WO2007141927A1

WO2007141927A1 - コンテンツ再生システム、クライアント端末、広告サーバ、復号化ドライバ、及びコンテンツ再生方法

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Publication number: WO2007141927A1
Application number: PCT/JP2007/050994
Authority: WO
Inventors: Keiichiro Sugiyama; Hiroshi Takeuchi
Original assignee: Keiichiro Sugiyama; Hiroshi Takeuchi
Priority date: 2006-06-02
Filing date: 2007-01-23
Publication date: 2007-12-13
Also published as: JP2009206535A

Abstract

【課題】　コンテンツと広告を関連させながら常に最新の広告を再生させることで広告の効果を向上させ、それによってコンテンツの流通を高めるようにする。【解決手段】　クライアント端末１は、保存されたコンテンツファイルを再生する際に、広告サーバ３をアクセスし、広告サーバ３にコンテンツＩＤに基づく広告参照情報を送信する。広告サーバ３は、広告参照情報を受信すると、広告参照情報に応じた広告再生情報を判断し、判断された広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成してクライアント端末１に返信する。クライアント端末１は、受信した再生条件制御ファイルに従って、広告サーバ３から広告をストリーミング再生し、保存されたコンテンツファイルのコンテンツを再生する。これにより、ダウンロード型のコンテンツの提供システムで、最新の広告が再生できる。

Description

明細書

コンテンツ再生システム、クライアント端末、広告サーバ、復号化ドライバ、及びコンテンツ再生方法

技術分野

[0001] 本発明は、動画等のコンテンツをネットワークを使って配信し、パーソナルコンビュータ等にダウンロードして保存するコンテンツ再生システム、そのようなコンテンツ再生システムにおけるクライアント端末、広告サーバ、復号ィ匕ドライノく、及びコンテンツ再生方法に関する。

背景技術

[0002] コンテンツをネットワークを使って配信し、パーソナルコンピュータ等のクライアント端末で再生するコンテンツ配信サービスが注目されている。このようなコンテンツ配信サービスには、ストリーミング再生型のものと、ダウンロード型のものがある。ストリーミング再生型は、コンテンツをダウンロードしながら同時に再生を行うものである。ダウンロード型は、コンテンツのデータを全てダウンロードしてユーザの端末の記録媒体に蓄積しておき、この記録媒体に蓄積されたコンテンツを再生するものである。

[0003] ストリーミング再生型の場合、コンテンツを全てダウンロードする必要がないため、サーバに接続すると、待ち時間が殆どなぐコンテンツの再生が行える。また、コンテンッデータを再生した後には、ノッファのデータは保存されないため、違法コピーの危険性が少ない。このため、現行の動画コンテンツの配信サービスでは、殆ど、ストリーミング再生型のサービスが行われて、る。

[0004] 近年、このようなコンテンツ配信サービスでは、コンテンツに広告が付加されることが多い。すなわち、コンテンツを配信する際に広告を付加すれば、サービス提供者側では広告費による収入が期待でき、また、サービスを受ける側では、安価或いは無料でコンテンツの提供を受けることができる。

[0005] ストリーミング再生型では、コンテンツの実体やコンテンツの再生スケジュール等は

、全て、サーバ側の管理の基にある。このため、提供するコンテンツに、最新の広告を付加することができる。また、コンテンツを利用するユーザ側では、広告をスキップすることはできない。このため、大きな広告効果が期待できる。

[0006] これに対して、ダウンロード型の場合には、広告を含めたコンテンツを保存すると、保存した広告は更新されない。このため、期限を過ぎた古い広告が再生されてしまうことがある。また、ダウンロード型の場合には、再生の管理をユーザのクライアント端末側で行うため、ユーザが広告をスキップして、コンテンツを再生してしまう可能性がある。

[0007] なお、従来のダウンロードコンテンツに関する広告としては、特許文献 1及び特許文献 2に記載されて、るものが提案されて、る。特許文献 1に記載されて、る従来技術は、情報端末がコンテンツのダウンロードを要求する場合には、予め広告表示を行い、広告表示が所定の条件を満たす場合にコンテンツをダウンロードするものである。

[0008] 特許文献 2に記載されて、る従来技術は、広告情報とその属性が含まれたコンテンッを受信 '記録し、そのコンテンツ再生時に属性情報に基づいて広告の差し替え要否を判断し、要の場合には新たな広告を取得してコンテンツに含まれる広告を差し替えてからコンテンツを再生することで、 V、つも新鮮な広告を視聴させることで広告効果を向上させるものである。

特許文献 1 :特開 2001— 312652号公報

特許文献 2 :特開 2005— 156996号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] 上述のように、ダウンロード型のコンテンツ配信サービスでは、期限を過ぎた古!、広告が再生されてしまったり、広告がスキップされてしまったりする可能性がある。このため、従来では、広告効果の高い広告を提供することは難しいとされている。しかしながら、ダウンロード型のコンテンツ配信サービスでは、ユーザがコンテンツの実体を所有することができる。また、ダウンロードしたコンテンツを CD(Compact Disc)や DVD( Digital

Versatile Disc)等の記録媒体に記録し、ライブラリに保存しておいたり、 CDや DVD 等の記録媒体を通じて、友人とコンテンツを交換し合ったりできるという利点がある。このため、ダウンロード型のコンテンツ配信サービスを要望するユーザは多い。 [0010] したがって、ダウンロード型のコンテンツ配信サービスでも、最新の広告を再生でき

、広告効果が高められれば、ダウンロード型のコンテンツの配信サービスがより盛んになると考えられる。ダウンロード型のコンテンツ配信サービスでは、記録媒体を通じてコンテンツを交換し合うことができ、そのコンテンツと共に広告が交換されることになるから、ストリーミング再生型のコンテンツ配信サービス以上に、高い広告効果が得られる可能性がある。

[0011] 上述の特許文献 1に記載された従来技術は、コンテンツをダウンロードする際に、最適な広告を再生させることが記載されている。しかしながら、特許文献 1に記載されているものは、コンテンツのダウンロードを行うときに広告が再生されるもので、コンテンッの再生を行うときに広告を再生するものではな!/、。

[0012] また、特許文献 2に記載された従来技術では、コンテンツ再生時に属性情報に基づ、て広告の差し替え要否を判断し、要の場合には新たな広告を取得してコンテンッに含まれる広告を差し替えて力コンテンツを再生することで、、つも新鮮な広告を再生できるようにしている。し力しながら、この従来技術では、最新の広告かどうかを再生機器側に設定された期間に応じて判断して、るため、広告掲載期間が短、スポット広告等に対応させることは難しい。

[0013] 本発明は、上述の課題を鑑み、コンテンツと広告を関連させながら常に最新の広告を再生させることで広告の効果を向上させ、それによつてコンテンツの流通を促進させることが可能な新規なコンテンツ再生システム、及びそのようなコンテンツ再生システムにおけるクライアント端末、広告サーバ、復号ィ匕ドライノく、並びに、コンテンツ再生方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0014] 上述の課題を解決するために、本発明に係るコンテンツ再生システムは、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンッとからなる実行可能形式のコンテンツファイルを提供するコンテンツサーバと、ストリーミング形式で広告を提供する広告サーバと、コンテンツサーバからのコンテンツファイルをダウンロードして保存するクライアント端末と、コンテンツサーバと、広告サーバと、クライアント端末とを接続するネットワークとを備え、コンテンツサーバは、クライアント端末からの要求に応じて、コンテンツファイルをクライアント端末に提供する手段を備え、広告サーバは、コンテンツ識別情報に基づく広告参照情報により広告再生情報を管理する広告管理手段と、広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成する再生条件制御ファイル生成手段とを備え、クライアント端末は、コンテンツサーバからのコンテンツファイルをダウンロードして保存する手段と、保存されたコンテンッファイルを再生する際に、広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、広告サーバに広告参照情報を送信し、送信した広告参照情報に応じた再生条件制御ファイルを広告サーバから取得する復号化ドライバと、取得した再生条件制御フアイルに従って、広告サーバから広告をストリーミング再生し、保存されたコンテンツフアイルのコンテンツの再生を行う再生プレーヤとを備えるようにしたことを特徴とする。

[0015] 好ましくは、更に、暗号化されたコンテンツを復号するための鍵を提供する権利サーバをネットワーク上に設けるようにしたことを特徴とする。

[0016] 好ましくは、起動プログラムは、復号化ドライバの有無を判断し、復号化ドライバがない場合には、復号ィ匕ドライバをインストールするプログラムを含むことを特徴とする。

[0017] 好ましくは、クライアント端末は、保存されたコンテンツファイルのコンテンツを再生する前に、広告サーバからのストリーミング形式の広告を再生するようにしたことを特徴とする。

[0018] 好ましくは、広告サーバは、広告掲載期間に応じて、広告再生情報を更新する手段を有するようにしたことを特徴とする。

[0019] 好ましくは、広告サーバは、広告情報の再生回数に応じて、広告再生情報を更新する手段を有するようにしたことを特徴とする。

[0020] 本発明に係るクライアント端末は、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンッファイルをコンテンツサーバ力ダウンロードして保存する手段と、保存されたコンテンッファイルを再生する際に、広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、広告サーバにコンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信し、送信した広告参照情報に応じた再生条件制御ファイルを広告サーバから取得する復号化ドライバと、取得した再生条件制御ファイルに従って、広告サーバから広告をストリーミング再生し、保存されたコンテンツファイルのコンテンツの再生を行う再生プレーヤとを備えるようにしたことを特徴とする。

[0021] 本発明に係る広告サーバは、クライアント端末力も送られてきた広告参照情報に応じて、広告再生情報を管理する広告管理手段と、広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成する再生条件制御ファイル生成手段とを備え、クライアント端末からの広告参照情報を受信すると、広告管理手段により、広告参照情報に応じた広告再生情報を判断し、判断された広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを再生条件制御ファイル生成手段で生成し、クライアント端末に返信するようにしたことを特徴とする。

[0022] 本発明に係る復号化ドライバは、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンッファイルを再生する復号ィ匕ドライバであって、コンテンツファイルの広告サーバの場所情報に基づいて広告サーバをアクセスするステップと、広告サーバに、コンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信するステップと、広告サーバから広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを受信するステップとを含むようにしたことを特徴とする。

[0023] 本発明に係るコンテンツ再生方法は、クライアント端末は、コンテンツサーバから、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルをダウンロードして保存し、クライアント端末は、保存されたコンテンツファイルを再生する際に、広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、広告サーバにコンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信し、広告サーバは、クライアント端末からの広告参照情報を受信すると、広告参照情報に応じた広告再生情報を判断し、判断された広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成してクライアント端末に返信し、クライアント端末は、再生条件制御ファイルを受信し、受信した再生条件制御ファイルに従って、広告サーノから広告をストリーミング再生し、保存されたコンテンツファイルのコンテンツの再生するようにしたことを特徴とする。

発明の効果 [0024] 本発明によれば、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルを提供するコンテンツサーバと、ストリーミング形式で広告を提供する広告サーバと、コンテンッサーノくからのコンテンツファイルをダウンロードして保存するクライアント端末と、コンテンツサーバと、広告サーバと、クライアント端末とを接続するネットワークとを備え、コンテンツサーバは、クライアント端末力もの要求に応じて、コンテンツファイルをクライアント端末に提供する手段を備え、広告サーバは、コンテンツ識別情報に基づく広告参照情報により広告再生情報を管理する広告管理手段と、広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成する再生条件制御ファイル生成手段とを備え、クライアント端末は、コンテンツサーバからのコンテンツファイルをダウンロードして保存する手段と、保存されたコンテンツファイルを再生する際に、広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、広告サーバに広告参照情報を送信し、送信した広告参照情報に応じた再生条件制御ファイルを広告サーバから取得する復号化ドライバと、取得した再生条件制御ファイルに従って、広告サーバから広告をストリーミング再生し、保存されたコンテンツファイルのコンテンツの再生を行う再生プレーヤとを備えるようにしている。このため、ダウンロード型のコンテンツの提供システムで、常に、最新の広告を効果的に再生させることができる。また、広告の更新が広告サーバ側で行われるので、広告掲載期間の短い広告にも、広告掲載期間の長い広告でも柔軟に対応できる。また、クライアント端末では、広告サーバから送られてくる再生条件制御ファイルに従って、広告映像の再生とコンテンツの再生とのスケジューリングが行われるので、クライアント端末側で広告映像をスキップして再生することが難しい。また、広告映像の時間、広告映像の順番、広告映像を提供するサーバの場所等を、再生条件制御ファイルの記述に従って、柔軟に設定できる。

[0025] また、本発明によれば、更に、暗号ィ匕されたコンテンツを復号するための鍵を提供する権利サーバをネットワーク上に設けるようにしているので、コンテンツを暗号化して保護し、鍵を権利サーバで管理して、セキュリティ効果を向上させることができる。

[0026] また、本発明によれば、起動プログラムは、復号化ドライバの有無を判断し、復号ィ匕ドライバがな、場合には、復号ィ匕ドライバをインストールするプログラムを含んで!/、るので、復号化ドライバがない端末でも、復号化ドライバが適宜インストールできる。

[0027] また、本発明によれば、クライアント端末は、保存されたコンテンツファイルのコンテンッを再生する前に、広告サーバからのストリーミング形式の広告を再生するようにしているので、ユーザは必ず、広告映像を見ることになり、広告効果を高められる。

[0028] また、本発明によれば、広告サーバは、広告掲載期間に応じて、広告再生情報を更新するようにしているので、常に、最新の広告を提供できる。

[0029] また、本発明によれば、広告サーバは、広告情報の再生回数に応じて、広告再生情報を更新するようにしているので、ユーザに同一の広告を何回も見せることがなくなり、広告効果の向上が図れる。

[0030] また、本発明によれば、クライアント端末は、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルをコンテンツサーバ力ダウンロードして保存する手段と、保存されたコンテンツファイルを再生する際に、広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、広告サーバにコンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信し、送信した広告参照情報に応じた再生条件制御ファイルを広告サーバから取得する復号化ドライバと、取得した再生条件制御ファイルに従って、広告サーバから広告をストリ一ミング再生し、保存されたコンテンツファイルのコンテンツの再生を行う再生プレーャとを備えるようにしている。このため、ダウンロード型のコンテンツの提供システムで、常に、最新の広告を効果的に再生させることができる。

[0031] また、本発明によれば、広告サーバは、クライアント端末力送られてきた広告参照情報に応じて、広告再生情報を管理する広告管理手段と、広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成する再生条件制御ファイル生成手段とを備え、クライアント端末からの広告参照情報を受信すると、広告管理手段により、広告参照情報に応じた広告再生情報を判断し、判断された広告再生情報に応じた再生条件制御フアイルを再生条件制御ファイル生成手段で生成し、クライアント端末に返信するようにしている。このため、ダウンロード型のコンテンツの提供システムで、常に、最新の広告を効果的に再生させることができる。また、広告の更新が広告サーバ側で行われるので、広告掲載期間の短い広告にも、広告掲載期間の長い広告でも柔軟に対応できる。また、クライアント端末では、広告サーノから送られてくる再生条件制御ファイルに従って、広告映像の再生とコンテンツの再生とのスケジューリングが行われるので、クライアント端末側で広告映像をスキップして再生することが難しい。また、広告映像の時間、広告映像の順番、広告映像を提供するサーバの場所等を、再生条件制御ファィルの記述に従って、柔軟に設定できる。

[0032] また、本発明によれば、復号化ドライバは、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルを再生する復号化ドライバであって、コンテンツファイルの広告サーバの場所情報に基づいて広告サーバをアクセスするステップと、広告サーバに、コンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信するステップと、広告サーバから広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを受信するステップとを含むようにしてヽる。このため、ダウンロード型のコンテンツの提供システムで、常に、最新の広告を効果的〖こ再生させることができる。

[0033] また、本発明によれば、クライアント端末は、コンテンツサーバから、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツと力もなる実行可能形式のコンテンツファイルをダウンロードして保存し、クライアント端末は、保存されたコンテンツファイルを再生する際に、広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、広告サーバにコンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信し、広告サーバは、クライアント端末力の広告参照情報を受信すると、広告参照情報に応じた広告再生情報を判断し、判断された広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成してクライアント端末に返信し、クライアント端末は、再生条件制御ファイルを受信し、受信した再生条件制御ファイルに従って、広告サーバから広告をストリーミング再生し、保存されたコンテンツファイルのコンテンツの再生するようにしている。このため、ダウンロード型のコンテンツの提供システムで、常に、最新の広告を効果的に再生させることができる。また、広告の更新が広告サーバ側で行われるので、広告掲載期間の短い広告にも、広告掲載期間の長い広告でも柔軟に対応できる。また、クライアント端末では、広告サーバから送られてくる再生条件制御フアイルに従って、広告映像の再生とコンテンツの再生とのスケジューリングが行われるので、クライアント端末側で広告映像をスキップして再生することが難しい。また、広告映像の時間、広告映像の順番、広告映像を提供するサーバの場所等を、再生条件制御ファイルの記述に従って、柔軟に設定できる。

発明を実施するための最良の形態

[0034] 以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図 1は本発明のコンテンッ再生システムの構成である。

[0035] 図 1において、クライアント端末 1は、ユーザがコンテンツサーバ 2からコンテンツをダウンロードして再生するためのものである。クライアント端末 1としてはパーソナルコンピュータの使用が可能である。クライアント端末 1には、少なくとも、ネットワークに接続して、 Webページを閲覧するためのブラウザと、コンテンツのデータを再生させるための再生プレーヤのプログラムがインストールされている必要がある。更に、後に説明するように、ダウンロードしたコンテンツを再生するためには、専用の復号化ドライバをインストールする必要がある。これについては、後に説明する。

[0036] コンテンツサーバ 2には、多数のコンテンツファイル 20が蓄積されている。コンテンッファイル 20は、後に説明するように、起動プログラムと、制御情報と、暗号化されたコンテンツデータとを含む実行可能形式とされたファイルである。コンテンツサーバ 2 は、クライアント端末 1からの要求に応じて、コンテンツファイル 20を提供している。提供するコンテンツは、例えば動画データである。なお、コンテンツは、動画データに限らず、電子図書のような文書データ、静止画データ、音楽データ、ゲーム等、各種のデータであっても良い。

[0037] 広告サーバ 3は、コンテンツの再生に伴って再生される広告映像の管理や配信を行っている。広告映像は、例えば、ストリーミング形式の動画である。後に説明するように、広告サーバ 3は、クライアント端末 1でコンテンツが再生される時に、クライアント端末 1からコンテンツ ID及び再生装置 IDを広告参照情報として受信し、この広告参照情報に対応する広告再生情報を判断し、この広告再生情報に基づく再生条件制御ファイルを生成し、この再生条件制御ファイルをクライアント端末 1に送信する。再生条件制御ファイルは、コンテンツのデータへのリンク先、再生スケジュール、再生時間、バナー広告の広告再生条件を制御するためのインストラクションが記述されたフアイルである。クライアント端末 1では、この再生条件制御ファイルのインストラクションに基づいて、コンテンツの再生を行う。これにより、クライアント端末 1では、ダウンロードしたコンテンツが再生される前に、広告映像が再生されるようになる。

[0038] 権利サーバ 4は、ディジタル化されたコンテンツの著作権の管理（DRM： Digital Rig hts Management)を行っている。権利サーバ 4は、暗号化されたコンテンツのデータを復号ィ匕するための復号ィ匕鍵等を含む権利情報保存し、クライアント端末 1からの要求に応じて、再生権限があるかどうかを判断し、再生権限がある場合には、復号化鍵の提供を行っている。復号ィ匕鍵はコンテンツの暗号ィ匕に使用された暗号鍵と関連して生成されたもので、共通鍵暗号ィ匕方式を用いる場合には暗号ィ匕鍵と同一の鍵が使用され、公開鍵暗号ィ匕方式を用いる場合には暗号ィ匕鍵とペアで生成される鍵が使用される。また、権利サーバ 4は、ダウンロードしたコンテンツを再生するための復号ィ匕ドライバを提供している。

[0039] コンテンツ生成機 5は、コンテンツを暗号化し、この暗号化されたコンテンツのデータと、起動プログラムと、制御情報とから、実行可能形式のコンテンツファイル 20を生成している。つまり、コンテンツ生成機 5は、暗号ィ匕する前の生のコンテンツが入力されると、暗号ィ匕用の鍵と復号ィ匕用の鍵を生成し、生のコンテンツを暗号ィ匕用の鍵で暗号ィ匕して暗号ィ匕したコンテンツを生成する。また、復号化鍵を権利サーバ 4に保存するとともに、その権利サーバ 4のアドレスを暗号鍵のある場所（URL(Uniform Resou rce Locator))と、広告のある場所 (URL)の情報とを含む制御情報を生成して、コンテンッファイルに記録している。更に、ドライバを保存するサーバの場所 (URL)を含むドライバインストールプログラムを生成し、これらの情報をまとめて、実行可能形式のコンテンツファイル 20としている。

[0040] コンテンツ生成機 5で生成されたコンテンツファイル 20は、コンテンツサーバ 2に保存される。また、このコンテンツファイルを CDや DVD等の記録媒体に記録しても良い。なお、コンテンツサーバ 2や、 DVD等の記録媒体に記録するコンテンツファイルは、実行可能形式のままでも良いし、圧縮した形式としても良い。また、ここではコンテンッ生成機 5でコンテンツファイルを生成している力これに限定されるものではない。例えば、コンテンツフアイノレをコンテンツサーバ 2で生成しても良い。 [0041] これらクライアント端末 1、コンテンツサーバ 2、広告サーバ 3、権利サーバ 4、コンテンッ生成機 5は、ネットワーク 6を介して接続されている。ネットワーク 6は、例えばインターネットが好適である力それには限定されない。

[0042] なお、ここではコンテンツサーバ 2、広告サーバ 3、権利サーバ 4は、全て異なるサーバ、つまり異なるハード装置で構成する例を示したが、もちろんそれには限定されない。 1つのサーバの中に、コンテンツサーバ 2、広告サーバ 3、権利サーバ 4を含めて構成することもできる。要するに、これらの手段を機能的に備えていれば良ぐハード構成やサーバの設置位置には限定されない。

[0043] また、ここでは、広告サーバ 3は、クライアント端末 1からの広告参照情報に対応する再生条件制御ファイルの生成と、広告映像のストリーミング配信とを行っているが、クライアント端末 1からの広告参照情報に対応する再生条件制御ファイルを生成するサーバと、広告映像のストリーミング配信を行うサーバとを分けるようにしても良い。

[0044] 次に、本発明の実施形態のコンテンツ再生システムの各部に構成について説明する。

[0045] 図 2は、コンテンツサーバ 2の概要を示す機能ブロック図である。コンテンツサーバ 2 は、制御部 11と、記憶部 12と、入 Z出力部 13とを備えている。記憶部 12には、多数のコンテンツファイル 20が保存されている。制御部 11には、クライアント端末 1からの要求に応じて、記憶部 12のコンテンツファイル 20の中から所望のコンテンツファイルを検索する検索部 14が設けられている。

[0046] 図 3は、コンテンツサーバ 2で提供するコンテンツファイル 20の形式を示すものである。図 3に示すように、コンテンツファイル 20は、起動プログラム 21と、制御情報 22と、暗号ィ匕されたコンテンツ 23とを含む実行可能形式のファイルとされている。起動プログラム 21は、復号ィ匕ドライバの有無を確認し、復号ィ匕ドライバがない場合には復号化ドライバをインストールするためのドライバインストールプログラム 25と、復号化ドラィバの配布先の場所 (URL)の情報 26を含んでいる。制御情報 22は、コンテンツ ID の情報 27と、暗号鍵のある権利サーノの場所 (URL)の情報 28と、広告サーバ 3 の場所 (URL)の情報 29とを含んで、る。

[0047] 図 4は、コンテンツサーバ 2での処理を示すフローチャートである。図 4において、クライアント端末 1からのコンテンツの検索要求が受信したら (ステップ S1)、キーワード検索力カテゴリ検索かを判断し (ステップ S 2)、キーワード検索なら、キーワード検索結果を返信し (ステップ S3)、カテゴリ検索なら、カテゴリ検索結果を返信する (ステツプ S4)。そして、クライアント端末 1からのダウンロード要求を受信すると (ステップ S5) 、コンテンツファイルをクライアント端末 1〖こ向けて送信する (ステップ S6)。

[0048] 以上のようにして、コンテンツサーバ 2は、クライアント端末 1からの要求に応じてコンテンッファイルの検索を行、、所望のコンテンツファイルをクライアント端末 1に提供する処理が実現できる。

[0049] 次に、広告サーバ 3について説明する。図 5は、広告サーバ 3の概要を示す機能ブロック図である。図 5に示すように、広告サーバ 3は、制御部 31と、記憶部 32と、入 Z 出力部 33とを備えている。記憶部 32には、複数の広告映像ファイル 34が保存されている。広告映像ファイル 34は、動画の広告映像をストリーミング形式で提供するための動画ファイルである。

[0050] 後に説明するように、クライアント端末 1でダウンロードしたコンテンツファイルを再生する時に、クライアント端末 1から広告サーバ 3に、広告参照情報が送られている。広告サーバ 3には、広告管理部 35と再生条件制御ファイル生成部 36が含まれている。広告管理部 35は、クライアント端末 1から広告参照情報を受信すると、その広告参照情報に対応する広告再生情報を判断する処理を行って、る。再生条件制御ファイル生成部 36は、広告再生情報に基づいて、再生条件制御ファイルを生成する処理を行っている。

[0051] 広告管理部 35は、例えば図 6に示すような管理テーブルを使って、クライアント端末 1からの広告再生情報に応じた広告再生情報を判断している。

[0052] この例では、広告参照情報として、コンテンツ IDと再生装置 IDが用いられて、る。

この場合には、図 6に示すように、管理テーブルには、コンテンツ IDと、再生装置 IDと、再生回数と、更新日時と、広告再生情報との対応関係が記述される。広告再生情報には、以下のようなものが含められる。

[0053] ·広告の動画をストリーミング再生を要求する動画データの場所 (URL)。

•広告の動画に表示されるバナー広告の場所 (URL)。 •バナー広告の上にマウスポインタが重なったときに表示される文章 (ALTテキスト)。 •広告の動画をクリックした場合にブラウザを起動して遷移させる場所 (URL)。

'再生装置内のコンテンツの場所を示すパス情報。

[0054] 広告管理部 35は、例えば、図 7に示すように、管理テーブルの更新日時の項目を参照して、最新の広告情報に更新することができる。すなわち、図 7に示すように、広告主により指定された広告掲載期間を取得し (ステップ S11)、管理テーブルから更新日時の項目を取得し (ステップ S 12)、更新日時が広告掲載期間を過ぎて、るかどうかを判断する (ステップ S13)。更新日時が広告掲載期間を過ぎていたら、新しい広告の更新情報に更新する (ステップ S14)。

[0055] また、広告管理部 35は、例えば、図 8に示すように、管理テーブルの再生回数の項目を参照して、広告情報に更新することができる。すなわち、図 8に示すように、管理テーブルから再生回数の項目を取得し (ステップ S21)、再生回数が所定の回数を越えているかどうかを判断する (ステップ S22)。再生回数が所定の回数を越えていたら、新、広告再生情報に更新する (ステップ S 23)。

[0056] 以上のようにして、広告サーバ 3は、クライアント端末 1から広告参照情報を受信して、その広告参照情報に対応する広告再生情報を判断し、この広告再生情報に基づく再生条件制御ファイルを生成して、クライアント端末 1に送信する処理を行うことができる。

[0057] なお、再生回数毎に、広告を循環的に再生し、この循環的な広告を期間に応じて変更することも可能である。例えば、 1月から 2月の間では、 1回目の再生では A社、 2回目の再生では B社、 3回目の再生では C社の広告が順番に再生され、 4回目の再生では、 A社の広告に戻るようにする。更に、 3月力 4月では、再生される毎に、 C社の広告、 D社の広告、 E社の広告が順に再生され、 4回目の広告では、 C社の広告に戻るよう〖こ更新する。

[0058] 次に、クライアント端末 1について説明する。図 9は、クライアント端末 1の動作に基づく機能ブロック図である。図 9において、コンテンツサーバ 2からダウンロードしたコンテンッファイル 20は、記憶部 51に保存される。

[0059] ブラウザ 52は、マルチメディアを Webページで閲覧するためのものである。 Webぺージの画面は、表示部 55に表示される。ブラウザ 52としては、パーソナルコンビユータで通常使用される汎用のものが用いられる。

[0060] 再生プレーヤ 53は、動画コンテンツを再生するためのプレーヤであり、パーソナルコンピュータで通常使用される各種のプレーヤのソフトウェアや Webブラウザのソフトウェアが使用できる。再生プレーヤ 53により再生された画像は、表示部 55に表示される。

[0061] 復号化ドライバ 54は、ダウンロードされたコンテンツファイル 20を再生するための専用のものである。図 3に示したように、コンテンツファイル 20は、実行可能形式であり、コンテンツファイル 20に起動命令が与えられると、コンテンツファイル 20の起動プログラム 21が起動し、ドライバインストールプログラム 25により、復号ィ匕ドライバ 54がィンストールされて、るかどうかが判断され、復号化ドライバ 54がインストールされて!/、なければ、復号ィ匕ドライバ 54のインストール処理が行われる。復号ィ匕ドライバ 54がィンストールされて、れば、処理が復号化ドライバ 54に渡される。

[0062] 復号化ドライバ 54は、ダウンロードされたコンテンツファイルに含まれる暗号鍵のある権利サーノの場所 (URL)の情報 28に基づいて、権利サーノをアクセスし、暗号を解読するための復号ィ匕鍵をダウンロードする。そして、広告サーバ 3の場所 (UR L)の情報 29に基づいて、広告サーバ 3をアクセスし、広告サーバ 3に、コンテンツ ID と再生装置 IDを広告参照情報として送信し、広告サーバ 3から再生条件制御フアイルを受信する処理を行う。コンテンツ IDは、図 3に示したコンテンツファイル 20のコンテンッ IDの情報 27から得ることができる。再生装置 IDは、再生装置 ID記憶部 57に格納されている。そして、復号ィ匕ドライバ 54は、再生条件制御ファイルを受信すると、受信した再生条件制御ファイルを再生プレーヤ 53に送る。

[0063] 再生プレーヤ 53は、復号化ドライバ 54から再生条件制御ファイルを受信すると、この再生条件制御ファイルに記述されて、るスケジュールに従って、広告サーバ 3をァクセスし、広告サーバ 3からの広告映像の広告映像ファイル 34 (図 5参照）をストリーミング再生する。そして、広告映像の再生を行った後に、記憶部 51に保存されたコンテンッファイル 20中の暗号化されたコンテンツ 23を復号して、保護領域 51aに移しながら、再生を行う。 [0064] 再生プレーヤ 53は汎用のソフトウェアである力復号化ドライバ 54からの制御によつて本発明特有の動作を行う。例えば、広告映像再生中は早送りや終了の機能を無効にして (典型的には早送りボタン終了ボタンを選択できなくする）、広告を必ず最後まで視聴するようにすることができる。また再生のために復号化したコンテンツフアイル 20はクライアント端末 1内に残さな!/、ようにしてコンテンツの不正コピーを防止したり、コンテンツファイル 20の別名保存を禁止したりすることができる。更に、コンテンツ再生前に権利サーバ 4にアクセスして再生許可を求め、許可を得たときのみ再生が可能になるようにしてコンテンツの権利を守ることもできる。

[0065] これは、再生中のコンテンツを第三者力不正に取得されないための処置である。

つまり、再生中のコンテンツは暗号ィヒされておらずノーガードの状態で再生されるので、再生中コンテンツを不正にキヤプチャされるとコンテンツが不正に複製される危険があるが、それを防止するために復号ィ匕されたコンテンツがキヤプチャ困難な保護領域 51a内で再生を行う。これに関する処理方法は本発明の骨子ではないが、例えば特開 2005— 215787号公報ゃ特開 2005— 227990号公報に記載の技術を用いることがでさる。

[0066] なお、 58は各サーバと通信を行う入 Z出力部、 59はクライアント端末 1の全体の動作を制御する制御部、 60はマウスやキーボード等の入力部である。

[0067] 図 10は、クライアント端末 1での処理を示すフローチャートである。図 3に示したように、コンテンツファイル 20は、実行可能形式となっている。コンテンツファイル 20を再生させる場合には、コンテンツファイル 20をダブルクリックする。コンテンツファイル 20 をダブルクリックすると、起動プログラム 21が走る (ステップ S31)。起動プログラム 21 の処理が終了すると、復号化ドライバ 54に処理が移り、広告サーバ 3にコンテンツ ID と再生装置 IDを広告参照情報として送信する処理が行われ、広告サーバ 3から再生条件制御ファイルが受信される (ステップ S32)。再生条件制御ファイルを受信すると、再生条件制御ファイルが再生プレーヤ 53に渡され、広告映像の再生と、ダウンロードしたコンテンツの再生処理が行われる（ステップ S33)。

[0068] 図 11は、図 10におけるステップ S31の起動プログラム 21の処理を示すものである。図 11において、コンテンツファイル 20がダブルクリックされると（ステップ S41)、起動プログラム 21が起動され (ステップ S42)、復号ィ匕ドライバ 54の有無が確認される ( ステップ S43)。復号ィ匕ドライバ 54が既にインストールされている場合には、ステップ S 50に行く。

[0069] クライアント端末 1で初めてコンテンツファイル 20を再生するような場合には、クライアント端末 1には、復号ィ匕ドライバ 54がインストールされていない。復号ィ匕ドライバ 54 力 Sインストールされていない場合には、コンテンツファイル 20中の復号化ドライバ 54 を配布して、る場所 (URL)の情報 26を読み出す (ステップ S44)。そして、復号化ドライバ 54の取得先をアクセスし (ステップ S45)、そこから、復号ィ匕ドライバ 54をダウンロードする（ステップ S45)。復号ィ匕ドライバ 54のダウンロードが成功したかどうかを判断し (ステップ S47)、ダウンロードが成功したら、復号化ドライバ 54をクライアント端末 1にインストールする（ステップ S48)。復号化ドライノ 54のインストールが成功したかどうかを判断し (ステップ S49)、インストールが成功したら、ファイルがダブルクリックされたカゝどうかを判断し (ステップ S50)、ファイルがダブルクリックされたら、復号化ドラィバ 54に処理を渡す (ステップ S51)。ステップ S47でダウンロードが失敗した、又は、ステップ S9で復号ィ匕ドライバのインストールに失敗したと判断されたら、エラー処理を行って (ステップ S52)、終了する。

[0070] このように、コンテンツファイル 20をダブルクリックすると、ユーザの手を借りずに、復号ィ匕ドライバ 54が自動的にインストールされる。これにより、例えば記録媒体を知人力譲り受けた場合でも簡単に再生することができる。

[0071] 図 12は、図 10におけるステップ S32の復号化ドライノ 54の処理を示すものである。図 12において、復号化ドライバ 54に処理が渡されると、コンテンツファイル 20中の制御情報 22から、暗号鍵のある権利サーバ 4の場所 (URL)の情報 28を読み出し（ステップ S61)、この暗号鍵のある権利サーノをアクセスし、再生権限を確認する（ステップ S63)。再生不許可の場合には、再生を中止する (ステップ S64)。再生許可が確認されると、権利サーバ 4から復号ィ匕鍵を取得する (ステップ S64)。そして、コンテンッファイル 20中の制御情報 22の広告サーバ 3の場所 (URL)の情報 29を読み出し (ステップ S65)、その広告サーバ 3をアクセスする（ステップ S66)。広告サーバ 3 にアクセスしたら、クライアント端末 1から広告サーバ 3に、コンテンツ IDと再生装置 ID を広告参照情報として送信する (ステップ S67)。

[0072] 広告サーバ 3は、クライアント端末 1から広告参照情報を受信すると、この管理テーブルを参照して、広告再生情報を読み出し、この広告再生情報に基づいた再生条件制御ファイルを生成し、この再生条件制御ファイルをクライアント端末 1に送信する。

[0073] ステップ S67で広告参照情報を送信したら、再生条件制御ファイルを受信し (ステツプ S68)、再生条件制御ファイルを受信したら、この再生条件制御ファイルを再生プレーャ 53に渡す (ステップ S69)。

[0074] 図 13は、図 10におけるステップ S33の再生プレーヤ 53の処理を示すものである。

図 13において、再生条件制御ファイルを取得したら (ステップ S71)、再生プレーヤ 5 3を起動する (ステップ S72)。再生プレーヤ 53は、再生条件制御ファイルを受信すると、再生条件制御ファイルの広告再生条件に基づいて、広告映像のある広告サーバ 3にアクセスし (ステップ S73)、広告サーバ 3からの広告映像ファイル 34をダウンロードしながらストリーミング再生する (ステップ S74)。広告映像のストリーミング再生が終了したら、ダウンロードしたコンテンツを保護領域 51aに移して、コンテンツを復号しながら、ダウンロードしたコンテンツの再生を行う（ステップ S75)。

[0075] 再生プレーヤ 53で再生を行う際には、復号ィ匕されたコンテンツを保護する必要がある。そのための機能をまとめると次のとおりである。

[0076] その 1は、暗号ィ匕されたコンテンツを復号しながら再生するように再生プレーヤ 53を制御し、再生後のコンテンツは保存せずに消去することである。

[0077] 第 2の機能は、暗号ィ匕コンテンツを保護領域 5 laの中に格納することである。これによって復号ィ匕後のコンテンツの違法キヤプチャを防止することができる。

[0078] 第 3の機能は広告再生時に、再生プレーヤ 53の早送りボタンや終了ボタンの選択を無効化することである。これによつて、広告をスキップしてコンテンツのみ再生することを防止して広告効果を高めることができる。またコンテンツを再生する場合には、必ず広告を再生するので、コンテンツと広告の関連付けができ、広告料金をコンテンツ製作者や著作権者に確実に支払うことができ、結果的にコンテンツの流通を促進させることができる。

[0079] 第 4の機能は、復号ィ匕コンテンツを再生中に、その再生中のコンテンツを不法にキャプチヤするようなアプリケーションのソフトウェアがクライアント端末 1の中で動作するか否かを検出し、そのようなソフトウェアの動作を検出した場合にはそのソフトウェアを強制的に終了させる。この技術は既に開発されており、例えば特開 2005— 227990 号公報に記載された方法を用いることができる。

[0080] 図 14は、広告映像を送信する際の広告サーバ 3側の処理を示すものである。図 14 にお、て、クライアント端末 1から広告参照情報として送られてくるコンテンツ ID及び再生装置 IDを受信したら (ステップ S91)、これらが広告管理部 35の管理テーブルに登録されているかどうかを判断し (ステップ S92)、登録されていれば、管理テーブルを参照して、再生条件制御ファイルを生成し (ステップ S93)、この再生条件制御ファィルをクライアント端末 1に送信する（ステップ S94)。ステップ S92で、コンテンツ ID 及び広告再生情報が管理テーブルに登録されて、なければ、再生不許可をクライアント端末 1に送信する (ステップ S95)。そして、広告映像をストリーミング形式で送信し (ステップ S96)、広告の配信状況を記録する (ステップ S97)。

[0081] 次に、本発明の第 1実施形態のコンテンツ再生システムの全体動作について、図 1 5のシーケンス図を参照して説明する。

[0082] 図 15において、クライアント端末 1はコンテンツサーバ 2にコンテンツ検索要求を送信する（ステップ S201)。コンテンツサーバ 2は、コンテンツ検索要求を受信すると、所望のコンテンツの検索を行い、該当コンテンツのリストをクライアント端末 1に送信する (ステップ S202)。クライアント端末 1のユーザは、該当コンテンツのリストを参照して、ダウンロードしたコンテンツを決定し、クライアント端末 1からコンテンツサーバ 2にコンテンッのダウンロード要求を送信する（ステップ S203)。コンテンツサーバ 2は、コンテンッのダウンロード要求を受信すると、該当するコンテンツファイルをクライアント端末 1に送信する (ステップ S204)。クライアント端末 1は、受信したコンテンツファイルを保存する (ステップ S205)。

[0083] ダウンロードしたコンテンツの再生を行う場合には、コンテンツファイルをダブルタリックする（ステップ S 206)。コンテンツファイルがダブルクリックされると、起動プロダラム 21が走り、復号ィ匕ドライバの有無の確認を行う。そして、ドライバがインストールされていない初回の場合のみ、復号ィ匕ドライバを配布している場所 (ここでは、権利サーバ 4)をアクセスし (ステップ S 207)、そこから、復号ィ匕ドライバをダウンロードしてインストールする（ステップ S208)。

[0084] 復号化ドライバ力インストールされた後、暗号鍵の場所 (URL)の情報により権利サーノをアクセスして再生権限を確認要求を行う（ステップ S209)。権利サーバ 4は、この確認要求を受け取ると、再生権限の確認を行い、再生権限を返信する (ステップ S210)。

[0085] 再生権限があることが確認されると、広告サーバ 3をアクセスし、この広告参照情報を広告サーバ 3に送信する (ステップ S211)。広告サーバ 3は、クライアント端末 1から広告参照情報を受信すると、管理テーブルを参照して、広告再生情報を読み出し、この広告再生情報に基づいた再生条件制御ファイルを生成し (ステップ S 212)、この再生条件制御ファイルをクライアント端末 1に送信する (ステップ S213)。

[0086] クライアント端末 1は、再生条件制御ファイルを受信し、この再生条件制御ファイルのインストラクションに基づいて、先ず、広告サーバ 3をアクセスし、広告サーバ 3に広告映像の要求を送る (ステップ S214)。これにより、広告サーバ 3は、広告映像をストリーミング配信し (ステップ S215)、クライアント端末 1では、広告サーバ 3からの広告映像がストリーミング再生される (ステップ S216)。広告の動画のストリーミング再生が終了されると、ダウンロードされたコンテンツの動画が再生される（ステップ S217)。

[0087] 以上説明したように、本発明の実施形態では、ダウンロードしたコンテンツファイルのコンテンツを再生させる際には、広告サーバ 3がアクセスされ、広告サーバ 3に広告参照情報 (例えばコンテンツ ID及び再生装置 ID)が送られる。広告サーバ 3には、広告参照情報を受信すると、広告再生情報を読み出し、この広告再生情報に基づいた再生条件制御ファイルを生成し、この再生条件制御ファイルをクライアント端末 1に送信する。クライアント端末 1は、この再生条件制御ファイルにより広告映像をストリーミング再生した後に、ダウンロードしたコンテンツのデータを再生する。これにより、ダゥンロード型の形態のコンテンツ配信サービスで、コンテンツの内容に関連した最新の広告動画を提供できる。

[0088] 例えば、広告サーバ 3の広告管理部 35の管理テーブルに、図 16に示すように、広告参照情報としてのコンテンツ IDが（ID= 1)に対応する広告再生情報として、「AB Cデパート夏物セールの広告」が記述されて!、るとする。コンテンツ IDが（ID= 1)のコンテンツファイルを再生すると、図 17 (A)に示すように、先ず、クライアント端末 1の再生画面 60の再生プレーヤ画面 61には、「ABCデパート夏物セール」の広告動画力 Sストリーミング再生され、その後、図 17 (B)に示すように、コンテンツの再生が開始される。

[0089] 次に、図 18に示すように、管理テーブルのコンテンツ IDが（ID = 1)に対応する広告再生情報が、「ABCデパート秋物セールの広告」に更新されたとする。この場合に、同一のコンテンツファイルを再生すると、図 19 (A)に示すように、「ABCデパート秋物セールの広告」の広告動画がストリーミング再生された後に、コンテンツ IDが (ID = 1)のコンテンツの再生が開始されるようになる。

[0090] このように、本発明の実施形態によれば、ダウンロード型の形態でコンテンツで、然も、コンテンツの内容に関連した最新の広告動画を提供できる。このため、広告が陳腐化することがなぐ大きな広告効果が期待できる。

[0091] また、本発明の実施形態によれば、広告の更新が広告サーバ 3側で行われるので、広告掲載期間の短い広告にも、広告掲載期間の長い広告でも柔軟に対応できる。また、クライアント端末 1では、広告サーバ 3から送られてくる再生条件制御ファイルに従って、広告映像の再生とコンテンツの再生とのスケジューリングが行われるので、クライアント端末 1側で広告映像をスキップして再生することが難しい。また、広告映像の時間、広告映像の順番、広告映像を提供するサーバの場所等を、再生条件制御ファイルの記述に従って、柔軟に設定できる。

[0092] また、コンテンツファイルが他の記録媒体にコピーしたような場合に、コピー先の端末でコンテンツを再生させたときにも、最新の広告映像が再生される。このため、コンテンッがコピーされた場合にも、広告効果が失われない。

[0093] なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなぐこの発明の要旨を逸脱しな！ヽ範囲内で様々な変形や応用が可能である。

[0094] 例えば、広告サーバ 3で広告再生情報を更新する際に、ユーザがそれまでダウン口ードしたコンテンツの種別や、ユーザの嗜好に合わせて、広告を更新するようにしても良い。 [0095] また、本発明の実施形態では、広告参照情報として、コンテンツ IDと再生装置 IDとをクライアント端末 1から広告サーバ 3に送信しているが、コンテンツ IDだけを広告参照情報として送信するようにしても良い。また、コンテンツ IDと再生装置 IDとの他に、コンテンツの属性や、ユーザの個人情報を送るようにしても良い。ユーザの個人情報を広告参照情報としてクライアント端末 1から広告サーバ 3に送信するようにすると、広告サーバ 3では、ユーザの性別や年齢、地域等に応じた広告を提供することができる。

[0096] また、権利サーバ 4から復号化鍵を含む権利情報を受け取る際に、広告参照情報となる情報を権利サーバ 4から受け取るようにしても良、。

[0097] また、上述の例では、クライアント端末 1として、パーソナルコンピュータを用いている力これに限らず、携帯電話端末、 PDA(Personal Digital Assistant),携帯型の音楽プレーヤや携帯型のビデオプレーヤを用いるようにしても良、。

[0098] また、上述の例では、コンテンツファイルをコンテンツサーバ 2からインターネット等のネットワーク 6を介して取得している力コンテンツの配信はインターネットサイトからのダウンロードだけでなぐ雑誌に添付された記録媒体や無料で配布される記録媒体を使用することができる。またメールで送信した暗号ィ匕コンテンツをコピーして使用することもできる。更に最新の広告を配信できるようにし、広告をインプレッション単位で販売することもできる。

[0099] また、図 20に示すように、広告をストリーミング再生する際に、再生画面 61のストリ一ミングの広告と共に、バナー広告 63を表示するようにしても良い。このバナー広告 63は、広告サーバ 3から送られてくる再生制御ファイルに記述することができ、ストリ一ミング広告とは、独立して設定できる。

産業上の利用可能性

[0100] 本発明は、動画等のコンテンツをネットワークを使って配信し、パーソナルコンビュータ等にダウンロードして保存するコンテンツ再生システムの他、 CDや DVDでコンテンッを提供する場合に、最新の広告を効果的に行うのに広く利用することができる図面の簡単な説明ようにしたことを特徴とするコンテンツ再生システム。

[図 1]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムの構成の説明図である。

[図 2]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおけるコンテンツサーバの説明に用いる機能ブロック図である。

[図 3]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおけるコンテンツファイルの説明図である。

[図 4]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおけるコンテンツサーバの処理の説明に用いるフローチャートである。

[図 5]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおける広告サーバの処理の説明に用いるフローチャートである。

[図 6]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおける広告サーバの広告管理に用いる管理テーブルの説明図である。

[図 7]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおける広告サーバの広告管理の説明に用いるフローチャートである。

[図 8]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおける広告サーバの広告管理の説明に用いるフローチャートである。

[図 9]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおけるクライアント端末の説明に用いる機能ブロック図である。

[図 10]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおけるクライアント端末の処理の説明に用いるフローチャートである。

[図 11]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおける起動プログラムの処理の説明に用いるフローチャートである。

[図 12]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおける復号ィ匕ドライバの処理の説明に用いるフローチャートである。

[図 13]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおける再生プレーヤの処理の説明に用いるフローチャートである。

[図 14]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムにおけるコンテンツ再生時の広告サーバの処理の説明に用いるフローチャートである。 [図 15]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムの全体動作の説明に用いるシーケンス図である。

[図 16]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムの再生動作の説明に用いる図である。

[図 17]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムの再生動作の説明に用いる図である。

[図 18]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムの再生動作の説明に用いる図である。

[図 19]本発明の実施形態のコンテンツ再生システムの再生動作の説明に用いる図である。

[図 20]バナー広告表示の説明図である。

符号の説明

1 クライアント端末

2 コンテンツサーバ

3 広告サーバ

4 権利サーバ

5 コンテンツ生成機

6 ネットワーク

11 制御部

12 記憶部

13 出力部

14 検索部

20 コンテンツフアイノレ

21 起動プログラム

22 制御情報

23 コンテンツ

25 ドライバインストールプログラム

26 復号化ドライバの配布先の場所 (URL)の情報コンテンツ IDの†青報

暗号鍵のある権利サーバの場所 (URL)の情報広告サーバの場所 (URL)の情報

制御部

記憶部

出力部

広告映像ファイル

広告管理部

再生条件制御ファイル生成部

記憶部

保護領域

ブラウザ

再生プレーヤ

復号化ドライバ

表示部

記憶部

再生画面

再生プレーヤ画面

Claims

請求の範囲

[1] 起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルを提供するコンテンツサーノくと、

ストリーミング形式で広告を提供する広告サーバと、

前記コンテンツサーバからのコンテンツファイルをダウンロードして保存するクライアント端末と、

前記コンテンツサーバと、前記広告サーバと、前記クライアント端末とを接続するネットワークとを備え、

前記コンテンツサーバは、前記クライアント端末力もの要求に応じて、前記コンテンッファイルを前記クライアント端末に提供する手段を備え、

前記広告サーバは、前記コンテンツ識別情報に基づく広告参照情報により広告再生情報を管理する広告管理手段と、前記広告再生情報に応じた再生条件制御ファィルを生成する再生条件制御ファイル生成手段とを備え、

前記クライアント端末は、

前記コンテンツサーバからのコンテンツファイルをダウンロードして保存する手段と、前記保存されたコンテンツファイルを再生する際に、前記広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、前記広告サーバに前記広告参照情報を送信し、前記送信した広告参照情報に応じた再生条件制御ファイルを前記広告サーバから取得する復号化ドライバと、

前記取得した再生条件制御ファイルに従って、前記広告サーバから広告をストリーミング再生し、前記保存されたコンテンツファイルのコンテンツの再生を行う再生プレ一ャとを備える

ようにしたことを特徴とするコンテンツ再生システム。

[2] 更に、前記暗号ィ匕されたコンテンツを復号するための鍵を提供する権利サーバを前記ネットワーク上に設けるようにしたことを特徴とする請求項 1に記載のコンテンツ再生システム。

[3] 前記起動プログラムは、前記復号化ドライバの有無を判断し、前記復号化ドライバがなヽ場合には、前記復号ィ匕ドライバをインストールするプログラムを含むことを特徴とする請求項 1に記載のコンテンツ再生システム。

[4] 前記クライアント端末は、前記保存されたコンテンツファイルのコンテンツを再生する前に、前記広告サーバからのストリーミング形式の広告を再生するようにしたことを特徴とする請求項 1に記載のコンテンツ再生システム。

[5] 前記広告サーバは、広告掲載期間に応じて、前記広告再生情報を更新する手段を有するようにしたことを特徴とする請求項 1に記載のコンテンツ再生システム。

[6] 前記広告サーバは、広告情報の再生回数に応じて、前記広告再生情報を更新する手段を有するようにしたことを特徴とする請求項 1に記載のコンテンツ再生システム

[7] 起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルをコンテンツサーバからダウンロードして保存する手段と、

前記保存されたコンテンツファイルを再生する際に、前記広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、前記広告サーバにコンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信し、前記送信した広告参照情報に応じた再生条件制御ファイルを前記広告サーバから取得する復号化ドライバと、

前記取得した再生条件制御ファイルに従って、前記広告サーバから広告をストリーミング再生し、前記保存されたコンテンツファイルのコンテンツの再生を行う再生プレーャと

を備えるようにしたことを特徴とするクライアント端末。

[8] クライアント端末力送られてきた広告参照情報に応じて、広告再生情報を管理する広告管理手段と、

前記広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成する再生条件制御フアイル生成手段とを備え、

前記クライアント端末からの広告参照情報を受信すると、前記広告管理手段により、前記広告参照情報に応じた広告再生情報を判断し、前記判断された広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを前記再生条件制御ファイル生成手段で生成し、前記クライアント端末に返信する

ようにしたことを特徴とする広告サーバ。

[9] 起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルを再生する復号ィ匕ドラィバであって、

前記コンテンツファイルの広告サーバの場所情報に基づいて広告サーバをァクセスするステップと、

前記広告サーバに、前記コンテンツ識別情報に基づく広告参照情報を送信するステツプと、

前記広告サーバから前記広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを受信するステップと

を含むようにしたことを特徴とする復号化ドライバ。

[10] クライアント端末は、コンテンツサーバから、起動プログラムと、コンテンツ識別情報及び広告サーバの場所情報を含む制御情報と、コンテンツとからなる実行可能形式のコンテンツファイルをダウンロードして保存し、

前記クライアント端末は、前記保存されたコンテンツファイルを再生する際に、前記広告サーバの場所情報により広告サーバをアクセスし、前記広告サーバに前記コンテンッ識別情報に基づく広告参照情報を送信し、

前記広告サーバは、前記クライアント端末からの広告参照情報を受信すると、前記広告参照情報に応じた広告再生情報を判断し、前記判断された広告再生情報に応じた再生条件制御ファイルを生成して前記クライアント端末に返信し、

前記クライアント端末は、前記再生条件制御ファイルを受信し、前記受信した再生条件制御ファイルに従って、広告サーバから広告をストリーミング再生し、前記保存されたコンテンッフアイノレのコンテンッの再生する

ようにしたことを特徴とするコンテンツ再生方法。