JP2007116559A - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007116559A
JP2007116559A JP2005307874A JP2005307874A JP2007116559A JP 2007116559 A JP2007116559 A JP 2007116559A JP 2005307874 A JP2005307874 A JP 2005307874A JP 2005307874 A JP2005307874 A JP 2005307874A JP 2007116559 A JP2007116559 A JP 2007116559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
analog
digital
output
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005307874A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Tada
昭人 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005307874A priority Critical patent/JP2007116559A/ja
Publication of JP2007116559A publication Critical patent/JP2007116559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】デジタル放送とアナログ放送との出力放送の切り替えを、放送番組の継続視聴を可能にしてタイミングよく適切に行うことにある。
【解決手段】デジタルTVチューナに受信されたデジタルTV放送及びアナログTVチューナに受信されたアナログTV放送の何れか一方が選択的に表示器に表示出力されるように切替機の切り替えを行う際に、デジタルTV放送とアナログTV放送との遅延時間差に応じて、アナログTVチューナに受信されたアナログTV放送を遅延させて出力する。具体的には、アナログTV放送からデジタルTV放送への切り替え時は、その切り替え前に、アナログTV放送を受信後にストレージしたうえで間引きして出力する。また、デジタルTV放送からアナログTV放送への切り替え時は、アナログTV放送のデータを受信後にストレージしたうえで、その切り替え以後にアナログTV放送を短縮して出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、放送受信装置に係り、特に、アナログ放送とデジタル放送とを共に受信することが可能であり、かつ、アナログ放送とデジタル放送との何れか一方を選択的に出力することが可能な放送受信装置に関する。
従来から、車両に搭載され、アナログ放送受信機と、デジタル放送受信機と、を備え、アナログ放送受信機に受信されたアナログ放送及びデジタル放送受信機に受信されたデジタル放送の何れか一方が選択的に出力されるように出力放送を切り替える放送受信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。デジタル放送は、アナログ放送に比べて、映像・音声の品質の良い放送であるが、受信環境に対するしきい値が低く、受信レベルがあるしきい値以下に低下すると全く受信できないという特質を有している。一方、アナログ放送は、デジタル放送に比べて、映像・音声の品質の劣る放送であるが、受信環境に対するしきい値が高く、ある程度劣悪な受信環境下でも受信することが可能である。
上記従来の受信装置において、デジタル放送が受信されて出力されている状況でそのデジタル放送が受信レベルの低下によって受信不可能となった場合には、出力放送がデジタル放送からアナログ放送に自動的に切り替わる。一方、アナログ放送が受信されて出力されている状況でデジタル放送が受信レベルの上昇によって受信可能になった場合には、出力放送がアナログ放送からデジタル放送に自動的に切り替わる。このため、上記従来の受信装置によれば、高品質のデジタル放送を出力する機会をできるだけ確保しつつ、放送が全く出力されなくなる期間を少なくすることができる。
特開2001−309254号公報
ところで、デジタル放送は、大量の画像データなどを圧縮・エンコードして放送するものであるので、アナログ放送と比較して、放送局側からの放送が遅延する。また、デジタル放送は、受信機での受信後、誤り検出・誤り訂正を行ったうえで復調処理を行い利用者へ向けて出力するものであるので、アナログ放送と比較して、受信から再生出力までに多くの時間が必要となり、受信機からの出力遅延が生ずる。このため、上記の如く出力放送がデジタル放送とアナログ放送とで切り替わる放送受信装置では、その出力放送の切り替え時に出力放送の番組内容が重なったり或いは跳んだりする不都合が生じ得る。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、デジタル放送とアナログ放送との出力放送の切り替えを、放送番組の継続視聴を可能にしてタイミングよく適切に行うことが可能な放送受信装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、アナログ放送受信機と、デジタル放送受信機と、アナログ放送受信機に受信されたアナログ放送及びデジタル放送受信機に受信されたデジタル放送の何れか一方が選択的に出力されるように出力放送を切り替える放送切替手段と、を備える放送受信装置であって、少なくとも前記放送切替手段による出力放送の切り替えが行われる際に、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を遅延させて出力する遅延出力手段を備える放送受信装置により達成される。
この態様の発明において、少なくともアナログ放送とデジタル放送とで出力放送の切り替えが行われる際、受信された一方の放送が遅延されて出力される。このため、アナログ放送とデジタル放送とで、放送局からの送信から受信装置での受信・出力までに遅延差が生じているときにも、受信装置での出力放送の切り替え時にその遅延差が吸収されるので、出力放送の番組内容が重なったり或いは跳んだりすることは回避される。
ところで、上記した放送受信装置において、前記遅延出力手段による放送の遅延出力を実現すべく、遅延させる一方の放送のデータを保存する保存手段を備えることとすれば、受信した放送を一旦保存手段に保存するので、遅延した出力を行うことが可能となる。
また、上記した放送受信装置において、前記遅延出力手段は、前記放送切替手段による出力放送の切り替えが行われる前に、アナログ放送とデジタル放送との遅延差に応じて、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を間引きして出力することとすれば、出力放送の切り替え時にアナログ放送とデジタル放送との遅延差が吸収されるので、出力放送の番組内容が重なったり或いは跳んだりすることは回避される。
この場合、アナログ放送とデジタル放送との間の出力放送の切り替えを予測する切替タイミング予測手段を備え、前記遅延出力手段は、前記切替タイミング予測手段により前記切り替えが予測された場合、該予測された切り替え前に、アナログ放送とデジタル放送との遅延差に応じて、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を間引きして出力することとすればよい。
また、この場合、放送受信装置が車両に搭載されるときには、前記切替タイミング予測手段は、自車両の現在位置と自車両が今後走行すると予想される地域における放送受信環境との関係に基づいて、前記切り替えを予測することとすればよい。
更に、上記した放送受信装置において、前記遅延出力手段は、前記放送切替手段による出力放送の切り替えが行われた以後、アナログ放送とデジタル放送との遅延差に応じて、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を遅延させたうえで短縮して出力することとすれば、出力放送の切り替え時にアナログ放送とデジタル放送との遅延差が吸収されるので、出力放送の番組内容が重なったり或いは跳んだりすることは回避される。
尚、上記した放送受信装置において、通信ネットワークを介して所定の放送受信レコーダに通信接続可能な通信手段と、アナログ放送受信機及びデジタル放送受信機の何れにも所望番組の放送が受信されないとき、前記通信手段から通信ネットワークを介して所定の放送受信レコーダへ該所望番組のレコードを指示するレコード制御手段と、を備えることとすれば、例えば車両に搭載された放送受信装置のアナログ放送受信機及びデジタル放送受信機の何れにも所望番組の放送が受信不可能であるとき、家庭にある放送受信レコードへその所望番組のレコードが指示されるので、車内で視聴できなかった放送番組を家に戻ってから視聴することが可能となる。
本発明によれば、デジタル放送とアナログ放送との出力放送の切り替えを、放送番組の継続視聴を可能にしてタイミングよく適切に行うことができる。
図1は、本発明の一実施例である放送受信装置10のシステム構成図を示す。本実施例の放送受信装置10は、車両に搭載されており、各放送局から中継局等を介して送信される地上波デジタルテレビジョン放送(以下、デジタルTV放送)及び地上波アナログテレビジョン放送(以下、アナログTV放送)を受信し、車両乗員に出力するための装置である。
図1に示す如く、放送受信装置10は、デジタルTV放送の放送波を受信するためのデジタルTVチューナ12、及び、アナログTV放送の放送波を受信するためのアナログTVチューナ14を備えている。デジタルTVチューナ12は、アンテナ16に受信されたデジタルTV放送波信号を検波し、受信信号の誤り訂正を行った後に、映像・音声信号を出力する。また、アナログTVチューナ14は、アンテナ18に受信されたアナログTV放送波信号を検波し、映像・音声信号を出力する。
デジタルTVチューナ12及びアナログTVチューナ14には、CPU(中央演算処理装置)20が接続されている。デジタルTVチューナ12は、アンテナ16でデジタルTV放送波信号を受信した場合、映像・音声信号の出力状況やビット誤り率,キャリアレベル等に基づいて、そのデジタルTV放送の受信状態(例えば受信率など)をCPU20に通知する。また、アナログTVチューナ14は、アンテナ18でアナログTV放送波信号を受信した場合、映像の同期信号や音声信号の有無やキャリアレベル等に基づいて、そのアナログTV放送の受信状態(例えば受信率など)をCPU20に通知する。CPU20は、デジタルTVチューナ12からの通知に基づいてデジタルTV放送の受信状態を判定し、また、アナログTVチューナ14からの通知に基づいてアナログTV放送の受信状態を判定する。
デジタルTVチューナ12にはストレージ22及び切替機26を介して、また、アナログTVチューナ14にはストレージ24及び切替機26を介して、車両乗員が視認可能な表示器28が接続されている。ストレージ22,24及び切替機26には、上記のCPU20が接続されている。ストレージ22は、HDD(ハードディスク)などにより構成されており、CPU20からの指令に従ってデジタルTVチューナ12に受信された映像・音声のデータを保存する機能を有している。また、ストレージ24は、HDDなどにより構成されており、CPU20からの指令に従ってアナログTVチューナ14に受信された映像・音声のデータを保存する機能を有している。切替機26は、CPU20からの指令に従って、表示器28に表示しスピーカから音声出力する映像・音声を、デジタルTVチューナ12側のものとアナログTVチューナ14側のものとに選択的に切り替える機能を有している。表示器28は、切替機26の状態に応じて、デジタルTVチューナ12に受信されたデジタルTV放送及びアナログTVチューナ14に受信されたアナログTV放送の何れか一方を選択的に表示出力する。
また、放送受信装置10は、地図データベース32が接続するナビゲーションECU34を有している。地図データベース32には、道路地図を示す情報が格納されている。ナビゲーションECU34は、自己の有するGPS受信機に受信される信号等に基づいて、地図データベース32に格納されている道路地図を参照することにより、自車両が存在する現在位置を検出し、そして、その現在位置を上記した表示器28に表示した道路地図に合わせて重畳表示する。また、目的地までの経路が特定されたときには、その経路を表示器28に表示した道路地図に重畳表示する。
上記の地図データベース32には、上記のCPU20が接続されている。CPU20の判定するデジタルTV放送の受信状態及びアナログTV放送の受信状態は共に、地図データベース32へ供給される。地図データベース32には、ナビゲーションECU34で検出される自車両の現在位置に対応した、その位置でのデジタルTV放送の受信状態及びアナログTV放送の受信状態を示す情報が各TV放送の受信環境として格納される。すなわち、地図データベース32には、道路地図を示す情報と共に、自車両が現に走行した道路の各地点でのデジタルTV放送の受信環境及びアナログTV放送の受信環境の情報が格納される。
また、ナビゲーションECU34には、上記のCPU20が接続されている。ナビゲーションECU34は、検出した自車両の現在位置情報や経路情報をCPU20へ供給する。CPU20は、ナビゲーションECU34から供給される自車両の現在位置情報や経路情報と、地図データベース32に格納されている道路の各地点でのデジタルTV放送の受信環境及びアナログTV放送の受信環境の情報とに基づいて、自車両が今後走行を継続したものとした場合に表示器28に表示出力すべき放送がデジタルTV放送とアナログTV放送との間で切り替わるのを予測する。
更に、放送受信装置10は、所定の通信ネットワークに通信接続可能な無線通信機36を備えている。無線通信機36には、上記のCPU20が接続されている。無線通信機36は、CPU20からの指令に従って、所定の通信ネットワークに無線通信接続し、その通信ネットワークに通信接続する例えば車両乗員の自宅に設置された放送受信可能な家庭用レコーダ(DVDレコーダなど)へ、後述の如く自放送受信装置10で視聴が望まれた放送番組と同一の放送番組を録画・録音すべきことを指示する情報を送信する。
次に、図2乃至図5を参照して、本実施例の放送受信装置10の動作について説明する。図2は、放送受信装置10での出力放送がデジタルTV放送とアナログTV放送とで切り替わるのを説明するための図を示す。図3は、デジタルTV放送とアナログTV放送との遅延差を説明するための図であると共に、その遅延差を吸収するための放送受信装置10における出力放送のデジタルTV放送からアナログTV放送への切り替え時における特徴的な動作を説明するための図を示す。図4は、デジタルTV放送とアナログTV放送との遅延差を説明するための図であると共に、その遅延差を吸収するための放送受信装置10における出力放送のアナログTV放送からデジタルTV放送への切り替え時における特徴的な動作を説明するための図を示す。また、図5は、本実施例の放送受信装置10においてCPU20が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例において、放送受信装置10は、車両乗員等により視聴を希望する放送チャンネル・放送番組が指定された場合、その放送番組が表示器28に表示されるようにデジタルTVチューナ12及びアナログTVチューナ14の制御を行う。
CPU20は、上記の如く放送チャンネル・放送番組が指定されると、その指定放送番組に関しデジタルTV放送とアナログTV放送とで同じ時間帯に同じ番組を放送するサイマル放送が行われているか否かを判別する。尚、この判別は、放送波に含まれるサイマル放送の有無情報に基づいて、或いは、予め定められた車両の位置とサイマル放送の有無との関係を参照して車両の現在位置に基づいて行うこととすればよい。
CPU20は、指定放送番組についてサイマル放送が行われていないと判別した場合は、デジタルTVチューナ12又はアナログTVチューナ14に受信されるその指定放送番組のデジタルTV放送又はアナログTV放送が表示器28に表示出力されるように切替機26の切り替えを行う。
一方、指定放送番組についてサイマル放送が行われていると判別した場合、通常は、デジタルTVチューナ12に受信されるデジタルTV放送の受信状態及びアナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送の受信状態を判定し、その判定結果に基づいて受信状態の良好なTV放送が表示器28に表示出力されるように切替機26の切り替えを行う。具体的には、デジタルTV放送の受信状態(例えば受信率など)が良好であるときは、そのデジタルTV放送が表示器28に表示出力されるように切替機26の切り替えを行い、一方、デジタルTV放送の受信状態が劣悪であるときは、アナログTV放送が表示器28に表示出力されるように切替機26の切り替えを行う。かかる構成によれば、高品質のデジタル放送を表示出力する機会をできるだけ確保しつつ、TV放送が全く出力されなくなる期間を少なくすることができる。
ところで、例えば図2に示す如く地点Aから地点B,C,Dを経由して地点Eへ車両が走行する過程においては、放送受信装置10での出力放送が、デジタルTV放送が受信されて出力される状態から、デジタルTV放送の受信が不可能になることでアナログTV放送が受信されて出力される状態へ切り替わることとなる。一方、逆に地点Eから地点D,C,Bを経由して地点Aへ車両が走行する過程においては、放送受信装置10での出力放送が、アナログTV放送が受信されて出力される状態から、デジタルTV放送の受信が可能になることでデジタルTV放送が受信されて出力される状態へ切り替わることとなる。
尚、図2において、地点A及びBはデジタルTV放送の受信及びアナログTV放送の受信が共に可能なサイマル放送エリア内にあり、地点D及びEはアナログTV放送の受信のみが可能なエリア内にあり、また、地点CはデジタルTV放送の受信及びアナログTV放送の受信が共に可能なサイマル放送エリアとアナログTV放送の受信のみが可能なエリアとの境界線上にある。
一般に、デジタルTV放送は、大量の画像データなどを圧縮・エンコードして放送するものであるので、アナログTV放送と比較して、放送局側からの放送が遅延すると共に、デジタルTVチューナ12での受信後、誤り検出・誤り訂正を行ったうえで復調処理を行い利用者へ向けて出力するものであるので、アナログ放送と比較して、受信から再生出力までに多くの時間が必要となり、チューナ12からの出力遅延が生ずる。このため、上記の如く出力放送がサイマル放送されているデジタル放送とアナログ放送とで切り替わる際に、デジタルTV放送受信可能エリアからアナログTV放送受信可能エリアへ至るときは、出力される放送の番組内容が一部欠落する事態が生じ得(図3(A)及び(B)参照)、また、アナログTV放送受信可能エリアからデジタルTV放送受信可能エリアへ至るときは、出力される放送の番組内容が一部重複する事態が生じ得る(図4(A)及び(B)参照)。
これに対して、本実施例の放送受信装置10において、CPU20は、デジタルTVチューナ12でのデジタルTV放送の受信状態及びアナログTVチューナ14でのアナログTV放送の受信状態を判定するごとに、地図データベース32に、自車両が現に走行した道路の各地点に対応したデジタルTV放送の受信環境及びアナログTV放送の受信環境の情報を格納する。
また、CPU20は、ナビゲーションECU34から自車両の現在位置情報が供給されると、まず、その現在位置情報と、地図データベース32に格納されている道路の各地点でのデジタルTV放送の受信環境及びアナログTV放送の受信環境の情報とに基づいて、自車両が今後走行すると予想される地域における放送の受信環境を把握する。そして、自車両が今後走行を継続したものとした場合に表示器28に表示出力すべき放送がサイマル放送であるデジタルTV放送とアナログTV放送との間で切り替わるのを予測する(ステップ100)。例えば自車両が近い将来(所定時間後)にサイマル放送エリアとアナログTV放送エリアとの境界位置(図2に示す地点C)を通過するか否かを予測する。
CPU20は、自車両が図2に示す如く地点Aから地点Cを経由して地点Eへ移動するときなど、今後に出力放送がデジタルTV放送からサイマル放送であるアナログTV放送へ切り替わると予測されるとき(ステップ102における肯定判定時)には、その切り替えを行う前に、デジタルTVチューナ12に受信されるデジタルTV放送が表示器28に表示出力されるように切替機26の状態を保持したうえで、アナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送の映像・音声のデータを保存するようにストレージ24に指令を発する。この場合には、ストレージ24に、アナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送の映像・音声のデータが保存される(ステップ104)。尚、この際、ストレージ24への受信データの保存は、デジタルTV放送からアナログTV放送への切り替え前、少なくとも予め規定されるアナログTV放送に対するデジタルTV放送の受信から通常出力までの遅延時間差分だけ前から開始することとすればよい。
CPU20は、その後にデジタルTVチューナ12でのデジタルTV放送の受信状態が所定レベルにまで低下して劣悪なものとなったとき、出力放送がデジタルTVチューナ12に受信されるデジタルTV放送からアナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送へ変化するように切替機26の切り替えを行う(ステップ106)。かかる切り替えを行ったときは、まず、デジタルTV放送とアナログTV放送との受信から通常の出力までの遅延時間差分だけ前にアナログTVチューナ14に受信されてストレージ24に保存されたアナログTV放送の映像・音声データをそのストレージ24から読み出して、そのアナログTV放送の表示器28への表示出力を開始する。そして、その後は、アナログTV放送の表示器28への表示出力を、当初所定期間は受信されてストレージ24にデータ保存された放送を車両乗員の視聴にほとんど影響を与えない部分(例えば所定間隔ごとに所定時間だけ)を削除することにより図3(B)及び(C)の如く短縮しつつ行い(ステップ108)、また、その期間の経過後は受信された放送をそのままストレージすることなく行う。
このように出力放送のデジタルTV放送からアナログTV放送への切り替えによれば、その切り替え時にデジタルTV放送とアナログTV放送との間における受信から通常の出力までに要する時間の遅延差は吸収されることとなるので、放送受信装置10からの出力放送の番組内容が一部欠落することは回避される。この場合、車両乗員は、出力放送の切り替え時に表示器28に表示出力される放送番組内容を欠落にない状態で継続して視聴することが可能となる。従って、本実施例の放送受信装置10によれば、出力放送のデジタルTV放送からアナログTV放送への切り替えを、放送番組内容の継続した視聴を可能にしてタイミングよく適切に行うことが可能となっている。
また、CPU20は、自車両が図2に示す如く地点Eから地点Cを経由して地点Aへ移動するときなど、今後に出力放送がアナログTV放送からサイマル放送であるデジタルTV放送へ切り替わると予想されるとき(ステップ110における肯定判定時)には、その切り替えを行う前に、アナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送が表示器28に表示出力されるように切替機26の状態を保持したうえで、そのアナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送の映像・音声データを保存するようにストレージ24に指令を発する。この場合には、ストレージ24に、アナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送の映像・音声のデータが保存される(ステップ112)。尚、この際、ストレージ24への受信データの保存は、アナログTV放送からデジタルTV放送への切り替え前、少なくとも予め規定されるアナログTV放送に対するデジタルTV放送の受信から通常出力までの遅延時間差を後述の如く吸収させるのに必要な時間だけ前から開始することとすればよい。
CPU20は、上記の如きストレージ24へのデータ保存を行うと同時に、保存されているアナログTV放送の映像・音声データをそのストレージ24から読み出し、その上でその読み出した映像・音声データに所定間隔ごとに全くデータのない所定時間の空白期間を挿入することによりアナログTV放送を図4(B)及び(C)の如く間引きし、その間引きしたアナログTV放送の表示器28への表示出力を行う(ステップ114)。
その後、デジタルTVチューナ12でのデジタルTV放送の受信状態が所定レベルに達することで良好なものとなったとき、出力放送がアナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送からデジタルTVチューナ12に受信されるデジタルTV放送へ変化するように切替機26の切り替えを行う(ステップ116)。かかる切り替えを行った以後は、デジタルTV放送の表示器28への表示出力を、受信された放送をそのままストレージすることなく行う。
このように出力放送のアナログTV放送からデジタルTV放送への切り替えによれば、その切り替え時にデジタルTV放送とアナログTV放送との間における受信から通常の出力までに要する時間の遅延差は吸収されることとなるので、放送受信装置10からの出力放送の番組内容が一部重複することは回避される。この場合、車両乗員は、出力放送の切り替え時に表示器28に表示出力される放送番組内容を重複のない状態で継続して視聴することが可能となる。従って、本実施例の放送受信装置10によれば、出力放送のアナログTV放送からデジタルTV放送への切り替えを、放送番組内容の継続した視聴を可能にしてタイミングよく適切に行うことが可能となっている。
また、本実施例のシステムにおいては、出力放送がデジタルTV放送とアナログTV放送との間で切り替わることが予測されるときに、両放送の遅延差を吸収することを目的として、アナログTV放送の映像・音声データがストレージ24に保存される。すなわち、逆に、上記の切り替わりが予測されないときには、データのストレージ24への保存は行われない。従って、本実施例の放送受信装置10によれば、デジタルTY放送とアナログTV放送との放送遅延差を吸収する必要のない場所や地域においてはストレージ24へのデータ保存動作を行わないので、ストレージ24へのデータ保存動作に伴う電力消費を抑制することができ、また、ストレージ24の寿命を長期化することが可能となっている。
更に、CPU20は、車両乗員の操作により放送チャンネル・放送番組が指定された際、その指定放送番組のデジタルTV放送又はアナログTV放送が表示器28に表示出力されるように切替機26の切り替えを行うが、デジタルTVチューナ12に受信されるデジタルTV放送の受信状態及びアナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送の受信状態が共に劣悪であると判断するときは、まず、無線通信機36を所定の通信ネットワークに通信接続させる。そして、その通信ネットワークを介して放送受信可能な特定のレコーダ(例えば車両乗員の自宅に設置された家庭用DVDレコーダなど)へ、自車両の放送受信装置10で視聴が望まれた放送番組と同一の放送番組を録画・録音すべきことを指示する情報を送信させる。
この場合、車載の無線通信機36と通信ネットワークを介して通信接続した特定のレコーダは、通信により送られてくる指示情報に従って、その放送受信装置10で視聴が望まれた放送番組と同一の放送番組の放送を受信して、その番組を録画・録音する。このため、本実施例のシステムによれば、車両に搭載された放送受信装置10の備えるデジタルTVチューナ12及びアナログTVチューナ14の何れにも所望の放送番組が受信されないときにも、例えば家庭にある放送受信可能なレコーダへその放送番組のレコードが指示されるので、車両乗員が車内で視聴できなかった放送番組を後に家に戻ったときなどに視聴することが可能となる。
尚、上記の実施例においては、デジタルTVチューナ12が特許請求の範囲に記載した「デジタル放送受信機」に、アナログTVチューナ14が特許請求の範囲に記載した「アナログ放送受信機」に、切替機26が特許請求の範囲に記載した「放送切替手段」に、ストレージ22,24が特許請求の範囲に記載した「保存手段」に、無線通信機36が特許請求の範囲に記載した「通信手段」に、それぞれ相当している。
また、上記の実施例においては、放送受信装置10のCPU20が、図5に示すルーチン中ステップ108,114の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「遅延出力手段」が、ステップ100の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「切替タイミング予測手段」が、デジタルTVチューナ12及びアナログTVチューナ14の何れにも所望の放送番組が受信されないときに、その放送番組を録画・録音すべきことを指示する情報を無線通信機36から通信ネットワークを介して放送受信可能な特定のレコーダへ送信させることにより特許請求の範囲に記載した「レコード制御手段」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の実施例においては、デジタルTV放送とアナログTV放送との受信から通常出力までに要する時間の遅延時間差を予め規定するものとしたが、時報タイミングやコマーシャルタイミングでその遅延時間差を算出するものとしてもよい。
また、上記の実施例においては、放送受信装置10での出力放送がデジタルTV放送とアナログTV放送との間で切り替わることが予測されるときに、両放送の遅延差を吸収することを目的として、アナログTV放送の映像・音声データをストレージ24に保存したうえで遅延出力させることとしているが、上記の切り替わりが予測されるときに限らず常態的にアナログTV放送のデータをストレージ24に保存したうえで遅延出力させることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、デジタルTV放送とアナログTV放送との遅延時間差に応じて、アナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送のみをストレージ24へ所定期間データ保存することとしているが、デジタルTVチューナ12に受信されるデジタルTV放送をもストレージ22へ所定期間データ保存することとしてもよい。
また、上記の実施例は、デジタルTVチューナ12に受信されるデジタルTV放送又はアナログTVチューナ14に受信されるアナログTV放送を選択的に表示器28に表示出力する放送受信装置10を用いることとしているが、デジタルラジオチューナに受信されるデジタルラジオ放送又はアナログラジオチューナに受信されるアナログラジオ放送を選択的にスピーカから出力する放送受信装置に適用することとしてもよい。
更に、上記の実施例においては、放送受信装置10を位置移動し得る車両に搭載するものとしたが、放送受信装置10を同じく位置移動し得る携帯電話,PDA等の携帯端末に搭載するものであってもよい。
本発明の一実施例である放送受信装置のシステム構成図である。 放送受信装置での出力放送がデジタルTV放送とアナログTV放送とで切り替わるのを説明するための図である。 デジタルTV放送とアナログTV放送との遅延差を説明するための図であると共に、その遅延差を吸収するための本実施例の放送受信装置における出力放送のデジタルTV放送からアナログTV放送への切り替え時における特徴的な動作を説明するための図である。 デジタルTV放送とアナログTV放送との遅延差を説明するための図であると共に、その遅延差を吸収するための本実施例の放送受信装置における出力放送のアナログTV放送からデジタルTV放送への切り替え時における特徴的な動作を説明するための図である。 本実施例の放送受信装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
符号の説明
10 放送受信装置
12 デジタルTVチューナ
14 アナログTVチューナ
20 CPU
22,24 ストレージ
26 切替機
28 表示器
32 地図データベース
36 無線通信機

Claims (7)

  1. アナログ放送受信機と、デジタル放送受信機と、アナログ放送受信機に受信されたアナログ放送及びデジタル放送受信機に受信されたデジタル放送の何れか一方が選択的に出力されるように出力放送を切り替える放送切替手段と、を備える放送受信装置であって、
    少なくとも前記放送切替手段による出力放送の切り替えが行われる際に、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を遅延させて出力する遅延出力手段を備えることを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記遅延出力手段による放送の遅延出力を実現すべく、遅延させる一方の放送のデータを保存する保存手段を備えることを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  3. 前記遅延出力手段は、前記放送切替手段による出力放送の切り替えが行われる前に、アナログ放送とデジタル放送との遅延差に応じて、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を間引きして出力することを特徴とする請求項1又は2記載の放送受信装置。
  4. アナログ放送とデジタル放送との間の出力放送の切り替えを予測する切替タイミング予測手段を備え、
    前記遅延出力手段は、前記切替タイミング予測手段により前記切り替えが予測された場合、該予測された切り替え前に、アナログ放送とデジタル放送との遅延差に応じて、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を間引きして出力することを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
  5. 前記切替タイミング予測手段は、自車両の現在位置と自車両が今後走行すると予想される地域における放送受信環境との関係に基づいて、前記切り替えを予測することを特徴とする車両に搭載される請求項4記載の放送受信装置。
  6. 前記遅延出力手段は、前記放送切替手段による出力放送の切り替えが行われた以後、アナログ放送とデジタル放送との遅延差に応じて、アナログ放送受信機又はデジタル放送受信機に受信された一方の放送を遅延させたうえで短縮して出力することを特徴とする請求項1又は2記載の放送受信装置。
  7. 通信ネットワークを介して所定の放送受信レコーダに通信接続可能な通信手段と、
    アナログ放送受信機及びデジタル放送受信機の何れにも所望番組の放送が受信されないとき、前記通信手段から通信ネットワークを介して所定の放送受信レコーダへ該所望番組のレコードを指示するレコード制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6記載の放送受信装置。
JP2005307874A 2005-10-21 2005-10-21 放送受信装置 Pending JP2007116559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307874A JP2007116559A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307874A JP2007116559A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 放送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007116559A true JP2007116559A (ja) 2007-05-10

Family

ID=38098322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005307874A Pending JP2007116559A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007116559A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074881A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Hitachi Ltd 端末装置、コンテンツ記録再生装置
CN101521817B (zh) * 2009-03-17 2011-03-16 中兴通讯股份有限公司 一种用于改善手机电视播放连续性的方法及其终端
JP2011259296A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Fujitsu Ltd デジタル放送受信装置
JP2016192659A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 アルパイン株式会社 放送受信装置および出力制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074881A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Hitachi Ltd 端末装置、コンテンツ記録再生装置
CN101521817B (zh) * 2009-03-17 2011-03-16 中兴通讯股份有限公司 一种用于改善手机电视播放连续性的方法及其终端
JP2011259296A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Fujitsu Ltd デジタル放送受信装置
JP2016192659A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 アルパイン株式会社 放送受信装置および出力制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8112780B2 (en) Digital broadcast receiving apparatus
JP2007312052A (ja) デジタル放送受信装置
JP4891595B2 (ja) 移動式テレビジョン受信機
JP2007116559A (ja) 放送受信装置
JP2006279742A (ja) デジタル放送受信機
JP2005184219A (ja) ディジタル・テレビ放送受信装置
JP2001169195A (ja) 受信装置およびテレビジョン受信機および受信方法
JP5178667B2 (ja) 車載用デジタルテレビ放送受信機
JP2013125986A (ja) デジタル放送受信装置
JP2013211631A (ja) 受信装置、再生方法、プログラム、記録媒体、およびサーバ装置
JP2005311435A (ja) 移動体用放送受信装置およびプログラム
JP2005184316A (ja) 番組予約システム、番組受信端末、番組録画再生サーバ及び番組予約方法
JP2006197498A (ja) 移動受信方法と、移動受信装置
US20030067562A1 (en) Method for time-shifted reproduction of broadcast audio/video information
EP2346238A2 (en) Digital broadcasting receiver and digital broadcasting receiving method
JP2013236312A (ja) 放送エリア情報生成システムおよび放送エリア情報生成方法
JP2006246106A (ja) デジタル放送受信装置
JP2006304073A (ja) 移動体のデジタル放送受信記録再生装置
JP5713806B2 (ja) 車載用放送受信装置
JP4803724B2 (ja) 受信装置、階層切り替え方法、及びプログラム
JP2009044453A (ja) 緊急警報放送受信機能付受信機、映像・音声提供システム、緊急警報放送受信方法
KR100709419B1 (ko) Dmb 수신 시스템 및 그 제어방법
JP2011015175A (ja) 録画再生装置、録画装置及び再生装置
JP2004304498A (ja) 放送受信装置
JP5155787B2 (ja) 移動体用放送受信装置