WO2006129463A1

WO2006129463A1 - 連係動作方法及び通信端末装置

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Publication number: WO2006129463A1
Application number: PCT/JP2006/309547
Authority: WO
Inventors: Masahiko Kuwabara; Kazuo Aoki; Toshiro Matsumura
Original assignee: Vodafone K.K.
Priority date: 2005-05-31
Filing date: 2006-05-12
Publication date: 2006-12-07
Also published as: ES2457841T3; US20080108344A1; EP1890221B1; EP1890221A1; US8154551B2; JPWO2006129463A1; EP1890221A4

Abstract

　エンジン部においてエンジンアプリケーション３９kを実行している際に文字入力が必要となると、エンジンアプリケーション３９kからの要求に応じて、エンジン部の文字入力処理依頼部６５が、文字入力処理依頼ＦＲＱを発行する。この文字入力処理依頼を受けると、ホスト部の文字入力処理部６１は、文字入力処理を行い、文字入力処理結果をエンジン部へ通知する。文字入力結果を受けたエンジン部では、エンジン部内の文字フォントデータを利用して、文字入力処理結果に対応する文字を表示する。この結果、装置構成をコンパクトにすることを可能とするとともに、利用者の利便性を向上させることができる。

Description

明細書

連係動作方法及び通信端末装置

技術分野

[0001] 本発明は、連係動作方法及び通信端末装置に係り、より詳しくは、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とが、通信端末装置において連係して動作する連係動作方法、及び、当該連係動作方法を使用する通信端末装置に関するものである。

背景技術

[0002] 従来から、通信端末装置として、携帯電話装置等の移動通信端末装置が広く普及している。力かる移動通信端末装置、特に携帯電話に関する技術の進歩は目覚しいものがあり、移動通信端末装置としての必須機能である移動通信網を介した通信機能に加えて、ゲームや音楽鑑賞を楽しむための付加機能も実装されるようになっている。

[0003] こうした移動通信端末装置では、上記の必須機能及び付加機能を果たすために様々なデータ処理を行うプロセッサが内蔵されている。このプロセッサに、様々なプログラムやデータを格納するための記憶素子を含む記憶部、無線通信を行うための無線通信部、利用者が操作指令を行うための操作部、利用者に様々な情報を通知するための通知部（表示部や音出力部）等の資源が接続されている。そして、プロセッサが記憶部に格納されているプログラムを実行し、必要に応じて、接続された資源を適宜制御することにより、上記の必須機能及び付加機能を果たすようになつている。発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] 上述したように、従来の移動通信端末装置では様々な機能を果たすことが必要なため、内蔵されるプロセッサは汎用的なものが採用されている。これは、装置を簡易な構成とし、装置の小型化及び低消費電力化するという観点力は優れた方法である。し力しながら、汎用的なプロセッサを用いるのでは、例えばゲームや音楽鑑賞を楽しむための付加機能動作における性能を向上させようとしても、飛躍的な性能向上を図ることは困難である。

[0005] ところで、他の情報処理装置と比べたときに、移動通信端末装置における性能向上が求められているのは、付加機能動作であるといえる。このように性能向上が求められている付加機能動作は具体的にはゲーム実行や音楽再生等であるが、こうした付加機能動作に際しては、特に画面表示処理及び音データ出力処理が、プロセッサにとって大きな負荷となって、ると、える。

[0006] また、移動通信端末装置に対しては、上述した必須機能と付加機能とを果たすことが要請されているが、利用者が原則として一人であるため、必須機能動作と付加機能動作とが、いかなる場合においても同時に独立して動作することまでは要請されていない。例えば、必須機能動作である通話動作を行っている間にも、付加機能動作であるゲーム動作を行うことまでは要請されてヽな、。

[0007] 以上の理由から、画面表示処理及び音データ出力処理に優れた付加機能専用のエンジンプロセッサを投入し、通信動作を行うプロセッサであるホストプロセッサを備えるホスト部による管理のもとで、エンジンプロセッサを備えるエンジン部に付加機能動作に対応するアプリケーションを実行させることが考えられる。こうしたホスト部とェンジン部とを備える構成を採用しつつ、装置全体をコンパクトに構築するうえでは、構成要素の冗長性を極力抑制しつつ、両者が連係して動作することが必須となると考えられる。

[0008] 例えば、エンジン部においてゲームアプリケーションが実行される場合に、主人公の名前等などの指定に際して文字入力処理が必要になるとともに、エンジン部が動作していない場合であっても、電子メールの作成等に際しては、文字入力処理が必要になる。力かる文字入力処理のためには、文字入力処理用のプログラムであるフロントエンドプロセッサが必要である。

[0009] このため、ホスト部及びエンジン部のそれぞれのために個別に文字入力処理用フロントエンドプロセッサを用意することが考えられる。し力しながら、エンジン部において

、画面表示処理及び音データ出力処理に加えて文字入力処理用フロントエンドプロセッサまでも実行すること〖こすると、エンジン部におけるソフトウェア構成が複雑なものとなつてしまい、コンパクトな構成とすることができない。また、エンジン部に画面表示処理及び音データ出力処理の処理速度にも悪影響を及ぼすことになつてしまう。

[0010] 本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、ホストプロセッサを備え、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、エンジンプロセッサを備え、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える構成において、装置全体をコンノ^トに構築することができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる連係動作方法を提供することを目的とする。

[0011] また、本発明は、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備えつつ、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる通信端末装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0012] 本発明は、第 1の観点力すると、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、前記ホスト部の管理下でアプリケーションを実行するエンジン部とが、通信端末装置において連係して動作する連係動作方法であって、前記エンジン部が、前記アプリケーシヨンの実行中に、文字入力処理依頼を前記ホスト部に依頼する文字入力処理依頼工程と;前記文字入力処理依頼を受けた前記ホスト部が、文字入力処理を行い、文字入力処理結果を前記エンジン部へ通知する文字入力処理結果通知工程と；前記文字入力処理結果を受けた前記エンジン部力前記エンジン部内の文字フォントデータを利用して、前記文字入力処理結果に対応する文字を表示する文字表示ェ程と；を備える連係動作方法である。

[0013] この連係動作方法では、エンジン部においてアプリケーションを実行している際に文字入力が必要となると、文字入力処理依頼工程において、エンジン部が文字入力処理依頼を前記ホスト部に依頼する。この文字入力処理依頼を受けると、ホスト部は、文字入力処理を行う。そして、文字入力処理結果通知工程において、ホスト部は、文字入力処理結果をエンジン部へ通知する。文字入力結果を受けたエンジン部は、文字表示工程において、エンジン部内の文字フォントデータを利用して、文字入力処理結果に対応する文字を表示する。

[0014] すなわち、本発明の連係動作方法では、エンジン部は、文字入力処理用のフロントエンドプロセッサ機能を搭載することなぐ文字入力処理結果を得ることができる。したがって、本発明の連係動作方法によれば、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。

[0015] 本発明の連係動作方法では、前記文字入力処理結果通知工程において、前記ホスト部が、前記ホスト部に接続された操作部カゝら文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果データを前記エンジン部へ通知するようにすることができる。

[0016] また、本発明の連係動作方法では、前記文字入力処理結果通知工程が、前記ホスト部が、前記ホスト部に接続された操作部における文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果を前記ホスト部内の文字フォントデータを利用して表示しつつ、文字入力処理を行うホスト文字入力処理工程と;前記操作部における文字入力処理終了キーが操作されたときに、前記ホスト部が、一連の前記文字入力処理の結果データを前記エンジン部へ通知する文字入力結果データ通知工程と；を備えるようにすることができる。

[0017] 本発明は、第 2の観点力すると、ホストプロセッサを有し、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と；前記ホスト部に接続され、複数のキーが配列された操作入力部と；エンジンプロセッサを有し、前記ホスト部の管理下でアプリケーションを実行するエンジン部と；を備え、前記エンジン部は、前記アプリケーションの実行中に、文字入力処理依頼を前記ホスト部に依頼する文字入力処理依頼手段と;前記ホスト部から文字入力処理結果を受け、前記エンジン部内の文字フォントデータを利用して、前記文字入力処理結果に対応する文字を表示する文字表示手段と；を備え、前記ホスト部は、文字入力処理を行い、文字入力処理結果を前記エンジン部へ通知する文字入力処理結果通知手段を備える、ことを特徴とする通信端末装置である。

[0018] この通信端末装置では、エンジン部においてアプリケーションを実行している際に文字入力が必要となると、エンジン部の文字入力処理依頼手段が、文字入力処理依頼をホスト部に依頼する。この文字入力処理依頼をホスト部が受けると、文字入力処理結果通知手段が、文字入力処理を行い、文字入力処理結果をエンジン部へ通知する。文字入力結果を受けたエンジン部では、文字表示手段が、エンジン部内の文字フォントデータを利用して、文字入力処理結果に対応する文字を表示する。

[0019] すなわち、本発明の通信端末装置では、上述した本発明の連係動作方法を使用して、エンジン部において実行されるアプリケーションのための文字入力を行うことができる。したがって、本発明の通信端末装置によれば、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。

[0020] 本発明の通信端末装置では、前記文字入力処理結果通知手段が、前記操作部において文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果を前記エンジン部へ通知する構成とすることができる。

[0021] また、本発明の通信端末装置では、前記文字入力処理結果通知手段が、前記操作部における文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果を前記ホスト部内の文字フォントデータを利用して表示しつつ、文字入力処理を行うホスト文字入力処理手段と;前記操作部における文字入力処理終了キーが操作されたときに、一連の前記文字入力処理の結果データを前記エンジン部へ通知する文字入力結果データ通知手段と；を備える構成とすることができる。

[0022] また、本発明の通信端末装置では、前記ホスト部が、前記ホストプロセッサに接続され、移動通信網の基地局と無線通信を行うための無線通信部を更に備える構成とすることができる。すなわち、本発明の通信端末装置を、携帯電話装置等の移動通信端末装置とすることができる。

発明の効果

[0023] 以上説明したように、本発明の連係動作方法及び通信端末装置によれば、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

[0024] [図 1A]本発明の第 1実施形態に係る携帯電話装置の外観構成を概略的に示す正面図である。

[図 1B]本発明の第 1実施形態に係る携帯電話装置の外観構成を概略的に示す右側面図である。 [図 1C]本発明の第 1実施形態に係る携帯電話装置の外観構成を概略的に示す背面図である。

[図 2]図 1A〜図 1Cの携帯電話装置の機能構成を説明するためのブロック図である。

[図 3]図 2のホスト部の記憶部における不揮発性領域の内容を説明するための図である。

[図 4]図 2のエンジン部の記憶部の構成を説明するための図である。

[図 5]図 2のエンジンプロセッサの構成を説明するためのブロック図である。

[図 6]第 1実施形態におけるホスト用プログラムの構成を説明するためのブロック図である。

[図 7]第 1実施形態におけるエンジン統括制御プログラムの構成を説明するためのブロック図である。

[図 8]ホストモード時における文字入力処理を説明するためのシーケンス図である。

[図 9]図 8の文字入力処理における画面表示例を示す図である。

[図 10]第 1実施形態のエンジンモード時における文字入力処理を説明するためのシ一ケンス図である。

[図 11]図 10の文字入力処理における画面表示例を示す図である。

[図 12]第 2実施形態におけるホスト用プログラムの構成を説明するためのブロック図である。

[図 13]第 2実施形態におけるエンジン統括制御プログラムの構成を説明するためのブロック図である。

[図 14]第 2実施形態のエンジンモード時における文字入力処理を説明するためのシ一ケンス図である。

[図 15]図 14の文字入力処理における画面表示例を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

<第 1実施形態 >

まず、本発明の第 1実施形態を、図 1A〜図 11を参照して説明する。なお、これらの図面においては、同一又は同等の要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。 [0026] 図 1及び図 2には、一実施形態に係る通信端末装置である携帯電話装置 10の構成が概略的に示されている。この携帯電話装置 10は、いわゆるクラムシェル型の折りたたみ可能な携帯電話装置である。ここで、図 1Aには携帯電話装置 10の展開状態における外観の正面図が示され、図 1Bには携帯電話装置 10の展開状態における外観の右側面図が示され、図 1Cには携帯電話装置 10の展開状態における外観の背面図が示されている。また、図 2には、携帯電話装置 10の機能ブロック構成が示されている。

[0027] 図 1に示されるように、携帯電話装置 10は、第 1部分 11と、該第 1部分 11に対して、軸 AX1を中心軸として回動可能な第 2部分 12とを備えている。

[0028] 第 1部分 11には、図 1Aに示されるように、（a)テンキー、ファンクションキー等の操作キーが配列された操作部 21と、 (b)通話時に音声を入力するためのマイクロフォン 22とが配置されている。また、第 1部分 11における操作部 21の配置面を正面としたときの背面側には、図 1Cに示されるように、（c)着信音や案内音を発生するための案内用スピーカ 26Sが配置されて!、る。

[0029] 第 2部分 12には、図 1Aに示されるように、（_a)操作案内、動作状況、受信メッセ一ジ、後述する撮像部 29による撮像結果、エンジンアプリケーションによる画像等を表示するメイン表示部 25Mと、 (b)通話時に通信相手力送られてきた音声信号を再生するスピーカ 26Mと、（c)利用者に注意を喚起するための LED (Light Emitting Di ode) 27とが配置されている。また、第 2部分 12におけるメイン表示部 25Mの表示面を正面としたときの背面側には、図 1Cに示されるように、（d)補助的な表示を行うサブ表示部 25Sと、 (e)結像光学系の視野内の像を撮像する撮像部 29とが配置されている。

[0030] また、図 2に示されるように、携帯電話装置 10は、（f)着信時に携帯電話装置 10を振動させて着信を利用者に通知するためのバイブレータ 24と、（g)携帯電話装置 10 に作用している加速度及び携帯電話装置 10の姿勢を検出するための加速度 ·姿勢センサ 28を更に備えている。これらのバイブレータ 24及び加速度'姿勢センサ 28は、携帯電話装置 10の内部に配置されている。

[0031] また、携帯電話装置 10は、 (j)通信機能等の携帯電話装置としての基本機能を果たすためのホスト部 30と、 (k)エンジンアプリケーションの実行を行うエンジン部 40とを備えている。これらのホスト部 30及びエンジン部 40は、携帯電話装置 10の内部に配置されている。

[0032] ホスト部 30は、携帯電話装置 10の全体を統括制御するホストプロセッサ 31と、アンテナ 33を介して通信信号の送受信を行うための無線通信部 32と、プログラムゃデータを格納する記憶部 35とを備えている。ホストプロセッサ 31には、上述した操作部 21 、マイクロフォン 22、案内用スピーカ 26S、 LED27、サブ表示部 25S及びバイブレータ 24も接続されている。

[0033] ホストプロセッサ 31には、中央処理装置（CPU)機能、デジタル信号プロセッサ（D SP)機能が搭載されている。そして、ホストプロセッサ 31が、記憶部 35に格納されたホスト用プログラム 38 (図 3参照）を読み出して実行することにより、通信機能動作等の基本機能動作や、エンジン部 40との間における様々なデータのやりとりが行われる。

[0034] 記憶部 35は、様々なデータを一時的に記憶するための揮発性領域 36と、プロダラム等を恒久的に記憶するための不揮発性領域 37とを備えて、る。揮発性領域 36は、動作電力が供給されなくなると記憶内容が保証されなくなる揮発性記憶素子により構成されている。また、不揮発性領域 37は、動作電力が供給されなくなっても記憶内容が保証される不揮発性記憶素子により構成されている。ここで、不揮発性領域 3 7には、図 3に示されるように、上記のホスト用プログラム 38に加えて、エンジン部 40 において実行されるエンジン統括制御プログラム 39、エンジンアプリケーション 39 ,

0 1

39 , · ··, 39力 S格糸内されている o

2 N

[0035] 図 2に戻り、エンジン部 40は、エンジン部 40の全体を統括制御するエンジンプロセッサ 41と、エンジンプロセッサ 41が実行するプログラムやデータを記憶部 42とを備えている。ここで、記憶部 42は、エンジンプロセッサ 41に接続されている。また、ェンジンプロセッサ 41には、上述したメイン表示部 25M及びスピーカ 26Mが接続されている。

[0036] 記憶部 42は、動作電力が供給されなくなると記憶内容が保証されなくなる揮発性記憶素子により構成されている。ここで、記憶部 42には、図 4に示されるように、上述したエンジン統括制御プログラム 39が格納されるシステム領域 46と、エンジンアプリ

0

ケーシヨン 39 (k= l, ···)の 1つ以上が格納されるエンジンアプリケーション領域 47と k

、エンジン統括制御プログラム 39及び実行中のエンジンアプリケーションが利用する

0

作業用領域 48とを備えている。なお、エンジン統括制御プログラム 39は、装置の初

0

期化時にホスト部 30からエンジン部にロードされるとともに、エンジンアプリケーション 39は、利用者の指令に対応してホスト部 30からエンジン部にロードされるようになつ k

ている。

[0037] エンジンプロセッサ 41は、図 5に示されるように、制御処理部 51と、ホストインターフエース部 52とを備えている。また、エンジンプロセッサ 41は、メイン表示部 25Mに供給される表示画像信号 MIDとして、ホスト部 30からのホスト表示画像信号 HID及び制御処理部 51からのエンジン表示画像信号 EIDのいずれかを選択してメイン表示部 25Mへ供給するための表示出力選択部 53を備えている。さらに、エンジンプロセッサ 41は、スピーカ 26Mに供給される音信号 MADとして、ホスト部 30からのホスト音信号 HAD及び制御処理部 51からのエンジン音信号 EADのいずれかを選択してスピーカ 26Mへ供給するための音出力選択部 54を備えている。

[0038] 制御処理部 51は、エンジン統括制御プログラム 39の実行、及び、エンジン統括制

0

御プログラム 39による制御のもとでエンジンアプリケーション 39， 39，…のいずれ

0 1 2

力を実行する。なお、制御処理部 51は、 3次元グラフィック処理機能及び音生成処理機能を有しており、上記のエンジンアプリケーション 39 , 39 ,…のいずれかを実行

1 2

する際に、 3次元グラフィック処理機能及び音生成処理機能を発揮する。

[0039] ホストインターフェース部 52は、ホスト部 30と制御処理部 51との間に位置し、ホスト部 30との間で授受する各種コマンド及び各種データのバッファリングや各種制御信号の仲立ちを行う。このホストインターフェース部 52は、 2ポート RAM (Random Acces s Memory)素子を有してヽる。

[0040] ホストインターフェース部 52では、 2ポート RAM素子の一方のポートにおいて、内部データ信号 DT及び内部制御信号 CNTにより制御処理部 51と接続される。ここで、内部制御信号 CNTには、制御処理部 51がホストインターフェース部 52へ向けて発行する、 2ポート RAMからの内部読出指令信号及び 2ポート RAMへの内部書込指令信号等が含まれている。また、内部制御信号 CNTには、ホストインターフェース部 52が制御処理部 51へ向けて発行する、ホスト部 30力エンジン部 40へ向けてデータが送られたことを示す内部割込信号等が含まれている。

[0041] また、ホストインターフェース部 52では、 2ポート RAM素子の他方のポートにおいて、例えば 8ビットパラレルのインターフェースデータ信号 IDT及びインターフェース制御信号 ICTによりホスト部 30と接続される。ここで、インターフェース制御信号 ICTには、ホスト部 30がホストインターフェース部 52へ向けて発行する、 2ポート RAMからのインターフェース読出指令信号及び 2ポート RAMへのインターフェース書込指令信号等が含まれている。また、インターフェース制御信号 ICTには、ホストインターフエース部 52がホスト部 30へ向けて発行する、エンジン部 40からホスト部 30へ向けてデータが送られたことを示すインターフェース割込信号等が含まれている。

[0042] 以上のような信号をやりとりすることにより、ホストインターフェース部 52を介して、ホスト部 30とエンジン部 40の間で、必要に応じて付属データを伴う指令及び応答の授受が行われるようになって!/、る。

[0043] 表示出力選択部 53では、ホスト部 30からのホスト出力制御信号 HCT及び制御処理部 51からのエンジン出力制御信号 ECTによる指定に応じて、次のようにして、ホスト表示画像信号 HID及びエンジン表示画像信号 EIDの一方を表示画像信号 MIDとして選択して出力する。ここで、ホスト出力制御信号 HCTの信号によりホスト画面の優先表示が指定されている場合には、エンジン出力制御信号 ECTによる指定にかかわらず、表示出力選択部 53は、ホスト表示画像信号 HIDを選択して、表示画像信号 MIDとして出力する。一方、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト画面の優先表示が指定されていない場合には、表示出力選択部 53は、エンジン出力制御信号 ECT による指定に従って、表示画像信号 MIDとして、ホスト表示画像信号 HID及びェンジン表示画像信号 EIDの一方を選択する。

[0044] すなわち、表示出力選択部 53では、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト画面の優先表示が指定されておらず、かつ、エンジン出力制御信号 ECTによりエンジン画面の表示が指定されている場合には、エンジン表示画像信号 EIDを選択して、表示画像信号 MIDとして出力する。また、表示出力選択部 53では、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト画面の優先表示が指定されておらず、かつ、エンジン出力制御信号 ECTによりエンジン画面の表示が指定されていない場合には、表示出力選択部 5 3は、ホスト表示画像信号 HIDを選択して、表示画像信号 MIDとして出力する。

[0045] 音出力選択部 54では、上述した表示出力選択部 53と同様にして、ホスト出力制御信号 HCT及びエンジン出力制御信号 ECTによる指定に応じて、ホスト音信号 HAD 及びエンジン音信号 EADの一方を音信号 MADとして選択して出力する。すなわち、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト音の優先出力が指定された場合には、ェンジン出力制御信号 ECTによる指定にかかわらず、音出力選択部 54は、ホスト音信号 H ADを選択して、音信号 MADとして出力する。また、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト音の優先出力が指定されておらず、かつ、エンジン出力制御信号 ECTによるエンジンアプリケーション音出力が指定されている場合には、音出力選択部 54は、エンジン音信号 EADを選択して、音信号 MADとして出力する。また、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト音の優先出力が指定されておらず、かつ、エンジン出力制御信号 ECTによるエンジンアプリケーション音出力が指定されていない場合には、音出力選択部 54は、ホスト音信号 HADを選択して、音信号 MADとして出力する。

[0046] 上記のホスト用プログラム 38は、図 6に示されるように、（i)操作部 21からの文字入力データ KDTを受けて、文字入力処理を行う文字入力処理部 61と、（ii)ホスト部 30 としてメイン表示部 25Mに文字表示を行う際に利用するホスト用文字フォント 62と、 (i ii)文字入力処理部 61から文字入力処理結果のデータを受けた場合に、当該文字入力処理結果を含む画面データを作成し、ホスト表示画像信号 HIDにより、上述した表示出力選択部 53へ向けて出力するホスト画面作成部 63とを備えている。

[0047] ここで、文字入力処理部 61は、エンジン部 40においてエンジンアプリケーション 39

(k= l, 2, · · ·)のいずれも実行されていないホストモードの場合には、文字入力処 k

理結果のデータをホスト画面作成部 63へ送るようになつている。一方、エンジン部 40 にお!/、てエンジンアプリケーション 39の!/、ずれかが実行されて!/、るエンジンモードの

k

場合には、エンジン部 40から文字入力処理依頼 FRQを受けた後、操作部 21から文字入力処理終了の指令を受けるまでの間、文字入力処理部 61は、操作部 21における文字入力キー押下が行われるたびに、文字入力処理結果を、データ FDTとして、エンジン部 40へ送るようになって!/、る。

[0048] なお、エンジンモードの場合であって、エンジン部 40から文字入力処理依頼 FRQ がなされて!/、な、ときに、ホスト専用と定義されて、るホスト専用キー以外のキーが押下された場合には、ホスト用プログラム 38は、押下されたキー入力のデータをそのままエンジン部 40へ送る。一方、当該ホスト専用キーが押下された場合には、ホスト用プログラム 38は、押下されたキー入力のデータをそのままエンジン部 40へ送ることはせずに、当該ホスト専用キーの押下に対応する処理を行う。

[0049] また、上記のエンジン統括制御プログラム 39は、図 7に示されるように、（i)実行中

0

のエンジンアプリケーション 39力の文字入力依頼 FCRを受けた場合に、ホスト部 3 k

0へ向けて文字入力処理依頼 FRQを送る文字入力処理依頼部 65と、 (ii)ホスト部 30 力文字入力処理結果データ FDTを受けたときに、文字入力処理結果を後述するエンジン画面作成部 68へ送るとともに、ホスト部 30から文字入力処理終了の通知を受けたときに、最新の文字入力処理依頼 FRQ力の一連の文字処理結果をまとめて文字入力データ FCDとしてエンジンアプリケーション 39へ通知する文字入力処理 k

結果受信部 66とを備えている。また、エンジン統括制御プログラム 39は、（iii)ェンジ

0

ン部 40としてメイン表示部 25Mに文字表示を行う際に利用するエンジン用文字フォント 67と、 (iv)文字入力処理結果受信部 66から文字入力処理結果のデータを受けた場合に、当該文字入力処理結果を含む画面データを作成し、エンジン表示画像信号 EIDにより、表示出力選択部 53へ向けて出力するエンジン画面作成部 68とを備えている。

[0050] 次に、上記のように構成された携帯電話装置 10における文字入力処理について、主に、図 8〜図 11を参照して説明する。

[0051] [ホストモード時の文字入力処理]

まず、ホストモード時の文字入力処理について、主に図 8及び図 9を参照して説明する。なお、ホストモード時には、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト画面の優先表示及びホスト音の優先出力が指定されようになって!/、る。

[0052] また、以下の説明においては、電子メール本文の作成動作が開始されており、特定のファンクションキーを除く操作部 21のキーは、文字入力キーとなっているものとする。また、電子メール本文として、「愛」の文字を入力するものとして、以下の説明を行う

[0053] ホストモード時の電子メール本文の作成に際して、図 8に示されるように、「あ」キーが押下されると、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、「あ」キ一入力データが送られる。この「あ」キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あ」が入力されたことを認識する。そして、文字入力処理部 61は、「あ」データをホスト画面作成部 63へ送る。

[0054] 「あ」データを受けたホスト画面作成部 63は、ホスト用文字フォント 62を参照して、画面上の入力文字表示力フィールドに「あ」を表示する画面データを作成し、メイン表示部 25Mへ送る。この結果、メイン表示部 25Mの画面上に「あ」が表示される。こうした「あ」の表示例が表示 F9Aに示されて!/、る。

[0055] 図 8に戻り、引き続き、「い」キーが押下されると、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、「い」キー入力データが送られる。この「い]キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あ」に引き続いて「い」が入力されたことを認識する。そして、文字入力処理部 61は、「あい」データをホスト画面作成部 63へ送る。

[0056] 「あい」データを受けたホスト画面作成部 63は、ホスト用文字フォント 62を参照して、画面上の入力文字表示力フィールドに「ぁ、」を表示する画面データを作成し、メイン表示部 25Mへ送る。この結果、メイン表示部 25Mの画面上に「あい」が表示される。こうした「ぁ、」の表示例が表示 F9Bに示されて!/、る。

[0057] 図 8に戻り、次に、変換キーが押下されると、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、変換キー入力データが送られる。この変換キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あい」についてかな漢字変換を行う。ここで、最初の変換結果が目的の変換結果である「愛」であったものとする。こうして変換結果「愛」が得られると、文字入力処理部 61は、「愛」データをホスト画面作成部 63へ送る。

[0058] 「愛」データを受けたホスト画面作成部 63は、ホスト用文字フォント 62を参照して、画面上の入力文字表示力フィールドに「愛」を表示する画面データを作成し、メイン表示部 25Mへ送る。この結果、メイン表示部 25Mの画面上に「愛」が表示される。こうした「愛」の表示例が表示 F9Cに示されている。 [0059] なお、最初の変換結果が目的の変換結果と異なって、る場合には、利用者が、メイン表示部 25Mへの表示結果を見ながら、目的の変換結果となるまで、変換キーの押下を繰り返す。

[0060] 図 8に戻り、こうして目的の変換結果が得られると、利用者が確定キーを押下する。

この結果、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、確定キー入力データが送られる。この確定キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あ V、」につ、ての力な漢字変換が確定したことを認識する。

[0061] なお、複数の最終的な文字入力結果とする場合には、上述した「愛」入力に対する「あ」キー入力データから確定キー入力データまでの処理と同様の処理を、各文字について行うとともに、メイン表示部 25Mに確定後の文字を連結して表示するようにする。

[0062] 以上のようにして、メール本文の作成が終了すると、利用者は、文字入力処理終了指令キーを兼ねるメール本文作成終了キーを押下する。この結果、操作部 21からは、文字入力処理終了指令が文字入力処理部 61へ送る。この文字入力処理終了指令を受けた文字入力処理部 61は、処理を終了する。かかる文字入力処理の終了動作と並行して、ホスト用プログラム 38は、メイン表示部 25Mの画面力^-ユー画面等のメール本文作成開始前の画面に切り換わる。

[0063] [エンジンモード時の文字入力処理]

次に、エンジンモード時の文字入力処理について、主に図 10及び図 11を参照して説明する。なお、エンジンモード時には、ホスト出力制御信号 HCTによりホスト画面の優先表示及びホスト音の優先出力が指定されないとともに、エンジン出力制御信号 ECTによりエンジンアプリケーション画像及びエンジンアプリケーション音出力が指定されるようになっている。

[0064] また、エンジンモード時にぉ、ては、後述する文字入力処理依頼 FRQをエンジン部 40から受けるまでは、ホスト部 30は、文字入力処理は行わず、上述したように、ホスト専用キー以外の操作部 21におけるキーが押下された場合には、押下されたキー入力データをエンジン部 40へ送るようになって!/、る。

[0065] また、以下の説明においては、エンジン部 40においてはゲームアプリケーションであるエンジンアプリケーション 39が実行されているものとする。このエンジンアプリケ k

ーシヨン 39では、主人公の名前の指定がなされるが、この名前として、「愛」を指定す k

るものとして、以下の説明を行う。

[0066] エンジン部 40において実行中のエンジンアプリケーション 39において主人公の名 k

前の指定が必要となると、エンジンアプリケーション 39は、文字入力フィールドを含 k

む画像の表示要求をエンジン統括制御プログラム 30へ送るとともに、図 10に示され

0

るように、文字入力要求 FCRを送る。エンジン統括制御プログラム 30では、文字入

0

力処理依頼部 65が文字入力要求 FCRを受ける。

[0067] 文字入力要求を受けた文字入力処理依頼部 65は、ホスト部 30の文字入力処理部 61へ向けて文字入力処理依頼 FRQを送る。この後、文字入力処理依頼部 65は、文字入力処理依頼 FRQの送信済み通知を文字入力処理結果受信部 66へ向けて送る。この結果、文字入力処理結果受信部 66は、文字入力処理結果の受信動作を開始する。

[0068] 一方、文字入力処理依頼 FRQを受けた文字入力処理部 61は、文字入力処理の動作を開始する。この結果、ホスト専用キーを含む特定のファンクションキーを除く操作部 21のキーは、文字入力キーとして機能することになる。

[0069] この状態で「あ」キーが押下されると、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、「あ」キー入力データが送られる。この「あ」キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あ」が入力されたことを認識する。引き続き、文字入力処理部 61は、エンジン部 40の文字入力処理結果受信部 66へ向けて、データ FDTとして「あ」データを送る。そして、「あ」データを受けた文字入力処理結果受信部 66が、「あ」データをエンジン画面作成部 68へ送る。

[0070] 「あ」データを受けたエンジン画面作成部 68は、エンジン用文字フォント 67を参照して、画面上の入力文字表示力フィールドに「あ」を表示する画面データを作成し、メイン表示部 25Mへ送る。この結果、メイン表示部 25Mの画面上に「あ」が表示される。こうした「あ」の表示例が表示 Fl 1 Aに示されて!/、る。

[0071] 図 10に戻り、次に、「い」キーが押下されると、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、「あ」キー入力データが送られる。この「あ」キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あ」に引き続いて「い」が入力されたことを認識する。引き続き、文字入力処理部 61は、エンジン部 40の文字入力処理結果受信部 66へ向けて、データ FDTとして「あい」データを送る。そして、「あい」データを受けた文字入力処理結果受信部 66が、「ぁ、」データをエンジン画面作成部 68へ送る。

[0072] 「あい」データを受けたエンジン画面作成部 68は、エンジン用文字フォント 67を参照して、画面上の入力文字表示力フィールドに「ぁ、」を表示する画面データを作成し、メイン表示部 25Mへ送る。この結果、メイン表示部 25Mの画面上に「あい」が表示される。こうした「ぁ、」の表示例が表示 Fl 1Bに示されて!/、る。

[0073] 図 10に戻り、次いで、変換キーが押下されると、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、変換キー入力データが送られる。この変換キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あい」についてかな漢字変換を行う。ここで、上述のホストモード時における文字入力処理の場合と同様に、最初の変換結果が目的の変換結果である「愛」であったものとする。こうして変換結果「愛」が得られると、文字入力処理部 61は、データ FDTとして「愛」データをエンジン部 40の文字入力処理結果受信部 66へ向けて送る。そして、「愛」データを受けた文字入力処理結果受信部 6 6が、「愛」データをエンジン画面作成部 68へ送る。

[0074] 「愛」データを受けたエンジン画面作成部 68は、エンジン用文字フォント 67を参照して、画面上の入力文字表示力フィールドに「愛」を表示する画面データを作成し、メイン表示部 25Mへ送る。この結果、メイン表示部 25Mの画面上に「愛」が表示される。こうした「愛」の表示例が表示 F 11 Cに示されて!/、る。

[0075] なお、上述のホストモード時における文字入力処理の場合と同様に、最初の変換結果が目的の変換結果と異なっている場合には、利用者が、メイン表示部 25Mへの表示結果を見ながら、目的の変換結果となるまで、変換キーの押下を繰り返す。

[0076] 図 10に戻り、こうして目的の変換結果が得られると、利用者が確定キーを押下する。この結果、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61へ向けて、確定キー入力データが送られる。この確定キー入力データを受けた文字入力処理部 61は、「あ、」につ、ての力な漢字変換が確定したことを認識する。

[0077] なお、複数の最終的な文字入力結果とする場合には、上述した「愛」入力に対する「あ」キー入力データから確定キー入力データまでの処理と同様の処理を、各文字について行うとともに、メイン表示部 25Mに確定後の文字を連結して表示するようにする。

[0078] 以上のようにして、主人公の名前の指定が終了すると、利用者は、文字入力処理終了指令キーを押下する。この結果、操作部 21からは、文字入力処理終了指令が文字入力処理部 61へ送られる。この文字入力処理終了指令を受けた文字入力処理部 61は、文字入力処理を終了するとともに、文字入力処理終了通知を、エンジン部 40 の文字入力処理結果受信部 66へ向けて送る。文字入力処理終了通知を受けた文字入力処理結果受信部 66は、文字入力処理が終了した旨を、最終的な文字入力結果である「愛」データを添えて、データ FCDとして送る。こうして文字入力処理が終了すると、エンジンアプリケーション 39は、主人公名の指定後の処理を実行する。

k

[0079] 以上説明したように、本実施形態では、エンジン部 40にお、てエンジンアプリケーシヨン 39を実行している際に文字入力が必要となると、エンジンアプリケーション 39 k k 力の要求に応じて、エンジン部 40の文字入力処理依頼手段力文字入力処理依頼をホスト部 30に依頼する。この文字入力処理依頼を受けると、ホスト部 30の文字入力処理部 61は、文字入力処理を行い、文字入力処理結果をエンジン部 40へ通知する。文字入力結果を受けたエンジン部 40では、エンジン部内の文字フォントデータを利用して、文字入力処理結果に対応する文字を表示する。この結果、エンジン部 4 0は、文字入力処理用のフロントエンドプロセッサ機能を搭載することなぐ文字入力処理結果を得ることができる。したがって、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。

[0080] <第 2実施形態 >

次に、本発明の第 2実施形態を、図 12〜図 15を参照して説明する。なお、上述の第 1実施形態と同一又は同等の要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する

[0081] 本実施形態では、ホスト用プログラムの構成、及び、エンジン統括制御プログラムの構成が、第 1実施形態の場合と相違している。すなわち、本実施形態におけるホスト用プログラム 38'は、図 12に示されるように、文字入力処理部 61に代えて、文字入力処理部 61 'を備える点のみ力上述のホスト用プログラム 38と相違している。この文字入力処理部 61 'は、ホストモード時の文字入力処理については、第 1実施形態の場合と同様の処理を行う。また、ホスト用プログラム 38'は、エンジンモード時の文字入力処理については、文字入力処理終了キーの押下までは、ホストモード時と同様の処理をするとともに、文字入力処理終了キーの押下に応じて、一連の文字入力処理の結果をまとめてエンジン部 40へ送る。

[0082] また、本実施形態におけるエンジン統括制御プログラム 39 'は、図 13に示されるよ

0

うに、文字入力依頼部 65及び文字入力処理結果受信部 66に代えて、文字入力処理依頼部 65 '及び文字入力処理結果受信部 66'を備える点のみが、上述のェンジン統括制御プログラム 39と相違している。文字入力処理依頼部 65'は、エンジンァ

0

プリケーシヨン 39力ゝらの文字入力要求 FCR'を受けた場合に、文字入力ガイダンス k

情報を沿えた文字入力処理依頼 FRQ'をホスト部 30へ向けて送る。また、文字入力処理結果受信部 66 'は、ホスト部 30から一連の文字入力処理結果を伴う文字入力処理終了通知を受けた場合に、文字入力処理が終了した旨を、最終的な文字入力結果である「愛」データを添えて、データ FCDとしてエンジンアプリケーション 39，へ

0 送る処理のみを行う。

[0083] 次に、第 1実施形態の場合と異なる態様の動作となるエンジンモード時の文字入力処理の動作にっ、て説明する。

[0084] なお、以下の説明においては、第 1の実施形態の場合と同様に、エンジン部 40にお！、てはゲームアプリケーションであるエンジンアプリケーション 39が実行されて！ヽ k

るものとする。このエンジンアプリケーション 39では、第 1の実施形態の場合と同様に k

、主人公の名前の指定がなされるが、この名前として、「愛」を指定するものとして、以下の説明を行う。

[0085] 本実施形態のエンジン部 40において実行中のエンジンアプリケーション 39におい k て主人公の名前の指定が必要となると、図 14に示されるように、エンジンアプリケーシヨン 39は、主人公の名前の指定である旨及び文字入力フィールド指定を含む文 k

字入力ガイダンス情報を伴う文字入力要求 FCR，をエンジン統括制御プログラム 39

0

，へ送る。エンジン統括制御プログラム 30では、文字入力処理依頼部 65'が文字入力要求 FCR'を受ける。

[0086] 文字入力要求 FCR'を受けた文字入力処理依頼部 65'は、ホスト部 30の文字入力処理部 61へ向けて、文字入力ガイダンス情報を伴う文字入力処理依頼 FRQ'を送る。この文字入力処理依頼 FRQ'を受けたホスト部 30では、ホスト出力制御信号 HCT によりホスト画面の優先表示及びホスト音の優先出力の指定を行う。また、文字入力処理依頼 FRQ'を受けたホスト部 30'では、文字入力処理部 61は、文字入力ガイダンス情報をホスト画面作成部 53へ送るとともに、文字入力処理の動作を開始する。この結果、メイン表示部 25Mに、文字入力ガイダンス情報を反映した画面が表示される（図示せず）とともに、ホスト専用キーを含む特定のファンクションキーを除く操作部 21のキーは、文字入力キーとして機能することになる。

[0087] この状態で「あ」キー、「い」キー、変換キー及び確定キーが順次押下されると、ホストモード時における文字入力処理の場合と同様に、「あ」キー入力データ、「い」キー入力データ、変換キー入力データ及び確定キーデータが、順次、操作部 21からホスト部 30内の文字入力処理部 61 'へ向けて送られる。そして、文字入力処理部 61 'からは、「あ」データ、「あい」データ及び「愛」データ力順次、ホスト画面作成部 63に送られる。

[0088] これらの「あ」データ、「あ!/、」データ及び「愛」データを受けるたびに、ホスト画面作成部 63は、ホスト用文字フォント 62を参照して、画面上の入力文字表示力フィールドに「あ」、「あい」及び「愛」のそれぞれを表示する画面データを作成し、メイン表示部 2 5Mへ順次送る。この結果、メイン表示部 25Mの画面上に「あ」、「あい」及び「愛」が順次表示される。こうした「あ」、「あい」及び「愛」の順次表示例が表示 F15A〜表示 F 15C【こ示されて!/ヽる。

[0089] なお、複数の最終的な文字入力結果とする場合には、上述した「愛」入力に対する「あ」キー入力データから確定キー入力データまでの処理と同様の処理を、各文字について行うとともに、メイン表示部 25Mに確定後の文字を連結して表示するようにする。

[0090] 図 14に戻り、以上のようにして、主人公の名前の指定が終了すると、利用者は、文字入力処理終了指令キーを押下する。この結果、操作部 21からは、文字入力処理終了指令が文字入力処理部 61 'へ送られる。この文字入力処理終了指令を受けた文字入力処理部 61 'は、文字入力処理を終了するとともに、一連の文字入力処理結果である「愛」データを伴う文字入力処理終了通知を、データ FDT'として、エンジン部 40の文字入力処理結果受信部 66'へ向けて送る。また、ホスト部 30は、ホスト出力制御信号 HCTによるホスト画面の優先表示及びホスト音の優先出力の指定を解除する。

[0091] 文字入力処理終了通知を受けた文字入力処理結果受信部 66 'は、エンジンアプリケーシヨン 39へ向けて、文字入力処理が終了した旨を、一連の文字入力処理の結 k

果である「愛」データを添えて、データ FCDとして送る。こうして文字入力処理が終了すると、エンジンアプリケーション 39は、主人公名の指定後の処理を実行する。そし k

て、主人公名の表示が必要となった場合には、エンジン用文字フォント 67を参照した表示が行われる。

[0092] 以上説明したように、本実施形態では、エンジン部 40にお、てエンジンアプリケーシヨン 39を実行している際に文字入力が必要となると、エンジンアプリケーション 39 k k 力の要求に応じて、エンジン部 40の文字入力処理依頼部 65'が、文字入力処理依頼をホスト部 30に依頼する。この文字入力処理依頼を受けると、ホスト部 30の文字入力処理部 61 'は、一連の文字入力処理を行った後、その一連の文字入力処理結果をエンジン部 40へ通知する。その後、エンジン部 40では、エンジン部内の文字フオントデータを利用して、文字入力処理結果に対応する文字を表示する。この結果、エンジン部 40は、文字入力処理用のフロントエンドプロセッサ機能を搭載することなぐ文字入力処理結果を得ることができる。したがって、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。

[0093] なお、上記の第 1及び第 2実施形態では、「愛」を最終的な文字入力結果としたが、他の単数又は複数の文字を最終的な文字入力結果とすることができる。例えば、「愛上」のように 2文字を最終的な文字入力結果とする場合には、上述した「あ」キー入力データ力確定キー入力データまでの処理を、その後の「う」キー入力データ、「え」キ一入力データ、少なくとも 1つの変換キー入力データ及び確定キー入力データにつ V、ても同様に行うようにすればよ、。 3文字以上を最終的な文字入力結果とする場合も、各文字について、上述した「あ」キー入力データから確定キー入力データまでの処理と同様の処理を行えばよ、。

[0094] また、文字入力が行われる場面は、電子メール本文の作成や主人公名の指定の場面以外であってもよい。さらに、エンジン部 40において実行されるエンジンアプリケーシヨンは、ゲームアプリケーションに限られない。

[0095] また、上記の第 1及び第 2実施形態では、エンジン用文字フォントがエンジン統括制御プログラム 39に含まれているものとし、エンジン統括制御プログラム 39のロード

0 0 時にエンジン部 40へロードされるものとした。これに対して、各エンジンアプリケーションのロード時に、各エンジンアプリケーションにおいて使用される文字フォントをェンジン部 40へロードするようにすることもできる。

[0096] さらに、エンジン部 40に不揮発性記憶領域を用意し、エンジン用文字フォントを格納し、ホスト部 30からのエンジン用文字フォントのロードを不要とすることもできる。

[0097] また、ホストプロセッサ 40は 1つのプロセッサとすることもできるし、通信用プロセッサ及びアプリケーション統括用プロセッサの 2プロセッサ構成とし、上記の実施形態におけるエンジン部 40の制御をアプリケーション統括用プロセッサに行わせることとすることちでさる。

[0098] また、上記の第 1及び第 2実施形態では、表示出力選択部 53及び音出力選択部 5

4がエンジンプロセッサ 41に内蔵されることとした力少なくとも一方をエンジンプロセッサ 41の外に配置することもできる。

[0099] また、上記の第 1及び第 2実施形態では、携帯電話装置をクラムシェル型としたが、ストレート型、レボルバ型、スライド型等の携帯電話装置についても本発明を適用することがでさる。

[0100] また、上記の第 1及び第 2実施形態では、本発明を携帯電話装置に適用したが、他の通信端末装置に本発明を適用することができるのは、勿論である。

[0101] また、本発明は、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える通信端末装置に適用することができる。

産業上の利用可能性以上説明したように、本発明の連係動作方法は、ホストプロセッサを備え、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、エンジンプロセッサを備え、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部との連係動作に適用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、前記ホスト部の管理下でアプリケーシヨンを実行するエンジン部とが、通信端末装置にお、て連係して動作する連係動作方法であって、

前記エンジン部が、前記アプリケーションの実行中に、文字入力処理依頼を前記ホスト部に依頼する文字入力処理依頼工程と；

前記文字入力処理依頼を受けた前記ホスト部が、文字入力処理を行い、文字入力処理結果を前記エンジン部へ通知する文字入力処理結果通知工程と；

前記文字入力処理結果を受けた前記エンジン部が、前記エンジン部内の文字フォントデータを利用して、前記文字入力処理結果に対応する文字を表示する文字表示工程と；を備える連係動作方法。

[2] 前記文字入力処理結果通知工程では、前記ホスト部が、前記ホスト部に接続された操作部カゝら文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果データを前記エンジン部へ通知する、ことを特徴とする請求項 1に記載の連係動作方法。

[3] 前記文字入力処理結果通知工程は、

前記ホスト部力前記ホスト部に接続された操作部における文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果を前記ホスト部内の文字フォントデータを利用して表示しつつ、文字入力処理を行うホスト文字入力処理工程と；

前記操作部における文字入力処理終了キーが操作されたときに、前記ホスト部が、一連の前記文字入力処理の結果データを前記エンジン部へ通知する文字入力結果データ通知工程と；を備えることを特徴とする請求項 1に記載の連係動作方法。

[4] ホストプロセッサを有し、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と；

前記ホスト部に接続され、複数のキーが配列された操作入力部と；

エンジンプロセッサを有し、前記ホスト部の管理下でアプリケーションを実行するェンジン咅と；を備え、

前記エンジン部は、前記アプリケーションの実行中に、文字入力処理依頼を前記ホスト部に依頼する文字入力処理依頼手段と；

前記ホスト部から文字入力処理結果を受け、前記エンジン部内の文字フォントデータを利用して、前記文字入力処理結果に対応する文字を表示する文字表示手段と；を備え、

前記ホスト部は、文字入力処理を行い、文字入力処理結果を前記エンジン部へ通知する文字入力処理結果通知手段を備える、ことを特徴とする通信端末装置。

[5] 前記文字入力処理結果通知手段は、前記操作部において文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果を前記ェンジン部へ通知する、ことを特徴とする請求項 4に記載の通信端末装置。

[6] 前記文字入力処理結果通知手段は、

前記操作部における文字入力用キーが操作されるたびに、前記キーの操作に応じて行われた文字入力処理の結果を前記ホスト部内の文字フォントデータを利用して表示しつつ、文字入力処理を行うホスト文字入力処理手段と；

前記操作部における文字入力処理終了キーが操作されたときに、一連の前記文字入力処理の結果データを前記エンジン部へ通知する文字入力結果データ通知手段と;を備えることを特徴とする請求項 4に記載の通信端末装置。

[7] 前記ホスト部は、前記ホストプロセッサに接続され、移動通信網の基地局と無線通信を行うための無線通信部を更に備える、ことを特徴とする請求項 4に記載の通信端末装置。