WO2010087305A1 - デュプレクサモジュール - Google Patents

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降谷孝治
吉田大介
竹松佑二
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Abstract

 同一帯域における送信信号と受信信号との干渉を抑制できるデュプレクサモジュールの提供を図る。デュプレクサモジュール(1)は、送信ライン(5)と受信ライン(4)とアンテナ共用ライン(3)とを備える。また多層基板(2)の実装面の外縁の4辺に沿って配列した複数の実装電極を備える。モニタポート(MON)となる第4の実装電極は、送信ポート(RFin)となる第1の実装電極、受信ポート(RX)となる第2の実装電極、および、アンテナポート(ANT)となる第3の実装電極とは異なる辺に配置される。モニタポート(MON)となる第4の実装電極は、送信ライン(5)から電力の一部が伝送されるモニタライン(8)の信号出力用の実装電極である。

Description

デュプレクサモジュール
 この発明は、多層基板やプリント基板に、受信信号と送信信号とを分離するデュプレクサを設けたデュプレクサモジュールに関する。
 携帯電話などのフロントエンド部にデュプレクサが採用される。周波数帯域の異なる複数の通信システムに対応するマルチバンド型のフロントエンド部は、複数のデュプレクサを用いて構成されることがある(例えば特許文献1参照。)。
 上記フロントエンド部では、800MHz帯域と1.9GHz帯域とのそれぞれに対応するデュプレクサとパワーアンプと方向性結合器とを備える。デュプレクサは、対応する帯域の送信信号と受信信号とを分離する。パワーアンプは電源ラインから供給される電力を用いて送信信号を増幅する。方向性結合器は送信信号をモニタするために送信信号の電力の一部をモニタラインに伝達する。このようなフロントエンド部では、各帯域の信号間で干渉が発生すると通信品質が低下する虞があるため、各帯域間での干渉を防止するように内部グランド電極の形状が設定される。
特開2007-124202号公報
 上記フロントエンド部の構成であれば各帯域間での信号の干渉は低減できるものの、同一帯域の送信信号と受信信号との間の信号の干渉は十分に防ぐことができない。特に近年におけるデュプレクサモジュールの小型化の進展につれ、パワーアンプや方向性結合器を備える場合にモニタラインや電源ラインからの信号漏れによって送信信号と受信信号とが干渉して受信感度が劣化するなどの問題が顕在化してきている。
 通常、デュプレクサにおけるライン間の信号漏れは、送信信号や受信信号、アンテナ共用信号が伝送される信号ラインの線路設計では考慮していたが、デュプレクサモジュールへの配線を容易にするというセットメーカの要求から実装電極の配置設計ではあまり考慮されていなかった。
 そこで本発明は、同一帯域における送信信号と受信信号との干渉を抑制できるデュプレクサモジュールの提供を目的とする。
 この発明は、送信ラインと受信ラインとアンテナ共用ラインとを備えるデュプレクサモジュールであって、矩形状基板の一方主面である実装面の外縁の4辺に沿って配列した複数の実装電極を備え、第4の実装電極は第1乃至第3の実装電極とは異なる辺に配置される。第1の実装電極は送信ラインの信号入力用の実装電極である。第2の実装電極は受信ラインの信号出力用の実装電極である。第3の実装電極はアンテナ共用ラインの信号入出力用の実装電極である。第4の実装電極は、送信ラインから電力の一部が伝送されるモニタラインの信号出力用の実装電極である。
 この構成により、モニタラインから信号が漏れて受信ラインやアンテナ共用ラインに回り込むことや、他のラインから信号が漏れてモニタラインに回り込むことを抑制する。
 第1の実装電極は前記外縁の4辺のうちの第1辺に配置され、第2の実装電極は第2辺に配置され、第3の実装電極は第1辺に対向する第3辺に配置され、第4の実装電極は第2辺に対向する第4辺に配置されると好適である。この構成により、各実装電極から信号が漏れて別のラインに回り込むことを抑制する。
 送信ラインに挿入されるパワーアンプを備え、パワーアンプに電力を供給する電源ラインの電力入力用の実装電極である第5の実装電極を外縁に沿った第1の実装電極と第2または第4の実装電極との間に配置し、グランド用の実装電極である第6の実装電極を第5の実装電極と第2または第4の実装電極との間に配置すると好適である。この構成により、電源ラインから信号が漏れて、モニタラインや、受信ライン、アンテナ共用ラインに信号が回り込むことを抑制する。
 第6の実装電極は、チップ型素子非搭載の表面電極に、基板内に形成したビア電極を介して導通すると好適である。この構成により、電源ラインからの信号漏れの抑制を効果的にする。
 実装面における複数の実装電極が形成された領域よりも内側にグランド用の実装電極を設けると好適である。この構成により、実装面における信号漏れの抑制を効果的にする。
 この発明によれば、モニタラインの実装電極を、送信ラインや、受信ライン、アンテナ共用ラインの実装電極とは異なる辺に配置することで、モニタラインから送信信号が漏れてアンテナ共用ラインや受信ラインに回り込むことや、他のラインから信号が漏れてモニタラインに回り込むことを抑制できる。これにより、同一帯域における送信信号と受信信号との干渉を防ぐことができ、また、モニタラインからの出力を用いた正確なモニタリングが可能になる。
本発明の実施形態に係るデュプレクサモジュールの構成例を説明する図である。 図1に示すデュプレクサモジュールの積み図である。 本発明の他の実施形態に係るデュプレクサモジュールの実装面図である。
 図1は、本発明の実施形態に係るデュプレクサモジュールの構成例を説明する図である。図1(A)はデュプレクサモジュールを上面視した天面図であり、図1(B)はデュプレクサモジュールを下面視した底面図であり、図1(C)はデュプレクサモジュールの概略の等価回路図である。
 デュプレクサモジュール1は、複数の基板を積層してなる多層基板2を備える。多層基板2の他方主面である天面はチップ搭載面であり、ディスクリート部品を搭載する複数の表面電極を備える。多層基板2の一方主面である底面はモジュール実装面であり、デュプレクサモジュール1の外部接続ポートとなる複数の実装電極を備える。表面電極と実装電極とは、多層基板2の内部に設けるパターン電極やビア電極で接続している。
 デュプレクサモジュール1の等価回路は、アンテナ共用ライン3、受信ライン4、送信ライン5、整合ライン6、グランドライン7、モニタライン8、および電源ライン9A,9Bを備える。また、回路素子としてデュプレクサDUP、カプラCPL、パワーアンプPA、表面弾性波フィルタSAW、インダクタL1~L5、抵抗R1、およびコンデンサC1~C3を備える。また、外部接続ポートとしてアンテナポートANT、受信ポートRX、送信ポートRFin、モニタポートMON、電源ポートVcc1,Vcc2、およびグランドポートGNDを備える。
 デュプレクサDUPは、IDT電極を設けた表面弾性波共振器を用いるデュプレクサのディスクリート部品であって、送信フィルタと受信フィルタとを備える。このデュプレクサDUPは底面に、図1(A)中に破線で示すアンテナ共用端子Antと受信信号端子Rxと送信信号端子Txとグランド端子Gndとを備え、これらの端子は半田等により多層基板2の表面電極に接続される。
 アンテナ共用ライン3は、デュプレクサDUPのアンテナ共用端子Antを搭載する表面電極とアンテナポートANTとなる実装電極とを接続するラインである。
 整合ライン6は、アンテナ共用ライン3から分岐し、グランドポートGNDとなる実装電極に接続されるラインである。整合ライン6中には、インダクタL4を挿入している。インダクタL4は多層基板2の層間に形成された電極パターンおよび層内に形成されたビア電極で形成される回路素子である。
 受信ライン4は、デュプレクサDUPの受信信号端子Rxを搭載する表面電極と受信ポートRXとなる実装電極とを接続するラインである。
 グランドライン7は、デュプレクサDUPのグランド端子Gndを搭載する表面電極とグランドポートGNDとなる実装電極とを接続するラインである。
 送信ライン5は、デュプレクサDUPの送信信号端子Txを搭載する表面電極と送信ポートRFinとなる実装電極とを接続するラインである。送信ライン5中には、表面弾性波フィルタSAW、インダクタL5、パワーアンプPA、インダクタL3、およびカプラCPLの結合線路CPL1が挿入されている。また、結合線路CPL1とインダクタL3との接続点は、並列に配置されたコンデンサC3により接地されている。
 表面弾性波フィルタSAWは送信ポートRFinから入力される送信信号から帯域外のノイズを除去する。インダクタL5は表面弾性波フィルタSAWとパワーアンプPAとの間の整合をとる。パワーアンプPAは送信信号を増幅する。インダクタL3とコンデンサC3とはパワーアンプPAとカプラCPLとの間の整合をとる。カプラCPLは送信ライン5に挿入された結合線路CPL1とモニタライン8に挿入された結合線路CPL2とを備え、送信ライン5を通過する送信信号の電力の一部をモニタライン8からとりだす。
 モニタライン8は、グランドポートGNDとなる実装電極とモニタポートMONとなる実装電極とを接続するラインであり、モニタライン8中にはカプラCPLの結合線路CPL2が挿入されている。
 電源ライン9Aは、送信ライン5から分岐して、電源ポートVcc1となる実装電極に接続されるラインである。電源ライン9A中にはインダクタL1が挿入されるとともに並列に配置されたコンデンサC1により接地されている。インダクタL1とコンデンサC1とは、電源ポートVcc1とパワーアンプPAとの間の整合をとる。電源ライン9Aは、パワーアンプPAに電力を供給する。
 電源ライン9Bは、送信ライン5から分岐して、電源ポートVcc2となる実装電極に接続されるラインである。電源ライン9B中にはインダクタL2が挿入されるとともに並列に配置されたコンデンサC2により接地されている。インダクタL2とコンデンサC2とは、電源ポートVcc2とパワーアンプPAとの間の整合をとる。電源ライン9Bは、パワーアンプPAに電力を供給する。
 図1(B)に示す矩形状の実装面において、多層基板2の外縁の4辺に沿って、複数の実装電極を配列している。また、これら複数の実装電極の内側には、グランドポートGNDとなる実装電極を設けている。本発明の第1辺に相当する図中左辺には、送信ポートRFinとなる本発明の第1の実装電極を配置している。本発明の第2辺に相当する図中下辺には、グランドポートGNDとなる実装電極と、受信ポートRXとなる本発明の第2の実装電極と、電源ポートVcc1,Vcc2となる本発明の第5の実装電極と、を配置している。本発明の第3辺に相当する図中右辺には、グランドポートGNDとなる実装電極と、アンテナポートANTとなる本発明の第3の実装電極と、を配置している。本発明の第4辺に相当する図中上辺には、グランドポートGNDとなる実装電極と、モニタポートMONとなる本発明の第4の実装電極と、を配置している。このように第1乃至第4の実装電極をそれぞれ異なる辺に配置しているので、このデュプレクサモジュール1では、各実装電極から信号が漏れて他のラインに信号が回り込むことを抑制できる。特に、モニタポートMONとなる第4の実装電極を、第1乃至第3の実装電極と異なる辺に配置しているので、モニタラインからの信号漏れによる回り込みを効果的に抑制できる。
 また、受信ポートRXとなる第2の実装電極の両脇にはグランドポートGNDとなる実装電極を配置している。アンテナポートANTとなる第3の実装電極の両脇にもグランドポートGNDとなる実装電極を配置している。モニタポートMONとなる第4の実装電極の両脇にもグランドポートGNDとなる実装電極を配置している。これにより、第2乃至第4の実装電極からの信号漏れを効果的に抑制できる。特に電源ポートVcc1,Vcc2となる実装電極と受信ポートRXとなる実装電極との間に、本発明の第6の実装電極に相当する実装電極を配置してグランドポートGNDとしているので、電源ライン9A,9Bからの信号漏れを効果的に抑制できる。
 図2は多層基板2の積み図である。図2(A)~(J)は最上層から最下層まで順に基板(A)~(J)を上面視した平面図である。また図2(K)は多層基板2の最下層の裏面側を上面視した平面図である。なお、基板(A)~(J)におけるビア電極は図中に丸印で示す。
 基板(A)は多層基板2の最上層に積層され、その表面にディスクリート部品を搭載するための表面電極を備える。図中の破線は表面電極に搭載するディスクリート部品の外形を示している。グランド領域19の上面にはディスクリート部品非搭載の表層グランドとなるパターン電極を設けていて、グランド領域19の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(B)は多層基板2のチップ搭載面から2層目に積層される。基板(B)には、インダクタL3となるパターン電極、カプラCPLの結合線路CPL1となるパターン電極、およびインダクタL5となるパターン電極を形成している。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極を形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域17の上面には内層グランドとなるパターン電極を設けていて、グランド領域19およびグランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(C)は多層基板2のチップ搭載面から3層目に積層される。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極を形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域19およびグランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(D)は多層基板2のチップ搭載面から4層目に積層される。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極を形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域19およびグランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(E)は多層基板2のチップ搭載面から5層目に積層される。基板(E)には、インダクタL4となるパターン電極、およびインダクタL2となるパターン電極を形成している。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極とインダクタL4のパターン電極およびビア電極とを形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域19およびグランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(F)は多層基板2のチップ搭載面から6層目に積層される。基板(F)には、インダクタL4となるパターン電極、インダクタL2となるパターン電極、およびカプラCPLの結合線路CPL2となるパターン電極を形成している。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極とインダクタL4のパターン電極およびビア電極とを形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域19およびグランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(G)は多層基板2のチップ搭載面から7層目に積層される。基板(G)には、インダクタL4となるパターン電極、インダクタL1となるパターン電極、およびカプラCPLの結合線路CPL2となるパターン電極を形成している。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極とインダクタL4のパターン電極およびビア電極とを形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域19およびグランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(H)は多層基板2のチップ搭載面から8層目に積層される。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極と整合ライン6のビア電極とを形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。グランド領域19の上面には内層グランドとなるパターン電極を設けていて、グランド領域19の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(I)は多層基板2のチップ搭載面から9層目に積層される。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極と整合ライン6のビア電極とを形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域19およびグランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(J)は多層基板2のチップ搭載面から10層目に積層される。基板(J)の裏面には、図2(K)に記載したような複数の実装電極が形成されている。図中に示す矢印は、各実装電極に接続されるポート名を示す。グランド領域17と基板端縁とにより囲まれる位置に、アンテナ共用ライン3のビア電極と整合ライン6のビア電極とを形成している。グランド領域17と基板端縁とグランド領域19とにより囲まれる位置に、受信ライン4のビア電極を形成している。グランド領域17の上面には内層グランドとなるパターン電極を設けていて、グランド領域17の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。グランド領域19の上面には内層グランドとなるパターン電極を設けていて、グランド領域19の基板内にはグランド電位となるビア電極を密に配置している。
 基板(A)~(J)のグランド領域19に設けたビア電極は、基板(A),(H),(J)に設けた内層グランドに導通する。また、図2(K)に示す実装電極のうち、電源ポートVcc2となる実装電極と受信ポートRXとなる実装電極との間に配置される実装電極に導通する。この実装電極はグランドポートGNDとなる実装電極であり、グランド電位に接続される。したがって、基板(A)~(J)のグランド領域19に設けたビア電極およびパターン電極はグランド電位で安定し、基板内部にグランド電位による電気壁が形成されることにより電源ポートVcc2と受信ポートRXとの間での信号の漏れは効果的に抑制される。
 また、基板(A)~(J)のグランド領域17に設けたビア電極は、基板(B),(J)に設けた内層グランドに導通する。また、図2(K)に示す実装電極のうち、アンテナポートANTとなる実装電極の両脇の実装電極と、受信ポートRXとなる実装電極の図中右側に配置される実装電極とに導通する。これらの実装電極はグランドポートGNDとなる実装電極であり、グランド電位に接続される。したがって、基板(A)~(J)のグランド領域17に設けたビア電極およびパターン電極はグランド電位で安定し、基板内部にグランド電位による電気壁が形成されることによりアンテナポートANTへの、またはアンテナポートANTからの信号の漏れは効果的に抑制される。
 また、基板(A)~(J)のグランド領域17,19に設けたビア電極およびパターン電極によって囲まれる受信ポートRXからの、または受信ポートRXへの信号の漏れも効果的に抑制される。
 図3は本発明の他の実施形態に係るデュプレクサモジュールの構成例を説明する実装面図である。
 このデュプレクサモジュール11は、上述の実施形態のデュプレクサモジュール1と同様の構成であるが、受信ポートRXがバランス型である点と、電源ポートVcc1,Vcc2となる実装電極を、図中下辺から図中上辺に配置変更した点とが相違する。
 このような構成であっても、第1乃至第4の実装電極をそれぞれ異なる辺に配置しているので、このデュプレクサモジュール11では、各実装電極から信号が漏れてモニタラインや、受信ライン、送信ライン、アンテナ共用ラインに信号が回り込むことを抑制できる。
 ただし、このような構成では、モニタポートMONとなる実装電極と電源ポートVcc2となる実装電極との間で信号漏れが生じ易くなる。そこで、モニタポートMONとなる実装電極と電源ポートVcc2となる実装電極との間に配置する実装電極を、グランド電位に接続するグランドポートGNDとすると好適である。さらには、その実装電極を前述のデュプレクサモジュール1におけるグランド領域19のように本発明の第6の実装電極に相当する、表面電極までビア電極で直接導通させる構成にするとより好適である。
 1,11…デュプレクサモジュール
 2…多層基板
 3…アンテナ共用ライン
 4…受信ライン
 5…送信ライン
 6…整合ライン
 7…グランドライン
 8…モニタライン
 9A,9B…電源ライン
 ANT…アンテナポート
 GND…グランドポート
 MON…モニタポート
 RX…受信ポート
 RFin…送信ポート
 Vcc1,Vcc2…電源ポート
 17,19…グランド領域
 DUP…デュプレクサ
 CPL…カプラ
 CPL1,CPL2…結合線路
 PA…パワーアンプ
 SAW…表面弾性波フィルタ
 R1…抵抗
 L1~L5…インダクタ
 C1~C3…コンデンサ

Claims (5)

  1.  送信ラインと受信ラインとアンテナ共用ラインとを備えるデュプレクサモジュールであって、
     矩形状基板の一方主面である実装面の外縁の4辺に沿って配列した複数の実装電極を備え、
     前記複数の実装電極は、
    前記送信ラインの信号入力用の第1の実装電極と、
    前記受信ラインの信号出力用の第2の実装電極と、
    前記アンテナ共用ラインの信号入出力用の第3の実装電極と、
    前記送信ラインから電力の一部が伝送されるモニタラインの信号出力用の第4の実装電極と、
    を含み、
     前記第4の実装電極は、前記外縁の4辺のうちの前記第1乃至第3の実装電極とは異なる辺に配置された、デュプレクサモジュール。
  2.  前記第1の実装電極は、前記外縁の4辺のうちの第1辺に配置され、
     前記第2の実装電極は、前記外縁の4辺のうちの第2辺に配置され、
     前記第3の実装電極は、前記外縁の4辺のうちの前記第1辺に対向する第3辺に配置され、
     前記第4の実装電極は、前記外縁の4辺のうちの前記第2辺に対向する第4辺に配置された、請求項1に記載のデュプレクサモジュール。
  3.  前記送信ラインに挿入されるパワーアンプを備え、
     前記複数の実装電極は、前記パワーアンプに電力を供給する電源ラインの電力入力用の第5の実装電極と、グランド用の第6の実装電極と、を含み、
     前記第5の実装電極は、前記外縁に沿った前記第1の実装電極と前記第2の実装電極との間、または、前記第1の実装電極と前記第4の実装電極との間、に配置され、
     前記第6の実装電極は、前記外縁に沿った前記第5の実装電極と前記第2の実装電極との間、または、前記第5の実装電極と前記第4の実装電極との間、に配置された請求項2に記載のデュプレクサモジュール。
  4.  前記第6の実装電極は、前記矩形状基板の前記実装面に対向する他方主面に設けた表面電極のうちの、チップ型素子非搭載の表面電極に、前記矩形状基板内に形成したビア電極を介して導通する、請求項3に記載のデュプレクサモジュール。
  5.  前記実装面における前記複数の実装電極が形成された領域よりも内側にグランド用の実装電極を設けた、請求項1~4のいずれかに記載のデュプレクサモジュール。
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