JP2007140930A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ装置、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラム - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ装置、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの興味を維持しつつ各コンテンツ提供者の戦略を公正に反映することができ、もってコンテンツ配信の場としての利用価値を高めること。
【解決手段】コンテンツ配信サーバ装置10には、CMと、CMの配信可能数を特定するための配信可能数情報とを、相互に関連付けて記憶するCMDB12bと、この配信可能数情報に少なくとも基づいてCMDB12bに記憶されたCMの当選確率を算出し、この当選確率に基づいて、ユーザ端末50に対して配信するCMを抽選するCM抽選処理部19と、抽選されたCMをCMDB12bから取得してユーザ端末50に配信するコンテンツ送出処理部21と、コンテンツが配信された場合に、当該配信されたコンテンツの配信可能数を減じるように、当該配信されたコンテンツに関連付けてCMDB12bに記憶されている配信可能数情報を更新するユニット減算部20とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンテンツ提供者が提供する各種のコンテンツをネットワークを介してユーザに配信するためのコンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ装置、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラムに関する。
各種のコンテンツをユーザに配信するためのシステムとして、伝統的なラジオやテレビに加えて、インターネットを介して配信を行うインターネットラジオやインターネットテレビが普及してきている。このような各種のメディアにおいては、多くの場合、ユーザに対して、番組を配信するだけでなく、その前後にコマーシャルを配信している。このコマーシャルは、企業(コンテンツ提供者)が放送会社(配信事業者)に放送料を支払ってその放送枠(コンテンツ配信機会)を購入しているものであり、企業にとっては、自社の戦略を適正に反映した形態でコンテンツが配信されることが好ましい。一方、コマーシャルは、通常はユーザには選択権が与えられておらず、配信者が一方的に選択して配信するものであり、ユーザにとっては受動的なコンテンツであるため、ユーザが興味を持って聴取できるような形態で配信されることが好ましい。このように、コンテンツの配信システムの利用価値を高めるためには、コンテンツ提供者側の要望とユーザ側の要望との両方を満足させることが好ましい。
このような多様な要望を満足させるためには、配信者側においてコンテンツをどのように選択するかが重要である。このコンテンツの選択方法としては、一般的に、2通りの選択手法が考えられる。第1の方法は、コンテンツ提供者が支払う放送料の額に応じてコンテンツの選択順序を決める方法である。第2の方法は、コンテンツ提供者が支払う放送料の額に関わらず、ランダムにコンテンツの選択順序を決める方法である。例えば、特開2001−256404号公報には、コンテンツ情報等を含むコンテンツ信号を受信装置に配信するシステムにおいて、番組のコンテンツ情報と商品の広告情報とを含むビットストリームをメモリに格納しておき、これを所定のタイムスケジュールに従って配信することが開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−256404号公報
しかしながら、放送料の額に応じてコンテンツの選択順序を決める方法では、コンテンツが配信される順序が各コンテンツ提供者の支払う放送料によって予め決まってしまい、ユーザには常に同じ順序でコンテンツが配信されることになり、ユーザの興味を維持することが困難である。
一方、ランダムにコンテンツの選択順序を決める方法では、特定のコンテンツ提供者が多くのコンテンツ配信機会を得ることを望んでいても、これを実現させることができない等、各コンテンツ提供者の戦略を公正に反映することが困難である。
この発明は、このような従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、ユーザの興味を維持しつつ各コンテンツ提供者の戦略を公正に反映することができ、もってコンテンツ配信の場としての利用価値を高めることができる、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ装置、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、コンテンツを配信するためのコンテンツ配信サーバ装置と、前記コンテンツを受信するための端末装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続して構成されたコンテンツ配信システムであって、前記コンテンツ配信サーバ装置には、前記コンテンツと、前記コンテンツの配信可能数を特定するための配信可能数情報とを、相互に関連付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記配信可能数情報に少なくとも基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの当選確率を算出し、この当選確率に基づいて、前記端末装置に対して配信するコンテンツを抽選するコンテンツ抽選手段と、前記コンテンツ抽選手段にて抽選されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から取得して前記端末装置に配信するコンテンツ送出手段と、前記コンテンツ送出手段にてコンテンツが配信された場合に、当該配信されたコンテンツの配信可能数を減じるように、当該配信されたコンテンツに関連付けて前記コンテンツ記憶手段に記憶されている配信可能数情報を更新する配信可能数更新手段とを備え、前記端末装置には、前記コンテンツ配信サーバ装置から配信されたコンテンツを受信する受信手段と、前記受信手段にて受信されたコンテンツを出力する出力手段とを備えたこと、を特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、端末装置に対してネットワークを介してコンテンツを配信するためのコンテンツ配信サーバ装置であって、前記コンテンツと、前記コンテンツの配信可能数を特定するための配信可能数情報とを、相互に関連付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記配信可能数情報に少なくとも基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの当選確率を算出し、この当選確率に基づいて、前記端末装置に対して配信するコンテンツを抽選するコンテンツ抽選手段と、前記コンテンツ抽選手段にて抽選されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から取得して前記端末装置に配信するコンテンツ送出手段と、前記コンテンツ送出手段にてコンテンツが配信された場合に、当該配信されたコンテンツの配信可能数を減じるように、当該配信されたコンテンツに関連付けて前記コンテンツ記憶手段に記憶されている配信可能数情報を更新する配信可能数更新手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、所定方法にて決定した抽選用重み係数を用いて、各コンテンツの当選確率を算出すること、を特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の本発明において、ユーザを特定するためのユーザ特定情報と、ユーザの属性に関するユーザ属性情報とを、相互に関連付けて記憶するユーザ属性情報記憶手段を備え、前記コンテンツ記憶手段は、各コンテンツに関連付けて、各コンテンツの配信対象としたい配信対象ユーザを限定するためのユーザ限定情報を記憶し、前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、ユーザ限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、ユーザの全数を算出し、配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記ユーザ限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、前記取得したユーザ限定情報に基づいて前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、前記取得したユーザ限定情報に合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数を算出し、前記ユーザの全数と、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数とに基づいて、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数が前記ユーザの全数に対して少ない程、前記当選確率が大きくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、前記ユーザの全数を、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数で除算することにより、前記抽選用重み係数を算出し、前記算出した抽選用重み係数を、他の所定のパラメータに乗算することにより、前記当選確率を算出すること、を特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項3に記載の本発明において、コンテンツを配信する際の状況に関する状況情報を記憶する状況情報記憶手段を備え、前記コンテンツ記憶手段は、各コンテンツに関連付けて、各コンテンツを配信すべき状況を特定する状況限定情報を記憶し、前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、状況限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記状況限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、前記取得した状況限定情報の項目の全数を算出し、前記取得した状況限定情報に基づいて前記状況情報記憶手段を参照することにより、その時点における前記状況情報に合致する前記状況限定情報の項目の数を算出し、前記状況限定情報の項目の全数と、前記合致する前記状況限定情報の項目の数とに基づいて、前記合致する前記状況限定情報の項目の数が前記状況限定情報の項目の全数に対して少ない程、前記当選確率が大きくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、前記状況限定情報の項目の全数を、前記合致する前記状況限定情報の項目の数で除算することにより、前記抽選用重み係数を算出し、前記算出した抽選用重み係数を、他の所定のパラメータに乗算することにより、前記当選確率を算出すること、を特徴とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項3に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、緊急配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、緊急配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも大きくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項9に記載の本発明は、請求項3に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、希少配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、希少配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも小さくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載の本発明において、前記コンテンツ記憶手段は、各コンテツに関連付けて、所定の特典をユーザに付与するための特典情報を記憶し、前記コンテンツ送出手段は、前記希少配信が指定されていることが前記コンテンツ抽選手段にて判定された場合に、希少配信を行うコンテンツに加えて、当該コンテンツに関連付けて前記コンテンツ記憶手段に記憶されている前記特典情報を配信すること、を特徴とする。
請求項11に記載の本発明は、請求項4から10のいずれか一項に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、前記算出した抽選用重み係数を所定値と比較し、前記算出した抽選用重み係数が前記所定値以上である場合又は前記所定値未満である場合には、前記算出した抽選用重み係数を所定の抽選用重み係数に変更すること、を特徴とする。
請求項12に記載の本発明は、請求項2から11のいずれか一項に記載の本発明において、前記コンテンツ記憶手段は、第1コンテンツを記憶する第1コンテンツ記憶手段と、前記第1コンテンツに付随して配信される複数の第2コンテンツを記憶する第2コンテンツ記憶手段とを備え、前記第1コンテンツ記憶手段又は前記第2コンテンツ記憶手段には、前記第1コンテンツと前記複数の第2コンテンツとの付随関係を特定する付随関係特定情報を記憶し、前記コンテンツ抽選手段は、配信すべき前記第1コンテンツが所定方法で特定された場合に、当該第1コンテンツに付随して配信される前記複数の第2コンテンツを前記付随関係特定情報を参照することにより特定し、当該特定された前記複数の第2コンテンツの抽選を一括して行なうこと、を特徴とする。
請求項13に記載の本発明は、請求項2から12のいずれか一項に記載の本発明において、前記コンテンツ記憶手段は、各コンテツに関連付けて、各コンテンツのヒットの程度を示すヒット程度情報を記憶し、前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、ヒット配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、前記コンテンツ記憶手段にて記憶されている前記ヒット程度情報に基づいて、前記コンテンツを抽選すること、を特徴とする。
請求項14に記載の本発明は、請求項2から13のいずれか一項に記載の本発明において、前記コンテンツ記憶手段は、各コンテツに関連付けて、各コンテンツに関連するキーワードを記憶し、前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、キーワード配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、所定方法で特定されたキーワードと、前記コンテンツ記憶手段にて記憶されている前記キーワードとに基づいて、前記コンテンツを抽選すること、を特徴とする。
請求項15に記載の本発明は、請求項2から14のいずれか一項に記載の本発明において、前記配信可能数更新手段は、所定方法にて決定した残数更新用重み係数を用いて、前記配信可能数の減算数を算出すること、を特徴とする。
請求項16に記載の本発明は、請求項4から15のいずれか一項に記載の本発明において、前記配信可能数更新手段は、コンテンツの配信方法として、ユーザ限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、ユーザの全数を算出し、配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記ユーザ限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、前記取得したユーザ限定情報に基づいて前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、前記取得したユーザ限定情報に合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数を算出し、前記ユーザの全数と、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数とに基づいて、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数が前記ユーザの全数に対して少ない程、前記配信可能数の減算数が大きくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項17に記載の本発明は、請求項6及び15に記載の本発明において、前記配信可能数更新手段は、コンテンツの配信方法として、状況限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記状況限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、前記取得した状況限定情報の項目の全数を算出し、前記取得した状況限定情報に基づいて前記状況情報記憶手段を参照することにより、その時点における前記状況情報に合致する前記状況限定情報の項目の数を算出し、前記状況限定情報の項目の全数と、前記合致する前記状況限定情報の項目の数とに基づいて、前記合致する前記状況限定情報の項目の数が前記状況限定情報の項目の全数に対して少ない程、前記配信可能数の減算数が大きくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項18に記載の本発明は、請求項8及び15に記載の本発明において、前記配信可能数更新手段は、コンテンツの配信方法として、緊急配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、配信の対象になっているコンテンツに対する配信可能数の減算数が、他のコンテンツに対する配信可能数の減算数よりも大きくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項19に記載の本発明は、請求項9及び15に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、希少配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、希少配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも小さくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、を特徴とする。
請求項20に記載の本発明は、請求項15から19のいずれか一項に記載の本発明において、前記コンテンツ抽選手段は、前記算出した残数更新用重み係数を所定値と比較し、前記算出した残数更新用重み係数が前記所定値以上である場合又は前記所定値未満である場合には、前記算出した残数更新用重み係数を所定の残数更新用重み係数に変更すること、を特徴とする。
請求項21に記載の本発明は、コンテンツ配信サーバ装置から端末装置に対してネットワークを介してコンテンツを配信するためのコンテンツ配信方法であって、前記コンテンツ配信サーバ装置に、前記コンテンツと、前記コンテンツの配信可能数を特定するための配信可能数情報とを、相互に関連付けて記憶させ、前記コンテンツ配信サーバ装置が、当該コンテンツ配信サーバ装置に記憶された前記配信可能数情報に少なくとも基づいて、当該コンテンツ配信サーバ装置に記憶されたコンテンツの当選確率を算出し、この当選確率に基づいて、前記端末装置に対して配信するコンテンツを抽選するコンテンツ抽選ステップと、前記コンテンツ抽選ステップにおいて抽選されたコンテンツを当該コンテンツ配信サーバ装置から取得して前記端末装置に配信するコンテンツ送出ステップと、前記コンテンツ送出ステップにおいてコンテンツが配信された場合に、当該配信されたコンテンツの配信可能数を減じるように、当該配信されたコンテンツに関連付けて当該コンテンツ配信サーバ装置に記憶されている配信可能数情報を更新する配信可能数更新ステップと、を備えたことを特徴とする。
請求項22に記載の本発明は、コンテンツ配信サーバ装置から端末装置に対してネットワークを介してコンテンツを配信するためのコンテンツ配信方法を、コンピュータに実行させるためのコンテンツ配信プログラムであって、前記請求項21に記載のコンテンツ配信方法を含むことを特徴とする。
本発明によれば、配信可能数情報に基づいて算出された当選確率によってコンテンツが抽選されることで、コンテンツ提供者が購入した配信可能数に応じた割合でコンテンツが配信され、コンテンツ提供者にとって公平なコンテンツ配信を行うことができる。また、コンテンツが抽選によって特定されることで、様々なコンテンツが配信されるので、ユーザの興味を持続させることができる。これらのことによって、配信システムの配信付加価値を増大させることができる。
本発明によれば、抽選用重み係数を用いて各コンテンツの当選確率を算出しているので、抽選用重み係数を必要に応じて変更することにより、コンテンツの当選確率を変動させることができ、コンテンツの配信形態を容易に変更できる。
本発明によれば、特定の条件に合致するユーザの数が少ない程、当選確率が大きくなるように抽選用重み係数を決定するので、特定の条件のユーザに向けてコンテンツを配信するためのユーザ限定配信を行った場合において、より少数のユーザに向けたコンテンツを高確率で配信でき、ユーザを限定したコンテンツの配信を容易に行うことができる。
本発明によれば、その時点の状況に合致する状況限定情報の項目の数が状況限定情報の項目の全数に対して大きい程、当選確率が大きくなるように、抽選用重み係数を決定するので、特定の状況下に合致するようなコンテンツを配信するための状況限定配信を行った場合において、その時点の状況に合致するコンテンツを高確率で配信でき、状況を限定したコンテンツの配信を容易に行うことができる。
本発明によれば、緊急配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも大きくなるように、抽選用重み係数を決定するので、緊急で配信したいコンテンツを高確率で配信でき、緊急性の高いコンテンツの即時配信を容易に行うことができる。
本発明によれば、希少配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも小さくなるように、抽選用重み係数を決定するので、特定のコンテンツを低確率で配信することで当該コンテンツの希少性を高めることができ、希少性の高いコンテンツの配信を容易に行うことができる。
本発明によれば、希少配信時に特典情報を配信することで、ユーザに特別な利益を提供することができ、いわゆる「当たり」のコンテンツを提供することで、ユーザによってのコンテンツの付加価値を高めることができる。
本発明によれば、抽選用重み係数が所定値以上である場合又は所定値未満である場合には、算出した抽選用重み係数を所定の抽選用重み係数に変更することで、抽選用重み係数を大きすぎる値や小さすぎる値で算出した場合にもこれを補正でき、コンテンツの当選確率を適正な程度に調整できる。
本発明によれば、第1コンテンツに付随して配信する複数の第2コンテンツの抽選を一括して行なうことができるので、番組に対して複数のCMを付随的に配信するような場合においても、これら複数のCMの抽選を容易に行うことができる。
本発明によれば、ヒットしているコンテンツの中からコンテンツを抽選したり、ヒットしているコンテンツの当選確率を上げることができ、ヒットしているコンテンツを優先的に配信して、ユーザの興味を一層引き付けることができる。
本発明によれば、ユーザ等から要求されたキーワードに合致する内容のコンテンツの中からコンテンツを抽選したり、このキーワードに合致するコンテンツの当選確率を上げることができ、特定の内容のコンテンツを優先的に配信して、ユーザの興味を一層引き付けることができる。
本発明によれば、残数更新用重み係数を用いて配信可能数の減算数を算出しているので、残数更新用重み係数を必要に応じて変更することにより、配信可能数を変動させることができ、コンテンツ提供者に対する課金額を容易に変更できる。
本発明によれば、特定の条件に合致するユーザの数が少ない程、配信可能数の減算数が大きくなるように残数更新用重み係数を決定するので、特定の条件のユーザに向けてコンテンツを配信するためのユーザ限定配信を行った場合には、その限定頻度に応じた額の課金を行うことができる。
本発明によれば、特定の条件に合致する状況限定情報の項目の数が状況限定情報の項目の全数に対して大きい程、配信可能数の減算数が大きくなるように残数更新用重み係数を決定するので、特定の状況下に合致するようなコンテンツを配信するための状況限定配信を行った場合には、その限定頻度に応じた額の課金を行うことができる。
本発明によれば、緊急配信の対象になっているコンテンツの配信可能数の減算数が、他のコンテンツの配信可能数の減算数よりも大きくなるように、残数更新用重み係数を決定するので、緊急配信を行った場合には、コンテンツ提供者に対する課金額を増分することができる。
本発明によれば、希少配信の対象になっているコンテンツの配信可能数の減算数が、他のコンテンツの配信可能数の減算数よりも大きくなるように、残数更新用重み係数を決定するので、希少配信を行った場合には、コンテンツ提供者に対する課金額を増分することができる。
本発明によれば、残数更新用重み係数が所定値以上である場合又は所定値未満である場合には、算出した残数更新用重み係数を所定の残数更新用重み係数に変更することで、残数更新用重み係数を大きすぎる値や小さすぎる値で算出した場合にもこれを補正でき、コンテンツ提供者に対する課金額を適正な程度に調整できる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るコンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ装置、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラムを実施するための最良の形態について詳細に説明する。まず、〔I〕本実施の形態の基本概念を説明した後、〔II〕本実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、本実施の形態に対する変形例について説明する。
〔I〕本実施の形態の基本概念
まず、本実施の形態の基本概念について説明する。本実施の形態に係るコンテンツ配信システムは、コンテンツを配信するためのコンテンツ配信サーバ装置と、前記コンテンツを受信するための端末装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続して構成されたシステムである。
(配信形態の例示)
このシステムを用いた配信形態は任意であるが、以下では、近年、インターネットラジオの一形態として普及してきている、再生専用の携帯端末を用いた配信形態を例にとって説明する。具体的には、ユーザは、自己のユーザ端末にインストールされた特定のソフトウェアを介して、インターネット経由で所定のコンテンツ配信サーバ装置にアクセスする。そして、このコンテンツ配信サーバ装置から、当該コンテンツ配信サーバ装置によって提供されている複数の番組(ラジオ番組)のリストを取得し、このリストを用いて所望の番組を指定すると、この番組の配信データがコンテンツ配信サーバ装置からユーザ端末に配信される。そして、ユーザは、この配信データを、ユーザ端末に接続した再生専用携帯端末にダウンロードし、この再生専用携帯端末を持ち歩くことで、任意の場所及び時間で番組を聴取できる。
(コンテンツの例示)
このような聴取形態において配信されるコンテンツは、ユーザが能動的に聴取を要求するメインコンテンツである「番組(特許請求の範囲における第1コンテンツに対応する)」と、ユーザの要求に関わらず一方的に配信されるものであって、各番組の前後に付随的に配信される「コマーシャル(以下、CM。特許請求の範囲における第2コンテンツに対応する)」とに大別される。番組としては、例えば、ニュース番組、スポーツ番組、音楽番組等がある。CMとしては、例えば、テレビCMやラジオCMと同様の音声CM、テレビCMやラジオCMに関する情報(例えば、CMソング、アナウンサー、声優など、商品以外のCM情報)、新曲キャンペーン展開の一環としてのミュージッククリップ等がある。なお、番組とCMとを相互に区別する必要がない場合には、これらを「コンテンツ」と総称する。このように本実施の形態で用いるコンテンツの具体的なデータ形式は任意であるが、音声や動画などのように時系列に提供される情報や、テキストやハイパーリンクなどにより提供される静的な情報を含み得る。
(各主体の定義)
以下では、CMを提供する主体(主として企業)を「CM提供者」、このCM提供者から提供を受けたCMを、自社又は第三者が作成した番組と共に、コンテンツ配信サーバ装置を用いて配信する主体(主として企業)を「配信事業者」、この配信事業者から配信された番組やCMをネットワーク経由で端末装置にて受信して聴取する主体(主として個人)を「ユーザ」と称する。
(ユニットの基本概念)
この際のCM提供者と配信事業者との相互の具体的な契約形態は任意であるが、以下では、CM提供者が配信事業者から、CMを配信してもらうための権利(配信機会)を購入するものとする。この配信機会の購入額やその残数は、「ユニット」という単位で管理される。すなわち、「ユニット」は、CMの配信機会に関する購入単位(例えば、1ユニット:15秒:10円、1ユニット:1付加情報:10円など)であり、各CM提供者それぞれの購入額から換算される。つまり、CM提供者は、所望の数だけユニットを購入することとなる。そして、購入されたユニットは、CMの提供に応じて減算(消費)される。ただし、CMをサーバ装置に登録した後においても、ユニットを追加購入することができる。なお、付加情報とは、番組やCM等の各種のコンテンツと連動して配信される付加的な情報であり、例えば、ある音声コンテンツを聞いたユーザが、Webリンクなど能動的なアクションを実施した際に、このユーザに対して、番組やCMとは別個に、又は、番組やCMと共に提供される情報である。あるいは、番組やCM自体に、メタ情報として複数の表現形式の付加情報を添付することもでき、例えば、音声コンテンツに、静止画などの付加情報を添付することもできる。
〔II〕本実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。ただし、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。以下では、まずコンテンツ配信システムを構成する各装置の構成について説明し、次いで、このコンテンツ配信システムを用いて実行される各処理の内容について説明する。
(システムの概要および特徴)
まず、本実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成図、図2は、本実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概要を説明するための図である。
図1に示すように、コンテンツ配信システムは、コンテンツ配信サーバ装置10、CMを提供しようとする複数のCM提供者の提供者端末30、CMをチェック(検閲や評価)する複数のチェッカのチェッカ端末40、及び、番組やCMの提供を受ける複数のユーザのユーザ端末(例えば、パーソナルコンピュータ)50を、公衆電話網やインターネットなどのネットワーク1を介して相互に通信可能に接続して構成される。また、ユーザ端末50には再生専用携帯端末60が接続されている。
このシステムにおいて、CMを提供しようとするCM提供者が、所望の数だけユニットを購入すると、コンテンツ配信サーバ装置10には、各CM提供者のCMと、購入されたユニットの残数を示す残ユニット数とが関連付けて登録される。また、コンテンツ配信サーバ装置10には、各CMの時間長(例えば、15秒の音声CMであれば時間長は1ユニット)等の各種の情報が、さらに関連付けて登録される。
(システムの概要および特徴−ユーザからの要求形態)
このようにして登録されたCMは、ユーザからの要求に基づいて、配信事業者又は第三者が作成した番組と共に、ユーザに配信される。ここで、ユーザからの番組に関する具体的な要求形態としては、特定の番組の配信を要求する「ダイレクト要求」、複数の番組の中からランダムに選択された番組の配信を要求する「ランダム要求」、複数の番組の中から特に人気があるヒット番組の配信を要求する「ヒット番組要求」、及び、各番組に対するユーザからの口コミデータの配信を要求する「口コミ登録要求」とがある。
このうち、ヒット番組要求及び口コミ登録要求については後述するものとし、ここでは、ダイレクト要求及びランダム要求に関連する特徴について説明する。ダイレクト要求があった場合には、ユーザによって特定された番組に付随する一又は複数のCMがコンテンツ配信サーバ装置10によって自動的に選択され、これら番組とCMとが同時に配信される。また、ランダム要求があった場合には、コンテンツ配信サーバ装置10において番組をランダムに選択し、この番組に付随する一又は複数のCMがコンテンツ配信サーバ装置10によって自動的に選択され、これら番組とCMとが同時に配信される。このようなCMの選択の際には、コンテンツ配信サーバ装置10において、各CMの残ユニット数を少なくとも反映した当選確率を各CM毎に算出し、各CMの当選確率に基づいた公正なくじ引きを行なうことによって、ユーザ端末50に対して提供するCMを抽選する。また、このようにダイレクト要求又はランダム要求によって番組を要求する際、ユーザは、特定のキーワードが含まれるCMの配信を要求する「キーワードCM要求」を行なうことができる。
(システムの概要および特徴−CM抽選方法)
このようにCMを抽選にて選択して配信する方法としては、4つの方法が選択可能である。第1の方法は「ユーザ限定配信(セグメント配信)」である。ユーザ限定配信とは、特定のCMが、特定の属性を有するユーザのみに高確率で当選するように、当該特定のCMの当選確率を算出して行なう配信方法である。このユーザ限定配信によれば、特定のCMをその内容に興味がありそうな特定のユーザに高確率で配信でき、CM効果を増大させると共に、CMを聴取するユーザの興味を維持することが可能になる。
第2の方法は、「状況限定配信」である。状況限定配信とは、特定のCMが、特定の状況下においてのみ高確率で当選するように、当該特定のCMの当選確率を算出して行なう配信方法である。このような特定の状況としては、例えば、特定の時間帯、特定の温度、特定の湿度、特定の天気、スポーツ等の試合の特定の勝敗、あるいは、これらの予報や予定の内容が特定の内容である場合を挙げることができる。この状況限定配信によれば、特定のCMを、その内容に関連するような状況が生じている場合にのみ高確率で配信でき、CM効果を増大させると共に、CMを聴取するユーザの興味を維持することが可能になる。
第3の方法は、「緊急配信」である。緊急配信とは、特定のCMが高確率で当選するように、当該特定のCMの当選確率を算出して行なう配信方法である。この緊急配信によれば、緊急性の高い情報、例えば、号外ニュースや災害情報を意図的に高確率で配信することで、その即時性を高めることができ、特定の情報を迅速に配信できる。なお、ここでは、号外ニュースや災害情報についてもCMの一種であるとして説明を進めるが、公共性のある情報を無償で配信することもでき、この場合にはユニットの購入を条件とすることなく、配信を行うようにしてもよい。
第4の方法は、「希少配信」である。希少配信とは、特定のCMが低確率で当選するように、当該特定のCMの当選確率を算出して行なう配信方法である。この希少配信によれば、特定のCMを意図的に低確率で配信することで、その希少性を高め、CM効果を増大させると共に、CMを聴取するユーザの興味を維持することが可能になる。
(システムの概要および特徴−CM抽選方法−抽選用重み係数の基本概念)
特に、本実施の形態においては、これら4つの配信方法を、「抽選用重み係数」という1つのパラメータの算出方法を変えることによって実現しているので、そのシステム構成が極めて簡易になる。この抽選用重み係数について説明する前に、その前提になる、当選確率の算出方法について具体的に説明する。図3は、本実施の形態に係る各種の数値の算出方法を示す図である。この図3に示すように、各CMの「当選確率」は、各CMの「スコア」を各CMの「スコアの総和」で除算することで算出する。この「スコア」は、各CMの「残ユニット数」を各CMの提供期限に係る「残日数」で除算し、この結果をさらに各CMの「CM長」で除算し、この結果に各CMの「抽選用重み係数」を乗算することによって算出する。
(システムの概要および特徴−当選確率の算出意義)
このような当選確率の算出方法によれば、「スコア」が高いCMほど「当選確率」が高くなり、結果的に、ユーザ端末50に対して提供される機会が多くなる。すなわち、図3に示した「スコア」の算出式に表されるように、「抽選用重み係数」が高く、「残ユニット数」も高く、さらに「残日数」が短く、「CM長」も短いほど、ユーザ端末50に対する配信機会も多くなる。
ここで、「残ユニット数」が高くなるほど「スコア」が高くなるようにしたのは、CM提供の場にオークションの要素を取り入れ、多くユニットを購入してCM配信機会を多く得たいといったCM提供者の戦略を、公正に反映した抽選を実施することを可能にするためである。
また、「スコア」に反映される「残ユニット数」をCMの提供に応じて減算することとしたのは、CMの提供に応じてユニットは消費されたと考えて新たにスコアを算出することによって、公正な抽選を継続的に実施することを可能にするためである。つまり、多くのユニットを購入した者のスコアがCMの提供後も定常的に高くなったのでは、その後の抽選は公正な抽選とは言い得ないからである。
また、「残日数」が短くなるほど「スコア」が高くなるようにしたのは、提供開始時期に短期間で集中的にCMを提供したい、あるいは、継続して平滑にCMを提供したいといったCM提供者の戦略を、公正に反映した抽選を実施することを可能にするためである。
また、「CM長」が短くなるほど「スコア」が高くなるようにしたのは、短時間のCMを多くの機会で提供したいといったCM提供者の戦略を、公正に反映した抽選を実施することを可能にするためである。さらに、長時間のCMと短時間のCMとでは、CM提供の場を占有する時間(ユーザ端末50に対してCMが送出される時間)が相違するので、これを考慮した公正な抽選を実施するという意味合いもある。
(システムの概要および特徴−抽選用重み係数の算出方法)
ここで、抽選用重み係数は、上述したように、4つの配信方法を実現するために設定されるパラメータであり、この4つの配信方法のいずれの方法にてCMを配信するのかによって、その算出方法が異なる。まず、ユーザ限定配信を行う場合、抽選用重み係数は、「全ユーザの数」を「配信対象に合致するユーザの数」で除算することによって算出する。また、状況限定配信を行う場合、抽選用重み係数は、「状況限定情報(後述する)に含まれる項目の全数」を「その配信時点における状況に合致する項目の数」で除算することによって算出する。また、緊急配信を行う場合、抽選用重み係数は、所定の大きな数値に設定される。一方、希少配信を行う場合、抽選用重み係数は、所定の小さな数値に設定される。
(システムの概要および特徴−抽選用重み係数の調整)
このユーザ限定配信又は状況限定配信における抽選用重み係数の算出時には、必要に応じて、「抽選用重み係数の調整」が行なわれる。この調整は、抽選用重み係数を用いることによって算出した当選確率を、大きすぎたり小さすぎたりすることのないように調整するための処理である。例えば、抽選用重み係数が所定の最大値を超えた場合には、この抽選用重み係数を、最大値よりも小さな所定数に変更する。また、抽選用重み係数が所定の最小値を下回った場合には、この抽選用重み係数を、最小値よりも大きな所定数に変更する。
(システムの概要および特徴−ユニットの残数更新)
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信システムのもう一つの特徴であるユニットの残数更新について説明する。コンテンツ配信サーバ装置10は、ユーザ端末50に対してCMが提供された場合に、当該CMの残ユニット数に関して、ユーザ端末50に対するCMの提供に伴う費用(サーバの管理運用に要する費用や通信費用)に応じて所定量のユニットを減算する。このことにより、コンテンツ配信サーバ装置10の管理運用に要する費用やユーザ端末50が本来的に負担すべき通信費用をCM提供者に課金することができ、CM提供の場に広くユーザを取り込むことが可能になる。
このユニットの減算方法をより詳細に説明すると、図3に示すように、「減算ユニット数」は、ユーザ端末50に対して提供されたCMの提供時間に応じた「提供ユニット量(例えば、30秒のCMであれば2ユニット)」に、所定の「残数更新用重み係数」を乗算して算出される。この残数更新用重み係数は、CM提供者にとっての各CM配信の付加価値に応じて変更される係数であり、上述した4つの配信方法のいずれの方法にてCMを配信するのかによって、その算出方法が異なる。すなわち、本実施の形態においては、これら4つの配信方法における課金方法を、「残数更新用重み係数」という1つのパラメータの算出方法を変えることによって実現しているので、そのシステム構成が極めて簡易になる。
(システムの概要および特徴−残数更新用重み係数)
まず、ユーザ限定配信又は状況限定配信を行う場合、残数更新用重み係数は、抽選用重み係数と同様に算出される。すなわち、ユーザ限定配信において、残数更新用重み係数は、「全ユーザの数」を「配信対象に合致するユーザの数」で除算することによって算出する。また、状況限定配信を行う場合、残数更新用重み係数は、「状況限定情報(後述する)に含まれる項目の全数」を「その配信時点における状況に合致する項目の数」で除算することによって算出する。また、緊急配信を行う場合や希少配信を行う場合、残数更新用重み係数は、その配信形態の価値に応じた所定数に設定される。
(システムの概要および特徴−残数更新用重み係数の調整)
このユーザ限定配信又は状況限定配信における残数更新用重み係数の算出時には、必要に応じて、「残数更新用重み係数の調整」が行なわれる。この調整は、残数更新用重み係数を用いることによって算出した減算ユニット数を、大きすぎたり小さすぎたりすることのないように調整するための処理である。例えば、残数更新用重み係数が所定の最大値を超えた場合には、この残数更新用重み係数を、最大値よりも小さな所定数に変更する。また、残数更新用重み係数が所定の最小値を下回った場合には、この残数更新用重み係数を、最小値よりも大きな所定数に変更する。
(コンテンツ配信サーバ装置10の構成)
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信サーバ装置10の構成をより詳細に説明する。図1に示すように、このコンテンツ配信サーバ装置10は、コンテンツ配信サーバ装置10とネットワークとの間で各種情報の通信を制御する通信制御インターフェース(以下、IF)部11、記憶部12、及び、制御部13を備える。記憶部12は、制御部13による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、機能概念的に、番組DB12a、CMDB12b、チェッカDB12c、ユーザプロファイルDB12d、及び、状況DB12eを備える。
このうち、番組DB12aは、番組に関する番組情報を記憶する番組情報記憶手段であり、特許請求の範囲におけるコンテンツ記憶手段及び第1コンテンツ記憶手段に対応する。図4には、この番組情報の構成例を示す。この番組情報は、例えば、各番組を一意に特定するための「番組ID」、ビットストリーム等の所定のデータ形式にて形成された「番組データ」、CMに関連する詳細な商品情報などの「詳細データ」、及び、各番組の「ヒットスコア」を相互に関連付けて構成される。このような番組情報のうち、番組ID、番組データ、及び、詳細データについては、配信事業者によって任意の方法で番組DB12aに格納され、ヒットスコアは、後述するヒットスコア算出部22によって算出され番組DB12aに格納される。
CMDB12bは、CMに関するCM情報を記憶するもので、特許請求の範囲におけるコンテンツ記憶手段及び第2コンテンツ記憶手段に対応する。図5には、このCM情報の構成例を示す。このCM情報は、例えば、各CMを一意に特定するための「CMID」、CM提供者の氏名を示す「提供者氏名」、CM提供者の住所を示す「提供者住所」、ユニットの購入代金を引き落とすための「銀行口座」、追加購入を含めてこれまでに購入されたユニットの総数を示す「購入ユニット数」、ビットストリーム等の所定のデータ形式にて形成された「CMデータ」、各CMをユーザ限定配信する際に配信対象になるユーザを特定するための「ユーザ限定情報」、各CMを状況限定配信する場合にその状況を特定するための「状況限定情報」、各CMにおける緊急配信の有無を示す緊急情報、各CMを希少配信する際にユーザに提供する各種の特典を示す「特典情報」、各CMが同時に配信されるべき番組を一意に特定するための「番組特定情報」、各CMのユニットの残数を示す「残ユニット数(特許請求の範囲における配信可能数情報に対応する)」、各CMの時間長を示す「CM長」、各CMの提供期限を示す「提供期限情報」、各CMに対してユーザから提供された「口コミ情報」、及び、各CMの内容に含まれる「キーワード情報」、が相互に関連付けて格納される。
ユーザ限定情報の具体的形態は任意であるが、ここでは、限定したいユーザの属性を特定するための識別子と、そのパラメータとを、これら識別子とパラメータとの相互関係を示す連結子で連結して構成されている。例えば、識別子としては、年齢を限定する場合には「UserAge」、性別を限定する場合には「UserGender」、住所を限定する場合には「UserAddress」、職業を限定する場合には「UserJob」を用いる。パラメータとしては、年齢をA1歳からA2歳に限定する場合には「A1-A2」、性別を女性に限定する場合には「Female」、住所を東京都に限定する場合には「Tokyo」、職業をOLに限定する場合には「OL」を用いる。連結子としては、識別子とパラメータとが完全に一致する場合には「=」、識別子とパラメータとが大小関係にある場合には「≧」、「>」、「≦」、又は、「<」を用いる。図5には、年齢を20歳から29歳に完全一致で限定するためのユーザ限定情報(「UserAge=20-29」)、及び、性別を女性に完全一致で限定するためのユーザ限定情報(「UserGender=Female」)を示す。
状況限定情報の具体的形態は任意であるが、ここでは、限定したい状況を特定するための識別子と、そのパラメータ(例えばテキストデータや数値)とを、これら識別子とパラメータとの相互関係を示す連結子で連結して構成されている。例えば、識別子としては、配信可能時間を限定する場合には「Time」、温度を限定する場合には「Temprature」、天気を限定する場合には「Weather」、スポーツの試合の結果を限定する場合には「SportsResult」を用いる。パラメータとしては、配信可能時間をT1時からT2時に限定する場合には「T1-T2」、温度を26度に限定する場合には「26」、天気を晴れの日に限定する場合には「Fine」、スポーツの試合の結果を特定のチーム(ここでは「G」とする)の勝利に限定する場合には「G-Win」を用いる。連結子としては、ユーザ限定情報と同じものを用いる。図5には、配信可能時間を20時から24時に完全一致で限定するための状況限定情報(「Time=20-24」)、温度を26度以上に限定するための状況限定情報(「Temprature≧26」)、天気を晴れの日に完全一致で限定するための状況限定情報(「Weather=Fine」)、及び、スポーツの試合の結果を特定のチームの勝利に限定するための状況限定情報(「SportsResult=G-Win」)を示す。
同様に、緊急情報の具体的形態も任意であるが、例えば、緊急配信の有無を示す「要」又は「否」として構成される。特典情報の具体的形態も任意であるが、例えば、商品割引のクーポン情報や、特典を取得できるWebサイトのURL(Uniformed Resource Locator)として構成でき、あるいは、希少性のある音楽や画像のデータを用いることもできる。番組特定情報は、特許請求の範囲における付随関係特定情報に対応するもので、例えば、各CMが同時に配信されるべき番組の番組IDが記憶される。CM長としては、例えば、その配信時間や、配信に要するユニット数が記憶される。提供期限情報としては、例えば、期限最終日に対応する年月日が記憶される。
このようにCMDB12bに格納される情報のうち、CMデータ、ユーザ限定情報、状況限定情報、緊急情報、特典情報、番組特定情報、CM長、提供期限情報、及び、キーワード情報は、CM提供者によってCM登録時に設定される情報であり、登録後に更新することもできる。さらに、残ユニット数は、CM登録後におけるユニットの追加購入によって加算することができる。また、口コミデータは、後述する口コミ要求処理によって記憶される。
チェッカDB12cは、コンテンツをチェック(検閲や評価)するチェッカ(評価者)に関する各種の情報を記憶するデータベースである。具体的には、コンテンツを検閲するチェッカとコンテンツを評価するチェッカとに分けて、各チェッカのチェッカ端末40のアドレス、コンテンツを検閲または評価した結果の履歴などが格納される。
ユーザプロファイルDB12dは、ユーザ端末50を所有するユーザの属性に関するユーザ属性情報を記憶するデータベースであり、特許請求の範囲におけるユーザ属性情報記憶手段に対応する。ユーザプロファイルDB12dには、具体的には、各ユーザ毎に、ユーザ端末50の発信番号、氏名、性別、年齢(生年月日)、妻帯、子供の有無、趣味、嗜好(例えば、喫煙、飲酒)、自動車免許の有無などに関する情報が格納される。
なお、このユーザプロファイルDB12dに格納される情報は、基本的には、ユーザが必要に応じて登録、更新、削除をおこなうが、これらは、本システムにおけるユーザの聴取パターンなどに基づいて、コンテンツ配信サーバ装置10側で自動的に更新するようにしてもよい。つまり、例えば、お酒の番組を繰り返し聴取するユーザはお酒に対する興味が高く、また、あるタレントの出演する番組を繰り返し聴取するユーザはそのタレント自身に興味があると考えられるので、これらの興味に関する具体的な情報をコンテンツ配信サーバ装置10側で自動的に登録または更新するようにしてもよい。
状況DB12eは、状況配信時における状況判断を行なうための状況情報を記憶するデータベースであり、特許請求の範囲における状況情報記憶手段に対応する。図6には、この状況情報の構成例を示す。状況情報は、例えば、各状況を特定するための識別子と、その時点における各状況を示すパラメータ(テキストや数値)とを、相互に関連付けて構成されている。例えば、識別子としては、CMDB12bの状況限定情報と同じ識別子が用いられる。図6には、その時点の時間を示す識別子「Time」とその状況を示すパラメータ「21:50」、その時点の気温を示す識別子「Temperature」とその状況を示すパラメータ「30」、その時点の天気を示す識別子「Weather」とその状況を示すパラメータ「Cloudy」、その時点におけるスポーツの最新の勝敗を示す識別子「SportsResult」とその状況を示すパラメータ「G Lose」、「T Win」、及び、「D Lose」とが、それぞれ記憶されている例を示す。このような状況情報は、配信事業者が任意の方法で予め記憶させることができ、あるいは、天気予報サービスのような他の事業者からの情報をネットワーク1を介して自動的に取得する。
図1の説明に戻って、制御部13は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、機能概念的に、要求受付部14、CM登録部15、ダイレクト・ランダム要求処理部16、ヒット要求処理部17、口コミ要求処理部18、CM抽選処理部19、ユニット減算部20、コンテンツ送出処理部21、及び、ヒットスコア算出部22を備える。
このうち、要求受付部14は、提供者端末30、チェッカ端末40およびユーザ端末50から各種の要求を受け付け、受け付けた要求を制御部13内の所定部に受け渡す処理部である。具体的には、提供者端末30からは、CMの仮登録や本登録に係る要求や、CMDB12bに登録された情報の更新に係る要求を受け付ける。また、チェッカ端末40からは、CMの検閲結果や評価結果に係る受信要求を受け付ける。さらに、ユーザ端末50からは、番組の配信要求や詳細情報の送信などの要求を受け付ける。
CM登録部15は、CMに関する各種の情報をCMDB12bに登録する処理部であり、図1に示すように、登録処理部15a、検閲処理部15b、及び、評価処理部15cを備える。このうち、登録処理部15aは、提供者端末30から受け付けたCMの仮登録や本登録に係る要求、CMDB12bに登録された情報の更新に係る要求に応じて、CMに関する各種の情報をCMDB12bに登録する処理部である。
検閲処理部15bは、仮登録のかたちで受け付けたCM(及び後述する口コミデータ)について所定の検閲をおこなう処理部である。具体的には、仮登録されたCMをチェッカ端末40に送信して、CMの内容が公序良俗に反するか否かの検閲結果を受け付け、この検閲結果に基づいてCMを登録するべきか否かを多数決(あるいは一人でも反対すれば登録拒否)によって判定する。そして、検閲が承認されなかったCMについては、CM提供者の提供者端末30(口コミデータの場合には、ユーザのユーザ端末50)に対して、本登録を拒絶する旨を報知する。
評価処理部15cは、仮登録のかたちで受け付けたCMについて所定の評価をおこなう処理部である。具体的には、仮登録されたCMをチェッカ端末40に送信して、CMの内容が面白いかといった評価結果を受け付け、この評価結果を提供者端末30に対して送信して、CM配信機会を購入するか否かを確認する。つまり、評価結果をCM提供者に提示した上で、設定情報(ユーザ限定情報、状況限定情報、特典情報、番組特定情報)の確認あるいは変更を受け付けて、CMの本登録をおこなう。
ダイレクト・ランダム要求処理部16は、ユーザ端末50からのダイレクト要求及びランダム要求を処理するものであり、ダイレクト要求である場合にはユーザから特定された番組を番組DB12aから取得し、ランダム要求である場合には番組をランダムに抽選する。
ヒット要求処理部17は、ユーザ端末50からのヒット番組に対する接続要求(ヒット要求)を処理するものであり、具体的には、コンテンツDBを参照して、ヒットスコアが高い番組(例えば、上位の5位までの番組)をヒット番組として検索する。
口コミ要求処理部18は、ユーザ端末50からの口コミチャンネルに対する接続要求(口コミ要求)を処理するものである。具体的には、ユーザから受け付けた口コミデータをチェッカ端末40に送信して、口コミデータの内容が公序良俗に反するか否か、番組に対する感想や評価となり得るかといった検閲結果を受け付ける。そして、検閲が承認された口コミデータのみを、番組に関連付けて番組DB12aに登録する。
CM抽選処理部19は、ダイレクト要求、ランダム要求、あるいは、口コミ要求に応じて番組を配信する際に、この番組に付随して配信されるCMを抽選するもので、特許請求の範囲におけるコンテンツ抽選手段に対応する。このCM抽選処理部19は、機能概念的に、さらに、抽選リスト作成部23、抽選用重み係数算出部24、スコア算出部25、当選確率算出部26、及び、抽選部27を備える。
このうち、抽選リスト作成部23は、ユーザ端末50に対して提供するCMを抽選する際のリストを作成する処理部である。具体的には、番組DB12a及びCMDB12bを参照して、ユーザ端末50が配信を要求してきた番組に付随するCMを抽選対象としてリストアップする。また、抽選リスト作成部23は、ユーザ端末50に対して複数のCMを順次抽選して提供する場合(すなわち、回線が切断されずに複数のCMが順次ユーザ端末50に提供される場合)には、既に抽選されて当該ユーザ端末50に提供されたCMについて、抽選後の所定の回数(例えば、10回)だけ抽選対象から除外する。つまり、抽選対象としてリストアップされたCMのなかから、所定の回数前(例えば、以前10回)に既に同一のユーザ端末50に対して提供されたCMは除外される。これは、複数のCMを順次提供する場合に、同じCMが続くような事態を回避して、CMの提供を受けるユーザの興味を維持可能にするためである。
抽選用重み係数算出部24は、抽選用重み係数を算出するもので、ユーザ限定配信、状況限定配信、緊急配信、又は、希少配信のそれぞれの形態に応じて、異なる方法で抽選用重み係数を算出する。この抽選用重み係数算出部24は、さらに機能概念的に、抽選用重み係数調整部24aを備える。この抽選用重み係数調整部24aは、抽選用重み係数算出部24にて算出された抽選用重み係数を調整するためのもので、抽選用重み係数を所定の最大値又は最小値と比較し、その結果に応じて、抽選用重み係数を所定値に変更する。
スコア算出部25は、抽選リスト作成部23によってリストアップされた各CM毎に、図3で示した数式を用いて「スコア」を算出する。当選確率算出部26は、スコア算出部25によって算出された各CMのスコアに基づいて、図3で示した数式を用いて「当選確率」を各CM毎に算出する。抽選部27は、当選確率算出部26によって算出された各CMの当選確率に基づいた公正なくじ引きを実施して、ユーザ端末50に対して提供するCMを選択する処理部である。つまり、図7に示した抽選リストの構成例によれば、CM0001は「5.50%」の確率で当選し、CM0002は「4.00%」の確率で当選するように、公正なくじ引きを実施する。なお、この抽選部27によって抽選(選択)されたCMが、ユーザ端末50に対して、後述するコンテンツ送出処理部21の制御によって提供される。
ユニット減算部20は、CMが配信された場合に、CMDB12bに格納されている当該CMの残ユニット数を減算するもので、特許請求の範囲における配信可能数更新手段に対応する。具体的には、ユニット減算部20は、図3で示した数式を用いて「減算ユニット数」を算出し、算出した「減算ユニット数」の量だけ残ユニット数を減算する。ここで、図8を参照して、「減算ユニット数」の算出に用いられる「提供ユニット量」を説明する。例えば、同図に示すように、番組1に先立って、15秒のCM−1、30秒のCM−2、及び、15秒のCM−3を配信した場合、1つの提供ユニット量を15秒とすると、CM−1の提供ユニット量は1ユニット、CM−2の提供ユニット量は2ユニット、CM−3の提供ユニット量は1ユニットになる。
ユニット減算部20は、機能概念的に、さらに残数更新用重み係数算出部28を備える。この残数更新用重み係数算出部28は、残数更新用重み係数を算出するもので、ユーザ限定配信、状況限定配信、緊急配信、又は、希少配信のそれぞれの形態に応じて、異なる方法で残数更新用重み係数を算出する。この残数更新用重み係数算出部28は、機能概念的に、さらに残数更新用重み係数調整部28aを備える。この残数更新用重み係数調整部28aは、残数更新用重み係数算出部28にて算出された残数更新用重み係数を調整するためのもので、残数更新用重み係数を所定の最大値又は最小値と比較し、その結果に応じて、残数更新用重み係数を所定値に変更する。
コンテンツ送出処理部21は、ユーザによって配信要求された番組や、抽選部27で抽選されたCMを、ユーザ端末50に対して送出するもので、特許請求の範囲におけるコンテンツ送出手段に対応する。また、このコンテンツ送出処理部21は、番組の提供に際しては、ユーザ端末50から受け付けた各種の操作要求(番組送出の停止、番組送出の巻戻、番組送出のスキップ、詳細情報の送信などの要求)にも対処する。なお、番組やCMの送出途中で残ユニット数がゼロになった場合でも、途中で送出が停止されるのではなく、その番組やCMは最後まで送出される。
ヒットスコア算出部22は、各番組に対するユーザからのダイレクト要求の回数、各番組送出時における巻戻回数、各番組送出時における詳細情報の送信要求回数などのパラメータに基づいて、各番組のヒットスコアを逐次(若しくは適時)算出する処理部である。そして、算出された各番組のヒットスコアは、番組DB12aに更新登録され、さらに、このヒットスコアの更新に応じて、各番組のヒットスコアも更新登録される。なお、ヒットスコアの算出は、必ずしもリアルタイムにおこなう必要はなく、1日単位や1時間単位など、所定の間隔でおこなうようにしてもよい。
(その他の装置の構成)
また、提供者端末30やチェッカ端末40は、例えば、公知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、PHS端末、携帯端末、移動体通信端末またはPDAなどの情報処理装置として構成できるので、その説明を省略する。また、ユーザ端末50は、例えば、公知のパーソナルコンピュータにて構成され、ネットワーク1に接続される図示しない通信IF(特許請求の範囲における受信手段に対応する)や、通信IFにて受信した番組データやCMデータを再生専用携帯端末60に出力する図示しない出力IF(特許請求の範囲における出力手段に対応する)を備える。また、再生専用携帯端末60は、パーソナルコンピュータに接続され、任意の音声データや画像データをダウンロードしてハードディスク等に記憶させることができる、公知の携帯端末として構成される。
(CM登録処理)
次に、CM登録処理について説明する。図9は、CM登録処理のフローチャートである。同図に示すように、CM提供者の提供者端末30からCM登録要求を受け付けると(ステップS901)、コンテンツ配信サーバ装置10は、提供者端末30に対してCMの仮登録画面を送信する(ステップS902)。
そうすると、提供者端末30には、図10に示すような仮登録画面が表示される(ステップS903)。続いて、CM提供者が仮登録画面に対して、自己が提供したいCMのCM情報を入力あるいは添付すると(ステップS904肯定)、提供者端末30は、CM情報をコンテンツ配信サーバ装置10に対して送信する(ステップS905)。
そして、コンテンツ配信サーバ装置10は、CM情報をCMDB12bに仮登録するとともに(ステップS906)、仮登録したCM情報をチェッカ端末40に対して送信する(ステップS907)。続いて、コンテンツ配信サーバ装置10は、チェッカ端末40からCMの内容が公序良俗に反するか否かの検閲結果を受け付けると(ステップS908)、この検閲結果に基づいてCMを登録するべきか否かを判定する(ステップS910)。
この判定によって、登録するべきでないと判定された場合には(ステップS910否定)、コンテンツ配信サーバ装置10は、CM情報の登録を拒絶して、提供者端末30に対して登録拒絶画面を送信し(ステップS911)、提供者端末30には、図11に示すような登録拒絶画面が表示される(ステップS912)。
これとは反対に、検閲が承認された場合には(ステップS910肯定)、コンテンツ配信サーバ装置10は、チェッカ端末40からCMの内容が面白いかといった評価結果を受け付け(ステップS909)、この評価結果を含んで構成される本登録画面を提供者端末30に対して送信して、CMの配信機会を購入するか否かを確認する(ステップS913)。
そうすると、提供者端末30には、図12に示すような本登録画面が表示される(ステップS914)。続いて、CM提供者が本登録画面に対して、CM情報(ユーザ限定情報、状況限定情報、特典情報、番組情報、提供期限情報、キーワード情報)の確認あるいは変更を入力すると(ステップS915肯定)、提供者端末30は、設定情報をコンテンツ配信サーバ装置10に対して送信する(ステップS916)。そして、コンテンツ配信サーバ装置10は、受信した設定情報を反映してCM情報をCMDB12bに本登録する(ステップS917)。上記した一連の処理を経ることで、CM提供者のCM情報はCMDB12bに登録され、ユーザ端末50に対して提供可能になる。
なお、ここでは、CMの仮登録をトリガーにしてチェッカ端末40にCMを送信する場合を示したが、仮登録のCMを待ち行列とし、チェッカが任意(手隙)のタイミングでコンテンツ配信サーバ装置10にアクセスし、待ち行列のCMをチェック(検閲や評価)するようにしてもよい。この場合、待ち行列のCMは複数のチェッカによるチェックによって一定基準を満たすこと(たとえば検閲において誰か一人でもNGであった場合または一定人数のチェックがOKであったなど)により待ち行列から排出されることとなる。
また、図9には示していないが、コンテンツ配信サーバ装置10が、各チェッカから受け付けた検閲結果や評価結果に基づいて、各チェッカのチェック能力を採点するようにしてもよい。つまり、同一のCMに対する複数人のチェック結果(検閲結果や評価結果)の平均値を求め、この平均値から著しく外れたチェッカに注意を与えたり、また、合格判定(登録判定)をおこなったCMに関して問題が発生した場合(例えば、実際の所は公序良俗に問題があったなど)に、合格判定を下したチェッカに事後的に注意を与えるようにしてもよい。
(ダイレクト・ランダム処理)
次に、配信要求処理の手順を説明する。コンテンツ配信サーバ装置10において、ユーザ端末50からの要求が、ダイレクト要求又はランダム要求であることが要求受付部14にて判断された場合には、ダイレクト・ランダム要求処理部16によるダイレクト・ランダム要求処理が開示される。図13は、ダイレクト・ランダム要求処理のフローチャートである。
このダイレクト・ランダム要求処理において、ダイレクト・ランダム要求処理部16は、ユーザ端末50からの要求がダイレクト要求又はランダム要求のいずれであるのかを判定する(ステップS1301)。例えば、ユーザ端末50から、配信要求の際に、所望の番組を特定するための番組IDが送信されてきた場合には、ダイレクト要求であると判定し、番組IDの送信がない場合や、ランダム要求である旨の所定の識別子が送信されてきた場合には、ランダム要求であると判定する。そして、ランダム要求であると判定した場合(ステップS1301肯定)、ダイレクト・ランダム要求処理部16は、番組DB12aに記憶されている複数の番組IDの中から番組IDをランダムに抽選することにより、配信する番組を決定する(ステップS1302)。なお、ダイレクト要求でないと判定した場合(ステップS1301否定)、ダイレクト・ランダム要求処理部16は、ユーザ端末50から送信されてきた番組IDにより、配信する番組を特定する。これにてダイレクト・ランダム要求処理が終了する。
(ダイレクト・ランダム処理−CM抽選処理)
次いで、CM抽選処理が実行される。図14は、CM抽選処理のメインフローチャートである。ここでは、概略的に、CM抽選の母集団になるCMリストを作成し(ステップS1401)、CM抽選のためのスコアの算出に使用する抽選用重み係数を算出し(ステップS1402)、この抽選用重み係数を用いてスコアを算出し(ステップS1403)、このスコアを用いて各CMの当選確率を算出して(ステップS1404)、最後に、この当選確率に基づいたくじ引きを行なうことによって、配信するCMを抽選する(ステップS1405)。
(ダイレクト・ランダム処理−CM抽選処理−抽選リスト作成処理)
まず、図14のステップS1401の抽選リスト作成処理について詳述する。図15は、抽選リスト作成処理のフローチャートである。抽選リスト作成部23は、ダイレクト・ランダム要求処理部16によって特定された番組IDに基づいてCMDB12bを参照することにより、この番組IDに関連付けて記憶されている全てのCMを特定し(ステップS1501)、このように特定したCMのCMIDからなる抽選リストを仮作成する。次に、抽選リスト作成部23は、このように特定したCMの提供期限情報を参照し、これを任意の方法で取得したその時点の年月日と比較することで提供期限が経過しているCMを特定し、このように特定したCMのCMIDを仮抽選リストから除外する(ステップS1302)。さらに、ユーザ端末50から、配信要求の際に、所望のキーワードを特定するためのキーワード情報が送信されてきた場合には、キーワードCM要求であると判断し、仮抽選リストの各CMのキーワード情報をCMDB12bから取得し、このキーワード情報が、ユーザによって特定されたキーワード情報のいずれかに合致するか否かを判定する。そして、合致しないキーワード情報を有するCMを、仮抽選リストから除外する(ステップS1303)。これにて抽選リスト作成処理が完了する。このような処理によれば、ユーザが配信を要求する番組に関連した複数のCMについて、一括して抽選を行なうための抽選リストを作成できる。また、提供期限が経過しているCMを除外することで、CM提供者の意図を反映したCM配信を行うことができる。さらに、ユーザが意図したキーワード情報を含んだCMのみを抽選リストに含めることで、ユーザが興味を持つ可能性が高いCMのみを配信できる。
(ダイレクト・ランダム処理−CM抽選処理−抽選用重み係数算出処理)
次いで、図14のステップS1402の抽選用重み係数算出処理について詳述する。図16、17は、抽選用重み係数算出処理のフローチャートである。この処理は、抽選リストに含まれているCMの各々に対して個別的に順次実行される。以下では、実行対象になっているCMを「対象CM」と称する。
まず、抽選用重み係数算出部24は、対象CMの配信方法として、緊急配信が指定されているか否かを判定する(ステップS1601)。この判定は、CMDB12bを参照し、対象CMのCM情報中に、緊急情報として「要」が記憶されているか否かにより行なう。そして、緊急配信であると判定した場合(ステップS1601肯定)、抽選用重み係数算出部24は、さらに他の配信方法が指定されているか否かに関わらず緊急配信を優先する必要があると判断し、抽選用重み係数を所定の大きな値(例えば100)に設定し(ステップS1602)、図17に示すように抽選用重み係数算出処理を終了する。このような処理を行なうことで、対象CMが抽選されて配信される確率を高めて、対象CMの配信の即時性を高めることができる。
一方、図16に戻り、対象CMが緊急配信ではないと判定した場合(ステップS1601否定)、対象CMの配信方法として、希少配信が指定されているか否かを判定する(ステップS1603)。この判定は、CMDB12bを参照し、対象CMのCM情報中に、特典情報として何らかの情報が記憶されているか否かにより行なう。そして、希少配信であると判定した場合(ステップS1603肯定)、抽選用重み係数算出部24は、さらに他の配信方法が指定されているか否かに関わらず希少配信を優先する必要があると判断し、抽選用重み係数を希少配信時用の所定の小さな値(例えば0.1)に設定し(ステップS1604)、図17に示すように抽選用重み係数算出処理を終了する。このような処理を行なうことで、対象CMが抽選されて配信される確率を下げて、対象CMの希少性を高めることができる。
また、図16に戻り、希少配信ではないと判定した場合(ステップS1603否定)、対象CMの配信方法として、ユーザ限定配信が指定されているか否かを判定する(ステップS1605)。この判定は、CMDB12bを参照し、対象CMのCM情報中に、ユーザ限定情報が記憶されているか否かにより行なう。そして、限定配信であると判定した場合(ステップS1605肯定)、抽選用重み係数算出部24は、ユーザプロファイルDB12dに記憶されているユーザIDの数を積算することで、本システムに登録されているユーザの全数を算出する(ステップS1606)。また、抽選用重み係数算出部24は、CMDB12bから対象CMのユーザ限定情報を取得し、このユーザ限定情報に基づいてユーザプロファイルDB12dを参照することにより、このユーザ限定情報に合致するプロファイルを有するユーザの数を算出する(ステップS1607)。そして、抽選用重み係数算出部24は、ユーザの全数を、ユーザ限定情報に合致するユーザの数で除算することで、抽選用重み係数を算出する(ステップS1608)。このように抽選用重み係数を算出することで、対象CMの配信対象に合致するユーザの数が少ない程(ユーザがより限定的な集団に特定されている程)、対象CMが抽選されて配信される確率が高まるので、対象CMの配信の有効性を高めることができる。なお、このように抽選用重み係数を算出した場合には、図17に示すように抽選用重み係数調整処理に移行して抽選用重み係数の調整が行なわれる。この調整処理については後述する。
次に、ユーザ限定配信ではないと判定した場合(ステップS1605否定)、図17に示すように、対象CMの配信方法として、状況限定配信が指定されているか否かを判定する(ステップS1609)。この判定は、CMDB12bを参照し、対象CMのCM情報中に、状況限定情報が記憶されているか否かにより行なう。そして、状況限定配信であると判定した場合(ステップS1609肯定)、抽選用重み係数算出部24は、CMDB12bに記録されている対象CMの状況限定情報の項目(識別子とパラメータとの組)の全数を算出する(ステップS1610)。例えば、図5の例では、項目は、「Time=20-24」、「Temprature≧26」「Weather=Fine」、「SportsResult=G-Win」であるから、その全数は「4」である。また、抽選用重み係数算出部24は、この状況限定情報を、その時点において状況DB12eに格納されている状況情報と対比することで、その時点の状況に合致する対象CMの状況限定情報し、この合致する状況限定情報の項目の数を算出する(ステップS1611)。ここでは、状況限定情報と状況情報とで、識別子が合致し、かつ、状況限定情報のパラメータ及び連結子で特定される範囲内に、状況情報のパラメータが一致又は包含される場合には、当該状況限定情報を、その時点の状況に合致する状況限定情報であると判定する。例えば、図5、6の例では、「Time」と「Temprature」のみが合致するので、その数は「2」である。
そして、抽選用重み係数算出部24は、その時点の状況に合致する状況限定情報の項目の数を、状況限定情報の項目の全数で除算し、この除算結果に所定係数(例えば10)を乗算することで、抽選用重み係数を算出する(ステップS1612)。このように抽選用重み係数を算出することで、対象CMがその時点の状況に合致している程、対象CMが抽選されて配信される確率が高まるので、対象CMの配信の有効性を高めることができる。なお、このように抽選用重み係数を算出した場合には、抽選用重み係数調整処理に移行して抽選用重み係数の調整が行なわれる。この処理については後述する。
ここで、ステップS1609において、状況限定配信ではないと判定した場合には(ステップS1609否定)、対象CMの配信方法は、ユーザ限定配信、状況限定配信、緊急配信、あるいは、希少配信のいずれも指定されていない通常の配信であると判断できるので、抽選用重み係数算出部24は、抽選用重み係数として、所定の基準値(例えば1)を設定する(ステップS1613)。
(ダイレクト・ランダム処理−CM抽選処理−抽選用重み係数算出処理−抽選用重み係数調整処理)
次に、ステップS1614の抽選用重み係数調整処理について説明する。図18は、抽選用重み係数調整処理のフローチャートである。抽選用重み係数調整部24aは、抽選用重み係数部によって算出された抽選用重み係数が、所定の最大値(例えば10)以上であるか否かを判定する(ステップS1801)そして、最大値以上であると判定した場合(ステップS1801肯定)、抽選用重み係数調整部24aは、抽選用重み係数が大きすぎて適切でないと判断し、この抽選用重み係数を、最大値よりも小さな所定値(例えば3)に変更する(ステップS1802)。
一方、抽選用重み係数が最大値以上でないと判定した場合、抽選用重み係数調整部24aは、抽選用重み係数部によって算出された抽選用重み係数が、所定の最小値(例えば1)未満であるか否かを判定する(ステップS1803)。そして、最小値未満であると判定した場合(ステップS1803肯定)、抽選用重み係数調整部24aは、抽選用重み係数が小さすぎて適切でないと判断し、この抽選用重み係数を、最小値よりも大きな所定値であって、ステップS1802で設定する所定値より小さな所定値(例えば1)に変更する(ステップS1804)。なお、抽選用重み係数部によって算出された抽選用重み係数が、最大値以上でも最小値未満でもない場合には、抽選用重み係数は適切であると判断して、その変更は行なわずに、抽選用重み係数調整処理を終了する。このように抽選用重み係数の調整を行なうことで、ユーザ限定配信時や状況限定配信時のように特殊な方法で抽選用重み係数を算出した場合においても、抽選用重み係数の適正化を図り、CM抽選を適切に行なうことができる。これにて図16、17の抽選用重み係数算出処理が終了する。
(ダイレクト・ランダム処理−CM抽選処理−スコア算出)
再び図14に戻り、スコア算出部25は、対象CMの残ユニット数、残日数、及び、CM長をCMDB12bから取得し、これらの数値と、抽選用重み係数算出処理で算出された抽選用重み係数とを用いて、図3で示した数式に従って、「スコア」を算出する(ステップS1403)。以降、抽選リストに含まれているCMの各々について、ステップS1402〜1403を同様に繰り返すことで、全てのCMについてスコアを算出する。
(ダイレクト・ランダム処理−CM抽選処理−当選確率算出)
次いで、当選確率算出部26は、スコア算出部25によって算出されたスコアを用いて、図3で示した数式に従って、配信する番組に付随する全てのCMについての当選確率を算出する(ステップS1404)。具体的には、まず、全てのCMのスコアの総和を算出する。そして、各CMのスコアを、全てのCMのスコアの総和にて除算することで、各CMの当選確率を算出する。
(ダイレクト・ランダム処理−CM抽選処理−抽選)
そして、抽選部27は、当選確率算出部26によって算出された各CMの当選確率に基づいた公正なくじ引きを実施して、ユーザ端末50に対して提供するCMを抽選する(ステップS1405)。これにてCM抽選処理が終了する。
(ダイレクト・ランダム処理−コンテンツ送出処理)
続いて、コンテンツ送出処理部21は、ダイレクト・ランダム要求処理部16によって配信対象として特定された番組の番組データを番組DB12aから取得すると共に、抽選部27によって抽選されたCMのCMデータをCMDB12bから取得し、これら番組データ及びCMデータを、ネットワークを介してユーザ端末50に対して送出する。なお、かかるCMの提供に際して、コンテンツ送出処理部21は、ユーザ端末50から任意の方法で受け付けた各種の操作要求(番組送出の停止、番組送出の巻戻、番組送出のスキップ、詳細情報の送信などの要求)にも対処する。
(ユニット減算処理)
このように番組データ及びCMデータの送出が完了した後、ユニット減算部20により、ユニット減算処理が行なわれる。この処理は、コンテンツ送出処理部21にて送出されたCMの各々に対して個別的に順次実行される。以下では、実行対象になっているCMを「対象CM」と称する。図19は、ユニット減算処理のメインフローチャートである。
(ユニット減算処理−残数更新用重み係数算出処理)
まず、ユニット減算部20の残数更新用重み係数算出部28にて、残数更新用重み係数算出処理が行なわれる(ステップS1901)。この処理のフローチャートを図20に示す。残数更新用重み係数算出部28は、対象CMの配信方法が、緊急配信であったか否かを判定する(ステップ2001)。この判定は、CMDB12bを参照し、対象CMのCM情報中に、緊急情報として「要」が記憶されているか否かにより行なう。そして、緊急配信であると判定した場合(ステップ2001肯定)、残数更新用重み係数算出部28は、さらに他の配信方法が指定されていたか否かに関わらず、残数更新用重み係数を緊急配信時の所定値に設定し(ステップS2002)、残数更新用重み係数算出処理を終了する。例えば、配信確率が最も高い緊急配信を行なった場合には、最も高い料金を課金することが公平であると考え、この所定値を他の配信方法の場合よりも大きな値である「3」に設定する。このような処理を行なうことで、緊急配信の価値に対応した適切な課金を行なうことができる。
一方、緊急配信ではなかったと判定した場合(ステップS2001否定)、対象CMの配信方法が、希少配信であったか否かを判定する(ステップS2003)。この判定は、CMDB12bを参照し、対象CMのCM情報中に、特典情報が記憶されているか否かにより行なう。そして、希少配信であったと判定した場合(ステップS2003肯定)、残数更新用重み係数算出部28は、さらに他の配信方法が指定されていたか否かに関わらず、残数更新用重み係数を希少配信時用の所定値に設定し(ステップS2004)、残数更新用重み係数算出処理を終了する。例えば、CMの希少性を高めて配信した場合には、通常よりも高い料金を課金することが公平であると考え、所定値を通常の配信方法の場合よりも大きな値である「2」に設定する。このような処理を行なうことで、希少配信の価値に対応した適切な課金を行なうことができる。
また、希少配信ではなかったと判定した場合(ステップS2003否定)、対象CMの配信方法が、ユーザ限定配信又は状況限定配信であったか否かを判定する(ステップS2005)。この判定は、CMDB12bを参照し、対象CMのCM情報中に、ユーザ限定情報又は状況限定情報が記憶されているか否かにより行なう。そして、ユーザ限定配信又は状況限定配信であったと判定した場合(ステップS2005肯定)、残数更新用重み係数算出部28は、同一の対象CMの抽選用重み係数を算出した方法と同じ方法にて、残数更新用重み係数を算出する(ステップS2006)。すなわち、抽選用重み係数を残数更新用重み係数に設定する。このように残数更新用重み係数を算出することで、対象CMが抽選されて配信される確率を高めた程度に応じて、課金を増額できる。なお、このように残数更新用重み係数を算出した場合には、さらに残数更新用重み係数の調整が行なわれる。この処理については後述する。
ここで、ユーザ限定配信又は状況限定配信ではないと判定した場合には(ステップS2005否定)、対象CMの配信方法は、ユーザ限定配信、状況限定配信、緊急配信、あるいは、希少配信のいずれも指定されていない通常の配信であり、特に課金の増額を行うべき理由もないと判断できるので、残数更新用重み係数算出部28は、残数更新用重み係数として、所定の基準値(例えば1)を設定する(ステップS2007)。
次に、ステップS2008の残数更新用重み係数調整処理について説明する。図21は、残数更新用重み係数調整処理のフローチャートである。残数更新用重み係数調整部28aは、残数更新用重み係数部によって算出された残数更新用重み係数が、所定の最大値(例えば10)以上であるか否かを判定する(ステップS2101)。そして、最大値以上であると判定した場合(ステップS2101肯定)、残数更新用重み係数調整部28aは、残数更新用重み係数が大きすぎて適切でないと判断し、この残数更新用重み係数を、最大値よりも小さな所定値(例えば3)に変更する(ステップS2102)。
一方、最大値以上でないと判定した場合(ステップS2101否定)、残数更新用重み係数調整部28aは、残数更新用重み係数部によって算出された残数更新用重み係数が、所定の最小値(例えば1)未満であるか否かを判定する(ステップS2103)。そして、最小値未満であると判定した場合(ステップS2103肯定)、残数更新用重み係数調整部28aは、残数更新用重み係数が小さすぎて適切でないと判断し、この残数更新用重み係数を、最小値よりも大きな所定値であって、ステップS 〜の所定値よりは大きな所定値(例えば1)に変更する(ステップS2104)。なお、残数更新用重み係数部によって算出された残数更新用重み係数が、最大値以上でも最小値未満でもない場合には、残数更新用重み係数は適切であると判断して、その変更は行なわずに、残数更新用重み係数調整処理を終了する。このように残数更新用重み係数の調整を行なうことで、ユーザ限定配信時や状況限定配信時のように特殊な方法で残数更新用重み係数を算出した場合においても、残数更新用重み係数の適正化を図り、課金を適切に行なうことができる。これにて図20の残数更新用重み係数算出処理が終了する。
再び、図19に戻り、ユニット減算部20は、残数更新用重み係数算出処理で算出した残数更新用重み係数を用いて、図3で示した数式に従って、送出した全てのCMについての「減算ユニット数」を算出し、この減算ユニット分だけ、CMDB12bの残ユニット数を減算する(ステップS1902)。これにてユニット減算処理が終了する。
(ヒット要求処理)
次に、ヒット要求処理の手順を説明する。コンテンツ配信サーバ装置10において、ユーザ端末50からの要求が、ヒット要求であることが要求受付部14にて判断された場合には、ヒット要求処理部17によるヒット要求処理が開示される。図22は、ヒット要求処理のフローチャートである。ヒット要求処理部17は、番組DB12aのヒットスコアを参照して、ヒットスコアが高い番組(例えば、上位の5位までの番組)をヒット番組として検索する(ステップS2201)。
次いで、ヒット要求処理部17は、検索したヒット番組のそれぞれに付随して配信するCMを特定するため、各ヒット番組に対して、図14のCM抽選処理を行なう(ステップS2202)。そして、コンテンツ送出処理部21は、ヒット要求処理部17で検索されたヒット番組と、CM抽選処理部19にて抽選されたCMとを、所定の順序(例えば、5位から1位という順序または1位から5位という順序)で送出する(ステップS2203)。
そして、1つの番組に付随するヒットCMの送出が終了すると、ユニット減算部20は、図3で示した数式を用いて「減算ユニット数」を算出し、CMDB12bの残ユニット数を減算する(ステップS2204)。この減算ユニット数の算出は、概略的には、ダイレクト・ランダム要求処理時と同様に行なわれるが、その残数更新用重み係数は、番組のヒットスコアに応じて大きくなるように算出される。
図23は、この残数更新用重み係数算出処理のフローチャートである。残数更新用重み係数算出部28は、番組DB12aを参照し、各番組のヒットスコアの平均値を算出する(ステップ2301)。また、残数更新用重み係数算出部28は、送出された番組のヒットスコアを番組DB12aから取得する(ステップ2302)。そして、残数更新用重み係数算出部28は、送出された番組のヒットスコアを、ヒットスコアの平均値で除算することにより、残数更新用重み係数を算出する(ステップS2303)。そして、この残数更新用重み係数に対して、図21と同様の残数更新用重み係数調整処理を行なう(ステップS2304)。このように残数更新用重み係数を算出することで、人気の高い番組に付随して配信されたCMについては課金を増額して、その配信価値に応じた公平な課金を行なうことができる。
以降、同様に、図22のステップS2203〜2204が繰り返され、ヒット番組及びそのCMの全てが送出されると(ステップS2205肯定)、ヒット要求処理を終了する。このような処理によれば、ヒット番組と共にCMが自動的に配信され、その配信価値等に応じてユニット数が自動的に減算される。なお、このようにヒット要求処理が終了しても、ユーザ端末50とコンテンツ配信サーバ装置10との接続が継続している場合には、ランダム要求処理に自動的に移行させて、さらなる番組やCMをユーザ端末50に配信するようにしてもよい。
(口コミ要求に係る処理の手順)
次に、口コミ要求処理について説明する。図24は、口コミ要求処理のフローチャートである。同図に示すように、コンテンツ配信サーバ装置10において、ユーザ端末50から口コミチャンネルに対する接続要求(口コミ要求)を受け付け(ステップS2401肯定)、さらに、口コミ要求処理部18が、ユーザ端末50からユーザのコメント(口コミデータ)を受け付けると(ステップS2402肯定)、この口コミデータを親CMに関連付けてCMDB12bに仮登録する(ステップS2403)。
続いて、コンテンツ配信サーバ装置10は、仮登録した口コミデータをチェッカ端末40に対して送信する(ステップS2404)。そして、コンテンツ配信サーバ装置10は、チェッカ端末40から口コミデータの内容が公序良俗に反するか否か、CMに対する感想や評価となり得るかといった検閲結果を受け付けると(ステップS2405)、この検閲結果に基づいて口コミデータを登録するべきか否かを判定する(ステップS2406)。
この判定によって、登録するべきでないと判定された場合には(ステップS2406否定)、コンテンツ配信サーバ装置10は、口コミデータの登録を拒絶して、その旨をユーザ端末50に対して報知する(ステップS2407)。これとは反対に、検閲が承認された場合には(ステップS2406肯定)、コンテンツ配信サーバ装置10は、口コミデータをCMに関連付けてCMDB12bに本登録する(ステップS2408)。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び方法は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良できる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(構成及び制御について)
また、各実施の形態で自動的に行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を手動で行っても良く、逆に、手動で行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を公知技術または上述した思想に基づいて自動化しても良い。また、各実施の形態において示した制御部13の各機能ブロックは、ハードワイヤードロジックにて構成しても良い。また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、上記実施の形態においては、コンテンツ配信サーバ装置10からユーザ端末50にコンテンツを配信し、これをさらに再生専用携帯端末60にダウンロードすることを前提としているが、ユーザ端末50と再生専用携帯端末60とを相互に統合し、再生専用携帯端末60をコンテンツ配信サーバ装置10に直接接続してコンテンツの配信を受けるようにしてもよい。また、ユーザ端末50における各種の設定(各種の要求形態によってコンテンツの配信を要求する設定等)を、コンテンツ配信サーバ装置10に保存し、ユーザ側における設定や処理の簡易化を図ることもできる。具体的には、最初にコンテンツ配信サーバ装置10にアクセスした際に、ユーザ端末50を用いて各種の設定を行い、この設定値をコンテンツ配信サーバ装置10のユーザプロファイルDB12dにユーザ端末50の発信番号等と関連付けて格納しておく。そして、次回以降のアクセス時には、ユーザ端末50からコンテンツ配信サーバ装置10に送信された発信番号に基づいて、ユーザプロファイルDB12dから設定値を読み出し、この設定値を用いて、コンテンツ配信サーバ装置10における各種の設定を自動的に行なうことができる。この他、前記文書中や図面中で示した処理手順、または、制御手順については、特記する場合を除いて任意に変更できる。
また、本実施の形態では、CMの提供を受けるユーザ端末50としてパーソナルコンピュータを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、音声CMあるいは画像やテキストなどのデータを受信可能な情報処理端末であれば、本発明を同様に適用することができる。例えば、ユーザ端末50として携帯電話を用いることもできる。このような場合において、コンテンツ配信サーバ装置10は、例えば、回線交換などによる音声回線を利用してユーザ端末50にCMを提供する場合を想定すると、IVR(DTMF/ピポパ音)や音声認識装置を利用してユーザ端末50と応対する機能を有する。具体的には、IVR機能や音声認識装置を利用して、ランダム要求、ダイレクト要求、ヒット要求または口コミ要求や、ダイレクト要求における番組の指定(番組ID)を、ユーザ端末50から受け付けてもよい。さらに、コンテンツ配信サーバ装置10は、IVR機能(以下同様に、音声認識装置も含む。)を利用して、音声番組の送出(再生)時に、番組送出の停止(回線切断)、番組送出の巻戻、番組送出のスキップ(別番組への早送り)、チャンネル変更、詳細情報の送信(例えば、上記した詳細データや口コミデータの送信、番組IDの送信、他の友人ユーザへの番組IDの転送)などの操作要求を、ユーザ端末50から受け付けてもよい。
また、コンテンツ配信サーバ装置10には、SMS(Short Message Service)、EMS(Enhanced Messaging Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)、e−mailなどのメッセージサービス機能を持たせてもよい。つまり、上記のIVRを利用した詳細情報の送信要求に対応して、これらのメッセージサービス機能を利用し、上記した詳細データや口コミデータの送信、番組IDの送信、他の友人ユーザへの番組IDの転送などを行うことができるようにしてもよい。また、TV電話やPDA、PCなどのように映像を表示するユーザ端末50に対して音声以外の番組やCMを提供する場合には、上記したIVR機能や音声認識装置の代わりに、ユーザ端末50のタッチパネルなどを介したHTTPなどのプロトコル、もしくはその他のネットワーク通信によって、コンテンツ配信サーバ装置10とユーザ端末50とが応対(例えば、ユーザ端末50からコンテンツ配信サーバ装置10に対するCM送出の停止、巻戻、スキップ、チャンネル変更、詳細情報の送信などの操作要求)をするようにしてもよい。また、本実施の形態では、ユーザ端末50に対して提供するCMを抽選する際のリストを作成する場合を説明したが、このようなリストを作成することなく(CMDB12bやユーザプロファイルDB12dを参照することなく)、登録された全てのCMから提供CMを抽選するようにしてもよい。
(データの配信形態について)
例えば、本実施の形態では、音声情報としてのCMを提供する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像やテキストなどのデータをCMとして提供する場合にも同様に適用することができる。この場合には、音声情報のCMと異なり、「ユニット」はデータ量が単位となり、当選確率の算出においては、CMの時間長ではなく、CMのデータ量が用いられる。また、この場合には、CM提供者は、CMを提供するユーザ端末50の通信環境として、xDSLやFTTHなどのネットワーク環境や、3G携帯電話などのユーザ端末50の種類を設定することとなる。また、本実施の形態では、ユーザ端末50からの要求に応じてCMを提供する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ユーザ端末50を携帯電話にて構成した場合において、このユーザ端末50を用いて行われている多者通話に割り込む形でCMを多者に提供するような場合など、ユーザ端末50に対してCMを提供可能な態様であれば同様に適用することができる。なお、本実施の形態で説明したCM配信方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
(CM抽選処理について)
上述したCM抽選処理においては、CMの抽選のみを行っているが、番組についても同様に抽選を行うことができる。また、抽選用重み係数の算出において、抽選用重み係数の調整処理を行っているが、CMの限定の程度に応じたて調整用の係数を定め、この調整用の係数を抽選用重み係数に対して乗算又は除算することで、調整を行ってもよい。また、上記の実施の形態では、ユーザにて特定されたキーワード情報に合致するCMのみをCMリストに含めているが、ユーザが特定するのではなく、ユーザが要求したダイレクト要求の履歴に基づいて、各ユーザが興味を持ちそうなキーワードをコンテンツ配信サーバ装置10において自動的に特定してもよい。例えば、ユーザがダイレクト要求を行なった場合、このユーザを特定する発信番号と、ダイレクト要求時に特定された番組の番組IDとを、相互に関連付けてユーザプロファイルDB12dに格納しておく。また番組DBには、各番組の内容や特徴に関するキーワード情報を格納しておく。そして、CMを抽選する際、CMを配信するユーザの発信番号に基づいてユーザプロファイルDB12dを参照することで、このユーザが過去にダイレクト要求した番組の番組IDを取得し、この番組IDに基づいて番組DBを参照することで、各番組のキーワード情報を取得する。そして、このように取得したキーワード情報や、多数のキーワード情報がある場合には特に出現率の高いキーワード情報を抽出し、このキーワード情報に合致するキーワード情報を有するCMのみを、CM抽選リストに含める。あるいは、ユーザプロファイルDB12dに格納されている各ユーザの趣味や嗜好に関する情報と、CMDBに格納された各CMのキーワード情報とに基づいて、キーワードによるCMの限定を行なってもよい。
また、上記実施の形態においては、CMの緊急配信を、抽選用重み係数を調整することによって実現しているが、緊急配信したいCMの「残日数」を最小化してCMの当選確率を上げることによって、実現することも可能である。あるいは、CMの希少配信を、配信したいCMの「ユニット数」を少なくすることで、実現することも可能である。また、上記実施の形態においては、1つのCMに対して希少配信を行う場合について説明したが、同一内容のCMを複数登録しておき、その一部のCMは通常の配信を行い、他のCMについて希少配信を行ってもよい。例えば、同一内容のCM−1とCM−2とを作成した場合において、CM−1に対しては多くのユニットを設定(又は購入)し、他のCM−2については設定(又は購入)するユニット数を少なくすることで、CM−1よりもCM−2の当選確率を下げ、その希少性を高めることができる。このように希少配信するCMについては、例えば付加情報として、スペシャルボイスを付加したり(上記の例において、CM−1では15秒の音声データを流し、CM−2ではCM−1と同じ音声データに加えて、さらに15秒の特別な音声データを流す等)、着メロや景品など特定のノベルティを入手することのできる特殊なURLを提示する(このURLにユーザがアクセスすると、ノベルティの発送を受けるための住所等の登録を1度だけ行なうことができる等)ことができる。
また、上記実施の形態では、ユーザからのキーワード配信要求があった場合には、合致しないキーワード情報を有するCMを仮抽選リストから除外しているが、このようなCMも抽選リストに含めておく一方で、合致するキーワード情報を有するCMの抽選確率を意図的に引き上げるようにしてもよい。また、上記実施の形態では、ユーザからのヒット配信要求があった場合には、ヒットスコアが高い番組のみを抽選リストに含めているが、ヒットスコアが低い番組も抽選リストに含めておく一方で、ヒットスコアが高い番組の抽選確率を意図的に引き上げるようにしてもよい。また、キーワード配信要求は、番組の抽選にも同様に適用でき、逆に、ヒット配信要求は、CMの抽選にも同様に適用できる。
(課金形態について)
さらに、画像やテキストなどのデータをCMとして提供する場合には、ユニットの減算について、時間軸ではなく、伝送されたデータ量(パケット量)に応じて減算ユニット量を算出する。また、減算ユニット量を算出する際に用いられる重み係数は、xDSLやFTTHなどの高帯域のネットワーク環境であるか、ISDNやダイヤルアップ接続などの低帯域のネットワーク環境であるか、ネットワークを使用する通信費用が月単位で固定額であるかなどを考慮して定められることとなる。また、本実施の形態では、サーバの管理運用に要する費用やユーザ端末50が本来的に負担すべき通信費用をCM提供者に課金する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、かかる費用を顧客やサーバ管理者が全額あるいは一部負担するような場合にも同様に適用することができる。また、残数更新用重み係数の算出において、残数更新用重み係数の調整処理を行っているが、CMの限定の程度に応じたて調整用の係数を定め、この調整用の係数を抽選用重み係数に対して乗算又は除算することで、調整を行ってもよい。また、同一長のデータであっても、音声データの場合には1ユニットを減算し、画像データの場合には4ユニットを減算する等、コンテンツの形式に応じてユニットの減算方法や減算率を変更してもよい。
(検閲や評価について)
また、本実施の形態では、チェッカを利用してCMのチェック(検閲や評価)をおこなう場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、サーバ側で検閲基準や評価基準を管理することによって、チェッカを利用することなくサーバ自らが自動的にCMをチェック(検閲や評価)する場合にも同様に適用することができる。
以上のように、本発明は、番組やCM等の各種のコンテンツをユーザ等に配置するシステムに適用され、コンテンツ提供者にとって公平で、ユーザによって興味を持続できるような形態で、コンテンツを配信することに有用である。
本実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成図である。 本実施の形態に係るコンテンツ配信サーバ装置の概要を説明するための図である。 本実施の形態に係る各種の数値の算出方法を示す図である。 番組DBの番組情報の構成例を示す図である。 CMDBのCM情報の構成例を示す図である。 状況DBの状況情報の構成例を示す図である。 抽選リストの構成例を示す図である。 ユニット減算部による処理内容を説明するための図である。 CM登録処理のフローチャートである。 CM登録処理における仮登録画面の表示例を示す図である。 CM登録処理における登録拒絶画面の表示例を示す図である。 CM登録処理における本登録画面の表示例を示す図である。 ダイレクト・ランダム要求処理のフローチャートである。 CM抽選処理のメインフローチャートである。 CM抽選処理における抽選リスト作成処理のフローチャートである。 CM抽選処理における抽選用重み係数算出処理のフローチャートである。 図16に続く、抽選用重み係数算出処理のフローチャートである。 CM抽選処理における抽選用重み係数調整処理のフローチャートである。 ユニット減算処理のメインフローチャートである。 ユニット減算処理における残数更新用重み係数算出処理のフローチャートである。 ユニット減算処理における残数更新用重み係数調整処理のフローチャートである。 ヒット要求処理のフローチャートである。 ヒット要求処理における残数更新用重み係数算出処理のフローチャートである。 口コミ要求処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ネットワーク
10 コンテンツ配信サーバ装置
11 通信制御IF部
12 記憶部
12a 番組DB
12b CMDB
12c チェッカDB
12d ユーザプロファイルDB
12e 状況DB
13 制御部
14 要求受付部
15 CM登録部
15a 登録処理部
15b 検閲処理部
15c 評価処理部
16 ダイレクト・ランダム要求処理部
17 ヒット要求処理部
18 口コミ要求処理部
19 CM抽選処理部
23 抽選リスト作成部
24 抽選用重み係数算出部
24a 抽選用重み係数調整部
25 スコア算出部
26 当選確率算出部
27 抽選部
20 ユニット減算部
28 残数更新用重み係数算出部
28a 残数更新用重み係数調整部
21 コンテンツ送出処理部
22 ヒットスコア算出部
30 提供者端末
40 チェッカ端末
50 ユーザ端末

Claims (22)

  1. コンテンツを配信するためのコンテンツ配信サーバ装置と、前記コンテンツを受信するための端末装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続して構成されたコンテンツ配信システムであって、
    前記コンテンツ配信サーバ装置には、
    前記コンテンツと、前記コンテンツの配信可能数を特定するための配信可能数情報とを、相互に関連付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記配信可能数情報に少なくとも基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの当選確率を算出し、この当選確率に基づいて、前記端末装置に対して配信するコンテンツを抽選するコンテンツ抽選手段と、
    前記コンテンツ抽選手段にて抽選されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から取得して前記端末装置に配信するコンテンツ送出手段と、
    前記コンテンツ送出手段にてコンテンツが配信された場合に、当該配信されたコンテンツの配信可能数を減じるように、当該配信されたコンテンツに関連付けて前記コンテンツ記憶手段に記憶されている配信可能数情報を更新する配信可能数更新手段とを備え、
    前記端末装置には、
    前記コンテンツ配信サーバ装置から配信されたコンテンツを受信する受信手段と、
    前記受信手段にて受信されたコンテンツを出力する出力手段とを備えたこと、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 端末装置に対してネットワークを介してコンテンツを配信するためのコンテンツ配信サーバ装置であって、
    前記コンテンツと、前記コンテンツの配信可能数を特定するための配信可能数情報とを、相互に関連付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記配信可能数情報に少なくとも基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの当選確率を算出し、この当選確率に基づいて、前記端末装置に対して配信するコンテンツを抽選するコンテンツ抽選手段と、
    前記コンテンツ抽選手段にて抽選されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から取得して前記端末装置に配信するコンテンツ送出手段と、
    前記コンテンツ送出手段にてコンテンツが配信された場合に、当該配信されたコンテンツの配信可能数を減じるように、当該配信されたコンテンツに関連付けて前記コンテンツ記憶手段に記憶されている配信可能数情報を更新する配信可能数更新手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ配信サーバ装置。
  3. 前記コンテンツ抽選手段は、所定方法にて決定した抽選用重み係数を用いて、各コンテンツの当選確率を算出すること、
    を特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  4. ユーザを特定するためのユーザ特定情報と、ユーザの属性に関するユーザ属性情報とを、相互に関連付けて記憶するユーザ属性情報記憶手段を備え、
    前記コンテンツ記憶手段は、各コンテンツに関連付けて、各コンテンツの配信対象としたい配信対象ユーザを限定するためのユーザ限定情報を記憶し、
    前記コンテンツ抽選手段は、
    コンテンツの配信方法として、ユーザ限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、
    前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、ユーザの全数を算出し、
    配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記ユーザ限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、
    前記取得したユーザ限定情報に基づいて前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、前記取得したユーザ限定情報に合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数を算出し、
    前記ユーザの全数と、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数とに基づいて、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数が前記ユーザの全数に対して少ない程、前記当選確率が大きくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  5. 前記コンテンツ抽選手段は、
    前記ユーザの全数を、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数で除算することにより、前記抽選用重み係数を算出し、
    前記算出した抽選用重み係数を、他の所定のパラメータに乗算することにより、前記当選確率を算出すること、
    を特徴とする請求項4に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  6. コンテンツを配信する際の状況に関する状況情報を記憶する状況情報記憶手段を備え、
    前記コンテンツ記憶手段は、各コンテンツに関連付けて、各コンテンツを配信すべき状況を特定する状況限定情報を記憶し、
    前記コンテンツ抽選手段は、
    コンテンツの配信方法として、状況限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、
    配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記状況限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、
    前記取得した状況限定情報の項目の全数を算出し、
    前記取得した状況限定情報に基づいて前記状況情報記憶手段を参照することにより、その時点における前記状況情報に合致する前記状況限定情報の項目の数を算出し、
    前記状況限定情報の項目の全数と、前記合致する前記状況限定情報の項目の数とに基づいて、前記合致する前記状況限定情報の項目の数が前記状況限定情報の項目の全数に対して大きい程、前記当選確率が大きくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  7. 前記コンテンツ抽選手段は、
    前記合致する前記状況限定情報の項目の数を、前記状況限定情報の項目の全数で除算し、この除算結果に所定係数を乗算することにより、前記抽選用重み係数を算出し、
    前記算出した抽選用重み係数を、他の所定のパラメータに乗算することにより、前記当選確率を算出すること、
    を特徴とする請求項6に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  8. 前記コンテンツ抽選手段は、
    コンテンツの配信方法として、緊急配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、緊急配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも大きくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  9. 前記コンテンツ抽選手段は、
    コンテンツの配信方法として、希少配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、希少配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも小さくなるように、前記抽選用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  10. 前記コンテンツ記憶手段は、各コンテツに関連付けて、所定の特典をユーザに付与するための特典情報を記憶し、
    前記コンテンツ送出手段は、
    前記希少配信が指定されていることが前記コンテンツ抽選手段にて判定された場合に、
    希少配信を行うコンテンツに加えて、当該コンテンツに関連付けて前記コンテンツ記憶手段に記憶されている前記特典情報を配信すること、
    を特徴とする請求項9に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  11. 前記コンテンツ抽選手段は、前記算出した抽選用重み係数を所定値と比較し、前記算出した抽選用重み係数が前記所定値以上である場合又は前記所定値未満である場合には、前記算出した抽選用重み係数を所定の抽選用重み係数に変更すること、
    を特徴とする請求項4から10のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  12. 前記コンテンツ記憶手段は、
    第1コンテンツを記憶する第1コンテンツ記憶手段と、
    前記第1コンテンツに付随して配信される複数の第2コンテンツを記憶する第2コンテンツ記憶手段とを備え、
    前記第1コンテンツ記憶手段又は前記第2コンテンツ記憶手段には、前記第1コンテンツと前記複数の第2コンテンツとの付随関係を特定する付随関係特定情報を記憶し、
    前記コンテンツ抽選手段は、
    配信すべき前記第1コンテンツが所定方法で特定された場合に、当該第1コンテンツに付随して配信される前記複数の第2コンテンツを前記付随関係特定情報を参照することにより特定し、当該特定された前記複数の第2コンテンツの抽選を一括して行なうこと、
    を特徴とする請求項2から11のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  13. 前記コンテンツ記憶手段は、各コンテツに関連付けて、各コンテンツのヒットの程度を示すヒット程度情報を記憶し、
    前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、ヒット配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、前記コンテンツ記憶手段にて記憶されている前記ヒット程度情報に基づいて、前記コンテンツを抽選すること、
    を特徴とする請求項2から12のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  14. 前記コンテンツ記憶手段は、各コンテツに関連付けて、各コンテンツに関連するキーワードを記憶し、
    前記コンテンツ抽選手段は、コンテンツの配信方法として、キーワード配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、所定方法で特定されたキーワードと、前記コンテンツ記憶手段にて記憶されている前記キーワードとに基づいて、前記コンテンツを抽選すること、
    を特徴とする請求項2から13のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  15. 前記配信可能数更新手段は、所定方法にて決定した残数更新用重み係数を用いて、前記配信可能数の減算数を算出すること、
    を特徴とする請求項2から14のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  16. 前記配信可能数更新手段は、
    コンテンツの配信方法として、ユーザ限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、
    前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、ユーザの全数を算出し、
    配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記ユーザ限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、
    前記取得したユーザ限定情報に基づいて前記ユーザ属性情報記憶手段を参照することにより、前記取得したユーザ限定情報に合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数を算出し、
    前記ユーザの全数と、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数とに基づいて、前記合致する前記ユーザ属性情報を有するユーザの数が前記ユーザの全数に対して少ない程、前記配信可能数の減算数が大きくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項4及び15に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  17. 前記配信可能数更新手段は、
    コンテンツの配信方法として、状況限定配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、
    配信対象候補として所定方法で決定されたコンテンツに関連する前記状況限定情報を前記コンテンツ記憶手段から取得し、
    前記取得した状況限定情報の項目の全数を算出し、
    前記取得した状況限定情報に基づいて前記状況情報記憶手段を参照することにより、その時点における前記状況情報に合致する前記状況限定情報の項目の数を算出し、
    前記状況限定情報の項目の全数と、前記合致する前記状況限定情報の項目の数とに基づいて、前記合致する前記状況限定情報の項目の数が前記状況限定情報の項目の全数に対して少ない程、前記配信可能数の減算数が大きくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項6及び15に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  18. 前記配信可能数更新手段は、
    コンテンツの配信方法として、緊急配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、
    緊急配信の対象になっているコンテンツに対する配信可能数の減算数が、他のコンテンツに対する配信可能数の減算数よりも大きくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項8及び15に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  19. 前記コンテンツ抽選手段は、
    コンテンツの配信方法として、希少配信が指定されているか否かを所定方法にて判定し、指定されている場合には、
    希少配信の対象になっているコンテンツの当選確率が、他のコンテンツの当選確率よりも小さくなるように、前記残数更新用重み係数を決定すること、
    を特徴とする請求項9及び15に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  20. 前記コンテンツ抽選手段は、前記算出した残数更新用重み係数を所定値と比較し、前記算出した残数更新用重み係数が前記所定値以上である場合又は前記所定値未満である場合には、前記算出した残数更新用重み係数を所定の残数更新用重み係数に変更すること、
    を特徴とする請求項15から19のいずれか一項に記載のコンテンツ配信サーバ装置。
  21. コンテンツ配信サーバ装置から端末装置に対してネットワークを介してコンテンツを配信するためのコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ配信サーバ装置に、前記コンテンツと、前記コンテンツの配信可能数を特定するための配信可能数情報とを、相互に関連付けて記憶させ、
    前記コンテンツ配信サーバ装置が、
    当該コンテンツ配信サーバ装置に記憶された前記配信可能数情報に少なくとも基づいて、当該コンテンツ配信サーバ装置に記憶されたコンテンツの当選確率を算出し、この当選確率に基づいて、前記端末装置に対して配信するコンテンツを抽選するコンテンツ抽選ステップと、
    前記コンテンツ抽選ステップにおいて抽選されたコンテンツを当該コンテンツ配信サーバ装置から取得して前記端末装置に配信するコンテンツ送出ステップと、
    前記コンテンツ送出ステップにおいてコンテンツが配信された場合に、当該配信されたコンテンツの配信可能数を減じるように、当該配信されたコンテンツに関連付けて当該コンテンツ配信サーバ装置に記憶されている配信可能数情報を更新する配信可能数更新ステップと、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  22. コンテンツ配信サーバ装置から端末装置に対してネットワークを介してコンテンツを配信するためのコンテンツ配信方法を、コンピュータに実行させるためのコンテンツ配信プログラムであって、前記請求項21に記載のコンテンツ配信方法を含むことを特徴とするコンテンツ配信プログラム。
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