WO2013031118A1 - 送信装置及び送信方法 - Google Patents

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Abstract

 送信に使用するリソース量を増やすことなく、誤り訂正符号化利得を向上させることにより、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる送信装置。システマチックビットとパリティビットとから構成される符号化データの各ビットを、送信単位毎に順に送信するとともに、周波数領域の複数のシンボルに各ビットが重畳されたパンクチャリング対象データをシンボル単位でパンクチャリングする周波数パンクチャリングを行う送信装置(100)であって、時間パンクチャリング部(102)は、符号化データから、送信単位のデータを抽出し、周波数パンクチャリング部(105)は、データに含まれるシステマチックビットとパリティビットとの割合に応じて、周波数パンクチャリングを行う。

Description

送信装置及び送信方法
 本発明は、送信装置及び送信方法に関する。
 3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)では、上りリンクのアクセス方式としてSC-FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)が採用されている。SC-FDMAの特徴は、シングルキャリア化による低いPAPR(Peak to Average Power Ratio)の実現、サブキャリア周波数への柔軟なデータ割当、受信側での周波数領域の信号処理におけるマルチパスに対する強い耐性等が挙げられる。
 SC-FDMAにおいて、例えば、送信側では、時間領域のシンボルがDFT(Discrete Fourier Transform)により周波数成分に変換され、各周波数成分がそれぞれ異なるサブキャリアにマッピングされ、更に、マッピングされた周波数成分がIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)により時間領域の波形に戻され、時間領域の信号にCP(Cyclic Prefix)が付加されることで、SC-FDMAシンボルが形成される。一方、受信側では、送信側からの時間領域の信号がDFTにより周波数成分に変換され、周波数成分に対して周波数等化処理が施され、周波数等化処理後の信号がIDFTにより時間領域の信号に戻される。このように、SC-FDMAでは、送信側のDFT(以下、送信DFTと呼ぶ)と受信側のIDFT(以下、受信IDFTと呼ぶ)とが対応し、送信側のIDFT(以下、送信IDFTと呼ぶ)と受信側のDFT(以下、受信DFTと呼ぶ)とが対応する。
 また、ターボ符号化の新しい符号化率制御方法として、周波数領域でのパンクチャリング(周波数パンクチャリング。freqency puncturing。以下、FPと呼ぶこともある)が注目されている(例えば、非特許文献1参照)。周波数パンクチャリングは、基本的にSC-FDMAシステムにおいて適用されるパンクチャリング方法であり、送信DFT後の周波数領域の信号に対してパンクチャリングを実施する。
 ここで、周波数パンクチャリングと、ターボ符号化の従来の符号化率制御方法である時間領域でのパンクチャリング(時間パンクチャリング。time puncturing。以下、TPと呼ぶこともある)とを比較する(図1参照)。
 時間パンクチャリングは、ターボ符号化後の直後(つまり、送信DFTよりも前)の時間領域の符号化ビットに対して、ビット単位でパンクチャリングを実施する。例えば、図1Aでは、8ビットの符号化ビットのうち、最後尾の2ビットがパンクチャされる(間引かれる)。一方、周波数パンクチャリングは、周波数領域の複数のシンボルに各符号化ビットが重畳されたパンクチャリング対象データをシンボル単位でパンクチャリングする。例えば、図1Bでは、8つのサブキャリアにマッピングされた8シンボルのうち、高周波数側の2シンボルがパンクチャされる(間引かれる)。つまり、時間パンクチャリングでは、一部の符号化ビットそのものが完全にパンクチャされるのに対して、周波数パンクチャリングでは、各符号化ビットの一部の成分が同程度パンクチャされる。つまり、周波数パンクチャリングでは、時間パンクチャリングのように一部の符号化ビットそのものが完全にパンクチャされるわけではない。よって、周波数パンクチャリングでは、送信電力を同一とする条件(つまり、パンクチャされる成分に対応する電力を同一とする条件)の下では、時間パンクチャリングと比較して1回の送信あたりのパリティビット数を増やすことができる。例えば、図1Aに示す時間パンクチャリングでは2ビットが完全にパンクチャされ、6ビットの符号化ビットが送信されるのに対して、図1Bに示す周波数パンクチャリングでは各符号化ビットの成分が一部パンクチャされるものの、8ビット全ての符号化ビットが送信される。つまり、周波数パンクチャリングでは、時間パンクチャリングと比較して、送信されるパリティビットの増加により、誤り訂正符号化利得を改善させることができる。
 しかし、周波数パンクチャリングは、送信DFTと受信IDFTとの間(つまり、送信DFT後、かつ、受信IDFT前)で各符号化ビットの周波数成分の一部をパンクチャする。このため、送信DFTで用いるDFT行列と、受信IDFTで用いるIDFT行列との間のユニタリ性(直交性)が崩れてしまい、符号間干渉が発生してしまう。これに対して、時間パンクチャリングは、送信DFTの前に符号化ビットの一部をパンクチャする。このため、送信DFTで用いるDFT行列と受信IDFTで用いるIDFT行列との間のユニタリ性を維持することができる。
 このように、周波数パンクチャリング及び時間パンクチャリングにおいて、「パリティビットの増加による誤り訂正符号化利得の改善」と「送信側のDFT行列と受信側のIDFT行列との間のユニタリ性の担保」との間にはトレードオフの関係が存在する。
 また、パケット伝送における誤り制御技術の一つとしてHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)がある。HARQは、自動再送要求(Automatic Repeat reQuest:ARQ)と誤り訂正符号化とを組み合わせた技術である。3GPP LTEでは、HARQとして、サーキュラバッファ(Circular Buffer:CB)を用いたIR(Incremental Redundancy)が採用されている。CBを用いたIRでは、ターボ符号化後の符号化データを構成するシステマチックビット(情報データそのもの)及びパリティビット(冗長ビット)のうち、システマチックビットから送信を開始し、受信側で受信パケットに誤りが生じた場合にはパリティビットを再送する。受信側では、パリティビット数が多いほど誤り訂正符号化利得を高めることができるため、1回の送信(1回の再送)あたりのパリティビット数を増やすことにより、再送回数を低減することが可能となる。
 3GPP LTEで適用されるHARQ(CBを用いたIR)の送信方法の一例について図2を用いて説明する。図2に示す‘S’はシステマチックビットを示し、‘P’はパリティビットを示す。図2では、NビットのシステマチックビットS及び2NビットのパリティビットPがCBに格納されている。図2に示すように、CBを用いたIRでは、初回送信時(1回目送信時)には、CBに格納された符号化ビットの中から、時間パンクチャリングを行うことでシステマチックビット(S)が抽出され、送信される。次いで、図2に示すように、再送1回目(2回目送信時)には、CBに格納された符号化ビットの中から、時間パンクチャリングを行うことでパリティビット(P)の一部が抽出され、送信される。同様に、再送2回目(3回目送信時)には、CBに格納された符号化ビットの中から、時間パンクチャリングを行うことでパリティビット(P)の一部が抽出され、送信される。
田原興一、樋口健一著、「周波数領域パンクチャリングを行うターボ符号の検討」、信学技報、RCS2010-33、2010年6月、pp.91-96(K.Tahara, K.Higuchi, "Frequency-Domain Punctured Turbo Codes," IEICE Technical Report, RCS2010-33, 2010-6, pp.91-96)
 上述したように、3GPP LTEでは、送信回数に依らず時間パンクチャリング(TP)のみが実施される(図2参照)。このため、初期の送信段階(例えば1回目、2回目の送信)では、受信側で受信されたシステマチックビット数に対するパリティビットの数が少なく(符号化率が高く)、受信側では十分な誤り訂正符号化利得を得ることができない。その結果、受信側では、パケットの受信誤りの頻度が高くなり、再送回数が増加する可能性が高くなる。
 これに対して、上述したように1回の送信あたりのパリティビット数を増やすことで、誤り訂正符号化利得を改善し、再送回数の増加を抑えることができる。しかし、送信毎のパリティビット数を増やすと1回の送信あたりに使用するリソース量が増加してしまう。
 本発明の目的は、送信に使用するリソース量を増やすことなく、誤り訂正符号化利得を向上させることにより、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる送信装置及び送信方法を提供することである。
 本発明の送信装置は、システマチックビットとパリティビットとから構成される符号化データの各ビットを、送信単位毎に順に送信するとともに、周波数領域の複数のシンボルに各ビットが重畳されたパンクチャリング対象データをシンボル単位でパンクチャリングする周波数パンクチャリングを行う送信装置であって、前記符号化データから、前記送信単位のデータを抽出する抽出手段と、前記データに含まれるシステマチックビットとパリティビットとの割合に応じて、前記周波数パンクチャリングを行うパンクチャリング手段と、を具備する構成を採る。
 本発明の送信方法は、システマチックビットとパリティビットとから構成される符号化データの各ビットを、送信単位毎に順に送信するとともに、周波数領域の複数のシンボルに各ビットが重畳されたパンクチャリング対象データをシンボル単位でパンクチャリングする周波数パンクチャリングを行う送信方法であって、前記符号化データから、前記送信単位のデータを抽出し、前記データに含まれるシステマチックビットとパリティビットとの割合に応じて、前記周波数パンクチャリングを行う。
 本発明によれば、送信に使用するリソース量を増やすことなく、誤り訂正符号化利得を向上させることにより、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる。
時間パンクチャリング及び周波数パンクチャリングを示す図 CBを用いたIRの処理を示す図 本発明の実施の形態1に係る送信装置の主要構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る時間パンクチャリング及び周波数パンクチャリングの特徴を示す図 本発明の実施の形態1に係る周波数パンクチャリングを各種ビットに適用した場合の誤り率特性を示す図 本発明の実施の形態1に係る送信処理の一例を示す図(送信例1) 本発明の実施の形態1に係る送信回数と周波数パンクチャリング率との対応を示す図(送信例1) 本発明の実施の形態1に係る送信処理の一例を示す図(送信例2) 本発明の実施の形態1に係る送信回数と周波数パンクチャリング率との対応を示す図(送信例2) 本発明の実施の形態1に係る異なる周波数パンクチャリング行列を用いた場合における周波数パンクチャリングを示す図 本発明の実施の形態2に係る送信処理の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る送信ビット総数に占めるシステマチックビット数の割合と周波数パンクチャリング率との対応を示す図 本発明の実施の形態3に係る送信処理の一例を示す図 本発明の実施の形態3に係る受信装置の符号化率と周波数パンクチャリング率との対応を示す図 本発明の実施の形態3に係る符号化率と誤り率特性との関係を示す図 本発明の実施の形態4に係る送信処理の一例を示す図(再送例1) 本発明の実施の形態4に係る送信処理の一例を示す図(再送例2) 本発明の実施の形態4に係るシステマチックビットとパリティビットとのSINR差分と誤り率特性との関係を示す図 本発明のバリエーションを示す図
 以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
 (実施の形態1)
 図3は、本実施の形態に係る送信装置100の主要構成部を示す。図3に示す送信装置100は、システマチックビットとパリティビットとから構成される符号化データの各ビットを、送信単位毎に順に送信するとともに、周波数領域の複数のシンボルに各ビットが重畳されたパンクチャリング対象データをシンボル単位でパンクチャリングする周波数パンクチャリングを行う送信装置であって、時間パンクチャリング部102が、符号化データから、送信単位のデータを抽出し、周波数パンクチャリング部105が、データに含まれるシステマチックビットとパリティビットとの割合に応じて、周波数パンクチャリングを行う。
 図4は、本実施の形態に係る送信装置の構成を示すブロック図である。図4に示す送信装置100は、システマチックビットとパリティビットとから構成される符号化データの各ビットを、送信単位毎に順に受信装置へ送信する。
 符号化部101は、情報データに対して符号化(例えば、ターボ符号化)を施し、システマチックビット(情報データそのもの)とパリティビット(冗長データ)とから構成される符号化ビットを生成する。符号化部101は、生成した符号化ビットを時間パンクチャリング部102に出力する。
 時間パンクチャリング部102は、CB(Circular Buffer)を備え、符号化部101から入力される符号化ビットを格納する。また、時間パンクチャリング部102には、後述する再送制御部111から時間パンクチャリング情報が入力される。時間パンクチャリング情報には、再送の有無、送信ビットの開始位置及び送信ビット数が含まれる。時間パンクチャリング部102は、再送が無い場合(つまり、初回送信時)には、CBに格納された符号化ビットの中から、時間パンクチャリング情報に示される送信ビット数分の符号化ビット(初回送信データ)を抽出する。なお、初回送信データには、少なくともシステマチックビットが含まれる。一方、時間パンクチャリング部102は、再送が有る場合には、CBに格納された符号化ビットの中から、時間パンクチャリング情報に示される送信ビット数分のパリティビット(再送データ)を抽出する。このように、時間パンクチャリング部102は、CBに格納された符号化ビットから、送信単位のデータを抽出することで、初回送信データ又は再送データを生成する。つまり、時間パンクチャリング(ビット単位のパンクチャリング)とは、送信単位毎のビットの抽出処理を行うことである。時間パンクチャリング部102は、抽出した符号化ビット(初回送信データ又は再送データ)を変調部103に出力する。
 変調部103は、再送制御部111から入力される変調レベルに従って、時間パンクチャリング部102から入力される符号化ビット(初回送信データ又は再送データ)をディジタル変調して、変調シンボルを生成する。変調部103は、生成した変調シンボルをDFT部104に出力する。
 DFT部104は、変調部103から入力される変調シンボルに対してDFT処理(送信DFT)を施し、時間領域の信号を周波数領域の信号(シンボル)に変換する。DFT部104は、DFT後の変調シンボルを周波数パンクチャリング部105に出力する。
 周波数パンクチャリング部105には、再送制御部111から周波数パンクチャリング情報が入力される。周波数パンクチャリング情報には、周波数パンクチャリング率及び周波数パンクチャリングされるサブキャリアの位置、又は、周波数パンクチャリング率及び周波数パンクチャリングによりパンクチャされるサブキャリアの位置(シンボルの位置)を表す周波数パンクチャリング行列が含まれる。周波数パンクチャリング部105は、周波数パンクチャリング情報に従って、DFT部104から入力される周波数領域の変調シンボルに対して周波数パンクチャリングを行い、周波数パンクチャリング後の変調シンボルをIDFT部106に出力する。
 ここで、周波数パンクチャリング率とは、周波数パンクチャリング前のシンボル数(つまり、周波数パンクチャリング部105への入力シンボル数)に対する周波数パンクチャリング後のシンボル数(つまり、周波数パンクチャリング部105からの出力シンボル数)の比率であり、次式(1)で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 式(1)では、周波数パンクチャリング率R=1の場合、周波数パンクチャリングが実施されず、周波数パンクチャリング率R<1の場合、周波数パンクチャリングが実施される。また、周波数パンクチャリング率Rが低いほど、出力シンボル数がより少なくなる(パンクチャされるシンボル数がより多くなる)。
 また、周波数パンクチャリング行列とは、周波数領域の変調シンボル数(変調シンボルがマッピングされるサブキャリア数)に対応する列数を有する行列であって、パンクチャされるシンボル(サブキャリア)に対応する列の要素が全てゼロ(すなわち、ゼロ列)となる行列である。周波数領域の変調シンボルに周波数パンクチャリング行列を乗算することで、ゼロ列に対応するサブキャリアの成分がゼロとなる(パンクチャされる)。
 IDFT部106は、周波数パンクチャリング部105から入力される変調シンボル(周波数領域)に対してIDFT処理(送信IDFT)を施し、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。このとき、IDFT部106は、周波数パンクチャリングされた周波数リソース(サブキャリア)にはゼロを挿入(ゼロパディング)してIDFTを実施する。IDFT部106は、IDFT後の信号(時間領域)をCP(Cyclic Prefix)付加部107に出力する。
 CP付加部107には、パイロット信号(参照信号。図示せず)と、IDFT部106からの変調シンボル(つまり、データ信号)とが入力される。CP付加部107は、パイロット信号と変調シンボルとの多重信号の後尾部分と同じ信号をCPとして信号の先頭に付加して、SC-FDMA信号を生成する。
 DAC部108は、CP付加部107から入力されるSC-FDMA信号(ディジタル信号)に対しD/A変換等の送信処理を行って、送信処理後の信号(アナログ信号)をアンテナ109から送信する。
 フィードバック情報復調部110は、後述する受信装置200(図5)から送信されたフィードバック情報をアンテナ109を介して受信し、受信したフィードバック情報を復調する。フィードバック情報には、再送の有無(すなわち、再送要求の有無(例えば、ACK又はNACKを示すACK/NACK情報))、送信ビット数、及び、MCS(Modulation and Coding Scheme)を示す再送情報が含まれる。フィードバック情報復調部110は、再送情報を再送制御部111に出力する。
 再送制御部111は、フィードバック情報復調部110から入力される再送情報等を用いて、上述した、時間パンクチャリング情報(再送の有無、送信ビットの開始位置及び送信ビット数)、周波数パンクチャリング情報(再送の有無、周波数パンクチャリング行列(又は周波数パンクチャリング率及びサブキャリア位置))、及び、変調レベルを示す情報を生成する。そして、再送制御部111は、時間パンクチャリング情報を時間パンクチャリング部102に出力し、変調レベルを変調部103に出力し、周波数パンクチャリング情報を周波数パンクチャリング部105に出力する。
 図5は、本実施の形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
 図5に示す受信装置200において、ADC部202は、送信装置100(図4)から送信されるSC-FDMA信号(アナログ信号)をアンテナ201を介して受信し、受信アナログ信号に対しA/D変換等の受信処理を行って、受信処理後の信号(ディジタル信号)をCP除去部203に出力する。
 CP除去部203は、受信処理後の受信信号からCPを除去する。
 DFT部204は、CP除去部203から入力される受信信号(時間領域)に対してDFT処理(受信DFT)を施し、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。そして、DFT部204は、DFT後の信号、すなわち、周波数領域の信号をチャネル推定部205及び周波数等化部206に出力する。
 チャネル推定部205は、DFT部204から入力される周波数領域の信号に含まれるパイロット信号(参照信号)を用いてチャネル推定を行う。そして、チャネル推定部205は、推定結果を示すチャネル推定値を周波数等化部206及びフィードバック情報生成部210に出力する。
 周波数等化部206は、チャネル推定部205から入力されるチャネル推定値を用いて、DFT部204から入力される周波数領域の信号に含まれるデータ信号に対して周波数等化を行う。例えば、周波数等化部206は、チャネル推定値を用いて、周波数等化処理に用いる周波数等化重みを生成し、周波数等化重みをデータ信号(シンボル)が配置されたサブキャリア毎に乗算することで、干渉(例えば、マルチパスフェージング)の影響を除去する。周波数等化部206は、周波数等化後のデータ信号をIDFT部207に出力する。
 IDFT部207は、周波数等化部206から入力されるデータ信号(周波数領域の変調シンボル)に対してIDFT処理(受信IDFT)を施し、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。そして、IDFT部207は、時間領域の信号を復調部208に出力する。
 復調部208は、IDFT部207から入力される信号に対して復調処理(例えば、IQ平面での軟判定処理)を施し、復調後の信号(例えば、軟判定ビット)を復号部209に出力する。
 復号部209は、復調部208から入力される信号を復号(例えば、ターボ復号)し、復号後の信号を受信データ(情報データ)として出力する。また、復号部209は、復号結果(復号の成否)をフィードバック情報生成部210に出力する。
 フィードバック情報生成部210は、チャネル推定部205から入力されるチャネル推定値に基づいて、送信装置100が送信する送信データに対するMCS及び送信ビット数を決定する。また、フィードバック情報生成部210は、復号部209から入力される復号結果に基づいて、再送の有無を示す情報(すなわち、ACK/NACK情報)を生成する。そして、フィードバック情報生成部210は、再送の有無、送信ビット数及びMCSを示す再送情報、を含むフィードバック情報を生成し、フィードバック情報をアンテナ201を介して送信装置100へ送信する。
 次に、送信装置100(図4)の動作について説明する。
 ここで、図6に、時間パンクチャリング及び周波数パンクチャリングの特徴を示す。送信電力を一定とする条件の下では、上述したように、周波数パンクチャリングの方が、時間パンクチャリングよりも送信ビットをより多く送信できる。つまり、周波数パンクチャリングでは、時間パンクチャリングと比較して、擬似的に符号化率を低くすることができる。よって、図6に示すように、誤り訂正符号化利得に関しては周波数パンクチャリングが時間パンクチャリングよりも優れている。
 一方、上述したように、周波数パンクチャリング(周波数パンクチャリング部105)は、送信DFT(DFT部104)と受信IDFT(IDFT部207)との間での処理として行われる。このため、周波数パンクチャリングを行うと、送信DFTと受信IDFTとの間でユニタリ性が崩れてしまう。一方、時間パンクチャリング(時間パンクチャリング部102)は、送信DFT(DFT部104)の前の処理として行われる。このため、時間パンクチャリングを行っても、送信DFTと受信IDFTとの間でユニタリ性を維持できる。よって、図6に示すように、送信DFTと受信IDFTとの間のユニタリ性を維持することに関しては、時間パンクチャリングの方が、周波数パンクチャリングよりも優れている。
 すなわち、図6に示すように、「誤り訂正符号化利得」と「送信DFTと受信IDFTとの間のユニタリ性」との間にはトレードオフの関係が成立する。よって、時間パンクチャリングと周波数パンクチャリングとを組み合わせる場合、送信データに対して各パンクチャリング方法が与える影響の度合(例えば各パンクチャリング率)に応じて、「送信DFTと受信IDFTとの間のユニタリ性」の劣化度合と「誤り訂正符号化利得」の改善度合とが変化する。換言すると、送信電力を一定として時間パンクチャリングと周波数パンクチャリングとを組み合わせることで、「送信DFTと受信IDFTとの間のユニタリ性」の劣化を抑えつつ、「誤り訂正符号化利得」を改善させることが可能となる。例えば、非特許文献1には、時間パンクチャリングと周波数パンクチャリングとを組み合わせた場合のフレームエラー率(Frame Error Rate:FER)が、時間パンクチャリングのみの場合のFER、及び、周波数パンクチャリングのみの場合のFERよりも優れていることが開示されている。
 次に、周波数パンクチャリングの適用対象(システマチックビット及びパリティビット)の違いがパケット誤り率に与える影響について説明する。
 図7は、周波数パンクチャリングを、(1)パリティビットのみに適用した場合(点線)、(2)システマチックビットとパリティビットに適用した場合(実線)、及び、(3)システマチックビットのみに適用した場合(破線)の誤り率特性(Block Error Rate:BLER)を示す、本発明者らが行った計算機シミュレーション結果である。図7では、総ビット数が256シンボルであり、P=0,32,64,96,128シンボルに相当する成分を周波数パンクチャリングした場合の(1)~(3)における誤り率特性(BLER)を示す。
 図7に示すように、例えば、誤り率特性が10-2(1E-02)である場合に着目すると、周波数パンクチャリングを、パリティビットのみに適用した場合の誤り率特性(点線)が最も良く、システマチックビット及びパリティビットの双方に周波数パンクチャリングを適用した場合の誤り率特性(実線)が2番目に良く、システマチックビットのみに適用した場合の誤り率特性(破線)が最も悪いことが分かる。この理由として、受信側の復号処理(例えば、ターボ復号)において、システマチックビット(情報ビットそのもの)の方が、パリティビット(冗長ビット)よりも重要であり、システマチックビットをパンクチャする方が受信性能(復号性能)が大きく劣化してしまうことが挙げられる。つまり、周波数パンクチャリングによる受信側の受信性能の劣化を低減するためには、システマチックビットに対して周波数パンクチャリングを行わないことが好ましい。
 すなわち、時間パンクチャリングと周波数パンクチャリングとを単に組み合わせるのではなく、周波数パンクチャリングを適用する対象をパリティビットのみとすることで、パケット誤り率を効率的に向上させることが可能となる。
 そこで、本実施の形態では、送信装置100は、符号化データから送信単位のデータを抽出(時間パンクチャリング)して、当該データに含まれるシステマチックビットとパリティビットとの割合に応じて、周波数パンクチャリングを行う。例えば、初回送信時にはシステマチックビットが含まれ、再送データにはパリティビットのみが含まれる。そこで、送信装置100は、初回送信時には周波数パンクチャリングを行わず、再送時には周波数パンクチャリングを行う。つまり、送信装置100は、送信回数に基づいて、送信単位のデータに対する周波数パンクチャリングの適用を判断する。
 なお、CBを用いたIRによるHARQでは、システマチックビット及びパリティビットがそれぞれ順番に送信される。このため、送信装置100は、送信されるビットの種別(システマチックビット及びパリティビット)に応じて周波数パンクチャリングの適用の有無を容易に切り替えることが可能となる。
 以下、本実施の形態における送信例1及び2について説明する。
 <送信例1>
 図8は、送信例1における送信装置100での送信処理の一例を示す。図8では、システマチックビットSがNビットとなり、パリティビットPが2Nビットとなる(つまり、符号化部101での符号化率:1/3)。
 送信装置100の再送制御部111は、時間パンクチャリング部102に対して、時間パンクチャリング情報(送信ビット位置及び送信ビット数)を送信の度に指示する。これにより、例えば、図8に示すように、時間パンクチャリング部102は、1回目送信時(初回送信時)には、時間パンクチャリングによってシステマチックビットSを抽出し、2回目送信時(1回目再送時)、又は3回目送信時(2回目再送時)には、時間パンクチャリングによってパリティビットPの一部を抽出する。
 また、再送制御部111は、送信データの送信回数に基づいて、周波数パンクチャリング部105に対して、送信データに周波数パンクチャリングを適用するか否かを指示する。例えば、再送制御部111は、周波数パンクチャリング部105に対して、1回目送信時(初回送信時)には周波数パンクチャリングを適用しないように指示し(FP無し)、2回目以降の送信時(再送時)には周波数パンクチャリングを適用するように指示する(FP有り)。これにより、例えば、周波数パンクチャリング部105は、1回目送信時(初回送信時)には周波数パンクチャリングを適用せず(FP無し)、2、3回目送信時(1、2回目再送時)には周波数パンクチャリングを適用する(FP有り)。
 つまり、周波数パンクチャリング部105は、パリティビットのみを含む再送データに対して、周波数パンクチャリングを行い、システマチックビットのみを含む初回送信データに対して、周波数パンクチャリングを行わない。換言すると、周波数パンクチャリング部105は、初回送信時には周波数パンクチャリングを行わず、再送時には周波数パンクチャリングを行う。これにより、受信装置200では、システマチックビットの全ての成分を受信するので、復号性能を維持することができる。また、パリティビットのみを含む再送データに対して周波数パンクチャリングが施されることで、例えば図7に示すように、誤り率特性を改善することが可能となる。
 また、例えば、図9に示すように、再送制御部111は、1回目送信時(初回送信時)には周波数パンクチャリング率R=1(FP無し)を指示し、2回目送信時(1回目再送時)には周波数パンクチャリング率R=4/5(FP有り)を指示し、3回目送信時(2回目再送時)には周波数パンクチャリング率R=1/2(FP有り)を指示してもよい。すなわち、周波数パンクチャリング部105は、送信回数に基づいて、送信データに対する周波数パンクチャリング率Rを変化させて、周波数パンクチャリングを行う。
 次に、周波数パンクチャリング部105における周波数パンクチャリングの詳細について説明する。
 周波数パンクチャリング部105は、例えば、周波数パンクチャリング率と周波数パンクチャリングによりパンクチャされる(間引かれる)シンボル位置(サブキャリア位置)とを表す周波数パンクチャリング行列を用いて、DFT部104から入力される変調シンボルに対する周波数パンクチャリングを行う。
 ここで、DFT部104から入力される変調シンボル(周波数領域)である「DFT出力系列」は次式(2)のように表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 ここで、DはDFT部104(送信DFT)で用いられるDFT行列を示し、XはDFT部104に入力される変調シンボル行列(変調シンボルx~x)を示す。また、DFTサイズ=6とする。
 周波数パンクチャリング行列Pは例えば次式(3)のように表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 周波数パンクチャリング行列Pは、DFTサイズ=6(つまり、変調シンボルがマッピングされるサブキャリア)に対応する列数(式(3)では6列)を有し、パンクチャされるシンボル(サブキャリア)に対応する列の要素が全ゼロ(ゼロ列)となる。例えば、変調シンボルがマッピングされるサブキャリアをサブキャリア#1~#6とすると、式(3)では、ゼロ列(5列目、6列目)に対応するサブキャリア#5,#6の周波数成分がパンクチャされる。このように、周波数パンクチャリング行列Pによって、周波数パンクチャリング率(式(3)ではR=2/3)、及び、周波数パンクチャリングされるサブキャリア位置(式(3)ではサブキャリア#5,#6)が表される。
 周波数パンクチャリング部105は、式(3)に示す周波数パンクチャリング行列Pを、式(2)に示す変調シンボル系列DXに乗算することにより、周波数パンクチャリング後の信号(周波数パンクチャリング部105の出力系列。式(4)参照)が得られる。すなわち、式(2)及び式(3)によれば、変調シンボルx~xが重畳されているサブキャリア#5,#6の成分がパンクチャされる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 <送信例2>
 送信例1(図8)では初回送信時にシステマチックビットのみが送信されたのに対して、送信例2では初回送信時にシステマチックビット及びパリティビットが送信される。
 図10は、送信例2における送信装置100での送信処理の一例を示す。図10では、システマチックビットSがNビットとなり、パリティビットPが2Nビットとなる(つまり、符号化部101での符号化率:1/3)。‘TP率’は時間パンクチャリング率を示し、例えば、次式(5)に示すRとして表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
 また、図11は、送信例2における各送信回数での、送信ビット数(実際に送信されるビット数。つまり、時間パンクチャリングによってCBから抽出されるビット数)、周波数パンクチャリング率R、周波数パンクチャリング後の実質送信ビット数、及び、受信側での符号化率Rを示す。
 ここで、実質送信ビット数とは、周波数パンクチャリング後の送信ビットを、周波数パンクチャリングの代わりに時間パンクチャリングを行うと仮定した場合のビット数に換算した値である。実質送信ビット数は、次式(6)に示すように、送信ビット数に周波数パンクチャリング率Rを乗算して求められる。例えば、送信ビット数を2N[ビット]とし、周波数パンクチャリング率Rを1/2とした場合、実質送信ビット数はNビットとなる。これは、2N[ビット]の送信ビットが周波数パンクチャリングされても実際に送信されるのは2N[ビット]であるものの、周波数パンクチャリング後の送信電力が、時間パンクチャリングして得られるNビットの電力と等価であることを意味する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000006
 符号化率Rは、次式(7)に示すように、或る情報データに関して受信装置200で受信された送信データ(初回送信データ及び再送データ)の総受信ビット数(すなわち、今回受信したビット、及び、受信バッファ(メモリ)に格納されているビットの総数)に対する、システマチックビット数の比率で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000007
 送信装置100の再送制御部111は、時間パンクチャリング部102に対して、時間パンクチャリング情報(送信ビット位置及び送信ビット数)を送信の度に指示する。これにより、例えば、図10に示すように、時間パンクチャリング部102は、1回目送信時(初回送信時)には、時間パンクチャリングによって、システマチックビットS(図11ではNビット)及びパリティビットPの一部(図11ではN/3ビット)を抽出する。また、時間パンクチャリング部102は、2回目送信時(1回目再送時)には、時間パンクチャリングによってパリティビットPの一部(図11では5N/3ビット)を抽出し、3回目送信時(2回目再送時)には、時間パンクチャリングによってパリティビットPの全て(図11では2Nビット)を抽出する。
 また、再送制御部111は、送信例1と同様、送信データの送信回数に基づいて、周波数パンクチャリング部105に対して、送信データに周波数パンクチャリングを適用するか否かを指示する。これにより、例えば、周波数パンクチャリング部105は、1回目送信時(初回送信時)には周波数パンクチャリングを適用せず(FP無し。R=1)、2回目送信時(1回目再送時)には周波数パンクチャリングを適用し(FP有り。R=4/5)、3回目送信時(2回目再送時)には周波数パンクチャリングを適用する(FP有り。R=1/2)。
 つまり、周波数パンクチャリング部105は、送信例1と同様、初回送信時には周波数パンクチャリングを行わず、再送時には周波数パンクチャリングを行う。具体的には、周波数パンクチャリング部105は、パリティビットのみを含む再送データに対して、周波数パンクチャリングを行い、システマチックビットを含む初回送信データに対して、周波数パンクチャリングを行わない。また、周波数パンクチャリング部105は、送信回数に基づいて周波数パンクチャリング率Rを変化させて、周波数パンクチャリングを行う。
 また、再送制御部111は、周波数パンクチャリングの適用の有無に関わらず、送信電力(又は、全体のパンクチャリング率(R/R/R:ただし、Rは原始符号化率(符号化部101の符号化率)))を送信毎に同程度とすべく、周波数パンクチャリングの適用可否に応じて、時間パンクチャリング率(TP率)Rを制御してもよい。例えば、図10に示すように、再送制御部111は、初回送信データに対して周波数パンクチャリングを行わない分、時間パンクチャ率Rを小さくしてもよい。一方、図10に示すように、再送制御部111は、再送データに対して周波数パンクチャリングを行う分、時間パンクチャ率Rを大きくしてもよい。
 以上、本実施の形態における送信例1及び2について説明した。
 このように、送信装置100(周波数パンクチャリング部105)は、図8及び図10に示すように、パリティビットを含む再送データ(2回目以降の送信時)には周波数パンクチャリングを行い、システマチックビットを含む初回送信データに対して周波数パンクチャリングを行わない。つまり、送信装置100は、送信回数(送信毎の送信データの種別)に応じて、周波数パンクチャリングの適用の可否を判断する。
 これにより、システマチックビットについては、受信装置200で全ての成分を用いて復号(ターボ復号)される。よって、受信側での復号性能(誤り率特性)の劣化を防止することができる。また、パリティビットについては、時間パンクチャリングと周波数パンクチャリングとの組み合わせにより、周波数パンクチャリングによる擬似的な低符号化率を実現する。これにより、周波数パンクチャリングでは、時間パンクチャリングのみの場合と比較して、1回の送信における送信電力(つまり、リソース量)を増やすことなく、表面的にパリティビット数を増やすことにより、誤り訂正符号化利得を向上させることができる。
 すなわち、本実施の形態では、周波数パンクチャリングをパリティビットのみに適用することによってシステマチックビットでの誤り率特性の劣化を防止しつつ、時間パンクチャリングと周波数パンクチャリングとの組み合わせをパリティビットに適用することによって誤り訂正符号化利得を向上させることができる。以上のように本実施の形態によれば、送信に使用するリソース量を増やすことなく、誤り訂正符号化利得を向上させることにより、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる。
 更に、本実施の形態によれば、送信回数に基づいて周波数パンクチャリング率Rを変化させる。例えば、図11では、再送1回目の周波数パンクチャリング率R=4/5よりも、再送2回目の周波数パンクチャリング率R=1/2の方が低い。すなわち、再送2回目の方が再送1回目よりも周波数パンクチャリングにより間引かれる成分はより多くなる。ただし、再送回数が多いほど、受信側での符号化率Rがより低くなり(パリティビット数が多くなるので)、誤り訂正符号化利得をより向上させることが可能となる。つまり、再送回数が多いほど、周波数パンクチャリング率をより低くすることで、受信側での誤り訂正符号化利得を得つつ、送信に使用するリソース量をより低減できる。
 なお、本実施の形態では、式(3)に示す周波数パンクチャリング行列を用いる場合について説明した。しかし、本実施の形態において、送信装置は、例えば、再送の際に周波数パンクチャリング率が同一になる場合に、送信毎に周波数パンクチャリング行列を変更してもよい。周波数パンクチャリング行列のパターン(周波数パンクチャリングパターン)の一例を式(8)に示す。式(8)では、変調シンボルがマッピングされるサブキャリア#1~#6と周波数パンクチャリング行列の1列目~6列目とが対応する。式(8)において、Pattern1では、式(3)と同様、サブキャリア#5,#6の成分がパンクチャされ、Pattern2では、サブキャリア#3,#4の成分がパンクチャされ、Pattern3では、サブキャリア#1,#2の成分がパンクチャされる。例えば、図12に示すように、サブキャリア#5,#6のチャネル利得が、他のサブキャリアのチャネル利得と比較して高い場合について説明する。この場合、再送1回目にPattern1を適用するとサブキャリア#5,#6での高いチャネル利得を享受できないが、再送2回目でPattern2を適用し、再送3回目でPattern3を適用することで、再送2回目及び再送3回目では、サブキャリア#5,#6での高いチャネル利得を享受することができる。すなわち、送信毎に周波数パンクチャリング行列を変更させることで、時間ダイバーシチ効果を得ることができる。これにより、誤り率特性が改善され、再送回数を低減することができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000008
 又は、送信装置は、再送によって全てのパリティビットを送信した後に更にパリティビットを送信する場合(CBに格納されたビットの2巡目以降の再送の場合)、パリティビットに対して、前回送信時(例えば1巡目の送信時)と異なる周波数パンクチャリング行列で周波数パンクチャリングを行ってもよい。例えば、式(8)において、パリティビットの或る部分に対して、1巡目ではPattern1を適用し、2巡目ではPattern2を適用し、3巡目ではPattern3を適用してもよい。これにより、同一ビットに対して再送を繰り返す際に時間ダイバーシチ効果を得ることができる。これにより、誤り率特性が改善され、再送回数を低減することができる。
 なお、式(8)に示す周波数パンクチャリングパターンを送受信側で予め保持することで、周波数パンクチャリングパターンを制御情報等で送信する必要が無くなり、制御情報の情報量が増加することを防ぐことができる。
 (実施の形態2)
 実施の形態1では、送信回数に応じて周波数パンクチャリングを適用するか否かを決定した。これに対して、本実施の形態では、送信装置は、1回の送信で送信される送信データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合に応じて、送信データに対して周波数パンクチャリングを適用するか否かを決定する。
 以下、本実施の形態について具体的に説明する。
 送信装置100の再送制御部111(図4)は、今回送信する送信データに対して周波数パンクチャリングを適用するか否かを判断する際、フィードバック情報復調部110から入力される再送情報等を用いて、今回送信する送信データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合を用いる。具体的には、再送制御部111は、1回の送信あたりの送信データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合Rを、次式(9)に従って算出する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000009
 そして、再送制御部111は、今回送信する送信データに対応するRが予め設定された閾値T(周波数パンクチャリング適用可否を決定するための閾値)以上の場合、つまり、送信データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合が大きい場合、当該送信データに対して周波数パンクチャリングを行わないと判断する。一方、再送制御部111は、今回送信する送信データに対応するRが閾値T未満の場合、つまり、送信データのビット数に占めるシステマチックビット数の割合が小さい場合(送信データのビット数に占めるパリティビット数の割合が大きい場合)、当該送信データに対して周波数パンクチャリングを行うと判断する。
 つまり、周波数パンクチャリング部105は、Rが閾値T未満の場合には、送信データに対して周波数パンクチャリングを行い、Rが閾値T以上の場合には、送信データに対して周波数パンクチャリングを行わない。
 また、再送制御部111は、例えば、今回送信する送信データに対応するRが閾値T以上の場合、当該送信データに対して周波数パンクチャリングを行わない分、時間パンクチャ率Rを低くしてもよい。一方、再送制御部111は、今回送信する送信データに対応するRが閾値T未満の場合、当該送信データに対して周波数パンクチャリングを行う分、時間パンクチャ率Rを高くしてもよい。すなわち、時間パンクチャリング部102は、次式(10)に従って、時間パンクチャリング率を設定する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000010
 次に、送信装置100(図4)の動作について説明する。
 図13は、本実施の形態における送信装置100での送信処理の一例を示す。図13では、システマチックビットSがNビットとなり、パリティビットPが2Nビットとなる。
 また、図14は、本実施の形態における各送信回数での、送信ビット数(実際に送信されるビット数)、送信データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合R(式(9))、周波数パンクチャリング率R(式(1))、実質送信ビット数(式(6))、及び、受信側での符号化率R(式(7))を示す。また、図14では、閾値T=0.5とする。
 図13及び図14に示すように、1回目送信時(初回送信時)の送信ビット数は4N/3[ビット]であり、送信データに含まれるシステマチックビット数はN[ビット]である。よって、式(9)に従って、R=(N/(4N/3))=0.75となる。つまり、1回目送信時(初回送信時)には、R(=0.75)が閾値T(=0.5)以上となる。そこで、再送制御部111は、送信データに対して周波数パンクチャリングを適用せず(R=1)、TP率(R)を低くする。図14に示すように、周波数パンクチャリングを適用しない場合、実質送信ビット数は、送信ビット数に一致する。また、受信装置200(図5)での符号化率R=3/4となる。
 次いで、図13及び図14に示すように、2回目送信時(1回目再送時)の送信ビット数は5N/3[ビット]であり、送信データに含まれるシステマチックビット数は0[ビット]である。よって、式(9)に従って、R=(0/(5N/3))=0となる。つまり、2回目送信時(1回目再送時)には、R(=0)が閾値T(=0.5)未満となる。そこで、再送制御部111は、送信データに対して周波数パンクチャリングを適用し(図14ではR=4/5)、TP率(R)を高くする。図14に示すように、周波数パンクチャリング(R=4/5)を適用するため、実質送信ビット数は、送信ビット数(5N/3)を間引いた4N/3となる。また、受信装置200は、1回目送信時の4N/3[ビット]及び2回目送信時の5N/3[ビット]の合計3N[ビット]を受信する。よって、3N[ビット]のうちシステマチックビットがN[ビット]であるので、受信装置200での符号化率R=1/3となる。
 3回目送信時(2回目再送時)についても同様である。
 このように、本実施の形態によれば、送信装置100は、1回の送信で送信される送信データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合(又はシステマチックビットとパリティビットとの割合)に応じて、周波数パンクチャリングを適用するか否かを決定する。そして、送信装置100は、送信データ内でシステマチックビットが支配的である場合(R≧T)には、システマチックビットにおける誤り率特性の劣化防止を優先させるために周波数パンクチャリングを適用しない。一方、送信装置100は、送信データ内でパリティビットが支配的である場合((R<T)には、パリティビットでの誤り訂正符号化利得の向上を優先させるために周波数パンクチャリングを適用する。これにより、1回の送信で送信される送信データにシステマチックビット及びパリティビットが混在している場合でも、受信装置200での誤り率特性を改善させることが可能となる。
 よって、本実施の形態では、1回の送信における送信データの内容に従って周波数パンクチャリングの適用を制御する。これにより、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、送信に使用するリソース量を増やすことなく、誤り訂正符号化利得を向上させることにより、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる。
 (実施の形態3)
 本実施の形態では、送信装置は、受信装置での符号化率に応じて、送信データに対して周波数パンクチャリングを適用するか否かを決定する。
 以下、本実施の形態について具体的に説明する。
 送信装置100の再送制御部111(図4)は、今回送信する送信データに対して周波数パンクチャリングを適用するか否かを判断する際、受信装置200(図5)での符号化率R(式(7)。つまり、受信装置200で受信された送信データのビット総数に対するシステマチックビットの比率)に基づいて、周波数パンクチャリング率Rを決定する。つまり、周波数パンクチャリング部105は、受信装置200での符号化率Rに基づいて、周波数パンクチャリング率Rを変化させて、周波数パンクチャリングを行う。
 次に、送信装置100(図4)の動作について説明する。
 図15は、本実施の形態における送信装置100での送信処理の一例を示す。図15では、システマチックビットSがNビットとなり、パリティビットPが2Nビットとなる。
 また、図16は、本実施の形態における各送信回数での、受信側での符号化率R(式(7))、及び、周波数パンクチャリング率R(式(1))を示す。
 図15及び図16に示すように、1回目送信時(初回送信時)には、N[ビット]のシステマチックビットSのみが送信される。よって、式(7)に従って、R=(N/N)=1となる。この場合、再送制御部111は、実施の形態1と同様、システマチックのみを含む初回送信データに対して、周波数パンクチャリングを適用しない。つまり、1回目送信時(初回送信時)には、周波数パンクチャリング率R=1となる。このように、周波数パンクチャリング部105は、受信装置200の符号化率R=1の場合、送信データ(システマチックビットS)に対して周波数パンクチャリングを行わない。
 次いで、図15及び図16に示すように、2回目送信時(1回目再送時)において、受信装置200での符号化率Rが(1/2<R<1)の範囲となる場合、周波数パンクチャリング部105は、再送データに対して、周波数パンクチャリングを行う。同様に、図15及び図16に示すように、3回目送信時(2回目再送時)において、受信装置200での符号化率Rが(1/3<R≦1/2)の範囲となる場合、周波数パンクチャリング部105は、再送データに対して、周波数パンクチャリングを行う。
 ただし、図16に示すように、2回目送信時(1回目再送時)の周波数パンクチャリング率R=2/3となり、3回目送信時(2回目再送時)の周波数パンクチャリング率R=4/5となる。つまり、受信装置200での符号化率Rが(1/2<R<1)の範囲となる場合の方が、受信装置200での符号化率Rが(1/3<R≦1/2)の範囲となる場合よりも、周波数パンクチャリング率Rがより低くなる(より多くの周波数成分がパンクチャされる)。
 ここで、受信装置200での符号化率Rと誤り率との対応関係を図17に示す。図17に示すように、符号化率Rが低いほど(つまり、パリティビットが多いほど)、誤り率はより低くなる。また、図17に示すように、符号化率Rの低下(パリティビットの増加)に伴う誤り率の低下度合(つまり、誤り率の改善効果)は、符号化率Rが低い範囲(例えば1/3<R≦<1/2の範囲)よりも、符号化率Rが高い範囲(例えば1/2<R<1の範囲)の方がより大きくなる。つまり、符号化率Rが高い範囲の方が、符号化率Rが低い範囲よりもパリティビットの増加による誤り率の改善効果がより高い。
 ところで、上述したように、周波数パンクチャリングは、送信データのビット数を擬似的に増大させ、低符号化率化による誤り訂正能力の向上を図ることができる。
 そこで、図16に示すように、送信装置100は、符号化率Rが高い範囲(例えば1/2<R<1の範囲)では、符号化率Rが低い範囲(例えば1/3<R≦<1/2の範囲)よりも周波数パンクチャリング率Rを低く設定することで、誤り率を効率良く改善することが可能となる。具体的には、受信装置200の符号化率Rが高い範囲では、送信装置100は、周波数パンクチャリング率Rを低くすることで、周波数パンクチャリングにより誤り率を優先的に向上させることができる。一方、受信装置200の符号化率Rが低い範囲では、送信装置100は、周波数パンクチャリング率Rを高くすることで、周波数パンクチャリングによる「送信DFTと受信IDFTとの間のユニタリ性」の劣化に起因する符号間干渉を優先的に防止させることができる。
 このように、本実施の形態では、受信装置200の符号化率Rに応じて周波数パンクチャリング率を制御する。これにより、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、送信に使用するリソース量を増やすことなく、誤り訂正符号化利得を向上させることにより、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる。
 (実施の形態4)
 本実施の形態では、送信装置で生成された符号化データ(システマチックビット及びパリティビット)が全て送信された後に更に符号化データを再送する場合について説明する。すなわち、送信装置が保持するCB内の全ての送信ビットが送信された後に(1巡目の送信後に)、再びCB内の送信ビットを送信する場合(2巡目の送信時)について説明する。
 以下、本実施の形態について具体的に説明する。
 送信装置100の再送制御部111(図4)は、符号化データを構成する全てのビットが送信された後に符号化データを更に再送する場合(2巡目の送信時)、1巡目の送信時に周波数パンクチャリングが行われたビット(特定のビット)から順に、各ビットを抽出するように、時間パンクチャリング部102に指示する。
 そして、時間パンクチャリング部102は、符号化データを構成する全てのビットが送信された後に符号化データを更に再送する場合(2巡目の送信時)、CBに格納された符号化データにおいて周波数パンクチャリングが行われたビットから順に、各ビットを抽出して、再送データを生成する。
 次に、送信装置100(図4)の動作について説明する。
 以下、再送例1及び2について説明する。以下の説明では、図18及び図19に示すように、1回目送信時(初回送信時)にはシステマチックビットSが送信され、2、3回目送信時(1、2回目再送時)にはパリティビットPが送信される。また、図18及び図19に示すように、3回目送信(2回目再送)の途中で、符号化データ(S及びP)を構成する全てのビットの1巡目の送信が完了し、符号化データの2巡目の送信が開始される。また、図18及び図19に示すように、1~3回目送信において、システマチックビットSに対して周波数パンクチャリングが行われず、パリティビットPに対して周波数パンクチャリングが行われる。
 <再送例1(図18)>
 再送例1では、時間パンクチャリング部102は、符号化データを構成する全てのビットが送信された後に符号化データを更に再送する場合、1巡目において周波数パンクチャリングが行われて送信された特定のビットのうち、最も早い時刻に送信されたビットから順にビットを抽出して、再送データを生成する。
 例えば、図18では、1巡目に送信された符号化データのうち、パリティビットPに対してのみ周波数パンクチャリングが行われている。
 そこで、時間パンクチャリング部102は、1巡目において周波数パンクチャリングが行われて送信されたパリティビットのうち、最も早い時刻に送信されたビット位置(図18に示すCB2巡目の開始位置)から順に、パリティビットを抽出して、再送データを生成する。つまり、図18では、時間パンクチャリング部102は、3回目送信(2回目再送)の途中で全ての符号化データの1巡目の送信が完了すると、パリティビットの先頭ビットから順に2巡目の再送データとして、パリティビットを抽出する。
 なお、2巡目の開始位置の特定方法として、例えば、再送制御部111は、符号化データを構成する各ビットに対して先頭から順に昇順でビット番号を付し、1巡目の送信時に周波数パンクチャリングを適用するビットの中で、最も番号が小さいビットを記憶してもよい。そして、再送制御部111は、2巡目の送信時には、記憶している番号のビットを2巡目の開始位置として、時間パンクチャリング部102に指示してもよい。
 <再送例2(図19)>
 再送例2では、時間パンクチャリング部102は、符号化データを構成する全てのビットが送信された後に符号化データを更に再送する場合、1巡目において周波数パンクチャリングが行われて送信された特定のビットのうち、最も遅い時刻に送信されたビットから順にビットを抽出して、再送データを生成する。
 例えば、図19では、1巡目に送信された符号化データのうち、パリティビットPに対してのみ周波数パンクチャリングが行われている。
 そこで、時間パンクチャリング部102は、1巡目において周波数パンクチャリングが行われて送信されたパリティビットのうち、最も遅い時刻に送信されたビット位置(図19に示すCB2巡目の開始位置)から順に、パリティビットを抽出して、再送データを生成する。つまり、図19では、時間パンクチャリング部102は、3回目送信(2回目再送)の途中で全ての符号化データの1巡目の送信が完了すると、パリティビットの最後尾ビットから順に2巡目の再送データとして、パリティビットを抽出する。
 なお、2巡目の開始位置の特定方法として、例えば、再送制御部111は、2巡目の送信時には、CBに格納されている符号化ビットの最後尾のビットを2巡目の開始位置として、時間パンクチャリング部102に指示してもよい。
 以上、再送例1及び2について説明した。
 また、再送例1及び2において、時間パンクチャリング部102は、符号化データを構成する全てのビットが送信された後に符号化データを更に再送する際、上記特定のビット(周波数パンクチャリングが行われて送信されたビット)が全て送信されると、符号化データのうち、1巡目において周波数パンクチャリングが行われずに送信されたビットを順に抽出して、再送データを生成してもよい(図示せず)。
 このように、時間パンクチャリング部102は、CBに格納された符号化データの全てが送信された後に更に符号化データを再送する場合、再びCBの先頭ビット(システマチックビット)から順に送信データを抽出するのではなく、周波数パンクチャリングを適用したビット(図18,19ではパリティビット)から順に送信データを抽出する。
 1巡目の送信では周波数パンクチャリングによるユニタリ性の崩れに起因する符号間干渉の影響により、周波数パンクチャリングされたビット(図18,19ではパリティビット)の受信品質は、周波数パンクチャリングされていないビット(図18,19ではシステマチックビット)の受信品質と比較して、劣化している。しかし、図18及び図19に示すように、送信装置100が、2巡目の送信時に周波数パンクチャリングされたビット(図18,19ではパリティビット)を優先して送信することで、1巡目の送信時に周波数パンクチャリングされたビット(つまり、送信電力を削られたビット)を補償することが可能となる。すなわち、受信装置200(図5)では、送信回数の早い段階(2巡目の再送開始時点)で、1巡目の送信時に周波数パンクチャリングされたビット(図18,19ではパリティビット)の受信品質を補償することができ、再送回数低減を低減できる確率を高めることが可能となる。
 なお、図18及び図19では、送信装置100が、2巡目の送信時に、1巡目において周波数パンクチャリングされて送信されたビットから順に、ビットを抽出して送信データを生成する場合について説明した。しかし、本実施の形態では、送信装置100は、2巡目の送信時に、符号化データのうちパリティビットから順に、ビットを抽出して送信データを生成してもよい。すなわち、送信装置100は、1巡目の送信時の周波数パンクチャリングの適用の有無に関わらず、2巡目の送信時の送信データとして、単に、パリティビットを抽出してもよい。また、送信装置100は、符号化データを構成する全てのビットが送信された後に符号化データを更に再送する際、パリティビットが全て送信されると、符号化データのうち、システマチックビットを順に抽出して、再送データを生成してもよい。
 例えば、ターボ符号化により生成される符号化データ系列では、平均SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)の大きさに応じて、最適な誤り率を実現するための、システマチックビットとパリティビットとのSINRの差分(以下、ΔSINRopt)が異なる。具体的には、図20に示すように、平均SINRが小さい場合(例えば、1巡目の送信時)にはΔSINRoptは大きい。一方、平均SINRが大きい場合(例えば、2巡目の送信時)にはΔSINRoptは小さい。そこで、送信装置100では、2巡目の送信時において、ΔSINRoptを小さくすべく、パリティビットを優先的に送信することで、誤り率を向上することが可能となる。
 このように、本実施の形態では、CBの2巡目の送信時に、1巡目の送信で周波数パンクチャリングが行われたビット(又は、単にパリティビット)から順に再送する。これにより、本実施の形態によれば、送信に使用するリソース量を増やすことなく、誤り訂正符号化利得を向上させることにより、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる。
 更に、送信装置は、CBの2巡目の送信時において、1巡目の送信で周波数パンクチャリングが行われたビット(又は、単にパリティビット)の再送が完了した場合には、1巡目の送信で周波数パンクチャリングが行われていないビット(又は、単にシステマチックビット)を順に再送する。これにより、受信装置200では、システマチックビットの受信品質を更に向上させることができるので、パケットの受信誤りを低減させ、再送回数を低減させることができる。
 なお、本実施の形態では、送信装置が2巡目で送信されるビットに対しても周波数パンクチャリングを行う場合について説明した。しかし、送信装置は、2巡目で送信されるビットに対して、周波数パンクチャリングを行わなくてもよい。これにより、2巡目の送信によって、1巡目で周波数パンクチャリングされたビットの受信品質を効率良く補償することができる。
 以上、本発明の各実施の形態について説明した。
 なお、上記実施の形態では、CBを用いたIRによるHARQにおいて、システマチックビットとパリティビットとを時間領域で分離し、各時刻での送信データの各々に対して周波数パンクチャリングの適用の可否を決定する場合について説明した。しかし、本発明は、時間領域に限らず、時間領域以外の領域でシステマチックビットとパリティビットとを分離する場合でも適用することができる。例えば、送信装置は、信号のマルチキャリア化によってシステマチックビットとパリティビットとを周波数領域で分離して、各サブキャリアで周波数パンクチャリングの適用の可否を決定してもよい。又は、図21に示すように、1コードワードを複数のレイヤにマッピングするSU-MIMO(Single User-Multiple Input Multiple Output)に本発明を適用してもよい。具体的には、図21に示すように、システマチックビット及びパリティビットを各レイヤにマッピングすることで、システマチックビットとパリティビットとを空間領域で分離して、各レイヤで周波数パンクチャリングの適否を決定してもよい。
 また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連係においてソフトウェアでも実現することも可能である。
 また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
 また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
 さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
 2011年8月30日出願の特願2011-186909の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
 本発明は、移動通信システム等に有用である。
 100 送信装置
 101 符号化部
 102 時間パンクチャリング部
 103 変調部
 104,204 DFT部
 105 周波数パンクチャリング部
 106,207 IDFT部
 107 CP付加部
 108 DAC部
 109,201 アンテナ
 110 フィードバック情報復調部
 111 再送制御部
 200 受信装置
 202 ADC部
 203 CP除去部
 205 チャネル推定部
 206 周波数等化部
 208 復調部
 209 復号部
 210 フィードバック情報生成部

Claims (16)

  1.  システマチックビットとパリティビットとから構成される符号化データの各ビットを、送信単位毎に順に送信するとともに、周波数領域の複数のシンボルに各ビットが重畳されたパンクチャリング対象データをシンボル単位でパンクチャリングする周波数パンクチャリングを行う送信装置であって、
     前記符号化データから、前記送信単位のデータを抽出する抽出手段と、
     前記データに含まれるシステマチックビットとパリティビットとの割合に応じて、前記周波数パンクチャリングを行うパンクチャリング手段と、
     を具備する送信装置。
  2.  前記パンクチャリング手段は、パリティビットのみを含む前記データに対して、前記周波数パンクチャリングを行い、システマチックビットのみを含む前記データに対して、前記周波数パンクチャリングを行わない、
     請求項1記載の送信装置。
  3.  前記パンクチャリング手段は、システマチックビット及びパリティビットを含む前記データにおいて、前記データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合が、予め設定された閾値以上の場合には前記データに対して前記周波数パンクチャリングを行わず、前記データのビット総数に占めるシステマチックビット数の割合が前記閾値未満の場合には前記データに対して前記周波数パンクチャリングを行わない、
     請求項1記載の送信装置。
  4.  前記送信装置は、初回送信時にシステマチックビットのみを含む前記データを送信し、再送時にパリティビットのみを含む前記データを送信し、
     前記パンクチャリング手段は、初回送信時には、前記周波数パンクチャリングを行わず、再送時には前記周波数パンクチャリングを行う、
     請求項1記載の送信装置。
  5.  前記周波数パンクチャリングにおけるパンクチャリング率が、前記周波数パンクチャリング前のシンボル数に対する、前記周波数パンクチャリング後のシンボル数の比率で表され、
     前記パンクチャリング手段は、送信回数に基づいて、前記データに対する前記パンクチャリング率を変化させる、
     請求項4記載の送信装置。
  6.  前記周波数パンクチャリングにおけるパンクチャリング率が、前記周波数パンクチャリング前のシンボル数に対する、前記周波数パンクチャリング後のシンボル数の比率で表され、
     前記パンクチャリング手段は、受信装置で受信された前記データのビット総数に対する、システマチックビットの比率で表される符号化率に基づいて、前記データに対する前記パンクチャリング率を変化させる、
     請求項1記載の送信装置。
  7.  前記パンクチャリング手段は、前記周波数パンクチャリング前のシンボル数に対する前記周波数パンクチャリング後のシンボル数の比率であるパンクチャリング率と、前記周波数パンクチャリングによりパンクチャされるシンボル位置とを表すパンクチャリング行列を、前記データに乗算することにより、前記周波数パンクチャリングを行い、
     前記パンクチャリング行列は、送信毎に変更される、
     請求項1記載の送信装置。
  8.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する場合、前記符号化データのうち、前記周波数パンクチャリングが行われて送信された特定のビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項1記載の送信装置。
  9.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する場合、前記特定のビットのうち、最も早い時刻に送信されたビットから順にビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項8記載の送信装置。
  10.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する場合、前記特定のビットのうち、最も遅い時刻に送信されたビットから順にビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項8記載の送信装置。
  11.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する際、前記特定のビットが全て再送された後に、前記符号化データのうち、前記周波数パンクチャリングが行われずに送信されたビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項8記載の送信装置。
  12.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する場合、前記符号化データのうち、パリティビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項1記載の送信装置。
  13.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する場合、前回送信時に、最も早い時刻で送信されたパリティビットから順にビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項12記載の送信装置。
  14.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する場合、前回送信時に、最も遅い時刻で送信されたパリティビットから順にビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項12記載の送信装置。
  15.  前記抽出手段は、前記符号化データを構成する全てのビットが送信された後に前記符号化データを更に再送する際、パリティビットが全て再送された後に、前記符号化データのうち、システマチックビットを抽出して、前記データを生成する、
     請求項12記載の送信装置。
  16.  システマチックビットとパリティビットとから構成される符号化データの各ビットを、送信単位毎に順に送信するとともに、周波数領域の複数のシンボルに各ビットが重畳されたパンクチャリング対象データをシンボル単位でパンクチャリングする周波数パンクチャリングを行う送信方法であって、
     前記符号化データから、前記送信単位のデータを抽出し、
     前記データに含まれるシステマチックビットとパリティビットとの割合に応じて、前記周波数パンクチャリングを行う、
     送信方法。
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