WO2007097185A1

WO2007097185A1 - 通信装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体

Info

Publication number: WO2007097185A1
Application number: PCT/JP2007/052008
Authority: WO
Inventors: Ryuichi Yamada; Kie Arayama; Takehiko Maruyama; Osamu Takagi
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2006-02-21
Filing date: 2007-02-06
Publication date: 2007-08-30

Abstract

　グループに属する複数の移動体の間で各移動体の現在位置に関する位置情報を送受信するために移動体に接続可能である通信装置（１００）であって、取得部（１０１）は、移動体の現在位置に関する位置情報を取得する。送信部（１０２）は、取得部（１０１）によって取得された位置情報をグループに属する他の移動体に送信する。検知部（１０３）は、自装置に供給される電源が遮断されたか否か、または、移動体との接続が切断されたか否かを検知する。制御部（１０４）は、検知部（１０３）によって電源が遮断された、または、移動体との接続が切断されたと検知された場合に、位置情報の送信を終了する旨の終了情報を他の移動体に送信するように送信部（１０２）を制御する。

Description

明細書

通信装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体

技術分野

[0001] この発明は、移動体の現在位置に関する情報を送受信する通信装置、通信方法、通信プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。

背景技術

[0002] 従来、 GPS (Global Positioning System)衛星などを利用して移動体の現在位置に関する位置情報を取得し、取得した位置情報を地図情報に重ねて表示画面上に表示するナビゲーシヨン装置がある。また、グループに属する複数の移動体の間でサーバを介してお互いの位置情報を送受信し、自己の移動体の位置のみならず他の移動体の位置をも同一画面上に表示できるようにした通信機能付きナビゲーシヨン装置が提案されている (たとえば、下記特許文献 1参照。 ) o

[0003] 特許文献 1 :特開 2002— 62147号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] し力しながら、上記従来技術によれば、各移動体に搭載されたナビゲーシヨン装置は、移動体の現在位置に関する位置情報を所定の時間間隔ごとにサーバに送信し

、サーバに管理される移動体の位置を更新する。このため、移動体が停止してナビゲーシヨン装置の電源が切られるタイミングによっては、移動体の停止位置とサーバ側で最後に更新した位置が大きくずれる場合があるという問題が一例として挙げられる

[0005] また、ナビゲーシヨン装置の表示画面上にぉ、て、グループに属する他の移動体が停止している場合、停止している移動体が移動を終了して停止しているの力、あるいは、休憩などの目的で一時的に停止しているのかを的確に把握することができな Vヽと、う問題が一例として挙げられる。

課題を解決するための手段

[0006] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項 1の発明にかかる通信装置は、グループに属する複数の移動体の間で各移動体の現在位置に関する位置情報を送受信するために当該移動体に接続可能である通信装置であって、前記移動体の現在位置に関する位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記位置情報を前記グループに属する他の移動体に送信する送信手段と、前記通信装置に供給される電源が遮断されたか否か、または、前記移動体との接続が切断されたか否かを検知する検知手段と、前記検知手段によって前記電源が遮断された、または、前記移動体との接続が切断されたと検知された場合に、前記位置情報の送信を終了する旨の終了情報を前記他の移動体に送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。

[0007] また、請求項 4の発明に力かる通信方法は、グループに属する複数の移動体の間で各移動体の現在位置に関する位置情報を送受信するために当該移動体に接続可能である通信装置における通信方法であって、前記移動体の現在位置に関する位置情報を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された前記位置情報を前記グループに属する他の移動体に送信する送信工程と、前記通信装置に供給される電源が遮断されたか否か、または、前記移動体との接続が切断されたカゝ否かを検知する検知工程と、前記検知工程によって前記電源が遮断された、または、前記移動体との接続が切断されたと検知された場合に、前記送信工程によって前記位置情報の送信を終了する旨の終了情報を前記他の移動体に送信する制御工程と、を含むことを特徴とする。

[0008] また、請求項 5の発明に力かる通信プログラムは、請求項 4に記載の通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。

[0009] また、請求項 6の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項 5に記載の通信プログラムを記録したことを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0010] [図 1]図 1は、本実施の形態に力かる通信端末装置の機能的構成の一例を示すプロック図である。

[図 2]図 2は、本実施の形態に力かる通信装置の処理の内容を示すフローチャートである。 [図 3]図 3は、本実施例 1にかかるナビゲーシヨン装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。

[図 4]図 4は、本実施例 1に力かるナビゲーシヨン装置の処理の内容を示すフローチヤートである。

[図 5]図 5は、本実施例 2にかかる携帯電話のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。

[図 6]図 6は、本実施例 2にかかる携帯電話の処理の内容を示すフローチャートである。

符号の説明

[0011] 100 通信装置

101 取得部

102 送信部

103 検知部

104 制御部

発明を実施するための最良の形態

[0012] 以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置、通信方法、通信プロダラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。

[0013] (実施の形態）

(通信装置の機能的構成）

図 1を用いて、この発明にかかる通信装置の機能的構成について説明する。図 1は

、本実施の形態に力かる通信装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。

[0014] 図 1において、通信装置 100は、取得部 101と、送信部 102と、検知部 103と、制御部 104と、を含み構成されている。

[0015] 取得部 101は、移動体の現在位置に関する位置情報を取得する。位置情報の取得は、たとえば、 GPS衛星から受信された電波や、速度センサ'角速度センサ'方位センサなどの各種センサの出力に基づ!/、ておこなわれる。

[0016] 送信部 102は、取得部 101によって取得された位置情報をグループに属する他の移動体の通信装置に送信する。位置情報の送信は、所定の時間間隔でおこなわれる。

[0017] 検知部 103は、自装置に供給される電源が遮断されたか否か、または、自装置と移動体との接続が切断されたか否か、を検知する。検知部 103による検知は、利用者の操作に関する情報に基づいておこなわれる。利用者の操作は、たとえば、利用者が自装置の電源を切る操作や、利用者が移動体と自装置との接続を切断する操作などである。

[0018] 制御部 104は、検知部 103による検知の結果、自装置に供給される電源の遮断、または、自装置と移動体との接続の切断を検知した場合、位置情報の送信を終了する旨の終了情報をグループに属する他の移動体の通信装置に送信するように送信部 102を制御する。この場合、制御部 104は、自装置に供給される電源の遮断、または、自装置と移動体との接続の切断を検知するまでに取得した最新の位置情報を終了情報とともに他の移動体の通信装置に送信するように送信部 102を制御する構成でもよい。

[0019] (通信装置の処理の内容）

つぎに、図 2を用いて、本実施の形態に力かる通信装置 100の処理の内容について説明する。図 2は、本実施の形態に力かる通信装置の処理の内容を示すフローチヤートである。図 2のフローチャートにおいて、まず、通信装置 100は、動作の開始要求を受け付けた力否かを判断する (ステップ S201)。動作の開始要求は、たとえば、利用者が図示しない操作部を操作することによっておこなう。

[0020] ステップ S201において、動作の開始要求を受け付けるのを待って（ステップ S 201 ： Noのループ）、受け付けた場合 (ステップ S201 : Yes)、取得部 101は、移動体の現在位置に関する位置情報を取得する (ステップ S202)。位置情報の取得は、たとえば、 GPS衛星力受信された電波や各種センサの出力に基づいておこなわれる。

[0021] つづいて、送信部 102は、グループに属する他の移動体の通信装置にステップ S2 02において取得された位置情報を送信する (ステップ S203)。なお、送信部 102による位置情報の送信は、所定の時間間隔ごとにおこなわれる。

[0022] また、検知部 103は、自装置に供給される電源が遮断されたか否かを検知する (ステツプ S204)。あるいは、検知部 103は、自装置と移動体との接続が切断されたか否かを検知してもよい。具体的には、たとえば、利用者によって自装置の電源を切る操作がおこなわれた場合、検知部 103は、自装置に供給される電源の遮断を検知する。また、利用者によって自装置と移動体との接続を切断する操作がおこなわれた場合、検知部 103は、自装置と移動体との接続の切断を検知する。

[0023] ステップ S204において、自装置に供給される電源の遮断、または、自装置と移動体との接続の切断を検知した場合、制御部 104は、送信部 102を制御してグループに属する他の移動体の通信装置に位置情報の送信を終了する旨の終了情報を送信する (ステップ S 205)。この場合、制御部 104は、自装置に供給される電源の遮断、または、自装置と移動体との接続の切断を検知するまでに取得した最新の位置情報を終了情報とともに他の移動体の通信装置に送信するように送信部 102を制御する構成でもよい。なお、自装置に供給される電源が遮断された際における終了情報の送信は、遮断された電源と異なる予備電源を用いておこなわれる。

[0024] 以上説明したように、本実施の形態によれば、通信装置は、移動体の現在位置に関する位置情報をグループに属する他の移動体の通信装置に送信する。そして、自装置に供給される電源の遮断、または、自装置と移動体との接続の切断を検知した場合、位置情報の送信を終了する旨の終了情報を他の移動体の通信装置に送信する。したがって、グループに属する移動体は他の移動体が移動を終了した力否かを的確に把握することができる。また、電源の遮断または移動体との接続の切断を検知するまでに取得した最新の位置情報を終了情報とともに他の移動体の通信装置に送信することで、グループに属する移動体は他の移動体の現在位置を的確に把握することができる。

実施例 1

[0025] 以下に、本発明の実施例 1について説明する。本実施例 1では、車両（四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載され、グループに属する他の移動体と通信をおこなう通信手段を備えたナビゲーシヨン装置によって、移動体の現在位置に関する位置情報をグループに属する他の移動体の通信装置に送信する場合の一例について説明する。 [0026] (ナビゲーシヨン装置のハードウェア構成）

図 3を用いて、本実施例 1にかかるナビゲーシヨン装置のハードウェア構成について説明する。図 3は、本実施例 1にかかるナビゲーシヨン装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。

[0027] 図 3において、ナビゲーシヨン装置 300は、車両などの移動体に搭載されており、 C PU301と、 ROM302と、 RAM303と、磁気ディスクドライブ 304と、磁気ディスク 30 5と、光ディスクドライブ 306と、光ディスク 307と、音声 IZF (インターフェース） 308と、マイク 309と、スピーカ 310と、入力デバイス 311と、映像 IZF312と、ディスプレイ 3 13と、通信 I/F314と、 GPSユニット 315と、各種センサ 316と、を備えてヽる。また、各構成部 301〜316はバス 320によってそれぞれ接続されている。

[0028] まず、 CPU301は、ナビゲーシヨン装置 300全体の制御を司る。 ROM302は、ブートプログラム、現在位置算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、地図情報表示プログラム、通信プログラム、データベース作成プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムを記録している。また、 RAM3 03は、 CPU301のワークエリアとして使用される。

[0029] ここで、現在位置算出プログラムは、たとえば、後述する GPSユニット 315および各種センサ 316の出力情報に基づいて、車両の現在位置（ナビゲーシヨン装置 300の現在位置)を算出させる。

[0030] また、経路探索プログラムは、後述する光ディスク 307に記録されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短 (あるいは最速)経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。また、目的地点のみならず、立ち寄り地点や休憩地点までの経路を探索してもよい。経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、 CPU301を介して音声 IZF308や映像 IZF312へ出力される。

[0031] また、経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在位置算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在位置情報、光ディスク 307から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによつて生成された経路誘導情報は、 CPU301を介して音声 IZF308や映像 IZF312へ出力される。

[0032] また、音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる

。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこない、 CPU301を介して音声 IZF308へ出力する。

[0033] また、地図情報表示プログラムは、映像 I/F312によってディスプレイ 313に表示する地図情報の表示形式を決定させ、決定された表示形式によって地図情報をディスプレイ 313に表示させる。

[0034] また、 CPU301は、後述する各種センサ 316によって車両の ACC電源が OFFになったことが検知された場合、車両の現在位置に関する位置情報の送信を終了する旨の終了情報を他の車両の通信装置に送信するように後述する通信 IZF314を制御する。この際、 CPU301は、各種センサ 316によって車両の ACC電源が OFFになったことが検知されるまでに算出した最新の車両の現在位置に関する位置情報を終了情報とともに他の車両の通信装置に送信するように通信 IZF314を制御する構成でもよい。なお、車両の ACC電源が OFFになったことが検知された場合に CPU3 01によっておこなわれる制御は、たとえば、ノッテリー電源を用いておこなわれる。

[0035] 磁気ディスクドライブ 304は、 CPU301の制御にしたがって磁気ディスク 305に対するデータの読み取り Z書き込みを制御する。磁気ディスク 305は、磁気ディスクドライブ 304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク 305としては、たとえば、 HD (ノヽードディスク）や FD (フレキシブルディスク）を用いることができる。

[0036] 光ディスクドライブ 306は、 CPU301の制御にしたがって光ディスク 307に対するデータの読み取り Z書き込みを制御する。光ディスク 307は、光ディスクドライブ 306の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク 307 は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク 307のほ力 MO、メモリカードなどであってもよい。

[0037] 磁気ディスク 305や光ディスク 307などの記録媒体に記録される情報の一例として、経路探索'経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物 (フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ 313の表示画面において 2次元または 3 次元に描画される。

[0038] 道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入り口やジャンクシヨンの有無、各リンクについての長さ（距離)、道幅、進行方向、道路種別（高速道路、有料道路、一般道路など)などの情報が含まれている。

[0039] また、交通条件データには、過去の渋滞情報を、季節 ·曜日'大型連休 '時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報を記憶して、る。ナビゲーシヨン装置 300は、後述する通信 IZF314によって受信される道路交通情報によって現在発生している渋滞の情報を得るが、過去渋滞情報により、指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことが可能となる。

[0040] なお、本実施例 1では地図情報などを磁気ディスク 305や光ディスク 307などの記録媒体に記録するようにした力これに限るものではない。たとえば、地図情報は、ナピゲーシヨン装置 300のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなぐナビゲーシヨン装置 300の外部に設けられていてもよい。その場合、ナビゲーシヨン装置 300は、たとえば、通信 I/F314を通じて、ネットワークを介して地図情報を取得する。取得された地図情報は RAM303などに記憶される。

[0041] 音声 IZF308は、音声入力用のマイク 309および音声出力用のスピーカ 310に接続される。マイク 309に受音された音声は、音声 IZF308内で AZD変換される。また、スピーカ 310からは音声が出力される。なお、マイク 309から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク 305あるいは光ディスク 307に記録可能である。

[0042] 入力デバイス 311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タツチパネルなどが挙げられる。

[0043] 映像 IZF312は、ディスプレイ 313と接続される。映像 IZF312は、具体的には、たとえば、ディスプレイ 313全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録する VRAM (Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ 313を表示制御する制御 ICなどによって構成される。

[0044] ディスプレイ 313には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ 313は、たとえば、 CRT、 TFT 液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。また、ディスプレィ 313は、車両に複数備えられていてもよぐたとえば、ドライバーに対するものと後部座席に着座する搭乗者に対するものなどである。

[0045] 通信 IZF314は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーシヨン装置 300と CPU301とのインターフェースとして機能する。また、通信 I/F314は、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網と CPU301とのインターフエ一スとしても機能する。また、通信 IZF314は、 CPU301によって算出された車両の現在位置に関する位置情報をグループに属する他の車両の通信装置に送信する。また、通信 IZF314による位置情報の送信は、所定の時間間隔ごとにおこなわれる。

[0046] 通信網には、 LAN, WAN,公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信 IZF314は、たとえば、 FMチューナー、 VICS (Vehicle Information and Communication System) Zビーコンレシーノ、無線ナビゲーシヨン装置、およびその他のナビゲーシヨン装置によって構成され、 VICSセンター力も配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、 VICSは登録商標である。

[0047] また、 GPSユニット 315は、 GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を算出する。 GPSユニット 315の出力情報は、後述する各種センサ 316の出力値とともに、 CPU301による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す情報は、たとえば緯度'経度、高度などの、地図情報上の 1点を特定する情報である。

[0048] 各種センサ 316は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ 316の出力値は、 CP U301による現在位置の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。また、各種センサ 316は、車両の ACC電源が OFFになったか否かを検知する。

[0049] なお、実施の形態に力かる通信装置 100の機能的構成のうち、取得部 101は、 CP U301や GPSユニット 315、各種センサ 316によって、送信部 102は、通信 IZF314 によって、検知部 103は、各種センサ 316によって、制御部 104は、 CPU301によつて、それぞれその機能を実現する。

[0050] (ナビゲーシヨン装置 300の処理の内容）

つぎに、図 4を用いて、本実施例 1にかかるナビゲーシヨン装置 300の処理の内容について説明する。図 4は、本実施例 1にかかるナビゲーシヨン装置の処理の内容を示すフローチャートである。図 4のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーシヨン装置 300は、動作の開始要求を受け付けた力否かを判断する (ステップ S401)。動作の開始要求は、たとえば、ユーザが図示しない操作部を操作することによっておこなう。

[0051] ステップ S401において、動作の開始要求を受け付けるのを待って（ステップ S401 ： Noのループ）、受け付けた場合 (ステップ S401 :Yes)、 CPU301は、車両の現在位置に関する位置情報を取得する (ステップ S402)。位置情報は、たとえば、 CPU3 01が GPUユニット 315および各種センサ 316から得られる情報に基づいて車両の現在位置を算出することで取得される。また、取得した位置情報は、たとえば、 RAM30 3などに記録される。

[0052] つづいて、 CPU301は、グループに属する他の車両の通信装置にステップ S402 において取得した車両の位置情報を送信する (ステップ S403)。具体的には、たとえば、 CPU301が通信 IZF314からグループに属する他の車両の通信装置に車両の位置情報を送信する。なお、位置情報の送信は、所定の時間間隔ごとにおこなわれる。

[0053] 次に、 CPU301は、車両の ACC電源が OFFになったか否かを判断する（ステップ S404)。具体的には、たとえば、ユーザの操作によって車両の ACC電源が OFFになったことを各種センサ 316が検知した場合、 CPU301は、車両の ACC電源が OF Fになったと判断する。

[0054] ステップ S404にお!/、て、車両の ACC電源が OFFになって!/ヽな、場合 (ステップ S 404 :No)、 CPU301は、ステップ S402の処理に戻って、処理を繰り返す。一方、ステツプ S404において、車両の ACC電源が OFFになった場合 (ステップ S404 : Yes) 、 CPU301は、グループに属する他の車両の通信装置に位置情報の送信を終了する旨の終了情報を送信し (ステップ S405)、一連の処理を終了する。この際、 CPU3 01は、車両の ACC電源が OFFになるまでに取得した最新の位置情報を終了情報とともに送信してもよい。なお、 CPU301による最新の位置情報および終了情報の送信は、たとえば、ノッテリー電源を用いておこなわれる。

[0055] なお、ステップ S404では、車両の ACC電源が OFFになったことを検知することでナビゲーシヨン装置 300の電源が OFFになったことを検知する構成としている力その他の方法でナビゲーシヨン装置 300の電源が OFFになったことを検知するようにしてもよい。

[0056] 以上説明したように、本実施例 1によれば、車両に搭載されたナビゲーシヨン装置は、所定の時間間隔ごとに車両の現在位置に関する位置情報をグループに属する他の車両の通信装置に送信する。そして、車両の ACC電源が OFFになった場合、位置情報の送信を終了する旨の終了情報を他の車両の通信装置に送信する。したがって、グループに属する車両は他の車両の移動が終了したか否かを的確に把握することができる。また、車両の ACC電源が OFFになるまでに取得した最新の位置情報を位置情報の送信を終了する旨の終了情報とともに他の車両の通信装置に送信することで、グループに属する車両は他の車両の現在位置を的確に把握することができる。

実施例 2

[0057] 以下に、本発明の実施例 2について説明する。本実施例 2では、車両（四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーシヨン装置に接続可能な携帯電話などの通信装置によって、ナビゲーシヨン装置力取得した移動体の現在位置に関する位置情報をグループに属する他の移動体の通信装置に送信する場合の一例について説明する。

[0058] (携帯電話のハードウェア構成）

図 5を用いて、本実施例 2にかかる携帯電話のハードウェア構成について説明する。図 5は、本実施例 2にかかる携帯電話のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。

[0059] 図 5において、携帯電話 500は、車両などの移動体に搭載されたナビゲーシヨン装置と接続可能であり、 CPU501と、 ROM502と、 RAM503と、音声 iZF (インターフエース） 504と、マイク 505と、スピーカ 506と、人力デノイス 507と、映像 I/F508と、ディスプレイ 509と、通信 IZF511と、各種センサ 512と、を備えている。また、各構成部 501〜512はバス 520によってそれぞれ接続されている。

[0060] まず、 CPU501は、携帯電話 500全体の制御を司る。 ROM502は、自装置と接続されたナビゲーシヨン装置力車両の現在位置に関する位置情報を取得するためのプログラムを記録している。また、 RAM503は、自装置と接続されたナビゲーシヨン装置から取得した位置情報を記録する。

[0061] CPU501は、後述する通信 IZF511を介して、自装置と接続されたナビゲーシヨン装置から取得した位置情報をグループに属する他の車両の通信装置に送信する。また、 CPU501は、後述する各種センサ 512によって自装置とナビゲーシヨン装置との接続の切断が検知された場合、位置情報の送信を終了する旨の終了情報をグループに属する他の車両の通信装置に送信するように後述する通信 IZF511を制御する。この際、 CPU501は、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されるまでに取得した最新の車両の現在位置に関する位置情報を終了情報とともに送信するように通信 IZF511を制御する構成でもよ!/、。

[0062] 音声 IZF504は、音声入力用のマイク 505および音声出力用のスピーカ 506に接続される。マイク 505に受音された音声は、音声 IZF504内で AZD変換される。また、スピーカ 506からは音声が出力される。なお、マイク 505から入力された音声は、音声データとして ROM502や RAM503に記録可能である。

[0063] 入力デバイス 507は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた押ボタンなどが挙げられる。

[0064] 映像 IZF508は、ディスプレイ 509およびカメラ 510と接続される。映像 IZF508は、具体的には、たとえば、ディスプレイ 509全体の制御をおこなうグラフィックコント口ーラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録する VRAM (Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、デイスプレイ 509を表示制御する制御 ICなどによって構成される。

[0065] ディスプレイ 509には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。カメラ 510は、携帯電話 500の外部の映像を撮影する。撮影された映像データは、 ROM502や RAM503に記録される。

[0066] 通信 IZF511は、無線を介してネットワークに接続され、携帯電話 500と CPU501 とのインターフェースとして機能する。通信 I/F511は、さらに、無線を介してインタ一ネットや携帯電話網などの通信網に接続され、この通信網と CPU501とのインターフェースとしても機能する。また、通信 IZF511は、自装置と接続されたナビゲーション装置から取得した車両の位置情報をグループに属する他の車両の通信装置に送信する。なお、位置情報の送信は、所定の時間間隔ごとにおこなわれる。

[0067] 各種センサ 512は、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されたか否かを検知する。自装置とナビゲーシヨン装置との接続は、たとえば、 Bluetoothなどの近距離無線または有線によっておこなわれる。各種センサ 512は、たとえば、 Bluetooth などの近距離無線によるナビゲーシヨン装置力の電波が途切れた場合、自装置とナビゲーシヨン装置との接続の切断を検知する。また、各種センサ 512は、ユーザの操作によってケーブルなどによる自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断された場合、自装置とナビゲーシヨン装置との接続の切断を検知する。また、各種センサ 51 2は、車両の ACC電源が OFFになったことによって自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断された場合、自装置とナビゲーシヨン装置との接続の切断を検知する。

[0068] (携帯電話 500の処理の内容）

つぎに、図 6を用いて、本実施例 2にかかる携帯電話 500の処理の内容について説明する。図 6は、本実施例 2にかかる携帯電話の処理の内容を示すフローチャートである。図 6のフローチャートにおいて、まず、携帯電話 500は、動作の開始要求を受け付けた力否かを判断する (ステップ S601)。動作の開始要求は、たとえば、ユーザが携帯電話 500をナビゲーシヨン装置に接続し、図示しな、操作部を操作することによっておこなう。携帯電話 500とナビゲーシヨン装置との接続は、たとえば、 Blueto othなどの近距離無線または有線によっておこなわれる。

[0069] ステップ S601において、動作の開始要求を受け付けるのを待って（ステップ S601 ： Noのループ）、受け付けた場合 (ステップ S601 :Yes)、 CPU501は、ナビゲーション装置から車両の現在位置に関する位置情報を取得する (ステップ S602)。位置情報の取得は、たとえば、 CPU501が ROM502に記録されているプログラムに基づいておこなわれる。また、取得した車両の位置情報は、 RAM503に記録される。

[0070] つづいて、 CPU501は、グループに属する他の車両の通信装置にステップ S602 において取得した車両の位置情報を送信する (ステップ S603)。具体的には、たとえば、 CPU501が通信 IZF511からグループに属する他の車両の通信装置に車両の位置情報を送信する。なお、位置情報の送信は、所定の時間間隔ごとにおこなわれる。

[0071] つぎに、 CPU501は、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断された力否かを判断する（ステップ S604)。具体的には、たとえば、 Bluetoothなどの近距離無線によるナビゲーシヨン装置からの電波が途切れたことを各種センサ 512が検知した場合、 CPU501は自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されたと判断する。あるいは、ユーザの操作によってケーブルなどによる自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されたことを各種センサ 512が検知した場合、 CPU501は自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されたと判断する。あるいは、車両の ACC電源が OFFになったことによって自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されたことを各種センサ 512が検知した場合、 CPU501は自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されたと判断する。

[0072] ステップ S604において、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されていない場合 (ステップ S604 :No)、 CPU501は、ステップ S602の処理に戻って、処理を繰り返す。一方、ステップ S604において、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断された場合 (ステップ S604 :Yes)、 CPU501は、グループに属する他の車両の通信装置に位置情報の送信を終了する旨の終了情報を送信する (ステップ S605)。この際、 CPU501は、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されるまでに取得した最新の位置情報を終了情報とともに送信してもよい。

[0073] 以上説明したように、本実施例 2によれば、車両に搭載されたナビゲーシヨン装置に接続された携帯電話は、所定の時間間隔ごとに車両の現在位置に関する位置情報をグループに属する他の車両の通信装置に送信する。そして、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断された場合、位置情報の送信を終了する旨の終了情報を他の車両の通信装置に送信する。したがって、グループに属する車両は他の車両の移動が終了した力否かを的確に把握することができる。また、自装置とナビゲーシヨン装置との接続が切断されるまでに取得した最新の位置情報を終了情報とともに送信することで、グループに属する車両は他の車両の現在位置を的確に把握することができる。

[0074] なお、本実施例 1および実施例 2にお、て、車両の位置情報の送信を終了する旨の終了情報を他の車両の通信装置に送信する際に、車両の移動が終了したことを示すマークを他の車両のナビゲーシヨン装置の表示画面上に表示させる制御信号を終了情報とともに送信してもよい。これによつて、他の車両は、ナビゲーシヨン装置の表示画面上において、どの車両が移動を終了したかを的確に判断できる。

[0075] また、本実施例 1および実施例 2において、グループに属する車両は、他の車両の通信装置と直接位置情報の送受信をおこなうこととしたが、グループに属する複数の車両の位置情報を管理するサーバを介して位置情報の送受信をおこなってもよい。

[0076] なお、本実施の形態で説明した通信方法は、あら力じめ用意されたプログラムをパ一ソナル 'コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、 CD -ROM, MO、 DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体力読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。

Claims

請求の範囲

[1] グループに属する複数の移動体の間で各移動体の現在位置に関する位置情報を送受信するために当該移動体に接続可能である通信装置であって、

前記移動体の現在位置に関する位置情報を取得する取得手段と、

前記取得手段によって取得された前記位置情報を前記グループに属する他の移動体に送信する送信手段と、

前記通信装置に供給される電源が遮断されたか否か、または、前記移動体との接続が切断された力否かを検知する検知手段と、

前記検知手段によって前記電源が遮断された、または、前記移動体との接続が切断されたと検知された場合に、前記位置情報の送信を終了する旨の終了情報を前記他の移動体に送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、

を備えることを特徴とする通信装置。

[2] 前記制御手段は、前記検知手段によって前記電源が遮断された、または、前記移動体との接続が切断されたと検知された場合に、当該検知がなされる以前に取得された最新の位置情報を前記終了情報とともに前記他の移動体に送信するように前記送信手段を制御することを特徴とする請求項 1に記載の通信装置。

[3] 前記検知手段は、利用者の操作に関する情報に基づいて、前記電源が遮断されたか否か、または、前記移動体との接続が切断されたか否かを検知することを特徴とする請求項 1または 2に記載の通信装置。

[4] グループに属する複数の移動体の間で各移動体の現在位置に関する位置情報を送受信するために当該移動体に接続可能である通信装置における通信方法であつて、

前記移動体の現在位置に関する位置情報を取得する取得工程と、

前記取得工程によって取得された前記位置情報を前記グループに属する他の移動体に送信する送信工程と、

前記通信装置に供給される電源が遮断されたか否か、または、前記移動体との接続が切断されたか否かを検知する検知工程と、

前記検知工程によって前記電源が遮断された、または、前記移動体との接続が切断されたと検知された場合に、前記送信工程によって前記位置情報の送信を終了する旨の終了情報を前記他の移動体に送信する制御工程と、

を含むことを特徴とする通信方法。

[5] 請求項 4に記載の通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。

[6] 請求項 5に記載の通信プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。