明 細 書
トリァゾール誘導体
技術分野
[0001] 本発明は、さまざまな生理作用を有するスフインゴシン- 1-リン酸と、その受容体の 一つで &)る Edg— Endothelial differentiation gene receptor type— 1、 s P )との結合!
1 害作用を有する新規なトリァゾール誘導体、それを有効成分として含有する医薬およ びその合成中間体に関する。
背景技術
[0002] スフインゴシン- 1-リン酸(以下、「S1P」 t ヽぅ)は、スフインゴミエリンを代表とするスフ インゴ脂質類が細胞内で代謝されることで生成する生理活性脂質であり、細胞分ィ匕 誘導作用、細胞増殖促進作用、細胞運動性の制御、アポトーシス抑制作用などの多 彩な作用を有し、血管新生、徐脈の誘発、炎症性細胞の活性化、血小板の活性ィ匕 等の生理的作用を示すことが知られて 、る (非特許文献 1)。
[0003] S1Pの受容体としては Edg-1 (SIP )、 Edg— 3 (SIP )、 Edg— 5 (SIP )、 Edg— 6 (SIP )、 E
1 3 2 4 dg-8 (SIP )の 5つのサブタイプが報告されて 、る(非特許文献 2)。
5
[0004] これらの内の一つである Edg-l(SlP )は丁細胞、榭状細胞等の免疫細胞や血管内皮
1
に大量に発現しており、 S1Pによる T細胞の遊走 (非特許文献 3)、肥満細胞の遊走( 非特許文献 4)、 T細胞および B細胞のリンパ器官からの移出(非特許文献 5)、血管 新生 (非特許文献 6)等に深く寄与し、クローン病、過敏性大腸炎、シ ーダレン症候 群、多発性硬化症、全身性エリトマト一デス等の自己免疫疾患、関節リウマチ、喘息 、アトピー性皮膚炎、臓器移植後の拒絶反応、癌、網膜症、乾癬、変形性関節症、加 齢性黄斑変性症などの疾患に関与することが示唆されている。
[0005] したがって、 Edg-l(SlP )リガンドは、これらの疾病の治療または予防に有効であるこ
1
とが考えられる。
[0006] 従来、 Edg-l(SlP )リガンドとして、ある種のチォフェン誘導体 (非特許文献 7)、リン 酸誘導体 (特許文献 1、特許文献 2、非特許文献 8、非特許文献 11)およびチアゾリ ジン誘導体 (特許文献 3)、カルボン酸誘導体 (特許文献 4、 5, 6, 8、非特許文献 9、
10)、アミノ基を有する誘導体 (特許文献 7)、ピロール誘導体 (特許文献 9)が知られ ている。
特許文献 1: WO2002-18395
特許文献 2:特開 2003-137894
特許文献 3:特開 2002-332278
特許文献 4: WO2002-092068
特許文献 5: WO2003- 105771
特許文献 6 :WO2004-058149
特許文献 7 :WO2004-103279
特許文献 8 :WO2005-1058848
特許文献 9 :WO2005-123677
非特許文献 1 : J Biol Chem. 2004, 279: 20555, FASEB J 2002, 16: 625, 日本免疫学 会総会'学術集会記録 2003, 33: 2-J-W30-20-P
非特許文献 2 : Pharmacol Res 2003, 47: 401
非特許文献 3 : FASEB J 2002, 16:1874
非特許文献 4: J Exp Med 2004, 199: 959
非特許文献 5 : Nature 2004, 427: 355
非特許文献 6 : J Clin Invest 2000, 106: 951, Biocchim Biophys Acta 2002, 1582: 222 非特許文献 7 : J Biol Chem 2004, 279: 13839
非特許文献 8 : Bioorg Med Chem Lett 2003, 13: 3401
非特許文献 9 : J Med Chem. 2004, 47: 6662
非特許文献 10 : J Med Chem. 2005, 48: 6169
非特許文献 11 :J Biol Chem. 2005; 280: 9833
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
本発明の目的は、 S1Pとその受容体である Edg- 1(S1P )との結合阻害作用を有し、
1
医薬品として有用である新規な骨格を有する化合物を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0008] 本発明者らは、 Edg-l(SlP )のリガンドィ匕合物を見出すべく鋭意研究を進めた結果
1
、下記式 (I)のトリアゾール誘導体またはその医薬上許容される塩 (式中 R3が置換さ れてもよぃァリール基であることを特徴とする)がこの目的を達成することを見出し、本 発明を完結した。上記特徴を有する下記式 (I)のトリアゾール誘導体は、全く新規な 化合物である。なお、式 (I)の R3に対応する基がアルキル基である化合物は、 Bionet 社から試薬として販売されているが、本願化合物と構造が異なり、その医薬用途も全 く知られていない。
[0009] 以下に、式 (I)のトリアゾール誘導体及びその中間体である式 (Π)化合物(以下、す ベて「本発明化合物」と!、う)の態様をあげる。
1.式 (I)
[0010] [化 1]
{式中、 Aは酸素原子、硫黄原子、式 SO で示される基、式 SO—で示される
2
基、式 CH—で示される基、または式 NR6 (式中 R6は水素原子または炭素原
2
子数 1〜6個のアルキル基を示す)で示される基を示し、
R1は水素原子、下記群力 選択される置換基で置換されてもよい炭素原子数 1〜6 個のアルキル基 [該群は、水酸基、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ 基 (該アルコキシ基はフヱ-ル基で置換されてもよ 、)及びフエニル基 (該フヱ-ル基 はハロゲン原子及び炭素原子数 1〜6個のアルキル基力 なる群力 選択される置 換基で置換されてもよい)力もなる]、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基、炭素 原子数 2〜8個のァルケ-ル基、炭素原子数 2〜8個のアルキ-ル基、またはフエ- ル基を示し、
R1Aは水素原子、または炭素原子数 1〜6個のアルキル基を示し、
R1及び R1Aは、結合している炭素原子と一緒になつて、炭素原子数 3〜6個のシクロ アルキル基を形成してもよ 、、
R2は水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 2〜8個のァルケ- ル基、炭素原子数 2〜8個のアルキ-ル基、または炭素原子数 3〜6個のシクロアル キル基を示し、
R3は置換されても良いァリール基を示し、
R4は水素原子、またはカルボキシル基で置換されてもよい炭素原子数 1〜6個のァ ルキル基を示し、
R5は (0炭素原子数 1〜: LO個のアルキル基、 GO炭素原子数 1〜: L0個のアルキル基で あって、下記群力も選ばれる 1〜2個の基で置換されている (該群は、炭素原子数 3 〜8個のシクロアルキル基、ピリジル基、並びにハロゲン原子及び炭素原子数 1〜6 個のアルコキシ基力 なる群より選ばれる 1〜2個の基で置換されてもよい、フエ-ル 基、フエノキシ基若しくはナフチル基力もなる) (iii)炭素原子数 3〜8個のシクロアルキ ル基、 Gv)炭素原子数 2〜8個のァルケ-ル基、(V)フエニル基で置換された炭素原子 数 2〜8個のアルケニル基、(vi)炭素原子数 2〜8個のアルキ-ル基、(vii)フエニル基 で置換された炭素原子数 2〜8個のアルキ-ル基、または (viii)置換されてもょ 、ァリ 一ル基を示す。 }で表される化合物またはその医薬上許容される塩。
2.
式(I)【こお ヽて、
R1は水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、フエ-ル基で置換された炭素原 子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基、炭素原子数 2 〜8個のアルケニル基、炭素原子数 2〜8個のアルキニル基、またはフ ニル基 (特 には、炭素原子数 1〜6個のアルキル基またはフエ-ル基で置換された炭素原子数 1 〜6個のアルキル基、例えば、メチル基、ェチル基またはべンジル基)を示し、 R1Aは水素原子を示し、
R2は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 2〜8個のアルケニル基、炭素 原子数 2〜8個のアルキ-ル基、または炭素原子数 3〜6個のシクロアルキル基を示 し、
R4は水素原子、または炭素原子数 1〜6個のアルキル基を示し、
R5は (0炭素原子数 1〜: L0個のアルキル基、 GO炭素原子数 1〜: L0個のアルキル基で
あって、下記群力も選ばれる 1〜2個の基で置換されている (該群は、炭素原子数 3 〜8個のシクロアルキル基、フエ-ル基、ナフチル基、ピリジル基、並びにハロゲン原 子及び炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基力 なる群より選ばれる 1〜2個の基で置 換されたフエ-ル基カもなる)、(iii)炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基、(iv)炭素 原子数 2〜8個のアルケニル基、(V)フエ-ル基で置換された炭素原子数 2〜8個のァ ルケニル基、(vi)炭素原子数 2〜8個のアルキ-ル基、(vii)フエニル基で置換された炭 素原子数 2〜8個のアルキニル基、または (viii)置換されてもよいァリール基を示す、 1 の態様に記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
3.
Aが酸素原子または式 NR6—で示される基である 1または 2の態様に記載の化合 物またはその医薬上許容される塩。
4.
Aが酸素原子である 1または 2の態様に記載の化合物またはその医薬上許容される 塩。
5.
Aが式 NH で示される基である 1または 2の態様に記載の化合物またはその医 薬上許容される塩。
6.
R1が下記群力 選択される置換基で置換されてもよい炭素原子数 1〜6個のアルキ ル基 [該群は、水酸基、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基 (該アルコ キシ基はフエ-ル基で置換されてもょ 、)及びフエニル基(該フヱ-ル基はハロゲン 原子及び炭素原子数 1〜6個のアルキル基力 なる群力 選択される置換基で置換 されてもょ 、)力らなる]を示し、
R1Aは水素原子、または炭素原子数 1〜6個のアルキル基を示し、
R1及び R1Aは、結合している炭素原子と一緒になつて、炭素原子数 3〜6個のシクロ アルキル基を形成してもよ 、、
1及び 3〜5の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
R1がハロゲン原子で置換されてもょ 、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、またはハ ロゲン原子及び炭素原子数 1〜6個のアルキル基力 なる群力 選択される置換基 で置換されてもよいべンジル基であり、 R1Aが水素原子である、 1及び 3〜5の態様の いずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
8.
R1がメチル基またはェチル基であり、 R1Aが水素原子である、 1〜5の態様のいずれ かに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
9.
R4が水素原子である 1〜8の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許 容される塩。
10.
R2が炭素原子数 1〜6個のアルキル基または炭素原子数 3〜6個のシクロアルキル 基である 1〜9の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 11.
R2がェチル基またはシクロプロピル基である 1〜9の態様のいずれかに記載の化合 物またはその医薬上許容される塩。
12.
R5が(0炭素原子数 1〜: LO個のアルキル基、 GO炭素原子数 1〜: L0個のアルキル基 であって、下記群力も選ばれる 1〜2個の基で置換されている (該群は、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基、ピリジル基、並びにハロゲン原子及び炭素原子数 1〜6 個のアルコキシ基力 なる群より選ばれる 1〜2個の基で置換されてもよい、フエ-ル 基、フエノキシ基若しくはナフチル基力 なる)、(iii)フエ-ル基で置換されてもよい炭 素原子数 2〜8個のァルケ-ル基、あるいは、 (iv)フエ-ル基、ナフチル基、チェ-ル 基、ピロリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、フラ-ル基、ベンゾチェ-ル基、イソキノリ -ル基、イソォキサゾリル基、チアゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ベンズォキサジ ァゾリル基、ジヒドロべンゾジォキセピ-ル基、ジヒドロベンゾジォキシュル基、ベンゾ ジォキソリル基、ジヒドロべンゾフラ-ル基、インダニル基、ゥラシル基、クマリル基、ク ロマ-ル基、ジヒドロインドリル基、テトラヒドロナフチル基、またはテトラヒドロイソキノリ
-ル基であって、これらの基の各々は、下記群力 選ばれる 1〜5個の基で置換され てもよい
[該群は、フッ素原子で置換されてもよい炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原 子数 2〜8個のアルケニル基、ハロゲン原子、フッ素原子で置換されてもよい炭素原 子数 1〜6個のアルコキシ基、 X群力 選択される置換基で置換されてもよい、ピラゾ リル基、ォキサゾリル基、イソォキサゾリル基、チアジアゾリル基若しくはピリミジ -ル基 (X群は、メチル基、トリフルォロメチル基、ハロゲン原子及びメチルスルファ -ル基か らなる)、炭素原子数 1〜6個のアルキルチオ基、炭素原子数 1〜6個のアルキルスル ホ-ル基、ベンゼンスルホ-ル基、モルホリノスルホ-ル基、モルホリノカルボ-ルァ ミノ基、アミノスルホ -ル基、炭素原子数 2〜 10個のアルコキシカルボ-ル基、炭素 原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いモルホリノ基、炭素原子数 1〜6個 のアルコキシ基で置換されてもよいフエ-ル基、フエノキシ基、ピリジンカルボ-ル基
、ピリジンォキシ基、シァノ基、フッ素原子で置換されてもよい炭素原子数 2〜7個の アルカノィル基および炭素原子数 2〜7個のアルカノィルァミノ基カゝらなる]、 1及び 3 〜11の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
13.
R5が炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基で置換された炭素原子数 1〜: L0個の アルキル基、ナフチル基で置換された炭素原子数 1〜: L0個のアルキル基、フエ-ル 基で置換された炭素原子数 2〜8個のァルケ-ル基、次の群から選択される 1〜5個 の置換基で置換されてもょ 、フエ-ル基若しくはナフチル基 (該群は、炭素原子数 1 〜6のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6のアルコキシ基、トリフルォロメト キシ基、ジフルォロメトキシ基、トリフルォロメチル基、炭素原子数 1〜6のァルケ-ル 基、炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ-ル基、炭素原子数 2〜7個のアルカノィ ル基、炭素原子数 2〜7個のアルコキシカルボニル基、及びシァノ基力もなる)、炭素 原子数 1〜6個のアルキル基およびメトキシカルボニル基力 なる群力 選択される 置換基で置換されてもょ ヽピロリル基、次の群カゝら選択される置換基で置換されても よいフラニル基 (該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、トリフルォロメチル基お よびハロゲン原子力もなる)、次の群力 選択される置換基で置換されてもよいチェ
-ル基 (該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、トリフルォロメチル基、チアジア ゾリル基、ォキサゾリル基およびハロゲン原子力もなる)、または、炭素原子数 1〜6個 のアルキル基およびハロゲン原子力もなる群力 選択される置換基で置換されてもよ い、ベンゾチェ-ル基、ジヒドロべンゾジォキセピ-ル基、ベンゾジォキソリル基、ジヒ ドロベンゾジォキシュル基、ジヒドロべンゾフラ-ル基、テトラヒドロナフチル基、インダ -ル基、チアジアゾリル基、ベンズォキサジァゾリル基、若しくは、ベンゾチアジアゾリ ル基である、 1〜: L 1の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される 塩。
14.
R5がナフチル基で置換された炭素原子数 1〜6個のアルキル基、フエ-ル基で置 換された炭素原子数 2〜6個のアルケニル基、無置換フエ-ル基、メチル基、メトキシ 基及びハロゲン原子力もなる群力も選択される 1〜5個の置換基で置換されたフエ- ル基、以下の群力 選択される 1〜3個の置換基で置換され、 3位及び 4位の少なくと も 1つが置換されたフエ-ル基 (該群は、炭素原子数 1〜6のアルキル基、ハロゲン原 子、メトキシ基、トリフルォロメトキシ基、ジフルォロメトキシ基、トリフルォロメチル基、 炭素原子数 1〜6のァルケ-ル基、メチルスルホ -ル基、ァセチル基、メトキシカルボ -ル基及びシァノ基力 なる)、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、シ ァノ基及び炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホニル基カゝらなる群カゝら選択される置 換基で置換されてもよいナフチル基、または、炭素原子数 1〜6個のアルキル基およ びハロゲン原子力もなる群力も選択される置換基で置換されてもょ 、、ベンゾチェ- ル基、ベンズォキサジァゾリル基、ベンゾジォキソリル基、ジヒドロベンゾジォキシュル 基、ジヒドロべンゾフラニル基、インダニル基、若しくは、ベンゾチアジアゾリル基であ る、 1〜: L 1の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 15.
R5が、 3位及び 4位がハロゲン原子で置換されたフエ-ル基、または下記群から選 択される置換基で置換されてもよいナフチル基 (該群は、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基及びシァノ基力 なる)、 1〜: L 1の態様のいずれかに記載の化 合物またはその医薬上許容される塩。
16.
R3が、フエニル基、ナフチル基、ピラゾリル基、ピリジル基、インドリル基、ベンゾチア ゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ピラゾ口ピリミジ -ル基、キノリニル基、イソキノリニ ル基、ベンゾチェ-ル基またはジヒドロキノリノ-ル基であって、これらの基の各々は 、下記群力も選ばれる 1〜3個の基で置換されてもよい [該群は、次の置換基力もなる :フッ素原子で置換されてもよい炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜 8個のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基(該アル コキシ基は、フッ素原子、フエニル基、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個で置換さ れたァミノ基及びモルホリノ基からなる群から選択される置換基で置換されてもよい) 、フエノキシ基、フエ-ル基、カルボキシル基、炭素原子数 2〜 10個のアルコキシ力 ルポ二ル基、水酸基、環原子として窒素原子を含有する炭素原子数 2〜7個の単環 式飽和炭化水素基 (該飽和炭化水素基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置 換されてもよい)、窒素含有単環式不飽和炭化水素基、炭素原子数 1〜6個のアルキ ル基で置換されても良 、モルホリニル基、下記群力 選択される置換基で置換され てもよ 、ピペラジノ基 (該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基、モル ホリノ基、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよい)、 ホルミル基、炭素原子数 2〜7個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜 4個のアルキル基で置換されてもょ ヽカルバモイル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1 〜6個のアルキル基で置換されてもよ!、アミノスルホ -ル基、及び炭素原子数 1〜6 個のアルキルスルホ-ル基からなる)、及び、式
— NR7R8
式中 R7及び R8はそれぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル 基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基 、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよい)、炭素原子 数 1〜6個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のアルキル基で置 換されてもよい力ルバモイル基、モルホリノカルボニル基、 1若しくは 2個の炭素原子 数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよいアミノスルホニル基、若しくは炭素原子数
1〜6個のアルキルスルホ -ル基を示す力 または、 R7と R8が結合している窒素原子 と一緒になつて 3〜8員の飽和炭化水素環を形成し、該環は、ジメチレンジォキシ基 、ォキソ基及び水酸基力 なる群力 選択される置換基で置換されてもよい] 1〜15 の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
17.
R3が、 2 ナフチル基 (該ナフチル基は、ハロゲン原子及び炭素原子数 1〜6個の アルキル基力 なる群力も選択される置換基で置換されてもよい)、 3—ピラゾリル基( 該ピラゾリル基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、トリフルォロメチル基およびノヽ ロゲン原子力 なる群力 選択される置換基で置換されてもよい)、または炭素原子 数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよい、 5 ベンゾチアゾリル基、 5 ベンゾチ アジアゾリル基、 7—ジヒドロキノリノ-ル基、 7—イソキノリニル基、 7—キノリニル基、 3 —ピリジル基、若しくはインドリル基、無置換フエ-ル基または以下の (A)〜(C)に示 す置換されたフエ-ル基である、 1〜15の態様のいずれかに記載の化合物またはそ の医薬上許容される塩、
(A) 4位が、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキ ル基、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基 (該アルコキシ基は、炭素原子数 1〜4個 のアルキル基 2個で置換されたァミノ基、モルホリノ基及びフエ-ル基力 なる群から 選択される置換基で置換されてもよい)、ハロゲン原子、トリフルォロメトキシ基、フエノ キシ基、フエニル基、 1 ピロリル基、並びに NRAR (R及び RBは、炭素原子数 1 〜6個のアルキル基である力、又は、 RA及び RBが結合する窒素原子と一緒になつて
、 3〜5員の飽和炭化水素環を形成してもよ 、)力もなる群より選択された置換基によ り置換されており、さらに、 3位が、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、ハロゲン原子 及び炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基力 なる群力 選択された置換基で置換さ れてもよいフ 二ル基、
(B) 3位が、水酸基、炭素原子数 1〜6個のアルキル基及び炭素原子数 1〜6個のァ ルコキシ基 (該アルコキシ基は、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個で置換された アミノ基、モルホリノ基及びフ ニル基力 なる群力 選択される置換基で置換されて もよい)力もなる群より選択された置換基により置換されており、さらに、 1〜2個の炭
素原子数 1〜6個のアルキル基若しくは 4位がハロゲン原子で置換されてもよいフエ ニル基、
(C) 3位が、以下の (i)〜 (V)に示す窒素含有基からなる群から選択される置換基で 置換されており、さらに 4位がハロゲン原子で置換されてもよいフエ-ル基:
(i)環原子として窒素原子を含有する炭素原子数 2〜7個の単環式飽和炭化水素基 (該飽和炭化水素基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよい)、
(ii)窒素含有単環式不飽和炭化水素基、
(iii)炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ ヽモルホリニル基、
(iv)ピペラジノ基 [該ピペラジノ基は、下記群力 選択される置換基で置換されてもよ い炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該群は、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個 で置換されたァミノ基及びモルホリノ基力もなる)または炭素原子数 2〜7個のアル力 ノィル基で置換されてもよい]、及び
(V)式 —NR7R8
式中 R7及び R8はそれぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル 基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基 、モルホリノ基、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよ い)、炭素原子数 1〜6個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のァ ルキル基で置換されてもよい力ルバモイル基、モルホリノカルボ-ル基、 1若しくは 2 個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ 、アミノスルホ -ル基、若しく は炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ二ル基を示す力、または、 R7と R8が結合して いる窒素原子と一緒になつて 3〜8員の飽和炭化水素環を形成し、該環は、ジメチレ ンジォキシ基、ォキソ基及び水酸基カゝらなる群カゝら選択される置換基で置換されても よい。
18.
R3が、 3位が、以下の (i)〜(v)に示す窒素含有基からなる群から選択される置換基 で置換されており、さらに 4位がハロゲン原子で置換されてもよいフエ-ル基である、 1〜 15の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩: (i)環原子として窒素原子を含有する炭素原子数 2〜7個の単環式飽和炭化水素基
(該飽和炭化水素基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよい)、
(ii)窒素含有単環式不飽和炭化水素基、
(iii)炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ ヽモルホリニル基、
(iv)ピペラジノ基 [該ピペラジノ基は、下記群力 選択される置換基で置換されてもよ い炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該群は、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個 で置換されたァミノ基及びモルホリノ基力もなる)または炭素原子数 2〜7個のアル力 ノィル基で置換されてもよい]、及び
(V)式 —NR7R8
式中 R7及び R8はそれぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル 基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基 、モルホリノ基、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよ い)、炭素原子数 1〜6個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のァ ルキル基で置換されてもよい力ルバモイル基、モルホリノカルボ-ル基、 1若しくは 2 個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ 、アミノスルホ -ル基、若しく は炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ二ル基を示す力、または、 R7と R8が結合して いる窒素原子と一緒になつて 3〜8員の飽和炭化水素環を形成し、該環は、ジメチレ ンジォキシ基、ォキソ基及び水酸基カゝらなる群カゝら選択される置換基で置換されても よい。
19.
R3が 4位がフッ素原子若しくは塩素原子で置換されたフエニル基である、 1〜15の 態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
20.
R3が、 6—インドリル基である、 1〜15の態様のいずれかに記載の化合物またはそ の医薬上許容される塩。
21.
1〜20の態様のいずれかに記載の化合物またはその医薬上許容される塩を含む 医薬。
22.
クローン病、過敏性大腸炎、シエーダレン症候群、多発性硬化症、全身性エリトマト 一デス等の自己免疫疾患、関節リウマチ、喘息、アトピー性皮膚炎、臓器移植後の 拒絶反応、癌、網膜症、乾癬、変形性関節症または加齢性黄斑変性症の治療薬で ある 21の態様に記載の医薬。
23.
式 (II)
[化 2]
(式中、 R1, R1A, R2, R3は 1の態様と同義であり、 A'は、酸素原子または NHを示す) で示される化合物またはその塩。
24.
式(Π)において
A'は、酸素原子を示し、
R1は水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、フエ-ル基で置換された炭素原 子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基、炭素原子数 2 〜8個のアルケニル基、炭素原子数 2〜8個のアルキニル基、またはフ ニル基 (特 には、炭素原子数 1〜6個のアルキル基またはフエ-ル基で置換された炭素原子数 1 〜6個のアルキル基、例えば、メチル基、ェチル基またはべンジル基)を示し、 R1Aは水素原子を示し、
R2は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 2〜8個のアルケニル基、炭素 原子数 2〜8個のアルキ-ル基、または炭素原子数 3〜6個のシクロアルキル基を示 す、
23の態様に記載の化合物またはその塩。
25.
式(Π)において
Α' ίま、 ΝΗを示し、
R1は水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、フエ-ル基で置換された炭素原 子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基、炭素原子数 2 〜8個のアルケニル基、炭素原子数 2〜8個のアルキニル基、またはフ ニル基 (特 には、炭素原子数 1〜6個のアルキル基またはフエ-ル基で置換された炭素原子数 1 〜6個のアルキル基、例えば、メチル基、ェチル基またはべンジル基)を示し、 R1Aは水素原子を示し、
R2は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 2〜8個のアルケニル基、炭素 原子数 2〜8個のアルキ-ル基、または炭素原子数 3〜6個のシクロアルキル基を示 す、
23の態様に記載の化合物またはその塩。
26.
R1が下記群力 選択される置換基で置換されてもよい炭素原子数 1〜6個のアルキ ル基 [該群は、水酸基、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基 (該アルコ キシ基はフエ-ル基で置換されてもょ 、)及びフエニル基(該フヱ-ル基はハロゲン 原子及び炭素原子数 1〜6個のアルキル基力 なる群力 選択される置換基で置換 されてもょ 、)力らなる]を示し、
R1Aは水素原子、または炭素原子数 1〜6個のアルキル基を示し、
R1及び R1Aは、結合している炭素原子と一緒になつて、炭素原子数 3〜6個のシクロ アルキル基を形成してもよ 、、
23の態様に記載の化合物またはその塩。
27.
R1がハロゲン原子で置換されてもょ 、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、またはハ ロゲン原子及び炭素原子数 1〜6個のアルキル基力 なる群力 選択される置換基 で置換されてもよいべンジル基であり、 R1Aは水素原子である、 23の態様に記載の化 合物またはその塩。
28.
R1がメチル基またはェチル基であり、 R1Aは水素原子である、 23〜25の態様のいず
れかに記載の化合物またはその塩。
29.
R2が炭素原子数 1〜6個のアルキル基または炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル 基である 23〜28の態様のいずれかに記載の化合物またはその塩。
30.
R2がェチル基またはシクロプロピル基である 23〜28の態様のいずれかに記載の 化合物またはその塩。
31.
R3が、フエニル基、ナフチル基、ピラゾリル基、ピリジル基、インドリル基、ベンゾチア ゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ピラゾ口ピリミジ -ル基、キノリニル基、イソキノリニ ル基、ベンゾチェ-ル基またはジヒドロキノリノ-ル基であって、これらの基の各々は 、下記群力も選ばれる 1〜3個の基で置換されてもよい [該群は、次の置換基力もなる :フッ素原子で置換されてもよい炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜 8個のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基(該アル コキシ基は、フッ素原子、フエニル基、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個で置換さ れたァミノ基及びモルホリノ基からなる群から選択される置換基で置換されてもよい) 、フエノキシ基、フエ-ル基、カルボキシル基、炭素原子数 2〜 10個のアルコキシ力 ルポ二ル基、水酸基、環原子として窒素原子を含有する炭素原子数 2〜7個の単環 式飽和炭化水素基 (該飽和炭化水素基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置 換されてもよい)、窒素含有単環式不飽和炭化水素基、炭素原子数 1〜6個のアルキ ル基で置換されても良 、モルホリニル基、下記群力 選択される置換基で置換され てもよ 、ピペラジノ基 [該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基、モル ホリノ基、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよい)、 ホルミル基、炭素原子数 2〜7個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜 4個のアルキル基で置換されてもょ ヽカルバモイル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1 〜6個のアルキル基で置換されてもよ!、アミノスルホ -ル基、及び炭素原子数 1〜6 個のアルキルスルホ-ル基からなる]、並びに式
— NR7R8
式中 R7及び R8はそれぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル 基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基 、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよい)、炭素原子 数 1〜6個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のアルキル基で置 換されてもよい力ルバモイル基、モルホリノカルボニル基、 1若しくは 2個の炭素原子 数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよいアミノスルホニル基、若しくは炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ -ル基を示す力 または、 R7と R8が結合している窒素原子 と一緒になつて 3〜8員の飽和炭化水素環を形成し、該環は、ジメチレンジォキシ基 、ォキソ基及び水酸基からなる群から選択される置換基で置換されてもよ ヽ
、 23〜28の態様の 、ずれかに記載の化合物またはその塩。
32.
R3が、 2 ナフチル基 (該ナフチル基は、ハロゲン原子及び炭素原子数 1〜6個の アルキル基力 なる群力も選択される置換基で置換されてもよい)、 3—ピラゾリル基( 該ピラゾリル基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、トリフルォロメチル基およびノヽ ロゲン原子力 なる群力 選択される置換基で置換されてもよい)、または炭素原子 数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよい、 5 ベンゾチアゾリル基、 5 ベンゾチ アジアゾリル基、 7—ジヒドロキノリノ-ル基、 7—イソキノリニル基、 7—キノリニル基、 3 —ピリジル基、若しくはインドリル基、無置換フエ-ル基または以下の (A)〜(C)に示 す置換されたフエ-ル基である、 23〜28の態様の 、ずれかに記載の化合物または その塩、
(A) 4位が、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキ ル基、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基 (該アルコキシ基は、炭素原子数 1〜4個 のアルキル基 2個で置換されたァミノ基、モルホリノ基及びフエ-ル基力 なる群から 選択される置換基で置換されてもよい)、ハロゲン原子、トリフルォロメトキシ基、フエノ キシ基、フエニル基、 1 ピロリル基、並びに NRAR (R及び RBは、炭素原子数 1 〜6個のアルキル基である力、又は、 RA及び RBが結合する窒素原子と一緒になつて 、 3〜5員の飽和炭化水素環を形成してもよ 、)力もなる群より選択された置換基によ
り置換されており、さらに、 3位が、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、ハロゲン原子 及び炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基力 なる群力 選択された置換基で置換さ れてもよいフ 二ル基、
(B) 3位が、水酸基、炭素原子数 1〜6個のアルキル基及び炭素原子数 1〜6個のァ ルコキシ基 (該アルコキシ基は、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個で置換された アミノ基、モルホリノ基及びフ ニル基力 なる群力 選択される置換基で置換されて もよい)力もなる群より選択された置換基により置換されており、さらに、 1〜2個の炭 素原子数 1〜6個のアルキル基若しくは 4位がハロゲン原子で置換されてもよいフエ ニル基、
及び
(C) 3位が、以下の (i)〜 (V)に示す窒素含有基からなる群から選択される置換基で 置換されており、さらに 4位がハロゲン原子で置換されてもよいフエ-ル基である:
(i)環原子として窒素原子を含有する炭素原子数 2〜7個の単環式飽和炭化水素基 (該飽和炭化水素基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよい)、
(ii)窒素含有単環式不飽和炭化水素基、
(iii)炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ ヽモルホリニル基、
(iv)ピペラジノ基 [該ピペラジノ基は、下記群力 選択される置換基で置換されてもよ い炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該群は、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個 で置換されたァミノ基及びモルホリノ基力もなる)または炭素原子数 2〜7個のアル力 ノィル基で置換されてもょ ヽ]、
(V)式 —NR7R8
式中 R7及び R8はそれぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル 基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基 、モルホリノ基、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよ い)、炭素原子数 1〜6個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のァ ルキル基で置換されてもよい力ルバモイル基、モルホリノカルボ-ル基、 1若しくは 2 個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ 、アミノスルホ -ル基、若しく は炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ二ル基を示す力、または、 R7と R8が結合して
いる窒素原子と一緒になつて 3〜8員の飽和炭化水素環を形成し、該環は、ジメチレ ンジォキシ基、ォキソ基及び水酸基からなる群から選択される置換基で置換されても よい。
[0012] 以下に、本発明を詳細に説明する。
[0013] 「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。
[0014] 「炭素原子数 1〜6個のアルキル基」とは炭素原子 1〜6個を有する直鎖状または分 岐鎖状のアルキル基を意味し、例えばメチル基、ェチル基、 n—プロピル基、イソプロ ピル基、 n ブチル基、イソブチル基、 tert ブチル基、 sec ブチル基、 n ペンチ ル基、イソペンチル基,ネオペンチル基、 tert ペンチル基、 n—へキシル基などをあ げることができる。
[0015] 「炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基」とは炭素原子 3〜8個を有するシクロアル キル基を意味し、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロへキシ ル基などをあげることができる。
[0016] 「炭素原子数 2〜8個のアルケニル基」とは炭素原子 2〜8個を有する直鎖状または 分岐鎖状のアルケニル基を意味し、ビニル基、ァリル基、 1—プロべ-ル基、イソプロ ぺニル基、 1ーブテュル基、 2 ブテュル基、 3 ブテュル基、 1, 3 ブタジェ-ル 基、 2—メチルァリル基、 2—メチループ口べ-ル基、 2 ペンテ-ル基、 3—メチルー ブト一 2—ェ-ル基などをあげることができる。
[0017] 「炭素原子数 2〜8個のアルキニル基」とは炭素原子 2〜8個を有する直鎖状または 分岐鎖状のアルキ-ル基を意味し、ェチュル基、 2—プロピ-ル基、 2—ブチュル基 、 1ーメチループロプー 2 ィ-ル基、 2 ペンチ-ル基、 4 ペンチ-ル基などをあ げることができる。
[0018] 「炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基」とは炭素原子 1〜6個を有する直鎖状または 分岐鎖状のアルコキシ基を意味し、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソ プロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、 sec-ブトキシ基、 tert-ブトキシ基、ペンチ ルォキシ基、へキシルォキシ基などをあげることができる。
[0019] 「炭素原子数 1〜10個のアルキル基」とは炭素原子 1〜10個を有する直鎖状また は分岐鎖状のアルキル基を意味し、メチル基、ェチル基、 n—プロピル基、イソプロピ
ル基、 n ブチル基、イソブチル基、 tert ブチル基、 sec ブチル基、 n ペンチル 基、イソペンチル基,ネオペンチル基、 tert ペンチル基、 n—へキシル基、 n—ヘプ チル基、 n—ォクチル基、 n—へキサデシル基などをあげることができる。
[0020] 「炭素原子数 1〜6個のアルキルチオ基」とは炭素原子 1〜6個を有する直鎖状また は分岐鎖状のアルキルチオ基を意味し、例えばメチルチオ基、ェチルチオ基、プロ ピルチオ基、イソプロピルチオ基、プチルチオ基、イソプチルチオ基、ペンチルチオ 基、へキシルチオ基などをあげることができる。
[0021] 「炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホニル基」とは炭素原子 1〜6個を有する直鎖 状または分岐鎖状のアルキルスルホ -ル基を意味し、メタンスルホ-ル基、エタンス ルホニル基、プロパン— 2—スルホ-ル基、へキサンスルホ-ル基などをあげることが できる。
[0022] 「炭素原子数 2〜 10個のアルコキシカルボ-ル基」とは炭素原子 2〜 10個を有する 直鎖状または分岐鎖状のアルコキシカルボ二ル基を意味し、メトキシカルボニル基、 エトキシカルボ-ル基、 t ブトキシカルボ-ル基などの炭素原子数 2〜7個のアルコ キシカルボ-ル基の他、ォクチルォキシカルボ-ル基などをあげることができる。
[0023] 「炭素原子数 2〜7個のアルカノィル基」とは炭素原子 2〜7個を有する直鎖状また は分岐鎖状のアルカノィル基を意味し、ァセチル基、プロパノィル基、ブタノィル基、 へキサノィル基などをあげることができる。
[0024] 「炭素原子数 1〜6個のアルカノィル基」とは炭素原子 1〜6個を有する直鎖状また は分岐鎖状のアルカノィル基を意味し、ホルミル基、ァセチル基、プロパノィル基、ブ タノィル基などをあげることができる。
[0025] 「1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基」と は、例えば、アミノ基、メチルァミノ基、ェチルァミノ基、イソプロピルアミノ基、へキシ ルァミノ基、ジメチルァミノ基、ジェチルァミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジへキシル アミノ基などをあげることができる。
[0026] 「1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノスルホ -ル基」とは、例えば、スルファモイル基、ジメチルアミノスルホ -ル基、ジェチルアミ ノスルホ -ル基などがあげられる。
[0027] 「炭素原子数 1〜4個のアルキル基で置換されてもよ!、力ルバモイル基」とは、カル バモイル基、メチルカルバモイル基、ェチルカルバモイル基、プロピル力ルバモイル 基などをあげることができる。
[0028] 「置換されてもよ!、ピペラジノ基」とは、下記群力も選択される置換基で (好ましくは、 窒素原子において)置換されてもよいピペラジノ基であり、該群は、炭素原子数 1〜6 個のアルキル基 (該アルキル基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル 基で置換されても良いアミノ基、モルホリノ基、水酸基、または炭素原子数 1〜6個の アルコキシ基で置換されてもよい)、ホルミル基、炭素原子数 2〜7個のアルカノィル 基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のアルキル基で置換されてもよい力ルバモイ ル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよいアミノス ルホニル基、及び炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ-ル基からなる。具体例とし ては、ピペラジノ基、メチルビペラジノ基、イソプロピルピペラジノ基、ジメチルアミノエ チルピペラジノ基、ァセチルビペラジノ基などがあげられる。
[0029] 「環原子として窒素原子を含有する炭素原子数 2〜7個の単環式飽和炭化水素基」 とは、 1若しくは 2個の窒素原子を環構成原子として含有し、環炭素原子において置 換する、 3員〜 9員の単環式飽和炭化水素基を意味し、例えば、アジリジ-ル基、ァ ゼチジュル基、ピロリジ -ル基、ピペリジニル基 (例えば、 4ーピベリジ-ル基)などが あげられる。
[0030] 「窒素含有単環式不飽和炭化水素基」とは、 1〜3個の窒素原子を環構成原子とし て含有する 5員若しくは 6員の不飽和環を意味し、例えば、ピロリル基 (例えば、ピロ 一ルー 1ーィル基)、イミダゾールー 1 ィル基 (例えば、イミダゾリル基)、ピラゾリル 基、トリァゾール— 4—ィル基 (例えば、 [1, 2, 4]トリァゾール— 4—ィル基)、ピリジル 基などがあげられる。
[0031] 「RA及び RBが結合する窒素原子と一緒になつて形成する 3〜5員の飽和炭化水素 環」とは、アジリジ -ル基、ァゼチジニル基、ピロリジ -ル基などがあげられる。
[0032] 「R7と R8 (または と RD)が結合して 、る窒素原子と一緒になつて形成する 3〜8員 の飽和炭化水素環」とは、アジリジニル基、ァゼチジュル基、ピロリジニル基、ピベリジ -ル基などがあげられる。
本発明における「ァリール基」とは、芳香族炭化水素基、部分的に飽和された芳香 族炭化水素基、芳香族複素環基、または部分的に飽和された芳香族複素環を意味 する。芳香族炭化水素基とは、例えば炭素原子数 6〜14個の芳香族炭化水素基を 意味し、例えばフエニル基、ナフチル基、アントリル基などがあげられる。
[0033] 部分的に飽和された芳香族炭化水素基とは炭素原子数 6〜14個の多環式の芳香 族炭化水素基が部分的に飽和された基を意味し、例えばテトラヒドロナフチル基、ィ ンダニル基などがあげられる。
[0034] 芳香族複素環基とは、酸素原子、硫黄原子、窒素原子などのへテロ原子 1〜6個を 含有する炭素原子数 2〜13個の単環式または多環式芳香族複環基を意味し、一例 としては、チェニル基、フラニル基、ピロリル基、イソチアゾリル基、イソォキサゾリル基 、ピラゾリル基、チアゾリル基、ォキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基、ピリダジニ ル基、ピリミジ -ル基、ピラジュル基、ベンゾチェ-ル基、ベンゾフラ-ル基、インドリ ル基、ベンゾチアゾリル基、ベンズォキサゾリル基、ベンズイミダゾリル基、キノリニル 基、イソキノリニル基、ベンズォキサジァゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ビラゾロピ リミジ -ル基 (例えば、 5, 7—ジメチル—ピラゾ口 [1, 5— a]ピリミジン— 2—ィル基)な どがあげられる。
[0035] 部分的に飽和された芳香族複素環とは多環式芳香族複環基が部分的に飽和され た複素環を意味し、ォキソ基で置換されても良ぐ一例としては、ジヒドロキノリノニル 基:
[0036] [化 3]
ジヒドロべンゾフラ-ル基、ジヒドロベンゾジォキシュル基、ジヒドロベンゾジォキセピ ニル基、ベンゾジォキソリル基、ジヒドロべンゾォキサゾリル基、ジヒドロべンゾォキサ ジニル基などをあげることができる。
ァリール基が置換される場合、一例としては、下記の置換基などがあげられ、それら の置換基で 1〜5個置換することができる:
ハロゲン原子、シァノ基、ニトロ基、スルファモイル基、水酸基(ヒドロキシル基)、力
ルボキシル基、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、トリフルォロメチル基、メトキシカル ボ-ルェチル基、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基 (該アルコキシ基は、フエニル 基、炭素原子数 1〜6個のアルキルアミノ基、炭素原子数 2〜 12個のジアルキルアミ ノ基、またはモルホリノ基で置換されてもよい)、トリフルォロメトキシ基、ジフルォロメト キシ基、シァノエトキシ基、
炭素原子数 2〜8個のァルケ-ル基、炭素原子数 2〜8個のアルキ-ル基、 炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基、炭素原子数 2〜7個のアルカノィル基、トリ フルォロアセチル基、炭素原子数 2〜 10個のアルコキシカルボ-ル基、
フエニル基 (該フヱニル基は、炭素原子数 2〜7個のアルカノィル基または炭素原子 数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよい)、
炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよいフエノキシ基、
ピラゾリル基、 1ーメチルー 5 トリフルォロメチルー 1H ピラゾールー 3—ィル基、メ チルピリミジ -ル基、 2—メチルスルファ -ル—ピリミジン— 4—ィル基、ォキサゾリル 基 (例えば、ォキサゾールー 5—ィル基)、
イソォキサゾールー 5—ィル基、 5—トリフルォロメチルーイソォキサゾールー 3—ィル 基、ピリジルォキシ基 (例えば、 4 ピリジルォキシ基)、
ピリジンカルボ-ル基、ベンゾィル基、ピロリル基 (例えば、ピロ一ルー 1ーィル基)、ィ ミダゾリル基 (例えば、イミダゾールー 1ーィル基)、チアゾリル基、
[1, 2, 3]チアジアゾール—4—ィル基、トリァゾリル基 (例えば、 [1, 2, 4]トリァゾー ルー 4ーィル基)、炭素原子数 1〜6個のアルキルチオ基 (例えば、メチルチオ基)、 炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ -ル基(例えば、メタンスルホ-ル基)、ベンゼ ンスルホ-ル基、ピロリジンスルホ-ル基、モルホリ-ルスルホ -ル基、炭素原子数 1 〜6個のアルキル基で置換されてもよい 4ーピベリジ-ル基、炭素原子数 1〜6個の アルキル基で置換されても良 、モルホリノ基、基炭素原子数 1〜6個のアルキル基若 しくはジメチルァミノ基で置換された炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換された ピペラジノ基または
式— NR7R8
[式中 R7、 R8はそれぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル基
は、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基またはジメチルァミノ基で置換されてもよい)、 炭素原子数 1〜6個のアルカノィル基、力ルバモイル基、炭素原子数 1〜4個のアル キル基で置換された力ルバモイル基、モルホリノカルボ-ル基、ジメチルアミノスルホ -ル基、炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ二ル基を示すカゝ、または R7と R8が結合 している窒素原子と一緒になつて、 3〜8員飽和炭化水素環を形成してもよぐ該環 は、ジメチレンジォキシ基、ォキソ基若しくは水酸基で置換されてもよい]で示される 基
(例えば、ァセトアミド基、ジメチルァミノ基、メチルウレイド基、ブチルウレイド基、トリメ チルウレイド基、モルホリニルカルボ-ルァミノ)、メトキシェチルウレイド基、ピリジル エトキシカルボ-ルァミノ基。
[0038] また、医薬上許容される塩とは、アルカリ金属類、アルカリ土類金属類、アンモ-ゥ ム、アルキルアンモ-ゥムなどとの塩、鉱酸または有機酸との塩である。それらは、例 えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモ-ゥム塩、アルミニウム塩、トリエ チルアンモ -ゥム塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、ぎ酸塩、トリフルォロ酢酸塩 、マレイン酸塩、酒石酸塩、クェン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、ェチルコハク酸 塩、ラタトビオン酸塩、ダルコン酸塩、ダルコヘプトン酸塩、安息香酸塩、メタンスルホ ン酸塩、エタンスルホン酸塩、 2—ヒドロキシエタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸 塩、パラトルエンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、ァスパラギン酸塩、ダル タミン酸塩、アジピン酸塩、システィンとの塩、 N—ァセチルシスティンとの塩、塩酸塩 、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、よう化水素酸塩、ニコチン酸塩、シユウ酸塩、ピ クリン酸塩、チォシアン酸塩、ゥンデカン酸塩、アクリル酸ポリマーとの塩、カルボキシ ビュルポリマーとの塩などをあげることができる。
[0039] 本発明の化合物は光学異性体、ジァステレオ異性体、幾何異性体等の立体異性 体が存在することがあるが、本発明の化合物はこれら全ての立体異性体およびそれ らの混合物をも含有する。また、本発明の化合物及び中間体の一部は、例えば、ケト -エノール互変異性体としても存在することがある。
[0040] 本発明の化合物は、以下の試験例に示すように、 S1Pとその受容体である Edg-l(Sl P )との結合阻害作用において強い活性を示すため、クローン病、過敏性大腸炎、シ
エーダレン症候群、多発性硬化症、全身性エリトマト一デス等の自己免疫疾患、関節 リウマチ、喘息、アトピー性皮膚炎、臓器移植後の拒絶反応、癌、網膜症、乾癬、変 形性関節症、加齢性黄斑変性症などの疾患の予防又は治療効果が期待される。
[0041] 本発明化合物の好ましい態様を以下にあげる。
[0042] Aの好ましい例は、酸素原子若しくは NR6— (R6は、好ましくは、水素である)。 A のより好ま 、例は酸素原子である。
[0043] R1の好ましい例は、ハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数 1〜6個のアルキ ル基、またはハロゲン原子及び炭素原子数 1〜6個のアルキル基力 なる群力 選択 される置換基で置換されてもよいべンジル基であり、より好ましくは、メチル基、ェチル 基、またはハロゲン原子で置換されてもよいべンジル基であり、さらに好ましくは、メチ ル基である。
[0044] R1Aの好ましい例は、水素原子である。
[0045] R2の好ましい例は、ェチル基またはシクロプロピル基である。
[0046] R4の好ましい例は、水素原子である。
[0047] R3の好ま 、態様は、置換されてもょ 、フエニル基、 2 -ナフチル基 (該ナフチル基 は、ハロゲン原子及び炭素原子数 1〜6個のアルキル基力もなる群力 選択される置 換基で置換されてもよい)、 3 ピラゾリル基 [該ピラゾリル基は、炭素原子数 1〜6個 のアルキル基 (好ましくはメチル基)、トリフルォロメチル基およびノヽロゲン原子力 な る群力 選択される置換基で置換されてもよい]、または炭素原子数 1〜6個のアルキ ル基 (好ましくはメチル基)で置換されてもよい、 5—ベンゾチアゾリル基、 5—ベンゾ チアジアゾリル基、 7—ジヒドロキノリノ-ル基、 7—イソキノリニル基、 7—キノリニル基 、 3—ピリジル基、若しくはインドリル基 (好ましくは 6—インドリル基)である。
[0048] R3における好ま U、態様の「置換されてもょ 、フエ-ル基」は、無置換フエ-ル基及 び以下の(A)〜(C)に示す置換されたフ -ル基があげられる。
(A) 4位が、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキ ル基、炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基 (該アルコキシ基は、炭素原子数 1〜4個 のアルキル基 2個で置換されたァミノ基、モルホリノ基及びフエ-ル基力 なる群から 選択される置換基で置換されてもよい)、ハロゲン原子、トリフルォロメトキシ基、フエノ
キシ基、フエニル基、 1 ピロリル基、並びに NRARB(RA及び RBは、炭素原子数 1 〜6個のアルキル基である力、又は、 RA及び RBが結合する窒素原子と一緒になつて 、 3〜5員の飽和炭化水素環を形成してもよ 、)力もなる群より選択された置換基によ り置換されており、さらに、 3位が、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、ハロゲン原子 及び炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基力 なる群力 選択された置換基で置換さ れてもよいフ 二ル基、
(B) 3位が、水酸基、炭素原子数 1〜6個のアルキル基及び炭素原子数 1〜6個のァ ルコキシ基 (該アルコキシ基は、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個で置換された アミノ基、モルホリノ基及びフ ニル基力 なる群力 選択される置換基で置換されて もよい)力もなる群より選択された置換基により置換されており、さらに、 1〜2個の炭 素原子数 1〜6個のアルキル基若しくは 4位がハロゲン原子で置換されてもよいフエ ニル基、
(C) 3位が、以下の (i)〜 (V)に示す窒素含有基からなる群から選択される置換基で 置換されており、場合により、さらに 4位がハロゲン原子で置換されてもよいフエニル 基:また、該窒素含有基の窒素は、第 3級であることが好ましぐフエ-ル基に窒素原 子で結合して 、ることが好ま 、。
(i)環原子として窒素原子を含有する炭素原子数 2〜7個の単環式飽和炭化水素基 であって、フ ニル基に炭素原子で置換する基 (該飽和炭化水素基は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもよい)(例えば、炭素原子数 1〜6個のアルキル 基で置換されてもよいピベリジ-ル基、例えば、 4—ピベリジ-ル基)、
(ii)窒素含有単環式不飽和炭化水素基 (例えば、ピロリル基、イミダゾリル基)、
(iii)炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ 、モルホリニル基、例えば、 モルホリノ基、
(iv)置換されてもよいピペラジノ基 [例えば、次の群から選択される置換基 (好ましく は、環構成窒素原子において)で置換されてもよいピペラジノ基 [該群は、炭素原子 数 1〜6個のアルキル基(該アルキル基は、炭素原子数 1〜4個のアルキル基 2個で 置換されたァミノ基及びモルホリノ基カゝらなる群カゝら選択される置換基で置換されても よい)並びに炭素原子数 2〜7個のアルカノィル基力 なる]があげられる]、及び
(v)式 —NR7R8
式中 R7及び R8はそれぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル 基は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されても良いアミノ基 、モルホリノ基、水酸基、または炭素原子数 1〜6個のアルコキシ基で置換されてもよ い)、炭素原子数 1〜6個のアルカノィル基、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のァ ルキル基で置換されてもよい力ルバモイル基、モルホリノカルボ-ル基、 1若しくは 2 個の炭素原子数 1〜6個のアルキル基で置換されてもょ 、アミノスルホ -ル基、若しく は炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ二ル基を示す力、または、 R7と R8が結合して いる窒素原子と一緒になつて 3〜8員の飽和炭化水素環を形成し、該環は、ジメチレ ンジォキシ基、ォキソ基及び水酸基カゝらなる群カゝら選択される置換基で置換されても よい]。
(V)式 —NR 8はより好ましくは、下記で定義される— NR Dである。
Re及び RDは、それぞれ水素原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (該アルキル基 は、 1若しくは 2個の炭素原子数 1〜4個のアルキル基で置換されても良いアミノ基、 水酸基、または炭素原子数 1〜4個のアルコキシ基で置換されてもよい)、ホルミル基 、ァセチル基、ァミノカルボ-ル基、ジメチルアミノスルホ -ル基またはメチルスルホ- ル基を示すか、または、 Reと RDが結合している窒素原子と一緒になつて 3〜8員の飽 和炭化水素環を形成し、該環は、ジメチレンジォキシ基、ォキソ基及び水酸基からな る群力 選択される置換基で置換されてもょ 、。
[0049] R3の特に好ま 、態様は、 4位がフッ素原子若しくは塩素原子で置換されたフエ- ル基、 6—インドリル基、並びに上記 (C)の態様の (i)、(iv)及び (V)に示す窒素含有 基力 なる群力 選択される置換基で置換されており、さらに 4位がハロゲン原子で 置換されてもょ 、フエ-ル基である。
[0050] R5の好ましい態様は、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基で置換された炭素原 子数 1〜10個(好ましくは、炭素原子数 1〜6個)のアルキル基、ナフチル基で置換さ れた炭素原子数 1〜10個(好ましくは、炭素原子数 1〜6個)のアルキル基、フ ニル 基で置換された炭素原子数 2〜8個 (好ましくは、炭素原子数 2〜6個)のアルケニル 基、次の群力も選択される 1〜5個の置換基で置換されてもよいフエ-ル基若しくは
ナフチル基 (好ましくは 2—ナフチル基)(該群は、炭素原子数 1〜6のアルキル基、 ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6のアルコキシ基、トリフルォロメトキシ基、ジフルォロ メトキシ基、トリフルォロメチル基、炭素原子数 1〜6のァルケ-ル基、炭素原子数 1〜 6個のアルキルスルホ-ル基、炭素原子数 2〜7個のアルカノィル基、炭素原子数 2 〜7個のアルコキシカルボ-ル基及びシァノ基からなる)、炭素原子数 1〜6個のアル キル基 (好ましくはメチル基)およびメトキシカルボニル基力 なる群力 選択される置 換基で置換されてもょ ヽピロリル基、次の群カゝら選択される置換基で置換されてもよ ぃフラニル基 {該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)、トリ フルォロメチル基およびハロゲン原子力 なる }、次の群力 選択される置換基で置 換されてもょ 、チェニル基 {該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメ チル基)、トリフルォロメチル基、チアジアゾリル基、ォキサゾリル基およびハロゲン原 子力 なる }、あるいは、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)およ びハロゲン原子力もなる群力も選択される置換基で置換されてもょ 、、ベンゾチェ- ル基 (好ましくは、 2—べンゾチェニル基)、環構成原子として酸素原子を 1または 2個 含有してもよい 5員〜 7員の飽和炭化水素環が縮合したフエニル基 (例えば、ジヒドロ ベンゾジォキセピ-ル基、ベンゾジォキソリル基、ジヒドロベンゾジォキシュル基、ジヒ ドロべンゾフラ-ル基、テトラヒドロナフチル基、インダニル基)、チアジアゾリル基、ベ ンズォキサジァゾリル基、または、ベンゾチアジアゾリル基 (好ましくは、 5—べンゾチ アジアゾリノレ基)である。
R5における好ま U、態様の「置換されてもょ 、フエ-ル基」は、無置換フエ-ル基、 炭素原子数 1〜6のアルキル基 (好ましくはメチル基)、炭素原子数 1〜6のアルコキ シ基 (好ましくはメトキシ基)及びハロゲン原子力もなる群力 選択された 1〜5個の置 換基で置換されたフエ-ル基、以下の群力 選択される 1〜3個の置換基で置換され 、 3位及び 4位の少なくとも 1つが置換されたフエニル基があげられ:該群は、炭素原 子数 1〜6のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6のアルコキシ基(好ましく はメトキシ基)、トリフルォロメトキシ基、ジフルォロメトキシ基、トリフルォロメチル基、炭 素原子数 1〜6のァルケ-ル基、炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ -ル基(好ま しくはメチルスルホ -ル基)、メトキシカルボ-ル基、ァセチル基及びシァノ基からなり
、より好ましくは、ハロゲン原子、メチル基及びメトキシ基であり、さらに好ましくは、ノヽ ロゲン原子である。
[0052] R5における好ま U、態様の「置換されてもょ 、ナフチル基」は、ハロゲン原子、炭素 原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)、シァノ基及び炭素原子数 1〜6 個のアルキルスルホニル基(好ましくはメチルスルホ -ル基)からなる群から選択され る置換基 (好ましくは 1〜3個)で置換されてもよいナフチル基があげられる。より好ま しくは、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)及びシ ァノ基力もなる群力 選択される置換基で置換されてもよ!、ナフチル基である。 2—ナ フチル基の場合は、無置換 2 ナフチル基並びに、炭素原子数 1〜6個のアルキル 基 (いずれの置換位置でも、より好ましくは 5位、 7位及び Z又は 8位で置換される)及 びその他の置換基 (5位、 7位及び Z又は 8位で置換される)からなる群から選択され る置換基で置換された 2—ナフチル基があげられる。また、 1—ナフチル基の場合は 、無置換 1 ナフチル基並びに、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (いずれの置換 位置でも置換される)及びその他の置換基、好ましくは、ハロゲン原子 (4位が好ましく 置換される)力 なる群力 選択される置換基で置換された 1 ナフチル基があげら れる。
[0053] R5の特に好ましい態様は、 3位及び 4位がハロゲン原子で置換されたフエ-ル基、 無置換 2 ナフチル基、及び 5位、 7位及び Z又は 8位がハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)及びシァノ基力 なる群力 選択される置 換基で置換された 2—ナフチル基である。
[0054] R3及び R5の特に好ま U、組み合わせは以下の通りである:
R3が 4位がフッ素原子若しくは塩素原子で置換されたフエ-ル基である場合は、 R5 は、ナフチル基で置換された炭素原子数 1〜10個 (好ましくは、炭素原子数 1〜6個) のアルキル基、フエ-ル基で置換された炭素原子数 2〜8個(好ましくは、炭素原子 数 2〜6個)のァルケ-ル基、置換されたフエ-ル基 [例えば、 1〜5個のメチル基で 置換されたフエ-ル基、以下の群力 選択される 1〜3個の置換基で置換され、 3位 及び 4位の少なくとも 1つが置換されたフエニル基:該群は、炭素原子数 1〜6個のァ ルキル基 (好ましくは、メチル基、ェチル基、プロピル基)、ハロゲン原子、メトキシ基、
トリフルォロメトキシ基、ジフルォロメトキシ基、トリフルォロメチル基、炭素原子数 1〜6 のァルケ-ル基 (好ましくは、ビュル基)、メトキシカルボ-ル基、ァセチル基及びシァ ノ基力 なる]、ベンゾチェニル基、下記群力 選択される置換基で置換されてもよい ナフチル基 [該群は、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメ チル基)、シァノ基及び炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ -ル基 (好ましくは、メ チルスルホニル基)力 なる]、メチル基およびメトキシカルボニル基力 なる群力 選 択される置換基で置換されてもよ!、ピロリル基、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好 ましくはメチル基)で置換されたチェ-ル基、または、ベンゾジォキソリル基、ジヒドロ ベンゾジォキシュル基、ジヒドロべンゾフラ-ル基、テトラヒドロナフチル基、インダニ ル基、若しくは、ベンゾチアジアゾリル基 (好ましくは、 5—べンゾチアジアゾリル基)で ある。
R3が 6—インドリル基である場合:
R5は、ナフチル基で置換された炭素原子数 1〜10個 (好ましくは、炭素原子数 1〜6 個)のアルキル基、フエ-ル基で置換された炭素原子数 2〜8個 (好ましくは、炭素原 子数 2〜6個)のァルケ-ル基、置換されてもよいフエ-ル基 [例えば、無置換フエ- ル基、 1〜5個のメチル基で置換されたフエ-ル基、以下の群力 選択される 1〜3個 の置換基で置換され、 3位及び 4位の少なくとも 1つが置換されたフヱ-ル基:該群は 、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくは、メチル基、ェチル基、プロピル基)、 ハロゲン原子、メトキシ基、トリフルォロメトキシ基、ジフルォロメトキシ基、トリフルォロ メチル基、炭素原子数 1〜6のアルケニル基 (好ましくは、ビュル基)、メトキシカルボ -ル基、ァセチル基及びシァノ基力 なる]、ベンゾチェ-ル基、下記群から選択され る置換基で置換されてもよいナフチル基 [該群は、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6 個のアルキル基 (好ましくはメチル基)、シァノ基及び炭素原子数 1〜6個のアルキル スルホニル基 (好ましくは、メチルスルホ -ル基)からなる]、炭素原子数 1〜6個のァ ルキル基 (好ましくはメチル基)およびメトキシカルボニル基力 なる群力 選択される 置換基で置換されてもょ 、ピロリル基、または炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ま しくはメチル基)およびハロゲン原子力ゝらなる群カゝら選択される置換基で置換されても よい、ベンゾジォキソリル基、ジヒドロベンゾジォキシュル基、ジヒドロべンゾフラ-ル
基、テトラヒドロナフチル基、インダニル基、若しくは、ベンゾチアジアゾリル基 (好まし くは、 5—べンゾチアジアゾリノレ基)である。
R3が上記 (C)の態様である場合:
R5は、炭素原子数 3〜8個のシクロアルキル基で置換された炭素原子数 1〜6個のァ ルキル基、ナフチル基で置換された炭素原子数 1〜10個 (好ましくは、炭素原子数 1 〜6個)のアルキル基、フエ-ル基で置換された炭素原子数 2〜8個(好ましくは、炭 素原子数 2〜6個)のアルケニル基、置換されてもよいフエニル基 [例えば、無置換フ ェニル基、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)及びノ、ロゲン原子 から選択される 1〜5個の置換基で置換されたフエニル基、以下の群から選択される 1〜3個の置換基で置換され、 3位及び 4位の少なくとも 1つが置換されたフエ-ル基 :該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基、ハロゲン原子、メトキシ基、トリフルォロ メトキシ基、ジフルォロメトキシ基、トリフルォロメチル基、炭素原子数 1〜6のァルケ- ル基、炭素原子数 1〜6個のアルキルスルホ -ル基(好ましくは、メチルスルホ -ル基 )、メトキシカルボ-ル基、ァセチル基及びシァノ基力 なる]、下記群から選択される 置換基で置換されてもよいナフチル基 [該群は、ハロゲン原子、炭素原子数 1〜6個 のアルキル基 (好ましくはメチル基)、シァノ基及び炭素原子数 1〜6個のアルキルス ルホニル基 (好ましくは、メチルスルホ -ル基)からなる]、炭素原子数 1〜6個のアル キル基 (好ましくはメチル基)およびメトキシカルボニル基力 なる群力 選択される置 換基で置換されてもょ ヽピロリル基、下記群カゝら選択される置換基で置換されてもよ いチェ-ル基 [該群は、炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)、トリ フルォロメチル基、チアジアゾリル基、ォキサゾリル基およびノ、ロゲン原子力 なる]、 下記群力も選択される置換基で置換されてもよいフラニル基 [該群は炭素原子数 1〜 6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)、トリフルォロメチル基およびノヽロゲン原子か らなる]、または炭素原子数 1〜6個のアルキル基 (好ましくはメチル基)およびハロゲ ン原子力 なる群力 選択される置換基で置換されてもよい、ベンゾチェ-ル基、ベ ンゾジォキソリル基、ジヒドロベンゾジォキシュル基、ジヒドロべンゾフラ-ル基、テトラ ヒドロナフチル基、インダニル基、チアジアゾリル基 (好ましくは、 5—チアジアゾリル基 )、ベンズォキサジァゾリル基、若しくは、ベンゾチアジアゾリル基 (好ましくは、 5—べ
ンゾチアジアゾリル基)である。
[0057] R1Aが水素原子である本願化合物の好ま 、光学活性ィ匕合物は、下記構造を有す るものである。
[0058] [化 4]
本発明の化合物は、例えば以下に示す方法によって合成することができる [化 5]
(a) (b) (d)
[上記式中、
R
1A、 R
2、 R
3および R
5は前述と同義であり、 R'は炭素原子数 1〜6個 のアルキル基を示し、 R' 'は塩基性条件に安定なァミノ基の保護基 (例えば tーブトキ シカルボニル基、ベンジルォキシカルボ-ル基等)を示し、 Lは脱離基 (例えば塩素 原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、メタンスルホ-ルォキシ基、 p—トル エンスルホ -ルォキシ基等のアルキルスルホニルォキシ基、ァリールスルホニルォキ
シ基、 2-ォキソ -1-ォキサゾリル基等)を示し、 A
1は酸素原子、硫黄原子、または—N R
6- (式中 R
6は水素原子または炭素原子数 1〜6個のアルキル基を示す)で表される 基を示す。 ]
本発明において、 Aが酸素原子、硫黄原子、または NR6 で表される基である化 合物は例えば Scheme 1に示す方法により合成することができる。
[0060] 式 (a)で表される化合物を溶媒中または無溶媒下、ヒドラジンと反応させ式 (b)で表 される化合物を得ることができる。ヒドラジンの使用量は化合物(a)に対し通常 1〜30 当量であるが、好ましくは 5〜30当量である。溶媒が必要な場合は反応に関与しな いものであれば特に限定はなぐ例えばメタノール、エタノール等のアルコール類が 使用される。反応温度は通常室温から溶媒還流温度である。反応時間は反応温度、 原料ィ匕合物により異なるが、通常 12〜24時間である。
[0061] 式 (b)で表される化合物は式 (c)で表される化合物と溶媒中または無溶媒下反応さ せ、式 (d)で表される化合物を得ることができる。式 (c)で表される化合物の使用量は 通常式 (b)で表される化合物の 1〜3当量である力 好ましくは 1. 1〜1. 5当量であ る。溶媒が必要な場合は反応に関与しないものであれば特に限定はなく使用でき、メ タノール、エタノール等のアルコール類、ジクロロメタン、クロ口ホルム等のハロゲン化 炭化水素類が好適に使用される。反応温度は通常室温から溶媒還流温度である。 反応時間は反応温度、原料ィ匕合物により異なるが、通常 30分〜 24時間である。
[0062] 式 (d)の化合物を溶媒中または無溶媒下、塩基と反応させ環化させることにより式( e)で表される化合物を得ることができる。塩基としては NaOH、 KOH等のアルカリ金 属水酸化物、 NaHCO , K COなどのアルカリ金属塩類を用いることができる。塩基
3 2 3
の使用量は式(d)の化合物の 1〜10当量である力 好ましくは 1. 1〜1. 5当量であ る。溶媒が必要な場合は水、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジォキサン、 テトラヒドロフラン (THF)等のエーテル類またはそれらの混合溶媒が用いられる。反 応温度は通常室温から溶媒還流温度である。反応時間は反応温度、原料化合物に より異なるが、通常 30分〜 24時間である。
[0063] 式 (e)で表される化合物を式 (f)で表される化合物と塩基存在下、溶媒中または無 溶媒下反応させることによって式 (g)で表される化合物を得ることができる。式 (f)で
表される化合物の使用量は、通常式 (e)で表される化合物の 1〜5当量であるが、好 ましくは 1. 1〜1. 5当量である。塩基としては NaOH、 KOH等のアルカリ金属水酸 化物、 NaHCO、 K COなどのアルカリ金属塩類、トリエチルァミン、ジイソプロピル
3 2 3
ェチルァミン、ジイソプロピルアミン等のアミン類が用いられる。塩基の使用量は式(e )で表される化合物の 1〜10当量である力 好ましくは 1. 0〜3. 0当量である。反応 温度は 0°Cから溶媒還流温度であるが、好ましくは 0°C〜室温である。溶媒が必要な 場合は反応に関与しないものであれば特に限定はなぐ水、ジォキサン、 THF等の エーテル類、ジメチルホルムアミド(DMF)、 Ν,Ν'-ジメチルァセトアミド(DMA)、 Ν,Ν' -ジメチルプロピレンゥレア(DMPU)、へキサメチルホスホラミド(ΗΜΡΑ)等、もしく はそれらの混合溶媒が用いられる。反応時間は反応温度、原料化合物により異なる 力 通常 30分〜 24時間である。
[0064] 式 (g)で表される化合物を溶媒中、酸化剤と反応させることによって、式 (h)で表さ れる化合物を得ることができる。酸化剤としては例えば、 m—クロ口過安息香酸、マグ ネシゥムモノパーフタレート 6水和物、過酢酸、過ぎ酸などの有機過酸、過酸化水素 、尿素過酸化水素付加物 Z無水フタル酸、 tert ブチルハイド口パーオキサイド、タメ ンノ、イド口パーオキサイドなどの無機及び有機過酸ィ匕物、過ヨウ素酸ナトリウム、ォキ ソン(登録商標)、 N—ブロモスクシンイミド、 N クロロスクシンイミド、クロラミン一 T、 次亜塩素酸 tert ブチル、ョードベンゼンジアセテート、臭素—1, 4 ジァザビシク 口 [2, 2, 2]オクタン付加錯体などが用いられる。酸化剤の使用量は式 (g)で表され る化合物の 2〜10当量であるが、好ましくは 2〜3当量である。溶媒が必要な場合は 反応に関与しないものであれば特に限定はなく使用でき、塩化メチレン、クロ口ホル ム等のハロゲンィ匕炭化水素類が使用される。反応温度は 0°C〜溶媒還流温度である 力 好ましくは 0°C〜40°Cである。反応時間は反応温度、原料ィ匕合物により異なるが 、通常 30分〜 24時間である。
[0065] 式 (h)で表される化合物を溶媒中、酸と反応させる等の通常用いられる条件によつ てァミノ基の脱保護を行 、式 (i)で表される化合物もしくはその化合物の塩を得ること ができる。ここで用いる酸としては、無機酸 (塩酸、臭化水素酸、よう化水素酸、硫酸、 硝酸など)や有機酸(トリフルォロ酢酸、 p トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸など
)があげられる。使用する酸の量は式 (h)で表される化合物の 1〜50当量である。反 応温度は 0°C〜溶媒還流温度であるが、好ましくは室温〜 40°Cである。溶媒が必要 な場合は反応に関与しないものであれば特に限定はなぐ塩化メチレン、クロ口ホル ム等のハロゲン化炭化水素類が使用される。反応時間は反応温度、原料化合物によ り異なる力 通常 30分〜 24時間である。
[0066] 式 (i)で表される化合物を溶媒中あるいは無溶媒下で式 (j) (式中 A1は酸素原子、 硫黄原子、式— NR6—で表される基を示し、 R3は前記と同義である)で示される化合 物と塩基の存在下で反応させ、適宜塩の形成を行!、式 (k)で表される化合物または その医薬上許容される塩を得ることができる。式 (j)の化合物の使用量は通常式 (i) で表される化合物の 1〜5当量である力 好ましくは 1〜3当量である。使用する塩基と しては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、炭 酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、ジムシルナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムァ ミド、 tert—ブトキシカリウム、 tert—ブトキシナトリウム等のアルカリ金属塩類、トリェチ ルァミン、ジイソプロピルァミン、ピロリジン、ピぺリジン等のアミン類、酢酸ナトリウム、 酢酸カリウムなどがあげられる。塩基の使用量は通常式 (i)で表される化合物の 1〜1 0当量である力 好ましくは 1〜3当量である。反応温度は 0°C〜溶媒還流温度であり 、常圧下、加圧下、マイクロウエーブ照射下等で実施することができる。反応溶媒とし ては、ジォキサン、 THF等のエーテル類、 DMF、 DMA, DMPU、 HMPA等、もし くはそれらの混合溶媒が用いられる。反応時間は反応温度、原料化合物により異な るが、通常 1時間〜 12時間である。
[0067] 式 (k)で表される化合物を、式 (1)で表される化合物と塩基の存在下溶媒中または 無溶媒下で反応させ、適宜塩の形成を行 ヽ式 (m)で表される化合物またはその医 薬上許容される塩を得ることができる。式 (1)で表される化合物の使用量は、式 (k)で 表される化合物の 1〜5当量である力 好ましくは 1〜1. 2当量である。塩基としては NaOH, KOH等のアルカリ金属水酸化物、 NaHCO , K COなどのアルカリ金属
3 2 3
塩類、トリエチルァミン、ジイソプロピルェチルァミン、ジイソプロピルアミン等のアミン 類が用いられる。塩基の使用量は式 (k)で表される化合物の 1〜 10当量であるが、 好ましくは 1. 0〜3. 0当量である。反応温度は 0°Cから溶媒還流温度である力 好ま
しくは o°c〜室温である。溶媒が必要な場合は反応に関与しな 、ものであれば特に 限定はなく使用でき、塩化メチレン、クロ口ホルム等のハロゲンィ匕炭化水素、ジォキサ ン、 THF等のエーテル類、またはそれらの混合溶媒が用いられる。反応時間は反応 温度、原料ィ匕合物により異なる力 通常 30分〜 24時間である。
[化 6]
(Scheme 2)
(Scheme 3)
(Scheme 4)
R5、SJ«H 2 _ ^ 、
0"ώ (m5) ェ R
[上記各式中、
R
5、 R'、 R"、 Aおよび Lは前述と同義であり、 R' は水素原子を除く R
4と同義である。 ]
本発明において、 Aが式 SO または式 SO—で表される化合物は Scheme 2
に示す方法により合成することができる。
[0069] Scheme 1で得られた式 (m)で表される化合物のうち、 A1が硫黄原子である式 (ml) で表される化合物を酸化剤と反応させ、適宜塩の形成を行い、式 (m2)および式 (m3 )で表される化合物またはその医薬上許容される塩を得ることができる。酸化剤として は例えば、 m クロ口過安息香酸、マグネシウムモノパーフタレート 6水和物、過酢酸 、過ぎ酸などの有機過酸、過酸化水素、尿素過酸化水素付加物 Z無水フタル酸、 te rt ブチルハイド口パーオキサイド、クメンハイド口パーオキサイドなどの無機及び有 機過酸化物、過ヨウ素酸ナトリウム、ォキソン (登録商標)、 N—プロモスクシンイミド、 N—クロロスクシンイミド、クロラミン T、次亜塩素酸 tert—ブチル、ョードベンゼンジ アセテート、臭素 1, 4ージァザビシクロ [2, 2, 2]オクタン付加錯体などが用いられ る。酸化剤の使用量は式 (ml)で表される化合物の 1〜10当量である力 好ましくは 1〜3当量である。溶媒が必要な場合は反応に関与しないものであれば特に限定は なく使用でき、塩化メチレン、クロ口ホルム等のハロゲンィ匕炭化水素類が使用される。 反応温度は 78°C〜溶媒還流温度であるが、好ましくは 0°C〜40°Cである。反応時 間は反応温度、原料ィ匕合物により異なるが、通常 30分〜 24時間である。
[0070] 本発明において、 Aがー CH—で表される化合物は Scheme 3に示す方法により合
2
成することができる。
[0071] 式 (a)で表される化合物を溶媒中または無溶媒で式 (n)で表される化合物 (R2は前 記と同意義)と反応させることにより下記式 (o)で表される化合物を得ることができる。 式 (n)で表される化合物の使用量は式 (a)で表される化合物の 1〜 10当量であるが 、好ましくは 1〜1. 2当量である。溶媒が必要な場合は反応に関与しないものであれ ば特に限定はなく使用でき、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類が使用 される。反応温度は通常室温から溶媒還流温度であり、好ましくは室温〜 50°Cであ る。反応時間は反応温度、原料ィ匕合物により異なる力 通常 12〜24時間である。
[0072] 式 (o)で表される化合物を溶媒中または無溶媒でローソン試薬と反応させることに より式 (P)で表される化合物を得ることができる。ローソン試薬の使用量は、式 (o)で 表される化合物の 1〜5当量であり、好ましくは 1〜1. 2当量である。反応溶媒として は、ジォキサン、 THF等のエーテル類もしくはそれらの混合溶媒が用いられる。反応
温度は室温〜溶媒還流温度であり、好ましくは室温〜 50°Cである。反応時間は反応 温度、原料ィ匕合物により異なる力 通常 1時間〜 12時間である。
[0073] 式 (p)で表される化合物を式 (q)で表される化合物と水銀化合物の存在下で反応さ せることにより式 (r)で表される化合物を得ることができる。式 (q)で表される化合物の 使用量は式 (P)で表される化合物の 1〜10当量であるが、好ましくは 1〜1. 2当量で ある。水銀ィ匕合物としては、 HgCl、 Hg (OAc)等があげられる。水銀化合物の使用
2 2
量は式 (P)で表される化合物の 1〜10当量である力 好ましくは 1〜1. 2当量である 。溶媒としてはァセトニトリル、 THF、ジォキサン等が用いられる。反応温度は室温〜 溶媒還流温度であり、好ましくは室温〜 50°Cである。反応時間は反応温度、原料ィ匕 合物により異なる力 通常 12時間〜 48時間である。
[0074] 式 (r)で表される化合物を溶媒中、酸と反応させる等の通常用いられる条件によつ てァミノ基の脱保護を行 、式 (kl)で表される化合物もしくはその化合物の塩を得るこ とができる。酸としては、無機酸 (例えば塩酸、臭化水素酸、よう化水素酸、硫酸、硝 酸など)や有機酸(例えばトリフルォロ酢酸、 p—トルエンスルホン酸、メタンスルホン 酸など)があげられる。酸の使用量は式 (r)で表される化合物の 1〜50当量である。 反応温度は 0°C〜溶媒還流温度であるが、好ましくは室温〜 40°Cである。溶媒が必 要な場合は反応に関与しないものであれば特に限定はなぐ塩化メチレン、クロロホ ルム等のハロゲン化炭化水素類が使用される。反応時間は反応温度、原料化合物 により異なる力 通常 30分〜 24時間である。
[0075] 式 (kl)で表される化合物と式 (1)で表される化合物を塩基の存在下溶媒中または 無溶媒下で反応させ、適宜塩の形成を行 、式 (m4)で表される化合物またはその医 薬上許容される塩を得ることができる。式 (1)で表される化合物の使用量は、式 (kl) で表される化合物の 1〜5当量である力 好ましくは 1〜1. 2当量である。塩基として は NaOH、 KOH等のアルカリ金属水酸化物、 NaHCO、 K COなどのアルカリ金属
3 2 3
塩類、トリエチルァミン、ジイソプロピルェチルァミン、ジイソプロピルアミン等のアミン 類が用いられる。塩基の当量は 1〜10当量である力 好ましくは 1. 0〜3. 0当量で ある。反応温度は 0°C力 溶媒還流温度である力 好ましくは 0°C〜室温である。溶 媒が必要な場合は反応に関与しないものであれば特に限定はなく使用でき、塩化メ
チレン、クロ口ホルム等のハロゲン化炭化水素、ジォキサン、 THF等のエーテル類、 もしくはそれらの混合溶媒が用いられる。反応時間は反応温度、原料化合物により異 なるが、通常 30分〜 24時間である。
[0076] 式 (m5)で表される化合物を式 (s)で表される化合物と塩基の存在下溶媒中または 無溶媒下で反応させ、適宜塩の形成を行 、式 (u)で表される化合物またはその医薬 上許容される塩を得ることができる。式 (s)で表される化合物の使用量は通常式 (m5 )で表される化合物の 1〜10当量である力 好ましくは 1. 1〜1. 5当量である。塩基 としては NaOH、 KOH等のアルカリ金属水酸化物、 NaHCO 、 K COなどのアル力
3 2 3
リ金属塩類、トリェチルァミン、ジイソプロピルェチルァミン、ジイソプロピルアミン等の ァミン類が用いられる。塩基の使用量は式 (m5)で表される化合物の 1〜: L0当量で あるが、好ましくは 1. 0〜3. 0当量である。反応温度は 0°C力 溶媒還流温度である 力 好ましくは 0°C〜室温である。溶媒が必要な場合は反応に関与しないものであれ ば特に限定はなく使用でき、水、ジォキサン、 THF等のエーテル類、ジメチルホルム アミド(DMF)、 Ν,Ν'-ジメチルァセトアミド(DMA)、 Ν,Ν'-ジメチルプロピレンゥレア( DMPU)、 へキサメチルホスホラミド (ΗΜΡΑ)等、もしくはそれらの混合溶媒が用い られる。反応時間は反応温度、原料ィ匕合物により異なるが、通常 30分〜 24時間であ る。
[0077] また、上記工程において、保護、脱保護、官能基変換を行うことにより R3へ官能基 を導入するこができる。
[0078] 本発明の化合物を医薬として用いるには、本発明の化合物を常用の賦形剤、増量 剤、 ρΗ調節剤、溶解剤などを添加し、常用の製剤技術によって錠剤、顆粒剤、丸剤 、カプセル剤、粉剤、液剤、懸濁剤、注射剤などに調整し、経口剤あるいは非経口剤 として投与することができる。
[0079] 本発明の化合物は、成人の患者に対して 1日あたり 1〜: LOOOmgを 1回〜数回に分 けて投与することができる。この投与量は疾病の種類、患者の年齢、体重、症状など により適宜増減することができる。
発明の効果
[0080] 本発明の化合物は、後述の試験例から明らかなように、強い Edg-1 (SIP )リガンドで
あることがわかった。
発明を実施するための最良の形態
[0081] 以下、実施例および試験例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 1
[0082] 3. 4 ジクロロ— N— ί (R) 1—「4 ェチル 5— (4 フルオロフエノキシ) 4Η—「1 ^2._41 」 ァゾールー 3 ィ 2レ,^チル jベンゼンスルホンアミド(化合物 12)
[0083]
iR} - (1-ヒドラジノカルボニル- 2-ェチル)力ルバミド酸 t ブチルエステル
[0084]
(l) N- (t-ブトキシカルボ-ル) -D-ァラニン メチルエステル(41. 8g)のメタノール(1 80ml)溶液にヒドラジン 1水和物(30ml)をカ卩え、室温で 12時間攪拌した。反応液を 濃縮し、得られた粗結晶をへキサン—酢酸ェチル(1 : 1、 300ml)の混合溶媒で洗浄 後、乾燥することにより標記化合物を無色粉末 (32. 6g)として得た。
1H NMR ( 300MHz, DMDO— d ) δ ppm: 1.14 ( d, J=7.2Hz, 3H ), 1.37 ( s, 9H ), 3.3
6
0-4.09 ( m, 3H ), 6.70—6.90 ( m, IH ), 8.96 ( br s, IH )
(R) -2- (N- (t-ブトキシカルボニル)ァミノ)プロピオニル) N ェチルヒドラジンカル ポチオアミド
(2)実施例 1— (1)で得たィ匕合物(30. 8g)のエタノール(152ml)溶液にェチルイソ チオシァネート(14. 6ml)をカ卩え、 2時間加熱還流した。室温に冷却後、析出した結 晶をろ過し、ろ液を濃縮して得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで酢酸ェチ ルとクロ口ホルムの混合溶媒を用いて精製し、標記化合物を無色アモルファス (43. 2 g)として得た。
1H NMR ( 300MHz, DMSO— d ) δ ppm: 0.98— 1.28 ( m, 6H ), 1.40 ( s,9H ), 3.25—3.
6
65 ( m, 2H ), 3.77-3.95 ( m,lH ), 7.20-7.39 ( m, 1H ), 7.45-7.60 ( m, 1H ), 9.25 ( s , 1H ), 10.00 ( s, 1H )
「(R)— 1— (4—ェチル 5 メルカプト 4H—「1 ,2,41トリァゾール- 3-ィル)ェチル 1- カルバミ! ¾ t ブチルエステル
[化 10]
(3)実施例 1— (2)で得たィ匕合物(42. lg)のメタノール(120ml)とジォキサン(240m 1)の混合溶液に lmol/1の水酸ィ匕ナトリウム水溶液(218ml)を加え、 3時間加熱還流し た。反応液を濃縮し、塩酸水溶液 (2N, 100ml)をカ卩え、酢酸ェチルークロロホルム メタノール(10 : 10 : 1、 500ml)の混合溶液で抽出し、有機層を無水硫酸マグネシゥ ムで乾燥後、減圧下溶媒を留去して得られた残渣をへキサン 酢酸ェチル(1 : 1、 3 OOml)の混合溶媒で洗浄後、乾燥することにより標記化合物を白色固体 (29. 22g) として得た。
JH NMR ( 300MHz, DMSO— d ) δ ppm: 1.21 ( t, J=7.1Hz, 3H ), 1.30—1.50 ( m, 3H
6
), 1.39 ( s,9H ), 3.82-4.05 ( m, 2H ), 4.72-4.88 ( m,lH ), 7.58 ( d, J=8.5Hz, 1H ), 1
3.60 ( br s, 1H )
「(R)— 1一(4 ェチル 5 メチルスルファニル 4H—「1 ,2,41トリァゾール- 3-ィル) ェチル 1-力ルバミクク ァシ t ブチルエステル
[0087] [化 11]
(4)実施例 1 (3)で得た化合物(28. 12g)の THF (200ml)溶液にジイソプロピルァ ミン(17. 4ml)と Mel (7. 7ml)を加え、室温で 1時間攪拌後、析出した結晶をろ過し 、ろ液を濃縮して得られた粗結晶をへキサン—酢酸ェチル(3 : 1、 200ml)の混合溶 媒で洗浄後、乾燥することにより標記化合物を白色粉末 (29. 5g)として得た。
1H NMR ( 300MHz, DMSO— d ) δ ppm: 1.21 ( t, J=7.0Hz, 3H ), 1.38 ( s,9H ), 1.45
6
( t, J=7.0Hz, 3H ), 2.62 ( s, 3H ), 3.80—4.00 ( m, 2H ), 4.85—4.92 ( m,lH ), 7.52 ( d, J=8.5Hz, 1H )
「(R)— 1— (4—ェチル 5 メタンスルホニル 4H—「1 ,2,41トリァゾール- 3-ィル)ェ チル 1:カルバミ! ¾ t ブチルエステル
[0088] [化 12]
(5)実施例 1— (4)で得たィ匕合物(21. Og)のクロ口ホルム(293ml)溶液に、氷冷下 で m—クロ口過安息香酸 (43. Og)を 4回に分けて加え、室温で 3時間攪拌後、 40°C で 1時間攪拌した。反応液に Na S O (12. 9g)と lmol/1の水酸ィ匕ナトリウム水溶液 (
2 2 3
300ml)を加えて有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ ネシゥムで乾燥後、減圧下溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルフラッシュカラ ムクロマトグラフィーでへキサンと酢酸ェチルの混合溶媒を用いて精製後、へキサン
とクロ口ホルムを用いて再結晶することにより標記化合物を白色粉末(17. 2g)として 得た。
1H NMR ( 300MHz, CDCl ) δ ppm: 1.44 ( s,9H ), 1.49 ( t, J=7.1Hz, 3H ), 1.67 ( t,
3
J=6.8Hz, 3H ), 3.53 ( s, 3H ), 4.25—4.59 ( m, 2H ), 4.92-5.20 ( m, 2H )
(R)— 1一(4 ェチル 5 メタンスルホニル 4H—「1 ,2,41トリァゾール- 3-ィル)ェチ ルァミン ·トリフルォロ酢酸塩
[0089] [化 13]
(6)実施例 1— (5)で得たィ匕合物(100. Og)にトリフルォロ酢酸(121ml)をカ卩え、室 温で 2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮して標記化合物を白色粉末(103. 8g)と して得た。
JH NMR(300MHz, DMSO— d ) δ ppm: 1.37 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.59 (d, J=6.8Hz, 3H)
6
, 3.65 (s, 3H), 4.21-4.50 (m, 2H), 4.72-4.90 (m, 1H), 8.69 (br s, 3H)
(1R)— 1— (4 ェチル 5 (4 フルオロフエノキシ) 4H—「1. 2. 4Ί—トリァゾー ル— 3 ィル)ェチルァミン
NH2 Et
(7)耐圧式ネジ口試験管に実施例 1一(6)で得た化合物( 1. 00g)に Ν,Ν'-ジメチル プロピレンゥレア(DMPU) (5mL)、 4 フルオロフェノール(1. Olg)、炭酸セシウム (2. 94g)をカ卩え, 200°Cで 1時間攪拌した。室温に戻し、飽和食塩水を加えて酢酸 ェチル(100mlX 5)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、溶媒 を減圧留去後得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー (NH型 SiO,へキサン/
2
酢酸ェチル = 50/50から 20/80,クロ口ホルム/メタノール = 30/1)で精製し,表記化合
物 (褐色油状化合物、 0. 586g)を得た。
1H NMR(600MHz, CDCl ) δ ppm: 1.41(t, J=7.3Hz, 3H), 1.58(d, J=6.4Hz, 3H), 3.95
3
-4.23(m, 3H), 6.90— 7.15(m, 2H), 7.30-7.44(m, 2H)
3, 4 ジクロロ— N— ί (R) 1—「4 ェチル 5— (4 フルオロフエノキシ) 4H—「1 . 2. 41 トリァゾール— 3 ィル Ίェチル }ベンゼンスルホンアミド (化合物 12)
[0091] [化 15]
(8)実施例卜(7)で得られたィ匕合物(0. 554g)の THF (lOmL)溶液に、室温でトリ ェチルァミン(0. 93mL, 6. 64mmol)、 3, 4 ジクロロベンゼンスルホユルクロリド( 0. 45mL, 2. 88mmol)を加え、室温下、 2. 5時間攪拌した。酢酸ェチルを加え、 有機層を 1N塩酸水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾 過し、溶媒を減圧留去後得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー (酸性 OH型 Si 0 ,へキサン/酢酸ェチル = 50/50→10/90)で精製後、再結晶(酢酸ェチル-へキサ
2
ン)して表記化合物 (化合物 12) 0. 447gを無色粉末として得た。
融点: 190.0-192.0 °C
実施例 2
[0092] N-「(1R)— 1— (4 ェチル 5 (4 メチルフエ-ルァミノ)— 4H—「1. 2. 41トリァゾ 一ルー 3—ィノレ) _ェチル 1^ 4 ジクロロベンゼンスルホンア^ H (化合物 61)
[0093] [化 16]
lR) - l - (4-ェチル— 5—メタンスルホ-ル— 4H [L2. Mァゾール— 3-ィル)ェ
チノレアミン
(1)実施例 1— (6)で得た化合物 (4.30g)に n-BuNH (20ml)を加え、室温で 1時間
2
攪拌した。反応液を濃縮後、得られた粗生成物を NH型シリカゲルクロマトグラフィー でメタノールとクロ口ホルムの混合溶媒 (メタノール/クロ口ホルム =10%)を用いて精製し て表記化合物を無色結晶(2.737g)として得た。
JH NMR (200MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.53 (t, J=7.3Hz, 3H), 1.65 (d, J=6.8Hz, 3H), 3.
3
53 (s, 3H), 4.14-4.58 (m, 3H)
「5- ((R)-l-アミノエチル) -4-ェチル -4H-「1.2.41トリァゾール- 3-ィル 1-4-メチルフエ- ルァミン
[0095] [化 18]
(2)耐圧式ネジロ試験管に実施例 2— (1)で得た化合物 (437mg)、 DMPU (2. 0 mL)、 4—トルイジン(257mg)および NaH (240mg、 60— 72wt% 油性)をカロえ、 200°Cで 1. 0時間攪拌した。室温に戻し、反応液に 10%メタノール Zクロ口ホルムを 加え、 NH型シリカゲルでろ過後濃縮して得られた褐色油状物をカラムクロマトグラフ ィー(NH型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン = 50〜99%,メタノール/クロ口ホルム = 5%)
2
で精製し、表記化合 (褐色油状化合物、 224mg)を得た。
JH NMR (200MHz, CDC1 ) δ ppm : 1.31 (t, J=7.3Hz, 3H), 1.60 (d, J=6.6Hz, 3H), 2.
3
28 (s, 3H), 3.60-4.30 (m, 3H), 6.96—7.02 (m, 4H)
N-「(lR)—l—(4—ェチルー 5 (4—メチルフエニルァミノ)—4H—「l. 2. 4Ίトリァゾ ール— 3—ィル)ェチル Ί 3. 4ージクロ口ベンゼンスルホンアミ (ィ匕合物 61)
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ゾール ェチル 1-ベンゼンスルホンアミ (ィ匕合物 57)
[0102] [化 23]
実施例 3— (2)で得られた化合物(0. 300g)のクロ口ホルム(6mL)溶液に、 m—ク ロロ過安息香酸 (0. 329g)を加え、室温下で 1時間攪拌した。 m—クロ口過安息香酸 (0. 329g)を追加して室温下で 15時間攪拌し、さらに m—クロ口過安息香酸 (0. 32 9 g)を追加して室温下で 2時間攪した。酢酸ェチルを加え、有機層を 5% Na S O
2 2 3 水溶液、飽和重曹水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過し、溶 媒を減圧留去後、カラムクロマトグラフィー(酸性 OH型 SiO ,へキサン/酢酸ェチル
2
= 70/30→40/60)で精製後、再結晶(酢酸ェチル -へキサン)し、標記化合物 (化合物 57) (無色粉状化合物) 0. 196gを得た。
1H NMR(600MHz, DMSO— d6) δ ppm 1.25— 1.35(m, 6H), 2.45(s, 3H), 4.23— 4.40(m, 2H), 4.78-4.86(m, IH), 7.52- 7.56(m, 2H), 7.62-7.67(m, IH), 7.78-7.82(m,lH), 7.8 6-7.94(m,3H)
融点: 164.0-165.0°C
実施例 5
[0103] 3.4-ジクロロ- N-「(R)-1-「4-ェチル -5(4-メチルベンジル) -4H-「1.2.41トリァゾール- 3- ィル] -ェチル] -ベンゼンスルホンアミド(化合物 56)
[0104] [化 24]
((R)-l-ェチルカルバモイ Zレ-ェチル) -カルバミ! ¾_t-ブチルエステル
[0105] [化 25]
(1) N- (t-ブトキシカルボ-ル) - D-ァラニン メチルエステル(4. 76g)のメタノール ( 20ml) EtNH (10ml, 70%水溶液)をカ卩え、室温で 19時間攪拌した。反応液を濃
2
縮し、得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(酸性 OH型 SiO ,クロ口ホルム/
2
酢酸ェチル = 10〜50%)で精製し、標記化合物(無色モルファス) 3. 96gを得た。 1H NMR (200MHz, CDCl ) δ ppm: 1.12 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.35 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.
3
46(s, 9H), 3.18- 3.37(m, 2H), 4.00- 4.20(m, IH), 4.90- 5.10(m, IH), 6.04- 6.22(m, 1 H)
((R)-l-ェチルチオ力ルバモイル-ェチル) -力ルバミド酸 t-ブチルエステル
[0106] [化 26]
(2)実施例 5— (1)で得たィ匕合物(3. 96g)の THF (92ml)溶液にローソン試薬 (8. 89g)を加え、室温で 1時間攪拌後、 50°Cで 30分攪拌した。反応溶液を室温に冷却 し、不溶物をろ過後、濃縮して得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー (酸性 O H型 SiO ,クロ口ホルム/酢酸ェチル = 10〜50%)、次いで NH型シリカゲルカラムクロ
2
マトグラフィー(酢酸ェチル /へキサン =50%)で精製し、標記化合物(3. 75g)を無 色粉末として得た。
JH NMR (200MHz, CDCl ) δ ppm: 1.26 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.38— 1.52(m, 3H), 1.45(s
3
, 9H), 3.60-3.77(m, 2H), 4.36- 4.53(m, IH), 5.10— 5.32(m, IH), 7.99— 8.24(m, IH) 「(R)- 1-「4-ェチル -5(4-メチルベンジル) -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィル 1-ェチル 1-力 ルバミド酸 t-ブチルエステル
(3)実施例 5— (2)で得たィ匕合物(1. 61g)、4—メチルフ ニル酢酸ヒドラジド(1. 2 5g)の CH CN (30mL)溶液に、 Hg (OAc) (2. 43g)を加え、室温下、 42時間攪拌
3 2
した。反応液に酢酸ェチルを加え、不溶物をセライトろ過し、ろ液を IN KHSO水溶
4 液、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、溶媒を減 圧留去して得られた粗精製物をカラムクロマトグラフィー(酸性 OH 型 SiO ,酢酸ェ
2 チル /へキサン = 50〜100%, メタノール /クロ口ホルム = 1/1)、(中性 OH型 SiO ,
2 メタノール /クロ口ホルム = 1/10)で精製し、標記化合物(無色アモルファス) 0.530 g を得た。
1H NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.04 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.41 (s, 9H), 1.61 (d, J=
3
6.9 Hz, 3H), 2.30 (s, 3H), 3.73 - 3.90 (m, 2H), 4.06 - 4.20 (m, 2H), 4.85 - 4.94 (m , 1H), 5.11 - 5.17 (m, 1H), 7.09 (s, 4H)
(R)- 1-「4-ェチル -5- (4-メチルベンジル) -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィル 1-ェチルアミ ン
[化 28]
(4)実施例 5 - (3)で得た化合物(0. 496g)のクロ口ホルム(5mL)溶液にトリフルォ 口酢酸(5mL)を加え、室温下、 18時間攪拌後した。水酸ィ匕ナトリウム水溶液(1. ON )を加えて酢酸ェチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム で乾燥した。濾過し、溶媒を減圧留去し、標記化合物 0. 148gを無色油状ィ匕合物と して得た。
1H NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.09 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.57 (d, J=6.9 Hz, 3H),
2.30 (s, 3H), 3.74 - 3.94 (m, 2H), 4.01 - 4.20 (m, 3H), 7.10 (s, 4H)
3,4-ジクロロ- N-「(R)-1-「4-ェチル -5(4-メチルベンジル) -4H-「1,2,41トリァゾール- 3- ィル 1-ェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 56)
[0109] [化 29]
(5)実施例 5— (4)で得たィ匕合物(0. 144g)の THF (3mL)溶液にトリェチルァミン (0. 25mL)、 3, 4—ジクロロベンゼンスルホユルクロリド(0. 707mL)を加え、室温 下、 3. 5時間攪拌した。 2N塩酸水を加えて酢酸ェチルで抽出し、有機層を飽和食 塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過し、溶媒を減圧留去後、カラ ムクロマトグラフィー(酸性 OH型 SiO ,クロ口ホルム/メタノール = 50/1から 10/1)
2
で精製後、再結晶(酢酸ェチル -へキサン)して標記化合物 (ィ匕合物 56)0. 100gを無 色粉状化合物として得た。
JH NMR (600 MHz, DMSO— D6) δ ppm: 0.91 (t, J=7.1 Hz, 3H), 1.26 (d, J=6.9 Hz, 3H), 2.23 (s, 3H), 3.77 - 3.92 (m, 2H), 4.00 (s, 2H), 4.60 - 4.70 (m, 1H), 7.03 - 7. 12 (m, 4H), 7.64 - 7.68 (m, 1H), 7.79 - 7.82 (m, 1H), 7.89 - 7.91 (m, 1H), 8.64 (s, 1H)
融点: 189.0- 191.0 °C
実施例 6
[0110] 3,4-ジクロロ- N-「(R)-1-「4-ェチル -5- (4-フルオロフエノキシ) -4H-「1,2,41トリァゾール -3-ィル 1-ェチル 1:Ν-メチル -ベンゼンスルホンアミ (化合物 115)
[0111] [化 30]
実施例 1で得られた化合物 12 (150mg)のジメチルホルムアミド(2. Oml)溶液に K
2
CO (78mg)と Mel (0. 022ml)を室温でカ卩え、室温で 3時間攪拌した。反応液に水
3
を加え、メタノール Zクロ口ホルム混合溶液 (メタノール Zクロ口ホルム = 1Z4)で抽出 し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥 (MgSO )、濾過し、溶
4
媒を減圧留去後、酢酸ェチルとへキサンの混合溶媒を用いて溶出後、カラムクロマト グラフィー(酸性 OH型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン =50-99%、メタノール/クロ口ホル
2
ム = 0-10%)で精製後、再結晶(酢酸ェチル -へキサン)して標記化合物 l l lmgを無 色粉状化合物として得た。
融点: 125.5-126.5°C
実施例 7
[0112] 3.4-ジクロロ- N- ((R)- 1-「5-「3-(1.4-ジォキサ- 8-ァザ-スピロ「4.51デカン- 8-ィル) -フ ェノキシ 1-4-ェチル -4H-「1.2.41トリァゾール -3-ィル 1-ェチル) -ベンゼンスルホンアミ ]£ (化合物 87)
[0113] [化 31]
3-(1.4-ジォキサ- 8-ァザ-スピロ「4.51デセン- 8-ィル) -フエノール
(1)耐圧式ネジロ試験管に 3-ブロモフエノール(1.50g)、 1,4-ジォキサ- 8-ァザスピロ [4,5]デカン(1.49 g)、 Pd (dba) (0.079 g)、(2'-ジシクロへキシルホスファ-ル-ビフエ
2 3
-ル- 2-ィル) -ジメチル-アミン(0.082 g)、 LiN(TMS) (20% in THF, 18mL)を加え、 65
2
°Cで 7. 5時間攪拌した。酢酸ェチルを加え、有機層を 1N塩酸水、飽和重曹水で順 次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、溶媒を減圧留去後、カラムクロマ
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実施例 8
[0117] 3,4-ジクロロ- N-((R)-1-「4-ェチル -5-「3- (4-ォキソ -ピペリジン- 1-ィル) -フエノキシ 1-4 Η-Γ1.2.4Ίトリァゾール- 3-ィル Ί-ェチル)-ベンゼンスルホンアミビ (化合物 88)
[0118] [化 35]
実施例 7で得られた化合物(0. 981g)の THF (lOmL)溶液に、 2N塩酸水(8. 4m L)を加え、室温下で 1時間攪拌し、濃塩酸(2mL)を加え、 50°Cで 6時間攪拌した。 飽和重曹水を加えて中和後、酢酸ェチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後 、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過し、溶媒を減圧留去後、カラムクロマトダラ フィー(酸性 OH型 SiO ,酢酸ェチル)で精製後、再結晶(クロ口ホルム—へキサン)
2
し標記化合物 (0. 572g,無色粉状)を得た。
融点: 188.5-190.5 °C
実施例 9
[0119] 3.4-ジクロロ- N-((R)-1-「4-ェチル -5-「3- (4-ヒドロキシ-ピぺリジン- 1-ィル) -フエノキシ
1-4H-「1.2.41トリァゾール- 3-ィル 1-ェチル) -ベンゼンスルホンアミド(化合物 93)
[0120] [化 36]
実施例 8で得られた化合物(0. 150g)のメタノール(3. Oml)溶液に、 0°Cで NaBH (0. 021g)を加え、室温で 16時間攪拌した。水を加え酢酸ェチルで抽出し、有機
4
層を飽和食塩水で洗浄後、 MgSOで乾燥、濾過し、溶媒を減圧留去後得られた粗
4
生成物をカラムクロマトグラフィー(中性 OH型 SiO,メタノール/クロ口ホルム = 1/5
2
0から 1/10)で精製後、再結晶(酢酸ェチル -へキサン)して表記化合物 (化合物 93) 0 . 113gを無色粉末として得た。
融点: 167.5-169.5°C
実施例 10
N-「(R)-1-「5- (3-ァミノ-フエノキシ )-4-ェチル -4H-「1.2.41トリァゾール- 3-ィル 1-ェ ル 1-3.4-ジクロロベンゼンスルホンアミド (ィ匕合物 82)
[化 37]
3-「5- ((R)- 1-ァミノ-ェチル )- 4-ェチル - 4H- Γ1.2.4Ίトリァゾール- 3-ィルォキシ Ί-フエ-
[0123] [化 38]
(1) 4-フルオロフェノールのかわりに 3-ァミノフエノールを用い、実施例 1一(7)と同様 の操作を行うことにより標記化合物 (褐色油状物、収率 99%)を得た。
1H NMR(600 MHz, CDCl ) δ ppm: 1.37 (t, J=7.1 Hz, 3H), 1.58 (d, J=6.9 Hz, 3H), 3
3
.96 - 4.05 (m, 2H), 4.15 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.45 - 6.50 (m, 1H), 6.62 - 6.67 (m, 1H ), 6.71 - 6.75 (m, 1H), 7.11 (t, J=8.0 Hz, 1H)
N-「(R)-1-「5- (3-ァミノ-フエノキシ )-4-ェチル -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィル 1-ェチ ル 1-3,4-ジクロロベンゼンスルホンアミド (化合物 82)
[0124] [化 39]
(2)実施例 10— (1)で得られた化合物(3. 69g)の THF (15ml)溶液に、トリェチル ァミン(4. 16ml)と 3, 4—ジクロロベンゼンスルホユルクロリド(3. 73g)を加え、室温
で終夜攪拌した。反応液を濃縮後、得られた粗精製物をカラムクロマトグラフィー (N H型 SiO,メタノール/クロ口ホルム)で精製後、再結晶(酢酸ェチル /へキサン)し、表
2
記化合物 (化合物 82) 3. 60g (無色粉状化合物)を得た。
融点: 142.0-145.0°C
実施例 11
[0125] 3.4-ジクロロ- N-「(R)- 1-「4-ェチル - 5- (3-ピロール- 1-ィル-フエノキシ )- 4H-「1.2.41トリ ァゾール -3-ィル 1-ェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 86)
[0126] [化 40]
実施例 10で得られた化合物(700mg)の AcOH (4. 6ml)溶液に、 2,5-ジメトキシ —テトラヒドロフラン(375 1)を加え、 130°Cで 30分間攪拌した。反応液を室温に冷 却し、減圧濃縮後、水を加えメタノール/クロ口ホルム (1/4)で抽出し、有機層を飽和食 塩水で洗浄後、 MgSOで乾燥した。濾過し、溶媒を減圧留去後、カラムクロマトグラフ
4
ィー(酸性 OH型 SiO,酢酸ェチル /へキサン =33〜100%,メタノール/クロ口ホルム =5
2
%)で精製後、再結晶(酢酸ェチル -へキサン)し標記化合物 (ィ匕合物 86) (173mg, 無色粉状化合物)を得た。
融点: 176.0-177.0°C
実施例 12
[0127] 3.4-ジクロロ- N-「(R)- 1-「4-ェチル - 5- (3-ホルミルァミノ-フエノキシ )- 4H-「1.2.41トリア ゾール -3-ィル 1-ェチル 1-ベンゼンスルホンアミド (化合物 90)
[0128] [化 41]
実施例 10—(2)で得られた化合物(300mg)とギ酸ェチル(1. 1ml)の混合物を 1
05°Cで 24時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、減圧濃縮して得られた粗精製物 をカラムクロマトグラフィー(酸性 OH型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン =50〜100%,メタノ
2
ール /クロ口ホルム =5%)で精製後、再結晶(酢酸ェチル -へキサン)し標記化合物 (ィ匕 合物 90) (81mg,無色粉状)を得た。
融点: 168.0-170.0°C
実施例 13
[0129] 3.4-ジクロロ- N-「(R)- 1-「4-ェチル - 5- (3-ウレイド-フ ノキシ )- 4H-「1.2.41トリァゾール
-3-ィル 1-ェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 91)
[0130] [化 42]
実施例 10— (2)で得られた化合物(300mg)、シアン酸カリウム(65mg)、 AcOH ( 1. Oml)、水(0. 5ml)の混合物を室温で 1時間攪拌後、水を加えてメタノール/クロ 口ホルム(1Z4)で抽出した。有機層を MgSOで乾燥、ろ過後溶媒を留去して得ら
4
れた粗精製物をカラムクロマトグラフィー(酸性 OH型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン =5
2
0〜99%,メタノール/クロ口ホルム =0〜3%)で精製後、再結晶(酢酸ェチル-へキサン) して標記化合物 (化合物 91) (273mg,無色粉状)を得た。
融点: 137.0-138.0°C
実施例 14
[0131] 3.4-ジクロロ- N-((R)-1-「5-「3- (3.3-ジメチルウレイド)-フ ノキシ 1-4-ェチル -4H-「1.2.
41トリァゾール -3-ィル 1-ェチル) -ベンゼンスルホンアミド (化合物 97)
[0132] [化 43]
実施例 10— (2)で得られた化合物(300mg)とトリェチルァミン(368 μ 1)のクロロホ
ルム(1. 1ml)溶液にジメチルカルバミルクロリド(146 1)を加え、室温で 3時間攪拌 した。反応液を濃縮後、得られた粗精製物をカラムクロマトグラフィー(中性 OH型 Si 0 ,酢酸ェチル /へキサン =50〜99%,メタノール/クロ口ホルム =0〜3%)で精製後、再
2
結晶(酢酸ェチル -へキサン)して標記化合物 (ィ匕合物 97) (93mg,無色粉状)を得 た。
融点: 158.0-159.0°C
実施例 15
[0133] 3.4-ジクロロ- N- ((R)- 1-「4-ェチル - 5-「3- (3-ェチルウレイド)-フ ノキシ Ί- 4H-「1.2.41ト リアゾール -3-ィル 1-ェチル) -ベンゼンスルホンアミド (化合物 92)
[0134] [化 44]
実施例 10—(2)で得られた化合物(300mg)のクロ口ホルム(1. 1ml)溶液にェチ ルイソシァネート(63 1)を加え、室温で 1時間攪拌した。反応液を濃縮後、得られた 粗精製物をカラムクロマトグラフィー(中性 OH型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン =50〜
2
99%,メタノール/クロ口ホルム =0〜3%)で精製後、再結晶(酢酸ェチル -へキサン)して 標記化合物 (化合物 92) (228mg,無色粉状)を得た。
融点: 118.0-120.0°C
実施例 16
[0135] 3.4-ジクロロ- N-「(R)-l-「4-ェチル -5-(3-メタンスルホ -ルァミノ-フエノキシ )-4H-「1.2.
41トリァゾール -3-ィル 1-ェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 102)
[0136] [化 45]
実施例 10— (2)で得られた化合物(300mg)のピリジン(1. 32ml)溶液にメタンス
ルホニルクロリド(114mg)をカ卩え、室温で 3時間攪拌した。塩酸(1. ON)を加え、メタ ノール Zクロ口ホルム(1Z4)で抽出し、有機層を Na SOで乾燥、ろ過、濃縮して得
2 4
られた粗精製物をカラムクロマトグラフィー(中性 OH 型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン
2
=50〜99%,メタノール/クロ口ホルム =0〜5%)で精製後、再結晶(酢酸ェチル-へキサ ン)して標記化合物 (化合物 102) (281mg,無色粉状)を得た。
融点: 117.0-118.0°C
実施例 17
[0137] 3.4-ジクロロ- N-「(R)-1-「4-ェチル -5- (3-ヒドロキシフエノキシ) -4H-「1.2.41トリァゾー ル -3-ィノレ 1-ェ ル】 -ベンゼンスルホンアミ (ィ匕合物 114)
[0138] [化 46]
(R)- 1-「5- (3-ベジルォキシ-フエノキシ )-4-ェチル -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィル 1- ェチルァミン
(1) 4-フルオロフェノールのかわりに 3-ベンジルォキシフエノールを用い、実施例(1) -7と同様の操作を行うことにより、標記化合物を得た (褐色油状物、収率 84%)。 1H NMR(600 MHz, CDCl ), δ ppm: 1.39 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.60 (d, J=6.4 Hz, 3H),
3
3.96 - 4.09 (m, 2H), 4.17 (q, J=6.9 Hz, 1H), 5.06 (s, 2H), 6.79 - 6.84 (m, 1H), 6.91 - 6.96 (m, 1H), 7.04 - 7.08 (m, 1H), 7.22 - 7.46 (m, 6H)
3-「5- ((R)-l-アミノエチル) -4-ァチル -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィルォキシ 1-フエノ 一ノレ
:」
(2)実施例 17— (1)で得られた化合物(1· 5g)、Pd (OH)
2 ZC(150mg、Pd 20w t%)のメタノール (4. Oml)懸濁液を水素雰囲気下 (約 1気圧)、室温で 1日攪拌した 。反応混合物をセライトろ過し、溶媒を留去して得られた粗精製物をカラムクロマトグ ラフィー (NH型 SiO ,メタノール/クロ口ホルム =0〜25%)で精製し,表記化合物 (灰
2
色アモルファス、 323mg)を得た。
[0141] JH NMR(600 MHz, DMSO- d6), δ ppm: 1.23 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.54 (d, J=6.9 Hz, 3 H), 3.82 - 4.09 (m, 2H), 4.60 (q, J=6.0 Hz, 1H), 6.61 - 6.69 (m, 2H), 6.70 - 6.77 ( m, 1H), 7.14 - 7.21 (m, 1H), 8.28 - 9.11 (m, 2H), 9.43 - 10.55 (m, 1H)
3,4-ジクロロ- N-「(R)- 1-「4-ェチル - 5- (3-ヒドロキシフ ノキシ )- 4H-「1,2,41トリァゾー ル -3-ィル 1-ェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 114)
[0142] [化 49]
(3)実施例 17— (2)で得られた化合物(200mg)の THF (2. Oml)溶液に,室温でト リエチルァミン(0. 225ml)、 3,4-ジクロロベンゼンスルホユルクロリド(198mg)をカロ え、室温下、 12時間攪拌した。溶媒を留去して得られた粗精製物に KOH (104mg) 、エタノール (4. Oml)、水 (4. Oml)を加え、 120°Cで 40分攪拌した。室温に冷却後 、 HC1(1. ON)をカ卩ぇメタノール Zクロ口ホルムの混合溶液 (メタノール Zクロ口ホルム = 1/4)で抽出し、乾燥 (MgSO )、濾過し、溶媒を減圧留去後得られた粗生成物を力
4
ラムクロマトグラフィー(酸性 OH型 SiO,酢酸ェチル /へキサン =30〜70%)で精製
2
後、再結晶 (メタノール/クロ口ホルム/へキサン)して表記化合物 (ィ匕合物 114) 37mg を無色粉末として得た。
融点: 185.0-186.0°C
実施例 18
[0143] 3-「5-「(R)-1- (3,4-ジクロロベンゼンスルホニルァミノ)-ェチル 1-4-ェチル -4H-「1,2,41 トリァゾール -3-ィルォキシ 1安息呑酸 t-ブチルエステル (化合物 118)
[0144] [化 50]
酸 t ブチル エステル
(1) 4-フルオロフェノールのかわりに 3-ヒドロキシ安息香酸 t ブチルエステルを用い 、実施例(1) _7と同様の操作を行うことにより、標記化合物を得た (無色油状、収率 24 %)。
JH NMR(600 MHz, CDCl ), δ ppm: 1.43 (t, J=7.1Hz, 3H), 1.58 - 1.62 (m, 12H), 4.
3
01 - 4.13 (m, 2H), 4.18 (q, J=6.6Hz, 1H), 7.42 - 7.46 (m, 1H), 7.61 - 7.65 (m, 1H), 7.82 - 7.85 (m, 1H), 7.87 - 7.91 (m, 1H)
3-「5-「(R)-1- (3.4-ジクロロベンゼンスルホニルァミノ)-ェチル 1-4-ェチル -4H-「1.2.41 トリァゾール -3-ィルォキシ 1安息呑酸 t-ブチルエステル (化合物 118)
[化 52]
(2)実施例 18— (1)で得られた化合物を用い、実施例 1— (8)と同様の操作を行う: とにより標記化合物 (無色粉状、収率 68%)を得た。
[0147] H NMR(600 MHz, CDC1 ), δ ppm: 1.38 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.51 (d, J=6.9Hz, 3H),
3
1.58 (s, 9H), 3.93 - 4.01 (m, 2H), 4.29 - 4.35 (m, 1H), 7.43 - 7.48 (m, 1H), 7.50 - 7.60 (m, 3H), 7.64 - 7.69 (m, 1H), 7.81 - 7.89 (m, 2H), 7.90 - 7.94 (m, 1H) 実施例 19
[0148] 3-「5-「(R)-l-(3.4-ジクロロベンゼンスルホニルァミノ)-ェチル 1-4-ェチル -4H-「1.2.41 トリァゾール- 3-ィルォキシ 1-安息呑酸 (化合物 113)
[0149] [化 53]
実施例 18で得られた化合物(260mg)のクロ口ホルム(12.0ml)溶液にトリフルォロ酢 酸 (0.12ml)を加え、室温で 5日間攪拌した。溶媒を留去して得られた粗精製物をカラ ムクロマトグラフィー(中性 OH型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン =50〜99%,メタノール/
2
クロ口ホルム =0〜20%)で精製後、再結晶(メタノール/クロ口ホルム/へキサン)して標 記化合物 (化合物 113) (lOlmg,無色粉状)を得た。
融点: 183.0-185.0°C
実施例 20
[0150] N-「(R)- 1-「4-ェチル - 5- (4-フルオロフエノキシ) - 4H- Γ1.2.4Ίトリァゾール- 3-ィル Ί-ェ チル 1-4-メトキシベンゼンスルホンアミド (化合物 175)
[0151] [化 54]
実施例 1— (7)で得られた化合物(12. 5mg)の THF (0. 3ml)溶液に、トリェチル ァミン(25 1)と 4—メトキシベンゼンスルホユルクロリド(15. 5mg)の THF (0. 3ml) 溶液を順次加え、室温で 2時間攪拌した。反応混合物に PSA (商品名: VARIAN社 p
olymer supported amine, 1.4meq/g) (75 μ 1)を加え、室温で 12時間攪拌した。不溶 物をろ過し、溶媒を留去して得られた粗精製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー( 酸性 ΟΗ型 SiO ,酢酸ェチル /へキサン =50〜100%、メタノール/クロ口ホルム =10%
2
)で精製して標記化合物 (ィ匕合物 175) 10. 7mgを無色粉末として得た。
APCI MS(M-H)" :419, APCI MS(M+H)+ :421
実施例 21
[0152] 3.4-ジクロロ- N- ((R)- 1-「4-ェチル -5-「3-(4-メチル -ピペラジン- 1-ィル) -フエノキシ 1- 4H-「1.2.41トリァゾール -3-ィル 1-ェチル) -ベンゼンンスルホンアミド (化合物 45)
[0153] [化 55]
(1)実施例 1一(7)に示した方法と同様の方法 (下記に詳細を示す)を用い、下記 化合物を得た。
(R)-l-「4-ェチル -5-「3-(4-メチル -ピペラジン- 1-ィル) -フ ノキシ 1-4H-「1,2,41トリア ゾール -3-ィ _ル1 ェチルァミン
耐圧式ネジロ試験管に実施例 1 (6)で得た化合物(750mg)に Ν,Ν'-ジメチルプロ ピレンウレァ(DMPU) (4.0ml)、 3- (4-メチル -ピペラジン- 1-ィル) -フエノール(500mg )、炭酸セシウム (2.21g)を加え, 160°Cで 3時間攪拌した。室温に戻し、飽和食塩水 を加えて酢酸ェチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、溶媒 を減圧留去後得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー (NH型 SiO ,クロ口ホル
2
ム /メタノール = 50/1〜30/1)で精製し,表記化合物(黄色油状化合物、 427mg)を得
H NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.40(t,J=7.3Hz,3H), 1.59(d,J=6.9Hz,3H), 2.35
3
(s,3H), 2.52-2.61(m,4H), 3.22-3.27(m,4H), 3.97— 4.08(m,2H), 4.15(q,J=6.9Hz,lH), 6.71-6.80 (m,2H), 6.99— 7.03(m,lH) , 7.20-7.25(m,lH)
(2)実施例 1一(8)に示した方法と同様の方法(下記に詳細を示す)を用い、下記 化合物を得た。
3,4-ジクロロ- N- ((R)- 1-「4-ェチル - 5-「3- (4-メチル -ピペラジン- 1-ィル) -フエノキシ 1- 4H-I1 ,2,£1 ァゾール -3-ィノレ ェチル) -ベンゼンンスルホンアミ] £ (化合物 45)
[0155] [化 57]
実施例 21- (1)で得られた化合物(427mg)の THF (8.0mL)溶液に、室温でトリエ チルァミン(0.41mL)、 3, 4—ジクロロベンゼンスルホユルクロリド(0.232mL)をカロえ、 室温下、終夜攪拌した。 反応混合物を濃縮して得られた残渣ををカラムクロマトダラ フィー(NH型 SiO ,クロ口ホルム/メタノール = 50/1〜30/1)で精製後、再結晶(酢酸
2
ェチル -へキサン)して表記化合物 (化合物 45) 280mgを無色粉末として得た。
融点: 194.0-196.0 °C
実施例 22
[0156] 3,4-ジクロロ- N-「(R)- 1-「4-ェチル - 5- Η-インドール- 6-ィルォキシ) - 4H- 1,2,41トリア ゾール -3-ィノレ 1-ェチル 1二ベンゼンスルホンア ド(ィ匕合物 64)
[0157] [化 58]
(1)実施例 1一(7)に示した方法と同様の方法 (下記に詳細を示す)を用い、下記 化合物を得た。
(R)- 1-「4-ェチル -5- Η-インドール- 6-ィルォキシ) -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィル Ί -ェチルァミン
耐圧式ネジロ試験管に実施例 1— (6)で得た化合物(l.OOg)に Ν,Ν'-ジメチルプロ ピレンウレァ(DMPU) (5.0ml)、 1H-インドール- 6-オール(601mg)、炭酸セシウム(2. 94g)をカ卩え, 200°Cで 1時間攪拌した。室温に戻し、飽和食塩水をカ卩えて酢酸ェチル で抽出した。有機層を乾燥 (MgSO )、濾過し、溶媒を減圧留去後得られた粗生成物
4
をカラムクロマトグラフィー(NH型 SiO,クロロホノレム/メタノーノレ = 50/1〜30/1)で
2
精製し,表記化合物 (黄色油状化合物、 750mg)を得た。
JH NMR (600 MHz, CDCl ) δ ppm: 1.42 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 1.58 (d, J=6.4 Hz, 3 H)
3
, 3.98 - 4.10 (m, 2 H), 4.15 (q, J=6.7 Hz, 1 H), 6.30 - 6.39 (m, 1 H), 6.87 - 7.00 ( m, 2 H), 7.39 - 7.52 (m, 2 H), 9.55 (s, 1 H)
(2)実施例 1一(8)に示した方法と同様の方法(下記に詳細を示す)を用い、下記 化合物を得た。
3,4-ジクロロ- N-「(R)- 1-「4-ェチル - 5- Η-インドール- 6-ィルォキシ) - 4H- 1,2,41トリア ゾール -3-ィ _ル1 ェチル]-ベンゼンスルホンアミ _ (ィ匕合物 64)
[0159] [化 60]
実施例 22- (1)で得られた化合物(748mg)の THF (lO.OmL)溶液に、室温でトリエ チルァミン(0.77mL)、 3, 4—ジクロロベンゼンスルホユルクロリド(1.02g)をカ卩え、室 温下、終夜攪拌した。 反応混合物を濃縮して得られた残渣ををカラムクロマトグラフ ィー(NH型 SiO ,クロ口ホルム/メタノール = 30/1)で精製後、再結晶(CHC1 /MeOH
2 3
/へキサン)して表記化合物 (化合物 64) 815mgを無色粉末として得た。
融点: 223.0- 224.0°C
実施例 23
[0160] N-「(S)- 2-ベンジルォキシ- 1-「4-ェ vチル- 5- (4-フルオロフエノキシ) - 4H- Γ1.2.4Ίトリア ゾール -3-ィル 1-ェチル 1-3.4-ジクロロベンゼンスルホンアミド (ィ匕合物 695)
[0161] [化 61]
実施例 1— (1)の N- (t-ブトキシカルボ-ル) - D-ァラニン メチルエステルのかわりに (R)- 2-ァミノ- 3-ベンジルォキシ-プロピオン酸 メチルエステルを用いて、実施例 1と 同様の操作を行うことにより表記化合物 (ィ匕合物 695)を無色粉末として得た。
1H NMR (200 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.31(t,J=7.3Hz,3H), 3.65—4.03 (m,4H), 4.35(s,
3
2H), 4.67(q,J=7.9Hz,lH), 7.03— 7.39(m,10H), 7.68(dd,J=8.8, 2.2Hz,lH), 7.93(d,J=2. 2Hz,lH)
実施例 24
[0162] 3.4-ジクロロ- N-「(S)-1-「4-ェチル -5- (4-フルオロフエノキシ) -4H-「1.2.41トリァゾール -3-ィル 1:2-ヒビロキ エチル tベンゼンスルホンァ¾£ (ィ匕合物 696)
[0163] [化 62]
実施例 23で得られた化合物(69mg)の CH CI (2.0ml)溶液に (49mg)と PhNM
2 2 3
e (148mg)をカ卩え、室温で 1時間攪拌後、 AcOEtをカ卩え、 1N塩酸、飽和食塩水順
2
次洗浄し、有機層を乾燥 (Na SO )、濾過し、溶媒を減圧留去後得られた粗生成物を
2 4
カラムクロマトグラフィー(OH型 SiO , AcOEt/へキサン = 2/1)で精製し,表記化合
2
物 (ィ匕合物 696) 54mgを無色粉末として得た。
Ή NMR (200 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.41(t,J=7.5Hz,3H), 3.62(dd,J=4.8, 11.8Hz,lH)
3
, 3.88(dd,J=4.8, 11.8Hz,lH), 4.05(q,J=7.5Hz,2H), 4.51— 4.60(m,lH), 7.04— 7.13(m,2 H), 7.23-7.31(m,3H), 7.53(d,J=8.8Hz,lH), 7.70(dd,J=8.8, 2.2Hz,lH), 7.93(d,J=2.2H 実施例 25
[0164] 3.4-ジクロロ- N-「(S)-1-「4-ェチル -5- (4-フルオロフエノキシ) -4H-「1.2.41トリァゾール -3-ィル 1-2-フルォロェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 689)
[0165] [化 63]
実施例 24で得られたィ匕合物(45mg)の CH CI (2.0ml)溶液に 0°Cでジェチルァミノ
2 2
サルファトリフルオリド(DAST) (16mg)の CH CI (1.0ml)溶液をカ卩え、同温で 1時間
2 2
攪拌した。反応溶液を飽和重曹水に加え、 AcOEtで抽出し、有機層を乾燥 (Na SO )
2 4
、濾過し、溶媒を減圧留去後得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー (OH型 Si 0 , AcOEt/へキサン = 30 50%)で精製し,表記化合物(化合物 696) 6mgを淡黄
2
色粉末として得た。
JH NMR (200 MHz, CDC13) δ ppm 1.39(t,J=7.5Hz,3H), 4.01(q,J=7.5Hz,2H), 4.45- 4.86(m,3H), 6.98(br,lH), 7.05- 7.36(m,4H), 7.48(d,J=8.5Hz,lH), 7.69(dd,J=8.5, 2.2 Ηζ,ΙΗ), 7.93(d,J=2.2Hz,lH)
実施例 26
[0166] 3,4-ジクロロ- N-「l-「4-ェチル -5- (4-フルオロフエノキシ) -4H-「1,2,41トリァゾール- 3- ィル 1-2,2,2-トリフルォロェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 687)
[0167] [化 64]
4-ェチル - 5-メルカプト- 4H-「l,2,4lトリァゾール- 3-カルボン酸 ェチル エステル
[0168] [化 65]
N-N
EtO
Y ^N K SH
0 Et
(1)ギ酸ジェチル(48.64g)の MeOH(lOOml)溶液にヒドラジン · 1水和物(16.33g)の Me OH(100ml)溶液を- 5°Cで 1.5時間かけて滴下後、同温でェチルイソチオシァネート(2 9.00g)を加え、室温まで昇温して終夜攪拌した。 不溶物をろ過後、溶媒を留去して 得られた固体をへキサン /AcOEt (1/1)の混合溶液で洗浄、乾燥して得られた白色粉 末 (55.30g)をに NaOH (913mg)の水溶液 (228ml)を加え、 70°Cで 4時間攪拌後、室温 で終夜攪拌し、 100°Cで 7時間攪拌した。反応混合物を約 1/3に濃縮後、飽和 NH C1
4 水溶液 (300ml)加えて生成した白色沈殿をろ過、乾燥して標記化合物(15.06g)を無 色粉末として得た。
JH NMR (200 MHz, CDC1 ) δ ppm 1.38(t,J=6.6Hz,3H), 1.45(t,J=6.5Hz,3H), 4.40—4
3
.57(m,4H), 11.58- 11.84(m,lH)
4-ェチル - 5-メタンスルファニル -4H-「l,2,4lトリァゾール- 3-カルボン酸 ェチル ェ ステル
(2)実施例 26- (1)で得られた化合物を用い、実施例 1— (4)と同様の操作を行い標 記化合物を淡黄色固体 (収率 84%)として得た。
JH NMR (200 MHz, CDC1 ) δ ppm 1.31— 1.50 (m,6H) , 2.80(s,3H), 4.31(q,J=7.2Hz,
3
2H), 4.47(q,J=7.1Hz,2H)
4-ェチル -5-メタンスルホ-ル -4H-「1.2.41トリァゾール- 3-カルボン酸 ェチル ェ ステル
[0170] [化 67]
丫 S02 e
O Et
(3)実施例 26- (2)で得られた化合物を用い、実施例 1— (5)と同様の操作を行い標 記化合物を淡黄色固体 (収率 84%)として得た。
JH NMR (200 MHz, CDCl ) δ ppm 1.48(t,J=7.1Hz,3H), 1.53(t,J=7.2Hz,3H), 3.60(s,
3
3H), 4.53(q,J=7.1Hz,2H), 4.75(q,J=7.2Hz,2H)
4-ェチル -5- (4-フルオロフエノキシ) -4H-「1.2.41トリァゾール- 3-カルボン酸 ェチル エステル
[0171] [化 68]
(4) NaH (1.236g、 oil free)の THF (68ml)懸濁液に 4 フルオロフェノール(4.62g)を 0 °Cで加え、室温に昇温して 30分間攪拌した。 反応混合物を 0°Cに冷却し、実施例 2 6- (3)で得られたィ匕合物(8.49g)の THF(20ml)溶液をカ卩ぇ室温で 30分攪拌後、 70°C で 1.5時間攪拌した。 室温に冷却後、反応混合物を飽和 NH C1水溶液 (500ml)にカロ
4
え、 AcOEt(500ml)で抽出し、飽和食塩水で洗浄後、有機層を乾燥 (MgSO )、ろ過、
4 濃縮して得られた粗精製物カラムクロマトグラフィー(OH型酸性 SiO、 AcOEt/へキサ
2
ン =10〜99%)で精製して標記化合物 (5.144g、淡黄色固体)を得た。
1H NMR (200 MHz, CDCl ) δ ppm 1.35— 1.52(m,6H), 4.36(q,J=7.2Hz,2H), 4.48(q,J
3
=7.2Hz,2H), 7.02-7.18(m,2H), 7.28-7.48(m,2H)
4-ェチル -5-(4-フルオロフヱノキシ )-4H-「1,2,41トリァゾール- 3-カルバルデヒド
[0172] [化 69]
(5)実施例 26—(4)で得られた化合物(5.00g)の THF (50ml)溶液に- 5°Cで DiBA H
(0.99M,トルエン溶液, 36.1ml)をカ卩え、同温で 3時間攪拌した。反応溶液に 1N-塩酸 を加え、 AcOEtで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥 (MgSO )、ろ過、
4 濃縮して得られた粗精製物カラムクロマトグラフィー(OH型中性 SiO、 AcOEt/へキサ
2
ン =5〜40%)で精製して標記化合物(2.22g、無色油状)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl ) δ ppm ppm 1.44(t,J=7.3Hz,3H), 4.370=7.3Hz,2H), 7.1
3
0-7.17(m,2H), 7.36-7.40(m,2H)
4-メチルベンゼンスルフン酸 4-ェチル -5- (4-フルオロフエノキシ) -4H-「1,2,41トリア ゾール -3-ィ_ルメチレンアミビ
[0173] [化 70]
(6)実施例 26— (5)で得られた化合物(l.OOg)、 4-メチルベンゼンスルフン酸アミド (6 60mg)、炭酸セシウム (1.39g)のクロ口ホルム (2 lml)溶液を 45°Cで 9時間攪拌した。反 応溶液をセライトろ過し、ろ液を濃縮して得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー ( OH型中性シリカゲル、溶出溶媒: AcOEtZへキサン 0〜30%)で精製し、標記化合物 (630mg)を薄黄色固体として得た。
JH NMR (600 MHz, CDCl ) δ ppm 1.30(t,J=7.1 Hz,3H), 2.42(s,3H), 4.27-4.43(m,2
3
H), 7.07-7.15(m,2H), 7.31- 7.39(m,4H), 7.57-7.62(m, 2H), 8.85(s,lH)
N-「l-「4-ェチル -5- (4—フルオロフエノキシ) -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィル 12,2, 2 トリフルォロェチル 1-4-メチルベンズアミド
[0174] [化 71]
(7)アルゴン雰囲気下、実施例 26—(6)で得られた化合物 (200mg)とテトラメチルフ
ルオリド(60mg)の THF (5.0ml)懸濁液に (トリフルォロメチル)トリメチルシラン (120 μ 1) の THF(5.0ml)溶液を— 35°Cで加え、同温で 1時間半攪拌した。反応溶液に再びテト ラメチ フルオリド(60mg)、(トリフルォロメチル)トリメチルシラン (60mg)を同温で順 次加え、同 で 2時間攪拌した。— 10°Cに昇温し、飽和塩化アンモ-ゥム水溶液を加 え、水層を酢酸ェチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、濾液 を濃縮した後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (一 OH型中性シリカ ゲル、 AcOEtZへキサン 0〜40%)で精製すると、標記化合物 (219mg)を薄黄色油状 質として得た。
JH NMR (600MHz,CDCl ) δ ppm 1.32(t,J=7.3 Hz,3H), 2.40(s,3H), 3.80-3.87(m,2H
3
), 4.86-4.92(m,l H), 5.59(d,J=8.3Hz,lH), 7.06— 7.13(m,2H), 7.27-7.31(m,2H), 7.32- 7.37(m,2H), 7.53- 7.59(m,2H)
1-「4-ェチル - 5- (4-フルオロフエノキシ) - 4H- Γ1.2.4Ίトリァゾール- 3-ィル Ί- 2.2.2.-トリ フルォロェチルア^^
[0175] [化 72]
(8)実施例 26— (7)で得られた化合物 (215mg)のメタノール (5.0ml)溶液に HC1 (4N, ジォキサン溶液, 1.25ml)を室温で加え、 85°Cで 2時間攪拌した。反応溶液を濃縮した 後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH型 SiO、 AcOEt/へキサン
2
0〜50%)で精製し、標記化合物 (82mg)を無色油状物として得た。
(600 MHz, CDCl ) δ ppm: 1.43 (t,J=7.3Hz,3H), 3.97-4. ll(m,2H), 4.47-4.54(m,lH)
3
, 7.06-7.12(m,2H), 7.35-7.40(m,2H)
3,4-ジクロロ- N-「l-「4-ェチル -5- (4-フルオロフエノキシ) -4H-「1,2,41トリァゾール- 3 -ィル 1-2,2,2-トリフルォロェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 687)
(9)実施例 26—(8)で得られた化合物(79mg)を用い、実施例 1一(8)と同様の操作 を行 、標記化合物 (3mg)を薄黄色油状物として得た。
(600 MHz, CDCl ) δ ppm: 1.43(t,J=7.1Hz,3H), 3.91— 4.07(m,2H), 5.06—5.13 (m,lH)
3
, 7.07-7.16(m,2H), 7.29-7.35(m,2H), 7.50-7.57(m,lH), 7.67-7.74(m,lH), 7.90(s,lH )
実施例 27
[0177] N- ((R)-l-「5-「3- (4-ァセチルビペラジン- 1-ィル) -フエノキシ 1-4-ェチル -4H-「1,2,41ト リアゾール -3-ィル 1-ェチル )-3.4-ジクロロベンゼンスルホンアミド(化合物 697)
[0178] [化 74]
(R)-l-「4-ェチル -5-(3-ピぺラジン- 1-ィル-フエノキシ )-4H-「1,2,41トリァゾール- 3- ゴル, -ェチルァミン
(1)耐圧式ネジロ試験管に実施例 1 (6)で得た化合物(2.08g)に DMPU (10ml)、 3-ピペラジ-ルフエノール(1.34g)、 Cs CO (6.13g)をカ卩え, 200°Cで 40分間攪拌した
2 3
。室温に冷却し、減圧濃縮して得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー (NH型 SiO , AcOEt→MeOH/CHCl =1/50)で精製し,表記化合物(黄色油状化合物、 1.17
2 3
g)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl ) δ ppm: 1.40(t,J=7.1Hz,3H), 1.59(d,J=6.9Hz, 3H), 2.98
-3.04(m,4H), 3.14— 3.19(m,4H), 3.97— 4.09(m,2H), 4.13— 4.18(m,lH), 6.70— 6.80(m,2 H), 6.97-7.03(m,lH), 7.21-7.26(m,lH)
1- (4-「3-「5- ((R)-l-アミノエチル) -4-ェチル -4H-「1,2,41トリァゾール- 3-ィルォキシ 1 -フエ-ル 1-ピぺラジン- 1-ィル) -エタノン
[0180] [化 76]
(2)実施例 27—(1)で得られた化合物(1.06g)と Et N (1.4ml)の THF (20ml)溶液に
3
— 30°Cで AcCl(0.24ml)を力卩ぇ同温で 2時間攪拌後、室温に昇温して 5時間攪拌した。 反応混合物を濃縮して得られた組成生物をカラムクロマトグラフィー(OH型 中性 SiO , MeOH/CHCl =1/5)で精製し,表記化合物とトリェチルァミン塩酸塩の混合物
2 3
(315mg、無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl ) δ ppm: 1.35(t,J=7.3Hz,3H), 1.72(d,J=6.4Hz,3H), 2.12(
3
s,3H), 3.14-3.23(m,4H), 3.57-3.64(m,2H), 3.71-3.77(m,2H), 3.87— 4.10(m,2H), 4.57 -4.66(m,lH), 6.70— 6.81(m,2H), 6.95— 6.99(m,lH), 7.21-7.26(m,lH)
N- ((R)-l-「5-「3- (4-ァセチルビペラジン- 1-ィル) -フエノキシ 1-4-ェチル -4H-「1,2,41 トリァゾール -3-ィル 1-ェチル )-3.4-ジクロロベンゼンスルホンアミド(化合物 697)
[0181] [化 77]
(3)実施例 27— (2)で得られた 1- (4- [3- [5- ((R)-l-アミノエチル) -4-ェチル -4H- [1,2 ,4]トリァゾール -3-ィルォキシ] -フエ二ル]-ピぺラジン- 1-ィル) -エタノンとトリェチルァ ミン塩酸塩の混合物(307mg)、 3, 4—ジクロロベンゼンスルホユルクロリド(0.13ml)と K CO (355mg)に水を加え、室温下、 15時間攪拌した。 析出した固体をろ過し、カラ
2 3
ムクロマトグラフィー(NH型 SiO , MeOH/CHCl =1/50)で精製して標記化合物(ィ匕
合物 697) (117mg、無色シロップ)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.38(t,J=7.3Hz,3 H), 1.52(d,J=6.9Hz,3H), 2.14(
3
s,3H), 3.14-3.27(m,4H), 3.56-3.64(m,2H), 3.72— 3.80(m,2H), 3.88— 4.01(m,2H), 4.58 -4.68(m,lH), 5.98— 6.06(m,lH), 6.72-6.82(m,2H), 6.95— 7.01(m,lH), 7.25— 7.30(m,l H), 7.51-7.57(m,lH), 7.65— 7.73(m,lH), 7.89— 7.97(m,lH)
実施例 28
[0182] 3.4-ジクロロ- N-「(R)-l-「4-ェチル -5-(3-ピぺラジン- 1-ィル-フエノキシ )-4H-「1.2.41ト リアゾール -3-ィル 1-ェチル 1-ベンゼンスルホンアミド(化合物 683)
[0183] [化 78]
実施例 27—(3)で得られた化合物(107mg)、 NaOH (105mg)、水(2.0ml)と EtOH (4.0 ml)の混合物を 80°Cで 1時間攪拌後、 100°Cで 18時間攪拌した。 室温に冷却し、 Ac OEtで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥 (MgSO )、ろ過、濃縮して得られた
4
粗精製物をカラムクロマトグラフィー(NH型 SiO , MeOH/CHCl =1/30)で精製後、
2 3
再結晶 (AcOEt/へキサン)して標記化合物 (ィ匕合物 683) (55mg、無色粉末)を得た。 JH NMR (600 MHz, DMSO- d6) δ ppm: 1.24(t, J=7.3Hz, 3H), 1.31(d, J=6.9Hz, 3H) , 2.77-2.86(m, 4H), 3.03— 3.10(m, 4H), 3.81— 3.99(m, 2H), 4.67-4.75(m, 1H), 6.56-6 .62(m, 1H), 6.76-6.85(m, 2H), 7.19-7.27(m, 1H), 7.69-7.77(m, 1H), 7.88(d, J=8.7H z, 1H), 7.93-7.97(m, 1H)
融点: 175.0-178.0 °C
対応する原料を用い、実施例 1〜28に示した方法と同様の方法を用い、適宜塩の 形成を行!ゝ表 1に示す化合物を得た。
[0184] なお、上記実施例で得られた化合物も他の化合物と併せて表 1に示した。
試験例 1 (S1P結合試験)
1
ヒト Edg- 1 (S1P )遺伝子導入 HEK- 293細胞株膜画分を用い、文献記載 (Science. 2
002, 296: 346)の方法に準拠して本発明の化合物の Edg-l(SlP )結合阻害作用の検
1
討を行った([
33P]- S1Pに対して Kd=0.15nM、
/ζ gの結合を示した)。 膜画分は可溶化バッファー (1 mM Tris/HCl, pH7.2)で 10分間氷上にて処理し、 100 O X g, 5分間遠心で不溶ィ匕画分を除去した後、 40000 X g, 30分間 4°Cで膜画分を 得た。得られた膜画分は結合バッファー(20mM Tris-HCl, pH7.4、 lOOmM NaCl、 15 mM NaF、 2mMデォキシピリドキシン、 4mg/mL脂肪酸フリー BSA)へ溶解後、 [
33P]- S1 P (ARC製、終濃度 O.lnM)と被検化合物の DMSO溶液 (ィ匕合物終濃度 10—
5M、 DMSO 終濃度 0.1%)を添加し、攪拌後 30°Cで 1時間処理した。ハーべスターを用いて unifilt er-96 GF/Cフィルター(パーキンエルマ一社製)へ膜画分を回収し、結合バッファー で 4回洗浄後、フィルター乾燥させた。 25 μ Lの Microscint 0 (パーキンエルマ一社製 )を加え、 Top Count NXT (パッカード社製)を用いて放射活性を測定することによつ て、化合物添加時の膜画分への [
33P]-S1Pの結合量 (A)を算出した。
[0185] 同様の操作を被検化合物の非存在下に実施して [33P]-S1P結合量 (B)を算出した。
また、 Edg-1 (SIP )遺伝子を導入していない HEK-293細胞を用いて被検化合物の非 存在下に同様の操作を実施して [33P]-S1Pバックグラウンド結合量 (C)を算出した。
[0186] 下記式によって算出した、化合物の Edg-l(SlP )結合抑制率も表 1に示した。
抑制率 (%)= [1 - (A-C) / (B-C) ] X 100
また、被検化合物非存在化の結合を 50%抑制する際の濃度 (IC )を算出した。種
50
々の濃度の被検化合物存在化で上記膜系結合試験を行い、上記式により Edg-1 (SI PI)結合抑制率を算出したのち、データ分析ソフトウェアである Origin (株式会社ライト ストーン)を用いて、 IC 値を算出した。
50
[0187] その結果、以下の化合物は、 35nM以下の IC 値であり、特に強い活性を
50
示した。
[0188] 化合物 5、 13、 16、 18、 21、 23、 25、 26、 32、 35, 37、 43, 64, 69, 76, 101、 1 02、 109、 122、 123、 125、 131、 134、 141、 142、 145、 665
また、以下の化合物は、 ΙΟηΜ以下の IC 値であり、さらに強い活性を示した。
50
[0189] 化合物 24、 39, 40、 70、 75, 87、 93, 94, 107、 111、 112、 121、 132、 133、 1 37、 138、 139、 140、 147、 151、 663、 666、 667、 669、 671、 681、 683、 690
以下に具体的な IC 値を個別に示す (単位: nM)。
50
化合物 3:4.2。化合物 7:35.5。化合物 8:18.5。化合物 10:17.5。化合物 11:8 .9。化合物 12 :20.0。化合物 14 :6.4。化合物 15 :32.5。化合物 22 :14.0。化 合物 28:3.1。化合物 34:2.0。化合物 36: 17.5。化合物 38: 11.7。化合物 42:2 2.0。化合物 45 :4.2。化合物 46 :28.5。化合物 49 :6.0。化合物 61 :39.0。化 合物 73 :2.2。化合物 74 :15.0。化合物 83 :8.1。化合物 88 :5.4。化合物 99 :25 .0。化合物 100: 18.5。化合物 105:2.9。化合物 108: 18.0。化合物 120:1.7。 ィ匕合物 129:20.0。化合物 130:2.9。化合物 136:8.1。化合物 143:7.3。化合 物 144:7.9。化合物 146: 12.0。化合物 148:1.9。化合物 149:7.8。化合物 67 0:5.2。化合物 678:10.2。化合物 680:1.4。化合物 688:1.5。化合物 691:2. 6。化合物 692 :5.1。化合物 694 :2.9。化合物 698 :2.3。
[表 1-1]
結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造 融点 ( )
% inhibition (10jUM) 化合物 1 182.0-184.0 100.8
o3 0 0
ABS
化合物 3 183.5-187.5 98.7
化合物 4 198.5-200.5 95.7
ABS
化合物 5 160.0-161.0 97.3
化合物 6 1800-1900 98.2
ABS
化合物 7 J 159.5-16V5 99.4
0 0 1-2]
化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試験 (膜)
% inhibition (ΙΟμΜ)
化合物 8 179.0-179.5 100.1
化合物 10 182.5-1845 99.8
。 ^>
、
化合物 Ί1 155.0-160.0 98.5
X Λj-
化台物 13 Χ 152.0-156.0 102.0
化合物 14 161.0-162.5 99.5
1-3]
化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試験 (膜)
% inhibition (10 i M) 化合物 15 200.0-205.0 102.7
00 化合物 16 125.0-127.0 101.3
化合物 17 129.5-131.5 95.4
c 0s 0 I 化合物 18 189.0-194.0 102.1 化合物 19 145.0-150.0 97.9 化合物 20 118.0-1200 97.4
化合物 21 146.5- 1495 96.7
1-4]
化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試験 (膜)
% inhibition (10/i M)
ABS
化合物 22 c - H 、 l¾ II II J 163.0-167.5 95.4
c
化合物 23 173.0-176.0 96.7
化合物 24 172.5-173.0 101.0
ABS
化合物 25 1550-1560 97.5
ABS
化合物 26 159.0-164.0 97.9
化合物 27 163.0-168.0 100.1
ABS
化合物 28 165.0-170.D 104.4
1-5]
験 (膜) 化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試
% inhibition (10 M) 化合物 29 177.0-178.5 101.4
化合物 30 212.0-216.0 100.4 化合物 31 1 3.0-146.0 101.2 化合物 32 147.0-148.0 104.1 化合物 33 173.5-174.5 100.8 化合物 34 192.5-195.5 106.1
化合物 35 156.0-159.0 100.4
化合物 36 125.0 - 130.0 102.2
[0196] [表 1-7]
1-8]
1-9]
化合物番号 化学構造 融点 (°C) 結合試験(膜)
% inhibition (10j M)
ABS
化合物 58 181.0-1 B3.0 99.7
0 、、0 化合物 59 169.5-170.5 94.3
化合物 60 192.5-195.0 98.9
化合物 61 93.0-99.0 102.2
化合物 62 186.0-188.5 83.5
化合物 63 216.5-217.5 104.7
化合物 64 223 0-224.0 100.8
1-10]
化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試験 (膜)
% inhibition (10 M) 化合物 65 201.0-202.0 105.3
ABS I
化合物 66 183.0-190.0 93.4
ABS
化合物 67 182.0-188.0 95.5
化合物 68
Ck π rrr 212.0-223.0 100.9
c
ABS
化合物 69 1 1 9.0-120.5 103.2
ABS
化合物 70 144.0-146.0 96.5
Xx 0 0- k
ABS 化合物 71 )26.0-135 0 99.3
-11]
化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試験(膜)
¾ inhibition (10 / M)
ABS
,ノ
化合物 72 H—N
198.0-200.5 99.0
。 or 0H
ABS 化合物 73 185.0-187.0 103.3
化合物 74 218.5-227.0 104.9
ABS 化合物 75 177.0-179.0 95.0
化合物 76 151.5-153.5 99.2
化合物 77 123.0-127.0 99.7
ABS 化合物 79 190.0-195.0 103.7
0 0
[0201] [表 1-12]
1951
1-19]
1-20]
化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試験 (膜)
% inhibition (10^M) 化合物 142 183.0-184.0 98.11
ABS
化合物 144 187.0-188.0 99.38
0 0 化合物 145 1500-1520 101.30
化合物 146 1210-1220 101.65
化合物 14フ 14t.0-143.0 102.74
ABS
化合物 148 154.5-155.5 102.47
化合物 149 212.0-214.5 100.70
[0210] [表 1-21]
[0211] [表 1-22]
1-23]
1-24]
APCI MS APCI MS
化合物番号 結合試験 (膜) 化学構造
(Μ-Η (M+H) + % inhibition (10^M) 化合物 166 493 495 化合物 167 451 453 113.3 化合物 168 457 459 68.4
化合物 169 0 457 459 化合物 170 449 451 76.0
0 0 化合物 171 341 343 化合物 172 0^ 417 419 92.0
0 0
1-25]
APCI MS APCI MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
( -H)' (M+H) + % inhibition (10/JM)
化合物 173 407 409 97.2
化合物 175 419 421 102.7 kJ ^ H
0 0
化合物 176 327 329
0 0H
化合物 177 467 469 55.3
0 0
化合物 17S ςχ 467 469
化合物 179 439 441 83.0
1-26]
APCI MS APGI MS
化合物番号 結合試験 (膜) 化学構造
( -H)" (M+H) + % inhibition (10^ M) 化合物 180 467 469 94.6
' 化合物 181 479 481 50.4 化合物 182 514 517 109.3 化合物 183 415 417 92.8
化合物 184 493, 495 97.3 化合物 185 。 515 517 化合物 186 403 405 86.8
1-27]
APC[ MS APCE MS
化合物番号 化学構造 結合試験(膜)
(M - H)一 (M+H) + % inhibition (10^ )
ABS 化合物 187 403 405
、ゝ
化合物 188 457 459 106.6
化合物 189 403 405 99.7
化合物 190 473 475 87.9
化合物 191 415 417 96.9
0 0
ABS
化合物 192 403 405 95.2
0 0 化合物 193 530 532
1-28]
APCI MS APCI MS 結合試験 (膜〕 化合物番号 化学構造 (M-H)" (M+H)+ % inhibition (10 μ M) D C
化合物 194 οσ 540 542 80.7
ABS
化合物 196 479 461 65.6
0 0 化合物 197 535 537
ABS
441 443
ci o o 化合物 199 408 410
化合物 200 465 467
1-29]
APCI MS APCI MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
(M - H)— (M+H) + % inhibition (10 M) 化合物 201 450 452 84.3
化合物 202 421 423
" 化合物 203 447 449
丄。' ¾ 化合物 204 457 459
化合物 205 465 467 化合物 206 431 433 85.4 化合物 207 491 , 493 493, 495 107.7
1-30]
1-31]
1-32]
APG【 MS APCi MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" (M+H)+ % inhibition (10 ^ M) 化合物 222 473 475
ABS
化合物 223 414 416 90.8
0 0 化合物 224 481 483
O
化合物 225 493, 495
ABS
化合物 226 457 459 80.4
JUH
化合物 22フ 427
oJ 0f - I 425 51 .4 ケ-
A3S
化合物 228 449 451 53.9
メ。、、。 1 - 33]
ト 34]
APCt MS APC1 MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
( -H)" ( +H) + % inhibition (10 ^i M) 化合物 236 ,→ d 448 450
、
化合物 238 425 427 化合物 239 525 527
化合物 240 459 461 82.5
H
化合物 241 425 427 95.8 化合物 242 485, 487 487, 489 85.9
1-35]
APC【 MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" CM+H) + % inhibition (10 M) 化合物 243 459 461 90.0 化合物 244 503. 505 505. 507 94.6
、,
化合物 246 471 473
o 、
XX;
化合物 24フ 493 495
化合物 248 471 473 104.9
Y
化合物 249 ! 583, 585 1-36]
APC【 MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化 キ Hja (M+H) + % inhibition (10 i M) 化合物 250 425 427
化合物 251 491 493 59.0
¾
化合物 253 480 482 化合物 254 453 455 75.1
化合物 255 471 473 86.4
。
化合物 256 443 445 85.2
V ™ 1—37]
APCI MS APC【 MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M - H)— (M+H) + % inhibition (10 jU ) 化合物 257 545, 547 547, 549 78.2
。、
化合物 258 462 464 67.9
化合物 259 437 439
化合物 260 545, 547 547, 549 74.1
j 化合物 261 432 434 73.6
化合物 262 417 419 79.6
ノ八ゝ o 化合物 263 455 457 82.6
1-38]
APCI MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(Μ-Η ( +H) + S inhibition (10 μ Μ) 化合物 264 455 457 95.9
化合物 265 503, 505 505, 507 59.1 化合物 266 425 427 99.0
Fi ノ八
fi?
化合物 268 443 445 99.9 化合物 269 485, 487 487, 489 91 .5
V r 化合物 270 535, 537 537, 539 73.0
I °"'ヽ、。
1-39]
APC[ MS APCi MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" ( +H) + % inhibition (10 // M) 化合物 27 1 535. 537 537, 539 57.1 化合物 272 421 423 104.3
化合物 273 42 f 423 71.6 化合物 274 4 1 443 53.5
化合物 275 485, 487 487, 489 107.1
F 。' 。
化合物 277 535, 537 537, 539
HO]
APC【 MS APCI MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" (M+H) + % inhibition Ο μ Μ)
I
化合物 278 477 479
"H 化合物 279 1 421 423 79.6
9 化合物 280 441 443 87.3
化合物 281 475 477
化合物 282 495 497
化合物 283 482 484
化合物 284 404 406 °" *°
1-41]
1-42]
APC【 MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" ( +H) + % inhibition (10 ^ M 化合物 292 447 449 106.9
化合物 293 // 431 433
v 。
化合物 294 395 397 50.8 ノ?^ ^ 化合物 295 462 464
、ゝ。
化合物 296 469 471
化合物 297 478 4S0 化合物 298 543 545
ヽゝ
1-43]
1-44]
1-45]
APGt MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
( -H)" (M+H) + % inhibition (10 M) 化合物 31 3 ¾ 437 439
a
化合物 31 4 502 504 52.2 化合物 31 5 440 442 化合物 31 6 525 527
化合物 31フ 535. 537 537. 539 化合物 31 8 535, 537 537
t 539 78.9 化合物 31 9 535, 537 537, 533 61.7
1-46]
1-47]
APCI MS APC〖 MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M - (M+H) + % inhibition (10/i )
ABS 化合物 327
リ 452 454 92.3 0 0
ABS 化合物 328 410 412 85.2
/ハ、
0 0
ABS 化合物 329 488, 490 490, 492 100.8
0 0
ABS 化合物 330 466 468 81.6
0ノハ、 0
化合物 331 488, 490 490T 492 59.8
oVH
ABS 化合物 332 482 484 0 0
ABS 化合物 333 488 r 490 490, 492 102.2
0 0 1-48]
1-49]
APCI MS APC〖 MS 結合試験(膜) 化合物番号 化子 ¾la
(M - H)一 (M+H) + % inhibition (10 jU )
ABS
CI
n→i ,
化合物 341 478 480 92.8
C rl 。"、、0NH 化合物 342 478 480
、、 53.6
ASS 化合物 344 362 364
、、 z
0 0
ABS 化合物 345 438 440 90.4
'/、、
0 0
ABS 化合物 346 428 430 89.2
'八、
0 0
化合物 347 452 454 50.1
1-50]
1-51]
APCI MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M - H)- (M+H) + % inhibition (10 i M〕
ABS 化合物 355 536 538 98.8
0 o
ABS 化合物 356 436 438 95.6
0 0
化合物 357 512. 514 51 , 516 106.1
化合物 358 。/" 536 538
ABS
N— N |「 \
化合物 360 424 426
QT 0 0 H H
化合物 361 丫 424 426 96.9 -52]
APG【 MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M H)_ (M+H) + % inhibition (10 ^ )
ABS 化合物 362 494 496 95.1
z
0 0
ABS 化合物 363 436 438 96.2
リ h
0 0
ABS 化合物 364 424 42S 87.5
K ノ
0 0
化合物 365 551 553
化合物 366 561 563 632
ABS 化合物 36フ 438 440 94.3
H
0 0
ABS 化合物 369 556 558
° ト J
z
0 0
[0242] [表 1-53]
[0243] [表 1-54]
APG【 MS APCI MS 結合試験 ( 化学構造 莫) 化合物番号
(M-H)" (M+H) + (10 ^ M)
化合物 377 452 454 73.9
1
、、 '
化合物 378 466 468
。 71 .6
f II一 \
化合物 379 478 480 89.2
。 〉
ct
化合物 380 458 460
ガ 化合物 381 444 446
ο ^μ
化合物 382 546 548 66.9
化合物; 383 478 480 83.6
1-55]
APCI MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" (M+H) + % inhibition (10 )
ABS 化合物 384 458 460 88.1
0 0
化合物 385 462 464 98,0
ABS 化合物 386 440 442 84.0
ハ、
0 0
化合物 387 524, 526 526, 528 63.5
化合物 388 482 484 65.8
ABS
Br ^\_.^v
化合物 389 518, 520 520, 522 88.0 0 0
ABS 化合物 390 442 444 65.9
0 0 1-56]
APC【 MS APC〖 MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
(Μ-ΗΓ ( +H) + ¾ inhibition (10 ^/ M) 化合物 391 480 482 80.4 化合物; 392 566, 568 568, 570 73.6
化合物 393 、、·
H。 454 456 79.7 化合物 394 494 496 化合物 395 435 437 79.1 化合物 396 502 504
リ H 化合物 39フ 512, 514 514, 516 1-57]
APCI MS APCI MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
(M - H), (M+H) + % inhibition M)
ABS
CI へ N—
化合物 398 478 480 84.7
ABS
F、 f ί
化合物 399 446 448
0 0リ
ABS 化合物 400 470 472 75.3
ABS 化合物 402 428 430
F
0 0
ABS 化合物 403 444 446 72.5
ABS 化合物 404 452 454 60.2
、、
0 0 -58]
APC[ MS APC【 MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" (M+HH % inhibition (10 i M)
ABS 化合物 405 476 478 61.4
0 0
化合物 406 516, 518 518, 520 56.3
ABS 化合物 407 502, 504 504, 506 68.2
0 0
ABS 化合物 408 469 471
rV H
ci 。" H
ABS
F
化含物 41 0 446 448 r 0
。
化合物 41 1 54G 548
1-59]
APC〖 MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M - H)— (M+H) + % inhibition (10 jU M)
化合物 41 2 480 482 82.5
化合物 41 3 446 448 95.3
化合物 41 4 506, 508 508. 510 92.5
化合物 41 5 480 482 91.5
Vv 'ハ、N=H H
、 ノ r |T\
化合物 41 6 524, 526 526, 528 83.2
化合物 41フ 480 482 90.8
/ハ、
化合物 41 8 492 494
1-60]
APC【 MS APC〖 MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M - H)一 (M+H) + ¾ inhibition (10 i )
化合物 41 9 514 51 6
化合物 420 602, 604 604, 606 61.0
化合物 421 。 446 448
ABS
F
化合物 422 512 514 83.1
リ
Cl 。'八、。
ABS 化合物 423 428 430 87.8
ABS
。、
化合物 424 、 K→ 。^^^ 501 503
//、、
0 0
化合物 425 474 476 90.1
M)
1-63]
APC[ MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M - H)— (M+H) + % inhibition (10 jU M)
ABS 化合物 440 502. 504 504, 506 88.4
/ハ、
0 0リ H
ABS 化合物 441 506, 508 508, 510 63.0
3' 广 Η
化合物 442 FJ V ζΧ) 556, 558 558, 560 70.1
ABS
F ノ
化合物 443 556, 558 558, 560 55.7
β' 。"
ABS 化合物 444 442 444 100.2
0 0り H
ABS 化合物 445 442 444 55.6
I
0 0
ABS 化合物 446 462 464 75.8
、 H
0 0 1-64]
1-65]
APCI MS APCI MS 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造
C -H)" ( +H) + % inhibition (10 M) 。
化合物 454 J /Λ 516 518
\
化合物 456 425 427
化合物 457 440 442
化合物 458 430 432 83.8
、
化合物 459 474 476
化合物 460 482 484 53.2
1-66]
1-67]
1-68]
1-69]
ト 70]
APCI MS APCI MS
化合物番号 結合試験(膜) 化学構造
(M_H)— (M+H) + % inhibition (10 jU M)
化合物 489 556, 558 558, 560
ABS
。く
化合物 490 411 413
/ハ、
0 0
ABS 化合物 491 / 496 498 o ΰ
化合物 492 560 562
"、、
ABS 化合物 493 466 468 83.1
、 H H
0 0
化合物 494 466 468 66.0
H 1
'ハ、
0 0
化合物 496 526 528
[0260] [表 1-71]
[0261] [表 1-72]
結合試験(膜) 化合物番号 化学構造 化合物 108.0
、 〔
化合物 83.2
/// 0ハ 、 化合物 c'、 1 ¾ 84.8
、 、 化合物
へ' 化合物 87.0
化合物 ¾ 众 1 13.5
〖 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造 化合物 106.6
VH \ 化合物 1 16.5
、
。 、 化合物 102,0
化合物 104.8 、、 化合物 107.3
\ 化合物 。 'H 64.8
化合物 79.3 、、 化合物 f 74.4
> し n、 79]
[0271] [表 1-82]
[0272] [表 1-83]
結合試験(膜) 化合物番号 化学構造 化合物 65.9
。Γ^¾ °众 C 化合物 84.0
W a" ¾n;h \ リヽ 化合物 93.7
。 。 \ 化合物 89.5
化合物 80.6
F -^ Γ I!
93.1 f ^ し 从に \
Br 、 ゝ
91.2
114.0 I
90.9 、
77.8
110.3
99.9 > 、
[0275] [表 1-86]
〖 結合試験(膜) 化合物番号 化学構造 ) 化合物
化合物 。== し 61.1
化合物 90.0
Cr> し N、 化合物 64.4
化合物 101.1 y > L 化合物 107.4
化合物 V^
。 。 \ 。 59.9 N
[0279] [表 1-90]
APCI MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(M-H)" CM+H) + % inhibition (10 ^ M) 化合物 649 570 572 64.7 化合物 650 570 572 化合物 651 574 576
化合物 652 527 529 91.9
i N'h に ヽ
。 ^
化合物 653 541 543 化合物 654 582 584 71.7 化合物 655 605 607
1-91]
APCI MS APCI MS 結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造
(Μ-ΗΓ (M+H) + % inhibition (10 μ Μ)
ABS 化合物 656 从 615.617 617.619
ABS 化合物 657 615.617 617, 619 94.9
ABS 化合物 658 615, 617 617, 619 80.4
ABS 化合物 659 470 472
ABS 化合物 660 O A
>γ 。 555 557
、
ABS 化合物 661 619 621
化合物 662 525 527 95.4
1-92]
1-93]
1-94]
結合試験 (膜) 化合物番号 化学構造 融点 (°C)
% inhibition (10 M) 化合物 677 60.8
化合物 678 4
J L/NH 、 97.
o"ゝ、0
化合物 679 104.0 化合物 680 169.5-170.5 100.1 化合物 681 189.0-189.5 100.2 化合物 682 228.0-228.5 76.6 化合物 683 1 75.0-178.0 100.5
1-95]
1-96]
化合物番号 化学構造 融点 (°c) 結合試験 (膜)
% inhibition (10 /i M) 化合物 691 180.0-182 0 98.5
化合物 692 227.0-229.0 98.5 化合物 693 158.0-161.0 97.7 化合物 694 189.0-191 0 106.0
化合物 695 j "j
化合物 696 化合物 697
1-97]
化合物番号 結合試験(膜) 化学構造 融点 (°C)
% inhibition (10 M) 化合物 698 99.8
表 1中、 APCI MS (M- H)-及び APCI MS (M+H)+のテータにおいて、 2つのデータ が記載されている化合物が存在するが、それらは塩素原子又は臭素原子の同位体 によって 2つのピークが検出されたことによる。
以下の化合物については、 — NMRデータを示す。
[0287] 化合物 100 : (600MHz, DMSO- d6) δ ppm: 1.21 (t, J=7.1 Hz, 3 H) 1.27 (d, J=6.9 Hz, 3 H) 3.22 (s, 6 H) 3.40-3.50 (m, 8 H) 3.77-3.93 (m, 2 H) 4.68 (q, J=6.9 Hz, 1 H) 6.34 (dd, J=7.3, 2.29 Hz, 1H) 6.52 (dd, J=8.3, 2.29 Hz, 1H) 6.56 (t, J=2.3 Hz, 1 H) 7.12 (t, J=8.3 Hz, 1H) 7.70 (dd, J=8.3, 2.3 Hz, 1 H) 7.85 (d, J=8.3 Hz, 1 H) 7.92 (d, J=1.8 Hz, 1 H) 8.66 (s, 1 H)。
[0288] 化合物 119 : (600 MHz, CDC13) δ ppm: 1 .34(t,J=7.3Hz,3H), 1.50(d,J=7.3Hz,3H) , 3.89— 3.98(m,2H), 4.59— 4.65(m,lH), 5.06(s,2H) 6.37— 6.42(m,lH), 6.80— 6.95(m,2H) , 7.01-7.04(m,lH), 7.24-7.36(m,2H), 7.36-7.44(m,4H), 7.49- 7.53(m,lH), 7.67-7.73 (m,lH), 7.93— 7.96(m,lH)。
[0289] 化合物 127 : (600 MHz, CDC13) δ ppm: 1.38(t,J=7.1Hz,3H), 1.49(d,J=6.9Hz,3H) , 2.41(s,3H), 3.93-4.02(m,2H), 4.59- 4.65(m,lH), 5.47(d,J=9.6Hz,lH), 7.05— 7.10(m, 2H), 7.31-7.37(m,3H), 7.61— 7.64(m,lH), 7.80— 7.82(m,lH)。
[0290] 化合物 129 : (600 MHz, DMSO- d6) δ ppm: 1.21— 1.29(m,6H), 2.29(s,6H), 3.83-4 .01(m,2H), 4.61(q,J=6.4Hz,lH), 6.43— 6.47(m,lH), 6.89— 6.93(m,lH), 7.34-7.40(m,3 H), 7.52-7.60(m,3H), 8.24(s,lH), 11.18(s,lH)。
[0291] 化合物 130 : (600 MHz, DMSO— d6) δ ppm: 1.22(d,J=6.8Hz,3H), 1.26(t,J=7.1Hz, 3H), 3.87-4.02(m,2H), 4.70(q,J=6.8Hz,lH), 6.43— 6.45(m,lH), 6.77— 6.80(m,lH), 7.2 8-7.30(m,lH), 7.36— 7.38(m,lH), 7.50— 7.53(m,lH), 7.67-7.75(m,2H), 7.83— 7.86(m,l
ΓΡ) ·8
0"8=f'P)69"Z '(Ηΐ'ζΗΐ·8=η)9 ·Ζ HV2HVS=VWL '(Ηΐ'ζΗΟ : Π)68·9 HV2H
•8 '0 : ΓΡΡ) ·9 '(Ηΐ'ζΗΓ8 '0 =f'PP)9S'9 '(HI'sq)0S'9
'0· : ΓΡΡ)8ε· f '(HS' 6·ε- 89·ε '(ΗΫ^Ην =Γ)6Ζτ '(Η sq)99 '(m'
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3-「4-(2-ジメチルアミノエチル) -ピペラジン- 1-ィル 1-フエノール
黄色油状物;収率 12%
JH NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 2.29 (s, 6H), 2.48 - 2.57 (m, 4H), 2.57 - 2.64 (
3
m, 4H), 3.11 - 3.16 (m, 4H), 6.24 - 6.30 (m, 1H), 6.32 - 6.37 (m, 1H), 6.42 - 6.49 (m, 1H), 7.04 - 7.09 (m, 1H)
参考例 3
3-「(2-ジメチルアミノエチル) -メチル-アミノ 1-フエノール
褐色油状物;収率 42%
JH NMR(600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 2.27 (s, 6H), 2.44 - 2.50 (m, 2H), 2.87 (s, 3H),
3
3.37 - 3.44 (m, 2H), 6.09 - 6.16 (m, 2H), 6.19 - 6.24 (m, 1H), 7.01 (t, J=8.0 Hz, 1 H)
参考例 4
3-(4-イソプロピル-ピぺラジン- 1-ィル) -フエノール
3—ピぺラジン一 1—ィル一フエノール(2. OOg)の THF (40ml)溶液に、アセトン( 1. 95g)と NaBH (OAc) (7. 12g)をカ卩え、室温で 18時間攪拌した。反応液に飽和
3
重曹水を加え、酢酸ェチルで抽出し、有機層を乾燥 (MgSO )、濾過し,標記化合
4
物(1. 48g、無色粉末)を得た。
H NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.11 (d, J=6.4 Hz, 6H), 2.68 - 2.72 (m, 4H), 2.7
3
1 - 2.78 (m, 1H), 3.15 - 3.23 (m, 4H), 6.28 - 6.32 (m, 1H), 6.36 (t, J=2.3 Hz, 1H), 6.50 (dd, J=8.3, 2.3 Hz, 1H), 7.09 (t, J=8.3 Hz, 1H)
参考例 5
3- (1-イソプロピルピぺリジン- 4-ィル) -フエノール
参考例 4の 3-ピぺラジン- 1-ィル-フエノールの変わりに 3-ピぺリジン- 4-ィル-フエノ 一ルを用 、て同様の操作を行!、標記化合物(収率 31 %;無色粉末)を得た。
JH NMR(600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 1.16 (d, J=6.4 Hz, 6H), 1.76 - 1.86 (m, 2H), 1.9
3
1 - 2.01 (m, 2H), 2.31 - 2.50 (m, 3H), 2.92 - 3.02 (m, 1H), 3.08 - 3.19 (m, 2H), 6. 66 - 6.72 (m, 2H), 6.74 - 6.79 (m, 1H), 7.11 (t, J=7.8 Hz, 1H)
参考例 6
4-フルォロ- 3-(4-メチル -ピペラジン- 1-ィル) -フエノール
4-ベンジルォキシ- 2-クロ口- 1-フルォロベンゼン
(1) 3-クロ口- 4-フルオロフヱノール (2.00g)、ベンジルクロリド(1.88ml)、炭酸カリウム( 2.82g)のジメチルホルムアミド (10ml)懸濁液を室温で 3時間攪拌した。反応混合物に 水を加え、酢酸ェチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥 (MgSO )、ろ過
し、濃縮後得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトフラフィー (OH型 SiO、 AcOEt/へ
2
キサン =0〜10%)で精製し、標記化合物 (2.00g)を薄黄色油状物として得た。
1H NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 5.01(s,2H), 6.77— 6.86(m,lH), 6.96— 7.09(m,2H),
3
7.30-7.46(m,5 H)
1 5-ベンジルォキシ- 2-フルオロフェ-ル j-4-メチル -ピぺラジン
(2)アルゴン雰囲気下室温で、トリスジベンジリデンジパラジウム (1.45g)と t-ブトキシ ナトリウム (4.26g)に参考例 6— (1)で得られたィ匕合物 (7.5g)と、 2,8,9-トリイソブチル -2,5, 8, 9-テトラァザ -1-1ホスフイノ-ビシクロ [3, 3, 3]-ゥンデカン (l. lg)のトルエン (32 0ml)溶液を室温で順次カ卩えた。次に N-メチルビペラジン (1.02g)のトルエン (20ml)溶 液を室温で加え、その後 100°Cで 60時間攪拌した。反応混合物を濃縮後得られた 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH型 SiO、 AcOEt/へキサン =0〜30%)
2
で精製し、標記化合物 (2.27g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (600 MHz, CDC1 ) δ ppm: 2.35(s,3H), 2.55— 2.63(m,4H), 3.06-3.15(m,4H),
3
5.00(s,2H), 6.46— 6.51(m,lH), 6.56— 6.59(m,lH), 6.89— 6.95(m,lH), 7.29-7.45(m,5H) 4-フルォロ- 3-〔4-メチルピぺ?ジン- l- l k)-フエノール
(3)参考例 6— (2)で得られたィ匕合物 (2.48g)と水酸化パラジウム (10%、 250mg)のメ タノール (30ml)懸濁液を水素雰囲気下、 65°Cで 2時間半攪拌し、その後室温で終夜 攪拌した。反応溶液をセライトろ過し、ろ液を濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラ ムクロマトグラフィー (NH型 SiO、 AcOEt/へキサン =0〜99%、メタノール/クロ口ホル
2
ム =0〜10%)で精製後、さらに得られた化合物を再びシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー (OH型 SiO、メタノール/クロ口ホルム =0〜 10%)で精製し、標記化合物 (877mg)
2
を黄土色の固体として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO- d6) δ ppm: 2.21(s,3H), 2.39- 2.48(m,4H), 2.89— 2.99(m, 4H), 6.26-6.31(m,lH), 6.35— 6.39(m,lH), 6.84— 6.91(m,lH), 9.20(s,lH)
本願の式 (Π)に示す中間体の製造例を以下に示す。
対応する原料を用い、実施例 1- (1)〜(7)、実施例 2—(1)、(2)、実施例 7- (1)、 (2)、実施例 17 (1)、(2)、実施例 18- (1)、実施例 21- (1)、実施例 22— (1)、実施 例 23—(1)および実施例 26—(1)〜(8)に示した方法と同様の方法を用い、適宜塩 の形成を行 、、本願の式 (I)化合物を製造する際の有用な中間体である化合物また はその塩を得た。上記実施例で得られた中間体と併せて表 2に示す。
[表 2-1]
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本発明の化合物は、優れた Edg-1 (SIP )リガンドであることから、クローン病、過敏
1
性大腸炎、シエーダレン症候群、多発性硬化症、全身性エリトマト一デス等の自己免 疫疾患、関節リュウマチ、喘息、アトピー性皮膚炎、臓器移植後の拒絶反応、癌、網 膜症、乾癬、変形性関節症、加齢性黄斑変性症などの疾患の治療剤、予防剤として 有用である。