも上流側で冷却することで、温度が高くなっていない空気によって発熱量の多いコントローラ60及び駆動電流供給装置70に発生した熱を効率よく放熱することができる。
 なお、モータ20として、アウタロータ型モータを採用したことによる効果は、第1の実施形態と同様である。
 以上の第1から第3の実施形態では、打撃工具の一例としてハンマドリル100の場合で説明したが、打撃工具としてハンマビット200が直線動作のみを行う電動ハンマを用いてもよい。
10 ハウジング
11 空気取り込み部
11a 開口
12 空気排出部
12a 開口
13 空気排出部
13a 開口
20 モータ
21 回転軸
22 固定子
22a フランジ部
22U,22V,22W 固定子コイル
23 回転子
23a 永久磁石
24 位置検出素子
30 運動変換機構
32 中間軸
33 回転体
34 揺動部材
35 ピストン
36 シリンダ
37 駆動ギア
38 被動ギア
40 動力伝達機構
41 第1ギア
42 第2ギア
50 打撃要素
51 ストライカ
52 インパクトボルト
53 空気室
60 コントローラ
70 駆動電流供給装置
71 スイッチング素子
72 放熱板
73 伝熱材
80 格納容器
90 冷却ファン
100 ハンマドリル
110 本体部
120 ハンドグリップ
121 トリガ
130 電源
140 サイドグリップ
141 取付リング
142 ボルト
150 ツールホルダ
160 電装部材
161 冷却風案内部材
161a 第1領域
161b 第2領域
161c 通風孔
200 ハンマビット

Claims (9)

  1.  工具ビットを長軸方向に直線状に移動させて被加工材に加工作業を行う打撃工具であって、
     前記工具ビットを駆動するためのブラシレスモータであって、固定子と、回転子と、前記回転子が取付けられた回転軸とを有するとともに、前記回転子が前記固定子の外側に配置されたアウタロータ型としてとして構成されたブラシレスモータと、
     前記ブラシレスモータの駆動を制御する電装部材と、
     前記ブラシレスモータによって回転駆動される冷却ファンであって、前記ブラシレスモータおよび前記電装部材を冷却するための冷却風を発生させる冷却ファンと、を有することを特徴とする打撃工具。
  2.  請求項1に記載の打撃工具であって、
     前記電装部材は、前記冷却風の流れにおいて、前記冷却ファンの下流側の冷却風により冷却されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  3.  請求項1に記載の打撃工具であって、
     前記電装部材および前記ブラシレスモータは共に、前記冷却風の流れにおいて、前記冷却ファンの上流側の冷却風によって冷却されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  4.  請求項3に記載の打撃工具であって、
     前記上流側の冷却風は、前記ブラシレスモータに導かれる第1の冷却風と、前記電装部材に導かれる第2の冷却風とに区分され、前記ブラシレスモータおよび前記電装部材は、互いに独立した前記第1の冷却風と前記第2の冷却風によって冷却されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  5.  請求項3に記載の打撃工具であって、
     前記電装部材は、前記冷却風の流れにおいて、前記ブラシレスモータよりも上流側に配置されていることを特徴とする打撃工具。
  6.  請求項1~5のいずれかに記載の打撃工具であって、
     前記工具ビットの長軸線と平行に配置されて前記ブラシレスモータにより回転される駆動軸を有するとともに、当該駆動軸の回転出力を伝達して前記工具ビットを直線状に駆動する工具駆動部を有し、
     前記ブラシレスモータの回転軸と前記駆動軸が同軸上に配置されており、
     前記ブラシレスモータの回転軸よりも前記工具ビットの長軸線側に前記電装部材が配置されていることを特徴とする打撃工具。
  7.  請求項1~5に記載の打撃工具であって、
     前記工具ビットの長軸線と平行に配置されて前記ブラシレスモータにより回転される駆動軸を有するとともに、当該駆動軸の回転出力を伝達して前記工具ビットを直線状に駆動する工具駆動部を有し、
     前記ブラシレスモータの回転軸と前記駆動軸が平行に配置されており、
     前記電装部材は、前記工具ビットの長軸方向に関し、前記ブラシレスモータを挟んで前記冷却ファンの反対側に配置されていることを特徴とする打撃工具。
  8.  請求項1~7のいずれかに記載の打撃工具であって、
     前記回転軸上に前記冷却ファンが配置されていることを特徴とする打撃工具。
  9.  請求項1~8のいずれかに記載の打撃工具であって、
     前記電装部材は、前記ブラシレスモータに駆動電流を供給するための駆動電流供給装置と、前記駆動電流供給装置を制御するコントローラと、前記駆動電流供給装置および前記コントローラを収容するハウジングと、所定の面積を有する放熱面が形成された放熱部材とを有し、前記冷却ファンが発生する空気の流れに対して少なくとも前記放熱部材の放熱面が晒されるように配置されていることを特徴とする打撃工具。
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