JP5635852B2 - 寄付処理方法およびシステムならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、主としてギフト商品の通信販売において、商品のお届けとともに、寄付を行うことでができる寄付処理方法およびシステムならびにプログラムに関する。
従来から、インターネットを利用して寄付行為を行ないやすくするシステムが考案されてきた。
下記の特許文献1には、「ユーザが募集団体のホームページ上のバナーをクリックして協賛企業のホームページを閲覧し、寄付したい団体を選ぶことにより、広告費が協賛企業から団体に支払われるようにした寄付システム」が開示されている。
下記の特許文献2には、「コンテンツ表示画面の中からユーザが選択した寄付ボタンに対応した所定金額の寄付データを生成し、当該寄付データをインターネットを介してASPの管理サーバに送信することにより、当該ASPの管理サーバを介してコンテンツ制作者に対するユーザの寄付行為を容易に実行できるようにした寄付処理システム」が開示されている。
下記の特許文献3には、「閲覧者が当システム上のWWWサーバー上にある協賛企業のホームページにアクセスし、設けてあるバナー広告をクリックすると、閲覧者のブラウザを協賛企業のサーバーへ接続して一定時間広告が表示されると同時に、募金管理サーバーにて、協賛企業のサーバーに募金の請求を送り、協賛企業は送られてきた請求等を基に送金を行い、募金管理サーバが入金を確認したら慈善団体に入金額に応じた寄付を行うことにより、協賛企業の広告と慈善団体への募金活動を支援する募金システム」が開示されている。
特開2002−24712号公報 特開2001−344530号公報 特開2001−283082号公報
しかしながら、ギフト通販と寄付活動を連動させ、ギフト商品を選ぶ購買者が寄付行為を行ない、当該寄付行為の寄付先を、ギフト商品の購買者ではなくギフト商品が送られたギフトお届け先が決定可能なシステムは今まで開発されていない。このようなシステムがあれば、ギフト商品を受け取った側は、購買者(ギフトの送り主)から単に商品だけが届けられるのではなく、寄付という社会貢献意識まで同時に届けられ、しかも寄付先の決定権まで与えられる。したがって、単なる贈答よりはるかにインパクトがあって気持ちのこもった贈り物となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ギフト通販と寄付活動を連動させ、ギフト商品を選ぶ購買者が寄付行為を行ない、当該寄付行為の寄付先を、ギフト商品の購買者ではなくギフト商品が送られたギフトお届け先が決定可能な寄付処理方法およびシステムならびにプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の寄付処理方法は、通信回線を介してギフト商品の販売と寄付の受付をコンピュータ装置が行う方法であって、
ギフト商品を購入する贈答者が使用する贈答者端末と通信し、贈答者端末からの入力情報を受け付けてギフト商品の販売処理、ならびに販売したギフト商品を送付するお届け先に関するデータをデータ格納部に格納する処理を行う第1のステップと、
寄付先決定処理に関する情報を含む寄付の案内に関する電子メールを生成し、上記設定処理により設定されたお届け先のメールアドレスに対して送信することにより、お届け先に対して寄付先の決定処理を促す第2のステップと、
上記お届け先が使用するお届け先端末と通信し、お届け先端末で入力された寄付先決定情報を受け付けてデータ格納部に格納する第3のステップと、
上記コンピュータ装置が実行することを要旨とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の寄付処理システムは、通信回線を介してギフト商品の販売と寄付の受付をコンピュータ装置が行うシステムであって、
ギフト商品を購入する贈答者が使用する贈答者端末と通信し、贈答者端末からの入力情報を受け付けてギフト商品の販売処理、ならびに販売したギフト商品を送付するお届け先に関するデータをデータ格納部に格納する処理を行う手段と、
寄付先決定処理に関する情報を含む寄付の案内に関する電子メールを生成し、上記設定処理により設定されたお届け先のメールアドレスに対して送信することにより、お届け先に対して寄付先の決定処理を促す手段と、
上記お届け先が使用するお届け先端末と通信し、お届け先端末で入力された寄付先決定情報を受け付けてデータ格納部に格納する手段と、
上記コンピュータ装置が備えたことを要旨とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の寄付処理プログラムは、通信回線を介してギフト商品の販売と寄付の受付をコンピュータ装置に実行させるプログラムであって、
ギフト商品を購入する贈答者が使用する贈答者端末と通信し、贈答者端末からの入力情報を受け付けてギフト商品の販売処理、ならびに販売したギフト商品を送付するお届け先に関するデータをデータ格納部に格納する処理を行うステップと、
寄付先決定処理に関する情報を含む寄付の案内に関する電子メールを生成し、上記設定処理により設定されたお届け先のメールアドレスに対して送信することにより、お届け先に対して寄付先の決定処理を促すステップと、
上記お届け先が使用するお届け先端末と通信し、お届け先端末で入力された寄付先決定情報を受け付けてデータ格納部に格納するステップと、
上記コンピュータ装置に実行させることを要旨とする。
すなわち、本発明によれば、ギフト通販と寄付活動が連動し、ギフト商品を選ぶ贈答者が寄付行為を行ない、当該寄付行為の寄付先を、ギフト商品の贈答者ではなくギフト商品が送られたギフトお届け先が決定可能である。このようにすることにより、ギフト商品を受け取った側は、贈答者から単に商品だけが届けられるのではなく、寄付という社会貢献意識まで同時に届けられ、しかも寄付先の決定権まで贈られる。したがって、単なる贈答よりはるかにインパクトがあって気持ちのこもった贈り物となる。
本発明において、上記第1のステップにおいて、
寄付先を贈答者が決めるかお届け先が決めるかを選択させる選択処理を上記コンピュータ装置が実行し、
上記選択処理において、寄付先をお届け先が決める選択がなされたときに、第2のステップおよび第3のステップを上記コンピュータ装置が実行する場合には、
贈答者が自分で寄付先を決定したいときは自分で決定した寄付先に寄付できるようになる。
本発明において、上記第1のステップにおいて、
販売したギフト商品の配送日の指定に関する配送日指定処理を上記コンピュータ装置が実行し、
上記配送日指定処理が過ぎて所定期間、第3のステップによる寄付先決定情報の受け付けがない場合、販売者が決定した寄付先に決定する処理を上記コンピュータ装置が実行する場合には、
お届け先が寄付先決定をしなかった場合、販売者が寄付先を決定することができる。
本発明の一実施形態の寄付処理システムを示すシステム構成図である。 サーバ装置を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態の寄付処理方法の処理手順の一例を示す図である。 大切な日登録ページの一例を示す図である。 大切な日お知らせメールの一例を示す図である。 ギフト販売ページの一例を示す図である。 お届け先設定ページの一例を示す図である。 配送日指定ページの一例を示す図である。 ギフトお届けメールの一例を示す図である。 寄付先決定ページの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の寄付処理システムを示すシステム構成図である。
この例は、コンピュータ装置である端末装置(贈答者端末1、お届け先端末2、販売者端末5)が、通信回線であるインターネット3を介してサーバ装置4と通信可能に接続され、本発明の寄付処理プログラムを実行して本発明の寄付処理方法を実現し、本発明の寄付処理システムとして機能する。
具体的には、上記サーバ装置4は、インターネットで閲覧可能なウェブサイト上において「大切な日お知らせサービス」および連携型社会貢献ショッピングとしての「ギフト販売サービス」を提供するサーバである。上記贈答者端末1は、上記提供する「大切な日お知らせサービス」および「ギフト販売サービス」を利用して知人等にギフトを贈答する贈答者が使用する端末装置である。上記お届け先端末2は、上記贈答者からギフトが贈られたお届け先が使用する端末装置である。上記販売者端末5は、上記「ギフト販売サービス」に自社商品を出品してギフト商品を販売する販売者が使用する端末装置である。
「大切な日お知らせサービス」は、ユーザ(例えば贈答者)が、大切な日を忘れないよう登録しておくことにより、その大切な日の到来が近づいたときに登録メールアドレスに対してお知らせメールを送信する等の方法で大切な日が近づいていることをお知らせするものである。例えば、知人の結婚記念日や誕生日をメールアドレスとともに登録しておくことにより、例えばその1週間前になったら「その知人の結婚記念日が1週間後である」あるいは「知人の誕生日が1週間後である」等をお知らせする電子メールを登録したメールアドレスに送信するサービスである。
連携型社会貢献ショッピングとしての「ギフト販売サービス」は、ギフト商品のインターネット販売サイトであり、販売するギフト商品に所定の寄付を付加して販売するものである。例えば商品代金10500円(消費税5%込)の商品に対して200円の寄付を付加して販売する。そうすると、購入する贈答者は、商品代金の10500円に寄付金の200円を上乗せして商品を購入する。この寄付金を所望の寄付先に寄付するにあたって、寄付先の決定を、ギフトが贈られたお届け先が行うことができるようにしている。
図では、1つのサーバ装置4に対して贈答者端末1、お届け先端末2および販売者端末5をそれぞれ1つずつしか示していないが、実際には1つのサーバ装置4に対してそれぞれ複数の贈答者端末1、お届け先端末2および販売者端末5を接続して通信を行ないうるようになっている。
上記サーバ装置4は、インターネット3に接続され、例えば、同じくインターネット3に接続された端末装置においてウェブページを閲覧可能とするウェブサーバや上記ウェブサーバにおけるウェブページを構築するためのデータを提供するためのデータベースサーバとして機能する。
上記サーバ装置4は、通信操作部や大容量データ記憶装置などを備えたシステムであり、中央処理装置がハードディスク装置等の外部記憶装置に記録されたプログラムを読み出し、そのプログラムに従って処理を実行することにより種々の機能を実現する。
上記サーバ装置4は、インターネット3を介してアクセスしてきた各端末装置と、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルに従ってデータ通信を行うことでWEB配信サーバとして機能する。すなわち、上記サーバ装置4は、各端末装置からの要求に応じて、HTML(HyperText Markup Language)等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータであるウェブページを当該端末装置へ向けて送信する。端末装置では、例えば後述するブラウザ装置により、それらのウェブページをディスプレイ等の表示装置に表示し、情報の閲覧に供したり、必要な情報の入力やサーバ装置4への送信を行ったりする。
上記サーバ装置4には、固有のネットワークアドレス(URL)が与えられている。ユーザ(贈答者、販売者、お届け先)およびサーバシステムの管理者は、それぞれの端末装置でこのURLを指定することにより、サーバ装置4へアクセスすることができ、上記HTML(HyperText Markup Language)等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータをホームページによる閲覧をしうるようになっている。また、当該ホームページにおいて、必要に応じて文書・画像等のデータや選択入力操作を入力してサーバ装置4に対して送信し、意思決定情報やメッセージ等をサーバ装置4に対して送信するようになっている。
図2は、上記サーバ装置4の一例を示す機能ブロック図である。
上記サーバ装置は、各種のデータが格納される記憶装置7と、各端末装置との通信、データの入出力、データの格納や読み出し、データ処理等の処理を行う処理装置6とを備えている。
上記記憶装置7は、本実施形態の寄付処理方法を実現するために必要なデータを格納するもので、少なくとも、お知らせデータ格納部14、販売取引データ格納部15、贈答者データ格納部49、お届け先データ格納部16、商品データ格納部17、販売者データ格納部18、寄付先データ格納部19、ウェブページデータ格納部20を備えている。
上記お知らせデータ格納部14は、上述した「大切な日お知らせサービス」を提供するために必要なデータが格納される。具体的には、例えば、ユーザの端末装置(贈答者端末1等)から受信して登録を受け付けたデータである、ユーザ名、メールアドレス、大切な日の年月日、大切な人の名前、大切なこと(結婚記念日、誕生日等)毎年の繰り返しの有無、予告希望日(1ヶ月前、1週間前等)、お知らせメール(図5参照)のテンプレート、などのデータである。これらのデータが、1登録ごとに格納されている。
上記販売取引データ格納部15は、上述した「ギフト販売サービス」を提供するために必要なデータが格納される。具体的には、例えば、取引コード、配送日、配送時間帯、お届け先コード、お届けコード、決定された寄付先の寄付先コード、お届けメール(図9参照)のテンプレート、などのデータである。
贈答者データ格納部49は、上述した「ギフト販売サービス」を利用するユーザである贈答者に関するデータが格納される。具体的には、例えば、贈答者コード、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、登録記念日の年月日、登録記念日の内容などのデータである。これらのデータが、贈答者コードごとに格納されている。この贈答者データ格納部49に格納されるデータは、例えば、図示しないユーザ登録ページ等により贈答者端末1から受信して登録を受け付けたデータである。
上記お届け先データ格納部16は、上述した「ギフト販売サービス」において、贈答者端末1から受信して登録を受け付けたお届け先に関するデータが格納されている。例えば、郵便番号、住所、会社名、氏名、電話番号、メールアドレス、お届け先コード、当該お届け先をお届け先登録する旨のフラグ等などのデータである。これらのデータが、お届け先コードごとに格納されている。
上記商品データ格納部17は、上述した「ギフト販売サービス」を提供するために必要な商品データが格納される。具体的には、例えば、商品コード、商品カテゴリ、商品名、商品画像、商品価格、寄付金の額、送料、当該商品を販売する販売者の販売者コード、販売者が決定する寄付先、などのデータである。これらのデータが、商品ごとに格納されている。この商品データ格納部17に格納されるデータは、例えば、図示しない商品登録ページ等により販売者端末5から受信して登録を受け付けたデータである。
上記販売者データ格納部18は、上述した「ギフト販売サービス」において販売する商品を出店する販売者に関するデータが格納される。具体的には、例えば、販売者コード、店舗名、担当者名、郵便番号、住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレスなどのデータである。これらのデータが、各販売者に割り振られた販売者コードごとに格納されている。
上記寄付先データ格納部19は、本実施形態の寄付処理方法によって寄付金を送る寄付先に関するデータが格納されている。例えば、名称、所在地、代表者名、アイコン画像、活動内容の紹介テキスト、ホームページURL、寄付先コード等である。
上記ウェブページデータ格納部20は、本実施形態の寄付処理方法を実現するために必要なウェブページをインターネット上で閲覧可能とするために必要なデータが格納されている。例えば、「大切な日お知らせサービス」を提供するための大切な日登録ページ21(図4参照)のテンプレートデータ、「ギフト販売サービス」を提供するためのギフト販売ページ(図6参照)、お届け先設定ページ(図7参照)、配送日指定ページ(図8参照)、寄付先決定ページ(図10参照)の各テンプレートデータ、などのデータである。
上記処理装置6は、本実施形態の寄付処理方法を実現するために必要な処理を実行するもので、少なくとも、お知らせ処理部8、販売取引処理部9、寄付処理部10、メール処理部11、ウェブページ表示処理部12、通信処理部13とを備えている。
上記お知らせ処理部8は、「大切な日お知らせサービス」を提供するための処理を実行する。具体的には、大切な日登録ページ21(図4参照)においてユーザ(贈答者等)の端末装置から受け付けたデータを、お知らせデータ格納部14に格納し、指定の予告日が到来したときに、お知らせメール(図5参照)を生成して当該ユーザのメールアドレス宛に送信する。
上記販売取引処理部9は、「ギフト販売サービス」を提供するための処理を実行する。具体的には、ギフト販売ページ(図6参照)において、贈答者端末1から商品の選択、寄付先を決める主体の選択を受け付け、販売取引データ格納部15に格納する。また、お届け先設定ページ(図7参照)において、贈答者端末1からお届け先の郵便番号、住所、会社名、氏名、電話番号、メールアドレス、お届け先コード、当該お届け先をお届け先登録する旨のフラグ等のデータを受け付けてお届け先データ格納部16に格納する。また、配送日指定ページ(図8参照)において、贈答者端末1から指定配送日、配送時間帯等のデータを受け付けて販売取引データ格納部15に格納する。また、記念日登録された場合は、贈答者データ格納部49に登録する。
上記寄付処理部10は、寄付先決定ページ(図10参照)において、お届け先端末2から寄付先にかかる寄付先コードとお届けコードとを受け付けて販売取引データ格納部15に格納する。
上記メール処理部11は、「大切な日お知らせサービス」を提供するための処理において、お知らせメール(図5参照)を生成して送信し、「ギフト販売サービス」を提供するための処理において、お届けメール(図9参照)を生成して送信する。
上記ウェブページ表示処理部12は、「大切な日お知らせサービス」を提供するための処理において、大切な日登録ページ21(図4参照)をウェブ閲覧可能となるように処理し、「ギフト販売サービス」を提供するための処理において、ギフト販売ページ(図6参照)、お届け先設定ページ(図7参照)、配送日指定ページ(図8参照)、寄付先決定ページ(図10参照)を、それぞれウェブ閲覧可能となるように処理する。
上記通信処理部13は、上述した「大切な日お知らせサービス」および「ギフト販売サービス」を提供するための処理において、各端末装置におけるウェブページの閲覧、各端末装置で入力されたデータの受け付け、電子メールの送信等の通信を処理する。
上記贈答者端末1、お届け先端末2、販売者端末5は、キーボードやマウス等の入力手段、液晶ディスプレイ等による表示手段、HDD等による記憶装置、CD−ROMドライブ等による外部読込手段、CPUやRAMを含む演算処理装置等から構成されたコンピュータ装置である。
これらのコンピュータ装置は、インターネット3に接続して通信するための通信手段を備え、インターネット3を経由してサーバ装置4と通信可能に構成されている。具体的には、サーバ装置4が出力したウェブページを受信して後述する所定の情報を表示するブラウザ、電子メールの送受信を行うメーラー等を備えている。
図3は、本実施形態の寄付処理方法の処理手順の一例を示す図である。
本実施形態の寄付処理方法は、通信回線を介してギフト商品の販売と寄付の受付を行うものである。
(商品登録)
まず、販売者端末5をサーバ装置4に接続し、図示しない商品登録ページを販売者端末5に表示して商品データおよび寄付データを入力し、サーバ装置4に送信する。具体的には、商品データとしては、商品コード、商品カテゴリ、商品名、商品画像、商品価格、寄付金の額、送料、当該商品を販売する販売者の販売者コード、などのデータである。また、寄付データとしては、お届け先端末5から、配送日指定処理が過ぎて所定期間寄付先決定情報の受け付けがない場合に寄付先に決定する、販売者が決定する寄付先に関するデータである。販売者端末5からサーバ装置4に対して送信された商品データおよび寄付データは、後述する「ギフト販売サービス」の提供において使用される。
(大切な日お知らせサービス)
まず、ユーザの端末装置(当該ユーザが後に贈答者となる場合は贈答者端末1である)をサーバ装置4に接続し、大切な日登録ページ21を表示する。
図4は、大切な日登録ページ21の一例を示す。
この例では、大切な日登録ページ21には、登録を希望する大切な日を入力する日付入力部22、当該大切な日の当事者名を入力する相手入力部23、その大切な日に係る大切なことを入力するイベント名入力部24、その大切な日が毎年繰り返すものか否かを入力する繰り返し情報入力部25、その大切な日の到来を予告する希望の日付を入力する予告日入力部26、当該大切な日の通知先に関する情報を入力するお知らせ先入力部27、上記各入力部に入力した情報をサーバ装置4に送信して登録する登録ボタン28が表示されている。
上記日付入力部22は、年を選択入力するためのプルダウンメニュー22a、月を選択入力するためのプルダウンメニュー22b、日を選択入力するためのプルダウンメニュー22cを備えており、年月日をそれぞれ選択入力しうるようになっている。上記相手入力部23には、氏名をテキスト入力可能な入力ボックス23aを備えている。
イベント名入力部24は、代表的なイベント(例えば誕生日や結婚記念日)を選択入力するためのプルダウンメニュー24aと、プルダウンメニューにないイベントをテキスト入力可能な入力ボックス24bを備えている。
繰り返し情報入力部25は、毎年の繰り返しが「ある」を選択するラジオボタン25aと、毎年の繰り返しが「ない」を選択するラジオボタン25bを備えている。予告日入力部26は、3ヶ月前を選択するラジオボタン26a、1ヶ月前を選択するラジオボタン26b、2週間前を選択するラジオボタン26c、1週間前を選択するラジオボタン26dその他を選択するラジオボタン26e、その他を選択したときに何日前かを選択するプルダウンメニュー26fを備えている。お知らせ先入力部27は、名前を入力する入力ボックス27aと、メールアドレスを入力する入力ボックス27bを備えている。
ユーザの端末装置において、上記大切な日登録ページ21を表示し、各入力部に必要な情報を入力し、登録ボタン28にマウスポインタを合わせてクリックすることにより、上記各入力部に入力された情報が、サーバ装置4に送信され、お知らせデータ格納部14に格納され、大切な日をお知らせできる状態となる。その後、予告日入力部26に入力した予告日が到来すると、お知らせ処理部8は、大切な日お知らせメール29を生成してお知らせ先入力部27に入力された入力ボックスに対して送信する。
図5は、大切な日お知らせメールの一例を示す図である。
このメールは、ユーザが登録した大切な日が到来したことを、当該登録を行ったユーザに対して通知するものである。このメールには、「ギフト販売サービス」を提供するためのギフト販売ページ31をブラウザで表示するためのリンク30を含んでいる。
(ギフト販売サービス)
当該ギフト販売サービスでは、ギフト商品を購入する贈答者が使用する贈答者端末1と通信し、贈答者端末1からの入力情報を受け付けてギフト商品の販売処理、ならびに販売したギフト商品を送付するお届け先の設定処理を行う第1のステップを実行する。また、寄付先決定処理に関する情報を含む寄付の案内に関する電子メールを生成し、上記設定処理により設定されたお届け先のメールアドレスに対して送信することにより、お届け先に対して寄付先の決定処理を促す第2のステップを実行する。さらに、上記お届け先が使用するお届け先端末2と通信し、お届け先端末2で入力された寄付先決定情報を受け付ける第3のステップを実行する。
図6は、ギフト販売ページ31の一例を示す図である。
この例では、ギフト販売ページ31には、寄付報告表示ボタン32、商品選択部33、寄付者選択部34、次へ進むボタン35が表示されている。
寄付報告表示ボタン32は、当該ギフト販売ページ31の利用者である購買者によって行われた寄付の実績(寄付先名称と、それぞれの寄付先への寄付の総額)の一覧を表示する画面にリンクするボタンである。商品選択部33は、商品名、商品画像、商品価格、寄付額が表示され、その商品の購入を選択するためのチェックボックス33aを備えている。寄付者選択部34は、当該商品の購入に付随した寄付につき、寄付先の決定を誰が行うのかを選択するものであり、贈り主(贈答者)が決定する旨を選択するラジオボタン34aと、お届け先が決定する旨を選択するラジオボタン34bとを備えている。
ここで、贈り主(贈答者)が決定する旨が選択された場合、次へ進むボタン35を押したときに、お届け先設定ページ36を表示する前に、図示しない寄付先を決定するページを表示し、贈答者自身が寄付先を決定することができるようになっている。一方、お届け先が決定する旨が選択された場合、後述するように、お届け先に対して寄付先の決定処理を促すステップ、上記お届け先が使用するお届け先端末2と通信し、お届け先端末2で入力された寄付先決定情報を受け付けるステップを実行する。
すなわち、上記第1のステップにおいて、寄付先を贈答者が決めるかお届け先が決めるかを選択させる選択処理を実行し、上記選択処理において、寄付先をお届け先が決める選択がなされたときに、第2のステップおよび第3のステップを実行するようになっている。
図7は、お届け先設定ページ36の一例を示す図である。
この例では、お届け先設定ページ36は、新規お届け先入力部37、お届け先選択部38、次へ進むボタン39が表示されている。
新規お届け先入力部37は、郵便番号を入力する入力ボックス37a、住所を入力する入力ボックス37b、会社名を入力する入力ボックス37c、氏名を入力する入力ボックス37d、電話番号を入力する入力ボックス37e、メールアドレスを入力する入力ボックス37fを備えている。また、当該お届け先をお届け先登録する旨を選択するチェックボックス37gを備えている。
お届け先選択部38は、既にお届け先登録されたお届け先名および所在地が表示され、お届け先として選択するためのラジオボタン38aを備え、今回のギフトのお届け先として登録されたお届け先を選択することにより、お届け先の入力作業を省略しうるものである。
お届け先設定ページ36では、新規お届け先入力部37に所定の情報を入力して次へ進むボタン39をクリックすると、入力された情報がサーバ装置4に送信される。またはお届け先選択部38では、既にお届け先データ格納部16に格納されたデータが表示されているので、所望のお届け先を選択して次へ進むボタン39をクリックすると、選択されたお届け先が読み出される。次へ進むボタン39のクリックにより、配送日指定ページ40に移動する。
図8は、配送日指定ページ40の一例を示す図である。
この例では、配送日指定ページ40は、指定する配送日を入力するための配送日指定部41、配送時間帯を選択して指定するための時間帯指定部42、次へ進むボタン43が表示されている。
配送日指定部41は、年を選択入力するためのプルダウンメニュー41a、月を選択入力するためのプルダウンメニュー41b、日を選択入力するためのプルダウンメニュー41cを備えており、年月日をそれぞれ選択入力しうるようになっている。また、ここで指定した配送日を記念日登録する旨を選択するチェックボックス41dを備えている。時間帯指定部42は、時間帯を特に指定しないを選択するラジオボタン42a、10:00〜12:00を選択するラジオボタン42b、12:00〜15:00を選択するラジオボタン42c、15:00〜18:00を選択するラジオボタン42d、18:00〜21:00を選択するラジオボタン42eを備えており、時間帯を指定しうるようになっている。次へ進むボタン43をクリックすることにより、図示しない決済データ入力画面に移り、決済しうるようになっている。
決済処理を終えると、ギフト商品の販売処理は一端終了し、商品の配送予約が行われた状態となる。そして、指定配送日が到来すると、商品の配送が行われ、サーバ装置4では、ギフトお届けメール44が生成されてお届け先のメールアドレスに対して送信される。
図9は、ギフトお届けメール44の一例を示す図である。
この例では、ギフトお届けメール44は、贈答者からの依頼でギフト商品を配送した旨のお知らせと、当該ギフトが寄付を伴っており、寄付先の決定をお届け先ができる旨の説明、ならびに寄付先決定ページ46へのリンク45を含む。お届け先では、お届け先端末2で上記ギフトお届けメール44を受信して表示し、寄付先決定ページ46へのリンク45を開くことにより、ブラウザに寄付先決定ページ46が表示される。
図10は、寄付先決定ページ46の一例を示す図である。
この例では、寄付先決定ページ46は、寄付先選択部47と、お届けコードがデフォルト入力された状態で表示される入力ボックス50、決定ボタン48が表示されている。寄付先選択部47は、寄付先の名称と、活動内容を紹介するテキストデータが表示され、各表示に付随して寄付先として選択するためのラジオボタン47aを備えている。上記ラジオボタン47aで寄付先を選択し、決定ボタン48をクリックすることにより、入力ボックス50にデフォルト入力されたお届けコードにかかる販売取引に対応する寄付額を、上記ラジオボタン47aで選択した寄付先への寄付として受け付ける。
一方、上記配送日指定処理が過ぎて所定期間、お届け先が寄付先決定ページ46にアクセスせず、またはアクセスしても寄付先決定処理を行わなかった場合は、当該商品の販売者が予め決めておいた寄付先への寄付として受け付ける。
すなわち、上記第1のステップにおいて、販売したギフト商品の配送日の指定に関する配送日指定処理を実行し、上記配送日指定処理が過ぎて所定期間、第3のステップによる寄付先決定情報の受け付けがない場合、販売者が決定した寄付先に決定する。
以上のように、本実施形態によれば、ギフト通販と寄付活動が連動し、ギフト商品を選ぶ贈答者が寄付行為を行ない、当該寄付行為の寄付先を、ギフト商品の贈答者ではなくギフト商品が送られたギフトお届け先が決定可能である。このようにすることにより、ギフト商品を受け取った側は、贈答者から単に商品だけが届けられるのではなく、寄付という社会貢献意識まで同時に届けられ、しかも寄付先の決定権まで贈られる。したがって、単なる贈答よりはるかにインパクトがあって気持ちのこもった贈り物となる。
また、上記第1のステップにおいて、
寄付先を贈答者が決めるかお届け先が決めるかを選択させる選択処理を実行し、
上記選択処理において、寄付先をお届け先が決める選択がなされたときに、第2のステップおよび第3のステップを実行するため、
贈答者が自分で寄付先を決定したいときは自分で決定した寄付先に寄付できるようになる。
また、上記第1のステップにおいて、
販売したギフト商品の配送日の指定に関する配送日指定処理を実行し、
上記配送日指定処理が過ぎて所定期間、第3のステップによる寄付先決定情報の受け付けがない場合、販売者が決定した寄付先に決定するため、
お届け先が寄付先決定をしなかった場合、販売者が寄付先を決定することができる。
1:贈答者端末
2:お届け先端末
3:インターネット
4:サーバ装置
5:販売者端末
6:処理装置
7:記憶装置
8:お知らせ処理部
9:販売取引処理部
10:寄付処理部
11:メール処理部
12:ウェブページ表示処理部
13:通信処理部
14:お知らせデータ格納部
15:販売取引データ格納部
16:お届け先データ格納部
17:商品データ格納部
18:販売者データ格納部
19:寄付先データ格納部
20:ウェブページデータ格納部
21:大切な日登録ページ
22:日付入力部
22a,22b,22c:プルダウンメニュー
23:相手入力部
23a:入力ボックス
24:イベント名入力部
24a:プルダウンメニュー
24b:入力ボックス
25:繰り返し情報入力部
25a,25b:ラジオボタン
26:予告日入力部
26a,26b,26c,26d,26e:ラジオボタン
26f:プルダウンメニュー
27:お知らせ先入力部
27a,27b:入力ボックス
28:登録ボタン
29:大切な日お知らせメール
30:リンク
31:ギフト販売ページ
32:寄付報告表示ボタン
33:商品選択部
33a:チェックボックス
34:寄付者選択部
34a,34b:ラジオボタン
35:次へ進むボタン
36:お届け先設定ページ
37:新規お届け先入力部
37a,37b,37c,37d,37e,37f:入力ボックス
37g:チェックボックス
38:お届け先選択部
38a:ラジオボタン
39:次へ進むボタン
40:配送日指定ページ
41:配送日指定部
41a,41b,41c:プルダウンメニュー
41d:チェックボックス
42:時間帯指定部
42a,42b,42c,42d,42e:ラジオボタン
43:次へ進むボタン
44:ギフトお届けメール
45:リンク
46:寄付先決定ページ
47:寄付先選択部
47a:ラジオボタン
48:決定ボタン
49:贈答者データ格納部
50:入力ボックス

Claims (5)

  1. 通信回線を介してギフト商品の販売と寄付の受付をコンピュータ装置が行う方法であって、
    ギフト商品を購入する贈答者が使用する贈答者端末と通信し、贈答者端末からの入力情報を受け付けてギフト商品の販売処理、ならびに販売したギフト商品を送付するお届け先に関するデータをデータ格納部に格納する処理を行う第1のステップと、
    寄付先決定処理に関する情報を含む寄付の案内に関する電子メールを生成し、上記設定処理により設定されたお届け先のメールアドレスに対して送信することにより、お届け先に対して寄付先の決定処理を促す第2のステップと、
    上記お届け先が使用するお届け先端末と通信し、お届け先端末で入力された寄付先決定情報を受け付けてデータ格納部に格納する第3のステップと、
    上記コンピュータ装置が実行することを特徴とする寄付処理方法。
  2. 上記第1のステップにおいて、
    寄付先を贈答者が決めるかお届け先が決めるかを選択させる選択処理を上記コンピュータ装置が実行し、
    上記選択処理において、寄付先をお届け先が決める選択がなされたときに、第2のステップおよび第3のステップを上記コンピュータ装置が実行する、
    請求項1記載の寄付処理方法。
  3. 上記第1のステップにおいて、
    販売したギフト商品の配送日の指定に関する配送日指定処理を上記コンピュータ装置が実行し、
    上記配送日指定処理が過ぎて所定期間、第3のステップによる寄付先決定情報の受け付けがない場合、販売者が決定した寄付先に決定する処理を上記コンピュータ装置が実行する
    請求項1または2記載の寄付処理方法。
  4. 通信回線を介してギフト商品の販売と寄付の受付をコンピュータ装置が行うシステムであって、
    ギフト商品を購入する贈答者が使用する贈答者端末と通信し、贈答者端末からの入力情報を受け付けてギフト商品の販売処理、ならびに販売したギフト商品を送付するお届け先に関するデータをデータ格納部に格納する処理を行う手段と、
    寄付先決定処理に関する情報を含む寄付の案内に関する電子メールを生成し、上記設定処理により設定されたお届け先のメールアドレスに対して送信することにより、お届け先に対して寄付先の決定処理を促す手段と、
    上記お届け先が使用するお届け先端末と通信し、お届け先端末で入力された寄付先決定情報を受け付けてデータ格納部に格納する手段と、
    上記コンピュータ装置が備えたことを特徴とする寄付処理システム。
  5. 通信回線を介してギフト商品の販売と寄付の受付をコンピュータ装置に実行させるプログラムであって、
    ギフト商品を購入する贈答者が使用する贈答者端末と通信し、贈答者端末からの入力情報を受け付けてギフト商品の販売処理、ならびに販売したギフト商品を送付するお届け先に関するデータをデータ格納部に格納する処理を行うステップと、
    寄付先決定処理に関する情報を含む寄付の案内に関する電子メールを生成し、上記設定処理により設定されたお届け先のメールアドレスに対して送信することにより、お届け先に対して寄付先の決定処理を促すステップと、
    上記お届け先が使用するお届け先端末と通信し、お届け先端末で入力された寄付先決定情報を受け付けてデータ格納部に格納するステップと、
    上記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする寄付処理プログラム。
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