WO2007111299A1

WO2007111299A1 - 再生システム及び再生方法、移動型再生装置、記録装置、並びにコンピュータプログラム

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Publication number: WO2007111299A1
Application number: PCT/JP2007/056208
Authority: WO
Inventors: Kazushi Tahara
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2006-03-24
Filing date: 2007-03-26
Publication date: 2007-10-04
Also published as: JPWO2007111299A1; JP4849693B2; EP2007143A1; EP2007143A4

Abstract

再生システム（１）は、放送回線を介してコンテンツを受信する受信手段（１０１、１０２）と、通信回線（３００）を介して制御情報を送信する送信手段（１０３）と、通信回線を介してコンテンツを受信する受信手段（１０３）と、コンテンツを再生する再生手段（１０６）と、放送回線より受信されるコンテンツの再生と、通信回線より受信されるコンテンツの再生とを切り替える制御手段（１１４）と備える移動型再生装置（１００）と、通信回線を介して制御情報を受信する受信手段（２０３）と、放送回線を介してコンテンツデータを受信する受信手段（２０１、２０２）と、制御情報に基づいてコンテンツデータを記録する記録手段（２０７）と、通信回線を介してコンテンツデータを送信する送信手段（２０３）とを備える記録装置（２００）とを備える。

Description

明細書

再生システム及び再生方法、移動型再生装置、記録装置、並びにコンビユータプログラム

技術分野

[0001] 本発明は、主に移動無線網を介して接続された移動型再生装置と記録装置との間で通信を行い、記録装置から移動型再生装置へ情報を転送し、移動型再生装置においてこの情報を再生することができる再生システム及び再生方法、当該再生システムに用いられる移動型再生装置及び記録装置、並びにこれらを実現するためのコンピュータプログラムに関する。背景技術

[0002] 現在、ナビゲーシヨン装置、特に車両用ナビゲーシヨン装置が大きく普及しており、その開発が日々進められている。ナビゲーシヨン装置は、 CD_ROM、 DVD-RO M或いは HDD (ハードディスク）に格納されている地図データを用いて、例えば自車等のナビゲーシヨンの対象物の現在位置を、ディスプレイ等の表示装置に表示し、経路誘導等の各種機能を提供する。対象物の現在位置を把握する方法として、主に、ナビゲーシヨンの対象物に設けられた速度や方位等の各種のパラメータを測定するセンサからの情報のみを用いて対象物の現在位置を測位する自立航法と、複数の人工衛星から送信される測位データを受信して現在位置を測位する GPS (Global Po sitioning System)を用いた航法援助システムによる航法との 2つのうち、いずれか又は両方を組み合わせて用いるのが一般的である。

[0003] このようなナビゲーシヨン装置では、放送電波を受信することで、テレビ番組を視聴することができるものが多い。また、ナビゲーシヨン装置に限らず、携帯電話、 PDA (P ersonal Digital Assistance)、モパイルパソコンなどの移動端末においても、テレビ番組を視聴することができるものの普及が進んでいる。

[0004] し力しながら、例えばナビゲーシヨン装置であれば、該ナビゲーシヨン装置を搭載する移動体（例えば、車両や人等）が走行或いは動いている間は、安全の確保のために、テレビ番組を視聴することができないように設計されていることが多レ、。このようにテレビ番組を視聴することができない不都合を回避するべぐ特許文献 1では、ナビゲーシヨン装置にテレビ番組を録画するための機能を搭載する技術が開示されている。これにより、移動体が走行或いは動いている間に放送されるテレビ番組を録画しておき、移動体が走行していない或いは動いていないときに、録画されたテレビ番組を視聴すること力 Sできる。

[0005] 他方、携帯電話、 PDA (Personal Digital Assistance)、ナビゲーシヨン装置、モバイノレパソコンなどの移動端末においては、移動体と共に移動する端末であることから、放送電波の受信状況が刻一刻と変わる。このため、例えば自宅においてテレビ番組を視聴する場合と比較して、その映像品質や音声品質が劣化することは否めない。特に、移動体がトンネル等に入ってしまった場合には、放送電波が遮断され、テレビ番組の視聴が不可能になってしまう。このようなテレビ番組を視聴することができない不都合を回避するべぐ特許文献 2には、遠隔地 (例えば、自宅等）に設置してあるレコーダに、ナビゲーシヨン装置からテレビ番組を録画する旨の指示を送ることで、該レコーダを用いてテレビ番組を録画することができる放送番組収録システムが開示されている。これにより、放送電波を受信することができないために視聴できなかったテレビ番組を、後から自宅で視聴することができる。

[0006] 特許文献 1 :特許第 2914694号公報

特許文献 2：特開第 2002— 300502号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] し力しながら、いずれの技術も、例えば運転手以外の同乗者が、連続してテレビ番組を視聴することができないとレ、う技術的な問題点を有してレ、る。例えば、ナビゲーシヨン装置にテレビ番組を録画するための機能を搭載しても、放送電波を受信することができなレ、トンネル等に入ってしまった場合は、該トンネルを通過する間に放送されているテレビ番組を視聴することができなレ、。例えば、一連のストーリーが重要視されるドラマが放送されている場合であれば、話の流れが不明確になってしまったり、或いは、ニュース番組が放送されている場合であれば、聞きたいニュースを見逃してしまいかねない。 [0008] また、自宅に設置してあるレコーダにテレビ番組を録画させたとしても、自宅に戻つた後でなければテレビ番組を視聴することができなレ、。つまり、自宅に戻る前であれば、上述したように、例えばトンネルを通過する間に放送されているテレビ番組を視聴することができない。

[0009] 本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば移動端末を用いてテレビ番組等のコンテンツデータを視聴する場合であっても、コンテンッデータを極力見逃すことのない良好な視聴環境を実現する再生システム及び再生方法、このような再生システムに用いられる移動型再生装置及び記録装置、並びにコンピュータをこのような再生システム、移動型再生装置又は記録装置として機能させるためのコンピュータプログラムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0010] (再生システム）

上記課題を解決するために、本発明の第 1再生システムは、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に再生する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチヤンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置を備える再生システムであって、前記移動型再生装置は、前記放送回線を介して放送される前記複数のチヤンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信手段と、前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信手段と、前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 2受信手段と、前記第 1受信手段及び前記第 2受信手段の少なくとも一方により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生手段と、（i)前記第 1受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（ii)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替えるように前記再生手段を制御する制御手段とを備え、前記記録装置は、前記移動型再生装置力前記通信回線を介して送信される前記制御情報を受信する第 3受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチヤンネルのコンテンツデータを受信する第 4受信手段と、前記制御情報に基づいて、前記第 4受信手段により受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録手段と、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える。

[0011] 本発明の第 1生システムによれば、移動型再生装置は、第 1受信手段と、再生手段とを備えている。第 1受信手段の動作により、移動型再生装置は、放送回線を介して放送局力、ら放送される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信することができる。そして、再生手段の動作により、移動型再生装置は、第 1受信手段の動作により受信される所望のチャンネルのコンテンツデータを、例えば映像や音声として再生することができる。

[0012] 他方で、移動型再生装置は、第 1送信手段と、第 2受信手段と、制御手段とを備えている。更に、記録装置は、第 3受信手段と、第 4受信手段と、記録手段と、第 2送信手段とを備えている。第 1送信手段の動作により、移動型再生装置は、制御情報を、放送回線とは異なる通信回線を介して、記録装置に送信することができる。制御情報は、記録装置が所望のチャンネルのコンテンツデータを移動型再生装置に送信する (或いは、記録装置が所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する）ために必要な情報である。制御情報は、例えば、所望のチャンネルを示すチャンネル情報や、所望のチャンネルのコンテンツデータの記録に関する指示（例えば、記録開始や記録停止の指示や、そのタイミング等）を示す記録指示情報や、記録装置から移動型再生装置への所望のチャンネルのコンテンツデータの送信に関する指示 (送信開始や送信停止の指示や、そのタイミング等）を示す送信指示情報等を含んでレ、る。

[0013] 記録装置は、第 3受信手段の動作により、移動型再生装置が備える第 1送信手段の動作により送信される制御情報を受信することができる。その後、記録手段の動作により、記録装置は、受信された制御情報に基づいて、所望のチャンネルのコンテンッデータを、例えば情報記録媒体等に記録することができる。記録手段の動作により記録される所望のチャンネルのコンテンツデータは、第 4受信手段の動作により、放送回線を介して受信されるコンテンツデータである。第 4受信手段の動作により受信される所望のチャンネルのコンテンツデータ（つまり、記録手段の動作により記録される所望のチャンネルのコンテンツデータは、移動型再生装置が備える第 1受信手段が受信している所望のチャンネルのコンテンツデータと同一である。記録手段により記録された所望のチャンネルのコンテンツデータは、第 2送信手段の動作により、通信回線を介して、移動型再生装置に送信される。

[0014] 移動型再生装置は、第 2受信手段の動作により、記録装置が備える第 2送信手段の動作により送信される所望のチャンネルのコンテンツデータを受信することができる。これにより、移動型再生装置は、第 2受信手段の動作により受信される所望のチヤンネルのコンテンツデータを、例えば映像や音声として再生することができる。

[0015] ここで、移動型再生装置は、制御手段の動作により、第 1受信手段の動作により受信される（つまり、放送回線を介して放送局から直接的に受信される）所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する第 1再生動作を実行するか、第 2受信手段の動作により受信される (つまり、通信回線を介して放送局から間接的に受信される)所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する第 2再生動作を実行するかを、適宜切り替えること力 Sできる。つまり、第 1受信手段の動作により受信される所望のチャンネルのコンテンツデータが再生されている場合は、第 2受信手段の動作により受信される所望のチャンネルのコンテンツデータは再生されない。他方、第 2受信手段の動作により受信される所望のチャンネルのコンテンツデータが再生されている場合は、第 1受信手段の動作により受信される所望のチャンネルのコンテンツデータは再生されない

[0016] 例えば、放送回線の回線状況が悪化する場合 (例えば、放送電波を受信すること力 Sできない場合等であって、具体的には、例えば移動型再生装置を搭載する移動体力 Sトンネルに入った場合等）には、第 2再生動作が実行される。このため、放送回線の回線状況が悪化する場合であっても、放送回線とは異なる通信回線を介して所望のチャンネルのコンテンツデータを受信することができる。これにより、放送回線の回線状況が悪化する場合であっても、ユーザは、移動型再生装置を用いて、所望のチヤンネルのコンテンツデータを視聴することができる。 [0017] また、所望のチャンネルのコンテンツデータは、記録装置に記録されている。このため、通信回線の回線状況が悪化することで、所望のチャンネルのコンテンツデータの記録装置から移動型再生装置への送信が途切れる状況が発生しても、通信回線の回線状況が良好になった後に、記録装置に記録されている所望のチャンネルのコンテンッデータを改めて送信することができる。従って、ユーザは、所望のチャンネルのコンテンツデータを視聴することができる。これにより、所望のチャンネルのコンテンツデータの一部をユーザが見逃す不都合を防止する或いは全くなくすことにつながる。従って、ユーザは、所望のチャンネルのコンテンツデータを好適に視聴することができる。

[0018] 他方、例えば、放送回線の回線状況が良好である場合 (例えば、放送電波を障害なく受信できる場合等）には、第 1再生動作が実行されてもよいし、或いは第 2再生動作が実行されてもよい。但し、第 2再生動作により所望のコンテンツデータを再生することができない場合には、第 1再生動作が実行される。

[0019] 以上説明したように、本発明の第 1再生システムによれば、例えば移動端末を用いてコンテンツデータを視聴する場合であっても、該コンテンツデータを極力見逃すことのない良好な視聴環境を実現することができる。

[0020] 本発明の第 1再生システムの一の態様は、前記制御手段は、前記第 2受信手段により前記所望のチャンネルのコンテンツデータが受信されている場合、前記第 2再生動作へ切り替えるように前記再生手段を制御する。

[0021] この態様によれば、通信回線を介して所望のチャンネルのコンテンツデータが受信されている場合には、通信回線を介して所望のチャンネルのコンテンツデータが優先的に再生される。従って、回線状況が変動しやすい放送回線を介して受信される所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する場合と比較して、所望のチャンネルのコンテンツデータの再生品質を相対的に良くすることができる。

[0022] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記制御手段は、前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記再生手段が再生可能な状況になった後に、前記第 2再生動作へ切り替えるように前記再生手段を制御する。 [0023] この態様によれば、移動型再生装置におレ、て、通信回線を介して受信される所望のチャンネルのコンテンツデータを、不都合なく再生することができる。尚、「所望のチャンネルのコンテンツデータを前記再生手段が再生可能な状況」とは、例えば、後述の如ぐ通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータが所定サイズ以上蓄積 (バッファリング)された状況や、移動型再生装置が第 2再生動作を行うための初期動作が完了した状況等を示す。

[0024] 尚、第 2再生動作を行うことができない状況 (例えば、通信回線を介して所望のチヤンネルのコンテンツデータが受信できなレ、状況や、所望のチャンネルのコンテンツデータが例えば後述のバッファリング手段に蓄積されていない状況や、移動型再生装置が第 2再生動作を行うための初期動作が完了していない状況等）にある場合は、第 1再生動作が行われることが好ましい。

[0025] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記移動型再生装置は、前記記録装置力前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを一時的に蓄積するバッファリング手段を更に備え、前記制御手段は、前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータ力所定サイズ以上前記バッファリング手段に蓄積された後に、前記第 2再生動作へ切り替えるように前記再生手段を制御する。

[0026] この態様によれば、第 2再生動作が行われてレ、る場合には、所定サイズ以上の所望のチャンネルのコンテンツデータ力バッファリング手段に蓄積されている。具体的には、例えば、数分間の再生を可能とする程度のサイズ以上の所望のチャンネルのコンテンツデータが、バッファリング手段に蓄積されている。これにより、例えば移動型再生装置を搭載する移動体カ讣ンネル等に入ることによって通信回線の回線状況が悪化した場合であっても、バッファリング手段に蓄積された所望のチャンネルのコンテンッデータを再生することができる。従って、通信回線の回線状況が悪化した場合であっても、ユーザは、所望のチャンネルのコンテンツデータを視聴することができる

[0027] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記複数のチャンネルのコンテンツデータの少なくとも一つは、前記コンテンツデータの再生時間軸に沿って離散的に又は周期的に分布するコマーシャルデータを含んでおり、前記制御手段は、前記第 1再生動作により前記コマーシャルデータが再生されている間に、前記第 2再生動作へ切り替え且つ前記コマーシャルデータから再生が開始されるように前記再生手段を制御する。

[0028] この態様によれば、コンテンツデータ（具体的には、例えば、 1時間のテレビ番組）中には、離散的に（例えば、 1時間の再生時間の中でランダムに再生される）又は周期的に（例えば、 1時間の再生時間の中で 15分おきに再生される）コマーシャルデータ（いわゆる、 CM)が分布している。そして、コマーシャルデータが再生されているときに、第 1再生動作から第 2再生動作へと切り替えられる。このとき、第 2再生動作へ切り替えられた後も、コマーシャルデータが再生されるように、切り替えのタイミング或いはコンテンツデータの再生開始ポイントが調整される。

[0029] これにより、第 1再生動作から第 2再生動作へ切り替えられた場合において、ユーザは、再生動作が切り替えられたことを、それほど認識することなぐ所望のチャンネルのコンテンツデータを、いわば自然に視聴し続けることができる。

[0030] 尚、第 2再生動作から第 1再生動作へ切り替える場合も、同様に、第 2再生動作によりコマーシャルデータが再生されている間に、第 1再生動作へ切り替え且つコマ一シャルデータから再生が開始されるように再生手段を制御することが好ましい。

[0031] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記記録装置は、前記記録手段による前記所望のチャンネルのコンテンツデータの記録が開始されてからの経過時間を算出する第 1算出手段を更に備え、前記第 2送信手段は、前記第 1算出手段により算出される経過時間が所定の第 1閾値を超えた後に、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始する。

[0032] この態様によれば、例えば、記録装置が一定のサイズ以上の所望のチャンネルのコンテンツデータの記録を完了した後に、所望のチャンネルのコンテンツデータの送信が開始される。これにより、例えば記録装置に何らかの不都合が生ずることで記録動作が一時的に停止した場合であっても、記録装置は、所望のチャンネルのコンテンッデータを、移動型再生装置に送信することができる。

[0033] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記移動型再生装置は、前記移動型再生装置の現在位置を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記現在位置及び地図情報に基づレ、て、前記移動型再生装置が将来移動する可能性のある複数の候補位置を予測する予測手段と、前記複数の候補位置の夫々において、前記放送回線を介して放送される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記第 1受信手段が受信することができるか否かを判定する判定手段とを更に備え、前記第 2送信手段は、前記判定手段により、前記放送回線を介して放送される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記第 1受信手段が受信することができないと判定された場合に、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始する。

[0034] この態様によれば、検出手段の動作により、例えば GPSや各種センサ等を利用して、移動型再生装置 (具体的には、移動型再生装置が搭載される移動体)の現在位置が検出される。そして、生成手段の動作により、該現在位置及び地図情報 (例えば、地図そのものを示すデータや、地図上に存在する地形'建造物等を示すデータ）を用いて、例えば移動型再生装置の移動方向や今までの移動の経路等を考慮しながら、将来移動する可能性のある複数の候補位置が予測される。その後、判定手段の動作により、複数の候補位置の夫々に、放送回線を介して放送される所望のチャンネルのコンテンツデータを、第 1受信手段を用いて受信することができるか否かが判定される。例えば、候補位置に、放送回線を介した受信が不可能になるトンネルや地下道等が存在するか否かが判定される。この判定の結果、放送回線を介して放送される所望のチャンネルのコンテンツデータを受信することができない候補値が含まれていると判定された場合には、第 2送信手段の動作により、所望のチャンネルのコンテンッデータの移動型再生装置への送信が開始される。

[0035] これにより、将来、移動型再生装置が実際に、第 1受信手段が所望のチャンネルのコンテンツデータを受信できない候補値に移動した場合であっても、通信回線を介して送信される所望のチャンネルのコンテンツデータを再生することができる。つまり、移動型再生装置は、所望のチャンネルのコンテンツデータの再生を継続することができる。

[0036] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記複数のチャンネルのコンテンツデータの少なくとも一つは、前記コンテンツデータの再生時間軸に沿って離散的に又は周期的に分布するコマーシャルデータを含んでおり、前記第 2送信手段は、前記コマ一シャルデータが前記記録手段により記録された後に、前記記録手段により記録される前記コマーシャルデータを始点として、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始する。

[0037] この態様によれば、コマーシャルデータを始点に所望のコンテンツデータが通信回線を介して記録装置から移動型再生装置へ送信される。このため、移動型再生装置では、コマーシャルデータから再生を開始することができる。具体的には、上述の如く、コマーシャルデータが再生されているときに、第 1再生動作から第 2再生動作へと切り替えられ、第 2再生動作へ切り替えられた後も、コマーシャルデータが再生される。これにより、第 1再生動作から第 2再生動作へ切り替えられた場合において、ユーザは、再生動作が切り替えられたことを、それほど認識することなぐ所望のチャンネルのコンテンツデータを、いわば自然に視聴し続けることができる。

[0038] 上述の如くコマーシャルデータを始点として、所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始する再生システムの態様では、前記第 2送信手段は、前記第 1再生動作により前記コマーシャルデータが再生されている間に、前記記録手段により記録される前記コマーシャルデータを始点として、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始し、前記制御手段は、前記第 1再生動作により前記コマーシャルデータが再生されている間に、前記第 2再生動作へ切り替え且つ前記コマーシャルデータから再生が開始されるように前記再生手段を制御するように構成してもよい。

[0039] このように構成すれば、コマーシャルデータが再生されているときに、第 1再生動作から第 2再生動作へと切り替えられ、第 2再生動作へ切り替えられた後も、コマーシャルデータが再生される。これにより、第 1再生動作から第 2再生動作へ切り替えられた場合において、ユーザは、再生動作が切り替えられたことを、それほど認識することなぐ所望のチャンネルのコンテンツデータを、いわば自然に視聴し続けることができる。

[0040] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記移動型再生装置は、前記複数のチヤンネルのコンテンツデータに対するチャンネル選択が行われてからの経過時間を算出する第 2算出手段を更に備え、前記第 1送信手段は、前記第 2算出手段により算出される経過時間が所定の第 2閾値を超えた後に、前記制御情報を送信する。

[0041] この態様によれば、チャンネルの変更を頻繁に行う、いわゆるザッビングの際には、制御情報を送信しない。チャンネルの変更が行われていなレ、（具体的には、チャンネルが選択されてから一定時間、チャンネルの変更が行われていなレ、）ことが確認されてから、制御情報が送信される。これにより、不必要に制御情報を送信（或いは、生成）することがなくなる。

[0042] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記移動型再生装置は、前記移動型再生装置の現在位置を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記現在位置及び地図情報に基づいて、前記移動型再生装置が将来移動する可能性のある複数の候補位置を予測する予測手段と、前記複数の候補位置の夫々において、前記放送回線を介して放送される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記第 1受信手段が受信することができるか否力を判定する判定手段とを更に備え、前記第 1送信手段は、前記判定手段により、前記放送回線を介して放送される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記第 1受信手段が受信することができないと判定された場合に、前記制御情報を、前記通信回線を介して前記記録装置に送信する。

[0043] この態様によれば、放送回線を介して放送される所望のチャンネルのコンテンツデータを受信することができない候補値が含まれていると判定された場合には、制御情報が移動型再生装置から記録装置へ送信される。制御情報を受信した記録装置は、所望のチャンネルのコンテンツデータの記録及び移動型再生装置への送信を開始する。

[0044] これにより、将来、移動型再生装置が実際に、第 1受信手段が所望のチャンネルのコンテンツデータを受信できない候補値に移動した場合であっても、通信回線を介して送信される所望のチャンネルのコンテンツデータを再生することができる。つまり、移動型再生装置は、所望のチャンネルのコンテンツデータの再生を継続することができる。

[0045] 本発明の第 1再生システムの他の態様は、前記移動型再生装置は、前記記録装置力前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを一時的に蓄積するバッファリング手段を更に備える。

[0046] この態様によれば、例えば移動型再生装置を搭載する移動体がトンネル等に入ることによって通信回線の回線状況が悪化した場合であっても、バッファリング手段に蓄積された所望のチャンネルのコンテンツデータを再生することができる。従って、通信回線の回線状況が悪化した場合であっても、ユーザは、所望のチャンネルのコンテンッデータを視聴することができる。

[0047] 上記課題を解決するために、本発明の第 2再生システムは、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に再生する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチヤンネルのコンテンツデータを受信すると共に格納する記録装置を備える再生システムであって、前記移動型再生装置は、前記放送回線を介して放送される前記複数のチヤンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信手段と、前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信手段と、前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 2受信手段と、前記第 1受信手段及び前記第 2受信手段の少なくとも一方により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生手段と、（i)前記第 1受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（ii)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替えるように前記再生手段を制御する制御手段とを備え、前記記録装置は、前記移動型再生装置力前記通信回線を介して送信される前記制御情報を受信する第 3受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチヤンネルのコンテンツデータを格納する格納手段と、前記制御情報に基づいて、前記格納手段により格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える。

[0048] 本発明の第 2再生システムによれば、上述した第 1再生システムと同様に、移動型再生装置は、制御手段の動作により、第 1受信手段の動作により受信される（つまり、放送回線を介して放送局から直接的に受信される）所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する第 1再生動作を実行するか、第 2受信手段の動作により受信される（つまり、通信回線を介して放送局から間接的に受信される）所望のチャンネルのコンテンッデータを再生する第 2再生動作を実行するかを、適宜切り替えることができる。

[0049] 第 2再生システムでは特に、記録装置が備える格納手段に格納されている所望のチャンネルのコンテンツデータが、第 2送信手段の動作により、通信回線を介して送信される。つまり、放送回線を介して受信される所望のチャンネルのコンテンツデータを逐次記録しなくとも、それが既に記録されている格納手段を備えているため、上述した第 1再生システムが有する利益と同様の利益を、第 2再生システムにも享受すること力 Sできる。

[0050] 尚、上述した本発明の第 1再生システムにおける各種態様に対応して、本発明の第 2再生システムも各種態様を採ることが可能である。

[0051] (再生方法）

上記課題を解決するために、本発明の第 1再生方法は、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に格納する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置を備える再生システムにおける再生方法であって、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置において受信する第 1受信工程と、前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1 送信工程と、前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 2受信工程と、前記第 1受信工程及び前記第 2 受信工程の少なくとも一方において受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生工程と、（0前記第 1受信手段により受信される前記所望のチヤンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（ii)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替える制御工程と、前記移動型再生装置から前記通信回線を介して送信される前記制御情報を受信する第 3受信工程と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを前記記録装置において受信する第 4受信工程と、前記制御情報に基づいて、前記第 3受信工程において受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録工程と、前記記録工程にぉレ、て記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信工程とを備える。

[0052] 本発明の第 1再生方法によれば、上述した本発明の第 1再生システムが有する各種利益と同様の利益を享受することができる。

[0053] 尚、上述した本発明の第 1再生システムにおける各種態様に対応して、本発明の第 1再生方法も各種態様を採ることが可能である。

[0054] 上記課題を解決するために、本発明の第 2再生方法は、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に再生する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に格納する記録装置を備える再生システムにおける再生方法であって、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信工程と、前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信工程と、前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 2受信工程と、前記第 1受信工程及び前記第 2受信工程の少なくとも一方において受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生工程と、（i)前記第 1受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（Π)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2 再生動作とを切り替える制御工程と、前記移動型再生装置から前記通信回線を介して送信される前記制御情報を受信する第 3受信工程と、前記記録装置に格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信工程とを備える。

[0055] 本発明の第 2再生方法によれば、上述した本発明の第 2再生システムが有する各種利益と同様の利益を享受することができる。

[0056] 尚、上述した本発明の第 2再生システムにおける各種態様に対応して、本発明の第 2再生方法も各種態様を採ることが可能である。

[0057] (移動型再生装置）

上記課題を解決するために、本発明の移動型再生装置は、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する移動型再生装置であって、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信手段と、記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信手段と、前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 2受信手段と、前記第 1受信手段及び前記第 2受信手段の少なくとも一方により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生手段と、（i)前記第 1受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（ii)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替えるように前記再生手段を制御する制御手段とを備える。

[0058] 本発明の移動型再生装置によれば、上述した本発明の第 1又は第 2再生システムが有する各種利益と同様の利益を享受することができる。

[0059] 尚、上述した本発明の第 1又は第 2再生システムにおける各種態様に対応して、本発明の移動型再生装置も各種態様を採ることが可能である。

[0060] (記録装置）

上記課題を解決するために、本発明の第 1記録装置は、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置であって、移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンッデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3 受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 4受信手段と、前記制御情報に基づいて、前記第 4受信手段により受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録手段と、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える。

[0061] 本発明の第 1記録装置によれば、上述した本発明の第 1再生システムが有する各種利益と同様の利益を享受することができる。

[0062] 尚、上述した本発明の第 1再生システムにおける各種態様に対応して、本発明の第 1記録装置も各種態様を採ることが可能である。

[0063] 上記課題を解決するために、本発明の第 2記録装置は、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する記録装置であって、移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する格納手段と、前記格納手段により格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える。

[0064] 本発明の第 2記録装置によれば、上述した本発明の第 2再生システムが有する各種利益と同様の利益を享受することができる。

[0065] 尚、上述した本発明の第 2再生システムにおける各種態様に対応して、本発明の第 2記録装置も各種態様を採ることが可能である。

[0066] (コンピュータプログラム）

上記課題を解決するために、本発明の第 1コンピュータプログラムは、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する移動型再生装置であって、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンッデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信手段と

、前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信手段と、前記記録装置力前記通信回線を介して送信される前記所望のチヤンネルのコンテンツデータを受信する第 2受信手段と、前記第 1受信手段及び前記第 2受信手段の少なくとも一方により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生手段と、（0前記第 1受信手段により受信される前記所望のチヤンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（ii)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替えるように前記再生手段を制御する制御手段とを備える移動型再生装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記第 1受信手段、前記第 1送信手段、前記第 2受信手段、前記再生手段及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。

[0067] 本発明の第 1コンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納する ROM、 CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンビユータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の移動型再生装置（或いは、上述した本発明の第 1再生システム）を比較的簡単に実現できる。

[0068] 尚、上述した本発明の移動型再生装置における各種態様に対応して、本発明の第

1コンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。

[0069] 上記課題を解決するために、本発明の第 2コンピュータプログラムは、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置であって、移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 4受信手段と、前記制御情報に基づいて、前記第 4受信手段により受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録手段と、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える記録装置 (即ち、上述した本発明の第 1記録装置 (但し、その各種態様を含む））に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記第 3受信手段、前記第 4受信手段、前記記録手段及び前記第 2送信手段のうち少なくとも一部として機能させる

[0070] 本発明の第 2コンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納する ROM、 CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンビユータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の第 1記録装置（或いは、上述した本発明の第 1再生システム）を比較的簡単に実現できる。

[0071] 尚、上述した本発明の第 1記録装置における各種態様に対応して、本発明の第 2コンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。

[0072] 上記課題を解決するために、本発明の第 3コンピュータプログラムは、放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置であって、移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する格納手段と、前記格納手段により格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える記録装置 (即ち、上述した本発明の第 2記録装置 (但し、その各種態様を含む））に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記第 3受信手段、前記格納手段及び前記第 2送信手段のうち少なくとも一部として機能させる。

[0073] 本発明の第 3コンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納する ROM、 CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンビユータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の第 2記録装置（或いは、上述した本発明の第 2再生システム）を比較的簡単に実現できる。

[0074] 尚、上述した本発明の第 2記録装置における各種態様に対応して、本発明の第 3コンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。

[0075] 上記課題を解決するために、コンピュータ読取可能な媒体内の第 1コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の移動型再生装置に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記第 1受信手段、前記第 1送信手段、前記第 2受信手段、前記再生手段及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。

[0076] 上記課題を解決するために、コンピュータ読取可能な媒体内の第 2コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の第 1記録装置に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記第 3受信手段、前記第 4受信手段、前記記録手段及び前記第 2送信手段のうち少なくとも一部として機能させる。

[0077] 上記課題を解決するために、コンピュータ読取可能な媒体内の第 3コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の第 2記録装置に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記第 3受信手段、前記格納手段及び前記第 2送信手段のうち少なくとも一部として機能させる。

[0078] 本発明の各コンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納する R〇M、 CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の移動型再生装置（或いは、上述した本発明の第 1 再生システム）、第 1記録装置（或いは、上述した本発明の第 1再生システム）、又は第 2記録装置 (或いは、上述した本発明の第 2再生システム）を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の移動型再生装置 (或いは、上述した本発明の第 1再生システム）、第 1記録装置 (或いは、上述した本発明の第 1再生システム）、又は第 2記録装置（或いは、上述した本発明の第 2再生システム）として機能させるコンピュータ読取可能なコード（或いはコンピュータ読取可能な命令）から構成されてよレ、。

[0079] 本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされよう。

[0080] 以上説明したように、本発明の第 1再生システムによれば、第 1受信手段、第 1送信手段、第 2受信手段、再生手段及び切替手段を備える移動型再生装置と、第 3受信手段、第 4受信手段、記録手段及び第 2送信手段を備える記録装置とを備える。本発明の第 2再生システムによれば、第 1受信手段、第 1送信手段、第 2受信手段、再生手段及び切替手段を備える移動型再生装置と、第 3受信手段、格納手段及び第 2 送信手段を備える記録装置とを備える。従って、移動端末を用いてテレビ番組等のコンテンッデータを視聴する場合であっても、コンテンツデータを極力見逃すことのない良好な視聴環境を実現することができる。

図面の簡単な説明

[0081] [図 1]本実施例に係る再生システムの基本構成を概念的に示すブロック図である。

[図 2]本実施例に係る再生システムが備えるカーナビゲーシヨン装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。

[図 3]本実施例に係る再生システムが備えるハードディスクレコーダの基本構成を概念的に示すブロック図である。

[図 4]本実施例に係る再生システムの第 1動作例の流れを概念的に示すフローチヤートである。

[図 5]ハードディスクレコーダからカーナビゲーシヨン装置へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置における再生のタイミングの第 1の例を示すタイミングチャートである。

[図 6]ハードディスクレコーダからカーナビゲーシヨン装置へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置における再生のタイミングの第 2の例を示すタイミングチャートである。

[図 7]ハードディスクレコーダからカーナビゲーシヨン装置へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置における再生のタイミングの第 3の例を示すタイミングチャートである。

[図 8]ハードディスクレコーダからカーナビゲーシヨン装置へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置における再生のタイミングの第 4の例を示すタイミングチャートである。

[図 9]ハードディスクレコーダからカーナビゲーシヨン装置へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置における再生のタイミングの第 5の例を示すタイミングチャートである。

園 10]本実施例に係る再生システムの第 2動作例の流れを概念的に示すフローチヤートである。

[図 11]ハードディスクレコーダからカーナビゲーシヨン装置へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置における再生のタイミングの第 6の例を示すタイミングチャートである。

園 12]本実施例に係る再生システムの第 2動作例の他の流れを概念的に示すフローチャートである。

符号の説明

1 再生システム

100 カーナビゲーシヨン装置

101 放送用アンテナ部

102 チューナ部

103 ネットワーク通信部

104 受信バッファ

106 再生部 107 GPS受信部

108 センサ部

109 ハードディスク

112 CPU

113 制御情報生成部

114 再生源切替部

115 番組解析部

117 候補位置予測部

118 メモリ

200 ノヽードディスクレコ

201 放送用アンテナ部

202 チューナ部

203 ネットワーク通信部

206 再生部

207 記録部

209 ハードディスク

212 CPU

218 メモリ

発明を実施するための最良の形態

[0083] 以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。

[0084] (1) 基本構成

初めに、図 1から図 3を参照して、本発明の再生システムに係る実施例としての再生システム 1の基本構成について説明する。ここに、図 1は、本実施例に係る再生システム 1の基本構成を概念的に示すブロック図であり、図 2は、本実施例に係る再生システム 1が備えるカーナビゲーシヨン装置 100の基本構成を概念的に示すブロック図であり、図 3は、本実施例に係る再生システム 1が備えるハードディスクレコーダ 200 の基本構成を概念的に示すブロック図である。 [0085] 図 1に示すように、本実施例に係る再生システム 1は、カーナビゲーシヨン装置 100 と、ハードディスクレコーダ 200と、通信ネットワーク網 300と、放送局 400とを備えている。

[0086] カーナビゲーシヨン装置 100は、本発明における「移動型再生装置」の一具体例を構成しており、例えば自動車等の移動体に搭載されるナビゲーシヨン装置である。力一ナビゲーシヨン装置 100は特に、放送局 400から放送される放送電波 410を受信し、該放送電波 410を復調することで取得されるテレビ番組を再生する機能を備えている。また、カーナビゲーシヨン装置 100は、通信ネットワーク網 300を介して、ハードディスクレコーダ 200その他の外部機器との間で無線又は一部有線の通信を行う機能、及びハードディスクレコーダ 200からテレビ番組を受信し、このテレビ番組を再生する機能を備えている。カーナビゲーシヨン装置 100の具体的な構成については、後に詳述する（図 2参照）。

[0087] 尚、例えば、放送電波を受信する機能及び通信機能を有する携帯電話、 PDA又はモパイルパソコン等のモパイル端末であっても、カーナビゲーシヨン装置 100と同様に、後述する動作を行うことができる。つまり、携帯性および可搬性に優れ、屋外を移動することが予定された装置であって、且つ。放送電波を受信する機能及び通信機能を有する装置であれば、カーナビゲーシヨン装置 100と同様に、後述する動作を行うことができる。

[0088] ハードディスクレコーダ 200は、本発明における「記録装置」の一具体例を構成しており、例えば自宅等に備え付けられると共に、放送局 400から放送される放送電波 4 10を受信し、該放送電波 410を復調することで取得されるテレビ番組をハードデイスク等の情報記録媒体に記録 (言い換えれば、録画)する機能を備えている。また、ハードディスクレコーダ 200は、通信ネットワーク網 300を介して、ハードディスクレコーダ 200その他の外部機器との間で無線又は一部有線の通信を行う機能を備えている。ハードディスクレコーダ 200の具体的な構成については、後に詳述する（図 3参照

[0089] 尚、屋内に備え付けられることを予定された装置であって、且つ上述した機能を有する装置であれば、ハードディスクレコーダ 200と同様に、後述する動作を行うことができる。

[0090] 通信ネットワーク網 300は、本発明における「通信回線」の一具体例を構成しており、例えば、携帯電話網、 IMT— 2000、 PHS又は無線 LAN等の無線ネットワーク網を含んでいる。尚、カーナビゲーシヨン装置 ₁₀₀とハードディスクレコーダとの間の通信線路のすべてが無線でなくてもよぐ通信線路の一部が有線であってもよい。例えば、今日では、インターネット網と携帯電話網とがモパイルインターネットサーバなどの接続装置を介して接続された通信線路が普及してレ、る。このような有線と無線とが混在した通信線路を、通信ネットワーク網 300として用いてもよい。このような通信線路を用いた場合、ハードディスクレコーダ 200は例えば固定電話回線 (有線)などを介してインターネット網に接続する。

[0091] 放送局 400は、テレビ番組を放送する基地局であって、送信アンテナ 401を備えている。送信アンテナ 401からは、放送電波 410が送信されている。放送電波 410は、例えばニュース番組やバラエティー番組やドラマ番組等のテレビ番組を示すコンテンッデータによって変調されている。コンテンツデータによって変調された放送電波 41 0は、カーナビゲーシヨン装置 100及びハードディスクレコーダ 200により受信される

[0092] 図 2に示すように、カーナビゲーシヨン装置 100は、放送用アンテナ 101と、チューナ部 102と、ネットワーク通信部 103と、受信バッファ 104と、ディスプレイ 'スピーカ 1 05と、再生咅と、 GPS受信咅 107と、センサ咅 108と、ノヽードディスク 109と、操作咅 111と、 CPU112と、メモリ 118と、データノくス 119とを備えている。

[0093] 放送用アンテナ 101は、チューナ部 102と共に本発明における「第 1受信手段」の一具体例を構成しており、放送局 400から送信される放送電波 410を放送信号として受信すると共に、該受信された放送信号を、チューナ部 102へ出力する。

[0094] チューナ部 102は、放送用アンテナ 101と共に本発明における「第 1受信手段」の一具体例を構成しており、放送用アンテナ 101において受信された放送信号に対して、チューニング処理を行う。チューニング処理により、ユーザが視聴したいテレビ番組のチャンネルに応じた周波数帯の放送信号力コンテンツデータとして再生部 106 へ出力される。 [0095] ネットワーク通信部 103は、本発明における「第 1送信手段」及び「第 2受信手段」の一具体例を構成しており、通信ネットワーク網 300を介したカーナビゲーシヨン装置 1 00とハードディスクレコーダ 200との間のデータの送受信を行う。具体的には、ネットワーク通信部 103は、制御データ生成部 113により生成される制御データをハードデイスタレコーダ 200へ送信すると共に、ハードディスクレコーダ 200から送信されるコンテンッデータを受信する。このとき、ネットワーク通信部 103は、送信するデータに対して、通信ネットワーク網 300に応じた通信用のフォーマットに変換すると共に、受信するデータに対して、カーナビゲーシヨン装置 100内でデータ処理するためのフォーマットに変換する。

[0096] 受信バッファ 104は、本発明における「バッファリング手段」の一具体例を構成しており、ハードディスクレコーダ 200から送信されるコンテンツデータを一時的に蓄積する。受信バッファ 104は、例えば、 DRAM (Dynamic Random Access Memory)ゃフラッシュメモリ等の半導体メモリである。

[0097] ディスプレイ.スピーカ 105は、再生部 106において再生されるコンテンツデータを、映像や音声として出力可能に構成されている。

[0098] 再生部 106は、本発明における「再生手段」の一具体例を構成しており、チューナ部 102より出力されるコンテンツデータ及び受信バッファ 104に蓄積されたコンテンツデータを再生する。具体的には、再生部 106は、コンテンツデータに対して例えばデコーディング処理等を施すことで、該コンテンツデータを映像信号及び音声信号に変換する。映像信号及び音声信号の夫々は、ディスプレイ 'スピーカ 105へ出力される。

[0099] GPS受信部 107は、後述の本発明における「検出手段」の一具体例を構成しており、 GPS測位法に基づいて自車の現在位置を検出し、現在位置情報を提供する。現在位置情報は自車の現在位置を示す緯度と経度の値である。 GPS測位法に基づレ、て得られた現在位置情報のみでは誤差が大きレ、場合には、マップマッチング法或レ、はセンサ 108部を用いた自律航法に基づいて現在位置情報の誤差が補正される。

[0100] センサ部 108は、例えば加速センサ、角速度センサ及び速度センサを備えており、自車の移動方向および移動速度を検出し、これらを示す移動情報を提供する。 [0101] ハードディスク 109は、磁気記録媒体であって、地図データ 110を長期間保持可能な状態で記憶する。尚、ハードディスク 109に限らず、例えば CDや DVD等の光ディスクや、その他の各種記録媒体を用いてもょレ、ことは言うまでもなレ、。

[0102] 操作部 111は、例えば、リモコンや、タツチパネルや、操作ボタンや、マウスや、キーボード等を備えており、該操作部 111を用いたユーザの操作に関連するユーザ操作情報を出力する。

[0103] CPU112は、チューナ部 102、ネットワーク通信部 103、受信バッファ 104、デイスプレイ'スピーカ 105、再生部 106、 GPS受信部 107、センサ部 108、ハードディスク 109、操作部 111及びメモリ 118と、データバス 119を介して接続され、これらの構成手段に指示を行うことで、カーナビゲーシヨン 100全体の制御を行う。通常、 CPU11 2が動作するためのソフトウェア又はファームウェアは、メモリ 118に格納されている。

[0104] より具体的には、 CPU112は、その内部の論理ブロックとして、制御情報生成部 11 3と、再生源切替部 114と、番組解析部 115と、ルート探索部 116と、候補位置予測部 117とを備えている。

[0105] 制御情報生成部 113は、カーナビゲーシヨン装置 100が受信しているテレビ番組のチャンネル（言い換えれば、チューナ部 102においてチューニングされることで再生部 106へ出力されるコンテンツデータが示すテレビ番組のチャンネル）を示すチャンネル情報を少なくとも含む制御情報を生成する。生成された制御情報は、ネットヮーク通信部 103の動作によりハードディスクレコーダ 200へ送信される。

[0106] 再生源切替部 114は、本発明における「切替手段」の一具体例を構成しており、再生部 106において、（i)放送用アンテナ部 101及びチューナ部 102において受信された放送信号を用いてテレビ番組を再生する力、 (即ち、ディスプレイ 'スピーカ 105に出力するか）、（ii)通信ネットワーク網 300を介してハードディスクレコーダ 200から送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組をディスプレイ.スピーカ 105に出力するかを適宜切り替える。この切替動作については、後に詳述する（図 4等参照）。

[0107] 番組解析部 115は、テレビ番組の内容を解析する。特に、後述するように、テレビ番組中の CM (コマーシャル）を抽出する機能を有している。

[0108] ルート探索部 116は、ハードディスク 109中に記録される地図データ 110を用いて、 GPS受信部 107において検出される自車の現在位置から目的地までのルートを検索する。ルート検索の結果 (即ち、検索されたルート）は、ディスプレイ 'スピーカ 105 に出力される。

[0109] 候補位置予測部 117は、本発明における「予測手段」の一具体例を構成しており、ハードディスク 109中に記録される地図データ 110を用いて、 GPS受信部 107において検出される自車の現在位置、センサ部 108において検出される移動情報及び自車のこれまでの移動の傾向（具体的には、例えば、移動の方向や、移動速度等の傾向等）に基づいて、将来 (例えば、数秒後、数分後又は数時間後等）に自車が存在していると予測される位置を予測する。

[0110] メモリ 118は、カーナビゲーシヨン装置 100としての動作を行うためのプログラム、即ちファームウェアが格納される ROM領域と、カーナビゲーシヨン装置 100として動作する際に用いられる各種データを一時的に格納するための RAM領域とを含んでいる。

[0111] 図 3に示すように、ハードディスクレコーダ 200は、放送用アンテナ 201と、チューナ咅 202と、才、ッ卜フーク通信咅 203と、ディスプレイ ·スピーカ 205と、再生咅 206と、記録咅 207と、ノヽードディスク 209と、操作咅と、 CPU212と、メモリ 218と、データバス 219とを備えている。

[0112] 放送用アンテナ 201は、チューナ部 202と共に本発明における「第 4受信手段」の一具体例を構成しており、放送局 400から送信される放送電波 410を放送信号として受信すると共に、該受信された放送信号を、チューナ部 202へ出力する。

[0113] チューナ部 202は、放送用アンテナ 201と共に本発明における「第 4受信手段」の一具体例を構成しており、放送用アンテナ 201において受信された放送信号に対して、チューニング処理を行う。チューニング処理により、ハードディスク 209に記録するべきテレビ番組のチャンネルに応じた周波数帯の放送信号力 S、コンテンツデータとして再生部 206及び記録部 207へ出力される。

[0114] ネットワーク通信部 203は、本発明における「第 2送信手段」及び「第 3受信手段」の一具体例を構成しており、通信ネットワーク網 300を介したカーナビゲーシヨン装置 1 00とハードディスクレコーダ 200との間のデータの送受信を行う。具体的には、ネットワーク通信部 203は、カーナビゲーシヨン装置 200の制御データ生成部 113により生成される制御データを受信すると共に、記録部 206の動作によりハードディスク 209 に記録されるコンテンツデータを、通信ネットワーク網 300を介してカーナビゲーション装置 100へ送信する。このとき、ネットワーク通信部 203は、送信するデータに対して、通信ネットワーク網 300に応じた通信用のフォーマットに変換すると共に、受信するデータに対して、ハードディスクレコーダ 200内でデータ処理するためのフォーマツトに変換する。

[0115] ディスプレイ.スピーカ 205は、再生部 206において再生されるコンテンツデータを、映像や音声として出力可能に構成されている。

[0116] 再生部 206は、チューナ部 202より出力されるコンテンツデータを再生する。具体的には、再生部 206は、コンテンツデータに対して例えばデコーディング処理等を施すことで、該コンテンツデータを映像信号及び音声信号に変換する。映像信号及び音声信号の夫々は、ディスプレイ 'スピーカ 205へ出力される。

[0117] 記録部 207は、チューナ部 202より出力されるコンテンツデータをハードディスク 20 9に記録する。

[0118] ハードディスク 209は、磁気記録媒体であって、記録部 207の動作により記録されるコンテンツデータを長期間保持可能な状態で記憶する。尚、ハードディスク 109に限らず、例えば CDや DVD等の光ディスクや、その他の各種記録媒体を用いてもよレ、ことは言うまでもない。

[0119] 操作部 211は、例えば、リモコンや、タツチパネルや、操作ボタンや、マウスや、キーボード等を備えており、該操作部 211を用いたユーザの操作に関連するユーザ操作情報を出力する。

[0120] CPU212は、チューナ部 202、ネットワーク通信部 203、ディスプレイ 'スピーカ 20 5、再生部 206、記録部 207、ハードディスク 209、操作部 211及びメモリ 218と、データバス 219を介して接続され、これらの構成手段に指示を行うことで、ハードデイスクレコーダ 200全体の制御を行う。通常、 CPU212が動作するためのソフトウェア又はファームウェアは、メモリ 218に格納されている。

[0121] メモリ 218は、ハードディスクレコーダ 200としての動作を行うためのプログラム、即ちファームウェアが格納される ROM領域と、ハードディスクレコーダ 200として動作する際に用いられる各種データを一時的に格納するための RAM領域とを含んでいる。

[0122] (2) 第 1動作例

続いて、図 4を参照して、本実施例に係る再生システム 1の第 1動作例について説明する。ここに、図 4は、本実施例に係る再生システム 1の第 1動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。

[0123] 図 4に示すように、初めに、操作部 111を用いたユーザの操作に応じて出力されるユーザ操作情報に基づいて、受信するべきテレビ番組のチャンネルが選択される (ステツプ S 101)。

[0124] 選択されたチャンネルに応じて、チューナ部 102がチューニング処理を行うことで、選択されたチャンネルに応じた周波数帯の放送信号が、コンテンツデータとして再生部 106へ出力される。その後、再生部 106の動作により、チューナ部 102から出力されるコンテンツデータに対してデコーディング処理等が施されることで、選択されたチヤンネルのテレビ番組がディスプレイ.スピーカ 105に出力される（ステップ S102)。つまり、放送用アンテナ 101及びチューナ部 102において受信されるコンテンツデータを用いて、テレビ番組が再生される。ここでは、再生源切替部 114は、放送用アンテナ部 101及びチューナ部 102において受信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生するように、再生部 106を制御する。

[0125] このとき、ユーザがカーナビゲーシヨン装置 100を用いてテレビ番組の視聴を開始する（言い換えれば、カーナビゲーシヨン装置 100におけるテレビ番組の再生が開始する）ことに合わせて、制御情報生成部 113が、ハードディスクレコーダ 200を起動するための起動コマンドを含む制御情報を生成するように構成してもよい。生成された制御情報は、ネットワーク通信部 103及び 203の動作により、カーナビゲーシヨン装置 100からハードディスクレコーダ 200へと送信される。起動コマンドを含む制御情報を受信したハードディスクレコーダ 200は、ハードディスクレコーダ 200の電源を ON 状態（或いは、起動完了状態）にする。

[0126] 尚、このとき、ハードディスクレコーダ 200の状態を確認し、ハードディスクレコーダ 2 00がスタンバイ状態にあるときに選択的に制御情報を送信することで、ハードデイスクレコーダ 200の電源を ON状態にすることが好ましレ、。ハードディスクレコーダ 200 の状態を確認する手法としては、以下の 2つの手法が具体例として挙げられる。

[0127] まず 1つ目の手法として、カーナビゲーシヨン装置 100からハードディスクレコーダ 2 00に対して、ハードディスクレコーダ 200力、らの応答を要求するコマンドを含む制御情報を送信する手法が挙げられる。一定時間以内にハードディスクレコーダ 200から応答がなければ、ハードディスクレコーダ 200がスタンバイ状態にあると認識できる。他方、一定時間以内にハードディスクレコーダ 200から応答があれば、ハードデイスクレコーダ 200の電源が ON状態にあると認識できる。

[0128] 2つ目の手法として、カーナビゲーシヨン装置 100とハードディスクレコーダ 200との間の通信ネットワーク網 300を介したコネクションを確立しておき（言レ、換えれば、通信ネットワーク部 103及び 203を有効に起動しておき）、該コネクションを利用して、ハードディスクレコーダ 200の状態を確認するためのコマンドを含む制御情報を、カーナビゲーシヨン装置 100から送信する手法が挙げられる。力かる制御情報に対して、ハードディスクレコーダ 200は、自身の状態を示す情報（或いは、その他何らかの応答を示す情報)をカーナビゲーシヨン装置 100に対して送信する。

[0129] 続いて、本発明における「第 2算出手段」の一具体例を構成する CPU112の制御の下に、ステップ S101において選択されたチャンネルとは異なるチャンネルを選択するための操作が、所定時間以上 (例えば、数秒、数十秒或いは数分以上)ユーザによりなされてレ、なレ、か否かが判定される（ステップ S103)。

[0130] ステップ S103における判定の結果、異なるチャンネルを選択するための操作が、所定時間以上ユーザによりなされてレ、ると判定された場合には (ステップ S103： No) 、ステップ S102へ戻り、新たに選択されたチャンネルに応じて、チューナ部 102がチユーユング処理を施し且つ再生部 106がデコーディング処理を行うことで、新たに選択されたチャンネルのテレビ番組がディスプレイ 'スピーカ 105に出力される。

[0131] 他方、ステップ S103における判定の結果、異なるチャンネルを選択するための操作が、所定時間以上ユーザによりなされていないと判定された場合には (ステップ S1 03 : Yes)、続いて、制御情報生成部 113の動作により、制御情報が生成される（ステップ S 104)。 [0132] 続いて、ネットワーク通信部 103及び 203の動作により、カーナビゲーシヨン装置 10

0とハードディスクレコーダ 200との間のコネクション力通信ネットワーク網 300上に確立される（ステップ S 105)。

[0133] その後、ステップ S104において生成された制御情報力ステップ S105において確立されたコネクションを用いて、カーナビゲーシヨン装置 100からハードディスクレコーダ 200へ送信される。

[0134] 以上、ステップ S101からステップ S106までの動作は、主としてカーナビゲーシヨン装置 100側において実行される。

[0135] 続いて、ステップ S106において送信された制御情報は、通信ネットワーク部 203の動作により、ハードディスクレコーダ 200側で受信される (ステップ S 107)。該受信された制御情報を解析することで、ハードディスクレコーダ 200は、カーナビゲーシヨン装置 100が受信しているテレビ番組のチャンネルを認識することができる。

[0136] その後、制御情報により示されるチャンネルに応じて、チューナ部 202がチュー二ング処理を行うことで、制御情報により示されるチャンネルに応じた周波数帯の放送信号が、コンテンツデータとして記録部 207へ出力される。その後、記録部 207の動作により、チューナ部 202から出力されるコンテンツデータ力ハードディスク 209に記録される（ステップ S 108)。つまり、ステップ S 101において選択されたチャンネルのテレビ番組（即ち、カーナビゲーシヨン装置 100において出力されているテレビ番組）、ハードディスクレコーダ 200側においてハードディスク 209に記録される。

[0137] このとき、再生部 206の動作により、チューナ部 202から出力されるコンテンツデータに対してデコーディング処理等が施されることで、選択されたチャンネルのテレビ番組がディスプレイ 'スピーカ 205に出力されるように構成してもよい。

[0138] 続いて、本発明における「第 1算出手段」の一具体例を構成する CPU212の制御の下に、記録部 207によるコンテンツデータの記録が開始されてから所定時間（例えば、数秒、数十秒或いは数分）以上経過しているか否かが判定される (ステップ S10 9)。

[0139] ステップ 109における判定の結果、記録部 207によるコンテンツデータの記録が開始されてから所定時間以上経過していると判定された場合には (ステップ S109： Yes )、ステップ SI 11へ進む。

[0140] 他方、ステップ 109における判定の結果、記録部 207によるコンテンツデータの記録が開始されてから所定時間以上経過していないと判定された場合には (ステップ S 109 : No)、続いて、 CPU212の制御の下に、カーナビゲーシヨン装置 100から、記録されたコンテンツデータをハードディスクレコーダ 200力、らカーナビゲーシヨン装置 100へ送信する旨の指示が、通信ネットワーク網 300を介して送信されてきたか否かが判定される（ステップ S110)。記録されたコンテンツデータをハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100へ送信する旨の指示は、例えばユーザが操作部 111を用いてその旨を指示する操作をした場合に、カーナビゲーシヨン装置 10 0力、らハードディスクレコーダ 200へ送信されてもよい。

[0141] ステップ S110における判定の結果、記録されたコンテンツデータをハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100へ送信する旨の指示が送信されていないと判定された場合には（ステップ S110 : No)、ステップ S108へ戻る。

[0142] 他方、ステップ S110における判定の結果、記録されたコンテンツデータをハードデイスタレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100へ送信する旨の指示が送信されていると判定された場合には（ステップ S110 : Yes)、 CPU212の制御の下に、ハードディスク 209に記録されたコンテンツデータの、ハードディスクレコーダ 200から力一ナビゲーシヨン装置 100への通信ネットワーク網 300を介した送信が開始される（ステツプ Sl l l)。このとき、ハードディスク 209に記録されたコンテンツデータは、記録が開始されたデータ部分から（つまり、記録されたコンテンツデータの頭から)カーナビゲーシヨン装置 100に送信される。

[0143] 尚、図 4を用いた説明では、ハードディスク 209に記録されたコンテンツデータの送信を開始するか否かを決定するために、ステップ S109における判定と、ステップ S11 0における判定との双方を行っている。しかしながら、ステップ S109における判定のみが行われるように構成してもよいし、或いはステップ S110における判定のみが行われるように構成してもよレ、。具体的には、例えば、記録部 207によるコンテンツデータの記録が開始されてからの経過時間に関わらず、記録されたコンテンツデータを送信する旨の指示がなされるまでは、コンテンツデータの送信を開始しないように構成してもよレ、。或いは、記録されたコンテンツデータを送信する旨の指示の有無に関わらず、記録部 207によるコンテンツデータの記録が開始されてから所定時間経過するまでは、コンテンツデータの送信を開始しないように構成してもよい。

[0144] 以上、ステップ S107からステップ S111までの動作は、主としてカーナビゲーシヨン装置 100側においてなされる。

[0145] 続いて、ステップ S111において送信が開始されたコンテンツデータは、通信ネットワーク部 103の動作により、カーナビゲーシヨン装置 100側で受信される（ステップ S1

12)。

[0146] ステップ S112において受信されたコンテンツデータは、受信バッファ 104においてバッファリングされる。一定サイズのコンテンツデータが受信バッファ 104にバッファリングされた後、 CPU112の制御の下に、受信バッファ 104にバッファリングされたコンテンッデータの再生部 106への出力が開始される。そして、再生部 106は、放送用ァンテナ 101及びチューナ部 102において受信されるコンテンツデータを用いることに代えて、受信バッファ 104から出力されるコンテンツデータを用いて、テレビ番組のデイスプレイ 'スピーカ 105への出力を開始する（ステップ S 113)。

[0147] ここで、再生源切替部 114は、受信バッファ 104に一定サイズのコンテンツデータ力 Sバッファリングされた後に、放送用アンテナ部 101及びチューナ部 102において受信されるコンテンツデータに代えて、受信バッファ 104から出力されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生するように、再生部 106を制御する。

[0148] 続いて、現在再生されているテレビ番組のチャンネルとは異なるチャンネルを選択するための操作がなされるか否かが判定される（ステップ S 114)。

[0149] ステップ S114における判定の結果、異なるチャンネルを選択するための操作がなされたと判定された場合には (ステップ S114 : Yes)、ステップ S102へ戻り、新たに選択されたチャンネルのテレビ番組に対して、ステップ S 102からステップ S 113までの動作が継続される。

[0150] 他方、ステップ S114における判定の結果、異なるチャンネルを選択するための操作がなされていないと判定された場合には (ステップ S 114 : No)、続いて、テレビ番組の再生動作を終了するか否かが判定される (ステップ S 115)。例えば、ユーザが、操作部 111を用いて、再生を終了するための操作を行ったか否かが判定される。

[0151] ステップ S115における判定の結果、再生動作を終了しないと判定された場合には

(ステップ S 115： No)、ステップ S 114へ戻り、ステップ S 114及びステップ S 115の動作が継続される。

[0152] 他方、ステップ S115における判定の結果、再生動作を終了すると判定された場合には (ステップ SI 15 : Yes)、再生動作を終了する。

[0153] 尚、再生動作を終了する場合には、記録部 207によるコンテンツデータのハードデイスク 209への記録動作の停止を指示する記録停止指示情報を含む制御情報が、制御情報生成部 113の動作により生成されることが好ましい。生成された制御情報は、通信ネットワーク網 300を介してカーナビゲーシヨン装置 100からハードディスクレコーダ 200へ送信される。この結果、受信された制御情報に含まれる記録停止指示情報に基づき、記録部 207は、記録動作を停止する。

[0154] 同様に、異なるチャンネルを選択するための操作がなされた場合も、ステップ S104 において、新たに選択されたチャンネル情報と共に、それまでに選択されていたチヤンネルのコンテンツデータの記録動作の停止を指示する記録停止指示情報を含む制御情報が生成されることが好ましい。この結果、それまでに選択されていたチャンネルのコンテンツデータの記録動作が停止すると共に、新たに選択されるチャンネルのコンテンツデータの記録動作が開始される。

[0155] また、ステップ S109からステップ S113における動作が実行されている間は、記録を停止する旨の指示がなければ、ステップ S108において開始されたコンテンツデータの記録動作は継続して実行されている。つまり、ステップ S 108において開始された記録動作と、ステップ S109からステップ S113における動作とは、並行して実行されている。

[0156] 同様に、ステップ S114からステップ S115における動作が実行されている間は、再生を停止する旨の指示がなければ、ステップ SI 13におレ、て開始されたコンテンツデータの再生動作は継続して実行されている。つまり、ステップ S 113において開始された再生動作と、ステップ S114力らステップ S115における動作とは、並行して実行されている。 [0157] 以上説明したように、本実施例に係る再生システム 1によれば、放送用アンテナ 10 1及びチューナ部 102において受信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する再生動作と、自宅等に設置されたハードディスクレコーダ 200から通信ネットヮーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する再生動作とを、適宜切り替えて実行することができる。

[0158] このため、カーナビゲーシヨン装置 100における放送電波 410の受信状況が悪化する場合 (例えば、放送電波 410を受信することができない場合等であって、具体的には、例えばカーナビゲーシヨン装置 100を搭載する車両がトンネルに入った場合等）には、ハードディスクレコーダ 200から通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いることで、テレビ番組の再生動作を継続することができる。つまり、放送電波 410の受信状況が悪化する場合であっても、放送回線とは異なる通信ネットワーク網 300を介して、選択されたチャンネルのコンテンツデータを受信すること力 Sできる。これにより、放送電波 410の受信状況が悪化する場合であっても、ユーザは、カーナビゲーシヨン装置 100を用いて、カーナビゲーシヨン装置 100において選択されたチャンネルのテレビ番組を視聴し続けることができる。

[0159] 更に、ハードディスクレコーダ 200から通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンッデータは、受信バッファ 104に一時的にバッファリングされた後に、再生部 1 06へ出力される。バッファリングされるコンテンツデータのサイズは、例えば、数分間の（例えば、 2分間等の）コンテンツデータの再生を可能とする程度のサイズであることが好ましい。これにより、例えばカーナビゲーシヨン装置 100を搭載する車両がトンネル等に入ることによって、放送電波 410の受信状況のみならず、通信ネットワーク網 300の通信状況が悪化した場合であっても、受信バッファ 104にバッファリングされたコンテンツデータを用いて、テレビ番組を視聴し続けることができる。

[0160] また、カーナビゲーシヨン装置 100において選択されたチャンネルのコンテンツデータは、ハードディスクレコーダ 200のハードディスク 209に記録されている。このため、通信ネットワーク網 300の通信状況が悪化することで、ハードディスクレコーダ 20 0からカーナビゲーシヨン装置 100へのコンテンツデータの送信が途切れる状況が発生しても、通信ネットワーク網 300の通信状況が良好になった後に、ハードディスク 2 09に記録されているコンテンツデータを改めて送信することができる。これにより、選択されたチャンネルのテレビ番組の一部をユーザが見逃す不都合を防止する或いは全くなくすことにつながる。例えば、通信ネットワーク網 300の通信状況の悪化によつて、ニュース番組の一部のニュースを見逃した場合であっても、通信ネットワーク網 3 00の通信状況が良好になった後に、改めてコンテンツデータを送信すれば、該見逃した一部のニュースを視聴することができる。従って、ユーザは、所望のチャンネルのテレビ番組を好適に視聴することができる。

[0161] このように、本実施例に係る再生システム 1によれば、例えば車両等の移動体に搭載されるカーナビゲーシヨン装置 100を用いてテレビ番組を視聴する場合であっても、該テレビ番組を極力見逃すことのない良好な視聴環境を実現することができる。

[0162] 尚、上述の実施例では、異なるチャンネルを選択するための操作力所定時間以上ユーザによりなされてレ、なレ、場合に、制御情報が生成され且つハードディスクレコーダ 200へ送信される。これにより、チャンネルを頻繁に変更する、いわゆるザッピングが行われてレ、る際には、制御情報を逐次生成する必要がなくなる。

[0163] また、カーナビゲーシヨン装置 100における放送電波 410の受信状況が良好である場合には、該放送電波 410を受信すれば、テレビ番組の再生動作を継続することができる。このとき、通信ネットワーク網 300を介したコンテンツデータの受信は必ずしも実行されていなくともよレ、。これにより、通信ネットワーク網 300の負荷を軽減しつつも (或いは、通信費を削減しつつも）、カーナビゲーシヨン装置 100において選択されたチャンネルのコンテンツデータを視聴し続けることができる。

[0164] 加えて、通信ネットワーク網 300を介してコンテンツデータを送受信する際に、例えば TCP (Transmission Control protocol)等の QoS (Quality of Service)が確保される通信フォーマットないしは通信プロトコルを用いてもよレ、。これにより、通信ネットヮーク網 300を介したコンテンツデータの送受信の際に、コンテンツデータの一部が欠損する不都合を防止することができる。その結果、テレビ番組を極力見逃すことのない良好な視聴環境を実現することができる。但し、 Qosが確保された通信フォーマットなレヽしは通信プロトコルを用レ、なくともよレ、。

[0165] 尚、制御情報中に、ハードディスクレコーダ 200における、 G)チャンネル情報により示されるコンテンツデータの記録の開始 (或いは、記録の開始のタイミング等）を指示する記録開始指示情報、（ii)チャンネル情報により示されるコンテンツデータの記録の停止（或いは、記録の停止のタイミング等）を指示する記録開始指示情報、及び (m) ハードディスクレコーダ 200力カーナビゲーシヨン装置 100への、記録されたコンテンッデータの通信ネットワーク網 300を介した送信（或いは、送信の開始或いは停止のタイミング等）を指示する送信指示情報が含まれていてもよい。記録開始指示情報や記録停止指示情報や送信指示情報が制御情報に含まれてレ、る場合には、制御情報に基づいて、コンテンツデータの記録を開始したり、コンテンツデータの記録を停止したり、コンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100への送信を開始したり、コンテンッデータのカーナビゲーシヨン装置 100への送信を停止するように構成することが好ましい。

[0166] 尚、上述の実施例では、テレビ番組を再生するカーナビゲーシヨン装置 100について説明を進めたが、テレビ番組以外の各種映像或いは各種音楽を再生するカーナビゲーシヨン装置 100であっても、同様の構成及び動作を採用することで、上述した各種利益を享受することができることは言うまでもない。

[0167] (3) 再生タイミング

続いて、図 5から図 9を参照して、ハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーション装置 100へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100における再生のタイミングについて説明する。ここに、図 5は、ハードディスクレコーダ 200力カーナビゲーシヨン装置 100へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100における再生のタイミングの第 1の例を示すタイミングチャートであり、図 6は、ハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100における再生のタイミングの第 2の例を示すタイミングチャートであり、図 7は、ハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100における再生のタイミングの第 3の例を示すタイミングチャートであり、図 8は、ハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100における再生のタイミングの第 4の例を示すタイミングチャートであり、図 9は、ハードディスクレコーダ 200 力カーナビゲーシヨン装置 100へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100における再生のタイミングの第 5の例を示すタイミングチャートである。

[0168] 図 5の 1段目には、放送用アンテナ 101及びチューナ部 102において受信される放送電波 410を用いてテレビ番組を再生する際の、テレビ番組の再生タイミングが示される。この再生タイミングは、放送局 400からテレビ番組が放送されるタイミングと概ね同一である。また、この再生タイミングは、ハードディスクレコーダ 200においてコンテンッデータが記録されるタイミングと概ね同一である。

[0169] 図 5の 2段目には、ハードディスクレコーダ 200力カーナビゲーシヨン装置 100への通信ネットワーク網 300を介したコンテンツデータの送信のタイミングが示される。コンテンッデータの送信は、ハードディスクレコーダ 200において、コンテンツデータの記録を開始してから所定時間以上経過した後に開始される（図 4のステップ S109参照）。或いは、通信ネットワーク網 300の通信状況が悪化している場合であれば、通信状況の悪化を十分に回避することができる時間の経過後に、コンテンツデータの送信を開始するように構成してもよい。このため、ハードディスクレコーダ 200から力一ナビゲーシヨン装置 100への通信ネットワーク網 300を介したコンテンツデータの送信のタイミングは、放送用アンテナ 101及びチューナ部 102において受信される放送電波 410を用いてテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングと比較して、若干の遅れを有している。

[0170] 尚、記録されたコンテンツデータをハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100へ送信する旨の指示があった場合にも、ハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100への通信ネットワーク網 300を介したコンテンツデータの送信を開始してもよいことは、上述のとおりである（図 4のステップ S110参照）。

[0171] 図 5の 3段目には、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する際の、テレビ番組の再生タイミングが示される。カーナビゲーシヨン装置 100においては、所定サイズ以上のコンテンツデータが受信バッファ 104にバッファリングされた後に再生が開始される。このため、通信ネットワーク網 3 00を介して送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングは、ハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100 への通信ネットワーク網 300を介したコンテンツデータの送信のタイミングと比較して、若干の遅れを有している。

[0172] その結果、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングは、放送用アンテナ 101及びチユーナ部 102において受信される放送電波 410を用いてテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングと比較して、若干の遅れを有している。つまり、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する際には、いわゆるタイムシフト再生（言い換えれば、追つかけ再生）が行われている。

[0173] このとき、この再生タイミングのずれに起因して、ディスプレイ.スピーカ 105には、一部重複する番組が出力される。具体的には、番組 Aの冒頭部分が、放送用アンテナ 101及びチューナ部 102において受信される放送電波 410を用いて放送された後、該番組 Aの冒頭部分が、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いて重複的に出力される。

[0174] このように、図 5に示すように、単に所定サイズ以上のコンテンツデータが受信バッファ 104にバッファリングされた後に、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンッデータを用いたテレビ番組の再生を開始するのみでは、ディスプレイ 'スピーカ 105に出力される映像及び音声が突然或いは不自然に切り替わりかねない。

[0175] このため、図 6に示すように、テレビ番組に含まれる CMが再生されているときに、放送用アンテナ部 101及びチューナ部 102におレ、て受信された放送信号を用レヽたテレビ番組の再生動作から、通信ネットワーク網 300を介してハードディスクレコーダ 20 0から送信されるコンテンツデータを用いたテレビ番組の再生動作に切り替えることが好ましレ、。この場合、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いたテレビ番組の再生が開始されるまで (即ち、 CMが再生されるタイミングになるまでは）、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータは、受信バッファ 104にバッファリングされることが好ましい。受信バッファ 104のバッファリング容量を超えるサイズのコンテンツデータについては、例えば FIFO (First In First Out)方式等により廃棄することが好ましレ、。

[0176] このとき、再生されるテレビ番組中のいずれの部分が CMであるかを、番組解析部 1 15が認識する必要がある。具体的には、 CMであることを示す識別データがコンテンッデータ中に含まれていれば、該識別データを検出することで、再生されるテレビ番組中のいずれの部分が CMであるかを認識することが好ましレ、。また、 CMは概ねステレオ音声であり、 CMでない番組は概ねモノラル音声であることを考慮して、再生されるテレビ番組中のいずれの部分が CMであるかを認識するように構成してもよい。

[0177] 他方、カーナビゲーシヨン装置 200に代えて、ハードディスクレコーダ 200が番組解析部 115を備えていれば、ハードディスクレコーダ 200側で、再生されるテレビ番組中のいずれの部分が CMであるかを認識してもよレ、。つまり、ハードディスクレコーダ 200側で、再生動作の切り替えのタイミングを制御する（言い換えれば、再生源切替部 115の動作を制御する）ように構成してもよい。この場合、図 7に示すように、 CMが再生されるタイミングで、通信ネットワーク網 300を介したコンテンツデータの送信を開始してもよい。特に、 CMのデータ部分から、コンテンツデータの送信を開始することが好ましい。そして、放送用アンテナ部 101及びチューナ部 102において受信された放送信号を用いたテレビ番組の再生動作により再生される CM (例えば、 CM1)が終了するタイミングで、通信ネットワーク網 300を介してハードディスクレコーダ 200から送信されるコンテンツデータを用いたテレビ番組の再生動作により再生される CM ( 例えば、 CM1)の再生が開始されることが好ましい。

[0178] これにより、ディスプレイ 'スピーカ 105に出力される映像及び音声が突然或いは不自然に切り替わるとレ、う不都合を、極力排除することができる。

[0179] 尚、ハードディスク 200に記録されたコンテンツデータは、記録が開始されたデータ部分から（つまり、記録されたコンテンツデータの頭から）カーナビゲーシヨン装置 10 0に送信されなくともよレ、。例えば、図 8に示すように、番組 A1の頭からハードディスク 209に記録された場合であっても、番組 A1の途中から、コンテンツデータの送信を開始してもよレ、。言い換えれば、ハードディスク 209に記録されたコンテンツデータの任意のデータ部分から、送信を開始するように構成してもよい。

[0180] 図 9に示すように、ハードディスクレコーダ 200において、コンテンツデータの記録を開始してから所定時間経過する前にコンテンツデータの送信を開始してもよい。例えば、コンテンツデータの記録を開始すると同時に、コンテンツデータの送信を開始してもよレ、。同様に、カーナビゲーシヨン装置 100において、所定サイズ以上のコンテンッデータを受信バッファ 104にバッファリングする前に、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータの再生を開始してもよい。例えば、通信ネットヮーク網 300を介してコンテンツデータが送信されてくると同時に、該送信されるコンテンッデータを再生してもよレ、。これにより、理想的には、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングと、放送用アンテナ 101及びチューナ部 102において受信される放送電波 4 10を用レ、てテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングとの間の時間的な遅れを、極力少なくすることができる。具体的には、例えば、コンテンツデータの記録及び送信に伴うハードディスクレコーダ 200の内部のデータ処理に起因する遅延時間、コンテンツデータの送信に伴う通信ネットワーク網 300内での遅延時間、並びにコンテンツデータの受信及び再生に伴うカーナビゲーシヨン装置 100の内部のデータ処理に起因する遅延時間が相対的に無視できる程度に小さければ、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いてテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングと、放送用アンテナ 101及びチューナ部 102において受信される放送電波 410を用いてテレビ番組を再生する際のテレビ番組の再生タイミングとの間の時間的な遅れを、極力少なくすることができる。

[0181] (4) 第 2動作例

続いて、図 10から図 12を参照して、本実施例に係る再生システム 1の第 2動作例について説明する。ここに、図 10は、本実施例に係る再生システム 1の第 2動作例の流れを概念的に示すフローチャートであり、図 11は、ハードディスクレコーダ 200から力一ナビゲーシヨン装置 100へのコンテンツデータの送信のタイミング及び受信されたコンテンツデータのカーナビゲーシヨン装置 100における再生のタイミングの第 6の例を示すタイミングチャートであり、図 12は、本実施例に係る再生システム 1の第 2動作例の他の流れを概念的に示すフローチャートである。

[0182] 尚、図 1から図 9における説明時と同一の構成及び動作には、同一の参照符号及びステップ番号を付与して、その詳細な説明については省略する。

[0183] 図 10に示すように、第 2動作例においても、上述した第 1動作例と同様に、ステップ S101からステップ S108までの動作が行われる。

[0184] 第 2動作例では特に、記録部 207の動作によりコンテンツデータのハードディスク 2 09への記録が開始された後に、カーナビゲーシヨン装置 100側において、 GPS受信部 107の動作によりカーナビゲーシヨン装置 100が搭載される車両の現在位置が検出される（ステップ S201)。この結果、 GPS受信部 107から候補位置予測部 117へ、検出された現在位置を示す現在位置情報が出力される。

[0185] 続いて、候補位置予測部 117の動作により、 GPS受信部 107において検出される自車の現在位置、センサ部 108において検出される移動情報及び自車のこれまでの移動の傾向（具体的には、例えば、移動の方向や、移動速度等の傾向等）に基づいて、将来 (例えば、数秒後、数分後又は数時間後等）に自車が存在していると予測される位置（以降、適宜"候補位置"と称する）が予測される（ステップ S202)。ここでは、複数の候補位置が予測されることが好ましいが、一つの候補位置が予測されてもよレ、。

[0186] その後、本発明における「判定手段」の一具体例を構成する CPU112の動作により、ステップ S202において予測された候補位置の少なくとも一つにおいて、放送用ァンテナ 101を用いて放送電波 410を受信することができない障害が発生するか否かが判定される（ステップ S203)。言い換えれば、ステップ S202において予測された候補位置の少なくとも一つにおいて、カーナビゲーシヨン装置 100における放送電波 410の受信状況が悪化するか否かが判定される。例えば、候補位置の少なくとも一つがトンネル内であったり、候補位置の少なくとも一つが地下或いは建物内であったり、或いは候補位置の少なくとも一つが高層ビルのひしめく繁華街であったりした場合には、障害が発生すると判定されてもよい。他方、候補位置の夫々がひらけた場所である場合には、障害が発生しなレ、と判定されてもょレ、。

[0187] このとき、例えばハードディスク 109中に予め記録されている放送電波受信資料に基づいて、上記判定を行うように構成してもよい。放送電波受信資料は、地球上の複数の位置の通信環境を特定するために役立つ資料である。放送電波受信資料は、例えばデジタルデータとしてハードディスク 109に記録されている。放送電波受信資料は、理想的には、地上、地下、海上、海中または空中など、人間が活動している圏内のあらゆる場所における放送電波 410の受信状況を特定することができる資料であることが好ましい。しかし、放送電波受信資料は、例えばアジア地域、日本国内または東京都内などの地上および地下における放送電波 410の受信状況を特定することができる資料であってもよい。

[0188] 具体的には、放送電波受信資料は、地球上の複数の位置における放送電波 410 の受信状況の良さまたは悪さについての評価を予め記述したデータである。例えば、日本国内の地上および地下を 100メートノレ四方の領域に分割する。そして、各領域の地形的特徴または地理的特徴を分析し、または実際に各領域に行って調査を行レ、、各領域における放送電波 410の受信状況の良さまたは悪さを評価する。そして、評価の結果を領域ごとに記録したデータを作成する。このようなデータを放送電波受信資料として用いる。なお、分割領域の大きさは、 100メートル四方に限られず、カーナビゲーシヨン装置 100の移動の態様（自動車か歩行かなど）、または要求される予測精度などによって適宜決めることができる。また、放送電波 410の受信状況の評価の段階は、「良い」、「悪レ、」の 2段階でもよいし、「きわめて良い」、「良い」、「普通」、「悪レ、」、「きわめて悪レ、」の 5段階でもよい。

[0189] また、放送電波受信資料は、地球上の複数の位置における地形的特徴または地理的特徴を予め記述したデータであってもよい。例えば、放送電波受信資料は、日本国内の地上および地下を 100メートノレ四方の領域に分割し、各領域が地上、地下、ビルの谷間、アーケード内、トンネル内、高架下、山の上または平地などである旨を示すデータであってもよい。例えば、ある領域が地上、山の上または平地である場合には放送電波 410の受信状況が良レ、。一方、当該領域がビルの谷間、アーケード内、高架下またはトンネル内である場合には放送電波 410の受信状況が悪レ、。このように、ある領域の地形的特徴または地理的特徴を知ることができれば、当該領域内の位置における放送電波 410の受信状況を特定することができる。 [0190] また、放送電波受信資料は、地図情報であってもよい。地図上には、地上の道路の位置、地下道の位置、アーケードの位置およびトンネルの位置などが記録されている。したがって、地図情報を参照すれば、ある位置が地上の道路力、トンネル内力などを知ること力できる。そして、当該位置が開けた地上の道路であれば放送電波 410 の受信状況が良ぐ一方、当該位置がトンネル内であれば放送電波 410の受信状況が悪い。このように、地図情報を参照することによって、ある位置における放送電波 4 10の受信状況を特定することができる。

[0191] ステップ S203における判定の結果、予測された候補位置の夫々において障害が発生しなレ、（言い換えれば、放送電波 410の受信状況が悪化しない）と判定された場合には（ステップ S203 : No)、ステップ S201へ戻り、ステップ S201力、らステップ S20 3の動作を繰り返す。

[0192] 他方、ステップ S203における判定の結果、予測された候補位置の少なくとも一つにおいて障害が発生し得る（言い換えれば、放送電波 410の受信状況が悪化し得る )と判定された場合には（ステップ S203： Yes)、カーナビゲーシヨン装置 100からハードディスクレコーダ 200に対して、ハードディスク 209に記録されたコンテンツデータの送信の開始を指示する送信指示情報 (言い換えれば、が送信される (ステップ S 204)。

[0193] ステップ S204において送信された送信指示情報は、ハードディスクレコーダ 200において受信され、ハードディスク 209に記録されたコンテンツデータの、ハードデイスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 100への送信が開始されるステップ S11 1)。

[0194] その後、カーナビゲーシヨン装置 100側においては、第 1動作例と同様に、ステップ

S112からステップ S 115までの動作が行われる。

[0195] 図 10における各種動作のタイミングは、図 11のタイミングチャートにて示される。図

11に示すように、初めは、放送用アンテナ 101及びチューナ部 102において受信される放送電波 410を用いて、テレビ番組が再生されている。

[0196] その後、予測される候補位置の少なくとも一つにおいて障害が発生し得ると判定された場合には、コンテンツデータの送信の開始を指示する送信指示情報が、カーナビゲーシヨン装置 100からハードディスクレコーダ 200へ送信される。これにより、ハードディスクレコーダ 200力らカーナビゲーシヨン装置 100への、通信ネットワーク網 3 00を介したコンテンツデータの送信が開始される。

[0197] その後、カーナビゲーシヨン装置 100側では、受信バッファ 104に一定サイズのコンテンッデータがバッファリングされた後に、放送用アンテナ 101及びチューナ部 10 2において受信される放送電波 410を用いたテレビ番組の再生動作から、通信ネットワーク網 300を介して送信されるコンテンツデータを用いたテレビ番組の再生動作へと切り替えられる。

[0198] これにより、第 1動作例が享受する各種利益と同様の利益を、第 2動作例においてあ享受すること力 Sでさる。

[0199] 特に、第 2動作例においては、 GPSを利用して、予め放送電波 410の受信状況が悪化するか否かを判定している。このため、カーナビゲーシヨン装置 100においてテレビ番組を視聴することができなレ、状況が発生しなレ、好適なタイミングで、ハードディスクレコーダ 200力カーナビゲーシヨン装置 100へコンテンツデータを送信することができる。

[0200] 尚、図 11に示す第 2動作例では、予測される候補位置において放送電波 410の受信状況が悪化し得ると判定された場合に、ハードディスクレコーダ 200からカーナビゲーシヨン装置 ₁₀₀へのコンテンツデータの送信を開始する指示を送信している。し力しながら、図 12に示すように、予測される候補位置において放送電波 410の受信状況が悪化し得ると判定された場合に、ハードディスクレコーダ 200においてコンテンッデータの記録を開始する指示を送信するように構成してもよい。

[0201] また、上述の実施例では、放送用アンテナ部 101及びチューナ部 102において受信された放送信号を用いたテレビ番組の再生動作から、通信ネットワーク網 300を介してハードディスクレコーダ 200から送信されるコンテンツデータを用いたテレビ番組の再生動作に切り替える動作を主に説明している。

[0202] 他方、通信ネットワーク網 300を介してハードディスクレコーダ 200から送信されるコンテンッデータを用いたテレビ番組の再生動作から、放送用アンテナ部 101及びチユーナ部 102において受信された放送信号を用いたテレビ番組の再生動作への切り替えは、例えば通信ネットワーク網 300の通信状況が悪化した場合や、カーナビゲーシヨン装置 100における放送電波 410の受信状況が良好である場合に行われてもよい。

[0203] 本発明は、上述した実施例に限られるものではなぐ請求の範囲及び明細書全体力読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう再生システム及び再生方法、移動型再生装置、記録装置、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。

産業上の利用可能性

[0204] 本発明に係る再生システム及び再生方法、移動型再生装置、記録装置、並びにコンピュータプログラムは、主に移動無線網を介して接続された移動型再生装置と記録装置との間で通信を行い、記録装置から移動型再生装置へ情報を転送し、移動型再生装置においてこの情報を再生することができる再生システム及び再生方法、当該再生システムに用いられる移動型再生装置及び記録装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な再生システム、移動型再生装置、記録装置等にも利用可能である。

Claims

請求の範囲

放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に再生する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置を備える再生システムであって、

前記移動型再生装置は、

前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信手段と、

前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信手段と、

前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンッデータを受信する第 2受信手段と、

前記第 1受信手段及び前記第 2受信手段の少なくとも一方により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生手段と、

(i)前記第 1受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（Π)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替えるように前記再生手段を制御する制御手段と

を備え、

前記記録装置は、

前記移動型再生装置から前記通信回線を介して送信される前記制御情報を受信する第 3受信手段と、

前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 4受信手段と、

前記制御情報に基づレ、て、前記第 4受信手段により受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録手段と、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段と

を備えることを特徴とする再生システム。

[2] 前記制御手段は、前記第 2受信手段により前記所望のチャンネルのコンテンツデータが受信されている場合、前記第 2再生動作へ切り替えるように前記再生手段を制御することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[3] 前記制御手段は、前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンッデータを前記再生手段が再生可能な状況になった後に、前記第 2再生動作へ切り替えるように前記再生手段を制御することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[4] 前記移動型再生装置は、前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを一時的に蓄積するバッファリング手段を更に備え、

前記制御手段は、前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンッデータが、所定サイズ以上前記バッファリング手段に蓄積された後に、前記第

2再生動作へ切り替えるように前記再生手段を制御することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[5] 前記複数のチャンネルのコンテンツデータの少なくとも一つは、前記コンテンツデータの再生時間軸に沿って離散的に又は周期的に分布するコマーシャルデータを含んでおり、

前記制御手段は、前記第 1再生動作により前記コマーシャルデータが再生されている間に、前記第 2再生動作へ切り替え且つ前記コマーシャルデータから再生が開始されるように前記再生手段を制御することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[6] 前記記録装置は、前記記録手段による前記所望のチャンネルのコンテンツデータの記録が開始されてからの経過時間を算出する第 1算出手段を更に備え、

前記第 2送信手段は、前記第 1算出手段により算出される経過時間が所定の第 1閾値を超えた後に、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[7] 前記移動型再生装置は、

前記移動型再生装置の現在位置を検出する検出手段と、

前記検出手段により検出される前記現在位置及び地図情報に基づいて、前記移動型再生装置が将来移動する可能性のある複数の候補位置を予測する予測手段と前記複数の候補位置の夫々において、前記放送回線を介して放送される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記第 1受信手段が受信することができるか否かを判定する判定手段と

を更に備え、

前記第 2送信手段は、前記判定手段により、前記放送回線を介して放送される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記第 1受信手段が受信することができなレ、と判定された場合に、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンッデータの送信を開始することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[8] 前記複数のチャンネルのコンテンツデータの少なくとも一つは、前記コンテンツデータの再生時間軸に沿って離散的に又は周期的に分布するコマーシャルデータを含んでおり、

前記第 2送信手段は、前記コマーシャルデータが前記記録手段により記録された後に、前記記録手段により記録される前記コマーシャルデータを始点として、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[9] 前記第 2送信手段は、前記第 1再生動作により前記コマーシャルデータが再生されている間に、前記記録手段により記録される前記コマーシャルデータを始点として、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの送信を開始し、

前記制御手段は、前記第 1再生動作により前記コマーシャルデータが再生されている間に、前記第 2再生動作へ切り替え且つ前記コマーシャルデータから再生が開始されるように前記再生手段を制御することを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の再生システム。

[10] 前記移動型再生装置は、前記複数のチャンネルのコンテンツデータに対するチヤンネル選択が行われて力の経過時間を算出する第 2算出手段を更に備え、前記第 1送信手段は、前記第 2算出手段により算出される経過時間が所定の第 2閾値を超えた後に、前記制御情報を送信することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[11] 前記移動型再生装置は、

前記移動型再生装置の現在位置を検出する検出手段と、

を更に備え、

前記第 1送信手段は、前記判定手段により、前記放送回線を介して放送される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記第 1受信手段が受信することができなレ、と判定された場合に、前記制御情報を、前記通信回線を介して前記記録装置に送信することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[12] 前記移動型再生装置は、前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを一時的に蓄積するバッファリング手段を更に備えることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の再生システム。

[13] 放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に再生する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する記録装置を備える再生システムであって、

前記移動型再生装置は、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信手段と、

を備え、

前記記録装置は、

前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する格納手段と、

前記制御情報に基づレ、て、前記格納手段により格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2 送信手段と

を備えることを特徴とする再生システム。

[14] 放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に格納する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置を備える再生システムにおける再生方法であって、

前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置において受信する第 1受信工程と、

前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信工程と、

前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンッデータを受信する第 2受信工程と、

前記第 1受信工程及び前記第 2受信工程の少なくとも一方において受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生工程と、

(i)前記第 1受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 1再生動作と、（Π)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替える制御工程と、前記移動型再生装置から前記通信回線を介して送信される前記制御情報を受信する第 3受信工程と、

前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを前記記録装置において受信する第 4受信工程と、

前記制御情報に基づいて、前記第 3受信工程において受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録工程と、

前記記録工程において記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信工程と

を備えることを特徴とする再生方法。

放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に再生する移動型再生装置と、前記放送局より前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する記録装置を備える再生システムにおける再生方法であって、

前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 1受信工程と、

前記記録装置に格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信工程と

を備えることを特徴とする再生方法。

放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する移動型再生装置であって、

記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンッデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信手段と、

を備えることを特徴とする移動型再生装置。

[17] 放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置であって、

移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3受信手段と

前記制御情報に基づいて、前記第 4受信手段により受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録手段と、

前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段と

を備えることを特徴とする記録装置。

[18] 放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する記録装置であって、

移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3受信手段と前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する格納手段と、

前記格納手段により格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段と

を備えることを特徴とする記録装置。

[19] 放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する移動型再生装置であって、前記放送回線を介して放送される前記複数のチヤンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを受信する第

1受信手段と、前記記録装置が前記所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を、通信回線を介して前記記録装置に送信する第 1送信手段と、

前記記録装置から前記通信回線を介して送信される前記所望のチャンネルのコンテンッデータを受信する第 2受信手段と、前記第 1受信手段及び前記第 2受信手段の少なくとも一方により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを再生する再生手段と、（0前記第 1受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンッデータの再生である第 1再生動作と、（ii)前記第 2受信手段により受信される前記所望のチャンネルのコンテンツデータの再生である第 2再生動作とを切り替えるように前記再生手段を制御する制御手段とを備える移動型再生装置に備えられたコンビュータを制御するコンピュータプログラムであって、

前記コンピュータを、前記第 1受信手段、前記第 1送信手段、前記第 2受信手段、前記再生手段及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。

放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置であって、移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを受信する第 4受信手段と、前記制御情報に基づいて、前記第 4受信手段により受信される複数のチャンネルのコンテンツデータのうち前記所望のチャンネルのコンテンツデータを記録する記録手段と、前記記録手段により記録される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える記録装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、

前記コンピュータを、前記第 3受信手段、前記第 4受信手段、前記記録手段及び前記第 2送信手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。

放送局より放送回線を介して放送される複数のチャンネルのコンテンツデータを受信すると共に記録する記録装置であって、移動型再生装置から前記通信回線を介して送信され且つ、当該記録装置が前記複数のチャンネルのコンテンツデータのうち所望のチャンネルのコンテンツデータを前記移動型再生装置に送信するために必要な制御情報を受信する第 3受信手段と、前記放送回線を介して放送される前記複数のチャンネルのコンテンツデータを格納する格納手段と、前記格納手段により格納される前記所望のチャンネルのコンテンツデータを、前記通信回線を介して前記移動型再生装置に送信する第 2送信手段とを備える記録装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、

前記コンピュータを、前記第 3受信手段、前記格納手段及び前記第 2送信手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。