WO2009145287A1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

 吸液構造体から離間する離隔シートの連通部が狭くなるのを抑制することができる吸収性物品を提供する。  前後ウエスト弾性部材20,21によって、離隔シート3の両側部分30,31の横方向X外側に第1前後方弾性領域43,44が形成される。第1前後方弾性領域43,44は横方向Xに離間して形成され、これら第1前後方弾性領域43,44の間には、前ウエスト弾性部材20の収縮力が作用しない前後方非弾性領域45,46が形成される。前後ウエスト域7,8の吸液構造体10が重ならない部分では、前後ウエスト弾性部材20,21が一方のウエスト側縁部14,15から他方のウエスト側縁部14,15に亘って、横方向Xに伸長状態で取り付けられ、離隔シート3の前後端縁27,28の縦方向Y外側には、第2前後方弾性領域47,48がそれぞれ形成される。

Description

吸収性物品
 この発明は、吸収性物品に関し、さらに詳しくは使い捨てのおむつ、排便トレーニングパンツ、失禁ブリーフ等の吸収性物品に関する。
 従来、使い捨てのおむつにおいて、便および尿を通過させる開口部が形成されたシートをトップシートの上にさらに有するものとして、例えば特開2007-105299号公報(特許文献1)が公知である。この特許文献1によれば、おむつはトップシートと、バックシートと、これらシート間に位置する吸収体と、トップシートの上部に配置されるスキンコンタクトシートとを有している。スキンコンタクトシートには、便通過用開口部と尿通過用開口部とを形成し、これら開口部間には中央領域が形成されている。スキンコンタクトシートには開口部伸縮材が伸長状態で取り付けられ、この開口部伸縮材の収縮力によってスキンコンタクトシートがトップシートから離間して、着用者の肌に接触するようにしている。スキンコンタクトシートを着用者の肌に接触させることによって、着用者に便等が付着するのを防止している。
特開2007-105299号公報
 トップシートおよびバックシートの前後ウエスト域には、横方向に亘ってウエスト周り伸縮材が伸長状態で取り付けられている。このウエスト周り伸縮材の収縮によって、おむつを着用者のウエストに密着させる。しかし、この収縮によって、スキンコンタクトシートも横方向に収縮され、開口部が狭くなる。特に尿通路用開口部が狭くなれば、外性器に開口縁が接触し、肌トラブルを引き起こしかねない。
 この発明では、吸液構造体から離間する離隔シートの連通部が狭くなる可能性を少なくすることができる吸収性物品を提供することを課題とする。
 この発明は、縦方向および横方向と、身体側および着衣側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、少なくとも前記クロッチ域に配置される吸液構造体とを有するシャーシと、前記シャーシの前記身体側にあって前記クロッチ域から離間可能に形成された離隔シートとを含む吸収性物品の改良に関わる。
 第1の発明は前記吸収性物品において、前記離隔シートが、前記縦方向に延びるとともに前記横方向に対向する一対の両側部分と、前記両側部分の間に連なる中間部分と、前記前ウエスト域に位置し前記両側部分および前記中間部分によって形成され前記身体側と前記シャーシ側とを連通させる連通部と、前記縦方向に延びるとともに伸長状態で取り付けられ前記中間部分での間隔がもっとも狭くなる一対の離隔シート弾性部材とを含む。前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁が前記前後ウエスト域の身体側に固着される。前記吸液構造体は、前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁を対向させるように湾曲することによって、前記離隔シートと前記吸液構造体との間に空隙を形成し、少なくとも前記中間部分が着用者の肌に接触可能に形成される。前記前ウエスト域には、少なくとも前記離隔シートの前記両側部分の前記横方向外側に、前記横方向に弾性的に収縮可能な一対の第1前方弾性領域が形成され、前記第1前方弾性領域の間には、前方非弾性領域が形成されることを特徴とする。
 第2の発明は前記吸収性物品において、前記離隔シートが、前記縦方向に延びるとともに前記横方向に対向する一対の両側部分と、前記両側部分の間に連なる中間部分と、前記前ウエスト域に位置し前記両側部分および前記中間部分によって形成され前記身体側と前記シャーシ側とを連通させる連通部と、前記縦方向に延びるとともに伸長状態で取り付けられ前記中間部分での間隔がもっとも狭くなる一対の離隔シート弾性部材とを含む。前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁が前記前後ウエスト域の身体側に固着される。前記吸液構造体は、前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁を対向させるように湾曲することによって、前記離隔シートと前記吸液構造体との間に空隙を形成し、少なくとも前記中間部分が着用者の肌に接触可能に形成される。前記前ウエスト域には、少なくとも前記離隔シートの前記両側部分の前記横方向外側に、前記横方向に弾性的に収縮可能な一対の第1前方弾性領域が形成され、前記第1前方弾性領域の間は、前記吸液構造体の身体側において前記横方向に対する弾性収縮力が実質的に作用しないことを特徴とする。
 好ましい実施態様のひとつとして、前記後ウエスト域には、前記離隔シートの前記両側部分の前記横方向外側に、前記横方向に弾性的に収縮可能な一対の第1後方弾性領域が形成され、前記第1後方弾性領域の間には、後方非弾性領域が形成される。
 好ましい他の実施態様のひとつとして、前記離隔シートの前記中間部分は、前記クロッチ域に位置し、前記連通部は、前記中間部分から前記前端縁に向かって開口する前方連通部と、前記中間部分から前記後端縁に向かって開口する後方連通部とを含み、前記離隔シート弾性部材は、前記両側部分において前記縦方向に延びるとともに前記前後方連通部に沿って取り付けられる。
 好ましい他の実施態様のひとつとして、前記前方非弾性領域は、前記前方連通部の前記横方向において最大となる長さ寸法に対応する寸法を有し、前記後方非弾性領域は、前記後方連通部の前記横方向において最大となる寸法に対応する寸法を有する。
 好ましい他の実施態様のひとつとして、前記第1前後方弾性領域は、前記前後ウエスト域それぞれの前記縦方向の長さ寸法に対応する寸法を有する。
 好ましい他の実施態様のひとつとして、前記離隔シート弾性部材は、前記前後ウエスト域のそれぞれにおいて前記第1前後方弾性領域に重なる。
 好ましい他の実施態様のひとつとして、前記離隔シートの前記前後端縁よりも前記縦方向外側において前記横方向に弾性的に収縮可能な第2前後方弾性領域を形成する。
 好ましい他の実施態様のひとつとして、前記離隔シートの前記両側部は、部分的に折り返されて前記吸液構造体の身体側ライナに接合され、前後接合部を形成している。
 シャーシの身体側に、シャーシから離間可能な離隔シートを形成し、離隔シートには、縦方向に延びるとともに伸長状態で取り付けられ、中間部分での間隔がもっとも狭くなる一対の離隔シート弾性部材を取り付けている。したがって、中間部分には、横方向の収縮力と縦方向の収縮力とが作用し、この中間部分がシャーシから離間して着用者の身体に接触する。中間部分が着用者に接触するので、連通部を介して尿や便を吸液構造体側に流入させることができ、着用者の身体に排泄物が付着するのを減少させることができる。
 前ウエスト域には、離隔シートの両側部分の横方向外側に、前ウエスト弾性部材による第1前方弾性領域が形成されることとしたので両側部分は横方向外側に向かって引っ張られる。したがって、両側部分の間に形成された連通部の横方向の寸法が狭くなることがなく、連通部が狭くなることによる着用者の肌トラブルを防止することができる。また、第1前方弾性領域の間には前方非弾性領域、または実質的に収縮力が作用しない領域を形成することとしたので、連通部に前ウエスト弾性部材の弾性収縮力が作用することなく、連通部の形状の安定化を図ることができる。
 後ウエスト域には、離隔シートの両側部分の横方向外側に、後ウエスト弾性部材による第1後方弾性領域が形成されることとしたので、後ウエスト域においても、連通部の横方向の寸法が狭くなるのを抑制することができ、より一層着用者の肌トラブルを防止することができ、連通部の形状の安定化を図ることができる。
 連通部は、クロッチ域に位置する中間部分から前端縁に向かって開口する前方連通部と、中間部分から後端縁に向かって開口する後方連通部とを含み、離隔シート弾性部材は、前後方連通部に沿って取り付けられることとしたので、離隔シート弾性部材の収縮力によって、連通部の形状を維持することができる。したがって、連通部が狭くなることによって引き起こされる着用者の肌トラブルを防止することができる。
 前方非弾性領域は、前方連通部の横方向において最大となる長さ寸法に対応する寸法を有し、後方非弾性領域は、後方連通部の横方向において最大となる長さ寸法に対応する寸法を有することとしたので、前後方連通部が横方向に収縮させることなく、しかも前後方連通部の外側に位置する両側部分を横方向外側に引っ張ることができる。したがって、前後方連通部の形状の維持を図りながら、横方向の寸法が狭くなるのを抑制することができる。
 第1前後方弾性領域は、前後ウエスト域のそれぞれの縦方向の長さ寸法に対応する寸法を有することとしたので、前後ウエスト域全体で両側部分を外側に引っ張ることができる。すなわち、広い範囲で両側部分を外側に引っ張ることができ、より一層連通部の横方向の寸法が狭くなるのを抑制することが可能となる。
 離隔シート弾性部材は、前後ウエスト域のそれぞれにおいて第1前後方弾性領域に重なることとしたので、両側部分のみならず離隔シート弾性部材をも横方向外側に引っ張ることができる。したがって、離隔シート弾性部材が連通部の横方向の寸法が狭くなるように作用するような場合であっても、これを抑制することができる。
 離隔シートの前後端縁よりも縦方向外側において横方向に弾性的に収縮可能な第2前後方弾性領域を形成することとしたので、着用者のウエスト周り全体が横方向に伸縮可能となり、ウエストにおいてシャーシを着用者に密着させることができる。したがって、ウエストからの尿等の体液の漏れを防止することができる。
第1の実施形態のおむつの斜視図。 図1のII-II線端面図。 おむつの展開平面図。 おむつの分解組立図。 第2の実施形態の展開平面図。 図5のVI-VI線端面図。
  1  おむつ(吸収性物品)
  2  シャーシ
  3  離隔シート
  7  前ウエスト域
  8  後ウエスト域
  9  クロッチ域
 10  吸液構造体
 20  前ウエスト弾性部材
 21  後ウエスト弾性部材
 30  側部分
 31  側部分
 32  中間部分
 33  前方連通部
 34  後方連通部
 39  離隔シート弾性部材
 43  第1前方弾性領域
 44  第1後方弾性領域
 45  前方非弾性領域
 46  後方非弾性領域
 47  第2前方弾性領域
 48  第2後方弾性領域
 51  前フラップ
 52  後フラップ
 吸収性物品として使い捨ておむつを用い、本発明の一例を説明する。
<第1の実施形態>
 図1~4は第1の実施形態を示したものである。図1はおむつ1の着用状態を示した図である。図示したように、この実施形態のおむつはいわゆるプルオン・パンツ型のものである。おむつ1はシャーシ2と離隔シート3とを含む。シャーシ2はパンツ型に形成され、身体側内面5および着衣側外面6と、前ウエスト域7、後ウエスト域8および前記前後ウエスト域7,8間に位置するクロッチ域9を含んでいる。前ウエスト域7からクロッチ域9を通って後ウエスト域8へと向かう方向を縦方向Yとし、これに直交する方向を横方向Xとしている。シャーシ2は、内面シート11と外面シート12と、これら内外面シート11,12の間に介在する不透液性の漏れバリアシート13と、内面シート11に積層された吸液構造体10とによって形成されている。
 シャーシ2は前後ウエスト域7,8において、互いのウエスト側縁部14,15の対向面が重なり合い、間欠的に並ぶ複数の接合部16において互いに接合されてシーム部が形成され、これによりプルオン・パンツ型に形成されている。
 接合部16でウエスト側縁部14,15が接合されることにより、前後ウエスト域7,8で囲まれた領域にウエスト開口18が形成されるとともに、レッグ側縁部17で囲まれた一対のレッグ開口19が形成されている。ウエスト開口18の周縁部に沿って複数条の前後ウエスト弾性部材20,21が延び、レッグ開口19の周縁部に沿って複数条のレッグ弾性部材22が延びている。それら弾性部材20,21,22は、内面シート11と外面シート12との間にあり、これらシート11,12の少なくとも一方に接着剤(図示せず)を介して伸長状態で接合されている。
 図2は図1のII-II線断面図である。図2に示すように、内面シート11の身体側内面5に吸液構造体10は吸液性パネル23として形成され、吸液構造体10よりもさらに身体側に離隔シート3が配置されている。吸液構造体10は、縦方向Yに対向して、横方向Xに延びる前後端縁23a,23bを含む。
 吸液構造体10は、クロッチ域9から縦方向Yに延びるとともに、前後ウエスト域7,8の内面シート11に接合されている。吸液構造体10は、ティッシュペーパ等の吸液拡散シート24で包まれる吸液性芯材25と、吸液拡散シート24をさらに覆う身体側ライナ26とで形成されている。吸液構造体10の着衣側は外面シート12の内側に配置された漏れバリアシート13で被覆され、芯材25に吸収された体液がおむつ1から漏れるのを防止する。漏れバリアシート13は、吸液構造体10の底面に直接接合されることもある。内外面シート11,12は通気性かつ疎水性の不織布等で形成され、漏れバリアシート13を介して接着剤、サーマルまたはウルトラソニックボンドにより互いに接合されている。
 離隔シート3の前端縁27と後端縁28は、その近傍が接着剤、サーマルまたはウルトラソニックボンドにより身体側ライナ26に接合されている。前端縁27と後端縁28とは、それぞれ前ウエスト域7および後ウエスト域8に位置している。図示したようなプルオン・パンツ型の状態においては、クロッチ域9が湾曲するとともに、後に説明する離隔シート弾性部材の収縮によって、離隔シート3は身体側ライナ26から身体側に向かって図面上方向に離間している。離隔シート3の前後端縁27,28は身体側ライナ26に接合されているので、離隔シート3全体はハンモックを吊り下げたような形状を有する。このような形状により、離隔シート3と吸液構造体10との間に空隙29が形成される。
 図3は図1の接合部16における前後ウエスト域7,8の接合を解き、おむつ1を縦方向Yと横方向Xとに展開し、前後ウエスト域7,8とクロッチ域9とが同一平面上に位置するようにしたおむつ1の平面図であり、図4は図3の分解組立図である。おむつ1は、平面状になるように各弾性部材の伸縮力を作用させない状態を示している。おむつ1は、横方向Xの寸法を二等分する縦中心線P-Pと、縦方向Yの寸法を二等分する横中心線Q-Qとを有し、縦中心線P-Pに関して左右対称である。
 シャーシ2はウエスト側縁部14,15とこれらウエスト側縁部14,15の間に位置するレッグ側縁部17とを有している。レッグ側縁部17が縦中心線P-Pに向かって凸となるように湾曲することによって、シャーシ2はほぼ砂時計型に形成されている。
 内外面シート11,12の間には、複数条の前後ウエスト弾性部材20,21と、複数条のレッグ弾性部材22が取り付けられている。前ウエスト弾性部材20は、前ウエスト域7の縦方向Yにほぼ等間隔で、横方向Xに伸長状態で取り付けられている。後ウエスト弾性部材21は、後ウエスト域8の縦方向Yにほぼ等間隔で、横方向Xに伸長状態で取り付けられている。
 内面シート11の身体側には、吸液構造体10を積層し、さらに吸液構造体10の身体側内面には離隔シート3を積層している。吸液構造体10と離隔シート3とはその縦方向Yの長さ寸法がほぼ同じであって、これら吸液構造体10および離隔シート3は、内外面シート11,12の縦方向Yの長さ寸法よりも短くなるようにしている。吸液構造体10の吸液性芯材25はこれを包む身体側ライナ26よりも縦方向Yの長さ寸法が短くなるようにしている。したがって、吸液構造体10の前後端縁23a,23bには吸液性芯材25が含まれない領域が形成される。
 離隔シート3は、横方向Xに対向する両側部分30,31と両側部分30,31の間に連なる中間部分32とを有し、中間部分32はクロッチ域9に位置している。両側部分30,31および中間部分32によって前後方連通部33,34を形成している。前方連通部33は、中間部分32から前ウエスト域7に向かって開口してほぼU字形を形成し、後方連通部34は、中間部分32から後ウエスト域8に向かって開口しほぼU字形を形成している。前方連通部33は、両側部分30,31に位置する両内側縁35と、これら両内側縁35をつなぐ湾曲した閉鎖縁36とによって画成される。後方連通部34は両側部分30,31に位置する両内側縁37と、これら両内側縁37に連なる湾曲した閉鎖縁38とによって画成される。
 離隔シート3には、前後方連通部33,34に沿って縦方向Yに延びる一対の離隔シート弾性部材39を伸長状態で取り付けている。離隔シート弾性部材39は縦中心線P-Pを挟んでほぼ対称に取り付けられ、中間部分32において縦中心線P-Pに向かって湾曲している。このように湾曲することによって、離隔シート弾性部材39の間隔が中間部分32において最も狭くなるようにしている。離隔シート3は、両側部分30,31が吸液構造体10側に折り返されて二枚重ねになっている。この二枚重ねになった両側部分30,31の間に離隔シート弾性部材39を図示しない接着剤によって接合している。
 離隔シート3は、クロッチ域9から前後ウエスト域7,8に向かって延び、その両側部分30,31で折り返された部分を吸液構造体10の身体側ライナ26に図示しない接着剤を介して接合し、第1前後方接合部40,41を形成している。第1前方接合部40は折り返されているから、離隔シート3自体および接合部が補強される。第1前後方接合部40,41は、少なくとも前後端縁27,28に形成され、好ましくは前後ウエスト域7,8それぞれの縦方向Yに亘って延び、クロッチ域9には存在しない。吸液構造体10は、内面シート11に第2接合部42を介して接合されている。第2接合部42は、吸液構造体10の前端縁23aから後端縁23bに亘って、すなわち前後ウエスト域7,8およびクロッチ域9の全域に亘って延びるとともに、前後ウエスト域7,8においては、第1前後方接合部40,41と重なるように形成されている。
 前後ウエスト弾性部材20,21によって、離隔シート3の両側部分30,31の横方向X外側に第1前後方弾性領域43,44が形成される。両側部分30,31の前端縁27は前ウエスト域7にまで延び、前ウエスト弾性部材20は一方のウエスト側縁部14から側部分30まで、他方のウエスト側縁部14から側縁部31まで伸長状態で取り付けられている。すなわち、前ウエスト弾性部材20はウエスト側縁部14から第1前方接合部40および第2接合部42を超えて前方連通部33の内側縁35まで延びている。同様に、両側部分30,31の後端縁28は後ウエスト域8にまで延び、後ウエスト弾性部材21は一方のウエスト側縁部15から側部分30まで、他方のウエスト側縁部15から側部分31まで伸長状態で取り付けられている。すなわち、後ウエスト弾性部材21はウエスト側縁部15から第1後方接合部41および第2接合部42を超えて後方連通部34の内側縁37まで延びている。このように両側部分30,31の横方向X外側に前後ウエスト弾性部材20,21が取り付けられることによって、これら前後ウエスト弾性部材20,21の収縮力が作用し、それぞれ一対の第1前後方弾性領域43,44が形成される。
 第1前方弾性領域43は横方向Xに離間して形成され、これら第1前方弾性領域43の間には、前ウエスト弾性部材20の収縮力が作用しない前方非弾性領域45が形成される。同様に第1後方弾性領域44も横方向Xに離間して形成されるので、これら第1後方弾性領域44の間にも、後ウエスト弾性部材21の収縮力が作用しない後方非弾性領域46が形成される。前方非弾性領域45は、前方連通部33の内側縁35の横方向Xの間隔が最大となる長さ寸法とほぼ同じ長さ寸法となるようにして前方連通部33に重なる位置に形成される。同様に、後方非弾性領域46は、後方連通部34の内側縁37の横方向Xの間隔が最大となる長さ寸法と同じ長さ寸法となるようにして後方連通部34に重なる位置に形成される。したがって、例えば前後方連通部33,34が前後端縁27,28に向かってその内側縁35,37の間隔が狭くなるように形成されている場合であっても、前後方非弾性領域45,46は、これら内側縁35,37の間隔が最大となった長さ寸法に対応させた長さ寸法になる。
 前後ウエスト域7,8において吸液構造体10が重ならない部分では、前後ウエスト弾性部材20,21が一方のウエスト側縁部14,15から他方のウエスト側縁部14,15に亘って、連続的に横方向Xに伸長状態で取り付けられる。したがって、離隔シート3の前後端縁27,28の縦方向Y外側、言い換えれば吸液構造体10の前後端縁23a,23bの縦方向Y外側には、第2前後方弾性領域47,48がそれぞれ形成される。ただし、吸液構造体10であって吸液性芯材25が存在しない領域においては、一部前後ウエスト弾性部材20,21が重なるようにしている。このように吸液構造体10の前後端縁23a,23bの一部に前後ウエスト弾性部材20,21を取り付けることによって、吸液構造体10が着用者の肌から浮き上がるのを抑制している。
 第1前後方弾性領域43,44は、前後ウエスト域7,8において横方向Xの図面左右に分断され、ウエスト側縁部14,15に沿って縦方向Yに延びている。第2前後方弾性領域47,48は、ウエスト開口に沿って横方向Xに延びるとともに、少なくとも吸液構造体10の前後端縁23a,23bの縦方向Y外側に位置する。この実施形態では、第2前後方弾性領域47,48は前後ウエスト域7,8の一方のウエスト側縁部14,15から他方のウエスト側縁部14,15にまで延びていて、第1前後方弾性領域43,44と接する、または重複していると理解することができる。
 上記のように取り付けられた前後ウエスト弾性部材20,21において、第1前後方弾性領域43,44、前後方非弾性領域45,46および第2前後方弾性領域47,48は以下のようにして形成される。すなわち、前後ウエスト弾性部材20,21は内外面シート11,12の少なくともいずれか一方に接着剤によって伸長状態で取り付けられる。このとき前後ウエスト弾性部材20,21は、弾性領域および非弾性領域の区別なく、前後ウエスト域7,8の全面に亘って一方のウエスト側縁部14,15から他方のウエスト側縁部14,15へと取り付けられる。ただし、前後方非弾性領域45,46に対応する部分においては、接着剤は塗布されない。この接着剤が塗布されていない部分において前後ウエスト弾性部材20,21を切断または除去することによって、前後ウエスト弾性部材20,21の収縮力が作用しない前後方非弾性領域45,46を形成し、前後方非弾性領域45,46以外の領域で第1前後方弾性領域43,44および第2前後方弾性領域47,48を形成することができる。このように伸長状態で取り付けられた弾性部材20,21を切断等するだけで、弾性領域および非弾性領域を容易かつ低コストで形成することができる。
 上記のようなおむつ1を着用すると、離隔シート弾性部材39の収縮力によって、離隔シート3が吸液構造体10から着用者側に浮き上がって、離隔シート3と吸液構造体10との間に空隙29を形成する。離隔シート3のクロッチ域9には中間部分32が形成されているので、離隔シート3が浮き上がることによって、中間部分32が着用者の股下部分に接触する。そして、前方連通部33に着用者の外性器が位置し、前方連通部33を介して空隙29に排尿が可能となる。後方連通部34には肛門が位置し、後方連通部34を介して空隙29に排便が可能となる。排泄物の水分は、吸液構造体10によって吸収され、便等の固形分は離隔シート3によって肌に付着するのが抑制される。したがって、便が肌に付着することによる肌トラブルを防止することができる。
 おむつ1の着用状態においては、第1前後方弾性領域43,44の収縮力によって、内面シート11に接合された吸液構造体10が第2接合部42を介して横方向Xに引っ張られる。吸液構造体10には第1前後方接合部40,41を介して離隔シート3の両側部分30,31が接合されているから、これら両側部分30,31も横方向X外側に引っ張られる。第1前後方弾性領域43,44の間に形成された前後方非弾性領域45,46には前後方ウエスト弾性部材20,21の収縮力が作用しないから、この前後方非弾性領域45,46が横方向Xに収縮することはない。したがって、前後方非弾性領域45,46に位置する前後方連通部33,34の間隔が狭くなることがなく、この形状を安定して維持することができる。前後方連通部33,34の間隔が狭くなることがないので、特に前方連通部33において外性器に対する肌トラブルを抑制することができる。また後方連通部34においては便の通過を妨げることがなく、確実に便を空隙29に誘導することができるので、離隔シート3の着用者側に便が付着するのを抑制することができ、肌トラブルを防止することができる。
 前後方非弾性領域45,46においては、吸液構造体10にも横方向Xの収縮力が作用しない。したがって、吸液構造体10の皺の発生を抑制することができる。吸液構造体10に皺が発生すると、尿などの漏れを引き起こす可能性があり、これを抑制することができる。吸液構造体10の吸液性芯材25が存在しない領域に前後ウエスト弾性部材20,21が重なり、第2前後方弾性領域47,48を形成しているので、吸液構造体10を身体側に密着させることができるとともに、剛性が高く嵩高になる吸液性芯材25に皺が発生するのを抑制することができる。
 前後方非弾性領域45,46は、前後方連通部33,34の横方向Xの長さ寸法と同じ寸法にしているが、これに限ったものではない。第1前後方弾性領域43,44が少なくとも両側部分30,31の横方向X外側に位置し、この第1前後方弾性領域43,44によって、両側部分30,31が横方向Xに引っ張られれば、前後方非弾性領域45,46および第1前後方弾性領域43,44の寸法は適宜変更することが可能である。この実施形態では、前後方非弾性領域45,46として約40mm以上の横方向Xの長さ寸法を有している。
 前後方非弾性領域45,46として、前後ウエスト弾性部材20,21の収縮力が作用しない場合について説明しているが、吸液構造体10の身体側に対して収縮力が実質的に作用しないものであってもよい。「収縮力が実質的に作用しない」とは、前後方非弾性領域45,46にウエスト弾性部材が存在していても吸液構造体10の剛性によってその収縮力が着用者側にほとんど作用しない、または作用し難い場合や、ウエスト弾性部材が切断されることによって収縮力を発現しない場合等が含まれる。
 第1前後方弾性領域43,44はウエスト側縁部14,15の縦方向Yに亘って形成されているが、必ずしもこの態様に限ったものではなく、ウエスト開口側にのみ、またはクロッチ域9側にのみ、一部形成されていてもよい。また、第1前後方弾性領域43,44が縦方向Yに分断されて形成されるようにしてもよい。
 離隔シート3の前後端縁27,28の縦方向Y外側には、前後ウエスト弾性部材20,21によって、第2前後方弾性領域47,48が形成されているので、ウエスト開口18においてはおむつ1を着用者に密着させることができ、ウエスト開口18からの尿等の漏れを防止することができる。
 離隔シート3には離隔シート弾性部材39が取り付けられ、離隔シート弾性部材39は中間部分32でその離間距離が最小となるように湾曲しているので、中間部分32では、横方向Xの収縮力と縦方向Yの収縮力とが作用する。このように収縮力が作用することによって、特に中間部分32が吸液構造体10から身体側への離間距離が大きくなり、中間部分32を着用者の肌と接触させることができる。
 離隔シート弾性部材39は、中間部分32でその離間距離を最小としているが、これらが横方向Xに離間することによって、離隔シート3の横方向X外側への引っ張りを可能としている。例えば、離隔シート弾性部材39が中間部分32で交差して縦方向Yに延びている場合には、一方の弾性部材を横方向X外側に引っ張ると他方の弾性部材も追従して移動してしまい、互いを離間させるように横方向X外側に引っ張ることができない。したがって、離隔シート弾性部材39は中間部分32において交差させることなく、離間させて取り付けている。離隔シート弾性部材39は、横方向X外側にそれぞれ引っ張ることができればよいので、これらの離間距離を制限するものではない。ただし、離隔シート弾性部材39の離間距離は、シャーシ2の横方向Xの長さ寸法の2.7%~11%であることが好ましく、例えば約9.9mm~40mmとすることができる。離間距離が2.7%よりも短い場合には、前後方連通部33,34が横方向Xに狭くなる傾向があり、11%よりも長い場合には、吸液構造体10からの中間部分32の離間距離が短くなる傾向にある。
 離隔シート弾性部材39が前後ウエスト弾性部材20,21に重なるようにしているので、前後ウエスト弾性部材20,21が横方向Xに収縮すれば、離隔シート弾性部材39も横方向Xに引っ張られる。したがって、より一層前後方連通部33,34の横方向Xに狭くなるのを抑制することができる。
 前後ウエスト弾性部材20,21および離隔シート弾性部材39として、糸状のゴムひもを用いているが、帯状のゴム等、一般的な弾性部材を用いることができる。
<第2の実施形態>
 図5は第2の実施形態について示したおむつ1の展開平面図であり、図6は図5のVI-VI線端面図である。このおむつ1はいわゆるオープン型のものである。この実施形態において、第1の実施形態と同様の構成要素には第1の実施形態と同じ符号を用い、その詳細な説明を省略する。図示したようにおむつ1はシャーシ2と離隔シート3とを含み、シャーシ2は、略矩形の内外面シート11,12と、前ウエスト域7に位置する前フラップ51と、後ウエスト域8に位置する後フラップ52と、クロッチ域9に位置し前後ウエスト域7,8に延びる吸液構造体10とを含む。
 吸液構造体10は、内外面シート11,12の間に介在し、吸液性芯材25と、吸液性芯材25を包む吸液拡散シート24と、吸液拡散シート24の着衣側に位置する漏れバリアシート53とを含む。漏れバリアシート53の着衣側には外面シート12が接合され、内面シート11の身体側には直接離隔シート3が取り付けられる。
 内外面シート11,12の間には、前後フラップ51,52の内側縁55,56を接合し、これら前後フラップ51,52が横方向X外側に延びて取り付けられている。前後フラップ51,52は伸縮性シートで形成され、少なくとも横方向Xに伸縮可能に取り付けられている。後フラップ52の着衣側には、係合部材57を接合し、この係合部材57を前フラップ51の着衣側に係合させることによって、おむつ1を着用者に着用させる。この前後フラップ51,52によって第1前後方弾性領域43,44を形成している。
 前後フラップ51,52の内側縁55,56は、離隔シート3の両側部分30,31とは離間して形成され、前後フラップ51,52が離隔シート3とは重ならない位置関係にしている。ただし、前後フラップ51,52と離隔シート3とが重ならない構成に限定されるものではなく、これらが重なっているものであってもよい。
 横方向Xに離間する第1前方弾性領域43の間には、前フラップ51の収縮力が作用しない前方非弾性領域45が形成され、第1後方弾性領域44の間には後フラップ52の収縮力が作用しない後方非弾性領域46が形成される。すなわち前後方非弾性領域45,46には、前後フラップ51,52が位置せず、これら前後フラップ51,52の収縮力が作用しないようにしている。前後フラップ51,52の内側縁55,56が離隔シート3に重ならないように形成されることによって、前フラップ51間および後フラップ52間の離間距離を大きくすることができ、前後方非弾性領域45,46の横方向Xの長さ寸法を大きくすることができる。
 離隔シート弾性部材39は、両側部分30,31において前後方連通部33,34に沿って縦方向Yに延びるとともに、中間部分32において湾曲し離間距離が最も短くなるようにしている。離隔シート弾性部材39は、クロッチ域9から前後ウエスト域7,8に向かって延びているが、前後フラップ51,52には重ならないように取り付けられている。離隔シート弾性部材39は、離隔シート3を吸液構造体10から身体側に離間させるためのものであるので、必ずしもその前後端が前後ウエスト域7,8と重なっている必要はない。
 このようなおむつ1を着用者に着用させるときには、接合部材57を引っ張って後フラップ52を伸長させた状態で、この接合部材57を前フラップ52に接合する。したがって、前後フラップ51,52には収縮力が作用する。このように着用時において前後フラップ51,52によって収縮力が作用することによって、第1前後方弾性領域43,44が形成される。第1前後方弾性領域43,44によって両側部分30,31が横方向X外側に引っ張られるので、前後方連通部33,34の横方向Xの距離が狭くなることがなく、着用者の肌トラブルを防止することができる。
 前後フラップ51,52によって前後方非弾性領域45,46を形成することができるので、特別な部材や作業を必要とせず、コスト上昇を抑制することができる。
 この発明において、離隔シート3の身体側にさらに一対の漏れ防止カフを形成してもよい。漏れ防止カフとしては一般的なものを用いることができる。漏れ防止カフを形成することによって、尿等の漏れを防止することができるとともに、漏れ防止カフと離隔シート3の両側部分30,31とを接合することによって、前後方連通部33,34が狭くならないようにその形状維持を図ることも可能である。
 離隔シート弾性部材39は、中間部分32において湾曲させてこれら横方向Xの離間距離が最も短くなるようにしているが、中間部分32での離間距離が最も短くなれば必ずしも湾曲させる必要がなく、例えば離隔シート弾性部材39を直線状に取り付けるようにしてもよい。この場合には、離隔シート弾性部材39は中間部分32から前後ウエスト域7,8に向かって離間距離を大きくするように傾斜させることができる。
 前後ウエスト域7,8のいずれにも弾性領域および非弾性領域を形成することとしたが、少なくとも前ウエスト域7に形成する。前方連通部33が着用者の外性器に接触することによる肌トラブルを防止するためには、前方連通部33が位置する前ウエスト域7側で、横方向Xの寸法が狭くなるのを防ぐ必要があるからである。後ウエスト域8にも弾性領域および非弾性領域を形成することによって、離隔シート3全体を横方向Xの外側に引っ張ることができ、より一層着用者の肌トラブルを防止することができる。
 離隔シート3には前後方連通部33,34を形成しているが、前ウエスト域7に位置する連通部を形成していればよい。ただし、後ウエスト域8に位置する連通部をも形成することによって、尿と便とを別々に吸液構造体10側に導くことができる。また、中間部分32の吸液構造体10側に空隙29を前後に隔てるシートを取り付けてもよい。このように空隙29を隔てることによって、空隙29に排泄された尿と便とが混ざってしまうのを防止することができる。
 離隔シート3は液抵抗性かつ通気性の不織布等、内面シート11および外面シート12は通気性不織布等、漏れバリアシート13は透湿性のプラスチックフィルム等、吸液構造体10はフラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物等、それぞれ当技術分野の慣用素材を用いることができる。
 第1の実施形態ではプルオン・パンツ型のおむつを用いて説明し、第2の実施形態ではオープン型のおむつを用いて説明したが、ウエスト弾性部材で前後ウエスト域を弾性化した第1の実施形態のタイプをオープン型のおむつに適用してもよいし、前後フラップで前後ウエスト域を弾性化した第2の実施形態のタイプをプルオン・パンツ型に適用してもよい。

Claims (9)

  1.  縦方向および横方向と、身体側および着衣側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、少なくとも前記クロッチ域に配置される吸液構造体とを有するシャーシと、前記シャーシの前記身体側にあって前記クロッチ域から離間可能に形成された離隔シートとを含む吸収性物品において、
     前記離隔シートは、前記縦方向に延びるとともに前記横方向に対向する一対の両側部分と、前記両側部分の間に連なる中間部分と、前記前ウエスト域に位置し前記両側部分および前記中間部分によって形成され前記身体側と前記シャーシ側とを連通させる連通部と、前記縦方向に延びるとともに伸長状態で取り付けられ前記中間部分での間隔がもっとも狭くなる一対の離隔シート弾性部材とを含み、前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁が前記前後ウエスト域の身体側に固着され、
     前記吸液構造体は、前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁を対向させるように湾曲することによって、前記離隔シートと前記吸液構造体との間に空隙を形成し、少なくとも前記中間部分が着用者の肌に接触可能に形成され、
     前記前ウエスト域には、少なくとも前記離隔シートの前記両側部分の前記横方向外側に、前記横方向に弾性的に収縮可能な一対の第1前方弾性領域が形成され、前記第1前方弾性領域の間には、前方非弾性領域が形成されることを特徴とする前記吸収性物品。
  2.  縦方向および横方向と、身体側および着衣側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、少なくとも前記クロッチ域に配置される吸液構造体とを有するシャーシと、前記シャーシの前記身体側にあって前記クロッチ域から離間可能に形成された離隔シートとを含む吸収性物品において、
     前記離隔シートは、前記縦方向に延びるとともに前記横方向に対向する一対の両側部分と、前記両側部分の間に連なる中間部分と、前記前ウエスト域に位置し前記両側部分および前記中間部分によって形成され前記身体側と前記シャーシ側とを連通させる連通部と、前記縦方向に延びるとともに伸長状態で取り付けられ前記中間部分での間隔がもっとも狭くなる一対の離隔シート弾性部材とを含み、前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁が前記前後ウエスト域の身体側に固着され、
     前記吸液構造体は、前記縦方向に対向して前記横方向に延びる前後端縁を対向させるように湾曲することによって、前記離隔シートと前記吸液構造体との間に空隙を形成し、少なくとも前記中間部分が着用者の肌に接触可能に形成され、
     前記前ウエスト域には、少なくとも前記離隔シートの前記両側部分の前記横方向外側に、前記横方向に弾性的に収縮可能な一対の第1前方弾性領域が形成され、前記第1前方弾性領域の間は、前記吸液構造体の身体側において前記横方向に対する弾性収縮力が実質的に作用しないことを特徴とする前記吸収性物品。
  3.  前記後ウエスト域には、前記離隔シートの前記両側部分の前記横方向外側に、前記横方向に弾性的に収縮可能な一対の第1後方弾性領域が形成され、前記第1後方弾性領域の間には、後方非弾性領域が形成される請求項1または2記載の吸収性物品。
  4.  前記離隔シートの前記中間部分は、前記クロッチ域に位置し、
     前記連通部は、前記中間部分から前記前端縁に向かって開口する前方連通部と、前記中間部分から前記後端縁に向かって開口する後方連通部とを含み、前記離隔シート弾性部材は、前記両側部分において前記縦方向に延びるとともに前記前後方連通部に沿って取り付けられる請求項1~3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5.  前記前方非弾性領域は、前記前方連通部の前記横方向において最大となる長さ寸法に対応する寸法を有し、前記後方非弾性領域は、前記後方連通部の前記横方向において最大となる寸法に対応する寸法を有する請求項4記載の吸収性物品。
  6.  前記第1前後方弾性領域は、前記前後ウエスト域それぞれの前記縦方向の長さ寸法に対応する寸法を有する請求項1~5のいずれかに記載の吸収性物品。
  7.  前記離隔シート弾性部材は、前記前後ウエスト域のそれぞれにおいて前記第1前後方弾性領域に重なる請求項1~6のいずれかに記載の吸収性物品。
  8.  前記離隔シートの前記前後端縁よりも前記縦方向外側において前記横方向に弾性的に収縮可能な第2前後方弾性領域を形成する請求項1~7のいずれかに記載の吸収性物品。
  9.  前記離隔シートの前記両側部は、部分的に折り返されて前記吸液構造体の身体側ライナに接合され、前後方接合部を形成している請求項1~8のいずれかに記載の吸収性物品。
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