WO2008072627A1 - 香料ビーズおよびシガレット用フィルタ - Google Patents

Abstract

　香料ビーズは、粒子状担体と、前記粒子状担体により支持されたグルカン膜と、香料を含む。香料は、グルカン膜によりその香気の放出が抑制されているが、前記グルカン膜が、タバコ主流煙との接触によりその少なくとも一部が溶解することにより、その香気が放出されるように、香料ビーズにより担持されている。

Description

明 細 書

香料ビーズおよびシガレット用フィルタ 技術分野

[0001] 本発明は、香料ビーズおよびこれを含むシガレット用フィルタに関する。

背景技術

[0002] 葉タバコ刻に添加される香料には、ケーシングソースとしての第 1香料とトップフレ 一バーとしての第 2香料が含まれる。第 2香料の成分は、比較的揮発性が高ぐまた 熱分解を受けやすい。したがって、第 2香料を有するシガレットは、その保管中に第 2 香料が揮散し、喫煙時の香喫味が減少するば力、りでなぐチヤコールフィルタを備え たシガレットにおいては、第 2香料がチヤコールに移行 ·吸着されて一層香喫味が減 少する。第 2香料を吸着したチヤコールは、タバコの主流煙中の成分除去能が低下 する。

[0003] 特許第 2709077号明細書は、第 2香料を、天然多糖類でマイクロカプセル化し、 そのマイクロカプセルをいわゆるキヤビティ充填によりタバコフィルターに添加すること を開示している。香料は、天然多糖類からなるマイクロカプセル内に封入されている ため、保管時の香料の移行、揮散が生じず、したがって、チヤコールフィルタとともに 用いても、チヤコールフィルタの、タバコの主流煙中の成分除去能を低下させることも ない。

[0004] しかしながら、マイクロ化カプセル中の香料は、シガレットの喫煙時に指で押し潰し たり、擦り潰したりすること（外力の適用）によって、初めて味わうことができるものであ る。しかし、外力の適用は面倒であり、また外力の適用によって流出した香料はフィ ルタ全体に均一に分布し得ず、その結果喫煙時の喫味が一定しない。

発明の開示

[0005] したがって、本発明は、非喫煙時に香料の揮散 ·移行を抑制でき、喫煙時には外力 の適用を要することなぐ香喫味を安定に味わうことができる香料ビーズおよびシガレ ット用フィルタを提供することを目的とする。

[0006] 本発明の 1つの側面によると、香料ビーズであって、粒子状担体と、前記粒子状担 体により支持されたグルカン膜と、香料を包含し、前記香料は、前記グルカン膜により その香気の放出が抑制されているが、前記ダルカン膜が、タバコ主流煙との接触によ りその少なくとも一部が溶解することにより、その香気が放出されるように、香料ビーズ により担持されている香料ビーズが提供される。

[0007] また、本発明の他の側面によると、本発明の香料ビーズを含むシガレット用フィルタ が提供される。

図面の簡単な説明

[0008] [図 1]図 1は、本発明の 1つの態様に係る香料ビーズの拡大概略断面図。

[図 2]図 2は、本発明の他の態様に係る香料ビーズの拡大概略断面図。

[図 3]図 3は、本発明の 1つの態様に係るフィルタを備えたシガレットの概略縦断面図

[図 4]図 4は、本発明の他の態様に係るフィルタを備えたシガレットの概略縦断面図。 発明を実施するための最良の形態

[0009] 以下、図面を参照しながら、本発明の種々の態様を説明する。全図に渡って、同様 の要素は、同じ符号で示されている。

[0010] 本発明の香料ビーズは、粒子状担体と、前記粒子状担体により支持されたグルカ ン膜と、香料を包含する。香料は、グルカン膜によりその香気の放出が抑制されてい る力 前記ダルカン膜が、タバコ主流煙との接触によりその少なくとも一部が溶解する ことにより、その香気が放出されるように、香料ビーズにより担持されている。

[0011] 本発明の第 1の態様において、グルカン膜は、香料を含有し、粒子状担体の表面 を直接覆う。第 1の態様による香料ビーズは、粒子状担体と、前記粒子状担体の表面 を覆って設けられ、香料を保持したグルカン膜を備える。

[0012] 本発明の第 2の態様において、香料は固体香料であり、これが粒子状担体の表面 を直接覆い、この固体香料膜をグルカン膜が覆う。第 2の態様による香料ビーズは、 粒子状担体、前記担体の表面を覆って設けられたメントール膜、および前記メントー ル膜の表面を覆って設けられたグルカン膜を備える。

[0013] 本発明に使用される粒子状担体は、炭酸カルシウム粒子、活性炭粒子、糖結晶粒 子（例えば、グラニュー糖）、コーヒー豆粒子等によって構成することができる。粒子状 担体は、平均粒径が 75 ^ m〜2000 μ mのもの、例えば平均粒径が 75 μ m〜350 β mのものを好適に使用することができる。

[0014] グルカン膜は、例えば、プルラン、マルトデキストリン、ヒドロキシプロピノレセノレロース などにより構成され、水溶性である。

[0015] 香料としては、食品用香料およびタバコ用香料を用いることができる。そのような香 料の例を挙げると、ラベンダー、シナモン、カルダモン、セレリー、丁子、カスカリラ、 ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニゥム、ハチミツエッセンス、ローズ油、 ノ ユラ、レモン、オレンジ、ノヽッ力、ケィ皮、キャラウェー、コニャック、ジャスミン、力モミ 一ノレ、メントーノレ、力シャ、イランイラン、セージ、スペアミント、フェンネノレ、ヒメント、ジ ンジャ、ァニス、コリアンダ、コーヒー等の精油等である。

[0016] 図 1は、本発明の第 1の態様に係る香料ビーズ 10の拡大概略断面図である。この 香料ビーズ 10は、粒子状担体（核） 12の表面をグルカン膜 14が覆っているものであ る。グルカン膜 14中には、香料が含有されている。

[0017] 香料を含有するグルカン膜 14は、香料とグルカンの水溶液または水分散液等から 形成すること力できる。この水溶液または水分散液において、香料は、グルカンの重 量の 20%以下に相当する量（0%を超える）で用いることが望まし!/、。グルカン膜 14 の厚さに特に制限はないが、喫煙時の香料の放出能の観点から、最終香料ビーズの 重量の 0. 25%〜5%に相当する量のグルカンを用いてグルカン膜を形成することが 好ましい。

[0018] 第 1の態様による香料ビーズは、例えば、次の方法により製造することができる。す なわち、炭酸カルシウム等の粒子状担体を、流動造粒乾燥機に入れ、例えば 80°C 以下の温風を吹き込みながら、上記香料を含有するグルカン水溶液または水分散液 を連続的または間欠的に粒子状担体の表面に噴霧し、乾燥させる。その場合、香料 の種類はグルカン溶液の組成によっては速やかに冷却させる。こうして、粒子状担体 の表面に、香料を保持したグルカン膜が形成される。

[0019] 第 1の態様による香料ビーズは、香料が、ガス透過性の低いグルカン膜に内包され ているので、保管時における香料の揮散、変質を低減させることが可能となる。そして 、喫煙時にタバコ主流煙と接触した際にはじめて、タバコ主流煙中の主に高極性成 分 (水分等）によりグルカン膜が一部溶解し、内包された香料成分が主流煙中に拡散 し、香料の香喫味を安定して味わうことができる。本発明の香料ビーズは、香喫味を 味わうために、マイクロカプセルのように外力の適用を要することがない。

[0020] 図 2は、本発明の第 2の態様に係る香料ビーズ 20の拡大概略断面図である。この 香料ビーズ 20は、粒子状担体 (核） 22の表面全体をメントールのような固体香料膜 2 4が覆い、固体香料膜 24の表面全体をグノレカン膜 26が覆って!/、るものである。

[0021] 固体香料膜 24は、後述するように、メントールのような固体香料の結晶を微粉末化 し、粒子状担体 12と混合し、固体香料微粉末を粒子状担体 22に付着させ、これを粒 子状担体 22上で加熱溶融した後、冷却により再結晶化させることにより形成すること ができる。この冷却時にメントール等の固体香料を柱状結晶となるまで成長させない ようにするために、固体香料に脂肪酸、グリセリン、プロピレングリコール等の結晶成 長抑制剤を添加しておくことが好ましい。この結晶成長抑制剤は、メントール等の固 体香料の重量の 0. ；!〜 1. 0%に相当する量で用いることができる。また、固体香料 膜 14には、固体香料以外の香料を含めることができる。

[0022] 固体香料膜 24の厚さに特に制限はないが、固体香料膜 24は、最終香料ビーズの 重量の 1〜20%に相当する量の固体香料により形成することが好ましい。

[0023] グルカン膜 26は、グルカンの水溶液、水分散液等から形成することができる。グノレ カン膜 26の厚さに特に制限はないが、グルカン膜 26は、非喫煙時の固体香料の保 香性および喫煙時のメントールの放出能の観点から、最終香料ビーズの重量の 0. 2 5〜5%に相当する量のダルカンにより形成することが好ましい。

[0024] 第 2の態様に係る香料ビーズは、例えば、次の方法により製造することができる。す なわち、粒子状担体と固体香料結晶の微粉末および必要に応じて結晶成長抑制剤 、他の香料をリボンミキサーで混合 ·加熱する。この混合初期には、固体香料結晶の 微粉末が各粒子状担体の表面に付着し、加温温度が固体香料の融点（例えばメント ールでは約 42°C)となったところで固体香料結晶の微粉末が溶融し始める。攪拌混 合を続けることで、溶融した固体香料が各粒子状担体の表面に均一に塗布される。 この加温混合後、例えばリボンミキサー缶体を冷却する力、、あるいはリボンミキサー内 に冷風を吹き込むことにより、粒子状担体を速やかに冷却する。この冷却により、溶 融した固体香料は再結晶化し、各粒子状担体の表面を膜状に覆うことができる。この 固体香料膜で覆われた粒子状担体を、流動造粒乾燥機に入れ、例えば 40°C以下 の温風を吹き込みながら、グルカンの水溶液ある!/、はグルカンの水分散液等を間欠 的に噴霧し、冷却する。こうして、粒子状担体の表面に形成された固体香料膜の表 面にダルカンの皮膜が形成される。

[0025] あるいは、上に述べたように粒子状担体の表面に固体香料膜を設けた後、そのまま リボンミキサー中で、または転動造粒機中で、固体香料膜を有する粒子状担体にグ ルカンの水溶液ある!/、は水分散液を噴霧し、固体香料膜をグルカン膜で覆った後、 冷却することによつても、第 2の態様に係る香料ビーズを製造することができる。

[0026] 第 2の態様による香料ビーズは、粒子状担体の表面に設けられた固体香料膜が、 ガス透過性の低!/、グルカン膜により覆われて!/、るので、通常の保管時にメントールが 揮散したり、チヤコールにより吸着されたりすることがない。シガレットを喫煙することに より発生する主流煙中の水分等の親水性成分と接触すると、グルカン膜が一部形状 変化し、溶解することにより下層の固体香料膜から香気が放出され、香料の香喫味を 味わうこと力 Sできる。本発明の香料ビーズは、香喫味を味わうために、マイクロカプセ ルのように外力の適用を要することがない。

[0027] 本発明のシガレット用フィルタは、本発明の香料ビーズを含む。

[0028] 以下、図 3および図 4を参照して、本発明のフィルタを有するシガレットを説明する。

図 3および図 4において、同様の要素は、同じ参照符号により示されている。

[0029] 図 3は、本発明の 1つの態様に係るシガレット用フィルタを備えたシガレット（フィルタ 付きシガレット） 30の概略断面図である。フィルタ付きシガレット 30は、タバコ刻等のタ バコ充填材 321をシガレット巻紙 322で巻装したシガレット部 32を備える。シガレット 部 32は、通常のシガレットと同様のものである。

[0030] シガレット部 32の一端には、フィルタ部 34が付設されている。フィルタ部 34はシガ レット部 32の一端に直接接して設けられたチヤコールフィルタセクション 341と、主流 煙の流れ方向に対しチヤコールフィルタセクションの下流側端に設けられた香料ビー

[0031] チャコ一 チヤコール粒子 341bを分散させた例えばセ ルロースアセテート繊維 341aをフィルタ巻取紙 341cで巻装したものであり、通常の チヤコールフィルタと同様のものである。

[0032] 香料ビーズ入りフィルタセクション 342は、本発明の香料ビーズ FBを分散させた例 えばセルロースアセテート繊維 342aをフィルタ巻取紙 342bで巻装したものである。 シガレット部 32に取り付けられている。

[0034] 図 4は、本発明の別の態様に係るシガレット用フィルタを備えたシガレット (フィルタ 付きシガレット） 40の概略断面図である。このフィルタ付きシガレット 40において、シ ガレット部 32にチップぺーパ 36により取り付けられたフィルタ部 42は、シガレット部 3 2の一端に直接取り付けられたチヤコールフィルタセクション 341と、このチヤコールフ ィルタセクション 341と間隔を空けて設けられたプレーンフィルタセクション 422を備え 、その全体が、フィルタ巻取紙 46により巻装されている。プレーンフィルタセクション 4 22は、例えばセルロースアセテート繊維 422aのトウからなる。チヤコールフィルタセク シヨン 341とプレーンフィルタセクション 422との間の空洞（キヤビティ） 44には、本発 明の香料ビーズ FBが充填されている。

[0035] 以下、本発明を具体例により説明するが、本発明はそれらの具体例により限定され るものではない。

[0036] 例 1

予め調製したプルラン 10重量％のプルラン水分散液に、コーヒーオイル 2重量％を 添加した。この混合液を、乳化機中で強攪拌 (乳化機回転数 2500rpm)し、香料分 散液を調製した。他方、平均粒径 250 mの炭酸カルシウム粒子 100gを流動造粒 乾燥機に入れ、 75°Cの温風を 0. 6m/秒の流速で吹き込みながら、速やかに上記 香料分散液を間欠噴霧 (噴霧 1分後 30分噴霧停止サイクルの繰り返し)し、合計 10g の香料分散液を炭酸カルシウム粒子表面に噴霧し、乾燥した。その後、速やかに流 動層内を室温まで冷却し、所望の香料ビーズを得た。

[0037] 例 2

平均粒径 250 mの炭酸カルシウム粒子 100gを流動造粒乾燥機に入れ、 30°Cの 温風を 1. Om/秒の流速で吹き込みながら、バニリンを添加したタバコ用香料 1重量 %とプルラン 9重量％を含む香料混合水溶液を連続的に噴霧し、合計 5gの混合水 溶液を炭酸カルシウム粒子表面に噴霧、乾燥した。その後、速やかに温風温度を室 温まで下げ、 0. 4m/秒の流速で冷却し、所望の香料ビーズを得た。

[0038] 例 3

予め調製したプルラン 10重量％のプルラン水分散液に、コーヒーオイル 1重量％ およびレシチン 0. 5重量％を添加した。この混合液を、乳化機中で強攪拌 (乳化機 回転数 7500rpm、 15分）し、香料分散液を調製した。他方、粒径 250 m〜； 1. 4m mの粉砕コーヒー豆粒子 300gを転動流動造粒乾燥機 (フロイント産業 (株)製 SFC -MINI)に入れ、底部回転目皿板を約 500rpm、造粒防止用攪拌翼を約 400rpm で回転させ、 75°Cの温風を 0. 6m/秒の流速で吹き込み、粉砕コーヒー豆粒子の流 動層を形成した。この流動層へ、上記香料分散液を 40°Cに保温しながら、連続的に 噴霧することにより、合計 90gの香料分散液をコーヒー豆粒子表面に噴霧し、乾燥し た。その後、速やかに温風温度を室温まで下げ、 0. 4m/秒の流速で冷却し、所望 の香料ビーズを得た。

[0039] 例 4

例 1〜 3でそれぞれ得られた香料ビーズをそれぞれ用いて、図 3に示すフィルタ付 きシガレットを作製した。それぞれの場合、フィルタセクション 342に添加した香料ビ 一ズの量は、フィルタ長 10mm当たり、最大 lOOmgであった。これらシガレットは、保 管時において、香料の香気が発生しなかった。し力もながら、このシガレットを喫煙す ると、香料の香喫味を安定して味わうことができた。

[0040] 例 5

平均粒径約 200 H mの炭酸カルシウム粒子 90gと、メントール結晶を粉砕して得た メントール微粉末 10g、およびグリセリン 0. 5gをリボンミキサーに入れ、攪拌混合しな 力 ¾全体を 40°Cまで加温し、 5分間さらに混合した。全てのメントールを溶融させ、炭 酸カルシウム粒子に付着 ·コーティングさせた後、リボンミキサー内に 15°Cの冷風を 吹き込んで冷却した。こうして、表面がメントール結晶の膜で覆われた各炭酸カルシ ゥム粒子を得た。これらメントール膜を有する炭酸カルシウム粒子を流動造粒機に入 れ、 40°Cの温風を 1. Om/秒の流速で吹き込みながら、速やかに、プルランの 5重 量％水溶液を間欠的に噴霧し、合計 15gのプルラン水溶液を炭酸カルシウム粒子に 噴霧した。し力、る後、 25°Cまで冷却し、所望のメントール香料ビーズを得た。

例 6

例 5で得られたメントール香料ビーズを用いて、図 3に示すフィルタ付きシガレットを 作製した。フィルタセクション 342に添加したメントール香料ビーズの量は、メントール 量換算でシガレット 1本あたり 3mgであった。このシガレットは、通常の保管条件下で はメントールの香気が発生しな力 た。し力、しながら、このシガレットを喫煙すると、メ ントールの香喫味を味わうことができた。

Claims

請求の範囲

[I] 香料ビーズであって、粒子状担体と、前記粒子状担体により支持されたグルカン膜 と、香料を包含し、前記香料は、前記グルカン膜によりその香気の放出が抑制されて いるが、前記ダルカン膜が、タバコ主流煙との接触によりその少なくとも一部が溶解 することにより、その香気が放出されるように、香料ビーズにより担持されている香料 ビーズ。

[2] 前記粒子状担体が、炭酸カルシウム粒子、活性炭粒子、糖結晶粒子およびコーヒ 一豆粒子からなる群の中から選ばれる請求項 1に記載の香料ビーズ。

[3] 前記ダルカン膜が、プルランにより構成されて!/、る請求項 1に記載の香料ビーズ。

[4] 前記香料が、ラベンダー、シナモン、カルダモン、セレリー、丁子、カスカリラ、ナツメ グ、サンダノレウッド、ベノレガモット、ゼラニゥム、ノヽチミツエッセンス、ローズ油、ノ ユラ、 レモン、オレンジ、ノヽッ力、ケィ皮、キャラウェー、コニャック、ジャスミン、力モミ一ノレ、メ ントーノレ、力シャ、イランイラン、セージ、スペアミント、フェンネル、ヒメント、ジンジャ、 ァニス、コリアンダおよびコーヒーの精油から選ばれる請求項 1に記載の香料ビーズ。

[5] 前記ダルカン膜が、香料ビーズの総重量の 0. 25%〜5%に相当する量のグルカ ンを用いて形成されてレ、る請求項 1に記載の香料ビーズ。

[6] 前記ダルカン膜が、前記香料を含有し、前記粒子状担体の表面を直接覆ってレ、る 請求項 1に記載の香料ビーズ。

[7] 前記香料が、グルカンの重量の 20%以下に相当する量で存在する請求項 6に記 載の香料ビーズ。

[8] 前記香料が固体香料であり、これが前記粒子状担体の表面を直接覆う膜を形成し 、前記グルカン膜が前記固体香料の膜を覆って!/、る請求項 1に記載の香料ビーズ。

[9] 前記固体香料が、メントールを包含する請求項 8に記載の香料ビーズ。

[10] 前記固体香料膜が、香料ビーズの総重量の 1〜20%に相当する量の固体香料を 用いて形成されてレ、る請求項 8に記載の香料ビーズ。

[I I] 請求項 1に記載の香料ビーズを含むシガレット用フィルタ。