WO2012132947A1 - サービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システム - Google Patents

サービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システム Download PDF

Info

Publication number
WO2012132947A1
WO2012132947A1 PCT/JP2012/056785 JP2012056785W WO2012132947A1 WO 2012132947 A1 WO2012132947 A1 WO 2012132947A1 JP 2012056785 W JP2012056785 W JP 2012056785W WO 2012132947 A1 WO2012132947 A1 WO 2012132947A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
service
service provision
information
provision condition
condition
Prior art date
Application number
PCT/JP2012/056785
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
正文 渡部
弘司 喜田
健太郎 山崎
佑嗣 小林
Original Assignee
日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気株式会社 filed Critical 日本電気株式会社
Priority to JP2013507378A priority Critical patent/JPWO2012132947A1/ja
Publication of WO2012132947A1 publication Critical patent/WO2012132947A1/ja

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

 ユーザのサービスに対する興味の長期間の維持を可能とする。 サービス提供条件制限部103は、管理者端末200から受信した最適サービス提供条件推定リクエ ストからサービス提供条件IDを取得し、サービス提供履歴記憶部104からサービス提供条件IDを 含むサービス提供履歴情報を抽出し、そのサービス提供履歴情報から属性値別成功率リストを作成する 。サービス提供条件制限部103は、属性値別成功率リストを作成し、その属性値別成功率リストから 、ある閾値以上の成功率を含む要素を抽出し、抽出した要素の属性名と属性値とを含む判定情報を作成 し、サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件に作成した判定情報を追加または判定情報で サービス提供条件を更新し、サービス提供条件の内容を制限する。

Description

サービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システム
 本発明は、サービス提供条件の最適化に係り、特にコンテキストや状況を基にしたサービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システムに関する。
 近年、全地球測位システム(GPS;Global Positioning System)を用いた位置測位機能を備えた携帯電話の普及やRFID(Radio Frequency IDentification)タグの普及に基づき、ユーザの位置情報のリアルタイムな把握が、容易となった。また、携帯電話で利用可能なプレゼントサービスやインスタントメッセージングサービスの普及に基づき、ユーザの気分などの状況情報の交換が、リアルタイムにできるようになった。
 このような技術の実現に伴い、様々なサービス事業者は、ユーザのリアルタイムな状況情報に基づいて、タイムリーに、行動支援、コンテンツ推薦、広告配信などを行うサービスを検討している。一例として、ユーザが、ショッピングモールの近くに来ると、ユーザの所有する携帯電話の画面にバーゲンセールの案内を表示する行動支援サービス(広告配信サービス)がある。
 また、携帯電話事業者は、数百万、数千万、あるいは、それ以上の数のユーザが所有する携帯電話のリアルタイムな位置情報や状況情報を含むユーザ情報を収集できる。そのため、携帯電話事業者は、ユーザ情報に関する条件に合致するユーザの携帯電話にサービスを提供するプラットフォームを、サービス事業者に提供できる。
 なお、位置情報や状況情報を含むユーザ情報は、「コンテキスト」とも呼ばれる。そして、コンテキストに応じたサービスの提供は、「コンテキストアウェア」又は「コンテキストアウェアサービス」と呼ばれる。また、ユーザ情報の蓄積及び処理を基づくユーザ情報に適したサービスの提供は、「状況適応型サービス」と呼ばれる。
 このようなサービスの提供のためのサービス検索装置は、ユーザ情報に基づいたサービスの検索が必要である。この検索において、サーチエンジンのようなキーワード型検索システムを用いて、的確なキーワードを検索する、検索作業を支援する技術がある。
 特許文献1~特許文献5には、文書・情報検索における検索キーワードの拡張技術が開示されている。これらの検索キーワードの拡張技術は、知識ベース、ユーザの入力履歴、和英辞書や類義語辞書を利用して、検索範囲を拡張するためのキーワードを決定する。
 また、特許文献6及び特許文献7には、あいまいなキーワードを基づきユーザの望む情報を検索する技術が開示されている。更に、特許文献8には、サービス検索に用いる検索キーワードをユーザの嗜好を利用して拡張する技術が開示されている。
特開2009−176274号公報 特開2009−093648号公報 特開2010−286974号公報 特表2010−534378号公報 特許第4452527号公報 特開2009−211683号公報 特許第4323561号公報 特表2006−526185号公報
 ショッピングモールのセール情報を表示する広告配信サービスのための広告配信サービスシステムのサービス検索装置は、広告配信サービスの管理者などから、広告配信サービスの提供条件(以降、「サービス提供条件」と言う)を受け取り、登録(記憶)する。
 しかし、ユーザやショッピングモールの状況は、時間が経過すると変化する。設定されたサービス提供条件をそのまま使い続ける限り、サービス検索装置は、サービス提供条件を設定した時点では想定していなかった状況に対応できない。そのため、サービス検索装置は、ユーザに不適切なサービスを検索し始める。この状況が続くと、ユーザは、やがて、広告配信サービスシステムが提供するサービスに対して興味を持たなくなる。このよう、サービス検索装置が設定したサービス提供条件をそのまま使い続けることは、広告に基づくユーザの消費行動の促進効果が失われるという問題がある。
 そこで、広告に基づくユーザの消費行動促進効果を長期間にわたって維持するため、又は、ユーザがコンテキストアウェアサービスや状況適応型サービスに対して長期間にわたって興味を持ち続けるため、サービス検索装置が検索に用いるサービス提供条件を自動的に最適化する技術の実現が課題となる。
 ユーザの嗜好情報に基づいてサービス提供条件を最適化する場合、特許文献1~8に記載された技術では、条件を制限/緩和するために知識、つまり、ユーザの嗜好情報が継続的に確認・更新されていることが必要となる。しかし、コンテキストアウェアサービスや状況適応型サービスでは、利用可能な知識の蓄積が無い。そのため、特許文献1~8に記載された技術では、長期的にサービスの魅力を保つことが難しいという問題があった。
 本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、自動的にサービス提供条件を最適化し、コンテキストアウェアサービスや状況適応型サービスに対するユーザの興味を、長期間にわたって維持可能なサービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、サービス提供条件最適化システム、及び、プログラムの提供を目的とする。
 上記の目的を達成するため、本発明のサービス提供条件最適化方法は、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件から、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報に関連する第2のサービス提供条件を検索し、前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とからサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービスを指示するサービス指示情報を送信し、前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービスの効果の有無を含むサービス効果情報を受け取り、前記サービス効果情報と前記サービス指示情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積し、管理者端末から前記第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加、又は、該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新することを含む。
 また、上記の目的を達成するため、本発明のサービス提供条件最適化方法は、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とから、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を検索し、前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信し、前記サービス指示情報に含まれる属性情報と前記サービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積し、前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を受信し、前記サービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加し、前記サービス提供履歴情報から抽出した前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報のうちサービス提供の効果があったことを示すサービス提効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴情報に含まれる前記第2のサービス提供条件と関連する第2のサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率を算出し、前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除することを含む。
 また、上記の目的を達成するため、本発明のサービス検索装置は、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件を記憶するサービス提供条件記憶手段と、ユーザ端末からユーザに関するユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記第1のサービス提供条件と前記ユーザ情報とを基に、前記ユーザ端末に提供するサービスに関する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索手段と、前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とを基にサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果受信手段と、前記サービス効果情報と前記サービス効果情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、管理者端末から第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴手段に蓄積されている前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加又は該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新する第1のサービス提供条件制限手段とを含む。
 また、上記の目的を達成するため、本発明のサービス検索装置は、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とを記憶するサービス提供条件記憶手段と、ユーザ端末からユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記第1及び第2のサービス提供条件から検索するサービス検索手段と、前記サービス検索手段が検索した前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、属性情報とサービス提供の効果の有無を示すサービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を前記サービス提供装置から受信し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されているサービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加するサービス効果情報受信手段と、前記第2のサービス提供条件を生成して前記サービス提供条件記憶手段に登録し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第2のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率を算出し、前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除する、サービス提供条件緩和手段とを含む。
 また、上記目的を達成するため、発明のサービス検索プロラムは、コンピュータに、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件から、ユーザ端末から受信したユーザ情報に関連する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索処理と、前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とからサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービスを指示するサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信処理と、前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービスの効果の有無を含むサービス効果情報を受け取るサービス効果受信処理と、前記サービス効果情報と前記サービス指示情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴情報記憶処理と、管理者端末から前記第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加、又は、該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新するサービス提供条件制限処理と、を実行させる。
 また、上記目的を達成するため、発明のサービス検索プロラムは、コンピュータに、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とから、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を検索するサービス検索処理と、前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信処理と、前記サービス指示情報に含まれる属性情報と前記サービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶処理と、前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を受信し、前記サービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加するサービス効果情報受信処理と、前記サービス提供履歴情報から抽出した前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴情報に含まれる前記第2のサービス提供条件と関連する第2のサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出する第1の算出処理と、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との間の割合の変動率とを算出する第2の算出処理と、前記変動率が所定の閾値を超えている場合に、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除するサービス提供条件緩和処理と、を実行させる。
 また、上記目的を達成するため、発明のサービス提供条件最適化システムは、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件、及び、第1のサービス提供条件を識別するためのサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを送信する管理者端末と、ユーザに関するユーザ情報を送信するユーザ端末と、サービス内容を指示するサービス指示情報を受信し、前記サービス指示情報に含まれるサービスを提供するサービス提供装置と、前記第1のサービス提供条件と、前記最適サービス提供条件推定リクエストと、前記ユーザ情報とを受信し、前記サービス指示情報を送信するサービス検索装置と、を含み、前記サービス検索装置は、前記管理者端末から受信した前記第1のサービス提供条件を記憶するサービス提供条件記憶手段と、前記ユーザ端末から前記ユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記第1のサービス提供条件と前記ユーザ情報とを基に、前記ユーザ端末に提供するサービスに関する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索手段と、前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とを基に前記サービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果情報受信手段と、前記サービス効果情報と前記サービス効果に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、前記管理者端末から前記最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記最適サービス提供条件推定が含むサービス提供条件IDを基に、前記サービス提供履歴手段に蓄積されている前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加又は該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新する第1のサービス提供条件制限手段と、を含む。
 また、上記目的を達成するため、発明のサービス提供条件最適化システムは、サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件、及び、第1のサービス提供条件を識別するためのサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを送信する管理者端末と、ユーザに関するユーザ情報を送信するユーザ端末と、サービス内容を指示するサービス指示情報を受信し、前記サービス指示情報に含まれるサービスを提供するサービス提供装置と、前記第1のサービス提供条件と、前記最適サービス提供条件推定リクエストと、前記ユーザ情報とを受信し、前記サービス指示情報を送信するサービス検索装置と、を含み、前記サービス検索装置は、前記感謝端末から受信した第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とを記憶するサービス提供条件記憶手段と、前記ユーザ端末からユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記ユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記第1のサービス提供条件及び第2のサービス提供条件から検索するサービス検索手段と、前記ユーザ情報と前記第3のサービス提供条件とを基に前記サービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果情報受信手段と、前記サービス効果情報と前記サービス効果情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、前記第2のサービス提供条件を生成して前記サービス提供条件記憶手段に登録し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第2のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率とを算出し、前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除する、サービス提供条件緩和手段と、を含む。
 本発明によれば、ユーザのサービスに対する興味を長期間維持するため、自動的にサービス提供条件を最適化する効果を提供できる。
図1は、本発明のサービス検索装置の第1の実施形態を含むサービス提供条件最適化システムの一例を示すブロック図である。 図2は、サービス提供条件の一例を示す図である。 図3は、最適サービス提供条件推定リクエスト及びサービス試行リクエストの一例を示す図である。 図4Aは、サービス提供履歴情報の一例の一部を示す図である。 図4Bは、サービス提供履歴情報の一例の一部を示す図である。 図5は、ユーザ情報の一例を示す図である。 図6は、図1のシステムのサービス提供条件登録動作の一例を説明するフローチャートである。 図7は、図1のシステムのサービス提供条件検索の動作の一例を説明するフローチャートである。 図8は、図1のシステムのサービス効果情報登録の動作の一例を説明するフローチャートである。 図9は、図1のシステムのサービス提供条件更新の動作の一例を説明するフローチャートである。 図10は、本発明のサービス検索装置の第2の実施形態を含むサービス提供条件最適化システムの一例を示すブロック図である。 図11は、サービス提供条件の一例を示す図である。 図12は、図10のシステムのサービス提供条件更新の動作の一例を説明するフローチャートである。 図13は、図12のステップS503の分析部の条件制限情報の作成の動作の一例の説明するフローチャートである。 図14は、本発明のサービス検索装置の第3の実施形態を含むサービス提供条件最適化システムの一例を示すブロック図である。 図15は、図14のシステムのサービス提供試行開始の動作の一例を説明するフローチャートである。 図16は、図14のシステムのサービス提供条件更新の動作の一例を説明するフローチャートである。 図17は、第1の実施形態のサービス検索装置の別の構成の一例を示すブロック図である。
 次に、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 (第1の実施形態)
 図1は、本発明になるサービス検索装置の第1の実施形態を含むサービス提供条件最適化システムの一例のブロック図を示す。図1に示すサービス提供条件最適化システムは、第1の実施形態のサービス検索装置100と、管理者端末200と、ユーザ端末300と、サービス提供装置400とを含む。
 本実施形態のサービス検索装置100は、例えば、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)などの処理装置と、メモリなどの記憶装置とを含む情報処理装置を用いて実現してもよく、以下で説明する各構成を備えても良い。本実施形態のサービス検索装置100は、サービス提供条件受信部101と、サービス提供条件記憶部102と、サービス提供条件制限部103と、サービス提供履歴記憶部104と、ユーザ情報受信部105と、サービス検索部106と、サービス指示情報送信部107と、サービス効果情報受信部108とを含む。
 サービス提供条件受信部101は、管理者端末200から後述するサービス提供条件を受信すると、受信したサービス提供条件をサービス提供条件記憶部102に登録する。
 サービス提供条件記憶部102は、サービス提供条件受信部101から受け取ったサービス提供条件を記憶する。また、サービス提供条件記憶部102は、サービス提供条件制限部103から受け取ったサービス提供条件を追加又は更新する。なお、サービス提供条件記憶部102が記憶するサービス提供条件は、後ほど説明するサービス検索部106の検索結果のサービス提供条件と区別するため、本実施形態では第1のサービス提供条件と呼ぶこともある。
 図2は、サービス提供条件の一例を示す。サービス提供条件は、サービスを提供するか否かを判断するための条件である。図2に示すサービス提供条件は、サービス提供条件ID(Identification)と判定情報とを含む。サービス提供条件IDは、サービス提供条件を一意に区別するための識別子(ID)である。判定情報は、サービスの提供の判定に用いる情報である。判定情報は、判定に用いる属性の名前である「属性名」と、判定に用いられる値である「属性値」と、属性値の判定における関係性を示す「関係」とを含む。なお、以下、図面の煩雑さをさけるため、図3を含め各図において、属性名は上部に記載する。
 図2に示すサービス提供条件IDが「condition_1」である判定情報は、例えば、オープンテラスのカフェの広告をユーザの携帯電話などの画面に表示する条件である。図2の「conndition_1」は、第1及び第2の2つの判定情報を含む。第1の判定情報は、ユーザの近傍の気温に関するもので、属性名“気温”と、属性値{“27”}と、関係“=”(完全一致をあらわす)とを含む。第2の判定情報は、ユーザの近傍の照度に関するもので、属性名“照度”と、属性値{“103”}と、関係、“=”(完全一致をあらわす)とを含む。なお、関係は、図2に示す完全一致(“=”)に限らず、大小判定(例えば、“>”や“<”など)や他の関係(例えば、異なる“≠”)を含んでもよい。
 図1に戻って説明する。
 サービス検索装置100のサービス提供条件制限部103は、管理者端末200から最適サービス提供条件推定リクエストを受信する。
 図3は、最適サービス提供条件推定リクエストの一例を示す。図3に示す最適サービス提供条件推定リクエストは、サービス提供条件IDとして、「condition_1」を含んでいる。
 図1に戻って説明する。
 サービス提供条件制限部103は、最適サービス提供条件推定リクエスト(以下、単に「リクエスト」と言うこともある。)を受信すると、受信した最適サービス提供条件推定リクエストが含むサービス提供条件IDを取得する。次に、サービス提供条件制限部103は、サービス提供履歴記憶部104から、サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を抽出する。サービス提供履歴記憶部104及びサービス提供履歴情報については、後ほど説明する。
 サービス提供条件制限部103は、抽出したサービス提供履歴情報を基に属性値別成功率リストを作成する。
 属性値別成功率リストは、次に説明する「要素」を含む。この要素は、属性名と、属性値と、効果あり回数と、効果なし回数と、成功率とを含む。また、要素は、属性名と属性値との組に対して多くとも1つしか存在しない。なお、以下の説明において、属性名と属性値との組を含む情報を「属性情報」と言うこともある。
 サービス提供条件制限部103は、次の動作に基づき属性値別成功率リストを作成及び更新する。
 サービス提供条件制限部103は、サービス提供履歴記憶部104から抽出した各サービス提供履歴情報が含む有効な属性情報(つまり、属性名と属性値との組)を抽出する。
 例えば、後ほど説明する図4Aおよび図4Bの3行目のサービス提供履歴情報(レコードID=record_1002)の場合、サービス提供条件制限部103は、属性名“気温”と属性値{“26”}、属性名“湿度”と属性値{“62”}、属性名“照度”と属性値{“77”}、属性名“風速”と属性値{“2”}、属性名“雑音”と属性値{“71”}、属性名“混雑度”と属性値{“3”}、属性名“歩数”と属性値{“10969”}、属性名“移動モード”と属性値{“立ち止まり”}の組(属性情報)を抽出する。なお、ここで有効な属性情報とは、属性値が有効な値となっている属性情報である。例えば、センサの不具合などで属性値が記録されていない属性情報は、サービス提供条件の設定に利用できない。そのため、サービス提供条件制限部103は、そのような属性情報を抽出しない。
 次に、サービス提供条件制限部103は、抽出した属性情報を含む要素が属性値別成功リストに含まれる要素か否かを確認する。なお、属性値別成功リストが無い場合、サービス提供条件制限部103は、要素を含まない属性値別成功リストを作成し、抽出した属性情報を含まれないとして処理を行う。
 属性情報を含む要素が属性値別成功率リストに含まれない場合、サービス提供条件制限部103は、抽出した属性名と、属性値と、効果あり回数(0で初期化)と、効果なし回数(0で初期化)と、成功率(初期化は必ずしも必要ないが、例えば0で初期化してもよい)を含む要素を新たに作成し、属性値別成功率リストに登録する。そして、サービス提供条件制限部103は、サービス効果情報を含むか否かを確認する。
 一方、属性情報を含む要素が属性値別成功率リストに含まれる場合、サービス提供条件制限部103は、要素を作成せず、サービス効果情報を含むか否かを確認する。
 次に、サービス提供条件制限部103は、抽出した属性情報を含むサービス提供履歴情報がサービス提供の効果の有無を示すサービス効果情報を含む場合、属性情報を含む要素の効果あり回数を「1」加算する。反対にサービス提供情報がサービス効果情報を含まない場合、サービス提供条件制限部103は、属性情報を含む要素の効果なし回数を「1」加算する。
 次に、サービス提供条件制限部103は、効果あり回数と効果なし回数とを基に成功率を算出し、要素の成功率に保存する。
 抽出した全てのサービス提供履歴情報について処理が終了すると、サービス提供条件制限部103は、属性値別成功率リストから、所定の閾値以上の成功率を含む要素を抽出する。そして、抽出した要素が複数の場合、サービス提供条件緩和部172は、所定の基準を基に要素を抽出する。例えば、本実施形態における、サービス提供条件制限部103は、要素のなかで最も高い成功率を含む要素を抽出する。サービス提供条件制限部103は、抽出した要素の属性名と属性値とを含む判定情報を作成し、サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件記憶部102が記憶する(第1の)サービス提供条件に作成した判定情報を追加する。ただし、既にサービス提供条件に判定情報が記憶されている場合、サービス提供条件制限部103は、作成した判定情報で、サービス提供条件記憶部102が記憶する(第1の)サービス提供条件を更新してもよい。このように、高い成功率の判定情報を追加または高い成功率での判定情報の更新に基づき、本実施形態のサービス検索装置のサービス提供条件は、サービス提供の効果の可能性が高いものとなる。
 ここで、サービス提供条件の属性値として成功率が高い属性値の追加又は更新は、成功率を上げることであり、サービス提供条件を制限することになる。なお、以下の説明では、説明の冗長を避けるため、特に断らない限りサービス提供条件の追加は、更新を含むとして説明する。
 以上で説明したように、サービス提供条件制限部103は、サービス提供条件記憶部102が記憶するサービス提供条件の内容を制限できる。
 サービス提供履歴記憶部104は、後ほど説明するように、サービス提供情報送信部107から受け取ったサービス提供履歴情報を記憶する。また、サービス提供履歴記憶部104は、サービス効果情報受信部108から受け取ったサービス効果情報を、サービス提供履歴情報に記憶する。
 図4Aおよび図4Bは、本実施形態のサービス提供履歴情報の一例を示す。本実施形態に係るサービス提供履歴情報の属性情報は、多くの情報が含まれる。そのため、サービス提供履歴情報を1つの図に含めると、記載が小さくなり判りにくくなる。そこで、本実施形態の説明では、サービス提供履歴情報を、図4Aおよび図4Bに分けて記載した。つまり、図4Aと図4Bの各行は、合わせてひとつのサービス提供履歴情報である。そのため、以下、図4Aおよび図4Bをまとめて図4として説明する。図4に示すサービス提供履歴情報は、レコードID、サービス提供条件ID、ユーザID、属性情報(ユーザの近傍の気温、湿度、照度、風速、雑音、混雑度、ユーザの歩数、ユーザの(歩行中や立ち止りなどの状態を示す)移動モード)、及びサービス効果情報を含む。レコードIDは、サービス提供履歴情報を一意に区別するための識別子である。ユーザIDは、サービスを提供するユーザ端末300やユーザを識別する識別子である。
 既に説明したとおり、サービス提供履歴情報は、サービス提供条件制限部103に使用される。
 また、図1に戻って説明する。
 サービス検索装置100のユーザ情報受信部105は、ユーザ端末300からサービスの提供先を示すユーザ情報を受信する。ユーザ情報受信部105は、受信したユーザ情報をサービス検索部106に渡す。本実施形態のユーザ情報は、ユーザIDと属性情報とを含む。
 サービス検索部106は、ユーザ情報受信部105からユーザ情報を受け取る。ユーザ情報を受け取ると、サービス検索部106は、サービス提供条件記憶部102が記憶する第1のサービス提供条件から、受け取ったユーザ情報と関連するサービス提供条件を検索する。検索の結果、サービス提供条件が見つかった場合、サービス検索部106は、ユーザ情報と、検索の結果見つかったサービス提供条件とをサービス指示情報送信部107に渡す。なお、このサービス検索部106の検索の結果見つかったサービス提供条件は、サービス提供条件記憶部102が記憶する第1のサービス提供条件と区別するため、本実施形態では第2のサービス提供条件と呼ぶこともある。
 サービス指示情報送信部107は、サービス検索部106から、ユーザ情報とサービス検索部106が検索した第2のサービス提供条件とを受け取る。サービス指示情報送信部107は、それらを基に、サービス提供装置にサービスを依頼するサービス指示情報を作成する。本実施形態のサービス指示情報は、少なくとも、サービス指示情報を識別する情報(レコードID)と、属性情報と、ユーザ情報(例えば、ユーザ情報ID)とを含む。ただし、サービス指示情報は、属性情報とユーザ情報との全てを含む必要はない。サービス指示情報は、サービス提供装置400がサービスの提供に必要な範囲で、属性情報及びユーザ情報の一部の情報を含めばよい。
 サービス指示情報送信部107は、作成したサービス指示情報に関連するサービス提供履歴情報を作成して、サービス提供履歴情報104に登録する。この時点で記憶したサービス提供履歴情報は、サービス効果情報を記憶していない。
 そして、サービス指示情報送信部107は、受け取ったサービス提供条件に関連するサービス提供装置400に対して、作成したサービス指示情報を送信する。
 サービス効果情報受信部108は、サービス提供装置400からサービス効果に関する情報(サービス効果関連情報)を受ける。本実施形態のサービス効果情報は、サービス指示情報に関する情報(例えば、レコードID)と、サービス効果が有効か否かの結果(サービス効果情報)とを含む情報である。サービス効果情報受信部108は、受信したサービス効果情報に関連するサービス提供履歴情報を検索する。サービス効果情報受信部108は、検索として、例えば、レコードIDを用いればよい。関連するサービス提供履歴情報が見つかった場合、サービス効果情報受信部108は、見つかったサービス提供履歴情報に、受け取ったサービス効果情報を追加する。このように、本実施形態のサービス効果情報受信部108は、サービス効果情報を受信したときに、サービス提供履歴情報にサービス効果情報を追加する。そのため、サービス提供履歴記憶部104のサービス提供履歴情報は、サービスの提供のタイミングでサービス効果情報を記憶できる。
 以上で説明したサービス検索装置100に接続している管理者端末200は、例えば、キーボード、マウスなどの入力装置と、液晶ディスプレイなどの出力装置と、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)を含む処理装置と、メモリを含む記憶装置とを含む情報処理装置である。管理者端末200は、サービス提供条件を作成し、サービス検索装置100に送信する。また、管理者端末200は、図3に示したような最適サービス提供条件推定リクエストを作成し、サービス検索装置100に送信する。既に説明したように、最適サービス提供条件推定リクエストは、サービス提供条件IDを含む。
 ユーザ端末300は、例えば、ボタン、GPS(Global Positioning System)センサ、加速度センサ、マイクなどの入力装置と、液晶ディスプレイなどの出力装置と、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)などの処理装置と、メモリなどの記憶装置とを含む情報処理装置である。本実施形態のユーザ端末300は、例えば、数分間隔でGPSセンサから位置情報を受け取り、その位置情報を気象情報サーバ(図示しない)に送信し、気象情報サーバから位置情報が示す地点(又は周辺)の気温と湿度と照度と風速とを受信する。また、ユーザ端末300は、数分間隔でマイクから音の情報を受け取り、雑音のレベル(以降、雑音と記す)を取得する。また、ユーザ端末300は、所定の間隔で、加速度センサから加速度情報を受け取りユーザの歩数を算出する。また、ユーザ端末300は、加速度情報を解析し、ユーザの(歩行中や立ち止りなどの状態を示す)移動モードを判定する。ユーザ端末300は、気温と、湿度と、照度と、風速と、雑音と、混雑度と、歩数と、移動モードとを含むユーザ情報を作成し、サービス検索装置100に送信する。なお、位置情報など受け取る間隔、受け取った情報の送受信先、ユーザ情報に含まれる気温などの情報は、説明のための一例であり、本実施形態は、これに限られるわけではない。
 既に説明したとおり、ユーザ情報は、ユーザIDと属性情報とを含む。属性情報は、属性名と属性値とを含む。
 図5は、ユーザ情報の一例を示す。図5に示すユーザIDが「user_1」であるユーザ情報は、気温と、湿度と、照度と、風速と、雑音と、混雑度と、歩数と、移動モードとの計8つの属性情報を含む。第1の属性情報は、ユーザ周辺の気温に関するもので、属性名“気温”と属性値{“23”}とを含む。第2の属性情報は、ユーザの近傍の湿度に関するもので、属性名“湿度”と属性値{“55”}とを含む。第3の属性情報は、ユーザ近傍の照度に関するもので、属性名“照度”と属性値{“103”}とを含む。第4の属性情報は、ユーザ周辺の風速に関するもので、属性名“風速”と属性値{“13”}とを含む。第5の属性情報は、ユーザ周辺の雑音に関するもので、属性名“雑音”と属性値{“63”}とを含む。第6の属性情報は、ユーザの周辺の10m当りの面積内の人数を示す混雑度に関するもので、属性名“混雑度”と属性値{“7”}とを含む。第7の属性情報は、ユーザの歩数に関するもので、属性名“歩数”と属性値{“4955”}とを含む。第8の属性情報は、ユーザの歩行中や立ち止りなどの状態を示す移動モードに関するもので、属性名“移動モード”と属性値{“立ち止り”}とを含む。
 また、図1に戻って説明する。
 サービス提供装置400は、例えば、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)などの処理装置と、メモリなどの記憶装置とを含む情報処理装置である。サービス提供装置400は、サービス指示情報送信部107からサービス指示情報を受信すると、受信したサービス指示情報に含まれるユーザIDで識別されるユーザ(又はユーザ端末300)に指示されたサービス内容を提供する。
 上記サービスは、例えば、次のサービスが考えられる。サービス提供装置400が、サービス提供条件と関連付けられて記憶されているコンテンツを(図示しない)コンテンツ記憶部から取得する。次に、その取得したコンテンツをユーザ情報で識別されるユーザ端末300に送信する。そして、ユーザ端末300が上記コンテンツを受信して図示しない出力装置を用いてそのコンテンツをユーザに提示するコンテンツ配信サービスである。
 次に、本発明の第1の実施形態のサービス検索装置100を含むサービス提供条件最適化システムの動作について説明する。
 本システムの動作は、(1)サービス提供条件登録、(2)サービス提供条件検索、(3)サービス効果情報登録、(4)サービス提供条件更新、の計4つの動作を含む。以下、これらの動作について順番に説明する。
(サービス提供条件登録)
 サービス提供条件登録の動作は、例えば、図6に示すフローチャートに従って行われる。
 管理者端末200は、サービス検索装置100にサービス提供条件を送信する(ステップS101)。
 そして、サービス検索装置100のサービス提供条件受信部101は、管理者端末200からサービス提供条件を受信すると、受信したサービス提供条件(第1のサービス提供条件)をサービス提供条件記憶部102に登録する(ステップS102)。
 ここでサービス提供条件登録は、終了する。
(サービス提供条件検索)
 次に、図7のフローチャートを用いてサービス提供条件検索の動作の一例を説明する。
 ユーザ端末300は、サービス検索装置100にユーザ情報を送信する(ステップS201)。
 サービス検索装置100のユーザ情報受信部105は、ユーザ端末300が送信したユーザ情報を受信すると、サービス検索部106に受信したユーザ情報を渡す(ステップS202)。
 サービス検索部106は、ユーザ情報受信部105からユーザ情報を受け取ると、受け取ったユーザ情報と関連するサービス提供条件記憶部102が保持しているサービス提供条件を検索する(ステップS203)。
 そして、サービス検索部106は、上記検索の結果、サービス提供条件が見つかったかどうかを判定する(ステップS204)。
 見つからなかった場合(ステップS204のNO)、サービス検索部106は、本動作を終了する。なお、サービス検索装置100は、図示しない送信部を用いて、ユーザ端末にサービスを提供できないことを通知してもよい。
 見つかった場合(ステップS204のYES)、サービス検索部106は、ユーザ情報と検索の結果見つかった第2のサービス提供条件とをサービス指示情報送信部107に渡す。
 サービス指示情報送信部107は、サービス検索部106からユーザ情報とサービス提供条件とを受け取ると、識別子(レコードID)とサービスに必要な情報(属性情報とユーザ情報)とを含むサービス指示情報を作成する(ステップS205)。
 また、サービス指示情報送信部107は、レコードIDとユーザ情報とサービス提供条件とを含むサービス提供履歴情報を作成し、作成したサービス提供履歴情報をサービス提供履歴記憶部104に登録する(ステップS206)。なお、この時点のサービス提供履歴情報は、サービス効果情報を、含まれない。
 そして、サービス指示情報送信部107は、受け取ったサービス提供条件に関連するサービス提供装置400に、サービス指示情報を送信する(ステップS207)。
 ここまでで、サービス検索装置100のサービス提供条件検索動作は、終わる。
 サービス提供装置400は、サービス指示情報送信部107が送信したサービス指示情報を受信すると、そのサービス指示情報に含まれるユーザ端末300に、コンテンツ配信サービスなどのサービスを提供する(ステップ208)。
(サービス効果情報登録)
 次に、図8のフローチャートを用いてサービス効果情報登録の動作の一例を説明する。
 サービス提供装置400は、サービス検索装置100にサービス効果情報を含むサービス効果関連情報を送信する(ステップS301)。
 サービス検索装置100のサービス効果情報受信部108は、サービス提供装置400からサービス効果関連情報を受信する(ステップS302)。
 続いて、サービス効果情報受信部108は、サービス提供履歴記憶部104から、ステップS302で受信したサービス効果関連情報が含むサービス効果情報に関連するサービス提供履歴情報を検索する(ステップS303)。
 そして、サービス効果情報受信部108は、サービス提供履歴情報が見つかったか否かを判定する(ステップS304)。
 サービス提供履歴情報が見つからなかった場合(ステップS304のNO)、サービス効果情報受信部108は、本動作を終了する。
 サービス提供履歴情報が見つかった場合(ステップS304のYES)、サービス効果情報受信部108は、見つかったサービス提供履歴情報に、受信したサービス効果情報を追加する(ステップS305)。このように、サービス提供履歴情報は、更新される。
(サービス提供条件更新)
 次に、図9のフローチャートを用いてサービス提供条件更新の動作の一例を説明する。
 管理者端末200は、最適サービス提供条件推定リクエストを作成し、サービス検索装置100に送信する(ステップS401)。
 サービス検索装置100のサービス提供条件制限部103は、最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、受信した最適サービス提供条件推定リクエストのサービス提供条件を識別する情報(サービス提供条件ID)を取得する(ステップS402)。
 続いて、サービス提供条件制限部103は、サービス提供履歴記憶部104から取得したサービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を抽出する(ステップS403)。
 続いて、サービス提供条件制限部103は、変数iの値を「0」に初期化する(ステップS404)。なお、変数iは、繰り返し動作の判定のための変数である。サービス提供条件制限部103は、繰り返し動作の判定を別の変数を用いてもよい。また、サービス提供条件制限部103は、後ほど説明する終了の判定に、別の判定条件を用いてもよい。
 その後、サービス提供条件制限部103は、ステップS403でサービス提供履歴記憶部104から抽出した各サービス提供履歴情報の属性情報が含む属性名と属性値との組と対応する要素を、サービス提供条件から検索する(ステップS405)。
 検索の結果、サービス提供条件に要素が見つからなければ(ステップS406のNO)、サービス提供条件制限部103は、属性名と、属性値と、効果あり回数(0で初期化)と、効果なし回数(0で初期化)と、成功率とを含む新たな要素を作成し、属性値別成功率リストに登録する(ステップS407)。
 要素を含む場合(ステップS406のYES)、サービス提供条件制限部103は、ステップS407を行わず、ステップS408に進む。
 続いて、サービス提供条件制限部103は、サービス提供履歴情報がサービス効果情報を含むか否かを確認する。サービス提供履歴情報がサービス効果情報を含む場合、サービス提供条件制限部103は、属性値別成功率リストの要素が含む効果あり回数を「1」加算する。反対に、サービス提供履歴情報がサービス効果情報を含まない場合、サービス提供条件制限部103は、属性値別成功率リストの要素が含む効果なし回数を「1」加算する。そして、サービス提供条件制限部103は、効果あり回数と効果なし回数とを基に成功率を算出する(ステップS408)。
 次に、サービス提供条件制限部103は、変数iの値を「1」加算する(ステップS409)。
 続いて、サービス提供条件制限部103は、加算後の変数iの値が、ステップS403で抽出したサービス提供履歴情報の数より小さいか否かを判定する(ステップS410)。繰り返しになるが、ここで用いるサービス提供履歴情報の数は、サービス提供履歴記憶部104が記憶している全てのサービス提供履歴情報の数ではない。ここで用いるサービス提供履歴情報の数は、サービス提供履歴記憶部104が記憶している全てのサービス提供履歴情報のなかで、受信した最適サービス提供条件推定リクエストに関連するサービス提供履歴情報の個数である。
 加算後の変数iの値が、サービス提供履歴情報の数より小さい場合(ステップS410のYES)、まだ属性値別成功率リストに登録する要素が残っている。そのため、サービス提供条件制限部103は、ステップS405に戻り、前回とは異なる要素を検索する。
 一方、加算後の変数iの値が、サービス提供履歴情報の数以上の場合(ステップS410のNO)、サービス提供条件制限部103は、属性値別成功率リストに全ての要素を登録したと判断し、属性値別成功率リストから予め設定されている閾値以上の成功率を含む要素を抽出する(ステップS411)。なお、抽出した要素が複数ある場合、本実施形態のサービス提供条件制限部103は、所定の基準を基に要素を抽出する。本実施形態のサービス提供条件制限部103は、一例として、最も高い成功率を含む要素を抽出する。
 続いて、サービス提供条件制限部103は、抽出した要素の属性名と属性値とを含む判定情報を作成し、最適サービス提供条件推定リクエストに関連するサービス提供条件記憶部102のサービス提供条件に作成した判定情報を追加する(ステップS412)。なお、既に説明しているが、サービス提供条件制限部103は、判定情報でサービス提供条件を更新することもある。
 その後、サービス提供条件制限部103は、属性値別成功率リストを削除する。また、サービス提供条件制限部103は、最適サービス提供条件推定リクエストを基に抽出したサービス提供履歴情報をサービス提供履歴記憶部104から削除する。(ステップS413)。なお、サービス提供条件制限部103は、サービス提供履歴記憶部104に含まれる全てのサービス提供履歴情報を削除しても良い。反対に、サービス提供条件制限部103は、属性値別成功率リストやサービス提供履歴情報を残すようにしても良い
 ここまでの説明をまとめると、本実施形態のサービス検索装置100は、次に記載の動作を含む。すなわち、サービス提供条件記憶部102が、判定情報を含むサービス提供条件を記憶する。そして、サービス提供履歴記憶部104は、属性情報とサービス提供の効果の有無を示すサービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積する。そして、サービス提供条件制限部103が、蓄積されたサービス提供履歴情報から、最適サービス提供条件推定リクエストに関連するサービス提供履歴情報を抽出する。さらに、サービス提供条件制限部103が、抽出したサービス提供履歴情報のなかで高い成功率を含む要素の属性名と属性値とを含む判定情報を、最適サービス提供条件推定リクエストで指示されたサービス提供条件に追加する。
 本実施形態のサービス検索装置100は、このような動作を含むため、自動的にサービス提供条件を最適化でき、ユーザのコンテキストアウェアサービスに対する興味を、長期間にわたって維持できる。
 その理由は、本実施形態のサービス検索装置100は、管理者端末200からの最適サービス提供条件推定リクエストに基づき、自動的に、サービス提供条件に成功率が判定情報を追加、又は、サービス提供条件を成功率が高い判定条件で更新する。そのため、本実施形態のサービス検索装置100は、自動的にサービス提供条件を最適化し、サービス提供の効果をもたらす可能性の高いサービス提供条件を更新し続けることができるためである。
 なお、ステップS411において複数の要素がある場合は最も高い成功率を含む要素を抽出するように説明したが、本実施形態のサービス提供条件制限部103の動作は、これに限られるわけではない。本実施形態のサービス提供条件制限部103は、成功率が所定の閾値を超えた要素の一部又は全ての要素を抽出し、それらの要素を基に判定情報を作成してもよい。この場合、複数の判定情報が、サービス提供条件に追加されることになる。
 また、第1の実施形態のサービス検索装置の構成は、図1に示す構成に限られるわけではない。複数の構成を1つの構成で実現してもよい。例えば、サービス提供条件記憶部102は、サービス提供条件制限部103のように、サービス提供条件受信部101を介さず、管理者端末200からサービス提供条件を受け取るようにしてもよい。
 図17は、第1の実施形態に係るサービス検索装置の別の構成の一例を示すブロック図である。図17中、図1のサービス検索装置100と同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
 図17に示すサービス検索装置180は、サービス提供条件記憶部182と、サービス提供条件制限部103と、サービス提供履歴記憶部104と、ユーザ情報受信部105と、サービス検索部106と、サービス指示情報送信部107と、サービス効果情報受信部108とを含む。
 図17に示すサービス検索装置180は、サービス提供条件記憶部182が、管理者端末200からサービス提供条件を受け取り記憶するところが、図1のサービス検索装置10と異なるところである。
 サービス検索装置180のサービス提供条件記憶部182がサービス提供条件を受け取った後の動作は、サービス検索装置100と同様である。そのため、サービス検索装置180は、サービス検索装置100と同様に動作できる。
 なお、サービス検索装置180は、本実施形態の最小構成の一例である。
 (第2の実施形態)
 次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 本実施形態のサービス検索装置は、属性値を範囲で指定することができる。
 図10は、本発明になるサービス検索装置の第2の実施形態を含むサービス提供条件最適化システムの一例のブロック図を示す。図10に示すサービス提供条件最適化システムは、第2の実施形態のサービス検索装置150と、管理者端末200と、ユーザ端末300と、サービス提供装置400とを含む。
 本実施形態のサービス検索装置150は、例えば、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)などの処理装置と、メモリなどの記憶装置とを含む情報処理装置を用いて構成してもよく、以下で説明する各構成を個別に備えても良い。本実施形態のサービス検索装置150は、サービス提供条件受信部101と、サービス提供条件記憶部102と、サービス提供履歴記憶部104と、ユーザ情報受信部105と、サービス検索部106と、サービス指示情報送信部107と、サービス効果情報受信部108と、サービス提供条件制限部151と、分析部152とを含む。図10中、図1と同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
 サービス提供条件制限部151と分析部152とは、合わせて、第1の実施形態のサービス提供条件制限部103に相当する動作を行う。そのため、サービス提供条件制限部151と分析部152とを合わせた構成と、単独のサービス提供条件制限部151とを区別するときは、次の表現を用いる。第1の実施形態のサービス提供条件制限部103、及び、サービス提供条件制限部151と分析部152とを合わせた構成を、「第1のサービス提供条件制限部」と言う。そして、サービス提供条件制限部151を第1のサービス提供条件制限部と区別するときは、「第2のサービス提供条件制限部」と言う。
 サービス検索装置150は、例えば、図示しない記憶装置に保存されている設定ファイルの属性名のリスト(例えば、“気温”、“湿度”、“照度”、“風速”、“雑音”、“混雑度”、“歩数”)を読み込み、内部に保持する。ユーザ端末300は、リストに対応する情報をサービス検索装置150に送信する。
 サービス検索装置150が管理者端末200から受信するサービス提供条件は、判定情報を含む。本実施形態の判定情報は、属性名と、属性値と、関係識別子とを含む。
 図11は、サービス提供条件の一例を示す。図11において、サービス提供条件IDである「condition_1」は、例えば、オープンテラスのカフェの広告をユーザの携帯電話などの画面に表示する条件である。図11の「condition_1」は、2つの判定情報を含む。一方の判定情報は、ユーザの近傍の気温に関するもので、属性名“気温”と、属性値{“21”、“27”}と、関係識別子“—”(範囲を表す)とを含む。他方の判定情報は、ユーザの近傍の照度に関するもので、属性名“照度”と、属性値{“50”、“120”}と、関係識別子“—”(範囲を表す)とを含む。
 サービス提供条件制限部151は、管理者端末200から最適サービス提供条件推定リクエストを受信すると、受信した最適サービス提供条件推定リクエストのサービス提供条件IDを読み出す。そして、サービス提供条件制限部151は、読み出したサービス提供条件IDを分析部152に渡す。
 また、サービス提供条件制限部151は、分析部152から判定情報を含む条件制限情報を受け取る。サービス提供条件制限部151は、条件制限情報を受け取ると、サービス提供条件記憶部102からサービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件を検索し、検索の結果見つかったサービス提供条件のコピーを作成する。次に、サービス提供条件制限部151は、作成したコピーのサービス提供条件に、新しいサービス提供条件IDを割り当て、受け取った条件制限情報が含む判定情報を追加し、新しいサービス提供条件を作成する。そして、サービス提供条件制限部151は、新しいサービス提供条件をサービス提供条件記憶部102に登録する。
 分析部152は、サービス提供条件制限部151からサービス提供条件IDを受け取る。サービス提供条件IDを受け取ると、分析部152は、サービス提供履歴記憶部104からサービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を検索する。次に、分析部152は、検索の結果見つかったサービス提供履歴情報から各属性名に対応する属性値集合を抽出する。この属性値集合は、レコードIDで識別されるサービス提供履歴情報の属性値と、サービス効果情報とを含む。
 分析部152は、各属性名に対応して次に説明する動作を実行する。
 分析部152は、ある属性名に対応する属性値集合を、互いに近い属性値を含む要素からなる属性値部分集合に分類する。分析部152は、この分類に、一般的な手法、例えば、K平均法などのクラスタリング手法を用いればよい。次に、分析部152は、属性値部分集合の要素のうち、サービス効果情報を含む要素の割合を計算し、属性値部分集合と関連付けて所定の記憶部に記憶する。すべての属性値部分集合に関して割合の計算が完了すると、分析部152は、上記の割合の分散を計算する。
 続いて、分析部152は、計算した分散が所定の閾値以上であるか否かを判定する。所定の閾値以上である場合、分析部152は、最も高い割合の分散の属性値部分集合を基に判定情報を生成する。この判定情報は、例えば、属性値部分集合の要素が含む最小の属性値と最大の属性値とで表わされる範囲を含んでもよい。そして、分析部152は、属性名と判定情報とを含む条件制限情報を作成し、サービス提供条件制限部151に渡す。
 次に、本発明の第2の実施形態のサービス検索装置150を含むサービス提供条件最適化システムの動作について説明する。
 本システムの動作は、(1)サービス提供条件登録、(2)サービス提供条件更新、(3)サービス提供条件検索、(4)サービス効果情報登録、の計4つの動作を含む。本サービス提供条件最適化システムの動作は、「(2)サービス提供条件更新」の動作が第1の実施形態のサービス検索装置100を含むサービス提供条件最適化システムと異なる。本サービス提供条件最適化システムの他の各動作は、第1の実施形態のサービス検索装置100を含むサービス提供条件最適化システムと同様なので説明を省略し、「(2)サービス提供条件更新」の動作を以下で説明する。
(サービス提供条件更新)
 図12のフローチャートを用いてサービス提供条件更新の動作の一例を説明する。
 管理者端末200は、最適サービス提供条件推定リクエストを作成し、サービス検索装置150に送信する(ステップS501)。
 サービス検索装置150のサービス提供条件制限部151は、管理者端末200から送信された最適サービス提供条件推定リクエストを受信する。そして、サービス提供条件制限部151は、受信した最適サービス提供条件推定リクエストからサービス提供条件IDを読み出し、読み出したサービス提供条件IDを分析部152に渡す(ステップS502)。
 分析部152は、サービス提供条件IDを受け取ると、そのサービス提供条件IDに基づいて属性名と判定情報とを含む条件制限情報を作成する(ステップ503)。
 サービス提供条件制限部151は、分析部152が作成した条件制限情報を受け取る(ステップS504)。
 その後、サービス提供条件制限部151は、サービス提供条件を生成する(ステップS505)。サービス提供条件制限部151は、このステップS505のサービス提供条件を、例えば、次の説明するように生成する。
 サービス提供条件制限部151は、サービス提供条件記憶部102からサービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件を検索する。そして、サービス提供条件制限部151は、検索の結果見つかったサービス提供条件のコピーを作成し、作成したコピーのサービス提供条件に新しいサービス提供条件IDを割り当てる。サービス提供条件制限部151は、作成したコピーのサービス提供条件に、ステップS504で受け取った条件制限情報が含む判定情報を追加し、新しいサービス提供条件を生成する。
 次に、サービス提供条件制限部151は、生成した新しいサービス提供条件を、サービス提供条件記憶部102に登録する(ステップS506)。
 そして、サービス提供条件制限部151は、サービス提供条件の更新を終了する。
 次に、図12のステップS503の分析部152の条件制限情報の作成の動作の一例について、図13のフローチャートを用いて詳細に説明する。
 分析部152は、サービス提供条件制限部151からサービス提供条件IDを受け取ると、サービス提供履歴記憶部104からサービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を検索する。続いて、分析部152は、検索の結果見つかったサービス提供履歴情報から各属性名に対応する属性値集合を抽出する(ステップS601)。
 次に、分析部152は、変数i(ただし、この変数iは図9の変数iとは異なる変数である)の値を「0」に初期化する(ステップS602)。
 続いて、分析部152は、i番目の属性名に対応する属性値集合を、互いに近い属性値を含む要素からなる属性値部分集合に分類する(ステップS603)。なお、0番目は、最初の属性名に対する属性値集合を分類することを意味する。
 次に、分析部152は、変数jの値を「0」に初期化する(ステップS604)。
 続いて、分析部152は、上記属性値部分集合の要素のうち、サービス効果情報を含む要素の割合を計算し、属性値部分集合と関連付けて所定の記憶部に記憶する(ステップS605)。
 次に、分析部152は、変数jの値を「1」加算する(ステップS606)。
 続いて、分析部152は、加算後の変数jが、上記の属性値部分集合の要素の数より小さいか否かを判定する(ステップS607)。
 加算後の変数jが、上記の属性値部分集合の要素の数(N)より小さいとき(ステップS607のYES)、分析部152は、ステップS605に戻り次のj番目の属性値部分集合のサービス効果情報を含む要素の割合を計算し、割合を所定の記憶部に記憶する。
 一方、加算後の変数jが、上記の属性値部分集合の数(N)以上のとき(ステップS607のNO)、分析部152は、全ての属性値部分集合の要素の全ての割合を計算したと判断し、計算して得られた割合の分散を計算する(ステップS608)。
 続いて、分析部152は、ステップS608で計算した分散が、予め設定した閾値以上であるか否かを判定する(ステップS609)。
 閾値より小さいと判定した場合、分析部152は、ステップS612に進む。
 分散が閾値以上の場合、分析部152は、記憶されているi番目の属性に関する割合のうち、最も高い割合を検索する。分析部152は、検索した割合と関連付けて記憶されている属性値部分集合の最小の属性値と最大の属性値とを検索する。分析部152は、属性名と、最小の属性値と、最大の属性値と、範囲であることを表わす関係識別子とを含む判定情報を生成する(ステップS610)。
 続いて、分析部152は、生成した判定情報と属性名とを含む条件制限情報を作成し、所定の記憶部に記憶する(ステップS611)。
 続いて、分析部152は、変数iの値を「1」加算する(ステップS612)。
 続いて、分析部152は、加算後の変数iの値が属性数未満であるか否かを判定する(ステップS613)。この属性数は、サービス提供条件記憶部102の検索の結果見つかった、サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件が含む属性名の数である。
 変数iが属性数未満の場合(ステップS613のYES)、分析部152は、全ての属性について条件制限情報の作成が終了していないと判断し、ステップS605に戻り、再びステップS605~S613を行う。
 一方、変数iが属性数以上の場合(ステップS613のNO)、分析部152は、全ての属性について条件制限情報の作成が終了したと判断し、ステップS610で生成した判定情報と属性名とを含む条件制限情報をサービス提供条件制限部151に渡す(ステップS614)。
 以上の動作で、サービス検索装置150は、本動作を終了する。
 このように、本実施形態のサービス検索装置150は、第1の実施形態の効果に加え、属性値の範囲が指定された判定情報を含むサービス提供条件とすることができる。
 その理由は、分析部152が、サービス提供履歴情報から属性値集合を抽出し、抽出した属性値集合を近い属性値を含む要素からなる属性値部分集合に分類し、そのうちの最も分散が大きい属性値部分集合が含む最小の属性値と最大の属性値とを用いた範囲を判定情報に含ませるためである。
 (第3の実施形態)
 次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 本実施形態は、サービス提供条件を緩和することが出来る。
 図14は、本発明になるサービス検索装置の第3の実施形態を含むサービス提供条件最適化システムの一例のブロック図を示す。図14に示すサービス提供条件最適化システムは、第3の実施形態のサービス検索装置170と、管理者端末210と、ユーザ端末300と、サービス提供装置400とを含む。
 本実施形態のサービス検索装置170は、例えば、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)などの処理装置と、メモリなどの記憶装置とを含む情報処理装置で実現してもよく、以下で説明する各構成を備えて構成してもよい。本実施形態のサービス検索装置170は、サービス提供条件受信部101と、サービス提供条件記憶部102と、サービス提供履歴記憶部104と、ユーザ情報受信部105と、サービス検索部106と、サービス指示情報送信部107と、サービス効果情報受信部108と、紐付けリスト記憶部171と、サービス提供条件緩和部172とを含む。図14中、図1と同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
 管理者端末210は、サービス検索装置170にサービス試行リクエストと最適サービス提供条件推定リクエストとを送信する。サービス試行リクエストは、サービス提供条件IDを含む。サービス試行リクエストと最適サービス提供条件推定リクエストとは、同じデータ形式でも、異なるデータ形式でもよい。以下、説明を容易にするため、本実施形態のサービス試行リクエストは、最適サービス提供条件推定リクエストと、同じデータ形式とする。そのため、図3に示す最適サービス提供条件推定リクエストは、サービス試行リクエストの一例ともなる。
 次に、本実施形態のサービス検索装置170について説明する。
 紐付けリスト記憶部171は、紐付けリストを記憶する。紐付けリストは、サービス提供条件の内容を緩和する基となるサービス提供条件のサービス提供条件IDを含む。ただし、紐付けリストは、サービス提供条件の内容を緩和する基となるサービス提供条件IDを、多くても1つしか含まない。
 次に、サービス提供条件緩和部172について説明する。
 まず、サービス試行リクエストを受信した場合のサービス提供条件緩和部172について説明する。
 サービス提供条件緩和部172は、管理者端末210からサービス試行リクエストを受信すると、受信したサービス試行リクエストからサービス提供条件IDを取得する。このサービス提供条件IDは、後ほど説明するとおり、緩和前のサービス提供条件IDとなる。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件IDに対するリストデータを作成し、紐付けリストに追加する。このリストデータは、緩和前のサービス提供条件IDと緩和後のサービス提供条件IDとを含むデータである。そのため、この時点では、緩和後のサービス提供条件IDは、空データとなる。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件記憶部102から、サービス試行リクエストのサービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件を検索する。そして、サービス提供条件緩和部172は、検索の結果見つかったサービス提供条件(本実施形態では、以下、「第1のサービス提供条件」と言う)のコピーを所定の記憶部に作成する。次に、サービス提供条件緩和部172は、新たなサービス提供条件IDを、作成した第1のサービス提供条件のコピーのサービス提供条件IDに設定する。次に、サービス提供条件緩和部172は、第1のサービス提供条件のコピーに含まれる判定情報を1つまたは複数削除したサービス提供条件(本実施形態では、「第2のサービス提供条件」と言う)を生成する。どの判定情報を削除するかは、本実施形態において特に制限はない。例えば、サービス提供条件緩和部172は、予め決められた属性情報の優先順位に基づいて削除してもよい。
 なお、本実施形態では、サービス検索部106が検索したサービス提供条件を「第3のサービス提供条件」と言うこともある。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件記憶部102に第2のサービス提供条件を記憶する。(この記憶の動作は、追加及び更新を含む動作である。)このようにして、サービス提供条件緩和部172は、判定情報の1つまたは複数削除した(つまり、条件が緩和された)サービス提供条件を新たに作成し、サービス提供条件記憶部102に記憶する。
 また、サービス提供条件緩和部172は、作成した紐付けリストの空データに、第2のサービス提供条件のサービス提供条件IDを追加する。つまり、サービス提供条件緩和部172は、緩和前の第1のサービス提供条件のサービス提供条件IDと緩和後の第2のサービス提供条件のサービス提供条件IDとを関連付けて紐付けリストに登録し、紐付けリスト記憶部171に記憶する。
 次に、最適サービス提供条件推定リクエストを受信した場合のサービス提供条件緩和部172について説明する。
 サービス提供条件緩和部172は、管理者端末210から、最適サービス提供条件推定リクエストを受信すると、受信した最適サービス提供条件推定リクエストに含まれるサービス提供条件IDを取得する。この最適サービス提供条件推定リクエストに含まれるサービス提供条件IDは、緩和前の(第1の)サービス提供条件を示すサービス提供条件IDである。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、緩和前のサービス提供条件IDで識別される緩和前の(第1の)サービス提供条件に関連するサービス提供履歴情報をサービス提供履歴記憶部104から抽出する。そして、サービス提供条件緩和部172は、抽出した抽出サービス提供履歴情報から、緩和前の(第1の)サービス提供条件に関する第1成功数と第1成功率とを求め、所定の記憶部に格納する。
 サービス提供条件緩和部172は、上記の第1成功数と第1成功率とを、次の動作に基づき求める。
 サービス提供条件緩和部172は、サービス提供履歴記憶部104から、緩和前の第1のサービス提供条件IDに関連するサービス提供履歴情報を抽出する。次に、サービス提供条件緩和部172は、抽出したサービス提供履歴情報から、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含むサービス提供履歴情報の数をカウントし、カウントした数を第1成功数とする。次に、サービス提供条件緩和部172は、抽出したサービス提供履歴情報の総数に対する第1成功数の割合を求め、求めた割合を第1成功率とする。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、緩和後の(第2の)サービス提供条件に関する第2成功数と第2成功率とを求め、所定の記憶部に格納する。
 サービス提供条件緩和部172は、上記の第2成功数と第2成功率とを、次の動作に基づき求める。
 サービス提供条件緩和部172は、紐付けリスト記憶部171の紐付けリストを用いて緩和前の第1のサービス提供条件に対応する緩和後の第2のサービス提供条件のサービス提供条件IDを検索する。サービス提供条件緩和部172は、検索の結果見つかった緩和後の第2のサービス提供条件のサービス提供条件IDで識別されるサービス提供履歴情報を、サービス提供履歴記憶部104から抽出する。続いて、サービス提供条件緩和部172は、抽出したサービス提供履歴情報から、サービス提供の効果が有ったことを示すサービス効果情報を含むサービス提供履歴情報の数をカウントし、カウントした数を第2成功数とする。次に、サービス提供条件緩和部172は、抽出した(第2の)サービス提供履歴情報の総数に対する第2成功数の割合を求め、求めた割合を第2成功率とする。
 サービス提供条件緩和部172は、第1成功率と第2成功率とから成功率変動率を求める。さらに、サービス提供条件緩和部172は、第1成功数と第2成功数とから成功数変動率を求めてもよい。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、緩和後のサービス提供条件IDと成功率変動率とを含む成功率情報を作成し、作成した変動率情報を所定の記憶部に格納する。なお、成功数変動率を求めた場合、サービス提供条件緩和部172は、成功数変動率を成功率情報に含めてもよい。
 同様の動作を繰り返し、サービス提供条件緩和部172は、紐付けリストを基に、最適サービス提供条件推定リクエストに含まれるサービス提供条件IDに関連する全ての緩和後のサービス提供条件IDに関する成功率情報を作成する。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、作成した変動率情報から、所定の閾値以上の成功率変動率を含む変動率情報を抽出する。ここで、抽出した変動率情報が複数の場合、サービス提供条件緩和部172は、複数の変動率情報を用いてもよく、さらに所定の基準を基に変動率情報を絞り込んでもよい。なお、本実施形態における抽出の基準は、特に制限はない。例えば、サービス提供条件緩和部172は、閾値を最も大きく上回る成功率変動率を含む変動率情報を抽出してもよい。また、サービス提供条件緩和部172は、成功数変動率を変動率情報の抽出の条件に含めてもよい。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、緩和前の第1のサービス提供条件が含む判定情報から、抽出した変動率情報を含む第2のサービス提供条件が含まない判定情報を削除する。つまり、サービス提供条件緩和部172は、成功率情報が所定の閾値以上の緩和後の第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、緩和前の第1のサービス提供条件から削除する。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件記憶部102から、緩和前の第1のサービス提供条件に関連する第2のサービス提供条件を削除する。また、サービス提供条件緩和部172は、紐付けリスト記憶部171の紐付けリストから緩和前の第1のサービス提供条件に関連付けられた情報を削除する。以上の説明のように動作し、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件の内容を緩和する。
 次に、第3の実施形態のサービス検索装置170を含むサービス提供条件最適化システムの動作について説明する。
 本システムの動作は、(1)サービス提供条件登録、(2)サービス提供条件検索、(3)サービス効果情報登録、(4)サービス提供試行開始、(5)サービス提供条件更新、の計5つの動作を含む。本システムの動作は、「(5)サービス提供条件更新」の動作がサービス検索装置100を含む第1の実施形態のサービス提供条件最適化システムと異なり、新しく「(4)サービス提供試行開始」の動作が追加されている。他の動作は、サービス検索装置100を含むサービス提供条件最適化システムと同様なので、その説明は省略する。
(サービス提供試行開始)
 図15のフローチャートを用いてサービス提供試行開始の動作の一例を説明する。
 管理者端末210は、サービス試行リクエストを作成し、サービス検索装置170に送信する(ステップS701)。
 サービス検索装置170のサービス提供条件緩和部172は、管理者端末210から、サービス試行リクエストを受信すると、受信したサービス試行リクエストからサービス提供条件IDを取得する(ステップS702)。
 続いて、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件IDで識別される(第1の)サービス提供条件を取得する(ステップS703)。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、取得した(第1の)サービス提供条件が含む判定情報の数が2以上であるか否かを判定する(ステップS704)。
 サービス提供条件緩和部172は、判定情報数が2未満の場合(ステップS704のNO)、本動作を終了する。これは、判定情報が2未満、つまり、1つ(または無い)場合、サービス提供条件緩和部172は、判定情報を削除できないためである。
 判定情報数が2以上の場合(ステップS704のYES)、サービス提供条件緩和部172は、以下の説明を動作する。
 サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件IDに対する紐付けリストのデータ作成し、紐付けリストに追加する(ステップS705)。このデータは、既に説明した緩和前のサービス提供条件と緩和後のサービス提供条件とを関連付けるデータである。
 続いて、サービス提供条件緩和部172は、変数iの値を「0」に初期化する(ステップS706)。(この変数iは、今までの説明で使用したiとは異なる変数である。)
 次に、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件をサービス提供条件記憶部102から検索し、所定の記憶部に、見つかったサービス提供条件のコピーを作成する。この動作で作成されるコピーは、既に説明した第2のサービス提供条件となる。続いて、サービス提供条件緩和部172は、新たなサービス提供条件IDを上記のコピーのサービス提供条件のサービス提供条件IDとする(ステップS707)。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、ステップS707で作成したサービス提供条件に含まれる判定情報のうちi番目の判定情報を削除する。そして、サービス提供条件緩和部172は、ステップS707の新たなサービス提供条件IDを、ステップS705で作成した紐付けリストのデータの緩和後のサービス提供条件IDに追加する(ステップS708)。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、変数iの値に「1」を加算する(ステップS709)。
サービス提供条件緩和部172は、加算後の変数iの値が、第1のサービス提供条件が含む判定情報の数未満であるか否かを判定する(ステップS710)。
 加算後の変数iの値が、第1のサービス提供条件が含む判定情報の数未満のとき(ステップS710のYES)、サービス提供条件緩和部172は、ステップS707に戻る。
 一方、加算後の変数iの値が、第1のサービス提供条件が含む判定情報の数以上のとき(ステップS710のNO)、サービス提供条件緩和部172は、第1のサービス提供条件が含む判定情報の数だけ第2のサービス提供条件を作成し、紐付けリストにデータを追加したと判断する。そして、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件記憶部102に、コピーとして作成したサービス提供条件を登録する(ステップS711)。ステップS711で登録されたサービス提供条件は、緩和後の第2のサービス提供条件である。
 そして、サービス提供条件緩和部172は、動作を終了する。
 (サービス提供条件更新)
 次に、図16のフローチャートを用いてサービス提供条件更新の動作の一例を説明する。
 管理者端末210は、最適サービス提供条件推定リクエストを作成し、サービス検索装置170に送信する(ステップS801)。
 サービス検索装置170のサービス提供条件緩和部172は、管理者端末210から最適サービス提供条件推定リクエストを受信すると、受信した最適サービス提供条件推定リクエストから緩和前の(第1の)サービス提供条件のサービス提供条件IDを取得する(ステップS802)。
 続いて、サービス提供条件緩和部172は、緩和前のサービス提供条件IDを基に緩和前のサービス提供条件(第1のサービス提供条件)を抽出し、緩和前のサービス提供条件の第1成功数と第1成功率とを既に記載した方法などで求め、所定の記憶部に格納する(ステップS803)。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、紐付けリスト記憶部171の紐付けリストを基に、緩和前の第1のサービス提供条件のサービス提供条件IDに対応する第2のサービス提供条件のサービス提供条件IDを取得する(ステップS804)。なお、図16には示していないが、紐付けリストに最適サービス提供条件推定リクエストに含まれるサービス提供条件IDが含まれない場合、サービス提供条件緩和部172は、本動作を終了する。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、変数iの値を「0」に初期化する(ステップS805)。
 サービス提供条件緩和部172は、ステップS804で紐付けリストを基に、i番目の緩和後のサービス提供条件IDの第2のサービス提供条件に関連する第2成功数と第2成功率とを、既に記載した方法で求める(ステップS806)。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、第1成功率と第2成功率とを基に成功率変動率を求める。なお、既に説明したとおり、サービス提供条件緩和部172は、第1成功数と第2成功数とから成功数変動率を求めてもよい。次に、サービス提供条件緩和部172は、緩和後のサービス提供条件IDと成功率変動率と(成功数変動率と)を含む変動率情報を作成し、作成した変動率情報を所定の記憶部に格納する(ステップS807)。
 次に、サービス提供条件緩和部172は、変数iの値を「1」加算する(ステップS808)。
 サービス提供条件緩和部172は、加算後の変数iの値が、紐付けリストが含むサービス提供条件IDの数、つまり、第1のサービス緩和条件の数未満であるか否かを判定する(ステップS809)。
 加算後の変数iの値が、サービス提供条件IDの数未満のとき(ステップS809のYES)、サービス提供条件緩和部172は、ステップS806に戻り、次の第2のサービス提供条件の第2成功数と第2成功率とを求める。
 一方、加算後の変数iの値が、サービス提供条件IDの数以上のとき(ステップS809のNO)、サービス提供条件緩和部172は、紐付けリストに登録されている全てのサービス提供条件についての変動率情報を作成したものと判断し、以下を動作する。
 サービス提供条件緩和部172は、ステップS807で作成した変動率情報から、所定の閾値以上の成功率変動率を含む変動率情報を抽出する。抽出した変動率情報が複数である場合、サービス提供条件緩和部172は、所定の基準を基に変動率情報を抽出する。例えば、本実施形態におけるサービス提供条件緩和部172は、閾値を最も大きく上回る成功率変動率を含む変動率情報を抽出する。(ステップS810)。
 続いて、サービス提供条件緩和部172は、緩和前の(第1の)サービス提供条件から、抽出した変動率情報が含む緩和後の(第2の)サービス提供条件が含まない判定情報を削除する(ステップS811)。この動作の結果、サービス提供条件記憶部102が記憶している第1のサービス提供条件は、条件が緩和される。
 続いて、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件記憶部102から、本動作で使用した第2のサービス提供条件を削除する(ステップS812)。
 そして、サービス提供条件緩和部172は、紐付けリスト記憶部171から、本動作で用いた関連付けデータを削除する(ステップS813)。
 そして、サービス提供条件緩和部172は、動作を終了する。
 第3の実施形態のサービス検索装置170は、第1及び第2の実施形態の効果に加え、サービス提供条件の内容を緩和し、サービス提供回数を維持できる。
 その理由は、第3の実施形態のサービス検索装置170は、管理者端末210が送信するサービス試行リクエストと最適サービス提供条件推定リクエストとを基に、サービス提供条件の変動率情報を求める。そして、サービス検索装置170は、求めた変動率情報を基にサービス提供条件を緩和し、サービス提供回数を維持できるためである。
 なお、サービス提供条件が含む判定情報の中には、例えば、店舗があるエリアにユーザがいるか否かの判定のように、削除すると正しくサービス提供できない判定情報が含まれる場合がある。このため、サービス提供条件緩和部172は、サービス提供条件に必ず含まれるべき属性情報(判定情報又は属性名)のリスト(以下、「必須リスト」と言う)を所定の記憶部に保持し、必須リストが含む属性に関する判定情報をサービス提供条件から削除しないようにしてもよい。この場合、サービス提供条件緩和部172は、第1のサービス提供条件に含まれる判定情報のうち、上記のリストに含まれる判定情報以外の判定情報を削除した第2のサービス提供条件を生成する。
 なお、本発明は、ここまで説明した実施形態に限定されるものではなく、各フローチャートで説明した動作をCPUなどのコンピュータに実行させるサービス検索のためのプログラムも、本発明は、包含する。
 また、本発明は、サービス検索のためのプログラムを含むコンピュータで読み書きが可能な記憶媒体を搭載可能な記憶媒体読み書き装置を含み、記憶媒体からプログラムを読み込み、コンピュータに実行させてもよい。
 (付記)
 また、以上の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
 (付記1) サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件から、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報に関連する第2のサービス提供条件を検索し、
 前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とからサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービスを指示するサービス指示情報を送信し、
 前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービスの効果の有無を含むサービス効果情報を受け取り、
 前記サービス効果情報と前記サービス指示情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積し、
 管理者端末から前記第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加、又は、該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新すること、
 を含むサービス検索装置のサービス提供条件最適化方法。
 (付記2) サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とから、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を検索し、
 前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信し、
 前記サービス指示情報に含まれる属性情報と前記サービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積し、
 前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を受信し、前記サービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加し、
 前記サービス提供履歴情報から抽出した前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報のうちサービス提供の効果があったことを示すサービス提効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、
 前記サービス提供履歴情報に含まれる前記第2のサービス提供条件と関連する第2のサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、
 前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率を算出し、
 前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除すること
 を含むサービス提供条件最適化方法。
 (付記3) サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件を記憶するサービス提供条件記憶手段と、
 ユーザ端末からユーザに関するユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
 前記第1のサービス提供条件と前記ユーザ情報とを基に、前記ユーザ端末に提供するサービスに関する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索手段と、
 前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とを基にサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
 前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果受信手段と、
 前記サービス効果情報と前記サービス効果情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
 管理者端末から第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴手段に蓄積されている前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加又は該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新する第1のサービス提供条件制限手段と、
 を含むサービス検索装置。
 (付記4) 前記第1のサービス提供条件制限手段が、
 前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴情報から抽出し、
 前記抽出したサービス提供履歴情報のなかで、サービス効果情報を含む比率である成功率が予め設定された閾値以上のサービス提供履歴情報に含まれる属性値を基に判定情報を生成する
 ことを特徴とする付記3記載のサービス検索装置。
 (付記5) 前記第1のサービス提供条件制限手段が、
 前記管理者端末から受信した最適サービス提供条件推定リクエストから前記サービス提供条件IDを取得して出力し、条件制限情報の入力に基づき前記条件制限情報が含む前記サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供条件に前記条件制限情報が含む判定情報を追加または該判定情報で前記検索の結果見つかったサービス提供条件を更新する第2のサービス提供条件制限手段と、
 前記第2のサービス提供条件制限手段から前記サービス提供条件IDを受け、受け取った前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供履歴情報から各属性名に対応する属性値とサービス効果情報とを含む要素からなる属性値集合を抽出し、前記抽出した属性値集合から、互いに近い属性値を含む要素からなる属性値部分集合に分類し、前記属性値部分集合の要素のうち前記サービス効果情報を含む要素の割合を計算し、所定の値より高い割合の属性値部分集合を基に属性名と前記判定情報とを含む前記条件制限情報を作成して前記第2のサービス提供条件制限手段に渡す分析手段と、
 を含むことを特徴とする付記3記載のサービス検索装置。
 (付記6) 前記分析手段が、
 前記条件制限情報に含まれる前記属性値部分集合の属性値の最小と最大とを基に前記判定情報として生成することを特徴とする付記5記載のサービス検索装置。
 (付記7) サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とを記憶するサービス提供条件記憶手段と、
 ユーザ端末からユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
 前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記第1及び第2のサービス提供条件から検索するサービス検索手段と、
 前記サービス検索手段が検索した前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
 属性情報とサービス提供の効果の有無を示すサービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
 前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を前記サービス提供装置から受信し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されているサービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加するサービス効果情報受信手段と、
 前記第2のサービス提供条件を生成して前記サービス提供条件記憶手段に登録し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情情報から前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第2のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率を算出し、前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除する、サービス提供条件緩和手段と、
 を含むサービス検索装置。
 (付記8) 前記第1のサービス提供条件と前記第2のサービス提供条件との関連を示す紐付けリストを記憶する紐付けリスト記憶手段を更に含み、
 前記サービス提供条件緩和手段は、
 前記紐付けリストを基に、前記第2のサービス提供条件に関連するサービス提供履歴情報を、サービス提供履歴記憶手段から抽出することを特徴とする付記7記載のサービス検索装置。
 (付記9) 前記サービス提供条件緩和手段が、
 前記サービス提供条件に含まれるべき属性の必須リストを保持し、前記第1のサービス提供条件に含まれる判定情報のうち、前記必須リストが含む属性に関する判定情報以外の少なくとも1つの判定情報を削除した前記第2のサービス提供条件を生成することを特徴とする付記7又は8記載のサービス検索装置。
 (付記10) コンピュータに、
 サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件から、ユーザ端末から受信したユーザ情報に関連する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索処理と、
 前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とからサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービスを指示するサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信処理と、
 前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービスの効果の有無を含むサービス効果情報を受け取るサービス効果受信処理と、
 前記サービス効果情報と前記サービス指示情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴情報記憶処理と、
 管理者端末から前記第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加、又は、該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新するサービス提供条件制限処理と、
 を実行させるサービス検索プログラム。
 (付記11) コンピュータに、
 サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とから、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を検索するサービス検索処理と、
 前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信処理と、
 前記サービス指示情報に含まれる属性情報と前記サービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶処理と、
 前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を受信し、前記サービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加するサービス効果情報受信処理と、
 前記サービス提供履歴情報から抽出した前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴情報に含まれる前記第2のサービス提供条件と関連する第2のサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出する第1の算出処理と、
 前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との間の割合の変動率とを算出する第2の算出処理と、
 前記変動率が所定の閾値を超えている場合に、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除するサービス提供条件緩和処理と、
 を実行させるサービス検索プログラム。
 (付記12) サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件、及び、第1のサービス提供条件を識別するためのサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを送信する管理者端末と、
 ユーザに関するユーザ情報を送信するユーザ端末と、
 サービス内容を指示するサービス指示情報を受信し、前記サービス指示情報に含まれるサービスを提供するサービス提供装置と、
 前記第1のサービス提供条件と、前記最適サービス提供条件推定リクエストと、前記ユーザ情報とを受信し、前記サービス指示情報を送信するサービス検索装置と、を含み、
 前記サービス検索装置は、
 前記管理者端末から受信した前記第1のサービス提供条件を記憶するサービス提供条件記憶手段と、
 前記ユーザ端末から前記ユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
 前記第1のサービス提供条件と前記ユーザ情報とを基に、前記ユーザ端末に提供するサービスに関する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索手段と、
 前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とを基に前記サービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
 前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果情報受信手段と、
 前記サービス効果情報と前記サービス効果に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
 前記管理者端末から前記最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記最適サービス提供条件推定が含むサービス提供条件IDを基に、前記サービス提供履歴手段に蓄積されている前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加又は該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新する第1のサービス提供条件制限手段と、
 を含むサービス提供条件最適化システム。
 (付記13) 前記第1のサービス提供条件制限手段が、
 前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴情報から抽出し、
 前記抽出したサービス提供履歴情報のなかで、サービス効果情報を含む比率である成功率が予め設定された閾値以上のサービス履歴情報に含まれる属性値を基に判定情報を生成する
 ことを特徴とする付記12記載のサービス提供条件最適化システム。
 (付記14) 前記第1のサービス提供条件制限手段が、
 前記管理者端末から受信した最適サービス提供条件推定リクエストから前記サービス提供条件IDを取得して出力し、条件制限情報の入力に基づき前記条件制限情報が含む前記サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供条件に前記条件制限情報が含む判定情報を追加または該判定情報で前記検索の結果見つかったサービス提供条件を更新する第2のサービス提供条件制限手段と、
 前記第2のサービス提供条件制限手段から前記サービス提供条件IDを受け、受け取った前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供履歴情報から各属性名に対応する属性値とサービス効果情報とを含む要素からなる属性値集合を抽出し、前記抽出した属性値集合から、互いに近い属性値を含む要素からなる属性値部分集合に分類し、前記属性値部分集合の要素のうち前記サービス効果情報を含む要素の割合を計算し、所定の値より高い割合の属性値部分集合を基に属性名と前記判定情報とを含む前記条件制限情報を作成して前記第2のサービス提供条件制限手段に渡す分析手段と、
 を含むことを特徴とする付記12記載のサービス提供条件最適化システム。
 (付記15) 前記分析手段が、
 前記条件制限情報に含まれる前記属性値部分集合の属性値の最小と最大とを基に前記判定情報として生成することを特徴とする付記14記載のサービス提供条件最適化システム。
 (付記16) サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件、及び、第1のサービス提供条件を識別するためのサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを送信する管理者端末と、
 ユーザに関するユーザ情報を送信するユーザ端末と、
 サービス内容を指示するサービス指示情報を受信し、前記サービス指示情報に含まれるサービスを提供するサービス提供装置と、
 前記第1のサービス提供条件と、前記最適サービス提供条件推定リクエストと、前記ユーザ情報とを受信し、前記サービス指示情報を送信するサービス検索装置と、を含み、
 前記サービス検索装置は、
 前記感謝端末から受信した第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とを記憶するサービス提供条件記憶手段と、
 前記ユーザ端末からユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
 前記ユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記第1のサービス提供条件及び第2のサービス提供条件から検索するサービス検索手段と、
 前記ユーザ情報と前記第3のサービス提供条件とを基に前記サービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
 前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果情報受信手段と、
 前記サービス効果情報と前記サービス効果情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
 前記第2のサービス提供条件を生成して前記サービス提供条件記憶手段に登録し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第2のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率とを算出し、前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除する、サービス提供条件緩和手段と、
 を含むサービス提供条件最適化システム。
 (付記17) 前記第1のサービス提供条件と前記第2のサービス提供条件との関連を示す紐付けリストを記憶する紐付けリスト記憶手段を更に含み、
 前記サービス提供条件緩和手段は、
 前記紐付けリストを基に、前記第2のサービス提供条件に関連するサービス提供履歴情報を、サービス提供履歴記憶手段から抽出することを特徴とする付記16記載のサービス提供条件最適化システム。
 (付記18) 前記サービス提供条件緩和手段が、
 前記サービス提供条件に含まれるべき属性の必須リストを保持し、前記第1のサービス提供条件に含まれる判定情報のうち、前記必須リストが含む属性に関する判定情報以外の少なくとも1つの判定情報を削除した前記第2のサービス提供条件を生成することを特徴とする付記16又は17記載のサービス提供条件最適化システム。
 以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 この出願は、2011年3月29日に出願された日本出願特願2011−071400を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 100、150、170 サービス検索装置
 101 サービス提供条件受信部
 102 サービス提供条件記憶部
 103、151 サービス提供条件制限部
 104 サービス提供履歴記憶部
 105 ユーザ情報受信部
 106 サービス検索部
 107 サービス指示情報送信部
 108 サービス効果情報受信部
 152 分析部
 171 紐付けリスト記憶部
 172 サービス提供条件緩和部
 200、210 管理者端末
 300 ユーザ端末
 400 サービス提供装置
 180 サービス検索装置
 182 サービス提供条件記憶部

Claims (18)

  1.  サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件から、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報に関連する第2のサービス提供条件を検索し、
     前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とからサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービスを指示するサービス指示情報を送信し、
     前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービスの効果の有無を含むサービス効果情報を受け取り、
     前記サービス効果情報と前記サービス指示情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積し、
     管理者端末から前記第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加、又は、該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新すること、
     を含むサービス検索装置のサービス提供条件最適化方法。
  2.  サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とから、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を検索し、
     前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信し、
     前記サービス指示情報に含まれる属性情報と前記サービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積し、
     前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を受信し、前記サービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加し、
     前記サービス提供履歴情報から抽出した前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報のうちサービス提供の効果があったことを示すサービス提効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、
     前記サービス提供履歴情報に含まれる前記第2のサービス提供条件と関連する第2のサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、
     前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率を算出し、
     前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除すること
     を含むサービス提供条件最適化方法。
  3.  サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件を記憶するサービス提供条件記憶手段と、
     ユーザ端末からユーザに関するユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
     前記第1のサービス提供条件と前記ユーザ情報とを基に、前記ユーザ端末に提供するサービスに関する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索手段と、
     前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とを基にサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
     前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果受信手段と、
     前記サービス効果情報と前記サービス効果情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
     管理者端末から第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴手段に蓄積されている前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加又は該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新する第1のサービス提供条件制限手段と、
     を含むサービス検索装置。
  4.  前記第1のサービス提供条件制限手段が、
     前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴情報から抽出し、
     前記抽出したサービス提供履歴情報のなかで、サービス効果情報を含む比率である成功率が予め設定された閾値以上のサービス提供履歴情報に含まれる属性値を基に判定情報を生成する
     ことを特徴とする請求項3記載のサービス検索装置。
  5.  前記第1のサービス提供条件制限手段が、
     前記管理者端末から受信した最適サービス提供条件推定リクエストから前記サービス提供条件IDを取得して出力し、条件制限情報の入力に基づき前記条件制限情報が含む前記サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供条件に前記条件制限情報が含む判定情報を追加または該判定情報で前記検索の結果見つかったサービス提供条件を更新する第2のサービス提供条件制限手段と、
     前記第2のサービス提供条件制限手段から前記サービス提供条件IDを受け、受け取った前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供履歴情報から各属性名に対応する属性値とサービス効果情報とを含む要素からなる属性値集合を抽出し、前記抽出した属性値集合から、互いに近い属性値を含む要素からなる属性値部分集合に分類し、前記属性値部分集合の要素のうち前記サービス効果情報を含む要素の割合を計算し、所定の値より高い割合の属性値部分集合を基に属性名と前記判定情報とを含む前記条件制限情報を作成して前記第2のサービス提供条件制限手段に渡す分析手段と、
     を含むことを特徴とする請求項3記載のサービス検索装置。
  6.  前記分析手段が、
     前記条件制限情報に含まれる前記属性値部分集合の属性値の最小と最大とを基に前記判定情報として生成することを特徴とする請求項5記載のサービス検索装置。
  7.  サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とを記憶するサービス提供条件記憶手段と、
     ユーザ端末からユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
     前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記第1及び第2のサービス提供条件から検索するサービス検索手段と、
     前記サービス検索手段が検索した前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
     属性情報とサービス提供の効果の有無を示すサービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
     前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を前記サービス提供装置から受信し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されているサービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加するサービス効果情報受信手段と、
     前記第2のサービス提供条件を生成して前記サービス提供条件記憶手段に登録し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第2のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率を算出し、前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除する、サービス提供条件緩和手段と、
     を含むサービス検索装置。
  8.  前記第1のサービス提供条件と前記第2のサービス提供条件との関連を示す紐付けリストを記憶する紐付けリスト記憶手段を更に含み、
     前記サービス提供条件緩和手段は、
     前記紐付けリストを基に、前記第2のサービス提供条件に関連するサービス提供履歴情報を、サービス提供履歴記憶手段から抽出することを特徴とする請求項7記載のサービス検索装置。
  9.  前記サービス提供条件緩和手段が、
     前記サービス提供条件に含まれるべき属性の必須リストを保持し、前記第1のサービス提供条件に含まれる判定情報のうち、前記必須リストが含む属性に関する判定情報以外の少なくとも1つの判定情報を削除した前記第2のサービス提供条件を生成することを特徴とする請求項7又は8記載のサービス検索装置。
  10.  コンピュータに、
     サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件から、ユーザ端末から受信したユーザ情報に関連する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索処理と、
     前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とからサービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービスを指示するサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信処理と、
     前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービスの効果の有無を含むサービス効果情報を受け取るサービス効果受信処理と、
     前記サービス効果情報と前記サービス指示情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴情報記憶処理と、
     管理者端末から前記第1のサービス提供条件を識別するサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記サービス提供条件IDを基に前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加、又は、該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新するサービス提供条件制限処理と、
     を実行させるサービス検索プログラム。
  11.  コンピュータに、
     サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とから、ユーザ端末から受信したユーザに関するユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を検索するサービス検索処理と、
     前記第3のサービス提供条件から、提供するサービス内容を決定し、サービス提供装置に前記決定したサービス内容を含むサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信処理と、
     前記サービス指示情報に含まれる属性情報と前記サービス効果情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶処理と、
     前記サービス提供装置が提供するサービスの効果の有無を示すサービス効果情報を受信し、前記サービス提供履歴情報に、受信した前記サービス効果情報を追加するサービス効果情報受信処理と、
     前記サービス提供履歴情報から抽出した前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴情報に含まれる前記第2のサービス提供条件と関連する第2のサービス提供履歴情報のうち、サービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出する第1の算出処理と、
     前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との間の割合の変動率とを算出する第2の算出処理と、
     前記変動率が所定の閾値を超えている場合に、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除するサービス提供条件緩和処理と、
     を実行させるサービス検索プログラム。
  12.  サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件、及び、第1のサービス提供条件を識別するためのサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを送信する管理者端末と、
     ユーザに関するユーザ情報を送信するユーザ端末と、
     サービス内容を指示するサービス指示情報を受信し、前記サービス指示情報に含まれるサービスを提供するサービス提供装置と、
     前記第1のサービス提供条件と、前記最適サービス提供条件推定リクエストと、前記ユーザ情報とを受信し、前記サービス指示情報を送信するサービス検索装置と、を含み、
     前記サービス検索装置は、
     前記管理者端末から受信した前記第1のサービス提供条件を記憶するサービス提供条件記憶手段と、
     前記ユーザ端末から前記ユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
     前記第1のサービス提供条件と前記ユーザ情報とを基に、前記ユーザ端末に提供するサービスに関する第2のサービス提供条件を検索するサービス検索手段と、
     前記ユーザ情報と前記第2のサービス提供条件とを基に前記サービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
     前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果情報受信手段と、
     前記サービス効果情報と前記サービス効果に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
     前記管理者端末から前記最適サービス提供条件推定リクエストを受信し、前記最適サービス提供条件推定が含むサービス提供条件IDを基に、前記サービス提供履歴手段に蓄積されている前記サービス提供履歴情報から判定情報を生成し、該生成した判定情報を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記サービス提供条件IDで識別される前記第1のサービス提供条件に追加又は該判定情報で前記第1のサービス提供条件を更新する第1のサービス提供条件制限手段と、
     を含むサービス提供条件最適化システム。
  13.  前記第1のサービス提供条件制限手段が、
     前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴情報から抽出し、
     前記抽出したサービス提供履歴情報のなかで、サービス効果情報を含む比率である成功率が予め設定された閾値以上のサービス履歴情報に含まれる属性値を基に判定情報を生成する
     ことを特徴とする請求項12記載のサービス提供条件最適化システム。
  14.  前記第1のサービス提供条件制限手段が、
     前記管理者端末から受信した最適サービス提供条件推定リクエストから前記サービス提供条件IDを取得して出力し、条件制限情報の入力に基づき前記条件制限情報が含む前記サービス提供条件IDで識別されるサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供条件に前記条件制限情報が含む判定情報を追加または該判定情報で前記検索の結果見つかったサービス提供条件を更新する第2のサービス提供条件制限手段と、
     前記第2のサービス提供条件制限手段から前記サービス提供条件IDを受け、受け取った前記サービス提供条件IDを含むサービス提供履歴情報を前記サービス提供履歴記憶手段から検索し、検索の結果見つかったサービス提供履歴情報から各属性名に対応する属性値とサービス効果情報とを含む要素からなる属性値集合を抽出し、前記抽出した属性値集合から、互いに近い属性値を含む要素からなる属性値部分集合に分類し、前記属性値部分集合の要素のうち前記サービス効果情報を含む要素の割合を計算し、所定の値より高い割合の属性値部分集合を基に属性名と前記判定情報とを含む前記条件制限情報を作成して前記第2のサービス提供条件制限手段に渡す分析手段と、
     を含むことを特徴とする請求項12記載のサービス提供条件最適化システム。
  15.  前記分析手段が、
     前記条件制限情報に含まれる前記属性値部分集合の属性値の最小と最大とを基に前記判定情報として生成することを特徴とする請求項14記載のサービス提供条件最適化システム。
  16.  サービスの判定に用いる判定情報を含む第1のサービス提供条件、及び、第1のサービス提供条件を識別するためのサービス提供条件IDを含む最適サービス提供条件推定リクエストを送信する管理者端末と、
     ユーザに関するユーザ情報を送信するユーザ端末と、
     サービス内容を指示するサービス指示情報を受信し、前記サービス指示情報に含まれるサービスを提供するサービス提供装置と、
     前記第1のサービス提供条件と、前記最適サービス提供条件推定リクエストと、前記ユーザ情報とを受信し、前記サービス指示情報を送信するサービス検索装置と、を含み、
     前記サービス検索装置は、
     前記感謝端末から受信した第1のサービス提供条件と、前記第1のサービス提供条件に含まれる前記判定情報のうちの少なくとも1つを削除した第2のサービス提供条件とを記憶するサービス提供条件記憶手段と、
     前記ユーザ端末からユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
     前記ユーザ情報と関連する第3のサービス提供条件を前記サービス提供条件記憶手段に記憶されている前記第1のサービス提供条件及び第2のサービス提供条件から検索するサービス検索手段と、
     前記ユーザ情報と前記第3のサービス提供条件とを基に前記サービス提供装置が提供するサービス内容を決定し、前記サービス提供装置に前記決定したサービス内容を指示するためのサービス指示情報を送信するサービス指示情報送信手段と、
     前記サービス提供装置から前記サービス指示情報に関するサービス提供の効果の有無を含むサービス効果情報を受信するサービス効果情報受信手段と、
     前記サービス効果情報と前記サービス効果情報に関する属性情報とを含むサービス提供履歴情報を蓄積するサービス提供履歴記憶手段と、
     前記第2のサービス提供条件を生成して前記サービス提供条件記憶手段に登録し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第1のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第1のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記サービス提供履歴記憶手段に蓄積されたサービス提供履歴情報から前記第2のサービス提供条件と関連するサービス提供履歴情報を抽出し、抽出したサービス提供履歴情報を基にサービス提供の効果があったことを示すサービス効果情報を含む第2のサービス提供履歴情報の数と割合とを算出し、前記第1のサービス提供履歴情報の割合と前記第2のサービス提供履歴情報の割合との変動率とを算出し、前記変動率が所定の閾値を超えている場合、前記第2のサービス提供条件が含まない判定情報を、前記第1のサービス提供条件から削除する、サービス提供条件緩和手段と、
     を含むサービス提供条件最適化システム。
  17.  前記第1のサービス提供条件と前記第2のサービス提供条件との関連を示す紐付けリストを記憶する紐付けリスト記憶手段を更に含み、
     前記サービス提供条件緩和手段は、
     前記紐付けリストを基に、前記第2のサービス提供条件に関連するサービス提供履歴情報を、サービス提供履歴記憶手段から抽出することを特徴とする請求項16記載のサービス提供条件最適化システム。
  18.  前記サービス提供条件緩和手段が、
     前記サービス提供条件に含まれるべき属性の必須リストを保持し、前記第1のサービス提供条件に含まれる判定情報のうち、前記必須リストが含む属性に関する判定情報以外の少なくとも1つの判定情報を削除した前記第2のサービス提供条件を生成することを特徴とする請求項16又は17記載のサービス提供条件最適化システム。
PCT/JP2012/056785 2011-03-29 2012-03-09 サービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システム WO2012132947A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013507378A JPWO2012132947A1 (ja) 2011-03-29 2012-03-09 サービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011071400 2011-03-29
JP2011-071400 2011-03-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2012132947A1 true WO2012132947A1 (ja) 2012-10-04

Family

ID=46930680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2012/056785 WO2012132947A1 (ja) 2011-03-29 2012-03-09 サービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2012132947A1 (ja)
WO (1) WO2012132947A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6291104B1 (ja) * 2017-03-22 2018-03-14 株式会社博報堂Dyホールディングス 情報処理システム
JP2021507381A (ja) * 2017-12-15 2021-02-22 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 認知システムのためのコミュニケーション・モデル

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000222424A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Amr Media Quest Inc 情報検索装置及び情報管理装置
JP2004274170A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Ntt Docomo Inc 通信システム、端末装置、無線通信装置、情報送信装置、中継装置、管理サーバ及び通信方法
JP2007140930A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Csk Holdings Corp コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ装置、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラム
JP2009116537A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Nec Corp サービス管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000222424A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Amr Media Quest Inc 情報検索装置及び情報管理装置
JP2004274170A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Ntt Docomo Inc 通信システム、端末装置、無線通信装置、情報送信装置、中継装置、管理サーバ及び通信方法
JP2007140930A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Csk Holdings Corp コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ装置、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラム
JP2009116537A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Nec Corp サービス管理システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6291104B1 (ja) * 2017-03-22 2018-03-14 株式会社博報堂Dyホールディングス 情報処理システム
JP2018160039A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 株式会社博報堂Dyホールディングス 情報処理システム
JP2021507381A (ja) * 2017-12-15 2021-02-22 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 認知システムのためのコミュニケーション・モデル
JP7292780B2 (ja) 2017-12-15 2023-06-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 認知システムのためのコミュニケーション・モデル
US11836592B2 (en) 2017-12-15 2023-12-05 International Business Machines Corporation Communication model for cognitive systems

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2012132947A1 (ja) 2014-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11468019B2 (en) Apparatus, systems, and methods for analyzing characteristics of entities of interest
KR101744473B1 (ko) 예측적 공간-시간 광고 타겟팅
US10565255B2 (en) Method and system for selecting images based on user contextual information in response to search queries
KR101274388B1 (ko) 위치정보를 기반으로 한 지역정보 광고 방법과 상기 방법을수행하기 위한 시스템
JP5371480B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2003079229A1 (fr) Procédé et dispositif de recherche d'informations de régions
CN106095738B (zh) 推荐表单片段
CN101414296A (zh) 自适应服务推荐设备及方法、自适应服务推荐系统及方法
EP2559274A1 (en) Method and apparatus for context-indexed network resource sections
KR20160133304A (ko) 사용자 리뷰 제공 방법, 장치 및 컴퓨터 프로그램
US8799314B2 (en) System and method for managing information map
JP2018504686A (ja) 検索データを処理するための方法及び装置
JP4375626B2 (ja) カテゴリ別のキーワードの入力順位を提供するための検索サービスシステムおよびその方法
US11308154B2 (en) Method and system for dynamically overlay content provider information on images matched with content items in response to search queries
JP2004272355A (ja) 情報提示方法および情報提示システムならびに情報提示処理プログラム
WO2012132947A1 (ja) サービス提供条件最適化方法、サービス検索装置、及びサービス提供条件最適化システム
JP5235710B2 (ja) 文書検索装置、文書検索方法、文書検索プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体。
KR102151598B1 (ko) 키워드 속성을 기준으로 관련 있는 키워드를 제공하는 방법 및 시스템
KR20100038344A (ko) 위치정보를 기반으로 한 지역정보 광고 방법과 상기 방법을 수행하기 위한 시스템
JP2010181975A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラムおよび記録媒体
JP2006092023A (ja) 文書管理用コンピュータプログラムならびに文書管理装置および方法
JP5741242B2 (ja) プロファイル更新装置およびその制御方法、ならびに、プロファイル更新用プログラム
KR101878937B1 (ko) 개인화된 정보 제공 시스템, 방법 및 그에 대한 기록매체
KR101810189B1 (ko) 사용자 리뷰 제공 방법, 장치 및 컴퓨터 프로그램
JP2005301432A (ja) 最新情報提供方法及びシステム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 12763607

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2013507378

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 12763607

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1