WO2006112026A1

WO2006112026A1 - 調理網

Info

Publication number: WO2006112026A1
Application number: PCT/JP2005/007345
Authority: WO
Inventors: Masaaki Takita; Masayuki Tsujimura
Original assignee: Takita Research & Development Co., Ltd.
Priority date: 2005-04-15
Filing date: 2005-04-15
Publication date: 2006-10-26
Also published as: JPWO2006112026A1; JP4087439B2; TWI285541B; CN101163432A; TW200635552A

Abstract

　加熱調理される食材等の被調理物を受ける調理網１０であって、調理網１０は、被調理物に当接され、被調理物を支持する支持部１２を含み、支持部１２は、２組の支持部材１４，１６を含む。支持部材１４，１６は、断面円形のパイプからなる支持ライン１４Ａ，１４Ｂによって、碁盤格子状の調理エリアＡを構成する。この場合、調理エリアＡが均等に冷却されるように支持ライン１４Ａ，１４Ｂが配置され、且つ、支持ライン１４Ａ，１４Ｂに冷却用流体を流すことによって、調理エリアＡ全体が均等に冷却される。

Description

明細書

調理網

技術分野

[0001] この発明は、調理網に関し、加熱調理される被調理物を受ける物で、特に、魚および肉、その他の食材等を焼いて調理するのに用いられる、調理網に関する。

背景技術

[0002] 従来、焼き魚や焼肉料理等のように食材を焼いて調理するのは、過剰な油が除去されると同時に特異な旨みが食材に付加される調理方法として知られている。

一方、この調理方法において、従来の調理網を用いると、調理時間の経過とともに調理網の温度が上昇し、網に付着した肉汁や油分等の付着物が焼けて煙を発生するようになる。そして、調理網の温度がさらに上昇した場合、付着物が発火し危険な状態となり、延いては火災等が生じる恐れもあった。

このような問題点を解消するために、既に、種々の先行技術が考案されている。すなわち、網板本体内に金属パイプからなる流体通路を設け、この流体通路の内部に空気および水等の冷却用流体を流すことにより、網板本体を冷却できるようにした「焼物用網板」が考案されてレ、る (例えば、特許文献 1参照)。

また、食物が載置されて調理される「食物用温度調節可能な格子組立体」が考案されている（例えば、特許文献 2参照）。この格子組立体は、単一の管により、長方形に曲がりくねった状態に形成された管状部材を含み、管状部材はその内部に水およびガス等の熱交換媒体を流すことによって冷却されるものとなっている。

さらに、肉類の焦げや焼け付きなどを防止し得る「肉類ロースター」において、フレームと、フレームの一側に等間隔で繰り返して屈折形成され、一側に流入ソケットを、他側に排出ソケットをそれぞれ有する流体循環管とを備えた焼き網が考案されている (例えば、特許文献 3参照）。この焼き網は、温度制御機によって、流体循環路を循環する冷却水等の流体の温度が一定に制御されている。

[0003] 特許文献 1 :実公昭 59— 27856号公報 (第 1一 2頁、第 1図，第 3図）

特許文献 2 :特開昭 62— 122617号公報 (第 3—4頁、第 1図）特許文献 3 :特表 2002— 505899号公報（第 7— 9頁，第 12— 14頁、図 3—図 11B) 発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] し力ながら、上述したような先行技術では、管状の流体通路の配置により構成される調理面において、流体通路が間隔を隔てて平行に配置されているものが多く（例えば、特許文献 1の第 3図、特許文献 2の第 1図および特許文献の図 3参照）、また、流体通路の間の間隔が広く形成されているため（特許文献 1の第 1図および特許文献 2の第 1図参照）、肉および魚等の食材なレ、しスライスした薄レヽ食材 (薄片）を焼きむらのないように、調理中に調理面の上で反転させたり移動させたりするときに、当該食材の小片や薄片が流体通路の隙間から落下し易いものとなっていた。このような不具合をなくすためには、流体通路に直交する部材 (以下、追加部材という。）を流体通路に繋ぐことにより流体通路の隙間を狭くすることで、食材の落下を防ぐことが考えられる。

ところ力この場合、追加部材を冷却しないと、流体通路が冷却されても、追加部材の温度が上昇するため、この追加部材に付着した肉汁や油分等の付着物が焼けて発煙する恐れがあった。さらに、この場合、追加部材がより多くの熱を調理面に取込むため、調理面全体の温度上昇を抑えることが困難であった。

一方、上述した特許文献 2および特許文献 3で示したような先行技術では、管状の流体通路の通路長が長く形成されているため、流体通路の入口付近と出口付近とで冷却用流体の温度に温度差が生じるものとなり、流体通路全体を均等に冷却することが困難であった。すなわち、冷却用流体の導入部となる流体通路の入口近傍では、冷却用流体の温度が低く十分冷却されるが、冷却用流体の導出部となる流体通路の出口近傍では、冷却用流体の温度が高く十分冷却されず、流体通路の本来の冷却機能が発揮されないものとなっていた。そのため、流体通路の外周面に付着した肉汁や脂分等の付着物が焼けて発煙する恐れは、未だ解消されるものではなかった

[0005] それゆえに、この発明の主たる目的は、載置された食材を加熱調理する調理エリアを構成し、調理エリアにおける食材の落下を防止すると共に、調理エリア全体を均等に冷却して調理エリアに付着した肉汁や油分等の付着物の焼けによる発煙を防止すること力 Sできる、調理網を提供することである。

課題を解決するための手段

請求項 1に係る発明は、加熱調理される食材等の被調理物を受ける調理網であつて、調理網は、被調理物に当接され、被調理物を支持する支持部を含み、支持部は、調理エリアが均等に冷却されるように、断面円形のノイブで碁盤格子状の調理エリァを構成し、且つ、ノイブの中に冷却用流体を流して支持部を冷却可能にしたことを特徴とする、調理網である。

請求項 1に係る発明の調理網では、支持部が断面円形のパイプで碁盤格子状の調理エリアを構成しているため、パイプ間の隙間が小さいものとなる。また、調理エリァが均等に冷却されるように、ノイブの中に冷却用流体が流される。

請求項 2に係る発明は、請求項 1に係る発明に従属する発明であって、支持部は、断面円形のノイブで形成され、調理エリアで被調理物を支持する 2組の支持部材を含み、一方の組の支持部材は、調理エリアの一方外側で且つ対称軸の軸方向の一方側から、調理エリアの他方外側で且つ対称軸の軸方向の他方側にわたって、対称軸に対して一定の角度をもって、調理エリアの周縁部で平行に折り返して形成され、他方の組の支持部材は、一方の組の支持部材に対して鏡像となる形状を有すると共に、前記 2組の支持部材の長さが略同じに形成されることを特徴とする、調理網である。

請求項 2に係る発明の調理網では、 2組の支持部材がそれぞれ一端から他端まで分岐や合流の無い略同じ長さのパイプで形成されているので、冷却流体は、ノイブの一端 (冷却用流体の流入口）からパイプの他端 (冷却用流体の流出口）まで均等に流れる。そのため、 2組の支持部材の全ての場所、つまり、調理エリア全体が均等に冷却される。

請求項 3に係る発明は、請求項 2に係る発明に従属する発明であって、支持部材は、断面円形のパイプで形成され、調理エリアで被調理物を支持する 2つの支持ラインを含み、一方の支持ラインは、調理エリアの一方外側で且つ対称軸の軸方向の一方側から、調理エリアの他方外側で且つ対称軸の軸方向の他方側にわたって、対称軸に対して一定の角度をもって、調理エリアの周縁部で平行に折り返して形成され、他方の支持ラインは、調理エリアの中心を回転軸としたとき、回転軸を中心に一方の支持ラインを 180度回転させた形状を有すると共に、一方の支持ラインと回転軸上で重ねても、一方の支持ラインと交差することがない形状とされ、 2つの支持ラインの長さは、略同じに形成されていることを特徴とする、調理網である。

請求項 3に係る発明の調理網では、各組の支持部材において、 2つの支持ラインがそれぞれ一端から他端まで分岐や合流の無い略同じ長さのパイプで形成されているので、冷却流体は、パイプの一端 (冷却用流体の流入口）からパイプの他端 (冷却用流体の流出口）まで均等に流れる。そのため、各組の支持部材の 2つの支持ラインの全ての場所が均等に冷却される。この場合、各組の支持部材を同じ形状の支持ラインで形成することにより、支持部材の長さが略同じのパイプで調理エリアが構成されながら、支持ラインの数を増やすことで調理エリア内での各組の支持部材を形成する支持ラインの長さを短くし、冷却流体の流出口付近での温度上昇を防ぎ、調理エリア全体が均等に冷却される。

請求項 4に係る発明は、請求項 2に係る発明に従属する発明であって、支持部材は、断面円形のパイプで形成され、調理エリアで被調理物を支持する複数の形状を有する支持ラインを含み、複数の形状を有する支持ラインは、それぞれ、調理エリアの一方外側で且つ対称軸の軸方向の一方側から、調理エリアの他方外側で且つ対称軸の軸方向の他方側にわたって、対称軸に対して一定の角度をもって、調理エリァの周縁部で平行に折り返して形成され、複数の形状を有する支持ラインは、それぞれ、互いに回転軸上で重なっても交差することがない形状とされ、複数の形状を有する支持ラインの長さの差が小さく形成されることを特徴とする、調理網である。

請求項 4に係る発明の調理網では、各組の支持部材を長さが略同じのパイプで調理工リアが構成されながら、請求項 3に係る発明の調理網よりも、支持部材を構成する支持ラインの数を増やすことで、各支持ラインの長さをより短くすることが可能となるそれによつて、冷却流体の流出口付近での温度上昇を防ぎ、調理エリア全体を均等に冷却することが可能となる。

請求項 5に係る発明は、請求項 2〜請求項 4のいずれかに係る発明に従属する発明であって、支持部材の表面には、被調理物の汁や油分等の付着物が付着するのを妨げる付着防止層が形成されることを特徴とする、調理網である。

請求項 5に係る発明では、付着防止層が、被調理物の汁や油分等の付着物が支持部材の表面に付着するのを防止する。

発明の効果

[0007] 請求項 1に係る発明の調理網によれば、被調理物である肉や魚等の食材を加熱したときに出る肉汁や油分等の付着物が支持部に付着しても、発煙しない温度に支持部の温度を抑えることができる。この場合、調理エリア全体が均等に冷却される。そのため、付着物が支持部に焼き付くことが防止することができ、調理エリア上での被調理物の反転を容易にし、調理しやすくすると共に、調理網の使用後の洗浄も簡単なものとなる。し力も、調理エリアが碁盤格子状に形成されているため、調理エリアから被調理物の薄片等が落下することも防止することができる。

請求項 2に係る発明の調理網によれば、調理エリア全体が均等に冷却されるため、支持部材の外周面に付着した肉汁や脂分等の付着物が焼けて発煙することを防止すること力 Sできる。

請求項 3に係る発明の調理網によれば、請求項 2に係る発明の調理網に比べて、各組の支持部材を 2つの支持ラインで形成することで調理エリア内での各組の支持部材の長さがより短く形成されるので、冷却流体のパイプ内での温度変化を少なくして、より一層、調理エリア全体を均一に冷却することができる。

請求項 4に係る発明の調理網によれば、請求項 3に係る発明の調理網に比べて、各組の支持部材を構成する複数の形状を有する支持ラインの数を増やすことで、各支持ラインの長さがより短く形成されるので、冷却流体のパイプ内での温度変化を少なくして、より一層、調理エリア全体を均一に冷却することができる。また、より大きな調理エリアを均等に冷却することが可能となる。

請求項 5に係る発明の調理網によれば、より一層、調理網に肉汁や脂分等の付着物が付着することを防止することができる。そのため、被調理物の反転がより一層容易となり、使用後の洗浄もより一層簡単なものとなる。

[0008] この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。

図面の簡単な説明

[図 1]この発明にかかる実施形態の一例（実施例 1)を示す斜視図解図である。

[図 2]図 1の平面図解図である。

[図 3]図 1および図 2に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図である。

[図 4]この発明にかかる実施形態の他の例（実施例 2)を示す斜視図解図である。

[図 5]図 4の平面図解図である。

[図 6]図 4および図 5に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図である。

[図 7]図 6に示す支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

[図 8]この発明に力かる実施形態のさらに他の例（実施例 3)を示す斜視図解図である [図 9]図 8の平面図解図である。

[図 10]図 8および図 9に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図である。

[図 11]図 10に示す支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

[図 12]この発明にかかる実施形態のさらに他の例（実施例 4)を示す斜視図解図である。

[図 13]図 12の平面図解図である。

[図 14]図 12および図 13に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図である。

[図 15]図 14に示す支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

[図 16]この発明にかかる調理網に適用され得る複数の支持ラインの他の例を示す平面図解図である。 [図 17]図 16に示す複数の支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

[図 18]この発明に力かる調理網に適用され得る複数の支持ラインのさらに他の例を示す平面図解図である。

[図 19]図 18に示す複数の支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

符号の説明

[0010] 10 調理網

12 支持部

14, 16, 22, 24, 26, 28, 30, 32 支持部材

14A, 16A, 22A, 22B, 24A, 24B, 26A, 26B, 26C, 26D, 28A, 28B, 28C , 28D, 30A, 30B, 32A, 32B, 34A, 34B, 34C, 34D, 34E, 34F, 34G, 34H 支持ライン

18 継手部 (冷却用流体導入部）

20 継手部（冷却用流体導出部）

A 調理エリア

〇調理エリアの中心

x-x, y-y 調理エリアの対称軸

発明を実施するための最良の形態

[0011] この発明にかかる調理網は、調理エリアにおける食材の落下を防止し、且つ、調理エリアを均等に冷却して調理エリアに付着した肉汁や油分等の付着物の焼けによる発煙を防止するという目的を、断面円形の複数のパイプで碁盤格子状の調理エリアを構成し、且つ、調理エリアが均等に冷却されるように、パイプの中に冷却用流体を流すことによって実現した。

この場合、調理エリア全体を均等に冷却するために、ノイブ中を流れる冷却用流体の流量が等しくなるように、且つ、当該パイプにおける冷却流体の流入部と流出部の温度差を少なくするために、調理エリアを構成する当該パイプの長さを抑えた構成としている。実施例 1

[0012] 図 1は、この発明にかかる実施形態の一例（実施例 1)を示す斜視図解図であり、図 2は、図 1の平面図解図であり、図 3は、図 1および図 2に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図である。

調理網 10は、支持部 12を含む。支持部 12は、たとえば 2組の支持部材 14および 1 6を含む。 2組の支持部材 14および 16は、それぞれ、たとえば金属からなる断面円形のパイプで形成された支持ライン 14Aおよび 16Aで構成されている。 2つの支持ライン 14Aおよび 16Aは、それぞれ、その長さ方向の一端が継手部 18に接続され、その長さ方向の他端が継手部 20に接続されている。 2つの支持ライン 14Aおよび 16A には、それぞれ、継手部 18側から、水および空気等の冷却用流体が導入され、継手部 20側から、該冷却用流体が導出される。継手部 18が冷却用流体の流入口となり、継手部 20が冷却用流体の流出口となっている。

[0013] 次に、本実施例 1に用いられる支持ラインの基本形状について説明する。本実施例 1では、たとえば図 2および図 3に示すように、調理網 10上で食材等の被調理物が焼かれて加熱調理される調理範囲 A (以下、調理エリア Aという。）が、たとえば横長矩形状に構成され、調理エリアの中心 Oを通る対称軸 x_xないし対称軸 y_yによって、線対象の形状となっている。

支持ライン 14Aは、特に、たとえば図 3に示すように、調理網 10の調理エリア Aの外側に設けられた、冷却流体が流入する継手部 18から始まり、調理エリア A内において、調理エリア Aの外周縁部で平行に複数回折り返して形成され、継手部 20に接続されている。

この場合、支持ライン 14Aは、調理エリア Aの長手方向の一方側で且つ対称軸 X— Xの軸方向の一方側から、調理エリア Aの長手方向の他方側で且つ対称軸 x_xの軸方向の他方側にかけて、対称軸 x_xに対して、たとえば 10度〜 80度の範囲の角度を持って、調理エリア Aの外周縁部で平行に繰り返し折り返されることによって形成されている。

[0014] また、支持ライン 16Aは、支持ライン 14Aに対して鏡像となる形状を有し、支持ライン 14Aおよび支持ライン 16Aの長さは、略同じに形成されている。すなわち、支持ライン 16Aは、平面から見て、対称軸 X— Xに対して、支持ライン 14Aと対象となる形状を有するものである。支持ライン 16Aは、上述の支持ライン 14Aと同様に、継手部 18 力始まり、継手部 20に接続されている。この場合、支持ライン 14Aおよび 16Aによつて、支持部 12は、平面から見て、碁盤格子状に構成される。

なお、支持ライン 14Aおよび支持ライン 16Aは、特に、図 1に示すように、調理エリァ A内で平行する 2本を一組として織ることで調理網 10が形成されている。

本実施例 1では、支持部 12を冷却用流体の流入口（継手部 18)から流出口（継手部 20)にかけて分岐や合流の無い 2つの支持ライン 14Aおよび 16Aで形成し、該支持ライン 14Aおよび 16Aに冷却用流体が流れることによって、調理エリア A全体が均等に冷却される。そのため、付着物が支持部 12の 2組の支持部材 14および 16に焼き付くことを防止して、付着物の焼けによる発煙を防止することができ、また、調理エリァ A上での被調理物の反転を容易にし、調理しやすくすると共に、調理網 10の使用後の洗浄も簡単なものとなる。その上、調理エリア Aが碁盤格子状に形成されているため、調理エリア A力被調理物の薄片等が落下することも防止することができる。実施例 2

図 4は、この発明にかかる実施形態の他の例（実施例 2)を示す斜視図解図であり、図 5は、図 4の平面図解図であり、図 6は、図 4および図 5に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図であり、図 7は、図 6に示す支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

本実施例 2では、上述の実施例 1と比べて、 2組の支持部材 22および 24が、それぞれ、 2つの支持ライン 22A， 22Bおよび支持ライン 24A, 24Bを含む点で相違している。すなわち、支持部材 22を構成する一方の支持ライン 22Aの基本的構成は、特に、図 6に示すように、調理エリア Aの長手方向の一方側で且つ対称軸 x_xの軸方向の一方側から、調理エリア Aの長手方向の他方側で且つ対称軸 X— Xの軸方向の他方側にかけて、対称軸 x— xに対して、たとえば 10度〜 80度の範囲の角度を持つて、調理エリア Aの外周縁部で平行に繰り返し折り返されることによって形成されている。この場合、支持ライン 22Aは、その長さ方向の一端が継手部 18に接続され、その長さ方向の他端が継手部 20に接続される。 [0016] 支持部材 22を構成する他方の支持ライン 22Bは、図 6に示す調理エリア Aの中心 Oを回転軸としたとき、回転軸を中心に一方の支持ライン 22Aを 180度回転させた形状を有すると共に、図 7に示すように、支持ライン 22Bが、調理エリア Aの中心〇を通る回転軸上で、支持ライン 22Aと重ねられても、支持ライン 22Aと交差することがない形状に形成される。 2つの支持ライン 22Aおよび 22Bの長さは、略同じに形成されている。この場合、 2つの支持ライン 22Aおよび 22Bは、調理エリア A内で互いに交差することが無いように、支持ライン 22A， 22Bの基本的形状が定められている。

[0017] すなわち、支持ライン 22Aをこのような基本的形状にするためには、図 6に戻って示すように、支持ライン 22Aは、調理エリア Aの長手方向の一端側（同図左側）の継手部 18から調理エリア Aに入り、調理エリア Aの対称軸 x_xの斜め上方に延びて、調理工リア Aの上端に至る上がり部位 22Aulと、調理エリア Aの上端に沿って、調理工リア Aの長手方向の他端側（同図右側）に進んだ後、部位 22Aulと平行に、調理エリァ Aの上端力調理エリア Aの左端側または下端側に至る下がり部位 22Adlとの間隔を αとし、該下がり部位 22Adlと、次の上がり部位 22Au2との間隔をとし、支持ライン 22Aのパイプの外径を γとしたとき、 α≥ β + 2 y (以下、規定式という。）を満足するように、当該支持ライン 22Aの平面から見たときの形状が形成されている。さらに、調理エリア Aの中心〇の左側の上がり部位 22Au3は、調理エリア Aの長さ方向の一端側（同図左側)または下端から、調理エリア Aの長さ方向の他端側（同図右側）または上端に至るものである。

[0018] そして、調理エリア A内において、上がり部位 22Au2および下がり部位 22Ad2間の間隔と、下がり部位 22Ad2および上がり部位 22Au3間の間隔とは、上記規定式を満足するように設定されている。また、上がり部位 22Au3および下がり部位 22Ad3 間の間隔と、下がり部位 22Ad3および上がり部位 22Au4間の間隔と力上記規定式を満足するように設定されている。さらに、上がり部位 22Au4および下がり部位 22 Ad4間の間隔と、下がり部位 22Ad4および上がり部位 22Au5間の間隔と力上記規定式を満足するように設定されてレ、る。

このように、図 6に示す調理エリア Aにおいて、調理エリア Aの左端または下端から右端または上端に至る部位と、この右隣の平行部位との間隔（ひ )は、調理エリア Aの右端又は上端から左端又は下端に至る部位と、この右隣の平行部位との間隔（ i3 ) に、ノイブの外径（γ )の 2倍を加えた長さ以上となるように設定されている。

[0019] 一方、支持部材 24を構成する 2つの支持ライン 24Αおよび 24Βは、図 4および図 5 に示すように、支持部材 22を構成する 2つの支持ライン 22Αおよび 22Βと、調理エリァ Αの対称軸 χ _ χに対して対称となるように、その平面視形状が形成されている。 2 つの支持ライン 24Aおよび 24Bも、 2つの支持ライン 22Aおよび 22Bと同様に、継手部 18から継手部 20に接続されている。本実施例 2の場合も、先に示した実施例 1と同様に、支持部材 22と支持部材 24とが、調理エリア A内で平行する 2本を一組として織られることによって、調理網 10が形成されている。

本実施例 2では、実施例 1と比べて、たとえば図 3および図 6に示すように、支持部材の数を増やすことによって、当該支持部材を構成する各支持ラインの長さを短くすること力 S可能となる。そのため、本実施例 2では、実施例 1と比べて、冷却用流体の流出口側 (継手部 20)付近での温度上昇を防止することができ、調理エリア A全体を均等に冷却することが可能となる。そのため、本実施例 2では、実施例 1と比べて、より一層、支持部 12に付着物が焼き付くことを防止して、付着物の焼けによる発煙を防止すること力 Sできる。

実施例 3

[0020] 図 8は、この発明にかかる実施形態のさらに他の例（実施例 3)を示す斜視図解図であり、図 9は、図 8の平面図解図であり、図 10は、図 8および図 9に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図であり、図 11は、図 10に示す支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

本実施例 3では、上述の実施例 2と比べて、支持部 12を構成する 2組の支持部材 2 6および 28力それぞれ、 4つの支持ライン 26A， 26B, 26C, 26Dおよび支持ライン 28A， 28B, 28C, 28Dを含み、支持部材の数が増加している点で相違している。

[0021] すなわち、一方の組の支持部材 26は、 2種類の基本的な平面視形状を有する 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cを含む。 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cは、特に、図 10に示すように、それぞれ、調理エリア Aの長手方向の一方側で且つ対称軸 X— Xの軸方向の一方側から、調理エリァ Aの長手方向の他方側で且つ対称軸 X— Xの軸方向の他方側にかけて、対称軸 x—xに対して、たとえば 10度〜 80度の範囲の角度を持って、調理エリア Aの外周縁部で平行に繰り返し折り返されることによって形成されている。この場合、 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cは、それぞれ、その長さ方向の一端が継手部 18に接続され、その長さ方向の他端が継手部 20に接続される。また、 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cは、調理エリア A内において、隣合う平行な部位が互いに交差しない形状となっている。 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cの長さは、略同じに形成されている。

[0022] さらに、 2つの支持ライン 26Bおよび 26Dは、図 10に示す調理エリア Aの中心 Oを回転軸としたとき、回転軸を中心に 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cを 180度回転させた形状を有すると共に、図 1 1に示すように、 2つの支持ライン 26Bおよび 26Dが、調理エリア Aの中心〇を通る回転軸上で、 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cと重ねられても、支持ライン 26Aおよび 26Cと交差することがない形状に形成される。 2つの支持ライン 26Bおよび 26Dの長さは、略同じに形成されている。 2つの支持ライン 26 Aおよび 26Cと、 2つの支持ライン 26Bおよび 26Dとによって、一方の組の支持部材 26が構成されている。この場合、 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cと、 2つの支持ライン 26Bおよび 26Dとは、調理エリア A内で互いに交差することが無いように、 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cの基本的形状が定められている。

[0023] すなわち、 2つの支持ライン 26Aおよび 26Cをこのような基本的形状にするためには、図 10に戻って示すように、調理エリア Aの長手方向の一端側（同図左側）の継手部 18から調理エリア Aに入り、調理エリア Aの対称軸 X— Xの斜め上方に延びて、調理工リア Aの上端に至る上がり部位 26Culは、上がり部位 26Aulおよび上がり部位 26Cul間の中心距離がパイプの外径より大きい間隔を有するように、上がり部位 26 Aulの右下側に配置される。上がり部位 26Aulおよび上がり部位 26Culは、調理エリア Aの上端に沿って、調理エリア Aの長手方向の他端側（同図右側）に進んだ後、上がり部位 26Culと平行に、調理エリア Aの上端力も調理エリア Aの左端側または下端側に至る下がり部位 26Cdlと上がり部位 26Culとの間隔をひとし、該下がり部位 26Cdlと、次の上がり部位 26Cu2との間隔を /3とし、支持ライン 26A, 26Cのパイプの外径を γとしたとき、 α≥ β + 2 _Ύ (以下、規定式という。）を満足するように、当該支持ライン 26A, 26Cの平面から見たときの形状が形成されてレ、る。下がり部位 26Adlは、下がり部位 26Cdlおよび下がり部位 26Adl間の中心距離力 Sパイプの外径より大きい間隔を有するように、下がり部位 26Cdlの右下側に配置される。

また、調理エリア Aの中心〇の左側の上がり部位 26Cu2は、調理エリア Aの長さ方向の一端側（同図左側)または下端から、調理エリア Aの長さ方向の他端側（同図右側）または上端に至るものである。

[0024] さらに、上がり部位 26Cu2および下がり部位 26Cd2間の間隔と、該下がり部位 26 Cdおよび上がり部位 26Cu3間の間隔とが、上記規定式を満足するように設定されている。このように、図 10に示す調理エリア Aにおいて、調理エリア Aの左端または下端力右端または上端に至る部位と、この右隣の平行部位との間隔（ひ）は、調理エリア Aの右端又は上端力左端又は下端に至る部位と、この右隣の平行部位との間隔（）に、ノイブの外径（ γ )の 2倍を加えた長さ以上となるように設定されている。

[0025] 一方、支持部材 28を構成する 4つの支持ライン 28Α, 28Β, 28Cおよび 28Dは、図 8および図 9に示すように、支持部材 26を構成する 4つの支持ライン 26A〜26Dと、調理エリア Aの対称軸 X— Xに対して対称となるように、その平面視形状が形成されている。 4つの支持ライン 28A〜28Dも、 4つの支持ライン 26A〜26Dと同様に、継手部 18から継手部 20に接続されている。本実施例 3の場合も、先に示した実施例 2 と同様に、支持部材 26と支持部材 28とが、調理エリア A内で平行する 2本を一組として織られることによって、調理網 10が形成されてレ、る。

本実施例 3では、実施例 2と比べて、たとえば図 8および図 9に示すように、支持部材の数をさらに増やすことによって、当該支持部材を構成する各支持ラインの長さをさらに短くすることが可能となる。そのため、本実施例 3では、実施例 2と比べて、冷却用流体の流出口側 (継手部 20)付近での温度上昇を防止することができ、調理エリァ A全体を均等に冷却することが可能となる。そのため、本実施例 3では、実施例 2と比べて、さらに一層、支持部 12に付着物が焼き付くことを防止して、付着物の焼けによる発煙を防止すること力 Sできる。

実施例 4 [0026] 図 12は、この発明に力かる実施形態のさらに他の例（実施例 4)を示す斜視図解図であり、図 13は、図 12の平面図解図であり、図 14は、図 12および図 13に示す調理網に適用された支持ラインの一例を示す平面図解図であり、図 15は、図 14に示す支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

本実施例 4は、上述の実施例 1 ,実施例 2および実施例 3の調理エリア Aが横長矩形状に構成されているのに比べて、調理エリア Aが円形状に構成されている点で相違している。また、本実施例 4は、たとえば実施例 2に示された調理網 10と同様の支持ラインの形状ルールで構成されてレ、る。

[0027] すなわち、支持部材 30を構成する一方の支持ライン 30Aの基本的構成は、特に、図 14に示すように、調理エリア Aの長手方向の一方側で且つ対称軸 x_xの軸方向の一方側から、調理エリァ Aの長手方向の他方側で且つ対称軸 X - Xの軸方向の他方側にかけて、対称軸 x _xに対して、たとえば 10度〜 80度の範囲の角度を持って、調理エリア Aの外周縁部で平行に繰り返し折り返されることによって形成されている。この場合、支持ライン 30Aは、その長さ方向の一端が継手部 18に接続され、その長さ方向の他端が継手部 20に接続される。

[0028] 支持部材 32を構成する他方の支持ライン 30Bは、図 14に示す調理エリア Aの中心 Oを回転軸としたとき、回転軸を中心に支持ライン 30Aを 180度回転させた形状を有すると共に、図 15に示すように、支持ライン 30B力調理エリア Aの中心 Oを通る回転軸上で、支持ライン 30Aと重ねられても、支持ライン 30Aと交差することがない形状に形成される。 2つの支持ライン 30Aおよび 30Bの長さは、略同じに形成されている。 2つの支持ライン 30Aおよび 30Bは、調理エリア A内で互いに交差することが無いように、その基本的形状が定められている。

[0029] さらに、支持部材 32を構成する 2つの支持ライン 32Aおよび 32Bは、図 12および図 13に示すように、支持部材 30を構成する 2つの支持ライン 30Aおよび 30Bと、調理工リア Aの対称軸 x_xに対して対称となるように、その平面視形状が形成されている。 2つの支持ライン 32Aおよび 32Bも、 2つの支持ライン 30Aおよび 30Bと同様に、継手部 18から継手部 20に接続されている。本実施例 4の場合も、先に示した各実施例 1 , 2, 3と同様に、支持部材 30と支持部材 32とが、調理エリア A内で平行する 2本を一組として織られることによって、調理網 10が形成され、実施例 2と同様の作用'効果を有するものとなる。

[0030] 図 16は、この発明に力かる調理網に適用され得る複数の支持ラインの他の例を示す平面図解図であり、図 17は、図 16に示す複数の支持ラインで構成された 1組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

すなわち、図 16は、 3形状の合計 12本のパイプで構成した例であって、調理網の支持部を構成する支持ラインの 3つの基本形状であり、図 10等に示す実施例 3と同様の形状ルールで支持ライン 34Eを追加している。この場合、 S字ターンの数が 1回と奇数であるために、 S字ターンの数が偶数回であるの実施例 2の図 6、実施例 3の図 1 0および実施例 4の図 14とは異なり、調理エリア Aの中心 O付近の支持ライン 34Edl は、中心〇の右下で、その右上端側から左下端側に向かう配置となる。

[0031] 図 17は、支持部材の基本形状の支持ライン 34A、 34Cおよび 34Eに対して、調理エリア Aの中心〇を中心に 180° 回転した形状の支持ライン 34B、 34Dおよび 34Fを合わせた合計 6本の支持ライン 34A〜34Fの配置状態を示してレ、る。これら 6本の支持ライン 34A〜34Fを調理エリア Aの対称軸 X— Xに対称に配置された他の 6本の支持ライン（図示せず）を加えて合計 12本で、上述の各実施例 1， 2, 3, 4と同様に調理網を構成することができる。

[0032] 図 18は、この発明に力かる調理網に適用され得る複数の支持ラインのさらに他の例を示す平面図解図であり、図 19は、図 18に示す複数の支持ラインで構成された 1 組の支持部材の一例を示す平面図解図である。

すなわち、図 18は、 4形状の合計 16本のパイプで構成した例で、調理網の支持部を構成する支持ラインの 4つの基本形状であり、図 16と同様の形状ルールで 34Gを追加している。この場合、 S字ターンの数が 1回と奇数であり、調理エリア Aの中心〇付近の支持ライン 34Gdlは、中心〇の右下で、その右上端側から左下端側に向かう配置となる。

[0033] 図 19は、支持部材の基本形状の支持ライン 34A、 34C、 34Eおよび 34Gに対して、調理エリア Aの中心〇を中心に 180° 回転した形状の支持ライン 34B、 34D、 34F および 34Hを合わせた合計 8本の支持ライン 34A〜34Fの配置状態を示している。これら 8本の支持ライン 34A〜34Hを調理エリア Aの対称軸 x— xに対称に配置された他の 8本の支持ライン（図示せず）を加えて合計 16本で、上述の各実施例 1 , 2, 3 , 4と同様に調理網を構成することができる。

また、同様の方法によって、 20本、 24本と 4の倍数の支持ラインを用いて、碁盤格子状の調理網を形成することも適宜可能である。

[0034] なお、上述した実施例 1、実施例 2、実施例 3、実施例 4の調理網 10、および、図 16 ,図 17,図 18，図 19の複数の支持ラインを用いた調理網では、それぞれ、支持部材を構成する各支持ラインの表面に、被調理物の汁や油分等の付着物が付着するのを妨げる付着防止層（図示せず)が形成されている。付着防止層（図示せず）は、例えば、フッ素樹脂等の塗膜により形成されている。

産業上の利用可能性

[0035] この発明にかかる調理網は、特に、肉、魚、野菜等の食材を焼いて加熱調理するのに用いられて好適なものである。

Claims

請求の範囲

[1] 加熱調理される食材等の被調理物を受ける調理網であって、

前記調理網は、前記被調理物に当接され、前記被調理物を支持する支持部を含み、

前記支持部は、調理エリアが均等に冷却されるように、断面円形のパイプで碁盤格子状の前記調理エリアを構成し、且つ、前記パイプの中に冷却用流体を流して前記支持部を冷却可能にしたことを特徴とする、調理網。

[2] 前記支持部は、断面円形のパイプで形成され、前記調理エリアで前記被調理物を支持する 2組の支持部材を含み、

一方の組の支持部材は、前記調理エリアの一方外側で且つ前記対称軸の軸方向の一方側から、前記調理エリアの他方外側で且つ前記対称軸の軸方向の他方側にわたって、前記対称軸に対して一定の角度をもって、前記調理エリアの周縁部で平行に折り返して形成され、

他方の組の支持部材は、前記一方の組の支持部材に対して鏡像となる形状を有すると共に、前記 2組の支持部材の長さが略同じに形成されることを特徴とする、請求項 1に記載の調理網。

[3] 前記支持部材は、断面円形のパイプで形成され、前記調理エリアで前記被調理物を支持する 2つの支持ラインを含み、

一方の支持ラインは、前記調理エリアの一方外側で且つ前記対称軸の軸方向の一方側から、前記調理エリアの他方外側で且つ前記対称軸の軸方向の他方側にわたつて、前記対称軸に対して一定の角度をもって、前記調理エリアの周縁部で平行に折り返して形成され、

他方の支持ラインは、前記調理エリアの中心を回転軸としたとき、前記回転軸を中心に前記一方の支持ラインを 180度回転させた形状を有すると共に、前記一方の支持ラインと前記回転軸上で重ねても、前記一方の支持ラインと交差することがない形状とされ、

前記 2つの支持ラインの長さは、略同じに形成されていることを特徴とする、請求項 2に記載の調理網。

[4] 前記支持部材は、断面円形のパイプで形成され、前記調理エリアで前記被調理物を支持する複数の形状を有する支持ラインを含み、

前記複数の形状を有する支持ラインは、それぞれ、前記調理エリアの一方外側で且つ前記対称軸の軸方向の一方側から、前記調理エリアの他方外側で且つ前記対称軸の軸方向の他方側にわたって、前記対称軸に対して一定の角度をもって、前記調理エリアの周縁部で平行に折り返して形成され、

前記複数の形状を有する支持ラインは、それぞれ、互いに前記回転軸上で重なつても交差することがない形状とされ、

前記複数の形状を有する支持ラインの長さの差が小さく形成されることを特徴とする、請求項 2に記載の調理網。

[5] 前記支持部材の表面には、前記被調理物の汁や油分等の付着物が付着するのを妨げる付着防止層が形成されることを特徴とする、請求項 2〜請求項 4のいずれかに記載の調理網。