WO2012127909A1 - 1軸2段過給機 - Google Patents
1軸2段過給機 Download PDFInfo
- Publication number
- WO2012127909A1 WO2012127909A1 PCT/JP2012/052392 JP2012052392W WO2012127909A1 WO 2012127909 A1 WO2012127909 A1 WO 2012127909A1 JP 2012052392 W JP2012052392 W JP 2012052392W WO 2012127909 A1 WO2012127909 A1 WO 2012127909A1
- Authority
- WO
- WIPO (PCT)
- Prior art keywords
- shaft
- supercharger
- stage
- pressure
- pressure stage
- Prior art date
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B37/00—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
- F02B37/013—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust with exhaust-driven pumps arranged in series
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/16—Arrangement of bearings; Supporting or mounting bearings in casings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/28—Supporting or mounting arrangements, e.g. for turbine casing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C6/00—Plural gas-turbine plants; Combinations of gas-turbine plants with other apparatus; Adaptations of gas- turbine plants for special use
- F02C6/04—Gas-turbine plants providing heated or pressurised working fluid for other apparatus, e.g. without mechanical power output
- F02C6/10—Gas-turbine plants providing heated or pressurised working fluid for other apparatus, e.g. without mechanical power output supplying working fluid to a user, e.g. a chemical process, which returns working fluid to a turbine of the plant
- F02C6/12—Turbochargers, i.e. plants for augmenting mechanical power output of internal-combustion piston engines by increase of charge pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C7/00—Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
- F02C7/12—Cooling of plants
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
- F05D2270/00—Control
- F05D2270/01—Purpose of the control system
- F05D2270/10—Purpose of the control system to cope with, or avoid, compressor flow instabilities
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Supercharger (AREA)
Abstract
標準設計の過給機を有効利用して構成可能な1軸2段過給機を提供する。内燃機関から導かれた排気ガスによって駆動されるタービン部(3)と、該タービン部(3)により駆動されて内燃機関に外気を圧送する低圧段コンプレッサ部(5)及び高圧段コンプレッサ部(6)とを有する1軸2段過給機(1)が、タービン部(3)と低圧段コンプレッサ部(5)とが主回転軸(7)で連結されている過給機本体部(Tm)と、主回転軸(7)とフレキシブル継手(8)を介して回転軸(9)が連結され、かつ、前記過給機本体部(Tm)に固定支持されている高圧段コンプレッサ部(6)と、を備えている。
Description
本発明は、2段圧縮式排気タービン過給機に係り、特に、舶用内燃機関や陸上発電機用内燃機関等に装着される1軸2段過給機に関する。
従来の2段圧縮式排気タービン過給機(2段過給機)は、2台の独立した過給機を組み合わせたものであり、一部の機関ですでに実用化されている。しかしながら、このような2段過給機を機関に搭載するには、大きな設置スペースの確保が必要となる。
この欠点を補うべく、1台の過給機に2段コンプレッサを搭載した1軸2段過給機も提案されており、たとえば下記の特許文献1に開示されている。この1軸2段過給機では、2個の羽根車が延長された軸に取り付けられている。また、下記の特許文献2には、高圧段のコンプレッサケーシングに脚部を設けたものが開示されている。
この欠点を補うべく、1台の過給機に2段コンプレッサを搭載した1軸2段過給機も提案されており、たとえば下記の特許文献1に開示されている。この1軸2段過給機では、2個の羽根車が延長された軸に取り付けられている。また、下記の特許文献2には、高圧段のコンプレッサケーシングに脚部を設けたものが開示されている。
ところで、上述した特許文献1に開示されている1軸2段過給機は、延長した1本の軸に2個の羽根車を取り付けているので、オーバーハングの荷重が大きくなり、安定した回転を得ることは困難であった。さらに、このような1軸2段の構造では、1本の軸にタービン及び高低2段の羽根車を取り付けた構造のため、過給機の分解及び組立が困難になるという問題も指摘されている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、標準設計の過給機を有効利用して構成可能な1軸2段過給機を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、標準設計の過給機を有効利用して構成可能な1軸2段過給機を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明の一態様に係る1軸2段過給機は、内燃機関から導かれた排気ガスによって駆動されるタービン部と、該タービン部により駆動されて前記内燃機関に外気を圧送する低圧段コンプレッサ部及び高圧段コンプレッサ部とを有する1軸2段過給機であって、前記タービン部と前記低圧段コンプレッサ部とが主回転軸で連結されている過給機本体部と、前記主回転軸とフレキシブル継手を介して回転軸が連結され、かつ、前記過給機本体部に固定支持されている前記高圧段コンプレッサ部と、を備えているものである。
本発明の一態様に係る1軸2段過給機は、内燃機関から導かれた排気ガスによって駆動されるタービン部と、該タービン部により駆動されて前記内燃機関に外気を圧送する低圧段コンプレッサ部及び高圧段コンプレッサ部とを有する1軸2段過給機であって、前記タービン部と前記低圧段コンプレッサ部とが主回転軸で連結されている過給機本体部と、前記主回転軸とフレキシブル継手を介して回転軸が連結され、かつ、前記過給機本体部に固定支持されている前記高圧段コンプレッサ部と、を備えているものである。
このような本発明の一態様の1軸2段過給機によれば、タービン部と低圧段コンプレッサ部とが主回転軸で連結されている過給機本体部と、主回転軸とフレキシブル継手を介して回転軸が連結され、かつ、過給機本体部に固定支持されている高圧段コンプレッサ部と、を備えているので、低圧段の過給機本体部については、標準構造の過給機をほとんど改造することなく略そのまま流用し、わずかな構造変更を行うだけで、高圧段のコンプレッサ部がフレキシブル継手を介して同軸に連結された1軸2段過給機となる。この場合、主回転軸と回転軸との間にフレキシブル継手が介在しているので、過給機の回転安定性に影響はなく、良好な状態に維持できる。
上記の1軸2段過給機において、前記高圧段コンプレッサ部の前記回転軸及び軸受は、前記過給機本体部のサイレンサ内に内蔵されていることが好ましく、これにより、過給機全体の長さを抑えてコンパクトにすることができる。
このような1軸2段過給機において、前記高圧段コンプレッサ部は、前記過給機本体部に互いのケーシング同士をボルト結合して、たとえば過給機本体部のサイレンサに固定支持されていることが好ましい。
このような1軸2段過給機において、前記高圧段コンプレッサ部は、前記過給機本体部に互いのケーシング同士をボルト結合して、たとえば過給機本体部のサイレンサに固定支持されていることが好ましい。
上述した本発明によれば、ほとんど改造不要な標準設計の過給機を有効利用して、低圧段コンプレッサ部または高圧段コンプレッサ部を備えた1軸2段過給機を構成することが可能になる。従って、わずかな構造変更を行うだけで、高圧段または低圧段のコンプレッサ部がフレキシブル継手を介して同軸に連結された1軸2段過給機となり、主回転軸と回転軸との間にフレキシブル継手が介在しているので、過給機の回転安定性を良好な状態に維持できるとともに、過給機の分解及び組立も容易になる。
また、本発明の構造により、高圧段コンプレッサと低圧段コンプレッサの軸を近づけることが可能となるので、ローター全体の安定性が確保しやすく、バランスウェイト等の設置も不要とすることができる。
また、本発明の構造により、高圧段コンプレッサと低圧段コンプレッサの軸を近づけることが可能となるので、ローター全体の安定性が確保しやすく、バランスウェイト等の設置も不要とすることができる。
以下、本発明に係る1軸2段過給機の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1の1軸2段過給機1は、図示しない内燃機関(たとえば、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジン等)から導かれた排気ガス(燃焼ガス)2によって駆動されるタービン部3と、このタービン部3により駆動されて内燃機関に外気4を圧送する低圧段コンプレッサ部5及び高圧段コンプレッサ部6とを有している。すなわち、この1軸2段過給機1は、タービン部3と同軸の主回転軸7に設けられた低圧段コンプレッサ部5が外気4の第1段圧縮を行い、主回転軸7とフレキシブル継手8を介して連結されている回転軸9に設けられた高圧段コンプレッサ部6が外気4の第2段圧縮を行うように構成されている。
図1の1軸2段過給機1は、図示しない内燃機関(たとえば、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジン等)から導かれた排気ガス(燃焼ガス)2によって駆動されるタービン部3と、このタービン部3により駆動されて内燃機関に外気4を圧送する低圧段コンプレッサ部5及び高圧段コンプレッサ部6とを有している。すなわち、この1軸2段過給機1は、タービン部3と同軸の主回転軸7に設けられた低圧段コンプレッサ部5が外気4の第1段圧縮を行い、主回転軸7とフレキシブル継手8を介して連結されている回転軸9に設けられた高圧段コンプレッサ部6が外気4の第2段圧縮を行うように構成されている。
換言すれば、1軸2段過給機1は、タービン部3と低圧段コンプレッサ部5とが主回転軸7で連結されている過給機本体部Tmと、主回転軸7とフレキシブル継手8を介して回転軸9が連結され、かつ、過給機本体部Tmに固定支持されている高圧段コンプレッサ部6とを備え、タービン部3を駆動源として、最初に低圧段コンプレッサ部5が外気4を圧縮する第1段圧縮を行い、さらに、高圧段コンプレッサ部6が第1段圧縮後の外気4を昇圧する第2段圧縮を行うことにより、2段圧縮により昇圧させた外気4を内燃機関に供給するように構成されている。
過給機本体部Tmは、ケーシング10の内部にタービン部3及び低圧段コンプレッサ部5が収納され、左右一対の軸受11に支持された主回転軸7にタービン・ロータ12及び低圧段のコンプレッサ羽根車(以下、「低圧段羽根車」と呼ぶ)13が設けられている。すなわち、主回転軸7の一端部側(紙面右側)にタービン・ロータ12が設けられ、他端側(紙面左側)に低圧段羽根車13が設けられるとともに、端部にフレキシブル継手8が連結されている。
ケーシング10は、内燃機関の排気系統に接続されて排気ガス2の少なくとも一部が供給される排気ガス通路14を形成し、図中の符号14aが排気ガス路口となり、14bが排気ガス出口となる。排気ガス通路14には、タービン・ロータ12のタービン・ブレード12aが配設されている。従って、タービン・ロータ12は、排気ガス通路14内に供給された排気ガス2の流れを受けて回転駆動される。
ケーシング10は、内燃機関の排気系統に接続されて排気ガス2の少なくとも一部が供給される排気ガス通路14を形成し、図中の符号14aが排気ガス路口となり、14bが排気ガス出口となる。排気ガス通路14には、タービン・ロータ12のタービン・ブレード12aが配設されている。従って、タービン・ロータ12は、排気ガス通路14内に供給された排気ガス2の流れを受けて回転駆動される。
また、ケーシング10の下端部には、主回転軸7の軸線方向においてケーシング10を一点で支持する(主回転軸7の軸線方向と直交する方向においては、二点以上で支持する場合もある)脚部10aが設けられており、この脚部10aは、床面に設置された基台(図示せず)に固定されるようになっている。
なお、図中の符号P1はパンチング・プレートである。このパンチング・プレートP1は、その一端部がタービン部3の下端部に固定されているとともに、その他端部がケーシング10の脚部10aと同様、基台に固定されている。
なお、図中の符号P1はパンチング・プレートである。このパンチング・プレートP1は、その一端部がタービン部3の下端部に固定されているとともに、その他端部がケーシング10の脚部10aと同様、基台に固定されている。
低圧段コンプレッサ部5の上流側には、サイレンサ(消音器)15が隣接配置されており、このサイレンサ15を通過した外気4は、流入路16を介して低圧段羽根車13の羽根13aに導かれるようになっている。このサイレンサ15は、上述したケーシング10の高圧段コンプレッサ部6側となる側面に対して、複数のボルト17を用いて固定されている。
また、低圧段コンプレッサ部5の下流側には、第1段圧縮後の外気4を冷却するため、図示しない中間冷却器(インタークーラ)が設けられている。従って、渦巻き室18を通過した外気4は、圧縮空気出口18aから流出して中間冷却器を通過した後、高圧段コンプレッサ部6に供給されるようになっている。なお、図中のクロスハッチング部は、1軸2段過給機1の外周面を必要に応じて覆う断熱材19である。
また、低圧段コンプレッサ部5の下流側には、第1段圧縮後の外気4を冷却するため、図示しない中間冷却器(インタークーラ)が設けられている。従って、渦巻き室18を通過した外気4は、圧縮空気出口18aから流出して中間冷却器を通過した後、高圧段コンプレッサ部6に供給されるようになっている。なお、図中のクロスハッチング部は、1軸2段過給機1の外周面を必要に応じて覆う断熱材19である。
高圧段コンプレッサ部6は、過給機本体部Tmに互いのケーシング同士をボルト結合して固定支持されている。図示の構成例では、たとえば過給機本体部Tmのケーシング10に固定されているサイレンサ15に対し、高圧段コンプレッサ部6の高圧段ケーシング20がボルト20aにより固定支持されている。この結果、高圧段コンプレッサ部6を含む1軸2段過給機1は、ケーシング10の脚部10aにより、床面に設置された基台に固定されるようになっている。
高圧段ケーシング20の内部には、高圧段のコンプレッサ羽根車(以下、「高圧段羽根車」と呼ぶ)21を設けた回転軸9が左右一対の軸受22に支持された状態で収納設置されている。この回転軸9及び軸受22は、過給機本体部Tmのサイレンサ15内に、すなわち外気4の導入路内に形成される回転軸中心部の空間15a内に配設され、フレキシブル継手8を介して主回転軸7と連結された構成となっている。この結果、高圧段コンプレッサ部6の高圧段羽根車21が過給機本体部Tmとは独立した回転軸9に設けられ、この回転軸9は、左右一対の軸受22で自重及び推力が支持された構成となる。
換言すれば、回転軸9の一端部側(紙面左側)に高圧段羽根車21を設け、回転軸9の他端側(紙面右側)にフレキシブル継手8が連結されているので、回転軸9は、フレキシブル継手8及び主回転軸7を介してタービン部3に駆動される。
このように、回転軸9及び軸受22がサイレンサ15の空間15a内に内蔵された構成は、すなわちシェルハウジング10bの内部に内蔵された構成は、サイレンサ15の空間15aを有効使用するものであり、従って、1軸2段過給機1の全体長さを抑えてコンパクトにすることができる。
このように、回転軸9及び軸受22がサイレンサ15の空間15a内に内蔵された構成は、すなわちシェルハウジング10bの内部に内蔵された構成は、サイレンサ15の空間15aを有効使用するものであり、従って、1軸2段過給機1の全体長さを抑えてコンパクトにすることができる。
高圧段ケーシング20には渦巻き室23が形成され、中間冷却器で冷却された外気4を外気入口23aから導入して流入路24を通過させることにより、高圧段羽根車21の回転により羽根21aが外気4を昇圧する。こうして高圧段コンプレッサ部6で昇圧された外気4は、図示しない圧縮空気出口から内燃機関へ供給される。
すなわち、上述した1軸2段過給機1では、導入した外気4が以下の順に圧縮される。最初に、サイレンサ15から大気圧の外気4aを導入した低圧段コンプレッサ部5が第1段圧縮を行い、大気圧から昇圧した外気4bとなって圧縮空気出口18aから流出する。この外気4bは、図示しない中間冷却器を通過することで冷却された外気4cとなり、この外気4cを外気入口23aから導入した高圧段コンプレッサ部6が第2段圧縮を行うことで、さらに昇圧された外気が圧縮空気出口から内燃機関へ供給される。
すなわち、上述した1軸2段過給機1では、導入した外気4が以下の順に圧縮される。最初に、サイレンサ15から大気圧の外気4aを導入した低圧段コンプレッサ部5が第1段圧縮を行い、大気圧から昇圧した外気4bとなって圧縮空気出口18aから流出する。この外気4bは、図示しない中間冷却器を通過することで冷却された外気4cとなり、この外気4cを外気入口23aから導入した高圧段コンプレッサ部6が第2段圧縮を行うことで、さらに昇圧された外気が圧縮空気出口から内燃機関へ供給される。
上述した本実施形態の1軸2段過給機1によれば、タービン部3及び低圧段コンプレッサ部5の主回転軸7と、高圧段コンプレッサ部6の回転軸9とが、フレキシブル継手8を介して連結され、これら主回転軸7、回転軸9及びフレキシブル継手8が、1本の回転軸として回転することとなる。すなわち、1つのタービン部3によって2つのコンプレッサ部(低圧段コンプレッサ部5及び高圧段コンプレッサ部6)が駆動されることとなる。
これにより、過給機全体の軸線方向(長手方向)の寸法を低減させることができて、過給機の小型化を図ることができる。また、低圧段コンプレッサ部5で圧縮された外気は、高圧段コンプレッサ部6でさらに圧縮されることとなるので、内燃機関に供給される外気の圧力比を上昇させることができる。
これにより、過給機全体の軸線方向(長手方向)の寸法を低減させることができて、過給機の小型化を図ることができる。また、低圧段コンプレッサ部5で圧縮された外気は、高圧段コンプレッサ部6でさらに圧縮されることとなるので、内燃機関に供給される外気の圧力比を上昇させることができる。
また、本実施形態による1軸2段過給機1によれば、低圧段コンプレッサ部5から吐出された外気は、中間冷却器を通って冷却された後、高圧段コンプレッサ部6に導かれることとなるので、高圧段コンプレッサ6の材料として、比較的安価なアルミニウム合金を採用することができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、大量の外気を内燃機関に供給することができる。
そして、過給機本体部Tmと高圧段コンプレッサ部6とは、互いのケーシング10,20同士をボルト結合して一体化する構造とし、好ましくは、過給機本体部Tmのケーシング10と連結されたサイレンサ15に高圧段ケーシング20を複数のボルト20aで固定する構造とし、サイレンサ15の軸中心部に形成される空間部15a内に回転軸9及び軸受22を設置してコンパクト化すれば、過給機本体部Tmに標準構造の過給機をほとんど改造することなく略そのまま流用することができる。
すなわち、標準構造の過給機にわずかな構造変更を施すことで過給機本体部Tmが得られ、この過給機本体部Tmにフレキシブル継手8を介して同軸に高圧段コンプレッサ部6を連結することで1軸2段過給機1となる。この場合、主回転軸7と回転軸9との間にフレキシブル継手8が介在し、しかも、高圧羽根車21が独立した回転軸9及び軸受22を備えているので、過給機の回転安定性に影響はなく、良好な状態に維持できる。
また、上述した構成の1軸2段過給機1は、過給機本体部Tm側のケーシング10に設けた脚部10aで床面に設置された基台に固定されるため、これによってもほとんど改造不要な標準設計の過給機を有効利用でき、しかも、主回転軸7と回転軸9との間にフレキシブル継手8が介在しているので、過給機の分解及び組立も容易になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 1軸2段過給機
2 排気ガス
3 タービン部
4 外気
5 低圧段コンプレッサ部
6 高圧段コンプレッサ部
7 主回転軸
8 フレキシブル継手
9 回転軸
10 ケーシング
10a 脚部
11,22 軸受
12 タービン・ロータ
13 コンプレッサ羽根車(低圧段羽根車)
14 排気ガス通路
15 サイレンサ
15a 空間
16,24 流入路
17,20a ボルト
18,23 渦巻き室
20 高圧段ケーシング
21 コンプレッサ羽根車(高圧段羽根車)
2 排気ガス
3 タービン部
4 外気
5 低圧段コンプレッサ部
6 高圧段コンプレッサ部
7 主回転軸
8 フレキシブル継手
9 回転軸
10 ケーシング
10a 脚部
11,22 軸受
12 タービン・ロータ
13 コンプレッサ羽根車(低圧段羽根車)
14 排気ガス通路
15 サイレンサ
15a 空間
16,24 流入路
17,20a ボルト
18,23 渦巻き室
20 高圧段ケーシング
21 コンプレッサ羽根車(高圧段羽根車)
Claims (3)
- 内燃機関から導かれた排気ガスによって駆動されるタービン部と、該タービン部により駆動されて前記内燃機関に外気を圧送する低圧段コンプレッサ部及び高圧段コンプレッサ部とを有する1軸2段過給機であって、
前記タービン部と前記低圧段コンプレッサ部とが主回転軸で連結されている過給機本体部と、
前記主回転軸とフレキシブル継手を介して回転軸が連結され、かつ、前記前記過給機本体部に固定支持されている前記高圧段コンプレッサ部と、
を備えている1軸2段過給機。 - 前記高圧段コンプレッサ部の前記回転軸及び軸受は、前記過給機本体部のサイレンサ内に内蔵されている請求項1に記載の1軸2段過給機。
- 前記高圧段コンプレッサ部は、前記過給機本体部に互いのケーシング同士をボルト結合して固定支持されている請求項1または2に記載の1軸2段過給機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011060925A JP2012197684A (ja) | 2011-03-18 | 2011-03-18 | 1軸2段過給機 |
JP2011-060925 | 2011-03-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
WO2012127909A1 true WO2012127909A1 (ja) | 2012-09-27 |
Family
ID=46879077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
PCT/JP2012/052392 WO2012127909A1 (ja) | 2011-03-18 | 2012-02-02 | 1軸2段過給機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012197684A (ja) |
WO (1) | WO2012127909A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105247248A (zh) * | 2014-02-20 | 2016-01-13 | 三菱重工压缩机有限公司 | 旋转机械系统 |
CN105909373A (zh) * | 2015-02-20 | 2016-08-31 | Abb涡轮系统有限公司 | 联结装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5894203B2 (ja) * | 2014-03-04 | 2016-03-23 | 三菱重工業株式会社 | 過給機の製造方法 |
US20170321600A1 (en) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | General Electric Company | System and method for a gas turbine power generation system with a high pressure compressor with an added forward stage |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6132533U (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-27 | 京セラ株式会社 | 複合型セラミツクタ−ビンロ−タを有したタ−ボチヤ−ジヤ |
JPH0411219U (ja) * | 1990-05-17 | 1992-01-30 | ||
JP2004190674A (ja) * | 2002-12-06 | 2004-07-08 | Modine Mfg Co | 燃焼用空気チャージャー用の内部取付半径流中間冷却器のためのタンク/マニホルド |
WO2008099452A1 (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 排気タービン過給機 |
-
2011
- 2011-03-18 JP JP2011060925A patent/JP2012197684A/ja not_active Withdrawn
-
2012
- 2012-02-02 WO PCT/JP2012/052392 patent/WO2012127909A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6132533U (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-27 | 京セラ株式会社 | 複合型セラミツクタ−ビンロ−タを有したタ−ボチヤ−ジヤ |
JPH0411219U (ja) * | 1990-05-17 | 1992-01-30 | ||
JP2004190674A (ja) * | 2002-12-06 | 2004-07-08 | Modine Mfg Co | 燃焼用空気チャージャー用の内部取付半径流中間冷却器のためのタンク/マニホルド |
WO2008099452A1 (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 排気タービン過給機 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105247248A (zh) * | 2014-02-20 | 2016-01-13 | 三菱重工压缩机有限公司 | 旋转机械系统 |
EP2990693A4 (en) * | 2014-02-20 | 2017-02-15 | Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation | Rotating machine system |
CN105909373A (zh) * | 2015-02-20 | 2016-08-31 | Abb涡轮系统有限公司 | 联结装置 |
CN105909373B (zh) * | 2015-02-20 | 2020-07-14 | Abb涡轮系统有限公司 | 联结装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012197684A (ja) | 2012-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4875586B2 (ja) | 2段過給式排気ターボ過給機 | |
US4032262A (en) | Housing arrangement for a two-stage exhaust-gas turbocharger | |
CN101153546B (zh) | 双轴燃气涡轮 | |
US7571607B2 (en) | Two-shaft turbocharger | |
US6807802B2 (en) | Single rotor turbine | |
US8181462B2 (en) | Turbocharger with two-stage compressor, including a twin-wheel parallel-flow first stage | |
EP1952029B1 (en) | Inlet duct for rearward-facing compressor wheel, and turbocharger incorporating same | |
US8096127B2 (en) | Exhaust turbo-supercharger | |
JP4247217B2 (ja) | 排気タービン過給機 | |
JP2009047163A (ja) | 効率範囲が広い出力タービンを備えた内燃機関装置 | |
JP3169243U (ja) | 内燃機関 | |
WO2012127909A1 (ja) | 1軸2段過給機 | |
US20200025075A1 (en) | Turbocharger And Drive System With Fuel Cell And Turbocharger | |
JP6682374B2 (ja) | 電動過給圧縮機 | |
JP7183303B2 (ja) | ターボチャージャ | |
JP5310132B2 (ja) | 可変容量タービン及び過給機 | |
JP6780778B2 (ja) | 多段過給機 | |
CN108292874A (zh) | 电动机支承机构、压缩机及增压器 | |
CN112334640A (zh) | 多级涡轮增压器装置 | |
JP2008208734A (ja) | 2段圧縮式排気タービン過給機 | |
JP6481512B2 (ja) | ターボチャージャ | |
GB2551450A (en) | Turbocharger arrangement | |
WO2015195343A1 (en) | Turbocharger comprising a modular construction compressor housing | |
JP5338379B2 (ja) | 可変容量タービン及び過給機 | |
JP3964225B2 (ja) | ガスタービン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
121 | Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application |
Ref document number: 12760765 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |
|
NENP | Non-entry into the national phase |
Ref country code: DE |
|
122 | Ep: pct application non-entry in european phase |
Ref document number: 12760765 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |