WO2013121995A1 - メンテナンス装置 - Google Patents
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Abstract
ヘッドの表面に付着した付着物をノズルに押し込むことなく、付着物を効率よく除去することを課題とする。 解決手段として、ヘッド32に設けられたノズル31から液滴を吐出することで被記録媒体に印刷を行なう液滴吐出装置のヘッド32のメンテナンス装置10であって、ヘッド32の表面であってノズル31が設けられた面上の付着物を拭き取る拭き取り部材1を備え、拭き取り部材1の弾性率は、1400MPa以上、2900MPa以下である。
Description
本発明は、被記録媒体に印刷を行う液滴吐出装置のヘッドのメンテナンス装置に関する。
特許文献1には、インクに対する接触角が60度以上であるゴム材料を用いたことを特徴とするインクジェット用ワイパーが記載されている。
従来のインクジェットプリンタにおいて、ヘッドの表面に付着したインクを払拭するワイパーは、弾性率が小さいゴム材料から形成されていた。しかし、ワイパーがゴム材料から形成されている場合には、ヘッドの表面に付着したインクを除去するために必要な押し付け圧を確保しようとすることによって、ワイパーのたわみが大きくなり、ヘッドとワイパーとの接触角が小さくなる。そのため、ワイパーがヘッドを払拭するときに、ヘッドの表面に付着したインクをノズルに押し込んでしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ヘッドの表面に付着した付着物(インク)をノズルに押し込むことなく、付着物を効率よく除去することができるメンテナンス装置を提供することを目的とする。
本発明に係るメンテナンス装置は、上記の課題を解決するため、ヘッドに設けられたノズルから液滴を吐出することで被記録媒体に印刷を行なう液滴吐出装置の上記ヘッドのメンテナンス装置であって、ヘッドの表面であってノズルが設けられた面上の付着物を拭き取る拭き取り部を備え、上記拭き取り部の弾性率は、1400MPa以上、2900MPa以下であることを特徴としている。
弾性率が1400MPa以上である拭き取り部を用いることによって、ヘッドの表面に付着した付着物を除去するために必要な押し付け圧力を確保した場合に、拭き取り部のたわみを小さくすることができる。拭き取り部のたわみを小さくすることによって、ヘッドと拭き取り部との接触角を大きくすることができ、拭き取り部から付着物に加わる上向きの力が小さくなる。そのため、拭き取り部がヘッドを払拭するときに、ヘッドの表面に付着した付着物をノズルに押し込むことを防止できる。
また、弾性率が2900MPa以下であることによって、拭き取り部の上記表面に対する付着性能が向上する。つまり、良好な払拭性能を発揮することができ、効率よく上記表面の付着物を除去できる。
よって、ヘッドの表面に付着した付着物をノズルに押し込むことなく、付着物を効率よく除去することができる。
また、本発明に係るメンテナンス装置では、上記拭き取り部は、ポリプロピレンであることが好ましい。
ポリプロピレンは、弾性率が1400MPa以上、2900MPa以下であることに加えて、耐熱性及び耐薬品性を有している。そのため、拭き取り部がポリプロピレンである場合には、高温下において、拭き取り部のクリーニング性能を維持することができ、溶剤の使用時において、拭き取り部の劣化を防止することができる。
また、本発明に係るメンテナンス装置では、上記拭き取り部の厚さは、0.2mm以上であることが好ましい。
拭き取り部の厚さを0.2mm以上にすることによって、拭き取り部の長さを短くすることなく、付着物を除去するために必要な押し付け圧力を容易に得ることができる。
また、本発明に係るメンテナンス装置は、上記拭き取り部はシート状であり、上記拭き取り部の法線方向であって当該拭き取り部に向かって加わる力に対して、当該力の加わる方向とは反対側の面から上記拭き取り部を支える支持部を備えることが好ましい。
メンテナンス装置を移動させることによって、ヘッドと拭き取り部とが接触し、シート状である拭き取り部の法線方向に向かって力が加わる。そのため、シート状の拭き取り部が、力が加わった方向にたわみ、付着物を拭き取るために必要な押し付け圧力を確保できないおそれがある。しかし、上記メンテナンス装置においては、支持部が力の加わる方向とは反対の面から拭き取り部を支えるため、拭き取り部のたわみを調整でき、拭き取り部が大きくたわむことを防止できる。よって、付着物を拭き取るために必要な押し付け圧力を確保することができる。
また、本発明に係るメンテナンス装置は、上記付着物を拭き取る拭き取り補助部をさらに備えていることが好ましい。
拭き取り部により付着物の大部分を除去した後に、拭き取り補助部を用いてヘッドの表面に残存する付着物を除去することができる。そのため、ヘッドの表面に残存した付着物が蓄積することによって、ヘッドが使用できなくなることを防止できる。したがって、上記メンテナンス装置は、ヘッドの表面に付着した付着物を効率よく除去することができ、液滴吐出装置の性能を長期にわたって保つことができる。
また、本発明に係るメンテナンス装置では、上記拭き取り補助部は、ゴムであることが好ましい。
拭き取り部により付着物の大部分を拭き取り部によりノズルに押し込むことなく除去することができるため、拭き取り補助部が弾性率の低いゴムである場合も、ヘッドの表面に付着した付着物をノズルに押し込むことなく、残存する付着物を除去することができる。
本発明に係るメンテナンス装置は、ヘッドの表面に付着した付着物をノズルに押し込むことなく、付着物を効率よく除去することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
〔第一実施形態〕
図1A及び図1Bは、本発明の一実施形態に係るメンテナンス装置10の構成を示す図であり、図1Aはメンテナンス装置10の斜視図であり、図1Bはメンテナンス装置10の側面図である。
図1A及び図1Bは、本発明の一実施形態に係るメンテナンス装置10の構成を示す図であり、図1Aはメンテナンス装置10の斜視図であり、図1Bはメンテナンス装置10の側面図である。
<メンテナンス装置10>
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態に係るメンテナンス装置10は、拭き取り部材(拭き取り部)1、支持部2及び基体3を備えている。
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態に係るメンテナンス装置10は、拭き取り部材(拭き取り部)1、支持部2及び基体3を備えている。
メンテナンス装置10は、被記録媒体に対して、インク(液滴)を吐出し、図、文字を印刷する液滴吐出装置に取り付けられるものである。また、メンテナンス装置10は、ノズルから吐出されたインクが液滴吐出装置のヘッドの表面に付着した場合に、ヘッドの表面を払拭することによりヘッドの表面に付着したインク(付着物)を除去するために用いられる。
(拭き取り部材1)
拭き取り部材1は、ヘッドの表面であってノズルが設けられた面上のインクを拭き取るためのシート状の部材である。拭き取り部材1が上記ヘッドの表面と接触することにより、その表面上に付着しているインクを拭き取ることができる。
拭き取り部材1は、ヘッドの表面であってノズルが設けられた面上のインクを拭き取るためのシート状の部材である。拭き取り部材1が上記ヘッドの表面と接触することにより、その表面上に付着しているインクを拭き取ることができる。
拭き取り部材1は、1400MPa以上、2900MPa以下のシート状のポリプロピレンである。なお、本発明に係るメンテナンス装置が備える拭き取り部の弾性率は、1400MPa以上、2900MPa以下であればよいが、より好ましくは1900MPa以上、2300MPa以下である。1400MPa以上、であることにより、ヘッドの表面に付着した付着物を除去するために必要な押し付け圧力を確保した場合に、拭き取り部のたわみを小さくすることができる。拭き取り部のたわみを小さくすることによって、ヘッドと拭き取り部との接触角を大きくすることができ、拭き取り部から付着物に加わる上向きの力が小さくなる。そのため、拭き取り部がヘッドを払拭するときに、ヘッドの表面に付着した付着物をノズルに押し込むことを防止できる。また、弾性率が2900MPa以下であることによって、拭き取り部の上記表面に対する付着性能が向上する。つまり、良好な払拭性能を発揮することができ、良好に上記表面の付着物を除去できる。本明細書中における「弾性率」とは、JIS規格K7113「プラスチックの引張試験方法」で計測される係数であり、単位ひずみあたりに応力がどれだけ必要かを表している。
本発明に係るメンテナンス装置が備える拭き取り部は、弾性率が1400MPa以上、2900MPa以下であり、ノズルにインクを押し付けることなく、ヘッドの表面に付着したインクを除去できる部材であれば限定されない。拭き取り部としては、高弾性率ポリエチレン、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート又はポリプロピレン等のポリマーが好ましく、ポリプロピレンが特に好ましい。
ポリプロピレンは、耐熱性、耐薬品性等を有している。そのため、拭き取り部がポリプロピレンである場合には、高温下において、拭き取り部のクリーニング性能を維持することができ、溶剤に顔料等の着色剤が希釈されたインク(溶剤インク)の使用時において、拭き取り部が劣化を防止することができる。よって、耐久性に優れたメンテナンス装置を提供することができる。
また、本発明に係るメンテナンス装置が備える拭き取り部の厚さは、0.2mm以上であることが好ましく、0.3mm以上であることがより好ましい。また、0.5mm以下であることが好ましく、0.4mm以下であることがより好ましい。拭き取り部の厚さを、0.2mm以上にすることにより、インクを除去するために必要な押し付け圧力を得ることができる。拭き取り部の厚さが小さい値であっても、拭き取り部の長さを短くすることによって、押し付け圧力を確保し得るが、拭き取り部を保持する基体とノズルを有するヘッドの表面とのクリアランスを設計公差の範囲全てにおいて確保しつつ、必要な押し付け圧力を得ることは困難である。そこで、メンテナンス装置を備える液滴吐出装置の設計において、基体とヘッドの表面との間隔は最小でも4mm程度にすることが好ましい。拭き取り部の厚さを0.2mm以上にすることによって、拭き取り部の長さを4mm未満にすることなく、インクを除去するために必要な押し付け圧力を容易に得ることができる。
(支持部2)
支持部2は、拭き取り部材1がヘッドの表面に付着したインクを除去するときに、拭き取り部材1を支えるためのものである。より詳細には、支持部2は、拭き取り部材1をヘッドに押し付けて移動させることで付着物を拭き取るときに、拭き取り部材1の法線方向であって拭き取り部材1に向かって加わる力に対して、力が加わる方向とは反対側の面から拭き取り部材を支えることができるように、メンテナンス装置10に備えられている。
支持部2は、拭き取り部材1がヘッドの表面に付着したインクを除去するときに、拭き取り部材1を支えるためのものである。より詳細には、支持部2は、拭き取り部材1をヘッドに押し付けて移動させることで付着物を拭き取るときに、拭き取り部材1の法線方向であって拭き取り部材1に向かって加わる力に対して、力が加わる方向とは反対側の面から拭き取り部材を支えることができるように、メンテナンス装置10に備えられている。
上記の構成により、支持部2が力の加わる方向とは反対の面から拭き取り部を支えるため、拭き取り部のたわみを調整でき、拭き取り部が大きくたわむことを防止できる。よって、拭き取り部は、ヘッドの表面に付着したインクを除去するために必要な押し付け圧力を確保することができる。
支持部は、拭き取り部と同様の部材から形成されていてもよく、また異なる部材から形成されていてもよい。また、支持部としては、ゴムから形成された板状の部材を用いてもよい。
溶剤インクを印刷に使用する場合には、溶剤が揮発することによって、粘度が増した増粘インクがヘッドの表面に付着し、紫外線硬化樹脂を含むインクを使用している場合にも、インクが外気と接触すること、又は照射した紫外線の反射光を受けることによって、増粘インクがヘッドの表面に付着する。インクの種類及び性質に応じて、拭き取り部に要求される押し付け圧力等が変化するが、当該変化に応じて、支持部の長さ、材質等の構成を適宜変更することが好ましい。支持部の長さ、材質等を変更することによって、拭き取り部を変更することなく、ヘッドに付着したインクを除去するために必要な押し付け圧力を確保することができる。
(基体3)
基体3は、図1A及び図1Bに示すように、拭き取り部材1及び支持部2を保持するためのものである。拭き取り部材1及び支持部2を保持する基体3を液滴吐出装置に取り付けることによって、液滴吐出装置内におけるヘッドのメンテナンス装置として使用することができる。
基体3は、図1A及び図1Bに示すように、拭き取り部材1及び支持部2を保持するためのものである。拭き取り部材1及び支持部2を保持する基体3を液滴吐出装置に取り付けることによって、液滴吐出装置内におけるヘッドのメンテナンス装置として使用することができる。
よって、本実施形態に係るメンテナンス装置10は、ヘッドの表面に付着したインクをノズルに押し込むことなく、インクを効率よく除去することができる。
〔第二実施形態〕
本発明の他の実施形態について、図2A及び図2Bを用いて説明する。図2A及び図2Bは、本発明の他の実施形態に係るメンテナンス装置20の構成を示す図であり、図2Aはメンテナンス装置20の斜視図であり、図2Bはメンテナンス装置20の側面図である。
本発明の他の実施形態について、図2A及び図2Bを用いて説明する。図2A及び図2Bは、本発明の他の実施形態に係るメンテナンス装置20の構成を示す図であり、図2Aはメンテナンス装置20の斜視図であり、図2Bはメンテナンス装置20の側面図である。
<メンテナンス装置20>
本実施形態に係るメンテナンス装置20は、ゴム部材(拭き取り補助部)24をさらに備えているという点及び支持部2を備えていない点で、第一実施形態とは異なる。なお、本実施形態に記載の拭き取り部材21及び基体23は、第一実施形態に記載の拭き取り部材1及び基体3にそれぞれ相当するため、その説明を省略する。
本実施形態に係るメンテナンス装置20は、ゴム部材(拭き取り補助部)24をさらに備えているという点及び支持部2を備えていない点で、第一実施形態とは異なる。なお、本実施形態に記載の拭き取り部材21及び基体23は、第一実施形態に記載の拭き取り部材1及び基体3にそれぞれ相当するため、その説明を省略する。
(ゴム部材24)
ゴム部材24は、拭き取り部材21によるインクの除去を補助するための部材である。ゴム部材24は板状の部材であり、払拭性能を向上させるために、ゴム部材24の先端がかぎ爪形状になっている。ゴム部材24は、拭き取り部材21によりインクの大部分を除去した後に、ヘッドの表面に残存するインクを除去する。そのため、ヘッドの表面に残存したインクが蓄積することによって、ヘッドが使用できなくなることを防止できる。したがって、メンテナンス装置20は、ヘッドの表面に付着したインクを効率よく除去することができ、液滴吐出装置の性能を長期にわたって保つことができる。
ゴム部材24は、拭き取り部材21によるインクの除去を補助するための部材である。ゴム部材24は板状の部材であり、払拭性能を向上させるために、ゴム部材24の先端がかぎ爪形状になっている。ゴム部材24は、拭き取り部材21によりインクの大部分を除去した後に、ヘッドの表面に残存するインクを除去する。そのため、ヘッドの表面に残存したインクが蓄積することによって、ヘッドが使用できなくなることを防止できる。したがって、メンテナンス装置20は、ヘッドの表面に付着したインクを効率よく除去することができ、液滴吐出装置の性能を長期にわたって保つことができる。
本発明に係るメンテナンス装置が備える拭き取り補助部は、拭き取り部による付着物の除去を補助することができれば、限定されないが、ゴムであることが好ましく、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム又はフッ素ゴム等であることがより好ましい。
次に、図3を用いて、本実施形態に係るメンテナンス装置20がヘッド32の表面に付着したインクを除去する動作について説明する。図3は、本発明の他の実施形態に係るメンテナンス装置20が、液滴吐出装置のヘッド32を清掃する動作を示す側面図である。
図3に示されているように、メンテナンス装置20は、メンテナンス装置支持部25に取り付けられ、矢印X方向に移動する。
メンテナンス装置支持部25は、メンテナンス装置20を保持し、メンテナンス装置20を液滴吐出装置の内部に取り付けるためのものである。
液滴吐出装置が被記録媒体に対してインクを吐出し、図、文字等を印刷している間は、メンテナンス装置支持部25に取り付けられたメンテナンス装置20は、位置(a)に待機している。
本実施形態における液滴吐出装置は、キャリッジ30、ノズル31及びヘッド32を備えている。キャリッジ30は、ヘッド32を搭載し、ヘッド32は、インクを格納している。ノズル31は、ヘッド32の表面に複数設けられており、被記録媒体に対してインクを吐出する。また、キャリッジ30は被記録媒体に対面している状態で移動しつつ、ノズル31から被記録媒体対してインクを吐出することによって、所望の図、文字等を印刷する。
キャリッジ30を予め定めた回数移動させた、あるいは、ヘッド32の表面に付着したインクを検出した等によって、ヘッド32の表面をメンテナンス装置20により清掃する必要が生じた場合には、キャリッジ30が図3に示す位置まで移動する。そして、メンテナンス装置支持部25が位置(b)の方向に移動することによって、拭き取り部材21とヘッド32の表面とが接触する。
そして、拭き取り部材21がヘッド32の表面と接触することにより、拭き取り部材21がヘッド32の表面に付着したインクを除去する。拭き取り部材21によって、ヘッド32の表面に付着していたインクの大部分が除去される。拭き取り部材21の弾性率が1400MPa以上であるため、ヘッド32の表面に付着したインクを除去するときに、拭き取り部材21のたわみを小さくすることができる。そのため、ヘッド32と拭き取り部材21との接触角を大きくすることができ、拭き取り部材21からヘッド32の表面に付着したインクに加わる上向きの力が小さくなる。よって、拭き取り部材21がヘッド32を払拭するときに、ヘッド32の表面に付着したインクをノズル31に押し込むことを防止することができる。また、拭き取り部材21の弾性率が2900MPa以下であるため、硬すぎてヘッド32の表面に対する付着性が悪くなるということがなく、良好な払拭性能を発揮して、ヘッド32の表面の付着物を効率よく除去できる。
なお、ヘッドの表面に付着した付着物を除去するために必要な押し付け圧力は、付着物の種類、性質等及び拭き取り部の種類、性質等によって変更されるが、200gf(g・m/s2)~600gfが好ましい。押し付け圧力が、200gf以上であることによって、ヘッドの表面に付着した付着物の粘性が増した場合であっても、上記付着物を除去することができる。また、押し付け圧力が、600gf以下であることによって、拭き取り部及びヘッドの表面を傷つけることなく、付着物を除去することができる。
さらに、メンテナンス装置20は、拭き取り部材21がヘッド32の表面に付着したインクを除去した後に、ゴム部材24が上記表面に付着する。よって、ゴム部材24は、ヘッド32の表面に残存しているインクを除去することができる。
次に、拭き取り部材21及びゴム部材24がヘッド32の表面と接触した状態で、メンテナンス装置20が、位置(c)まで移動すると、拭き取り部材21及びゴム部材24とヘッド32の表面との接触が解除され、メンテナンス装置20によるヘッド32の表面の清掃が終了する。
よって、本実施形態に係るメンテナンス装置20は、ヘッド32の表面に付着したインクをノズル31に押し込むことなく、インクを効率よく除去することができる。
なお、図2A及び図2B、図3においては、拭き取り部材21とゴム部材24とが接触しているが、接触していなくてもよい。つまり、拭き取り部及び拭き取り補助部によるヘッドの表面の払拭がそれぞれ可能であれば、メンテナンス装置において、これらは重ねて設けられていてもよく、また離間して設けられていてもよい。
また、メンテナンス装置における拭き取り部及び拭き取り補助部の数は、限定されず、拭き取り部及び拭き取り補助部はそれぞれ複数設けられていてもよい。
〔付記事項〕
本発明の一実施形態に係るメンテナンス装置10は、ヘッド32に設けられたノズル31から液滴を吐出することで被記録媒体に印刷を行なう液滴吐出装置のヘッド32のメンテナンス装置10であって、ヘッド32の表面であってノズル31が設けられた面上の付着物を拭き取る拭き取り部材1を備え、拭き取り部材1の弾性率は、1400MPa以上、2900MPa以下であることを特徴としている。
本発明の一実施形態に係るメンテナンス装置10は、ヘッド32に設けられたノズル31から液滴を吐出することで被記録媒体に印刷を行なう液滴吐出装置のヘッド32のメンテナンス装置10であって、ヘッド32の表面であってノズル31が設けられた面上の付着物を拭き取る拭き取り部材1を備え、拭き取り部材1の弾性率は、1400MPa以上、2900MPa以下であることを特徴としている。
弾性率が1400MPa以上である拭き取り部材1を用いることによって、ヘッド32の表面に付着した付着物を除去するために必要な押し付け圧力を確保した場合に、拭き取り部材1のたわみを小さくすることができる。拭き取り部材1のたわみを小さくすることによって、ヘッド32と拭き取り部材1との接触角を大きくすることができ、拭き取り部材1から付着物に加わる上向きの力が小さくなる。そのため、拭き取り部材1がヘッド32を払拭するときに、ヘッド32の表面に付着した付着物をノズル31に押し込むことを防止することができる。
また、弾性率が2900MPa以下であることによって、拭き取り部材1の上記表面に対する付着性能が向上する。つまり、良好な払拭性能を発揮することができ、ヘッド32の表面の付着物を効率よく除去できる。
よって、ヘッド32の表面に付着した付着物をノズル31に押し込むことなく、付着物を効率よく除去することができる。
また、メンテナンス装置10では、拭き取り部材1は、ポリプロピレンであることが好ましい。
ポリプロピレンは、弾性率が1400MPa以上、2900MPa以下であることに加えて、耐熱性及び耐薬品性を有している。そのため、拭き取り部材1がポリプロピレンである場合には、高温下において、拭き取り部材1のクリーニング性能を維持することができ、溶剤の使用時において、拭き取り部材1の劣化を防止することができる。
また、メンテナンス装置10では、拭き取り部材1の厚さは、0.2mm以上であることが好ましい。
拭き取り部材1の厚さを0.2mm以上にすることによって、拭き取り部材1の長さを短くすることなく、付着物を除去するために必要な押し付け圧力を容易に得ることができる。
また、メンテナンス装置10は、拭き取り部材1はシート状であり、拭き取り部材1の法線方向であって拭き取り部材1に向かって加わる力に対して、当該力の加わる方向とは反対側の面から拭き取り部材1を支える支持部2を備えることが好ましい。
メンテナンス装置10を移動させることによって、ヘッド32と拭き取り部材1とが接触し、シート状である拭き取り部材1の法線方向に向かって力が加わる。そのため、シート状の拭き取り部材1が、力が加わった方向にたわみ、付着物を拭き取るために必要な押し付け圧力を確保できないおそれがある。しかし、メンテナンス装置10においては、支持部2が力の加わる方向とは反対の面から拭き取り部材1を支えるため、拭き取り部材1のたわみを調整でき、拭き取り部材1が大きくたわむことを防止できる。よって、付着物を拭き取るために必要な押し付け圧力を確保することができる。
また、メンテナンス装置20は、付着物を拭き取る拭き取り補助部をさらに備えていることが好ましい。
拭き取り部材21により付着物の大部分を除去した後に、拭き取り補助部を用いてヘッド32の表面に残存する付着物を除去することができる。そのため、ヘッド32の表面に残存した付着物が蓄積することによって、ヘッド32が使用できなくなることを防止できる。したがって、メンテナンス装置20は、ヘッド32の表面に付着した付着物を効率よく除去することができ、液滴吐出装置の性能を長期にわたって保つことができる。
また、メンテナンス装置20では、拭き取り補助部は、ゴム部材24であることが好ましい。
拭き取り部材21により付着物の大部分を拭き取り部材21によりノズルに押し込むことなく除去することができるため、拭き取り補助部が弾性率の低いゴム部材24である場合も、ヘッド32の表面に付着した付着物をノズル31に押し込むことなく、残存する付着物を除去することができる。
以下に実施例を示し、本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。さらに、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、本明細書中に記載された文献の全てが参考として援用される。
〔実施例1〕
拭き取り部としては、高透明PP(ポリプロピレン)シート(出光ユニテック製のスーパーピュアレイ(登録商標))を使用した。PPシートの長さは7mmであり、厚さは0.35mmであり、弾性率は2150~2200MPaであった。また、PPシートを支える支持部としては、長さが4mmのゴム部材を使用した。
拭き取り部としては、高透明PP(ポリプロピレン)シート(出光ユニテック製のスーパーピュアレイ(登録商標))を使用した。PPシートの長さは7mmであり、厚さは0.35mmであり、弾性率は2150~2200MPaであった。また、PPシートを支える支持部としては、長さが4mmのゴム部材を使用した。
次に、基体にPPシート及びゴム部材を保持させて、メンテナンス装置を形成した。様々な被記録媒体の厚さに対応できるように、ヘッドの高さを可変とした。メンテナンス装置の高さをヘッドの高さに応じて可変とした場合には、インクジェットプリンタの構造が複雑になるため、メンテナンス装置の高さを固定した。このため、ノズルを備えたヘッドの表面と基体との間隔を5.4~6.4mmの範囲に確保できるように、メンテナンス装置をインクジェットプリンタ内に設置した。
そして、メンテナンス装置をヘッドとの相対速度110mm/sで移動させて、ヘッドの表面に付着したインクをPPシートにより除去した。なお、このとき、インクジェットプリンタ内の環境湿度を20%、環境温度を15、25及び35℃とそれぞれ違う条件下において、インクを除去した。
〔実施例2〕
拭き取り部として、PET(ポリエチレンテレフタレート)シート(ポリテック株式会社製のA-PETシート(登録商標))を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたPETシートの弾性率は1960MPaであった。厚さは0.3mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
拭き取り部として、PET(ポリエチレンテレフタレート)シート(ポリテック株式会社製のA-PETシート(登録商標))を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたPETシートの弾性率は1960MPaであった。厚さは0.3mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
〔実施例3〕
拭き取り部として、HDPE(高密度ポリエチレン)シート(日本ポリエチレン製のノバテックHD(登録商標))を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたHDPEシートの弾性率は1450MPaであった。厚さは0.4mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
拭き取り部として、HDPE(高密度ポリエチレン)シート(日本ポリエチレン製のノバテックHD(登録商標))を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたHDPEシートの弾性率は1450MPaであった。厚さは0.4mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
〔比較例1〕
拭き取り部として、POM(ポリアセタール)シート(デュポン製のデルリン(登録商標))を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたPOMシートの弾性率は2940MPaであった。厚さは0.3mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
拭き取り部として、POM(ポリアセタール)シート(デュポン製のデルリン(登録商標))を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたPOMシートの弾性率は2940MPaであった。厚さは0.3mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
〔比較例2〕
拭き取り部として、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたPTFEの弾性率は550MPaであった。厚さは0.5mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
拭き取り部として、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたPTFEの弾性率は550MPaであった。厚さは0.5mmとし、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
〔比較例3〕
拭き取り部として、ゴムを用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたゴムの弾性率は15MPaであった。厚さは2mm、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
拭き取り部として、ゴムを用いて、実施例1と同じ方法でヘッド表面のインクの除去を行なった。用いたゴムの弾性率は15MPaであった。厚さは2mm、その他の寸法等は実施例1と同じ条件とした。
〔ノズルへの押し込み評価〕
各実施例及び比較例に係る拭き取り部により、ノズルにインクの押し込みが起こるか否かについて評価した。100回のクリーニングで40回以上の押し込みが発生すればバツ、5回以上40回未満押し込みが発生すれば三角、5回未満の押し込み発生で丸とした。また、拭き取り部の変形時に弾性域を越えてしまい、評価を継続できなかったものを-(ハイフン)とした。
各実施例及び比較例に係る拭き取り部により、ノズルにインクの押し込みが起こるか否かについて評価した。100回のクリーニングで40回以上の押し込みが発生すればバツ、5回以上40回未満押し込みが発生すれば三角、5回未満の押し込み発生で丸とした。また、拭き取り部の変形時に弾性域を越えてしまい、評価を継続できなかったものを-(ハイフン)とした。
〔結果〕
実施例及び比較例を含む実験結果について、ノズルへの押し込み評価の結果を表1に示す。
実施例及び比較例を含む実験結果について、ノズルへの押し込み評価の結果を表1に示す。
本発明に係るメンテナンス装置は、インクジェットプリンタ等に利用することができる。
Claims (6)
- ヘッドに設けられたノズルから液滴を吐出することで被記録媒体に印刷を行なう液滴吐出装置の上記ヘッドのメンテナンス装置であって、
ヘッドの表面であってノズルが設けられた面上の付着物を拭き取る拭き取り部を備え、
上記拭き取り部の弾性率は、1400MPa以上、2900MPa以下であることを特徴とするメンテナンス装置。 - 上記拭き取り部は、ポリプロピレンであることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
- 上記拭き取り部の厚さは、0.2mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
- 上記拭き取り部はシート状であり、上記拭き取り部の法線方向であって当該拭き取り部に向かって加わる力に対して、当該力の加わる方向とは反対側の面から上記拭き取り部を支える支持部を備えることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
- 上記付着物を拭き取る拭き取り補助部をさらに備えていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のメンテナンス装置。
- 上記拭き取り補助部は、ゴムであることを特徴とする請求項5に記載のメンテナンス装置。
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