JPH11196028A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH11196028A
JPH11196028A JP9369209A JP36920997A JPH11196028A JP H11196028 A JPH11196028 A JP H11196028A JP 9369209 A JP9369209 A JP 9369209A JP 36920997 A JP36920997 A JP 36920997A JP H11196028 A JPH11196028 A JP H11196028A
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JP9369209A
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Hidetada Nago
秀忠 名合
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速なサーバを用いることなく、複数の端末
の間で共有データのリアルタイムのやり取りを実現でき
る無線通信システムを提供する。 【解決手段】 複数台の子機のうちの第1の子機が親機
から周波数ホッピングパターンの割り当てを受けてサブ
グループ内の共有データ通信モードの管理権を獲得し、
当該サブグループ内に属する他の子機に対して共有デー
タ通信モードの開始を通知する。この通知を受けた他の
子機は、共有データ通信モードに参加する場合、第1の
子機に共有データ通信モードへの参加通知を送信する。
この参加通知を受けた第1の子機は、この参加通知を送
信した他の子機に、親機から受信した周波数ホッピング
パターンと共有データ通信モードの開始情報と参加通知
を送信した子機に対する送信権に関する情報を論理制御
チャネルで通知する。以後、送信権を子機間で順次交換
してグループ内同報により共有データの通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数ホッピング
方式を用いて無線データ通信を行うシステムにおいて、
ネットワーク会議システムや対戦ゲーム等のように複数
のコンピュータ間でデータを共有するアプリケーション
に対応でき、サーバ等の共有データを収納する装置を使
うことなく運用できる無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばネットワーク会議システム
において、会議を構成する端末間で共有するデータをリ
アルタイムでやり取りする方法としては、各端末で変更
された情報をサーバに送り、サーバでは各端末からの変
更情報をもとに新たなデータを作り、そのデータをサー
バから各端末に送信することにより実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術では、端末数が増えて、共有データのや
り取りが多くなると、サーバの負荷が増大するため、サ
ーバには処理の速い装置が必要であり、コストの増大を
招いてしまう問題があった。
【0004】そこで本発明は、高速なサーバを用いるこ
となく、複数の端末の間で共有データのリアルタイムの
やり取りを実現できる無線通信システムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、親機となる少
なくとも1台の無線装置と子機となる複数台の無線装置
とから構成され、各無線装置の間で、周波数ホッピング
方式により、フレーム同期チャネルと、論理制御チャネ
ルと、少なくとも1つのデータチャネルから構成される
無線フレームを用いた通信を行う無線通信システムにお
いて、前記親機は、無線通信システム内でデータチャネ
ルを用いる全てのデータ通信時に使用する周波数ホッピ
ングパターンを管理するとともに、各無線装置の識別番
号で数台の無線装置をサブグループとして構成し、前記
複数台の子機のうちの第1の子機が親機から周波数ホッ
ピングパターンの割り当てを受けてサブグループ内の共
有データ通信モードの管理権を獲得し、当該サブグルー
プ内に属する他の子機に対して論理制御チャネルの同報
によって共有データ通信モードの開始を通知し、前記通
知を受けた他の子機は、共有データ通信モードに参加す
る場合、前記第1の子機に論理制御チャネルで共有デー
タ通信モードへの参加通知を送信し、前記参加通知を受
けた第1の子機は、前記参加通知を送信した他の子機に
共有データ通信モードで使用する周波数ホッピングパタ
ーンと共有データ通信モードの開始情報と前記参加通知
を送信した子機に対する共有データ通信時の送信権に関
する情報を論理制御チャネルで通知し、前記共有データ
通信が始まるとサブグループ内の各子機は、自機が送信
権をもっているときにのみグループ内同報によってデー
タチャネルで送信を行い、送信権をもっていない子機
は、送信権をもっている子機がグループ内同報で送信し
ているデータチャネルのデータを受信することで、サブ
グループ内の子機間でデータを共有することを可能とし
たものである。
【0006】また、子機は、親機から送信される無線フ
レームに含まれるフレーム同期チャネルを受信し、親機
にフレーム同期をとることで子機として起動する。ま
た、前記第1の子機は、サブグループ内で予め決められ
ていた1台の無線装置がなる、あるいは、競合によって
サブグループ内の1台の無線装置が親機から周波数ホッ
ピングパターンの割り当てを受けてなるようにする。
【0007】また、共有データ通信時の送信権の割り当
ては、フレーム時間に対応して各子機を割り当てること
により実現する、あるいは、送信権を使用する順番を共
有データ通信モードに参加を受け付けた子機の順番に設
定し、次のフレームでも送信を行うか行わないかを示す
フラグをデータチャネル内に設定し、現フレームで送信
する子機が前記フラグに次フレームでは送信を行わない
という設定になっている場合に、現送信権をもっている
子機の次に送信権をもつ子機が次フレームで送信権をも
つようにして実現する。
【0008】また、前記共有データ通信モードで通信を
行っている子機で、共有データ通信モードを終了しよう
とする子機は、前記共有データ通信モードの管理権を有
する第1の子機に論理制御チャネルで共有データ通信モ
ード離脱通知を送信し、前記第1の子機から共有データ
通信モード離脱通知確認を送られてきたら、共有データ
通信モードを終了し、前記第1の子機は、共有データ通
信モードに参加している全ての子機が共有データ通信モ
ードを終了してから共有データ通信モードを終了する。
【0009】また、前記共有データ通信モードの終了手
順で、前記共有データ通信モードの管理権を有する第1
の子機が共有データ通信モードに参加している全ての子
機が共有データ通信モードを終了する以前に、共有デー
タ通信モードを終了しなければならない場合、この第1
の子機は、まだ終了していない子機から任意の1台を選
び、当該子機に対して論理制御チャネルを用いて共有デ
ータ通信モード管理権委譲通知を送信し、この共有デー
タ通信モード管理権委譲通知を受信した子機が論理制御
チャネルでサブグループ内同報によって管理権委譲確認
を送信することで管理権の委譲を行い、新たに第1の子
機として起動するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、前記共有データ通信時の送信権の割
り当ては、送信権を使用する順番を共有データ通信モー
ドに参加を受け付けた子機の順番に設定し、次のフレー
ムでも送信を行うか行わないかを示すフラグをデータチ
ャネル内に設定し、現フレームで送信する子機が前記フ
ラグに次フレームでは送信を行わないという設定になっ
ている場合に、現送信権をもっている子機の次に送信権
をもつ子機が次フレームで送信権をもつようにして実現
し、前記共有データ通信モードの管理権を有する第1の
子機が共有データ通信モードに参加している全ての子機
が共有データ通信モードを終了する以前に、共有データ
通信モードを終了しなければならない場合、この第1の
子機は、まだ終了していない子機を前記送信権の使用順
を用いて選択し、当該子機に管理権を委譲する。
【0011】また、ゲーム機に接続した子機は、周波数
ホッピング割り当て要求および/または共有データ通信
モード参加通知を送信する前に、プリペイドカードが挿
入されると、まず親機に課金許可を要求し、前記親機
は、前記プリペイドカードが不正なものかどうかをチェ
ックした後、前記課金許可を要求している子機に課金の
可否を通知し、その後、前記周波数ホッピング割り当て
要求および/または共有データ通信モード参加通知を送
信する。
【0012】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1実施例におけるシステムの概要を示す説明図である。
【0013】図示のように本発明のシステムは、複数の
情報処理端末1を有して構成されており、各情報処理端
末1はパーソナルコンピュータ等よりなり、それぞれ周
波数ホッピング方式による無線通信を行う無線装置2を
搭載したものである。
【0014】また、図1における破線は、あるアプリケ
ーション(例えばネットワーク会議システム)でデータ
を共有する範囲の一例を示している。すなわち、この例
では、4つの情報処理端末1間で、あるアプリケーショ
ンによるデータを共有するものである。
【0015】図2は、無線装置2の内部構成を示すブロ
ック図である。
【0016】同図において、情報処理端末1は、通信i
/f部206を介して無線装置2と接続されている。通
信i/f部206は、情報処理端末1が標準装備する通
信i/f、例えば、RS232C、セントロニクス等の
通信i/fやパーソナルコンピュータ、ワークステーシ
ョンの内部バス、例えば、ISAバス、PCMCIAi
/f等を接続するものである。
【0017】また、無線装置2の無線部203は、他の
無線装置2の無線部との間で周波数ホッピング方式を用
いた無線通信を行うものである。
【0018】主制御部204は、CPUおよび、割り込
み制御、DMA制御等を行う周辺デバイス、システムク
ロック用の発振器などから構成され、当該無線装置内の
各ブロックの制御を行う。
【0019】メモリ205は、主制御部204が使用す
るプログラムを格納するためのROM、各種処理用のバ
ッファ領域として使用するRAM等から構成される。
【0020】なお、後述する各実施例の動作は、メモリ
205に格納したプログラムに基づいて主制御部204
が実行するものであるが、本発明は、このようなプログ
ラムをフロッピディスクやハードディスク、あるいは光
磁気ディスクやCD−ROM、またはその他の外部記憶
媒体に格納し、これを専用の読取装置によってメモリ2
05内に取り込み、これを主制御部204で実行するよ
うにしてもよい。また、同様に情報処理端末1側からプ
ログラムを転送してメモリ205内に取り込み、これを
主制御部204で実行するようにしてもよい。
【0021】端末制御部207は、通信i/f206を
介して情報処理端末1と無線装置2との間のデータ通信
の際に必要となる各種の通信制御を司るものである。
【0022】チャネルコーデック208は、フレーム処
理、無線制御を行うものである。このチャネルコーデッ
ク208でフレームに組み立てられたデータが無線部2
03を介して他の無線装置に伝送されることになる。無
線フレームは、フレーム同期チャネル、論理制御チャネ
ル、データチャネル等から構成される。なお、詳細は後
述する。
【0023】誤り訂正処理部209は、無線通信により
データ中に発生するビット誤りを低減するために用い
る。送信時には、通信データ中に誤り訂正符号を挿入す
る。また、受信時には、演算処理により誤り位置並びに
誤りパターンを算出し、受信データ中のビット誤りを訂
正する。
【0024】タイマ210は、この無線装置2内の各ブ
ロックが使用するタイミング信号を提供するものであ
る。HP格納レジスタ211は、移動する周波数(ホッ
ピングパターン)を格納するものである。
【0025】次に以上のような構成における本発明の第
1実施例の通信動作について説明する。
【0026】図3は、この第1実施例におけるデータを
共有する場合の通信開始までの手順を示すシーケンスチ
ャートであり、図4は、この第1実施例における共有デ
ータ通信の終了時の手順を示すシーケンスチャートであ
る。
【0027】また、図5〜図7は、この第1実施例の動
作を示すフローチャートであり、図5は親機の動作、図
6は共有データ通信モード開始までの各子機の動作、図
7は共有データ通信モード終了までの各子機の動作を示
している。
【0028】図8は、この第1実施例における周波数の
使用状況を概念的に示す説明図であり、図9(a)〜
(d)は、この第1実施例で用いる無線フレームの構成
を示す説明図である。
【0029】まず、図9に基づいて、本実施例で使用す
る無線フレームの構成について説明する。
【0030】まず、図9(a)は、無線フレームのチャ
ネル構成例を示している。同図において、CNTはフレ
ーム同期チャネル、GTは送受信の切り替えや周波数切
り替えのためのガードタイム、LCCHは回線の接続情
報を通信するための論理制御チャネル、Dataは相手
に通信すべきデータを伝送するチャネルを示す。
【0031】図9(b)は、CNTチャネルの構成例を
示している。同図において、CSはキャリアセンスを行
うフィールド、Rは受信から送信への切り替えのための
ガードタイム、PRはビット同期のためのプリアンブ
ル、SYNはフレーム同期のための同期ワードフィール
ド、IDはシステムを識別するための番号の入ったシス
テムIDフィールド、DMは受信側で同期ワード検出時
に生じる遅延を吸収するためのガードタイム、WAはス
リープ状態の無線装置を覚醒するための無線装置IDを
入れるフィールド、BFは周波数ホッピング毎に1ずつ
増えることでシステム内の時間情報を示す数値を格納す
フィールド、NFは周波数ホッピングで次にCNTチャ
ネルが使用する周波数情報を格納すフィールド、CRC
は誤りを検出するための冗長データを格納すフィールド
を示す。なお、各フィールドに対応する数値は、それぞ
れのビット数を示している。
【0032】図9(c)は、LCCH、Data、GT
の各チャネルの基本構成を示している。同図において、
UWは各チャネルでバイト同期を確立するための同期ワ
ード、IDは送信相手のIDをいれる送信先IDフィー
ルド、Data Bodyは伝送すべき情報が入るデー
タボディを示す。その他は、CNTチャネルの各要素と
同様である。
【0033】図9(d)は、LCCH、Data、GT
の各チャネルにおける各フィールドの長さの例を示して
いる。各フィールドに対応する数値がそれぞれのビット
数を示している。この例は、伝送速度625kbps、
周波数ホッピング周期10msの場合について示してし
ている。
【0034】次に、以上のようなシステムにおける共有
データ通信モードの詳細について説明する。
【0035】図1に示すように、本システムは複数の無
線装置2で1つのシステムを構成する。その際に、その
うちの1台がCNTチャネルを送信する親機となる。そ
して、図1中の破線内に含まれる4台の無線装置2は、
共通のグループIDをもち、そのグループ内で、たとえ
ばホワイトボード的な電子会議システム(以下、単に電
子会議システムという)を用いてデータを共有する。本
実施例では、この動作を共有データ通信モードという。
また、グループ内の無線装置は、無線装置A、無線装置
B、無線装置C、無線装置Dから構成されるものとす
る。
【0036】次に共有データ通信の開始手順について説
明する。
【0037】図3、図6に示すように、まず、どれか1
台の無線装置(第1の子機)が最初に電子会議システム
を立ち上げると(S1)、親機に対して共有データ通信
用の周波数ホッピングパターンを個々の端末IDとグル
ープIDを用いて割り当てをLCCHチャネルを用いて
要求する(S2)。図3では無線装置Aが周波数ホッピ
ングパターンを要求している場合を示す。
【0038】親機は、ホッピングパターン割り当て要求
を受け取ると(S01)、他の無線装置に既に割り当て
た周波数ホッピングパターンと重ならない周波数ホッピ
ングパターンを選び、周波数ホッピングパターンの割り
当てを要求した無線装置Aに周波数ホッピングパターン
をLCCHチャネルで通知する(S02)。これ以降、
周波数ホッピングパターンの割り当てを要求した無線装
置は、共有データ通信モード管理権をもつ(S3)。
【0039】図3の場合、無線装置Aが共有データ通信
モード管理権をもつことになる。そして、共有データ通
信モード管理権をもつ無線装置Aはグループ内の他の無
線装置に対して、同報によって、共有データ通信モード
の開始をLCCHチャネルで通知する(S4)。
【0040】共有データ通信モードの開始通知を受信し
た各無線装置は(S10)、LCCHチャネルで共有デ
ータ通信モード管理権をもつ無線装置に共有データ通信
モード参加通知を送信する(S11)。共有データ通信
モード管理権をもつ無線装置Aは共有データ通信モード
参加通知を送った無線装置のIDを記憶し、その無線装
置が送信してもいいフレーム番号を割り当て(S5、S
6)、割り当てたフレーム番号と周波数ホッピングパタ
ーンを共有データ通信モード参加通知を送信した無線装
置にLCCHチャネルで1台ずつ通知する(S7)。
【0041】次に、図8を用いて、送信可能フレームの
割り当てについて説明する。
【0042】図8は縦軸が周波数を表し、横軸は時間を
表し、本実施例ではフレーム番号で表現される。また、
網掛けしてある部分はフレーム同期用のCNTチャネル
とLCCHチャネルで使用する周波数ホッピングパター
ンを示す。また、図中にA、B、C、Dとあるのは各無
線装置が送信できる時間を示す。図8の例では共有デー
タ通信モード管理権をもつ無線装置Aは、まず自分をフ
レーム番号を4で割ったときの余りが1となるときの送
信権を設定し、以後、共有データ通信モード参加通知を
受け付けた順にフレーム番号を4で割ったときの余りが
2のときの送信権、フレーム番号を4で割ったときの余
りが3のときの送信権、フレーム番号を4で割ったとき
の余りが0のときの送信権を順次割り当てていく。ま
た、今回の実施例の場合、グループ内に予め4台が存在
することが分かっているため、前述の割り当て方法を採
用したが、本方式の場合、最大で周波数ホッピングの数
と同じ台数の無線装置でデータ共有を行うことが可能と
なる。
【0043】共有データ通信は、アプリケーションで受
け付け終了時間を設定し、その後データ共有通信モード
に入る場合や、共有データ通信モード管理権をもつ無線
装置が2台目の送信権を割り当てた後データ共有通信モ
ードに入る場合等、アプリケーションによって開始時期
(S8、S13)の設定が異なるが、共有データ通信時
には、各無線装置は自分に割り当てられたフレーム時間
で送信すべきデータをグループ内同報で送信する(S
9、S14)。電子会議システムの場合、情報機器で加
えた変更情報を共有データとして送信し、その変更情報
を受信した情報機器は、自分のもつデータに変更情報に
従った変更を加える。これを繰り返すことで電子会議シ
ステムを実現する。
【0044】次に共有データ通信の終了手順について説
明する。
【0045】図4、図7に示すように、共有データ通信
(S15、S21)の終了時には、共有データ通信モー
ド管理権をもたない無線端末B〜Dにおいて、離脱要求
が発生すると(S22)、共有データ通信モード離脱通
知を共有データ通信モード管理権をもつ無線装置AにL
CCHチャネルで送る(S23)。
【0046】共有データ通信モード管理権をもつ無線装
置Aは、他の無線装置からLCCHチャネルで共有デー
タ通信モード離脱通知を受けると(S16)、内部でそ
の無線装置が離脱したことを記録し、LCCHチャネル
で共有データ通信モード離脱通知確認を返す(S1
7)。
【0047】共有データ通信モード離脱通知確認を受信
した無線装置は(S24)、共有データ通信モードを終
了する。このようにして共有データ通信モード管理権を
もつ無線装置は、共有データ通信を行っていた全ての無
線装置B〜Dが共有データ通信を終了すると(S1
8)、親機に対して使用していた周波数ホッピングパタ
ーンの開放をLCCHチャネルで通知する(S19)。
【0048】親機では、無線装置Aからの周波数ホッピ
ングパターン開放通知を受け取ると(S03)、周波数
ホッピングパターン開放確認をLCCHチャネルで無線
装置Aに送る(S04)。
【0049】親機から周波数ホッピングパターン開放確
認をLCCHチャネルで受信すると共有データ通信モー
ド管理権をもつ無線装置は共有データ通信モードを終了
する(S20)。
【0050】なお、本実施例の同報は、受信できなかっ
た無線装置が存在する可能性があるため、使用するアプ
リケーションによっては同じ同報を複数回送信すること
もありうる。
【0051】次に本発明の第2実施例について説明す
る。
【0052】図10は、この第2実施例における共有デ
ータ通信の終了時の手順を示すシーケンスチャートであ
る。また、図11、図12は、その場合の無線装置の動
作を示すフローチャートである。
【0053】上述した第1実施例のシステムにおいて、
共有データ通信モード管理権をもつ無線装置に接続して
いる情報処理端末で、共有データ通信を早めに止め、他
の通信を行いたい場合がある。このようなとき、第1実
施例の終了手順では共有データ通信モード管理権をもつ
無線装置以外の無線装置が共有データ通信モードを終了
しないと、共有データ通信モード管理権をもつ無線装置
は共有データ通信モードを終了できない。そこで、図1
0〜図12に示すような手順により、共有データ通信モ
ード管理権を他の無線装置に委譲することで、最初に共
有データ通信モード管理権をもった無線装置が速く共有
データ通信モードを終了できるようにする。
【0054】まず、この第2実施例では、各無線装置は
共有データ通信モード管理権をもった場合に備えて、共
有データ通信モード管理権を委譲する無線装置の優先順
位を予め決めておく。図10〜図12の場合、無線装置
Aは、無線装置B、無線装置C、無線装置Dの順で共有
データ通信モード管理権を委譲するものとする。なお、
図11、図12において、図6と共通の動作について共
通のステップ番号を付して説明は省略する。
【0055】共有データ通信モード管理権をもつ無線装
置が、接続している情報機器から共有データ通信モード
の終了を指示されると(S31)、現在通信している無
線装置の中から共有データ通信モード管理権を委譲する
無線装置の優先順位が最も高い無線装置を調べ(S3
2)、その無線装置に対して共有データ通信モード管理
権委譲通知をLCCHチャネルで送信する(S33)。
このとき、共有データ通信モード管理権をもつ上で必要
な送信権割り当てに関する情報や共有データ通信モード
に参加している無線装置の情報等をLCCHチャネルで
通知する。
【0056】共有データ通信モード管理権委譲通知を受
信した無線装置は、LCCHチャネルでグループ内同報
によって共有データ通信モード管理権の委譲が行われた
ことを通知する(S42)。この通知を受けた最初の共
有データ通信モード管理権をもった無線装置は、共有デ
ータ通信モード管理処理を停止するとともに、新しい共
有データ通信モード管理権をもった無線装置に共有デー
タ通信モード離脱通知をLCCHチャネルを用いて送信
する(S34、S35)。
【0057】新しい共有データ通信モード管理権をもつ
無線装置は、離脱通知を受けると(S43)、内部でそ
の無線装置が離脱したことを記録し、共有データ通信モ
ード離脱通知確認を共有データ通信モードを終了する無
線装置に通知する(S51)。共有データ通信モード離
脱通知確認を受信した無線装置は、共有データ通信モー
ドを終了する(S36)。
【0058】その他の無線装置が共有データ通信モード
管理権をもつ無線装置よりも早く共有データ通信モード
を終了する場合には、第1実施例と同様の処理を行い、
全ての無線装置が終了した場合には、周波数ホッピング
パターンの開放動作を行う(S52〜S54)。また、
さらに共有データ通信モード管理権の委譲が行われる場
合には、上記手順を繰り返す(S44〜S50)。
【0059】図10に示す例では、無線装置Aは共有デ
ータ通信モードに参加している無線装置の情報と共有デ
ータ通信モード管理権を委譲する無線装置の優先順位か
ら無線装置Bに共有データ通信モード管理権を委譲する
ことに決定し、無線装置Bに対して共有データ通信モー
ド管理権委譲通知をLCCHチャネルで送信する。この
とき、共有データ通信に参加している無線装置が、無線
装置A、無線装置B、無線装置C、無線装置Dであるこ
とと、無線装置Aはフレーム番号を4で割ったときの余
りが1となるときに送信権、無線装置Bはフレーム番号
を4で割ったときの余りが2のときの送信権、無線装置
Cはフレーム番号を4で割ったときの余りが3のときの
送信権、無線装置Dはフレーム番号を4で割ったときの
余りが0のときの送信権であることを通知する。
【0060】その後、無線装置Bは、LCCHチャネル
でグループ内同報によって共有データ通信モード管理権
の委譲が行われたことを通知する。この通知を受けた無
線装置Aは共有データ通信モード管理処理を停止すると
ともに、新しい共有データ通信モード管理権をもった無
線装置Bに共有データ通信モード離脱通知をLCCHチ
ャネルを用いて送信する。
【0061】共有データ通信モード管理権をもつ無線装
置Bは、内部で無線装置Aが離脱したことを記録し、共
有データ通信モード離脱通知確認を無線装置Aに通知す
る。共有データ通信モード離脱通知確認を受信した無線
装置Aは共有データ通信モードを終了する。その他の無
線装置が共有データ通信モード管理権をもつ無線装置よ
りも速く共有データ通信モードを終了する場合には、第
1実施例と同様の処理を行い、さらに共有データ通信モ
ード管理権の委譲が行われる場合には上記手順を繰り返
す。
【0062】なお、以上の第2実施例では、管理権を委
譲する順番を送信権の使用順を用いて選択したが、他の
順番で選択してもよい。
【0063】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0064】図13(a)は、この第3実施例による無
線装置の送信権割り当て方法に用いるデータチャネルの
構成を示す説明図であり、図13(b)は、この第3実
施例の無線装置の送信権割り当て方法による周波数の使
用状況を概念的に示す説明図である。また、図14は、
本実施例における送信権の委譲動作を示すフローチャー
トである。
【0065】上述した第1実施例のようにフレーム時間
で送信権を無線装置に割り当てる方法では、一度に伝送
すべきデータが長くなり、しかも分割して伝送すると意
味を成さなくなる場合や、無線装置が周波数ホッピング
数以上共有データ通信を行う必要がある場合には対応で
きなかった。そこで、フレーム時間に関係なく、送信権
を示すトークンを設けることで、上記問題に対応する。
【0066】図13(a)に示すように、データチャネ
ル内を送信者IDフィールド、トークン使用順フィール
ド、次フレーム使用権、伝送すべき伝送データフィール
ドにわける。
【0067】図13(b)は縦軸が周波数を表し、横軸
は時間を表し、本実施例ではフレーム番号で表現され
る。また、網掛けしてある部分はフレーム同期用のCN
TチャネルとLCCHチャネルで使用する周波数ホッピ
ングパターンを示す。また、図中にA、B、C、Dとあ
るのは各無線装置が送信できる時間を示す。
【0068】図13(b)の例では共有データ通信モー
ド管理権をもつ無線装置Aは共有データ通信モード参加
通知を受け付けた順に送信権を設定する。本実施例の場
合、グループ内に存在する無線装置A、無線装置B、無
線装置C、無線装置Dの4台が、無線装置A、無線装置
B、無線装置C、無線装置Dの順で共有データ通信モー
ドに参加通知を共有データ通信モード管理権をもつ無線
装置Aに通知した場合、送信権は無線装置A→無線装置
B→無線装置C→無線装置D→無線装置Aの順番で渡さ
れる。
【0069】そして、図13(b)に示すように、フレ
ーム時間T1のときに無線装置Aが送信権をもっている
とする。また、このとき無線装置Aはフレーム時間T1
を使って1回で伝送できるデータ量についてデータ伝送
を行うものとする。このとき送信者IDフィールドには
無線装置AのIDが入り、トークン使用順フィールドに
は無線装置A→無線装置B→無線装置C→無線装置Dの
順で各無線装置のIDが入り、次フレーム使用権には無
線装置BのIDが入り、伝送すべき伝送データフィール
ドには、共有データ通信用データが入る。
【0070】次いで、フレーム時間T1のときの次フレ
ーム使用権に無線装置Bが指定されていたため、フレー
ム時間T2になると、無線装置Bが送信権をもつ。無線
装置Bは1フレーム時間内では伝送しきれない量のデー
タを伝送しようとするため、次のフレーム時間T3も続
いて無線装置Bがデータ伝送を行うものとする。このと
き、送信者IDフィールドには無線装置BのIDが入
り、トークン使用順フィールドには無線装置A→無線装
置B→無線装置C→無線装置Dの順で各無線装置のID
が入り、次フレーム使用権には無線装置BのIDが入
り、伝送すべき伝送データフィールドには、共有データ
通信用データが入る。
【0071】フレーム時間T2のときの次フレーム使用
権をまだ無線装置Bがもっているため、フレーム時間T
3も無線装置Bが送信権をもつ。無線装置Bはフレーム
時間T2で伝送できなかった残りのデータを伝送する。
このとき送信者IDフィールドには無線装置BのIDが
入り、トークン使用順フィールドには無線装置A→無線
装置B→無線装置C→無線装置Dの順で各無線装置のI
Dが入り、次フレーム使用権には無線装置CのIDが入
り、伝送すべき伝送データフィールドには、共有データ
通信用データが入る。
【0072】図14において、各無線装置は、共有デー
タを受信すると(S60)、次フレーム使用権を判定し
(S61)、自機のIDが格納されている場合には、そ
の無線装置が次の送信権を獲得する(S62)。そこ
で、次に送信すべき共有データのデータ長を参照し、次
フレームの送信によって共有データの送信が終了するか
否か判断する(S64)。
【0073】そして、終了しない場合には、次フレーム
使用権に自機のIDを格納してフレームを組み立て(S
65)、次フレームの送信を行う(S66)。この後、
S64に戻って送信動作を繰り返す。
【0074】また、終了する場合には、次フレーム使用
権に次の無線装置のIDを格納してフレームを組み立て
(S67)、次フレームの送信を行う(S68)。この
後、S60に戻って受信待機を行う。
【0075】このようにして送信権を共有データ通信に
参加している無線装置間でまわすことで、一度に伝送す
べきデータが長くなり、しかも分割して伝送すると意味
を成さなくなる場合や、周波数ホッピング数以上の無線
装置間で共有データ通信を行う必要がある場合にも対応
できる。
【0076】また、途中から参加してくる無線装置の送
信権の割り当てがある場合には、トークン使用順フィー
ルドのその時点での最後の無線装置に続けて設定すれば
よく、また、第2実施例のように共有データ通信モード
管理権をもつ無線装置が、先に共有データ通信モードか
ら終了する場合でも、次に共有データ通信モード管理権
をもつ無線装置をどの無線装置にするかはトークン使用
順フィールドで最初の無線装置にするといったルールが
できるため、処理が簡単になるといったメリットも生じ
る。
【0077】次に本発明の第4実施例について説明す
る。
【0078】図15は、本発明の第4実施例におけるシ
ステム構成を示す説明図である。また、図16は、この
第4実施例における共有データ通信モードの通信開始ま
での手順を示すシーケンスチャートであり、図17は、
その動作を示すフローチャートである。さらに、図18
は、この第4実施例で用いる無線フレームの構成例を示
す説明図である。
【0079】まず、図18に基づき、この第4実施例で
用いる無線フレームの構成について説明する。
【0080】図18(a)は、無線フレームのチャネル
構成例を示している。同図において、CNTはフレーム
同期チャネル、GTは送受信の切り替えや周波数切り替
えのためのガードタイム、LCCHは回線の接続情報を
通信するための論理制御チャネル、Data1およびD
ata2は相手に通信すべきデータを伝送するチャネル
である。
【0081】図18(b)は、CNTチャネルの構成例
を示している。同図において、CSはキャリアセンスを
行うフィールド、Rは受信から送信への切り替えのため
のガードタイム、PRはビット同期のためのプリアンブ
ル、SYNはフレーム同期のための同期ワードフィール
ド、IDはシステムを識別するための番号の入ったシス
テムIDフィールド、DMは受信側で同期ワード検出時
に生じる遅延を吸収するためのガードタイム、WAはス
リープ状態の無線装置を覚醒するための無線装置IDを
人れるフィールド、BFは周波数ホッピング毎に1ずつ
増えることでシステム内の時間情報を示す数値、NFは
周波数ホッピングで次にCNTチャネルが使用する周波
数情報、CRCは誤りを検出するための冗長データ用の
フィールドである。なお、各フィールドの数値はビット
数を示している。
【0082】図18(c)は、各チャネルの基本構成を
示している。同図において、UWは各チャネルでバイト
同期を確立するための同期ワード、IDは送信相手のI
Dを入れる送信先IDフィールド、Data Body
は伝送すべき情報が入るデータボディを示す。
【0083】図18(d)は、LCCH、Data1、
2、GTの各チャネルと各フィールドの長さの例を示し
ている。同図は、伝送速度625kbps、周波数ホッ
ピング周期10msの場合の例である。
【0084】次に図15に基づいて、この第4実施例に
おけるシステム構成を説明する。同図において、無線装
置3は、周波数ホッピング方式を用いた無線装置であ
り、課金情報を処理するコンピュータ4に接続されてい
る。また、無線装置(子機)6も周波数ホッピング方式
を用いた無線装置であり、ビデオゲーム機5に接続され
ている。また、各ビデオゲーム機5には、課金装置7が
設けられている。なお、同図の破線の中は、同種のビデ
オゲーム機でデータを共有することで対戦可能な集合の
例を示している。また、無線装置3、6は、例えば図2
に示す構成を有するものとする。
【0085】以上の構成において、複数のビデオゲーム
機の課金状況、すなわち使用状況をモニタしながら対戦
ゲームを行うことができる。また、課金情報を処理する
コンピュータ4に接続されている無線装置3が親機とし
て設定される。
【0086】そして、課金情報は、対戦ゲームのデータ
を共有通信モードで送っていないときにまとめて親機に
送信する。また、対戦ゲームが行われていないときで
も、ある程度課金データをまとめて一度に送ることで、
無線の使用頻度を低下させ、無線周波数の利用効率を向
上させることができる。
【0087】また、課金がプリペイドカードで行われる
場合、プリペイドカ―ドが不正なものかチェックできた
方がいいので、カード挿人後、親機にカード照合を行
う。このときの通信開始手順を図16、図17に示す。
ここでは説明のため、対戦ゲームを行うグループ内の無
線装置は無線装置A、無線装置B、無線装置C、無線装
置Dから構成されるものとする。また、無線フレームの
構成は、図18に示すものを利用する。
【0088】図18(a)でデータチャネルが2つ(D
ata1、2)あるのは、データチャネル1(Data
1)で親機との間でプリペイドカード関連のデータをや
り取りし、データチャネル2(Data2)で対戦ゲー
ムで使用する共有データ通信モードのデータをやり取り
するためである。このとき、データチャネル1は、フレ
ーム同期のCNTチャネルや回線接続のLCCHチャネ
ルと同じ周波数ホッピングパターンを使用する。
【0089】なお、課金が硬貨で行われる場合には、図
9(a)に示す無線フレーム構成でも実現できる。
【0090】以下、図16、図17に示す手順について
説明する。
【0091】まず、システムが立ち上げられ(S7
1)、どれか1台にプリペイドカードが挿入されると
(S72)、親機に対してプリペイドカードの情報を送
り、親機にプリペイドカードの照合を依頼する(S7
3)。
【0092】親機は、照合結果をもとに依頼元の無線装
置に対して課金を許可するか許可しないかを通知する。
そして、課金許可であった場合(S74)、無線装置
は、親機に対して共有データ通信用の周波数ホッピング
パターンを個々の端末IDとグループIDを用いて割り
当てをLCCHチャネルを用いて要求する(S75)。
図16、図17では無線装置Aが最初にプリペイドカー
ドが挿入されたため、プリペイドカードの照合を親機に
依頼し、親機は照合結果が課金可能であったので、無線
装置(第1の子機)Aに対して課金許可通知を送信す
る。
【0093】課金許可通知を受けた無線装置Aは、プリ
ペイドカードに課金処理を施し、親機に周波数ホッピン
グパターンを要求し、親機は、他の無線装置にすでに割
り当てた周波数ホッピングパターンと重ならない周波数
ホッピングパターンを選び、周波数ホッピングパターン
の割り当てを要求した無線装置Aに周波数ホッピングパ
ターンをLCCHチャネルで通知する。
【0094】これ以降、周波数ホッピングパターンの割
り当てを要求した無線装置は共有データ通信モード管理
権をもつ。図16、図17の場合、無線装置Aが共有デ
ータ通信モード管理権をもつことになる。共有データ通
信モード管理権をもつ無線装置Aは、グループ内の他の
無線装置に対して、同報によって共有データ通信モード
の開始をLCCHチャネルで通知する(S77)。
【0095】共有データ通信モードの開始を受信した各
無線装置は、対戦ゲームの参加を受け付ける状態になる
(S91)。このとき各ゲーム機でプリペイドカードが
挿入されると(S92)、まず、親機に対してプリペイ
ドカードの情報を送り、親機にプリペイドカードの照合
を依頼する(S93)。親機は、照合結果をもとに依頼
元の無線装置に対して課金を許可するか許可しないかを
通知する。
【0096】そして課金許可であった場合(S94)、
各無線装置はLCCHチャネルで共有データ通信モード
管理権をもつ無線装置に共有データ通信モード参加通知
を送信する(S95)。
【0097】共有データ通信モード管理権をもつ無線装
置Aは共有データ通信モード参加通知を送った無線装置
のIDを記憶し、その無線装置が送信してもいいフレー
ム番号を割り当て(S79)、割り当てたフレーム番号
と周波数ホッピングパターンを共有データ通信モード参
加通知を送信した無線装置にLCCHチャネルで1台ず
つ通知する(S80、S96)。
【0098】共有データ通信は、ゲーム機側で指示され
る受け付け終了時間によって参加を受け付け、その後デ
ータ共有通信モードに入る(S81、S82、S97、
S98)。
【0099】共有データ通信モード時には、第1実施例
のようにフレーム時間毎に送信権を設定する場合や、第
3実施例のように送信権をトークンによって順次まわし
ていくやり方がある。いずれの方法を採用するかはゲー
ム機間でのデータ量の多寡や一度に送るデータ量の多寡
によって決定する。
【0100】共有データ通信モードに入ると、共有デー
タ通信モードに参加した無線装置はデータチャネル2で
親機に指定された周波数ホッピングパターンで共有デー
タ通信を行う。
【0101】また共有データ通信モードの終了手順に
は、第1実施例と同様に、図4に示す手順に従う場合
や、第2実施例で説明した手順がある。いずれを採用す
るかは、ゲームを早く終わったマシンを次のゲームに参
加させるか、全てのマシンが終了するまで対戦ゲームそ
のものが終了しないといった、ゲームの仕様によって決
定する。
【0102】また、本実施例の同報は、受信できなかっ
た無線装置が存在する可能性があるため、使用するアプ
リケーションによっては同じ同報を複数回送信すること
もありうる。
【0103】なお、以上の実施例では、本発明を電子会
議システムや対戦ゲームに用いた場合について説明した
が、本発明は他のシステムに広く応用し得るものであ
る。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーバに特に高速な装置を必要とすることなく、数台の
規模でデータを共有することで、ホワイトボード的な電
子会議システムや対戦ゲーム等の無線通信システムを実
現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3実施例におけるシステム構
成例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例における無線装置の構成例を示
すブロック図である。
【図3】上記第1実施例における通信手順例を示すシー
ケンスチャートである。
【図4】上記第1実施例における通信手順例を示すシー
ケンスチャートである。
【図5】上記第1実施例における親機の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図6】上記第1実施例における子機の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図7】上記第1実施例における子機の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図8】上記第1実施例における周波数ホッピングの遷
移例を示す説明図である。
【図9】上記第1実施例における無線フレームの構成例
を示す説明図である。
【図10】上記第2実施例における通信手順例を示すシ
ーケンスチャートである。
【図11】上記第2実施例における子機の動作例を示す
フローチャートである。
【図12】上記第2実施例における子機の動作例を示す
フローチャートである。
【図13】上記第3実施例における無線フレームの構成
例と周波数ホッピングの遷移例を示す説明図である。
【図14】上記第3実施例における子機間の送信権の遷
移動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第4実施例におけるシステム構成例
を示す説明図である。
【図16】上記第4実施例における通信手順例を示すシ
ーケンスチャートである。
【図17】上記第4実施例における子機の動作例を示す
シーケンスチャートである。
【図18】上記第4実施例における無線フレームの構成
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…情報処理端末、 2、3、6…無線装置、 4…コンピュータ、 5…ビデオゲーム機。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機となる少なくとも1台の無線装置と
    子機となる複数台の無線装置とから構成され、各無線装
    置の間で、周波数ホッピング方式により、フレーム同期
    チャネルと、論理制御チャネルと、少なくとも1つのデ
    ータチャネルから構成される無線フレームを用いた通信
    を行う無線通信システムにおいて、 前記親機は、無線通信システム内でデータチャネルを用
    いる全てのデータ通信時に使用する周波数ホッピングパ
    ターンを管理するとともに、各無線装置の識別番号で数
    台の無線装置をサブグループとして構成し、 前記複数台の子機のうちの第1の子機が親機から周波数
    ホッピングパターンの割り当てを受けてサブグループ内
    の共有データ通信モードの管理権を獲得し、 当該サブグループ内に属する他の子機に対して論理制御
    チャネルの同報によって共有データ通信モードの開始を
    通知し、 前記通知を受けた他の子機は、共有データ通信モードに
    参加する場合、前記第1の子機に論理制御チャネルで共
    有データ通信モードへの参加通知を送信し、 前記参加通知を受けた第1の子機は、前記参加通知を送
    信した他の子機に共有データ通信モードで使用する周波
    数ホッピングパターンと共有データ通信モードの開始情
    報と前記参加通知を送信した子機に対する共有データ通
    信時の送信権に関する情報を論理制御チャネルで通知
    し、 前記共有データ通信が始まるとサブグループ内の各子機
    は、自機が送信権をもっているときにのみグループ内同
    報によってデータチャネルで送信を行い、送信権をもっ
    ていない子機は、送信権をもっている子機がグループ内
    同報で送信しているデータチャネルのデータを受信する
    ことで、サブグループ内の子機間でデータを共有するこ
    とを可能としたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記子機は、前記親機から送信される無線フレームに含
    まれるフレーム同期チャネルを受信し、前記親機にフレ
    ーム同期をとることで子機として起動することを特徴と
    する無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1の子機は、サブグループ内で予め決められてい
    た1台の無線装置がなることを特徴とする無線通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第1の子機は、競合によってサブグループ内の1台
    の無線装置が親機から周波数ホッピングパターンの割り
    当てを受けてなることを特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記共有データ通信時の送信権の割り当ては、フレーム
    時間に対応して各子機を割り当てることにより実現する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記共有データ通信時の送信権の割り当ては、送信権を
    使用する順番を共有データ通信モードに参加を受け付け
    た子機の順番に設定し、次のフレームでも送信を行うか
    行わないかを示すフラグをデータチャネル内に設定し、
    現フレームで送信する子機が前記フラグに次フレームで
    は送信を行わないという設定になっている場合に、現送
    信権をもっている子機の次に送信権をもつ子機が次フレ
    ームで送信権をもつようにして実現することを特徴とす
    る無線通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記共有データ通信モードで通信を行っている子機で、
    共有データ通信モードを終了しようとする子機は、前記
    共有データ通信モードの管理権を有する第1の子機に論
    理制御チャネルで共有データ通信モード離脱通知を送信
    し、前記第1の子機から共有データ通信モード離脱通知
    確認を送られてきたら、共有データ通信モードを終了
    し、前記第1の子機は、共有データ通信モードに参加し
    ている全ての子機が共有データ通信モードを終了してか
    ら共有データ通信モードを終了することを特徴とする無
    線通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記共有データ通信モードの終了手順で、前記共有デー
    タ通信モードの管理権を有する第1の子機が共有データ
    通信モードに参加している全ての子機が共有データ通信
    モードを終了する以前に、共有データ通信モードを終了
    しなければならない場合、この第1の子機は、まだ終了
    していない子機から任意の1台を選び、当該子機に対し
    て論理制御チャネルを用いて共有データ通信モード管理
    権委譲通知を送信し、この共有データ通信モード管理権
    委譲通知を受信した子機が論理制御チャネルでサブグル
    ープ内同報によって管理権委譲確認を送信することで管
    理権の委譲を行い、新たに第1の子機として起動するよ
    うにしたことを特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記共有データ通信時の送信権の割り当ては、送信権を
    使用する順番を共有データ通信モードに参加を受け付け
    た子機の順番に設定し、次のフレームでも送信を行うか
    行わないかを示すフラグをデータチャネル内に設定し、
    現フレームで送信する子機が前記フラグに次フレームで
    は送信を行わないという設定になっている場合に、現送
    信権をもっている子機の次に送信権をもつ子機が次フレ
    ームで送信権をもつようにして実現し、 前記共有データ通信モードの管理権を有する第1の子機
    が共有データ通信モードに参加している全ての子機が共
    有データ通信モードを終了する以前に、共有データ通信
    モードを終了しなければならない場合、この第1の子機
    は、まだ終了していない子機を前記送信権の使用順を用
    いて選択し、当該子機に管理権を委譲するようにしたこ
    とを特徴とする無線通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 ゲーム機に接続した子機は、周波数ホッピング割り当て
    要求および/または共有データ通信モード参加通知を送
    信する前に、プリペイドカードが挿入されると、まず親
    機に課金許可を要求し、前記親機は、前記プリペイドカ
    ードが不正なものかどうかをチェックした後、前記課金
    許可を要求している子機に課金の可否を通知し、その
    後、前記周波数ホッピング割り当て要求および/または
    共有データ通信モード参加通知を送信することを特徴と
    する無線通信システム。
  11. 【請求項11】 親機となる少なくとも1台の無線装置
    と子機となる複数台の無線装置とから構成されたシステ
    ムで、各無線装置の間で、周波数ホッピング方式によ
    り、フレーム同期チャネルと、論理制御チャネルと、少
    なくとも1つのデータチャネルから構成される無線フレ
    ームを用いた通信を行う無線通信方法において、 前記親機は、無線通信システム内でデータチャネルを用
    いる全てのデータ通信時に使用する周波数ホッピングパ
    ターンを管理するとともに、各無線装置の識別番号で数
    台の無線装置をサブグループとして構成し、 前記複数台の子機のうちの第1の子機が親機から周波数
    ホッピングパターンの割り当てを受けてサブグループ内
    の共有データ通信モードの管理権を獲得し、 当該サブグループ内に属する他の子機に対して論理制御
    チャネルの同報によって共有データ通信モードの開始を
    通知し、 前記通知を受けた他の子機は、共有データ通信モードに
    参加する場合、前記第1の子機に論理制御チャネルで共
    有データ通信モードへの参加通知を送信し、 前記参加通知を受けた第1の子機は、前記参加通知を送
    信した他の子機に共有データ通信モードで使用する周波
    数ホッピングパターンと共有データ通信モードの開始情
    報と前記参加通知を送信した子機に対する共有データ通
    信時の送信権に関する情報を論理制御チャネルで通知
    し、 前記共有データ通信が始まるとサブグループ内の各子機
    は、自機が送信権をもっているときにのみグループ内同
    報によってデータチャネルで送信を行い、送信権をもっ
    ていない子機は、送信権をもっている子機がグループ内
    同報で送信しているデータチャネルのデータを受信する
    ことで、サブグループ内の子機間でデータを共有するこ
    とを可能としたことを特徴とする無線通信方法。
  12. 【請求項12】 親機となる少なくとも1台の無線装置
    と子機となる複数台の無線装置とから構成され、各無線
    装置の間で、周波数ホッピング方式により、フレーム同
    期チャネルと、論理制御チャネルと、少なくとも1つの
    データチャネルから構成される無線フレームを用いた通
    信を行う無線通信システムを制御するためのプログラム
    を記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体において、 前記親機は、無線通信システム内でデータチャネルを用
    いる全てのデータ通信時に使用する周波数ホッピングパ
    ターンを管理するとともに、各無線装置の識別番号で数
    台の無線装置をサブグループとして構成し、 前記複数台の子機のうちの第1の子機が親機から周波数
    ホッピングパターンの割り当てを受けてサブグループ内
    の共有データ通信モードの管理権を獲得し、 当該サブグループ内に属する他の子機に対して論理制御
    チャネルの同報によって共有データ通信モードの開始を
    通知し、 前記通知を受けた他の子機は、共有データ通信モードに
    参加する場合、前記第1の子機に論理制御チャネルで共
    有データ通信モードへの参加通知を送信し、 前記参加通知を受けた第1の子機は、前記参加通知を送
    信した他の子機に共有データ通信モードで使用する周波
    数ホッピングパターンと共有データ通信モードの開始情
    報と前記参加通知を送信した子機に対する共有データ通
    信時の送信権に関する情報を論理制御チャネルで通知
    し、 前記共有データ通信が始まるとサブグループ内の各子機
    は、自機が送信権をもっているときにのみグループ内同
    報によってデータチャネルで送信を行い、送信権をもっ
    ていない子機は、送信権をもっている子機がグループ内
    同報で送信しているデータチャネルのデータを受信する
    ことで、サブグループ内の子機間でデータを共有するこ
    とを可能としたプログラムを記憶したことを特徴とする
    コンピュータ読取可能な記憶媒体。
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Cited By (4)

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JP2001204055A (ja) * 1999-11-03 2001-07-27 Nokia Corp ネットワークによって無線端末装置プロファイル情報へのアクセスを可能にする方法およびシステム
WO2006059631A1 (ja) * 2004-11-30 2006-06-08 Nec Corporation 同時会話システム及び同時会話方法
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