WO2009031247A1 - 贈答品自動買上システム - Google Patents

Abstract

　贈与される者が一切手を触れることなく、余剰の贈答品を換金できると共に、余剰品の買上げにより生じる利益を関連者に自動的に還元することが可能な贈答品自動買上システムを提供する。　仮想的なショッピングモールで顧客が購入して接客担当者に対して贈与した贈答品の一覧を示す贈答品購入リストのデータを生成する手段と、贈答品購入リストにて接客担当者による購入指示がされていない商品を余剰の贈答品と見なして自動買上処理の対象とし、所定の買上可能期間を過ぎている贈答品については購入キャンセル処理を自動的に実行する手段と、購入キャンセル処理が実行された当該商品の購入代金と当該商品のキャンセル料金との差額を分配量として求め、接客担当者を含む関連者に対する分配処理を実行する手段とを、贈答品自動買上システムのサーバに備えた構成とする。

Description

贈答品自動買上システム 技術分野

本発明は、 余剰の贈答品を買上げて換金処理するコンピュータシステムに関し、 特に、 接客係が顧客の席に付いて接待を行う営業形態を採用している接客型店舗 の業務を支援する処理を行うコンピ明ュータシステムに関する。

田

背景技術 書

従来、 一人の者が多数の者から同じ品物を贈与された塲合、 あるいは贈与され た品物を既に所有していたような場合は、 不要となった品物を古物商に買い上げ てもらうか、 ネットォ一クション等で売りさばくことが通常行われている。

しかしながら、 前者の場合は売却価格が低く抑えられることが多く、 また、 後 者の場合は確実に売れるという保証もなく、 販売に時間と手数がかかるという問 題があった。

特に、 贈与される側から、 多数の贈答者（購入予定者）に対して品物を指定して 贈答を要求したような場合は、 その要求に応える者が複数いれば余剰の贈答品が 発生することは初めから分かっており、 かかる場合に、 贈与される者が一旦品物 を受け取ってそれを売却して換金するのは煩わしい。

また、 品物を販売する店舗側から見ると、 初めから換金されることが分かって いる品物を梱包して送る手間が無駄になる。 また、 送料を店舗側が負担する場合 は、 その送料も無駄になる。

発明の開示

本発明は上述のような事情に鑑み為されたものであり、 本発明の目的は、 贈与 される者が一切手を触れることなく、 余剰の贈答品を換金できると共に、 余剰品 の買上げにより生じる利益を関連者に自動的に還元することが可能な贈答品自動 買上システムを提供することにある。

本発明は、 余剰の贈答品を買上げて換金処理するコンピュータシステムに関す るものであり、 本発明の上記目的は、 接客担当者が顧客から同一商品を贈与され た際に生じる余剰の贈答品を買上げて換金処理する機能を有するサーバを備えた 贈答品自動買上システムであって、 前記サーバは、 仮想的なショッピングモール で顧客が購入して前記接客担当者に対して贈与した贈答品の一覧を示す贈答品購 入リストのデ一タを生成して記憶部に記憶する贈答品リスト生成手段と、 前記贈 答品購入リストを前記接客担当者の通信端末から閲覧可能に表示する贈答品表示 手段と、 前記贈答品購入リストにて前記接客担当者による購入指示がされていな い商品を前記余剰の贈答品と見なして自動買上処理の対象とし、 所定の買上可能 期間を過ぎている前記余剰の贈答品については購入キャンセル処理を自動的に実 行する買上処理手段と、 前記購入キャンセル処理が実行された当該商品の購入代 金と当該商品のキャンセル料金との差額を分配量として求め、 予め設定された所 定の分配率で前記接客担当者を含む関連者に対する分配処理を実行する分配処理 手段と、 を含むことによって達成される。

さらに、 本発明の上記目的は、 前記贈答品の買上可能期間を過ぎているか否か の監視処理を定期的に実行する監視手段を更に含み、 前記買上処理手段は、 前記 監視手段により前記買上可能期間を過ぎている贈答品があると判定された際に前 記購入キャンセル処理を自動的に実行すること、 前記接客担当者の顧客リストの データを参照して顧客の通信端末に対して顧客向けのメールを自動配信するメ一 ル配信手段を更に含むこと、 前記顧客向けのメールは、 前記接客担当者が欲する 商品のプレゼントを促すメールであること、 前記顧客向けのメールは、 前記贈答 品の候補となる 1以上の商品の画像情報と前記ショッビングモール上の当該店舗 の購入ページへのリンク情報とを含むメ一ルであること、 によってそれぞれ一層 効果的に達成される。 さらに、 本発明の上記目的は、 前記接客担当者の通信端末に登録されている顧 客情報を前記接客担当者の通信端末から受信すると共に、 受信した顧客情報に基 づいて前記顧客リストを自動的に生成する顧客リスト生成手段を更に含むこと、 前記接客担当者が所有する個人ブログの情報が更新された時にその更新情報を含 むメ一ルを自動生成して顧客の通信端末に対してリアルタイムに配信するブログ 情報配信手段を更に含むこと、 前記接客担当者に対する贈答品が当該顧客により 購入された際に、 その贈答品の情報を前記接客担当者にメールで通知する通知手 段を更に含むこと、 によってそれぞれ一層効果的に達成される。

(発明の効果）

本発明によれば、 贈与される者が一切手を触れることなく、 余剰の贈答品を換 金することが可能になる。 更に、 余剰品の買上げや販売に伴う人手作業を無くす ことができると共に、 コンピュータによる自動化によって生じる利益を関連者に 自動的に還元することが可能となる。

さらに、 顧客へのメールの自動送信機能を採用することによって、 メールを作 成する接客担当者の手間を省くことができると共に、 顧客に対してプレゼントを 促す手段として活用することが可能になる。

図面の簡単な説明

図 1は、 本発明に係る贈答品自動買上システムの構成の一例を示す模式図であ る。

図 2は、 本発明に係る贈答品自動買上処理の流れを概略的に示す模式図である。 図 3は、 接客担当者が所有するブログのページ構成の一例を示す模式図である。 図 4は、 本発明に係る贈答品購入リスト画面の一例を示す模式図である。

<符号の説明 >

1 接客担当者の通信端末

1 A 贈答品購入リスト画面

2 顧客の通信端末 3 通信ネットワーク

4 商品 （贈答品）

1 0 贈答品自動買上システム

1 1 贈答品買上処理サーバ （第 1サ

1 2 メール処理サーバ （第 2サーバ)

1 3 データベースサーバ

1 3 a 顧客 D B

1 3 接客担当者 D B

1 3 c 店舗 D B

1 3 d 商品 D B

1 3 1 顧客リスト

1 4 ブログ運営サーバ

1 4 a 個人ブログ

1 .4 1 更新情報

1 4 2 商品リスト （リンク）

1 5 モールサーバ

1 5 a 商品情報 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。

図 1は、 本発明に係る贈答品自動買上システムの構成の一例を示す模式図であ る。 図 1に示す贈答品自動買上システム 1 0は、 接客係が顧客の席に付いて接待 を行う営業形態を採用している接客型店舗の業務を支援する情報処理システムで あり、 特に、 余剰の贈答品を接客担当者から買上げて換金する買上サービスの提 供や、 接客担当者が担当している顧客に送るメール （電子メール） を自動的に配 信するメール配信サービスの提供など、 接客係の接客業務を主として支援する処 理を行うコンピュータシステムである。

なお、 本発明の好ましい実施の形態では、 接客型店舗は、 例えばクラブ、 キヤ パレー、 キヤパレ一の持つ大衆性とクラブ並みの高級感をミックスしたキヤパレ 一クラブ （いわゆるキャバクラ） 、 パブなど、 顧客がアルコール飲料などの飲料 を飲みながら接客係と会話を交わすことができる店舗である。 そして、 接客係は、 国や店舗によって名称がまちまちであるが、 ホステス、 キャスト、 夕レントなど と呼ばれている従業員である。

以下、 接客型店舗を 「店舗」 と略称し、 接客係を 「接客担当者」 と称して説明 する。 なお、 本発明に係る贈答品自動買上システムは、 複数の店舗を対象として 適用可能であるが、 個別の店舗における処理を例として説明する。

図 1において、 贈答品自動買上システム 1 0は、 贈答品買上処理サーバ 1 1 (以下、 説明の便宜上 「第 1サーバ」 と呼ぶ） と、 メール処理サーバ 1 2 (以下、 説明の便宜上 「第 2サーバ」 と呼ぶ） と、 データべ一スサーバ 1 3とを備えてい る。

贈答品買上処理サーバ 1 1は、 接客担当者 1 aが接客した顧客 2 aから贈与さ れた贈物 （以下 「贈答品」 若しくは 「プレゼント商品」 と呼ぶ） の買上処理や、 人手作業の自動化に伴う利益を関連者に自動的に還元する処理などを実行するサ ーバである。

メール処理サーバ 1 2は、 接客担当者 1 aの顧客リストのデータを参照して顧 客 2 aの通信端末 2に対してメール （例えば接客担当者が欲する商品のプレゼン トを促すメール） を自動配信する処理などを実行するサーバである。

贈答品自動買上システム 1 0内のデータベースサ一バ 1 3は、 主要なデータべ ース （D B ) として、 図 1中に示すように、 顧客 2 aの情報を格納する顧客デー 夕べ一ス 1 3 a、 接客担当者 1 aの情報を格納する接客担当者データベース 1 3 b、 接客担当者 1 aが勤務する店舗の情報を格納する店舗データべ一ス 1 3 c、 及び、 例えば贈答品を含む各種商品 （ショッピングモールに出品する商品） の情 報を商品 I D及び出品店舗 I Dに対応付けて格納すると共に、 顧客が購入した商 品の購入履歴情報 （顧客 I D、 商品 I D、 購入日等） を接客担当者 I Dで対応付 けて格納する商品データベース 1 3 dを備えている。

なお、 これらのサーバの構成は、 ソフトウェア構成やハードウェア構成を限定 するものではなく、 分散処理形態とせずに 1台のサーバで処理する形態としても 良い。

更に、 本実施の形態においては、 贈答品自動買上システム 1 1は、 接客担当者 l aの個人プログ （Web l og) 1 4 aの掲載セービスを提供するブログ運営サーバ 1 4と、 ネットワーク上で仮想的なショッピングモールを提供するモールサーバ 1 5とを含んだシステム構成としている。

接客担当者 1 aの通信端末 1、 及び顧客 2 aの通信端末 2は、 それぞれブラウ ザを実装したュ一ザ端末であり、 各ユーザ端末と贈答品自動買上システム 1 0と は、 ィン夕ーネット等の通信ネットワーク 3を介して相互に通信可能に接続され る。 各通信端末 1 、 2 は、 携帯電話機、 P D A ( Personal Digi t al Ass i s t ant s) 、 パーソナルコンピュータ （P C ) など、 インターネット接続機能 を有する任意の情報処理装置を利用することができる。

なお、 贈答品自動買上システム 1 0における買上処理等をコンピュータに実行 させるためのプログラム及び制御データ類は、 外部記憶媒体に格納されていると 共に、 贈答品自動買上システム 1 0内の当該サーバの記憶手段に格納されている。

ここで、 第 1サーバ 1 1が有する主要な手段と、 第 2サーバ 1 2が有する主要 な手段について説明する。

第 1サーバ 1 1は、 接客担当者 1 aが二人以上の顧客 2 a若しくは一人の顧客 2 aから同一商品を貰ってしまった場合に、 買上希望商品 （余剰の贈答品） を買 上げて自動的に換金する機能を有するサーバであり、 主要な手段 （機能） として は、 接客担当者 1 aが顧客 2 aから貰った贈答品の一覧を示す贈答品購入リスト を自動生成して接客担当者 I D等で対応付けて記憶部 （本例では顧客データべ一 ス 1 3 a ) に記憶する贈答品リスト生成手段と、 その贈答品購入リストを接客担 当者 1 aの通信端末 1から閲覧可能に表示する贈答品表示手段と、 その贈答品購 入リス卜において接客担当者 1 aによる購入指示がされていない商品を余剰の贈 答品と見なして自動買上処理の対象とし、 買上可能期間を過ぎている贈答品につ いては購入キャンセル処理を自動的に実行する買上処理手段と、 購入キャンセル 処理をした当該商品の購入代金 （顧客の購入代金） とキャンセル料金との差額を 分配料金 （若しくはポイント等の有価情報） として求め、 予め設定された所定の 分配率で関連者に対して分配料金を分配する処理を実行する分配処理手段と、 を 備えている。

上記買上可能期間は、 注文商品のキャンセル期間より短く設定された期間であ り、 例えば、 予め設定された買上可能期間を過ぎているか否かの監視処理が監視 手段 （本例では監視用のコンピュータプログラム） によって定期的に （少なくと も毎日） 実行される。

一方、 第 2サーバ 1 2は、 主要な手段 （機能） としては、 接客担当者 l aの顧 客リストのデータを参照して顧客 2 aの通信端末 2に対して顧客向けのメールを 自動配信する処理を行うメール配信手段と、 接客担当者 1 aが所有する個人プロ グ 1 4 a (本実施の形態では携帯電話機のメールで投稿可能な携帯版ブログ） の 情報が更新された時にその更新情報を含むメールを自動生成すると共に、 上記メ —ル配信手段によって顧客 2 aの通信端末 2に対してリアルタイムに配信する機 能を有するブログ連携処理手段 （ブログ情報配信手段） と、 を備えている。 上記メール配信手段などで使用される顧客リストは、 接客担当者 1 aが自分の 通信端末 1のァドレス帳等に登録した顧客一覧情報を含む顧客リストであり、 例 えば、 第 1サーバ 1 1 (若しくは第 2サーバ 1 2 ) の顧客リスト生成手段が、 通 信端末 1から通信ネットワーク 3を介して受信した顧客一覧情報に基づいて自動 的に生成した顧客リストである。

本実施の形態では、 顧客リストは、 接客担当者 I D (接客担当 l aを特定する コード） 及び顧客 I D (顧客 2 aを特定するコード） に対応付けて顧客データべ ース 1 3 aに登録されており、 第 1サーバ 1 1や第 2サーバ 1 2等から当該接客 担当者 1 aの顧客リストを参照できるようになつている。

上記顧客リストを参照して顧客に配信されるメールは顧客向けのメールであり、 例えば、 接客担当者が欲する商品のプレゼントを促すメ一ル、 顧客のプレゼント に対する謝礼を示すメール、 顧客の来店に対する謝礼を示すメール、 顧客の来店 を促すメール、 顧客の誕生日を祝うメールである。 これらのメ一ルは、 顧客情報、 来店履歴情報、 購入履歴情報、 接客担当者の情報などに基づいて自動的に生成さ れると共に、 所定のタイミングで自動的に （又は接客担当者の指示） で送信され る。 なお、 メールの内容は接客担当者によって編集可能であり、 また、 自動送信 の対象とする顧客は接客担当者によって選択できるようにしている。

第 2サーバ 1 2は、 その他に、 顧客 2 aが贈答品をカード決済を含む課金によ り購入した時点でリアルタイムに （若しくは購入後に） 、 贈与されたプレゼント 商品の情報を接客担当者 1 aにメールで通知するプレゼント商品通知手段などを 備えている。

なお、 本発明に係る贈答品自動買上システム 1 0が有する上記各手段は、 説明 の便宜上、 手段名を付けて機能で分類したものであり、 ソフトウェア構成やハー ドウエア構成を限定するものではない。

上述のような構成において、 本発明に係る贈答品自動買上システムの動作例に ついて説明する。

図 2は、 本発明に係る贈答品自動買上処理の流れを概略的に示す模式図であり、 図 2中の （1 ) 〜 （6 ) は、 主要な処理とそれらの処理の順番を示している。 以 下、 図 1 と図 2を参照して本発明に係るメールの自動送信処理と贈答品の買上処 理について説明する。

先ず、 顧客情報の登録処理について説明する。

くく顧客情報の登録処理》 顧客 2 aの接客担当者 1 aは、 顧客 2 aの名前、 電話番号、 メールアドレス、 誕生日等の顧客情報 （顧客から貰った名詞に印刷されている情報や直接聞いた情 報） を通信端末 1を操作して入力した顧客情報を通信端末 1から第 1サーバ 1 1 に送信して、 贈答品自動買上システム 1 0内の顧客データベース 1 3 aに登録す る。

第 1サーバ 1 1は、 受信した顧客情報を顧客データベース 1 3 aに登録する際、 接客担当者 I D及び顧客 I Dに関連付けて、 当該接客担当者 1 aの顧客リスト 1 3 1として顧客データベース 1 3 aに登録する。 本実施の形態では、 接客担当者 1 a の個人ブログ 1 4 a のア ド レス情報 （ U R L ： Un i f orm Resource Locat ors) が、 接客担当者 I Dと対応付けて接客担当者データベース 1 3 bに格 納されており、 顧客リストは、 接客担当者 1 aの個人ブログ 1 4 aにも関連付け られて顧客データベース 1 3 aに登録されることになる。

以下、 図 2中の （1 ) 〜 （6 ) の流れに沿って説明する。

《 （1 ) 個人ブログ掲載情報の自動配信処理》

先ず、 個人ブログの更新処理と連携させたメール配信処理について説明する。 接客担当者 l aは、 通信端末 1からモールサーバ 1 5にアクセスし、 モールサ ーバ 1 5が提供する専用ショッピングモールにて、 欲しい商品 （通信端末 1の画 面上に表示される商品の写真） をクリックする。

図 3は、 接客担当者が所有するブログのページ構成の一例を示す模式図である。 例えば接客担当者 1 aの通信端末 1から個人ブログ 1 4 aにアクセスして、 その ページ内の 「商品リスト」 1 4 2をクリック操作すると、 モールページ 1 5 aに 掲載されているカテゴリ別商品群が通信端末 2の画面上に表示されるようになつ ている。 さらに、 所望の商品 （例えば商品画像） 1 5 1をクリックすると、 当該 商品の商品 I D及び接客担当者 I Dを含んだリンク情報がメール本文に転記され る。 そして、 メール本文に貼り付けた 1つ以上の商品写真 （当該店舗の購入べ一 ジへのリンクが埋め込まれた商品画像） の他に、 接客担当者 1 aが自分のブログ に掲載する文書を追加するなどして、 接客担当者 1 aが所有するブログ 1 4 aに 投稿する記事を作成し、 それらの情報を含むメールをブログ運営サーバ 1 4に送 信する。

ブログ運営サーバ 1 4は、 接客担当者 1 aの通信端末 1からメールを受信して、 接客担当者 1 aの個人ブログ 1 4 aに記事 （更新情報 1 4 1 ) を掲載する処理を 実行すると同時に、 更新情報 1 4 1を含む更新通知メッセージを第 2サーバ 1 2 に送信する。

第 2サーバ 1 2は、 その更新通知メッセージを受信すると共に、 顧客リストに

1

登録されている顧客 2 aの通信端末 2に対して、 個人ブログ 1 4 aの更新情報 1 4 1を含むメールを自動的に配信する。 なお、 メールを配信する際に、 顧客全員 ではなく、 所定の条件 （例えば来店履歴情報から得た来店頻度、 指名回数などの 条件） を満たす顧客、 あるいは接客担当者 1 aにより設定された顧客を対象とし て選択 （顧客リストから抽出） し、 選択した顧客を対象として配信する機能を備 えるようにしても良い。

上述のような処理により、 接客担当者 1 aが購入したい商品の情報を含む記事 が自分のブログ 1 4 aに掲載されると共に、 顧客リストに登録されている顧客 2 aに対して、 同様の内容のメールが配信されることになる。

接客担当者 1 aの観点で見ると、 自分の通信端末 1から個人ブログ 1 4 aの情 報を更新する毎に、 その内容が顧客 2 aの通信端末 2に配信される。 そこで、 例 えば、 接客担当者 1 aがある品物を欲しいと思った場合、 ネッ トモ一ルに通信端 末 1からアクセスして、 欲しい品物を販売している出品店舗に掲載されている商 品情報をメールに貼り付け、 そのメールを自分のブログ 1 4 aに送信することに より、 購入したい商品の情報をブログ 1 4 aに掲載する。 その際、 顧客 2 aに甘 えてプレゼントを示唆若しくは要求するメッセージ （おねだりの文言） を添えて 送信する形態とするのが望ましい。 本実施の形態では、 顧客向けのメッセージの ひながた （定型メッセージ） を用意しておき、 接客担当者 1 aが利用できるよう にしている。

《 （2 ) 贈答品購入時の処理》

次に、 顧客が贈答品を購入した時の処理について説明する。

顧客 2 aは、 接客担当者 1 aから届いたメール （商品の写真や接客担当者 1 a が添えたメッセージを含む受信メール） の内容を見て、 商品を接客担当者 l aに 買ってあげたいと思った場合、 メール文中の商品写真をクリックする。 商品写真 には、 その商品の出品店舗の購入ページへのリンク情報が埋め込まれており、 商 品写真のクリック操作により、 商品の購入ページ （例えばクレジット力一ド情報 を入力する画面） が通信端末 2の画面上に表示される。 顧客 2 aは、 例えばクレ ジットカード情報、 届出先 （本例では宛先は接客担当者 1 a ) を入力して画面上 の購入ポタンを押すと、 商品の購入が完了する。 購入代金は、 システム運営業者 の口座へ入金される。

本実施の形態では、 贈答品自動買上システム 1 0内の第 2サーバ 1 2 (又は第 1サーバ 1 1 ) を介して当該商品の自動決済処理を行うようにしており、 第 2サ ーパ 1 2では、 決済処理が行なわれた場合 （顧客 2 aによって商品が購入された 場合） 、 その都度、 誰からプレゼント商品が購入されたという旨のメールを自動 生成して、 接客担当者 1 aの通信端末 1に送信すると共に、 商品の購入情報 （顧 客 I D、 商品 I D、 購入日等の情報） を接客担当者 I Dで対応付けて商品データ ベース 1 3 dに記憶するようにしている。 なお、 本実施の形態では、 購入ページ へのリンク （商品 I Dを含むリンク情報） に接客担当者 I Dを付加しておくこと で、 顧客に商品を勧めた接客担当者が誰であるかを判別できるようにしている。 また、 上記のようなメール送信機機能の他に、 第 2サーバ 1 2は、 接客担当者 I Dに対応して商品データベース 1 3 dに記憶されている購入履歴情報に基づい て、 毎日、 何件のプレゼントがされたかを商品毎に集計し、 その集計結果を示す メールを自動生成して接客担当者 1 aの通信端末 1に送信する機能と、 顧客 2 a がプレゼント商品を購入後に、 当該顧客 2 aの通信端末 2に対して、 謝礼の文言 を含むメール （接客担当者による編集が可能な定型フォームのメール） を送信す る機能とを備えている。 なお、 接客担当者 l aは、 後述する贈答品購入リスト画 面上で、 どのような商品がプレゼントされたかを確認できるため、 接客担当者 1 aに対する個別のメールを送信しないように設定することも可能である。

以下、 図 2中の （3 ) 〜 （6 ) の流れに沿って、 本発明に係る贈答品の買上処 理について説明する。

《 （3 ) 贈答品購入リスト画面の表示》

第 2サーバ 1 2は、 贈答品購入リス卜画面 （自分に対するプレゼント商品の一 覧を示す画面） を接客担当者 1 aの通信端末 1から閲覧可能に表示する機能を備 えている。

図 4は、 接客担当者の通信端末から閲覧可能な贈答品購入リスト画面の一例を 示している。 図 4に示すように、 贈答品購入リスト画面 1 A上には、 買上希望か 購入希望かを指示するためのチェック欄 A 1、 商品名の表示欄 A 2、 商品 I Dの 表示欄 A 3、 及び買上ポタン A 4が設けられている。 チェック欄 A 1は、 図 4中 のチェックマークが買上希望 （本例ではデフォルトは買上希望） を示しており、 図 4の例では、 商品名が 「〇〇〇△△△」 の同一商品 5個のうち 4個が買上希望 であり、 1個が購入希望であることを示している。 なお、 商品の数が多くて表示 部に表示されていない情報は、 スクロール操作若しくは画面の切替操作で表示さ れる。

《 （4 ) 買上希望商品の指示》

接客担当者 1 aが顧客 2 aから同一の品物を貰った場合など、 商品の買上げを 希望する場合は、 通信端末 1に表示された贈答品購入リスト画面上で買上希望の 商品を指示し、 画面上の買上ポタン A 4を押す。 その操作に応じて、 第 2サーバ 1 2は、 接客担当者 1 aによって指示された買上希望商品の買上処理を開始する。 《 （5 ) 購入商品についての利益の分配処理》

第 2サーバ 1 2は、 先ず、 贈答品購入リストの各商品に対応して記憶されてい る商品の購入日と現在の日とを比較して、 買上可能期間 （例えば 3日、 1週間な ど、 システムの既定期間） を過ぎても買上希望の指示がされていない商品 （チェ ック欄 A 1のクリック操作によりチェックマークを外した商品） があるか否かを 判定し、 買上希望の指示がされていない商ロ がある場合は、 その商品を購入対象 とする。

そして、 購入対象の商品については、 第 2サーバ 1 2は、 商品の出品業者宛に 注文及び発送の依頼メールを自動的に配信する。 その後、 出品業者によって購入 者である接客担当者 1 aに対して購入商品の発送が行われる。 その場合、 システ ム運営業者から商品の出品店舗には、 例えば商品の仕入価格が支払代金として支 払われる。 その際、 本実施の形態では、 第 2サーバ 12が、 商品の販売価格 （顧 客の購入代金） と出品店舗に対する支払代金との差額の料金を求め、 その差額を 分配量 （料金若しくは料金に応じたポイント等の有価情報） として求め、 予め設 定された所定の分配率で接客担当者 1 aを含む以下の関連者に対する分配処理を 自動的に実行するようにしている。

(a 1) 接客担当者 1 aの勤務する店舗に対しては、 商品代金の 20 % ( 1〜 30 %設定可） 、 （a 2) その店舗と契約して本システムの加盟店として登録し た営業業者 （以下 「営業代理店」 と呼ぶ） に対しては、 5 % ( 1〜 1 0 %設定 可） 、 （a 3) 接客担当者 1 aに対しては、 謝礼として 3. 5 % (0〜 5 %設定 可） 、 （a 4) 残りをシステム運営会社の利益とする分配処理を自動的に実行す る。

《 （6) 買上商品についての利益の分配処理》

一方、 買上可能期間を過ぎており、 且つ、 チェック欄 A 1のクリック操作がさ れていない商品 （=買上希望の商品） については、 第 2サーバ 12は、 当該商品 の出品店舗のウェブサーバにキャンセル要求を送信して、 買上希望の商品を自動 的にキャンセルすると共に、 当該商品の購入代金 （顧客が注文時に支払った代 金） とキャンセル料金 （0〜5 %) との差額を分配量 （料金若しくは料金に応じ たポイント等の有価情報） として求め、 予め設定された所定の分配率で接客担当 者 1 aを含む以下の関連者に対する分配処理を自動的に実行するようにしている。

( b 1 ) 接客担当者 1 aに対しては、 例えば商品の買上金額として 5 0 % (設 定変更可） 、 （b 2 ) 残りをシステム運営会社の利益とする分配処理を実行する。 以上のような処理を当該サーバによって実行することによって、 接客担当者は 一切手を触れることなく、 余剰の贈答品を換金することが可能となる。 また、 余 剰品の買上げや販売に伴う人手作業を無くすことができると共に、 コンピュータ による自動化によって生じる利益を関連者に自動的に還元することが可能となる。 さらに、 顧客へのメールの自動送信機能を採用することによって、 メールを作成 する接客担当者の手間を省くことができると共に、 顧客に対してプレゼントを促 す手段として活用することが可能になる。

なお、 上述した実施の形態では、 接客担当者が欲する品物の商品情報を顧客の 通信端末に送信して、 その商品情報の画面上を顧客がクリック操作することで贈 答品を購入する場合を例として説明したが、 本発明に係る贈答品自動買上システ ムにおいては、 例えば接客担当者の通信端末 （携帯電話機） のお気に入りリスト に登録されている各商品のリンク情報 （第 1サーバの U R Lに商品 I D及び接客 担当者 I Dを付加したリンク情報） を画面に表示し、 顧客がプレゼントしたい商 品クリック操作することで購入できるようにしている。 また、 接客担当者のプロ グに投稿した商品情報を顧客が見て、 その情報内の当該商品をクリック操作する ことで購入できるようにしている。

産業上の利用可能性

本発明に係る贈答品自動買上システムは、 接客係が顧客の席に付いて接待を行 う営業形態を採用している接客型店舗の業務を支援するシステムとして、 好適に 適用することができる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 接客担当者が顧客から同一商品を贈与された際に生じる余剰の贈答品を買 上げて換金処理する機能を有するサーバを備えた贈答品自動買上システムであつ て、

前記サーバは、

仮想的なショッピングモールで顧客が購入して前記接客担当者に対して贈与し た贈答品の一覧を示す贈答品購入リストのデ一夕を生成して記憶部に記憶する贈 答品リス卜生成手段と、

前記贈答品購入リストを前記接客担当者の通信端末から閲覧可能に表示する贈 答品表示手段と、

前記贈答品購入リストにて前記接客担当者による購入指示がされていない商品 を前記余剰の贈答品と見なして自動買上処理の対象とし、 所定の買上可能期間を 過ぎている前記余剰の贈答品については購入キヤンセル処理を自動的に実行する 買上処理手段と、

前記購入キャンセル処理が実行された当該商品の購入代金と当該商品のキャン セル料金との差額を分配量として求め、 予め設定された所定の分配率で前記接客 担当者を含む関連者に対する分配処理を実行する分配処理手段と、 を含むことを 特徴とする贈答品自動買上システム。

2 . 前記贈答品の買上可能期間を過ぎているか否かの監視処理を定期的に実行 する監視手段を更に含み、 前記買上処理手段は、 前記監視手段により前記買上可 能期間を過ぎている贈答品があると判定された際に前記購入キヤンセル処理を自 動的に実行するようにしていることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の贈答 品自動買上システム。

3 . 前記接客担当者の顧客リストのデータを参照して顧客の通信端末に対して 顧客向けのメールを自動配信するメール配信手段を更に含むことを特徴とする請 求の範囲第 1項に記載の贈答品自動買上システム。

4 . 前記顧客向けのメールは、 前記接客担当者が欲する商品のプレゼントを促 すメールであることを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の贈答品自動買上シス テム。

5 . 前記顧客向けのメールは、 前記贈答品の候補となる 1以上の商品の画像情 報と前記ショッピングモ一ル上の当該店舗の購入ページへのリンク情報とを含む メールであることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の贈答品自動買上システ ム。

6 . 前記接客担当者の通信端末に登録されている顧客情報を前記接客担当者の 通信端末から受信すると共に、 受信した顧客情報に基づいて前記顧客リストを自 動的に生成する顧客リスト生成手段を更に含むことを特徴とする請求の範囲第 3 項に記載の贈答品自動買上システム。

7 . 前記接客担当者が所有する個人ブログの情報が更新された時にその更新情 報を含むメールを自動生成して顧客の通信端末に対してリアルタイムに配信する ブログ情報配信手段を更に含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の贈答 品自動買上システム。

8 . 前記接客担当者に対する贈答品が当該顧客により購入された際に、 その贈 答品の情報を前記接客担当者にメールで通知する通知手段を更に含むことを特徴 とする請求の範囲第 1項に記載の贈答品自動買上システム。