WO2006059631A1

WO2006059631A1 - 同時会話システム及び同時会話方法

Info

Publication number: WO2006059631A1
Application number: PCT/JP2005/021967
Authority: WO
Inventors: Hiroyuki Tomimori
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2004-11-30
Filing date: 2005-11-30
Publication date: 2006-06-08
Also published as: JP2008072155A

Abstract

　ＰＴＴクライアント（１）はフロア制御情報をグループリスト管理サーバー（５）のグループリスト記憶部（７）に登録する。ＰＴＴのグループセッションが確立すると、ＰＴＴサーバー（８）のＰＴＴフロア制御部（１０）は、そのグループに関連したフロア制御情報をグループリスト記憶部から取得し、フロア制御情報記憶部（１２）に記憶させる。次に、ＰＴＴフロア制御部は、取得したフロア制御情報内の、フロアを割り当てる順番や、フロアを付与する時間などの情報に基づいて、ＰＴＴクライアントヘのフロアの付与や解放を行う。フロア制御情報にデータの種類の指定がある場合は、フロア付与時にデータの種類を指定し、ＰＴＴクライアントは指定されたデータをＰＴＴサーバーに送信する。ＰＴＴサーバーのＰＴＴデータ制御部（１１）は、フロアを保有するＰＴＴクライアントから受信したデータを他のＰＴＴクライアントに送信する。

Description

明細書

同時会話システム及び同時会話方法

技術分野

[0001] 本発明は、同時会話システムに関し、特に、例えば Push To Talkシステム及び Push

To Talkシステムのフロア (発言権)制御方法に関する。

背景技術

[0002] 従来、 Push To Talk (以降 PTTと称す)システムは、携帯電話向けに、トランシーバ一に似た半二重のグループ通話サービスを提供するために用いられて、る。

従来の ΡΤΤシステムの一例力文献 1 (Ericsson,Motorola,Nokia,Siemens著、 Push- to— Talkoverし ellular(PoC); Architecture; PocRelease 1.0 [online] ^ インタ ~~ネット、 2003年 10月）及び文献 2 (Ericsson,Motorola,Nokia,Siemens著、 Push- to- Talk over C ellular(PoC); UserRequirements; Poc Release 1.0 [online], インターネット、 2003年 1 0月）に記載されている。

[0003] この文献 1及び文献 2に記載された PTTシステムは、主に、ユーザが通話に使用する携帯電話 (PTTクライアント)と、グループの情報を管理するグループリスト管理サーバーと、ユーザ間の通話を管理、制御する PTTサーバー力も構成されている。

[0004] ユーザは携帯電話上で通話相手 (ユーザ又はグループ)を選択し、通話セッションの確立を PTTサーバーに要求する。 PTTサーバーはユーザからの要求に応じて指定された相手とのセッションを確立する。相手としてグループを指定された場合は、そのグループに登録されて、るユーザをグループリスト管理サーバー力取得し、そのユーザとのセッションを確立する。

[0005] 通話セッション確立後にユーザが発言する場合は、発言を希望するユーザが事前に PTTサーバーに対してフロアの獲得を要求し、それが許可された場合にのみ発言可能となる。

[0006] PTTサーバーは、 1つのグループ通話セッションに対して 1つのフロアを保持、管理し、ユーザからのフロア獲得、解放要求に従って、ユーザへのフロアの付与や解放を行う。 [0007] あるユーザがフロアを獲得中に、他のユーザがフロアの獲得を要求した場合は、 P TTサーバーはその要求を拒否するか、又は現在フロアを獲得して、るユーザがフロァを解放するまでその要求を保留する。

[0008] 従来の PTTシステムにおけるフロア制御方法の一例力文献 3 (Ericsson.Motorola, Nokia, Siemens著、 Push— to— Talkoverし ellular(PoC) User Plane; Transport Protocols; Poc Release 1.0 [online], インターネット、 2003年 10月、 9〜25頁）に記載されている発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] 従来の PTTシステムでは、 PTTサーバーが、各 PTTクライアントからのフロア獲得要求に応じて、要求のあった PTTクライアントに対してフロアを付与する方式となっていた。従って、各 PTTクライアントが順番にデータを送信しあうためには、各 PTTクライアントが順番に関する情報を保持し、現在の状態 (順番)を取得し、自分の順番が来たタイミングでフロアを要求するといつた仕組みを持つ必要がある。このため、従来の

PTTシステムでは、 PTTセッションに繋がって!/、る PTTクライアントが順番にデータを送信しあうと、つたことが難、と、う問題があった。

[0010] また、従来の PTTシステムでは、 PTTセッションに繋がっているある PTTクライアントが、他の PTTクライアントに対して、指定したデータの送信を要求できないという問題があった。

[0011] また、従来の PTTシステムでは、 PTTクライアントがフロアを獲得、解放する場合に、 PTTクライアントと PTTサーバーとの間で最低 2往復の通信 (獲得要求とそれに対するレスポンス、及び解放要求とそれに対するレスポンス)が発生する。また、ある PT Tクライアントがフロアを保持して、る時に、他の PTTクライアントがフロアを要求した場合には、 PTTサーバーは獲得拒否のレスポンスを返すカゝ、又は獲得要求を待ちキユーに登録するため、 PTTサーバーが待ちキューをサポートしていないシステムにお V、ては、 PTTクライアントはフロアの獲得が成功するまでフロアの獲得要求を繰り返さなければならない。これらの結果、フロアに関する PTTシステムのオーバーヘッドが大きくなると、う問題があった。 [0012] 本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、 PTT セッションに繋がる PTTクライアントが順番にデータを送信することを容易にすることにある。

[0013] 本発明の他の目的は、ある PTTクライアントが他の PTTクライアントに対してフロアを付与し、指定したデータの送信を要求できるようにすることにある。

[0014] 本発明のさらに他の目的は、フロア制御に関する PTTシステムのオーバーヘッドを /J、さくすること〖こある。

課題を解決するための手段

[0015] このような目的を達成するために、本発明の同時会話システムは、ネットワークを介して通信する複数の端末と、前記端末に対して、発言権であるフロアの付与及び解放を制御するサーバーとを備え、前記サーバーは、前記端末の中の特定の端末によつて設定される、フロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報が記憶されて、るフロア制御情報記憶部と、前記フロア制御情報記憶部に記憶されているフロア制御情報に従って、フロアの付与及び解放を制御するフロア制御部とを備え、前記端末は、同時会話ができるセッションに接続している間、前記フロア制御部からフロアの付与を受け取った場合はデータを送信し、フロアの解放を受け取つた場合はデータの送信を終了するフロア制御部を備えることを特徴とする。

[0016] また、本発明の端末は、同時会話ができるセッションへの接続を制御するセッション制御部と、発言権であるフロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報に基づ、て生成された、フロアの付与及び解放の、ずれかを示す情報を受信する通信部と、受信された情報がフロアの付与である場合はデータを送信し、フロアの解放である場合はデータの送信を終了するように制御するフロア制御部とを備えることを特徴とする。

[0017] また、本発明のサーバーは、発言権であるフロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報が予め記憶されて!、るフロア制御情報記憶部と、前記フロア制御情報記憶部に記憶されたフロア制御情報に従って、端末に対してフロアの付与及び解放を制御するフロア制御部とを備えることを特徴とする。

[0018] また、本発明の同時会話方法は、端末が同時会話ができるセッションに接続するステツプと、予め設定されている、発言権であるフロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報に従って、フロアの付与を示す情報をサーバー力前記端末に対して送信するステップと、前記端末がフロアの付与を示す情報を受信した場合に、データを送信するステップとを備えることを特徴とする。

発明の効果

[0019] 本発明では、サーバーが各端末からの要求に応じてフロアを付与するのではなぐフロア制御情報に記載された順番等に基づいて、端末に対して自動的にフロアを付与する。このため、同時会話ができるセッションに繋がっている各端末が順番にデータを送信しあうことが容易になる。

[0020] また、本発明では、端末が設定するフロア制御情報に、取得したいデータの種類を指定できる。このため、ある端末が他の端末にフロアを与え、指定したデータの送信を要求することが可能となる。

[0021] また、本発明では、端末においては、フロアの獲得要求やフロアの獲得に失敗した場合の再要求が不要になる。また、サーバーにおいては、端末力ものがフロア獲得要求を処理する必要がなくなる。また、フロアの解放をサーバーが自動で行える場合には、端末におけるフロアの解放要求が不要になる。このため、フロア制御に関する同時会話システムのオーバーヘッドを小さくすることができる。

図面の簡単な説明

[0022] [図 1]図 1は、本発明の一実施例にカゝかる PTTシステムの構成を示すブロック図である。

[図 2]図 2は、図 1における PTTクライアントの構成を示すブロック図である。

[図 3]図 3は、セッション接続中のフロア制御情報の登録の動作を示す流れ図である。

[図 4]図 4は、セッション開始前のフロア制御情報の登録の動作を示す流れ図である。

[図 5]図 5は、セッションを確立する際の動作を示す流れ図である。

[図 6]図 6は、セッション確立中にフロア制御を行う際の動作を示す流れ図である。発明を実施するための最良の形態

[0023] 本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。

[0024] 図 1は、本発明の一実施例に力かる PTTシステムのブロック図である。 [0025] 本実施例に力かる PTTシステムは、複数の ΡΤΤクライアント 1, 2, 3と、ネットワーク 4と、グループリスト管理サーバー 5と、 ΡΤΤサーバー 8とを有する。尚、本実施例ではグループリスト管理サーバー 5と ΡΤΤサーバー 8とを分けた構成を用いて説明する力グループリスト管理サーバー 5の機能を ΡΤΤサーバー 8に設けた構成であっても良い。また、グループリスト管理サーバー 5は、複数構成されていても良い。

[0026] ΡΤΤクライアント 1〜3は端末であり、例えば有線又は無線を介してネットワークに接続可能な携帯電話や PDA、その他機器などの端末である。 PTTクライアント 1〜3は、発言権 (フロア)を受け取った場合は発言し、フロアの解放を受け取った場合は発言を終了するものである。

[0027] グループリスト管理サーバー 5は、グループ情報を管理する。そして、グループリスト管理サーバー 5は、グループリスト制御部 6とグループリスト記憶部 7とを有する。

[0028] グループリスト記憶部 7には、メンバ情報とフロア制御情報とグループリスト情報とから構成されるグループ情報が記憶されて、る。

[0029] グループリスト情報には、グループ通話するグループの名称であるグループリストと、そのグループリストを一意に識別するための識別情報として URI (Uniform Resource Identifier)とが対応付けられて格納されて、る。

[0030] メンバ情報には、グループリスト毎に、そのグループでグループ通話できる各 PTT クライアント 1〜3の情報として、 PTTクライアント 1〜3を一意に識別する情報及び名称が対応付けられて格納されている。また、フロア制御情報を作成したり、更新したりすることができるオーナー（司会者)の PTTクライアント 1には、オーナーであることを示す情報が対応付けられて格納されてヽる。

[0031] フロア制御情報は、フロアの付与及び解放を制御するための情報である。フロア制御情報には、グループに属する各メンバ (PTTクライアント 1〜3)に対してどのような順番でフロアを割り振るか (フロアを付与する順番を示す情報）、フロアを割り当てる時間（PTTクライアント 1〜3がデータを送信できる時間を制限する情報）、フロアを割り当てる周期及び回数、 PTTクライアント 1〜3にフロアを付与した際に送信を要求するデータのタイプ (種類）、 PTTクライアント 1〜3がフロアを要求した場合にその要求を無視するかどうか等が含まれる。 [0032] グループリスト制御部 6は、 PTTクライアント 1力も送信されたフロア制御情報の内容をチェックし、エラーが発生している力否かを確認する。更に、フロア制御情報を送信した PTTクライアント 1がフロア制御情報を登録する権限を有しているか等 (PTTクライアント 1がフロア制御情報を登録しょうとしているグループリストのオーナーかどうか等)を照合する。

[0033] PTTサーバー 8は、 PTTセッション全体を管理する。そして、 PTTサーバー 8は、 P TTセッション制御部 9と、 PTTフロア制御部 10と、 PTTデータ制御部 11と、フロア制御情報記憶部 12とを備えている。

[0034] PTTセッション制御部 9は、 PTTクライアント 1〜3間のセッションを制御する。

[0035] PTTフロア制御部 10は、 PTTセッション確立中にフロアを制御する。 PTTフロア制御部 10は、 PTTクライアント 1から送信されたフロア制御情報の内容をチェックし、ェラーが発生しているか否かを確認する。更に、フロア制御情報を送信した PTTクライアント 1がフロア制御情報を登録する権限を有しているか等をフロア制御情報記憶部 12に格納されて、るデータに基づ!/、て照合する。

[0036] PTTデータ制御部 11は、フロアを保有する PTTクライアントから送信された音声データやその他のデータを他の PTTセッションに接続している全 PTTクライアントに送信する。

[0037] フロア制御情報記憶部 12は、セッション確立中にフロア制御情報を一時的に記憶する。

[0038] 図 2は、図 1における PTTクライアント 1〜3のブロック図である。

[0039] PTTクライアント 1〜3のそれぞれは、入力装置 (入力部） 21と、出力装置 22と、グループ情報制御部 23と、セッション制御部 24と、制御部 25と、データ制御部 26と、通信部 27とを備えている。

[0040] 入力装置 21は、フロア制御情報等を入力するものである。入力装置 21は、例えばキーボードやマイク等である。

[0041] 出力装置 22は、例えば、ディスプレイ装置やスピーカ一等である。

[0042] グループ情報制御部 23は、入力装置 21からの要求によってグループ情報及びフロア制御情報をグループリスト管理サーバー 5、又は PTTサーバー 8に送信する。 [0043] セッション制御部 24は、相手とのセッションの確立を PTTサーバー 8に要求する。また、相手からのセッションの確立要求を PTTサーバー 8から受取り処理する。

[0044] フロア制御部 25は、セッション確立中にフロアを制御する。

[0045] データ制御部 26は、フロア獲得時にマイク等の入力装置 21から入手した音声、その他のデータを図 1の PTTサーバー 8に送信する。また、 PTTサーバー 8から受信したデータをスピーカーやディスプレイ等の出力装置 22から出力させる。

[0046] 通信部 27は、ネットワーク 4を介して、グループリスト管理サーバー 5や PTTサーバ一 8と通信する。

[0047] 続、て、本実施例における各種動作にっ、て詳細に説明する。尚、本実施例では、グループリスト情報とメンバ情報とが既にグループリスト記憶部 7に登録済みであり、オーナーである PTTクライアント 1がこれらの情報を既に保持しているものとして説明する。

[0048] まず始めに、図 1、図 2、図 3、図 4を参照して、 PTTクライアント 1がフロア制御情報を設定する際の動作について説明する。

[0049] PTTクライアント 1がフロア制御情報を設定するタイミングとしては、 PTTセッション開始前にグループリストに関連付けて設定する場合と、 PTTセッション接続中に設定する場合がある。まず、図 3を参照して、 PTTセッション開始前に設定する場合について説明する。尚、図 3において、ステップ A1〜A5は PTTクライアント 1の動作、ステツプ A6〜A9はグループリスト管理サーバー 5の動作を示している。

[0050] PTTクライアント 1において、ユーザはディスプレイ等の出力装置 22に表示された GUI (グラフィカルユーザインタフェース)等に従って、フロア制御情報を登録するダル一プリストを入力装置 21を用いてグループリスト一覧力も所望のグループリストを選択し (ステップ Al)、選択したグループリストのフロア制御情報を入力する (ステップ A2)。ここで、フロア制御情報に、グループに属する各メンバ (PTTクライアント 1〜3)に対してどのような順番でフロアを割り振る力、フロアを割り当てる時間、フロアを割り当てる周期、回数、 PTTクライアント 1〜3にフロアを付与した際に送信を要求するデータのタイプ、 PTTクライアント 1〜3がフロアを要求した場合にその要求を無視するかどうか等が設定される。 [0051] グループ情報制御部 23は、入力されたフロア制御情報を入力装置 21から受取り、受け取ったフロア制御情報を、選択したグループリストの URIと自身の PTTクライアント識別情報と共にグループリスト管理サーバー 5に送信するよう通信部 27に要求し、通信部 27はネットワーク 4を介して、グループリスト管理サーバー 5にフロア制御情報を送信する (ステップ A3)。

[0052] グループリスト管理サーバー 5において、グループリスト制御部 6は、 PTTクライアント 1から送信された各種情報を受け取る (ステップ A6)。

[0053] 受け取ったフロア制御情報の内容のチェックや、 PTTクライアント 1がフロア制御情報を登録する権限を有しているオーナーであるかを照合する (ステップ A7)。

[0054] 照合の結果、成功した (フロア制御情報にエラーが無ぐ且つ、フロア制御情報を送信した PTTクライアント 1がオーナーである）場合はグループリスト記憶部 7にフロア制御情報を登録する (ステップ A8)。その後、ネットワーク 4を介して、 PTTクライアント 1 に登録が成功した事を通知する (ステップ A9)。

[0055] 一方、照合の結果、失敗した (フロア制御情報にエラーがある、又はフロア制御情報を送信した PTTクライアント 1がオーナーでは無い)場合はネットワーク 4を介して、 PTTクライアント 1に登録が失敗した事を通知する (ステップ A9)。

[0056] PTTクライアント 1のグループ情報制御部 23は、フロア制御情報の登録結果を通信部 27を介して受け取る (ステップ A4)。

[0057] フロア制御情報の登録結果を出力装置 22に出力する (ステップ A5)。

[0058] 続いて、図 4を参照して、セッション接続中にフロア制御情報を設定する場合の動作について説明する。この動作は、 PTTセッション開始前に設定したフロア制御情報を変更する場合に行われたり、 PTTセッション接続中に初めてフロア制御情報を設定する場合に行われたりする動作である。尚、図 4において、ステップ B1〜B4は PT Tクライアント 1の動作、ステップ B5〜： B8は PTTサーバー 8の動作を示している。

[0059] PTTクライアント 1において、ユーザはディスプレイ等の出力装置 22に表示された GUI等に従って、上述したステップ A1及びステップ A2と同様に、入力装置 21を用 V、てフロア制御情報を入力する (ステップ Bl)。

[0060] フロア制御部 25は、フロア制御情報を入力装置 21から受け取り、受け取ったフロア制御情報を、選択したグループリストの URIと自身の PTTクライアント識別情報と共に PTTサーバー 8に送信するよう通信部 27に要求する。通信部 27は、ネットワーク 4 を介して、 PTTサーバー 8に送信する (ステップ B 2)。

[0061] PTTサーバー 8において、 PTTフロア制御部 10は、 PTTクライアント 1から送信された各種情報を受け取り (ステップ B5)、その内容のチェックや、フロア制御情報を送信した PTTクライアント 1がフロア制御情報を登録する権限を有しているか等をフロア制御情報記憶部 12に格納されて、るデータに基づ!/、て照合する (ステップ B6)。

[0062] 照合の結果、成功した (フロア制御情報にエラーが無ぐ且つ、フロア制御情報を送信した PTTクライアント 1がオーナーである）場合はフロア制御情報記憶部 12に現在のセッションに関連付けてフロア制御情報を登録する (ステップ B7)。その後、ネットヮーク 4を介して、 PTTクライアント 1に登録が成功したことを通知する (ステップ B8)。

[0063] 一方、照合の結果が失敗した (フロア制御情報にエラーがある、又はフロア制御情報を送信した PTTクライアント 1がオーナーでは無い)場合は、ネットワーク 4を介して PTTクライアント 1に登録が失敗したことを通知する (ステップ B8)。

[0064] 次に、図 1、図 2、図 5を参照して、グループリスト管理サーバー 5が管理するグループリストを使ってセッションを確立する際の動作について説明する。尚、図 5において、ステップ C1〜C5は PTTクライアント 1〜3のいずれか（PTTクライアント Nとする）の動作、ステップ C6〜C14はグループリスト管理サーノ 5又は PTTサーバー 8の動作を示している。

[0065] PTTクライアント Nにおいて、ユーザはディスプレイ等の出力装置 22に表示された GUI等に従って、入力装置 21を用いて、グループリスト一覧力もセッションを開始するグループリストを選択し (ステップ Cl)、セッションの確立を要求する (ステップ C2)。セッシヨン制御部 24は、選択されたグループリストの URIと共にセッションの確立要求を通信部 27を介して、 PTTサーバー 8に送信する (ステップ C3)。

[0066] PTTサーバー 8において、 PTTセッション制御部 9は、セッション確立要求及びグループリストの URIを受信すると (ステップ C6)、グループリストの URIをグループリスト制御部 6に送信し、そのグループリストに対応するメンバ情報及びそのグループリストに対してフロア制御情報が登録されている場合はその情報の取得を要求する (ステツプ C7)。

[0067] グループリスト管理サーバー 5において、グループリスト制御部 6は、グループリスト記憶部 7を検索し (ステップ C8)、 URIに対応するメンバ情報が登録されてヽた場合はその情報を PTTセッション制御部 9に通知し、登録されていな力つた場合はエラーを返す。また URIに対応するメンバ情報と共にフロア制御情報が登録されて、た場合はその情報も合わせて PTTセッション制御部 9に通知する。

[0068] PTTサーバー 8において、 PTTセッション制御部 9は、グループリスト制御部 6からエラーを受信した場合は、それをネットワーク 4を介して、 PTTクライアント Nに通知する (ステップ C9)。

[0069] PTTセッション制御部 9がグループリストに属するメンバ情報を取得した場合は、そのメンバに対するセッションの確立処理を行、(ステップ C 10)、確立に失敗した場合は、その結果をネットワーク 4を介して、 PTTクライアント Nに通知する。

[0070] セッションの確立が成功し、尚かつフロア制御情報をグループリスト制御部 6から受信した場合は (ステップ C 12)、 PTTセッション制御部 9は、その情報を PTTフロア制御部 10に通知し、 PTTフロア制御部 10は、確立したセッションに関連付けてその情報をフロア制御情報記憶部 12に登録する (ステップ C 13)。その後セッションの確立が成功したことをネットワーク 4を介して、 PTTクライアント Nに通知する (ステップ C14)。

[0071] PTTクライアント Nは、セッションの確立要求に対する結果を受信すると (ステップ C 4)、その結果を出力装置 22に表示する (ステップ C5)。

[0072] 最後に、図 1、図 2、図 6を参照して、セッション確立中のフロア制御の方法について説明する。尚、既に、上記方法を用いてセッションが確立されているものとして説明する。図 6において、ステップ D1〜D13は PTTサーバー 8の動作、ステップ D14〜D2 2は PTTクライアント Nの動作を示して!/、る。

[0073] PTTサーバー 8において、 PTTフロア制御部 10は、現在のグループリストにおける PTTセッションに関連づけられたフロア制御情報がフロア制御情報記憶部 12にある力どうかを検索する (ステップ Dl)。

[0074] 検索の結果、フロア制御情報記憶部 12に存在しない場合は、従来どおり PTTクライアント Nからのフロア獲得要求に応じてフロアを付与する方法でフロアを制御する（ステップ D 13)。

[0075] 一方、フロア制御情報記憶部 12にフロア制御情報がある場合は、データの種類に関する指定があるかをチックする (ステップ D2)。

[0076] チェックの結果、データの種類に関する指定がある場合はそのデータの種類を指定して (ステップ D12)、フロア制御情報に記載された順番、周期、回数等に従って、 P TTクライアント Nにフロアの付与を示す情報を送信する (ステップ D3)。

[0077] PTTクライアント Nにおいて、フロア制御部 25は、通信部 27を介して PTTフロア制御部 10からのフロアの付与を示す情報を受信すると (ステップ D14)、フロアを獲得した事、及びデータの種類が指定されている場合はその種類をデータ制御部 26に通知する (ステップ D 15)。

[0078] データ制御部 26は、フロアの獲得及びデータの種類が指定されている場合はその種類を出力装置 22に出力し (ステップ D16)、入力装置 21からのデータの入力を要求する。

[0079] データ制御部 26は、入力装置 21からデータを受信すると (ステップ D17)、データの指定がある場合は入力されたデータが指定されたデータの種類と一致するかどうかをチェックする (ステップ D 19)。

[0080] チェックの結果、一致しない場合は、出力装置 22にエラーを出力し (ステップ D18)

、再度入力装置 21からのデータの入力を要求する。

[0081] チェックが成功した場合、又はデータの指定がな、場合は、受信したデータを通信部 27を介して、 PTTサーバー 8に送信する (ステップ D20)。

[0082] また、ストリーム型のデータを送信する場合など、 PTTサーバー 8側にぉヽてデ一タの受信完了を判定するのが難しい場合には、フロア制御部 25が明示的にフロア解放要求を送信することも考えられる (ステップ D22)。

[0083] PTTサーバー 8において、 PTTデータ制御部 11は、データ制御部 26からのデータを受信すると (ステップ D4)、そのデータをネットワーク 4を介して、他の PTTクライアントに送信する (ステップ D5)。

[0084] PTTデータ制御部 11は、次に受信したデータの種類やサイズ等の情報元に、受信が完了したかどうか判定し (ステップ D6)、未完了の場合は再度ステップ D4からの処理を繰り返す。データの受信が完了した場合は、それをフロア制御部 10に通知する (ステップ D7)。

[0085] フロア制御部 9は、フロア制御情報に記載されたフロアの割当時間や、 PTTデータ制御部 11からの受信完了通知、 PTTクライアント Nからのフロア解放要求等力もフロァを解放すべきかどうかを判定し (ステップ D8)、フロアを解放すべきでな、場合は再度ステップ D4からの処理を繰り返す。

[0086] フロアを付与して力割当時間を経過した場合や、受信完了通知又はフロア解放要求があった場合等、フロアを解放すべきであると判断した場合 (ステップ D9)は、再度フロア制御情報に記載された順番、周期、回数等に従って、次にフロアを付与する PTTクライアントがあるかどうかを判定する (ステップ D10)。

[0087] フロアを付与すべき PTTクライアントがこれ以上ない場合は、従来どおり PTTクライアント 1〜3からのフロア獲得要求に応じてフロアを付与する方法でフロアを制御する (ステップ Dl l)。

[0088] さらにフロアを付与する PTTクライアントがある場合は、フロア制御部 9が今までフロァを付与してヽた PTTクライアント Nにフロアの解放を示す情報を送信した後、ステツプ D2からの処理を繰り返す。なお、フロアの解放を示す情報を受信した PTTクライアント Nのフロア制御部 25は、 PTTサーバー 8へのデータの送信を終了する。

[0089] 本実施例における各サーバー 5, 8及び PTTクライアント 1〜3は、以上の説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能である力コンピュータプロダラムにより実現することも可能である。この場合、各サーバー 5, 8及び PTTクライアント 1〜3は、それぞれ、プロセッサ、プログラムメモリ、及び記録媒体を有する。記録媒体としては、ハードディスク等の磁気ディスクや、 CD及び DVD等の光ディスク等の各種の記憶媒体を用いることが出来る。

[0090] 以上のように、本実施例に力かる PTTシステムは、従来の PTTシステムの構成に加え、グループリストの属性の 1つとしてフロア制御情報を管理するグループリスト制御部 6と、その情報を記憶するグループリスト記憶部 7と、グループセッション確立時に、グループリスト制御部 6、又はグループリストのオーナー等のフロア制御情報を設定する権限を有する PTTクライアント 1からフロア制御情報を取得し、一時的に記憶するフロア制御情報記憶部 12と、そのフロア制御情報に基づいてフロアを制御するフロァ制御部 10を有する。

[0091] また PTTクライアント 1は、フロア制御情報をグループリストの属性の 1つとしてダル一プリスト管理サーバー 5に登録する機能、及びセッション確立中にフロア制御情報を、フロア制御部 10を経由して、フロア制御情報記憶部 12に登録する機能、さらに P サーバー ₈からフロアを付与された時に指定されたデータを送信する機能を有する。

[0092] PTTクライアント 1が登録するフロア制御情報には、フロア制御部 10が PTTクライアント 1〜3に対してフロアを付与する順番や、回数、時間、要求するデータの種類等を含む。

[0093] このような構成を採用し、フロア制御部 10は、フロア制御情報に従って、各 PTTクライアントに対して自動的にフロアを付与し、フロアを付与された PTTクライアントは、指定されたデータをデータ制御部 11に送信する。データ制御部 11は PTTクライアント力も受信したデータをセッションに繋がっている他の PTTクライアントに送信することで、 PTTクライアントが順番にデータを送信することが容易になる。また、ある PTTクライアントが他の PTTクライアントに対してフロアを付与し、指定したデータの送信を要求できるようになる。さらに、フロア制御に関する PTTシステムのオーバーヘッドを

/J、さくすることができる。

[0094] さらには、フロア制御情報に記載された時間が経過した場合や、 PTTクライアントからあら力じめ知らされたサイズのデータを受信した場合などにおいて、フロアを自動的に解放することで、フロア制御に関するオーバーヘッドをさらに小さくすることが可能となる。

産業上の利用可能性

[0095] 本発明は、参加している人が順番に発言権を得られたり、司会者が発言者を指名できたりする電話会議システムや、 PTTセッションに接続された機器カゝら順番に指定したデータを取得することができる情報収集システムといった用途に適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] ネットワークを介して通信する複数の端末と、

前記端末に対して、発言権であるフロアの付与及び解放を制御するサーバーとを備え、

前記サーバーは、

前記端末の中の特定の端末によって設定される、フロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報が記憶されているフロア制御情報記憶部と、前記フロア制御情報記憶部に記憶されて!、るフロア制御情報に従って、フロアの付与及び解放を制御するフロア制御部とを備え、

肯己端末は、

同時会話ができるセッションに接続している間、前記フロア制御部力フロアの付与を受け取った場合はデータを送信し、フロアの解放を受け取った場合はデータの送信を終了するフロア制御部を備える

ことを特徴とする同時会話システム。

[2] フロア制御情報は、前記端末が同時会話ができるセッションに接続する前に、前記特定の端末によって設定されることを特徴とする請求項 1に記載の同時会話システム

[3] フロア制御情報は、前記端末が同時会話ができるセッションの接続中に、前記特定の端末力設定されることを特徴とする請求項 1に記載の同時会話システム。

[4] 肯 ij '己端末は、

フロア制御情報を設定するための入力部と、

入力されたフロア制御情報を前記サーバーに送信する通信部と

をさらに備えることを特徴とする請求項 1に記載の同時会話システム。

[5] フロア制御情報は、同時会話ができるセッションに接続している端末に対してフロアを付与する順番を示す情報を含むことを特徴とする請求項 1に記載の同時会話システム。

[6] フロア制御情報は、前記端末がデータを送信できる時間を制限する情報を含むことを特徴とする請求項 1に記載の同時会話システム。

[7] 前記フロア制御部は、前記端末にフロアの付与を行って力もフロア制御情報に含まれる制限時間を経過したときに、前記端末にフロアの解放を行うことを特徴とする請求項 6に記載の同時会話システム。

[8] フロア制御情報は、フロアを付与した端末に送信を要求するデータの種類を示す情報を含むことを特徴とする請求項 1に記載の同時会話システム。

[9] 前記フロア制御部は、フロア制御情報に含まれるデータの種類を指定して、端末に対してフロアの付与を行うことを特徴とする請求項 8に記載の同時会話システム。

[10] 同時会話ができるセッションへの接続を制御するセッション制御部と、

発言権であるフロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報に基づ!/、て生成された、フロアの付与及び解放の、ずれかを示す情報を受信する通信部と、

受信された情報がフロアの付与である場合はデータを送信し、フロアの解放である場合はデータの送信を終了するように制御するフロア制御部と

を備えることを特徴とする端末。

[11] フロア制御情報を入力するための入力部をさらに備え、

前記通信部は、入力されたフロア制御情報を送信することを特徴とする請求項 10 に記載の端末。

[12] 発言権であるフロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報が予め記憶されているフロア制御情報記憶部と、

前記フロア制御情報記憶部に記憶されたフロア制御情報に従って、端末に対してフロアの付与及び解放を制御するフロア制御部と

を備えることを特徴とするサーバー。

[13] 送信されて来たフロア制御情報を、前記フロア制御情報記憶部に記憶させる制御部をさらに備えることを特徴とする請求項 12に記載のサーバー。

[14] 端末が同時会話ができるセッションに接続するステップと、

予め設定されている、発言権であるフロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報に従って、フロアの付与を示す情報をサーバーから前記端末に対して送信するステップと、前記端末がフロアの付与を示す情報を受信した場合に、データを送信するステップと

を備えることを特徴とする同時会話方法。

[15] フロア制御情報に従って、フロアの解放を示す情報を前記サーバーから前記端末に対して送信するステップと、

前記端末がフロアの解放を示す情報を受信した場合に、データの送信を終了するステップと

をさらに備えることを特徴とする請求項 14に記載の同時会話方法。

[16] 同時会話ができるセッションへの接続を制御するセッション制御部と、

をコンピュータに実現させるためのプログラム。

[17] 発言権であるフロアの付与及び解放を制御するための情報であるフロア制御情報が記憶されるフロア制御情報記憶部と、

前記フロア制御情報記憶部に記憶されているフロア制御情報に従って、端末に対してフロアの付与及び解放を制御するフロア制御部と

をコンピュータに実現させるためのプログラム。

[18] 送信されて来たフロア制御情報を、前記フロア制御情報記憶部に記憶させる制御部をさらに実現させるための請求項 17に記載のプログラム。