JP2011028354A - 車載用電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】状況変化に応じて、ユーザが操作したいであろう操作画面をタイミング良く提供することで、素早い操作を可能にする「車載用電子装置」を提供する。
【解決手段】車載用電子装置10は、タッチパネルに表示された操作画面からの入力を含む入力部と、入力部の入力に基づき選択されたモードを実行する制御部と、制御部により実行されているモードに設定された事象を監視し、監視結果から得られた数値がしきい値以下となったとき、実行されているモードの切換が行なわれると予測する操作予測部と、操作予測部により予測されたとき、モードの切換を可能にするためのモード切替ボタンを含む操作画面110をディスプレイ100に表示させる操作画面制御部とを有する。
【選択図】図7
【解決手段】車載用電子装置10は、タッチパネルに表示された操作画面からの入力を含む入力部と、入力部の入力に基づき選択されたモードを実行する制御部と、制御部により実行されているモードに設定された事象を監視し、監視結果から得られた数値がしきい値以下となったとき、実行されているモードの切換が行なわれると予測する操作予測部と、操作予測部により予測されたとき、モードの切換を可能にするためのモード切替ボタンを含む操作画面110をディスプレイ100に表示させる操作画面制御部とを有する。
【選択図】図7
Description
本発明は、オーディオ機能やラジオ機能などの複数のメディアについての動作を行うことができる車載用電子装置に関し、特に、モード(メディア)の切替操作に関する。
車載用電子装置は、マルチメディア化に伴い、オーディオやビデオを再生する機能、テレビ放送やラジオ放送を受信する機能、ナビゲーション機能などを搭載している。車載用電子装置は、選択されたメディアの映像を出力するためのディスプレイや複数のメディアから所望のメディアを選択するための入力部を備えている。また、ディスプレイには、ユーザ入力を可能にするタッチパネルが搭載され、ユーザ入力の容易化が図られている。
特許文献1は、ユーザの次の操作を予想し、予想されたメニュなどを優先的に表示させる文書管理システムを開示している。これによれば、ユーザがどのような文書にどのような操作を行ったか等のアクセスしたログを記憶しておき、このアクセスログに基づき前操作と後操作の操作ペアの回数を管理し、頻度が多い操作を優先的に表示させている。
従来の車載用電子装置において、ラジオなどの放送電波の受信電界強度が弱くなったとき、ユーザは、CDなどの別なモードに切替えることがよくある。しかしながら、モードを切替えるには、複数の操作が必要であり、手間がかかるという課題がある。上記した特許文献1は、このような課題を解決するには至っていない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、タイミング良くユーザが操作したいであろう操作画面を提供することでユーザに手間を簡略化し素早い操作を可能にする、車載用電子装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車載用電子装置は、各メディアについての動作を実行する複数のモードを含み、選択された1のモードから他のモードへの切替が可能なものであって、ディスプレイに表示された操作画面からの入力を含む入力手段と、前記入力手段からの入力に基づき複数のモードの中の少なくとも1つの選択されたモードを実行可能な実行手段と、前記実行手段により実行されているモードに設定されている事象を監視し、当該監視結果から得られた数値がしきい値以下となったとき、前記実行手段により実行されているモードの切換が行なわれると予測する予測手段と、前記予測手段により予測されたとき、モードの切換を可能にするための操作画面をディスプレイに表示させる入力制御手段とを有する。
好ましくは車載用電子装置はさらに、前記入力手段を介して行われたモード間の切換の回数を識別する操作履歴情報を記憶する記憶手段を含み、前記予測手段は、前記操作履歴情報に基づき現在実行されているモードから次に切り替えられる他のモードを予測し、前記入力制御手段は、前記予測手段によって予測された他のモードへの切替入力が優先されるような操作画面を表示させる。
好ましくは前記実行手段がラジオ放送を受信するモードを実行しているとき、前記予測手段は、ラジオ放送の受信強度を監視し、かつ受信強度がしきい値以下となったとき、ラジオ放送の切替が行われると予測する。好ましくは前記実行手段がラジオ放送を受信するモードを実行しているとき、前記予測手段は、ラジオ放送の放送局のシーク操作を監視し、検出可能な放送局の数がしきい値以下となったとき、ラジオ放送の切替が行われると予測する。好ましくは前記実行手段がラジオ方法を受信するモードとナビゲーション案内をするモードを実行しているとき、前記予測手段は、自車位置を監視し、自車位置から道路地図情報に設定された受信感度が良くない地域までの距離がしきい値以下になったとき、ラジオ放送の切替が行われると予測する。好ましくは前記実行手段がオーディオ再生のモードを実行しているとき、前記予測手段は、プレイリストを監視し、プレイリストの最終曲の再生時間の残りがしきい値以下になったとき、当該オーディオ再生のモードの切替が行われると予測する。好ましくは前記操作画面は、他のモードへの切替を可能にするためのモード切替ボタンを複数含み、前記入力制御手段は、前記他のモードのモード切替ボタンを他のモード切替ボタンよりも優先するように最上部に表示させる。
本発明によれば、モードの切替が行われると予測されたとき、モードの切替を可能にするための操作画面を表示するようにしたので、ユーザは、タイミングよくかつ簡単に他のモードへの切替を操作することができ、素早いモードの切替を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る車載用電子装置の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、車載用電子装置10は、オーディオデータの再生等を行うオーディオ機能部12、ビデオデータの再生等を行うビデオ再生部14、目的地までの経路案内等を行うナビゲーション機能部16、ディジタル地上波テレビ放送を受信するテレビ機能部18、AM/FMなどのラジオ放送を受信するラジオ機能部20、外部とデータ通信を行うデータ通信部22、ユーザからの入力を受け取る入力部24、スピーカから音声を出力する音声出力部26、ディスプレイに映像等を表示する画像出力部28、道路地図に関するデータやプログラムデータなどを記憶する記憶部30、各部を制御する制御部40を含んで構成される。図1の構成は、1つの好ましい例示であり、車載用電子装置10は、ここに示されるすべての機能を包含せずその1部を包むものであってもよい。
オーディオ機能部12は、CD、DVD、半導体メモリ、ハードディスクなどに記憶されたオーディオデータを再生し、これを音声出力部26から出力させる。ビデオ機能部14は、DVD、半導体メモリ、ハードディスクなどに記憶されたビデオデータを再生し、これをビデオデータを画像出力部28から出力させる。半導体メモリやハードディスクは、記憶部30に備えられたたものであってもよいし、車載用電子装置に外部接続されたものであってもよい。さらに、車載用電子装置に、オーディオ・ビデオ再生機能を有する携帯端末を外部接続し、それによるオーディオ・ビデオデータを再生することも可能である。
ナビゲーション機能部16は、GPS衛星や自立航法センサを用いて自車位置を算出し、自車位置周辺の道路地図を記憶部30から読出しこれを画像出力部28から出力させる。さらにナビゲーション機能部16は、VICSなどの道路交通サービスが配信する渋滞や事故に関する道路交通情報を受信する機能を含み、これを音声出力部26や画像出力部28から出力させる。
テレビ機能部18は、選択されたチャンネルのテレビ番組の放送を受信し、その番組に関する音声および映像を音声出力部26および画像出力部28から出力させる。ラジオ機能部20は、選択されたチャンネルのラジオ番組の放送を受信し、その番組の音声を音声出力部26から出力させる。
データ通信部22は、有線または無線によるデータ通信を可能にする。例えば、外部電子装置との接続を可能にし当該外部電子装置との間でデータ通信をしたり、あるいは外部ネットワークとの間でデータ通信を行う。入力部24は、リモコン、マウス、音声入力、タッチパネルなどの入力手段を含むことができる。音声出力部26は、オーディオ信号を増幅し、増幅されたオーディオ信号の可聴音をスピーカから出力する。画像出力部28は、静止画や動画を表示するためのディスプレイを含む。さらにディスプレイには、タッチパネルが搭載され、タッチパネルを介して操作画面を表示し、ユーザ操作による入力を受け取ることができるようになっている。記憶部30は、道路地図データ、オーディオデータ、ビデオデータ、制御部40が実行するためのプログラムデータ、および入力操作画面を提示するためのデータなどを記憶することができる。
次に、本実施例の車載用電子装置の動作について説明する。制御部40は、入力部24からの入力に基づき選択されたモードを実行する。ここで、モードとは、図1に示すオーディオ機能部12、ビデオ機能部14、ナビゲーション機能部16、テレビ機能部20、またはラジオ機能部22によるメディアの実行または動作を意味する。モードの切換とは、同一の機能部または異なる機能部間のメディアの切換を意味し、さら当該メディアの実行または動作の終了を含む。例えば、オーディオ機能部12におけるモードは、CDに記憶されたオーディオデータを再生等するモード、DVDに記憶されたオーディオデータを再生等をするモード、半導体メモリに記憶されたオーディオデータを再生等するモード、ハードディスクに記憶されたオーディオデータを再生等するモードが含まれる。
次に、入力操作について説明する。以下の説明では、タッチパネルを利用した入力操作を例示する。タッチパネルによる入力操作を行うとき、制御部40は、画像出力部28のディスプレイに操作画面を表示する。操作画面は、入力メニュー、複数の入力―あるいは選択ボタンなどを含んでおり、ユーザが、タッチパネル上で所望の領域をタッチすることで入力が行われる。
好ましくは、記憶部30は、操作画面を表示するためのデータを記憶している。図2は、操作画面データの例である。モード1ないしnは、オーディオ機能部12、ビデオ機能部14、ナビゲーション機能部16、テレビ機能部18、ラジオ機能部20によるメディアの実行に対応し、例えば、モード1は、オーディオ機能部12によるCDについての実行であり、モード2は、オーディオ機能部12によるDVDについての実行である。それぞれのモード1−nには、動作状態あるいはユーザ入力に対応する操作画面データが格納されている。例えば、モード1が実行されているとき、ある動作状態になると対応する操作画面データ1が表示され、また、ユーザ入力があったとき(タッチパネルに限らない)、当該ユーザ入力に対応する操舵画面データ2が表示される。また、すべてのモードに共通する操作画面データは、モード共通に格納されている。
次に、制御部40の入力操作に関する機能ブロック図を図3に示す。制御部40は、入力判別部50、モード制御部52、操作予測部54、履歴格納部56および操作画面制御部58を含んでいる。
入力判別部50は、入力部26からのユーザ入力を判別する。例えば、ユーザがリモコンやマウスから入力を行ったとき、当該入力が識別され、あるいはタッチパネル上に表示された操作画面へのユーザ入力が識別される。モード制御部52は、ユーザ入力に応じてモードの切替やモードの動作終了を行う。例えば、操作画面から動作を一時停止する入力が与えられると、モードの動作を一時停止させたり、あるいはモードの切替の入力が与えられると、当該切替に応じたモードを選択し、選択されたモードの動作を開始させる処理を行う。操作予測部54は、後述する一定の条件を満足する環境になったとき、操作を予測し、予測された操作画面を表示させる。
履歴格納部56は、ユーザによる入力操作の履歴を記憶部30に格納させる。好ましくは、ユーザによるモード切替に関する操作履歴を格納する。図4は、モード切替に関する操作履歴情報の格納例であり、モード1〜nの相互間においてモード切替が行われるたびに、それがカウントされ、蓄積される。例えば、モード1からモード2への切替が行われたとき、モード1→2がカウントされ、それが過去のカウント数に合計される。その結果、モード1→2は、過去にK1回だけ実行されたことが保持される。なお、履歴格納部56は、現在から一定期間内の操作履歴を格納することが望ましい。
操作画面制御部58は、入力判別部50で判別された入力および操作予測部54により予測された操作に基づき、図2に示す記憶部30から対応する操作画面データを選択し、あるいは操作画面データを加工し、これをディスプレイを表示させる。
次に、本実施例の車載用電子装置の入力操作について図5のフローチャートを参照して説明する。モード制御部52は、車載用電子装置において実行されているモードを判別する(ステップS101)。すなわち、どのメディアについての動作が実行されているのかを判別する。実行されるメディアは1つに限らない。例えば、ナビゲーション機能部とCDオーディオの2つの動作が実行されていれば、2つのモードが判別される。
次に、操作予測部54は、それぞれのモードに基づき設定されている車両情報、環境情報、位置情報、車載用電子装置内部情報などを監視し(ステップS102)、監視結果から得られた数値がしきい値以下であるか否かを判定する(ステップS103)。もし、数値がしきい値以下であれば、ユーザがモードの切換を実行すると予測する(ステップS104)。ここで、モードの切換は、モードの停止または終了も含む。
モードの切換が予測されると、操作予測部54は、履歴格納部56の履歴情報に基づき、次に選択されるモードを予測する(ステップS105)。操作画面制御部58は、操作予測部の予測結果に基づき、ユーザによって操作されることが予想されるモード切替ボタンを含む操作画面ディスプレイに表示させる(ステップS106)。
操作予測部54は、現在実行中のモードの切換が実行されると判定するに加えて、当該モードがどのモードに切替えられるかを判定することができる。この判定は、上記した図4に示すような操作履歴情報が参照される。例えば、CDオーディオの切換が実行されると判定されたとき、操作履歴情報を参照して、CDオーディオからどのモードへの切換が一番多くなされたかを判定し、過去に一番多く切り替えられたモードへの切換が行われると予測する。
操作画面制御部58は、操作予測部54からの予測結果を受け取ると、過去に一番多く切り替えられたモードが優先的に表示させるようにする。優先的表示とは、例えば、そのようなモードの切替を入力するためのモード切替ボタンを操作画面の一番上に表示するか、あるいは、他の入力キーよりも強調して表示させる。
図6は、操作画面の表示例である。操作画面120は、モード切替ボタン122、124、126、および動作終了ボタン128を表示している。この例では、CDオーディオのモードが実行されており、操作履歴情報を参照したとき、CDオーディオからFMラジオ放送への切換が過去に一番多く成され、次いで、HDDオーディオ、AMラジオへの順である。このため、操作画面120には、操作履歴回数に応じて、最上部にFNオーディオのモード切替ボタン122が表示され、その下方に、HDDオーディオ、AMラジオのモード切替ボタン124、126が表示されている。さらに、一番操作履歴回数が多いFMラジオのモード切替ボタン122は、他のモード切替ボタン124、126よりも大きなサイズで表示されている。図6に示す例は、操作履歴回数の多い3つのモード切替ボタンを表示したが、この数は適宜変更することができる。このような操作画面120を表示することで、ユーザは、モードの切換を素早く簡単に行うことができる。
次に、図5のステップS102に示した予測判定の具体的な判定例(1)〜(5)について説明する。
(1)制御部40によってラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、ラジオ放送の受信感度を監視し、受信感度がしきい値以下に低下したならば、ユーザによって他のモードへの切替が実行されると予測する。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用され得る。
(2)制御部40によってラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、ユーザによるチャンネルシークまたはチャンネルスキャンの操作を監視し、当該操作によって検出された放送局の数がしきい値以下ならば、ユーザによって他のモードへの切替が実行されると予測する。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用され得る。
(3)制御部40によってラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、ユーザによるチャンネルの切換操作を監視し、一定時間内にチャンネルの切換が一定回数繰り返されたとき、ユーザによる他のモードへの切替が実行されると予測する。この場合、切換が行われた回数をP、設定回数をQ、しきい値をTh(しきい値Thは、例えば0)としたとき、Q−P≦Thの判定を行う。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用される。
(4)制御部40によってナビゲーション動作とラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、自車位置を監視し、自車位置から道路地図情報に設定されている受信感度が低下する領域までの距離がしきい値以下になれば、ユーザによる他のモードへの切替が実行されると予測する。道路地図情報に、受信感度が低下する領域(例えば、山間部)を予め設定しておいても良いし、道路地図情報に含まれる放送局の電波塔やその中継地点の位置情報から受信感度が低下する領域を算出するようにしてもよい。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用される。
(5)制御部40がオーディオ機能部によるオーディオ再生を実行しているとき、操作予測部54は、プレイリストを監視し、最終曲終了の再生時間の残りがしきい値以下になると、ユーザによる他のモードへの切替が実行されると予測する。プレイリストの再生は、CD、DVD、ハードディスク、あるいは外部接続されたオーディオ再生機能を有する携帯端末において実施可能である。
(1)制御部40によってラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、ラジオ放送の受信感度を監視し、受信感度がしきい値以下に低下したならば、ユーザによって他のモードへの切替が実行されると予測する。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用され得る。
(2)制御部40によってラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、ユーザによるチャンネルシークまたはチャンネルスキャンの操作を監視し、当該操作によって検出された放送局の数がしきい値以下ならば、ユーザによって他のモードへの切替が実行されると予測する。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用され得る。
(3)制御部40によってラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、ユーザによるチャンネルの切換操作を監視し、一定時間内にチャンネルの切換が一定回数繰り返されたとき、ユーザによる他のモードへの切替が実行されると予測する。この場合、切換が行われた回数をP、設定回数をQ、しきい値をTh(しきい値Thは、例えば0)としたとき、Q−P≦Thの判定を行う。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用される。
(4)制御部40によってナビゲーション動作とラジオ放送の受信が実行されているとき、操作予測部54は、自車位置を監視し、自車位置から道路地図情報に設定されている受信感度が低下する領域までの距離がしきい値以下になれば、ユーザによる他のモードへの切替が実行されると予測する。道路地図情報に、受信感度が低下する領域(例えば、山間部)を予め設定しておいても良いし、道路地図情報に含まれる放送局の電波塔やその中継地点の位置情報から受信感度が低下する領域を算出するようにしてもよい。この判定は、テレビ放送の受信時にも同様に適用される。
(5)制御部40がオーディオ機能部によるオーディオ再生を実行しているとき、操作予測部54は、プレイリストを監視し、最終曲終了の再生時間の残りがしきい値以下になると、ユーザによる他のモードへの切替が実行されると予測する。プレイリストの再生は、CD、DVD、ハードディスク、あるいは外部接続されたオーディオ再生機能を有する携帯端末において実施可能である。
図7は、操作画面の表示例を示す。同図は、車載用電子装置10において、CDのプレイリストの最終曲のオーディオを再生しているときのディスプレイ100の表示例を示している。上方に示すディスプレイ100には、アーティスト、アルバム、タイトル、再生時間などが表示されている。再生時間の残りが、例えば1分以下になると、下方に示すディスプレイ100に示すように、モード切替ボタンを含む操作画面110が表示される。操作画面110には、オーディオ停止(Audio OFF)、ハードディスクオーディオ(HDD Audio)、AMラジオ(AM Radio)、FMラジオ(FM Radio)のモード切替ボタンが示されている。
操作画面制御部58は、CDオーディオに対応するモード1の中から、最終曲の再生時間の残りがしきい値以下になったことに対応する操作画面データを読み出し、これを表示している。図7に示す操作画面データは、デフォルト状態すなわち固定的なものである。但し、操作画面制御部58は、図6に示したように操作履歴情報を参照して、操作画面データを加工し、モード切替ボタンの配列や大きさを変更することが可能である。
操作画面110の表示は、オーディオの再生が終了してから一定期間継続される。その間に、操作画面110のいずれかのモード切替ボタンがユーザによって選択されると、モード制御部52は、現在のモードを終了し、選択されたモードへの切替を実行する。このような操作画面110をタイミングよく表示することで、ユーザは、モードの切換操作を素早くかつ容易に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。上記実施例では、動作しているモードの車両情報、環境情報などを監視して得られた数値がしきい値以下か否かを判定することでモードの切替が行われると予測したが、条件によっては、数値がしきい値以上か否かを判定することによって上記と同様の予測を行うことが可能である。
10:車載用電子装置 12:オーディオ機能部
14:ビデオ機能部 16:ナビゲーション機能部
18:テレビ機能部 20:ラジオ機能部
22:データ通信部 24:入力部
26:音声出力部 28:画像出力部
30:記憶部 40:制御部
50:入力判別部 52:モード制御部
54:操作予測部 56:操作履歴格納部
58:操作画面制御部 100:ディスプレイ
110、120:操作画面
14:ビデオ機能部 16:ナビゲーション機能部
18:テレビ機能部 20:ラジオ機能部
22:データ通信部 24:入力部
26:音声出力部 28:画像出力部
30:記憶部 40:制御部
50:入力判別部 52:モード制御部
54:操作予測部 56:操作履歴格納部
58:操作画面制御部 100:ディスプレイ
110、120:操作画面
Claims (7)
- 各メディアについての動作を実行する複数のモードを含み、選択された1のモードから他のモードへの切替が可能な車載用電子装置であって、
ディスプレイに表示された操作画面からの入力を含む入力手段と、
前記入力手段からの入力に基づき複数のモードの中の少なくとも1つの選択されたモードを実行可能な実行手段と、
前記実行手段により実行されているモードに設定されている事象を監視し、当該監視結果から得られた数値がしきい値以下となったとき、前記実行手段により実行されているモードの切換が行なわれると予測する予測手段と、
前記予測手段により予測されたとき、モードの切換を可能にするための操作画面をディスプレイに表示させる入力制御手段と、
を有する車載用電子装置。 - 車載用電子装置はさらに、前記入力手段を介して行われたモード間の切換の回数を識別する操作履歴情報を記憶する記憶手段を含み、
前記予測手段は、前記操作履歴情報に基づき現在実行されているモードから次に切り替えられる他のモードを予測し、
前記入力制御手段は、前記予測手段によって予測された他のモードへの切替入力が優先されるような操作画面を表示させる、請求項1に記載の車載用電子装置。 - 前記実行手段がラジオ放送を受信するモードを実行しているとき、前記予測手段は、ラジオ放送の受信強度を監視し、かつ受信強度がしきい値以下となったとき、ラジオ放送の切替が行われると予測する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 前記実行手段がラジオ放送を受信するモードを実行しているとき、前記予測手段は、ラジオ放送の放送局のシーク操作を監視し、検出可能な放送局の数がしきい値以下となったとき、ラジオ放送の切替が行われると予測する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 前記実行手段がラジオ方法を受信するモードとナビゲーション案内をするモードを実行しているとき、前記予測手段は、自車位置を監視し、自車位置から道路地図情報に設定された受信感度が良くない地域までの距離がしきい値以下になったとき、ラジオ放送の切替が行われると予測する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 前記実行手段がオーディオ再生のモードを実行しているとき、前記予測手段は、プレイリストを監視し、プレイリストの最終曲の再生時間の残りがしきい値以下になったとき、当該オーディオ再生のモードの切替が行われると予測する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 前記操作画面は、他のモードへの切替を可能にするためのモード切替ボタンを複数含み、前記入力制御手段は、前記他のモードのモード切替ボタンを他のモード切替ボタンよりも優先するように最上部に表示させる、請求項2に記載の車載用電子装置。
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Cited By (2)
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JP2019082777A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | パイオニア株式会社 | 処理実行装置及び処理実行方法 |
JP2020042594A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
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