WO2012121001A1 - 見出し形成用器具 - Google Patents

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鈴木 秀行
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Abstract

 手で切り取ることできる見出し部を、定位置に揃えて形成することを可能とする見出し形成用器具を提供する。 案内路11とスリット12とを有する基台10に、カット刃20を上方に付勢させた状態で組み付けた見出し形成用器具100において、シート2の角部を位置決めするためのガイド部33を設け、そのガイド部33にシートを当接させた状態で、カット刃を押し下げることで、シート2の角部を切断するためのミシン目3を形成し、そのミシン目によって区切られた領域を以って見出し部1とした。

Description

見出し形成用器具
 本発明は、書籍の任意のページに切り取り可能な見出し部を形成するための見出し形成用器具に関する。
 書籍の任意のページに、切り取り可能な見出し部を形成するための器具として、把持部に鋸状の回転丸刃を設けた切り目入れカッターが提案されている(特許文献1を参照)。
 手帳などの該当ページに、このカッターを使用して切り目を入れ、切り目の入った領域に見出し語を表示することで、そのページの記載内容(業務の予定など)に注意を喚起させることができ、業務終了時に、切り目に沿って手で引きちぎることで、スケジュール管理を容易に行うことができる。
 また、書籍の任意のページにインデックス状の見出しを形成するための器具として、支点を中心に回動する上刃と下刃との間に紙を挟み、離反方向に付勢された上刃を回動させて下刃に近接させることで、図16に示すように、ページの端から所定距離離れた位置に、略コの字型の切り込みが形成されるようにしたものが提案されている(特許文献2を参照)。
 この見出し形成具によって形成された切り込みを折り曲げ、ページの縁から外側に突出させることで、書籍の見出し部1とすることができる。
実開昭54-98692号公報 実用新案登録第3117590号公報
 しかし、特許文献1の切り目入れカッターは、直線状の切り目を入れるには適するが、曲線状又は複雑な形状の切り目を入れることは難しく、見出し用の切り目を、複数のページに揃えて設けることが難しい。
 特許文献2の見出し形成具は、ページの端から見出し部1までの間に非カット領域が形成されるので、見出し部1を手で引きちぎった際に、美しく切断することができない。
 そこで、本発明は、手で切り取ることできる見出し部を、定位置に揃えて形成することを可能とする見出し形成用器具の提供を目的とする。
 上記課題を解決するために、本発明に係る見出し形成用器具は、カット刃が摺接しながら案内される案内路と、該案内路に直交するスリットと、を有する基台に、刃先を下方に向けた前記カット刃を上方に付勢させた状態で組み付けた見出し形成用器具であって、前記スリットに挿入されるシートの角部を位置決めするためのガイド部を設け、該ガイド部にシートを当接させた状態で、前記カット刃を押し下げることで、該シートの角部を切断するためのミシン目を形成するように構成されたことを特徴とするものである。
 また、本発明に係る見出し形成用器具は、カット刃が摺接しながら案内される案内路と、該案内路に直交するスリットと、を有する基台に、刃先を下方に向けた前記カット刃を上方に付勢させた状態で組み付けた見出し形成用器具において、前記スリットに挿入されるシートの隣りあう端縁を夫々当接させる第1の当接部と第2の当接部とを、前記案内路と並行に設けられたガイド部案内路に夫々挿入させて配設し、該第1の当接部と第2の当接部との間に、複数の単位刃を並べて構成されたミシン目用カット刃を配設すると共に、前記スリットの挿入口側から両側部に向けて下向きに傾斜する下向き傾斜部と、該両側部から奥壁部側に向けて上向きに傾斜する上向き傾斜部とからなる切り込み片作成用カット刃を設け、前記スリットにシートを挿入して奥壁部に当接させた状態で、前記カット刃を押し下げることで、前記案内路と前記スリットとが交差する基台エッジ部と、前記ミシン目用カット刃との協働によって、切り取り可能なミシン目を形成すると共に、前記切り込み片作成用カット刃との協働によって、シートの角部から所定長の非カット領域を介して切り込み片を形成するように構成したことを特徴とするものである。
 本発明に係る見出し形成用器具は、スリットにシートを挿入し、ガイド部にシートを当接させた状態でカット刃を押し下げることで、カット刃が案内路に摺接しながら下降し、先端の刃先部と、スリットを形成する基台の上端縁との協働によって、シートの角部にミシン目が形成される。
 ガイド部にシートを当接させることで、シートの角部を位置決めすることができるので、決まった形状のミシン目を、シートの角部の定位置に設けることができる。
 このミシン目によって区切られた領域を見出し部とし、その見出し部に、業務予定などを記載し、その業務が完了した際に、ミシン目に沿って手で切り取るようにすれば、スケジュール管理用の特別な手帳を購入するまでもなく、通常の手帳でスケジュール管理を行うことができる。
 また、切り込み片作成用カット刃を設けたものにあっては、切り込み片の基部を折り曲げて先端をシートの隅から外側に向けて突出させることで、インデックスシールなどの特別な部材を用いることなく、書籍の端から突出した見出し部を形成することできる。
本発明の第1実施形態に係る見出し形成用器具の正面図である。 上記見出し形成用器具の側面図である。 上記見出し形成用器具の背面図である。 上記見出し形成用器具の平面図である。 上記見出し形成用器具の底面図である。 上記見出し形成用器具を使用して作成された見出し部によってスケジュール管理を行う状態を示す説明図であり、(a)は書籍に見出し部を作成した状態、(b)は見出し部を切り取った状態を示す。 上記見出し形成用器具を使用してシートに見出し部を形成する方法の説明図であり、(a)はシートを挿入する状態、(b)はカット刃を押し下げて見出し部を形成する状態、(c)はシートを抜き出した状態、(d)は見出し部を切り取った状態を示す。 上記見出し形成用器具の分解図である。 上記見出し形成用器具の使用状態を示すA-A線矢視断面図であり、(a)はシートを挿入する前、(b)はシートをガイド部に当接させて位置決めする状態、(c)はカット刃を下降させて見出し部を形成する状態を示す。 見出し部の変形態様を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る見出し形成用器具を使用してシートに切り込み片付きの見出し部を形成する方法の説明図であり、(a)はシートを挿入した状態、(b)は切り込み片付きの見出し部を形成した状態、(c)は切り込み片を折り曲げてシートの隅から突出させた状態、(d)は見出し部を切り取った状態を示す。 上記見出し形成用器具の分解図である。 上記見出し形成用器具のB-B線矢視断面図であり、(a)は切り込みを入れる前、(b)はカット刃を下降させて切り込み片を形成する状態、(c)はカット刃が初期位置に復帰される状態を示す。 上記第2実施形態の変形例であり、切り込み片を所期位置に復帰させる弾性部材を設けたものを示す分解斜視図である。 上記弾性部材の変形態様を示す断面図である。 従来の見出し作成器具によって見出し部を作成する状態を示す説明図である。
 本発明の好適な実施形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、実施形態は以下の形態に限定されるものではなく、本発明の課題を解決しうるものであれば他の態様も実施可能である。
 図1、図2、図3、図4及び図5は、本発明の第1実施形態に係る見出し形成用器具100を示す正面図、側面図、背面図、平面図及び底面図である。
 この見出し形成用器具100は、図6に示すように、本、ノート或いは書類束など、複数のシートを束状又は冊子状に束ねて形成された書籍に見出し部1を作成するためのものであり、図7に示すように、シート2の角部に、手で切り取ることができるようなミシン目3を形成するものである。このミシン目3によって区分された領域を、業務予定等を記載するための見出し部1とし、その業務が終了した際に即座に切り取るようにすることで、スケジュールの管理を容易にすることができる。
 この見出し形成用器具100は、図8に示すように、基台10にカット刃20を組み付けた状態でハウジング30a,30bに収容して構成される。
 基台10は、金属製の部材によって構成されており、カット刃20を挿入するための案内路11が設けられている。
 即ち、カット刃20の刃先には、複数の穿孔刃22a,22b・・・からなるミシン目形成用カット刃22が形成されており、それらの穿孔刃22a,22b・・・が、夫々の案内路11a,11b・・・に摺接しながら上下動されるように、挿入されている。
 これらの穿孔刃22a,22b・・・は、ミシン目を形成するための単位刃となるものであり、その外径形状と、夫々の案内路11a,11b・・・の内径形状とは略一致している。
 案内路11a,11b・・・に直交するように、シート2を挿入するためのスリット12が設けられる。案内路11a,11b・・・とスリット12とが交差する基台の上縁は、エッジ状になっており、夫々の案内路11a,11b・・・におけるエッジ部13と、その穿孔刃22a,22b・・・との協働により、スリット12に挿入されたシートに複数の孔が開設される。
 カット刃20の上端には、フランジ部21が設けられている。このフランジ部21と基台10との間には、スプリング40が介装されており、基台10に対してカット刃20を上方に付勢している(図9を参照)。
 スプリング40の付勢力に抗してカット刃20を押し下げることで、先端のミシン目作成用カット刃22と、案内路11のエッジ部13との協働によってシート2に所定形状のミシン目が形成され、押し下げる力を解除することで、初期位置に復帰される。
 次に、シート2の角部にミシン目を形成するためのガイド部23とミシン目作成用カット刃22の構成を詳述する。
 カット刃20の先端部には、ミシン目作成用カット刃22の両側に、柱状のガイド部23a,23bが設けられている。この柱状ガイド部23a,23bは、シートの隣りあう端縁を当接させることによって、シートの角部を位置決めするための部位であり、カット刃20の案内路11と平行に設けられたガイド部案内路15a,15bに夫々が挿入されている。これらの柱状ガイド部23a,23bの先端は、ミシン目作成用カット刃22の刃先よりも下方に位置しており、図9(a)に示す初期状態において、スリット12内を貫通する柱の状態となっている。
 この柱状ガイド部23a、23bは、スリット12の奥壁14の中央部から45度の角度を成して前方に延びるラインLa、Lb上に位置している(図8を参照)。このラインLa、Lbは、矩形状のシートの隣りあう端縁に対応するラインであり、90度の角度Rで交わっている。
 スリット12の奥壁14に向けてシート2を挿入し、この柱状ガイド部23a,23bにシート2の端縁を当接させることで、シート2の角部が案内される。
 2つの柱状ガイド部23a、23bの間には、複数の穿孔刃22a,22b・・・が曲線状に並んで配設されている。これらの穿孔刃22a,22b・・・はミシン目作成用カット刃22を構成するものであり、両端の柱状ガイド部23a,23bの間に、等間隔且つ連続的に配設されている。なお、この穿孔刃22a,22b・・・の配列状態は、見出し部1を切り取るためのミシン目模様に応じて設計するものとする。
 このようなカット刃20と基台10の組み立て体を、ハウジング30に収容することで本実施形態の見出し形成用器具100が形成される。
 ハウジング30は、上部用の半割り容器30aと、下部用の半割り容器30bと、を組み合わせて構成されており、上部用の容器30aの上面中央部に開口部31を設け、その開口部31に、カット刃20の押し下げ操作を行うためのキャップ状の操作部50を取り付けている。操作部50の上面には、カット刃20に対応する見出し部1の切り取り形状が表示されている。
 上部用の半割り容器30aと、下部用の半割り容器30bとは、両側面の中間部から背面にかけての領域で接合されており、接合した際に、基台10のスリット12に対応するような隙間32が正面に形成されるように設計されている(図9を参照)。
 下部用の半割り容器30bの正面から両側に向けては、シート2の角部を案内するためのガイド部33が形成されている。このガイド部33は、シート2の端縁を当接させるための紙当て部34a,34bと、シート2を載置させながらスリット12内に案内するための載置面35と、によって構成されている(図8を参照)。
 紙当て部34a,34bは、下部用半割り容器30bの左右の側壁から45度の角度を成して夫々前方に突設されており、その壁面にシート2の隣りあう端縁を当接させながら、載置面35に沿ってシート2をスリット12内に挿入することによって、シート2の角部が定位置に案内されるようになっている。スリット12内に入ったシート2は、柱状ガイド部23a,23bに案内されて、更に位置決めされる。
 下部用半割り容器30bの底面には、ミシン目作成用カット刃22の配列に応じた形状の穿孔屑排出口36が設けられており、上部用の半割り容器30aの正面中央には、中央位置を示すための目印37が設けられている。
 上記見出し形成用器具100を使用して、図6(a)に示すように、手帳等のページの隅に、スケジュール管理用の見出し部1を形成する方法を説明する。
 先ず、図7(a)に示すように、見出し部を作成しようとするシート2の角部に見出し形成用器具1を差し込む。
 この際、シート2をガイド部33に沿わせて挿入し、紙当て部34a,34b及び柱状ガイド部23a,23bにシート2の隣りあう端縁を当接させる(図7(b)及び図9(b)を参照)。これによって、見出し部1を形成すべきシート2の角部に、ミシン目作成用カット刃22が位置決めされる。
 そして、ハウジング30上面の操作部50を押し下げる。すると、図9(c)に示すように、カット刃20が下降し、スリット12と各案内路11a,11b・・・とが交差する基台10のエッジ部13において、夫々の穿孔刃22a,22b・・・との協働により穿孔される。そして、これらの穿孔刃22a,22b・・・の配列に応じたミシン目3が、シート2に形成される(図7(c)を参照)。
 このようにして作成された切り取り可能な見出し部1に、作業予定日などのスケジュールを記載することによって、スケジュール管理用の手帳とすることができる(図6(a)を参照)。
 そして、その予定が終了した際には、ミシン目3に沿って手で切り取る。切り取られた見出し部1は、作業控えとして保管することで、スケジュールの管理をより効果的なものにすることができる。
 本発明によれば、スリット12にシート2を挿入し、ハウジング30の外壁面に設けられたガイド部33と、スリット12内の柱状ガイド部23a,23bとに、シート2の隣りあう端縁部を当接させた状態で、カット刃20を押し下げるだけで、シート2の隅の定位置に見出し部1を形成することができる。
 また、ミシン目を形成するためのカット刃22が、案内路11に摺接しながら下降し、基台のエッジ部13との協働によって、シート2を切断する構造なので、直線状、曲線状、パイプ状など、多様な刃先形状の単位刃を採用することによって、デザイン的なラインのミシン目を形成することができる。
 即ち、ミシン目作成用カット刃22の穿孔刃の配列によっては、図10(a)のように、デザイン的な模様の見出し部1を作成する見出し形成用器具101とすることもできるし、図10(b)に示すように、矩形状の見出し部1を作成する見出し形成用器具102とすることもできる。
 また、図10(c)に示すように、ミシン目作成用カット刃22を、孔をあけるための穿孔刃ではなく、切り込み線を入れるためのカット刃とすることも可能である。
 ガイド部にシートを当接させた状態でカット刃を押し下げるだけで、決まった形状のミシン目を定位置に揃えて設けることができるので、使い慣れた手帳を、体裁の良いスケジュール管理用のシステム手帳に作り変えることが可能となる。
 なお、本発明のガイド部は、シート2の隣りあう端縁を当接させて角部を固定することができるものであれば、いかなる構成でもよく、如何なる部位に形成してもよい。例えば、柱状のガイド部23a、23bを廃し、直角の角度を成して隣接する2つの壁面をスリット内に構成してもよい。また、ハウジング30に設けたガイド部33のみとしてもよいし、スリット内の柱状ガイド部23a、23bのみとしてもよい。
 次に、本発明の第2実施形態に係る見出し形成用器具200の構成を、図11を参照して説明する。
 この見出し形成用器具200は、切り込み片4付きの見出し部1を形成するためのもので、カット刃20の刃先に、ミシン目用カット刃22に加えて、切り込み片作成用カット刃25を設けている点で、第1実施形態のものと相違する。以下、第1実施形態の見出し形成用器具100との相違点のみを説明し、同一構成の部材には同一符号を付すことで、その説明を省略する。
 切り込み片作成用カット刃25は、図12に示すように、ミシン目を形成するための穿孔刃22a,22b・・・の間に配設されており、切り込み片4の形状に対応した断面形状となっている。
 この切り込み片作成用カット刃25も、穿孔刃22の案内路11と平行な案内路16に挿入されており、その案内路16とスリット12との交差するエッジ部17において、シート2を舌片状に切り込むように設計されている。
 切り込み片作成用カット刃25によって形成された切り込み片4を折り曲げ、シート2の端縁から突出させることで、視認性の高い見出し部1を形成することができる。
 以下、切り込み片作成用カット刃25の構成を、図13を参照して説明する。
 この切り込み片作成用カット刃25の刃先は、スリット12の挿入部側から両側に向けて下向きに傾斜する下向き傾斜部26を介して、切り込み頂部27を両側に設けた構造となっている。
 そして、両側に設けられた切り込み頂部27から奥壁部14側に向けて、上向きに傾斜する上向き傾斜部28が形成されている。
 このように構成することで、切り込み片作成用カット刃25が押し下げられた際に、先ず、両側の切り込み頂部27によって、シート2が切り込まれ、その後、下向き傾斜部26によって、切り込み片4の先端部4aに向けての領域が形成されると同時に、上向き傾斜部28により切り込み片4の基部が形成されるようにすることができる。
 即ち、上向き傾斜部28によって、切り込み片4の両側部から非カット領域に向けて徐々に切り込んでいくことができるので、切り込み片4と非カット領域との境目を美しくすることができる一方で、切り込み片4の両側部から先端部に向けて徐々に切り込むことで、切り込み片4の先端部が過度に押し下げられるのを防止できる。
 舌片状の切り込み片4を、穿孔パンチの構造の器具によって製造することができるように、切り込み頂部27から奥壁部14に向けて形成された上向き傾斜部28を、カット刃20を押し下げた際に、その上端部25aがエッジ部17の高さよりも上方に位置するように設計している。これによって、カット刃20を押し下げた際に、切り込み片4が打ち抜かれてしまうのを防止することができ、シート2の隅から所定長の非カット領域を形成することが可能となる。
 以上のように、ミシン目用カット刃22に加え、切り込み片形成用カット刃25を設けたので、ミシン目3によって区画づけられた領域内に舌片状の切り込み片4を有する見出し部を形成することが可能な見出し形成用器具200を構成することができる。
 上記見出し形成用器具200を用いてシート2に見出し部1を形成する方法を説明する。
 先ず、図11(a)に示すように、シート2の見出しを形成しようとする位置に見出し形成用器具200を差し込み、ハウジング30上面の操作部50を押し下げる。
 すると、図13(b)に示すように、カット刃20が下降し、シート2が挿入されているスリット12と、夫々の案内路11、16とが交差する各エッジ部13,17において、シート2が穿孔され、切り込まれる。ミシン目3として穿孔された穿孔屑は、排出口38から排出される。
 このようにして作成された見出し部1の切り込み片4の部位を折り曲げ、先端をシートの隅から外側に向けて突出させる(図13(c)を参照)。
 これによって、インデックスシールなどの特別な部材を用いることなく、書籍の端から突出した見出し部を形成することできる。
 この見出し部1が不要になった場合は、ミシン目3に沿って手で切り取ることができる(図13(d)を参照)。
 本実施形態の切り込み片作成用カット刃25は、両側に切り込み頂部27を設けた刃先構造とすることで、刃先の両側部から挿入口側に向けてシートを切り込んでいくようにしたが、この構成に限られることなく、例えば挿入口側の先端部に切り込み頂部を設けた構造としてもよい。
 また、本実施形態は、カット刃の刃先を、両側部から奥壁部側に向けて上向きに傾斜させ、その上向き傾斜部の上端を、カット刃が押し下げられた際に基台エッジ部よりも上方に位置するように設計することで、刃先の両端部からシートの非カット領域に向けて徐々に切り込まれるようにしたが、傾斜状とすることなく、例えば段差を設けることで、切り込み片と非カット領域との境目を明確なものとすることも可能である。
 また、図14に示すように、第1及び第2の当接部23a,23bの間に、複数の単位刃を並べて形成されたミシン目用カット刃22を配設すると共に、切り込み片作成用カット刃25を設けたものにおいて、切り込み片作成用カット刃25によって切り込まれた舌片状の先端部(即ち、切り込み片4の先端領域4a)をスリット12内に復帰させるための弾性部材60をハウジング30bの底面に設けてもよい。
 この弾性部材60は、スポンジやウレタン材の上面に刃受板を設けたものであってもよいし、図15に示すように、切り込み片作成用カット刃25の内側に収まるような大きさの板バネ70を基台10に設けてもよい。
 この場合、板バネ70は、シート2の出し入れが円滑にガイドされるように、奥壁部14から僅かに下向きに傾斜させ、切り込み片作成用カット刃25の刃先の頂部27に対応する位置71が最も高くなるように緩やかに湾曲させた形状が好ましい。これによって、切り込み片4の先端領域4aがスリット12内へと押し戻され、シート2の出し入れをスムーズに行うことが可能となる。
 本発明は、シートに切り取り可能な部位を設けるための器具として、あらゆる産業分野において使用することができる。 
1・・・見出し部
2・・・シート
3・・・ミシン目
4・・・切り込み片
10・・・基台
11,16・・・案内路
12・・・スリット
13,17・・・エッジ部
14・・・奥壁部
15・・・ガイド部案内路
20・・・カット刃
21・・・フランジ部
22・・・ミシン目用カット刃
23・・・柱状ガイド部
25・・・切り込み片作成用カット刃
26・・・下向き傾斜部
27・・・切り込み頂部
28・・・上向き傾斜部
30・・・ハウジング
32・・・隙間
33・・・ガイド部
34・・・紙当て部
35・・・載置部
36・・・排出口
37・・・目印
40・・・スプリング
50・・・操作部
60・・・弾性部材
70・・・板ばね(弾性部材)
 

Claims (8)

  1.  カット刃(20)が摺接しながら案内される案内路(11)と、該案内路(11)に直交するスリット(12)と、を有する基台(10)に、刃先を下方に向けた前記カット刃(20)を上方に付勢させた状態で組み付けた見出し形成用器具(100)であって、
     前記スリット(2)に挿入されるシート(2)の角部を位置決めするためのガイド部(33)を設け、該ガイド部(33)にシートを当接させた状態で、前記カット刃(20)を押し下げることで、該シート(2)の角部を切断するためのミシン目を形成するように構成されたことを特徴とする見出し形成用器具。
  2.  前記スリット(12)に挿入されるシート(2)の隣りあう端縁を夫々当接させる第1の当接部(23a)と第2の当接部(23b)とを、前記案内路(11)と並行に設けられたガイド部案内路(15a,15b)に夫々挿入させて配設すると共に、
     該第1の当接部(23a)と第2の当接部(23b)との間に、複数の単位刃を並べて構成されたミシン目用カット刃(22)を配設したことを特徴とする請求項1に記載の見出し形成用器具。
  3.  前記ガイド部(33)は、シート(2)を載置させながら前記スリット(12)内に案内する載置面(35)の両側に、シート(2)の隣りあう端縁が当接される紙当て部(34a,34b)を夫々設けて構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の見出し形成用器具。
  4.  前記カット刃(20)の刃先に、前記スリット(12)の挿入口側に向けて突出する切り込み片(4)を作成するための切り込み片作成用カット刃(25)を設けたことを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1つの請求項に記載の見出し形成用器具。
  5.  前記切り込み片作成用カット刃(25)は、前記スリット(12)の挿入口側から両側部に向けて下向きに傾斜する下向き傾斜部(26)を有してなり、該下向き傾斜部(26)と、前記案内路(16)と前記スリット(12)とが交差する基台エッジ部(17)との協働により、前記切り込み片(4)の先端領域が形成されるように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の見出し形成用器具。
  6.  前記切り込み片作成用カット刃(25)は、前記両側部から奥壁部(14)側に向けて上向きに傾斜させた上向き傾斜部(28)を有してなり、該上向き傾斜部(28)と前記基台エッジ部(17)との協働によって、前記切り込み部(4)の基部が形成されるように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の見出し形成用器具。
  7.  カット刃(20)が摺接しながら案内される案内路(11,16)と、該案内路(11,16)に直交するスリット(12)と、を有する基台(10)に、刃先(22)を下方に向けた前記カット刃(20)を上方に付勢させた状態で組み付けた見出し形成用器具(1)において、
     前記スリット(12)に挿入されるシート(2)の隣りあう端縁を夫々当接させる第1の当接部(23a)と第2の当接部(23b)とを、前記案内路(11,16)と並行に設けられたガイド部案内路(15a,15b)に夫々挿入させて配設し、
     該第1の当接部(23a)と第2の当接部(23b)との間に、複数の単位刃を並べて構成されたミシン目用カット刃(22)を配設すると共に、前記スリット(12)の挿入口側から両側部に向けて下向きに傾斜する下向き傾斜部(26)と、該両側部から奥壁部(14)側に向けて上向きに傾斜する上向き傾斜部(28)とからなる切り込み片作成用カット刃(25)を設け、
     前記スリット(12)にシート(2)を挿入して奥壁部(14)に当接させた状態で、前記カット刃(20)を押し下げることで、前記案内路(11,16)と前記スリット(12)とが交差する基台エッジ部(13、17)と、前記ミシン目用カット刃(22)との協働によって、切り取り可能なミシン目を形成すると共に、前記切り込み片作成用カット刃(25)との協働によって、シート(2)の角部から所定長の非カット領域を介して切り込み片(4)を形成するように構成されたことを特徴とする見出し形成用器具。
  8.  前記切り込み片作成用カット刃(25)と前記基台エッジ部(17)との協働によって形成された前記切り込み片(4)の先端領域を、前記スリット(12)内へと復帰させるための弾性部材(60、70)を設けたことを特徴とする請求項7に記載の見出し形成用器具。
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