JP2010283519A - 携帯端末装置、表示情報の出力制御方法、及び表示情報の出力制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示情報の外部出力中に、不意にプライベート情報が外部出力される不都合を防止する。
【解決手段】 メモリに記憶されている、各アプリケーションプログラムやいずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示処理される各表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定しておく。制御部は、指定された表示情報を表示部に表示し、かつ、外部に出力している間に、例えば電話着信、メール着信等により他の表示情報を出力する必要性が生じた場合、上記他の表示情報に対して設定されている上記属性を検出する。そして、プライベート属性が設定されていた場合には、上記他の表示情報は上記表示部のみに表示し、パブリック属性が設定されていた場合には、上記他の表示情報は上記表示部に表示すると共に、外部に出力する。
【選択図】 図3
【解決手段】 メモリに記憶されている、各アプリケーションプログラムやいずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示処理される各表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定しておく。制御部は、指定された表示情報を表示部に表示し、かつ、外部に出力している間に、例えば電話着信、メール着信等により他の表示情報を出力する必要性が生じた場合、上記他の表示情報に対して設定されている上記属性を検出する。そして、プライベート属性が設定されていた場合には、上記他の表示情報は上記表示部のみに表示し、パブリック属性が設定されていた場合には、上記他の表示情報は上記表示部に表示すると共に、外部に出力する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、表示情報の表示機能、及び該表示情報の外部出力機能を備えた、例えば携帯電話機、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯ゲーム機、デジタルカメラ装置、携帯型の動画撮像装置等の携帯機器に適用して好適な携帯端末装置、表示情報の出力制御方法、及び表示情報の出力制御プログラムに関する。
特には、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を表示情報に対して設定しておき、該表示情報を外部出力する際に、上記パブリック属性が設定されている表示情報のみ、その外部出力を行うことで、プライベートな表示情報が外部出力される不都合を防止した携帯端末装置、表示情報の出力制御方法、及び表示情報の出力制御プログラムに関する。
特には、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を表示情報に対して設定しておき、該表示情報を外部出力する際に、上記パブリック属性が設定されている表示情報のみ、その外部出力を行うことで、プライベートな表示情報が外部出力される不都合を防止した携帯端末装置、表示情報の出力制御方法、及び表示情報の出力制御プログラムに関する。
今日において広く普及している携帯電話機は、電話帳機能、電子メール機能、カメラ機能等の多種多様の機能が設けられており、電話番号、氏名、住所、写真等の多くのプライベート情報が記憶されたものとなっている。このため、このようなプライベート情報を保護する必要性が生じている。
特開2007−243678号の公開特許公報には、予め登録した写真等を不必要に第三者に見せることを防止してプライバシーを保護する端末保持者のプライバシー保護端末装置が開示されている。このプライバシー保護端末装置の場合、非プライバシーモードが設定されている場合には、当該端末への着信時に、アドレス帳に登録されている発信者の写真等を表示するのであるが、プライバシーモードが設定されている場合には、この発信者の写真等に代えて、発信者を特定できない画像等の表示を行う。これにより、プライバシーモードが設定されている場合には、アドレス帳に登録されている発信者の写真等を不必要に第三者に見せることを防止することができ、当該プライバシー保護端末装置を所持しているユーザのプライバシーを保護することができる。
ここで、携帯電話機には、大きな表示画面のメイン表示部や小さな表示画面の補助表示部の他、赤外線通信ユニット、非接触無線通信ユニット、近距離無線通信ユニット、外部インターフェイス部等の複数の出力デバイスが設けられており、このような出力デバイスを介して表示情報の出力が可能となっている。
このため、今後、例えば上記メイン表示部及び補助表示部に対してそれぞれ所望の画像や資料等の表示情報を表示し、メイン表示部に表示されている表示情報は、当該携帯電話機の所有者となっているユーザが閲覧し、補助表示部に表示されている表示情報は、当該携帯電話機の所有者以外のユーザが閲覧するプレゼンテーション等の使用形態で、当該携帯電話機が使用されることが予想される。
或いは、上記メイン表示部に表示している表示情報を、外部インターフェイス部を介して外部のモニタ装置に表示し、メイン表示部に表示されている表示情報は、当該携帯電話機の所有者となっているユーザが閲覧し、補助表示部に表示されている表示情報は、当該携帯電話機の所有者以外のユーザが閲覧する使用形態で、当該携帯電話機が使用されることが予想される。
このような表示情報の外部出力を行う使用形態で携帯電話機を使用する場合、当該携帯電話機の所有者となっているユーザは、常に、外部出力している表示情報を確認可能であることが好ましい。
また、表示情報の上記外部出力中に、例えば電子メールの着信や電話着信があった場合や誤操作等により、電子メールの文章や、送信元のユーザのアドレス情報や顔写真等のプライベート情報が不意に外部出力される不都合を防止する必要がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、外部出力している表示情報を常に確認することができ、また、表示情報の上記外部出力中に、不意にプライベート情報が外部出力される不都合を防止することができるような携帯端末装置、表示情報の出力制御方法、及び表示情報の出力制御プログラムの提供を目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、
それぞれ所定の機能を実行するための複数のアプリケーションプログラム、及び上記いずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示される複数の表示情報が記憶されたメモリと、
上記メモリに記憶されている上記アプリケーションプログラム、及び/又は、上記各表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定するための属性設定部と、
上記表示情報を表示するための表示部と、
上記メモリに記憶されている上記表示情報を外部のユーザに閲覧させるためのデバイスに出力するための外部出力部と、
上記メモリに記憶されている上記複数の表示情報のうち、外部のユーザに閲覧させるための所望の表示情報を指定操作するための操作部と、
上記操作部により、上記外部のユーザに閲覧させるための所望の表示情報が指定された際に、上記属性設定部により当該指定された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記パブリック属性であった場合のみ、上記指定された表示情報を出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、該指定された表示情報を上記表示部に出力制御し、この指定された表示情報の外部出力中に、上記いずれかのアプリケーションプログラムに対応する表示情報、或いは上記操作部を介して指定された上記メモリに記憶されている他の表示情報の出力を行う場合、当該アプリケーションプログラムに設定されている上記属性、或いは上記他の表示情報に設定されている上記属性を検出し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記プライベート属性が設定されていた場合は、上記外部出力中の上記指定された表示情報のみを上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記パブリック属性が設定されていた場合は、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御する制御部と
を有する。
それぞれ所定の機能を実行するための複数のアプリケーションプログラム、及び上記いずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示される複数の表示情報が記憶されたメモリと、
上記メモリに記憶されている上記アプリケーションプログラム、及び/又は、上記各表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定するための属性設定部と、
上記表示情報を表示するための表示部と、
上記メモリに記憶されている上記表示情報を外部のユーザに閲覧させるためのデバイスに出力するための外部出力部と、
上記メモリに記憶されている上記複数の表示情報のうち、外部のユーザに閲覧させるための所望の表示情報を指定操作するための操作部と、
上記操作部により、上記外部のユーザに閲覧させるための所望の表示情報が指定された際に、上記属性設定部により当該指定された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記パブリック属性であった場合のみ、上記指定された表示情報を出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、該指定された表示情報を上記表示部に出力制御し、この指定された表示情報の外部出力中に、上記いずれかのアプリケーションプログラムに対応する表示情報、或いは上記操作部を介して指定された上記メモリに記憶されている他の表示情報の出力を行う場合、当該アプリケーションプログラムに設定されている上記属性、或いは上記他の表示情報に設定されている上記属性を検出し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記プライベート属性が設定されていた場合は、上記外部出力中の上記指定された表示情報のみを上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記パブリック属性が設定されていた場合は、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御する制御部と
を有する。
このような本発明は、メモリに記憶されている、それぞれ所定の機能を実行するための複数のアプリケーションプログラム、及び/又は、上記いずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示される複数の表示情報に対して、属性設定部が、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定する。
操作部を介して、メモリに記憶されている表示情報のうち、外部のユーザに閲覧させるための表示情報が指定されると、制御部は、上記属性設定部により当該指定された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記パブリック属性であった場合のみ、上記指定された表示情報を外部のユーザに閲覧させるためのデバイスに出力するための外部出力部を出力制御すると共に、該指定された表示情報を表示部に出力制御する。
これにより、本発明が適用された機器のユーザは、上記表示部に表示されている上記指定した表示情報を閲覧し、他のユーザは、上記外部出力部を介して出力された表示情報を閲覧する状態となる。
このような上記指定された表示情報の外部出力中に、上記いずれかのアプリケーションプログラムに対応する表示情報、或いは上記操作部を介して指定された上記メモリに記憶されている他の表示情報の出力を行う場合、制御部は、当該アプリケーションプログラムに設定されている上記属性、或いは上記他の表示情報に設定されている上記属性を検出する。
そして、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記プライベート属性が設定されていた場合は、上記外部出力中の上記指定された表示情報のみを上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御する。
これにより、プライベート属性が設定されているアプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報は、外部出力されることなく、本発明が適用された機器のユーザが閲覧している上記表示部に対してのみ出力されるため、本発明が適用された機器のユーザのプライベート情報が外部出力される不都合を防止することができる。
これに対して、上記アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記パブリック属性が設定されていた場合は、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御する。
これにより、パブリック属性が設定されているアプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報は、本発明が適用された機器のユーザが閲覧している上記表示部に対して出力されると共に、上記外部出力部を介して外部出力されるため、本発明が適用された機器のユーザ及び他のユーザで、上記パブリック属性が設定されているアプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を閲覧可能とすることができる。
そして、上記外部出力される表示情報は、本発明が適用された機器のユーザが閲覧している上記表示部に対して常に表示されるため、該本発明が適用された機器のユーザは、外部出力している表示情報を常に確認可能とすることができる。
本発明は、本発明を適用した機器のユーザが、外部出力している表示情報を常に確認することができ、また、表示情報の外部出力中に、不意にプライベート情報が外部出力される不都合を防止することができる。
本発明は、折り畳み型の携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の外観構成]
まず、図1(a)に、開状態としたこの実施例となる携帯電話機を非露出面側から見た図を、図1(b)に、開状態としたこの実施例となる携帯電話機を露出面側から見た図を、それぞれ示す。
まず、図1(a)に、開状態としたこの実施例となる携帯電話機を非露出面側から見た図を、図1(b)に、開状態としたこの実施例となる携帯電話機を露出面側から見た図を、それぞれ示す。
この図1(a),(b)からわかるように、この携帯電話機は、上筐体1の下端部1b及び下筐体2の上端部2aをヒンジ部3を介して相互に回動可能に接続して形成されている。
上筐体1の非露出面1a側(=当該携帯電話機を閉状態とした際に下筐体2と相対向する面側)には、図1(a)に示すように、この非露出面1aの面積よりも若干小さめの面積の第1の表示部4が設けられている。また、この上筐体1の非露出面1aには、当該上筐体1の上端部1c近傍に受話音声を出力するためのスピーカ部5と、テレビ電話による通話を行う場合等に、当該携帯電話機を使用しているユーザの顔等を撮像するための、いわゆる自分撮り用のカメラ部である補助カメラ部6が設けられている。さらに、この上筐体1には、上端部1c近傍に赤外線通信用の赤外線通信ユニット7が設けられている。
また、図1(b)に示すように、上筐体1の露出面1d側(=非露出面1aに対して反対側となる面側)には、上記非露出面1a側に設けられている上記第1の表示部4と略々同じ大きさの第2の表示部10が設けられている。すなわち、この携帯電話機の場合、上筐体1の非露出面1a側及び露出面1d側に、それぞれ同じ大きさの大きな表示部4、10が設けられている。
次に、図1(a)に示すように、下筐体2の非露出面2b側(=当該携帯電話機を閉状態とした際に上筐体1と相対向する面側)には、この非露出面2bの略全体にわたって複数の操作キーを備えた操作部8が設けられている。また、この下筐体2の非露出面1bには、当該下筐体2の下端部2c近傍に送話用のマイクロホン部9が設けられている。
また、図1(b)に示すように、下筐体2の露出面2d側(=非露出面2bに対して反対側となる面側)には、当該下筐体2の上端部2a近傍に、該下筐体2の短手方向に沿って、所望の被写体の静止画像或いは動画を撮像するためのメインカメラ部11、及びプロジェクタ装置12が並設されている。
さらに、図示はされていないが、下筐体2の下端部2cには、当該下筐体2内に収納されたバッテリを充電するためのバッテリ充電端子13と、当該携帯電話機のメモリに記憶されている各種情報を外部出力するための外部インターフェイス部14(外部IF)が、当該下筐体2の短手方向に沿って並設されている。
[携帯電話機の電気構成]
次に、図2に、この実施例となる携帯電話機のブロックを示す。この図2に示すプロジェクタ12は、例えば前面投影型のプロジェクタとなっており、投影する元画像を表示する液晶パネル、その液晶パネルに投影光を照射する光源、及び液晶パネル上に表示された投影元画像をスクリーン等に投影させるための投影光学系等を備えている。
次に、図2に、この実施例となる携帯電話機のブロックを示す。この図2に示すプロジェクタ12は、例えば前面投影型のプロジェクタとなっており、投影する元画像を表示する液晶パネル、その液晶パネルに投影光を照射する光源、及び液晶パネル上に表示された投影元画像をスクリーン等に投影させるための投影光学系等を備えている。
なお、プロジェクタを投影方式で大別すると、液晶方式とDLP(Digital Light Processing)方式との2つの方式があるが、上記プロジェクタ12としては、これら何れの方式であっても良い。
第1の表示部4は、上記上筐体1の非露出面1a側に設けられた表示部であり、液晶表示部(LCD:Liquid Crystal Display)、或いは有機EL(OEL:Organic Electro Luminescence)で形成されている。また、第2の表示部10は、上記上筐体1の露出面1d側に設けられた表示部であり、上記第1の表示部4と同様に、液晶表示部(LCD:Liquid Crystal Display)、或いは有機EL(OEL:Organic Electro Luminescence)で形成されている。発光部21(LED:発光ダイオード)は、例えば着信ランプや上記操作部8の照明ランプ等の、当該携帯電話機に備えられている各種照明光源である。
加速度センサ22は、当該携帯電話機に物理的な振動が加えられた時に、その振動の加速度の大きさ及び向きを検出する。ジャイロセンサ23は、この携帯電話機に物理的な振動が加えられた時に、その振動による回転方向の角速度と回転角度を検出する。照度センサ24は、この携帯電話機の周囲環境の明るさを検出する。
スピーカ部5は、上筐体1の上端部1c近傍に設けられた受話音声出力用のスピーカ部である。マイクロホン部9は、下筐体2の下端部2c近傍に設けられた送話音声出力用のマイクロホン部である。
外部インターフェイス部14(外部IF)は、各種外部コネクタとその外部コネクタとの間で信号等を行うための外部接続部からなる。なお、上記外部コネクタにはいわゆるUSB2.0(Universal Serial Bus 2.0)規格のコネクタが含まれている。このため、当該携帯電話機は、USB2.0コントローラ25も備えている。
USIMカードスロット26は、当該携帯電話機の通信事業者の加入者情報(契約者情報)等が記憶されたいわゆるUSIM(Universal Subscriber Identity Module)カードが装着されるICカードスロットである。
振動モータ27は、例えば発着信時等に当該携帯電話機の筐体を振動を発生させて、ユーザに発着信等を知らせるための、いわゆるバイブレータである。バッテリ28は、当該携帯電話機の各部で使用する電力供給用の電源である。周辺IC+電源IC29は、上記USIMカードスロット26、振動モータ27、バッテリ28、外部インターフェース14と接続されており、これら各部の制御や信号処理の他、バッテリ28の充電制御、及び各部に対する電力供給制御等を行う。
メインカメラ11は、下筐体2の露出面2d側に設けられたカメラ部であり、撮影光学系や撮像デバイス等からなる。補助カメラ部6は、上筐体1の非露出面1aの上端部1c近傍に設けられたカメラ部であり、上述のようにテレビ電話による通話の際にユーザ自身を撮影する際等に用いられる。
通信回路30は、当該携帯電話機が、携帯電話網の無線基地局と通信する際の無線通信用回路である。アンテナ31は、当該携帯電話機が無線基地局と無線通信を行う際の無線通信アンテナである。
非接触無線通信ユニット32は、いわゆる電磁誘導方式により、外部のリーダライタ装置との間で、例えば通信距離が50cm程度の非接触無線通信を行う。近距離無線通信ユニット33は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)等の近距離無線通信方式により、通信距離が10m程度の近距離無線通信を行う。赤外線通信ユニット34は、通信距離が数m程度の赤外線無線通信を行う
メモリカードスロット35は、例えばいわゆるSD(Secure Digital)カード等の外部メモリカードが着脱されるスロットである。メモリカードコントローラ36は、メモリカードスロット35に装着されたメモリカードに対するデータの書き込み/読み出し等の制御及び信号処理を行う。
メモリカードスロット35は、例えばいわゆるSD(Secure Digital)カード等の外部メモリカードが着脱されるスロットである。メモリカードコントローラ36は、メモリカードスロット35に装着されたメモリカードに対するデータの書き込み/読み出し等の制御及び信号処理を行う。
操作部8は、上述のように下筐体2の非露出面2b側に設けられた操作部となっている。内部メモリ37は、例えばDDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)38と、NAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)39とを有してなる。上記NAND型フラッシュメモリ39には、OS(Operating System)のプログラムや制御部40が各部を制御するための制御プログラム、後に説明する表示情報の出力制御プログラム、プロジェクタ12の投影制御プログラム等の各種のアプリケーションプログラム、圧縮符号化された楽曲・動画像・静止画データコンテンツの他、各種の設定値、フォントデータ、各辞書データ、機種名情報、端末識別情報等が記憶される。さらに、このNAND型フラッシュメモリ39には、各ユーザの電話番号、電子メールアドレス、住所、氏名、顔写真等が登録された電話帳や、送受信した電子メール、当該携帯電話機のユーザのスケジュールが登録されたスケジュール帳等が記憶される。DDR SDRAM38は、制御部40が各種のデータ処理や演算を行う際の作業領域として、随時データを記憶する。
制御部40は、通信制御、音声処理及びその制御、画像処理及びその制御、その他各種信号処理や各部の制御等を行う。また、制御部40は、内部メモリ37に記憶されている各種の制御プログラムやアプリケーションプログラムの実行及びそれに付随する各種データ処理等を行う。なお、この図2には図示を省略しているが、当該実施例の携帯電話機は、一般的な携帯電話機が備える各構成要素についても当然ながら備えているものと理解されたい。
[実施例の携帯電話機の動作]
次に、このような構成を有する当該実施例の携帯電話機は、所望のアプリケーションプログラム、及び所望の写真や資料等の表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を予め設定しておくことで、表示情報の外部出力中に、不意にプライベート情報が外部出力される不都合を防止可能となっている。
次に、このような構成を有する当該実施例の携帯電話機は、所望のアプリケーションプログラム、及び所望の写真や資料等の表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を予め設定しておくことで、表示情報の外部出力中に、不意にプライベート情報が外部出力される不都合を防止可能となっている。
〔属性設定動作〕
まず、この携帯電話機においては、所望のアプリケーションプログラム、及び(又は)所望の写真や資料等の表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性の設定を行う。
まず、この携帯電話機においては、所望のアプリケーションプログラム、及び(又は)所望の写真や資料等の表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性の設定を行う。
この属性の設定を行う場合、ユーザは当該携帯電話機の設定メニューの各種設定項目の中から、「属性設定メニュー(プロパティ設定メニュー)」を選択するように操作部8を操作する。この属性設定メニュー(プロパティ設定メニュー)の選択操作がなされると、制御部40は、NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている表示情報の出力制御プログラムに基づいて、例えば図3(a)に示す属性設定を行う機能の選択画面を、所望の機能の選択指定を行うためのカーソルCRと共に第1の表示部4に表示する。
この図3(a)に示す例は、上記選択画面に対して、着信電話処理機能、送信電話処理機能、着信メール処理機能、送信メール処理機能、電話帳機能、スケジュール機能(スケジュール帳)、写真フォルダ機能、動画フォルダ機能等の各機能が表示された例を示している。
制御部40は、この選択画面に対して、表示可能な情報である表示情報の情報処理を行う機能を表示するようになっている。すなわち、制御部40は、電話着信があった場合、この電話の着信信号に含まれる当該電話の送信元となる携帯電話機(或いは固定電話機)の電話番号を抽出すると共に、この抽出した送信元の電話番号に基づいて、NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている電話帳を参照する。そして、抽出した送信元の電話番号が上記電話帳に登録されている場合、該送信元の電話番号に対応するユーザの氏名や顔写真等を、当該電話が着信している間、第1の表示部4に表示制御するようになっている。このように、着信電話処理機能は、電話帳に登録されている上記送信元の電話番号に対応するユーザの氏名や顔写真等の表示情報の情報処理を行う機能であるため、制御部40は、この着信電話処理機能を上記選択画面に表示する。なお、制御部40は、同様の理由により、送信電話処理機能、着信メール処理機能、送信メール処理機能も上記選択画面に表示する。
また、上記電話帳には、上述のように各ユーザの電話番号、氏名、電子メールアドレス等の表示情報が登録されており、スケジュール帳には、ユーザのスケジュールの実行開始時刻、実行終了時刻、実行場所等の表示情報が登録されているため、制御部40は、電話帳機能及びスケジュール機能を、共に上記選択画面に表示する。
また、写真フォルダには、メインカメラ部11で撮像された写真(静止画像)等の表示情報が記憶されており、また、動画フォルダには、メインカメラ部11で撮像された動画像等の表示情報が記憶されているため、制御部40は、写真フォルダ機能、及び動画フォルダ機能を、共に上記選択画面に表示する。
なお、この図3(a)に示す上記選択画面に表示する機能は一例である。表示情報を取り扱う機能であれば、この選択画面に表示されるものと理解されたい。
次に、ユーザは、操作部8に設けられている上下キーや回転操作キーを操作することで図3(a)に示すカーソルCRを、当該属性の設定を行う機能名の表示位置に移動操作し、該操作部の決定キーを操作する。この決定キーの操作がなされると、制御部40は、現在、カーソルCRが位置している機能に対する上記属性の設定画面を表示する。
例えば、図3(a)に示す上記属性の設定を行う機能の選択画面において、ユーザにより着信メール機能が選択された場合、制御部40は、図3(b)に示すように、着信メール機能に対する上記属性の設定画面を第1の表示部4に表示する。制御部40は、この属性の設定画面として、現在設定されている属性(=現在の設定)、上記パブリック属性の設定指定項目、上記プライベート属性の設定指定項目等を表示する。
ユーザは、カーソルCRを移動操作することで、所望の属性を示す設定指定項目を選択し、決定キーを押圧操作する。この決定キーを押圧操作を検出すると、制御部40は、上記選択画面で選択された機能に対して、上記設定画面で選択された属性を設定する。
すなわち、図3(b)は、着信メール機能に対する属性の設定画面であるが、現在、この着信メール機能に対してパブリック属性が設定されており、この図3(b)に示す設定画面においてプライベート属性が選択された場合、制御部40は、着信メール機能に対して設定されている属性を、上記パブリック属性からプライベート属性に変更して設定し、例えば図3(c)に示すような、属性の設定が完了した機能、及び設定された属性を通知するための設定完了画面を第1の表示部4に表示する。
さらに詳しく説明すると、NAND型フラッシュメモリ39には、各機能名及び各表示情報名と、該各機能或いは各表示情報に設定されている属性を示す属性情報とが関連付けられて記憶された属性設定テーブルが設けられている。制御部40は、その機能、或いは表示情報に対してパブリック属性が設定されている場合は、上記属性設定テーブルに対して「0」の属性情報を登録し、その機能、或いは表示情報に対してプライベート属性が設定されている場合は、上記属性設定テーブルに対して「1」の属性情報を登録する。制御部40は、上記属性設定テーブルに登録されている各機能、或いは各表示情報の属性情報を、ユーザの設定操作に応じて書き換え制御する。
このような属性設定における他の例を説明すると、図3(d)〜図3(f)は、写真フォルダ機能で管理される写真フォルダに記憶されている各写真に対して属性設定を行った場合の例である。すなわち、上記選択画面で図3(d)に示すように写真フォルダ機能が選択されると、制御部40は、図3(e)に示すように、上記設定画面に対して、この写真フォルダ機能で管理される写真フォルダに記憶されている各写真の表題又は(及び)サムネイル画像、及び該各写真に対して現在設定されている属性の一覧を表示する。ユーザは、カーソルCRを移動操作することで、この設定画面に表示された上記一覧から、属性の設定を行う写真を選択する。
この選択がなされると、制御部40は、図3(b)に示したように、上記属性の設定画面として、上記選択された写真に対して現在設定されている属性、上記パブリック属性の設定指定項目、上記プライベート属性の設定指定項目等を表示する。そして、この属性の設定画面に基づいて、ユーザにより、上記パブリック属性が指定された場合は、上記属性設定テーブルに登録されている、上記選択された写真の属性としてパブリック属性を登録し、ユーザにより、上記プライベート属性が指定された場合は、上記属性設定テーブルに登録されている、上記選択された写真の属性としてプライベート属性を登録し、図3(f)に示すような設定完了画面を第1の表示部4に表示する。なお、この図3(f)に示す例は、写真3の属性をプライベート属性からパブリック属性に変更して設定した例である。
さらに、属性設定における他の例を説明すると、図4(a)〜図4(d)は、上記機能の選択画面から選択されたデータフォルダ機能で管理されるデータフォルダに記憶されている各表示情報に対して属性設定を行った場合の例である。すなわち、上記機能の選択画面でデータフォルダ機能が選択されると、制御部40は、図4(a)に示すようにデータフォルダ内に記憶されている表示情報の一覧を第1の表示部4に表示制御する。図4(a)に示す例は、上記表示情報の一覧として、A会見積書、出張報告書、監査レポート、事業計画ドラフト、A社用プレゼンテーション資料、経理データ、経費明細等の表示情報が表示された例である。なお、制御部40は、上記写真等の静止画像、動画像、アイコン画像等の他、このようなA会見積書等のテキスト情報も、「表示情報」として表示するようになっている。
上記表示情報の一覧の中から、例えば「A社用プレゼンテーション資料」がユーザにより選択操作されると、制御部40は、図4(b)に示すように、このA社用プレゼンテーション資料に対する情報処理の選択画面を第1の表示部4に表示する。この図4(b)に示す例は、A社用プレゼンテーション資料の登録処理(登録)、電子メールに対する添付処理(メール添付)、他のフォルダへの移動処理(移動)、コピー処理(コピー)、削除処理(削除)、赤外線通信処理(赤外線通信)、近距離無線通信処理(近距離無線通信)、上記属性設定(プロパティ設定)、詳細情報の表示処理(詳細情報)等の選択メニュー項目が表示された例である。
次に、この図4(b)に示す各選択メニュー項目の中から「プロパティ設定」が選択されると、制御部40は、A社用プレゼンテーション資料に対して上述の属性設定を行うべく、図4(c)に示す属性の設定画面を第1の表示部4に表示する。この図4(c)に示す例は、A社用プレゼンテーション資料に対して、現在、プライベート属性が設定されていることを示している。ユーザは、上述のようにカーソルCRを移動操作して、A社用プレゼンテーション資料に対して設定する所望の属性を指定(選択)する。
そして、ユーザにより、この属性の設定画面に基づいて、例えばパブリック属性が設定された場合、制御部40は、上記属性設定テーブルに登録されているA社用プレゼンテーション資料に対する属性情報を、プライベート属性からパブリック属性に書き換えると共に(=「1」から「0」に書き換えると共に)、図4(d)に示すようにA社用プレゼンテーション資料に対してパブリック属性が設定された旨、及びA社用プレゼンテーション資料に対してパブリック属性が設定された旨の通知を行うための設定完了画面を第1の表示部4に表示する。ユーザは、この設定完了画面を見ることで、A社用プレゼンテーション資料に対してパブリック属性が設定されたことを認識することとなる。
〔表示情報の出力制御動作〕
次に、このような所望のアプリケーションプログラム(機能)や表示情報に対する属性の設定が完了すると、制御部40は、以下に説明するように表示情報の外部出力中に、他の表示情報を出力する場合、この他の表示情報に設定されている上記属性を検出し、この他の表示情報に対してプライベート属性が設定された場合には、該他の表示情報の外部出力を禁止制御するようになっている。このような表示情報の出力制御動作の流れを、図5〜図10のフローチャートに示す。制御部40は、操作部8を介して表示情報の外部出力を行う外部出力モードが選択操作された際に、NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている表示情報の出力制御プログラムに基づいて、図5のフローチャートのステップS1から各処理を開始する。
次に、このような所望のアプリケーションプログラム(機能)や表示情報に対する属性の設定が完了すると、制御部40は、以下に説明するように表示情報の外部出力中に、他の表示情報を出力する場合、この他の表示情報に設定されている上記属性を検出し、この他の表示情報に対してプライベート属性が設定された場合には、該他の表示情報の外部出力を禁止制御するようになっている。このような表示情報の出力制御動作の流れを、図5〜図10のフローチャートに示す。制御部40は、操作部8を介して表示情報の外部出力を行う外部出力モードが選択操作された際に、NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている表示情報の出力制御プログラムに基づいて、図5のフローチャートのステップS1から各処理を開始する。
まず、ステップS1では、制御部40が、表示情報の外部出力に用いる外部出力機能の選択画面を第1の表示部4に表示制御して、処理をステップS2に進める。一例ではあるが、この例の場合、制御部40は、外部出力機能の選択画面に対して、「第2の表示部10」、「プロジェクタ12」、「外部IF14」、「近距離無線通信ユニット33」、「赤外線通信ユニット34」の各選択項目を一覧表示する。ユーザは、操作部8を介してカーソルを移動操作することで、この一覧表示された各選択項目の中から、所望の外部出力機能に対応する選択項目を選択操作する。
制御部40は、ステップS2において、このような所望の外部出力機能の選択操作の有無を監視しており、ユーザにより所望の外部出力機能の選択操作がなされたタイミングで、処理をステップS3に進める。
次に、ユーザにより所望の外部出力機能の選択操作がなされると、制御部40は、ステップS3において、例えば写真フォルダ、データフォルダ等の表示情報が記憶されているフォルダの一覧を第1の表示部4に表示する。ユーザは、操作部8を介してカーソルを移動操作することで、この一覧表示されたフォルダの中から所望のフォルダを選択する。制御部40は、このフォルダの選択操作がなされると、この選択されたフォルダに記憶されている表示情報の一覧を第1の表示部4に表示する。ユーザは、操作部8を介してカーソルを移動操作することで、この一覧表示された表示情報の中から所望の表示情報を選択する。制御部40は、ステップS4において、このような外部出力を行う所望の表示情報の選択操作の有無を監視しており、ユーザにより所望の表示情報の選択操作がなされたタイミングで、処理をステップS5に進める。
ステップS5では、制御部40が、上記属性設定テーブルを参照することで、ユーザにより選択された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記プライベート属性であるものと判別した場合には、処理をステップS6に進める。ユーザにより選択された表示情報に設定されている属性が上記プライベート属性であるということは、このユーザにより選択された表示情報は、当該ユーザにより外部出力が禁止されている表示情報であることを意味する。このため、制御部40は、ステップS6に処理を進めると、例えば「この情報にはプライベート属性が設定されています。」等のエラーメッセージを第1の表示部4に表示して、該ユーザにより選択された表示情報を外部出力することなく、この図5〜図10の各フローチャートに示す処理を終了する。
これにより、ユーザにより外部出力が指定された場合でも、プライベート属性が設定されている表示情報の外部出力は禁止されることとなる。なお、このプライベート属性が設定されている表示情報を外部出力する場合には、該表示情報の属性をプライベート属性からパブリック属性に設定し直せばよい。詳しくは、上述の図3及び図4の説明を参照されたい。
一方、上述ステップS5において、ユーザにより選択された表示情報に設定されている属しは、上記パブリック属性であるものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS7に進める。そして、このステップS7において、ユーザにより選択された表示情報を第1の表示部4に表示制御すると共に、上記ステップS1でユーザにより選択された外部出力機能を制御して、該ユーザにより選択された表示情報を外部出力する。
〔外部出力中におけるプライベート属性が設定された表示情報の出力制御動作〕
次に、制御部40は、上記ステップS7において、ユーザにより選択された表示情報を第1の表示部4に表示制御すると共に、上記ステップS1でユーザにより選択された外部出力機能を制御して、該ユーザにより選択された表示情報を外部出力するのであるが、制御部40は、このユーザにより選択された表示情報の外部出力中に、他の表示情報の外部出力を行う際、該他の表示情報に設定されている属性を検出し、この属性がパブリック属性であった場合のみ、上記他の表示情報を外部出力制御するようになっている。
次に、制御部40は、上記ステップS7において、ユーザにより選択された表示情報を第1の表示部4に表示制御すると共に、上記ステップS1でユーザにより選択された外部出力機能を制御して、該ユーザにより選択された表示情報を外部出力するのであるが、制御部40は、このユーザにより選択された表示情報の外部出力中に、他の表示情報の外部出力を行う際、該他の表示情報に設定されている属性を検出し、この属性がパブリック属性であった場合のみ、上記他の表示情報を外部出力制御するようになっている。
(外部出力機能として第2の表示部が選択された場合)
まず、図6のフローチャートは、外部出力機能として第2の表示部10が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として第2の表示部10が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図12(a)及び図12(b)に示すように当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4、及び該上筐体1の露出面1dに設けられた第2の表示部10に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示し、図11に示すように第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、第2の表示部10に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
まず、図6のフローチャートは、外部出力機能として第2の表示部10が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として第2の表示部10が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図12(a)及び図12(b)に示すように当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4、及び該上筐体1の露出面1dに設けられた第2の表示部10に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示し、図11に示すように第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、第2の表示部10に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
制御部40は、図5のフローチャートのステップS7において、このように各表示部4、10に対して表示情報を表示すると、処理を図6のフローチャートに進め、ステップS21において、電話着信或いは電子メール着信の有無を監視し、ステップS25において、電話或いは電子メールの送信操作の有無を監視し、ステップS29において、他の表示情報の外部出力指示操作の有無を監視する。
上記ステップS21において、電話着信或いは電子メール着信を検出すると、制御部40は、ステップS22に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS23に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出して第1及び第2の各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御し、或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真、及び着信した電子メールの表題や本文等のメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に、第1及び第2の各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御する。この場合、上記電話着信の情報やメール着信の情報は、上記各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS24に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、或いは上記電話帳から検出した、上記着信した電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真、及び上記着信した電子メールの表題や本文等のメール着信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、第2の表示部10に対しては、上記検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を表示することなく、現在、表示中の表示情報のみを表示制御する。
この場合、制御部40は、例えば図12(c)に示すように操作者が閲覧している第1の表示部4の表示領域を上下に2等分割し、下表示領域に対して、現在表示中の表示情報を表示し、上表示領域に対して上記電話着信の情報や上記メール着信の情報を表示する。なお、この図12(c)に示す例は、上記下表示領域に対して、現在表示中の家の写真を表示し、上記上表示領域に対して、着信メールの表題や本文等を表示した例を示している。また、この表示例は一例であり、制御部40は、例えば図12(d)に示すように現在表示中の表示情報(この例の場合、上記家の写真)をアイコン画像化して第1の表示部4の右下等の表示領域に小さく表示し、他の表示領域に上記電話着信の情報や上記メール着信の情報を大きく表示してもよい。
これにより、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1及び第2の各表示部4、10に対する表示情報の出力中に、電話着信或いは電子メール着信があった場合は、この電話着信の情報やメール着信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話着信の情報やメール着信の情報が、閲覧者が閲覧している第2の表示部10に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS25において、電話或いは電子メールの送信操作を検出すると、制御部40は、ステップS26に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS27に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出して第1及び第2の各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御し、或いは電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等のメール送信の情報を上記電話帳から検出すると共に、送信した電子メールの表題、本文を検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1及び第2の各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御する。この場合、上記電話送信の情報やメール送信の情報は、上記各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS28に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出し、或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等やこの電子メールの表題や本文等のメール送信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示制御し、第2の表示部10に対しては、上記検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を表示することなく、現在、表示中の表示情報のみを表示制御する。
これにより、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1及び第2の各表示部4、10に対する表示情報の出力中に、電話送信或いは電子メール送信がなされても、この電話送信の情報やメール送信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話送信の情報やメール送信の情報が、閲覧者が閲覧している第2の表示部10に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS29において、他の表示情報の外部出力指示操作を検出すると、制御部40は、ステップS30に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、上記電話帳機能、スケジュール帳機能、写真フォルダ機能、動画フォルダ機能等の表示情報の外部出力を可能とする機能に対して、上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS31に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を対応するフォルダから読み出し、現在、表示中の表示情報と共に、第1及び第2の各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御する。この場合、上記他の表示情報は、上記各表示部4、10に対してそれぞれ表示制御されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS32に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を対応するフォルダから読み出す。そして、第1の表示部4に対しては、このフォルダから読み出した他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、第2の表示部10に対しては、上記他の表示情報を表示することなく、現在、表示中の表示情報のみを表示制御する。
これにより、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1及び第2の各表示部4、10に対する表示情報の出力中に、他の表示情報の出力指定操作がなされても、上記他の表示情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記他の表示情報が、閲覧者が閲覧している第2の表示部10に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
制御部40は、この図6のフローチャートのステップS33において、操作部8の操作状況を監視することで、当該外部出力モードの終了指定操作がなされたか否かを判別しており、この終了指定操作がなされたタイミングで、このような外部出力モードを終了制御する。
(外部出力機能としてプロジェクタが選択された場合)
次に、図7のフローチャートは、外部出力機能としてプロジェクタ12が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能としてプロジェクタ12が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図13に示すように当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、下筐体2に設けられたプロジェクタ12を介してスクリーンに投影し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、スクリーンに投影されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
次に、図7のフローチャートは、外部出力機能としてプロジェクタ12が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能としてプロジェクタ12が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図13に示すように当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、下筐体2に設けられたプロジェクタ12を介してスクリーンに投影し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、スクリーンに投影されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
制御部40は、図5のフローチャートのステップS7において、このように第1の表示部4に対して表示情報を表示すると共に、該表示情報をプロジェクタ12を介してスクリーンに投影制御すると、処理を図7のフローチャートに進め、ステップS41において、電話着信或いは電子メール着信の有無を監視し、ステップS45において、電話或いは電子メールの送信操作の有無を監視し、ステップS49において、他の表示情報の外部出力指示操作の有無を監視する。
上記ステップS41において、電話着信或いは電子メール着信を検出すると、制御部40は、ステップS42に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS43に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に対して表示すると共に、この電話着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記スクリーンに投影するようにプロジェクタ12を投影制御する。或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真や、着信した電子メールの表題、本文や等のメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に、第1の表示部4に対して表示すると共に、このメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記スクリーンに投影するようにプロジェクタ12を投影制御する。この場合、上記電話着信の情報やメール着信の情報は、第1の表示部4に表示されると共に、上記スクリーンに投影されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS44に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、或いは着信した電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等を上記電話帳から検出すると共に、上記着信した電子メールの表題や本文等のメール着信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記スクリーンに対しては、上記検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を投影することなく、現在、表示中の表示情報のみを投影するようにプロジェクタ12を投影制御する。
これにより、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、上記スクリーンに対して上記表示情報の投影中に着信した電話の電話着信の情報や該着信した電子メールのメール着信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話着信の情報やメール着信の情報が、閲覧者が閲覧しているスクリーンに投影されて閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS45において、電話或いは電子メールの送信操作を検出すると、制御部40は、ステップS46に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS47に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出して、現在表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該電話送信の情報を現在投影中の表示情報と共に上記スクリーンに投影するようにプロジェクタ12を投影制御し、或いは電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等のメール送信の情報を上記電話帳から検出すると共に、送信した電子メールの表題、本文を検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該メール送信の情報を現在投影中の表示情報と共に上記スクリーンに投影するようにプロジェクタ12を投影制御する。この場合、上記電話送信の情報やメール送信の情報は、上記第1の表示部4に表示されると共に、上記スクリーンに投影されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS48に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出し、或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等やこの電子メールの表題や本文等のメール送信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記スクリーンに対しては、上記検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を投影することなく、現在、表示中の表示情報のみを投影するようにプロジェクタ12を投影制御する。
これにより、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及びスクリーンに対する表示情報の出力中に、電話送信或いは電子メール送信がなされても、この電話送信の情報やメール送信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話送信の情報やメール送信の情報が、閲覧者が閲覧している上記スクリーンに投影され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS49において、他の表示情報の外部出力指示操作を検出すると、制御部40は、ステップS50に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、上記電話帳機能、スケジュール帳機能、写真フォルダ機能、動画フォルダ機能等の表示情報の外部出力を可能とする機能に対して、上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS51に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を、対応するフォルダから読み出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示制御し、また、上記他の表示情報を、現在、投影中の表示情報と共に上記スクリーンに投影するようにプロジェクタ12を投影制御する。この場合、上記他の表示情報は、上記第1の表示部4及び上記スクリーンに対してそれぞれ出力制御されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS52に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を対応するフォルダから読み出す。そして、第1の表示部4に対しては、このフォルダから読み出した他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記スクリーンに対しては、上記他の表示情報を投影することなく、現在、投影中の表示情報のみを投影するようにプロジェクタ12を投影制御する。
これにより、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及び上記スクリーンに対する表示情報の出力中に、他の表示情報の出力指定操作がなされても、上記他の表示情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記他の表示情報が、閲覧者が閲覧している上記スクリーンに投影され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
制御部40は、この図7のフローチャートのステップS53において、操作部8の操作状況を監視することで、当該外部出力モードの終了指定操作がなされたか否かを判別しており、この終了指定操作がなされたタイミングで、このような外部出力モードを終了制御する。
(外部出力機能として外部IFが選択された場合)
次に、図8のフローチャートは、外部出力機能として外部IF14が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として外部IF14が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、上記外部IF14を介して、例えば外部モニタ装置に出力し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、外部モニタ装置に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
次に、図8のフローチャートは、外部出力機能として外部IF14が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として外部IF14が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、上記外部IF14を介して、例えば外部モニタ装置に出力し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、外部モニタ装置に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
制御部40は、図5のフローチャートのステップS7において、このように第1の表示部4に対して表示情報を表示すると共に、該表示情報を外部IF14を介して外部モニタ装置に出力制御すると、処理を図8のフローチャートに進め、ステップS61において、電話着信或いは電子メール着信の有無を監視し、ステップS65において、電話或いは電子メールの送信操作の有無を監視し、ステップS69において、他の表示情報の外部出力指示操作の有無を監視する。
上記ステップS61において、電話着信或いは電子メール着信を検出すると、制御部40は、ステップS62に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS63に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に対して表示すると共に、この電話着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に出力するように外部IF14を出力制御する。或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真や、着信した電子メールの表題、本文や等のメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に、第1の表示部4に対して表示すると共に、このメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に出力するように外部IF14を出力制御する。この場合、上記電話着信の情報やメール着信の情報は、第1の表示部4に表示されると共に、上記外部モニタ装置に表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS64に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、或いは着信した電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等を上記電話帳から検出すると共に、上記着信した電子メールの表題や本文等のメール着信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を表示することなく、現在、表示中の表示情報のみを表示するように外部IF14を出力制御する。
これにより、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、上記外部モニタ装置に対して上記表示情報の表示中に着信した電話の電話着信の情報や該着信した電子メールのメール着信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話着信の情報やメール着信の情報が、閲覧者が閲覧している外部モニタ装置に表示されて閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS65において、電話或いは電子メールの送信操作を検出すると、制御部40は、処理をステップS66に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS67に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出して、現在表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該電話送信の情報を現在表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に出力するように外部IF14を出力制御し、或いは電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等のメール送信の情報を上記電話帳から検出すると共に、送信した電子メールの表題、本文を検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該メール送信の情報を現在表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に出力するように外部IF14を出力制御する。この場合、上記電話送信の情報やメール送信の情報は、上記第1の表示部4に表示されると共に、上記外部モニタ装置に表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS68に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出し、或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等やこの電子メールの表題や本文等のメール送信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を表示することなく、現在、表示中の表示情報のみを表示するように外部IF14を出力制御する。
これにより、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及び外部モニタ装置に対する表示情報の出力中に、電話送信或いは電子メール送信がなされても、この電話送信の情報やメール送信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話送信の情報やメール送信の情報が、閲覧者が閲覧している上記外部モニタ装置に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS69において、他の表示情報の外部出力指示操作を検出すると、制御部40は、処理をステップS70に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、上記電話帳機能、スケジュール帳機能、写真フォルダ機能、動画フォルダ機能等の表示情報の外部出力を可能とする機能に対して、上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS71に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を、対応するフォルダから読み出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示制御し、また、上記他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に出力するように外部IF14を出力制御する。この場合、上記他の表示情報は、上記第1の表示部4及び上記外部モニタ装置に対してそれぞれ表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS72に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を対応するフォルダから読み出す。そして、第1の表示部4に対しては、このフォルダから読み出した他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記他の表示情報を出力することなく、現在、出力中の表示情報のみを出力するように外部IF14を出力制御する。
これにより、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及び上記外部モニタ装置に対する表示情報の出力中に、他の表示情報の出力指定操作がなされても、上記他の表示情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記他の表示情報が、閲覧者が閲覧している上記外部モニタ装置に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
制御部40は、この図8のフローチャートのステップS73において、操作部8の操作状況を監視することで、当該外部出力モードの終了指定操作がなされたか否かを判別しており、この終了指定操作がなされたタイミングで、このような外部出力モードを終了制御する。
(外部出力機能として近距離無線通信ユニットが選択された場合)
次に、図9のフローチャートは、外部出力機能として近距離無線通信ユニット33が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として近距離無線通信ユニット33が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図14に示すように当該携帯電話機の近距離無線通信ユニット33と外部モニタ装置等の近距離無線通信対応機器との間で、例えばブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信回線を確立し、当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、上記近距離無線通信ユニット33を介して、上記近距離無線通信対応の外部モニタ装置に送信し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、外部モニタ装置に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
次に、図9のフローチャートは、外部出力機能として近距離無線通信ユニット33が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として近距離無線通信ユニット33が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図14に示すように当該携帯電話機の近距離無線通信ユニット33と外部モニタ装置等の近距離無線通信対応機器との間で、例えばブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信回線を確立し、当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、上記近距離無線通信ユニット33を介して、上記近距離無線通信対応の外部モニタ装置に送信し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、外部モニタ装置に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
制御部40は、図5のフローチャートのステップS7において、このように第1の表示部4に対して表示情報を表示すると共に、該表示情報を近距離無線通信ユニット33を介して外部モニタ装置に近距離無線通信制御すると、処理を図9のフローチャートに進め、ステップS81において、電話着信或いは電子メール着信の有無を監視し、ステップS85において、電話或いは電子メールの送信操作の有無を監視し、ステップS89において、他の表示情報の外部出力指示操作の有無を監視する。
上記ステップS81において、電話着信或いは電子メール着信を検出すると、制御部40は、ステップS82に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS83に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に対して表示すると共に、この電話着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に近距離無線送信するように近距離無線通信ユニット33を通信制御する。或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真や、着信した電子メールの表題、本文や等のメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に、第1の表示部4に対して表示すると共に、このメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に近距離無線送信するように近距離無線通信ユニット33を送信制御する。この場合、上記電話着信の情報やメール着信の情報は、第1の表示部4に表示されると共に、上記外部モニタ装置に表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS84に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、或いは着信した電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等を上記電話帳から検出すると共に、上記着信した電子メールの表題や本文等のメール着信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を送信することなく、現在、表示中の表示情報のみを送信するように近距離無線通信ユニット33を送信制御する。
これにより、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、上記外部モニタ装置に対して上記表示情報の表示中に着信した電話の電話着信の情報や該着信した電子メールのメール着信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話着信の情報やメール着信の情報が、閲覧者が閲覧している外部モニタ装置に表示されて閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS85において、電話或いは電子メールの送信操作を検出すると、制御部40は、処理をステップS86に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS87に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出して、現在表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該電話送信の情報を現在表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に送信するように近距離無線通信ユニット33を送信制御し、或いは電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等のメール送信の情報を上記電話帳から検出すると共に、送信した電子メールの表題、本文を検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該メール送信の情報を現在表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に出力するように近距離無線通信ユニット33を送信制御する。この場合、上記電話送信の情報やメール送信の情報は、上記第1の表示部4に表示されると共に、上記外部モニタ装置に表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS88に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出し、或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等やこの電子メールの表題や本文等のメール送信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を送信することなく、現在、表示中の表示情報のみを送信するように近距離無線通信ユニット33を送信制御する。
これにより、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及び外部モニタ装置に対する表示情報の出力中に、電話送信或いは電子メール送信がなされても、この電話送信の情報やメール送信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話送信の情報やメール送信の情報が、閲覧者が閲覧している上記外部モニタ装置に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS89において、他の表示情報の外部出力指示操作を検出すると、制御部40は、処理をステップS90に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、上記電話帳機能、スケジュール帳機能、写真フォルダ機能、動画フォルダ機能等の表示情報の外部出力を可能とする機能に対して、上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS91に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を、対応するフォルダから読み出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示制御し、また、上記他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に送信するように近距離無線通信ユニット33を送信制御する。この場合、上記他の表示情報は、上記第1の表示部4及び上記外部モニタ装置に対してそれぞれ表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS92に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を対応するフォルダから読み出す。そして、第1の表示部4に対しては、このフォルダから読み出した他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記他の表示情報を送信することなく、現在、送信中の表示情報のみを送信するように近距離無線通信ユニット33を送信制御する。
これにより、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及び上記外部モニタ装置に対する表示情報の出力中に、他の表示情報の出力指定操作がなされても、上記他の表示情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記他の表示情報が、閲覧者が閲覧している上記外部モニタ装置に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
制御部40は、この図9のフローチャートのステップS93において、操作部8の操作状況を監視することで、当該外部出力モードの終了指定操作がなされたか否かを判別しており、この終了指定操作がなされたタイミングで、このような外部出力モードを終了制御する。
(外部出力機能として赤外線通信ユニットが選択された場合)
次に、図10のフローチャートは、外部出力機能として赤外線通信ユニット34が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として赤外線通信ユニット34が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図14に示すように当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、上記赤外線通信ユニット34を介して、赤外線通信対応の外部モニタ装置に送信し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、外部モニタ装置に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
次に、図10のフローチャートは、外部出力機能として赤外線通信ユニット34が選択されている場合における制御部40の各処理を示すフローチャートである。この外部出力機能として赤外線通信ユニット34が選択された場合における当該携帯電話機の使用形態は、図14に示すように当該携帯電話機の上筐体1の非露出面1aに設けられた第1の表示部4に対して、上記ステップS3でユーザにより選択された表示情報をそれぞれ表示すると共に、この表示情報を、上記赤外線通信ユニット34を介して、赤外線通信対応の外部モニタ装置に送信し、第1の表示部4に表示されている表示情報を当該携帯電話機の所有者となるユーザ(操作者)が閲覧し、外部モニタ装置に表示されている表示情報を他のユーザ(閲覧者)が閲覧する使用形態である。
制御部40は、図5のフローチャートのステップS7において、このように第1の表示部4に対して表示情報を表示すると共に、該表示情報を赤外線通信ユニット34を介して外部モニタ装置に近距離無線通信制御すると、処理を図10のフローチャートに進め、ステップS101において、電話着信或いは電子メール着信の有無を監視し、ステップS105において、電話或いは電子メールの送信操作の有無を監視し、ステップS109において、他の表示情報の外部出力指示操作の有無を監視する。
上記ステップS101において、電話着信或いは電子メール着信を検出すると、制御部40は、ステップS102に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS103に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に対して表示すると共に、この電話着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に赤外線送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御する。或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真や、着信した電子メールの表題、本文や等のメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に、第1の表示部4に対して表示すると共に、このメール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に赤外線送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御する。この場合、上記電話着信の情報やメール着信の情報は、第1の表示部4に表示されると共に、上記外部モニタ装置に表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS104に進め、着信した電話の送信元となるユーザの電話番号や顔写真等の電話着信の情報を上記電話帳から検出し、或いは着信した電子メールの送信元となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等を上記電話帳から検出すると共に、上記着信した電子メールの表題や本文等のメール着信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記検出した電話着信の情報或いは電子メール着信の情報を送信することなく、現在、表示中の表示情報のみを送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御する。
これにより、着信電話処理機能或いは着信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、上記外部モニタ装置に対して上記表示情報の表示中に着信した電話の電話着信の情報や該着信した電子メールのメール着信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話着信の情報やメール着信の情報が、閲覧者が閲覧している外部モニタ装置に表示されて閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS105において、電話或いは電子メールの送信操作を検出すると、制御部40は、処理をステップS106に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS107に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出して、現在表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該電話送信の情報を現在表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御し、或いは電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等のメール送信の情報を上記電話帳から検出すると共に、送信した電子メールの表題、本文を検出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示すると共に、該メール送信の情報を現在表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御する。この場合、上記電話送信の情報やメール送信の情報は、上記第1の表示部4に表示されると共に、上記外部モニタ装置に表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS108に進め、この電話の送信先となるユーザの電話番号や顔写真等の電話送信の情報を上記電話帳から検出し、或いは上記電話帳から検出した上記電子メールの送信先となるユーザの電子メールアドレスや顔写真等やこの電子メールの表題や本文等のメール送信の情報を検出する。そして、第1の表示部4に対しては、この検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記検出した電話送信の情報或いは電子メール送信の情報を送信することなく、現在、表示中の表示情報のみを送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御する。
これにより、送信電話処理機能或いは送信メール処理機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及び外部モニタ装置に対する表示情報の出力中に、電話送信或いは電子メール送信がなされても、この電話送信の情報やメール送信の情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記電話送信の情報やメール送信の情報が、閲覧者が閲覧している上記外部モニタ装置に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
次に、上記ステップS109において、他の表示情報の外部出力指示操作を検出すると、制御部40は、処理をステップS110に進め、上記属性設定テーブルを参照することで、上記電話帳機能、スケジュール帳機能、写真フォルダ機能、動画フォルダ機能等の表示情報の外部出力を可能とする機能に対して、上記パブリック属性が設定されているか否かを判別する。そして、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記パブリック属性が設定されているものと判別した場合、処理をステップS111に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を、対応するフォルダから読み出し、現在、表示中の表示情報と共に第1の表示部4に表示制御し、また、上記他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に上記外部モニタ装置に送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御する。この場合、上記他の表示情報は、上記第1の表示部4及び上記外部モニタ装置に対してそれぞれ表示されるため、上記操作者及び閲覧者の双方で閲覧されることとなる。
これに対して、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対して上記プライベート属性が設定されているものと判別した場合、制御部40は、処理をステップS112に進め、ユーザにより外部出力が指定操作された上記他の表示情報を対応するフォルダから読み出す。そして、第1の表示部4に対しては、このフォルダから読み出した他の表示情報を、現在、表示中の表示情報と共に表示制御し、上記外部モニタ装置に対しては、上記他の表示情報を送信することなく、現在、送信中の表示情報のみを送信するように赤外線通信ユニット34を送信制御する。
これにより、上記表示情報の外部出力を可能とする機能に対してプライベート属性が設定されていた場合には、第1の表示部4及び上記外部モニタ装置に対する表示情報の出力中に、他の表示情報の出力指定操作がなされても、上記他の表示情報を、操作者が閲覧している第1の表示部4に対してのみ表示することができるため、プライベート情報となる上記他の表示情報が、閲覧者が閲覧している上記外部モニタ装置に表示され閲覧されてしまう不都合を防止することができ、当該携帯電話機のユーザ(=上記操作者)のプライベート情報を保護することができる。
制御部40は、この図10のフローチャートのステップS113において、操作部8の操作状況を監視することで、当該外部出力モードの終了指定操作がなされたか否かを判別しており、この終了指定操作がなされたタイミングで、このような外部出力モードを終了制御する。
[実施例の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施例の携帯電話機は、NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている、各アプリケーションプログラムやいずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示処理される各表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定しておく。
以上の説明から明らかなように、この実施例の携帯電話機は、NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている、各アプリケーションプログラムやいずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示処理される各表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定しておく。
操作部8を介して、NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている表示情報のうち、外部のユーザに閲覧させるための表示情報が指定されると、制御部40は、当該指定された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記パブリック属性であった場合のみ、上記指定された表示情報を外部のユーザに閲覧させるためのデバイスに出力するための外部出力部を出力制御すると共に、該指定された表示情報を第1の表示部4に出力制御する。これにより、当該携帯電話機のユーザは、第1の表示部4に表示されている上記指定した表示情報を閲覧し、他のユーザは、上記外部出力部を介して出力された表示情報を閲覧する状態となる。
このような上記指定された表示情報の外部出力中に、上記いずれかのアプリケーションプログラムに対応する表示情報、或いは上記操作部を介して指定された上記NAND型フラッシュメモリ39に記憶されている他の表示情報の出力を行う場合、制御部40は、当該アプリケーションプログラムに設定されている上記属性、或いは上記他の表示情報に設定されている上記属性を検出する。
そして、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記プライベート属性が設定されていた場合は、上記外部出力中の上記指定された表示情報のみを上記外部に出力するように上記第2の表示部10や近距離無線通信ユニット33等の外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記第1の表示部4に表示制御する。
これにより、プライベート属性が設定されているアプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報は、外部出力されることなく、当該携帯電話機の所有者のユーザが閲覧している上記第1の表示部4に対してのみ表示されるため、当該携帯電話機のユーザのプライベート情報が外部出力される不都合を防止することができる。
これに対して、上記アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記パブリック属性が設定されていた場合は、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記第1の表示部4に出力制御する。
これにより、パブリック属性が設定されているアプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報は、当該携帯電話機のユーザが閲覧している第1の表示部4に対して表示されると共に、上記外部出力部を介して外部出力されるため、当該携帯電話機のユーザ及び他のユーザで、上記パブリック属性が設定されているアプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を閲覧可能とすることができる。
そして、上記外部出力される表示情報は、当該携帯電話機のユーザが閲覧している第1の表示部4に対して常に表示されるため、当該携帯電話機のユーザは、外部出力している表示情報を常に確認可能とすることができる。
[変形例]
上述の実施例の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明を、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯ゲーム機等の他の携帯機器に適用してもよい。いずれの場合も上述と同様の効果を得ることができる。
上述の実施例の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明を、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯ゲーム機等の他の携帯機器に適用してもよい。いずれの場合も上述と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の各実施例は、本発明の一例である。このため、本発明は上述の各実施例に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
1 上筐体、1a 上筐体の非露出面、1b 上筐体の下端部、1c 上筐体の上端部、1d 上筐体1の露出面、2 下筐体、2a 下筐体の上端部、2b 下筐体の非露出面、2c 2d 下筐体の露出面、下筐体の下端部、3 ヒンジ部、4 第1の表示部、5 スピーカ部、6 補助カメラ部、7 赤外線通信ユニット、8 操作部、9 送話用のマイクロホン部、10 第2の表示部、11 メインカメラ部、12 プロジェクタ、13 バッテリ充電端子、14 外部インターフェイス部(外部IF)、21 発光部(LED:発光ダイオード)、22 加速度センサ、23 ジャイロセンサ、24 照度センサ、25 USB2.0コントローラ、26 USIMカードスロット、27 振動モータ、28 バッテリ、29 周辺IC+電源IC、30 通信回路、31 通信回路のアンテナ、32 非接触無線通信ユニット、33 近距離無線通信ユニット、34 赤外線通信ユニット、35 メモリカードスロット、36 メモリカードコントローラ、37 内部メモリ、38 DDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)、39 NAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)、40 制御部
Claims (5)
- それぞれ所定の機能を実行するための複数のアプリケーションプログラム、及び上記いずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示される複数の表示情報が記憶されたメモリと、
上記メモリに記憶されている上記アプリケーションプログラム、及び/又は、上記各表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定するための属性設定部と、
上記表示情報を表示するための表示部と、
上記メモリに記憶されている上記表示情報を外部のユーザに閲覧させるためのデバイスに出力するための外部出力部と、
上記メモリに記憶されている上記複数の表示情報のうち、外部のユーザに閲覧させるための所望の表示情報を指定操作するための操作部と、
上記操作部により、上記外部のユーザに閲覧させるための所望の表示情報が指定された際に、上記属性設定部により当該指定された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記パブリック属性であった場合のみ、上記指定された表示情報を出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、該指定された表示情報を上記表示部に出力制御し、この指定された表示情報の外部出力中に、上記いずれかのアプリケーションプログラムに対応する表示情報、或いは上記操作部を介して指定された上記メモリに記憶されている他の表示情報の出力を行う場合、当該アプリケーションプログラムに設定されている上記属性、或いは上記他の表示情報に設定されている上記属性を検出し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記プライベート属性が設定されていた場合は、上記外部出力中の上記指定された表示情報のみを上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記パブリック属性が設定されていた場合は、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御する制御部と
を有する携帯端末装置。 - 上記操作部は、上記外部出力部を介して外部出力されている表示情報の、該外部出力の停止を指定するための外部出力停止ボタンを有し、
上記制御部は、上記外部出力停止ボタンによる外部出力停止操作を検出した際に、上記表示情報の外部出力を停止するように上記外部出力部を制御する
請求項1に記載の携帯端末装置。 - 上記外部出力部は、上記表示情報に対応する投影光を投影するプロジェクタ装置である
請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置。 - メモリに記憶されている、それぞれ所定の機能を実行するための複数のアプリケーションプログラム、及び/又は、上記いずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示される複数の表示情報に対して、属性設定部が、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定するステップと、
上記メモリに記憶されている上記表示情報のうち、操作部を介して外部のユーザに閲覧させるための表示情報が指定された際に、制御部が、上記ステップにおいて上記属性設定部により当該指定された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記パブリック属性であった場合のみ、上記指定された表示情報を外部のユーザに閲覧させるためのデバイスに出力するための外部出力部を出力制御すると共に、該指定された表示情報を表示部に出力制御するステップと、
上記指定された表示情報の外部出力中に、上記いずれかのアプリケーションプログラムに対応する表示情報、或いは上記操作部を介して指定された上記メモリに記憶されている他の表示情報の出力を行う場合、制御部が、当該アプリケーションプログラムに設定されている上記属性、或いは上記他の表示情報に設定されている上記属性を検出し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記プライベート属性が設定されていた場合は、上記外部出力中の上記指定された表示情報のみを上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記パブリック属性が設定されていた場合は、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御するステップと
を有する表示情報の出力制御方法。 - メモリに記憶されている、それぞれ所定の機能を実行するための複数のアプリケーションプログラム、及び/又は、上記いずれかのアプリケーションプログラムに基づいて表示される複数の表示情報に対して、外部に対して非公開であることを示すプライベート属性、或いは外部に対して公開可能であることを示すパブリック属性を設定する属性設定部としてコンピュータを機能させ、
上記メモリに記憶されている上記表示情報のうち、操作部を介して外部のユーザに閲覧させるための表示情報が指定された際に、コンピュータを上記属性設定部として機能させることで当該指定された表示情報に設定されている上記属性を検出し、この設定されている属性が上記パブリック属性であった場合のみ、上記指定された表示情報を外部のユーザに閲覧させるためのデバイスに出力するための外部出力部を出力制御すると共に、該指定された表示情報を表示部に出力制御し、この指定された表示情報の外部出力中に、上記いずれかのアプリケーションプログラムに対応する表示情報、或いは上記操作部を介して指定された上記メモリに記憶されている他の表示情報の出力を行う場合、当該アプリケーションプログラムに設定されている上記属性、或いは上記他の表示情報に設定されている上記属性を検出し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記プライベート属性が設定されていた場合は、上記外部出力中の上記指定された表示情報のみを上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御し、当該アプリケーションプログラム或いは上記他の表示情報に対して上記パブリック属性が設定されていた場合は、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記外部に出力するように上記外部出力部を出力制御すると共に、当該アプリケーションプログラムに対応する上記表示情報、或いは上記他の表示情報を、上記外部出力中の上記指定された表示情報と共に上記表示部に出力制御する制御部としてコンピュータを機能させる
表示情報の出力制御プログラム。
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