WO2012001925A1 - キャップカバー及びこれを備えたタンク - Google Patents

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健二 川本
力 二野宮
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コベルコ建機株式会社
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Definitions

  • An object of the present invention is to provide a cap cover that can suppress both clogging of a ventilation portion and intrusion of dust into a tank, and a tank including the cap cover.
  • a lid covering portion is further provided. Therefore, it becomes possible to mount the cap more stably compared to the case where only the peripheral wall of the cap is covered by the peripheral wall covering portion.

Abstract

通気部の詰まり及びタンク内へのダストの侵入の双方を抑制することができるキャップカバー及びこれを備えたタンクを提供する。給油キャップ(13)の周壁(13b)とフィラーネック(12)の外周面とに跨るように、周壁(13b)及びフィラーネック(12)をフィラーネック(12)の軸線周りの全周にわたり外側から被覆する周壁被覆部(16b)と、周壁被覆部(16b)のうちのフィラーネック(12)を被覆する部分から内側に突設されるリング状のシール部(17)とを備え、シール部(17)がフィラーネック(12)の外周面に密着することにより、周壁被覆部(16b)のタンク本体(23)側に向く開口部から導入された外気をフィラーネック(12)の軸線周りに旋回しつつ第1通気部(14)まで導くための第2通気部(20)が周壁被覆部(16b)とフィラーネック(12)との間に形成される。

Description

キャップカバー及びこれを備えたタンク
 本発明は、キャップに装着されるキャップカバー、及びこれを備えたタンクに関するものである。
 図8及び図9は、油圧ショベルに設けられた従来の燃料タンクを示す。
 燃料タンク1は、その上部に設けられた円筒状のフィラーネック(給油口)2と、このフィラーネック2の上端開口部に対してねじ嵌め構造等によって着脱自在に取付けられた給油キャップ3とを備えている(特許文献1,2参照)。
 給油キャップ3とフィラーネック2との間には、タンク内外を連通させるL字形の通気穴4が設けられている。具体的に、給油キャップ3の内側面のうちフィラーネック2の上面及び側面に対向する位置には、上記通気穴4を構成するための通気溝が形成されている。燃料の増減に応じたタンク内の空気の出入り作用(エアブリーザ作用)は、上記通気穴4を介して行われる(特許文献2参照)。
 一方、特許文献3には、ギヤケース等の潤滑油ケースが開示されている。この潤滑油ケースは、その上部に設けられた給油口と、この給油口に内嵌めされる給油キャップとを備えている。上記給油キャップは、上記給油口を上から塞ぐ頭部と、給油口内に挿入される胴部と、この胴部から周方向に沿って突出するとともに胴部の長さ方向に間隔をあけて配置された複数のリング状の凸部とを備えている。上記頭部と上記給油口の開口縁との間には通気部が形成されている。上記複数の凸部には、その外周部が切り欠かれた切欠き部がそれぞれ形成されている。上記各切欠き部は、隣り合う一対の凸部において周方向で異なる位相となるように配置されている。これにより、特許文献3に記載の潤滑油ケースには、給油口内から上記通気部に通じる迷路状の通路が形成されるため、機体の傾斜や振動によってタンク内の油が通気部から溢れ出るのが抑制される。
 給油キャップ3の内周側にL字形の溝として形成された通気穴4のみを通して通気を行う特許文献1,2に記載の技術では、次のような問題が生じる。具体的に、ダストが充満した現場や多量の砂塵が舞う現場において油圧ショベルが使用される場合に、ダストが通気穴内 (砂塵を含む。以下同じ)で詰まる、又は、その前段階としてダストがタンク内に吸い込まれて燃料に混入する。
 また、特許文献3に記載された技術をタンクに適用した場合、迷宮状の通気部によってタンク内へのダストの侵入が防止される点で一定の効果が得られると考えられる。
 しかし、上記通気部は、直線状に形成されているとともに、直接外部に開口している。そのため、この通気部にダストが詰まることを防止することができない。
 また、給油口の内側に形成された通気部でダストをせき止めることができたとしても、せき止められたダストは、機体の振動によって通気部を徐々に下降してタンク内に落下するおそれがある。
 さらに、給油キャップ自体に迷宮状の通気部(複数のリング状の凸部及び切欠き部)を付加する必要がある。そのため、ダストの多い現場とそうでない現場に応じて通気部付きの給油キャップと、これよりも安価な通常の給油キャップとの二種類を用意し、これらを使い分けなければならない。さらに、既存の給油キャップ全体を交換しなければならない。これらのことから、コスト、管理の面で不利となる。
特開2009-166807号公報 特開平9-290854号公報 特開平8-28782号公報
 本発明の目的は、通気部の詰まり及びタンク内へのダストの侵入の双方を抑制することができるキャップカバー及びこれを備えたタンクを提供することにある。
 上記課題を解決するために、本発明は、流体を収容するためのタンク本体から突出するフィラーネックと、上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、上記キャップに着脱可能なキャップカバーとを備え、上記キャップカバーは、上記キャップと上記フィラーネックとを被覆するカバー本体と、上記カバー本体のうちの上記フィラーネックを被覆する部分の上記カバー本体の高さ方向の複数個所から内側に突設される少なくとも1つのリング状のシール部とを備え、上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、タンクを提供する。
 また、本発明は、流体を収容するためのタンク本体から突出するフィラーネックと、上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、を有するタンクの上記キャップに着脱可能なキャップカバーであって、上記キャップと上記フィラーネックとを被覆するカバー本体と、上記カバー本体のうちの上記フィラーネックを被覆する部分の上記カバー本体の高さ方向の複数個所から内側に突設される少なくとも1つのリング状のシール部とを備え、上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、キャップカバーを提供する。
 本発明によれば、通気部の詰まり及びタンク内へのダストの侵入の双方を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るタンクを示す側面断面図である。 (a)は、図1のIIa-IIa線断面図であり、(b)は、図1のIIb-IIb線断面図である。 給油キャップカバーを下側から見た斜視図である。 図1の一部拡大図である。 給油キャップカバーの内周面を展開して示す図である。 給油キャップカバーによるダストせき止め効果を説明するための実験結果を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す図5相当図である。 従来の給油口構造を示す断面図である。 図8の一部拡大図である。
 以下、本発明の実施形態を図1~図7を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
 以下の実施形態では、背景技術の説明に合わせて油圧ショベルに搭載された燃料タンクを例示する。
 第1実施形態(図1~図6参照)
 第1実施形態に係る燃料タンク11は、燃料(流体)を収容するためのタンク本体23と、上記タンク本体23の上面から突出するとともに上記タンク本体23内に燃料を供給するための円筒状のフィラーネック(給油口)12と、上記フィラーネック12の先端部に対しねじ嵌め構造等によって着脱可能に取り付けられる給油キャップ13と、上記給油キャップ13に着脱可能に装着される給油キャップカバー15とを備えている。
 給油キャップ13は、上記フィラーネック12の先端部に外嵌可能な周壁13bと、上記周壁13bの開口部を塞ぐ蓋部13aと、上記蓋部13aの中央部分から周壁13bと反対向きに突出する突起13cとを備えている。上記給油キャップ13が上記フィラーネック12に取り付けられた状態で、上記フィラーネック12と上記給油キャップ13との間には、上記周壁13bのタンク本体23側に向く開口部からフィラーネック12内に外気を導入するためのL字形の第1通気部14が形成される。具体的に、上記給油キャップ13の内側面には、上記周壁13bから蓋部13aに跨るように通気溝13dが形成されている。上記第1通気部14により、燃料の増減に応じたタンク本体23内の空気の出入りが可能となる。以下、上記のように空気が出入りする作用のことをエアブリーザ作用と称する場合がある。
 上記給油キャップカバー15は、ゴムや弾性プラスチック等の弾性材料からなる。また、給油キャップカバー15は、既存の給油キャップ13に後付けされている。
 具体的に、給油キャップカバー15は、給油キャップ13及びフィラーネック12を被覆するためのカバー本体16と、このカバー本体16の高さ方向の複数個所から内側に突設された複数のリング状のシール部17とを備えている。
 カバー本体16は、上記給油キャップ13の蓋部13aの周縁部を上から被覆する蓋被覆部16aと、上記給油キャップ13の周壁13bを外側から被覆する周壁被覆部16bとを備えている。上記蓋被覆部16aには、上記給油キャップ13の突起13cを通すための貫通孔16cが形成されている。周壁被覆部16bは、上記周壁13bとフィラーネック12の外周面とに跨るように、周壁13b及びフィラーネック12の上部をフィラーネック12の軸線(上下方向の直線)周りの全周にわたり外側から被覆する。
 上記複数のシール部17は、上記カバー本体16のタンク本体23側に向く開口部から導入された外気をフィラーネック12の軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部14まで導くための第2通気部20を上記カバー本体16とフィラーネック12との間に形成するためのものである。具体的に、図4に示すように、各シール部17の上記周壁被覆部16bからの突出寸法L1は、それぞれ上記フィラーネック12の外周面から上記周壁被覆部16bの内周面までの隙間寸法L2よりも大きい。そのため、図4に示すように、各シール部17の先端部がフィラーネック12の外周面にラップした状態(シール部17の先端部がフィラーネック12の軸線と平行する方向に沿ってラップ寸法R1だけ屈曲した状態)で、フィラーネック12の外周面に対してシール部17を密着させることができる。また、各シール部17は、隣り合うシール部17同士の間に通気溝18が形成されるように、上記周壁被覆部16bの軸線方向に間隔を空けて平行に配置されている。さらに、各シール部17の周方向の一部には、隣り合う通気溝18を連通させるための切欠き部19がそれぞれ形成されている。そして、互いに隣り合うシール部17に形成された切欠き部19は、上記周壁被覆部16bの軸線回りで異なる位置(図例では、軸線回りで90°異なる位置)に形成されている。そのため、周壁被覆部16bの開口部から導入される外気は、フィラーネック12の軸線周りの旋回と、フィラーネック12の長さ方向の移動とを繰り返して第1通気部14に到達する。つまり、本実施形態では、各シール部17がフィラーネック12の外周面に密着することにより、上記通気溝18と切欠き部19とを含む第2通気部20が周壁被覆部16bとフィラーネック12との間に形成される。これにより、第1通気部14及び第2通気部20を介して、タンク本体23の内外の気体の流通が許容される。なお、本実施形態では、周壁被覆部16bの軸線回りで180°間隔で配置された2つの切欠き部19が各シール部17にそれぞれ形成されている。
 以上説明したように、第1実施形態では、複数のシール部17がフィラーネック12の外周面に密着することにより、周壁被覆部16bのタンク本体23側に向く開口部から導入された外気をフィラーネック12の軸線周りに旋回しつつ第1通気部14まで導くための第2通気部が周壁被覆部16bとフィラーネック12との間に形成される。そのため、上記燃料タンク11では、第1通気部14と第2通気部20とによって、空気の流通を許容しながら第2通気部20によって空気中のダストをせき止めることができる。具体的に、第2通気部20は、外気をフィラーネック12の軸線周りに旋回しつつ第1通気部14まで導くため、シール部17が障壁となるラビリンス効果によってダストの侵入を妨げることができる。
 また、第1実施形態では、第2通気部20がフィラーネック12の外側に形成される。そのため、第2通気部20によりせき止められたダストがタンク本体内に落下するのを防止することができる。具体的に、第2通気部20にせき止められたダストは、自重や振動によってフィラーネック12の外側位置で給油キャップカバー15の下端側(タンク本体23側)に落下し、第2通気部20を介して周壁被覆部16bの外部に自然に排出される。つまり、給油キャップ13自体にラビリンス構造を付加する場合と異なり、せき止められたダストがタンク本体23内に落下するおそれがない。
 さらに、第1実施形態に係る給油キャップカバー15は、給油キャップ13に着脱可能である。そのため、適時、給油キャップカバー15を給油キャップ13から取外して洗浄することにより、付着したダストをきれいに除去することができる。
 こうして、第1通気部14による給油キャップ13のエアブリーザ機能を確保しながら、第1通気部14内のダストの詰まり、及びダストのタンク本体23内の燃料への混入を確実に防止することができる。
 しかも、上記第1実施形態に係る給油キャップカバー15は、給油キャップ13を外側から被覆するものである。そのため、既存の給油キャップ13付きの燃料タンクに必要に応じて後付けで対応することができる。
 すなわち、ダストが多いことに起因して第1通気部14の詰まりやダストのタンク本体23内への混入の可能性の高い現場で使用されるタンクに対してのみ、オプションとして既設の給油キャップ13にこの給油キャップカバー15を後付けすればよい。
 このため、給油キャップ自体を取り替える場合と比較して、コスト、管理の面で有利となる。
 第1実施形態では、隣り合うシール部17同士の間に通気溝18が形成されるように複数のシール部17が形成されているとともに、各シール部17には、上記通気溝18を連通させるための切欠き部19が形成されている。そのため、周壁被覆部16bの開口部から導入される外気は、フィラーネック12の軸線周り(水平方向)の旋回と、フィラーネック12の長さ方向(上下方向)の移動とを繰り返して第1通気部14に到達する。
 これにより、複数のシール部17を障壁として有効に利用することができるため、上記ラビリンス効果を向上することができる。従って、ダストをより有効にせき止めることができる。
 第1実施形態では、シール部17の突出寸法L1がフィラーネック12と周壁被覆部16bとの隙間寸法L2よりも大きい。これにより、シール部17の先端部がフィラーネック12の外周面にラップした状態で、フィラーネック12の外周面に対してシール部17を密着させることができる。つまり、図4に示すように、シール部17の先端部がフィラーネック12の軸線と平行する方向(上方向)に沿ってラップ寸法R1だけ屈曲した状態で、シール部17をフィラーネック12の外周面に密着させることができる。そのため、シール部17の先端部を屈曲させずにフィラーネック12の外周面に接触させる場合と比較して、シール効果が高くなる。したがって、細かいダストであっても、ダストを漏らさず、かつ、長期に亘ってダストを確実にせき止めることができる。
 第1実施形態では、蓋被覆部16aを備えている。そのため、周壁被覆部16bにより給油キャップ13の周壁13bのみを被覆する場合と比較して、より安定して給油キャップ13に給油キャップカバー15を装着することが可能となる。なお、第1実施形態では、蓋被覆部16aが蓋部13aの周縁部のみを被覆しているが、上記突起13cの上から蓋部13aの全体を被覆してもよい。
 図6は、給油キャップカバー15によるダストのせき止め効果に関する実験結果を示す。
 次の被験体A~Dを準備した。被験体Aは、給油キャップカバー15を設けていないもの(図8,9の従来の給油口構造)である。被験体Bは、シール部17を有しない給油キャップカバーを設けたものである。被験体Cは、第1実施形態に係る給油キャップカバー15(シール部17の先端部のラップ寸法R1(図4参照)が1.0mmに設定されたもの)を設けたものである。被験体Dは、シール部17の先端部がラップせずにフィラーネック12の外周面に密着する(シール部17の先端部のラップ寸法R1が0mmに設定された)シール部17を有するキャップカバーを設けたものである。これら被験体A~Dについて、ダスト詰まりを人為的に発生させる加速試験を行った。具体的に、ダストが浮遊している空気をタンクに吸入させた後、真空ポンプにてタンク内の空気をMAX3リットル/minの負圧で吸出することにより、タンク内圧が-10.1kPaに達する時間を通気部の詰まり時間として計測した。
 第1実施形態に係る被験体Cの詰まり時間は、キャップカバー無しの被験体Aの約11倍となった。このことから、被験体Cのダスト詰まり防止効果が顕著であることが分かる。
 また、シール部17をラップせずにフィラーネック12に密着させる被験体Dのダスト詰まり防止効果は、被験体Cよりは劣るものの、被験体A,Bと比較して高いことが明らかである。
 なお、図6では各被験体A~Dのハッチング及び各部の符号を省略している。
 第2実施形態(図7参照)
 第1実施形態との相違点のみを説明する。
 第2実施形態に係る給油キャップカバー15は、上記複数のシール部17に代えて、周壁被覆部16bとフィラーネック12との間に螺旋状の通気溝22を形成するためのシール部21を有する。具体的に、シール部21は、周壁被覆部16bから内側に突設された1条のねじ山である。
 第2実施形態では、螺旋状の通気溝22が第2通気部を構成する。第2通気部における空気の流れは、図示のように単純な螺旋流を形成する。
 ここで、ダストは、上記螺旋流に乗って第2通気路内をある程度の深さまで移動するが、シール部21が障壁となる点は、第1実施形態と基本的に変わらない。そのため、第1通気部(図示せず)のダストによる詰まり及びダストのタンク本体23(図示せず)内への侵入を防止する点で十分な効果を得ることができる。
 ところで、上記各実施形態では、給油キャップ13の内周に形成されたL字形の通気溝13dにより第1通気部14が形成される点を例示したが、第1通気部14は、これに限定されない。第1通気部14は、給油キャップ13とフィラーネック12との間に形成されていれば、その形状は問わない。そして、このように第1通気部14の形成に寄与する給油キャップに対して、上記実施形態に係る給油キャップカバー15を適用することができる。
 また、上記給油キャップカバー15が適用されるタンクは、油圧ショベルの燃料タンクに限られない。例えば、他の建設機械の燃料タンクにも給油キャップカバー15を適用することができる。また、燃料タンクに限らず、各種油タンクに適用することができる。
 なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明が主に含まれている。
 具体的に、本発明は、流体を収容するためのタンク本体から突出するフィラーネックと、上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、上記キャップに着脱可能なキャップカバーとを備え、上記キャップカバーは、上記キャップと上記フィラーネックとを被覆するカバー本体と、上記カバー本体のうちの上記フィラーネックを被覆する部分の上記カバー本体の高さ方向の複数個所から内側に突設される少なくとも1つのリング状のシール部とを備え、上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、タンクを提供する。
 また、本発明は、流体を収容するためのタンク本体から突出するフィラーネックと、上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、を有するタンクの上記キャップに着脱可能なキャップカバーであって、上記キャップと上記フィラーネックとを被覆するカバー本体と、上記カバー本体のうちの上記フィラーネックを被覆する部分の上記カバー本体の高さ方向の複数個所から内側に突設される少なくとも1つのリング状のシール部とを備え、上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、キャップカバーを提供する。
 本発明では、少なくとも1つのシール部がフィラーネックの外周面に密着することにより、カバー本体の開口部から導入された外気をフィラーネックの軸線周りに旋回しつつ第1通気部まで導くための第2通気部がカバー本体とフィラーネックとの間に形成される。そのため、本発明に係るキャップカバーが装着されたタンクでは、第1通気部と第2通気部とによって、空気の流通を許容しながら第2通気部によって空気中のダストをせき止めることができる。具体的に、第2通気部は、外気をフィラーネックの軸線周りに旋回しつつ第1通気部まで導くため、シール部が障壁となるラビリンス効果によってダストの侵入を妨げることができる。
 また、本発明では、第2通気部がフィラーネックの外側に形成される。そのため、第2通気部によりせき止められたダストがタンク本体内に落下するのを防止することができる。具体的に、第2通気部にせき止められたダストは、自重や振動によってフィラーネックの外側位置でキャップカバーの下端側(タンク本体側)に落下し、第2通気部を介してカバー本体の外部に自然に排出される。つまり、キャップ自体にラビリンス構造を付加する場合と異なり、せき止められたダストがタンク本体内に落下するおそれがない。
 さらに、本発明に係るキャップカバーは、キャップに着脱可能である。そのため、キャップカバーをキャップから取外して洗浄することにより、付着したダストをきれいに除去することができる。
 こうして、第1通気部によるキャップのエアブリーザ機能を確保しながら、第1通気部内のダストの詰まり、及びダストのタンク本体内への侵入を確実に防止することができる。
 しかも、本発明に係るキャップカバーは、キャップを外側から被覆するものである。そのため、既存のキャップ付きタンクに必要に応じて後付けすることができる。
 すなわち、ダストが多いことに起因して第1通気部の詰まりやダストのタンク本体内への混入の可能性の高い現場で使用されるタンクに対してのみ、オプションとしてキャップカバーを後付けすることができる。
 このため、キャップ自体を取り替える場合と比較して、コスト、管理の面で有利となる。
 上記キャップカバーにおいて、上記リング状のシール部は、隣り合う上記シール部同士の間に通気溝が形成されるように、上記カバー本体の軸線方向に間隔を空けて複数個形成され、上記複数個のリング状のシール部の周方向の一部には、隣り合う上記通気溝を連通させるための切欠き部がそれぞれ形成され、互いに隣り合う上記リング状のシール部に形成された切欠き部は、上記カバー本体の軸線周りで異なる位置に形成され、上記第2通気部は、上記通気溝と、上記切欠き部とを含むことが好ましい。
 この態様では、隣り合うシール部同士の間に通気溝が形成されるように複数のシール部が設けられているとともに、各シール部には、上記各通気溝を連通させるための切欠き部が形成されている。そのため、カバー本体の開口部から導入される外気は、フィラーネックの軸線周りの旋回と、フィラーネックの長さ方向の移動とを繰り返して第1通気部に到達する。
 これにより、複数のシール部を障壁として有効に利用することができるため、上記ラビリンス効果を向上することができる。従って、ダストをより有効にせき止めることができる。
 上記キャップカバーにおいて、上記少なくとも1つのシール部は、上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に上記第2通気部としての螺旋状の通気溝を形成するための少なくとも1条のねじ山を含むことが好ましい。
 この態様では、螺旋状の通気溝を形成するための少なくとも1条のねじ山が形成されている。これにより、空気の流れは、単純な螺旋流となる。
 ここで、ダストは、上記螺旋流に乗って第2通気部内をある程度は移動するが、シール部が障壁となる点は、上述した態様と基本的に変わらない。そのため、第1通気部のダストによる詰まり、及びダストのタンク内への侵入を防止する十分な効果を得ることができる。
 上記キャップカバーにおいて、上記少なくとも1つのシール部の上記カバー本体の内周面からの突出寸法は、上記フィラーネックの外周面から上記カバー本体の内周面までの隙間寸法よりも大きいことが好ましい。
 上記態様では、シール部の突出寸法がフィラーネックとカバー本体との隙間寸法よりも大きい。これにより、シール部の先端部がフィラーネックの外周面にラップした状態(シール部の先端部がフィラーネックの軸線と平行する方向に沿って屈曲した状態)で、フィラーネックの外周面に対してシール部を密着させることができる。そのため、シール部の先端部を屈曲させずにフィラーネックの外周面に接触させる場合と比較して、シール効果が高くなる。したがって、細かいダストであっても、ダストを漏らさず、かつ、長期に亘ってダストを確実にせき止めることができる。
 上記キャップカバーにおいて、上記キャップは、上記フィラーネックの先端部に外嵌可能な周壁と上記周壁の開口部を塞ぐ蓋部とを有し、上記カバー本体は、上記キャップの周壁と上記フィラーネックの外周面とに跨るように、上記周壁及び上記フィラーネックを上記フィラーネックの軸線周りの全周にわたり外側から被覆するとともに、上記少なくとも1つのリング状のシール部が形成された周壁被覆部を備えていることが好ましい。
 上記態様によれば、キャップの周壁とフィラーネックの外周面とに跨るように周壁及びフィラーネックを周壁被覆部により外側から覆うことにより、上記第2通気部をフィラーネックの外側に形成することができる。
 上記キャップカバーにおいて、上記カバー本体は、上記キャップの蓋部の少なくとも一部を被覆するための蓋被覆部をさらに備えていることが好ましい。
 この態様では、蓋被覆部をさらに備えている。そのため、周壁被覆部によりキャップの周壁のみを被覆する場合と比較して、より安定してキャップに装着することが可能となる。
 上記キャップカバーにおいて、上記第1通気部は、上記キャップが上記フィラーネックに取り付けられた状態で、上記キャップと上記フィラーネックとの間に設けられるとともに上記キャップの上記タンク本体側に向く開口部から上記フィラーネック内に外気を導入可能である。
 この態様では、第1通気部がキャップのタンク本体側に向く開口部からフィラーネック内に外気を導入可能である。これにより、第2通気部を通して導入された外気をキャップとフィラーネックとの間を通して速やかにタンク本体内に導くことができる。
 また、本発明は、流体を収容するためのタンク本体から突出するとともに上記タンク本体内に流体を供給するための筒状のフィラーネックと、上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、前記キャップカバーとを備え、上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、タンクを提供する。
 さらに、本発明は、流体を収容するためのタンク本体から突出するとともに上記タンク本体内に流体を供給するための筒状のフィラーネックと、上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、前記キャップカバーとを備え、上記少なくとも1つのシール部の上記カバー本体の内周面からの突出寸法は、上記フィラーネックの外周面から上記カバー本体の内周面までの隙間寸法よりも大きい、タンクを提供する。
 本発明によれば、通気部の詰まり及びタンク内へのダストの侵入の双方を抑制することができる。
 L1  突出寸法
 L2  隙間寸法
 11  燃料タンク(タンクの一例)
 12  フィラーネック
 13  給油キャップ(キャップの一例)
 13a  蓋部
 13b  周壁
 14  第1通気部
 15  給油キャップカバー(キャップカバーの一例)
 16a  蓋被覆部
 16b  周壁被覆部
 17、21  シール部
 18、22  通気溝
 19  切欠き部
 20  第2通気部
 23  タンク本体

Claims (16)

  1.  流体を収容するためのタンク本体から突出するフィラーネックと、
     上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、
     上記キャップに着脱可能なキャップカバーとを備え、
     上記キャップカバーは、上記キャップと上記フィラーネックとを被覆するカバー本体と、上記カバー本体のうちの上記フィラーネックを被覆する部分の上記カバー本体の高さ方向の複数個所から内側に突設される少なくとも1つのリング状のシール部とを備え、
     上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、タンク。
  2.  上記リング状のシール部は、隣り合う上記シール部同士の間に通気溝が形成されるように、上記カバー本体の軸線方向に間隔を空けて複数個形成され、
     上記複数個のリング状のシール部の周方向の一部には、隣り合う上記通気溝を連通させるための切欠き部がそれぞれ形成され、
     互いに隣り合う上記リング状のシール部に形成された切欠き部は、上記カバー本体の軸線周りで異なる位置に形成され、
     上記第2通気部は、上記通気溝と、上記切欠き部とを含む、請求項1に記載のタンク。
  3.  上記少なくとも1つのシール部は、上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に上記第2通気部としての螺旋状の通気溝を形成するための少なくとも1条のねじ山を含む、請求項1に記載のタンク。
  4.  上記少なくとも1つのシール部の上記カバー本体の内周面からの突出寸法は、上記フィラーネックの外周面から上記カバー本体の内周面までの隙間寸法よりも大きい、請求項1~3の何れか1項に記載のタンク。
  5.  上記キャップは、上記フィラーネックの先端部に外嵌可能な周壁と上記周壁の開口部を塞ぐ蓋部とを有し、
     上記カバー本体は、上記キャップの周壁と上記フィラーネックの外周面とに跨るように、上記周壁及び上記フィラーネックを上記フィラーネックの軸線周りの全周にわたり外側から被覆するとともに、上記少なくとも1つのリング状のシール部が形成された周壁被覆部を備えている、請求項1~4の何れか1項に記載のタンク。
  6.  上記カバー本体は、上記キャップの蓋部の少なくとも一部を被覆するための蓋被覆部をさらに備えている、請求項5に記載のタンク。
  7.  上記第1通気部は、上記キャップが上記フィラーネックに取り付けられた状態で、上記キャップと上記フィラーネックとの間に設けられるとともに上記キャップの上記タンク本体側に向く開口部から上記フィラーネック内に外気を導入可能である、請求項1~6の何れか1項に記載のタンク。
  8.  流体を収容するためのタンク本体から突出するフィラーネックと、上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、を有するタンクの上記キャップに着脱可能なキャップカバーであって、
     上記キャップと上記フィラーネックとを被覆するカバー本体と、
     上記カバー本体のうちの上記フィラーネックを被覆する部分の上記カバー本体の高さ方向の複数個所から内側に突設される少なくとも1つのリング状のシール部とを備え、
     上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、キャップカバー。
  9.  上記リング状のシール部は、隣り合う上記シール部同士の間に通気溝が形成されるように、上記カバー本体の軸線方向に間隔を空けて複数個形成され、
     上記複数個のリング状のシール部の周方向の一部には、隣り合う上記通気溝を連通させるための切欠き部がそれぞれ形成され、
     互いに隣り合う上記リング状のシール部に形成された切欠き部は、上記カバー本体の軸線周りで異なる位置に形成され、
     上記第2通気部は、上記通気溝と、上記切欠き部とを含む、請求項8に記載のキャップカバー。
  10.  上記少なくとも1つのシール部は、上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に上記第2通気部としての螺旋状の通気溝を形成するための少なくとも1条のねじ山を含む、請求項8に記載のキャップカバー。
  11.  上記少なくとも1つのシール部の上記カバー本体の内周面からの突出寸法は、上記フィラーネックの外周面から上記カバー本体の内周面までの隙間寸法よりも大きい、請求項8~10の何れか1項に記載のキャップカバー。
  12.  上記キャップは、上記フィラーネックの先端部に外嵌可能な周壁と上記周壁の開口部を塞ぐ蓋部とを有し、
     上記カバー本体は、上記キャップの周壁と上記フィラーネックの外周面とに跨るように、上記周壁及び上記フィラーネックを上記フィラーネックの軸線周りの全周にわたり外側から被覆するとともに、上記少なくとも1つのリング状のシール部が形成された周壁被覆部を備えている、請求項8~11の何れか1項に記載のキャップカバー。
  13.  上記カバー本体は、上記キャップの蓋部の少なくとも一部を被覆するための蓋被覆部をさらに備えている、請求項12に記載のキャップカバー。
  14.  上記第1通気部は、上記キャップが上記フィラーネックに取り付けられた状態で、上記キャップと上記フィラーネックとの間に設けられるとともに上記キャップの上記タンク本体側に向く開口部から上記フィラーネック内に外気を導入可能である、請求項8~13の何れか1項に記載のキャップカバー。
  15.  流体を収容するためのタンク本体から突出するとともに上記タンク本体内に流体を供給するための筒状のフィラーネックと、
     上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、
     請求項8~14の何れか1項に記載のキャップカバーとを備え、
     上記少なくとも1つのシール部が上記フィラーネックの外周面に密着することにより、上記カバー本体の開口部から導入された外気を上記フィラーネックの軸線周りに旋回しつつ上記第1通気部まで導くための第2通気部が上記カバー本体と上記フィラーネックとの間に形成される、タンク。
  16.  流体を収容するためのタンク本体から突出するとともに上記タンク本体内に流体を供給するための筒状のフィラーネックと、
     上記フィラーネック内に外気を導入するための第1通気部が形成された状態で上記フィラーネックに装着可能なキャップと、
     請求項8~10の何れか1項に記載のキャップカバーとを備え、
     上記少なくとも1つのシール部の上記カバー本体の内周面からの突出寸法は、上記フィラーネックの外周面から上記カバー本体の内周面までの隙間寸法よりも大きい、タンク。
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