WO2010103788A1 - 補聴器 - Google Patents

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Abstract

 補聴器本体ケースと電池ケースを回動可能に取り付ける軸周辺に円弧上の防水壁を有し、さらに、補聴器本体ケースと電池ケースの設置面の外周に防水リブを設けることでコストを抑えながら水分の浸入を防ぐ能力を高めることができる。

Description

補聴器
 本発明は、集音した音源を増幅して出力することにより補聴機能を補う補聴器に関し、特に耳掛け型補聴器に関する。より詳細には、補聴器本体ケースと電池ケースとの間の隙間から浸入する水分を防ぐ補聴器の構造に関するものである。
 従来から、耳掛け型補聴器においては、補聴器本体が外部に露出していることから、雨や汗などの水分の浸入が問題となっている。
 特に問題なのが、電池ケース部であり、電池交換時に開閉される構造であることから、補聴器本体ケースと電池ケースとの間に隙間ができてしまい、水や汗が補聴器内部に浸入する可能性が非常に高くなる。
 そこで、従来では、電池ケースが補聴器本体ケースと回動可能に嵌合し、補聴器本体ケース下端の開口部と電池ケース開口部との接地面にパッキンを装着した補聴器が開示されている。(例えば、特許文献1参照)これにより、電池ケースを閉じたときにパッキンを押圧することにより、電池ケース内への雨や汗の浸入を防ぐことができる。
 また、電池ケース全体が補聴器本体ケース内部に収容され、電池ケースの内壁面に溝が形成されており、さらにこの溝の下部に孔を設けることによって浸入した水分を排出するものが開示されている(例えば、特許文献2)。
実公平3-6075号公報 特許第2974957号公報
 しかしながら、特許文献2の浸入した水分を排出する溝や孔を設ける方法は、補聴器本体の小型化に伴って溝のスペースも小さくなり、その溝で水を排水しようとしても、微小な隙間内に存在する水の表面張力の影響によって溝内部で留まってしまう問題がある。
 また、特許文献1のパッキンによる防水構造を、特許文献2のように電池ケース全体が、補聴器本体ケース内部に収容される構造に適用した場合、電池ケースの側面もしくは、補聴器本体ケースの内側壁面にパッキンを備えることになる。このため、電池ケースを開閉するたびにパッキンが擦れ合うため、パッキン自体の耐久性に問題が出てくる。また、製造工程において、パッキンを取り付ける手間がかかる上、コストアップにつながるという課題を有していた。
 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電池ケース全体が補聴器本体ケース内部に収容される構造の耳掛け型補聴器においても、低コストで水分の浸入を防ぐ効果の高い耳掛け型補聴器を提供することである。
 本発明の補聴器は、補聴器本体ケースと、ハンガー部と、電池ケースと、回動軸と、略円弧状の壁部と、を備えている。ハンガー部は、補聴器本体ケースの端部に設けられ、使用者の耳介の上部に引っ掛けられる。電池ケースは、補聴器本体ケースに対して回動して補聴器本体ケースの内部に収納可能である。回動軸は、補聴器本体ケースに対して電池ケースを回動可能な状態で支持する。略円弧状の壁部は、電池ケースにおける回動軸の周辺に、補聴器本体ケースに対する回動方向に略平行な側面から補聴器本体ケースの内壁面に向かって突出するように設けられている。
 また、本発明の補聴器では、壁部は、回動軸に対して同心円状に形成されていることがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、壁部は、回動軸を中心とする180度超の範囲で形成された略円弧形状を有している。
 また、本発明の補聴器では、回動軸は、略円筒状の台座部に形成されており、壁部は、台座部の外周面に当接しながら摺動することがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、壁部は、回動軸に対して同心円状に、回動軸を中心とする360度未満の範囲で形成されていることがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、補聴器本体ケースは、電池ケース側の壁部が嵌合した状態で摺動する略円弧状の溝部を有していることがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、溝部は、補聴器本体ケースの外表面と連通し壁部が摺動する第1端部と、補聴器本体ケースの内部で閉塞する第2端部と、を有していることがより好ましい。
 また、本発明の補聴器は、電池ケースの側面に沿って設けられた凸形状の第1のリブを、さらに備えていることがより好ましい。
 また、本発明の補聴器は、電池ケースを補聴器本体ケース内に収納した状態において、補聴器本体ケースにおける電池ケースの側面に対向する開口部内面に沿って設けられた凸形状の第2のリブを、さらに備えていることがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、第1のリブは、電池ケースと補聴器本体ケースとの間の隙間よりも若干大きい高さを有することがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、第2のリブは、電池ケースと補聴器本体ケースとの間の隙間よりも若干大きい高さを有することがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、電池ケースにおける側面に沿って設けられた凸形状の第1のリブと、電池ケースを補聴器本体ケース内に収納した状態において、補聴器本体ケースにおける電池ケースの側面に対向する開口部内面に沿って設けられた凸形状の第2のリブと、をさらに備えており、補聴器本体ケース内に電池ケースを収納した状態において、第1のリブと第2のリブとが互いに干渉しない近接した位置に配置されていることがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、第1のリブの高さR1と、補聴器本体ケースと電池ケースのとの間の隙間の大きさHとの関係が、H/2≦R1<Hの関係を満たすことがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、第2のリブの高さR2と、補聴器本体ケースと電池ケースのとの間の隙間の大きさHとの関係が、H/2≦R2<Hの関係を満たすことがより好ましい。
 また、本発明の補聴器では、間隔Hは、0.05mm以下に設定されていることがより好ましい。
(発明の効果)
 本発明の補聴器によれば、電池ケース全てが補聴器本体ケースに収納される構造の補聴器においても、低コストで水分の浸入を防ぐ対策を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る耳掛け型補聴器の全体図。 図1の補聴器の補聴器本体ケースの電池ケース収納部の構成を示す拡大斜視図。 (a)は、図1の補聴器の電池ケースの構成を示す斜視図。(b)は、(a)の電池ケースの壁部の構成を示す平面図。 図1の補聴器に水滴が付着した状態を示す斜視図。 (a),(b)は、図1の補聴器における水滴の浸入経路を示す模式図とその比較例を示す模式図。 本発明の他の実施の形態2に係る補聴器に水滴が付着した状態を示す部分断面図。 図6の補聴器の電池ケースの構成を示す斜視図。 図6の補聴器における水滴の浸入経路を示す模式図。
 耳掛け型補聴器は、耳の後ろに配置されるBTE(Behind The Ear)内に、マイクと、マイクから入力された音声信号を処理加工する音声処理部と、音声信号を増幅する増幅部と、増幅された音声信号を、装用者の外耳道に音の振動として伝えるレシーバーと、補聴器を駆動する電池と、を備えている。
 また、レシーバーをBTEの外部に電気的に接続し、外耳道に直接配置するRIC(Receiver In the Canal)と呼ばれる耳掛け型補聴器も市販されている。
 本発明の補聴器は、これら耳掛け型補聴器に搭載される電池の格納部への水分の浸入を防ぐ構造を備えている。以下では、図面を参照しながらその構造について説明する。
(実施の形態1)
 図1は、本実施の形態1に係る耳掛け型の補聴器20の全体図である。
 本実施形態の補聴器20は、その外装として、主に、補聴器本体ケース1と、電池ケース2と、を備えている。補聴器本体ケース1には、図示しないが、マイク・信号処理部・アンプ・レシーバーなどの電気回路が含まれる。また、補聴器本体ケース1の上端部には、使用時において、使用者の耳介の上部に引っ掛けられるハンガー部1aが連結されている。電池ケース2には、電気回路の電気を供給する電池が格納される。
 図2は、補聴器本体ケース1の電池収納部の内面を示す拡大斜視図である。
 補聴器本体ケース1は、図2に示すように、電池ケース2を回動自在に支持する凸部(回動軸)3と、補聴器本体ケース1と電池ケース2との間に生じる隙間を狭めるためのリブ(第2のリブ)4と、を有している。
 凸部3は、図2に示すように、補聴器本体ケース1の内側に配置されており、その内部表面から内側に向かって突出するように形成され、略円柱形状を有している。また、凸部3は、略円筒状の台座部3a上に形成されている。台座部3aは、円筒状の一部が欠けた形状を有しており、その外周部分に沿って溝部8が形成されている。
 溝部8は、後述する電池ケース2の壁部6(図3(a)参照)が嵌合した状態で摺動する。また、溝部8は、図2に示すように、略円筒状の台座部3aの外周に沿った一方の端部に、補聴器本体ケース1の外表面に連通する開放端となる第1端部8aを有している。さらに、溝部8は、略円筒状の台座部3aの外周に沿った補聴器本体ケース1の内部側の端部に、補聴器本体ケース1の外表面に連通しない閉塞端となる第2端部8bを有している。
 これにより、溝部8は、略円弧状の端部の一方(第1端部8a)のみが開放されており第2端部8bは補聴器本体ケース1内の閉塞端となっているため、補聴器20の外表面から水分が浸入しにくい構造とすることができる。
 リブ4は、補聴器本体ケース1と電池ケース2との間の隙間を埋めるために、補聴器本体ケース1における電池ケース2を収納する内部空間側の面から電池ケース2側に向かって突出している。また、リブ4は、図2に示すように、電池ケース2が補聴器本体ケース1の内部に収納された状態で、電池ケース2の下方の外端部に沿って配置されるように、略円弧状に配置されている。
 なお、図2では、凸部3やリブ4等を1つずつ示しているが、実際には、補聴器20の電池ケース2の収納空間における対向面に、共通する構成がもう一組設けられている。
 図3(a)は、電池ケース2の構成を示す斜視図である。
 電池ケース2は、図3(a)に示すように、補聴器本体ケース1の凸部3に対して嵌合する凹部5と、その周囲に回動軸としての凸部3に対する同心円となる円弧状に設けられた壁部6と、を有している。
 凹部5は、略円筒状の凸部3が嵌合する円筒状の窪みであって、凸部3の直径よりもやや大きい直径を有している。これにより、補聴器本体ケース1側の凸部3は回動軸として機能して、補聴器本体ケース1に対して電池ケース2を回動させることができる。
 壁部6は、図3(a)に示すように、円筒状の凹部5に対して同心円状に形成されており、電池ケース2における回動方向に対して略平行な側面から突出する壁面を形成する。また、壁部6は、補聴器本体ケース1に対して電池ケース2を回動させる際に、略円弧状に形成された壁面の内周面において、上述した補聴器本体ケース1側の台座部3aの外周面と当接した状態で摺動する。これにより、壁部6との組み合わせによって、台座部3aについても凸部3とともに、電池ケース2の回動軸として機能させることができる。さらに、壁部6は、図3(a)および図3(b)に示すように、電池ケース2を補聴器本体ケース1内に収納した状態において、補聴器本体ケース1の外表面に位置される第1端部6aと、補聴器本体ケース1の内部空間側に位置される第2端部6bと、を有している。
 補聴器本体ケース1内に電池ケース2を収納した閉状態では、第1端部6aは、上述した補聴器本体ケース1側の溝部8の第1端部8aに近接した位置にある。一方、第2端部6bは、溝部8の第2端部8bに近接した位置にある。そして、補聴器本体ケース1に対して電池ケース2を回動させて開状態へ移行していくと、第1端部6aは、電池ケース2の回動に伴って補聴器本体ケース1の外へと移動していく。一方、第2端部6bは、補聴器本体ケース1の内部空間から外表面に位置する溝部8の第1端部8a付近まで移動していく。
 なお、電池ケース2を補聴器本体ケース1の内部に収納した閉状態では、壁部6の第2端部6bが補聴器本体ケース1側の溝部8の第2端部8bに当接していてもよい。この場合には、第2端部8bを電池ケース2の回動の停止点を規定するストッパとして機能させることができる。
 また、壁部6は、図3(b)に示すように、平面視(装着状態における補聴器20の側面視)において、凹部5を中心として180度より大きく360度未満の範囲で連続的に円弧状の壁面を形成する。これにより、壁部6が180度以下の範囲でしか形成されていない構成と比較して、電池ケース2の開閉時における壁部6の内周面と台座部3aの外周面との間の摺動距離を長くすることができる。よって、電池ケース2の開閉時における動作を安定させることができる。このため、電池ケース2の開閉時において、補聴器本体ケース1との間で生じるガタつき等に起因する磨耗等によって、隙間が広がるのを防ぐことができる。この結果、補聴器20の内部への水分の浸入を抑制し、たとえ水分が浸入した場合でも壁部6の存在によって内部まで浸入しにくい構造とすることができる。
 また、壁部6が凹部5を中心とする360度の範囲に亘って円状に壁面が形成されていないため、一部に切り欠かれた部分を含む。これにより、この切り欠かれた部分を活用して、凸部3が嵌合する凹部5を外表面に近接する位置に配置することができる。この結果、壁部が360度の範囲で形成されている構成と比較して、補聴器20の小型化を図ることができる。
 図4は、補聴器20の外表面に水滴が付着した状態を示す斜視図である。
 水滴10は、補聴器本体ケース1と電池ケース2とが嵌合している回動軸周辺に付着している。この位置は、補聴器20を装着した際に上面となるため、雨や汗等の水分が付着しやすい。また、この状態で歩行などによって補聴器20に微振動が付与されると、隙間から徐々に水分が浸入してくる。
 図5(a)および図5(b)は、補聴器本体ケース内に電池ケースが収納されている状態を示す断面図であり、水滴の浸入経路の説明図である。具体的には、図5(a)は本実施形態の補聴器20の説明図、図5(b)はその比較例を示す説明図である。
 まず、図5(b)に示すように、本実施形態の補聴器20の壁部6が無い比較例の構成では、補聴器本体ケース101の壁部の端まで水滴10が浸入すると、浸入経路11に沿ってストレートに電池ケース102の内部まで水が浸入してしまう。
 それに対して、本実施形態の補聴器20では、図5(a)に示すように、電池ケース2の壁部の一部に壁部6を設けている。電池ケース2の壁部の端まで浸入した水滴10は、浸入経路12に沿って、壁部6に沿って図中下向きに移動した後、約90度曲がって図中右側に向かって進む。このため、図5(b)に示す比較例と比べて、水滴10の浸入経路が複雑となり、沿面距離が長くなって、水滴10が移動する際の抵抗が増える。この結果、補聴器20の電池ケース2内部への水滴10の浸入を効果的に抑制することができる。
 また、補聴器20内における水滴10の浸入場所は、電池ケース2の回動軸としての凸部3の周辺だけではなく、電池ケース2の外周全体に及ぶ。
 そこからの水滴の浸入を防止するためには、補聴器本体ケース1と電池ケース2との間の隙間を完全に埋めてしまうように、両部材を完全に密着させることが望ましい。
 そこで、図6に示すように、補聴器本体ケース1の内面の外周に沿ってリブ4を設けることにより、電池ケース2の側面と補聴器本体ケース1における電池ケース2の収納部内部壁面との間の隙間を部分的に狭めている。このとき、隙間の高さより少しだけ低い高さのリブにするだけでも、水滴10の浸入経路13を防ぐ効果はあるが、さらに電池ケース2を補聴器本体ケース1内に収納した際に、締まりばめ構造となるくらいの高さ、つまり、隙間の大きさより少しだけ高いリブ4を設けた場合には、電池ケース2内の密閉度が高まり望ましい。
 具体的には、隙間0.05mmに対し、リブ4の高さを0.06mmとする。これにより、水分の浸入を防ぐ効果をさらに高めることができる。なお、上記締まりばめ構造とは、2つの嵌め合い部品を組み合わせたときに、常に締めしろがある構造を意味している。
 図6は、締まりばめ構造とした場合の水の浸入経路13の説明図である。
 ここでは、電池ケース2を補聴器本体ケース1内に収納した状態では、図6に示すように、基本的に、リブ4が電池ケース2の側面に対して圧入されている状態となる。このため、電池ケース2内への水滴10の浸入を防止する効果が非常に高くなる。
(実施の形態2)
 本実施の形態2では、上記実施形態1の補聴器とは異なるリブ構成を備えた補聴器について説明する。
 上記実施の形態1で説明した補聴器本体ケース1のリブ4に加え、図7に示すように、電池ケース22の側面にもリブ7(第1のリブ)を構成した。
 さらに、リブ4とリブ7とは、電池ケース2を収納した状態でお互いに干渉しないように形成されている。補聴器本体ケース1内に電池ケース2を収納しているときは、例えば、図8に示すような、リブ4、リブ7の位置関係となる。
 これにより、水滴10の浸入経路14は、図8示すように、蛇行することになり、電池ケース22内へ浸入しにくくなる。さらに、補聴器本体ケース1と電池ケース2との間の隙間に付着した水滴10は、リブ4,7に沿って補聴器の外部へ流れ落ちやすくなる。このため、電池ケース2内部への水滴10の浸入を防ぐ効果をさらに高めることができる。
 また、リブ4とリブ7の高さは、電池ケース2を開閉した時に少し擦れ合うように設定されていることが望ましい。
 例えば、補聴器本体ケース1と電池ケース2との間の隙間が0.05mmの場合には、リブ4の高さR1を0.025mm以上、リブ7の高さR2を0.025mm以上、より好適には、図8中の右方向から見て、リブ4,7の先端部分同士が重複するように、それぞれの高さR1,R2を0.03mmとすることが望ましい。
 つまり、R1・R2それぞれの高さと、補聴器本体ケース1と電池ケース2との間の間隔Hとの関係を、
   H/2≦R1<H
   H/2≦R2<H
とし、この範囲でリブ4,7の高さを設定している。
 これにより、補聴器本体ケース1に対して電池ケース2を開閉する際や補聴器本体ケース1内に電池ケース2を収納した状態において、リブ4,7が互いに干渉し合うという問題を回避することができる。
 [他の実施形態]
 以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
 (A)
 上記実施形態では、補聴器本体ケース1側に溝部8が、電池ケース2側に壁部6がそれぞれ設けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
 例えば、逆に、補聴器本体ケース側に壁部が、電池ケース側に溝部がそれぞれ設けられている構成であってもよい。
 この場合でも、溝部に嵌合した状態で壁部が摺動することで、上記実施形態において得られた効果と同様の効果を得ることができる。
 (B)
 上記実施形態では、リブ4を補聴器本体ケース1側に設置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
 例えば、逆に、電池ケース2の側面にリブを設置してもよい。この場合でも、上記実施形態で得られた効果と同じ効果を得ることができる。
 (C)
 上記実施形態では、補聴器本体ケース1側に凸部3、電池ケース2側に凹部5を設けた構成を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
 例えば、補聴器本体ケース1側に凹部、電池ケース2側に凸部を設けた構成であってもよい。
 本発明にかかる耳掛け型補聴器は、電池ケースからの水の浸入を防ぐ効果を高めることができ、補聴器の品質向上に有用である。
  1  補聴器本体ケース
  1a ハンガー部
  2  電池ケース
  3  凸部(回動軸)
  3a 台座部
  4  リブ(第2のリブ)
  5  凹部
  6  壁部
  6a 第1端部
  6b 第2端部
  7  リブ(第1のリブ)
  8  溝部
  8a 第1端部
  8b 第2端部
 10  水滴
 11  浸入経路
 12  浸入経路
 13  浸入経路
 14  浸入経路
 20  補聴器
 22  電池ケース

Claims (15)

  1.  補聴器本体ケースと、
     前記補聴器本体ケースの端部に設けられ、使用者の耳介の上部に引っ掛けられるハンガー部と、
     前記補聴器本体ケースに対して回動して前記補聴器本体ケースの内部に収納可能な電池ケースと、
     前記補聴器本体ケースに対して前記電池ケースを回動可能な状態で支持する回動軸と、
     前記電池ケースにおける前記回動軸の周辺に、前記補聴器本体ケースに対する回動方向に略平行な側面から前記補聴器本体ケースの内壁面に向かって突出するように設けられた略円弧状の壁部と、
    を備えた補聴器。
  2.  前記壁部は、前記回動軸に対して同心円状に形成されている、
    請求項1に記載の補聴器。
  3.  前記壁部は、前記回動軸を中心とする180度超の範囲で形成された略円弧形状を有している、
    請求項1または2に記載の補聴器。
  4.  前記回動軸は、略円筒状の台座部に形成されており、
     前記壁部は、前記台座部の外周面に当接しながら摺動する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の補聴器。
  5.  前記壁部は、前記回動軸に対して同心円状に、前記回動軸を中心とする360度未満の範囲で形成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の補聴器。
  6.  前記補聴器本体ケースは、前記電池ケース側の前記壁部が嵌合した状態で摺動する略円弧状の溝部を有している、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の補聴器。
  7.  前記溝部は、前記補聴器本体ケースの外表面と連通し前記壁部が摺動する第1端部と、前記補聴器本体ケースの内部で閉塞する第2端部と、を有している、
    請求項6に記載の補聴器。
  8.  前記電池ケースの側面に沿って設けられた凸形状の第1のリブを、さらに備えている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の補聴器。
  9.  前記電池ケースを前記補聴器本体ケース内に収納した状態において、前記補聴器本体ケースにおける前記電池ケースの側面に対向する開口部内面に沿って設けられた凸形状の第2のリブを、さらに備えている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の補聴器。
  10.  前記第1のリブは、前記電池ケースと前記補聴器本体ケースとの間の隙間よりも若干大きい高さを有する、
    請求項8に記載の補聴器。
  11.  前記第2のリブは、前記電池ケースと前記補聴器本体ケースとの間の隙間よりも若干大きい高さを有する、
    請求項9に記載の補聴器。
  12.  前記電池ケースにおける側面に沿って設けられた凸形状の第1のリブと、
     前記電池ケースを前記補聴器本体ケース内に収納した状態において、前記補聴器本体ケースにおける前記電池ケースの側面に対向する開口部内面に沿って設けられた凸形状の第2のリブと、
    をさらに備えており、
     前記補聴器本体ケース内に前記電池ケースを収納した状態において、前記第1のリブと前記第2のリブとが互いに干渉しない近接した位置に配置されている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の補聴器。
  13.  前記第1のリブの高さR1と、前記補聴器本体ケースと前記電池ケースのとの間の隙間の大きさHとの関係が、H/2≦R1<Hの関係を満たす、
    請求項12記載の補聴器。
  14.  前記第2のリブの高さR2と、前記補聴器本体ケースと前記電池ケースのとの間の隙間の大きさHとの関係が、H/2≦R2<Hの関係を満たす、
    請求項12記載の補聴器。
  15.  前記間隔Hは、0.05mm以下に設定されている、
    請求項13または14に記載の補聴器。
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