JP2007272906A - プレゼンス情報取得/送信/出力装置 - Google Patents

プレゼンス情報取得/送信/出力装置 Download PDF

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Abstract

【目的】 相手方を含むユーザーが自分でいちいち入力しなくても自分や相手方の状態、特に、他人と会っているかどうか、乗り物に乗っているかどうか、就寝中かどうか、などを自動的に入力することができる、プレゼンス情報取得/送信/出力装置を提供する。
【構成】 ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、ユーザーの周囲の状況のデータを取得するための周囲データ取得手段と、前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、ユーザーが他人と一緒に居る(会話している)かどうか、乗り物に乗っているかどうか、就寝中かどうかなどを判定するための判定手段と、前記判定手段による判定結果をユーザーに向けて送信又は出力するための送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プレゼンス情報の取得/送信/出力装置に関する。
従来より、連絡をしたい相手方の状態(在席中、会議中、外出中など)を考慮しながら相手方に電話やメールをするかどうかを検討することが行われている(例えば特許文献1参照)。
特許第3740281号公報
しかしながら、従来のプレゼンス情報取得/送信/出力装置は、主として、オフィスなどにおける固定的な座席に在席しているか離席しているかなどを判定するためのもの(これを自動的に判定するためにRFID=IC電子タグなどを使用することも提案されている)で、それ以上の情報、例えば会議中などの詳細な情報は、ユーザーが自分で入力する必要があった。ところで、上記の「在席しているか離席しているか」などの情報は、これから電話をしたい相手がオフィスなどの固定的な座席に着いて仕事をしている人の場合は、その相手にこれから電話をしても良いかどうか(不在のために電話が無駄になるかどうか)を知るために有効である。しかし、例えば携帯電話を携帯して外出している人たちに関してはほとんど意味を持たない。なぜなら、携帯電話は常に各ユーザーが携帯するものであるから(すなわち、場所を選ばないものであるから)、電話をしたい相手の携帯電話にこれから電話してよいかどうか(相手が他人と会話中のために電話をしても会話をしてもらえないために無駄になるかどうか)を迷うときに、「在席しているか離席しているか(相手が居る場所は何処か)」を問題にする意味は全く無いからである。同様なことは、相手が自動車を運転中や就寝中の場合などにも生じる。
すなわち、従来は、相手方の状態(在席中か離席中か)の自動入力が限定的で、多くは相手方が自分で手入力することが必要なため煩雑であるという問題があった。特に、相手方の携帯電話に電話するときは、例えば、(a)相手方が他人と会話中であるとき、(b)相手方が自動車を運転中であるとき、(c)相手方が就寝中であるとき、などにおいては、いきなり相手方の携帯電話に電話しても会話はできないし相手方に迷惑を掛けることになるので、電話を掛けることを躊躇してしまうということがあった。
このように、携帯電話を持っている相手方に対して、その携帯電話にこれから電話をしてもよいかどうかを迷うときに、最も大きな問題は、「(a)その相手方が他人と会話中・会議中・商談中であるかどうか」「(b)その相手方が自動車の運転中であるかどうか」「(c)その相手方が就寝中であるかどうか」、である。このような携帯電話を持っている相手のプレゼンス(状況)情報を知ることが、相手の携帯電話に電話をして良いかどうかを迷うユーザーのために必要なのであるが、従来は、このようなプレゼンス情報を得るための方法が存在しなかった。
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためのもので、各ユーザーが自分でいちいち入力しなくても、相手方の現在の状態・状況、特に、(a)相手方が他人と会っているかどうか、(b)相手方が乗り物に乗っているかどうか、(c)相手方が就寝中であるかどうか、というプレゼンス情報を自動的に取得することができる、さらに、このような相手方のプレゼンス情報を希望する所定のユーザーに知らせることができる、プレゼンス情報取得/送信/出力装置を提供することを目的とする。
A 以上のような課題を解決するための本発明は次のようなものである。
1.ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音、及び、(b)ユーザーの現在位置情報」を取得するための周囲データ取得手段と、前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と会話中もしくは会議中かどうか、(b)ユーザーが就寝中であるかどうか、及び、(c)ユーザーが電車もしくは自動車で移動中かどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するためのユーザー状況判定手段と、前記ユーザー状況判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーの端末もしくはサーバーに向けて、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
2.上記1において、前記ユーザー状況判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得したユーザーの周囲の音声情報に基づいて、それが前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音であると判断したとき、「ユーザーが就寝中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
3.上記1又は2において、前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音の特徴に関するユーザー寝息特徴情報を予め記録しておくためのユーザー寝息特徴情報記録手段を備えており、前記ユーザー状況判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した前記ユーザーの周囲の音声情報と前記ユーザー寝息特徴情報記録手段からのユーザー寝息特徴情報とに基づいて、「ユーザーが就寝中であるかどうか」を判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
4.上記1,2,又は3において、ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、ユーザーの所定時間毎の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段からの現在位置データ及び前記現在位置を測定したときの時刻データとに基づいて、ユーザーが移動しているときの移動速度を求めるための移動速度取得手段と、前記移動速度取得手段により取得された移動速度に基づいて、「(a)ユーザーが電車(特に新幹線などのように自動車よりも高速で走行する高速の電車)により移動中かどうか、又は、(b)ユーザーが自動車により移動中かどうか」を判定するためのユーザー状況判定手段と、前記ユーザー状況判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーの端末もしくはサーバーに向けて、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
5.上記1から4までのいずれかにおいて、前記ユーザー状況判定手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
6.上記1から5までのいずれかにおいて、前記判定結果送信/出力手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。

B また、本発明は次のような内容も含む。
1.ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音、(c)ユーザー又はその周囲の他人の映像、及び、(d)ユーザーの現在位置情報、の中の少なくとも一つ」を取得するための周囲データ取得手段と、前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と一緒に居るかどうか、(b)ユーザーが他人と会話中かどうか、(c)ユーザーが就寝中であるかどうか、及び、(d)ユーザーが自動車で移動中かどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するための判定手段と、前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
2.ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、及び、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音」を取得するための周囲データ取得手段と、前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と一緒に居るかどうか、(b)ユーザーが他人と会話中かどうか、及び、(c)ユーザーが就寝中であるかどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するための判定手段と、前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
3.ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音、及び、(c)ユーザー又はその周囲の他人の映像」を取得するための周囲データ取得手段と、前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と一緒に居るかどうか、(b)ユーザーが他人と会話中かどうか、及び、(c)ユーザーが就寝中であるかどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するための判定手段と、前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
4.上記1,2又は3において、前記周囲データ取得手段は、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、及び、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声、の中の少なくとも一つ」が複数の位置又は複数の方向から発せられているかどうかを示す情報をも取得するものであり、前記判定手段は、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、及び、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声、の中の少なくとも一つ」が複数の位置又は複数の方向から発せられているとき、「(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
5.上記1,2又は3において、前記ユーザーの音声の特徴(声紋など)に関するユーザー音声特徴情報を予め記録しておくためのユーザー音声特徴情報記録手段を備え、前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した周囲の音声情報と前記ユーザー音声特徴情報記録手段からのユーザー音声特徴情報とに基づいて、ユーザーの周囲に発生している音声がユーザー自身の音声を含んでいると判断したとき、「(前記取得された周囲の音声は、テレビやラジオからの音声や周囲の無関係な他人の会話ではなく、ユーザー自身の音声を含むものである、よって)、(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
6.上記1,2又は3において、前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した周囲の音声情報と周囲の赤外線情報とに基づいて、ユーザーの周囲に複数人からの音声が発生しており、且つ、前記周囲の赤外線発生物体が移動するものであると判断したとき、すなわち、ユーザーの周囲にユーザー以外の赤外線を発生する移動体すなわち他の人間が存在していると判断したとき、「(前記取得された周囲の音声は、テレビやラジオからの音声ではなく他の人間が発したものである、よって)、(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
7.上記1,2又は3において、前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した映像の中に、ユーザー以外の他人が撮像されていると判断したとき、又は、ユーザーとユーザー以外の他人とが一緒に撮像されていると判断したとき、「(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
8.上記1,2又は3において、前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得したユーザーの周囲の音声情報に基づいて、それが前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音であると判断したとき、「ユーザーが就寝中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
9.上記1,2又は3において、前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音の特徴に関するユーザー寝息特徴情報を予め記録しておくためのユーザー寝息特徴情報記録手段を備えており、前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した前記ユーザーの周囲の音声情報と前記ユーザー寝息特徴情報記録手段からのユーザー寝息特徴情報とに基づいて、「ユーザーが就寝中であるかどうか」を判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
10.ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、ユーザーの所定時間毎の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段からのデータに基づいて、「ユーザーが乗り物により移動中かどうか、又はユーザーが自動車により移動中かどうか」を判定するための判定手段と、前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
11.ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、ユーザーの所定時間毎の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段からの現在位置データ及び前記現在位置を測定したときの時刻データとに基づいて、ユーザーが移動しているときの移動速度を求めるための移動速度取得手段と、前記移動速度取得手段により取得された移動速度に基づいて、「(a)ユーザーが電車(特に新幹線などのように自動車よりも高速で走行する高速の電車)により移動中かどうか、又は、(b)ユーザーが自動車により移動中かどうか」を判定するための判定手段と、前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
12.上記1から11までのいずれかにおいて、前記判定手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
13.上記1から11までのいずれかにおいて、前記判定結果送信/出力手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
14.上記13において、前記判定結果送信/出力手段は、(a)前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に備えられており、(b)定期的に、又は、所定のユーザーからの要求があったときに、前記判定結果を所定のユーザーに送信するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
15.上記1から14までのいずれかにおいて、前記判定手段による判定結果に基づいて、電話、電子メール、チャット、又はファクスなどの複数の通信方法の中の望ましい一つ又は複数の通信方法を、前記所定の他のユーザーに向けて(前記所定の他のユーザーのために)提示・出力するための通信方法提示手段、を備えたことを特徴とする、プレゼンス情報取得/送信/出力装置。
16.上記1から15までのいずれかにおいて、前記ユーザーの携帯型通信端末には、所定の他のユーザーの電話番号やメールアドレスなどの連絡方法に関する情報と関連付けて、前記判定手段からの判定結果である前記他のユーザーのプレゼンス情報を記録しておくためのプレゼンス情報記録手段が備えられており、前記判定結果送信/出力手段は、前記ユーザーが前記他のユーザーと連絡を取るために前記他のユーザーに関する情報を出力するとき、その他のユーザーに関する情報として、「前記プレゼンス情報、又は、前記プレゼンス情報に対応する望ましい前記他のユーザーへの連絡方法に関する情報」をも提示・出力するものである、プレゼンス情報取得/送信/出力装置。
本発明によれば、相手方のプレゼンス情報が相手方の手入力によらずに取得できるので、これを利用することにより、前記の従来技術の問題点(携帯電話に電話するときに、相手方が他人と会話中・会議中・商談中であるとき、相手方が自動車を運転中もしくは電車で移動中であるとき、又は、相手が就寝中であるときなどは、ユーザーには分からないので、ユーザーは、もし相手方がそのような状況に居ればいきなり相手方の携帯電話に電話しても会話はできないし相手方に迷惑を掛けることになるため相手方に電話を掛けることを躊躇してしまう、ということがあったという問題点)を解決することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。以下では、本発明の実施例について説明するが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、下記の実施例及び下記の実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
図1は本発明の実施例1に使用する、各ユーザーが携帯する携帯電話(携帯型通信端末の一種)の構成を示す図である。図1において、1はCPU、2はCPU1にデータを入力するためのキーボードやタッチパネルなどの入力部、3は他のユーザー(相手方)の電話番号や相手方とやりとりする電子メールの文章などを画面表示や音声などの方法で出力するための出力部(ディスプレイやスピーカなどで構成される)、4はプログラムやデータを記録するためのメモリ、5は音声データや電子メールをネットワーク10を介してセンター側コンピュータ(基地局に備えられたサーバー・コンピュータ、又はセンター局(各基地局を統括する統括局)に備えられたサーバー・コンピュータ)との間で通受信するための送受信部、である。
なお、前記メモリ4には、例えば、前記ユーザーが連絡をとりたい他のユーザーの連絡方法に関する情報(電話番号や電子メールアドレスなど)、前記他のユーザーのプレゼンス情報(後述する)、前記他のユーザーのプレゼンス情報に対応して望ましい(好適な)一つ又は複数の連絡方法に関する情報(後述する)、などが記録されている。
また、図1において、6は赤外線センサなどから成る人感センサであってユーザー及び/又はその周囲の他人から発せられる赤外線(熱線)を検出するための人感センサ、7はユーザー及び/又はその周囲の他人が発する音声や呼吸音(寝息など)を取得するためのマイク、8はユーザー及び/又はその周囲の他人や景色の映像を取得するためのカメラ、9はユーザーの現在位置を所定時間毎に(例えば、数秒毎、又は数分毎に)取得するためのGPS受信機、である。前記送受信部5は、CPU1の制御により、前記人感センサ6、前記マイク7、前記カメラ8、及び前記GPS受信機9により取得されたデータ及び/又はこれらのデータを加工した加工データを、前記ネットワーク10を介してセンター側コンピュータに送信する。なお、前記CPU1は、前記GPS受信機9による位置データを送るとき、前記GPS受信機9が位置を計測したときの時刻データ及び/又はこれを加工したデータも一緒に、前記ネットワーク10を介してセンター側コンピュータに送信する。なお、前記時刻データは、CPU1に内蔵された計時手段などから得ることができる。
また、本実施例1では、前記人感センサ6及び前記マイク7は、それぞれ複数個備えられており、ユーザー及びその周囲に居る他人が発する赤外線及び音声が一つの方向・位置から発せられたのか複数の方向・位置から発せられたのかを示す情報、及び、複数の方向・位置から発せられた場合はどの方向・位置から発せられたのかを示す情報をも取得して、前記CPU1に送るようにしている。このようなユーザー及びその周囲に居る他人が発する赤外線及び音声が一つの方向・位置から発せられたのか複数の方向・位置から発せられたのか(さらに、どの方向・位置から発せられたのか)を示す情報は、後述の判定部17が、「ユーザーが他人と一緒に居るかどうか、ユーザーが他人と会話中かどうか」を判定するために有益な情報となる。
また、前記CPU1は、前記人感センサ6が取得した赤外線情報に基づいて、その赤外線を発する物体が「固定された静止している物体か、人間のような移動体か」も判断できるようになっている。すなわち、前記CPU1は、前記人感センサ6からの情報に基づいて、所定時間毎に(例えば数秒毎又は数分毎に)その赤外線が発生した位置・方向を求めることにより、その赤外線を発生する物体が移動体(人間と推定できる物体)か静止している物かを判断し、その情報を前記CPU1に送信する。
次に、図2は図1の携帯電話(図2の端末A,B・・・)とセンター(基地局又は統括局)側サーバー・コンピュータとの関係を説明するための図である。図2において、11はユーザーAが携帯する携帯電話、12は他のユーザーB(相手方。ユーザーAの家族や仕事関係者などのようにユーザーAのプレゼンス情報を取得する正当な資格を有する者として前記センター側のサーバー・コンピュータに予め登録されている者)が携帯する携帯電話、13はセンター側コンピュータ、である。センター側コンピュータ13には、ハードディスクなどで構成される地図データベース14、各ユーザーの音声や寝息・呼吸音の特徴情報(声紋情報など)を各ユーザーの識別データと関連付けて記録・登録しておくためのハードディスクなどで構成されるユーザー音声データベース15、後述の判定部17により取得される各ユーザーの現在のプレゼンス情報を記録し且つ記録内容を随時更新するためのハードディスクなどで構成されるプレゼンスデータベース16が接続されている。
また、前記センター側コンピュータ13には、判定部17が接続(又は内蔵)されている。前記判定部17は、前記の各データベース14,15,16に接続されている。なお、前記判定部17は、前記センター側コンピュータ13のCPUにより構成されていてもよいし、前記センター側コンピュータ13に接続された他のコンピュータにより構成されていてもよい。すなわち、前記判定部17は、前記センター側コンピュータ13とはハードウェアとしては別体のものでもよいし、前記センター側コンピュータ13のハードウェアの一部として構成されているもの(前記センター側コンピュータ13により前記判定部17が実現される場合)でもよい。
前記判定部17は、前記の各ユーザーの携帯電話11,12から送信される「前記の人感センサ6、マイク7、カメラ8、及びGPS受信機9により取得されたデータ(前記のユーザー及びその周囲に居る他人が発する赤外線及び音声が一つの方向・位置から発せられたのか複数の方向・位置から発せられたのか(さらに、どの方向・位置から発せられたのか)を示す情報をも含む)又はそれらの加工データ」を、前記センター側コンピュータ13から受け取る。そして、前記判定部17は、これらの受け取ったデータと記各データベース14,15,16からのデータとに基づいて、各ユーザーが(a)他人と会っているかどうか、(b)乗り物(特に自動車)を運転中かどうか、及び/又は、(c)就寝中であるかどうかを判定し、そのようなプレゼンス情報を取得する。この前記判定部17が取得したプレゼンス情報は、前記判定部17から前記プレゼンスデータベース16に送られて、随時、前記プレゼンスデータベース16の内容が最新の情報に更新登録される。
また、前記センター側コンピュータ13には、プレゼンス/通信方法提示部18が接続(又は内蔵)されている。前記プレゼンス/通信方法提示部18は、前記判定部17と同様に、前記センター側コンピュータ13のCPUにより構成されていてもよいし、前記センター側コンピュータ13に接続された他のコンピュータにより構成されていてもよい。
前記プレゼンス/通信方法提示部18は、或るユーザーから「(a)ある特定の(例えば端末に固有の電話番号などの識別データにより特定される)相手方ユーザーのプレゼンス情報の提示(送信)、及び、(b)この相手方ユーザーへの望ましい一つ又は複数の連絡方法・通信方法の提示(送信)」の要求がセンター側コンピュータ13に対して送信されたとき、この要求をセンター側コンピュータ13を介して受け付けて、前記プレゼンスデータベース16からの各ユーザーのプレゼンス情報を読み取って、「(a)その相手方の最新のプレゼンス情報、及び、(b)その相手方にこれから通信するならば複数の通信方法(例えば電話、電子メール、チャット、FAXなど)の中のどれが好適か(望ましいか)を示す一つ又は複数の好適通信方法情報(電話番号やメールアドレスなど)」を取得・生成する。そして、前記プレゼンス/通信方法提示部18は、この取得・生成した情報を、センター側コンピュータ13を介して、前記ユーザー端末に、例えばWebページ送信(閲覧ソフトによる閲覧を可能にするため)やメール送信などの方法で返信・提示する(前記ユーザー側は、これらの情報を受信して、これらの情報を前記出力部3により画面に出力したり音声で出力したりして認識する)。なお、この場合の「どれが好適か(望ましいか)を示す好適通信方法情報」は、最も望ましい最適な通信方法、次に望ましい通信方法などのように複数の通信方法について順位を付けてユーザー側に送信・提示するようにしてもよい。また、前記センター側コンピュータは、前記或るユーザーが、プレゼンス情報を希望するその相手方ユーザーとの関係においてその相手方のプレゼンス情報を取得する正当な資格があるかどうかを判定し、その上で、前記要求に応じるかどうかを決めるものである。この場合、前記センター側コンピュータは、前記の或るユーザーと前記相手方との関係を予め記録しておいたユーザー管理データベース(図示せず)から必要な情報を参照して、前記ユーザーが前記相手方のプレゼンス情報を知る正当な資格があるかどうかを判定する。
次に、前記判定部17の具体的な動作について説明する。
(1)前記判定部17は、前記ユーザー側から送られてきた、前記人感センサ6で取得されたデータ及び/又はこれを加工したデータに基づいて、ユーザーの周囲に赤外線を発する所定の大きさ以上の大きさ又は所定の形状を有する物体が存在すると判断したとき、及び、ユーザーの周囲に赤外線を発する物体で移動する物体が存在すると判断したとき、ユーザーの周囲に人間が居ると判定し、「ユーザーは他人と会っている(会話している)」と判定する。なお、上記の「ユーザーの周囲に赤外線を発する所定の大きさ以上の大きさ又は所定の形状を有する物体が存在するかどうか」及び「赤外線を発する物体で移動しているかどうか」を人感センサ(赤外線センサ)からの情報を分析して判定する技術は、従来より公知である。
また、特に、前述のように、携帯電話側の人感センサ6には複数の赤外線センサ(複数の方向・位置から発せられる赤外線をそれぞれ検出できるように配置されている複数の赤外線センサ、及び/又は、複数の赤外線が発せられた方向・位置をそれぞれ特定できるような指向性をそれぞれが有している複数の赤外線センサ)が備えられており、この複数の赤外線センサにより取得された前記のユーザー及びその周囲に居る他人が発する赤外線が一つの方向・位置から発せられたのか複数の方向・位置から発せられたのか(さらに、どの方向・位置から発せられたのか)を示す情報も、前記判定部17に送られるので、前記判定部17は、これらの情報をも使用することにより、「ユーザーは他人と会っている(会話している)かどうか」の判定がより正確にできるようになる。すなわち、前記赤外線が複数の方向・位置から発せられた場合は、複数の人間が一緒にいると判断できるので、「ユーザーが他人と会っている」と推測・判定できる。前記判定部17は、この判定結果を、前記プレゼンスデータベース16に送信し、前記ユーザーのプレゼンス情報として記録(データ更新記録)させる。
(2)また、前記判定部17は、前記ユーザー側から送られてきた、前記マイク7で取得された音声データ及び/又はこれを加工したデータに基づいて、ユーザーの周囲に所定の音声(例えば、人間の音声と同一又は類似の波形や周波数などの特性を有する音声)が存在するときは、ユーザーの周囲に人間が居ると判断し、「ユーザーは他人と会っている(会話している)」と判定する。特に、前述のように、携帯電話側のマイク7には複数のマイク(複数の方向・位置から発せられる音声をそれぞれ検出できるように配置されている複数のマイク、及び/又は、複数の人の音声が発せられた方向・位置をそれぞれ特定できるような指向性をそれぞれが有している複数のマイク)が備えられており、この複数のマイクにより取得された前記のユーザー及びその周囲に居る他人が発する音声が一つの方向・位置から発せられたのか複数の方向・位置から発せられたのか(さらに、どの方向・位置から発せられたのか)を示す情報も、前記判定部17に送られる。よって、前記判定部17は、前記音声が複数の方向・位置から発せられた場合は、複数の人間が一緒にいると推測できるため、「ユーザーは他人と会っている(会話している)かどうか」の判定をより正確にできるようになる。
なお、このとき、前記判定部17は、前記ユーザー音声データベース15から前記音声データ及び/又はこの加工データを送信してきた前記ユーザーの識別データ(このユーザー識別データは、前記音声データ及び/又はこれの加工データと一緒に前記ユーザー側から送信されてくる)に対応するユーザーの音声特徴情報を引き出し、この引き出したユーザー音声特徴情報と一致・類似する音声(すなわちユーザー音声と同じ周波数や波長などの特性を有する音声)が前記送信されてきた音声の中に存在するかどうかを判定し、もし存在している場合は、「ユーザー自身の音声が存在する、よって、ユーザーは他人と会話をしている」と判定する。このようにするときは、より高精度な判定が可能になる。すなわち、本実施例1では、前記ユーザー音声データベース15に、ユーザーの音声や寝息・呼吸音などの特徴情報(声紋情報など)をも記録されている。前記判定部17は、前記ユーザーの識別データに基づいて、前記ユーザー音声データベース15から前記ユーザー自身の音声特徴情報を引き出し、これと前記マイク7で取得された周囲の音声情報とを比較して、前記周囲の音声情報の中にユーザーの音声特徴情報を有する音声(すなわちユーザー自身の音声)があるかどうかを判定することができる。そして、これにより、前記判定部17は、前記周囲の音声情報の中にユーザー自身の音声が含まれるときは、ユーザー自身が会話をしている(すなわち、周囲の音声は「テレビやラジオからの音声」や「周囲のユーザーとは無関係の他人の会話」などではない)と判定することができる。
前記判定部17は、前記の判定結果を、前記プレゼンスデータベース16に送信して前記ユーザーのプレゼンス情報として記録(データ更新記録)させる。
なお、前記の「複数の方向・位置から発せられる音声をそれぞれ検出できるように配置されている複数のマイク」に関しては、複数のマイクを配置して、各マイクに一つの音源又は複数の各音源からの音が到達するときの「時間差」を利用して、一つの音源又は複数の各音源の方向・位置を特定することは既に実用化されており、公知の技術である。また、前記の「複数の人の音声が発せられた方向・位置をそれぞれ特定できるような指向性をそれぞれが有している複数のマイク」に関しては、指向性を有するマイクは、ガン・マイクなどとして既に実用化されており、公知の技術である。
(3)また、前記判定部17は、ユーザーが就寝中かどうかの判定も行う。この判定は、前記マイク7により取得されたユーザーの音声や呼吸音(寝息など)と、ユーザー又は一般人の就寝時の呼吸音(寝息)のパターンとを比較して、ユーザーが就寝しているかどうかを判定する。前記のユーザー又は一般人の就寝時の呼吸音(寝息)のパターンのデータは、予めデータベースに記録しておき、判定時に前記判定部17がこのデータベースにアクセスして引き出す。また、この場合、前記ユーザー音声データベース15にユーザーの寝息の特徴情報を予め記録しておき、前記判定部17が、前記マイク7により取得されたユーザーの音声及び/又は寝息と前記ユーザー音声データベース15からのユーザーの寝息特徴情報とに基づいて、前記マイク7により取得された音声及び/又は寝息とユーザーの寝息の特徴情報と一致するかどうかを判断するようにすれば、前記判定部17は、より高精度に「ユーザーに就寝中かどうか」の判定ができるようになる。
(4)また、前記判定部17は、前記ユーザー側から送られてきた、前記カメラ8で取得された映像データ及び/又はこれを加工したデータに基づいて、ユーザーの周囲にユーザー以外の人間と推定される映像(例えば、人間の映像と同一又は類似の形状や色などの特性を有する映像=人間を示す映像)が存在するときは、ユーザーの周囲に他の人間が居ると判定し、「ユーザーは他人と会っている(会話している)」と判定する。前記判定部17は、この判定結果を、前記プレゼンスデータベース16に送信し、前記ユーザーのプレゼンス情報として記録(データ更新記録)させる。
(5)また、前記判定部17は、前記ユーザー側から送られてきた、前記GPS受信機9により取得された所定時間毎(例えば数秒毎や数分毎)の現在位置データ及び/又はこれを加工したデータに基づいて、「ユーザーが、所定のスピード(徒歩で移動するときの通常のスピードの範囲、例えば時速4〜6km)以上のスピードで移動中であるかどうか」を判定する。なお、前記判定部17は、各ユーザーの端末A,Bから送信されてくる、(a)前記GPS受信機により取得される各ユーザーの現在位置データと、(b)前記GPS受信機9が前記ユーザーの現在位置を計測したときの時刻データなどに基づいて、前記ユーザー(端末A,B)の移動スピードを求めることができる。そして、もし「前記ユーザーが、所定のスピード(徒歩で移動するときの通常のスピードの範囲、例えば時速4〜6km)以上のスピードで移動中であるかどうか」という判定がYESのときは、「ユーザーは徒歩ではなく、何らかの乗り物(自動車、電車、船、飛行機など)で移動中」と判定する。そして、この場合、さらに、前記判定部17は、前記地図データベース14から、前記ユーザーの現在位置を含む地図データを引き出して、前記ユーザーの現在位置及びその移動経路と前記地図データの道路や線路や海などの位置データとを比較・照合することにより、前記ユーザーの移動軌跡が道路に沿っているときは「ユーザーが自動車により移動中」と判定し、前記ユーザーの移動軌跡が電車の線路に沿っているときは「ユーザーが電車により移動中」と判定し、前記ユーザーの移動軌跡が海の中のときは「ユーザーが船により移動中」と判定し、前記ユーザーの移動軌跡が極めて高速であるときは「ユーザーが飛行機により移動中」と判定する。前記判定部17は、前記の判定結果を、前記プレゼンスデータベース16に送信し、前記ユーザーのプレゼンス情報として記録(データ更新記録)させる。
(6)また、前記(5)に代えて、又は前記(5)と共に、前記判定部17は、次のような動作を行う。前記判定部17は、前記ユーザー側から送られてきた、複数の時刻毎(例えば、1秒ごと、1分ごとなどのように、所定間隔ごと)に前記GPS受信機9で取得された現在位置データ及び/又はこれを加工したデータと、前記の各現在位置データを測定したときのそれぞれの時刻データとに基づいて、「ユーザーが所定のスピード(徒歩で移動するときの通常のスピードの範囲、例えば時速5−6km)以上のスピードで移動中であるかどうか」を判定する。なお、前記の時刻データは、前記CPU1などに内蔵されている計時手段により得ることができ、これらの時刻データは前記の各時刻ごとの現在位置データと一緒に、それぞれ現在位置とその計測時刻とが対応付けられて、前記携帯電話の送受信部5からセンター側コンピュータ13の側に送信される。すなわち、各ユーザーの端末A,B・・・から前記判定部17へ、前記GPS受信機9により取得された現在位置データが送信されてくるとき、前記GPS受信機9が前記ユーザーの現在位置を計測したときの時刻データ又はこれを加工したデータも一緒に送信されてくる。よって、前記判定部17は、これらの現在位置データと測定時刻データとに基づいて、前記ユーザー(端末B)の移動スピードを求めることができる。そして、前記判定部17は、もし上記の「ユーザーが所定のスピード(徒歩で移動するときの通常のスピードの範囲、例えば時速5−6km)以上のスピードで移動中であるかどうか」の判定がYESのときは、「ユーザーは何らかの乗り物(自動車、電車、飛行機など)で移動中」と判定する。そして、この場合、さらに、前記判定部17は、前記の各現在位置データとこれらにそれぞれ対応する各時刻データとに基づいて、前記ユーザーの移動速度を算出する。そして、このユーザーの移動速度が、通常の自動車の速度(例えば時速約40−80km)の範囲内であるときは「ユーザーは、自動車により移動中」と判定する。また、上記移動速度が通常の自動車の速度よりも速い(例えば時速100km以上時速300km以下)ときは、「ユーザーは、新幹線などの高速の電車により移動中」と判定する。また、前記移動速度が例えば時速数百km以上のときは、「ユーザーは飛行機により移動中」と判定する。前記判定部17は、前記の判定結果を、前記プレゼンスデータベース16に送信し、前記ユーザーのプレゼンス情報として記録(データ更新記録)させる。
次に、前記プレゼンス/通信方法提示部18の具体的動作を説明する。今、前記ユーザー(端末A)が、「自分が連絡したい他のユーザー(例えば端末B)の現在のプレゼンス情報とそのユーザー(例えば端末B)への望ましい好適通信方法との提示(送信/出力)の要求」を、自分が連絡したい他のユーザーの識別データと一緒に、前記センター側コンピュータ13に送信した場合、すなわち、例えば前記ユーザー端末Aが前記センター側コンピュータ13が運営するWebページにアクセスして、自分が連絡を希望する他のユーザー(端末Bのユーザー)への好適な通信方法の提示を要求する信号を送信した場合、を考える。この場合は、前記プレゼンス/通信方法提示部18は、前記センター側コンピュータ13からの信号を受けて、前記プレゼンスデータベース16から、前記他のユーザーの識別データに対応する現在の(更新されている最新の)プレゼンス情報を引き出し、この引き出したプレゼンス情報と、このプレゼンス情報に対応して望ましいと判断される好適な通信方法(電話番号やメールアドレスなど)を示す情報とを、前記センター側コンピュータ13を介して、前記ユーザー(端末A)側に送信する(例えば前記各情報をWebページ情報としてユーザー端末Aに送信する)。このとき、前記プレゼンス/通信方法提示部18は、前記プレゼンスデータベース16又は他のデータベースから、前記他のユーザー(端末B)の最新のプレゼンス情報と、このプレゼンス情報に対応する最適な連絡方法の情報(例えば電話番号や電子メールアドレスなどの通信方法に関する情報)とを取り出して、これらの各情報を、前記センター側コンピュータ13を介して前記ユーザー(端末A)に送信する。また、この場合、前記プレゼンス/通信方法提示部18は、前記要求を送信してきたユーザーが、前記他のユーザーに関するプレゼンス情報などを取得する正当な資格を有していることをユーザー管理データベース(図示せず)からの情報で確認した(本人認証した)上で、前記プレゼンス情報と好適連絡方法情報とを前記ユーザーに送信する。
また、この場合、前記プレゼンス/通信方法提示部18は、前記プレゼンスデータベース16から引き出した前記他のユーザー(端末B)の現在の(最新の)プレゼンス情報が「他人と会話中」か又は「自動車で移動中」である場合は、「電話やチャットなどのようにリアルタイムの会話を必要とする連絡方法(通信方法)は望ましくない連絡方法であり、リアルタイムの会話を必要としない電子メール又はFAXが望ましい連絡方法であることを示す情報」を、その好適な連絡方法に関する情報(メールアドレスやFAX番号)と共に、前記ユーザー(端末A)に返信する。
前記ユーザー(端末A)は、このような情報を受け取ると、前記他のユーザー(端末B)の現在(最新)のプレゼンス情報と望ましい連絡方法(通信方法)に関する情報(メールアドレスやFAX番号)を画面表示や音声などで出力し、望ましいとされた通信方法で連絡を取る。
次に、図3と図4に基づいて、本発明の実施例2を説明する。本実施例2は前記の実施例1と基本的に類似のアイデアに基づいているので、以下では実施例1と異なる点だけを述べて、他の説明は省略する。図3及び図4において、図1及び図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図3及び図4に示す実施例2においては、前記実施例1と次に述べる点で異なっている。すなわち、前記実施例1では、前記の地図データベース14、ユーザー音声データベース15、プレゼンスデータベース16、判定部17、及び、プレゼンス/通信方法提示部18は、センター側コンピュータ(サーバー)13に接続又は内蔵されていた。これに対して、本実施例2では、前記の地図データベース14、ユーザー音声データベース15、プレゼンスデータベース16、判定部17、及び、プレゼンス/通信方法提示部18は、前記センター側コンピュータ13の側ではなく、ユーザー端末A,B・・・(携帯電話11,12・・・)の側に接続又は内蔵されている。本実施例2では、望ましくは、前記の地図データベース14、ユーザー音声データベース15、プレゼンスデータベース16、判定部17、及び、プレゼンス/通信方法提示部18は、前記ユーザー端末A,Bに外付けされるのではなく、それに内蔵されていることが望ましい。
よって、この実施例2の場合は、前記の各ユーザーの携帯電話11,12の「前記の人感センサ6、マイク7、カメラ8、及びGPS受信機9により取得されたデータ及び/又はそれらの加工データ」は、各端末A,B,・・・間で相互に送受信することができる(図4の矢印α及びβを参照)。このデータの送受信の方法は、図4に示すように、インターネットなどのネットワーク10を介して(例えば、いったんセンター側コンピュータ13を介して、又はピアツーピアの方式で)送受信されてもよい(図4の矢印αの場合)し、各端末A,B,・・・間で短距離無線(例えば無線LAN)などの通信手段により直接に送受信されてもよい(図4の矢印βの場合)し、メールの送受信などにより(メールサーバーを介して)送受信されてもよい。前記の図4の矢印αの場合とは、「前記の人感センサ6、マイク7、カメラ8、及びGPS受信機9により取得されたデータ及び/又はそれらの加工データ」が例えば端末Aから前記センター側コンピュータ13側にいったん送信されて記録され、さらに、このセンター側コンピュータ13により、他のユーザーの端末Bに送信(転送)される、という流れである。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能である。本発明は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内にある修正及び変形を含むものである。
例えば、本発明においては、前記の実施例1,2に示す形態だけでなく、例えば、「前記判定部17及び地図データベース14やユーザー音声データベース15などはユーザー端末側に備えるようにし、前記プレゼンス/通信方法提示部18及びプレゼンスデータベース16などはセンター側コンピュータの側に備えるようにすること」も可能である。また、「前記プレゼンス/通信方法提示部18(及びプレゼンスデータベース16など)はユーザー端末A,B側に備えるようにし、前記判定部17及び地図データベース14やユーザー音声データベース15やプレゼンスデータベース16などはセンター側コンピュータ13の側に備えるようにすること」も可能である。
また、前記の実施例1,2では、前記プレゼンス/通信方法提示部18は、例えば、ユーザー端末Aからの「端末Aのユーザーが連絡を希望する相手方である他のユーザー(例えば端末Bのユーザー)のプレゼンス情報を送信すること希望・要求する情報」を受信したとき、この要求に対する応答として、これに対応する情報をユーザー端末Aに送信するようにしているが、本発明では、これに限られものではない。例えば、本発明では、前記プレゼンス/通信方法提示部18は、予め、ユーザー端末Aから「連絡をするかも知れない一つ又は複数の相手方」の識別データ(相手方のユーザーID)をセンター側(センター側コンピュータ13)に送信して登録しておき、センター側では、前記の登録された一人又は複数の相手方のプレゼンス情報(及びそのプレゼンス情報に適した好適な相手方への連絡方法に関する情報)を、「定期的に(例えば、数時間毎、数分毎などの所定時間毎に)」、ユーザー端末A側に送信する(ユーザー端末Aの側では、これらの情報を受信して所定のデータベースに記録する)ようにしてもよい。この場合は、ユーザー端末Aでは、前記センター側からの前記一つ又は複数の相手方のプレゼンス情報(及びそのプレゼンス情報に適した好適な相手方への連絡方法に関する情報)を、自己の端末Aのアドレス帳のデータなどと関連付けて記録または更新記録するようにする。そして、前記ユーザーが、端末Aを使用して、所定の相手方の携帯電話に電話したいと希望する場合、自己の端末Aのアドレス帳を開いて、その相手方の情報を見る(呼び出す)と、その相手方のプレゼンス情報(更新記録された最新のプレゼンス情報)やそのプレゼンス情報に対応する好適な連絡方法などの情報が、前記端末Aのディスプレイ(出力部3)画面の電話番号の近傍に表示される、又は前記端末Aのスピーカ(出力部3)から音声などで出力される、ようにしてもよい。
あるいは、本発明では、予め、「ユーザーが連絡をするかも知れない一つ又は複数の相手方」の識別データを自己の端末Aに記録しておく、そして、前記の一つ又は複数の相手方の端末Bから、「定期的に(例えば、数時間毎、数分毎などの所定時間毎に)」、各相手方のプレゼンス情報(及びそのプレゼンス情報に適した相手方への連絡方法に関する情報)をユーザー端末Aに向けて送信してもらう(それをユーザー端末Aが受信して所定のデータベースに記録する)ようにしてもよい。この場合は、ユーザー端末Aでは、前記の各相手から送信された各相手のプレゼンス情報(及びそのプレゼンス情報に適した相手方への連絡方法に関する情報)を、自己の端末Aのアドレス帳のデータなどと関連付けて記録または更新記録するようにする。そして、ユーザーが端末Aを使用して所定の相手方の携帯電話に電話したいと希望するとき、自己の端末Aのアドレス帳を開いて、その相手方の情報を見る(呼び出す)と、その相手のプレゼンス情報(更新記録された最新のプレゼンス情報)やそのプレゼンス情報に適した相手方への連絡方法に関する情報などの情報が、前記端末Aのディスプレイ(出力部3)の前記相手方の電話番号の近傍に表示される、又は前記端末Aのスピーカ(出力部3)から音声などで出力される、ようにしてもよい。
また、前記実施例1の関する図2においては、前記判定部17及び前記プレゼンス/通信方法提示部18は、センター側コンピュータ13とは別体として構成するように図示している。しかし、前述のように、本実施例1では、前記判定部17及び前記プレゼンス/通信方法提示部18を、センター側コンピュータ13の一部として構成するようにしてもよい、すなわち、前記判定部17の機能及び前記プレゼンス/通信方法提示部18の機能をセンター側コンピュータ13(ソフトウェアを含む)により実現するようにしてもよい。
また、以上の各実施例の構成は、ハードウェアコンポーネントでいえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプレゼント処理用プログラムなどによって実現されるが、図1−3ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを示している。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
本発明の実施例1に使用される携帯電話の構成を示すブロック図。 本実施例1による全体構成を示す図。 本発明の実施例2に使用される携帯電話の構成を示すブロック図。 本実施例2による全体構成を示す図。
符号の説明
6 人感センサ
7 マイク
8 カメラ
9 GPS受信機
17 判定部
18 プレゼンス/通信方法提示部

Claims (22)

  1. ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音、及び、(b)ユーザーの現在位置情報」を取得するための周囲データ取得手段と、
    前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と会話中もしくは会議中かどうか、(b)ユーザーが就寝中であるかどうか、及び、(c)ユーザーが電車もしくは自動車で移動中かどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するためのユーザー状況判定手段と、
    前記ユーザー状況判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーの端末もしくはサーバーに向けて、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、
    を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  2. 請求項1において、
    前記ユーザー状況判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得したユーザーの周囲の音声情報に基づいて、それが前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音であると判断したとき、「ユーザーが就寝中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音の特徴に関するユーザー寝息特徴情報を予め記録しておくためのユーザー寝息特徴情報記録手段を備えており、
    前記ユーザー状況判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した前記ユーザーの周囲の音声情報と前記ユーザー寝息特徴情報記録手段からのユーザー寝息特徴情報とに基づいて、「ユーザーが就寝中であるかどうか」を判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  4. 請求項1,2,又は3において、
    ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、ユーザーの所定時間毎の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、
    前記現在位置取得手段からの現在位置データ及び前記現在位置を測定したときの時刻データとに基づいて、ユーザーが移動しているときの移動速度を求めるための移動速度取得手段と、
    前記移動速度取得手段により取得された移動速度に基づいて、「(a)ユーザーが電車(特に新幹線などのように自動車よりも高速で走行する高速の電車)により移動中かどうか、又は、(b)ユーザーが自動車により移動中かどうか」を判定するためのユーザー状況判定手段と、
    前記ユーザー状況判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーの端末もしくはサーバーに向けて、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、
    を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  5. 請求項1から4までのいずれかにおいて、
    前記ユーザー状況判定手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  6. 請求項1から5までのいずれかにおいて、
    前記判定結果送信/出力手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  7. ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音、(c)ユーザー又はその周囲の他人の映像、及び、(d)ユーザーの現在位置情報、の中の少なくとも一つ」を取得するための周囲データ取得手段と、
    前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と一緒に居るかどうか、(b)ユーザーが他人と会話中かどうか、(c)ユーザーが就寝中であるかどうか、及び、(d)ユーザーが自動車で移動中かどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するための判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、
    を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  8. ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、及び、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音」を取得するための周囲データ取得手段と、
    前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と一緒に居るかどうか、(b)ユーザーが他人と会話中かどうか、及び、(c)ユーザーが就寝中であるかどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するための判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、
    を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  9. ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声もしくは呼吸音、及び、(c)ユーザー又はその周囲の他人の映像」を取得するための周囲データ取得手段と、
    前記周囲データ取得手段からのデータに基づいて、「(a)ユーザーが他人と一緒に居るかどうか、(b)ユーザーが他人と会話中かどうか、及び、(c)ユーザーが就寝中であるかどうか、の中の少なくとも一つ」を判定するための判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、
    を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  10. 請求項7,8,又は9において、
    前記周囲データ取得手段は、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、及び、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声、の中の少なくとも一つ」が複数の位置又は複数の方向から発せられているかどうかを示す情報をも取得するものであり、
    前記判定手段は、「(a)ユーザー又はその周囲の他人が発する赤外線、及び、(b)ユーザー又はその周囲の他人が発する音声、の中の少なくとも一つ」が複数の位置又は複数の方向から発せられているとき、「(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  11. 請求項7,8,又は9において、
    前記ユーザーの音声の特徴(声紋など)に関するユーザー音声特徴情報を予め記録しておくためのユーザー音声特徴情報記録手段を備え、
    前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した周囲の音声情報と前記ユーザー音声特徴情報記録手段からのユーザー音声特徴情報とに基づいて、ユーザーの周囲に発生している音声がユーザー自身の音声を含んでいると判断したとき、「(前記取得された周囲の音声は、テレビやラジオからの音声や周囲の無関係な他人の会話ではなく、ユーザー自身の音声を含むものである、よって)、(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  12. 請求項7,8,又は9において、
    前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した周囲の音声情報と周囲の赤外線情報とに基づいて、ユーザーの周囲に複数人からの音声が発生しており、且つ、前記周囲の赤外線発生物体が移動するものであると判断したとき、すなわち、ユーザーの周囲にユーザー以外の赤外線を発生する移動体すなわち他の人間が存在していると判断したとき、「(前記取得された周囲の音声は、テレビやラジオからの音声ではなく他の人間が発したものである、よって)、(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  13. 請求項7,8,又は9において、
    前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した映像の中に、ユーザー以外の他人が撮像されていると判断したとき、又は、ユーザーとユーザー以外の他人とが一緒に撮像されていると判断したとき、「(a)ユーザーが他人と一緒に居る、又は、(b)ユーザーが他人と会話中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  14. 請求項7,8,又は9において、
    前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得したユーザーの周囲の音声情報に基づいて、それが前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音であると判断したとき、「ユーザーが就寝中である」と判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  15. 請求項7,8,又は9において、
    前記ユーザーの就寝中の寝息などの呼吸音の特徴に関するユーザー寝息特徴情報を予め記録しておくためのユーザー寝息特徴情報記録手段を備えており、
    前記判定手段は、前記周囲データ取得手段が取得した前記ユーザーの周囲の音声情報と前記ユーザー寝息特徴情報記録手段からのユーザー寝息特徴情報とに基づいて、「ユーザーが就寝中であるかどうか」を判定するものである、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  16. ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、ユーザーの所定時間毎の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、
    前記現在位置取得手段からのデータに基づいて、「ユーザーが乗り物により移動中かどうか、又はユーザーが自動車により移動中かどうか」を判定するための判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、
    を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  17. ユーザーが携帯又はその身体に装着する携帯型通信端末に備えられ、ユーザーの所定時間毎の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、
    前記現在位置取得手段からの現在位置データ及び前記現在位置を測定したときの時刻データとに基づいて、ユーザーが移動しているときの移動速度を求めるための移動速度取得手段と、
    前記移動速度取得手段により取得された移動速度に基づいて、「(a)ユーザーが電車(特に新幹線などのように自動車よりも高速で走行する高速の電車)により移動中かどうか、又は、(b)ユーザーが自動車により移動中かどうか」を判定するための判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を、所定の他のユーザーに向けて(所定の他のユーザーのために)、送信又は出力するための判定結果送信/出力手段と、
    を備えたことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  18. 請求項1から17までのいずれかにおいて、
    前記判定手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  19. 請求項1から18までのいずれかにおいて、
    前記判定結果送信/出力手段は、前記ユーザーの携帯型通信端末に、又は、前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に、備えられている、ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  20. 請求項1から19までのいずれかにおいて、
    前記判定結果送信/出力手段は、
    (a)前記ユーザーの携帯型通信端末とネットワークを介して接続されているコンピュータ(サーバー)に備えられており、
    (b)定期的に、又は、所定のユーザーからの要求があったときに、前記判定結果を所定のユーザーに送信するものである、
    ことを特徴とするプレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  21. 請求項1から20までのいずれかにおいて、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、電話、電子メール、チャット、又はファクスなどの複数の通信方法の中の望ましい一つ又は複数の通信方法を、前記所定の他のユーザーに向けて(前記所定の他のユーザーのために)提示・出力するための通信方法提示手段、を備えたことを特徴とする、プレゼンス情報取得/送信/出力装置。
  22. 請求項1から21までのいずれかにおいて、
    前記ユーザーの携帯型通信端末には、所定の他のユーザーの電話番号やメールアドレスなどの連絡方法に関する情報と関連付けて、前記判定手段からの判定結果である前記他のユーザーのプレゼンス情報を記録しておくためのプレゼンス情報記録手段が備えられており、
    前記判定結果送信/出力手段は、前記ユーザーが前記他のユーザーと連絡を取るために前記他のユーザーに関する情報を出力するとき、その他のユーザーに関する情報として、「前記プレゼンス情報、又は、前記プレゼンス情報に対応する望ましい前記他のユーザーへの連絡方法に関する情報」をも提示・出力するものである、プレゼンス情報取得/送信/出力装置。
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