WO2013098963A1 - 金属切断用チップソー - Google Patents

金属切断用チップソー Download PDF

Info

Publication number
WO2013098963A1
WO2013098963A1 PCT/JP2011/080296 JP2011080296W WO2013098963A1 WO 2013098963 A1 WO2013098963 A1 WO 2013098963A1 JP 2011080296 W JP2011080296 W JP 2011080296W WO 2013098963 A1 WO2013098963 A1 WO 2013098963A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
tip
saw
blade
blade chamber
tip saw
Prior art date
Application number
PCT/JP2011/080296
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
弘光 石倉
Original Assignee
株式会社谷テック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社谷テック filed Critical 株式会社谷テック
Priority to PCT/JP2011/080296 priority Critical patent/WO2013098963A1/ja
Publication of WO2013098963A1 publication Critical patent/WO2013098963A1/ja

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/04Circular saw blades with inserted saw teeth the teeth being individually inserted
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/021Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth: Varying pitch; Details of gullet

Abstract

【課題】 アーク溶接鋼管や電縫鋼管等をその管内にある連続形状の内面ビードごと切断する場合でも、鋸刃におけるチップの破損を有効に抑制することができるようにする。 【解決手段】 円板状台金2の外周に鋸刃3が所定間隔で突設され、各鋸刃3にチップ5が固定され、隣り合う鋸刃3間が刃室6となっているチップソー1であって、外径Dが250mm以上であって、刃室6の入口開口幅W2が前記外径の0.6~1.2%の範囲内となされている。また、必要に応じて刃室6におけるチップ面5aおよびチップ対向面6aがいずれも当該チップソー1の回転方向と反対側へ傾いている。

Description

金属切断用チップソー
 本発明は、管内面にビードがある溶接鋼管の切断に好適な金属切断用チップソーに関する。
 アーク溶接鋼管や電縫鋼管等では、鋼管の製造の際に、その内外面にビードが生じ、そのうち、外面のビードについては、鋼管外面に専用カッターのバイトを当接させて容易に切削除去することができる。一方、鋼管内面のビードは、通常、トリマーなどの切削装置を鋼管内に通して、そのバイトによって内面ビードを切削した後、該ビードを鋼管内でビードチョッパーによって細かく切断するのであるが、その際、ビードが完全に細かく切断しきれないのが通常であり、そのため、この種金属切断用チップソーで、前記鋼管を所定の長さに切断する際に管内に残った細かく切断されていない前記内面ビードも同時に切断することとなる。
特開2000-84731号公報 特開2000-218431号公報 特開2008-178925号公報 特開平6-246535号公報
 しかしながら、図14に示すように、従来のこの種チップソー51は、台金52の外周に一定間隔で突設された鋸刃53間における刃室54から鋼管切断時に発生する切り屑を容易に排出するために、刃室54において、鋸刃53のチップ55のチップ面58とその対向面56を、それぞれ当該チップソー51の中心から外周方向へ伸びる中心線に対して当該チップソー51の回転方向側へ傾いた角度α1・α2とすることで、刃室54の上部入口開口54aを広くしており、そのため、前項で述べた鋼管を内面ビードごと切断する際に、該内面ビードによってチップ55が早期に破損し、当該チップソー51の寿命が短く、また前述した刃室54内への内面ビードの入り込み状況によって鋼管の切断数に大きなバラツキが生ずるという問題もあった。
 またこの他、手持ち式小型切断機等に用いられる比較的小径のチップソーでは、鋸刃におけるチップ後方部分を通常より大きくして該部分に突起を設けるといったことも行われているが、このようなチップソーは、ワークへの過度の切り込み防止や台金の強度向上を図ったものであり、前述した内面ビードによるチップ破損の防止には何ら寄与しないものであった。
 本発明の目的は、アーク溶接鋼管や電縫鋼管等をその管内にある連続形状の内面ビードごと切断する場合でも、鋸刃におけるチップの破損を有効に抑制することができるチップソーを提供することにある。
 請求項1記載の本発明は、円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔で突設され、各鋸刃にチップが固定され、隣り合う鋸刃間が刃室となっているチップソーにおいて、外径が250mm以上であって、刃室入口の開口幅が前記外径の0.6~1.2%の範囲内となされているものである。
 本発明の発明者は、溶接鋼管の内面ビードの幅が溶接鋼管の外径に比例し、また該溶接鋼管を切断するチップソーの外径も溶接鋼管の外径に比例することから、チップソーの刃室内への内面ビードの進入防止対策として刃室の入口開口幅を狭く設定するのにあたり、溶接鋼管の外径に対する前記刃室入口開口幅を基準とすることが普遍的且つ適切であることを見出し、本発明を完成させたものである。
 また、チップソーの外径が250mm未満の場合には、刃室の入口開口幅が狭くなり過ぎると共に、切断効率の低下につながることから、チップソーの外径を250mm以上としたものである。更に、刃室の入口開口幅がチップソーの外径に対して0.6%未満の割合の場合にも切断効率の低下する一方、同1.2%を越える場合には内面ビードの進入防止効果が十分に得られないことから、鋼管外径に対する刃室の入口開口幅の割合を0.6~1.2%とすることが適切であることを見出したものである。
 すなわち、本発明の発明者は、刃室への内面ビード進入防止対策として刃室の入口開口幅の適切で普遍的な基準を着想すると共に、該基準に基づく適切な数値範囲を見出し、本発明を完成させたものである。
 また、チップソーの外径は、前述した観点から更に380mm以上とするのがより好ましい。
 請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載のチップソーについて、チップの頂部高さ位置が鋸刃の頂部高さ位置より高く、且つこれら高さ位置の差は管の内面ビードの厚さ以下となされており、チップの頂部逃げ面は、台金の円周方向から見て両側に下降する傾斜面を有する略山形状となされ、チップの頂部逃げ面につづく鋸刃の頂部面の両側角部に面取りが形成されていることを技術的特徴とするものである。
 前記請求項2記載のチップソーにおいて、チップの頂部高さ位置と鋸刃の頂部高さ位置の差は、被切断材である溶接鋼管の内面ビードの厚さ以下とするのが好ましい。
 請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載のチップソーについて、刃室におけるチップ対向面が、当該チップソーの回転方向と反対側へ傾いている平面または凹面であることを技術的特徴とするものである。
 請求項4記載の本発明は、前記請求項1~請求項3のうちのいずれか一項記載のチップソーについて、刃室におけるチップ面が、当該当該チップソーの回転方向と反対側へ傾いていることを技術的特徴とするものである。
 請求項1記載の本発明に係るチップソーは、外径が250mm以上であって、刃室入口の開口幅が前記外径の0.6~1.2%の範囲内であり、これは刃室入口の開口幅を当該チップソーの外径を基準として非常に狭い幅とするものであり、これにより溶接鋼管内にある内面ビードが刃室内に進入し難く、また内面ビードが刃室内に入る場合でも、刃室入口の開口幅が狭いため、内面ビードは当該チップソーの台金を貫通するように縦にしか入らないため、当該チップソーの回転によって容易に折損され、当該チップソーのチップの損傷を有効に抑制することが可能となる。
 また、溶接鋼管の切断時に長い切り屑が生ずる場合でも、該切り屑は本発明に係るチップソーの前述した狭い刃室入口開口およびこれに続く狭い刃室によって容易に折損して該刃室から即座に排出されるという利点もある。
 請求項2記載の本発明に係るチップソーによれば、溶接鋼管の切断性能が更に向上すると共に、刃室の入口開口から内面ビードが進入することを有効に防止することができ、また鋸刃の頂部逃げ面の略山形形状に対応して鋸刃の頂部面の両側角部に面取りが形成されているため、当該チップソーによる溶接鋼管の切断時において、鋸刃頂部が溶接鋼管に接触して切断性能の低下を招くことが有効に防止される。
 請求項3記載の本発明に係るチップソーは、請求項1記載のチップソーについて、前記刃室におけるチップ対向面が、当該チップソーの回転方向と反対側へ傾いている平面または凹面となっているため、これが前述した刃室入口開口の狭隘さと相俟ってワークの切り屑の折損が更に容易に行えるという利点がある。
 すなわち、請求項2記載の本発明に係るチップソーによれば、ワークの切り屑は、狭隘な刃室入口開口から刃室内に進入すると共に、当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたチップ対向面によって屈曲させられることとなり、その結果、該切り屑が更に容易に折損するのである。
 請求項4記載の本発明に係るチップソーは、チップ面が当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いた構造となされているため、前述した構成の本発明のチップソーによって容易に折損されたワークの切り屑が当該チップソーの回転に伴ってスムーズに刃室から排出されるという効果を有する。
実施形態に係るチップソーの全体正面図であって、その中心線に対するチップ面角度やチップ対向面角度を示すものである。 実施形態1に係るチップソーの外周部分の拡大正面図である。 実施形態2に係るチップソーの外周部分の拡大正面図である。 実施形態3に係るチップソーの外周部分の拡大正面図である。 実施形態1に係るチップソーの外周における刃室部分を拡大して示す正面図である。 同チップソーにおけるチップ部分の拡大図であって、(a)が正面図、(b)がすくい面側の側面図、(c)が平面図である。 実施形態のチップソーによる鋼管の切断状況を示す正面断面図である。 同じく実施形態のチップソーによる鋼管の切断状況を示す平面断面図である。 同じく実施形態のチップソーによる鋼管の切断において、刃室内での切り屑の発生から排出までの状況を示す正面断面図である。 実施形態4に係るチップソーの外周部分の拡大正面図である。 同実施形態に係るチップソーの外周における刃室部分を拡大して示す正面図である。 同実施形態に係るチップソーの外周部分の拡大平面図である。 同実施形態に係るチップソーの外周における鋸刃部分の拡大斜視図である。 従来のチップソーの外周における刃室部分を拡大して示す正面図である。 比較例に係るチップソーの刃室部分を拡大して示す正面図である。 比較例に係るチップソーにおけるチップ部分の拡大図であって、(a)が正面図、(b)がすくい面側の側面図、(c)が平面図である。
 次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
 (実施形態1)
 図1および図2に示すように、本実施形態のチップソー1は、円板状台金2の外周に一定間隔をあけて鋸刃3が突設され、鋸刃3における当該チップソー回転方向(矢印Aと反対方向)側面に正面から見てL字形の台座部4が形成され、台座部4に縦長方形のチップ5がロウ付け等で固定されており、また各鋸刃3間が刃室6となっている。
 そして、チップソー1の外径Dは、250mm以上であって、刃室6の入口の開口幅W2が前記外径Dの0.6~1.2%の範囲内となされているものである。
 また、本実施形態のチップソー1における前記鋸刃3は、正面から見て略横長方形であって、チップ5のチップ面5aは当該チップソー1の中心Cから外周方向に伸びる中心線CLを基準として当該チップソーの回転方向と反対方向(矢印A方向)へ傾いたマイナス角度α1の形態で設けられており、また刃室6におけるチップ5の対向面6aも当該チップソーの回転方向と反対側(矢印A方向)へ傾いたマイナス角度α2の形態となされている。
 本実施形態では、刃室6の底部6bは凹弧形状であり、該底部6bから上方へ立ち上がる前記チップ対向面6aは、ほぼ直線状であり、チップ対向面6aから鋸刃3の頂部3aに至る角部7が凸弧状となされている。
 (実施形態2)
 図3に示すように、本実施形態のチップソー21は、その全体形状並びにチップ25の固定形態が前記実施形態1と同様であるが、本実施形態では刃室26におけるチップ対向面26aが当該チップソーの回転方向と反対方向(矢印A)へ実施形態1よりも大きく傾いたマイナス角度α2形態となされており、またチップ対向面26aから鋸刃23の頂部23aに至る角部27が略逆V字状に尖った形態となされている。
 (実施形態3)
 図4に示すように、本実施形態のチップソー31は、その全体形状並びにチップ35の固定形態および刃室36におけるチップ対向面36aから鋸刃33の頂部33aに至る角部37の形態が前記実施形態1と同様であるが、本実施形態では刃室36におけるチップ対向面36aが当該チップソー31の回転方向と反対方向(矢印A)へ傾いた凹弧状となされている。
 (実施形態4)
 図10~図13に示すように、本実施形態のチップソー41は、前記実施形態1のチップソー1と全体的な形状が同様であるが、本実施形態のチップソー41では、チップ45の頂部高さ位置H1が鋸刃43の頂部高さ位置H2より高く、且つこれら高さ位置H1とH2の差Gが内面ビードの厚さ以下となされ、またチップ45の頂部逃げ面45aは、刃室46のすくい面S側(矢印E方向)から見て両側に下降する傾斜面Kを有する略山形状となされ、チップ45の頂部逃げ面45aにつづく鋸刃43の頂部面43aの両側角部に面取り43bが形成されているものである。
 本実施形態のチップソー41では、面取り43bは鋸刃43の頂部面43aにおける両側角部の全長にわたって設けたが、全長にわたらず、部分的に設ける場合もある。
 次に、本発明に係る以下の実施例および比較例のチップソーを用いて溶接鋼管の切断試験を行った。切断条件は、当初の切込み時が周速300m/min、送り速度10.0mm/sec、管切削時が周速550m/min、送り速度30.0mm/sec、切抜け時が周速400m/min、送り速度10.0mm/secであって、溶接鋼管に対するチップソーの切込み時と管切削時と切抜け時においてそれぞれ切断条件を変更して行った。
 (実施例1)
 図5および図6に示すように、本発明の実施例に係るチップソーは、外径が550mm、刃幅W1が3.5mm、台金厚Tが3.0mm、刃数が90z、刃室入口の開口幅W2が4.4mm(チップソー外径に対する割合=0.8%)、チップ面の傾斜角度α1が-7度、チップ対向面の角度α2が-7度、すくい面のすくい角度α3が-15度、逃げ角α4が8度、チップの頂部高さ位置と鋸刃の頂部高さ位置との差が0.3mmのチップソーを製造し、該チップソーを用いてSTKM13A、φ89.1×3.5tの溶接鋼管であって、管内にバイトで切削されて繋がった状態の内面ビードがあるものを切断した。
 その結果、200~300カット(平均カット数=250カット)の溶接管切断が行えた。
 本実施例のチップソーによる溶接鋼管の切断は、図7に示すように、溶接鋼管Pに対して、そのf1側から前記チップソー1が切り込んでf2側へ切り進むのであるが、この際、チップソー1の刃室6の入口開口6cは前述した通り、所定の狭隘な幅となされているため、鋼管Pの内面ビードBは刃室6内に進入せず、その結果、当該チップソー1による鋼管Pの切断がスムーズに行われ、チップ5の破損が有効に抑制される。
 また、図8に示すように、チップソー1の刃室6内に内面ビードBが進入するとしても該内面ビードBは、当該チップソー1を貫通するようにチップソー1に対して縦にしか入らないため、鋼管Pの切断に伴って折損して刃室6内から排出されることとなるため、チップ5を損傷することなく、鋼管Pの切断が安定的して効率的に行える。
 更に、図9に示すように、本発明に係るチップソー1によれば、鋼管Pの切断の際、発生する切り屑Jは、チップソー1における狭隘な刃室入口開口6cから円弧状に刃室6内へ進入し、狭隘な刃室6内で容易に折損して当該チップソー1の回転に伴って刃室6外へ排出される。またこの時、本発明に係るチップソー1では、チップ面5aが当該チップソー1の回転方向と反対方向(矢印A方向)へ傾いたマイナス角度設定となされているため、前記折損した切り屑Jは更に容易に刃室6外へ排出される。また、このような作用効果は本発明のいずれのチップソーにおいても奏される。
 (実施例2)
 図5および図6に示すように、本発明の実施例に係るチップソーは、外径が550mm、刃幅W1が3.5mm、台金厚Tが3.0mm、刃数が140z、刃室入口の開口幅W2が4.4mm(チップソー外径に対する割合=0.8%)、チップ面の傾斜角度α1が-7度、チップ対向面の角度α2が-7度、すくい面のすくい角度α3が-15度、逃げ角α4が8度、チップの頂部高さ位置と鋸刃の頂部高さ位置との差が0.3mmのチップソーを製造し、該チップソーを用いてSTKM13A、φ89.1×3.5tの溶接鋼管であって、管内にバイトで切削されて繋がった状態の内面ビードがあるものを切断した。
 その結果、400~500カット(平均カット数=450カット)の溶接管切断が行えた。
 (比較例)
 図15および図16に示すように、外径が550mm、刃幅W1が3.5mm、台金厚Tが3.0mm、刃数が90z、刃室入口の開口幅W2が11.0mm(チップソー外径に対する割合=2.0%)、チップ面65aの傾斜角度α1が0度、チップ65の対向面66aの背面角度α2が+10度、すくい面のすくい角度α3が-15度、逃げ角α4が8度のチップソーを製造し、該チップソーを用いてSTKM13A、φ89.1×3.5tの溶接鋼管であって、管内にバイトで切削されて繋がった状態の内面ビードがあるものを切断した。
 その結果、3~250カット(平均カット数=150カット)の溶接管切断が行えた。
 前述した各実施例と比較例のチップソーによる溶接鋼管の切断カット数を比較すると、比較例のチップソーでは、カット数が3~250とバラツキがあり、またカット数自体も平均カット数が150程度であり、低寿命であることが立証された。
 一方、本発明に係る実施例1並びに実施例2のチップソーでは、平均カット数が350ないし550カットと非常に多く、またカット数のバラツキも少なく、安定した高寿命を確保し得ることが立証された。
 本発明のチップソーは、内面ビードがある溶接鋼管の切断において、従来に比べて寿命が大幅に伸び、安定したカット数を確保することができるため、幅広い利用が期待できる。
 1 チップソー
 2 台金
 3 鋸刃
 5 チップ
 5a チップ面
 6 刃室
 6a チップ対向面
 D チップソーの外径
 W1 刃幅
 W2 刃室の入口開口幅

Claims (4)

  1.  円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔で突設され、各鋸刃にチップが固定され、隣り合う鋸刃間が刃室となっているチップソーにおいて、外径が250mm以上であって、刃室入口の開口幅が前記外径の0.6~1.2%の範囲内となされている、金属切断用チップソー。
  2.  チップの頂部高さ位置が鋸刃の頂部高さ位置より高く、且つこれら高さ位置の差は被切断材である管の内面に生じた内面ビードの厚さ以下となされており、チップの頂部逃げ面は、台金の円周方向から見て両側に下降する傾斜面を有する略山形状となされ、チップの頂部逃げ面につづく鋸刃の頂部面の両側角部に面取りが形成されている、請求項1記載の金属切断用チップソー。
  3.  刃室におけるチップ対向面が、当該チップソーの回転方向と反対側へ傾いている平面または凹面である、請求項1または請求項2記載の金属切断用チップソー。
  4.  刃室におけるチップ面が、当該当該チップソーの回転方向と反対側へ傾いている、請求項1~請求項3のうちのいずれか一項記載の金属切断用チップソー。
PCT/JP2011/080296 2011-12-27 2011-12-27 金属切断用チップソー WO2013098963A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/080296 WO2013098963A1 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 金属切断用チップソー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/080296 WO2013098963A1 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 金属切断用チップソー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2013098963A1 true WO2013098963A1 (ja) 2013-07-04

Family

ID=48696528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2011/080296 WO2013098963A1 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 金属切断用チップソー

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2013098963A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140023447A1 (en) * 2012-07-18 2014-01-23 Milwaukee Electric Tool Corporation Toothform for a cutting tool, such as a hole saw
JP2014161942A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Kanefusa Corp 丸鋸
CN104551233A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 苏州用朴合金工具有限公司 一种耐磨消音合金锯片
US20160059329A1 (en) * 2014-08-29 2016-03-03 Ledermann Gmbh & Co Kg Circular saw blade
JP2016209950A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 兼房株式会社 丸鋸および丸鋸による加工方法
US10583505B2 (en) * 2015-08-24 2020-03-10 Kanefusa Kabushiki Kaisha Circular saw blade with tips
CN114901411A (zh) * 2020-02-28 2022-08-12 兼房株式会社 圆锯片
EP3263259B1 (en) * 2016-06-30 2023-07-12 Tanitec Corporation Tip saw for composite material

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870826U (ja) * 1981-11-10 1983-05-13 兼房刃物工業株式会社 金属切断用円鋸
JPS61175319U (ja) * 1985-04-19 1986-10-31
JPS6434607A (en) * 1987-07-24 1989-02-06 Motoyuki Kk Rotary knife
JP2003231018A (ja) * 2002-02-07 2003-08-19 Tsune Wagner Carbide Co Ltd 丸 鋸
JP2008213093A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Motoyuki:Kk チップソー、その製造方法及びチップソー用チップ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870826U (ja) * 1981-11-10 1983-05-13 兼房刃物工業株式会社 金属切断用円鋸
JPS61175319U (ja) * 1985-04-19 1986-10-31
JPS6434607A (en) * 1987-07-24 1989-02-06 Motoyuki Kk Rotary knife
JP2003231018A (ja) * 2002-02-07 2003-08-19 Tsune Wagner Carbide Co Ltd 丸 鋸
JP2008213093A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Motoyuki:Kk チップソー、その製造方法及びチップソー用チップ

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10569345B2 (en) 2012-07-18 2020-02-25 Milwaukee Electric Tool Corporation Toothform for a cutting tool, such as a hole saw
US10092963B2 (en) 2012-07-18 2018-10-09 Milwaukee Electric Tool Corporation Toothform for a cutting tool, such as a hole saw
US20140023447A1 (en) * 2012-07-18 2014-01-23 Milwaukee Electric Tool Corporation Toothform for a cutting tool, such as a hole saw
US9751134B2 (en) * 2012-07-18 2017-09-05 Milwaukee Electric Tool Corporation Toothform for a cutting tool, such as a hole saw
EP2949414A4 (en) * 2013-02-25 2016-11-02 Kanefusa Knife & Saw CIRCULAR SAW
JP2014161942A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Kanefusa Corp 丸鋸
EP2949414B1 (en) 2013-02-25 2017-12-20 Kanefusa Kabushiki Kaisha Circular saw blade
US20160059329A1 (en) * 2014-08-29 2016-03-03 Ledermann Gmbh & Co Kg Circular saw blade
CN104551233A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 苏州用朴合金工具有限公司 一种耐磨消音合金锯片
JP2016209950A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 兼房株式会社 丸鋸および丸鋸による加工方法
US10583505B2 (en) * 2015-08-24 2020-03-10 Kanefusa Kabushiki Kaisha Circular saw blade with tips
EP3263259B1 (en) * 2016-06-30 2023-07-12 Tanitec Corporation Tip saw for composite material
CN114901411A (zh) * 2020-02-28 2022-08-12 兼房株式会社 圆锯片
CN114901411B (zh) * 2020-02-28 2023-11-07 兼房株式会社 圆锯片

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013098963A1 (ja) 金属切断用チップソー
JP6114975B2 (ja) 立方晶窒化硼素焼結体工具
JP6845250B2 (ja) チップ付き丸鋸刃
US20070163416A1 (en) Circular saw blade
US20110027025A1 (en) Tool body of plunge cutting cutter, plunge cutting cutter, and plunge cutting method
JP2010509079A (ja) 一対の鋸刃
JP6339764B2 (ja) 丸鋸
JP4420464B2 (ja) チップソー
JP5896466B2 (ja) 金属切断用チップソー
EP3090824B1 (en) Circular saw blade and method of working with circular saw blade
JP6376653B2 (ja) 金属切断用丸鋸
US20190184474A1 (en) Hole saw structure
JPWO2013098963A1 (ja) 金属切断用チップソー
KR101419112B1 (ko) 코어 비트용 절삭팁
CN212264724U (zh) 硬质合金圆锯片
WO2001098010A1 (fr) Scie circulaire pour decoupage de metaux
JP2014050903A (ja) チップソー
US20230083825A1 (en) Circular saw blade
JP2012240152A (ja) チップソー
JP2009214250A (ja) 金属切断用丸鋸
JP7433639B2 (ja) 金属切断用丸鋸
JPWO2016039347A1 (ja) 刃先交換式回転切削工具
JP2012056067A (ja) 金属切断用丸鋸
TWM584716U (zh) 車刀及包括該車刀之車刀結構
JP2012232368A (ja) 突切りバイト

Legal Events

Date Code Title Description
ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2012515038

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 11878442

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 11878442

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 11878442

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1