WO2006115083A1

WO2006115083A1 - コーナーブロック

Info

Publication number: WO2006115083A1
Application number: PCT/JP2006/307904
Authority: WO
Inventors: Shoji Suzuki; Kengo Fujishima
Original assignee: Mino Chemical Industry Co., Ltd.
Priority date: 2005-04-22
Filing date: 2006-04-14
Publication date: 2006-11-02
Also published as: JP3111931U

Abstract

【課題】ラティスの四隅部における枠部材と格子部材との結合強度を向上させたコーナーブロックを提供することを目的とする。また、主として樹脂材からなるコーナーブロックを構築することにより、廃棄処理の際、分別の手間がかからないようにしたラティスを提供することを目的とする。【解決手段】支柱４１の左右両面における下部位からウイング４２、４２が左右下方へ開き、かつ、前記ウイング４２、４２の挟む内角Ｑが略９０度であって、前記支柱４１と前記ウイング４２、４２とで構成される断面形状がＹ字状に形成されるよう構成する。

Description

明細書

3ーナーブロック技術分野

[0001] この発明は、主としてラテイスの四隅部を形成するために使用するコーナーブロックに関する。詳しくは、ラテイスの四隅部において枠部材同士を結合するためのコーナ一ブロックの形状を工夫してラテイスに剛性を持たせるとともに、ラテイスを廃棄処理する際に材質毎の分別を容易にするコーナーブロックに関する。

背景技術

[0002] ラテイスの材質は、従来力も榭脂製あるいは木製が主流であり、これらラテイスの四隅部の結合方法を図 13に示す。ラテイスが一種類の材質ではなぐ複数の材質例えばビス、ボルト、コーナーブロック等を金属製とし、枠部材および格子部材が榭脂あるいは木製の場合が多い。枠部材の材質が榭脂の場合を図 13 (a)、（b)に示す。隅部において、枠部材 2の切り口 28、 28を対向させて、この部位に L字状のコーナーブロック 4を跨設する。そして、枠部材 2の外力ゝら矢印の方向へステップル 8あるいはビス 9をねじ込むことによって、ラテイスの隅部が結合される。この場合、ラテイスを廃棄処理する際に、金属製のステップルあるいはビス、榭脂製の枠部材あるいは格子部材を材質毎に分別する必要があり手間が力かる。

[0003] また、図 13 (c)、 (d)は、枠部材が木製の場合を示す。枠部材が榭脂製の場合と同様、枠部材 2の外力対向する枠部材 2にステップル 8をねじ込むことによって、ラティスの隅部が結合される。このような木製品の場合は、腐れ易ぐかつ、枠部材を結合するステップルの結合強度が弱ぐついには全体が崩れる。また、金属のステップルは鲭びて外れ易ぐステップルは鲭びると外観上見栄えが悪、。

[0004] このようなラテイスの四隅部において、枠部材が接合される部分は、歪等によって隙間が生じ易ぐ露出した隅部は外観上見栄えが悪い。また、ラテイスを持ち運ぶ際に隅部をぶつけ易ぐ破壊の原因となる。

[0005] その他、ラテイスの四隅部をコーナーブロック等の固定具を介して固定する際、枠部材と固定具は、枠部材の外側からステップル、ビス、釘等を用いて結合されるため、ビスの頭が露出し外観上見栄えが悪い。また、枠部材と格子部材との結合部位に隙間が生じ易ぐ露出した隅部は外観上見栄えが悪い。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 以上、従来のラテイス用のコーナーブロックには、まとめると種々の問題点がある。

[0007] 即ち、従来のラテイス用コーナーブロックの問題点の第一は、金属製が主流であり、鲭び易く見栄えが悪くなる。

[0008] また、従来のラテイスは、複数の材質、例えばステップルあるいはボルト、コーナーブロック等を金属製とし、格子部材を榭脂あるいは木製とする場合が多い。これらを廃棄処理する際、金属、榭脂、木とに分別する必要があり手間がかる。また、ボルト、コーナーブロック等が金属なので、ラテイスが重くなり、ホームセンター等で購入して持ち帰る際に不便であり、また、家で組み立てる時に扱い難い。

[0009] そして、枠部材とコーナーブロックとは、枠部材の外側力ステップル、ビス、釘等を用いて結合されるため、ビスの頭が露出し外観上見栄えが悪い。また、枠部材と格子部材との結合部位に隙間が生じ易ぐ露出した隅部は外観上見栄えが悪い。

[0010] そこで、本発明は、このような従来の持つ問題点を解決するためになされたもので、ラテイスの四隅部における枠部材の結合強度を向上させ、かつ、外観上見栄えの良いコーナーブロックを提供することを目的とする。

[0011] さらに、本発明は、主として榭脂材力もなるコーナーブロックを構築することにより、廃棄処理の際、分別の手間が力からないようにしたコーナーブロックを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

[0012] 前記目的を達成するために、請求項 1の発明は、支柱 41の左右両面における下部位力らウィング 42、 42が左右下方へ開き、かつ、前記ウィング 42、 42の挟む内角 Q が略 90度であって、前記支柱 41と前記ウィング 42、 42とで構成される断面形状が Y 字状に形成されることを特徴とする。

[0013] また、請求項 2の発明は、請求項 1の発明の前記特徴に加えて、前記支柱 41の上端部において傘状体 47を設けることを特徴とすることを特徴とする。発明の効果

[0014] ラテイスの四隅部における枠部材の結合強度を向上させ、かつ、外観上見栄えの良いコーナーブロックを提供することができる。また、主として榭脂材力もなるコーナーブロックを構築することにより、廃棄処理の際、分別の手間が力からない等の効果を奏するものである。

発明を実施するための最良の形態

[0015] 本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。

実施例 1

[0016] 先ず、本発明の実施例 1について、図 1〜図 6を参照しながら説明する。図 1は、ラテイスの正面図を示す。図 2は、コーナーブロックを介して枠部材と格子部材とが結合された状態の拡大図を示し。図 2 (a)は同上、隅部の結合状態を示す平面図、図 2 (b) はその断面図である。図 3は、コーナーブロックを介して枠部材と格子部材とが結合された状態を示し、図 3 (a)は同上、隅部の結合状態を示す平面図、図 3 (b)はその断面図である。図 4は、枠部材を示し、図 4 (a)は枠部材の断面図、図 4 (b)は枠部材を斜め 45度に切断した切り口を示す斜視図である。図 5は、同上、隅部を結合するために使用するコーナーブロックを示し、図 5 (a)は斜視図、図 5 (b)はコーナーブロックを介して枠部材を結合する方法を示す組立図である。図 6は、同上、隅部を結合するために使用するボタンを示す。

[0017] 本発明のコーナーブロックの使途は、全体が正方形あるいは長方形を含む直角四辺形のもので、四隅が略直角を有する構造体を対象とする。図 1のラテイスに示すように、このラテイスは複数の格子部材 3が X字状に交差して垂直壁を形成し、この周囲は枠部材 2、 2、 2、 2によって直角四辺形に組み上げられ、そして、これらの枠部材 2は、ラテイス 1の外周四辺を形成する。そして、ラテイスの四隅では、コーナーブロック 4 を介して、両側から枠部材 2と 2が結合されることによって全体が直角四辺形のラティス 1が形成される。

[0018] ラテイス 1は、四辺の枠部材 2、 2、 2、 2の中に、細長い格子部材 3を X字状に交差して掛け渡すことによって構成される。図 3 (b)の断面図に示すように、格子部材 3は、榭脂成形品で、空洞にして軽量化されたものである。一方、強度を補強するため、空洞の中を長手方向に細、リブ 34が貫通して、る。

次に、ラテイスの四隅において、コーナーブロック 4を介して枠部材 2が結合される状態について、図 2、 4を参照して説明する。枠部材 2は、榭脂成形品で、この断面を図 4 (a) ,四隅の切り口を図 4 (b)に示すように、空洞にして軽量ィ匕され、一方、枠部材の強度を補強するため、空洞の中を長手方向にリブが貫通している。枠部材 2の周殻は、左右の側壁 21、上方の天井壁 22、下方における左右の底壁 23、 23、内壁 2 5、 25から構成され、そして、中壁 24が内壁 25、 25の天井を形成する。そして、これ等の周殻を支持するように枠部材 2の空洞の中でリブ 26が交叉し、また、長手方向に貫通する。左右の内壁 25、 25には、それぞれ、突起 27、 27を長手方向に直線状に備える。そして、図 4 (b)に示す切り口 28の先端部の傾斜角度 Pは略 45度である。傾斜角度 Pが略 45度に切断された枠部材 2を、図 2 (a)に示すように、切り口 28、 28を左右力突合せることにより、枠部材 2の四隅が形成される。この枠部材 2、 2の切り口 28、 28の間にはコーナーブロック 4の支柱 41が挟着されるとともに、ウィング 42を貫通してボタン 5、 5を枠部材 2に圧入することよって双方の枠部材 2、 2とコーナープロック 4が結合される。コーナーブロック 4の斜視状態を図 5 (a)に示すように、真ん中の支柱 41の左右両面における下部位力ウィング 42、 42が左右下方へ開き、この両ゥイング 42、 42の挟む内角 Qは略 90度である。支柱 41の上方端部は、両側に係止部 43を備え、この外周は傘状体 47を示す。また、支柱 41の前後に側キャップ 46、 46 を備え、これらがウィング 42、 42を挟むように位置する。これ等側キャップ 46、 46の下方端部は係止部 44が形成され、この内角 Rは略 90度に開く。この係止部 44は側キャップ 46、 46の下方端部に位置する。ここで、コーナーブロックの材質は、例えば、耐候性を有する AAS榭脂（アタリ口-トル'アクリル'スチレン）の他、 ABS (アタリ口二トル ·ブタジエン ·スチレン）、 AES (アタリ口-トル ·エチレンプロピレンゴム ·スチレン )、 PVC (ポリ塩化ビニル）、 PA (ポリアミド）、 PBT (ポリブチレンテレフタレート）、 PC ( ポリカーボネート）、 POM (ポリオキシメチレン）、 PS (ポリスチレン）、 PE (ポリエチレン )、 PP (ポリプロピレン)等の榭脂を使用することでも問題ない。以下の実施例についても同様である。 [0020] ここで、枠部材 2とコーナーブロック 4との結合について説明する。図 2 (a)に示すように、枠部材 2の切り口 28、 28力双方から対向してその間にコーナーブロック 4の支柱 41が狭着される。また、図 5 (b)の組立図に示すように、枠部材 2の切り口 28を覆うように、ウィング 42を中壁 24に沿って枠部材 2の内溝 202、 202の間に挿入し、次いで、ボタン 5を中壁 24に圧入する。

[0021] ここで、ボタン 5の詳細を図 6に示すように、ボタン座 51にボタン支柱 52が直立し、この先端はボタン爪 53が形成される。ボタン爪 53は、図 6 (b)、（c)に示すように、ボタン支柱 52の部分力も先端にかけて三分割され、全体が先細りに尖る。そして、ボタン爪 53の根元部には、係止部 54が出っ張る。

[0022] 枠部材と格子部材の材質は、耐候性を有する AAS榭脂（アタリ口-トル'アクリル'スチレン）の他、 ABS (アタリ口-トル 'ブタジエン 'スチレン）、 AES (アタリ口-トル'ェチレンプロピレンゴム'スチレン）、 PVC (ポリ塩化ビュル）、 PA (ポリアミド）、 PBT (ポリブチレンテレフタレート）、 PC (ポリカーボネート）、 POM (ポリオキシメチレン）、 PS (ポリスチレン）、 PE (ポリエチレン）、 PP (ポリプロピレン)等の榭脂を使用することでも問題ない。以下の実施例についても同様である。

[0023] 以上のように構成され、次に作用につ、て説明する。

[0024] ラテイスを図 1に示すように、複数の格子部材 3が X字状に交差して重なるように掛け渡される。この状態に加えて、四辺を構成する枠部材 2、 2、 2、 2が格子部材 3の先端部に嵌合され、直角四辺形のラテイスが形成される。ラテイス 1の四隅では、図 2 (a) に示すように、枠部材 2の鋭部 201の傾斜角度 Pが略 45度なので、切り口 28、 28が相対向しながらこの間にコーナーブロック 4を挟んで、隅が略直角に形成される。この時、コーナーブロック 4の支柱 41の両面は枠部材 2の切り口 28、 28と対面し、これ等の切り口の先端部である鋭部 201、 201力係止部 43、 43の内側へ楔状に食い込む。また、係止咅43、 43の外方力らは傘状体 47によって、切り口 28、 28の合わせ目が覆われる。そして、枠部材 2の切り口 28、 28が対向した箇所に、コーナーブロック 4 の支柱 41が狭着されるので、コーナーブロック 4の下方で、内角 Qが略 90度に開いたウィング 42、 42の外面が枠部材 2の中壁 24に密着する。ここで、図 2 (b)に示すように、ウィング 42を内溝 202、 202の間に嵌合することで、枠部材 2同士の捩れ、曲がりが少なくなり、さらにウィング 42を枠部材 2の中壁 24に固着することにより、枠部材 2 同士の結合がより強固になる。ここで、ウィング 42と中壁 24とは、コーナーブロック 4 の係止穴 45を貫通して中壁 24にボタン 5を圧入することで結合される。ボタン爪 53 は、図 6 (b)、（c)に示すように、ボタン支柱 52の部分力も先端にかけて三分割され、全体として、先細りに尖る。そして、ボタン爪 53の根元部は、係止部 54として出っ張つている。このため、ボタン 5が、コーナーブロック 4の係止穴 45を貫通して、枠部材 2 の中壁 24の穴にー且圧入されると、係止部 54が外に開ヽて、るので中壁 24に備える穴からボタン 5が抜けることがない。更に、コーナーブロック 4の下方では、係止部 4 4の内角 Rが略 90度に開き、この係止部 44の外面が、枠部材 2の底壁 23の面に密着してコーナーブロック 4と枠部材 2とが結合される。以上のようして、枠部材 2の中壁 24、 24とコーナーブロック 4のウィング 42、 42とが両側からボタン 5、 5によって結合されるので、ラテイス 1の四隅を直角に、し力も堅固に形成される。そして、ラテイスに剛 '性をちたせることができる。

[0025] ボタン支柱 52の部分力も先端にかけてボタン爪 53が三分割され、全体として、先細りに尖るボタン 5について説明した力これには他の態様がある。これについては、実施例 2で説明する。

[0026] 本実施例では、コーナーブロック 4に備える係止部 43の外周部を形成する傘状体 47 1S 枠部材 2、 2の対向面である切り口 28、 28の割れ目を覆い隠すことができるので見栄えがよい。また、隅部に外方力も衝撃が加わっても、傘状体 47が四隅部の枠部材 2、 2の突合せ面を保護する機能がある。差更に、側キャップ 46、 46が枠部材 2、 2 の突合せ面を覆い隠すので見栄えがよい。即ち、傘状体 47、側キャップ 46とも美観と衝撃等の外力力もラテイスの四隅部を保護する機能を有するものである。実施例 2

[0027] 本実施例の実施例 1との主たる相違点は、コーナーブロックを枠部材に結合するために使用するボタンの機能が異なるところにある。

[0028] 本実施例について、図 7を参照しながら説明する。図 7は、隅部が結合された状態を示す。この実施例でも実施例 1と同様のコーナーブロックを使用する。ウィング 42と枠部材 2の中壁 24、 24の面が左右で対面する。ここでボタン 5のボタン爪は、ストレートに伸び、四つ爪である。この四つ爪がウィング 42に備える係止穴 45を貫通し、更に枠部材 2の中壁 24に備える穴に圧入される。そして、四つ爪の内周力別の軸が貫通して四つ爪の先端を拡開するので枠部材の中壁 24とコーナーブロック 4とが堅固に結合される。このようにして、ラテイス 1の四隅では、枠部材 2の切り口 28、 28が相対向し、この間にコーナーブロック 4を挟着され、隅が直角に形成される。ここで、係止部 44、 44の内角 Rは、略 90度に開く。

実施例 3

[0029] 本実施例の実施例 1との主たる相違点は、コーナーブロックを枠部材に結合するためにボタンを使用しな!/、ところにある。

[0030] 本実施例について、図 8を参照しながら説明する。図 8は、隅部が結合された状態を示す。この実施例でも実施例 1と同様のコーナーブロックを使用する。コーナーブロック 4のウィング 42の先端部に近い箇所に突起 48を備える。ウィング 42と枠部材 2の中壁 24の面が密着し、突起 48が中壁 24に備える穴に係合してコーナーブロック 4と枠部材 2とが結合される。このようにして、ラテイス 1の四隅では、枠部材 2の切り口 28 、 28が相対向し、この間のコーナーブロック 4を挟んで隅部が直角に結合される。ここで、突起 48は鉤状の爪を有するので、ウィング 42が枠部材 2から抜けるのを防止することができる。ここで、係止部 44、 44の内角 Rは、略 90度に開く。

実施例 4

[0031] 本実施例の実施例 1との主たる相違点は、コーナーブロックを枠部材に結合するためにボタンの代わりにビス 9を使用するところにある。

[0032] 本実施例について、図 9を参照しながら説明する。図 9は、隅部が結合された状態を示す。この実施例でも実施例 1と同様のコーナーブロックを使用する。コーナーブロック 4のウィング 42の先端部に近い箇所に係止穴 45を備える。ウィング 42と枠部材 2 の中壁 24の面が対面し、ビス 9をウィング 42に備える係止穴 45を貫通し、更に枠部材 2の中壁 24に備える穴にねじ込む。この場合、中壁 24の厚くして螺子代を確保する必要がある。このようにして、ラテイス 1の四隅では、枠部材 2の切り口 28、 28が相対向し、この間にコーナーブロック 4が挟着され、隅が直角に形成される。ここで、係止部 44、 44の内角 Rは、略 90度に開く。実施例 5

[0033] 本実施例の実施例 1との主たる相違点は、コーナーブロックを枠部材に結合するためにボタンの代わりに接着剤を使用するところにある。

[0034] 本実施例について、図 10を参照しながら説明する。図 10は、隅部が結合された状態を示す。この実施例でも実施例 1と同様のコーナーブロックを使用する。ただし、コーナーブロック 4のウィング 42の先端部に近い箇所に係止穴 45を設けない。ウィング 4 2と枠部材 2の中壁 24の面が対面し、この面に接着剤 10を塗布する。このようにして、ラテイス 1の四隅では、枠部材 2の切り口 28、 28が相対向し、この間にコーナーブロック 4が挟着され、隅が直角に結合される。この場合、コーナーブロックと枠部材との結合のため接着剤を使用するので、枠部材およびコーナーブロックに穿孔する必要がない。ここで、係止部 44、 44の内角 Rは、略 90度に開く。

実施例 6

[0035] 本実施例の実施例 1との主たる相違点は、コーナーブロックに傘状体と側キャップを備えないところにある。

[0036] 先ず、本実施例について、図 11、 12 を参照しながら説明する。図 11は、コーナーブロックの形状を示し、図 11 (_a)は側面図、図 11 (b)は正面図である。図 12は、同上、枠部材がコーナーブロックと結合される状態を示す。図示のように、コーナーブロック 4は、支柱 41の左右両面における下部位力ウィング 42、 42が左右下方へ開く形状であり、基本的には実施例 1と同じである。ウィング 42、 42が挟む内角 Qも略 90度であり、ウィング 42の先端部に近い箇所に係止穴 45を備えるところも実施例 1と同じである。ただし、支柱 41の先端部には、傘状体を備えないし、また、支柱 41の側面部には、側キャップを備えないところが実施例 1のコーナーブロックと異なる。

[0037] 以上のように構成され、次に作用につ、て説明する。

[0038] ウィング 42と枠部材 2の中壁 24の面が対面し、図 12に示すように、ボタン 5をウィング 42に備える係止穴 45を貫通させ、更に枠部材 2の中壁 24に備える穴に圧入する。実施例 1と同様に、枠部材 2の切り口 28が左右力も支柱 41のウィング 42に対面し、他方の切り口 28は矢印のように下方へ移動して支柱 41のウィング 42に対面する。ここで、切り口 28の先端部の傾斜角度 Pは略 45度である。このような形状により、ラティス 1の四隅では、コーナーブロック 4を介して枠部材 2、 2の切り口 28、 28が相対向し、コーナーブロック 4を挟んで隅が直角に形成される。

[0039] 前述したように、ボタン 5がウィング 42に備える係止穴 45を貫通し、更に枠部材 2の中壁 24に備える穴に圧入されるので、枠部材 2とコーナーブロック 4とが堅固に結合される。そのため、枠部材 2とコーナーブロック 4との結合力は実施例 1と同様である。しかしながら、本実施例のコーナーブロックには、支柱 41の先端部に傘状体を備えないし、また、支柱 41の側部には、側キャップを備えない。そのため、傘状体が無いのでラテイスの四隅部で枠部材 2の鋭部 201、 201が外方に露出して覆い隠すことができず、外観上見栄えが悪いし、また、ラテイスの隅部を保護する機能に欠ける。また、側キャップがないので、枠部材 2の鋭部 201、 201を覆い隠すことができず見栄えが悪い。

[0040] 以上の実施例では、ラテイスの四隅部において枠部材とコーナーブロックとを結合するためにボタン、ビスあるいは接着剤を使用した力ウィング 42の幅寸法 L (図 5に示す)と内溝 202、 202間の溝幅寸法 M (図 4に示す)をシマリ嵌め可能に榭脂成形することにより、ボタン、ビスあるいは接着剤等を使用しないようにすることもできる。産業上の利用可能性

[0041] なお、本発明のコーナーブロックの使途は、全体が正方形あるいは長方形を含む直角四辺形のもので、四隅が略直角を有する構造体を対象とする。例えば、屋外の庭や壁面等において、エクステリアフェンス、バルコニーパネル、ゲート、パーテーション、ルーバに使用したり、花卉類や観葉植物等を植栽した植木鉢、プランタ一等への用途がある。また、屋内でパーテーシヨンに用い、あるいは、日用品や装飾品を掛けるためのインテリアパネルに用いることでも勿論よい。また、枠部材の中の格子は、代表的なラテイスのように複数の格子が X字ある、は直角に交差したり、ルーバのように複数の格子が平行に掛け渡されるものを対象とする。

図面の簡単な説明

[0042] [図 1]本発明の実施例 1におけるラテイスの正面図を示す。

[図 2]同上、コーナーブロックを介して枠部材と格子部材とが結合された状態の拡大図を示す。圆 3]同上、コーナーブロックを介して枠部材と格子部材とが結合された状態を示す。

[図 4]同上、枠部材の断面および切り口示す。

[図 5]同上、コーナーブロックを示す。

[図 6]同上、隅部を結合するために使用するボタンを示す。

圆 7]本発明の実施例 2において、ラテイスの隅部が結合された状態を示す。

圆 8]本発明の実施例 3において、ラテイスの隅部が結合された状態を示す。

圆 9]本発明の実施例 4において、ラテイスの隅部が結合された状態を示す。

圆 10]本発明の実施例 5において、ラテイスの隅部が結合された状態を示す。

[図 11]本発明の実施例 6におけるコーナーブロックを示す。

[図 12]同上、枠部材が結合される状態を示す。

圆 13]従来のラテイスにおける、隅部が結合される各種態様を示す。

Claims

請求の範囲

[1] 支柱 41の左右両面における下部位力ウィング 42、 42が左右下方へ開き、

かつ、前記ウィング 42、 42の挟む内角 Qが略 90度であって、

前記支柱 41と前記ウィング 42、 42とで構成される断面形状が Y字状に形成されることを特徴とするコーナーブロック。

[2] 前記支柱 41の上端部において傘状体 47を設けることを特徴とする請求項 1記載の

=3一ナーブ口、ソク。