WO2008038581A1

WO2008038581A1 - Procédé de compression d'image, dispositif de compression d'image et système de réseau médical

Info

Publication number: WO2008038581A1
Application number: PCT/JP2007/068346
Authority: WO
Inventors: Takeshi Ohkubo; Hideyuki Sakaida
Original assignee: Fujifilm Corporation
Priority date: 2006-09-27
Filing date: 2007-09-21
Publication date: 2008-04-03
Also published as: US20100074484A1; JP2008079760A; US8218883B2

Description

明細書

画像圧縮処理方法及び画像圧縮処理装置並びに医用ネットワークシステム技術分野

[0001] 本発明は、モダリティによって取得された複数枚のスライス画像からなる画像群に対し、解剖学的部位に応じた圧縮方式及び圧縮率を用いる部位別圧縮モード又は、解剖学的部位に関係なく共通の圧縮方式及び圧縮率を用いる共通圧縮モードの一方を選択して圧縮処理を行う画像圧縮処理方法、及びこの方法を用いた画像圧縮処理装置と医用ネットワークシステムとに関する。

背景技術

[0002] 診療所や病院などの医療施設には、 CR (Computed Radiography)装置、 CT (Com puted i，omography :コンピュータ断層撮京 )装、 MRI (Magnetic Resonance Imaging ：磁気共鳴映像）装置、 PET (Positron Emission Tomography :ポジトロン断層撮影）装置、超音波診断装置などといった様々なモダリティが普及している。モダリティによつて撮影された医用画像は、医師が患者の症状を判断する上での重要な資料となつている。

[0003] 医用画像は、一定期間保管することが義務付けられていたり、経過観察をする際に参照する必要があるなどの理由から、複数年に亘つて医療施設に保管される。従つて、医療施設では大量の医用画像を保管しなければならず、特に各医用画像をフィルムで保管する場合には、保管スペースの確保や管理作業、検索作業などが大きな負担となる。これを防止するため、例えば、特許文献 1の診断支援システムでは、撮影した医用画像を電子化してサーバなどに保管する。このシステムによれば、医療施設にはサーバのスペースだけを用意すればよいので、医用画像の保管スペースを大幅に削減することができる。また、管理作業や検索作業をサーバに行わせることができ、医療施設の業務の効率化を図ることができる。

[0004] ところで、こうした医用システムのサーバでは、保管した医用画像を容易に削除することができないため、記録容量が一杯になってしまった場合には、容量の増設を行わなければならない。し力もながら、記憶容量の増設は、多大なコストを必要とする。そこで、各医用画像に圧縮処理を施して、サーバの記録容量の消費を抑えることが行われてレ、る (例えば、特許文献 1参照）。

[0005] 圧縮処理には、可逆式と非可逆式とがある。可逆式の圧縮処理は、画質の劣化が無いものの、圧縮率が低ぐ記録容量の消費を大幅に抑えることは難しい。一方、非可逆式の圧縮処理は、圧縮率が高い反面、画質が劣化してしまうため、誤診断の要因となる可能性がある。

[0006] そこで、非可逆式の圧縮処理を行う際に、頭部や腹部などの部位毎に適切な圧縮率を設定することによって、画質を保ちつつ、効率よく記録容量の消費を抑えるようにしたサーバも開発されている（例えば、非特許文献 1参照）。これは、圧縮処理にともなう画質劣化の目立ち方が、撮影した部位によって異なることを利用したものである。例えば、頭部や胸部などのように空気領域や骨領域 (あるいは気管支や血管など）が細かく写っている画像は、画像のコントラストが高ぐ圧縮率を高くすると画質の劣化が目立ってしまう。他方、頸部や腹部などのように、コントラストの高い領域が少ない画像は、圧縮率を高くしても画質の劣化が目立ち難い。従って、頭部や胸部などの部位には低!/、圧縮率を設定し、頸部や腹部などの部位には高!/、圧縮率を設定することで、一定の画質を保ちながら記録容量の消費を効率良く抑えることができる。特許文献 1 :特開 2002— 282247号公報

非特許文献 1 :「月間インナービジョン」，株式会社インナービジョン， 2005年 4月，臨時増刊号，第 20巻，第 5号（通巻 229号）， p. 182- 187

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] CT装置や MRI装置などで撮影される医用画像は、人体の断面を写したスライス画像である。 CT装置や MRI装置を用いる場合は、通常、一度の検査で位置の異なる複数枚のスライス画像が撮影される。また、近年では、各モダリティの撮影能力の向上により、全ての診断対象部位にわたって一度に撮影することが可能になっている。そして、撮影されたスライス画像群を部位毎に分けて専門医に転送したり、部位毎に分けて保管することが行われて!/、る。 [0008] 部位毎に分けられたスライス画像を読影する場合に、部位の境界付近に病変があるときには、隣接する複数枚のスライス画像を観察する必要がある。し力、しながら、上述のように、部位毎に圧縮率の設定を変えてしまっていると、例えば胸部と腹部などといった隣接する部位間で画質が急激に変化し、読影がしずらくなつてしまう。特に、隣接する部位間に跨って病変部分が存在する場合には、病変による変化と画質の劣化による変化との区別が付力、なくなり、誤診断を引き起こす懸念がある。

[0009] 本発明の目的は、一度の検査で撮影された複数枚の医用画像を保管する際に、画質を保ちながら記録容量の消費を効率良く抑え、かつ隣接する部位間での画質の変化を防止することができる画像圧縮処理方法、及び画像圧縮処理装置、並びに医用ネットワークシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0010] 上記目的を達成するため、本発明の画像圧縮処理方法は、判定ステップ及び圧縮処理ステップにより、部位別圧縮モード又は共通圧縮モードの一方を選択して画像群に画像圧縮処理を行なう。前記画像群は、モダリティによって撮影された複数枚の医用画像からなる。部位別圧縮モードは、解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/ 又は圧縮率を用い、共通圧縮モードは、解剖学部位に関係なく共通の圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる。前記判定ステップでは、各医用画像の解剖学的部位を示す部位情報に基レ、て、前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれてレ、るか否かが判定される。前記圧縮処理ステップでは、画像群に複数の解剖学的部位が含まれてレ、ると判定された場合に前記共通圧縮モードで圧縮処理が行われ、画像群に一つの解剖学的部位し力、含まれてレ、なレ、と判定された場合は前記部位別圧縮モードで圧縮処理が行われる。

[0011] 前記部位別圧縮モードでは、解剖学的部位ごとに圧縮方式及び圧縮率が定められた圧縮情報を参照して、前記解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率を設定することが好ましい。

[0012] また、前記判定ステップの前に、前記各医用画像の解剖学的部位を画像解析により認識する部位認識ステップと、前記部位認識ステップの認識結果に基づき、前記各医用画像について部位情報を作成する部位情報作成ステップとを更に設けることが好ましい。

[0013] さらに、前記部位情報は、メタデータとして前記各医用画像のそれぞれに記録されていることが好ましい。

[0014] また、圧縮処理が施された前記画像群を記憶手段に保管する保管ステップをさらに設けるとよい。あるいは、圧縮処理が施された前記画像群を診断用の端末に転送する転送ステップを設けてもよい。さらに、前記解剖学的部位は、頭部、頸部、胸部、腹部、骨盤部、脚部の少なくとも一つであることが好ましい。また、前記医用画像は、人体の断面を写したスライス画像であることが好ましい。

[0015] 本発明の画像圧縮処理装置は、判定手段と圧縮処理手段とを含み、部位別圧縮モード又は共通圧縮モードの一方を選択して画像群に画像圧縮処理を行なう。前記画像群は、モダリティによって撮影された複数枚の医用画像からなる。部位別圧縮モードは、解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率を用い、共通圧縮モードは、解剖学部位に関係なく共通の圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる。前記判定手段は、各医用画像の解剖学的部位を示す部位情報に基いて、前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれているか否かを判定する。前記圧縮処理手段は、前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれていると判定された場合に前記共通圧縮モードで圧縮処理を行レ、、前記画像群に一つの解剖学的部位し力、含まれて!/、な!/、と判定された場合に前記部位別圧縮モードで圧縮処理を行う。

[0016] 本発明の医用ネットワークシステムは、サーバと、前記サーバにネットワークを介して接続された端末とを含む。前記サーバは、モダリティによって撮影された複数枚の医用画像からなる画像群を記憶する記憶手段を備え、解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる部位別圧縮モード又は、解剖学的部位に関係なく共通の圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる共通圧縮モードの一方を選択して、前記画像群に圧縮処理を行う。また、前記サーバには、判定手段と圧縮処理手段とが設けられている。判定手段は、各医用画像の解剖学的部位を示す部位情報に基いて、前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれているか否力、を判定する。圧縮処理手段は、前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれていると判定された場合に前記共通圧縮モードで圧縮処理を行!/ \前記画像群に一つの解剖学的部位しか含まれて!/、な!/、と判定された場合に前記部位別圧縮モードで圧縮処理を行う。前記端末には、ユーザからの要求により前記サーバから前記画像群が読み出される。発明の効果

[0017] 本発明によれば、画像群に複数の解剖学的部位が含まれている場合には、各医用画像に対して共通の圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる共通圧縮モードで圧縮処理が行われる。従って、隣接する解剖学的部位の画質が医用画像間で変化するのを防止すること力できる。また、画像群に一つの解剖学的部位し力、含まれていない場合には、その解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる部位別圧縮モードで圧縮処理が行われる。従って、画質を保ちながら記録容量の消費を効率良く抑えることができる。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]医用ネットワークシステムの構成を概略的に示すブロック図である。

[図 2]ボリュームデータとスライス画像の構成を概略的に示す説明図である。

[図 3]画像サーバの構成を概略的に示すブロック図である。

[図 4]圧縮情報 DBの構成を概略的に示す説明図である。

[図 5]医用ネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。

[図 6]複数の部位を含むボリュームデータと一つの部位しか含まないボリュームデータとを例示する説明図である。

[図 7]圧縮方式及び圧縮率を手動で設定する手順を示すフローチャートである。

[図 8]設定画面を示す説明図である。

[図 9]設定画面の警告表示を示す説明図である。

[図 10]圧縮処理を行った後、転送を行なう例を示すフローチャートである。

[図 11]圧縮モードの切り換えを行う代わりに警告表示を行う例を示すフローチャートである。

符号の説明

[0019] 10 医用ネットワークシステム

12 CT装置（モダリティ）

14 画像サーバ（画像圧縮処理装置、サーバ） 18 クライアント端末 (端末）

20 LAN (ネットワーク）

30 スライス画像

32 ボリュームデータ（画像群）

36c 部位情報

40 CPU (判定手段）

42 HDD (記憶手段）

46 部位認識部

47 画像圧縮処理部 (圧縮処理手段）

47a 圧縮情報 DB

発明を実施するための最良の形態

[0020] 図 1は、病院などの医療施設で用いられる医用ネットワークシステム 10の構成を概略的に示すブロック図である。医用ネットワークシステム 10は、患者のスライス画像などを医用画像として撮影する CT装置 (モダリティ） 12と、 CT装置 12が撮影したスライス画像を保管する画像サーバ（画像圧縮処理装置） 14と、医療施設内の種々の情報を管理する情報管理サーバ 16と、診察の際などに医師が使用するクライアント端末（端末） 18とで構成されている。また、これらの各部は、医療施設内の LAN (ネットヮーク） 20によって互いに接続されて!/、る。

[0021] この医用ネットワークシステム 10は、医療施設で生じる各種の情報や医用画像などを電子データとして管理することにより、カルテや医用画像のフィルムなどの保管スペースを削減する。また、医用ネットワークシステム 10は、各クライアント端末 18が各種の情報や医用画像などを簡単に読み出せるようにすることにより、医療施設の業務の効率化を図る。なお、図 1では、複数台のクライアント端末 18を示している力 S、クライアント端末 18は、医用ネットワークシステム 10に 1台だけであってもよい。反対に、 CT装置 12、画像サーバ 14、情報管理サーバ 16が、医用ネットワークシステム 10に複数台設けられてレ、てもよレ、。

[0022] 画像サーノ 14(ま、 ί列えば、、 PACS (Picture Archiving and Communication System f or medical application :医用画像保管.伝送システム）のサーバである。この画像サーノ 14には、 CT装置 12からのスライス画像の他に、例えば、ネットワークやメディアなどを介して他の医療施設から送られてきた医用画像や、症状の対比などに用いられる参考用の画像などが保管される。画像サーバ 14に保管された各医用画像は、必要に応じてクライアント端末 18に読み出され、医師による読影や患者への説明などに用いられる。なお、医用画像には、 CT装置 12で撮影されたスライス画像の他に、 CR装置や MRI装置などの他のモダリティで撮影された画像も含むものとする。また、参考用の画像には、モダリティで撮影された画像の他に、イラストレーションとして描かれたものなども含まれる。

[0023] 情報管理サーバ 16は、例えば、 HIS (Hospital Information System：病院情報システム）のサーバや、 RIS (Radiology Information System :放射線科情報システム）のサーバである。情報管理サーバ 16は、患者情報、診療情報、検査情報、会計情報などといった各種の情報を患者毎に管理する。なお、患者情報は、各患者の個人情報を表すものであり、例えば、患者氏名、患者、現住所、生年月日、年齢、性別、家族構成、及び既往歴やアレルギーの有無などが含まれる。

[0024] 診療情報は、各患者の診療に関する情報であり、例えば、診療日付、診療科、傷病名、診断結果、治療期間、投薬の種類及び量、処方薬局名などが含まれる。なお、治療期間とは、同一傷病に関して医療施設に通院した期間である。検査情報は、診断に際して撮影された医用画像の情報であり、例えば、検査日付、検査機器、検查方法、検査部位などが含まれる。なお、検査方法とは、正面及び側面などの患者を撮影した向きや、造影剤の有無などである。また、検査部位とは、検査の対象となつている頭部、頸部、胸部、腹部、骨盤部、脚部、及びこれらの一部が重複した頭頸部や胸腹部などである。さらに、会計情報には、例えば、診察費用、投薬費用、検査費用、及び保険適用の有無を表す情報などが含まれる。

[0025] クライアント端末 18は、例えば、診療室毎、あるいは診療科毎の単位で医療施設に複数台配置される。各クライアント端末 18は、例えば、周知のパーソナルコンビユータゃワークステーションなどで構成され、各種情報や医用画像などを表示するモニタ 22や、各種情報を入力するための入力機器 24などを備えている。医師は、 CT装置 12で撮影されたスライス画像や情報管理サーバ 16から読み出した各情報をモニタ 2 2に表示して画像診断を行ったり、モニタ 22に表示されたスライス画像を用いて患者に診断結果を説明したりする。また、医師は、診察によって得られた各種の情報を入力機器 24を介して入力する。なお、モニタ 22には、例えば、 CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの周知の表示装置が用いられる。また、入力機器 24は、例えば、キーボードやマウスなどの周知の入力デバイスからなる。

[0026] 情報管理サーバ 16には、 CT装置 12の予約表が格納されている。医師は、 CT装置 12による撮影を必要とした場合、クライアント端末 18から情報管理サーバ 16の予約表にアクセスする。そして、予約表の空いている日時を指定して検査の内容を指示するオーダ情報を入力することにより、 CT装置 12の検査予約を行う。情報管理サーノ 16は、新しい検査予約を受け付ける毎、あるいは一定期間毎などのタイミングで、オーダ情報を放射線科のクライアント端末 18や CT装置 12などに配信する。放射線科の医師や技師などは、このオーダ情報に基いて CT装置 12を操作し、オーダ情報に対応したスライス画像を撮影する。

[0027] このように、情報管理サーバ 16は、各患者の情報を管理するとともに、 CT装置 12 の空き状況を管理し、同じ時間帯に複数の検査予約が重ならないようにする。なお、オーダ情報は、例えば、検査方法や検査部位、及び検査を実施する患者の ID番号、検査を依頼した医師の ID番号によって構成される。

[0028] 図 2に示すように、 CT装置 12による検査では、一人の患者 KRに対して、スライス厚などの設定に応じた複数枚のスライス画像 30が撮影される。これらスライス画像 30 は、画像サーバ 14に転送され、検査毎にまとめられた状態で画像サーバ 14に保管される。なお、これ以降では、一度の検査で取得されたスライス画像 30の集合体を、ボリュームデータ（画像群） 32と称す。また、複数の部位を含むボリュームデータ 32を取得する場合には、全ての部位を連続的に撮影してもよいし、部位毎に断続的に撮影してもよい。

[0029] 各スライス画像 30は、画像データ 34aを記録する画像記録領域 34と、メタデータを記録するタグ領域 36とを有している。タグ領域 36には、例えば、患者 ID36a、検査 I D36b、部位情報 36cなどが記録される。患者 ID36aは、どの患者 KRのスライス画像 30であるかを識別するのに用いられる。検査 ID36bは、例えば、検査毎に付与される固有の番号である。この検査 ID36bは、どの検査時に撮影されたスライス画像 3 0であるかの識別を可能にし、各スライス画像 30をボリュームデータ 32として管理するのに用いられる。

[0030] また、部位情報 36cは、そのスライス画像 30にどの部位が撮影されているかを示す。これらの各メタデータは、例えば、スライス画像 30を撮影した際に CT装置によって記録されるか、あるいは、スライス画像 30の撮影後に画像サーバ 14やクライアント端末 18などで記録される。なお、タグ領域 36に記録されるメタデータは、上記に限定されるものではなぐ各スライス画像 30の識別を可能にするものであれば、他の如何なる情報が記録されていてもよい。また、このようなタグ領域 36を有する医用画像のファイノレ开 $式としては、 ί列えは、 DICOM (Digital Imaging and Communications in Medici ne)开试カ Sある。

[0031] 図 3は、画像サーバ 14の構成を概略的に示すブロック図である。画像サーバ 14は、周知のパーソナルコンピュータやワークステーションなどによって構成され、 CPU ( 判定手段） 40と、メモリ 41と、 HDD (記憶手段） 42と、モニタ 43と、入力機器 44と、ネットワークインタフェース 45と、部位認識部 46と、画像圧縮処理部（圧縮処理手段） 4 7とを有している。また、これらの各部は、バス 48を介して互いに接続されている。

[0032] HDD42には、医用ネットワークシステム 10に対応した種々のプログラムや、 CT装置 12で撮影されたスライス画像 30を含む各種の医用画像が保管される。 CPU40は、 HDD42から各プログラムをメモリ 41に読み出して処理することにより、画像サーバ 14を統括的に制御する。また、 CPU40は、ネットワークインタフェース 45を介して医用画像が入力されると、その医用画像を HDD42の所定の領域に保管する。そして、各クライアント端末 18からの要求に応じて保管した医用画像を HDD42から読み出し、要求元のクライアント端末 18に転送する。

[0033] なお、本実施形態では、各種のプログラムや医用画像などを同じ HDD42に保管しているが、それぞれを別の HDDに保管するようにしてもよい。また、本実施形態では、いわゆる内蔵タイプの HDD42を用いている力これに限ることなく、例えば、医用画像を外付けタイプの HDDに保管するようにしてもよいし、 DVD— ROM CD— R OMなどのメディアに保管するようにしてもよい。 [0034] モニタ 43は、 CPU40によるプログラムの各処理に応じて種々の操作画面を表示する。なお、モニタ 43には、例えば、液晶ディスプレイや CRTディスプレイなどの周知の表示装置が用いられる。入力機器 44は、例えば、キーボードやマウスなどからなる。モニタ 43及び入力機器 44は、例えば、医療施設内の管理者が、 HDD42に記録されたプログラムを更新したり、 HDD42の各医用画像の保管状況を確認したりする際に用いられる。ネットワークインタフェース 45は、画像サーバ 14を医療施設の LAN 20に接続する。ネットワークインタフェース 45は、例えば、 Ethernet (登録商標）など、 LAN20の規格に応じたものが適宜選択される。

[0035] 部位認識部 46は、入力されたスライス画像 30の画像解析を行って、どの部位が撮影されているかを認識する。また、部位認識部 46は、認識した部位をスライス画像 30 のタグ領域 36に部位情報 36cとして記録する。なお、部位認識部 46による画像解析は、例えば、各画素の CT値を基に画像の特徴量を算出し、算出した特徴量を予め記憶された各部位の特徴量とマッチングすることにより行われる。具体的には、例えば、骨や空気などの各組織が占める割合は、部位毎に略一定値であって個人差が少な!/、ことを利用して、スライス画像毎に各組織の CT値が占める面積比を所定値と比較することにより部位認識を行うことが可能である。

[0036] 画像圧縮処理部 47は、入力されたスライス画像 30などに非可逆方式の圧縮処理を施す。この際、圧縮方式及び圧縮率を、例えば、入力機器 44などから任意に設定するようにしてもよい。なお、画像圧縮処理部 47が行う非可逆の圧縮方式には、例えば、 Wavelet方式（例えば、特開 2000— 232366号公報）や JPEG方式などといつた周知の方式を用いることができる。

[0037] また、画像圧縮処理部 47は、撮影された部位に応じた圧縮方式及び圧縮率を用いる部位別圧縮モードと、撮影された部位に関係なく共通の圧縮方式及び圧縮率を用いる共通圧縮モードとを有している。画像圧縮処理部 47は、入力されたボリュームデータ 32に複数の部位が含まれている場合には共通圧縮モードを選択し、入力されたボリュームデータ 32に 1つの部位し力、含まれていない場合には部位別圧縮モードを選択する。

[0038] 画像圧縮処理部 47には、部位別圧縮モード時に用いられる圧縮情報データべ一ス（DB) 47aが設けられている。この圧縮情報 DB47aには、図 4に示すように、部位ごとに圧縮方式及び圧縮率が定められている。画像圧縮処理部 47は、部位別圧縮モードで圧縮処理を行う際、圧縮情報 DB47aを参照して、部位に応じた圧縮方式と圧縮率を設定する。なお、共通圧縮モードの圧縮方式及び圧縮率は、ユーザが任意に設定するようにしてもよいし、圧縮情報 DB47aを参照して、ボリュームデータ 32に含まれる複数の部位の中で最も低!/、圧縮率を用いるようにしてもょレ、。

[0039] 次に、図 5に示すフローチャートを参照しながら、上記構成による医用ネットワークシステム 10の作用について説明する。診断に際して CT装置 12による撮影が必要であると判断した医師は、クライアント端末 18を介して情報管理サーバ 16の予約表にァクセスする。そして、予約表の空いている日時にオーダ情報を入力して CT装置 12の検査予約を行う。入力されたオーダ情報は、情報管理サーバ 16から放射線科のクライアント端末 18や CT装置 12などに配信される。

[0040] オーダ情報を確認した CT装置 12のオペレータ（放射線科医や放射線技師など）は、そのオーダ情報に基いて患者 KRの撮影を行い、オーダ情報で指定された検査部位のボリュームデータ 32を取得する。また、 CT装置 12は、取得したボリュームデータ 32に含まれる各スライス画像 30のタグ領域 36に、オーダ情報に基づいた患者 I D36aと検査 ID36bとを記録する。

[0041] なお、オーダ情報で指定された検査部位に関係なぐ患者 KRの全身を撮影するようにしてもよい。全身を撮影して取得されたボリュームデータ 32には、医師の所望する部位のスライス画像 30が必ず含まれる。これにより、撮影範囲の設定ミスなどによつて、オーダ情報で指定した検査部位と実際に撮影された部位とに不整合が生じることを防止すること力できる。

[0042] ボリュームデータ 32は、 LAN20を介して画像サーバ 14に転送される。画像サーバ

14の CPU40は、受信したボリュームデータ 32を部位認識部 46に入力し、ボリュームデータ 32に含まれる各スライス画像 30の部位を認識させる。部位認識部 46は、認識した部位を各スライス画像 30のタグ領域 36に部位情報 36cとして記録する。

[0043] 次に、 CPU40は、各スライス画像 30の部位情報 36cを参照して、ボリュームデータ

32に複数の部位が含まれているか否かを判定する。そして、 CPU40は、その判定結果とボリュームデータ 32とを画像圧縮処理部 47に入力する。ボリュームデータ 32 に複数の部位が含まれている（図 6 (a)参照）と CPU40が判定した場合、画像圧縮処理部 47は、共通圧縮モードを選択し、各スライス画像 30に対して共通の圧縮方式及び圧縮率で圧縮処理を施す。

[0044] 一方、ボリュームデータ 32に 1つの部位しか含まれていない（図 6 (b)参照）と CPU 40が判定した場合、画像圧縮処理部 47は、部位別圧縮モードを選択する。部位別圧縮モードを選択した画像圧縮処理部 47は、圧縮情報 DB47aを参照し、各スライス画像 30に対して部位に応じた圧縮方式及び圧縮率で圧縮処理を施す。例えば、図 6 (b)に示すボリュームデータ 32では、各スライス画像 30に「胸部」が撮影されている。従って、圧縮情報 DB47a (図 4参照）の「胸部」に対応する圧縮方式「\¥& 61 」と圧縮率「1/5」で、各スライス画像 30が圧縮処理される。

[0045] 画像圧縮処理部 47の圧縮処理が終了すると、 CPU40は、圧縮処理済みのボリュームデータ 32を HDD42に保管する。以上のように、共通圧縮モードでは、ボリユームデータ 32に含まれる複数の部位に対して同じ圧縮処理が行われる。従って、隣接する部位間で画質が変化するのを確実に防止することができる。また、部位別圧縮モードでは、部位毎に適切な圧縮処理が行われるので、各スライス画像 30の画質を保ちながら HDD42の記録容量の消費を効率良く抑えることができる。

[0046] なお、上記実施形態では、画像圧縮処理部 47が圧縮処理を行う際、予め記録された圧縮情報 DB47aを参照して、圧縮方式及び圧縮率を自動的に設定するようにしているが、図 7に示すフローチャートのように、ユーザが手動で設定するようにしてもよい。なお、上記実施形態と機能構成上同一のものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。

[0047] 図 7のフローチャートでは、部位認識部 46に各スライス画像 30の部位を認識させた後、図 8に示す圧縮方式及び圧縮率の設定画面 60をモニタ 43に表示させるようにしている。設定画面 60は、スライス画像 30を表示する画像表示領域 62と、圧縮方式を設定する圧縮方式設定領域 64と、圧縮率を設定する圧縮率設定領域 66とを有しており、これらの領域 62、 64、 66が各部位毎に設けられている。圧縮方式の設定は、圧縮方式設定領域 64内に表示された圧縮方式のチェックボックスをチェックすることによって行われる。また、圧縮率の設定は、圧縮率設定領域 66内の入力エリアに任意の数値を入力することによって行われる。さらに、設定画面 60には、 OKボタン 68 が設けられており、圧縮方式及び圧縮率を設定した後、この OKボタン 68をクリックすることによって、設定操作が完了する。

[0048] 設定画面 60がモニタ 43に表示されると、 CPU40は、各スライス画像 30の部位情報 36cを参照して、ボリュームデータ 32に複数の部位が含まれているか否かを判定する。ボリュームデータ 32に複数の部位が含まれていると判定した場合、 CPU40は、各部位に対して同じ圧縮方式及び圧縮率しか設定できないように、設定画面 60に表示される圧縮方式及び圧縮率を制限する。これにより、ボリュームデータ 32に含まれる各部位に対して同じ圧縮処理が行われるようになるので、上記実施形態と同様に、隣接する部位間で画質が変化するのを確実に防止することができる。

[0049] 一方、ボリュームデータ 32に一つの部位しか含まれていないと判定した場合、 CP U40は、設定の制限などを行うことなぐ任意の圧縮方式及び圧縮率を設定可能にする。そして、 CPU40は、 OKボタン 68のクリックに応じて設定の完了を確認すると、設定画面 60で設定された圧縮方式及び圧縮率で各スライス画像 30に圧縮処理を施す。圧縮処理を実行した CPU40は、圧縮処理済みのボリュームデータ 32を HDD 42に保管する。なお、ボリュームデータ 32に複数の部位が含まれていると判定された場合に、設定を制限する代わりに、図 9に示すように、メッセージボックス 70をポップアップ表示させて、各部位に異なる圧縮方式及び圧縮率が設定されたことを警告するようにしてもよい。この際、メッセージボックス 70の代わりに、警告灯を点灯させたり、警告音を発するようにしてもよい。さらに、圧縮方式及び圧縮率は、完全に一致するものだけに限ることなぐ予め許容範囲を決めておき、この許容範囲を超えるものだけに対して制限や警告を行うようにしてもよい。

[0050] また、上記各実施形態では、各スライス画像 30に圧縮処理を施した後、ボリュームデータ 32を HDD42に保管するようにしている力これに限ることなく、図 10のフローチャートに示すように、圧縮処理を施した後、ボリュームデータ 32をクライアント端末 1 8に転送するようにしてもよい。この際、転送先は、ボリュームデータ 32の撮影を依頼したクライアント端末 18としてもよいし、撮影された部位を専門とする診療科のクライアント端末 18としてもよい。また、ボリュームデータ 32に複数の部位が含まれている場合には、ボリュームデータ 32に含まれる各スライス画像 30を部位毎に分割し、それぞれを専門の診療科に転送するようにしてもよい。

[0051] さらに、上記各実施形態では、画像サーバ 14が CT装置 12からボリュームデータ 3 2を受信した時点で圧縮処理を行うようにしている力圧縮処理を行うタイミングは、これに限ることなぐ例えば、圧縮処理を行わずにボリュームデータ 32を画像サーバ 14 に保管しておき、クライアント端末 18への転送が要求された時点で圧縮処理を行つてもよい。あるいは、 CT装置 12に圧縮処理手段を設けて、圧縮処理後の画像を画像サーバ 14に送信するようにしてもよい。

[0052] なお、上記各実施形態では、ボリュームデータ 32に複数の部位が含まれているか否かに基づいて圧縮モードを設定している力 S、これに限ることなく、図 11のフローチヤートに示すようにしてもよい。図 11に示すフローチャートでは、部位認識を行って部位情報 36cを作成した後、部位毎に圧縮方式及び圧縮率を設定して各スライス画像 30に圧縮処理を行うようにしている。すなわち、ボリュームデータ 32に複数の部位が含まれているか否かに限らず、画像圧縮処理部 47に常に部位別圧縮モードによる圧縮処理を行わせる。

[0053] 画像圧縮処理部 47による圧縮処理が終了すると、 CPU40は、各スライス画像 30 に設定された圧縮方法及び圧縮率をメタデータとして各スライス画像 30のタグ領域 3 6に記録する。圧縮方法及び圧縮率の記録を行った CPU40は、圧縮処理済みのボリュームデータ 32を HDD42に保管する。

[0054] CPU40は、クライアント端末 18からボリュームデータ 32の転送要求を受信すると、そのボリュームデータ 32を HDD42から読み出し、要求元のクライアント端末 18に転送する。ボリュームデータ 32を受信したクライアント端末 18は、ボリュームデータ 32に含まれる各スライス画像 30をモニタ 22に表示する。この際、クライアント端末 18は、各スライス画像 30の部位情報 36cを参照し、モニタ 22に同時あるいは連続的に表示されるスライス画像群に複数の部位が含まれているかを判定する。

[0055] 複数の部位が含まれると判定された場合、クライアント端末 18は、各スライス画像 3 0にメタデータとして記録された圧縮方式及び圧縮率を参照し、隣接する部位間で異なる圧縮方式及び圧縮率が用いられたか否かを判定する。隣接する部位間で異なる圧縮方式及び圧縮率が用いられたと判定したクライアント端末 18は、モニタ 22に警告メッセージを表示し、異なる圧縮方式及び圧縮率が用いられたことをユーザに報知する。このように警告表示を行うことで、ユーザに注意を促すことができるので、隣接する部位間で画質が変化したことによる誤診断を防止することができる。

[0056] また、上記各実施形態では、各スライス画像 30に撮影された部位の認識を画像解析によって自動的に行うようにしている力これに限ることなく、部位認識は、医師などが目視で行うものとしてもよい。また、目視によって部位認識を行った場合などには、医師などが手入力によって部位情報 36cを記録するようにすればよい。

[0057] また、上記各実施形態では、スライス画像 30のタグ領域 36にメタデータとして部位情報 36cを記録している力これに限ることなく、例えば、スライス画像 30と部位とを対応付けた表形式のファイルを用意して、各スライス画像 30の部位情報 36cをまとめて記録するようにしてもよい。さらに、上記各実施形態では、圧縮処理を行う際に、圧縮方式と圧縮率とを設定するようにしている力これに限ることなぐ例えば、いずれか一方のみを設定するようにしてもよ!/、し、さらに他の項目を追加するようにしてもよい。

[0058] なお、上記各実施形態では、 CT装置 12で撮影されたスライス画像 30を医用画像として用いているが、医用画像は、これに限ることなぐ例えば、 MRI装置や PET装置などの他のモダリティで撮影されたものであってもよい。

[0059] また、上記各実施形態では、 1つの医療施設で用いられる医用ネットワークシステム

10に本発明を適用している力本発明はこれに限ることなぐ例えば、複数の医療施設が接続されてなる医用ネットワークシステムに適用してもよい。また、上記各実施形態では、画像サーバ 14を画像圧縮処理装置として示しているが、画像圧縮処理装置は、これに限ることなく、例えば、クライアント端末 18であってもよい。

産業上の利用可能性

[0060] 本発明は、一度の検査で取得された複数枚の医用画像を圧縮処理する際に利用される。

Claims

請求の範囲

[1] モダリティによって撮影された複数枚の医用画像からなる画像群に対して、解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる部位別圧縮モードと、前記解剖学的部位に関係なく共通の圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる共通圧縮モードの一方を選択して圧縮処理を行う画像圧縮処理方法であり、

前記医用画像の解剖学的部位を示す部位情報に基!/、て、前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれているか否かを判定する判定ステップと、

前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれていると判定された場合に前記共通圧縮モードで圧縮処理を行!/、、前記画像群に一つの解剖学的部位しか含まれて!/ヽないと判定された場合に前記部位別圧縮モードで圧縮処理を行う圧縮処理ステップとを設けた画像圧縮処理方法。

[2] 前記部位別圧縮モードでは、解剖学的部位ごとに圧縮方式及び圧縮率を定めた圧縮情報を参照して、前記解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率が設定される請求項 1記載の画像圧縮処理方法。

[3] 前記判定ステップの前に、前記各医用画像の解剖学的部位を画像解析により認識する部位認識ステップと、

前記部位認識ステップの認識結果に基!/、て、前記各医用画像につ!/、て前記部位情報を作成する部位情報作成ステップとをさらに設けた請求項 1記載の画像圧縮処理方法。

[4] 前記部位情報は、メタデータとして前記各医用画像に記録される請求項 1記載の画像圧縮処理方法。

[5] 前記圧縮処理が施された前記画像群を記憶手段に保管する保管ステップを設けた請求項 1記載の画像圧縮処理方法。

[6] 前記圧縮処理が施された前記画像群を診断用の端末に転送する転送ステップを設けた請求項 1記載の画像圧縮処理方法。

[7] 前記解剖学的部位は、頭部、頸部、胸部、腹部、骨盤部、脚部の少なくとも一つである請求項 1記載の画像圧縮処理方法。

[8] 前記医用画像は、人体の断面を写したスライス画像である請求項 1記載の画像圧縮処理方法。

[9] モダリティによって撮影された複数枚の医用画像からなる画像群に対して、解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる部位別圧縮モードと、前記解剖学的部位に関係なく共通の圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる共通圧縮モードの一方を選択して圧縮処理を行う画像圧縮処理装置であり、

前記各医用画像の解剖学的部位を示す部位情報に基!/、て、前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれているか否力、を判定する判定手段と、

前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれていると判定された場合に前記共通圧縮モードで圧縮処理を行!/、、前記画像群に一つの解剖学的部位し力、含まれて!/ヽない判定された場合に前記部位別圧縮モードで圧縮処理を行う圧縮処理手段とを備えた画像圧縮処理装置。

[10] モダリティによって撮影された複数枚の医用画像からなる画像群を記憶する記憶手段を有し、解剖学的部位に応じた圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる部位別圧縮モードと、前記解剖学的部位に関係なく共通の圧縮方式及び/又は圧縮率を用いる共通圧縮モードの一方を選択して、前記画像群に対して画像圧縮処理を行うサーバと、前記サーバにネットワークを介して接続され、ユーザからの要求に応じて前記サーバから前記画像群が読み出される端末とからなる医用ネットワークシステムであり、

前記画像群に複数の解剖学的部位が含まれていると判定された場合に前記共通圧縮モードで圧縮処理を行!/、、前記画像群に一つの解剖学的部位し力、含まれて!/ヽないと判定された場合に前記部位別圧縮モードで圧縮処理を行う圧縮処理手段とが前記サーバに設けられている医用ネットワークシステム。