JP2005020395A - 記録装置の制御装置、記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、記録装置の制御装置、記録装置及び記録装置の制御方法に関し、例えばカーナビゲーション装置に適用して、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができるようにする。
【解決手段】本発明は、移動体で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、この特定した放送チャンネルによる番組を記録しておく。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、移動体で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、この特定した放送チャンネルによる番組を記録しておく。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置の制御装置、記録装置及び記録装置の制御方法に関し、例えばカーナビゲーション装置に適用することができる。本発明は、移動体で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、この特定した放送チャンネルによる番組を記録しておくことにより、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載用のAV機器においては、例えば運転席と助手席との間に設けられたモニタ装置でカーナビゲーション装置による画像を表示し、後席に設けたモニタ装置でテレビジョン放送番組を表示するようになされている。このようなAV機器によれば、車両による移動中でも、所望する番組を視聴することができる。
【0003】
また家庭用のビデオテープレコーダにおいては、タイマー録画により所望する番組を自動的に記録するようになされており、この機能により外出中に放送される番組等についても、視聴することができるようになされている。この種のビデオテープレコーダにおいては、このようなタイマー録画の設定等を電話により実行できるものも提供されるようになされている。
【0004】
これに対して例えば特開2002−135698号公報においては、インターネットを介して番組の録画を受け付け、この番組をサーバーに録画して保持すると共に、後日、インターネットを介してこの録画した番組を依頼者に送信する方法が提案されるようになされている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−135698号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで車載用のAV機器による番組の視聴においては、車両の走行により受信状態が種々に変化することにより、視聴中の番組を視聴できなくなる場合がある。すなわち例えば走行により放送波の受信が困難な谷間に侵入した場合、さらにはトンネル等の構造物内に侵入した場合、それまで視聴していた番組を視聴できなくなる。また例えば目的地に到着したことにより、番組の視聴を中止せざるを得ない場合もあり、この場合も、視聴中の放送番組を視聴できなくなる。
【0007】
このような場合でも、タイマー録画により自宅のビデオテープレコーダでこの番組を録画しておけば、番組の続きを後日改めて視聴することができる。
【0008】
しかしながら外出に際して、タイマー録画を設定し忘れてしまう場合もあり、またチャンネルを切り換えてたまたま受信した番組のように、視聴を中断した番組が当初、視聴を意図していなかった番組の場合もあり、このような場合には、結局、番組の続きを改めて視聴することが困難になる。
【0009】
これに対してタイマー録画の設定を電話により実行できるビデオテープレコーダによれば、このような場合でも、番組の続きを録画するように自宅のビデオテープレコーダをセットすることにより、番組の続きを改めて視聴することができる。また例えば特開2002−135698号公報の手法によれば、同様に番組の続きを自宅で視聴することができる。
【0010】
しかしながらこのような録画の設定においては、煩雑な操作を伴う問題がある。またこのように放送番組の視聴が中断されるような受信状態の劣る地域においては、一般に、携帯電話等の通信インフラも不十分な地域が多く、このような地域にあっては、結局、録画の指示すらできなくなる。因みに、このような録画の設定にあっては、運転手しか操作できない場合もあり、このような場合には、結局、このような録画の設定に際して、通信インフラの十分な地域を探して車両を駐車することが必要になり、この場合には視聴が中断された後、この番組の録画を開始するまでの間、相当の時間が経過し、番組の放送自体、終了してしまう場合も発生する。
【0011】
またこのような車両による移動先の放送エリアが、自宅の放送エリアとは異なる場合もあり、このような場合には、間違ったチャンネルにより番組の録画を指示してしまう場合もある。
【0012】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる記録装置の制御装置、記録装置及び記録装置の制御方法を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、移動体に搭載されて、遠隔地に設けられた記録装置の動作を制御して放送による番組を記録装置で記録させる記録装置の制御装置に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、通信手段を介して、記録装置に、対応する放送チャンネルによる記録を指示する制御手段とを備え、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信である。
【0014】
また請求項4の発明においては、放送による番組を記録する記録装置に適用して、移動体との間でデータ通信し、移動体における受信中の放送チャンネルと現在位置との情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段で取得した放送チャンネルと現在位置との情報に基づいて、設置箇所における対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、対応する放送チャンネルを受信して番組を記録する記録手段とを備えるようにする。
【0015】
また請求項6の発明においては、記録装置の制御方法に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、番組の放送チャンネルと移動体の現在位置とから、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定し、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、記録装置により対応する放送チャンネルによる番組を記録し、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信であるようにする。
【0016】
請求項1の構成により、記録装置の制御装置に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、通信手段を介して、記録装置に、対応する放送チャンネルによる記録を指示する制御手段とを備え、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信であるようにすれば、移動体において受信する番組について、例えば自宅に設置された記録装置により簡易にバックアップを作成し、移動体で番組の受信が困難になった場合等に、このバックアップにより続きを視聴することができる。これにより車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0017】
また請求項4の構成により、放送による番組を記録する記録装置に適用して、移動体との間でデータ通信し、移動体における受信中の放送チャンネルと現在位置との情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段で取得した放送チャンネルと現在位置との情報に基づいて、設置箇所における対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、対応する放送チャンネルを記録する記録手段とを備えるようにすれば、移動体において受信する番組について、例えば自宅に設置された記録装置により簡易にバックアップを作成し、移動体で番組の受信が困難になった場合等に、このバックアップにより続きを視聴することができる。これにより車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0018】
また請求項6の構成により、記録装置の制御方法に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、番組の放送チャンネルと移動体の現在位置とから、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定し、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、記録装置により対応する放送チャンネルによる番組を記録し、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信であるようにすれば、移動体において受信する番組について、例えば自宅に設置された記録装置により簡易にバックアップを作成し、移動体で番組の受信が困難になった場合等に、このバックアップにより続きを視聴することができる。これにより車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0020】
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態の構成
図2は、本発明の実施の形態に係る番組録画システムを示すブロック図である。この番組録画システム1は、車両2に搭載されたカーナビゲーション装置3からの遠隔制御により、自宅等に保持した録画装置4により放送番組を録画する。
【0021】
すなわち録画装置4は、遠隔制御可能な番組録画装置であり、テレビジョン放送による番組を受信して録画する。この録画装置4において、チュナー部5は、コントローラ6の制御によりテレビジョン放送波を受信してビデオ信号及びオーディオ信号を出力する。記録再生部7は、コントローラ6の制御により、所定の記録媒体にこのチュナー部5から出力されるビデオ信号及びオーディオ信号を記録し、またこの記録媒体に記録したビデオ信号及びオーディオ信号を再生してモニタ装置8に出力する。ここでこの記録媒体は、例えば磁気テープであるビデオテープ、光ディスクであるDVD(Digital Versatile Disk)、ハードディスク装置等が適用される。
【0022】
通信部9は、コントローラ6の制御によりネットワークに接続してカーナビゲーション装置3からの制御データをコントローラ6に通知し、またコントローラ6からの応答をカーナビゲーション装置3に通知する。この実施の形態において、通信部9は、電話回線により、又はインターネットを介して、これら制御データ、応答を送受するようになされている。
【0023】
コントローラ6は、この録画装置4全体の動作を制御するコンピュータであり、図示しない操作子の操作によりチュナー部5による選局を指示し、さらには記録再生部7における記録再生を制御する。コントローラ6は、これら操作子による操作に加えて、通信部9から入力される制御データにより、同様に、チュナー部5、記録再生部7の動作を制御する。この制御データによる動作の制御により、録画装置4では、カーナビゲーション装置3で指示される放送チャンネルについて、記録再生部7で放送番組の録画を開始し、また放送番組の録画を停止するようになされ、これにより録画装置4では、車両2で視聴する番組のバックアップを作成し、このバックアップにより車両2において視聴が困難になった番組等を改めて自宅で視聴できるようになされている。
【0024】
図3は、カーナビゲーション装置3を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置3において、入力部11は、リモートコマンダー、モニタ部12の表示画面に設けられたタッチパネル等により構成され、ユーザーによる操作をコントロール部13に通知する。
【0025】
GPSレシーバー14は、GPS(Global Positioning System )衛星から到来する電波を受信して処理することにより、このカーナビゲーション装置3の現在位置を検出してコントロール部13に通知する。センサ部15は、ジャイロセンサ、加速度センサ、車速パルスの入回路等により形成され、センサ出力、車速パルスをコントロール部13に入力する。ここで車速パルスは、このカーナビゲーション装置3が搭載されている車両2より取得される信号であり、車両2の速度を示すパルス信号である。これらによりこのカーナビゲーション装置3では、センサ部15から得られる各種信号をコントロール部13で処理し、この処理結果によりGPSレシーバー14で検出される現在位置を補正することにより、現在位置を詳細に検出し、さらにはGPS衛星からの電波を取得できない場合でも現在位置を検出できるようになされている。
【0026】
チュナー部16は、コントロール部13の制御によりテレビジョン放送波を受信し、その受信結果であるビデオ信号、オーディオ信号を出力する。モニタ部12は、このビデオ信号に係る映像を表示する表示装置、オーディオ信号に係る音声を出力するスピーカにより構成され、チュナー部16で受信した放送番組、記録部17で再生される各種コンテンツをユーザーに提供する。これによりこのカーナビゲーション装置3では、移動中に、所望の番組を視聴し、さらには各種コンテンツを視聴できるようになされている。なおモニタ部12は、このような放送番組等の出力に加えて、ナビゲーションに係るメニュー画面を表示し、またナビゲーションに係る地図、音声ガイド等を出力する。
【0027】
記録部17は、このカーナビゲーション装置3の処理に必要な各種の情報を記録して保持する。すなわち記録部17において、光ディスク装置17Aは、コントロール部13の制御により、光ディスクに記録された各種コンテンツ、ナビゲーションに必要な地図データ等を再生して出力する。これに対してハードディスク装置(HDD)17Bは、コントロール部13の処理プログラム等、コントロール部13における処理に必要なデータを光ディスク装置17Aからダウンロードした各種コンテンツ等と共に記録して保持する。
【0028】
記録部17は、このようなコントロール部13における処理に必要なデータの1つとして、放送エリアリスト18をハードディスク装置17Bに記録して保持する。ここでこの放送エリアリスト18は、チュナー部16で受信可能な各地の放送エリア毎にまとめたリストにより構成される。具体的に、放送エリアリスト18は、GPSレシーバー14で検出される現在位置を基準にして、現在受信中の放送チャンネルのキー局を検出できるように、またこのキー局の系列局より録画装置4が設置されている放送エリアの系列局を検出できるように、各放送エリア毎に、放送チャンネルをリスト化して構成される。これによりこのカーナビゲーション装置3では、現在受信中の放送番組を自宅に保持した録画装置4で録画する際に、録画に供する放送チャンネルを特定できるようになされている。
【0029】
通信部20は、録画装置4の通信部9に対応する録画装置4との間のデータ通信手段であり、コントロール部13の制御によりネットワークに接続して各種のデータを送受する。これにより通信部20は、電話回線により、又はインターネットを介して、コントロール部13から出力される制御データを録画装置4に通知し、また録画装置4からの応答を取得してコントロール部13に通知するようになされている。またさらに通信部20は、例えばインターネット上に設けられた特定のサイトより番組表、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を取得するようになされている。
【0030】
これによりこのカーナビゲーション装置3では、このようにして取得した番組表、電子番組表により、現在受信中の放送番組について、タイトル、出演者、放送時間等の放送番組の情報を取得し、これらを基準にして放送エリアリスト18で検出される録画装置4の所在地に係る放送エリアの対応する放送チャンネルについて、対応する番組の放送時間を検出できるようになされている。
【0031】
コントロール部13は、このカーナビゲーション装置3における一連の演算処理を実行するコンピュータであり、リードオンリメモリ(ROM)13Aの記録に従ってランダムアクセスメモリ(RAM)13Bにワークエリアを確保してハードディスク装置17Bに記録された所定の処理プログラムを中央処理ユニット(CPU)13Cで実行する。コントロール部13は、この中央処理ユニット13Cにおける処理プログラムの実行により、入出力回路(I/O)13Dを介して一連の処理に必要な情報を取得してナビゲーション等の処理を実行し、また表示に供する画像等をビデオRAM(VRAM)13Eに展開してモニタ部12より出力するようになされている。
【0032】
すなわち中央処理ユニット13Cは、入力部11を介してユーザーによりナビゲーションに係る指示が入力されると、記録部17から地図データをロードしてビデオRAM13Eに展開し、これによりユーザーにより指示された箇所の地図をモニタ部12で表示する。またGPSレシーバー14で検出される現在位置を、センサ部15からの出力により補正して詳細な現在位置を検出し、この現在位置を基準にして目的地までのルート検索の処理を実行する。またこの検索によるルート等をモニタ部12で表示し、ユーザーを目的地まで道案内する。また記録部17に保持されたコンテンツの再生がユーザーにより指示されると、このコンテンツの再生を記録部17に指示し、この再生したコンテンツをモニタ部12より出力する。
【0033】
これに対してユーザーにより放送番組の視聴が指示された場合、入力部11を介して検出されるユーザーの操作に応動してチュナー部16、モニタ部12の動作を制御し、ユーザーの所望する放送番組をモニタ部12より出力する。このとき中央処理ユニット13Cは、このようにして受信してなる放送番組について、所定の条件を満足する場合、録画装置4に番組の録画を指示する。
【0034】
図1は、この番組の録画に係る中央処理ユニット13Cの一連の処理手順を示すフローチャートである。中央処理ユニット13Cは、この場合、電源が立ち上げられると、ステップSP1からステップSP2に移り、ハードディスク装置17Bに記録されたユーザー設定のデータをロードする。
【0035】
ここでユーザー設定は、録画装置4に係る事前の各種設定であり、放送エリアリスト18に対応する録画装置4が設けられている地域の放送エリア、録画装置4における録画の条件等の登録により実行される。しかして放送エリアリスト18が、各地の放送エリアにおいて、車両2で受信している放送チャンネルに対して、各地における対応する放送チャンネルを特定可能な情報により構成されていることにより、この実施の形態では、GPSレシーバー14で検出される現在位置に基づいて放送エリアリスト18により車両2の存在する放送エリアを特定し、この特定した放送エリアと、ユーザー登録に係る録画装置4が設けられている放送エリアとから、車両2で視聴中の放送番組に係る放送チャンネルに対して、録画装置4の設置箇所における対応する放送チャンネルを検出するようになされている。
【0036】
これに対して録画の条件においては、録画開始の条件、録画終了の条件により形成される。このうち録画開始の条件は、ユーザーの選択により、一定時間以上、同一の放送チャンネルを視聴している場合、ユーザーにより録画が指示された場合を設定できるようになされている。また一定時間以上、同一の放送チャンネルを視聴している場合を録画開始の条件とした場合には、この一定時間をユーザー設定できるようになされている。
【0037】
これに対して録画終了の条件は、録画を開始して一定時間以上経過して放送番組が終了したと判断される場合が標準で設定され、この実施の形態では、この条件に加えて、一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合、ユーザーが録画の終了を指示した場合の双方、又は何れかをこの録画終了の条件に設定できるようになされている。ここで標準の時間に係る一定時間は、通常の放送番組において、最も長い放送時間に設定され、具体的には、例えば映画を放送する場合の放送時間に設定される。なお一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合を録画終了の条件とした場合には、この一定時間をユーザー設定できるようになされている。
【0038】
中央処理ユニット13Cは、ステップSP2において、このようにして事前に設定されているユーザー設定の条件を取得し、続くステップSP3において、入力部11を介して検出されるユーザーによる操作に応動して放送番組の受信を開始する。またこのようにして受信を開始すると、続くステップSP4において、上述のユーザー設定に係る録画開始の条件を満足するに至ったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP4を繰り返す。このステップSP4の繰り返しにおいて、中央処理ユニット13Cは、入力部11を介して検出されるユーザーによる操作に応動して、受信チャンネル等を切り換え、さらにはモニタ部12における音量等を可変する。なおこの受信チャンネルの切り換えにおいては、GPSレシーバー14で検出される現在位置と、ハードディスク装置17Bに記録した放送エリアリストとを用いて、チュナー部16における選局を制御するようになされている。
【0039】
このようにして放送番組の受信を継続して、ユーザー設定に係る条件を満足するに至ると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP4で肯定結果が得られることにより、ステップSP4からステップSP5に移る。ここで中央処理ユニット13Cは、通信部20を介して録画装置4に制御データを送出し、現在受信中の放送番組について、録画装置4に録画開始を設定する。
【0040】
図4は、この録画開始の設定に係る処理手順を詳細に示すフローチャートである。この録画開始の設定に係る処理手順において、中央処理ユニット13Cは、ステップSP11からステップSP12に移る。ここで中央処理ユニット13Cは、現在受信中の放送チャンネルを検出し、続くステップSP13において、この検出した受信チャンネルと、ユーザー設定に係る録画装置4が設けられている放送エリアとにより放送エリアリスト18を検索し、これにより現在受信中の放送チャンネルと同一の系列局について、録画装置4が設けられている放送エリアの放送チャンネルを検出する。これにより中央処理ユニット13Cは、現在受信中の放送チャンネルについて、録画装置4における対応する放送チャンネルを特定するようにようになされている。
【0041】
続いて中央処理ユニット13Cは、ステップSP14において、通信部20を介して番組表、電子番組表を取得し、現在受信中の番組に係るタイトル、出演者等の情報を取得し、ステップSP13で検出した放送チャンネルにおいて、現在受信中の放送番組が放送される放送時間を検出する。すなわちテレビジョン放送の番組においては、キー局と系列局とでほぼ同一の内容を放送している。しかしながら放送局によって同一の番組であっても放送時間が異なる場合がある。これによりこの実施の形態では、放送エリアリスト18により対応する放送チャンネルを検出した後、詳細な番組の情報に基づいて、番組表、電子番組表により受信中の番組の放送時間である放送開始日時、時刻、放送終了日時、時刻を検出するようになされている。なお中央処理ユニット13Cは、このような番組表、電子番組表を取得できない場合、さらには放送時間を特定できない場合、ステップSP17の設定に係る放送開始時刻を現在時刻に設定するようになされている。
【0042】
かくするにつき中央処理ユニット13Cは、このようにして録画装置4が保持されている地域で対応する番組が放送される際のチャンネル、放送開始時刻を検出し、続くステップSP15において、通信部20を介して録画装置4との間の通信を開始する。また続くステップSP16において、通信を確立できたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP14に戻る。これにより中央処理ユニット13Cは、通信を確立できるまでの間、ステップSP15−SP16−SP15の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP16で肯定結果が得られることにより、ステップSP16からステップSP17に移る。
【0043】
このステップSP17において、ステップSP14で検出したチャンネル、放送開始時刻により録画装置4に番組の録画開始内容を設定した後、ステップSP18より元の処理手順に戻る。これによりこのカーナビゲーション装置3では、例えばキー局と系列局とが同一の放送時間により番組を放送している場合には、ステップSP17による設定により録画装置4で即座に番組の録画を開始するようになされている。
【0044】
なお車両2の存在する地域の放送局がローカル放送であって、録画装置4がキー局の放送エリアに属する場合等においては、カーナビゲーション装置3で受信中の放送番組が、録画装置4の放送エリアでは既に放送が終了している場合もある。この場合、中央処理ユニット13Cは、ステップSP14の処理において、番組の放送が終了しており、自宅の録画装置4では録画できない旨、モニタ部12にメッセージを表示してこの一連の処理を終了する。またこの場合に、この放送番組をDVDの購入等により視聴可能な場合、その旨、モニタ部12に表示する。
【0045】
なおこのように放送が終了していて対応する放送番組を録画装置4で録画できない場合でも、この番組が録画装置4の放送エリアで再放送される場合がある。
これにより中央処理ユニット13Cは、このように放送が終了していて対応する放送番組を録画装置4で録画できない場合に、番組表等より録画装置4の放送エリアでこの番組の再放送の予定が検出され、かつ現在受信中の放送番組の視聴が途中で中断された場合、ユーザーの事前の設定に応じて、検出した再放送の日時、放送チャンネル、番組名等を記録に残すようになされ、例えば再放送の前日等に、これらの記録をモニタ部12で表示するようになされている。なおこの場合、電子メール等によりこれらをユーザーに通知することも考えられる。
【0046】
このようにして録画開始の設定を完了すると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP21に移り、録画終了の条件を満足するに至ったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP21を繰り返す。これにより中央処理ユニット13Cは、録画終了の条件を満足するに至るまでの間、ステップSP21の処理手順を繰り返し、録画終了の条件を満足するに至ると、ステップSP21からステップSP22に移り、録画装置4に対する録画終了の設定処理を実行する。
【0047】
ここで図5は、この録画終了の設定処理を詳細に示すフローチャートである。
中央処理ユニット13Cは、この処理手順において、ステップSP31からステップSP32に移り、通信部20を介して録画装置4との間の通信を開始する。
また続くステップSP33において、通信を確立できたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP32に戻る。これにより中央処理ユニット13Cは、通信を確立できるまでの間、ステップSP32−SP33−SP32の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP33で肯定結果が得られることにより、ステップSP32からステップSP34に移る。
【0048】
このステップSP34において、録画装置4に番組の録画停止を設定した後、ステップSP35に移って元の処理手順に戻る。ここで中央処理ユニット13Cは、番組表、電子番組表を取得できないことにより、録画開始時刻を現在時刻に設定して録画を開始した場合、このステップSP34における設定により直ちに録画を終了するように、録画装置4に録画終了時刻を設定する。これに対して番組表、電子番組表により検出される録画装置4が保持されてなる放送エリアにおける放送時間が、録画を指示した放送エリアにおける放送時間と一致する場合、この場合も、このステップSP34における設定により直ちに録画を終了するように、設定する。これに対して現在受信中の放送チャンネルと録画装置4における放送チャンネルとで放送時間が異なる場合、ステップSP5で設定した録画開始時刻に対応する録画終了時刻を設定する。なおこの場合に、番組表、電子番組表から、ステップSP5の設定からこのステップSP22における録画終了までの間で、複数の番組をユーザーが視聴したと判断される場合であって、録画装置4の放送チャンネルにおいてこの複数の番組が連続して放送されない場合、中央処理ユニット13Cは、ステップSP5で設定した録画開始時刻を併せて、それぞれ各番組毎に、録画開始時刻、録画終了時刻を設定するようになされている。
【0049】
このようにして録画終了を設定すると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP35に移って元の処理手順に戻る。
【0050】
これらによりこの実施の形態において、通信部20は、記録装置である録画装置4との間のデータ通信手段を構成し、GPSレシーバー14、コントロール部13、記録部17は、移動体である車両2で受信している番組の放送チャンネルに対して、録画装置4が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定し、さらには移動体で受信している番組の対応する放送チャンネルにおける放送時間を特定する番組特定手段を構成するようになされている。またコントロール部13は、この車両2における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、通信手段を介して、記録装置に、対応する放送チャンネルによる記録を指示する制御手段を構成するようになされている。
【0051】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、この番組録画システム1では(図2及び図3)、車両2に搭載されたカーナビゲーション装置3において、チュナー部16で受信したビデオ信号及びオーディオ信号がコントロール部13を介してモニタ部12に出力され、これにより車両2における移動中に、放送による各種番組を視聴することができるようになされている。
【0052】
この番組録画システム1では、ユーザーによる事前の設定により、録画装置4が設置されてなる放送エリアが登録され、また如何なる条件により録画装置4で番組の録画を開始するか、終了するかの条件が設定される。
【0053】
これらの条件の設定により、例えば一定時間以上、同一の放送チャンネルを視聴している場合を録画開始の条件に設定し、また録画終了の条件として録画を開始して一定時間以上経過して放送番組が終了したと判断される場合を選択した場合、番組録画システム1では、カーナビゲーション装置3で同一の放送チャンネルを継続して視聴し、この視聴時間がこの録画開始の条件に係る一定時間となると、GPSレシーバー14で検出される現在位置と、ユーザー設定に係る録画装置4の放送エリアとにより記録部17に保持された放送エリアリスト18を検索し、現在受信中の放送チャンネルについて、録画装置4が設置されている地域における対応する放送チャンネルが検出される。番組録画システム1では、このようにして特定される放送チャンネルにより、録画装置4に番組の録画が指示され、これにより車両による移動先の放送エリアが、自宅の放送エリアとは異なる場合でも、対応する放送チャンネルにより受信中の番組を確実に録画することができるようになされている。
【0054】
またこのようにして対応する放送チャンネルを特定すると、番組表、電子番組表により、現在受信中の放送番組が、録画装置4の所在地では何れの放送時間により放送されるか検出され、これにより現在受信中の放送番組について、録画装置4の所在地における放送開始時刻、放送終了時刻が検出される。
【0055】
これによりカーナビゲーション装置3は、このようにして特定された放送チャンネル、放送開始時刻、放送終了時刻により録画装置4に番組の録画が指示される。カーナビゲーション装置3では、この番組の録画開始の指示、録画終了の指示が、録画装置4で受け付けられるまで繰り返され、これにより例えば電話回線による接続が困難な場合でも、車両2の移動により通信可能となった時点で、録画装置4に指示される。これによりこの番組録画システム1では、何らユーザーにおいて録画に係る操作を実行することなく、車両2で視聴している放送番組のバックアップを録画装置4により作成し得、車両2で番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0056】
この実施の形態では、このような録画装置4に対する録画開始の指示に係る設定、録画終了の指示に係る設定が、録画開始の条件、録画終了の条件を満足する場合に、それぞれ実行される。また車両2が走行している地域によっては、番組表、電子番組表を取得できない場合もあり、この場合には、放送開始時刻、放送終了時刻がそれぞれ録画開始の条件、録画終了の条件を満足するに至った時点に設定され、この放送開始時刻、放送終了時刻により録画開始時刻、録画終了時刻が録画装置4に設定される。
【0057】
これによりこの場合、この番組録画システム1では、車両2において同一の放送チャンネルを継続して視聴し、この視聴時間がこの録画開始の条件に係る一定時間となると、録画装置4で対応する放送チャンネルの録画を開始し、録画を開始して録画終了の条件に係る一定時間を経過すると、この録画装置4の録画を終了し、例えば系列局で同一の放送時間により放送している番組に関して、車両2で番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができるようになされている。なおこのような場合に、電子番組表等により録画装置4の所在地で対応する番組の放送時間が判明した場合に、このような録画開始の条件、録画終了の条件を満足するに至った時点を録画開始時刻、録画終了時刻に設定してなる録画を、判明した放送時間による録画に設定し直すようにしてもよい。
【0058】
これに対してユーザーによっては、それまで視聴していた番組に飽きて、他の放送チャンネルによる番組を視聴する場合もある。またそれまで視聴していた番組の放送が終了し、他のチャンネルの視聴を開始する場合もある。このような場合、ユーザーの設定により、一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合が録画終了の条件に設定されている場合であって、電子番組表等により放送時間を特定できない場合、このようなチャンネルの切り換えにより録画終了の条件を満足するに至った時点が録画終了時点に設定されて録画装置4による録画が終了する。これによりこの場合、例えば系列局で同一の放送時間により放送している番組に関して、ユーザーによるチャンネル選択の操作により、ユーザーが番組視聴の意思が無くなったと判断される場合、録画を終了し得、無駄な番組の録画を防止することができる。
【0059】
しかしながらユーザーによっては、それまで受信していた放送チャンネルの番組を見たいにもかかわらず、他の放送チャンネルについて、番組の視聴を開始する場合もある。また録画装置4でバックアップされていることを前提に、他の放送チャンネルについて、番組の視聴を開始する場合もある。これによりこの実施の形態においては、このような録画終了の条件をユーザー設定に委ねることにより、このような各種のユーザーによる使い勝手を向上するようになされている。
【0060】
これに対してユーザーによっては、自らの操作によりこのようなバックアップを指示することを望む場合も考えられる。これによりこの番組録画システム1では、ユーザー設定により、このようなユーザーによる操作によっても、録画装置4による番組バックアップの開始、終了を指示し、ユーザーによる使い勝手を向上するようになされている。また標準の設定により、ユーザーによる終了の指示が得られない場合でも、録画を開始して一定時間を経過すると、この録画装置4の録画を終了し、これによりこのようにユーザーによる操作により録画の開始、終了を実行するようにして、ユーザーによる録画終了の操作忘れに対応するようになされている。しかして例えば番組の録画を指示したものの、車両2の走行により番組を視聴できなくなり、他の放送チャンネルに受信を切り換えた場合等にあっては、このような録画終了の指示を、多々、忘れてしまう場合が多いと考えられ、このような場合にあっても、無駄な録画を有効に回避できるようになされている。
【0061】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、移動体である車両2で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、カーナビゲーション装置3からの指示により、この特定した放送チャンネルによる番組を録画装置4で記録しておくことにより、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。またこのような放送チャンネルの特定等を車両2に搭載された機器であるカーナビゲーション装置側で実行することにより、録画装置4側においては、既存のタイマー録画可能なビデオテープレコーダ等を適用することができる。
【0062】
またこのような対応する放送チャンネルに加えて、移動体で受信している番組の、対応する放送チャンネルにおける放送時間を特定して記録を指示することにより、さらに一段と確実に、番組の続きを視聴することができる。
【0063】
(2)第2の実施の形態
この実施の形態においては、車両で受信している放送チャンネルに対して、対応する放送チャンネルを録画装置側で検出する。このためカーナビゲーション装置においては、この対応する放送チャンネルの特定に必要な情報を、録画の指示と共に録画装置に通知する。なおこの実施の形態においては、これらに関連する構成が異なる点を除いて、第1の実施の形態と同一に構成されることにより、以下においては、図2及び図3の構成を流用して説明する。
【0064】
このためこの実施の形態において、カーナビゲーション装置3の中央処理ユニット13Cは、図6の処理手順の実行により、放送チャンネルの特定に必要な情報を、録画の指示と共に録画装置に通知する。すなわち中央処理ユニット13Cは、電源が立ち上げられると、ステップSP61からステップSP62に移り、ハードディスク装置17Bに記録されたユーザー設定のデータをロードする。なおここでこの実施の形態では、このユーザー設定のデータが、第1の実施の形態について上述した録画開始、録画終了の条件により構成される。
【0065】
また中央処理ユニット13Cは、続くステップSP63において、放送番組の受信を開始し、続くステップSP64において、ユーザー設定に係る録画開始の条件を満足するに至ったか否か判断する。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP64を繰り返すのに対し、肯定結果が得られると、ステップSP64からステップSP65に移る。ここで中央処理ユニット13Cは、通信部20を介して録画装置4との間のデータ通信を試み、続くステップSP66において、通信を確立できたか否か判断する。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP65に戻り、これにより通信を確立できるまでの間、ステップSP65−SP66−SP65の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP66で肯定結果が得られることにより、ステップSP66からステップSP67に移る。
【0066】
このステップSP67において、中央処理ユニット13Cは、現在受信中の放送チャンネル、現在位置、これら放送チャンネル、現在位置により特定される番組の録画開始を指示する。またこのようにして録画開始を指示すると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP68に移り、録画終了の条件を満足するに至ったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP68を繰り返す。これにより中央処理ユニット13Cは、録画終了の条件を満足するに至るまでの間、ステップSP68の処理手順を繰り返し、録画終了の条件を満足するに至ると、ステップSP68からステップSP69に移り、通信部20を介して録画装置4との間の通信を開始する。また続くステップSP70において、通信を確立できたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP69に戻り、これにより通信を確立できるまでの間、ステップSP69−SP70−SP69の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP70で肯定結果が得られることにより、ステップSP70からステップSP71に移る。
【0067】
ここで中央処理ユニット13Cは、録画装置4に録画の終了を指示し、続くステップSP72でこの処理手順を終了する。
【0068】
図7は、このようなカーナビゲーション装置3の処理に対応する録画装置4側の処理手順を示すフローチャートである。録画装置4のコントローラ6は、図6のステップSP67について上述したカーナビゲーション装置からの通知により、動作を立ち上げ、ステップSP81からステップSP82に移り、この通知に係る車両2における受信中の放送チャンネル、現在位置の通知を受け付け、また録画開始の指示を受け付ける。
【0069】
またコントローラ6は、続くステップSP83において、ステップSP82で通知された現在位置により図示しない記録手段に保持した放送エリアリスト18を検索し、これにより車両2が現在存在している放送エリアを検出する。またこの検出した放送エリアと録画装置4の所在地の放送エリアとの対比により、車両2で受信している放送チャンネルに対して、この録画装置4の所在地における対応する放送チャンネルを検出する。
【0070】
またコントローラ6は、続くステップSP84において、ステップSP82の通知に係る時刻により、記録手段に保持した電子番組表を検索し、これによりこの録画装置4の所在地における対応する放送チャンネルについて、車両2で受信している放送番組に対応する番組の放送時間を検出する。また続くステップSP85において、このようにして検出した放送チャンネル、放送時間による録画開始をセットする。なお電子番組表を取得できない場合、さらには電子番組表によっても放送時間を特定できない場合、録画開始時刻においては、現在時刻が適用される。
【0071】
またこのようにして録画開始をセットすると、ステップSP86に移り、カーナビゲーション装置3から録画終了が指示されたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP86を繰り返す。またステップSP86で肯定結果が得られると、ステップSP87に移り、録画終了を設定した後、ステップSP88に移ってこの処理手順を終了する。これにより中央処理ユニット13Cは、例えば現在時刻が録画開始時刻に設定されて録画を開始すると、カーナビゲーション装置3から録画の終了が指示されるまでの間、対応する放送チャンネルによる番組を録画する。また放送時刻を特定でき、この放送時刻に至っていない場合には、タイマー録画により対応する番組を録画する。
【0072】
これによりこの実施の形態において、通信部9は、移動体との間でデータ通信し、移動体における受信中の放送チャンネルと現在位置との情報を取得する情報取得手段を構成し、コントローラ6は、この情報取得手段で取得した放送チャンネルと現在位置との情報に基づいて、設置箇所における対応する放送チャンネルを特定し、さらには放送時間を特定する番組特定手段を構成するようになされている。またチュナー部5、記録再生部7は、この対応する放送チャンネルを受信して番組を記録する記録手段を構成するようになされている。
【0073】
以上の構成によれば、録画装置側で対応する放送チャンネル、さらには放送時間を特定するようにしても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。またこのように録画装置側で放送時間等を特定する場合には、十分に安定したデータ通信環境により各種サーバー等をアクセスすることができることにより、例えば車両2で受信している放送チャンネルの放送局に係るホームページと、対応する放送チャンネルの放送局に係るホームページとの対比により、番組の放送時間を特定することができ、これにより一段と確実に、移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0074】
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、録画を開始して一定時間以上経過して放送番組が終了したと判断される場合、一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合、ユーザーが録画の終了を指示した場合を録画終了の条件とする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば受信チャンネルが切り換えられた場合等、ユーザーによる使用の形態に応じて種々に条件を設定することができる。
【0075】
また上述の実施の形態においては、録画終了の判断を車両側で実行する場合
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、録画装置側で実行するようにしてもよい。このようにすれば、例えば録画装置との間でデータ通信困難な状態が継続した場合に、無駄な番組の録画を防止することができる。
【0076】
また上述の実施の形態においては、カーナビゲーション装置により放送を視聴する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、車載のAVシステムにより番組を視聴する場合等にも広く適用することができる。
【0077】
また上述の実施の形態においては、テレビジョン放送に係る番組について本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ラジオ放送に係る番組についても広く適用することができる。
【0078】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、移動体で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、この特定した放送チャンネルによる番組を記録しておくことにより、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカーナビゲーション装置における中央処理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る番組録画システムを示すブロック図である。
【図3】図2の番組録画システムに係るカーナビゲーション装置を示すブロック図である。
【図4】図1の処理手順における録画開始設定処理を詳細に示すフローチャートである。
【図5】図1の処理手順における録画終了設定処理を詳細に示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るカーナビゲーション装置における中央処理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の処理手順に対応する録画装置側の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……番組録画システム、2……車両、3……カーナビゲーション装置、4……記録装置、5、16……チュナー部、6……コントローラ、7……記録再生部、9、20……通信部、14……GPSレシーバー、13……演算処理部、13C……中央処理ユニット、17……記録部、18……放送エリアリスト
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置の制御装置、記録装置及び記録装置の制御方法に関し、例えばカーナビゲーション装置に適用することができる。本発明は、移動体で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、この特定した放送チャンネルによる番組を記録しておくことにより、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載用のAV機器においては、例えば運転席と助手席との間に設けられたモニタ装置でカーナビゲーション装置による画像を表示し、後席に設けたモニタ装置でテレビジョン放送番組を表示するようになされている。このようなAV機器によれば、車両による移動中でも、所望する番組を視聴することができる。
【0003】
また家庭用のビデオテープレコーダにおいては、タイマー録画により所望する番組を自動的に記録するようになされており、この機能により外出中に放送される番組等についても、視聴することができるようになされている。この種のビデオテープレコーダにおいては、このようなタイマー録画の設定等を電話により実行できるものも提供されるようになされている。
【0004】
これに対して例えば特開2002−135698号公報においては、インターネットを介して番組の録画を受け付け、この番組をサーバーに録画して保持すると共に、後日、インターネットを介してこの録画した番組を依頼者に送信する方法が提案されるようになされている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−135698号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで車載用のAV機器による番組の視聴においては、車両の走行により受信状態が種々に変化することにより、視聴中の番組を視聴できなくなる場合がある。すなわち例えば走行により放送波の受信が困難な谷間に侵入した場合、さらにはトンネル等の構造物内に侵入した場合、それまで視聴していた番組を視聴できなくなる。また例えば目的地に到着したことにより、番組の視聴を中止せざるを得ない場合もあり、この場合も、視聴中の放送番組を視聴できなくなる。
【0007】
このような場合でも、タイマー録画により自宅のビデオテープレコーダでこの番組を録画しておけば、番組の続きを後日改めて視聴することができる。
【0008】
しかしながら外出に際して、タイマー録画を設定し忘れてしまう場合もあり、またチャンネルを切り換えてたまたま受信した番組のように、視聴を中断した番組が当初、視聴を意図していなかった番組の場合もあり、このような場合には、結局、番組の続きを改めて視聴することが困難になる。
【0009】
これに対してタイマー録画の設定を電話により実行できるビデオテープレコーダによれば、このような場合でも、番組の続きを録画するように自宅のビデオテープレコーダをセットすることにより、番組の続きを改めて視聴することができる。また例えば特開2002−135698号公報の手法によれば、同様に番組の続きを自宅で視聴することができる。
【0010】
しかしながらこのような録画の設定においては、煩雑な操作を伴う問題がある。またこのように放送番組の視聴が中断されるような受信状態の劣る地域においては、一般に、携帯電話等の通信インフラも不十分な地域が多く、このような地域にあっては、結局、録画の指示すらできなくなる。因みに、このような録画の設定にあっては、運転手しか操作できない場合もあり、このような場合には、結局、このような録画の設定に際して、通信インフラの十分な地域を探して車両を駐車することが必要になり、この場合には視聴が中断された後、この番組の録画を開始するまでの間、相当の時間が経過し、番組の放送自体、終了してしまう場合も発生する。
【0011】
またこのような車両による移動先の放送エリアが、自宅の放送エリアとは異なる場合もあり、このような場合には、間違ったチャンネルにより番組の録画を指示してしまう場合もある。
【0012】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる記録装置の制御装置、記録装置及び記録装置の制御方法を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、移動体に搭載されて、遠隔地に設けられた記録装置の動作を制御して放送による番組を記録装置で記録させる記録装置の制御装置に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、通信手段を介して、記録装置に、対応する放送チャンネルによる記録を指示する制御手段とを備え、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信である。
【0014】
また請求項4の発明においては、放送による番組を記録する記録装置に適用して、移動体との間でデータ通信し、移動体における受信中の放送チャンネルと現在位置との情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段で取得した放送チャンネルと現在位置との情報に基づいて、設置箇所における対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、対応する放送チャンネルを受信して番組を記録する記録手段とを備えるようにする。
【0015】
また請求項6の発明においては、記録装置の制御方法に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、番組の放送チャンネルと移動体の現在位置とから、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定し、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、記録装置により対応する放送チャンネルによる番組を記録し、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信であるようにする。
【0016】
請求項1の構成により、記録装置の制御装置に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、通信手段を介して、記録装置に、対応する放送チャンネルによる記録を指示する制御手段とを備え、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信であるようにすれば、移動体において受信する番組について、例えば自宅に設置された記録装置により簡易にバックアップを作成し、移動体で番組の受信が困難になった場合等に、このバックアップにより続きを視聴することができる。これにより車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0017】
また請求項4の構成により、放送による番組を記録する記録装置に適用して、移動体との間でデータ通信し、移動体における受信中の放送チャンネルと現在位置との情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段で取得した放送チャンネルと現在位置との情報に基づいて、設置箇所における対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、対応する放送チャンネルを記録する記録手段とを備えるようにすれば、移動体において受信する番組について、例えば自宅に設置された記録装置により簡易にバックアップを作成し、移動体で番組の受信が困難になった場合等に、このバックアップにより続きを視聴することができる。これにより車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0018】
また請求項6の構成により、記録装置の制御方法に適用して、移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、番組の放送チャンネルと移動体の現在位置とから、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定し、移動体における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、記録装置により対応する放送チャンネルによる番組を記録し、所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の放送チャンネルの受信であるようにすれば、移動体において受信する番組について、例えば自宅に設置された記録装置により簡易にバックアップを作成し、移動体で番組の受信が困難になった場合等に、このバックアップにより続きを視聴することができる。これにより車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0020】
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態の構成
図2は、本発明の実施の形態に係る番組録画システムを示すブロック図である。この番組録画システム1は、車両2に搭載されたカーナビゲーション装置3からの遠隔制御により、自宅等に保持した録画装置4により放送番組を録画する。
【0021】
すなわち録画装置4は、遠隔制御可能な番組録画装置であり、テレビジョン放送による番組を受信して録画する。この録画装置4において、チュナー部5は、コントローラ6の制御によりテレビジョン放送波を受信してビデオ信号及びオーディオ信号を出力する。記録再生部7は、コントローラ6の制御により、所定の記録媒体にこのチュナー部5から出力されるビデオ信号及びオーディオ信号を記録し、またこの記録媒体に記録したビデオ信号及びオーディオ信号を再生してモニタ装置8に出力する。ここでこの記録媒体は、例えば磁気テープであるビデオテープ、光ディスクであるDVD(Digital Versatile Disk)、ハードディスク装置等が適用される。
【0022】
通信部9は、コントローラ6の制御によりネットワークに接続してカーナビゲーション装置3からの制御データをコントローラ6に通知し、またコントローラ6からの応答をカーナビゲーション装置3に通知する。この実施の形態において、通信部9は、電話回線により、又はインターネットを介して、これら制御データ、応答を送受するようになされている。
【0023】
コントローラ6は、この録画装置4全体の動作を制御するコンピュータであり、図示しない操作子の操作によりチュナー部5による選局を指示し、さらには記録再生部7における記録再生を制御する。コントローラ6は、これら操作子による操作に加えて、通信部9から入力される制御データにより、同様に、チュナー部5、記録再生部7の動作を制御する。この制御データによる動作の制御により、録画装置4では、カーナビゲーション装置3で指示される放送チャンネルについて、記録再生部7で放送番組の録画を開始し、また放送番組の録画を停止するようになされ、これにより録画装置4では、車両2で視聴する番組のバックアップを作成し、このバックアップにより車両2において視聴が困難になった番組等を改めて自宅で視聴できるようになされている。
【0024】
図3は、カーナビゲーション装置3を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置3において、入力部11は、リモートコマンダー、モニタ部12の表示画面に設けられたタッチパネル等により構成され、ユーザーによる操作をコントロール部13に通知する。
【0025】
GPSレシーバー14は、GPS(Global Positioning System )衛星から到来する電波を受信して処理することにより、このカーナビゲーション装置3の現在位置を検出してコントロール部13に通知する。センサ部15は、ジャイロセンサ、加速度センサ、車速パルスの入回路等により形成され、センサ出力、車速パルスをコントロール部13に入力する。ここで車速パルスは、このカーナビゲーション装置3が搭載されている車両2より取得される信号であり、車両2の速度を示すパルス信号である。これらによりこのカーナビゲーション装置3では、センサ部15から得られる各種信号をコントロール部13で処理し、この処理結果によりGPSレシーバー14で検出される現在位置を補正することにより、現在位置を詳細に検出し、さらにはGPS衛星からの電波を取得できない場合でも現在位置を検出できるようになされている。
【0026】
チュナー部16は、コントロール部13の制御によりテレビジョン放送波を受信し、その受信結果であるビデオ信号、オーディオ信号を出力する。モニタ部12は、このビデオ信号に係る映像を表示する表示装置、オーディオ信号に係る音声を出力するスピーカにより構成され、チュナー部16で受信した放送番組、記録部17で再生される各種コンテンツをユーザーに提供する。これによりこのカーナビゲーション装置3では、移動中に、所望の番組を視聴し、さらには各種コンテンツを視聴できるようになされている。なおモニタ部12は、このような放送番組等の出力に加えて、ナビゲーションに係るメニュー画面を表示し、またナビゲーションに係る地図、音声ガイド等を出力する。
【0027】
記録部17は、このカーナビゲーション装置3の処理に必要な各種の情報を記録して保持する。すなわち記録部17において、光ディスク装置17Aは、コントロール部13の制御により、光ディスクに記録された各種コンテンツ、ナビゲーションに必要な地図データ等を再生して出力する。これに対してハードディスク装置(HDD)17Bは、コントロール部13の処理プログラム等、コントロール部13における処理に必要なデータを光ディスク装置17Aからダウンロードした各種コンテンツ等と共に記録して保持する。
【0028】
記録部17は、このようなコントロール部13における処理に必要なデータの1つとして、放送エリアリスト18をハードディスク装置17Bに記録して保持する。ここでこの放送エリアリスト18は、チュナー部16で受信可能な各地の放送エリア毎にまとめたリストにより構成される。具体的に、放送エリアリスト18は、GPSレシーバー14で検出される現在位置を基準にして、現在受信中の放送チャンネルのキー局を検出できるように、またこのキー局の系列局より録画装置4が設置されている放送エリアの系列局を検出できるように、各放送エリア毎に、放送チャンネルをリスト化して構成される。これによりこのカーナビゲーション装置3では、現在受信中の放送番組を自宅に保持した録画装置4で録画する際に、録画に供する放送チャンネルを特定できるようになされている。
【0029】
通信部20は、録画装置4の通信部9に対応する録画装置4との間のデータ通信手段であり、コントロール部13の制御によりネットワークに接続して各種のデータを送受する。これにより通信部20は、電話回線により、又はインターネットを介して、コントロール部13から出力される制御データを録画装置4に通知し、また録画装置4からの応答を取得してコントロール部13に通知するようになされている。またさらに通信部20は、例えばインターネット上に設けられた特定のサイトより番組表、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を取得するようになされている。
【0030】
これによりこのカーナビゲーション装置3では、このようにして取得した番組表、電子番組表により、現在受信中の放送番組について、タイトル、出演者、放送時間等の放送番組の情報を取得し、これらを基準にして放送エリアリスト18で検出される録画装置4の所在地に係る放送エリアの対応する放送チャンネルについて、対応する番組の放送時間を検出できるようになされている。
【0031】
コントロール部13は、このカーナビゲーション装置3における一連の演算処理を実行するコンピュータであり、リードオンリメモリ(ROM)13Aの記録に従ってランダムアクセスメモリ(RAM)13Bにワークエリアを確保してハードディスク装置17Bに記録された所定の処理プログラムを中央処理ユニット(CPU)13Cで実行する。コントロール部13は、この中央処理ユニット13Cにおける処理プログラムの実行により、入出力回路(I/O)13Dを介して一連の処理に必要な情報を取得してナビゲーション等の処理を実行し、また表示に供する画像等をビデオRAM(VRAM)13Eに展開してモニタ部12より出力するようになされている。
【0032】
すなわち中央処理ユニット13Cは、入力部11を介してユーザーによりナビゲーションに係る指示が入力されると、記録部17から地図データをロードしてビデオRAM13Eに展開し、これによりユーザーにより指示された箇所の地図をモニタ部12で表示する。またGPSレシーバー14で検出される現在位置を、センサ部15からの出力により補正して詳細な現在位置を検出し、この現在位置を基準にして目的地までのルート検索の処理を実行する。またこの検索によるルート等をモニタ部12で表示し、ユーザーを目的地まで道案内する。また記録部17に保持されたコンテンツの再生がユーザーにより指示されると、このコンテンツの再生を記録部17に指示し、この再生したコンテンツをモニタ部12より出力する。
【0033】
これに対してユーザーにより放送番組の視聴が指示された場合、入力部11を介して検出されるユーザーの操作に応動してチュナー部16、モニタ部12の動作を制御し、ユーザーの所望する放送番組をモニタ部12より出力する。このとき中央処理ユニット13Cは、このようにして受信してなる放送番組について、所定の条件を満足する場合、録画装置4に番組の録画を指示する。
【0034】
図1は、この番組の録画に係る中央処理ユニット13Cの一連の処理手順を示すフローチャートである。中央処理ユニット13Cは、この場合、電源が立ち上げられると、ステップSP1からステップSP2に移り、ハードディスク装置17Bに記録されたユーザー設定のデータをロードする。
【0035】
ここでユーザー設定は、録画装置4に係る事前の各種設定であり、放送エリアリスト18に対応する録画装置4が設けられている地域の放送エリア、録画装置4における録画の条件等の登録により実行される。しかして放送エリアリスト18が、各地の放送エリアにおいて、車両2で受信している放送チャンネルに対して、各地における対応する放送チャンネルを特定可能な情報により構成されていることにより、この実施の形態では、GPSレシーバー14で検出される現在位置に基づいて放送エリアリスト18により車両2の存在する放送エリアを特定し、この特定した放送エリアと、ユーザー登録に係る録画装置4が設けられている放送エリアとから、車両2で視聴中の放送番組に係る放送チャンネルに対して、録画装置4の設置箇所における対応する放送チャンネルを検出するようになされている。
【0036】
これに対して録画の条件においては、録画開始の条件、録画終了の条件により形成される。このうち録画開始の条件は、ユーザーの選択により、一定時間以上、同一の放送チャンネルを視聴している場合、ユーザーにより録画が指示された場合を設定できるようになされている。また一定時間以上、同一の放送チャンネルを視聴している場合を録画開始の条件とした場合には、この一定時間をユーザー設定できるようになされている。
【0037】
これに対して録画終了の条件は、録画を開始して一定時間以上経過して放送番組が終了したと判断される場合が標準で設定され、この実施の形態では、この条件に加えて、一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合、ユーザーが録画の終了を指示した場合の双方、又は何れかをこの録画終了の条件に設定できるようになされている。ここで標準の時間に係る一定時間は、通常の放送番組において、最も長い放送時間に設定され、具体的には、例えば映画を放送する場合の放送時間に設定される。なお一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合を録画終了の条件とした場合には、この一定時間をユーザー設定できるようになされている。
【0038】
中央処理ユニット13Cは、ステップSP2において、このようにして事前に設定されているユーザー設定の条件を取得し、続くステップSP3において、入力部11を介して検出されるユーザーによる操作に応動して放送番組の受信を開始する。またこのようにして受信を開始すると、続くステップSP4において、上述のユーザー設定に係る録画開始の条件を満足するに至ったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP4を繰り返す。このステップSP4の繰り返しにおいて、中央処理ユニット13Cは、入力部11を介して検出されるユーザーによる操作に応動して、受信チャンネル等を切り換え、さらにはモニタ部12における音量等を可変する。なおこの受信チャンネルの切り換えにおいては、GPSレシーバー14で検出される現在位置と、ハードディスク装置17Bに記録した放送エリアリストとを用いて、チュナー部16における選局を制御するようになされている。
【0039】
このようにして放送番組の受信を継続して、ユーザー設定に係る条件を満足するに至ると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP4で肯定結果が得られることにより、ステップSP4からステップSP5に移る。ここで中央処理ユニット13Cは、通信部20を介して録画装置4に制御データを送出し、現在受信中の放送番組について、録画装置4に録画開始を設定する。
【0040】
図4は、この録画開始の設定に係る処理手順を詳細に示すフローチャートである。この録画開始の設定に係る処理手順において、中央処理ユニット13Cは、ステップSP11からステップSP12に移る。ここで中央処理ユニット13Cは、現在受信中の放送チャンネルを検出し、続くステップSP13において、この検出した受信チャンネルと、ユーザー設定に係る録画装置4が設けられている放送エリアとにより放送エリアリスト18を検索し、これにより現在受信中の放送チャンネルと同一の系列局について、録画装置4が設けられている放送エリアの放送チャンネルを検出する。これにより中央処理ユニット13Cは、現在受信中の放送チャンネルについて、録画装置4における対応する放送チャンネルを特定するようにようになされている。
【0041】
続いて中央処理ユニット13Cは、ステップSP14において、通信部20を介して番組表、電子番組表を取得し、現在受信中の番組に係るタイトル、出演者等の情報を取得し、ステップSP13で検出した放送チャンネルにおいて、現在受信中の放送番組が放送される放送時間を検出する。すなわちテレビジョン放送の番組においては、キー局と系列局とでほぼ同一の内容を放送している。しかしながら放送局によって同一の番組であっても放送時間が異なる場合がある。これによりこの実施の形態では、放送エリアリスト18により対応する放送チャンネルを検出した後、詳細な番組の情報に基づいて、番組表、電子番組表により受信中の番組の放送時間である放送開始日時、時刻、放送終了日時、時刻を検出するようになされている。なお中央処理ユニット13Cは、このような番組表、電子番組表を取得できない場合、さらには放送時間を特定できない場合、ステップSP17の設定に係る放送開始時刻を現在時刻に設定するようになされている。
【0042】
かくするにつき中央処理ユニット13Cは、このようにして録画装置4が保持されている地域で対応する番組が放送される際のチャンネル、放送開始時刻を検出し、続くステップSP15において、通信部20を介して録画装置4との間の通信を開始する。また続くステップSP16において、通信を確立できたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP14に戻る。これにより中央処理ユニット13Cは、通信を確立できるまでの間、ステップSP15−SP16−SP15の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP16で肯定結果が得られることにより、ステップSP16からステップSP17に移る。
【0043】
このステップSP17において、ステップSP14で検出したチャンネル、放送開始時刻により録画装置4に番組の録画開始内容を設定した後、ステップSP18より元の処理手順に戻る。これによりこのカーナビゲーション装置3では、例えばキー局と系列局とが同一の放送時間により番組を放送している場合には、ステップSP17による設定により録画装置4で即座に番組の録画を開始するようになされている。
【0044】
なお車両2の存在する地域の放送局がローカル放送であって、録画装置4がキー局の放送エリアに属する場合等においては、カーナビゲーション装置3で受信中の放送番組が、録画装置4の放送エリアでは既に放送が終了している場合もある。この場合、中央処理ユニット13Cは、ステップSP14の処理において、番組の放送が終了しており、自宅の録画装置4では録画できない旨、モニタ部12にメッセージを表示してこの一連の処理を終了する。またこの場合に、この放送番組をDVDの購入等により視聴可能な場合、その旨、モニタ部12に表示する。
【0045】
なおこのように放送が終了していて対応する放送番組を録画装置4で録画できない場合でも、この番組が録画装置4の放送エリアで再放送される場合がある。
これにより中央処理ユニット13Cは、このように放送が終了していて対応する放送番組を録画装置4で録画できない場合に、番組表等より録画装置4の放送エリアでこの番組の再放送の予定が検出され、かつ現在受信中の放送番組の視聴が途中で中断された場合、ユーザーの事前の設定に応じて、検出した再放送の日時、放送チャンネル、番組名等を記録に残すようになされ、例えば再放送の前日等に、これらの記録をモニタ部12で表示するようになされている。なおこの場合、電子メール等によりこれらをユーザーに通知することも考えられる。
【0046】
このようにして録画開始の設定を完了すると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP21に移り、録画終了の条件を満足するに至ったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP21を繰り返す。これにより中央処理ユニット13Cは、録画終了の条件を満足するに至るまでの間、ステップSP21の処理手順を繰り返し、録画終了の条件を満足するに至ると、ステップSP21からステップSP22に移り、録画装置4に対する録画終了の設定処理を実行する。
【0047】
ここで図5は、この録画終了の設定処理を詳細に示すフローチャートである。
中央処理ユニット13Cは、この処理手順において、ステップSP31からステップSP32に移り、通信部20を介して録画装置4との間の通信を開始する。
また続くステップSP33において、通信を確立できたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP32に戻る。これにより中央処理ユニット13Cは、通信を確立できるまでの間、ステップSP32−SP33−SP32の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP33で肯定結果が得られることにより、ステップSP32からステップSP34に移る。
【0048】
このステップSP34において、録画装置4に番組の録画停止を設定した後、ステップSP35に移って元の処理手順に戻る。ここで中央処理ユニット13Cは、番組表、電子番組表を取得できないことにより、録画開始時刻を現在時刻に設定して録画を開始した場合、このステップSP34における設定により直ちに録画を終了するように、録画装置4に録画終了時刻を設定する。これに対して番組表、電子番組表により検出される録画装置4が保持されてなる放送エリアにおける放送時間が、録画を指示した放送エリアにおける放送時間と一致する場合、この場合も、このステップSP34における設定により直ちに録画を終了するように、設定する。これに対して現在受信中の放送チャンネルと録画装置4における放送チャンネルとで放送時間が異なる場合、ステップSP5で設定した録画開始時刻に対応する録画終了時刻を設定する。なおこの場合に、番組表、電子番組表から、ステップSP5の設定からこのステップSP22における録画終了までの間で、複数の番組をユーザーが視聴したと判断される場合であって、録画装置4の放送チャンネルにおいてこの複数の番組が連続して放送されない場合、中央処理ユニット13Cは、ステップSP5で設定した録画開始時刻を併せて、それぞれ各番組毎に、録画開始時刻、録画終了時刻を設定するようになされている。
【0049】
このようにして録画終了を設定すると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP35に移って元の処理手順に戻る。
【0050】
これらによりこの実施の形態において、通信部20は、記録装置である録画装置4との間のデータ通信手段を構成し、GPSレシーバー14、コントロール部13、記録部17は、移動体である車両2で受信している番組の放送チャンネルに対して、録画装置4が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定し、さらには移動体で受信している番組の対応する放送チャンネルにおける放送時間を特定する番組特定手段を構成するようになされている。またコントロール部13は、この車両2における放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、通信手段を介して、記録装置に、対応する放送チャンネルによる記録を指示する制御手段を構成するようになされている。
【0051】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、この番組録画システム1では(図2及び図3)、車両2に搭載されたカーナビゲーション装置3において、チュナー部16で受信したビデオ信号及びオーディオ信号がコントロール部13を介してモニタ部12に出力され、これにより車両2における移動中に、放送による各種番組を視聴することができるようになされている。
【0052】
この番組録画システム1では、ユーザーによる事前の設定により、録画装置4が設置されてなる放送エリアが登録され、また如何なる条件により録画装置4で番組の録画を開始するか、終了するかの条件が設定される。
【0053】
これらの条件の設定により、例えば一定時間以上、同一の放送チャンネルを視聴している場合を録画開始の条件に設定し、また録画終了の条件として録画を開始して一定時間以上経過して放送番組が終了したと判断される場合を選択した場合、番組録画システム1では、カーナビゲーション装置3で同一の放送チャンネルを継続して視聴し、この視聴時間がこの録画開始の条件に係る一定時間となると、GPSレシーバー14で検出される現在位置と、ユーザー設定に係る録画装置4の放送エリアとにより記録部17に保持された放送エリアリスト18を検索し、現在受信中の放送チャンネルについて、録画装置4が設置されている地域における対応する放送チャンネルが検出される。番組録画システム1では、このようにして特定される放送チャンネルにより、録画装置4に番組の録画が指示され、これにより車両による移動先の放送エリアが、自宅の放送エリアとは異なる場合でも、対応する放送チャンネルにより受信中の番組を確実に録画することができるようになされている。
【0054】
またこのようにして対応する放送チャンネルを特定すると、番組表、電子番組表により、現在受信中の放送番組が、録画装置4の所在地では何れの放送時間により放送されるか検出され、これにより現在受信中の放送番組について、録画装置4の所在地における放送開始時刻、放送終了時刻が検出される。
【0055】
これによりカーナビゲーション装置3は、このようにして特定された放送チャンネル、放送開始時刻、放送終了時刻により録画装置4に番組の録画が指示される。カーナビゲーション装置3では、この番組の録画開始の指示、録画終了の指示が、録画装置4で受け付けられるまで繰り返され、これにより例えば電話回線による接続が困難な場合でも、車両2の移動により通信可能となった時点で、録画装置4に指示される。これによりこの番組録画システム1では、何らユーザーにおいて録画に係る操作を実行することなく、車両2で視聴している放送番組のバックアップを録画装置4により作成し得、車両2で番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0056】
この実施の形態では、このような録画装置4に対する録画開始の指示に係る設定、録画終了の指示に係る設定が、録画開始の条件、録画終了の条件を満足する場合に、それぞれ実行される。また車両2が走行している地域によっては、番組表、電子番組表を取得できない場合もあり、この場合には、放送開始時刻、放送終了時刻がそれぞれ録画開始の条件、録画終了の条件を満足するに至った時点に設定され、この放送開始時刻、放送終了時刻により録画開始時刻、録画終了時刻が録画装置4に設定される。
【0057】
これによりこの場合、この番組録画システム1では、車両2において同一の放送チャンネルを継続して視聴し、この視聴時間がこの録画開始の条件に係る一定時間となると、録画装置4で対応する放送チャンネルの録画を開始し、録画を開始して録画終了の条件に係る一定時間を経過すると、この録画装置4の録画を終了し、例えば系列局で同一の放送時間により放送している番組に関して、車両2で番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができるようになされている。なおこのような場合に、電子番組表等により録画装置4の所在地で対応する番組の放送時間が判明した場合に、このような録画開始の条件、録画終了の条件を満足するに至った時点を録画開始時刻、録画終了時刻に設定してなる録画を、判明した放送時間による録画に設定し直すようにしてもよい。
【0058】
これに対してユーザーによっては、それまで視聴していた番組に飽きて、他の放送チャンネルによる番組を視聴する場合もある。またそれまで視聴していた番組の放送が終了し、他のチャンネルの視聴を開始する場合もある。このような場合、ユーザーの設定により、一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合が録画終了の条件に設定されている場合であって、電子番組表等により放送時間を特定できない場合、このようなチャンネルの切り換えにより録画終了の条件を満足するに至った時点が録画終了時点に設定されて録画装置4による録画が終了する。これによりこの場合、例えば系列局で同一の放送時間により放送している番組に関して、ユーザーによるチャンネル選択の操作により、ユーザーが番組視聴の意思が無くなったと判断される場合、録画を終了し得、無駄な番組の録画を防止することができる。
【0059】
しかしながらユーザーによっては、それまで受信していた放送チャンネルの番組を見たいにもかかわらず、他の放送チャンネルについて、番組の視聴を開始する場合もある。また録画装置4でバックアップされていることを前提に、他の放送チャンネルについて、番組の視聴を開始する場合もある。これによりこの実施の形態においては、このような録画終了の条件をユーザー設定に委ねることにより、このような各種のユーザーによる使い勝手を向上するようになされている。
【0060】
これに対してユーザーによっては、自らの操作によりこのようなバックアップを指示することを望む場合も考えられる。これによりこの番組録画システム1では、ユーザー設定により、このようなユーザーによる操作によっても、録画装置4による番組バックアップの開始、終了を指示し、ユーザーによる使い勝手を向上するようになされている。また標準の設定により、ユーザーによる終了の指示が得られない場合でも、録画を開始して一定時間を経過すると、この録画装置4の録画を終了し、これによりこのようにユーザーによる操作により録画の開始、終了を実行するようにして、ユーザーによる録画終了の操作忘れに対応するようになされている。しかして例えば番組の録画を指示したものの、車両2の走行により番組を視聴できなくなり、他の放送チャンネルに受信を切り換えた場合等にあっては、このような録画終了の指示を、多々、忘れてしまう場合が多いと考えられ、このような場合にあっても、無駄な録画を有効に回避できるようになされている。
【0061】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、移動体である車両2で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、カーナビゲーション装置3からの指示により、この特定した放送チャンネルによる番組を録画装置4で記録しておくことにより、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。またこのような放送チャンネルの特定等を車両2に搭載された機器であるカーナビゲーション装置側で実行することにより、録画装置4側においては、既存のタイマー録画可能なビデオテープレコーダ等を適用することができる。
【0062】
またこのような対応する放送チャンネルに加えて、移動体で受信している番組の、対応する放送チャンネルにおける放送時間を特定して記録を指示することにより、さらに一段と確実に、番組の続きを視聴することができる。
【0063】
(2)第2の実施の形態
この実施の形態においては、車両で受信している放送チャンネルに対して、対応する放送チャンネルを録画装置側で検出する。このためカーナビゲーション装置においては、この対応する放送チャンネルの特定に必要な情報を、録画の指示と共に録画装置に通知する。なおこの実施の形態においては、これらに関連する構成が異なる点を除いて、第1の実施の形態と同一に構成されることにより、以下においては、図2及び図3の構成を流用して説明する。
【0064】
このためこの実施の形態において、カーナビゲーション装置3の中央処理ユニット13Cは、図6の処理手順の実行により、放送チャンネルの特定に必要な情報を、録画の指示と共に録画装置に通知する。すなわち中央処理ユニット13Cは、電源が立ち上げられると、ステップSP61からステップSP62に移り、ハードディスク装置17Bに記録されたユーザー設定のデータをロードする。なおここでこの実施の形態では、このユーザー設定のデータが、第1の実施の形態について上述した録画開始、録画終了の条件により構成される。
【0065】
また中央処理ユニット13Cは、続くステップSP63において、放送番組の受信を開始し、続くステップSP64において、ユーザー設定に係る録画開始の条件を満足するに至ったか否か判断する。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP64を繰り返すのに対し、肯定結果が得られると、ステップSP64からステップSP65に移る。ここで中央処理ユニット13Cは、通信部20を介して録画装置4との間のデータ通信を試み、続くステップSP66において、通信を確立できたか否か判断する。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP65に戻り、これにより通信を確立できるまでの間、ステップSP65−SP66−SP65の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP66で肯定結果が得られることにより、ステップSP66からステップSP67に移る。
【0066】
このステップSP67において、中央処理ユニット13Cは、現在受信中の放送チャンネル、現在位置、これら放送チャンネル、現在位置により特定される番組の録画開始を指示する。またこのようにして録画開始を指示すると、中央処理ユニット13Cは、ステップSP68に移り、録画終了の条件を満足するに至ったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP68を繰り返す。これにより中央処理ユニット13Cは、録画終了の条件を満足するに至るまでの間、ステップSP68の処理手順を繰り返し、録画終了の条件を満足するに至ると、ステップSP68からステップSP69に移り、通信部20を介して録画装置4との間の通信を開始する。また続くステップSP70において、通信を確立できたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP69に戻り、これにより通信を確立できるまでの間、ステップSP69−SP70−SP69の処理手順を繰り返し、通信を確立できると、ステップSP70で肯定結果が得られることにより、ステップSP70からステップSP71に移る。
【0067】
ここで中央処理ユニット13Cは、録画装置4に録画の終了を指示し、続くステップSP72でこの処理手順を終了する。
【0068】
図7は、このようなカーナビゲーション装置3の処理に対応する録画装置4側の処理手順を示すフローチャートである。録画装置4のコントローラ6は、図6のステップSP67について上述したカーナビゲーション装置からの通知により、動作を立ち上げ、ステップSP81からステップSP82に移り、この通知に係る車両2における受信中の放送チャンネル、現在位置の通知を受け付け、また録画開始の指示を受け付ける。
【0069】
またコントローラ6は、続くステップSP83において、ステップSP82で通知された現在位置により図示しない記録手段に保持した放送エリアリスト18を検索し、これにより車両2が現在存在している放送エリアを検出する。またこの検出した放送エリアと録画装置4の所在地の放送エリアとの対比により、車両2で受信している放送チャンネルに対して、この録画装置4の所在地における対応する放送チャンネルを検出する。
【0070】
またコントローラ6は、続くステップSP84において、ステップSP82の通知に係る時刻により、記録手段に保持した電子番組表を検索し、これによりこの録画装置4の所在地における対応する放送チャンネルについて、車両2で受信している放送番組に対応する番組の放送時間を検出する。また続くステップSP85において、このようにして検出した放送チャンネル、放送時間による録画開始をセットする。なお電子番組表を取得できない場合、さらには電子番組表によっても放送時間を特定できない場合、録画開始時刻においては、現在時刻が適用される。
【0071】
またこのようにして録画開始をセットすると、ステップSP86に移り、カーナビゲーション装置3から録画終了が指示されたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP86を繰り返す。またステップSP86で肯定結果が得られると、ステップSP87に移り、録画終了を設定した後、ステップSP88に移ってこの処理手順を終了する。これにより中央処理ユニット13Cは、例えば現在時刻が録画開始時刻に設定されて録画を開始すると、カーナビゲーション装置3から録画の終了が指示されるまでの間、対応する放送チャンネルによる番組を録画する。また放送時刻を特定でき、この放送時刻に至っていない場合には、タイマー録画により対応する番組を録画する。
【0072】
これによりこの実施の形態において、通信部9は、移動体との間でデータ通信し、移動体における受信中の放送チャンネルと現在位置との情報を取得する情報取得手段を構成し、コントローラ6は、この情報取得手段で取得した放送チャンネルと現在位置との情報に基づいて、設置箇所における対応する放送チャンネルを特定し、さらには放送時間を特定する番組特定手段を構成するようになされている。またチュナー部5、記録再生部7は、この対応する放送チャンネルを受信して番組を記録する記録手段を構成するようになされている。
【0073】
以上の構成によれば、録画装置側で対応する放送チャンネル、さらには放送時間を特定するようにしても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。またこのように録画装置側で放送時間等を特定する場合には、十分に安定したデータ通信環境により各種サーバー等をアクセスすることができることにより、例えば車両2で受信している放送チャンネルの放送局に係るホームページと、対応する放送チャンネルの放送局に係るホームページとの対比により、番組の放送時間を特定することができ、これにより一段と確実に、移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【0074】
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、録画を開始して一定時間以上経過して放送番組が終了したと判断される場合、一定時間以上、他の放送チャンネルの視聴を開始した場合、ユーザーが録画の終了を指示した場合を録画終了の条件とする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば受信チャンネルが切り換えられた場合等、ユーザーによる使用の形態に応じて種々に条件を設定することができる。
【0075】
また上述の実施の形態においては、録画終了の判断を車両側で実行する場合
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、録画装置側で実行するようにしてもよい。このようにすれば、例えば録画装置との間でデータ通信困難な状態が継続した場合に、無駄な番組の録画を防止することができる。
【0076】
また上述の実施の形態においては、カーナビゲーション装置により放送を視聴する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、車載のAVシステムにより番組を視聴する場合等にも広く適用することができる。
【0077】
また上述の実施の形態においては、テレビジョン放送に係る番組について本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ラジオ放送に係る番組についても広く適用することができる。
【0078】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、移動体で受信している放送チャンネルに対応する記録装置の放送チャンネルを特定し、この特定した放送チャンネルによる番組を記録しておくことにより、車両等の移動体において番組の視聴が中断した場合等において、このような番組の続きを簡易かつ確実に視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカーナビゲーション装置における中央処理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る番組録画システムを示すブロック図である。
【図3】図2の番組録画システムに係るカーナビゲーション装置を示すブロック図である。
【図4】図1の処理手順における録画開始設定処理を詳細に示すフローチャートである。
【図5】図1の処理手順における録画終了設定処理を詳細に示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るカーナビゲーション装置における中央処理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の処理手順に対応する録画装置側の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……番組録画システム、2……車両、3……カーナビゲーション装置、4……記録装置、5、16……チュナー部、6……コントローラ、7……記録再生部、9、20……通信部、14……GPSレシーバー、13……演算処理部、13C……中央処理ユニット、17……記録部、18……放送エリアリスト
Claims (6)
- 移動体に搭載されて、遠隔地に設けられた記録装置の動作を制御して放送による番組を前記記録装置で記録させる記録装置の制御装置であって、
前記記録装置との間のデータ通信に供する通信手段と、
前記移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、前記記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、
前記移動体における前記放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、前記通信手段を介して、前記記録装置に、前記対応する放送チャンネルによる記録を指示する制御手段とを備え、
前記所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の前記放送チャンネルの受信であることを特徴とする記録装置の制御装置。 - 前記番組特定手段は、
前記対応する放送チャンネルに加えて、前記移動体で受信している番組の、前記対応する放送チャンネルにおける放送時間を特定し、
前記制御手段は、
前記記録装置に対して、前記放送時間による記録を指示することを特徴とする請求項1に記載の記録装置の制御装置。 - 前記番組特定手段は、
前記放送時間の特定を、電子番組表を用いて実行することを特徴とする請求項2に記載の記録装置の制御装置。 - 放送による番組を記録する記録装置において、
移動体との間でデータ通信し、前記移動体における受信中の放送チャンネルと現在位置との情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段で取得した前記放送チャンネルと現在位置との情報に基づいて、設置箇所における対応する放送チャンネルを特定する番組特定手段と、
前記対応する放送チャンネルを受信して番組を記録する記録手段とを備えることを特徴とする記録装置。 - 前記番組特定手段は、
前記対応する放送チャンネルに加えて、前記移動体で受信している番組の、前記対応する放送チャンネルにおける放送時間を特定し、
前記記録手段は、
該放送時間で、前記対応する放送チャンネルを記録することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 移動体で受信している番組の放送チャンネルに対して、前記番組の放送チャンネルと前記移動体の現在位置とから、記録装置が設けられている地域の対応する放送チャンネルを特定し、
前記移動体における前記放送チャンネルの受信が所定の条件を満足する場合に、前記記録装置により前記対応する放送チャンネルによる番組を記録し、
前記所定の条件が、少なくとも一定の時間以上の前記放送チャンネルの受信であることを特徴とする記録装置の制御方法。
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