WO2006095718A1

WO2006095718A1 - デジタル放送受信装置

Info

Publication number: WO2006095718A1
Application number: PCT/JP2006/304338
Authority: WO
Inventors: Hisami Ibaraki
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-03-10
Filing date: 2006-03-07
Publication date: 2006-09-14
Also published as: US7814514B2; US20090125947A1; JPWO2006095718A1; JP4840355B2

Abstract

　デジタル放送を受信して番組の映像信号およびコピー制御情報を出力する複数のチューナを有するデジタルチューナ部と、このデジタルチューナ部から出力された前記コピー制御信号に基づいて、複数のチューナからの映像信号の一つを選択する制御部とを備えたデジタル放送受信装置を提供する。これにより、コピー制御信号が切替った番組の冒頭で映像が途切れることなく、番組の映像を出力することができる。

Description

明細書

デジタル放送受信装置

技術分野

[0001] 本発明は、デジタル放送を受信時にコピー制御情報が切替っても映像出力を継続することができるデジタル放送受信装置に関する。

背景技術

[0002] デジタル放送には映像信号と共に、その映像信号の記録の可否及び記録できる回数を制御するコピー制御信号が付加されて、る。そのコピー制御信号力得たコピ一制御情報に従って映像信号の記録の可否を判断している。この技術内容は、たとえば、特開 2003— 22610号公報に開示されている。

[0003] コピー制御信号には、「コピーフリー」、「コピーワンス」、「コピー禁止」などを意味する信号がある。これらのコピー制御信号は、電子番組ガイド (Electronic Program Guide)情報 (以下、「EPG情報」という。）により放送予定の番組データと共に送信されている。また、現在放送中の番組は映像信号と共にコピー制御信号が送信されている。そして、デジタル放送受信装置はそのコピー制御情報に基づき映像出力の制御を行っている。

[0004] 図 8は、従来のデジタル放送受信装置 800の構成を示すブロック図である。図 8において、デジタル放送受信装置 800は、デジタルチューナ部 810と、制御部 820と、表示部 830と、外部出力部 840と、リモコン受信部 860から構成される。また、アンテナ 815と外部機器 841とリモコン 861が接続されて!、る。

[0005] デジタルチューナ部 810には、アンテナ 815が接続されており、アンテナ 815で受信したテレビ放送電波を映像信号に変換し、制御部 820に出力する。そして、制御部 820が表示部 830および外部出力部 840に映像信号を出力する。

[0006] 視聴者がリモコン 861により視聴予約や録画予約を行うとき、リモコン受信部 860経由で制御部 820が番組の予約情報を入力する。そのとき入力された番組の予約情報を予約情報記録部 826が記録する。予約情報記録部 826は、予約番組の日付、時間、チャンネルの番組等の予約情報を記録し管理する。 [0007] 予約情報記録部 826に記録された予約番組の開始時刻になると、記録用映像作成 ·映像出力部 821がチューナ部 811にチャンネル切替の指示を送り、チューナ部 8 11から番組映像を入力して記録用映像データを作成し、表示部 830と外部出力部 8 40に映像信号を出力する。

[0008] し力しながら、従来のデジタル放送受信装置では、受信して、る映像信号のコピー制御信号が切替るとコピー制御信号に合わせた記録用映像データの作成と映像信号の出力処理を行うので、映像に 1〜2秒の途切れが生じる。

[0009] 例えば、 2つの番組を連続して記録する場合であって、最初の番組がコピーフリー、 2つ目の番組がコピーワンスのコピー制御信号が付加されているとする。この場合、最初の番組から 2つ目の番組へ変わるときに映像信号の出力処理を、記録フリー（コピーフリー）から 1回のみ記録可 (コピーワンス）に切替えるため、記録用映像データの作成時間の 1〜2秒間映像信号を停止させる。そのため、 2つ目の番組では番組の冒頭の映像が出力されないため、番組タイトルがわ力もな力つたりすることがある。

[0010] このように従来のデジタル放送受信装置では、 1つのデジタルチューナから出力する映像信号のコピー制御情報が切替ると、そのデジタルチューナの映像信号の出力処理を切替えなければいけない。従って、ー且映像出力を停止して力コピー制御情報に合った映像信号の出力処理に切替えを行い、映像出力を再開しなければならないという問題があった。

発明の開示

[0011] 本発明は、デジタル放送の映像を出力中にコピー制御情報が切替っても、内蔵の映像記録部や、記録装置および表示装置などの外部機器に継続して映像出力することができるデジタル放送受信装置を提供する。

[0012] 本発明に係るデジタル放送受信装置は、デジタル放送を受信して番組の映像信号およびコピー制御情報を出力する複数のチューナを有するデジタルチューナ部と、このデジタルチューナ部から出力されたコピー制御信号に基づいて、複数のチューナ力もの映像信号の一つを選択する制御部とを備える。

[0013] 本発明により、デジタル放送を受信中にコピー制御情報が切替っても、内蔵の映像記録部や、記録装置および表示装置の外部機器に継続して映像出力することが可能となり、コピー制御信号が切替った番組の冒頭で映像が途切れることなぐ番組の映像を出力することができる。

図面の簡単な説明

[0014] [図 1]図 1は本発明の実施の形態 1におけるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。

[図 2]図 2は本発明の実施の形態 1における電子番組ガイドの表示例を示す図である

[図 3]図 3は本発明の実施の形態 1における番組の予約情報を表示する図である。

[図 4]図 4は本発明の実施の形態 1における番組予約のフローチャートである。

[図 5]図 5は本発明の実施の形態 1における予約内容処理を示すフローチャートである。

[図 6]図 6は本発明の実施の形態 1におけるチューナ部切替え処理を示すフローチヤートである。

[図 7]図 7は本発明の実施の形態 1におけるチューナ部を 3個持ったデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。

[図 8]図 8は従来のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。

符号の説明

[0015] 100 デジタル放送受信装置

110 デジタルチューナ部

111 第 1チューナ部

112 第 2チューナ部

113 第 3チューナ部

115 アンテナ

120 制御部

121 第 1記録用映像作成部

122 第 2記録用映像作成部

123 第 3記録用映像作成部

124 チューナ切替部 125 コピー制御情報解読部

126 予約情報記録部

130 表示部

140 外部出力部

141 外部機器

150 映像記録部

160 リモコン受信部

161 リモコン

発明を実施するための最良の形態

[0016] 以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する

[0017] (実施の形態 1)

図 1は、本発明の実施の形態 1におけるデジタル放送受信装置 100の構成を示すブロック図である。図 1において、デジタル放送受信装置 100は、デジタルチューナ部 110と、制御部 120と、表示部 130と、外部出力部 140と、映像記録部 150と、リモコン受信部 160から構成される。また、デジタル放送受信装置 100には、アンテナ 11 5と外部機器 141とリモコン 161が接続されている。

[0018] デジタルチューナ部 110にアンテナ 115が接続されており、アンテナ 115で受信したテレビ放送電波を映像信号に変換し、制御部 120に出力する。また、アンテナ 115 で受信したテレビジョン放送電波力も EPG情報を抽出し、制御部 120に出力する。デジタルチューナ部 110は、第 1チューナ部 111と第 2チューナ部 112を備えて、る。通常の番組視聴では第 1チューナ部 111が動作して映像信号を制御部 120に出力する。第 2チューナ部 112は、 2つの番組を 2画面表示するときやコピー制御信号が異なる連続番組を視聴予約および記録予約するときに、制御部 120のチューナ切替指示により動作する。

[0019] 図 2は本発明の実施の形態 1における電子番組ガイドの表示例を示す図である。図 2にお!/、て、放送チャンネルが 8chで 13： 00力ら 14： 00までの番糸 1Aがコピーフリーで、 14： 00力 15： 00までの番組 Bがコピーワンスのコピー制御信号が付加されて!ヽるとき、制御部 120は番組 Aを第 1チューナ部 111で、番糸且 Bをチューナ部 112で出力するように指示する。デジタルチューナ部 110は番糸 1Aの間、つまり、 13 : 00力 1 4 : 00までは第 1チューナ部 111から映像信号を制御部 120に出力する。そして、番組 Bが開始する 14 : 00からは第 2チューナ部 112から映像信号を制御部 120に出力する。そのとき、第 2チューナ部 112は、制御部 120の指示により番組 Bのコピーワンス状態で映像信号を出力するように 13 : 59から映像信号を出力する。

[0020] 制御部 120は、第 1記録用映像作成部 121と第 2記録用映像作成部 122、チューナ切替え部 124と、コピー制御情報解読部 125と、予約情報記録部 126とを備えている。

[0021] 第 1記録用映像作成部 121は、デジタルチューナ部 110の第 1チューナ部 111の映像信号を入力し、コピー制御信号に合った記録用映像データ作成処理を行い、記録用映像データをチューナ切替部 124に出力する。同様に、第 2記録用映像作成部 122は、デジタルチューナ部 110の第 2チューナ部 112の映像信号を入力し、コピー制御信号に合った記録用映像データ作成処理を行、、記録用映像データをチューナ切替部 124に出力する。つまり、制御部 120は、デジタルチューナ部 110のチューナ部の数量と同じ記録用映像作成部を備えている。

[0022] チューナ切替え部 124は、デジタルチューナ部 110に第 1チューナ部 111、あるいは、第 2チューナ部 112のどちらから映像信号を出力する力を指示し、デジタルチューナ部 110から出力された映像信号を第 1記録用映像作成部 121または第 2記録用映像作成部 122でコピー情報に応じて作成された記録用映像データを入力し、表示部 130と外部出力部 140と映像記録部 150に出力する。それゆえ、図 2において 14 ： 00から開始する番組 Bを番組の冒頭で映像の途切れがなヽ映像信号で出力を行うことができる。

[0023] コピー制御情報解読部 125は、デジタルチューナ部 110から出力された EPG情報を取り込み、 EPG情報に含まれているコピー制御情報を解読する。図 2に示す EPG 情報のように、コピー制御情報には「コピーフリー」、「コピーワンス」、「コピー禁止」などの種類がある。コピー制御情報解読部 125は、現在視聴している番組や放送予定の番組毎にコピー制御情報を予約情報記録部 126に出力する。 [0024] 視聴者がリモコン 161により視聴予約や録画予約を行うとき、リモコン受信部 160経由で制御部 120が番組の予約情報を入力する。そのとき入力された番組の予約情報を予約情報記録部 126が記録する。更に、記録した予約番組に対し、コピー制御情報解読部 125から入力したコピー制御情報を割当て、図 3のように予約番組の日付、時間、チャンネル、番組名、コピー制御情報の番組の予約情報を記録および管理する。

[0025] そして、予約情報記録部 126は、複数の予約番組が連続しており、かつ、コピー制御情報が異なって、ると判断したとき、前の番組と後の番組の映像信号を出力するチューナ部と記録用映像作成部を切替えるように使用チューナ部と記録用映像作成部を決定する。そして、予約情報記録部 126は、チューナ切替部 124経由でデジタルチューナ部 110にチューナ切替え指示を行う。

[0026] 例えば、番糸 1Aと番組 B、および、番組 Fと番組 Lのように時間帯が連続しており、かつ、連続する番組間のコピー制御情報が異なる番組の予約がある場合、第 1記録用映像作成部 121および第 2記録用映像作成部 122はデジタルチューナ部 110からの映像信号を、それらのコピー制御信号に合った記録用データ作成処理を行って、映像信号を出力しなければならない。そのため、 1つのチューナで映像信号の出力を行おうとすると、コピー制御信号が切替る瞬間 (この場合は番組 Aが番組 Bに切替わる時（14 : 00)、および番組 Fが番組 Lに切替わる時（16 : 00))、映像出力制御を切替えるため映像出力が 1〜2秒停止してしまう。この現象を回避するために、番糸 1A および番組 Fを第 1チューナ部 111と第 1記録用映像作成部 121からの映像信号出力とし、番組 Bおよび番組 Lを第 2チューナ部 112と第 2記録用映像作成部 122からの映像信号出力として設定する。そして、番組 Bおよび番組 Lを第 2チューナ部 112 力映像信号出力する際、番組の開始 1分前力該当する番組のコピー制御情報にあった映像信号処理で映像信号を出力する。

[0027] 表示部 130は、デジタルチューナ部 110から入力された映像信号や図 2のような E PG情報を制御部 120経由で入力し番組映像を表示したり、図 3のような番組の予約情報を表示したりする。

[0028] 外部出力部 140は、デジタルチューナ部 110から入力された映像信号を制御部 12 0経由で入力し外部機器 141に出力する。そのとき、外部出力部 140は映像信号と共にコピー制御信号も出力して外部機器 141への番組の記録制御を行う。

[0029] 外部出力部 140には、ビデオレコーダや DVDレコーダなどの外部機器 141が接続されている。外部機器 141は、デジタル放送受信装置 100で受信したデジタル放送の映像信号を外部出力部 140から入力し、コピー制御情報が「コピー禁止」になっていなければ映像信号を記録することができる。よって、この例の場合、番組 Fのコピー制御情報が「コピー禁止」なので、番組 Fの映像信号は外部機器 141には記録されない。

[0030] 映像記録部 150は、デジタル放送受信装置 100に内蔵された番組を記録するためのハードディスクなどの記録装置で、デジタルチューナ部 110から入力された映像信号を制御部 120経由で入力し、番組のコピー制御情報が「コピーフリー」或いは「コピ一ワンス」のとき、番組を記録することができる。従って、この例の場合、番組 Fは映像記録部 150には記録されない。また、記録した番組をリモコン 161からの再生指示により、チューナ切替部 124経由で表示部 130に再生表示することができる。なお、表示部 130への再生表示は、番組のコピー制御情報に関係なく実行される。

[0031] また、リモコン受信部 160はデジタル放送受信装置 100の外部にあるリモコン 161 力の赤外線による制御信号を受信し、その制御信号を制御部 120に伝達する。制御部 120は、リモコン 161からの制御信号に従って、チャンネル切替え、 EPG表示などの一般的な制御の他に、番組の視聴予約や録画予約などを行う。

[0032] 図 4は本発明の実施の形態 1のデジタル放送受信装置 100における番組予約のフローチャートである。以下、図 4を用いて、本発明における番組予約の流れについて

、説明する。

[0033] [1] 視聴者がリモコン 161を使って、番組の視聴予約あるいは録画予約を行う。すると、その予約番組の日付、時間、チャンネル、番組名を予約情報として、制御部 12 0が予約情報記録部 126に記録する（S410)。

[0034] [2] コピー制御情報解読部 125はデジタルチューナ部 110から入力した EPG情報を解読して得たコピー制御情報を予約情報記録部 126に出力している。予約情報記録部 126は記録した予約番組の日付、時間、チャンネル、番組名の予約情報に基づいて、コピー制御情報解読部 125が出力しているコピー制御情報から予約番組に該当するコピー制御情報を取得する（S420)。

[0035] [3] 複数の番組が予約されたとき、各予約番組において前の予約番組と放送時間が連続して、るか確認する（S430)。

[0036] [4] 前の予約番組と連続していない場合、デジタルチューナ部 110の使用するチユーナを基準のチューナである第 1チューナ部 111に設定する（S460)。

[0037] [5] ステップ S430で前の予約番組と連続しているとき、前の予約番組とコピー制御情報が異なる力確認する（S440)。

[0038] [6] 前の予約番組とコピー制御情報が異なる場合、使用するチューナを前の予約番組が使用するチューナと異なるチューナに設定する（S450)。コピー制御信号の切替による映像信号の途切れを発生させないため、デジタルチューナ部 110のチューナの切替が必要であると判断する力もである。例えば、図 3の番糸 1Aと番組 B、および、番組 Fと番組 Lは放送時間が連続しており、かつ、コピー制御信号が異なるので

、番組 Bおよび番組 Lで使用するチューナは、番組 Aおよび番組 Fで使用する第 1チユーナ部 111と異なる第 2チューナ部 112に設定される。

[0039] [7] ステップ S440で前の予約番組とコピー制御情報が異ならない場合、デジタルチューナ部 110の使用するチューナを基準のチューナである第 1チューナ部 111に設定する（S460)。

[0040] 以上のステップの流れにより、予約番組の日付、時間、チャンネル、番組名、コピー制御情報および使用チューナの予約情報を予約情報記録部 126に記録することができる。

[0041] 図 5は、本発明の実施の形態 1における予約内容処理を示すフローチャートである。以下、図 5を用いて、本発明における予約内容処理の流れを説明する。

[0042] [1] 予約情報記録部 126に記録された予約情報を確認し、現在時刻が最も近い将来の予約番組の開始時刻の 2分前力どうかを確認する。現在時刻が予約番組の開始時刻の 2分前でなヽ場合は、現在時刻が予約番組の開始時刻の 2分前になるまで待機する（S510)。例えば、図 3では現在時刻が最も近い予約番組は番組 Aの 13 時であるので、現在時刻が 12 : 58かどうかを確認する。 [0043] [2] 現在時刻が予約番組の開始時刻の 2分前になると、デジタルチューナ部 110 のチューナ部が使用されているかどうか確認する（S520)。デジタルチューナ部が使用されない場合は、何もせずにステップ S540に進む。

[0044] [3] デジタルチューナ部が使用される場合は、制御部 120が表示部 130を使用して、「間もなく予約番組を開始します。」と予約番組の開始を視聴者に通知する（S53 0)。なお、この通知は現在時刻が予約番組の開始時刻の 1分前になるまで実行される。

[0045] [4] 現在時刻が予約番組の開始時刻の 1分前力どうかを確認する（S540)。

[0046] [5] 現在時刻が予約番組の開始時刻の 1分前になると、予約情報に記録されている番組を設定された使用チューナで映像信号の出力を開始する（S550)。例えば、図 3では 12 : 59から番組 Aの映像信号の出力が開始され、チューナ切替部 124へ入力される。

[0047] 以上のステップの流れにより、予約内容処理が実行される。

[0048] 図 6は本発明の実施の形態 1におけるチューナ部切替え処理を示すフローチャートである。以下、図 6を用いて、本発明におけるチューナ部切替え処理の流れを説明する。

[0049] 予約番組の映像出力が開始され、図 6の開始時点から映像出力を行っている番組を前の予約番組とし、図 6で前の予約番組に連続して開始する番組を後の予約番組とする。

[0050] [1] 今の予約番組の映像信号を開始した後、予約情報記録部 126に記録された予約情報を確認し、前の予約番組と後の予約番組との放送時間が連続して、るかどうか確認する（S610)。

[0051] [2] 前の予約番組と後の予約番組との放送時間が連続していない場合、前の予約番組の終了時間で映像出力を終了する（S630)。

[0052] [3] ステップ S610で前の予約番組と後の予約番組との放送時間が連続している場合、現在時刻が後の予約番組の開始時刻の 1分前カゝどうかを確認する（S620)。例えば、図 3では前の予約番組である番糸 1Aと後の予約番組である番組 Bとの放送時間は連続しているので、現在時刻が番組 Bの開始時刻 (14 : 00)の 1分前である 13 : 59かどうかを確認する。なお、現在時刻が後の予約番組の開始時刻の 1分前でない場合は、現在時刻が後の予約番組の開始時刻の 1分前になるまで待機する。

[0053] [4] 現在時刻が後の予約番組の開始時刻の 1分前になると、前の予約番組と後の予約番組のコピー制御情報が異なる力確認する（S640)。

[0054] [5] ステップ S640で、前の予約番組と後の予約番組のコピー制御情報が異ならない場合、前の予約番組で使用しているチューナのままで映像信号を出力し続ける（S

660)。

[0055] [6] ステップ S640で、前の予約番組と後の予約番組のコピー制御情報が異なる場合、使用するチューナを前の予約番組が使用しているチューナと異なるチューナに設定し、記録用映像作成部からの映像信号の出力を開始させる（S650)。コピー制御信号の切替による映像信号の途切れを発生させな、ため、デジタルチューナ部 110のチューナの切替が必要であると判断する力もである。そして、使用するチューナを前の予約番組が使用しているチューナと異なるチューナに設定し、記録用映像作成部からの映像信号の出力を開始させる。例えば、図 3において、前の予約番組である番糸 1A力も後の予約番組である番組 Bに切替るとき、使用するチューナは、図 1のデジタルチューナ部 110の第 1チューナ部 111から第 2チューナ部 112に切替えられる。そして、第 2記録用映像作成部 122からの映像信号の出力が開始される。

[0056] [7] 現在時刻が後の予約番組の開始時刻であるかどうか確認する（S670)。例えば、図 3では現在時刻が後の予約番組である番組 Bの開始時刻（14： 00)であるかどうか確認する。なお、現在時刻が後の予約番組の開始時刻でない場合は、現在時刻が後の予約番組の開始時刻になるまで待機する。

[0057] [8] 現在時刻が後の予約番組の開始時刻になった場合、チューナ切替部 124が前の予約番組を映像出力しているチューナ力も後の予約番組を映像出力しているチユーナに切替える（S680)。

[0058] 以上のステップの流れにより、チューナ部切替処理が実行される。

[0059] このような構成により、デジタル放送の映像を出力中にコピー制御情報が切替っても、内蔵の映像記録部や、記録装置および表示装置などの外部機器に継続して映像出力することができる。 [0060] なお、本実施の形態において、デジタルチューナ部は第 1チューナ部と第 2チューナ部の 2個のチューナ部を備えるとしたが、図 7のように 3個以上のチューナ部を備えるとしても良い。チューナ部が 3個の場合、第 1チューナ部で番組を視聴中に、裏番組録画する連続番組のコピー制御情報が異なったとき、裏番組録画の前の番組を第 2チューナ部で映像出力し、裏番組録画の後の番組を第 3チューナ部で映像出力することにより、裏番組録画の後の番組の冒頭が途切れることなく映像出力することができる。

[0061] なお、本実施の形態において、チューナ切替時などでチューナ部からの映像信号の出力開始時刻を番組開始時刻の 1分前としたが、チューナ部が安定して映像出力が行える時間が確保できれば 1分以下あるいは 1分以上としても良い。

[0062] なお、本実施の形態において、前の予約番組が基準のチューナである第 1チューナ部と第 1記録用映像作成部とを使用し、後の予約番組が第 2チューナ部と第 2記録用映像作成部を使用するとした力コピー制御信号が「コピーフリー」或いは「コピー禁止」のときに第 1チューナ部と第 1記録用映像作成部とを使用し、コピー制御信号が「コピーワンス」のときに第 2チューナ部と第 2記録用映像作成部とを使用するとしても良い。このようにコピー制御情報の種類によって、使用するチューナ部と録用映像作成部とをあら力じめ決めておくことで、各コピー制御情報に最適のチューナ部と録用映像作成部を使用することができる。

産業上の利用可能性

[0063] 本発明に係るデジタル放送受信装置は、デジタル放送を受信中にコピー制御情報が切替っても、内蔵の映像記録部、表示部および外部機器に継続して映像を出力することができる。従って、コピー制御信号が切替った番組の冒頭で映像が途切れることなぐ番組の映像を出力することができ、デジタル放送を受信時にコピー制御情報が切替っても映像出力を継続することができるデジタル放送受信装置に関するもの等において有用である。

Claims

請求の範囲

[1] デジタル放送を受信して番組の映像信号およびコピー制御情報を出力する複数のチューナを有するデジタルチューナ部と、

前記デジタルチューナ部から出力された前記コピー制御信号に基づ、て、前記番組の映像信号の入力を前記複数のチューナ力選択する制御部と、を備えたデジタル放送受信装置。

[2] 前記制御部は、

視聴者が指定した番組の予約情報をあらかじめ記録する予約情報記録部と、前記デジタルチューナ部で受信される複数の番組のコピー制御情報を解読するコピ一制御情報解読部と、

前記受信される複数の番組の映像信号の入力を前記複数のチューナから選択するチューナ切替部とを備えたことを特徴とする、

請求項 1に記載のデジタル放送受信装置。

[3] 前記制御部は、

前記デジタルチューナ部の複数のチューナ力入力される番組の映像信号を前記コピー制御情報に合った記録用映像データ作成処理を行う記録用映像作成部をチューナと同じ個数備えたことを特徴とする、

請求項 2に記載のデジタル放送受信装置。

[4] 前記予約情報記録部は、

前記複数の番組が連続して受信され、かつ、前記コピー制御情報解読部で解読された前記複数の番組のコピー制御情報が互いに異なることを検出した場合、前記チューナ切替部に入力される複数の番組の映像信号のチューナを、一定時刻に別のチユーナに切替えることを特徴とする、

請求項 3に記載のデジタル放送受信装置。

[5] 前記受信される複数の番組は、前記予約情報記録部の予約情報に基づ!、て受信されることを特徴とする、

請求項 4に記載のデジタル放送受信装置。

[6] 前記予約情報は、前記デジタルチューナで受信された EPG情報であることを特徴とする

請求項 5に記載のデジタル放送受信装置。

[7] 前記コピー制御情報は、前記デジタルチューナで受信された EPG情報であることを特徴とする

請求項 5に記載のデジタル放送受信装置。

[8] 前記一定時刻は、

連続受信される番組と番組とが切替わる時刻より一定時間前であることを特徴とする請求項 4に記載のデジタル放送受信装置。

[9] 前記一定時間とは、 1分であることを特徴とする

請求項 8に記載のデジタル放送受信装置。

[10] 前記チューナ切替部に入力される複数の番組の映像信号力選択された一つの映像信号は連続受信される番組のうち前の予約番組であり、

前記別の番組の映像信号は前記連続受信される番組のうち後の予約番組であることを特徴とする

請求項 4に記載のデジタル放送受信装置。