JP2005311631A - データ再生システム、データ再生装置、およびデータ再生方法 - Google Patents

データ再生システム、データ再生装置、およびデータ再生方法 Download PDF

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崇 桑原
Manabu Nakakita
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Abstract

【課題】 車内等において無線通信によりAVコンテンツをダウンロードしてリアルタイム再生を行う際に、通信不能領域を通過する場合でもデータが欠落することなく、容易にリアルタイム再生を行うことができるデータ再生システムを提供する。
【解決手段】 車載用再生装置100は、コンテンツデータの受信および通信状態の検出を行う通信部104と、受信されたコンテンツデータまたはリムーバブルメディア10に記録されている通信不能エリア用事前データのどちらかを通信状態に基づいて選択する再生制御部102と、選択されたデータを再生する再生部103とを備える。一方、家庭用記録装置200は、ルート情報および通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する通信不能時間予測部205と、通信不能予測時間に基づいてリムーバブルメディア10に書き込む通信不能エリア用事前データを決定する制御部203とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信にてコンテンツデータをダウンロードしてリアルタイム再生する再生システムおよびデータ再生装置に関する。
近年、家庭内に設けられる装置では、ネットワークを介して家庭内の他の装置や家庭外よりAV(Audio Visual)コンテンツをダウンロードしながらリアルタイム再生を行うことができる。また、車内においても通信環境が整いつつあり、様々なデータを車外から受信して、車載機器で利用するということができるようになりつつある。
このような車載機器としては、地図情報を受信してリアルタイムでユーザにナビゲーションを行うという「地図情報ナビゲーション送信サーバ」が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この地図情報ナビゲーション送信サーバでは、通信不能領域を検出して、その領域の地図データを事前に得ておき、連続的なナビゲーションを可能にしている。これにより、ユーザはいかなる場所においてもナビゲーションサービスを利用することができる。
特開2002−116032号公報
しかしながら、特許文献1の発明では地図情報や経路情報についての記載しかなく、AVコンテンツについては述べられていない。地図情報や経路情報には時間軸の要素が含まれていないため、通信不能領域がわかれば必要な情報は一意に決定する。一方、AVコンテンツの場合、例えばビデオデータであれば、時間の経過によって視聴シーンが変化するため、通信不能領域が事前にわかったとしてもどのシーンのデータを先読みすればよいかは一意に決めることができないという問題がある。
また、車内で視聴するAVコンテンツデータを全てリムーバブルメディアにて車内に持ち込むという手段も考えられるが、特にビデオデータの場合はそのデータ量が膨大であるため、リムーバブルメディアの容量不足やデータ書き込み時間がかかってしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、車内等において無線通信によりAVコンテンツをダウンロードしてリアルタイム再生を行う際に、通信不能領域を通過する場合でもデータが欠落することなく、容易にリアルタイム再生を行うことができるデータ再生システム、データ再生装置およびデータ再生方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ再生システムは、蓄積しているコンテンツデータを送信する記録装置と、前記記録装置から送信されたコンテンツデータを受信し、受信した前記コンテンツデータを再生する再生装置とを備えるデータ再生システムであって、前記記録装置は、前記再生装置からの要求に応じて前記コンテンツデータを送信する通信手段を備え、前記再生装置は、前記記録装置から送信された前記コンテンツデータの受信および通信状態の検出を行う通信手段と、前記通信手段により受信された前記コンテンツデータ、または前記コンテンツデータの中で通信不能エリア内で再生されるシーンデータとしてあらかじめ記録されている通信不能エリア用事前データの何れか1つを前記通信状態に基づいて選択する再生制御手段と、選択された前記コンテンツデータまたは前記通信不能エリア用事前データを再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
これによって、受信したコンテンツデータまたはあらかじめ記録されている通信不能エリア用事前データの何れかを通信状態に応じて再生するので、通信が不可能なエリアにおいてもシーンが途切れることなく所望のコンテンツを再生することができる。
ここで、前記記録装置は、さらに、目的地までのルート情報、および前記記録装置と前記再生装置とが通信を行うことができないエリアを示す通信不能エリア情報を取得し、前記ルート情報および前記通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する通信不能時間予測手段と、コンテンツデータの選択を受け付け、受け付けた前記コンテンツデータの中で前記通信不能予測時間に相当する部分のデータを前記通信不能エリア用事前データとして決定する制御手段と、前記通信不能エリア用事前データをリムーバブルメディアに書き込む記録手段とを備え、前記再生装置は、さらに、前記リムーバブルメディアから前記通信不能エリア用事前データを読み出す読出手段を備え、前記再生制御手段は、前記通信状態に基づいて前記記録装置との通信が可能であると判断した場合には、前記コンテンツデータを選択し、一方、前記記録装置との通信が不可能であると判断した場合には、前記通信不能エリア用事前データを選択し、前記再生手段は、前記記録装置との通信が不可能であると判断されている場合には、前記リムーバブルメディアから読み出された前記通信不能エリア用事前データを再生してもよい。
これによって、コンテンツデータの中で通信不能予測時間に相当する部分のデータだけをリムーバブルメディアに書き込んでいるので、全てのデータをリムーバブルメディアに書き込んで車内に持ち込む場合に比較して、リムーバブルメディアの容量が小さくてよく、また書き込み時間を短縮することができる。
また、前記再生装置は、さらに、目的地までのルート情報、および前記記録装置と前記再生装置とが通信を行うことができないエリアを示す通信不能エリア情報を取得し、前記ルート情報および前記通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する通信不能時間予測手段と、前記再生手段により再生されている前記コンテンツデータの中で前記通信不能予測時間に相当する部分のデータを前記通信不能エリア用事前データとして事前に送信するように前記記録装置へ要求する要求手段と、前記記録装置から送信された前記通信不能エリア用事前データを保存する保存手段とを備え、前記記録装置の通信手段は、前記再生装置からの要求に応じて前記通信不能エリア用事前データを送信し、前記再生制御手段は、前記通信状態に基づいて前記記録装置との通信が可能であると判断した場合には、前記コンテンツデータを選択し、一方、前記記録装置との通信が不可能であると判断した場合には、前記通信不能エリア用事前データを選択し、前記再生手段は、前記記録装置との通信が不可能であると判断されている場合には、前記保存手段に保存されている前記通信不能エリア用事前データを再生してもよい。
これによって、通信不能エリア用事前データを事前にダウンロードして保存しておくことができるので、通信が不可能なエリアにおいてもシーンが途切れることなく所望のコンテンツを再生することができる。
ここで、前記通信不能時間予測手段は、所定時間ごとに前記ルート情報を取得して前記通信不能予測時間を更新し、前記要求手段は、更新された前記通信不能予測時間に基づいた前記通信不能エリア用事前データを送信するように前記記録装置へ要求することが好ましい。
これによって、例えば予定ルートを変更した場合であっても、通信不能なエリアを確実に検出でき、通信不能エリア用事前データを事前にダウンロードして保存しておくことができる。
また、本発明に係るデータ再生装置は、他の装置から送信されたコンテンツデータを受信し、受信した前記コンテンツデータを再生するデータ再生装置であって、前記他の装置から送信された前記コンテンツデータの受信および通信状態の検出を行う通信手段と、前記通信手段により受信された前記コンテンツデータ、または前記コンテンツデータの中で通信不能エリア内で再生されるシーンデータとしてあらかじめ記録されている通信不能エリア用事前データの何れか1つを前記通信状態に基づいて選択し、選択した前記コンテンツデータまたは前記通信不能エリア用事前データを再生する再生制御手段とを備えることを特徴とする。
これによって、受信したコンテンツデータまたはあらかじめ記録されている通信不能エリア用事前データの何れかを通信状態に応じて再生するので、通信が不可能なエリアにおいてもシーンが途切れることなく所望のコンテンツを再生することができる。
なお、本発明は、このようなデータ再生システムやデータ再生装置として実現することができるだけでなく、このようなデータ再生システムやデータ再生装置が備える特徴的な手段をステップとする方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
本発明に係るデータ再生システム、データ再生装置およびデータ再生方法によれば、例えば記録装置から送信されたコンテンツデータを受信してリアルタイム再生を行う際に、通信不能なエリアを通過する場合においてもシーンが途切れることなく再生を行うことができる。よって、例えばコンテンツデータを受信してリアルタイム再生を行う機会が増えている今日における実用的価値は極めて高い。
以下、本発明の各実施の形態について、それぞれ図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1では、家庭用記録装置内に蓄えられたデジタルコンテンツを車内でリアルタイム再生するときに、通信不能なエリアで視聴するシーンのデータのみを事前にリムーバブルメディアにて車内に持ち込むことで、シーンが欠落することなくシームレスな再生を可能とするデータ再生システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るデータ再生システムの構成を示すブロック図である。このデータ再生システムは、家庭用記録装置から送信されるコンテンツデータを車載用再生装置でリアルタイム再生するシステムであり、図1に示すように車両に搭載された車載用再生装置100および例えば自宅等に設置された家庭用記録装置200を備えている。
本実施の形態1では、車載用再生装置100と家庭用記録装置200が互いの通信部を介して高速無線通信が可能であり、車載用再生装置100が家庭用記録装置200内のビデオデータをダウンロードしてリアルタイム再生することを想定する。また、家庭用記録装置200内のデータの一部を記録したリムーバブルメディア10は車載用再生装置100にて再生することが可能であるとする。リムーバブルメディア10には例えばDVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)を用いるものとする。なお、車内では運転中に運転者がビデオデータを視聴することは安全上の問題から認められていないので、本発明では同乗者が視聴することを想定する。
車載用再生装置100は、ドライブ装置101、再生制御部102、再生部103、および通信部104を備えている。また、車載用再生装置100には、車載用再生装置100により再生されたデータを表示する表示部105、ユーザが機器操作を行う操作部106が接続されている。
ドライブ装置101は、リムーバブルメディア10に記録されているデータを読み出す読出手段である。通信部104は、家庭用記録装置200から送信されたコンテンツデータの受信を行うとともに、通信状態の検出を行う。再生制御部102は、ユーザより操作部106を介して指定されたコンテンツデータの送信を家庭用記録装置200へ要求する。また、再生制御部102は、通信部104により受信されたコンテンツデータ(以下、受信データという)またはリムーバブルメディア10に記録されている通信不能エリア用事前データのどちらかを通信状態に基づいて選択する。再生部103は、再生制御部102により選択された受信データまたは通信不能エリア用事前データを伸長することで再生し、表示部105へ出力する。
一方、家庭用記録装置200は、ドライブ装置201、通信部202、制御部203、コンテンツ記憶部204、および通信不能時間予測部205を備えている。また、家庭用記録装置200には、操作部206、ルート決定部207、および通信不能エリアDB(Data Base)管理部208が接続されている。
ルート決定部207は、例えば着脱可能なカーナビゲーションシステム等であり、目的地までのルート設定を行い、ルート情報を出力する。通信不能エリアDB(Data Base)管理部208は、車載用再生装置100と家庭用記録装置200とが通信を行うことができない通信不能エリアを示す通信不能エリア情報がデータベース化されている通信不能エリアDBを有している。ここで、通信不能エリアとは、ビデオデータをリアルタイム再生することができないエリアのこととし、例えばトンネルや山郭地域など通信が全くできないエリアや通信が不安定なエリアのことである。
コンテンツ記憶部204は、例えばMPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2)などの圧縮方式により圧縮されたコンテンツデータを記憶している。通信部202は、車載用再生装置100から要求されたコンテンツデータをコンテンツ記憶部204から読み出し、車載用再生装置100へ送信する。
通信不能時間予測部205は、ルート情報および通信不能エリア情報を取得し、ルート情報および通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する。制御部203は、ユーザより操作部206を介して指定されたコンテンツデータの中で通信不能予測時間に相当する部分のデータを通信不能エリア用事前データとして決定する。ドライブ装置201は、制御部203により決定された通信不能エリア用事前データをリムーバブルメディア10に書き込む記録手段である。
次に、上記のように構成されたデータ再生システムの動作には、大別して車載用再生装置100にて所望のコンテンツをシームレスに再生するための家庭用記録装置200における再生準備処理と、車載用再生装置100におけるコンテンツの再生処理とがある。
まず、家庭用記録装置200における再生準備処理について説明する。再生準備処理では、車内へ持ち込むデータを決定し、そのデータをリムーバブルメディア10に書き込む処理を行う。図2は再生準備処理の動作の流れを示すフローチャートである。以下にその動作の詳細を説明する。
まず、目的地までのルートを決定する(ステップS101)。具体的にはルート決定部207は、ユーザより指定された目的地までのルート設定を行って、ルート情報を出力する。このルート設定の方法については、カーナビゲーションにおけるルート探索などの従来技術を用いればよく、本発明の主たる問題ではないため詳細は割愛する。
次に、制御部203は、ユーザによる車内で視聴するコンテンツの選択を受け付ける(ステップS102)。ここで、ユーザによるコンテンツの選択は、例えばコンテンツ記憶部204に記憶されているコンテンツのリストから所望のコンテンツが操作部206を用いて選択されることで行われる。
次に、持ち出しデータ決定処理を行う(ステップS103)。持ち出しデータ決定処理とは、車内に持ち込むリムーバブルメディア10に書き込むデータ(通信不能エリア用事前データ)を決定する処理である。具体的には、まず、通信不能時間予測部205は、ルート決定部207で決定されたルート情報と通信不能エリアDB管理部208より取得した通信不能エリア情報とにより、ルート上で通信不能となる区間の通過タイミングを算出し、制御部203へ通知する。
図3は、再生準備処理における持ち出しデータ決定処理を説明した図であり、(a)目的地までのルートの一例を示す模式図、(b)通信不能区間の通過タイミングの一例を示す図である。なお、図3(a)では説明を簡略化するために、ルート決定部207で設定されたルート301の出発地点(Start)302から目的地(Goal)303までを直線で示している。また、通信不能区間304a〜304dは、通信不能時間予測部205により通信不能と判断された区間である。
通信不能時間予測部205は、図3(b)に示すように通過タイミング情報305として、各通信不能区間304a〜304dについて通信不能開始タイミングおよび通信不能終了タイミングを算出する。ここでは、通信不能開始タイミングは、出発から通信不能エリアの始点に到達するまでの標準時間に対して所定時間を減じた時間である。また、通信不能終了タイミングは、出発から通信不能エリアの終点に到達するまでの標準時間に対して所定時間を加えた時間である。なお、この所定時間については、信号停止や渋滞状況などを考慮して算出しても構わない。
区間1(304a)を例に説明すると、「出発して13分32秒〜16分43秒の間に通信不能な区間(304a)を走行する可能性がある」という情報がここで得られる。他の区間(304b〜304d)についても同様である。逆に言うと、ここで得られた時間以外は通信可能であると判断された時間である。
通過タイミング情報305が通知された制御部203は、通過タイミング情報305に基づいてリムーバブルメディア10へ書き込むデータを決定する。例えば、区間1(304a)については、コンテンツの13分32秒〜16分43秒のシーンのデータがリムーバブルメディア10に書き込まれる通信不能エリア用事前データとなる。通信不能開始タイミングと通信不能終了タイミングを上記のように設定するため、通信不能エリアで再生するシーンを適切に抽出することができる。同様に区間2(304b)についてはコンテンツの19分55秒〜29分41秒のシーン、区間3(304c)についてはコンテンツの42分02秒〜50分10秒のシーン、区間4(304d)についてはコンテンツの51分44〜61分29秒のシーン、のそれぞれのデータがリムーバブルメディア10に書き込まれる通信不能エリア用事前データと決定される。
次に、持ち出しデータ書き込み処理を行う(ステップS104)。具体的には、制御部203は、上記のように決定した通信不能エリア用事前データをドライブ装置201にセットされたリムーバブルメディア10に書き込みを行う。このとき、制御部203は、リムーバブルメディア10に書き込む通信不能エリア用事前データをドライブ装置201へ送るようにコンテンツ記憶部204を制御する。
以上の説明のとおり、各処理(ステップS101〜S104)を実行することで、車内に持ち込むリムーバブルメディア10に必要なデータを書き込み、再生準備処理を完了する。
次に車載用再生装置100におけるコンテンツの再生処理について説明する。図4は再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、再生準備処理で通信不能エリア用事前データが書き込まれたリムーバブルメディア10は、ユーザによって車内に持ち込まれ、ドライブ装置101にセットされる(ステップS201)。
次に、再生制御部102は、ユーザによる再生するコンテンツの選択を受け付ける(ステップS202)。ここでは、ユーザによるコンテンツの選択は操作部106を用いてメニュー等から行われ、上記の再生準備処理で準備されたコンテンツが選択されるものとする。
次に、再生制御部102は、車両の現在位置が通信可能であるか否かを判断する(ステップS203)。ここでは、通信が可能な場合でも所望のビデオデータをリアルタイム再生する程の帯域が確保できない場合は通信不可として判断する。この通信状態は、通信部104により検出されており、再生制御部102に通知される。
この判断の結果、車両の現在位置が通信可能である場合(ステップS203でYES)には、車載用再生装置100と家庭用記録装置200とがビデオデータをリアルタイム再生するのに十分な帯域があると判断されたことを意味するため、車載用再生装置100は家庭用記録装置200から所望のデータをダウンロードする(ステップS204)。
一方、上記判断の結果、車両の現在位置が通信可能でない場合(ステップS203でNO)には、車載用再生装置100は家庭用記録装置200からデータをダウンロードできないため、ドライブ装置101にセットされたリムーバブルメディア10から、上記再生準備処理で書き込まれた通信不能エリア用事前データを読み出す(ステップS205)。
次に、再生部103は、家庭用記録装置200から受信したデータ、またはリムーバブルメディア10から読み出した通信不能エリア用事前データを伸長する(ステップS206)。なお、伸長されたデータは表示部105にて表示される(図示せず)。
次に、再生制御部102は、選択されたコンテンツの再生が終了したか、すなわち全てのデータを再生したか否かを判断する(ステップS207)。ここで、再生が終了したと判断した場合(ステップS207でYES)には、再生制御部102は、そのまま再生処理を終了する。一方、再生が終了していないと判断した場合(ステップS207でNO)には、再生制御部102は、次のシーンを再生するため、通信可能であるか否かを判断する処理(ステップS203)へ戻り上記の動作を繰り返す。
以上、説明したように本発明の実施の形態1における車載用再生装置100では、家庭用記録装置200から所望のコンテンツデータを受信しリアルタイム再生を行う。あらかじめリムーバブルメディア10に通信不能となるエリアで再生する可能性のあるシーンのデータを書き込んで車に持ち込んでおき、家庭用記録装置200と通信が不可能な場合はリムーバブルメディアよりそのシーンのデータを読み出しシーンが欠落することなく再生を行うことができる。また、全てのデータをリムーバブルメディアにて車内に持ち込むわけではないため、リムーバブルメディアの容量が小さくてよく、また書き込み時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、図1に示すように車載用再生装置100にドライブ装置101が内蔵される形態を示したが、車載用再生装置100にドライブ装置101が接続される形態をとってもよい。同様に家庭用記録装置200も、ドライブ装置201を接続する形態、ルート決定部207や通信不能エリアDB管理部208を内蔵する形態としても同様のシステムを構築することができる。
また、車載用再生装置100が家庭用記録装置200からダウンロードしてリアルタイム再生するのはビデオデータとしたがこれに限られたものではない。オーディオデータやピクチャ(静止画)データ等の他のデジタルデータでもよい。あるいは、カーナビゲーションの地図データなどでも同様のシステムを構築することができる。
また、ルート決定部207にはカーナビゲーションシステムを用いるとしたがこれに限られたものではない。同様の機能を持つ機器やあるいはパーソナルコンピュータのアプリケーションなどでも同様のシステムを構築することができる。
また、車載用再生装置100が家庭用記録装置200からダウンロードするビデオデータはMPEG−2で圧縮されているものとしたがこれに限られたものではない。例えばMPEG−4(Moving Picture Experts Group phase 4)や他の動画データ圧縮手段を用いてもよい。あるいは記録ストレージの容量の増大、通信速度の向上など技術が進めば非圧縮のビデオデータでも同様のシステムを構築することができる。
また、再生準備処理において、複数のコンテンツについて同様の処理を行うことも可能である。複数の番組を続けて見るように設定してもよい。あるいは車内で見るものを複数の番組から選ぶようにしてもよい。この場合はそれぞれの番組データに対して通信不能となるエリアで再生するシーンのデータを車内に持ち込んでおけばよい。
また、図3において通過タイミングは秒単位まで行ったがこれに限られたものではない。更にコンマ以下の単位で行ってもよい。あるいは分単位で行い、秒単位は切り上げ・切捨てするなどしても同様のシステムを構築することができる。
また、コンテンツの再生処理においてコンテンツを選択(ステップS202)する際、コンテンツをメニューから選択するとしたがこれに限られたものではない。車載用再生装置100の起動に合わせて自動的に再生を開始するとしてもよい。
また、コンテンツの再生処理において通信可能であるか否かの判断(ステップS203)を行う際に、ビデオデータを伝送する帯域が確保できない場合は通信不可とするとしたがこれに限られたものではない。例えば、蓄積されたコンテンツには十分な伝送帯域が確保できない場合でも、家庭用記録装置200側で再圧縮して伝送レートを調整するなどして通信が可能な限りリアルタイム再生を行うとしても同様のシステムを構築することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、リムーバブルメディアを用いずに家庭用記録装置内に蓄えられたデジタルコンテンツをシーンが途切れることなくリアルタイム再生することを可能とするデータ再生システムについて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係るデータ送受信システムの構成を示すブロック図である。このデータ再生システムは、実施の形態1と同様に家庭用記録装置から送信されるコンテンツデータを車載用再生装置でリアルタイム再生するシステムであり、図5に示すように車両に搭載された車載用再生装置400および例えば自宅等に設置された家庭用記録装置500を備えている。なお、実施の形態1と同様の部分については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態2では、実施の形態1と同様、家庭用記録装置500に蓄積されているビデオデータをダウンロードしてリアルタイム再生を行うことを想定する。なお、車載用再生装置400と家庭用記録装置500は互いに高速通信が可能であり、ビデオデータをリアルタイム再生するのに必要な帯域以外にも伝送帯域を確保することができるものとする。
車載用再生装置400は、再生制御部401、保存部402、要求部403、通信不能時間予測部404、再生部103、および通信部104を備えている。また、車載用再生装置400には、表示部105、操作部106、通信不能エリアDB管理部208、およびルート管理部405が接続されている。
通信不能時間予測部404は、所定の時間ごとに、ルート情報および通信不能エリア情報を取得し、ルート情報および通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する。要求部403は、再生部103で再生されているコンテンツデータの中で通信不能予測時間に相当する部分のデータを通信不能エリア用事前データとして事前に送信するように通信部104を介して家庭用記録装置500へ要求する。また、要求部403は、どのシーンを再生しているのかの情報を再生部103から取得する。
保存部402は、データを一時的に記憶しておくためのメモリ等であり、家庭用記録装置500から送信された通信不能エリア用事前データを保存する。再生制御部401は、実施の形態1と同様にユーザより操作部106を介して指定されたコンテンツデータの送信を家庭用記録装置500へ要求する。また、再生制御部401は、通信部104により受信されたコンテンツデータまたは保存部402に保存されている通信不能エリア用事前データのどちらかを通信状態に基づいて選択する。
ルート管理部405は、例えばカーナビゲーションシステム等であり、現在の車両の位置情報や今後の予定ルート情報を管理している。
一方、家庭用記録装置500は、通信部202、制御部501、およびコンテンツ記憶部204を備えている。制御部501は、車載用再生装置400からの要求に応じて通信不能エリア用事前データを車載用再生装置400へ送信するようにコンテンツ記憶部204を制御する。
次に、上記のように構成されたデータ再生システムの動作について説明する。
図6は、本実施の形態2に係る車載用再生装置400の再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。車載用再生装置400における再生処理も実施の形態1における車載用再生装置100の再生処理と基本的には同様の動作をする。以下、動作の詳細を説明する。
まず、再生制御部401は、ユーザによる視聴するコンテンツの選択を受け付ける(ステップS301)。ここで、ユーザによるコンテンツの選択は、例えば家庭用記録装置500からコンテンツ記憶部204に記憶されているコンテンツのリストを取得して、メニュー表示し、このリストから所望のコンテンツが操作部106を用いて選択されることで行われる。
次に、再生制御部401は、車両の現在位置が通信可能であるか否かを判断する(ステップS302)。ここでは、実施の形態1と同様に通信が可能な場合でも所望のビデオデータをリアルタイム再生する程の帯域が確保できない場合は通信不可として判断する。この通信状態は、通信部104により検出されており、再生制御部401に通知される。
この判断の結果、車両の現在位置が通信可能である場合(ステップS302でYES)には、車載用再生装置400と家庭用記録装置500とがビデオデータをリアルタイム再生するのに十分な帯域があると判断されたことを意味するため、車載用再生装置400は家庭用記録装置500から所望のデータをダウンロードする(ステップS303)。
一方、上記判断の結果、車両の現在位置が通信可能でない場合(ステップS302でNO)には、車載用再生装置400は家庭用記録装置500からデータをダウンロードできないため、保存部402から通信不能エリア用事前データを読み出す(ステップS304)。なお、この保存部402への通信不能エリア用事前データの保存については、後述する。
次に、再生部103は、家庭用記録装置500から受信したデータ、または保存部402から読み出した通信不能エリア用事前データを伸長する(ステップS305)。なお、伸長されたデータは表示部105にて表示される(図示せず)。
次に、再生制御部401は、選択されたコンテンツの再生が終了したか、すなわち全てのデータを再生したか否かを判断する(ステップS306)。ここで、再生が終了したと判断した場合(ステップS306でYES)には、再生制御部401は、そのまま再生処理を終了する。一方、再生が終了していないと判断した場合(ステップS306でNO)には、再生制御部401は、次のシーンを再生するため、通信可能であるか否かを判断処理(ステップS302)へ戻り上記の動作を繰り返す。
先にも述べたように保存部402には通信不能エリアで再生するシーンのデータである通信不能エリア用事前データが事前に蓄積されている。図7は保存部402へのデータ事前蓄積処理の動作の流れを示すフローチャートである。以下にその詳細を説明する。
まず、通信不能時間予測部205は、所定時間ごとに通信不能エリアの検出を行う(ステップS401)。すなわち、通信不能時間予測部205は、ルート管理部405で決定された今後の予定ルート情報を所定時間(例えば10分)ごとに取得し、このルート情報と通信不能エリアDB管理部208より取得した通信不能エリア情報とにより、ルート上で通信不能となる区間の通過タイミングを算出し、予定ルート上の通信不能区間に入る所定の時間(例えば30分)前に要求部403へ通知する。なお、実施の形態1と同様、ここでいう通信不能エリアとはビデオデータをリアルタイム再生することができないエリアのことである。
次に、要求部403は、現在ビデオデータを再生中か否かを確認する(ステップS402)。ここで、再生中でない場合(ステップS402でYES)には、通信(ビデオデータのリアルタイム再生)を行っていないということであるため、今後通信不能になっても問題はないと判断して処理を終了する。
一方、再生中の場合(ステップS402でYES)には、事前ダウンロードするデータを確認する(ステップS403)。要求部403は、通信不能時間予測部205から通知された通信不能区間の通信不能開始タイミングと通信不能終了タイミング、および現在の再生シーンに基づいて、事前ダウンロードする通信不能エリア用事前データを決定する。ここで、通信不能開始タイミングと通信不能終了タイミングの定義や、事前ダウンロードする通信不能エリア用事前データの決定方法は実施の形態1の図3で示したものと同様である。
次に、要求部403は、事前ダウンロードをする必要があるか否かを確認する(ステップS404)。事前ダウンロードする通信不能エリア用事前データを決定しているわけであるが、検出された通信不能区間までに再生が終わる場合はダウンロードする必要がないため、この場合(ステップS404でNO)は処理を終了する。
一方、ダウンロードするべきデータがある場合(ステップS404でYES)には、要求部403は、決定された通信不能エリア用事前データを送信するように家庭用記録装置500へ要求し、ダウンロードを行う(ステップS405)。このダウンロードを行うときは基本的にリアルタイム再生が行われている。事前ダウンロード処理は通信不能区間に入るまでに完了すればよいので、通信帯域の確保はリアルタイム再生を優先する。
そして、ダウンロードされた通信不能エリア用事前データは、保存部402に保存され、処理を終了する(ステップS406)。実際の通信ではパケット通信などで行われるので、ダウンロードが完了するまでダウンロード(ステップS405)と保存(ステップS406)を交互に繰り返すことになる。
図8は、データ事前蓄積処理における通信不能エリア用事前データのダウンロードを示す模式図である。ここでは、下段がリアルタイム再生のためのデータのダウンロードであり、上段に示す斜線部分が通信不能区間304a〜304dで再生されるシーンのデータである通信不能エリア用事前データ601a〜601dである。
通信不能エリア用事前データ601a〜601dは、図8に示すようにそれぞれ通信不能区間304a〜304dに達するまでに、リアルタイム再生のためのデータのダウンロードと並行してダウンロードされ、保存部402に保存される。
上記のようにデータ事前蓄積処理を行うことにより、通信不能区間で再生するシーンのデータを事前に保存しておくことができる。また、通信不能時間予測部205は、所定時間ごとにルート情報を取得し、通信不能区間の通過タイミング情報を算出しているので、予定ルートを変更した場合にも対応することができる。
以上、説明した本発明の実施の形態2における車載用再生装置400では、家庭用記録装置500から所望のコンテンツデータを受信しリアルタイム再生を行う際に、通信不能エリアを検出し事前にそのエリアで再生するシーンのデータをダウンロードして保存しておくことで、通信不能エリア内を通過中であっても所望のコンテンツをシーンが途切れることなく再生を行うことができる。
なお、本実施の形態では、車載用再生装置400は家庭用記録装置500からデータを受信してリアルタイム再生するとしたがこれに限られたものではない。例えば、コンテンツプロバイダが所持するインターネット上にあるコンテンツサーバからデータを受信するとしても同様のシステムを構築することができる。
また、本実施の形態では、車載用再生装置400が通信不能時間予測部205を備える構成としているが、これに限られたものではない。例えば、通信不能時間予測部205の機能をルート管理部405が有し、ルート管理部405が通信不能エリアDB管理部208および要求部403と接続される構成でも構わない。また、ルート管理部405が通信不能エリアDB管理部208を内蔵する形態としてもよい。あるいは、ルート管理部405が通信機能をもち、インターネット上のサーバにある通信不能エリアDB管理部から情報を受信するとしても同様のシステムを構築することができる。
また、データ事前蓄積処理での通信不能エリアの検出(図7、ステップS401)において、通信不能時間予測部205は、予定ルート上の通信不能区間に入る所定の時間(例えば30分)前に、通信不能区間の通過タイミングを要求部403へ通知するとしているが、これに限られたものではない。例えば、通信不能となる時間と通信不能エリアに入るまでの通信状態を予測し、事前ダウンロード処理が完了できるタイミングで通知するとしてもよい。あるいは、通信不能エリア検出後、即座にデータをダウンロードするようにしても同様のシステムを構築することができる。
以上のように、本発明に係るデータ再生システム、データ再生装置およびデータ再生方法は、通信不能エリアを通過する場合でもコンテンツデータのリアルタイム再生を可能にするという効果を有し、無線通信にてコンテンツデータをダウンロードしてリアルタイム再生するデータ再生システムに有用である。
本発明の実施の形態1に係るデータ再生システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ再生システムの再生準備処理の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るデータ再生システムの再生準備処理における持ち出しデータ決定処理を説明した図であり、(a)目的地までのルートの一例を示す模式図、(b)通信不能区間の通過タイミングの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ再生システムの再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るデータ再生システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るデータ再生システムの再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るデータ再生システムのデータ事前蓄積処理の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るデータ再生システムのデータ事前蓄積処理における通信不能エリア用事前データのダウンロードを示す模式図である。
符号の説明
10 リムーバブルメディア
100,400 車載用再生装置
101,201 ドライブ装置
102,401 再生制御部
103 再生部
104,202 通信部
105 表示部
106,206 操作部
200,500 家庭用記録装置
203,501 制御部
204 コンテンツ記憶部
205,404 通信不能時間予測部
207 ルート決定部
208 通信不能エリアDB管理部
301 ルート決定手段にて設定されたルート
302 出発地点
303 目的地
304a,304b,304c,304d 通信不能区間
305 通過タイミング情報
402 保存部
403 要求部
405 ルート管理部
601a,601b,601c,601d 通信不能エリア用事前データ

Claims (17)

  1. 蓄積しているコンテンツデータを送信する記録装置と、前記記録装置から送信されたコンテンツデータを受信し、受信した前記コンテンツデータを再生する再生装置とを備えるデータ再生システムであって、
    前記記録装置は、
    前記再生装置からの要求に応じて前記コンテンツデータを送信する通信手段を備え、
    前記再生装置は、
    前記記録装置から送信された前記コンテンツデータの受信および通信状態の検出を行う通信手段と、
    前記通信手段により受信された前記コンテンツデータ、または前記コンテンツデータの中で通信不能エリア内で再生されるシーンデータとしてあらかじめ記録されている通信不能エリア用事前データの何れか1つを前記通信状態に基づいて選択する再生制御手段と、
    選択された前記コンテンツデータまたは前記通信不能エリア用事前データを再生する再生手段とを備える
    ことを特徴とするデータ再生システム。
  2. 前記記録装置は、さらに、
    目的地までのルート情報、および前記記録装置と前記再生装置とが通信を行うことができないエリアを示す通信不能エリア情報を取得し、前記ルート情報および前記通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する通信不能時間予測手段と、
    コンテンツデータの選択を受け付け、受け付けた前記コンテンツデータの中で前記通信不能予測時間に相当する部分のデータを前記通信不能エリア用事前データとして決定する制御手段と、
    前記通信不能エリア用事前データをリムーバブルメディアに書き込む記録手段とを備え、
    前記再生装置は、さらに、
    前記リムーバブルメディアから前記通信不能エリア用事前データを読み出す読出手段を備え、
    前記再生制御手段は、前記通信状態に基づいて前記記録装置との通信が可能であると判断した場合には、前記コンテンツデータを選択し、一方、前記記録装置との通信が不可能であると判断した場合には、前記通信不能エリア用事前データを選択し、
    前記再生手段は、前記記録装置との通信が不可能であると判断されている場合には、前記リムーバブルメディアから読み出された前記通信不能エリア用事前データを再生する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ再生システム。
  3. 前記再生装置は、さらに、
    目的地までのルート情報、および前記記録装置と前記再生装置とが通信を行うことができないエリアを示す通信不能エリア情報を取得し、前記ルート情報および前記通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する通信不能時間予測手段と、
    前記再生手段により再生されている前記コンテンツデータの中で前記通信不能予測時間に相当する部分のデータを前記通信不能エリア用事前データとして事前に送信するように前記記録装置へ要求する要求手段と、
    前記記録装置から送信された前記通信不能エリア用事前データを保存する保存手段とを備え、
    前記記録装置の通信手段は、前記再生装置からの要求に応じて前記通信不能エリア用事前データを送信し、
    前記再生制御手段は、前記通信状態に基づいて前記記録装置との通信が可能であると判断した場合には、前記コンテンツデータを選択し、一方、前記記録装置との通信が不可能であると判断した場合には、前記通信不能エリア用事前データを選択し、
    前記再生手段は、前記記録装置との通信が不可能であると判断されている場合には、前記保存手段に保存されている前記通信不能エリア用事前データを再生する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ再生システム。
  4. 前記通信不能時間予測手段は、所定時間ごとに前記ルート情報を取得して前記通信不能予測時間を更新し、
    前記要求手段は、更新された前記通信不能予測時間に基づいた前記通信不能エリア用事前データを送信するように前記記録装置へ要求する
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ再生システム。
  5. 前記要求手段は、前記再生装置が前記通信不能エリアに到達するまでに前記通信不能エリア用事前データの受信が完了するように、前記通信状態および前記通信不能予測時間に基づいて要求タイミングを算出し、算出した前記要求タイミングで前記通信不能エリア用事前データを送信するように前記記録装置へ要求する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載のデータ再生システム。
  6. 前記通信不能時間予測手段は、前記ルート情報および前記通信不能エリア情報に基づいて、前記記録装置と前記再生装置とが通信を行うことができない通信不能エリアに入る予測時間から所定時間を減じた時間を前記通信不能開始タイミング、前記通信不能エリアを出る予測時間に所定時間を加えた時間を前記通信不能終了タイミングとして生成する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のデータ再生システム。
  7. 前記記録装置は、さらに、
    前記コンテンツデータを蓄積している記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ再生システム。
  8. 前記記録装置は、さらに、
    前記目的地を受け付ける目的地受付手段と、
    前記目的地までのルート情報を決定するルート決定手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ再生システム。
  9. 前記再生装置は、さらに、
    前記目的地を受け付ける目的地受付手段と、
    前記目的地までのルート情報を決定するルート決定手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ再生システム。
  10. 前記記録装置は、さらに、
    前記記録装置と前記再生装置とが通信を行うことができないエリアを示す通信不能エリア情報を管理する通信不能エリア管理手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ再生システム。
  11. 前記再生装置は、さらに、
    前記記録装置と前記再生装置とが通信を行うことができないエリアを示す通信不能エリア情報を管理する通信不能エリア管理手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ再生システム。
  12. 他の装置から送信されたコンテンツデータを受信し、受信した前記コンテンツデータを再生するデータ再生装置であって、
    前記他の装置から送信された前記コンテンツデータの受信および通信状態の検出を行う通信手段と、
    前記通信手段により受信された前記コンテンツデータ、または前記コンテンツデータの中で通信不能エリア内で再生されるシーンデータとしてあらかじめ記録されている通信不能エリア用事前データの何れか1つを前記通信状態に基づいて選択し、選択した前記コンテンツデータまたは前記通信不能エリア用事前データを再生する再生制御手段と
    を備えることを特徴とするデータ再生装置。
  13. 前記データ再生装置は、さらに、
    前記通信不能エリア用事前データが記録されたリムーバブルメディアから前記通信不能エリア用事前データを読み出す読出手段を備え、
    前記再生制御手段は、前記通信状態に基づいて前記他の装置との通信が可能であると判断した場合には、前記コンテンツデータを選択し、一方、前記他の装置との通信が不可能であると判断した場合には、前記通信不能エリア用事前データを選択し、
    前記再生手段は、前記他の装置との通信が不可能であると判断されている場合には、前記リムーバブルメディアから読み出された前記通信不能エリア用事前データを再生する
    ことを特徴とする請求項12記載のデータ再生装置。
  14. 前記再生装置は、さらに、
    目的地までのルート情報、および前記他の装置との通信を行うことができないエリアを示す通信不能エリア情報を取得し、前記ルート情報および前記通信不能エリア情報に基づいて通信不能予測時間を生成する通信不能時間予測手段と、
    前記再生手段により再生されている前記コンテンツデータの中で前記通信不能予測時間に相当する部分のデータを前記通信不能エリア用事前データとして事前に送信するように前記他の装置へ要求する要求手段と、
    前記他の装置から送信された前記通信不能エリア用事前データを保存する保存手段とを備え、
    前記再生制御手段は、前記通信状態に基づいて前記他の装置との通信が可能であると判断した場合には、前記コンテンツデータを選択し、一方、前記他の装置との通信が不可能であると判断した場合には、前記通信不能エリア用事前データを選択し、
    前記再生手段は、前記他の装置との通信が不可能であると判断されている場合には、前記保存手段に保存されている前記通信不能エリア用事前データを再生する
    ことを特徴とする請求項12記載のデータ再生装置。
  15. 前記通信不能時間予測手段は、前記ルート情報および前記通信不能エリア情報に基づいて、前記他の装置との通信を行うことができない通信不能エリアに入る予測時間から所定時間を減じた時間を前記通信不能開始タイミング、前記通信不能エリアを出る予測時間に所定時間を加えた時間を前記通信不能終了タイミングとして生成する
    ことを特徴とする請求項13または請求項14記載のデータ再生装置。
  16. コンテンツデータを受信し、受信した前記コンテンツデータを再生するデータ再生方法であって、
    前記コンテンツデータの受信および通信状態の検出を行う通信ステップと、
    前記通信ステップにより受信された前記コンテンツデータ、または前記コンテンツデータの中で通信不能エリア内で再生されるシーンデータとしてあらかじめ記録されている通信不能エリア用事前データの何れか1つを前記通信状態に基づいて選択し、選択した前記コンテンツデータまたは前記通信不能エリア用事前データを再生する再生制御ステップと
    を含むことを特徴とするデータ再生方法。
  17. コンテンツデータを受信し、受信した前記コンテンツデータを再生するためのプログラムであって、
    請求項16記載のデータ再生方法に含まれるステップをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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