JP2007105299A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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【課題】排泄された便が着用者の肌と直接接触し難く、かつ、スキントラブルを有効に防止し得る使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】吸収体22と、トップシート18と、バックシート20とを備え、トップシート18の上部に配置されるスキンコンタクトシート(SCS)24を更に備え、SCS24が、股下部4に相当する部分に、便通過用開口部26b及び尿通過用開口部26aを有し、2つの開口部26に挟まれた幅方向に伸びる帯状の領域(開口部間領域)29を開口部間の長さの半分の長さだけ前後に延長した領域(SCS中央領域)30、SCS中央領域30より腹側に位置するSCS腹側領域32及び背側に位置するSCS背側領域34から構成され、少なくともSCS中央領域30が幅方向の伸縮力を有し、スキンコンタクトシート24の開口部外側領域51が幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域である使い捨ておむつ1。
【選択図】図2

Description

本発明は、トップシート、バックシート及び吸収体を備え、トップシートの上部にスキンコンタクトシートが配置された使い捨ておむつに関するものである。
近年、乳幼児用、或いは高齢者・障害者用のおむつとして、吸収体と、吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えた使い捨ておむつが汎用されている。この使い捨ておむつは、トップシートの表面を着用者の肌に接するように宛がって使用することにより、着用者の排泄した尿はトップシートを透過して、吸収体によって吸収・保持されるとともに、防漏性に優れたバックシートによって、排泄物のおむつ外部への漏洩が防止されるというものである。
しかしながら、前記のような構成の使い捨ておむつでは、尿についてはトップシートを透過するものの、便についてはその殆どがトップシートを透過せず、トップシート上に残存することになる。トップシート上に残存した便は、着用者の股下部や臀部に付着するため、煩瑣な払拭作業が必要となり、育児負担や介護負担を増大させる原因となる他、着用者のスキントラブルの原因ともなっていた。このような問題は、着用者の排泄した便が軟便であった場合等には、一層顕在化することになる。
そこでトップシートの上部に更にもう1枚のシート体(本明細書では、「スキンコンタクトシート」と称することにする)が配置された使い捨ておむつが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。これらの使い捨ておむつでは、スキンコンタクトシートに便を通過させ得る開口部(便通過用開口部)が形成されており、その便通過用開口部を通過して着用者の排泄した便がトップシート上に落下するように構成されている。
実用新案登録第2559050号公報(段落0010、図2) 特開2002−11044号公報(段落0020、図1)
前記のような使い捨ておむつでは、着用者の肌には、まずスキンコンタクトシートが接触するため、スキンコンタクトシートの下部に配置されるトップシートは着用者の肌と直接接触し難くなる。即ち、着用者の肌とトップシートとが離隔されることになる。また、トップシートと着用者の肌との間にスキンコンタクトシートという遮蔽層が介在していることにもなる。従って、たとえトップシート上に便が残存していたとしても、その便と着用者の肌とが直接接触する機会を大幅に減少させる効果を期待することができる。
上記開口部が形成されたスキンコンタクトシート、特に2つの開口部(便通過用開口部及び尿通過用開口部)が形成されたスキンコンタクトシートを備えた使い捨ておむつは、スキンコンタクトシートが着用者の身体に密着するほど、便や尿をその開口部を通過させやすくなり、上記便と着用者の肌との接触機会を減少させる効果を発揮しやすくなる。しかし、スキンコンタクトシートと着用者の身体との密着性がよいほど、汗等によりスキンコンタクトシートと着用者の肌との間が蒸れやすい状態となるため、スキントラブルを起こしやすくなり、この点においては従来の使い捨ておむつは充分に満足できるものではなく、未だ解決すべき課題を残すものであった。
このように、現在のところ、排泄された便が着用者の肌と直接接触し難く、かつ、着用者が装着したときにスキンコンタクトシートが接触する部分(肌)が、スキントラブルを起こすことを有効に抑制し得る使い捨ておむつは開示されておらず、そのような使い捨ておむつが切望されている。本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、排泄された便が着用者の肌と直接接触し難く、かつ、スキントラブルを有効に防止し得る使い捨ておむつを提供するものである。
本発明により、以下の使い捨ておむつが提供される。
[1] 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備え、前身頃、股下部及び後身頃から構成された使い捨ておむつであって、前記トップシートの上部に配置されるスキンコンタクトシート(SCS)を更に備え、前記スキンコンタクトシートが、前記股下部に相当する部分に、便を通過させ得る便通過用開口部及び尿を通過させ得る尿通過用開口部を有するとともに、前記2つの開口部に挟まれた幅方向に伸びる帯状の領域(開口部間領域)を開口部間の長さの半分の長さだけ前後に延長した領域(SCS中央領域)、前記SCS中央領域より腹側に位置するSCS腹側領域及び背側に位置するSCS背側領域から構成され、前記スキンコンタクトシートの少なくとも前記SCS中央領域が幅方向の伸縮力を有し、前記スキンコンタクトシートの、2つの前記開口部のそれぞれの長手方向外側に位置する領域(開口部外側領域)が幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域である使い捨ておむつ。
[2] 前記スキンコンタクトシートの両側縁領域(SCS側縁領域)が、幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域である[1]に記載の使い捨ておむつ。
[3] 前記SCS側縁領域の片側の幅が、スキンコンタクトシート全体の幅の2.5〜25%である[2]に記載の使い捨ておむつ。
[4] 前記スキンコンタクトシートの、SCS中央領域において前記開口部に沿い、SCS腹側領域及びSCS背側領域において長手方向に伸びるように伸縮弾性材(開口部伸縮材)が配設され、前記開口部外側領域には開口部伸縮材が配設されていない[1]〜[3]のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
[5] 前記スキンコンタクトシートが、通気性シートから構成される[1]〜[4]のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
本発明の使い捨ておむつは、排泄された便が着用者の肌と直接接触し難く、かつ、着用者が装着したときにスキンコンタクトシートが接触する部分(肌)が、スキントラブルを起こすことを有効に抑制し得るものである。即ち、本発明の使い捨ておむつは、2つの開口部を形成したスキンコンタクトシートを設置した場合のスキントラブルの問題を回避し、2つの開口部を形成したことによる効果を確実に発揮し得るという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の使い捨ておむつを実施するための最良の形態について、2ピースタイプのパンツ型おむつを例として具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える使い捨ておむつを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図3については、作図の都合上、図面から脚周り伸縮材を捨象した形で作図を行った。
なお、本明細書において「パンツ型おむつ」というときは、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1のように、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部同士(側縁部2a,6a、側縁部2b,6b)を接合することによって、接合部8、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12a,12bが形成され、予めパンツ型に構成されたおむつを意味するものとする。そして、「2ピースタイプ」とは、着用者の排泄物を吸収し、保持する機能(吸収・保持機能)を担う吸収性本体14と、着用者の身体を被包する機能(装着機能)を担う外装部材16とから構成され、外装部材16の内側に吸収性本体14が配置されたタイプのおむつを意味するものとする。図3に示すように、吸収性本体14は吸収体22、トップシート18及びバックシート20を構成要素として備えた部材である。
また、本明細書において、「前身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分、「股下部」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分、「後身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味するものとする。
[1]本発明の使い捨ておむつの構成:
本発明の使い捨ておむつは、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1のように、吸収体22と、吸収体22の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシート20とを備え、前身頃2、股下部4及び後身頃6から構成された使い捨ておむつであり、トップシート18の上部に配置されるスキンコンタクトシート(SCS)24を更に備えたものである。そして、スキンコンタクトシート24は、股下部4に相当する部分に長手方向に並ぶ2つの開口部26(尿通過用開口部26aと便通過用開口部26b)が形成されたものである。更に、スキンコンタクトシート24は、図4に示すように、2つの開口部に挟まれた幅方向に伸びる帯状の領域(開口部間領域)29を開口部間の長さ(開口部間領域29の長手方向長さ)29aの半分の長さだけ前後に延長した領域(SCS中央領域)30、SCS中央領域30より腹側に位置するSCS腹側領域32及び背側に位置するSCS背側領域34から構成され、少なくともSCS中央領域30が幅方向の伸縮力を有し、スキンコンタクトシート24の、2つの開口部26(26a,26b)のそれぞれの長手方向外側に位置する領域(開口部外側領域)51(51a,51b)が幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域である。尿通過用開口部26aの長手方向外側に位置する領域が開口部外側領域51aであり、便通過用開口部26bの長手方向外側に位置する領域が開口部外側領域51bである。SCS中央領域30は長手方向の伸縮力を有してもよいし、SCS腹側領域32及び/又はSCS背側領域が幅方向伸縮力を有してもよいし、長手方向伸縮力を有してもよい。ここで、開口部間領域29を前後に延長した領域とは、開口部間領域29の幅方向長さを一定にして、前身頃方向(おむつの前側方向)と後身頃方向(おむつの前側方向)とに、それぞれ所定の長さだけ長手方向長さを伸ばして形成される領域をいう。また、尿通過用開口部26aは、2つの開口部26の中で、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側に位置する開口部であり、便通過用開口部26bは、着用者の背側に位置する開口部である。また、長手方向とは、使い捨ておむつを着用者に装着したときの前後方向であり、幅方向とは、使い捨ておむつを着用者に装着したときの左右方向である。そして、幅というときは、上記幅方向における長さをいう。
このように、スキンコンタクトシート24の、両開口部外側領域51(51a,51b)が幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域であるため、伸縮力を有さない領域においてはスキンコンタクトシートが着用者の肌に密着せず、通気性を良くすることが可能となり、スキントラブルを抑制することが可能となる。そして、本実施の形態の使い捨ておむつ1は、SCS中央領域30が少なくとも幅方向の伸縮力を有するため、使い捨ておむつ1を着用者に装着したときにスキンコンタクトシート24の2つの開口部26(尿通過用開口部26aと便通過用開口部26b)の周辺が着用者に密着し、便や尿が開口部26を通過しやすくなり、便や尿と着用者の肌との接触を防止しやすくなる。ここで、伸縮力とは、ある幅のスキンコンタクトシートをその幅に対して垂直方向に伸ばしたときに、伸びきるために必要な力を、その幅で除した値(g/cm)をいう。ここで、「ある幅」とは、スキンコンタクトシートの幅方向の幅であっても長手方向の幅であってもよい。従って、上記「ある幅」が、スキンコンタクトシート幅方向の幅である場合には伸ばす方向はスキンコンタクトシート長手方向であり、「ある幅」が、スキンコンタクトシート長手方向の幅である場合には伸ばす方向はスキンコンタクトシート幅方向である。「ある幅」の長さも特に限定されず、測定したい領域と伸ばす方向を特定すれば、その領域における伸ばす方向に対して垂直方向の長さとなる。また、「スキンコンタクトシートが伸びきる」とは、スキンコンタクトシートが収縮した状態から、スキンコンタクトシートを伸ばして、そのシート材(不織布等)の、もとの形状(長さ)に戻った状態をいう。従って、シート材をもとの形状より大きくするように更に伸ばすような状態は含まない。伸縮力は、引っ張り試験機により測定し、収縮した状態のスキンコンタクトシートが伸びきった状態の強度を測定する。引っ張り試験機としては、東洋精機製作所社製、商品名:ストログラフ、又は、オリエンテック社製、商品名:テンシロンを使用することができる。そして、シートが伸びきって不織布の強度が現れる前の強度とする。伸縮力を測定する場合には、測定する領域を切り取って測定用のサンプルとし、上記「ある幅」に対して垂直方向に伸ばして伸縮力を測定する。
例えば、SCS中央領域30、及び開口部外側領域51のそれぞれの伸縮力を測定する場合には、スキンコンタクトシート24から測定する領域を切り取って測定用サンプルとする。そして、幅方向の伸縮力を測定する場合には、幅方向(スキンコンタクトシートの幅方向に相当する方向)両端部を掴んで、幅方向に伸ばすことにより伸縮力を測定する。また、長手方向の伸縮力を測定する場合には、長手方向(スキンコンタクトシートの長手方向に相当する方向)両端部を掴んで、長手方向に伸ばすことにより伸縮力を測定する。
[1−1]スキンコンタクトシート:
スキンコンタクトシートは、着用者の肌とトップシートとを離隔するための部材であり、トップシートの上部に配置される。このスキンコンタクトシートを備えることによって、着用者の肌には、まずスキンコンタクトシートが接触するため、スキンコンタクトシートの下部に配置されるトップシートは着用者の肌と直接接触し難くなる。即ち、着用者の肌とトップシートとが離隔されることになる。また、トップシートと着用者の肌との間にスキンコンタクトシートという遮蔽層が介在していることにもなる。従って、たとえトップシート上に便が残存していたとしても、その便と着用者の肌とが直接接触する機会を大幅に減少させる効果を奏する。
スキンコンタクトシートを構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の樹脂からなる不織布、メッシュシート、フィルム等を用いることができる。中でも、肌触りが良好である点において、不織布を用いることが好ましい。これらの材料は、液透過性であっても、液不透過性であっても、撥水性であってもよい。但し、長時間着用した際にもさらっとした触感(ドライ性)を維持することができるという点において、撥水性の材料(撥水性の不織布等)であることが好ましい。そして、スキンコンタクトシートは通気性シートであることが好ましい。これにより、スキンコンタクトシートが接触する部分(肌)が蒸れるのをより抑制し、スキントラブルの発生を抑制することが可能となる。ここで、通気性シートの通気性は、体から蒸散する水分を外に逃がして、おむつの中を蒸らさないためにあり、その尺度は、JIS Z 0208「防湿包装材料の透湿度試験方法」によって測定する透湿度によってあらわすことができる。通気性としては、透湿度が2000〜10000(g/m2/24hr)の範囲にあることが好ましい。
スキンコンタクトシート24は、着用者の排泄した尿及び便を通過させるため、図2に示すように、2つの開口部26(尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26b)が形成されている。このような構造とすることによって、着用者の排泄した尿が尿通過用開口部26aを通過し、便が便通過用開口部26bを通過して、それぞれトップシート上に落下することになり、尿及び便と着用者の肌とが直接接触する機会を大幅に減少させることが可能となる。
開口部26は便を通過させ得る形状である限り、その形状について特に制限はない。即ち、便を通過させ得る「開口部」には、円形開口部、楕円形開口部、菱形開口部等のいわゆる開口部(孔)の他、十字状スリット、3本以上のスリットを交差させた星型スリット等のスリットも含まれ、孔とスリットとの組み合わせであってもよい。中でも、おむつの前後方向(長手方向)を長軸方向とする楕円形開口部、或いは星型スリットが好ましい。楕円形開口部には、便がスキンコンタクトシートの開口部を通過し易いという利点があり、星型スリットには、一旦、スキンコンタクトシートの開口部を通過してトップシート上に落下した便が、再びスキンコンタクトシートの開口部から露出し、着用者の臀部を汚してしまうことを有効に防止することができるという利点がある。例えば、図2に示す使い捨ておむつ1は、スキンコンタクトシート24のおむつの股下部4に相当する部分に、尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bとして、おむつの前後方向を長軸方向とする楕円形開口部を形成した例である。尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bは、いずれもスキンコンタクトシート24の幅方向中央に位置することが好ましい。また、尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bの、それぞれのスキンコンタクトシート24の長手方向における配置としては、尿通過用開口部26aが尿を通過させ得る位置、便通過用開口部26bが便を通過させ得る位置であれば特に限定されるものではない。尿通過用開口部26aの大きさは、尿を通過させ得る大きさであれば特に限定されず、便通過用開口部26bの大きさは、便を通過させ得る大きさであれば特に限定されない。例えば、乳幼児用のLサイズ(長手方向長さ420mm程度)であれば、尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bのいずれにおいても、スキンコンタクトシート24の長手方向長さについては、50〜150mmが好ましく、幅方向長さについては、1〜100mmが好ましい。
本発明において、図4に示す、スキンコンタクトシート24の側縁部(SCS側縁部)36(36a,36b)に沿って長手方向に帯状に伸びる2つの領域(SCS側縁領域)50(50a,50b)が、幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域であることが好ましい。これにより、通気性をより向上させることが可能となり、スキントラブルを更に抑制することが可能となる。そして、一のSCS側縁領域50の幅方向長さは片側あたりスキンコンタクトシート全体の幅(スキンコンタクトシートの幅方向長さ)の、2.5〜25%であることが好ましく、5〜10%であることが更に好ましい。すなわち両側縁を合わせると5〜50%であることが好ましく、10〜20%であることが更に好ましい。SCS側縁領域をこのような範囲とすることにより、更に着用者の身体との密着性と、スキントラブル防止とのバランスをより良好に維持することが可能となる。また、少なくともSCS中央領域は幅方向の伸縮力を有し、その伸縮力は、2〜20(g/cm)が好ましく、5〜10(g/cm)が更に好ましい。このような範囲とすることにより、スキンコンタクトシートが着用者に適度に密着するようになる。
本実施形態では、スキンコンタクトシート24をこのように形成するために、図2、図4に示すように、伸縮弾性材(開口部伸縮材)を特定の位置に配置している。つまり、本実施形態においては、2つの開口部外側領域51a,51bを、長手方向及び幅方向の伸縮力を有さない領域とし、SCS中央領域32を幅方向の伸縮力を有する領域とするために、2つの開口部外側領域51a,51bには開口部伸縮材を配設せず、SCS中央領域32に開口部伸縮材28(28a,28b)を幅方向成分を有するように配設している。開口部伸縮材28(28a,28b)は、スキンコンタクトシート24のSCS中央領域30において、尿通過用開口部26aと便通過用開口部26bに沿い、SCS腹側領域32及びSCS背側領域34において長手方向に伸びるように配設されている。そして、開口部伸縮材28は、尿通過用開口部26aと便通過用開口部26bとの間に交点P1を形成している。このように、開口部伸縮材として、線状の伸縮弾性材を使用することが好ましいが、スキンコンタクトシートを構成する通気性シート自体を弾性を有する構造としてもよい。
また、開口部伸縮材を上述のようにおむつ長手方向に伸びるように配置すると、開口部伸縮材が連続的に配置されるため、使い捨ておむつの連続的な製造が容易になるという利点があり好ましい。
2つの開口部が形成されたスキンコンタクトシートを備えた使い捨ておむつは、便や尿がその開口部を通過せずに、スキンコンタクトシート上に留まってしまうことがあった。これは、スキンコンタクトシートの2つの開口部の間が弛むことにより、スキンコンタクトシートが着用者の身体に密着しない状態となり、開口部の位置が定まらず、便や尿が開口部からはずれた位置に排泄されて、スキンコンタクトシート上に落下するためである。尿や便を、確実に開口部を通過させてトップシート上に落下させる為には、スキンコンタクトシート24の、SCS中央領域30における幅方向の伸縮力が、SCS腹側領域32における幅方向の伸縮力より大きく、かつ、SCS背側領域34における幅方向の伸縮力より大きいことが好ましい。これにより、使い捨ておむつ1を着用者に装着したときにスキンコンタクトシート24の2つの開口部26(尿通過用開口部26aと便通過用開口部26b)の間に位置するSCS中央領域30が弛むことなく着用者に密着するので、尿や便が開口部を確実に通過してトップシート上に落下し、尿や便がスキンコンタクトシート上に留まることを有効に防止することが可能となる。SCS中央領域の幅方向の伸縮力は、SCS腹側領域の幅方向の伸縮力及びSCS背側領域の幅方向の伸縮力のいずれの伸縮力に対しても、1.1〜5倍であることが好ましく、1.5〜3倍であることが更に好ましい。SCS中央領域の伸縮力をこのような範囲とすることにより、更に着用者の身体との密着性を向上させることが可能となる。また、上述のように、SCS中央領域の幅方向の伸縮力は、2〜20(g/cm)が好ましく、5〜10(g/cm)が更に好ましい。このような範囲とすることにより、スキンコンタクトシートが着用者に適度に密着するようになる。
スキンコンタクトシート24をこのように形成するために、図2、図4に示すように、伸縮弾性材を特定の位置に配置することが好ましい。すなわち、伸縮弾性材24の、SCS中央領域30における幅方向成分(長さ)の合計をSCS中央領域30の長手方向長さL1で除した値が、SCS腹側領域32における幅方向成分(長さ)の合計をSCS腹側領域32の長手方向長さL2で除した値より大きく、かつ、SCS背側領域34における幅方向成分(長さ)の合計をSCS背側領域の長手方向長さL3で除した値より大きいものであることが好ましい。これにより、SCS中央領域における幅方向の伸縮力が、SCS腹側領域及びSCS背側領域のそれぞれにおける幅方向の伸縮力より大きくすることが可能となる。
例えば、図4に示すスキンコンタクトシート24は、2本の開口部伸縮材28a、28bをSCS中央領域30で、すなわち、2つの開口部26a、26bの間において交点P1で交差させることにより、SCS中央領域30の幅方向成分を大きくしている。開口部伸縮材28aの、SCS中央領域30における幅方向成分(長さ)H1は、SCS中央領域30とSCS背側領域34との境界線と、開口部伸縮材28aとの交点P2から、SCS中央領域30とSCS腹側領域32との境界線と、開口部伸縮材28aとの交点P3までの、幅方向における距離である。そして、開口部伸縮材28bの、SCS中央領域30における幅方向成分(長さ)についても同様に、開口部伸縮材28bと上記2つの境界線との交点間の幅方向における距離である。従って、2本の開口部伸縮材28a、28bの、SCS中央領域30における幅方向成分(長さ)の合計というときは、上記開口部伸縮材28aのSCS中央領域30における幅方向成分(長さ)H1と、上記開口部伸縮材28bのSCS中央領域30における幅方向成分(長さ)との合計の長さ(中央領域幅合計)をいう。
また、図4に示すように、開口部伸縮材28aの、SCS腹側領域32における幅方向成分(長さ)H2は、SCS中央領域30とSCS腹側領域32との境界線と、開口部伸縮材28aとの交点P3から、SCS腹側領域32における開口部伸縮材28aの最もSCS側縁部36aに近い点P4までの、幅方向における距離である。そして、開口部伸縮材28bの、SCS腹側領域32における幅方向成分(長さ)についても同様に、開口部伸縮材28bの、SCS中央領域30とSCS腹側領域32との境界線と、開口部伸縮材28bとの交点から、SCS腹側領域32における開口部伸縮材28bの最もSCS側縁部36bに近い点までの、幅方向における距離である。従って、2本の開口部伸縮材28a、28bの、SCS腹側領域32における幅方向成分(長さ)の合計というときは、上記開口部伸縮材28aのSCS腹側領域32における幅方向成分(長さ)H2と、上記開口部伸縮材28bのSCS腹側領域32における幅方向成分(長さ)との合計の長さ(腹側領域幅合計)をいう。
また、2本の開口部伸縮材28a、28bの、SCS背側領域34における幅方向成分(長さ)の合計というときは、上記SCS腹側領域32における場合と同様に、上記開口部伸縮材28aのSCS背側領域34における幅方向成分(長さ)H3と、上記開口部伸縮材28bのSCS背側領域34における幅方向成分(長さ)との合計の長さ(背側領域幅合計)をいう。
そして、スキンコンタクトシート24の上記中央領域幅合計をSCS中央領域30の長手方向長さL1で除した値が、上記腹側領域幅合計をSCS腹側領域32の長手方向長さL2で除した値より大きく、かつ、上記背側領域幅合計をSCS背側領域34の長手方向長さL3で除した値より大きいものであることが好ましい。このように形成することにより、SCS中央領域30の幅方向伸縮力を、SCS腹側領域32の幅方向伸縮力及びSCS背側領域34の幅方向伸縮力のいずれよりもより大きくすることが可能となり、SCS中央領域30を弛むことなく着用者に密着させることが可能となる。
開口部伸縮材の配置パターンとしては、上記パターンが好ましいが、SCS中央領域が少なくとも幅方向の伸縮力を有し、スキンコンタクトシートの、2つの開口部外側領域が幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域であるように形成されれば、特に制限はない。例えば、図5に示すスキンコンタクトシート24のように、2つの開口部(尿通過用開口部26aと便通過用開口部26b)の間に開口部伸縮材が存在しない領域31が形成されてもよい。この、開口部伸縮材が存在しない領域31は、2つの開口部間に渡って帯状に伸びるように配置された領域であり、幅方向長さは開口部の最大幅(幅方向長さの最大値)に対して、10〜100%が好ましく、少なくともその中央領域においては非伸縮領域であることが好ましい。このような開口部伸縮材が存在しない領域31は、4本の開口部伸縮材を、2つの開口部(尿通過用開口部26aと便通過用開口部26b)の間で連結されないようにそれぞれ配設して形成してもよいし、図4のように2本の開口部伸縮材を配設した後に、交点P1の部分で切断してスナップバックすることにより形成してもよい。これにより、着用者が装着したときに股下部の擦れ等によるスキントラブルを解消することが可能となる。この場合、上記SCS中央領域における幅方向成分の合計は、開口部伸縮材28cのSCS中央領域30における幅方向成分(長さ)H11、開口部伸縮材28dのSCS中央領域30における幅方向成分(長さ)H12、開口部伸縮材28eのSCS中央領域30における幅方向成分(長さ)、及び開口部伸縮材28fのSCS中央領域30における幅方向成分(長さ)の合計となる。
また、例えば、図6に示すスキンコンタクトシート24のように、更に、幅方向に伸びる2本の開口部伸縮材28(28g,28h)を、上記図5に示すスキンコンタクトシート24に形成された、開口部伸縮材を有さない領域31の幅方向両側に配設してもよい。この開口部伸縮材28(28g,28h)は、2つの開口部(尿通過用開口部26aと便通過用開口部26b)の間の中央線に沿うように配設することが好ましい。
また、例えば、図7に示すスキンコンタクトシート24のように、2本の開口部伸縮材28(28i,28j)を交差させずに、2本の開口部伸縮材28(28i,28j)で、2つの開口部(尿通過用開口部26aと便通過用開口部26b)を、その両側縁部側から挟むように配設してもよい。このとき、SCS中央領域30の幅方向の伸縮力を大きくするために、2本の開口部伸縮材28(28i,28j)をSCS中央領域30でそれぞれ幅方向中央部側(互いに近寄る方向)に湾曲させて配設することが好ましい。また、この場合も、更に、幅方向に伸びる2本の開口部伸縮材28(28g,28h)を、上記湾曲させた箇所の幅方向両外側の位置に配設してもよい。
上述のように開口部伸縮材を配置すると、スキンコンタクトシートに張力がかかるので、スキンコンタクトシート全体にコシを持たせることができる。従って、スキンコンタクトシートがへたってトップシート側に落ち込む事態を防止することができ、スキンコンタクトシートを着用者の肌に接触し易くさせるという利点がある。また、開口部伸縮材を配置すると、スキンコンタクトシートを収縮させ、トップシート、吸収体、バックシートは下側(外装部材側)に向かって撓ませる力を作用させることができる。従って、スキンコンタクトシートをトップシートから浮かせた状態を維持することができ、スキンコンタクトシートとトップシートとを確実に離隔させることが可能となる。
開口部伸縮材としては、従来の使い捨ておむつで使用されてきた伸縮材を好適に用いることができる。具体的には、天然ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性材からなる糸ゴム、平ゴムその他、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)等を挙げることができる。
開口部伸縮材は、開口部に沿って配置されるため、開口部の周囲において長手方向の収縮力が発生する。長手方向の収縮力としては、SCS背側領域又はSCS腹側領域において、開口部と片側の側縁部との間に配置される開口部伸縮材によって生じる長手方向の収縮力が、10〜100(gf)であることが好ましく、20〜80(gf)であることが更に好ましい。例えば、図4において、SCS背側領域34においては、開口部伸縮材28aによる長手方向の伸縮力が上記範囲であることが好ましく、開口部伸縮材28bによる長手方向の伸縮力が上記範囲であることが好ましい。この場合、各開口部伸縮材において、SCS中央領域30に位置する部分は含まない。更には、開口部伸縮材28a、28bによる上記所定の領域(SCS背側領域又はSCS腹側領域)における長手方向の伸縮力が、いずれも上記範囲であることが好ましい。このような範囲とすることにより、スキンコンタクトシートに適度な伸縮力を与えることが可能となる。例えば、天然ゴムを使用した場合には、厚さ0.2〜0.25mm、幅1.6〜2.4mmの寸法のものを、1本で150〜300%(自然長の1.5〜3倍)に延伸して固定することが好ましい。また、ウレタン製ゴムを使用した場合には、620Dtex前後の太さの糸ゴムを2〜3本用い、200〜300%に延伸して並行に配置することが好ましい。
前記のような開口部伸縮材は、スキンコンタクトシートに対して、接着剤その他の手段により固定される。固定方法としては、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた接着であってもよいし、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等による溶着であってもよい。
開口部伸縮材は、スキンコンタクトシートに十分な伸縮力を作用させるため、延伸した状態、すなわち伸長状態で固定することが好ましい。例えば、開口部伸縮材が天然ゴムや合成ゴムである場合には、100〜400%の伸長状態で固定することが好ましく、200〜300%の伸長状態で固定することがより好ましい。また、材質が天然ゴムの場合は、上述のように150〜300%に延伸して固定することが好ましい。このような範囲の伸長状態で固定することにより、スキンコンタクトシートの伸縮領域に、十分な伸縮力を作用させ、かつ、必要以上に縮小されるのを防止することができる。
開口部伸縮材の配置方法は特に限定されないが、例えば、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1のように、スキンコンタクトシート24を2枚のシート材(アッパーシート24a、ライナーシート24b)を貼り合わせることにより構成し、アッパーシート24aとライナーシート24bの間に開口部伸縮材28a,28bを挟みこむように配置することが好ましい。このような配置方法を採用すると、必要最小限の伸縮材によりスキンコンタクトシートに伸縮力を付与することができるため好ましい。
本実施の形態の使い捨ておむつにおいては、スキンコンタクトシートとトップシートとの間の空間を、尿通過用開口部に連通する空間と便通過用開口部に連通する空間とに区画する、分離壁を設けることが好ましい。尿と便とが混ざるとアンモニアが発生し、このアンモニアが環境をアルカリ性にし、便中の酵素がアルカリ性雰囲気で強く活性化され、この酵素及びアンモニアによって皮膚の弱った部分が炎症を起こし、おむつかぶれが発生することが報告されている(山本一哉、皮膚臨床30、949〜956頁(1998年))。前記のような分離壁を設けることによって、着用者の排泄した尿を便と分離した状態で吸収・保持させることが可能となるため、尿と便が混ざり難くなり、おむつかぶれを効果的に防止することができる。
スキンコンタクトシートの固定方法としては、(1)トップシート18(ないしはバックシート20)の表面にスキンコンタクトシート24を固定する方法や、(2)立体ギャザーを備える場合には、立体ギャザーの内側の面にスキンコンタクトシート24を固定する方法等を挙げることができる。
[1−2]吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウムを、親水性シートとしてはティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
吸収体は、トップシートとバックシートの間の少なくとも一部に介装されることが必要である。通常、吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートとの間に介装される。従って、吸収体の周縁部にはトップシートとバックシートの間に吸収体が介装されていないフラップ部が形成されることになる。
吸収体は、その全体が親水性シートによって包み込まれていることが好ましい。このような構成は、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
吸収体の形状については特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
[1−3]トップシート:
トップシートは、吸収体の上面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その下面側に配置された吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、その少なくとも一部(全部ないし一部)が液透過性材料により構成される。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。
トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。例えば、テープ型おむつの場合には、おむつの中央部には液透過性材料からなるトップシート(センターシート)を配置し、おむつのサイドフラップ部分には撥水性材料からなるトップシート(サイドシート)を配置する形態がよく利用される。
[1−4]バックシート:
バックシートは、吸収体の下面(おむつの装着時において着用者の着衣側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
なお、バックシートには、その外表面側にシート材(カバーシート)を貼り合わせてもよい。このカバーシートは、バックシートを補強し、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために用いられる。
カバーシートを構成する材料としては、例えば、織布、不織布等を挙げることができる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布を用いることが好ましい。
[1−5]吸収性本体:
2ピースタイプのパンツ型おむつにおいては、トップシート、バックシート及び吸収体を、吸収・保持機能を担う「吸収性本体」という一つの部材として構成し、これとは別個に製造された外装部材と接合することにより使い捨ておむつを構成する。この吸収性本体は、生理用ナプキン等と同様に、吸収体の上面側にトップシート、下面側にバックシートが配置されたものであり、トップシートとバックシートとの間に吸収体が介装された構造となっている。例えば、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1は、トップシート18とバックシート20の間に吸収体22を挟みこみ、吸収体22の周縁部を封着することによって、トップシート18とバックシート20との間に吸収体22が介装された構造の吸収性本体14を構成した例である。
吸収性本体は、少なくともおむつの股下部をカバーするサイズに構成される。但し、漏れ防止の効果を確実なものとするため、股下部のみならず前身頃や後身頃の一部をもカバーする大きさに構成することが好ましい。吸収性本体は、例えばホットメルト接着剤等を用いて、外装部材に対して固定することができる。
[1−6]外装部材:
外装部材は、着用者の身体を被包するための装着機能を担う部材であり、具体的には、前身頃、股下部及び後身頃の各部を形成するシート状の部材である。
2ピースタイプのパンツ型おむつでは、着用者の排泄物を吸収し、保持する吸収・保持機能については、専ら吸収性本体が果たすことになるので、外装部材を構成する材料として液不透過性材料を用いる必要はない。外装部材を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂からなる合成繊維によって構成された不織布等を挙げることができる。
そして、外装部材は、脚周り伸縮材等を挟み込んだ状態で固定するために、2枚以上の不織布を貼り合わせて構成されることが多い。例えば、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1は、外装部材16を2枚の不織布から構成し、その2枚の不織布の間に脚周り伸縮材40、ウエスト周り伸縮材42及び腹周り伸縮材44を挟み込み固定した例である。
[1−7]各種伸縮材:
パンツ型の使い捨ておむつにおいては、脚周り伸縮材を配置し、ウエスト周り伸縮材を配置することが一般的であり、更に腹周り伸縮材を配置することが好ましい。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりが防止される。
腹周り伸縮材は、ウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に配置される伸縮材である。腹周り伸縮材を配置することによって、着用者の腹周りに伸縮性に富むタミーギャザーを形成することができる。このタミーギャザーは、ウエストギャザーと相俟って、おむつのフィット性やずり下がり防止効果を一層優れたものとすることができる。
なお、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1は、脚周り開口部12a,12bの周縁には複数本の脚周り伸縮材40を配置し、ウエスト周り開口部10の周縁にはウエスト周り開口部10を取り囲むように複数本のウエスト周り伸縮材42を配置し、更に、ウエスト周り開口部10と脚周り開口部12a,12bとの間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)には、着用者の腹周りを取り囲むように複数本の腹周り伸縮材44を配置した例である。
これらの伸縮材については、既に述べた開口部伸縮材と同様の構成を採用することができる。そして、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよい。
[1−8]立体ギャザー:
着用者の排泄した尿の横漏れを防止するため、立体ギャザーを有してもよい。立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。立体ギャザーを形成することにより、仮に、スキンコンタクトシートの上に尿が排泄され、スキンコンタクトシートを伝って尿が拡散してしまった場合でも、立体ギャザーが防波堤となり、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
立体ギャザーの構成は、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に使用される構成を採用することができる。例えば、シート材の一部に伸縮材(立体ギャザー伸縮材)を配置し、その立体ギャザー伸縮材によってシート材にギャザー(襞)を形成したもの等を好適に用いることができる。
[2]製造方法:
以下、本発明の使い捨ておむつを製造する方法の一例を、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1(2ピースタイプのパンツ型おむつ)を製造する場合の例により説明する。
[2−1]吸収性本体の製造:
バックシート20の上面に、親水性シートに包まれた吸収体22を配置し、更にその上面にトップシート18を配置する。次いで、吸収体22の周縁部をトップシート18とバックシート20とで挟み込むように、ホットメルト接着剤等を用いて、封着することによって吸収性本体14を得る。
[2−2]スキンコンタクトシートの製造:
ライナーシート24bの上面に、2本の開口部伸縮材28a,28bを所定のパターンに配置しつつ、アッパーシート24aを貼り合わせる。このアッパーシート24aは、ライナーシート24bの中央部のみを被覆し、ライナーシート24bの両側縁部が露出する大きさに構成されている。また、図4に示すように、2本の開口部伸縮材28a,28bは、後に形成される尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bの間の点で交差し、尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bの周縁の一部を取り囲むようなパターンに配置する。
次いで、貼り合わされたライナーシート24bとアッパーシート24aに、尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bを形成する。こうすることによって、2本の開口部伸縮材28a,28bが尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bの間の点で交差し、尿通過用開口部26a及び便通過用開口部26bの周縁の一部を取り囲むようなパターンに配置された2層構造のスキンコンタクトシート24を得る。
[2−3]吸収性本体へのスキンコンタクトシートの付設:
吸収性本体14を構成するトップシート18の表面に、スキンコンタクトシート24を、ホットメルト接着剤等を用いて、貼り合わせる。
[2−4]外装部材の製造:
まず、外装部材16となる不織布を2枚用意し、このうちの1枚の不織布の上面に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40を配置し接着固定する。そして、この上面に、更にもう1枚の不織布を積層し固定することにより、2枚の不織布の間に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40が介装された、外装部材16を得る。
[2−5]使い捨ておむつの製造:
外装部材16の股下部近傍に、吸収性本体14を配置し固定する。次いで、吸収性本体14を内側にして、前身頃2と後身頃6とを合わせるように二つ折りにし、前身頃2と後身頃6とをヒートシール等の手段により接合し、接合部8を形成することによって、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1を製造することができる。
前記のような一連の工程は、機械的な手段によって連続的に行うことが可能である。例えば、長尺のシート材や伸縮材をローラーから連続的に送出する等の方法・装置を採用することにより、使い捨ておむつの連続製造が可能となり、生産性の向上に資する。
[3]本発明の適用対象:
本発明の使い捨ておむつの適用対象は、前記2ピースタイプのパンツ型おむつに限られるものではなく、例えば、1ピースタイプのパンツ型おむつやテープ型おむつにも適用することができる。即ち、これらの使い捨ておむつにおいても、トップシートの表面よりも上部に、2つの開口部が形成され所定の開口部伸縮材が配設されたスキンコンタクトシートを配置することにより、本発明の使い捨ておむつの効果を享受することができる。
なお、「1ピースタイプ」とは、2ピースタイプと同様に、トップシート、バックシート、吸収体を備えているが、吸収・保持機能を担う吸収体がトップシートとバックシートの間に介装(内蔵)され、装着機能を担うトップシート及び/又はバックシートと一体的に構成されたタイプのおむつを意味するものとする。
また、「テープ型おむつ」とは、トップシートと、バックシートと、両シートの間の少なくとも一部に介装された吸収体と、装着用のテープファスナーとを備え、テープファスナーによっておむつの前身頃と後身頃とを相互に固定し得る使い捨ておむつを意味するものとする。「テープ型おむつ」にも、パンツ型おむつと同様に「1ピースタイプ」と「2ピースタイプ」が存在するが、本発明の使い捨ておむつはいずれのタイプのテープ型おむつにも適用可能である。
本発明の使い捨ておむつは、乳幼児用、或いは介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用のおむつとして好適に利用することができる。そして、本発明の使い捨ておむつは、排泄された便が着用者の肌と直接接触し難いので、肌が弱くスキントラブルが多い、乳幼児用の使い捨ておむつとして特に好適に用いることができる。
本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す概略斜視図であり、おむつの前方から見た状態を示す概略斜視図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す平面図であり、図1に示す使い捨ておむつを展開し、おむつの吸収性本体側から見た状態を示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す概略断面図であり、図2に示す使い捨ておむつをX−X’線に沿って切断した断面を示す概略断面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態に使用されるスキンコンタクトシートを示す概略平面図である。 本発明の使い捨ておむつの他の実施形態に使用されるスキンコンタクトシートを示す概略平面図である。 本発明の使い捨ておむつの他の実施形態に使用されるスキンコンタクトシートを示す概略平面図である。 本発明の使い捨ておむつの他の実施形態に使用されるスキンコンタクトシートを示す概略平面図である。
符号の説明
1:使い捨ておむつ、2:前身頃、2a,2b:側縁部、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁部、8:接合部、10:ウエスト周り開口部、12,12a,12b:脚周り開口部、14:吸収性本体、16:外装部材、18:トップシート、20:バックシート、22:吸収体、24:スキンコンタクトシート、24a:アッパーシート、24b:ライナーシート、26:開口部、26a:尿通過用開口部、26b:便通過用開口部、28,28a,28b,28c、28d,28e,28f,28g,28h,28i,28j:開口部伸縮材、30:SCS中央領域、31:開口部伸縮材が配設されない領域、32:SCS腹側領域、34:SCS背側領域、36a,36b:SCS側縁部40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、44:腹周り伸縮材、50,50a,50b:SCS側縁領域、51,51a,51b:開口部外側領域、P1,P2,P3:交点、P4:伸縮弾性材のSCS側縁部に最も近い点、H1,H2,H3,H11,H12:伸縮弾性材の幅方向成分、L1,L2,L3:長手方向長さ。

Claims (5)

  1. 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備え、前身頃、股下部及び後身頃から構成された使い捨ておむつであって、
    前記トップシートの上部に配置されるスキンコンタクトシート(SCS)を更に備え、
    前記スキンコンタクトシートが、前記股下部に相当する部分に、便を通過させ得る便通過用開口部及び尿を通過させ得る尿通過用開口部を有するとともに、
    前記2つの開口部に挟まれた幅方向に伸びる帯状の領域(開口部間領域)を開口部間の長さの半分の長さだけ前後に延長した領域(SCS中央領域)、前記SCS中央領域より腹側に位置するSCS腹側領域及び背側に位置するSCS背側領域から構成され、
    前記スキンコンタクトシートの少なくとも前記SCS中央領域が幅方向の伸縮力を有し、
    前記スキンコンタクトシートの、2つの前記開口部のそれぞれの長手方向外側に位置する領域(開口部外側領域)が幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域である使い捨ておむつ。
  2. 前記スキンコンタクトシートの両側縁領域(SCS側縁領域)が、幅方向及び長手方向の伸縮力を有さない領域である請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記SCS側縁領域の片側の幅が、スキンコンタクトシート全体の幅の2.5〜25%である請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記スキンコンタクトシートの、SCS中央領域において前記開口部に沿い、SCS腹側領域及びSCS背側領域において長手方向に伸びるように伸縮弾性材(開口部伸縮材)が配設され、前記開口部外側領域には開口部伸縮材が配設されていない請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記スキンコンタクトシートが、通気性シートから構成される請求項1〜4のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
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