JP2022109789A - 電気機器 - Google Patents

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圭太 齊藤
Keita Saito
英之 谷本
Hideyuki Tanimoto
文哉 弓削
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Abstract

【課題】騒音を抑制可能な電気機器を提供する。【解決手段】電気機器1は、ハウジング2と、ハウジング2に収容されたモータ3及びファン17と、を備える。ハウジング2は、モータ3を収容する筒型の筒型ハウジング20を有する。筒型ハウジング20の内面とモータ3のステータとが、樹脂を充填することで一体となるよう構成されている。筒型ハウジング20は、外部に露出する。ファン17の発生する気流は、ステータの内側を後方に流れる。【選択図】図3

Description

本発明は、ハウジングにモータを収容した構成の電気機器に関する。
下記特許文献1には、電池で駆動するドライバドリル(電気機器)が開示されている。
特開2014-69271号公報
ハウジングにモータを収容した構成の電気機器においては、ステータの振動によるハウジングの共振が騒音の原因となっている。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、騒音を抑制可能な電気機器を提供することにある。
本発明のある態様は、電気機器である。この電気機器は、
ハウジングと、
前記ハウジングに収容されたモータと、を備え、
前記ハウジングは、前記モータを収容する筒型の筒型ハウジングを有し、
前記筒型ハウジングの内面と前記モータのステータとが、樹脂を充填することで一体となるよう構成されている。
この態様によれば、ステータとハウジングが一体であるため共振の発生が抑制され、騒音を低減可能である。
前記筒型ハウジングは、外部に露出するよう構成されていてもよい。これによれば、ステータの熱を、樹脂とハウジングを介して外気に放熱可能であり、効率的な冷却が可能となる。
前記ハウジングに設けられた吸気口、及び、排気口と、
ファンと、を有し、
前記ファンは、前記ハウジング外部の空気を前記吸気口から吸込み、
前記空気は、前記ステータの内側を流れ、前記排気口から排気されてもよい。
これによれば、ハウジングの内側と外側両方から冷却が可能であり、効率的な冷却が可能となる。
前記ハウジングは、前記筒型ハウジングの前方側に設けられたギヤケースと、前記筒型ハウジングの後方側に設けられたテールカバーと、を有し、
前記ギヤケース及び前記テールカバーの一方から前記筒型ハウジングを貫通し、前記ギヤケース及び前記テールカバーの他方まで至るネジを有してもよい。
これによれば、ネジの本数を減らせるため、部品点数削減が可能となる。また、ネジボスの数を減らせるため小型化が可能となる。
前記ネジの頭部が、前記テールカバー側に存在してもよい。これによれば、ギヤケースとネジの間で軸力が働くため、ギヤケースをより強固に固定できる。
前記ハウジングは、前記筒型ハウジングを含む前後方向に延びる胴体部と、前記胴体部から下方に延びるハンドル部と、を有し、
前記胴体部の前端部に保持された先端工具を備えてもよい。
前記ハウジングは、前記筒型ハウジングの前方側に設けられたギヤケースと、前記筒型ハウジングの後方に設けられたハンドル部と、を有する、前後方向に延びる筒形状であり、
前記ギヤケースに収容され、前記モータの回転を減速する減速機構と、
前記減速機構によって駆動される先端工具と、を備えてもよい。
前記ハウジングは、前記筒型ハウジングを覆うハンドルハウジングと、前記ハンドルハウジングの前方に設けられたフロントケースと、を有し、
前記フロントケースに収容され、前記モータの回転を往復動に変換して先端工具に伝達する伝達機構を備えてもよい。
前記ハウジングは、電池パックを着脱可能な電池パック装着部を有し、
前記電池パック装着部に装着された電池パックの電力で動作してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、騒音を抑制可能な電気機器を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気機器1の側面図。 (A)は電気機器1の上部背面図。(B)は電気機器1の上部正面図。 電気機器1の側断面図。 電気機器1の分解後方斜視図。 電気機器1の分解前方斜視図。 電気機器1の分解側面図。 電気機器1の分解側断面図。 電気機器1の製造方法の一部を示す図であって、筒型ハウジング20、ステータ組、及び基板18を組み合わせて一体化する過程を示す説明図。 筒型ハウジング20、ステータ組、及び基板18を組み合わせたユニットの構成説明図。 図9のユニットに対してロータ組とテールカバー12をさらに組み合わせた状態の構成説明図。 本発明の実施の形態2に係る電気機器1Aの側面図。 本発明の実施の形態3に係る電気機器101の側断面図。 本発明の実施の形態4に係る電気機器201の側断面図。
以下において、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示である。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(実施の形態1)
図1~図10は、本発明の実施の形態1に係る電気機器1に関する。図1及び図4等により、電気機器1における互いに直交する前後、上下、左右の各方向を定義する。電気機器1は、ドライバドリルである。電気機器1は、ハウジング2を備える。
ハウジング2は、胴体部2a、ハンドル部2b、及び電池パック装着部2cを含む。胴体部2aは、中心軸が前後方向と略平行な筒状部である。ハンドル部2bは、胴体部2aから下方に延びる。ハンドル部2bの上端部に、ユーザがモータ3の駆動、停止を切り替えるためのトリガスイッチ(操作スイッチ)6が設けられる。電池パック装着部2cは、ハンドル部2bの下端部に設けられ、電池パック7を着脱可能に装着できる。電気機器1は、電池パック7の電力で動作する。
ハウジング2は、図4~図5に示すように、テールカバー12、筒型ハウジング20、左ハンドルハウジング13、右ハンドルハウジング14、前側ギヤケース8a及び後側ギヤケース8bからなるギヤケース、並びにギヤカバー9を組み合わせて一体化したものである。
テールカバー12は、単一の例えば樹脂成形体であり、4本のネジ51により筒型ハウジング20の後端部に後方から取り付けられ、筒型ハウジング20の後端部を覆う。図5及び図6に示すように、ネジ51は、テールカバー12の貫通孔12aを貫通し、筒型ハウジング20のネジ穴27に螺着され、これら部材を一体化する。
筒型ハウジング20は、中心軸方向が前後方向と平行な、単一の例えば樹脂成形体からなる筒体である。筒型ハウジング20は、前端が開口し、後端に背面部24を有する。背面部24の中心部には貫通孔23が設けられる。筒型ハウジング20は外部に露出する。
左ハンドルハウジング13及び右ハンドルハウジング14は、それぞれ単一の例えば樹脂成形体であり、図4に示すように7本のネジ53により互いに組み合わされて一体化される。左ハンドルハウジング13及び右ハンドルハウジング14の上端部は、筒型ハウジング20及びテールカバー12と共に、胴体部2aを成す。筒型ハウジング20の中間部は、ハンドル部2bを成す。筒型ハウジング20の下端部は、電池パック装着部2cを成す。
テールカバー12、筒型ハウジング20、左ハンドルハウジング13及び右ハンドルハウジング14は、アルミ等の金属製であってもよい。
前側ギヤケース8aは例えばアルミ等の金属製であり、後側ギヤケース8bは例えば樹脂製である。前側ギヤケース8aと後側ギヤケース8bは、4本のネジ54により固定されている。ギヤカバー9(例えば樹脂製)は、後側ギヤケース8bの後端開口を覆うよう後側ギヤケース8bに圧入されている。前側ギヤケース8a及び後側ギヤケース8bは、4本のネジ52により、左ハンドルハウジング13及び右ハンドルハウジング14の上部かつ前端部に前方から取り付けられる。図5及び図6に示すように、ネジ52は、前側ギヤケース8aの貫通孔8c、後側ギヤケース8bの貫通孔8d、左ハンドルハウジング13の貫通孔13a又は右ハンドルハウジング14の貫通孔14aを貫通し、筒型ハウジング20のネジ穴26に螺着され、これら部材を一体化する。
ハウジング2は、吸気口15及び排気口16を有する。吸気口15は、左ハンドルハウジング13及び右ハンドルハウジング14の上部側面にそれぞれ設けられる。排気口16は、図1に示すように、テールカバー12及び筒型ハウジング20の突き合わせ部の部分的な隙間として設けられる。もしくは、図5に示すように、テールカバー12の側面に設けられる。
電気機器1は、クラッチダイヤル10及びチャック部11を有する。クラッチダイヤル10及びチャック部11は、前側ギヤケース8aの前端部に取り付けられ、ハウジング2と共に電気機器1の外装を構成する。クラッチダイヤル10は、ユーザが締付トルクを設定するための操作部である。チャック部11は、ドライバビット等の先端工具19(図1)を保持する。
電気機器1は、モータ3、減速機構4、及びクラッチ機構5を有する。モータ3は、筒型ハウジング20の内部に収容保持される。減速機構4及びクラッチ機構5は、前側ギヤケース8a及び後側ギヤケース8bの内部に収容保持される。減速機構4は、モータ3の回転を減速し、先端工具19に伝達する。クラッチ機構5は、ユーザがクラッチダイヤル10によって設定したトルク設定値になると、減速機構4から先端工具19への回転伝達を遮断する。
モータ3は、ブラシレスモータであり、図7及び図9(D)に示すように、出力軸3a、ロータコア3b、ロータマグネット3c、ステータコア3d、及びステータコイル3eを有する。
出力軸3aは、軸線方向が前後方向と平行である。ロータコア3bは、出力軸3aの周囲に設けられ、出力軸3aと一体に回転する。ロータマグネット3cは、ロータコア3bに4つ挿入保持される。出力軸3a、ロータコア3b、ロータマグネット3c、及び後述のファン17は、ロータ組を構成する。
ステータコア3dは、筒型ハウジング20に保持される。ステータコア3dの6つの巻線スロットに、インシュレータ3h(図8(A))を介してそれぞれステータコイル3eが設けられる。ステータコア3d、ステータコイル3e、及びインシュレータ3hは、ステータ組を構成する。ステータコア3d及びステータコイル3eは、ステータを構成する。
電気機器1は、ベアリング(軸受)3f、3gを有する。ベアリング3fは、ギヤカバー9に保持され、出力軸3aの前部を支持する。ベアリング3gは、テールカバー12に保持され、出力軸3aの後部を支持する。
電気機器1は、ファン17を有する。ファン17は、遠心ファンであり、テールカバー12の内部に収容され、出力軸3aと一体に回転する。ファン17は、ハウジング2の外部の空気を吸気口15から吸い込み、排気口16から排気する。具体的には、ファン17の発生する気流は、ハウジング2の外部から吸気口15を通して吸い込まれ、ステータコア3dの内側(図8(C)、(D)に示す硬化した樹脂22とロータコア3bとの間)を後方に向けて流れ、ファン17に吸い込まれて遠心方向に流れ、排気口16からハウジング2の外部に排気される。このとき、筒型ハウジング20の背面部24がファンガイドとなり、効率よく冷却風が外部に排出される。なお、ステータコア3dの外周面と筒型ハウジング20の内周面との間は図8(C)、(D)に示す硬化した樹脂22で埋められているため、ファン17の発生する気流は、ステータコア3dの外周面と筒型ハウジング20の内周面との間には流れない。
電気機器1は、基板18を有する。基板18は、ステータコア3dの前方にインシュレータを介してネジ止め等により固定される。基板18は、モータ3の回転を検出するホールIC等の磁気センサを搭載したセンサ基板、あるいは、前記磁気センサ及びモータ3への電力供給用のスイッチング素子(インバータ回路)を搭載したセンサ・インバータ基板である。
図8(A)~図8(F)は、筒型ハウジング20、モータ3のステータ組、及び基板18を組み合わせて一体化する過程を示す。図8(A)、(B)に示すように、筒型ハウジング20は、最初、内筒部であるフロースペーサ部21、背面部24、及び外筒部である外周面部25を有する。筒型ハウジング20の後端は、背面部24によって塞がれている。
組立て過程において、まず、図8(A)に示すように、フロースペーサ部21と外周面部25との間にステータ組を圧入する。圧入は、ハンドプレスでよい。図8(A)は、ステータ組の圧入後の筒型ハウジング20の前方斜視図である。図8(B)は、同じく後方斜視図である。
続いて、図8(C)に示すように、ステータコイル3eが全て隠れるようにフロースペーサ部21と外周面部25との間に樹脂(熱硬化性樹脂)22を充填し、筒型ハウジング20を炉に入れ、100℃で1時間の加熱の後、150℃で3時間の加熱を行い、樹脂22を硬化させる。これにより、筒型ハウジング20の内面とステータ組とが一体となる。
その後、図8(D)、(E)に示すように、モータ3のロータ収納部を確保するためのドリル加工を行う。このドリル加工では、図8(D)に示すようにフロースペーサ21を除去すると共に、図8(E)に示すように背面部24の中心部に貫通孔23を形成する。
その後、図8(F)に示すように、基板18をステータ組に(インシュレータ3hに)前方からネジ止め等により固定する。なお、図8以外(図3等)では、樹脂22の図示を省略している。
図9(A)は、筒型ハウジング20、ステータ組、及び基板18を組み合わせたユニットの背面図である。図9(B)は、同ユニットの側面図である。図9(C)は、同ユニットの側断面図である。図9(D)は、図9(C)のA-A断面図である。図9(E)は、同ユニットの正面図である。
図10(A)~図9(E)は、図9(A)~図9(E)のユニットに対してロータ組とテールカバー12をさらに組み合わせた状態の構成説明図である。ロータ組は、筒型ハウジング20に対して後方から貫通孔23を通して組み込まれる。その後、テールカバー12が筒型ハウジング20に後方から組み付けられる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 単一の筒型ハウジング20にモータ3を収容し、樹脂22により筒型ハウジング20とモータ3のステータとを一体化した構成のため、ステータの振動によるハウジング2の共振やステータコア3dの鳴りを抑制し、騒音を低減できる。これと併せ、モータ3のベアリング3f、3gをそれぞれ単一のギヤカバー9及びテールカバー12で支持するため、ハウジング2とモータ3との軸精度が高められ、軸精度が低いと生じる回転不良が抑制され、生産性及び信頼性が高められる。
(2) 筒型ハウジング20は、単一構成(非分割構成)のため、左右方向からのネジ止めが不要である。このため、筒型ハウジング20は、左右方向からのネジ止めのための上下それぞれの出っ張り(ネジボスの張り出し部)が不要で、上下方向の幅が低減される。また側面視での意匠性が優れている。
(3) モータ3のステータが樹脂22に覆われるため、ステータの瞬間的な発熱を樹脂22に逃がすことができ、瞬間的な発熱に対する放熱面で有利である。すなわち、電気機器1は、一時的にモータ3の回転が急低下するような態様で使用されることがあり、その場合のステータの瞬間的な発熱には冷却風による冷却効果があまり期待できないが、本実施の形態によれば、ステータコア3dとステータコイル3eの隅々まで充填された樹脂22へ直接放熱することができる。
(4) 筒型ハウジング20の外周面が外部に露出するため、すなわちハウジング2は筒型ハウジング20の外周面を覆わない構成のため、ステータの熱を、樹脂と筒型ハウジング20を介して外気に放熱可能であり、効率的な冷却が可能である。
(5) 樹脂22を充填する際、筒型ハウジング20にフロースペーサ部21があることで、不要な部分への樹脂22への充填が抑制され、樹脂22の使用量を低減できる。フロースペーサ部21は、その後のドリル加工で除去されるため、ステータコア3dの内周面とロータコア3bの外周面との対向距離への影響はない。
(6) 樹脂22を硬化させる際、炉に入れるのは筒型ハウジング20とステータ組であり、基板18は炉に入れない。これにより、基板18に実装された電子部品が高温に晒されることを抑制し、製造過程における回路の故障を抑制できる。
(実施の形態2)
図11は、本発明の実施の形態2に係る電気機器1Aの側面図である。電気機器1Aにおいて、テールカバー12A、筒型ハウジング20A、左ハンドルハウジング、及び右ハンドルハウジング14Aは、実施の形態1におけるテールカバー12、筒型ハウジング20、左ハンドルハウジング13、及び右ハンドルハウジング14と比較して、前後方向に共通のネジ52Aで一体化される点で相違し、その他の点で一致する。ネジ52Aは、前側ギヤケース8a、後側ギヤケース8b、左ハンドルハウジング又は右ハンドルハウジング14A、筒型ハウジング20A、を貫通し、テールカバー12Aに螺着される。ネジ52Aの頭部は前側ギヤケース8a側に存在する。本実施の形態によれば、実施の形態1と比較して、ハウジング2Aの組立てに必要なネジの本数及びネジ締めの回数を低減できる。ネジ52Aの頭部はテールカバー12A側に存在してもよく、この場合、前側ギヤケース8aとネジ52Aとの間で軸力が働くため、前側ギヤケース8a及び後側ギヤケース8bをより強固に固定できる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3に係る電気機器101の側断面図である。図12により、電気機器101における互いに直交する前後、上下の各方向を定義する。電気機器101は、グラインダである。電気機器101は、ハウジング102を備える。
ハウジング102は、テールカバー112、筒型ハウジング120及びギヤケース108を組み合わせて一体化したものである。
テールカバー112は、中心軸方向が前後方向と平行な、単一の例えば樹脂成形体からなる筒体であり、図示しないネジにより筒型ハウジング120の後端部に後方から取り付けられる。テールカバー112は、拡径された後端部を除き、ハンドル部を構成する。このハンドル部に、モータ103の起動、停止を切り替える図示しない操作スイッチが設けられる。テールカバー112の後端部は、電池パック装着部であり、電池パック107を着脱可能に装着できる。
筒型ハウジング120は、中心軸方向が前後方向と平行な、単一の例えば樹脂成形体からなる筒体である。筒型ハウジング120は、後端が開口し、前端に前面部124を有する。前面部124の中心部には貫通孔123が設けられる。筒型ハウジング120は外部に露出する。
ギヤケース108は、例えばアルミ等の金属製であり、図示しないネジにより筒型ハウジング120の前端部に前方から取り付けられる。
電気機器101は、モータ103、減速機構104、及び砥石(先端工具)110を有する。モータ103は、筒型ハウジング120の内部に収容保持される。減速機構104は、ギヤケース108の内部に収容保持される。減速機構104は、モータ103の回転を減速すると共に、回転軸方向を90度変換し、砥石110に伝達する。
モータ103は、実施の形態1のモータ3と同等の構成のブラシレスモータである。
電気機器101は、ベアリング(軸受)103f、103gを有する。ベアリング103fは、ギヤケース108に保持され、モータ103の出力軸103aの前部を支持する。ベアリング103gは、テールカバー112に保持され、出力軸103aの後部を支持する。
電気機器101は、ファン117を有する。ファン117は、軸流ファンであり、筒型ハウジング120の前面部124とギヤケース108との間に位置し、出力軸103aと一体に回転する。ファン117は、ハウジング102の外部の空気を、テールカバー112に設けられた図示しない吸気口から吸い込み、ギヤケース108に設けられた図示しない排気口から排気する。
電気機器101は、センサ基板118を有する。センサ基板118は、ステータ組の後方にネジ止め等により固定される。センサ基板118は、モータ103の回転を検出するホールIC等の磁気センサを搭載する。
筒型ハウジング120、モータ103のステータ組、及びセンサ基板118は、図8(A)~図8(F)に示した過程と同等の過程を経て、組み合わされて一体化される。
本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4に係る電気機器201の側断面図である。図13により、電気機器201における互いに直交する前後、上下の各方向を定義する。電気機器201は、セーバソーである。電気機器201は、ハウジング202を備える。
ハウジング202は、ハンドルハウジング213、筒型ハウジング220、及びフロントケース212を組み合わせて一体化したものである。
ハンドルハウジング213は、左右分割構造であり、D型のハンドル部を構成する。このハンドル部に、トリガスイッチ206が設けられる。ハンドルハウジング213の下端部に、電池パック207が着脱可能に装着される。ハンドルハウジング213は、筒型ハウジング220を覆う。
筒型ハウジング220は、中心軸方向が前後方向と平行な、単一の例えば樹脂成形体からなる筒体である。筒型ハウジング220は、後端が開口し、前端に前面部224を有する。前面部224の中心部には貫通孔223が設けられる。
フロントケース212は、例えばアルミ等の金属製であり、図示しないネジによりハンドルハウジング213の前端部に前方から取り付けられる。
電気機器201は、モータ203、伝達機構204、及び鋸刃(先端工具)210を有する。モータ203は、筒型ハウジング220の内部に収容保持される。伝達機構204は、フロントケース212の内部に収容保持される。伝達機構204は、モータ203の回転を前後方向への往復動に変換して鋸刃210に伝達する往復駆動機構と、モータ203の回転を利用して鋸刃210を上下方向に揺動させる揺動機構と、を有する。揺動機構を動作させて鋸刃210を上下方向に揺動させながら切断する(しゃくり切断する)オービタルモードの有効、無効は、図示しないチェンジレバーにより作業者が切替え可能である。
モータ203は、実施の形態1のモータ3と同等の構成のブラシレスモータである。
電気機器201は、ファン217を有する。ファン217は、軸流ファンであり、筒型ハウジング220の前面部124とフロントケース212との間に位置し、モータ203と一体に回転する。ファン217は、ハウジング202の外部の空気を、ハンドルハウジング213に設けられた吸気口215から吸い込み、フロントケース212に設けられた図示しない排気口から排気する。
電気機器201は、センサ基板218を有する。センサ基板218は、ステータ組の後方にネジ止め等により固定される。センサ基板218は、モータ203の回転を検出するホールIC等の磁気センサを搭載する。
筒型ハウジング220、モータ203のステータ組、及びセンサ基板218は、図8(A)~図8(F)に示した過程と同等の過程を経て、組み合わされて一体化される。
本実施の形態によれば、筒型ハウジング220がハンドルハウジング213で覆われるためステータの冷却性が低下するものの、その他の点においては実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
本発明の電気機器は、ドライバドリルやグラインダ、セーバソーに限定されず、インパクトドライバやハンマドリル等の他の種類の作業機であってもよく、また作業機以外のものであってもよい。
1、1A…電気機器、2…ハウジング、2a…胴体部、2b…ハンドル部、2c…電池パック装着部、3…モータ、3a…出力軸、3b…ロータコア、3c…ロータマグネット、3d…ステータコア、3e…ステータコイル、3f、3g…ベアリング(軸受)、3h…インシュレータ、4…減速機構、5…クラッチ機構、6…トリガスイッチ、7…電池パック、8a…前側ギヤケース、8b…後側ギヤケース、8c、8d…貫通孔、9…ギヤカバー、10…クラッチダイヤル、11…チャック部、12…テールカバー、12a…貫通孔、13…左ハンドルハウジング、13a…貫通孔、14…右ハンドルハウジング、14a…貫通孔、15…吸気口、16…排気口、17…ファン、18…基板、19…先端工具、20…筒型ハウジング、21…フロースペーサ部、22…熱硬化性樹脂、23…貫通孔、24…背面部、25…外周面部、26、27…ネジ穴、51~54…ネジ、
101…電気機器、102…ハウジング、103…モータ、103a…出力軸、104…減速機構、107…電池パック、108…ギヤケース、110…砥石(先端工具)、117…ファン、118…センサ基板、120…筒型ハウジング、123…貫通孔、124…前面部、
201…電気機器、202…ハウジング、203…モータ、204…伝達機構、206…トリガスイッチ、207…電池パック、210…鋸刃(先端工具)、212…フロントケース、213…ハンドルハウジング、215…吸気口、217…ファン、218…センサ基板、220…筒型ハウジング、223…貫通孔、224…前面部。

Claims (9)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容されたモータと、を備え、
    前記ハウジングは、前記モータを収容する筒型の筒型ハウジングを有し、
    前記筒型ハウジングの内面と前記モータのステータとが、樹脂を充填することで一体となるよう構成されている、
    ことを特徴とする電気機器。
  2. 前記筒型ハウジングは、外部に露出するよう構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記ハウジングに設けられた吸気口、及び、排気口と、
    ファンと、を有し、
    前記ファンは、前記ハウジング外部の空気を前記吸気口から吸込み、
    前記空気は、前記ステータの内側を流れ、前記排気口から排気される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
  4. 前記ハウジングは、前記筒型ハウジングの前方側に設けられたギヤケースと、前記筒型ハウジングの後方側に設けられたテールカバーと、を有し、
    前記ギヤケース及び前記テールカバーの一方から前記筒型ハウジングを貫通し、前記ギヤケース及び前記テールカバーの他方まで至るネジを有する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電気機器。
  5. 前記ネジの頭部が、前記テールカバー側に存在する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
  6. 前記ハウジングは、前記筒型ハウジングを含む前後方向に延びる胴体部と、前記胴体部から下方に延びるハンドル部と、を有し、
    前記胴体部の前端部に保持された先端工具を備える、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電気機器。
  7. 前記ハウジングは、前記筒型ハウジングの前方側に設けられたギヤケースと、前記筒型ハウジングの後方に設けられたハンドル部と、を有する、前後方向に延びる筒形状であり、
    前記ギヤケースに収容され、前記モータの回転を減速する減速機構と、
    前記減速機構によって駆動される先端工具と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電気機器。
  8. 前記ハウジングは、前記筒型ハウジングを覆うハンドルハウジングと、前記ハンドルハウジングの前方に設けられたフロントケースと、を有し、
    前記フロントケースに収容され、前記モータの回転を往復動に変換して先端工具に伝達する伝達機構を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  9. 前記ハウジングは、電池パックを着脱可能な電池パック装着部を有し、
    前記電池パック装着部に装着された電池パックの電力で動作する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の電気機器。
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