WO2010044133A1 - 汚濁水の浄水処理装置 - Google Patents
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Abstract
本発明の汚濁水の浄水処理装置は、反応タンク内に汚れた原水と凝集剤を入れ、かつ該反応タンクに設けた駆動モータの駆動力により回転する攪拌手段を介して沈降化するフロックと色度が透明色へと変化した透明水に分離する固・液分離処理部を備え、該固・液分離処理部で処理した処理水を下流側の濾過装置で濾過して飲料水を得る汚濁水の浄水処理装置に於いて、反応タンクと濾過装置の間に上澄み採取装置を配設し、該上澄み採取装置は、下流側に移送ポンプを備え、かつ、上澄み採取タンク内に水位の変位に対応して昇降動すると共に、該上澄み採取タンク内の透明水中に残存する浮上フロックを吸い込まないように上澄み部分を吸引する可動パイプ手段を介して前記上澄み部分を下流側へ圧送する汚濁水の浄水処理装置であり、浮上フロックが下流側の濾過層に入り込まない。
Description
本発明は、汚れた原水を飲料水に処理する汚濁水の浄水処理装置に関する。
特許文献1の固・液分離処理部(1a)は、原水の不純物を沈殿させる沈殿処理槽(4)と、該沈殿処理槽で処理した原水に凝集剤を入れる凝集混合層(7)と、該凝集混合層とは別個に設けられ、かつ凝集混合層からの混合水を駆動モータの駆動力により回転する攪拌手段を介して沈降化するフロック(固形化した凝集物)と色度が透明色へと変化する透明水(第1処理水)に分離する凝集反応層とから成り、該固・液分離処理部(1a)で処理した処理水は、下流側の濾過装置で濾過して、最終的には飲料水を得る汚濁水の浄水処理装置が記載されている。
付言すると、特許文献1の図1には、「汚れた原水を一時的に貯留して沈殿処理する沈殿処理槽(4)と、沈殿処理した原水を凝集剤と混合攪拌させて不純物をフロック化して凝集原水にする凝集混合反応装置(5)と、凝集原水を案内部材(13)の隙間から分離水を重力によって濾過させると共に、フロックを排出する固液分離装置(6)と、濾過回収された処理原水をフィルター濾過部(20)によって濾過浄水処理したのち、薬剤処理槽(21)を用いて薬剤処理をする浄水処理部(1b)と、薬剤処理された薬剤処理浄水の臭い成分を除去する浄水器(50)から成る高汚濁水用の浄水処理装置」が記載されている(符号は特許文献1のもの)。
この特許文献1は、濾過装置の目詰まりを防止するために、凝集混合反応装置(5)の上流側に沈殿処理槽(4)を設けている。したがって、原水中に含まれている泥が沈殿処理槽の底部に沈殿するので、下流側の凝集混合反応装置(5)内で沈降化するフロック(固形化した凝集物)の量を減少化できるという利点がある。
しかしながら、前記凝集混合反応装置(5)は、特許文献1の図1に記載されているように、「凝集混合層」と「攪拌手段を備えた凝集反応層」とは別個であることから、装置が大型化するという欠点があった。また、前記凝集反応層に於いて、攪拌手段を介して沈降化するフロックと色度が透明色へと変化する透明水(第1処理水)に分離することができるという利点があるというものの、凝集剤は、普通一般に高分子量の粉末体なので、原水に溶解し、かつ希釈化状態で原水中のコロイドや微粒子の泥(物質)に反応する。
そして、凝集剤が原水に反応すると、物質の表面電荷を中和して該物質を凝集し、その吸着・架橋作用により、フロックを形成し、原水よりも比重が重い物は凝集反応層の底部に沈蓮し、一方、原水よりも比重が軽い物は、凝集反応層内に浮遊する。付言すると、凝集反応層では浮遊状態のフロックは沈降せずに浮上している。したがって、下流側のフィルター濾過部(20)は処理原水の中に含まれているフロックにより目詰まりをするという欠点があった。
また、特許文献2には、原水(汚れた水)の効率的な中和化、設備のコンパクト化等を目的とする浄水装置が記載されている。この特許文献2の段落0013には、汚濁原水に凝集剤(例えば高分子量の水溶性ポリマー)を混合して、原水中の汚れた物質をフロックする事項が記載されている。
特開2007-7618号公報
特開平11-57318号公報
本発明の第1の目的は、下流側の濾過装置が処理原水の中に含まれているフロックにより目詰まりしないようにすることである。第2の目的は、上澄み採取タンク内の可動パイプ手段が、該上澄み採取タンク内の水位の変位に対応して昇降動すると共に、該上澄み採取タンクの透明水中に残存する浮上フロックを吸い込まないようにすることである。第3の目的は、上澄み採取タンク内の可動パイプ手段が下降した場合に上澄み採取タンクの底部に沈蓮しているフロックを吸い込まないようにすることである。その他、汚濁した原水と凝集剤とを混合・攪拌する反応タンクを「一つ」にし、装置が大型化しないようにすることである。
本発明の汚濁水の浄水処理装置は、反応タンク内に汚れた原水と凝集剤を入れ、かつ該反応タンクに設けた駆動モータの駆動力により回転する攪拌手段を介して沈降化するフロック(固形化した凝集物)と色度が透明色へと変化した透明水に分離する固・液分離処理部を備え、該固・液分離処理部で処理した処理水を下流側の濾過装置で濾過して清水を得る汚濁水の浄水処理装置に於いて、前記反応タンクと前記濾過装置の間に上澄み採取装置を配設し、該上澄み採取装置は、下流側に移送ポンプを備え、かつ、上澄み採取タンク内に水位の変位に対応して昇降動すると共に、該上澄み採取タンク内の透明水中に残存する浮上フロックを吸い込まないように上澄み部分を吸引する可動パイプ手段を介して前記上澄み部分を下流側へ圧送することを特徴とする。
上記構成に於いて、可動パイプ手段の基端部はスライド継手を介して上澄み採取タンクの下端部に取付けられ、一方、常に透明水に入り込んでいる自由端部には、水位の変化に対応して位置変位するフロートを備えていることを特徴とする。また、フロート又は可動パイプ手段の自由端部には、水位が下がった時に、上澄み採取タンクの底部内面に当接する棒状ストッパーが設けられていることを特徴とする。さらに、一つの反応タンクの底部は断面漏斗に形成され、該底部の中央部には、排出弁を備えたフロック排出管が接続していることを特徴とする。
(a)反応タンクと濾過装置の間に上澄み採取装置を配設したので、下流側の濾過装置は、処理水の中に含まれているフロックにより目詰まりしない。付言すると、上澄み採取タンク内の可動パイプ手段は、該上澄み採取タンクの水位の変位に対応して昇降動するので、該上澄み採取タンクの透明水中に残存する浮上フロックを吸い込まない。したがって、浮上フロックが下流側の濾過層に入り込まない。
(b)フロート又は可動パイプ手段の自由端部には、水位が下がった時に、上澄み採取タンクの底部内面に当接する棒状ストッパーが設けられている実施例の場合には、上澄み採取タンクの底部に沈蓮しているフロックを吸い込まない。したがって、前記(a)と同様の効果を得ることができる。
(c)一つの反応タンクの底部が断面漏斗に形成され、該底部の中央部には、排出弁を備えたフロック排出管が接続している実施例の場合には、沈蓮したフロックをスムースに排出することができる。
(d)その他、濾過装置の下流側の配管ラインに精密濾過膜が配設されている実施例の場合には、特に、蛋白質含有水溶液中に含有する殺菌を除去することができる。なお、ここで「精密濾過膜」とは、マイクロフィルトレーション、ナノフィルトレーション、逆浸透膜(RO膜)等の精密な濾過膜を言う。
(b)フロート又は可動パイプ手段の自由端部には、水位が下がった時に、上澄み採取タンクの底部内面に当接する棒状ストッパーが設けられている実施例の場合には、上澄み採取タンクの底部に沈蓮しているフロックを吸い込まない。したがって、前記(a)と同様の効果を得ることができる。
(c)一つの反応タンクの底部が断面漏斗に形成され、該底部の中央部には、排出弁を備えたフロック排出管が接続している実施例の場合には、沈蓮したフロックをスムースに排出することができる。
(d)その他、濾過装置の下流側の配管ラインに精密濾過膜が配設されている実施例の場合には、特に、蛋白質含有水溶液中に含有する殺菌を除去することができる。なお、ここで「精密濾過膜」とは、マイクロフィルトレーション、ナノフィルトレーション、逆浸透膜(RO膜)等の精密な濾過膜を言う。
図1乃至図5は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
浄水処理装置の全体を上流から下流まで概略的に示した説明図。
浄水処理装置Xの全体を詳細に示した概略説明図
反応タンクの一例を示す概略断面説明図
上澄み採取装置の正面視からの概略説明図。
上澄み採取装置の平面視からの概略説明図。
X…浄水処理装置、1…原水(被処理水)、1a…透明水、1b…上澄み部分、2…固・液分離処理部、3a…重いフロック(固形化した凝集物)、3b…軽いロック(浮上フロック)、4…凝集剤、5…上澄み採取装置、6…下流側の濾過装置、6a…第1濾過装置、6b…第2濾過装置、7…オゾン発生装置、8…精密濾過膜、10…制御部、11、12…検知手段、14…移送ポンプ、15…駆動モータ、16…反応タンク、17…タンク本体、18…フロック排出管、20…攪拌手段、22…凝集剤比例注入器、25…上澄み採取タンク、28…可動パイプ手段、28b…自由端部、31…ストッパー。
以下、図1乃至図5に示す本発明を実施するための最良の形態(第1実施例)により説明する。
(1)図1…浄水処理装置Xの全体
図1は、浄水処理装置Xの全体を上流(図面上、左)から下流(図面上、右)まで概略的に示した説明図である。図1に於いて、実線の矢印は、不番の配管(配管ライン)を示す。まず、1は汚れた原水(被処理水)である。原水1は、無機物、有機物等の不純物を含んでいる。したがって、例えば原水の泥が茶色ならば、原水の色度(明度)は、非透明色(茶色)である。また、原水1は金属と微生物を含んでいる。
図1は、浄水処理装置Xの全体を上流(図面上、左)から下流(図面上、右)まで概略的に示した説明図である。図1に於いて、実線の矢印は、不番の配管(配管ライン)を示す。まず、1は汚れた原水(被処理水)である。原水1は、無機物、有機物等の不純物を含んでいる。したがって、例えば原水の泥が茶色ならば、原水の色度(明度)は、非透明色(茶色)である。また、原水1は金属と微生物を含んでいる。
次に、2は前記原水1を「フロック(固形化した凝集物)3a、3b」と「色度が透明に変化した透明水1a」に分離する固・液分離処理部である。この固・液分離処理部2は、後述するように、反応タンク、駆動モータ、攪拌手段、検知手段等を備え、前記反応タンクには、凝集剤4が不番の配管を介して混入される。付言すると、反応タンク内で原水1と凝集剤4が混合し、前記攪拌手段でゆっくりと所要時間攪拌すると、細かいフロック同士が互いに結合して「大きくかつ重く成長したフロック3a」と、「小さくかつ軽く成長したフロック3b」と、「透明水1a」にそれぞれ別れ、前記比重の重いフロック3aは反応タンクの底部に沈蓮し、一方、前記比重の軽いフロック3bは、透明水1aの水面に浮上する。
次に、5は固・液分離処理部2の反応タンクと下流側の濾過装置6の間に配設された上澄み採取装置である。この上澄み採取装置5は、後述するように上澄み採取タンク、フロートを含む可動パイプ手段、不番ライン上の移送ポンプ等を備え、前記上澄み採取タンク内の前記可動パイプ手段は、透明水中に残存する浮上フロックを吸い込まないように上澄み部分1bを吸引する。前記濾過装置6は、砂、石ころ等を含み、上澄み部分1bに含まれている無機物を除去する第1濾過装置6aと、不番のラインを介して接続し、かつ活性炭、サンゴ、麦飯石等を含む第2濾過装置6bとから成り、前記第2濾過装置6bには、オゾン発生装置7、浄水器用の精密濾過膜8が直接又は間接的に付加されている。なお、除菌用のオゾン発生装置7や精密濾過膜8の公知事項は、本発明の付加的事項である。
(2)特徴事項-1
図2は、浄水処理装置Xの全体を詳細に示した概略説明図である。図2に於いて、図1と同様に実線の矢印は、不番の配管(配管ライン)を示す。また、破線は制御部10と複数個の切換え弁、複数個の検知手段、複数個のポンプとを接続する通電線(通電ライン)を示す。さらに、(1)で説明したように、1は原水、2は固・液分離処理部、5は上澄み採取装置、6aは第1濾過装置、6bは第2濾過装置、7はオゾン発生装置、8は濾過装置6の下流側の配管ラインに配設された、少なくとも精密フィルター又はMFフィルターのいずれかである。
図2は、浄水処理装置Xの全体を詳細に示した概略説明図である。図2に於いて、図1と同様に実線の矢印は、不番の配管(配管ライン)を示す。また、破線は制御部10と複数個の切換え弁、複数個の検知手段、複数個のポンプとを接続する通電線(通電ライン)を示す。さらに、(1)で説明したように、1は原水、2は固・液分離処理部、5は上澄み採取装置、6aは第1濾過装置、6bは第2濾過装置、7はオゾン発生装置、8は濾過装置6の下流側の配管ラインに配設された、少なくとも精密フィルター又はMFフィルターのいずれかである。
図2で示す制御部10は、例えば操作表示器(図示しない)の基板に設けられ、図2に示した検知手段11、12からの信号に基づき複数の切換え弁V1乃至V4の開閉、複数のポンプ13、14及び反応タンク16の駆動モータ15の駆動をそれぞれ制御する。なお、浄水処理装置Xの制御方法、濾過装置6、オゾン発生装置7及び浄水器用の精密フィルター8等の具体的構成は、本発明の特定(限定)要件ではないので、詳細な説明は割愛する。
さて、図2で示すように、本発明の浄水処理装置Xは、原水1を原水ポンプ13で汲み上げ、該原水1を不番の原水供給ラインを介して固・液分離処理部2の反応タンク16へと供給する。図3は反応タンク16の一例を示す概略断面説明図である。
本実施例の一つの反応タンク16のタンク本体17は、長筒状の周胴部17aと、該周胴部17aの下端部に連設する断面漏斗の底部17bとから成り、前記底部17bの中央部には、第1制御弁(排出弁)V1を備えたフロック排出管18が接続している。また、周胴部17aの下端部の排出口に接続する不番の配管ラインには、第2制御弁V2が設けられている。
本実施例の一つの反応タンク16のタンク本体17は、長筒状の周胴部17aと、該周胴部17aの下端部に連設する断面漏斗の底部17bとから成り、前記底部17bの中央部には、第1制御弁(排出弁)V1を備えたフロック排出管18が接続している。また、周胴部17aの下端部の排出口に接続する不番の配管ラインには、第2制御弁V2が設けられている。
しかして、前記反応タンク16は、周胴部17aの下端部に光センサー式の第1検知手段11を有し、該第1検知手段11は該反応タンク16の透明水(第1処理水)の色度(透明度或は濁り具合)を検知する。また、反応タンク16は、周胴部17aの上端部又は蓋体17cに第2検知手段12を有し、該第2検知手段12は反応タンク16の水面を検知する。また、前記蓋体17cの上面の上方には、支持部材19を介して駆動モータ15が垂直状態に設けられている。また、前記駆動モータ15の出力軸には、棒状部分の下端部に攪拌羽根を有する攪拌手段20が取付けられている。さらに、前記蓋体17cの上面の端部には、取付けベース板21に取付けられ、かつ不番の注入ラインを介して凝集剤4を反応タンク16内に所定量注入する凝集剤比例注入器22が設けられている。
(3)特徴事項-2
前述したように、本発明は、固・液分離処理部2の反応タンク16と濾過装置6(6a、6b)の間(配管ライン上)に上澄み採取装置5を配設し、該上澄み採取装置5は、下流側に移送ポンプ14を備え、かつ、上澄み採取タンク25内に水位の変位に対応して昇降動すると共に、該上澄み採取タンク25の透明水中に残存する浮上フロック3bを吸い込まないように上澄み部分(上澄み液)1bを吸引する可動パイプ手段28を介して前記上澄み部分1bを下流側へ圧送する。前記可動パイプ手段28基端部28aはスライド継手29を介して上澄み採取タンク25の周胴部25aの下端部に取付けられ、一方、常に透明水に入り込んでいる自由端部28bには、水位の変化に対応して位置変位するフロート30を備えている。
前述したように、本発明は、固・液分離処理部2の反応タンク16と濾過装置6(6a、6b)の間(配管ライン上)に上澄み採取装置5を配設し、該上澄み採取装置5は、下流側に移送ポンプ14を備え、かつ、上澄み採取タンク25内に水位の変位に対応して昇降動すると共に、該上澄み採取タンク25の透明水中に残存する浮上フロック3bを吸い込まないように上澄み部分(上澄み液)1bを吸引する可動パイプ手段28を介して前記上澄み部分1bを下流側へ圧送する。前記可動パイプ手段28基端部28aはスライド継手29を介して上澄み採取タンク25の周胴部25aの下端部に取付けられ、一方、常に透明水に入り込んでいる自由端部28bには、水位の変化に対応して位置変位するフロート30を備えている。
しかして、本実施例では、前記自由端部28bは下向きに鉤状に折り曲げ形成され、確実に上澄み部分1bのみを吸い取るように工夫されている。また、前記フロート30又は可動パイプ手段28の自由端部28bには、水位が下がった時に、上澄み採取タンク25の底部25b内面に当接する棒状のストッパー31が斜め下向き状態に設けられている。
さらに、上澄み採取タンク25の周胴部25aの上端部には、入口弁32を備えた配管ラインが接続し、一方、前記周胴部25aの下端部のスライド継手29に接続する配管ラインの適宜箇所には、採取ポンプ14及び第3制御弁(上澄み部分1bの自動取り出し弁)V3がそれぞれ設けられている。
さらに、上澄み採取タンク25の周胴部25aの上端部には、入口弁32を備えた配管ラインが接続し、一方、前記周胴部25aの下端部のスライド継手29に接続する配管ラインの適宜箇所には、採取ポンプ14及び第3制御弁(上澄み部分1bの自動取り出し弁)V3がそれぞれ設けられている。
ところで、図4及び図5で示すように、前記上澄み採取タンク25は、周胴部25aと、該周胴部の下端部に連設する断面漏斗状の底部25bとから成り、前記底部25bの周端部には、複数本の脚26が設けられている。また、底部25bの中央部には排出弁27を有する不番の配管ラインが接続している。
しかして、上澄み採取タンク25内には、重いフロック3aと軽いロック(浮上フロック)3bの両方が入り込んで来るが、上澄み採取タンク25内から可動パイプ手段28を介して上澄み部分(上澄み液)1bを取り出し後に前記底部25bに残った全てのフロック3a、3bは、前記排出弁27を「開く」ことにより排出される。なお、特に図示しないが、上澄み採取タンク25には水位を検知するためのレベル検出器が適宜に設けられている。
本実施例に於いて、凝集剤の一例として、「日本ポリグル株式会社」が製造する「製品番号PGα21Ca(納豆菌を主成分とする凝集剤)」が使用される。また、凝集剤を必要以上に反応タンク16に入れないようにするために、望ましくは凝集剤比例注入器22が用いられる。さらに、可動パイプ手段28の自由端部28bの形状は、例えば下向きに鉤状に折り曲げ形成されているが、自由端部28bの端面(吸引口)が下向きであれば、自由端部28bの折り曲げ形状は、本発明の本質的事項ではない。
本発明は、清浄な処理水(例えば飲料水)を得る業界、例えば緊急時おける飲料水の供給として、緊急車両の荷台、緊急コンテナーの内部に配設された状態で利用される。
Claims (5)
- 反応タンク内に汚れた原水と凝集剤を入れ、かつ該反応タンクに設けた駆動モータの駆動力により回転する攪拌手段を介して沈降化するフロック(固形化した凝集物)と色度が透明色へと変化した透明水に分離する固・液分離処理部を備え、該固・液分離処理部で処理した処理水を下流側の濾過装置で濾過して清水を得る汚濁水の浄水処理装置に於いて、前記反応タンクと前記濾過装置の間に上澄み採取装置を配設し、該上澄み採取装置は、下流側に移送ポンプを備え、かつ、上澄み採取タンク内に水位の変位に対応して昇降動すると共に、該上澄み採取タンク内の透明水中に残存する浮上フロックを吸い込まないように上澄み部分を吸引する可動パイプ手段を介して前記上澄み部分を下流側へ圧送することを特徴とする汚濁水の浄水処理装置。
- 請求項1に於いて、可動パイプ手段の基端部はスライド継手を介して上澄み採取タンクの下端部に取付けられ、一方、常に透明水に入り込んでいる自由端部は、水位の変化に対応して位置変位するフロートを備えていることを特徴とする汚濁水の浄水処理装置。
- 請求項2に於いて、フロート又は可動パイプ手段の自由端部には、水位が下がった時に、上澄み採取タンクの底部内面に当接する棒状のストッパーが設けられていることを特徴とする汚濁水の浄水処理装置。
- 請求項1に於いて、一つの反応タンクの底部は断面漏斗に形成され、該底部の中央部には、排出弁を備えたフロック排出管が接続していることを特徴とする汚濁水の浄水処理装置。
- 請求項1に於いて、濾過装置の下流側の配管ラインには、精密濾過膜が配設されていることを特徴とする汚濁水の浄水処理装置。
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---|---|---|---|
PCT/JP2008/068541 WO2010044133A1 (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 汚濁水の浄水処理装置 |
JP2010533734A JPWO2010044133A1 (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 汚濁水の浄水処理装置 |
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PCT/JP2008/068541 WO2010044133A1 (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 汚濁水の浄水処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=42106311
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PCT/JP2008/068541 WO2010044133A1 (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 汚濁水の浄水処理装置 |
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WO (1) | WO2010044133A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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