WO2012127731A1 - クランプ装置及びプリンタ - Google Patents

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Abstract

レンチキュラシートの斜行の修正を適切に行えるようにする。レンチキュラシート(3)は、そのシート先端部がクランパ(15)とプラテンドラム(10)との間に挟持される。クランパ(15)には、弾性を有する押圧部材(32)が設けられ、この押圧部材(32)には、2個の凸部(32b)が設けられている。搬送時には、各凸部(32b)を弾性変形させて圧縮して、レンチキュラシート(3)の先端に押圧面(32a)を密着させる。レンチキュラシート(3)の斜行を修正する際には、各凸部(32b)だけでレンチキュラシート(3)の先端を押圧し、クランパ(15)を回転する。

Description

クランプ装置及びプリンタ
 本発明は、レンチキュラシートの斜行を修正するクランプ装置及びレンチキュラシートに画像を記録するプリンタに関する。
 略半円柱形状のレンズを左右方向に多数並べたレンチキュラシートを用いて、裸眼で立体画像を観察するレンチキュラ立体写真が広く知られている。レンチキュラ立体写真は、レンチキュラシートの背面側に、例えば左右の2視点から撮影したR視点画像及びL視点画像をそれぞれ細いストライプ状(線状)に分割したストライプ画像を交互に配置するとともに、1個のレンズの下に、隣接する2つのストライプ画像を位置させたものである。左眼と右眼とが、各レンズを介して、視差のあるR視点画像及びL視点画像をそれぞれ見ることで、立体画像として認識される。また、N個(Nは3以上)の視点画像を撮影し、これらを細いストライプ状に分割して、1個のレンズの背後に、N個のストライプ画像を並べて配置することによって、立体感を更に向上させることも知られている。
 レンチキュラ立体写真は、ストライプ画像が記録されたシートの上にレンチキュラシートを重ねるタイプと、レンチキュラシートの背面にストライプ画像を印刷したタイプとがある。プリンタを用いて、レンチキュラシートの背面にストライプ画像を記録する場合は、レンチキュラシートを副走査方向に間欠搬送する。各間欠搬送の直後に記録ヘッドを駆動して、主走査方向に延びたストライプ画像をレンチキュラシートの背面に順次記録する。これにより、レンチキュラシートの背面に、視差のある少なくとも2種類の視点画像が記録される(特許文献1,2参照)。
 また、シートの上にストライプ画像を記録してから、レンチキュラシートに貼り合わせるプリンタも知られている(特許文献3参照)。このプリンタでは、レンチキュラシートのレンズの位置とストライプ画像の位置とを正確にあわせてシートを貼り合わせる機構が必要である。このため、レンチキュラシートの背面に直接にストライプ画像を記録するプリンタは、装置の小型化及びコストの点で有利である。
 ところで、レンチキュラシートの背面に複数の視点画像を記録する際に、レンチキュラシートが斜めに傾いた状態で搬送されることがある。これは、斜行(スキュー)と呼ばれている。この場合に、レンズの長手方向と主走査方向とが一致していない状態でストライプ画像の記録が行われるから、記録品質が著しく低下してしまう。このレンチキュラシートの斜行に起因する記録品質の低下を防止するために、従来から様々な工夫がなされている。
 特許文献1には、記録ヘッドの近傍に光学センサを設け、この光学センサでレンズの位置を検出し、この位置検出結果に基づいて、ストライプ画像の記録位置を調整するプリンタが記載されている。レンチキュラシートが斜行している場合でも、この斜行に対応してストライプ画像の記録位置を調整することができる。
 特許文献2には、レンチキュラシートの斜行を事前に修正するプリンタが記載されている。このプリンタは、主走査方向に対するレンズの長手方向の傾き角度を検出し、この検出結果に応じて、副走査方向の搬送量に左右で差を持たせることによってレンチキュラシートをその搬送面に垂直な軸周りに回転させて、斜行を修正している。
 一方、プリンタの搬送には、直線搬送タイプとプラテンドラムタイプとが知られている。例えばカラー画像を記録する場合には、前者では、記録シートを直線状の搬送路を搬送させ、この往復搬送の間に色順次でカラー画像を記録する。後者では、記録シートが巻き付けられたプラテンドラムを回転することにより記録シートをプラテンドラムの回転方向に搬送している間にカラー画像を記録する(例えば特許文献4参照)。前者では、記録ヘッドの前後に記録シートの退避スペースが必要になることから、大型化する傾向があるが、後者では退避スペースが不要であり、プラテンドラムの周囲に記録ヘッドや排紙機構を配することができるので、装置の小型化に有利である。
特開2007-76084号公報 特開平8-137034号公報 特開平7-219084号公報 特開昭61-128677号公報
 ところで、特許文献1のように、ストライプ画像の記録位置を調整する場合、レンチキュラシートの斜行の程度が大きくなると、レンチキュラシートに記録される視点画像の歪みが大きくなり、記録品質が低下するという問題がある。また、レンチキュラシートにストライプ画像を記録するプリンタとして、プラテンドラムタイプを採用した場合、小型化に有利である。しかし、特許文献2のように、左右の搬送量に差を持たせることはできないため、レンチキュラシートの斜行を修正することができない。さらに、レンチキュラシートの斜行を修正しようとして、プラテンドラムをその回転軸と直交する軸回りに回転してしまうと、記録ヘッドとプラテンドラムとの間隔が不均一になり画質の劣化を招いてしまう。
 本発明の主たる目的は、画像の歪みを発生させることなく、またレンチキュラシートの斜行を修正することに適したクランプ装置及びプリンタを提供することにある。本発明の別の目的は、構成が簡単で小型なプリンタを提供することにある。
 本発明のクランプ装置は、クランパ、クランパ移動機構、クランパ回転機構、及び制御部を備える。クランパは、弾性を有する押圧部材を有し、この押圧部材と支持部材との間にレンチキュラシートの一部を挟持する。支持部材は、レンチキュラシートの少なくとも一部を支持する。クランパ移動機構は、クランパを退避位置、第1挟持位置、及び第2挟持位置に移動させる。退避位置では、押圧部材が支持部材から離される。第1挟持位置では、レンチキュラシートが押圧部材及び支持部材に対して滑らないようにレンチキュラシートの一部を押圧部材で押圧する。第2挟持位置では、レンチキュラシートが押圧部材に対して滑らないようにされるが、支持部材に対しては滑ることが可能なように、レンチキュラシートの一部を押圧部材で押圧する。クランパ回転機構は、レンチキュラシートに垂直な回転軸を中心にクランパを回転させる。制御部は、挟持したレンチキュラシートを回転する際には、クランパ移動機構及び回転機構を制御して、クランパを第2挟持位置とした状態でクランパを回転し、支持部材に対してレンチキュラシートを固定する際には、クランパ移動機構を制御して、クランパを第1挟持位置とする。
 支持部材に対向する押圧部材の押圧面に複数の凸部を形成することが好ましい。第1挟持位置では、各凸部を圧縮して押圧面をレンチキュラシートの一部に押圧して、レンチキュラシートの一部を押圧面と支持部材との間に挟持する。第2挟持位置では、各凸部の圧縮量が第1挟持位置よりも少ない圧縮量にて各凸部をレンチキュラシートの一部に押圧して、その一部を各凸部と支持部材との間に挟持する。
 凸部を、回転軸からの距離に応じた大きさとし、第2挟持位置のときに、レンチキュラシートと接触する面積が回転軸からの距離に応じて異なるものとすることが好ましい。
 支持部材の表面領域中で、少なくとも各凸部に対向する範囲及びクランパ回転機構による各凸部の移動範囲を非形成領域とし、それ以外を形成領域として、その形成領域に弾性を有する弾性層を形成し、形成領域よりも非形成領域の摩擦係数を小さくすることが好ましい。
 形成領域は、クランパが第1挟持位置のときに、押圧面と弾性層との間にレンチキュラシートの一部が挟持されるように、押圧面の少なくとも一部に対向する支持部材の一部範囲を含むことが好ましい。
 本発明のプリンタは、複数のレンズが表面に形成されたレンチキュラシートの副走査方向への搬送を行い、記録部によって、副走査方向と直交する主走査方向に平行な複数のストライプ画像をレンチキュラシートの背面に順次に記録するものであり、プラテン、クランパ、クランパ移動機構、斜行検出部、クランパ回転機構、及び制御部を備える。プラテンは、レンチキュラシートを支持して副走査方向に移動する。クランパは、弾性を有する押圧部材を有し、この押圧部材でプラテン上のレンチキュラシートのシート端部を押圧することにより、プラテンとの間にシート端部を挟持する。クランパ移動機構は、クランパを退避位置、第1挟持位置、及び第2挟持位置に移動する。退避位置では、押圧部材がプラテンから離される。第1挟持位置では、レンチキュラシートが押圧部材及びプラテンに対して滑らないようにシート端部を押圧部材で押圧する。第2挟持位置では、レンチキュラシートが押圧部材に対して滑らないようにされるが、プラテンに対しては滑ることが可能となるように、シート端部を押圧部材で押圧する。斜行検出部は、レンチキュラシートの斜行状態を検出する。クランパ回転機構は、レンチキュラシートのシート面に垂直な回転軸を中心にクランパを回転させる。制御部は、主走査方向に対するレンチキュラシートの斜行を修正する際には、クランパ移動機構及びクランパ回転機構を制御して、クランパを第2挟持位置とした状態で斜行検出部の検出結果を基づいてクランパを回転させる。また、制御部は、副走査方向にレンチキュラシートを搬送する際には、クランパ移動機構を制御して、クランパを第1挟持位置とした状態でプラテンを副走査方向に移動させる。
 プラテンに対向する押圧部材の押圧面に複数の凸部を形成することが好ましい。第1挟持位置では、各凸部を圧縮して押圧面をシート端部に押圧し、シート端部を押圧面とプラテンとの間に挟持する。第2挟持位置では、第1挟持位置よりも少ない圧縮量にて各凸部をシート端部に押圧して、シート端部を各凸部とプラテンとの間に挟持する。
 凸部を、回転軸からの距離に応じた大きさとし、第2挟持位置のときに、レンチキュラシートと接触する面積が回転軸からの距離に応じて異なるものとすることが好ましい。
 プラテンの表面領域中に、少なくとも各凸部に対向する範囲及びクランパ回転機構による各凸部の移動範囲を非形成領域とし、それ以外を形成領域として、その形成領域に弾性を有する弾性層を形成し、形成領域よりも非形成領域の摩擦係数を小さくすることが好ましい。
 クランパが第1挟持位置のときに、押圧面と弾性層との間にシート端部が挟持されるように、押圧面に対向するプラテンの一部範囲が形成領域に含まれることが好ましい。
 プラテンを、レンチキュラシートが巻き付けられ回動自在なプラテンドラムとすることが好ましい。
 クランパとプラテンとの間にレンチキュラシートのシート先端部を挟持することが好ましい。
 本発明によれば、簡単な構成でレンチキュラシートの斜行を修正することができる。また、簡単かつ小型化に有利にしながら、画像の歪みなどの画質の劣化を発生させることなくプリントを行うことができる。
本発明を実施したプリンタの概略を示す説明図である。 レンチキュラシートを示す斜視図である。 分離爪によってレンチキュラシートを分離する状態を示す説明図である。 クランパの底面側を示す斜視図である。 退避位置におけるクランパの状態を示す説明図である。 第1挟持位置におけるクランパの状態を示す説明図である。 第2挟持位置におけるクランパの状態を示す説明図である。 プラテンドラムの弾性層が形成された領域と形成されていない領域を示す説明図である。 クランパの押圧面及び凸部と、弾性層の非形成領域の位置関係を示す説明図である。 レンチキュラシートに対する各レンズセンサの配列を示す説明図である。 クランパユニットを示す斜視図である。 後端クランパとその開閉機構を示す斜視図である。 斜行修正からプリントまでの手順を示すフローチャートである。 凸部の位置とその移動範囲だけを弾性層の非形成領域とした例を示す説明図である。 クランパの回転軸からの距離に応じて凸部の大きさ異ならせた例を示す説明図である。
 図1において、プリンタ2は、立体画像を観察するための視差画像(複数の視点画像の集まり)を昇華方式でレンチキュラシート(以下、単にシートという)3の背面に記録する。また、このプリンタ2は、2つの視点画像を6個の視点画像に変換して、これらの6個の視点画像を多数のストライプ画像に分割してシート3に記録する。
 図2に示すように、シート3は、周知のように表面側に多数の略円柱状(シリンドリカル)のレンズ4が配列され、背面が平面になっている。各レンズ4は、主走査方向に延びている。シート3の背面は、レンズ4ごとに画像領域5が仮想的に区画され、1個のレンズ4に対して1個の画像領域5が対応する。各画像領域5は、視点画像の個数に応じて、レンズ4の配列方向に区画される。
 この例では、画像領域5は、第1~第6微小領域5a~5fに区画され、6個の視点画像を細いストライプに分割したストライプ画像をそれぞれに記録する。各微小領域5a~5fは、第1~第6の視点画像にそれぞれ1対1に対応している。また、この例では、各微小領域5a~5fは、その幅(副走査方向の長さ)が約40μmであり、1本のラインの幅が約20μmである。したがって、例えば、第1微小領域5aには、第1視点画像中で隣接した2ラインが1本のストライプ画像として並んで記録される。
 図1に示すように、プリンタ2には、給紙カセット9が装着される。給紙カセット9は、複数のシート3を積層して収容している。プリント時には、給紙機構(図示省略)により、1枚のシート3が給紙カセット9から給送路6に送り出される。給送路6内では、シート3は、レンズ4を下側にして、レンズ4の配列方向(副走査方向)に搬送される。なお、シート3の給紙は、手動でシート3を給送路6に差し込むようにしてもよい。
 給送路6には、上流側(給紙カセット9側)から順番に給送ローラ対7,センサ部8が配され、給送路6の下流にプラテンドラム10が配されている。プラテンドラム10の外周の接線方向に給送路6が延びており、給送路6から供給されるシート3がプラテンドラム10の外周面上に送られる。
 給送ローラ対7は、モータ12によって回転駆動されるキャプスタンローラ7aと、キャプスタンローラ7aとの間にシート3をニップしたニップ位置とシート3から離れた解除位置との間で移動するピンチローラ7bとからなる。この給送ローラ対7は、キャプスタンローラ7aの回転により、ニップしたシート3をプラテンドラム10に向けて搬送する。
 プラテンドラム10は、主走査方向に平行な軸10aに回動自在に支持され、モータ14によって回転される。モータ14は、回転方向を切り換えることができ、これによりプラテンドラム10は、矢印Aで示す正転と、その反対方向の逆転とのいずれかの方向に回転される。
 プラテンドラム10は、プリント時には、その外周面10bにシート3が巻き付けられ、その回転によりシート3を副走査方向に搬送する。シート3は、レンズ4をプラテンドラム側にし、かつレンズ4の配列方向がプラテンドラム10の周方向(副走査方向)となるように巻き付けられる。
 クランパ15と、クランパ移動機構16と、クランパ回転機構17とでクランプユニットが構成される。クランパ15は、シート3の先端部(以下、シート先端部という)を外周面10bとの間に挟持する。このクランパ15は、プラテンドラム10に組み付けられており、プラテンドラム10と一体に回転して副走査方向に移動する。この例では、プラテンドラム10が支持部材となっている。また、プラテンドラム10とモータ14とによってシート3を副走査方向に搬送する搬送機構が構成される。
 クランパ移動機構16は、クランパ15を、プラテンドラム10の径方向にシフトする。このクランパ移動機構16により、クランパ15は、外周面10bとの間にシート先端部を挟持する挟持位置と、この挟持を解除した退避位置とに移動する。後述するように、挟持位置は、シート先端部を強く挟持した第1挟持位置と、第1挟持位置よりも緩く挟持した第2挟持位置とがある。
 クランパ回転機構17は、シート3のシート面に垂直な回転軸を中心にしてクランパ15を回転させる。シート3を挟持したクランパ15を回転することにより、シート3を任意の角度で回転させて、その斜行を修正することができる。この例では、プラテンドラム10の径方向がプラテンドラム10上のシート3に垂直な方向となる。
 プラテンドラム10の外周には、サーマルヘッド18と、分離爪19とが配置されている。サーマルヘッド18の下部には、主走査方向に多数の発熱素子がライン状に配列された発熱素子アレイ18aが2列形成されている。発熱素子アレイ18aを隣接して2列設けることで、1本のストライプ画像(2ライン)を1度に記録することができる。そして、シート3を副走査方向に微小領域の幅の送りを6回することにより、1個の画像領域5を記録することができる。各発熱素子アレイ18aは、その主走査方向の長さが、シート3上の記録エリアの幅(主走査方向の長さ)よりも少し大きくなっている。
 サーマルヘッド18は、プラテンドラム10上のシート3の背面に記録用フィルム21を重ねた状態で、その背面に記録用フィルム21を圧接させる圧接位置と、この圧接位置から上方に退避した退避位置との間で移動する。この記録用フィルム21は、受像層フィルム、イエロインクフィルム,マゼンタインクフィルム,シアンインクフィルム、バック層フィルムで構成されている。各フィルムは、シート3とほぼ同じサイズであり、順番に繋げられ、1シート用のフィルムセットを構成する。記録用フィルム21は、シート3の搬送に同期して、一方のスプールから他方のスプールに送られて巻き取られる。
 受像層フィルムは、シート3の背面に、インクフィルムからのカラーインクを付着させる受像層(下地層)を形成するためのものである。この受像層フィルムは、シート3の背面に重ね合わされた状態で、サーマルヘッド18により加熱されたときに、透明な受像層をシート3の背面に転写して形成する。
 イエロー,マゼンタ,シアンインクフィルムは、周知の昇華型のインクフィルムであり、各インクフィルムは、シート3の背面に形成された受像層に重ね合わされた状態でサーマルヘッド18により加熱されたときに、インクを昇華させて受像層に転写する。インクの付着量は、サーマルヘッド18の発熱量に応じて増減し、中間調を表現する。なお、ブラックインクフィルムを用い、4色でプリントしてもよい。
 バック層フィルムは、シート3に記録された画像に重ね合わされた状態で、サーマルヘッド18により加熱されたときに、白色のバック層を画像上に転写して形成する。このバック層は光を反射して、明るく鮮やかなカラー立体画像を観察可能とする。
 ヘッド駆動部22は、サーマルヘッド18とともに記録部23を構成している。このヘッド駆動部22は、サーマルヘッド18の各発熱素子を駆動する。ヘッド駆動部22は、受像層、バック層を形成するときには、全ての発熱素子が同じ発熱量を発生するように、サーマルヘッド18を駆動する。この発熱量は、受像層またはバック層を転写するために必要な値である。また、ヘッド駆動部22は、インクフィルムを用いて画像を記録する際には、3色面順次でフルカラー画像を記録する。この場合に、6個の視点画像の各画像データに基づいて各発熱素子を発熱させて、画像データに応じたインク濃度とする。
 記録すべき画像の画像データは、制御部24に入力される。この入力される画像データは、例えば2視点の視点画像のものとなっており、それが制御部24によって6視点のものに変換される。この変換された6視点の画像データがヘッド駆動部22に送られる。
 分離爪19は、プラテンドラム10から記録済みのシート3を分離して、カッタユニット25に案内する。この分離爪19は、シート3の幅方向の中央に配されており、図1に示されるように、その先端を外周面10bから離した退避位置と、図3に示すように、先端を外周面10bに接した分離位置とに揺動される。図3に示されるように、分離爪19を分離位置とした状態で、プラテンドラム10を逆転させることにより、シート3は、その後端から分離爪19で掬いあげられて、その分離爪19で案内されてカッタユニット25へ送り込まれる。カッタユニット25は、クランパ15及び後端クランパ27で挟持されて画像が記録されないシート先端部とシート3の後端部(以下、シート後端部という)の各余白をカットする。また、カッタユニット25は、カット済みのシート3をプリンタの外部へ排出する。
 なお、プラテンドラム10を逆転させてシート3の後端を分離爪19で掬いあげてから、さらに少しプラテンドラム10を逆転させたときに、プラテンドラム10の回転位置が後述するクランパ15を作動させるための待受け位置となるように分離爪19の位置が調整されている。これにより、シート3の挟持を解除の後には、カッタユニット25に内蔵した搬送機構でシート3を搬送できるようにしている。
 また、プラテンドラム10の周囲には、複数のガイドローラ26が配置されている。これらのガイドローラ26は、プラテンドラム10にシート3を巻き付ける際に、プラテンドラム10に圧接してシート3を挟み込む。これにより、後端クランプ27によってシート後端部が挟持されるまでの間、シート3がそれ自身の剛性で外周面10bから浮き上がることを防止する。なお、クランパ15が通過するときには、例えばガイドローラ26は、プラテンドラム10の径方向にシフトされることで、クランパ15と干渉しない。
 後端クランプ27は、開閉機構28によって駆動され、シート3を挟持した挟持位置と、挟持を解除した退避位置とに切り替えられる。後端クランプ27でシート後端部をプラテンドラム10との間で挟持することにより、プリント中にシート3がそれ自身の剛性で外周面10bから浮き上がることを防止する。この後端クランプ27は、プラテンドラム10と一体に回転する。
 制御部24は、クランパ移動機構16,クランパ回転機構17,ヘッド駆動部22などの他に、モータ12,14、分離爪19,開閉機構28などをプリンタ2の各部を制御する。
 図4ではクランパ15はその底面(プラテンドラム側)を上に向けた姿勢で示されている。このクランパ15は、剛性を有する基板31と、この基板31の下面に一体に設けられた押圧部材32とからなる。基板31は、その主走査方向の長さがシート3のそれとほぼ同じにされ、副走査方向に適当な幅を有した矩形の板状をしている。押圧部材32も基板31と同じサイズである。押圧部材32は、平坦な押圧面32aに一対の凸部32bが形成されている。押圧部材32は、弾性を有し、摩擦係数の高い素材で作製されている。このような素材としては例えばゴムが挙げられる。凸部32bは、押圧部材32と同じ素材で一体に形成されているが、弾性を有し摩擦係数の高い素材であれば、押圧部材32と異なる素材としてもよい。
 凸部32bの突出量(高さ)は、0.1~0.3mm程度である。一対の凸部32bの間隔は、シート3の幅よりも短くされており、各凸部32bがシート3に同時に当接するようになっている。なお、説明の便宜上、図4では各凸部32bを誇張して描いてあり、他の図でも同様である。
 図5Aに示すように、退避位置では、クランパ15は、凸部32bとプラテンドラム10の外周面10bとの間に適当な間隔をあけた状態である。これにより、給送路6から送り込まれるシート3が凸部32bと外周面10bとの間に入り込むこと、及び凸部32bと外周面10bとの間からシート3が抜き出されることが可能である。
 図5Bに示すように、第1挟持位置では、クランパ15は、シート先端部を押圧面32a全体で押圧する。この第1挟持位置では、各凸部32bは、シート先端部に押圧されて弾性変形して圧縮された状態となる。このように、押圧面32aの全体でシート先端部を挟持することにより、第1挟持位置では、押圧部材32及び外周面10bに対するシート先端部の滑りがないように強く挟持する。シート3の搬送時では、クランパ15は、この第1挟持位置である。
 図5Cに示すように、第2挟持位置でのクランパ15は、第1挟持位置よりも退避位置側に少し移動されている。これにより押圧面32aをシート3から離し第1挟持位置の圧縮量よりも少ない圧縮量で各凸部32bを圧縮させた状態とし、各凸部32bだけでシート先端部を押圧して挟持する。このように挟持することにより、各凸部32bに対するシート先端部の滑りがないが、外周面10bに対してはシート先端部の滑りを許容した状態とする。シート3の斜行を修正するときには、クランパ15は、この第2挟持位置にある。クランパ15を第2挟持位置にセットし、そのクランパ15を回転することにより、シート3をクランパ15の回転に追従させて回転させることができる。
 図6に示すように、プラテンドラム10は、例えば金属製のドラム本体34の表面に弾性を有する弾性層35が形成されている。この弾性層35は、シート3と密着して滑りによるシート3のキズ付きを防止し、またシート3に対するサーマルヘッド18の密着性を改善するなどの目的で設けられている。このような弾性層35は、例えばゴムを吹き付けコートするなどして形成されている。
 上記のような弾性層35をプラテンドラム10の全周に形成した場合、シート先端部と弾性層35との間の滑りが悪くなるため、第2挟持位置にセットされたクランパ15を回転させても、それに正確に追従させてシート3を回転させることができなくなる恐れがある。
 そこで、プラテンドラム10では、その外周面10bのうち一部を弾性層35が形成されていない非形成領域36とし、それ以外を弾性層35が形成された形成領域37としている。非形成領域36は、クランパ15に対向する部分に設けられており、弾性層35の表面よりも摩擦係数の低いドラム本体34の表面が露呈されている。
 図7に示すように、非形成領域36は、主走査方向については、プラテンドラム10の全幅にわたって形成されているが、副走査方向については、押圧面32aの幅よりも小さく、押圧面32aが対向している外周面10bの一部範囲が形成領域37の一部としてある。
 上記のように弾性層35を形成することによって、クランパ15が第2挟持位置にセットされているときには、クランパ15がいずれの回転位置であっても、非形成領域36内で凸部32bがシート先端部に押圧する。これにより、凸部32bで押圧されるシート先端部の部分がプラテンドラム10の摩擦係数の低い金属表面に接するようにしてシート先端部と外周面10bとの間の滑りが阻害されないようにしている。一方、クランパ15が第1挟持位置であるときには、押圧面32aの押圧によりシート先端部を摩擦係数の高い弾性層35(形成領域37)に密着させて挟持する。これにより、プリント時等の搬送中のシート3の滑りを防止する。
 シートの斜行状態の検出やクランパ15の回転の手順等は、適宜に決めることができる。この例では、傾き方向の判定、粗調整、微調整の3ステップからなる。また、シート3の斜行状態の検出は、プラテンドラム10の回転によってシート3が搬送されている間に行い、斜行の修正はシート3の搬送を停止して行う。
 図1において、センサ部8は、制御部24とともに、シート3の斜行状態を検出する斜行検出部を構成している。また、制御部24は、センサ部8の検出信号に基づいて、シート3の傾き方向と、シート3の傾き角θを判断し、その斜行を修正するようにクランパ回転機構17を制御してクランパ15を回動する。傾き方向は、主走査方向に対するレンズ4の長手方向の傾き方向である。また、傾き角θは、主走査方向に対するレンズ4の長手方向の傾き角度の大きさである。
 センサ部8は、図8に示すように、主走査方向に一列に並べて設けられた第1~第3レンズセンサ41~43から構成される。これらレンズセンサ41~43は、その順番で相互の間隔が等しくならないように設けられている(S1≠S2,S2≠S3、S1≠S3)。各レンズセンサ41~43は、シート3の下方に配置されたLED(発光ダイオード)と、LEDに対向してシート3の上方に配置されたフォトセンサとでそれぞれ構成され、シート3を透過したLEDからの検出光をフォトセンサで受光し、その検出光の強さに応じた検出信号を出力する。
 例えば、各レンズセンサ41~43からの検出信号は、各レンズ4間の境界に対面してからレンズ4の頂点に対面するまでの間で漸増し、頂点に対面している時にピークとなる。その後に漸減してから、レンズ4間の境界に対面した時に再び漸増に転じるように変化する。なお、この例では、センサ部8を用いて給送時のシート3の先端の検出や、レンズ4のピッチの測定なども行う。
 傾き方向判定では、シート3の搬送中に第1レンズセンサ41の検出信号がピークになった時点から、それ以降に第2レンズセンサ42の検出信号がピークになった時点までのシート3の搬送長LAを測定する。すなわち、第1レンズセンサ41が任意のレンズ4の頂点を検出してから、次に第2レンズセンサ42がレンズ4の頂点を検出するまでのシート3の搬送長を測定する。なお、搬送長は、例えばプラテンドラム10の駆動源であるモータ14に供給する駆動パルス数に基づいて求めることができるが、プラテンドラム10とともに回転するエンコーダ等を用いて測定してもよい。
 給送されてきたシート3をクランパ15に挟持した状態において、次のような各条件を同時に満たすように、第1~第3レンズセンサ41~43の間隔が決められるとともに、給送時のシート3が大きく斜行しないようにしてある。
 1:シート3の傾き方向が時計回り(図8のC.W.方向)である場合に、同一のレンズ4の頂点を第1~第3レンズセンサ41~43がこの順番に検出する。
 2:異なるレンズ4の頂点が第1~第3レンズセンサ41~43に同時に検出されない。
 3:シート3の傾き方向が時計回りである場合に、第1レンズセンサ41が任意のレンズ4の頂点を検出してから、次に第2レンズセンサ42が検出する頂点が同一のレンズ4のものとなる。
 上記のような条件で、搬送長LAと、既知の第1及び第2レンズセンサ41,42間の距離S1に基づき、下記式(1)によりシート3の傾き角θを算出する。ここで、シート3の傾き方向が時計回りであると仮定している。この求められた傾き角θと、既知の第1及び第3レンズセンサ41,43間の距離S3とを用い、第1レンズセンサ41が検出したものと同一のレンズ4の頂点が第3レンズセンサ43で検出されるまでの搬送長LBの予測値を、下記式(2)により算出する。
(1)θ=tan-1(LA/S1)
(2)LB=S3×tanθ
 搬送長LBの予測値の算出後に、第1レンズセンサ41の検出信号がピークとなった時点からの搬送長と第3レンズセンサ43の検出信号とを監視し、それらの関係から傾き方向を判定する。ここで、上記の仮定の通りにシート3の傾き方向が時計回りである場合、第3レンズセンサ43の検出信号は、搬送長LBに対応する位置の近傍でピークとなる。一方、シート3の傾き方向が反時計回りである場合、第3レンズセンサ43の検出信号は、搬送長LBに対応する位置の近傍でピークとならない。そこで、搬送長LBに対応する位置の近傍でピークとなった場合には、シート3の傾き方向が時計回りであると判定し、それ以外はシート3の傾き方向が反時計回りであると判定する。
 上記の反時計回りの判定は、実際にシート3の傾き方向が反時計回りである場合では、上記式(1),(2)の関係が成立しないことに基づいている。すなわち、シート3の傾き方向が反時計回りである場合には、搬送長LAは、第1レンズセンサ41がレンズ4の頂点を検出してから、第2レンズセンサ42が隣のレンズ4の頂点を検出するまでの搬送長となり、式(1),(2)の関係が成立しない。
 傾き方向の判定の後に、粗調整が行われる。判定されたシート3の傾き方向が時計回りである場合には、傾き方向の判定の際に式(1)で求めた傾き角θを粗調整用傾き角とし、粗調整用傾き角だけ反時計方向にクランパ15を回転する。これにより、ほぼ傾き角θを0°とする。
 一方、判定されたシート3の傾き方向が反時計回りの場合には、第1レンズセンサ41の検出信号がピークになった時点を基準として、この基準に最も近い第2レンズセンサ42の検出信号のピークまでの距離を搬送長L1として求める。次に、この搬送長L1を上記式(1)の搬送長LAの代わりに代入して、粗調整用傾き角を算出する。そして、この粗調整用傾き角だけ、時計方向にクランパ15を回転する。
 このときに第2レンズセンサ42の検出信号の最も近いピークが、第1レンズセンサ41の検出信号のピークよりも遅れている場合には、そのピークは、第1レンズセンサ41が先に検出したレンズ4の頂点と同一の頂点に対応するものとなる。したがって、この場合には求められる粗調整用傾き角は、実際のシート3の傾き角度θとほぼ等しくなる。一方、第2レンズセンサ42の検出信号の最も近いピークが、第1レンズセンサ41の検出信号のピークよりも進んでいる場合には、このピークは、第1レンズセンサ41が先に検出したレンズ4の頂点よりも1つ前の頂点に対応するものとなる。したがって、この場合に求められる粗調整用傾き角は、実際の傾き角θとは異なったものとなるが、粗調整では厳密に傾き角θを0°とする必要がないので問題はない。
 粗調整の後に、微調整を行う。この微調整では、基本的には粗調整用傾き角の算出時と同様に、第1レンズセンサ41に対応する検出信号のピークを基準として、この基準に最も近い第3レンズセンサ42の検出信号のピークまでの搬送長L2を求める。次いで、求めた搬送長L2を、上記式(1)の搬送長LAの代わりに代入して、微調整用傾き角を算出する。
 上記のように算出される微調整用傾き角は、粗調整後の実際の傾き角θと等しくなる。微調整時には、既に粗調整が行われているから、傾き角θは十分に小さくなっている。このため、微調整時に、シート3の傾き方向が反時計回りである場合には、第3レンズセンサ43の検出信号のピークは、第1レンズセンサ41の検出信号のピークよりも遅れる。逆に、シート3の傾き方向が時計方向である場合には、第3レンズセンサ43の検出信号のピークは、第1レンズセンサ41の検出信号のピークよりも進むことになる。したがって、第1レンズセンサ41と第3レンズセンサ43との各検出信号のピークから傾き方向を判定することができる。
 制御部24は、判定されたシート3の傾き方向と、算出した微調整用傾き角に基づき、シート3の傾き角θが0°となるようにクランパ15を回転する。なお、微調整用傾き角が0°であった場合には、微調整によるクランパ15を回転しなくてよい。
 図9において、クランパ移動機構16は、可動板51,52、カム53、クラッチ板54a,54b、モータ55等で構成される。なお、可動板52側については、図示されていないが、カム53、クラッチ板54a,54b、モータ55等が同様に設けられている。
 可動板51,52は、プラテンドラム10を挟むようにその側面に取り付けられ、また径方向に移動自在である。可動板51,52は、付勢手段、例えばバネ60によって下方に向けて付勢されており、その下方に配されたカム53のカム面に当接されている。カム53は、プラテンドラム10の側面に回動自在に取り付けられている。
 モータ側のクラッチ板54bは、図示のように、カム側のクラッチ板54aから離れた切断位置と、接続された接続位置との間で移動する。接続位置では、各クラッチ板54a,54bは、滑りなく回転を伝達する。プラテンドラム10の回転位置が、待受け位置となっているときにクラッチ板54aにクラッチ板54bを接続することができる。この待受け位置は、給送路6から給送されるシート3のシート先端部がプラテンドラム10とクランパ15との間に入り込むようにシート3を待ち受ける位置である。
 モータ55は、制御部24によって制御されてクラッチ板54bを回転する。これにより、カム53を回転させて、可動板51,52と一体にクランパ15が径方向に移動される。カム53には、クランパ15の退避位置,第1挟持位置,第2挟持位置にそれぞれ対応するカム面53a~53cが形成されており、カム53の回転角度を調節して、カム面53a~53cのいずれかが可動板51,52の下面と当接した状態となる。これにより、クランパ15を退避位置,第1挟持位置,第2挟持位置のいずれかに移動することができる。
 第1挟持位置,第2挟持位置に対応するカム面53b,53cは、それぞれ平面に形成されており、可動板51,52の移動方向と直交する方向に平行な状態で可動板51,52の下面と接する。また、一対のバネ60は、その付勢力が同じである。これにより、クラッチ板54bが切断位置にある場合でも、バネ60の付勢力で可動板51,52に押圧されるカム53が回転しないようにし、クランパ15を第1挟持位置または第2挟持位置に安定して保持している。
 なお、第1挟持位置に対応するカム面53bと第2挟持位置に対応するカム面53cとの間は、カム面53cとカム53の中心との距離と同じ、または小さい半径の曲面としている。これにより、第1挟持位置と第2挟持位置との間でクランパ15を移動する際に、クランパ15は、第2挟持位置よりも退避位置側に移動することがない。
 クランパ15の可動板52側の端部には軸56が設けられ、可動板51側の端部には2本の軸57が設けられている。軸56は、その一端が可動板52に取り付けられており、プラテンドラム10の径方向を軸とする回動方向に回動自在である。可動板51には、プラテンドラム10の接線方向と平行な長穴51aが設けられており、この長穴51aに各軸57が通されている。これにより、クランパ15は、シート3のシート面に垂直な回転軸(以下、クランパ回転軸という)を中心に回動自在となっている。この例では、クランパ回転軸が可動板52に対する軸56の取り付け位置を通るが、例えばクランパ15の幅方向中心を通るようにしてもよい。
 クランパ回転機構17は、上記のようにクランパ15を回動自在に保持する機構と、スライド板58a,58b、アクチュエータ59などで構成される。スライド板58aは、可動板51の外側で各軸56の端部に固定されている。スライド板58bは、図9に示す切断位置と、スライド板58aに適当な圧力で密着した接続位置との間で移動する。プラテンドラム10が待受け位置となっているときに、スライド板58aにスライド板58bを密着させることができる。
 各スライド板58a,58bの表面は、適当な弾性を有するとともに、摩擦係数が高くなっており、接続位置のときにはスライド板58bとスライド板58aとが一体にスライドする。なお、スライド板58bは、スライド板58aよりもクランパ15の移動方向に長くされており、クランパ15が退避位置,第1挟持位置,第2挟持位置のいずれの位置でもスライド板58aに密着することができる。
 アクチュエータ59は、制御部24によって制御されて、接続位置とされたスライド板58bをスライドする。これにより、クランパ回転軸を中心にクランパ15を回転し、クランパ15に挟持されたシート3の斜行を修正する。この回動の際には、クランパ15を第2挟持位置とした状態で行う。
 クランパ15が回転されたときには、スライド板58aとクランパ15の端部との距離が増減する。このため上記の軸57は、それぞれ伸縮自在にしてある。これら各軸57は、例えば内蔵したバネにより軸長を縮める方向に付勢されている。これにより、スライド板58aとクランパ15の端部との距離の増減に応じて軸57の軸長が伸縮される。なお、軸56を伸縮させてもよい。また、可動板51とスライド板58aの互いに接する面を曲面にすることにより、スライド板58aとクランパ15の端部との距離が変化しないようにしてもよい。
 なお、スライド板58a,58bが切断位置にセットされているときには、スライド板58aと可動板51の摩擦等により、クランパ15がクランパ回転軸を中心に回動することがない。また、不用意にクランパ15が移動、回動しないようにするためのブレーキ機構等を別途設けてもよい。
 図1に示されるように、クランパ15からプラテンドラム10の周方向に適当な距離だけ離されて後端クランプ27が配されている。後端クランプ27は、プラテンドラム10の両側面にそれぞれ設けられており、シート3の後端部の両側縁を外周面10bとの間に挟持する。
 図10に示すように、後端クランプ27は、一端27aがシート3の側縁をプラテンドラム10との間に挟持する挟持位置と、二点鎖線で示すように挟持位置から外側に開いてシート3の挟持を解除する退避位置との間で回動自在である。
 後端クランプ27を駆動する開閉機構28は、カム61,クラッチ板62a,62b、モータ63などで構成されている。後端クランプ27の他端27bは、カム61のカム面に当接するように付勢されており、カム61の回転でカム面との摺動位置が変わることにより、後端クランプ27が挟持位置と退避位置との間で回動する。
 プリント時のプラテンドラム10の回転方向、すなわち正転方向で、分離爪19よりも少し進んだ位置に、モータ側のクラッチ板62bが配されている。後端クランプ27を作動する際には、クラッチ板62bにクラッチ板62aが対向する回転位置(以下、後端クランプ開閉位置という)にプラテンドラム10を回転させる。クラッチ板62bは、図示のようにクラッチ板62bから離れた切断位置と、接続された接続位置との間で移動する。モータ63は、制御部24によって制御されて、接続位置にあるクラッチ板62bを介してカム53を回転させる。これにより、後端クランプ27を挟持位置と退避位置のいずれかにセットする。
 次に、図11に示すフローチャートを参照して、レンチキュラシートへのプリントについて説明する。最初に、プリンタ2の入力I/F(図示せず)に、同じシーンを異なった視点から見た2つの視点画像データが入力される。この2つの視点画像は、視差画像として制御部24内のメモリ(図示せず)に一時的に格納される。制御部24内に設けられたデータ変換部により、メモリから2つの視点画像データが読み出され、これが6個の視点画像データに変換されてメモリに再度格納される。
 プリントの開始が指示されると、制御部24は、プラテンドラム10が待受け位置となっていること、クランパ回転機構17のスライド板58bが切断位置となっていることを確認する。次に、制御部24は、クラッチ板54bをクラッチ板54aに接続した後、クランパ移動機構16を制御して、クランパ15を退避位置へ移動させる。なお、クランパ15の位置を位置センサなどで検出し、その検出結果に基づいてクランパ移動機構16を制御してもよい。また、このクランパ15を退避位置へ移動する際に、クランパ15の回転位置をロータリエンコーダなどで検出し、その検出結果に基づいてクランパ15が主走査方向と平行となるようにクランパ回転機構17を制御してもよい。
 クランパ15が退避位置にセットされた後、1枚のシート3が給紙カセット9から給送路6内に送り出される。この後、シート3は、モータ12によって回転されている給送ローラ対7にニップされて給送路6の下流に向けて搬送される。この搬送により、シート3は、センサ部8を通って、プラテンドラム10に向けて送られる。センサ部8によってシート3の先端が検出された時点から、さらに給送ローラ対7によって一定の長さだけ搬送を行う。そして、クランパ15にシート先端部を挟持可能な状態にした後、モータ12の回転を停止させて、シート3の搬送を停止する。
 シート3の搬送停止後、制御部24によりクランパ移動機構16が作動されて、クランパ15が第1挟持位置にセットされる。これにより、シート先端部がクランパ15とプラテンドラム10の外周面10bとの間に挟持される。このときに、クランパ15が第1挟持位置にあるから、押圧部材32の押圧面32aの全面がシート先端部と密着した状態になっている。
 クランパ15によるシート先端部の挟持後、給送ローラ対7によるシート3のニップが解除され、またクランパ移動機能16のクラッチ板54bが切断位置に移動される。さらに、サーマルヘッド18が退避位置にセットあることが確認された後、制御部24によって、モータ14が駆動される。これにより、プラテンドラム10が正転して、シート3の副走査方向の搬送が開始される。
 この搬送中に、各レンズセンサ41~43の検出信号に基づき、制御部24によって傾き方向の判定と粗調整用傾き角の算出が行われる。上述のように、まず各レンズセンサ41~43からの検出信号に基づきレンズ4の傾き方向が判定され、この傾き方向の判定後に、第1及び第2レンズセンサ41,42からの検出信号に基づいて、粗調整用傾き角が算出される。
 傾き方向の判定及び粗調整用傾き角の算出が完了すると、モータ14の回転方向が切り換えられ、プラテンドラム10が逆転されて待受け位置に戻される。このときにシート3は、給送路6の上流に向けて搬送されることになる。
 プラテンドラム10が待受け位置で停止されると、クラッチ板54bがクラッチ板54aに接続される。この後、クランパ移動機構16によりクランパ15が第1挟持位置から第2挟持位置に移動される。この移動の際には、クランパ15が退避位置にならないようにカム53の回転方向を制御して、第1挟持位置から直接に第2挟持位置に移動する。これにより、押圧面32aがシート3から離れ、各凸部32bだけでシート先端部を押圧した状態になる。
 続いて、スライド板58bを接続位置へ移動してスライド板58aに接続してから、クランパ回転機構17によりクランパ15が回転される。このときには、判定された傾き方向とは逆方向で粗調整用傾き角と同じ角度でクランパ15が回転されるように、アクチュエータ59の駆動が制御される。
 上記のようにしてクランパ15が回転されると、それとともにシート3が回転し、シート3の姿勢が変えられて、主走査方向に対するレンズ4の長手方向の傾きが粗調整される。このときに、クランパ15が第2挟持位置にセットされているので、シート先端部は凸部32bに対しては滑らないが、ドラム本体34の表面に対しては容易に滑るので、正確にシート3が粗調整用傾き角だけ回転される。
 粗調整の完了後、スライド板58bを切断位置にセットしてから、クランパ移動機構16により、クランパ15を第2挟持位置から第1挟持位置に移動する。この移動の際にも、クランパ15が退避位置にならないように、第2挟持位置から直接に第1挟持位置に移動される。
 クラッチ板54bを切断位置にセットした後、プラテンドラム10が正転され、シート3の副走査方向の搬送が開始される。そして、このシート3の搬送中に、第1,第3レンズセンサ41,43からの検出信号に基づき、微調整用傾き角が算出される。
 微調整用傾き角の算出後、モータ14の回転方向が切り換えられ、プラテンドラム10が逆転されて待受け位置に戻される。プラテンドラム10が待受け位置で停止すると、粗調整の場合と同様にして、クランパ移動機構17によりクランパ15が第1挟持位置から第2挟持位置に移動される。この後、スライド板58bを接続位置に戻してから、傾き方向の判定結果と微調整用傾き角の算出結果とに基づき、クランパ15がクランパ回転機構17により回転され、主走査方向に対してレンズ4の長手方向が平行となるように微調整が行われる。
 微調整の完了後には、スライド板58bを切断位置へ移動してから、クランパ移動機構16によりクランパ15が第1挟持位置に移動される。この後、クラッチ板54bが切断位置にセットされる。
 上記のようにしてシート3の斜行を修正した後に、シート3がプラテンドラム10に巻き付けられる。このために、まずプラテンドラム10が正転され、この回転によりシート3が給送路6より引き出されて順次に外周面10bに巻き付けられる。このシート3の搬送時には、センサ部8の検出結果に基づいてシート3のレンズピッチが調べられる。なお、レンズピッチは、センサ部8からの検出信号が、例えばピークとなってから次のピークとなるまでの搬送長として求めることができる。
 シート3の後端までがプラテンドラム10に巻き付いた状態になっても、プラテンドラム10の回転が継続されて、後端クランプ開閉位置となるまで回転される。プラテンドラム10が後端クランプ開閉位置で停止されると、クラッチ板62bがクラッチ板62aに接続されてから、開閉機構28により後端クランプ27が挟持位置にセットされる。これにより、シート先端部が後端クランプ27によってクランプされた状態となる。
 クラッチ板62bを切断位置にセットしてから、プラテンドラム10が正転され、サーマルヘッド18を超えた位置にまでクランパ15を移動させてからプラテンドラム10が停止される。記録用フィルム21の受像層フィルムがサーマルヘッド18の直下にセットされた後、サーマルヘッド18が圧接位置に移動される。これにより、サーマルヘッド18は、受像層フィルムをシート3の背面に押圧した状態になる。
 サーマルヘッド18の圧接後、プラテンドラム10が再び正転される。これにより、シート3の副走査方向の搬送が開始される。また、これに合わせて受像層フィルムが送られる。シート3の搬送開始後、モータ14に供給される駆動パルス数に基づいて、制御部24によってシート3の搬送長が監視される。この搬送長の監視により、シート3の記録エリアがサーマルヘッド18に達したことが検知されると、ヘッド駆動部22に受像層の形成が指示される。
 ヘッド駆動部22は、サーマルヘッド18の2列の発熱素子アレイ18aに共通の電力を供給して発熱させ、受像層フィルムを加熱する。これにより、受像層フィルムが一様に加熱され、主走査方向に長く延びた2ライン分の透明な受像層が、例えば微小領域5a内に並んで転写される。
 微小領域5a内に2ライン分の受像層を形成した後、先に検出したレンズピッチの1/6に相当する搬送長だけシート3を搬送する。この間欠搬送量は、1本のストライプ画像の記録幅に相当し、また微小領域の幅と等しい。これとともに、受像層フィルムを2ライン分移動する。この移動後、再びサーマルヘッド18を駆動して受像層フィルムを加熱する。これにより、先に受像層を形成した微小領域5aに隣接した微小領域5bに受像層が形成される。
 同様にして、シート3及び受像層フィルムを搬送しながら、受像層を2ラインずつ形成し、最終的に記録エリアの全範囲に透明な受像層を形成する。
 受像層の形成が完了すると、サーマルヘッド18が退避位置へ戻される。また、プラテンドラム10の正転が継続され、クランパ15をサーマルヘッド18を超えた位置に移動させてからプラテンドラム10を停止する。この後、記録用フィルム21のイエローインクフィルムをサーマルヘッド18の直下にセットしてから、サーマルヘッド18が圧接位置に移動される。このときは、イエローインクフィルムがシート3の背面に重ね合わされる。
 サーマルヘッド18の圧接後、プラテンドラム10を正転させてシート3を再び搬送する。このときにも、制御部24によってシート3の搬送長が監視され、記録エリアの第1微小領域5a内にサーマルヘッド18の発熱素子アレイ18aが位置したときに、6個の視点画像のうち、例えば第1視点画像から隣接する2ライン分のイエロー画像がヘッド駆動部22によって読み出され、これらイエロー画像データに基づきサーマルヘッド18が駆動され、その2列の発熱素子アレイ18aの発熱でイエローインクフィルムが背後から加熱される。これにより、イエローインクフィルムから昇華したイエローインクが微小領域5aの受像層に付着する。その結果、イエロー画像中の2ラインからなる1本のストライプ画像が微小領域5a内に記録される。
 微小領域5aへの記録後に、プラテンドラム10の回転でシート3がレンズピッチの1/6に相当する搬送長だけ搬送される。このシート3の搬送とともに、イエローインクフィルムを巻き取り、使用済み部分に代えて、未使用部分をサーマルヘッド18に対面させる。この搬送後に、第2視点画像中の隣接する2ライン分のイエロー画像データが読み出され、これらイエロー画像データに基づいてヘッド駆動部22が2列の発熱素子アレイ18aを発熱させ、イエロー画像中の2ラインからなるストライプ画像を微小領域5bに記録する。
 以下、同様にして、レンズピッチの1/6に相当する搬送長だけシート3とイエローインクフィルムを搬送するごとに、2ライン分のイエロー画像データに基づきサーマルヘッド18を駆動して、各微小領域5a~5fに第1~第6視点画像のストライプ画像をそれぞれ記録する。
 シート3の記録エリアの全面に対して各エロー画像の記録が終了すると、サーマルヘッド18を退避位置へ移動するとともに、プラテンドラム10の正転を継続して、クランパ15がサーマルヘッド18を超えた位置でプラテンドラム10を停止する。次いで、記録用フィルム21が送られて、マゼンタインクフィルムがサーマルヘッド18の直下にセットされる。この後に、サーマルヘッド18が圧接位置に移動される。
 前述したイエロー画像と同様に、シート3及びマゼンタインクフィルムを間欠搬送しながら第1~第6の視点画像中の各マゼンタ画像をストライプ画像にそれぞれ分割して、イエロー画像のストライプ画像の上に重ねた状態で、シート3の背面に記録する。1画面分のマゼンタ画像の記録完了後には、シアンインクフィルムを用いて、シート3にシアン画像を記録する。
 シアン画像を記録した後は、サーマルヘッド18が退避位置に移動するとともに、クランパ15がサーマルヘッド18を超える位置までプラテンドラム10の正転を継続してからプラテンドラム10を停止する。この後、記録用フィルム21のバック層フィルムをサーマルヘッド18の直下にセットしてから、サーマルヘッド18を圧接位置に移動する。プラテンドラム10の正転によりシート3を再び間欠搬送しながら、サーマルヘッド18を駆動して、3色の画像を記録した記録エリアの上にバック層を形成する。
 バック層の形成後、サーマルヘッド18が退避位置に移動される。また、プラテンドラム10が少し正転されて後端クランプ開閉位置で停止される。プラテンドラム10の停止後、クラッチ板62bを接続位置にしてから、開閉機構28によって後端クランプ27を退避位置に移動する。また、分離爪19が分離位置に揺動されて外周面10bに接した状態にされる。
 この後、プラテンドラム10が逆転される。この逆転で、シート3の後端が分離爪19の位置に達すると、その分離爪19によって外周面10bからシート3の後端が掬いあげられる。そして、プラテンドラム10の逆転が継続されることにより、シート3は、後端からカッタユニット25に案内される。
 プラテンドラム10がその逆転により待受け位置に達すると、プラテンドラム10の逆転がいったん停止される。このときには、カッタユニット25内に送り込まれたシート3が一定長に達しており、カッタユニット25の搬送機構によってシート3が搬送可能な状態になっている。
 上記のように待受け位置でプラテンドラム10が停止されると、クランパ移動機構16によりクランパ15が退避位置に移動される。この後に、カッタユニット25の搬送機構によるシート3の搬送が行われ、シート3の先端がクランパ15とプラテンドラム10の間から抜け出して、シート3の全てがカッタユニット25に搬送される。そして、このカッタユニット25によって、シート3は、画像が記録されない余白となっているシート先端部とシート後端部とがそれぞれカットされて排出される。他のシート3のプリントを行う場合には、上述の処理が繰り返し実行される。
 上記実施形態では、弾性層が形成されていない非形成領域を主走査方向及び副走査方向に適当な幅を有した矩形状にしているが、プラテンドラムの外周面上の少なくとも凸部に対向する範囲及び回転機構による凸部の移動範囲を非形成領域とすればよい。図12に示す例では、凸部32bがシート3に密着する部分ないしその周囲だけを非形成領域36a,36bとしている。シート3の斜行を修正するときに、クランパ15が回動して、凸部32bが移動するから、いずれの非形成領域36a,36bも、それらの移動範囲に設けられている。なお、この図12の例では、クランパの軸56側を支点に回動することに対応して、軸56側の非形成領域36bが小さく、軸57側の非形成領域36aが大きくなっている。
 また、押圧部材32に設ける各凸部の大きさを異なるものとしてもよい。図13に示す例では、相対的に動きの小さい回転支点側の凸部71を小さくして、シート3との接触面積を小さくし、動きの大きいクランパ15の回転支点と反対側の凸部72を大きくして、シート3との接触面積を大きくしている。なお、クランパ15の押圧部材に設ける凸部の個数は、3個以上であってもよい。
 上記各実施形態では、プラテンドラムを支持部材とするプラテンドラムタイプのプリンタについて説明したが、プラテンドラムタイプ以外にもクランパと一体に移動する平らなプラテンテーブル等を用いることができる。また、サーマルヘッドに対向した位置に固定されたプラテンテーブルや小径のプラテンローラを設け、このプラテンテーブルあるいはプラテンローラ上でシートにサーマルヘッドを圧接して記録行うようにするとともに、プラテンテーブルとは別に設けた支持部材とクランパとの間でシートを挟持し、これら支持部材とクランパとを一体に副走査方向に移動させることによって、シートを搬送してもよい。
 また、上記各実施形態では、ラインプリンタについて説明しているが、本発明は、シリアルプリンタなどの他の方式のプリンタにも利用できる。さらに、立体画像を記録するための視差画像を記録する場合に限らず、観察位置をずらすことで観察できる画像が変化する、いわゆるチェンジングの記録にも利用できる。昇華型に限らず、熱溶融型のサーマルプリンタ、インクジェットプリンタ等にも本発明を利用することができる。
 さらに、上記では、プリンタについて説明していたが、本発明のクランプ装置は、プリンタ以外にも、斜行を修正する状態とシートを固定した状態とに切り換える必要がある各種機器にも利用できる。例えば、切断方向がレンズの長手方向と直交あるいは平行となるようにレンチキュラシートを適当なサイズに切断する切断装置に利用できる。この切断装置では、支持部材上のレンチキュラシートをクランパで押圧して挟持し、クランパを第2挟持位置として回転することにより、切断刃に対するレンチキュラシートの斜行を修正し、切断時にクランパを第1挟持位置として切断中にレンチキュラシートがずれないようにする。もちろん、シートを搬送しない場合にも利用できる。
 クランプ装置によって、レンチキュラシートを挟持する箇所は、プリントや切断など挟持した状態で行うべき処理、例えば画像の記録や切断などの支障にならない箇所であればどこでもよい。プリンタでは、画像の記録を行わない箇所であればよく、シート先端部、シート後端部、側端部などシート端部が好適である。また、レンチキュラシートを一定のサイズに切り抜く場合では、レンチキュラシートの中央部を挟持することができる。
 2 プリンタ
 3 レンチキュラシート
 4 レンズ
 8 センサ部
 10 プラテンドラム
 15 クランパ
 16 クランパ移動機構
 17 クランパ回転機構
 18 サーマルヘッド
 24 制御部
 32 押圧部材
 32a 押圧面
 32b 凸部

Claims (12)

  1.  弾性を有する押圧部材を有し、レンチキュラシートの少なくとも一部を支持する支持部材と前記押圧部材との間で前記レンチキュラシートの一部を挟持するクランパと、
     前記押圧部材を前記支持部材から離した退避位置と、前記押圧部材及び前記支持部材に対する前記レンチキュラシートの滑りがないように、前記レンチキュラシートの前記一部を前記押圧部材で押圧する第1挟持位置と、前記押圧部材に対する前記レンチキュラシートの滑りがなく、かつ前記支持部材に対する前記レンチキュラシートの滑りを許容して、前記レンチキュラシートの前記一部を前記押圧部材で押圧する第2挟持位置とに前記クランパを移動させるクランパ移動機構と、
     前記レンチキュラシートに垂直な回転軸を中心に前記クランパを回転させるクランパ回転機構と、
     挟持した前記レンチキュラシートを回転する際には、前記クランパ移動機構及び前記クランパ回転機構を制御して、前記クランパを第2挟持位置とした状態で前記クランパを回転し、前記支持部材に対して前記レンチキュラシートを固定する際には、前記クランパ移動機構を制御して、前記クランパを前記第1挟持位置とした状態とする制御部とを備えることを特徴とするクランプ装置。
  2.  前記押圧部材は、前記支持部材に対向する押圧面に複数の凸部が形成され、
     前記第1挟持位置は、前記各凸部を圧縮して前記押圧面を前記レンチキュラシートの前記一部に押圧し、前記レンチキュラシートの前記一部を前記押圧面と前記支持部材との間に挟持する位置であり、
     前記第2挟持位置は、前記各凸部の圧縮量が前記第1挟持位置よりも少ない圧縮量にて前記各凸部を前記レンチキュラシートの前記一部に押圧して、前記レンチキュラシートの前記一部を前記各凸部と前記支持部材との間に挟持する位置であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のクランプ装置。
  3.  前記凸部は、前記回転軸からの距離に応じた大きさを有しており、前記第2挟持位置のときに、前記レンチキュラシートと接触する面積が前記回転軸からの距離に応じて異なることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のクランプ装置。
  4.  前記支持部材の表面領域中で、少なくとも前記凸部に対向する範囲及び前記クランパ回転機構による前記凸部の移動範囲を非形成領域とし、残りの領域を形成領域とし、この形成領域内に弾性を有する弾性層が形成され、前記形成領域よりも前記非形成領域の摩擦係数が小さいことを特徴とする請求の範囲第2項または第3項に記載のクランプ装置。
  5.  前記形成領域は、前記クランパが前記第1挟持位置のときに、前記押圧面と前記弾性層との間に前記レンチキュラシートの前記一部が挟持されるように、前記押圧面が対向する前記支持部材の一部範囲を含むことを特徴とする請求の範囲第4項に記載のクランプ装置。
  6.  複数のレンズが表面に形成されたレンチキュラシートの副走査方向への搬送を行い、前記レンチキュラシートの背面に副走査方向と直交する主走査方向に平行な複数のストライプ画像を順次に記録する記録部を備えたプリンタにおいて、
     前記レンチキュラシートを支持して副走査方向に移動するプラテンと、
     弾性を有する押圧部材を有し、この押圧部材で前記プラテン上のレンチキュラシートのシート端部を押圧することにより、前記プラテンとの間に前記シート端部を挟持するクランパと、
     前記押圧部材を前記プラテンから離した退避位置と、前記押圧部材及び前記プラテンに対する前記レンチキュラシートの滑りがないように、前記シート端部を前記押圧部材で押圧する第1挟持位置と、前記押圧部材に対する前記レンチキュラシートの滑りがなく、かつ前記プラテンに対する前記レンチキュラシートの滑りを許容して、前記シート端部を前記押圧部材で押圧する第2挟持位置とに前記クランパを移動させるクランパ移動機構と、
     前記レンチキュラシートの斜行状態を検出する斜行検出部と、
     前記レンチキュラシートに垂直な回転軸を中心に前記クランパを回転させるクランパ回転機構と、
     主走査方向に対するレンチキュラシートの斜行を修正する際には、前記クランパ移動機構及び前記クランパ回転機構を制御して、前記クランパを前記第2挟持位置とした状態で前記斜行検出部の検出結果を基づいて前記クランパを回転させ、副走査方向にレンチキュラシートを搬送する際には、前記クランパ移動機構を制御して、前記クランパを前記第1挟持位置として、前記プラテンを副走査方向に移動させる制御部とを備えることを特徴とするプリンタ。
  7.  前記押圧部材は、前記プラテンに対向する押圧面に複数の凸部が形成され、
     前記第1挟持位置は、前記各凸部を圧縮して前記押圧面を前記シート端部に押圧し、前記シート端部を前記押圧面と前記プラテンとの間に挟持する位置であり、
     前記第2挟持位置は、前記各凸部の圧縮量が前記第1挟持位置よりも少ない圧縮量にて前記各凸部を前記シート端部に押圧して、前記シート端部を前記各凸部と前記プラテンとの間に挟持する位置であることを特徴とする請求の範囲第6項に記載のプリンタ。
  8.  前記凸部は、前記回転軸からの距離に応じた大きさを有しており、前記第2挟持位置のときに、前記シート端部と接触する面積が前記回転軸からの距離に応じて異なることを特徴とする請求の範囲第7項に記載のプリンタ。
  9.  前記プラテンの表面領域中で、少なくとも前記凸部に対向する範囲及び前記クランパ回転機構による前記凸部の移動範囲を非形成領域とし、残りの領域を形成領域とし、この形成領域に弾性を有する弾性層が形成され、前記形成領域よりも前記非形成領域の摩擦係数が小さいことを特徴とする請求の範囲第7項または第8項に記載のプリンタ。
  10.  前記形成領域は、前記クランパが前記第1挟持位置のときに、前記押圧面と前記弾性層との間に前記シート端部が挟持されるように、前記押圧面が対向する前記プラテンの一部範囲を含むことを特徴とする請求の範囲第9項に記載のプリンタ。
  11.  前記プラテンは、レンチキュラシートが巻き付けられ回転自在なプラテンドラムであることを特徴とする請求の範囲第6項ないし第10項に記載のいずれか1項に記載のプリンタ。
  12.  前記クランパと前記プラテンとの間に前記レンチキュラシートのシート先端部を挟持することを特徴とする請求の範囲第1項ないし第11項のいずれか1項に記載のプリンタ。
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