WO2013088815A1 - メッセージ通信システム、情報処理装置、メッセージ通信方法およびプログラム - Google Patents

メッセージ通信システム、情報処理装置、メッセージ通信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

 情報の漏洩に配慮したメッセージ処理を行うメッセージ通信システム、情報処理装置、メッセージ通信方法およびプログラムを提供するために、本メッセージ通信システム100は、ネットワークを介して通信する複数の情報処理装置110を含む。メッセージ通信システム100は、映像出力装置112Aに接続された第1情報処理装置110Aの該映像出力装置112Aへの出力状態を判定する出力状態判定部(120A,122A)と、上記第1情報処理装置110Aが関与するメッセージを、第1情報処理装置110Aの出力状態に応じて、第1情報処理装置110A上または相手方の第2情報処理装置110B上でのメッセージの表示が変更されるように処理するメッセージ処理部(132A,140A)とを含む。

Description

メッセージ通信システム、情報処理装置、メッセージ通信方法およびプログラム
 本発明は、メッセージ通信システムに関し、より詳細には、情報の漏洩に配慮したメッセージ処理を行うメッセージ通信システム、情報処理装置、メッセージ通信方法およびプログラムに関する。
 近年、官公庁や企業などの組織において、ネットワークを通じてリアルタイム・コミュニケーションを実現するインスタント・メッセージング機能の導入が進んでいる(非特許文献1および非特許文献2)。上記インスタント・メッセージング機能では、「在席中」や「外出中」といったユーザの在席情報を提供するとともに、ユーザ間のリアルタイムなメッセージ交換を可能とする。上記インスタント・メッセージング機能は、単独のアプリケーションとして提供されるほか、グループウェア、コラボレーション・システム、ウェブ会議システムなどのシステムに統合されて提供されている。
 上記インスタント・メッセージング機能の利用シーンを検討してみると、会議においてコンピュータをプロジェクタに繋いで投影中に、会議の出席者以外のユーザにメッセージを送信する必要がある場面がしばしばある。このとき、メッセージを受信した相手方は、メッセージ送信元の利用者の投影中であるという状況を認識できないため、不用意にメッセージを書き込んでしまい、私的なメッセージがプロジェクタで投影されてしまうという事例があった。
 上述のように、相手方に「投影中」である旨を伝えなければ、第三者に見られては困る私的な情報が漏れてしまったり、Need to Knowではない他人に機密情報が漏洩してしまう可能性がある。しかしながら、従来技術のインスタント・メッセージング機能では、上記漏洩を防止するためには、投影中の利用者が手入力でその旨を相手方に伝えるための操作を行う必要があった。したがって、ユーザが上記操作を失念してしまうと、私的な内容を含むメッセージを受信した後に、慌ててプロジェクタへの接続を切断したり、キー操作で出力先画面の切り替えを行うなどをして、投影された情報を他の会議出席者から隠すという対処を余儀なくされる。このとき、僅かな瞬間であっても、情報が漏洩したことに変わりはなく、かかる情報の漏洩を防止することが望まれていた。
 一方で、プレゼンテーション中であっても、議事進行上、情報交換を続行する必要がある場合もあるし、メッセージの相手や内容によっては、表示されたとしても即時に受信した方が好ましい場合や、内容および相手によっては必要最小限の情報のみを表示させたいという場合などもある。したがって、「会議中」や「投影中」であるとして一律にメッセージ受信を拒否したり、受信メッセージの表示を禁止したりする対応では充分とは言えない。
 上記相手方の状況を考慮してメッセージ送信を行う技術に関連して、例えば特開20007-272906号公報(特許文献1)が知られている。特許文献1は、相手方の現在の状況をGPSなどにより把握して、相手方に都合の良い通信手段を選んで通信を開始する技術を開示する。特開2005-117170号公報(特許文献2)は、通信を行うにあたって端末の識別番号に、通信要件や緊急度などの付加情報を付して、通信を制御する技術を開示する。また、特開2010-283519号公報(特許文献3)は、プレゼンテーション等の画面表示中に、予めプログラムや表示情報に対し設定されているプライベート属性またはパブリック属性に応じて、情報の出力を制御する技術を開示する。上記非特許文献1では、全画面表示している条件下で受信排除を行う設定が知られている。上記非特許文献2の機能として、「取り込み中」などのプレゼンスを手動で設定する機能が知られている。
特開2007-272906号公報 特開2005-117170号公報 特開2010-283519号公報
"WindowsLiveメッセンジャーの使い方"、[online]、マイクロソフト社、[平成23年12月8日検索]、インターネット<URL:http://messenger.live.jp/function/08/index.htm> "IBM Sametimeによるエンタープライズ・インスタント・メッセージング" [online]、ソフトウェア,Lotus製品,ユニファイド・コミュニケーション,IBM Sametime,インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション社、[平成23年12月8日検索]、インターネット<URL:http://www-06.ibm.com/software/jp/lotus/products/sametime/instant-messaging.html>
 しかしながら、特許文献1の従来技術では、相手方に都合の良い通信手段を選んで通信を開始することができるものの、通信手段が切り替わってしまうため、コミュニケーションが中断されてしまう点で、充分なものではなかった。特許文献2の従来技術では、通信を開始するに先立って通信要件や緊急度を相手方に伝えることができるものの、通信要件や緊急度を相手方に伝えるための明示的な操作を失念した場合に対処できない点で、充分なものではなかった。上記特許文献3の従来技術では、予めプログラムや情報に設定されたプライベート属性またはパブリック属性に応じて一律に制限が行われてしまう。上記非特許文献1の全画面表示している条件下で受信排除を行う設定では、一律にメッセージ受信を拒否することになる。上記非特許文献2の「取り込み中」などのプレゼンスを手動で設定する機能では、同様に設定を失念した場合に対応することができない。
 本発明は、上記従来技術における不充分な点に鑑みてなされたものであり、本発明は、映像出力装置に接続された情報処理装置の該映像出力装置に対する出力状態に応じて、この情報処理装置が関与するメッセージの表示の仕方を変更することが可能なメッセージ通信システム、情報処理装置、メッセージ通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
 本発明では、上記課題を解決するために、以下の特徴を有するメッセージ通信システムを提供する。本メッセージ通信システムは、ネットワークを介して通信する複数の情報処理装置を含む。本メッセージ通信システムは、映像出力装置に接続された第1情報処理装置の該映像出力装置への出力状態を判定する出力状態判定部と、第1情報処理装置が関与するメッセージを、第1情報処理装置の出力状態に応じて第1情報処理装置上または相手方の第2情報処理装置上での前記メッセージの表示が変更されるように処理するメッセージ処理部とを含む。
 上記構成によれば、映像出力装置に接続された情報処理装置の該映像出力装置に対する出力状態に応じて、この情報処理装置が関与するメッセージの表示の仕方を変更することが可能となる。ひいては、映像出力装置による情報の漏洩に配慮したメッセージ処理を行うことができる。
本実施形態によるインスタント・メッセージ交換システムの概略構成図。 本実施形態によるメッセージ交換システムにおいて実現される機能ブロック図。 本実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理におけるメッセージ・フローを説明する図。 本実施形態における送信側クライアントが実行する、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理を示すフローチャート。 本実施形態によるクライアント上に表示される表示画面を例示する図。 本実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理におけるメッセージ・フローを説明する図。 本実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理における別のメッセージ・フローを説明する図。 本実施形態におけるクライアントが実行する、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理を示すフローチャート。 本実施形態の受信メッセージ規制部が参照する規制ポリシーのデータ構造を例示する図。 本実施形態によるクライアント上に表示される表示画面を例示する図。 他の実施形態によるメッセージ交換システムにおいて実現される機能ブロック図。 他の実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理におけるメッセージ・フローを説明する図。 他の実施形態における送信側クライアントが実行する、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理を示すフローチャート。 クライアントのハードウェア構成の実施形態を示す図。
 以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明の実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に説明する実施形態では、複数の情報処理装置を含むメッセージ通信システムとして、複数のクライアント・コンピュータと、メッセージ交換サーバとを含む、インスタント・メッセージ交換システムを一例に説明する。
 図1は、本実施形態によるインスタント・メッセージ交換システム(以下、単に「メッセージ交換システム」と参照する。)の概略構成を示す図である。図1に示すメッセージ交換システム100は、ネットワーク102と、ネットワーク102に接続される複数のクライアント・コンピュータ(以下、単に「クライアント」と参照する。)110a~110eと、メッセージ交換サーバ150と、ユーザ情報管理サーバ160とを含む。上記ネットワーク102は、特に限定されるものではないが、インターネットやLAN(Local Area Network)などの有線または無線のネットワークを含むことができる。
 メッセージ交換サーバ150は、テキストおよび絵文字等を用いたリアルタイム・コミュニケーションを可能とするインスタント・メッセージング(テキスト・チャットとしても参照される。)機能を提供するサーバ・アプリケーションを備える。メッセージ交換サーバ150は、クライアント110からのサービスに対するログオン要求を処理し、各ユーザの在席情報を管理するとともに、ネットワークを介してユーザ間で交換されるメッセージのリアルタイム配信を管理する。
 メッセージ交換サーバ150は、特に限定されるものではないが、パーソナル・コンピュータ、ワークステーション、ブレード・サーバ、ラックマウント・サーバ、ミドルレンジなどの汎用コンピュータとして構成される。なお、説明する実施形態では、メッセージ交換サーバ150により提供されるテキストによるメッセージング機能を中心に説明するが、上記メッセージング機能と共に、ファイル共有機能、音声通話機能、ビデオ通話機能、ウェブ会議機能など他の機能が提供されてもよい。
 クライアント110は、上記メッセージ交換サーバ150が提供するインスタント・メッセージング機能を利用するためのクライアント・アプリケーションを備える。クライアント110は、メッセージ交換サーバ150にアクセスし、メッセージ交換サーバ150が提供するサービスにログオンし、コンタクト・リストから所望のユーザを指定してチャット・セッションを開始し、また相手方から開始されたチャット・セッションに参加する機能を提供する。クライアント110は、入力装置を介して入力されたメッセージを相手方ユーザへ送信するとともに、相手方ユーザから受信したメッセージをディスプレイに表示する。
 上記クライアント110は、特に限定されるものではないが、それぞれ、デスクトップ型、ラップトップ型、モバイル型またはタブレット型のパーソナル・コンピュータ、ワークステーションなどの汎用コンピュータとして構成することができる。上記クライアント110は、あるいは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistance)端末などの携帯情報端末として構成することもできる。クライアント110には、VGA(Video Graphics Array)、DVI(Digital Visual
Interface)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)などの外部映像出力インタフェースが設けられており、メイン・ディスプレイの他、サブ・ディスプレイやプロジェクタなどの外部の映像出力装置112と接続可能とされる。本実施形態では、外部の映像出力装置112との接続は、外部映像出力インタフェースを介して行われるものとして説明するが、有線USB(Universal Serial Bus)接続、無線USB接続、有線LAN(Local
Area Network)接続または無線LAN接続により行われてもよい。
 ユーザ情報管理サーバ160は、メッセージ交換システム100に参加するユーザに関する種々の情報を管理しており、説明する実施形態では、カレンダ162およびアドレス帳164を管理する。ユーザ情報管理サーバ160は、メッセージ交換システム100からの求めに応じ、ユーザのコンタクト・リスト情報や、ユーザのプロフィール情報、ユーザが参加する会議等のスケジュール情報などを提供する。
 なお、説明する実施形態では、メッセージ交換システム100は、クライアント-サーバ構成とされているが、インスタント・メッセージング機能の実現方法は、特に限定されるものではない。他の実施形態では、メッセージ交換を中継するメッセージ交換サーバを設けずにリアルタイムなメッセージ交換を実現するピア・ツー・ピア構成を採用してもよい。
 図1に示すメッセージ交換システム100において、デスクトップ画面を映像出力装置112に投影しているクライアント110(例えばクライアント110b)が、他のユーザからのインスタント・メッセージを受信した場合、映像出力装置112がこの受信メッセージを投影してしまう可能性がある。このとき、メッセージの送信ユーザが、相手方が「投影中」であることを認識していないと、不用意な書き込みが行われ、上記映像出力装置112の出力画面から私的な情報や機密情報が漏洩してしまう可能性がある。
 そこで、本実施形態によるメッセージ交換システム100には、クライアント110の映像出力装置112への出力状態を判定する構成と、この出力状態に応じ、映像出力装置による情報の漏洩に配慮して、当該クライアント110上または相手方クライアント上でのメッセージの表示が変更されるように、クライアント110が関与するメッセージを処理する構成とが設けられる。
 以下、図2~図10を参照しながら、本実施形態による映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ処理について説明する。図2は、本実施形態によるメッセージ交換システムにおいて実現される機能ブロックを示す図である。図2には、テキスト・チャットのセッションに参加する2者のクライアント110A,110B上の各機能ブロックが示されている。説明する実施形態では、2者間で1対1のメッセージ交換が行われる場合を一例に説明するが、3者以上でメッセージ交換が行われる態様であってもよい。
 図2に示す第1クライアント110Aは、外部の映像出力装置に接続されたクライアントであり、第2クライアント110Bは、この第1クライアント110Aのメッセージ通信の相手方ユーザが用いるクライアントである。なお、図2に示す第2クライアント110Bは、外部の映像出力装置に接続されていないが、接続されていても構わない。第1および第2のクライアント110A,110Bは、それぞれ、メッセージ交換クライアント・アプリケーション(以下、単に「クライアント・アプリケーション」と参照する。)130を備える。第1クライアント110Aおよび第2クライアント110Aは、参加するチャット・セッションにおいて、それぞれ、送信側になることも、受信側になることもできる。
 第1クライアント110Aには、外部映像出力インタフェース(以下、外部映像出力I/Fと表記する場合がある。)114Aを介して映像出力装置112Aが接続されている。第1クライアント110Aは、映像出力装置112Aに対する画面の出力状態を判定するため、さらに、出力状態検知モジュール120Aと、出力状態推定モジュール122Aとを備える。
 出力状態検知モジュール120は、外部映像出力I/F114を介して映像出力装置112へ出力される出力信号を検出することによって、映像出力装置112への出力状態を判定し、クライアント・アプリケーション130に通知する機能を備える。クライアント110と映像出力装置112との接続状態および信号出力状態について説明する。まず外部の映像出力装置112の接続を感知すると既定の割り込み信号が検出される。これにより映像出力装置112の接続を検出し、その後DDC(Display Data Channel)を通じて出力状態を取得する。このような割り込みが生じないハードウェアや接続インタフェースの場合は、クライアント110本体から定期的にポーリングを行うことにより外部の映像出力装置112の接続を検出する。そしてクライアント110の動作を管理するオペレーティング・システム等が上記接続状態と出力状態とを識別フラグとしてメモリに保持する。出力状態検知モジュール120は、上記識別フラグを取得することにより、映像出力装置112への出力状態を判定することができる。
 上記出力状態は、限定されるものではないが、「未接続」、「接続中」、「投影準備中」、「投影中」などのステータス値で表される。「未接続」は、外部映像出力I/F114に映像出力装置が接続されていない状態を表し、「接続中」は、外部映像出力I/F114に映像出力装置112が接続されているが、信号が出力されておらず、投影されていない状態を表す。「投影準備中」は、映像出力装置112が接続され、投影指示が行われたが、映像出力装置112が起動中であり、投影が始まっていない状態を表す。「投影中」は、映像出力装置112が接続されており、かつ、クライアント110の画面が映像出力装置112により投影されている状態を表す。「投影中」は、さらに、アクティブウィンドウ以外のウィンドウの表示排除が行われる全画面表示中であることを表す「全画面投影中」と、それ以外の「通常画面投影中」とに細分化することもできる。
 出力状態推定モジュール122は、クライアント110の入力装置116への操作状態から、上記映像出力装置112への画面の出力状態を推定し、推定された出力状態をクライアント・アプリケーション130に通知する。上記推定のため操作状態が取得される入力装置116としては、特に限定されるものではないが、マウス、キーボード、タッチパネル、レーザポインタに付属するリモート・コントローラなどを例示することができる。また、ここでいう操作状態とは、入力装置116に対する静的な入力操作のほか、入力装置116に対する一連の入力操作の時系列を含むことができる。
 出力状態推定モジュール122は、クライアント110上で動作するアプリケーション118をモニタしており、特定のアプリケーションが起動している状態において検出される特定の操作状態に対応付けて出力状態を推定することができる。
 一般的なプレゼンテーション・アプリケーションでは、キーボードにおける「エンター・キー」、「ページダウン・キー」、「ページアップ・キー」などのキーダウン・イベント、マウスにおけるクリック、ダブルクリック、マウスホイールなどマウス操作イベント、タッチパネルにおけるタップ、スワイプなどのジェスチャ・イベント、およびリモート・コントローラにおける「ページ送りボタン」、「ページ戻しボタン」の操作に対応した操作イベントに応答して、表示スライドが遷移される。以下、上記スライドの遷移を引き起こすイベントをスライド遷移イベントと参照する。
 出力状態推定モジュール122には、上記スライド遷移イベントが一定以上の間隔をおいて繰り返し発生したことを検知するためのパターンが、「投影中」の出力状態に対応付けて予め登録されている。これにより、出力状態推定モジュール122は、プレゼンテーション・アプリケーションが起動している状態において、上述したスライド遷移イベントによるプレゼンテーション中特有の操作状態を検出して、「投影中」であると推定することができる。
 出力状態推定モジュール122には、また、プレゼンテーション用途では使用されない文字キーや数字キーのキープレス・イベントが一定時間以上行われないことなどを検知するためのパターンなど種々のパターンが出力状態に対応付けて予め登録されている。出力状態推定モジュール122A、入力装置116Aに対する操作をモニタし、予め登録されたパターンにマッチする操作状態を検出して、対応付けられた出力状態であると推定する。
 また、一般的なプレゼンテーション・アプリケーションにおいて全画面表示中に「ESCキー」が押されると、全画面表示から通常モードに抜けて表示排除が解除されることとなる。このとき、表示排除の解除により、アクティブウィンドウ以外のウィンドウも表示されて、受信したインスタント・メッセージが投影されてしまう可能性がある。出力状態推定モジュール122は、上述した特定の操作状態の検知により「投影中」を推定している場合において、「ESC」のキーダウン・イベントが発生した場合に、さらに「通常画面投影中」であるとして、より詳細な出力状態を推定することができる。
 上述した出力状態検知モジュール120および出力状態推定モジュール122は、それぞれ単独で用いられて、映像出力装置112への出力状態を判定する本実施形態の出力状態判定部を構成する。出力状態検知モジュール120および出力状態推定モジュール122は、さらに、組み合わせて用いられ、出力状態検知モジュール120で検知できない場合に出力状態推定モジュール122で出力状態を推定したり、出力状態検知モジュール120Aで検知された情報と、出力状態推定モジュール122Aで推定された情報とを統合して出力状態を判定したりする、出力状態判定部を構成する。
 図2に示すクライアント・アプリケーション130は、より詳細には、メッセージ入力部132と、メッセージ送信部136と、メッセージ受信部138と、メッセージ表示部142とを含む。メッセージ入力部132は、メッセージ入力テキストボックスをディスプレイ上に提供し、該テキストボックスに入力されたメッセージを受け付ける。上記メッセージ入力テキストボックスには、さらにメッセージの送信を指示するためのGUI(Graphic User Interface)部品(例えば送信ボタン)が設けられており、メッセージ入力部132は、送信の指示に応答して、メッセージ送信部136にメッセージの送信を依頼する。メッセージ送信部136は、送信の依頼に応答して、テキストボックスに入力されたメッセージを、ネットワーク・アダプタを介して送信する。第1クライアント110Aから送信されたメッセージは、メッセージ交換サーバ150を経て、相手方の第2クライアント110Bへと配信される。
 メッセージ受信部138は、メッセージ交換サーバ150によって配信される相手方からのメッセージを、ネットワーク・アダプタを介して受信し、メッセージ表示部142に渡す。メッセージ表示部142は、メッセージ表示ボックスをディスプレイ上に提供し、このボックス内に、送信者表示を付加して送信メッセージおよび受信メッセージを時系列順に表示する。
 本実施形態では、映像出力装置112に接続される第1クライアント110A上のクライアント・アプリケーション130Aには、さらに、状況情報付加部134Aと、受信メッセージ規制部140Aとが設けられる。
 状況情報付加部134は、メッセージ送信に際して、出力状態検知モジュール120および出力状態推定モジュール122またはこれらのいずれか一方から通知される出力状態に応じて、当該クライアント110側の状況を表す状況情報をメッセージに付加する処理を行う。これにより、メッセージの送信側クライアント110Aの出力状態に対応して、受信側クライアント110B上でのメッセージの表示が変更され、送信側クライアント110Aの状況を表す状況表示がメッセージ表示に付加される。
 上記状況情報は、上記出力状態のステータス値をそのまま用いてもよいが、取得可能なプレゼンス状態(「会議中」など)と組み合わせた情報としてもよい。例えば、出力状態「投影中」およびプレゼンス状態「会議中」に対応して「プレゼンテーション中」としたり、出力状態「投影中」およびプレゼンス「応答可」に対応して「投影中(応答可)」としたりすることができる。上記状況表示は、上記状況情報に対応した表示であり、「投影中」または「プレゼンテーション中」などの状況を表現するテキスト表示やイラスト表示などを用いることができ、例えばメッセージの冒頭または末尾に付加されるなど、メッセージに関連付けて表示される。
 受信メッセージ規制部140は、出力状態検知モジュール120および出力状態推定モジュール122またはこれらのいずれか一方から通知される出力状態に応じて、受信メッセージの表示を規制する処理を実行する。上記表示の規制には、メッセージが表示規制を要するか否かを判定するために予め設定された表示規制ポリシーが適用される。これにより、メッセージの受信側である第1クライアント110Aの出力状態に応じて、規制を要すると判定された受信メッセージの当該第1クライアント110上での表示が変更され、制限されたメッセージ表示が行われる。
 上記制限されたメッセージ表示は、メッセージの送信者および本文の表示に関し、全部または一部について非表示または代替表示を行う変更を含むことができる。例えば、出力状態「投影中」に対応して、メッセージおよび送信者が非表示とされ、単に受信メッセージが存在することを知らせる代替表示を行うことができる。上記制限されたメッセージ表示は、特に限定されるものではないが、事後的に、明示的な表示指示に応答して、または上記出力状態が表示規制を要しない状態に変更(例えば、「投影中」からそれ以外の状態に変更)されたことに応答して、その制限が解除されてもよい。
 受信メッセージ規制部140は、さらに、上記通知された出力状態に応じて、メッセージの送信側のユーザに対し、受信側クライアント110Aの状況を表す状況情報を付したメッセージを自動的に返信する機能を備えてもよい。これにより、元のメッセージの送信側である第2クライアント110B上での返信メッセージ表示に対し、第1クライアント110A側の状況を表す状況表示が付加される。
 相手方のクライアント110Bのメッセージ表示部142Bは、メッセージ受信部138Bにより、状況情報が付されたメッセージを受信すると、受信したメッセージを表示するとともに状況表示を行う。上記付加的に表示される状況表示は、マウスオーバ・イベントやクリック・イベントなどの状況表示に対する特定の操作イベントに応答して、第1クライアント110A側の詳細な状況を表す詳細状況表示を呼び出すイベント処理を含むことができる。
 ユーザ情報管理サーバ160が管理するカレンダ162およびアドレス帳164には、プライバシー保護されるべき情報のほか、ユーザの組織情報(所属部署、所属グループ、職位など)や、ユーザの参加予定の会議情報(会議名、会議開催者、会議場所、出席者)など、他のユーザに公開される公開情報が含まれる。上記詳細状況表示は、このクライアント110Aのユーザの公開情報から生成されるものであり、第2クライアント110Bのユーザに、第1クライアント110A側の状況をより詳細に認識させることを意図するものである。
 以下、図3~図5および図6~図10を参照しながら、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理およびメッセージ受信処理の詳細について説明する。図3は、本実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理におけるメッセージ・フローを説明する図である。
 メッセージ送信時のメッセージ・フローは、映像出力装置112に接続された送信側クライアント110A側で、メッセージ入力部132が、入力テキストボックスを介して送信すべきメッセージの入力を受けて開始する。一方で、出力状態検知モジュール120Aおよび出力状態推定モジュール122Aが判定した出力状態に応答して、状況情報が生成される。上記メッセージは、状況情報付加部134Aにより、出力状態に応じて、状況情報との付加処理がなされて、メッセージ送信部136Aにより、受信側クライアント110Bへと送信される。
 受信側クライアント110Bでは、受信したメッセージおよび状況情報を用いてメッセージ表示および状況表示が行われる。状況表示に対するマウスオーバ・イベントやクリック・イベントなどの特定の操作が行われると、この操作イベントに応答して、メッセージ交換サーバ150を経由して、カレンダ162およびアドレス帳164からユーザの組織情報や会議情報が取得され、例えばポップアップによって、相手方の詳細状況を表す相手方情報付加表示が行われる。
 なお、説明する実施形態では、受信側クライアント110Bが、ユーザ情報管理サーバ160上のカレンダ162およびアドレス帳164から情報を取得する態様として説明する。しかしながら、他の実施形態では、送信側クライアント110Aが、ユーザ情報管理サーバ160上のカレンダ162およびアドレス帳164から情報を取得し、この情報を状況情報に埋め込んでメッセージを送信することにより、受信側クライアント110Bに詳細状況表示を行わせる態様としてもよい。
 図4は、本実施形態における送信側クライアントが実行する、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理を示すフローチャートである。図5は、本実施形態によるクライアント110上に表示される表示画面を例示する図である。図5(A)は、映像出力装置112Aに接続される送信側クライアント110A上に表示されるデスクトップ画面を例示する。
 図5(A)に示すように、送信側クライアント110A上のデスクトップ画面200には、プレゼンテーション・ウィンドウ202と、ウィンドウ202の前面に配置されたチャット・ウィンドウ210とが表示されている。チャット・ウィンドウ210は、受信または送信したメッセージを表示するメッセージ表示ボックス212と、メッセージ入力テキストボックス214と、送信ボタン216とを含む。
 図4に示す処理は、図5(A)に示すメッセージ入力テキストボックス214にメッセージが入力され、送信ボタン216がクリックされたことに応答して、ステップS100から開始する。ステップS101では、送信側クライアント110Aは、入力された送信すべきメッセージを取得する。図5(A)の例示では、「上半期の目標値の修正、確定しましたか?」というメッセージが取得される。ステップS102では、送信側クライアント110Aは、外部の映像出力装置112に対する出力状態を判定する。ステップS103では、送信側クライアント110Aは、出力状態から所定の条件が成立したか否かを判定する。ここでは、例えば、出力状態が「投影中」であるかという条件が判定される。
 ステップS103で、所定の条件が成立したと判定された場合(YES)は、ステップS104へ処理が進められる。ステップS104では、送信側クライアント110Aは、メッセージに状況情報を付加し、ステップS105では、メッセージ交換サーバ150を経由して相手方に、状況情報が付加されたメッセージを送信し、ステップS106で本処理を終了させる。
 図5(B)は、受信側クライアント110B上に表示される、状況表示を含むチャット・ウィンドウを例示する。図5(B)に示すチャット・ウィンドウ220では、メッセージ表示ボックス222内にメッセージ224が表示さている。このメッセージ224には、上記状況情報付加処理に対応して、その冒頭に「投影中」の状況表示226が付されている。
 チャット・ウィンドウ220の状況表示226に対しマウスオーバーなどの特定の操作イベントが発生すると、図5(C)に示すように、チャット・ウィンドウ220上に吹き出し表示228がポップアップする。吹き出し表示228には、例えば、送信側ユーザが現在参加している会議に関する情報が含まれる。吹き出し表示228は、特に限定されるものではないが、図5(C)の例示では、送信ユーザの属性情報、並びに送信ユーザが参加する会議の会議名、開催場所および出席者を含んでいる。
 再び図4を参照すると、ステップS103で、所定の条件が成立しておらず、状況表示を付する必要がないと判定された場合(NO)は、ステップS105へ直接処理が進められる。例えば、出力状態が「未接続」または「接続中」の場合には、相手方に状況を通知する必要性が低いことから、ステップS103で所定の条件が成立していないと判定することができる。この場合は、ステップS105で、送信側クライアント110Aは、メッセージ交換サーバ150を経由して相手方にメッセージをそのまま送信し、ステップS106で本処理を終了させる。
 上述した映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理により、送信側クライアント110Aのユーザに対し特別な操作を求めずに、受信側クライアント110Bのユーザに対し、送信側ユーザが置かれている状況を伝達することが可能となる。例えば、受信側クライアント110Bのユーザは、状況表示から、相手方がプレゼンテーション中であることを認識し、第三者に見られては困る私的な情報を書き込むことを控え、相手方の状況を踏まえて言葉を選んでメッセージを送信することができる。この際には、インスタント・メッセージによるコミュニケーションは中断されず、会議等の進行も妨げない。また上記した状況表示は、メッセージに関連付けて表示されるため、受信側クライアント110Bのユーザに対し、返信に際し、送信側ユーザが置かれている現在の状況を強調して伝達できる。
 また、上記詳細状況表示により受信側クライアント110Bのユーザに対し、送信側ユーザが置かれているより詳細な状況を伝達することが可能となる。例えば、受信側クライアント110Bのユーザは、詳細な状況表示から、相手方の会議参加者に特定のユーザがいることを認識することができ、特定のユーザへ向けたメッセージなどを送信することもできる。
 以下、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理の詳細について説明する。図6は、本実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理におけるメッセージ・フローを説明する図である。メッセージ受信時のメッセージ・フローは、映像出力装置112に接続された受信側クライアント110Aの相手方である送信側クライアント110Bで、メッセージが入力され、送信指示がなされたことに対応して開始する。メッセージは、まず、送信側クライアント110Bから受信側クライアント110Aへ送信される。
 映像出力装置112に接続された送信側クライアント110A側では、メッセージ受信部138Aがメッセージを受信し、受信メッセージ規制部140Aに渡す。また、出力状態検知モジュール120Aおよび出力状態推定モジュール122Aから出力状態が受信メッセージ規制部140Aに通知される。メッセージは、受信メッセージ規制部140Aにより、通知された出力状態に応じて、表示規制ポリシーを用いて処理されて、メッセージ表示部142Aにより、出力状態に応じた表示方法にてメッセージ表示ボックス上に表示される。
 メッセージの表示は、上記通知された出力状態に応じて分岐される。例えば、出力状態が「未接続」や「接続中」であれば、通常通り、そのままメッセージ表示が行われるが、出力状態が「投影中」である場合は、受信メッセージの内容によって、制限付きのメッセージ表示が行われ、またはメッセージ表示が中止される。
 図7は、本実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理における別のメッセージ・フローを説明する図である。このメッセージ・フローも、上記と同様に、送信側クライアント110Bでメッセージが入力され、送信指示が行われたことに応答して開始する。メッセージは、送信側クライアント110Bから受信側クライアント110Aへ送信され、送信側クライアント110A側では、メッセージ受信部138Aにより受信されて、受信メッセージ規制部140Aに渡される。
 このとき、出力状態検知モジュール120Aおよび出力状態推定モジュール122Aから出力状態が受信メッセージ規制部140Aに通知されている。メッセージは、受信メッセージ規制部140Aにより、通知された出力状態に応じて処理され、メッセージ表示部142Aにより、出力状態に応じた表示方法にてメッセージ表示ボックス上に表示される。図7に示すメッセージ・フローは、さらに枝分かれし、出力状態が「投影中」等である場合、メッセージの自動返信が行われる。自動返信されるメッセージは、上記出力状態に応じて状況情報が付加された状況通知メッセージであり、メッセージ送信部136Aから相手方クライアント110Bへと送信される。
 相手方クライアント110Bでは、受信した状況通知メッセージの表示が行われる。状況通知メッセージは、「投影中」などの状況表示を有し、メッセージ送信時のメッセージ・フローに類似して、状況表示に対するマウスオーバ・イベントなどの操作が行われると、相手方の詳細状況を表す相手方情報付加表示が行われる。
 図8は、本実施形態におけるクライアントが実行する、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理を示すフローチャートである。図9は、本実施形態の受信メッセージ規制部が参照する規制ポリシーのデータ構造を例示する図である。図10は、本実施形態によるクライアント110上に表示される表示画面を例示する図である。図10(A)は、送信側クライアント110B上に表示されるチャット・ウィンドウを例示する。
 図8に示す処理は、図10(A)に示す送信側クライアント110B上のチャット・ウィンドウ230上で、メッセージ入力テキストボックス232にメッセージ234が入力され、送信ボタン236がクリックされて送信されたメッセージを受信したことに対応して、ステップS200から開始する。
 ステップS201では、受信側クライアント110Aは、メッセージ交換サーバ150により配信された受信メッセージを取得する。図10(A)の例示では、「お昼,いきませんか?」というメッセージが取得される。ステップS202では、受信側クライアント110Aは、外部の映像出力装置112に対する出力状態を判定する。ステップS203では、受信側クライアント110Aは、出力状態から所定の条件が成立したか否かを判定する。ここでは、送信時と同様に、出力状態が「投影中」であるかという条件を判定することができる。
 ステップS203で、所定の条件が成立したと判定された場合(YES)は、ステップS204へ処理が進められる。ステップS204では、受信側クライアント110Aは、表示規制ポリシーを適用してメッセージの本文およびヘッダ情報を解析する。表示規制ポリシーは、図9に示すようなデータ構造を有する、制限された表示を行う条件が記述されたデータである。図9に例示する表示規制ポリシー300は、許可条件部302と、不許可条件部304と、制限付き許可条件部306と、規制対象辞書データ部308とを含む。
 許可条件部302は、制限をかけずにそのままの表示が許可される条件を記述する。不許可条件部304は、表示が許可されない条件を記述する。制限付き許可条件部306は、制限付きでの表示が許可される条件を記述する。条件部302~306には、メッセージの送信者または受信者の属性情報に対しメッセージ表示を許可、制限付き許可または不許可とする条件が設定される。例えば、受信側クライアント110Aのユーザの上司が送信者である場合は、表示を許可し、それ以外の場合は不許可としたり、送信者の所属が管理部門や戦略部門である場合は、表示を不許可とし、それ以外の場合は許可としたりすることができる。このような条件付けは、組織内の運用方針に従って予め定義することができる。
 規制対象辞書データ部308は、メッセージが含有する私的な表現などの特定表現を登録するデータであり、当該メッセージの表示の制限付き許可または不許可を記述するものである。規制対象辞書データ部308には、私用メッセージに多用されるキーワードや言い回し、例えば「~~ね」や「~~よ」といった語尾が繰り返されるなどくだけた表現(友達口調の表現)、社内プロジェクト名や未発表の製品名などが登録される。上記特定表現は、組織内の運用方針に従って予め定義することができる。
 インスタント・メッセージは一般的に短いため、特定表現が少なくとも1つ含まれる場合に規制対象メッセージであると判定することができるが、規制対象メッセージの特定の仕方は、特に限定されるものではない。例えば、メッセージに含まれる特定表現の種類、特定表現の数からスコアを計算し、一定基準以上のスコアが計算されたメッセージを規制対象メッセージと判定してもよい。その他、メッセージに対して形態素解析を行って、より精緻に規制対象メッセージを判定することもできる。
 図10(A)に例示した「お昼,いきませんか?」というメッセージの場合は、「お昼」という規制対処辞書データ部308に登録されたキーワードを含むため、規制対象メッセージであると判定される。規制対象メッセージに該当する場合は、制限付きメッセージ表示または表示不許可となる。
 再び図8を参照すると、ステップS205では、ステップS204での表示規制ポリシーの適用の結果、許可されるか、制限付き許可されるか、不許可であるかに応じて処理が分岐される。ステップS205で、許可と判定された場合(許可)は、ステップS206へ処理が分岐される。ステップS206では、通常のメッセージ表示を行い、ステップS210で、本処理を終了させる。ステップS203で、所定の条件が成立しておらず、表示規制する必要がないと判定された場合(NO)も、ステップS206へ直接処理が進められ、通常のメッセージ表示がなされる。
 一方、ステップS205で、制限付き許可と判定された場合(制限許可)は、ステップS207へ処理が分岐される。ステップS207では、制限されたメッセージ表示が行われ、ステップS208で、状況表示メッセージの自動返信が行われ、ステップS210で、本処理を終了させる。
 一方、ステップS205で、不許可と判定された場合(不許可)は、ステップS209へ処理が分岐される。ステップS209では、メッセージ表示が抑制され、ステップS208で、状況表示メッセージの自動返信が行われ、ステップS210で、本処理を終了させる。
 図10(B)は、制限付き表示された受信側クライアント110A上に表示されるデスクトップ画面を例示する。図10(B)に示す例では、チャット・ウィンドウ250のメッセージ表示ボックス252内には、上記「お昼,いきませんか?」というメッセージに代替して、「受信メッセージ有り」というメッセージが表示される。図10(B)に示した画面は、例示であり、制限付き表示としては、その他、特定の表現を含む部分が黒塗りされたメッセージとしてもよいし、送信者だけが表示されるような態様でもよい。また、ステップS203で成立した条件が不成立となったことに応答して、またはユーザからの明示的な表示指示を受け付けるGUI部品が操作されたことに応答して、制限付きのメッセージ表示を解除し、遅延されたメッセージ表示を行うこともできる。
 上述した映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理により、メッセージを受信したクライアント110Aの映像出力装置112Aへの出力状態に応じて、受信メッセージの内容や差出人等に応じて規制メッセージが判定され、制限されたメッセージ表示が行われる。これにより、メッセージを受信したユーザが、メッセージが私的なものであることに気付き、慌てて外部映像出力I/F114からコネクタを引き抜いたり、キー操作で出力先を切り替えたりする、場当たり的な対処を余儀なくされることを防止し、僅かな時間の情報の漏洩をも防止することが可能となる。
 なお、以上説明した実施形態では、映像出力装置112に接続されたクライアント110A上で、送信メッセージに状況情報を付加し、また受信メッセージの表示規制を行うものとして説明した。しかしながら、映像出力装置112に接続されたクライアント110Aが送信者または受信者として関与するメッセージの処理は、当該クライアント110Aが行う態様に限定されるものではなく、メッセージ交換サーバ150または相手方クライアント110Bがメッセージ処理を行う態様であってもよい。
 図11~図13は、映像出力装置112に接続されたクライアント110Aの相手方クライアント110Bがメッセージ処理を行う他の実施形態を説明する図である。図11に示す実施形態では、映像出力装置112に接続されたクライアント110Aのクライアント・アプリケーション130Aは、出力状態通知部146Aを備え、相手方クライアント110Bのクライアント・アプリケーション130Bは、送信メッセージ規制部148Bを備える。
 出力状態通知部146は、出力状態検知モジュール120および出力状態推定モジュール122またはこれらのいずれか一方が判断した出力状態を、相手方クライアント110Bに通知する処理を行う。この通知を受けて相手方クライアント110Bでは、送信メッセージ規制部148が、上記通知された出力状態に応じて、メッセージの送信を規制する処理を実行する。これにより、メッセージの受信側である第1クライアント110Aの出力状態に応じて、規制を要すると判定されたメッセージの当該第1クライアント110A上での表示が変更され、制限されたメッセージ表示が行われる。
 図12は、他の実施形態における映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ受信処理におけるメッセージ・フローを説明する図である。このメッセージ受信時のメッセージ・フローは、相手方である送信側クライアント110Bで、メッセージ入力部132Bが、入力テキストボックスを介して送信すべきメッセージの入力を受けて開始する。一方で、受信側クライアント110A上の出力状態検知モジュール120Aおよび出力状態推定モジュール122Aが判定した出力状態は、上記出力状態通知部146Aにより、送信側クライアント110Bへと伝達される。
 上記メッセージは、送信前に、送信メッセージ規制部148Bにより、通知された出力状態に応じて表示規制ポリシーを用いて処理されて、メッセージ送信部136Bにより、受信側クライアント110Aへと送信される。
 メッセージの送信は、上記通知された出力状態に応じて分岐される。例えば、出力状態が「未接続」や「接続中」であれば、通常通り、そのままメッセージ送信が行われるが、出力状態が「投影中」である場合は、送信メッセージの内容によって、制限付きのメッセージ送信が行われ、またはメッセージ送信がペンディングされる。上記制限付きメッセージ送信は、メッセージの送信者および本文の表示に関し、全部または一部について非表示または代替表示を行う変更を含むことができる。例えば、出力状態「投影中」に対応して、メッセージおよび送信者が非表示とされ、単に受信メッセージが存在することを知らせる代替表示を行うためのメッセージ表示とすることができる。また、ポリシーを適用した結果、規制対象メッセージであると判定された場合には、送信側クライアント110B上で、相手方が投影中等である旨の警告表示を行い、メッセージの再入力を促すこともできる。
 図13は、他の実施形態における送信側クライアントが実行する、映像出力装置への出力状態を考慮したメッセージ送信処理を示すフローチャートである。図13に示す処理は、図10(A)に示す送信側クライアント110B上のチャット・ウィンドウ230上で、メッセージ入力テキストボックス232にメッセージ234が入力され、送信ボタン236がクリックされたことに対応して、ステップS300から開始する。
 ステップS301では、送信側クライアント110Bは、送信にかかるメッセージを取得する。図10(A)の例示では、「お昼,いきませんか?」というメッセージが取得される。ステップS302では、送信側クライアント110Bは、予め通知された受信側クライアント110A側の外部の映像出力装置112に対する出力状態を判定する。ステップS303では、送信側クライアント110Bは、出力状態から所定の条件が成立したか否かを判定する。ここでは、出力状態が「投影中」であるかという条件を判定することができる。
 ステップS303で、所定の条件が成立したと判定された場合(YES)は、ステップS304へ処理が進められる。ステップS304では、送信側クライアント110Bは、表示規制ポリシーを適用してメッセージの本文およびヘッダ情報を解析する。図10(A)に例示した「お昼,いきませんか?」というメッセージの場合は、「お昼」という規制対処辞書データ308に登録されたキーワードを含むため、規制対象メッセージであると判定される。
 ステップS305では、ステップS304での表示規制ポリシーの適用の結果、許可されるか、制限付き許可されるか、不許可であるかに応じて処理が分岐される。ステップS305で、許可と判定された場合(許可)は、ステップS306へ処理が分岐される。ステップS303で、所定の条件が成立しておらず、表示規制する必要がないと判定された場合(NO)も、ステップS306へ直接処理が進められる。ステップS306では、通常のメッセージ表示を行い、ステップS309で、本処理を終了させる。
 一方、ステップS305で、制限付き許可と判定された場合(制限許可)は、ステップS307へ処理が分岐される。ステップS307では、送信側クライアント110Bは、適宜警告表示を行い、制限されたメッセージ送信を実行し、ステップS309で、本処理を終了させる。制限されたメッセージ送信としては、例えば、単にメッセージが存在することを知らせる代替表示を行うためのメッセージ内容の変更等を含むことができる。一方、ステップS305で、不許可と判定された場合(不許可)は、ステップS308へ処理が分岐される。ステップS308では、送信側クライアント110Bは、メッセージ送信をペンディングし、ステップS309で、本処理を終了させる。
 なお、上記ステップS308でペンディングされたメッセージは、事後的に、明示的な送信指示に応答して、または上記出力状態が表示規制を要しない状態に変更されたことに応答して、そのペンディング状態が解除され、遅延して送信されても良い。
 以下、本実施形態によるクライアントのハードウェア構成について説明する。図14は、クライアント110のハードウェア構成の実施形態を示す。図14に示すクライアント110は、概ねパーソナル・コンピュータまたはワークステーションなどのコンピュータ装置34として構成されている。図14に示すコンピュータ装置34は、中央処理装置(CPU)12と、CPU12が使用するデータの高速アクセスを可能とするL1およびL2などのレベルを有するキャッシュ・メモリ14と、CPU12の処理を可能とするRAM、DRAMなどの固体メモリ素子から形成されるシステム・メモリ16とを備えている。
 CPU12、キャッシュ・メモリ14、およびシステム・メモリ16は、システム・バス18を介して、他のデバイスまたはドライバ、例えば、グラフィックス・ボード20およびネットワーク・アダプタ22へと接続されている。グラフィックス・ボード20は、バスを介してメイン・ディスプレイ24に接続されて、CPU12による処理結果をディスプレイ画面上に表示させている。また、グラフィックス・ボード20は、外部出力I/F114に接続されており、外部出力I/F114を介してコンピュータ装置34に接続される外部映像出力装置112に、CPU12による処理結果を表示させている。また、メットワーク・アダプタ22は、物理層レベルおよびリンク層レベルでクライアント110を、TCP/IPなどの適切な通信プロトコルを使用するネットワーク102へと接続している。
 システム・バス18には、さらにI/Oバス・ブリッジ26が接続されている。I/Oバス・ブリッジ26の下流側には、PCIなどのI/Oバス28を介して、IDE、ATA、ATAPI、シリアルATA、SCSI、USBなどにより、ハードディスクなどの記憶装置30が接続されている。また、I/Oバス28には、USBなどのバスを介して、キーボードおよびマウスなどのポインティング・デバイスなどの入力装置116が接続されている。
 コンピュータ装置34のCPU12としては、いかなるシングルコア・プロセッサまたはマルチコア・プロセッサを用いることができ、WINDOWS(登録商標)XP、WINDOWS(登録商標)7、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などの適切なオペレーティング・システムにより制御される。なお、メッセージ交換サーバ150、ユーザ情報管理サーバ160についても、図14と同様なハードウェア構成により実現することができる。
 以上説明したように、本発明の実施形態によれば、映像出力装置に接続された情報処理装置の該映像出力装置に対する出力状態に応じて、この情報処理装置が関与するメッセージの表示の仕方を変更することが可能なメッセージ通信システム、情報処理装置、メッセージ通信方法およびプログラムを提供することができる。
 本発明の上記機能は、C++、Java(登録商標)、JavaBeans(登録商標)、Java(登録商標)Applet、JavaScript(登録商標)、Perl、Rubyなどのオブジェクト指向プログラミング言語などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、装置可読な記録媒体に格納して頒布または伝送して頒布することができる。
 これまで本発明を、特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
12…CPU、14…キャッシュ・メモリ、16…システム・メモリ、18…システム・バス、20…グラフィックス・ボード、22…ネットワーク・アダプタ、24…メイン・ディスプレイ、26…I/Oバス・ブリッジ、28…I/Oバス、30…記憶装置、34…コンピュータ装置、100…メッセージ交換システム、102…ネットワーク、110…クライアント、112…映像出力装置、114…外部映像出力I/F、116…入力装置、118…アプリケーション、120…出力状態検知モジュール、122…出力状態推定モジュール、130…クライアント・アプリケーション、132…メッセージ入力部、134…状況情報付加部、136…メッセージ送信部、138…メッセージ受信部、140…受信メッセージ規制部、142…メッセージ表示部、146…出力状態通知部、148…送信メッセージ規制部、150…メッセージ交換サーバ、160…ユーザ情報管理サーバ、162…カレンダ、164…アドレス帳、200…デスクトップ画面、202…プレゼンテーション・ウィンドウ、210…チャット・ウィンドウ、212…メッセージ表示ボックス、214…メッセージ入力テキストボックス、216…送信ボタン、220…チャット・ウィンドウ、222…メッセージ表示ボックス、224…メッセージ、226…状況表示、228…吹き出し表示、230…チャット・ウィンドウ、232…メッセージ入力テキストボックス、234…メッセージ、236…送信ボタン、240…デスクトップ画面、242…プレゼンテーション・ウィンドウ、250…チャット・ウィンドウ、252…メッセージ表示ボックス、254…メッセージ、300…表示規制ポリシー、302…許可条件部、304…不許可条件部、306…制限付き許可条件部、308…規制対象辞書データ部

Claims (13)

  1.  ネットワークを介して通信する複数の情報処理装置を含むメッセージ通信システムであって、
     映像出力装置に接続された第1情報処理装置の該映像出力装置への出力状態を判定する出力状態判定部と、
     前記第1情報処理装置が関与するメッセージを、前記第1情報処理装置の出力状態に応じて前記第1情報処理装置上または相手方の第2情報処理装置上での前記メッセージの表示が変更されるように処理するメッセージ処理部と
     を含む、メッセージ通信システム。
  2.  前記メッセージ処理部は、メッセージの送信側である前記第1情報処理装置について判定された出力状態に応じて、該メッセージの受信側である前記第2情報処理装置上での該メッセージの表示に関し、前記第1情報処理装置側の状況を表す付加表示を行うための処理を実行する、請求項1に記載のメッセージ通信システム。
  3.  前記メッセージ処理部は、メッセージの受信側である前記第1情報処理装置について判定された出力状態に応じて、前記第1情報処理装置上での該メッセージの表示に関し、制限された表示を行うための処理を実行する、請求項1または2に記載のメッセージ通信システム。
  4.  前記メッセージ処理部は、前記出力状態に応じて、自動返信を行い、前記メッセージの送信側である前記第2情報処理装置上での返信メッセージ表示に関し、前記第1情報処理装置側の状況を表す付加表示を行うための処理を実行する、請求項3に記載のメッセージ通信システム。
  5.  前記付加表示は、前記第1情報処理装置側の公開されたユーザ情報を取得して、前記第1情報処理装置側の詳細な状況を表す詳細状況表示を呼び出すイベント処理を含む、請求項2または4に記載のメッセージ通信システム。
  6.  前記出力状態判定部は、前記第1情報処理装置から該映像出力装置への出力信号を検出することによって前記出力状態を判定する出力状態検知モジュールおよび/または前記第1情報処理装置に対する入力操作から前記出力状態を推定する出力状態推定モジュールを含む、請求項1に記載のメッセージ通信システム。
  7.  前記制限された表示は、前記メッセージの差出人および本文の表示に関し、全部または一部について非表示または代替表示を行う変更を含む、請求項3に記載のメッセージ通信システム。
  8.  前記メッセージ処理部は、前記メッセージを解析し、制限された表示を行う条件が記述されるポリシーを適用し、前記条件に合致した場合に前記制限された表示を行うための処理を実行する、請求項7に記載のメッセージ通信システム。
  9.  前記ポリシーは、メッセージの送信者または受信者の属性情報に条件付けられた当該メッセージの表示の許可、制限付き許可または拒否、およびメッセージが含有する特定表現に条件付けられた当該メッセージの表示の制限付き許可または拒否の少なくとも一方を記述するものである、請求項8に記載のメッセージ通信システム。
  10.  外部の情報処理装置とネットワークを介して通信する情報処理装置であって、
     当該情報処理装置に接続された映像出力装置への出力状態を判定する出力状態判定部と、
     当該情報処理装置が送信側または受信側として関与するメッセージを、当該情報処理装置の出力状態に応じて当該情報処理装置上または相手方の情報処理装置上での前記メッセージの表示が変更されるように処理するメッセージ処理部と
     を含む、情報処理装置。
  11.  ネットワークを介して通信する複数の情報処理装置を含むメッセージ通信システムで実行されるメッセージ通信方法であって、
     映像出力装置に接続された第1情報処理装置が、該映像出力装置への出力状態を判定するステップと、
     前記第1情報処理装置または相手方の第2情報処理装置が、前記第1情報処理装置が関与するメッセージに関し、判定された前記出力状態に応じて変更されたメッセージ表示を行うステップと
     を含む、メッセージ通信方法。
  12.  前記メッセージの表示を行うステップは、
     メッセージの受信側である前記第2情報処理装置が、該メッセージの送信側である前記第1情報処理装置について判定された出力状態に応じて、該メッセージの表示に関し、前記第1情報処理装置側の状況を表す付加表示を行うステップ、または
     メッセージの受信側である前記第1情報処理装置が、判定された出力状態に応じて、該メッセージの表示に関し、制限された表示を行うステップ
     を含む、請求項11に記載のメッセージ通信方法。
  13.  外部の情報処理装置とネットワークを介して通信する情報処理装置を実現するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、コンピュータを
     当該情報処理装置に接続された映像出力装置への出力状態を判定する出力状態判定部、および
     当該情報処理装置が送信側または受信側として関与するメッセージを、当該情報処理装置の出力状態に応じて当該情報処理装置上または相手方の情報処理装置上での前記メッセージの表示が変更されるように処理するメッセージ処理部
     として機能させるためのプログラム。
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