JPH09168019A - 通信システム、通信装置及びそれらの通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置及びそれらの通信方法

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JPH09168019A
JPH09168019A JP28143396A JP28143396A JPH09168019A JP H09168019 A JPH09168019 A JP H09168019A JP 28143396 A JP28143396 A JP 28143396A JP 28143396 A JP28143396 A JP 28143396A JP H09168019 A JPH09168019 A JP H09168019A
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frame
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medium
communication means
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JP28143396A
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Dante Kuroodo Ru
クロード ル・ダンテ
Fuooku Tanhoizaa
フォーク タンホイザー
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共有媒体を介して送信する未識別通信手段を
識別できない。 【解決手段】 デジタル通信システム、それに関連する
装置及び方法は、サービスメッセージにより伝送媒体を
共有する。このサービスメッセージは、各デジタル通信
装置(24)が、この媒体に送信を許可するか否か、す
なわち、前記サービスメッセージの後に送信が可能にな
った直後であることを示す。これらのメッセージの1つ
は、集合的な送信許可メッセージであり、各々が応答し
て送信を許可された通信装置(24)のグループを示
す。各装置(24)は、媒体上に送信を試みる場合に、
集合的なメッセージを受信する都度、特定のランダムバ
ロットを含む、予め定められた規則に基づいて、送信が
可能か否かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段間で伝送
媒体を共有する方法、デバイス及びシステム、伝送方
法、通信装置、及びそれらを使用した通信システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本明細書では、以下の定義に従う。
【0003】「通信変換器」:共有可能な媒体と単一の
通信手段に専用の媒体との間のインタフェースあるいは
デジタル通信アダプタであり、これら2つの伝送媒体
は、個々の異なるアクセスプロトコルにて制御される。
【0004】「アドレス」:・メッセージを送信すると
きに相手先が自分を認識できるようにするための情報 ・メッセージ送信時に送信者が自己を識別できるように
するための情報である。
【0005】同一の伝送媒体上でデータを伝送するデジ
タル通信手段の間のネットワークでは、その媒体へのア
クセスを制御するプロトコルを定義する必要があり、そ
れによりそのアクセスが開始される、ということが知ら
れている。この通信手段間でデジタルデータを伝送する
ネットワークの性能は、このプロトコルの効率に左右さ
れる。
【0006】アクセス制御プロトコルは、以下の両方に
応答する。すなわち、 ・送信アクセスの制約:上記媒体上を伝送するデータを
有する通信手段には、データを完全に送るためにネット
ワークをアクセスする十分な機会が必要である。 ・伝送の制約:通信手段にて上記媒体上に送信されたデ
ータは、その相手先にそのまま到達する必要がある。
【0007】これら2つの制約を同時に満たすことは、
従来の技術では非常に困難である。これは既知のプロト
コルが、ある場合に、これら2つの制約の1つあるいは
他の1つを満たさないか、あるいは、大幅な性能の低下
という犠牲を払った場合に、これらの制約を満たすから
である。
【0008】これについては、送信アクセスの制約と伝
送の制約が満たされるとき、上記の性能を測るために、
従来より用いられている2つの基準がある。その1つ
は、通信手段がそれ自身、ある期間に平均して伝送でき
る最大データ伝送速度であり、他の1つは、データが通
信手段にて伝送される状態にある時点から、そのデータ
全体が相手先で受信され、そこで使用できる時点までの
間における伝送時間である。
【0009】最初のプロトコルは「完全競合(full comp
etition)」として知られ、これにより、伝送媒体が使用
可能なときに各通信手段は送信を許可される。2つの通
信手段がデータの同時伝送を行なうと衝突が起こり、そ
の結果、共有媒体にて伝送される信号は使用できなくな
る。
【0010】これらの衝突が無視できない回数起これ
ば、伝送媒体が不必要に占有され、ある通信手段にてそ
の媒体上を伝送されたデータは、その送信先に到達でき
なくなる。そのため、そのデータが再送されなければ、
伝送の制約は満たされないことになる。この伝送の制約
が満たされれば、最大データ伝送速度は、適切な大きさ
のネットワークに対する媒体の最大理論速度の約1/3
となることが分かる。
【0011】さらに、電気的なリンクにて構成される媒
体上で発生する衝突は、各ネットワーク通信手段、ある
いは、少なくとも中央手段(central means)にて容易に
検知されるので、完全競合プロトコルは有線ネットワー
クにおいてのみ関係する。他方、ワイヤレスネットワー
ク、例えば無線伝送媒体では、ネットワーク通信手段
が、高価かつ/あるいは使いづらい技術を使用すること
によってのみ、それが送信した伝送信号と他の通信手段
が送信した信号との衝突を検知できる。そこで、他方の
通信手段からデータを受信した通信手段は、そのデータ
を正しく受信したことを示す、いわゆる「受信応答(ack
nowledgement)」メッセージを送り返すことが必要とな
る。これは、上述の最大速度を相当減ずる結果となる。
従って、可能な限り衝突の危険性を減らすことが非常に
望ましいこととなる。
【0012】2つ目のアクセス制御プロトコルは「ポー
リング集中制御プロトコル」として知られるもので、こ
のプロトコルにより、中央ネットワーク通信手段が通信
手段に対し、共有伝送媒体を介して、所定の順序に従っ
て送信許可を分配する。共有伝送媒体を介して伝送する
データを有する、各ネットワーク通信手段は、送信前、
ネットワーク通信手段に向けた送信許可を受信するまで
待つ。
【0013】共有伝送媒体へのアクセス制御をする3番
目のプロトコルは、TDMA(時分割多元接続)型とし
て知られ、ここで通信手段は、周期的に割り当てられた
タイムスロットにおいてのみ、伝送を周期的に行うこと
ができる。
【0014】プロトコルが何であれ、ネットワークにお
いて、通信手段に何も送信するものがないか、あるいは
アクティブではあるが、待機すべく制限された状態にあ
る場合には、この間、通信手段は、データ伝送の指示を
受けるまで待つ。ポーリングプロトコルあるいはTDM
A型のプロトコルに従って動作するネットワークでは、
送信許可、あるいは送信情報のない通信手段に個々に割
り当てられたタイムスロットは、データ送信に使用され
ないので無駄になる。この無駄は、ある媒体、特に無線
媒体において最大のものとなる。それは、送信側の通信
手段と送信先との間の同期時間が非常に長いからであ
る。伝送速度がゼロの多数の通信手段は、伝送データを
有する通信手段にとって、不必要に伝送時間を長くして
しまうことが分かる。結局、通信手段が、大きなトラヒ
ック変動を有するようになればなる程、この無駄が大き
くなる。
【0015】このため、媒体上での最大データ伝送の低
下が大きく、さらに、共有伝送媒体に接続された通信手
段の数が多くなればなる程、最大速度が減少する。
【0016】また、ネットワーク通信手段が、相対的に
長い期間、送信許可、あるいは割り当てられたタイムス
ロットにより可能となった速度より速い媒体を介して伝
送されるデータフローを有する場合、結果的には、この
手段にて、その媒体を介してすべてのデータを伝送する
ことは不可能である。この場合、ポーリングプロトコ
ル、TDMAプロトコルのいずれによっても、上記の送
信アクセスの制約は満たされない。これは、一時的な高
速にてこの制約が満たされる場合、全データ伝送時間の
増加という犠牲を払って可能となるもので、そのこと
が、ネットワークの性能に低下を来たすことになる。
【0017】結局、完全な競合プロトコルは低速度にて
高性能を有することができるが、高速度にはできない。
一方、ポーリング及び時分割プロトコルは、高速度で高
性能を有するが、全ての速度に対して伝送時間が長い。
これは、個々の通信手段が、他の通信手段が伝送の機会
を得るのを待つからであり、このことは、全通信手段の
数が増加するに従って顕著となる。
【0018】さらに、ポーリングプロトコルは、個々の
送信許可の割り当てに先駆けて送信するような通信手段
の識別を必要とする。
【0019】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本願発明は、一般的な意味において、以下の2
つの技術的な問題の内のいずれか1つ、あるいは両方を
解決することを目的とする。すなわち、 ・その欠点による影響を最少にし、他方、伝送及び送信
アクセスの制約を満たして、ポーリングプロトコル及び
完全競合プロトコルの有利な性能を得るプロトコルを提
供する ・共有媒体を介して送信する未識別通信手段を識別でき
るようにすることである。
【0020】特に本発明は、少なくとも部分的に無線、
あるいは搬送電流(carrier current)、あるいは赤外線
媒体を使用したネットワークにおいて、これらの目的を
達成するものである。このようにするのは、これらの媒
体において、無視できない数の衝突が起こる可能性があ
り、衝突が起った際、その検出が困難であるため、確認
メッセージの送信及びデータの繰り返しが必要となるか
らである。このような、この種の媒体に固有の困難性
が、上述の問題の解決を複雑にする。
【0021】本発明は、第1にネットワーク伝送媒体を
デジタル通信手段にて共有する方法に係り、これらの目
的を達成するため、前記媒体上に前記の各デジタル通信
手段に対するサービスメッセージを同報するオペレーシ
ョンK)を含み、該サービスメッセージは、前記の各デ
ジタル通信手段が前記媒体上への応答送信を許可された
か否か、すなわち、前記共有媒体が前記サービスメッセ
ージの同報の後に送信が可能な状態になったかを示し、
前記オペレーションK)は、集合的なタイプ、すなわ
ち、各々が前記媒体上への応答送信が許可されたことを
示す送信許可メッセージを少なくとも1つの前記デジタ
ル通信手段のグループに対して同報するオペレーション
を含み、前記の各デジタル通信手段が前記媒体上への送
信を試みる場合に、送信対象となる一部を構成する前記
グループの各デジタル通信手段に送信を許可する前記集
合的な送信許可メッセージを受信する都度、予め設定さ
れた規則の下で、この集合的な送信許可メッセージに応
答して送信をするか否かを決定するオペレーションL)
をさらに含む。
【0022】これらの構成により、本発明は上記の目的
を達成する。
【0023】まず、本発明に係る方法は、それにより生
み出される利点を持った、全体としてポーリング型のプ
ロトコルに係るものであるが、わずかに競合の可能性
(これは「部分的」といえる)を内包し、これは、上記
グループの構成要素に限定されることである。
【0024】ある通信手段間においてはグループ化でき
るので、本発明に係る方法は、一方で欠点を制限しつ
つ、ポーリング型のアクセス制御プロトコルに固有の効
果、及び競合型プロトコルに固有の効果から得られる利
点をもたらす。
【0025】これは、上記グループ内の通信手段とグル
ープの一部とはならない通信手段との間において衝突の
可能性がないからであり、衝突はグループ内においての
み起こり得る。従って、最大データ伝送速度は、一般的
には完全競合プロトコルに比べて増大する。
【0026】さらに、全体として送信が許可された通信
手段グループの一部とはならない通信手段についての送
信許可の待ち時間は、一般的には短縮される。データ伝
送時間は、特に、すべての送信許可が個々に行なわれる
ポーリングプロトコルに比べて、相対的には全体として
短くなる。
【0027】本発明に従い、グループ内の競合の可能性
を引合いに出すことによってポーリング型アクセス制御
プロトコルを変更することは、とりわけ容易である。
【0028】これは、このような変更が、以下の動作に
より簡単に構成できるからである。 ・協議型アクセス制御プロトコル内に通信手段の少なく
とも1グループを構成する可能性を生み出すこと ・このグループに送信許可メッセージを送れるように
し、このメッセージは集合的なメッセージとする ・このメッセージ内に集合的な特性を示す指標を含める
ようにすることである。 ・通信手段に関しては、集合的なタイプの送信許可メッ
セージと個別タイプの送信許可メッセージとを区別する
可能性を通信手段に与えて、プロトコルを変更すること
で十分である。
【0029】これらの変更が、かなりの程度、上記ポー
リング型アクセス制御プロトコルの全体構成を損なって
しまう、ということはない。従って、この構成が主要部
分となる。
【0030】本発明は、また、都合良く、全体的に通信
手段に送信を許可できるようグループ化することで、共
有媒体上に送信を行なおうとする未識別通信手段の識別
という問題を解決する。このため、本発明のもう一つの
特徴は、この種の集合的なメッセージへの応答としての
未認識通信手段からのどのような伝送も、それを識別で
きる情報(例えば、アドレス)を含んでいることであ
る。
【0031】本発明の好適な実施形態についての特に有
利な構成によれば、上記伝送への応答に応じて、確認手
順が開始される。
【0032】この構成は、実際には、集合的な送信許可
メッセージへの応答に従うことによってのみ使用され
る。このようにするのは、衝突が起こるのが上記のよう
な可能性がある場合のみであり、また、上記のような、
予め設定された規則が、衝突の確率を顕著に制限するこ
とを目的とするからである。従って、確認手順にて、こ
のような衝突の発生を都合良く検知できるようになる。
【0033】本実施形態において、上記の確認手順は、
前回未識別であった通信手段を識別する情報を含む識別
メッセージを同報する工程と、前記応答した伝送があっ
た場合にタイマを使用する工程と、前記確認処理の順調
な終了に関連して発生し得るイベントの発生を待つ工程
と、前記イベントが発生することなく前記タイマが計時
終了した場合に前記確認処理を停止させる工程とを含
む。
【0034】本実施形態において、上記イベントは、上
記識別メッセージの受信にて構成される。
【0035】さらに、本実施形態において、上記タイマ
ーが上記イベントの発生なしに計時を終了した場合、通
信手段は、必ずしも識別されるわけではないが、識別情
報を含む伝送を繰り返す。
【0036】この構成により、通信手段が識別されるま
で上記の識別手順を繰り返すことができる。これは、新
たに衝突が起こる確率が特に低いので、すみやかに行な
われなければならない。
【0037】都合が良いことに、本実施形態において
は、上記識別メッセージは送信許可メッセージでもあ
る。
【0038】本構成により、個々の送信許可メッセージ
(これに応じて、以前からの未識別通信手段が、適当に
データの伝送が可能になる)の送信が、都合良く識別メ
ッセージの伝送に使用される。このようにすることで、
送信許可なしの簡単な確認メッセージにて構成されるよ
うな特別なメッセージを伝送する必要はない。送信許可
メッセージは、ある意味において、以前よりの未識別通
信手段を識別できる情報を含む、上記の応答伝送に含ま
れる受信確認にて構成される。
【0039】好適な実施形態では、前記オペレーション
L)は、ランダムバロットを実行するオペレーションを
含み、その結果は前記予め設定された規則によって考慮
される。
【0040】これらの構成により、上記グループの2つ
のメンバー間で衝突が繰り返される危険性は、決定型(d
eterministic type)の規則と比較される。
【0041】好適な実施形態によれば、前記オペレーシ
ョンL)は、前記の各デジタル通信手段が前記媒体上へ
の送信を試みる場合に、送信対象となる一部を構成する
前記グループに送信を許可する集合的な送信許可メッセ
ージを受信する都度、ランダムなバロットを実行するオ
ペレーションを含み、その結果は、適または不適の2つ
の値のいずれかであり、前記予め設定された規則は、該
バロットの結果が適の場合には集合的な送信許可メッセ
ージに応答して送信し、不適の場合には送信しないこと
とする規則である。
【0042】本実施形態のさらなる特徴として、前記オ
ペレーションL)における前記の各ランダムなタイプの
バロットは、適となる確率pを有し、確率pは前記グル
ープの一部を構成する各デジタル通信手段のパラメータ
を示す。
【0043】本構成は、本発明を柔軟に実施できるとい
う利点をもたらす。
【0044】他の好適な実施形態によれば、前記オペレ
ーションL)は、前記の各デジタル通信手段が送信を試
みる都度、ランダムタイプのバロットを実行し、その結
果が1から制限値Nの間の整数nである場合に、送信対
象を構成する前記グループの各手段に送信を許可するn
個の集合的な送信許可メッセージを受信するのを待って
から送信を行うオペレーションを含む。
【0045】これらの構成により、上記グループ内の通
信手段によるデータ伝送に要する時間は、その通信手段
についての送信許可の数Nを待つ時間に制限される。従
って、ランダムバロットが不適となる場合においても、
この伝送待ち時間は、所定時間を越えることはない。
【0046】本実施形態のさらなる特徴によれば、前記
オペレーションL)におけるNは、前記グループの一部
を構成する各デジタル通信手段に関するパラメータを示
す。
【0047】本構成は、本発明を柔軟に実施できるとい
う利点をもたらす。
【0048】他の観点によれば、本発明は、デジタル通
信手段間で伝送媒体を共有する協働装置に関するもので
あり、前記媒体上にサービスメッセージを同報する同報
手段を有し、該サービスメッセージは、前記の各デジタ
ル通信手段が前記媒体上への応答送信を許可されたか否
か、すなわち、これらのサービスメッセージの同報後に
前記共有媒体による送信が可能となったか否かを示し、
かかる協働装置において、前記同報手段は、集合的なタ
イプ、すなわち、各々が前記媒体上への応答送信を許可
されたことを示す送信許可メッセージを少なくとも1つ
の前記デジタル通信手段のグループに対して同報する。
【0049】この特徴は、上記の方法について述べたの
と同じ効果をもたらす。
【0050】好適な実施の形態において、前記同報手段
はまた、前記共有媒体に接続され得る全ての未識別のデ
ジタル通信手段に対して、該未識別のデジタル通信手段
の各々が前記共有媒体上への応答送信を許可されること
を示す集合的なタイプの送信許可メッセージを同報す
る。
【0051】上述のように、協働装置により、未識別の
デジタル通信手段ではあるが、上記集合的な送信確認メ
ッセージを送信する前のわずかな時間、ネットワークに
接続されていたと考えられるデジタル通信手段を検知す
ることが可能となる。
【0052】本好適な実施の形態において、協働装置
は、確認手順の制御に適した確認手段を含む。この構成
は、ネットワークに新たに接続された通信手段が、前記
集合的な送信確認メッセージに応答して、その通信手段
が識別されるようメッセージを送信したときに、その確
認ができるようにするという利点がある。
【0053】本発明は、他の観点からは、上記簡潔に開
示した協働装置と協働して動作可能な通信手段を制御す
るための制御装置であって、集合的な送信許可メッセー
ジの受信を検出する手段と、集合的な送信許可メッセー
ジの受信を検出する手段と共に動作し、予め設定された
規則に基づいて、制御装置に対応する通信手段が、集合
的なタイプの送信許可メッセージの検出に次いで、それ
に応答した送信を行うか否かを判断し、また、当該送信
を許可する先を決定する決定手段とを有する。
【0054】これらの構成をとることで、周辺通信手段
が、それに関連する(あるいは、それが含む)制御装置
により、集合的な送信許可メッセージの受信を検知し、
応答送信を行なえるか否かを決定できる方法を、それに
よってもたらされる利点を有しつつ、この周辺通信手段
によって実行できる。
【0055】好適な実施形態において、制御装置は、ラ
ンダムタイプのバロットを行なう手段を有し、それが上
記送信を許可したり、許可しないようにするために上記
バロットの結果を利用できる決定手段を有することを特
徴とする。
【0056】本好適な実施形態の変形例においては、さ
らに、以下の特徴のいくつかが利用される。すなわち、
前記オペレーションL)は、前記の各デジタル通信手段
が前記媒体上への送信を試みる場合に、送信対象となる
一部を構成する前記グループに送信を許可する集合的な
送信許可メッセージを受信する都度、ランダムなバロッ
トを実行するオペレーションを含み、その結果は、適ま
たは不適の2つの値のいずれかであり、前記予め設定さ
れた規則は、該バロットの結果が適の場合には集合的な
送信許可メッセージに応答して送信し、不適の場合には
送信しないこととする規則であり、前記オペレーション
L)における前記の各ランダムなタイプのバロットは、
適となる確率pを有し、確率pは、前記グループの一部
を構成する各デジタル通信手段のパラメータを示し、前
記オペレーションL)は、前記の各デジタル通信手段が
送信を試みる都度、ランダムなタイプのバロットを実行
し、その結果が1から制限値Nの間の整数nである場合
に、送信対象を構成する前記グループの各手段に送信を
許可するn個の集合的な送信許可メッセージを受信する
のを待ってから送信を行うオペレーションを含み、前記
オペレーションL)におけるNは、前記グループの一部
を構成する各デジタル通信手段に関するパラメータを示
し、前記の各バロットについて、nの値は1からNの間
において同程度である。
【0057】これらの特徴は、本発明に係る制御装置に
おいて、ランダムバロットに関連する方法の変形例につ
いて上述した効果と同じ効果をもたらす。
【0058】本発明に係る制御装置の実施形態について
の変形例で使用される構成によれば、協働手段と共に動
作し、前記集合的なタイプの送信許可メッセージに応答
した前記通信手段からの伝送に対して、それを識別可能
な情報を組み込む協働手段と、タイミング手段と、前記
確認処理の正常終了に関連するイベントを検出する手段
とを有する。
【0059】さらに、他の変形によれば、前記決定手段
は、前記タイミング手段と共に動作し、前記集合的なタ
イプの送信許可メッセージに応答した前記伝送があった
場合に、タイマの使用を命じ、前記認識プロシージャの
正常終了に関連するイベントを検出する前記手段と共に
動作し、前記イベントが発生することなく前記タイマが
計時終了した場合に前記確認処理の中止を命じる。
【0060】さらに、他の変形によれば、前記イベント
検出手段は、前記集合的な送信許可メッセージに応答し
た前記伝送に既に組み込まれた前記情報を組み込んだ識
別メッセージの受信を検出する。
【0061】これらの構成は、ある変形例において、そ
のすべてが結合して動作するわけではなく、本発明の好
適な実施形態に係る制御装置が協働装置と共に動作する
ようになっており、確認手順により、新たにネットワー
クに接続された通信手段は、それが確かに識別されたこ
とを確信できる。そうでない場合には、上述のように、
本方法において確認手順が繰り返される。
【0062】本発明は、当然、いかなるタイプのネット
ワークにも適用できる。特にローカルエリアネットワー
ク(LAN)に適用可能である。
【0063】他の観点からは、本発明は伝送方法及び通
信装置に関するものである。
【0064】この好適な実施形態において、また、本発
明の他の面によれば、協働装置は中央手段(central mea
ns)に内蔵され、この中央手段は、一般的には、他の通
信手段から送られてくるデータフレームを再送する機能
と、それらに宛てた各フレームに、前記共有伝送媒体へ
のアクセスを制御するプロトコルを動作させるサービス
メッセージを含ませる機能を有する。
【0065】本発明のこの観点によれば、形態的なレベ
ル(topological level)において、到達するデータフレ
ームを再送する中央通信手段があることによる利点、及
び共有という方法を用いてサービスメッセージへのアク
セス制御をするプロトコルによる効力の両方による効果
を得ることが可能となるが、そうでなければ、プロトコ
ルを動作させたり、あるいは、データフレームを再送す
るための時間がさらに必要となり、サービスメッセージ
とデータフレームを同一のダウンリンクフレームにて搬
送する方が、それらを、分割されたダウンリンクフレー
ムにて伝送するよりも、はるかに時間がかからないこと
になる。
【0066】本発明のこのような面により、特に発明の
一般的な特徴との整合性がよくなり、これにより、通信
手段のグループを集合的に呼び出すことが可能となる。
こうするためには、中央手段を使用して、上述した集合
的な送信許可を含む特別なサービスメッセージの同報を
行なうことで十分である。
【0067】本発明のこの観点からは、さらに、"Metho
ds, devides and a system for thetransmission of di
gital data"と題する、本願発明と同一の出願日を有す
る別の特許出願(代理人がリニュイ、サンタレリで、出
願人が同一であり、通信用控えとしての出願受領証番号
98048のフランス国特許出願)に述べられた利点が
もたらされる。
【0068】このように本発明は、特に上述の観点によ
る動作をさせることで、イーサネットによるネットワー
クの有線媒体のすべて、あるいは一部について、無線媒
体による高性能の置き換えが実現できる。イーサネット
によるネットワークの一例を、図1〜図3を参照して以
下に説明する。
【0069】本発明は、また、その各々が、想定された
伝送条件を示す媒体へアクセスするため、優先レベルを
割り当てられた通信手段、及び各通信手段の優先レベル
の定期的な更新状況を示すテーブルを供する。好適な実
施形態において、このテーブルは、中央手段に内蔵され
た協働手段にて管理される。
【0070】一般的な意味において、これらの構成によ
り各通信装置あるいは通信手段に対して、想定された伝
送条件に関連する媒体へアクセスでき、これによりネッ
トワークの性能が向上する。これらの構成による利点
は、上記の本発明に係る方法による利点に倍加される。
【0071】本発明の利点については、さらに、"Metho
ds and devices for sharing a transmission medium,
a transmission method, an identification method, c
ommunication means and communication systems"と題
する、本願発明と同一の出願日を有する別の特許出願
(代理人がリニュイ、サンタレリで、出願人が同一であ
り、通信用控えとしての出願受領証番号98102のフ
ランス国特許出願)に述べられている。
【0072】本発明は、さらに、通信変換器及びその種
の変換器の認識方法に係り、この変換器は、上述のよう
に、一方で共有伝送媒体に接続され、他方、接続手段を
介して通信手段に接続されている。
【0073】一般的に本発明によれば、接続手段にて変
換器が接続された通信手段(例えば、イーサネットアダ
プタ)からのアドレスを各変換器に割り当てられ、この
アドレスにより、共有伝送媒体を含むネットワークと共
同して機能する変換器を認識することができるように構
成されている。
【0074】本構成により、通信変換器に特有のアドレ
スと、接続手段にて接続され、ネットワーク通信手段に
特有のアドレスとを使用することで、これらの装置や中
央手段のみならず、ネットワークにおけるこれらの使用
が複雑になるのを特に回避できる。
【0075】さらに、これらの構成により、新たな通信
手段が変換器に接続されたときに、変換器に、それが接
続される通信手段のアドレスが自動的に割り当てられ
る。従って、ネットワークへの通信手段の接続、及びネ
ットワークでのその機能が、上述した発明の実施によ
り、さらに促進される。
【0076】本発明の利点については、さらに、"Commu
nication converter, communication device, identifi
cation method, frame transmissin method and commun
ication systems using them"と題する、本願発明と同
一の出願日を有する別の特許出願(代理人がリニュイ、
サンタレリで、出願人が同一であり、通信用控えとして
の出願受領証番号98103のフランス国特許出願)に
述べられている。
【0077】本発明の目的は: ‐上記にて簡単に説明したように、一方で、協働手段を
内蔵するデジタル通信装置を備え、他方、少なくとも1
つの周辺通信装置を備えることを特徴とする通信システ
ム ‐上記にて簡単に説明した方法を実行する通信装置を備
えることを特徴とする通信システム ‐一方で、上記にて簡単に説明した協働装置を備え、他
方、少なくとも1つの制御装置を備えることを特徴と
し、通信手段間で伝送媒体を共有するシステム を提供することである。
【0078】
【発明の実施の形態】図1に示すネットワークは、IE
EE勧告802.3による10Base-T型のネットワーク
である。このネットワークは、2つの集線装置(hub)1
A,1Bとデータステーション2A〜2Gを含む。
【0079】各集線装置1A,1Bは、より対線4ある
いは5にて用いられる組になったポートを有し、ここで
は、6本のケーブルを有する構成になっている。
【0080】集線装置1Aのポートの集合体3は、その
全部が占有されており、それらの内、5つのポートにお
いて、各々がケーブル4の端部コネクタを受け、その他
端がステーション2C〜2Gの1つに差し込まれてお
り、6番目のポートは、ケーブル5の端部コネクタの一
端を受け、そのコネクタの他端は、集線装置1Bのポー
トの集合体3の1つに差し込まれている。
【0081】この集合体では、他の2つのポートだけ
が、それぞれ、ケーブル4の端部コネクタの一端にて占
有されており、そのコネクタの他端は、それぞれステー
ション2Aあるいは2Bに差し込まれている。
【0082】ステーション2Aは、パーソナルコンピュ
ータ型のデータ処理ターミナル6と、通常はイーサネッ
ト(登録商標)カードと呼ばれる、上記の勧告に従った
LANアダプタカード型の個別ネットワーク通信手段7
を有しており、このカード7は、パーソナルコンピュー
タ6のISAバスコネクタ9の雌側に結合されたISA
バスコネクタ8の雄側と、より対線の端部コネクタを受
けるポート10を有する。
【0083】データステーション2B〜2Gはステーシ
ョン2Aと同じであるが、それらの内のいくつかのステ
ーションでは、ターミナル6がパーソナルコンピュター
ではなく、プリンタ、ファイルサーバ、あるいは、他の
型のデータ処理ターミナルである。
【0084】各ケーブル4,5は、その両端に、2組の
ピンが配されたコネクタを有し、各コネクタは、ポート
10あるいは集合体3のポートの1つに差し込むことが
できるようになっており、これらのポートの各々は、上
記ピンの各々に対応するピンを有し、このピンにより、
コネクタが差し込まれると電気的接続がなされる。
【0085】より正確には、差し込まれたコネクタの第
1及び第2の組のピンに対して個々に接続されたポート
10のピンの組は、その各々が送信及び受信に寄与し、
他方、集合体3のポートにおいては、コネクタの第1の
組のピンに接続されたピンの組が受信に寄与し、第2の
組のピンに接続するピンが送信に寄与する。
【0086】ケーブル4はダイレクト型、すなわち、1
つの端部コネクタの第1のピンの組が、1組の伝導体に
よって、他端のコネクタの第1のピンの組に接続され、
第2の組のピンについても同様の接続が行なわれる。他
方、ケーブル5はクロス型であり、各端部コネクタの第
1の組のピンは、1組の伝導体によって、他の端部コネ
クタの第2の組のピンに接続される。
【0087】各集線装置1A,1Bは、以下のように動
作する。すなわち、集合体3のポートの1つの受信ピン
に、情報を伝達する信号が現われる度に、この信号は、
この集合体の他の各々のポートにおいて、その送信ピン
上に再び現われる。衝突が起こったところでは、すなわ
ち、2つの異なるポートにおいて1組の受信ピン上に同
時に信号が現われると、集線装置は、衝突が起こったこ
とをデータステーションに警告するため、送信ピンの各
組において衝突シーケンス(interference sequence)を
発生させる。
【0088】例えば、ステーション2Aがそのポート1
0の送信ピンに、データフレームを伝送するバーストを
発生させたとすると、ステーション2Bに接続されたケ
ーブル4のコネクタが差し込まれたポートの送信ピンの
組と、ケーブル5のコネクタが差し込まれたポートの送
信ピンの組とに、このバーストが再び現われるので、こ
のバーストは、ステーション2Bのポートの受信ピンの
組、及び、ケーブル5が差し込まれた集線装置1Aの集
合体3のポートの受信ピンの組に到達する。その結果、
本バーストは、集合体3の他のポートの送信ピンの組に
再度現われることになるので、このバーストは、各ステ
ーション2C〜2Gのポート10の受信ピンの組に到達
する。
【0089】データステーション2A〜2Gの1つが、
そのポート10の送信端子に、データフレームを伝送す
るバーストを発生させる度に、本バーストは、他のデー
タステーションの各々のポート10の受信端子に衝突な
しに到達する。
【0090】ここで、図2及び図3を参照して、ターミ
ナル6のどれか1つが、後述するように、同じネットワ
ークオペレーティングシステムが供給されたもう1つの
ターミナル6にデータを伝送できるようにするため、デ
ータステーションにおいて、どのようにしてターミナル
6が個別ネットワーク通信手段(図中のMICR)と協
働するのかを説明する。
【0091】各データステーションが識別されるように
する目的で、各個別手段7に対して、媒体へのアクセス
(MAC-Medium Access Control)を制御するための固
有のアドレス(図中の@)11が割り当てられる。
【0092】ターミナル6は、その動作中、以下に説明
する方法で、各々が宛先アドレスを伴うデータシーケン
スを手段7に配信し、個々の場合において、手段7は、
配信されたデータシーケンスとそれに伴う宛先アドレス
とを含むデータフレーム12(図3)を準備する。この
データフレームは、データシーケンスの宛先となるター
ミナル6の個別手段7のアドレス11に対応する。
【0093】フレーム12のフォーマットは、ネットワ
ークで使用される媒体へのアクセスを制御するプロトコ
ル(MACプロトコル)にて決定される。一般的に、フ
レーム開始時点で、宛先アドレスを含むフィールド13
の位置が決定されると、このフィールドに付加情報フィ
ールド14が続き、その次に、データシーケンスを含む
フィールド15が来る。
【0094】このようにIEEE勧告802.3では、
宛先アドレスフィールド13が、最初から6オクテット
に渡って続き、付加情報フィールド14が8オクテッ
ト、データシーケンスフィールド15が46〜1500
オクテット(データシーケンスの長さが46オクテット
よりも短いときには、それを最小の長さとするために付
加が行なわれる)が続く。付加情報フィールドは、さら
に、データフレームを準備した個別手段7のアドレス1
1を含むソースアドレスフィールドと、フィールド15
のオクテット数を示す長さフィールドとに分割される。
このソースアドレスフィールドは、フィールド14の最
初の6オクテットを占め、長さフィールドは、最後の2
オクテットを占めている。
【0095】ゼロックス(登録商標)社のイーサネット
(登録商標)プロトコルにて供給されるデータフレーム
フォーマットは似ているが、付加情報フィールドの最後
の2オクテットが、フィールド15の長さではなくデー
タタイプを示している。
【0096】個別手段7は、ターミナル6より宛先アド
レスを伴うデータシーケンスを受信した場合、アクセス
コントロールプロトコルに従って決めた時点で、ケーブ
ル4を介して、このデータシーケンス及び宛先アドレス
に対応したデータフレーム12を伝送するバーストを送
信する。
【0097】各バーストは同期プレフィックスから開始
し、データフレーム12に特有のビットに加え、終端部
のエラー検出ビットを伝達する。
【0098】プレフィックスの特徴と各バーストでこの
ように伝達されるビットストリーム全体の構成も媒体へ
のアクセスを制御するプロトコルで定められている。
【0099】従って、IEEE802.3においては、
プレフィックスは7オクテット連続するビット同期獲得
プリアンブルと1オクテット連続するフレーム開始デリ
ミタの符号化によって形成され、終端部は4オクテット
の長さを持つ冗長チェックによって形成される。
【0100】ゼロックスの標準イーサネット(ETHERNE
T)におけるビットストリームのプレフィックス及び終
端部は類似し、プレフィックスに符号化されたプリアン
ブルは6ビット以上連続する。
【0101】最後に、個別手段7がケーブル4からデー
タフレームを伝送するバーストを受信すると、媒体への
アクセスを制御するプロトコルで定められたフォーマッ
トに応じて、データフレームの中の宛先アドレスを分離
し、その宛先アドレスを特有のアドレスと比較し、一致
するものがあれば、データフレームの中にあるデータシ
ーケンスを分離し、以下に説明する方法でそのターミナ
ル6に伝達する。
【0102】ターミナル6は、そのプログラムに関し
て、一方でロジックインターフェースを供給するネット
ワークオペレーティングシステムが提供され、他方でロ
ジックインターフェースとコンバチブルな個別手段7の
ためのドライバーが提供されるので、個別手段7と協動
するようになっている。
【0103】これは、例えばNDISタイプ(MICROSOF
T (登録商標)仕様)又はODIタイプ(NOVELL(登録
商標)仕様)のものである。
【0104】前述の2つのプログラムにより、各ターミ
ナル6は、ロジックインターフェースを通して、その個
別手段7により伝達されたデータシーケンスを持ち、ま
た、各々が宛先アドレスを伴う、このようなシーケンス
を個別手段7に伝達するようになっている。
【0105】ステーション2A〜2Gが互いにデータを
伝送する手段により、集線装置1A,1B及びケーブル
4,5は、ステーション2A〜2Gで共有される伝送媒
体の役割を果たすことが分かる。このような伝送媒体
は、多少の集線装置とケーブル4,5を用いて多少のデ
ータステーションに提示されることは明らかである。
【0106】共有伝送媒体を生成する他の多くの方法
は、例えば、複数のデータステーションが、IEEE勧
告の802.3、10ベース−2タイプで提供されるよ
うなT接続によって各々接続される同軸ケーブルを用い
るもの、キャリアー電流や無線或いは赤外線を用いるも
の、更に、これら異なる物理的な媒体の使用を組み合わ
せたものが知られている。
【0107】伝送媒体への異なるステーションのアクセ
スを制御するプロトコル(MACプロトコル)に関し、
IEEE勧告802.3により提供されるものにCSM
A/CD(キャリア検出多重アクセス/衝突検出)があ
る。これはステーションがデータを伝送しようとすると
き、伝送媒体を確認し、伝送媒体が空きになるとすぐに
データを伝送して、衝突が発生したか調べ、衝突が発生
した場合にはランダム時間の間待ち、再度、送信を試み
るものである。
【0108】また、共有伝送媒体へのアクセスを制御す
る他のプロトコルとして、特にTDMAタイプ(時分割
多重アクセス)とポーリングタイプが知られている。T
DMAタイプは、ステーションに割り当てられているタ
イムスロットにおいてのみステーションが伝送できるも
ので、ポーリングタイプは中央ネットワーク通信手段
(central networked communication means )が特別の
メッセージを用いて伝送するようにした場合だけステー
ションが伝送できるものである。
【0109】図1乃至図3に示すネットワークは従来よ
り周知のものである。図4以降に、発明のいくつかの好
適な実施形態が記述されている。特に、図4に、媒体が
無線の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を
示す。ここで、本発明は伝送媒体が、例えばケーブル、
赤外線等の異なる媒体で構成されるネットワークにも適
用され得ることは言うまでもない。
【0110】図4に示す無線ローカルネットワーク20
は、中央ネットワーク通信手段(図中のCNCM)21
と複数のデータステーション22とを有し、各ステーシ
ョンは上述したターミナル6と同じタイプのターミナル
23と周辺ネットワーク通信手段(図中のPNCM:pe
ripheral networked communication means)24とを有
する。
【0111】各々の周辺手段24は、上述した個別ネッ
トワーク通信手段7の特別なタイプであり、共有伝送媒
体により、電波によるデータフレームを伝送及び/又は
受信する。
【0112】中央手段21は、共有する媒体、形態構成
及び中央手段21によって、この媒体で送られる各バー
ストが各周辺手段24で受信できるような、それぞれの
無線伝送能力により各周辺手段24と通信し、どれか1
つの周辺手段24により、この媒体で送られる各バース
トが中央手段21によって受信される。
【0113】周辺手段24間の通信は、中央手段21を
用いて単独で行うように設計されており、第1から第2
の周辺手段24へのデータフレームの伝送は、まず第1
の周辺手段24から中央手段21へのデータフレームの
伝送が行われ、その後、中央手段21から第2の周辺手
段24へのデータフレームの伝送が行われる。
【0114】中央手段21が共有無線媒体で送るバース
トは、周辺手段24にダウンリンクフレーム25(図5
及び図6)を同報することを可能とし、周辺手段24が
この媒体で送るバーストは中央手段21にアップリンク
フレーム(図9)を伝送することを可能とする。
【0115】図5及び図6に示されるように、ダウンリ
ンクフレーム25は規則的にサービスフレーム27を有
し、状況によっては、上述のフレーム12と同様なタイ
プのデータフレーム28(図中のDFR)を含んでも
(図5)、含まなくても(図6)良い。
【0116】ダウンリンクフレーム25のフォーマット
は、このフレーム25の始めにサービスフレームフィー
ルド29の位置を、データフレームが存在すればフィー
ルド29の直後にデータフレームフィールド30の位置
を定めている。
【0117】図の例では、サービスフレームフィールド
29は20オクテット以上連続し、データフレームフィ
ールド30は0(データフレームなし)〜1540オク
テット以上連続する。
【0118】図7に示すように、ダウンリンクフレーム
25に含まれる各サービスフレーム27は、サービスメ
ッセージ31、このフレーム25が含むデータフレーム
の長さに関する情報32、及び付加情報33を有する。
サービスフレーム27のフォーマットは、このフレーム
の始めにサービスメッセージフィールド34の位置を、
フィールド34に続いてデータフレームフィールド35
の位置を、そして、フィールド35に続いて付加情報フ
ィールド36の位置を定めている。図の例では、サービ
スメッセージフィールド34は12オクテット以上連続
し、データフレームフィールド35は2オクテット以上
連続し、そして付加情報フィールド36は11オクテッ
ト以上連続する。
【0119】図8に示すように、サービスメッセージ3
1は、サービスメッセージの種類に関する情報37、メ
ッセージ宛先アドレス38、及び付加情報39を含む。
ここで、付加情報39はネットワーク参照情報及びプロ
トコルのバージョン情報を含み、メッセージ種類フィー
ルド40は1オクテット以上、アドレスフィールド41
は6オクテット以上、付加情報フィールド42は5オク
テット以上連続する。
【0120】図9に示すように、アップリンクフレーム
26は、連続する、図9Aに示されるフレームメッセー
ジ420、データフレームの長さに関する情報43、付
加情報44、及び上述したフレーム12と同様なタイプ
のデータフレーム45を含む。アップリンクフレーム2
6のフォーマットは、このフレームの始めにフレームメ
ッセージフィールド421の位置を、このフィールド4
21に続いてデータフレーム長フィールド46の位置
を、このフィールド46に続いて付加情報フィールド4
7の位置を、そして、このフィールド47に続いてデー
タフレームフィールド48の位置を定めている。本例で
は、フレームメッセージフィールド421は16オクテ
ット以上連続し、データフレーム長フィールド46は2
オクテット以上、付加情報フィールド47は10オクテ
ット以上、データフレームフィールド48は0〜154
0オクテット以上連続する。
【0121】図9Aに示すように、フレームメッセージ
420は、連続的にメッセージ種類情報422、アドレ
ス情報423、及び付加情報424を含む。このフレー
ムのフォーマットは、フレームメッセージフィールド4
21の始めにメッセージ種類フィールド425の位置
を、このメッセージ種類フィールド425に続いてフレ
ームメッセージアドレスフィールド426の位置を、そ
して、フレームメッセージアドレスフィールド426に
続いてフレームメッセージ付加情報フィールド427の
位置を定めている。本例では、メッセージ種類フィール
ド425は1オクテット以上連続し、フレームメッセー
ジアドレスフィールド426は6オクテット以上、そし
て、フレームメッセージ付加情報フィールド427は9
オクテット以上連続する。
【0122】本発明の好適な実施形態によれば、周辺手
段24が、それがネットワーク20の一部分を形成する
ことを知ると、アップリンクフレームメッセージ420
のメッセージ種類情報422は、周辺ネットワーク手段
に対して、伝送中であるフレームに続いて他のアップリ
ンクフレームの伝送の要求あり、あるいは要求なしを表
す2つの値を採用できる。これら2つの値は、“非分離
フレーム(frame-not-isolated)”(更なる伝送要求)
及び“分離フレーム(frame-isolated)”(更なる伝送
要求なし)としてそれぞれ参照される。
【0123】一方、周辺手段がネットワーク20の一部
分を形成しない、即ち中央手段21により識別されてい
ないことを検出すると、メッセージ種類情報422はネ
ットワークへの参入要求の値を採用する(図中の新たな
PNCM)。
【0124】各サービスメッセージ31は、メッセージ
種類情報37と宛先アドレスを用いて、ポーリングタイ
プの共有無線媒体へのアクセスを制御するプロトコルを
起動する。
【0125】より詳しくは、各サービスメッセージ31
は、各周辺手段24に対して、応答によりアップリンク
フレーム26を伝送するように、即ちメッセージ31の
同報後、フレーム26を伝送する共有媒体が空きしだい
フレーム26を伝送するように許可がなされているか否
かを示す。
【0126】サービスメッセージ31は、送信許可メッ
セージタイプ、即ち周辺手段24が応答でアップリンク
フレームを伝送するように許可されていることを示すも
のであり、また、ある状況では、各周辺手段24が、送
信非許可メッセージタイプ、即ち応答で伝送するように
許可されていないことを示すものである。
【0127】ネットワーク20において、使用される無
線媒体は半二重タイプ、即ちアップリンク方向(周辺手
段24から中央手段21へ)とダウンリンク方向(中央
手段21から周辺手段24へ)の伝送が同時に起こらな
い。従って、共有無線媒体は、ダウンリンク又はアップ
リンクフレームの伝送が終了すると空きになる。
【0128】図10は、4つのバースト49A〜49D
により、この共有無線媒体の占有例を示す図である。
【0129】まず第1に、共有無線媒体で送られる各バ
ーストは、全てのバーストに同一である同期プレフィッ
クス50にて始まり、多少長い期間、ダウンリンクフレ
ーム25(図中のOFR)又はアップリンクフレーム
(図中のIFR)を伝達するビットストリームの信号5
1まで連続することがわかる。ここで、各々のバースト
の信号51の持続時間は、バーストで伝送されるダウン
リンクフレーム25又はアップリンクフレーム26の長
さに基づく。
【0130】図10の例では、バースト49Aにより伝
送されるダウンリンクフレーム25は1つのサービスフ
レーム27だけを有し、そのため信号51は特に持続時
間が短く、プレフィックス50の持続時間に近い。一
方、バースト49B〜49Dで伝送されるフレーム25
又は26は、データフレーム28又は45を含み、従っ
て、それらの信号51は、より長い持続時間を有する。
図を簡略化するため、バースト49B〜49Dのそれぞ
れの信号51は同じ持続時間が与えられているが、デー
タフレーム28又は45の長さは、1540オクテット
までの範囲で変化するので、実際には信号51の持続時
間はかなり変化する。
【0131】図10に示す持続時間Tは、中央手段21
が、その期間が経過する間、アップリンクフレーム26
を伝送するバーストの受信を開始しない場合(この場
合、中央手段21はアップリンクフレーム26の受信終
了まで待つ)、新たなダウンリンクフレームを伝送する
前に、サービスメッセージ31が送信許可メッセージの
タイプ(図中のASM)のものであるダウンリンクフレ
ーム25の伝送終了から始まる期間である。
【0132】これに対し、サービスメッセージ31が送
信非許可メッセージのタイプ(図中のNASM)のもの
であるダウンリンクフレームを中央手段21が伝送する
と、そのフレームの伝送が終了すると直に新たなダウン
リンクフレームを送ることができる。
【0133】従って、送信許可メッセージを含むダウン
リンクフレームを伝送するバースト49Aが終了する
と、中央手段21は持続時間Tの期間が経過するまで待
ち、この間、共有無線媒体上にアップリンクフレームを
伝送するバーストがないので、この期間が終わると直に
中央手段21は、その反応時間に対応する持続時間の期
間終了でバースト49Bにより新たなダウンリンクフレ
ームを伝送できるとみなす。
【0134】バースト49Bで伝送されるダウンリンク
フレームは送信非許可メッセージを含むので、中央手段
21はバースト49Bの伝送が終わるとすぐに新たなダ
ウンリンクフレームを伝送できるとみなし、反応時間後
にバースト49Cを送る。
【0135】バースト49Cで伝送されるダウンリンク
フレームは、送信許可メッセージを含み、バースト49
Aで伝送されるダウンリンクフレームに含まれるメッセ
ージと異なり、この送信許可メッセージは持続時間Tの
期間終了前に送り始められ、アップリンクフレームを伝
送するバースト49Dの形式で、周辺手段24からの応
答をもたらす。その結果、この期間が終了のとき、中央
手段21は、このアップリンクフレームの受信が途中
(underway)であれば、共有無線媒体が新たなダウンリ
ンクフレームを送るのに空きになったとみなすためにバ
ースト49Dの受信が終了するまで待つ。
【0136】持続時間Tは最短期間として選択されるも
ので、その終わりにおいて、送信許可メッセージの送り
先となる周辺手段24は、伝送しようとすれば、応答に
てアップリンクフレームを確実に伝送し始めることがで
きる。
【0137】例として、持続時間Tはおよそ225Ts
で、プレフィックス50の持続時間はおよそ125Ts
で、信号51の持続時間は、およそ10,000Tsの
上限を持つ範囲にある。
【0138】新たな周辺手段24の参入を許可するため
に、中央手段21は通常の間隔、例えば毎秒、ネットワ
ーク20に参入しようと試みている全ての周辺手段に、
周辺手段が応答にてアップリンクフレームを伝送するよ
うに許可されていることを示す集合的なタイプの送信許
可メッセージを送信する。
【0139】ネットワークに参入しようと試みる一方、
この集合的な送信許可メッセージ(図中のNE)を受信
する各周辺手段24は、以下に説明するように、応答に
て集合的なメッセージを送るか否かを決定するので、ネ
ットワークに参入しようと試みているいくつかの周辺手
段間における衝突のリスクが制限される。
【0140】図10Aは、4つのバースト600A〜6
00Dで共有無線媒体の占有の例を示す図で、新たな周
辺手段24の参入処理を示している。
【0141】バースト600Aにより伝送されるダウン
リンクフレームが集合的なサービスメッセージを含み、
それに続いて、ネットワーク20に参入しようと試みて
いる周辺手段24がバースト600Bにて、応答により
アップリンクフレームを伝送できるかを決定し、ある時
間の経過後、中央手段21により送られるバースト60
0Cがダウンリンクフレームを伝送する。このダウンリ
ンクフレームのサービスフレームは、バースト600B
で伝送されたアップリンクフレームに記述されたネット
ワーク20の一部分を形成する要求の確認(図中のトー
クン)を構成する。
【0142】この確認を受信後、この中央手段は新たな
周辺手段がネットワーク20の一部分を形成したとみな
す。
【0143】図の例では、確認として用いられるサービ
スメッセージは単純な個別送信許可メッセージ、即ちこ
の場合、バースト600Bを送った1つの周辺手段24
に対するメッセージである。
【0144】集合的な送信許可メッセージの連続送信を
区別する時間の間隔、例えば1秒が終了すると、中央手
段21は、新たな集合的な送信許可メッセージを含むダ
ウンリンクフレームを伝送するバースト600Dを送
る。
【0145】図の例では、周辺手段24が、それが中央
手段21により識別されないことを知ると、即ちそのス
タートアップと周辺手段24が参入要求の確認を受信す
る時との間において、ネットワーク20に参入の要求を
表すフレームメッセージ422と共に伝送するアップリ
ンクフレームは、いかなるデータフレーム45も含まな
い。
【0146】従って、集合的なタイプの送信許可メッセ
ージに応答して送られるべき全てのアップリンクフレー
ムは同じ長さを有する。
【0147】たとえ2つのアップリンクフレームが同時
に送られたとしても、その内の1つを、中央手段に直接
到着させることができる(いわゆる捕獲現象)、という
事実を考慮しなくてもいいようにすることで、本発明を
簡単に遂行することが可能となる。そこで、伝送媒体が
長いアップリンクフレームによって常に占有されている
間、捕獲されたアップリンクフレームが他のアップリン
クフレームより短ければ、中央手段が送信許可メッセー
ジを伝送することが可能となる。
【0148】図11〜図24を参照してネットワーク2
1で中央手段21として用いられる装置を説明する。
【0149】図11に示すように、中央手段21はシリ
アル接続バス53によりRS232タイプのコネクタ5
4に接続され、マイクロコントローラバス55により送
信/受信コントローラ56に接続されるマイクロコント
ローラ52、プログラム可能な読み出し専用メモリ(P
ROM)57、再プログラム可能な不揮発性メモリ5
8、及びランダムアクセスメモリ(RAM)59を有す
る。マイクロコントローラバス55に接続される送信/
受信コントローラ56は、また送信/受信バス60によ
り無線モジュール61に接続される。
【0150】マイクロコントローラ52は、例えばNE
Cの製品V53(登録商標)であり、PROM57に格
納されたプログラム62に応じて動作し、PROM57
は、また、起動時に中央手段22を初期化するデフォル
トパラメータ63を含む。
【0151】プログラム62は、例えばジー・エス・ア
イ・テクシィ(GSI TECSI )の製品リアルタイムクラフ
ト(登録商標)によるマルチタスクタイプのものであ
る。
【0152】送信/受信コントローラ56は、例えばア
ルテラ(ALTERA)(登録商標)の製品EPF81500
(登録商標)又はエックスワイリンクス(XYLINX)の商
業上入手可能なプログラマブルロジック回路で構成され
ている。
【0153】無線モジュール61は、例えばパルス・エ
ンジニアリング(PULSE ENGINEERING )の製品MTR−
2400Mトランシーバー、そのトランシーバーに接続
されるテレダイン・エレクトロニック・テクノロジーズ
(TELEDYNE ELECTRONIC TECHNOLOGIES)の製品スペース
ダイバーシティアンテナ、例えばエー・エイチ・エー
(AHA )の製品AHA4011(登録商標)、エル・エ
ス・アイ・ロジック(LSI LOGIC )製品、又はコマトラ
ス(COMATLAS)の製品のようなリードソロモンに基づく
FEC(フォワード・エラー・コレクション)タイプの
エラー訂正/制御部及び特に信号マッチングを提供す
る、バス60に接続可能なインターフェースで構成され
る。また、無線モジュール61は、上述したトランシー
バー以外のもの、好ましくは、スペクトラム拡散、周波
数ホッピング、或いはダイレクトシーケンスタイプのも
ので構成することもできる。
【0154】再プログラム可能な不揮発性メモリ58
は、例えばダラス・セミコンダクタ(DALLAS SEMICONDU
CTOR)の製品DS1497のようなバッテリー・バック
アップを備えたランダムアクセスメモリ(RAM)や、
XICOR 製品、又はエクセル(EXEL)の製品24C02の
ような電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリ
ーメモリ(EEPROM)で構成される。
【0155】メモリ58は、ネットワーク20の一部分
を形成する周辺手段24のアドレスのテーブル64を含
む。この場合、アドレスは周辺手段24のMACアドレ
ス、即ち上述の個別手段7のアドレス11と同じタイプ
のアドレスである。テーブル64は図10に示されるタ
イプの処理により中央手段21に入力される。
【0156】ランダムアクセスメモリ59は、作業用メ
モリ65で占有される空間と、フレームバッファで占有
される空間66とを有する。
【0157】図12に示すように、空間66は図5に示
すように、アップリンクフレームを格納し、ダウンリン
クフレームを準備する、ある数のバッファ68、即ちデ
ータフレームを含む空間67と、図6に示すように、ダ
ウンリンクフレームを準備するバッファ70、即ちデー
タフレームなしの空間69とを含む。
【0158】図13に示すように、各々のメモリ68の
構成はダウンリンクフレーム25のフォーマットに同
一、即ち各メモリ68の始めにサービスフレームエリア
71の位置を、そのエリア71の直後にデータフレーム
エリア72の位置を定めている。そのエリア71はフィ
ールド29と同じ長さ(25オクテット)を有し、エリ
ア72は最大の長さを有し、それに対して、フィールド
30がダウンリンクフレーム26のデータフレームフィ
ールド48の最大の長さ(1540オクテット)、連続
することができる。
【0159】メモリ68は次のように用いられる。中央
手段21がアップリンクフレーム26を受信すると、メ
モリ68のエリア72にあるデータフレーム45を書き
込む。このとき、エリア72にフィールド48を配置
し、このフィールドの開始を、このエリアの開始と一致
させる。そして、図5に示すようなダウンリンクフレー
ムを準備するために、ダウンリンクフレームと共に、エ
リア72に予め格納されているデータフレームを再送
し、中央手段21は、同じメモリ68のエリア71にサ
ービスフレーム27を書き込む。その後、このメモリ6
8の有用な内容、即ちエリア71の開始からデータフレ
ームが終了するエリア72の箇所までの空間に置かれた
内容を伝送するバーストを送信する。
【0160】バッファ70の構成は、サービスフレーム
のフォーマットと同一で、そのバッファ70を用いて中
央手段21が、図6に示すダウンリンクフレームを準備
する。これらフレームの各々は、バッファ70の全内容
を伝送するバーストを送信することにより伝送される。
【0161】図13Aに示すように、周辺ネットワーク
通信手段の各アドレス430、431、432、433
のテーブル64は、中央ネットワーク通信手段に知らさ
れている周辺手段の各アドレスを含む。伝送媒体へのア
クセスの優先レベルは、アドレステーブルの各アドレス
に割り当てられる。従って、優先レベル434は、この
場合、以下に述べる優先カウンタの値を表す情報項目
“×”436に関連する情報項目“ローアクティブ”4
35が、文字“A”で表されたアドレス430に割り当
てられる。優先レベル437は、この場合、以下に述べ
る優先カウンタの値を表す情報項目“Val_norm”439
に関連する情報項目“ノーマルアクティブ”438が、
文字“B”で表されたアドレス431に割り当てられ
る。優先レベル440は、この場合、以下に述べる優先
カウンタの値を表す情報項目“×”442に関連する情
報項目“ハイアクティブ”441が、文字“C”で表さ
れたアドレス432に割り当てられる。優先レベル44
3は、この場合、以下に述べる優先カウンタの値を表す
情報項目“0”445に関連する情報項目“ノーマルア
クティブ”444が、文字“D”で表されたアドレス4
33に割り当てられる。
【0162】優先カウンタの値が考慮される優先レベル
は、“ノーマルアクティブ”の優先レベルだけなので、
以下説明において、“×”は如何なる値も取り得ること
を意味する。
【0163】図14と、以降の図面に含まれるより一般
的な機能ダイアグラムは、メモリへの読み出し又は書き
込みの動作の場合を除き、単純な矢印は、使用される異
なる手段で交換される情報の経路を示している。また、
メモリへの読み出し又は書き込みの動作の場合、矢印は
太いタイプになり、この太い矢印はまた、フレームを伝
送するバーストの受信に続いて、無線モジュールで伝達
されるフレームの経路、及び無線モジュールに伝達され
るフレームを示すために用いられ、その結果、それらを
伝送するバーストが送信される。
【0164】上述のように、プログラム62は、タスク
管理を行い、また、通信、信号処理、及びタスク間の同
期機構を提供するためのリアルタイム常駐域(real-time
nucleus)によるマルチタスクタイプのプログラムであ
り、これらの機構は、メッセージが書き込まれるタスク
に各固有のメールボックスと、いくつかのタスクによっ
て共有されるセマフォーの使用を含む。
【0165】中央手段21は、一般的には、情報を交換
する中央ネットワーク伝送制御手段(図中のCNTC
M)73と送信/受信手段(図中のS/RM)74とを
含み、送信/受信手段74は、フレームバッファが定め
られたランダムアクセスメモリ59の空間66において
アップリンクフレーム書き込みとダウンリンクフレーム
読み出しの動作を行い、中央伝送制御手段73は、空間
66において、その一部分にサービスフレーム書き込み
動作(図中のSFR)を行う。
【0166】送信/受信手段74は無線モジュール61
を含み、プログラム62、デフォルトパラメータ63及
び作業用メモリ65を使用するマイクロコントローラ5
2によって生成されるリソースを使用し、中央伝送制御
手段73は、プログラム62、デフォルトパラメータ6
3、テーブル64及び作業用メモリ65を使用するマイ
クロコントローラ52によって生成されるリソースを使
用する。
【0167】無線モジュール61に加え、送信/受信手
段74は、送信管理手段75と受信管理手段76を含
み、受信管理手段76はメールボックス77を含む。こ
こで、メールボックス77は、中央伝送制御手段73が
アップリンクフレームの格納用に各空いているいくつか
のメモリ68のロケーションを書き込むものである。
【0168】図14及び図15を参照して無線モジュー
ル61の機能を説明する。
【0169】無線モジュール61は自発的に受信モード
に移行する。このモードにおいて、フレーム78が続く
プレフィックス50の存在を検出すると、同期動作を行
い、プレフィックス50が終了すると、ローレベルから
ハイレベルに信号79を変化させる。これにより、無線
モジュールは、フレーム78からの信号51の受信が続
く限り、通常アップリンクフレームを伝達する信号を保
持する。信号51が終了すると、無線モジュールは信号
79をローレベルに戻す。従って、それぞれ信号79が
ハイレベル又はローレベルにあると、フレームが受信最
中か否かを知ることが可能となる。便宜上、図面及び以
下においては、信号79を、信号79というよりむしろ
信号79のハイレベルに対応する、いわゆるフレーム受
信継続信号として参照する。
【0170】無線モジュール61は、一方で中央伝送制
御手段73に、他方で受信管理手段76に対してフレー
ム受信継続信号を通信する。中央伝送制御手段73は、
図10に例示した持続時間Tの期間終了でフレーム受信
継続信号を使用し、受信管理手段76は、それを、無線
モジュール61が受信されているフレームのビットを伝
達中か否かを知るのに使用する。
【0171】ダウンリンクフレームが共有無線媒体で伝
送されるように、送信管理手段75が無線モジュール6
1にダウンリンクフレームを伝達すると、送信管理手段
75は、無線モジュールがアクセスする信号80をロー
レベルからハイレベルに変化させ、無線モジュール61
は、受信モードから送信モードへ切り替えてフレーム8
1のプレフィックス50を送る。そして、プレフィック
ス50の送信終了と同時に、無線モジュール61は、送
信管理手段75がアクセスする信号82をローレベルか
らハイレベルに変化させ、送信管理手段75が、その信
号82の立ち上がりエッジを検出して伝送されるダウン
リンクフレームを無線モジュールに伝達する。この伝達
が終わると、送信管理手段75は、信号80をハイレベ
ルからローレベルに変化させ、これに応じて無線モジュ
ール61が、信号82をハイレベルからローレベルに変
化させ、送信モードから受信モードに切り替える。
【0172】便宜上、図面及び以下においては、信号8
2を、信号82というよりむしろ信号82のハイレベル
に対応する、いわゆるダウンリンクフレーム伝送継続信
号として参照する。
【0173】信号80に関して、図15以外の図面で
は、実際にアクティブ状態としてローレベルからハイレ
ベルに変化し、非アクティブ状態としてハイレベルから
ローレベルに変化する、ダウンリンクフレーム伝送要求
信号と称する。
【0174】上述した理由により、ダウンリンクフレー
ム伝送継続信号は、無線モジュールによって単独で送信
管理手段75に通信される。
【0175】上述した理由により、送信管理手段75
は、ダウンリンクフレーム伝送要求信号を最初に無線モ
ジュールに通信し、次に中央伝送制御手段73に通信す
るので、中央伝送制御手段73は、ダウンリンクフレー
ムの伝送の終結の時間を知ることができる。これは、送
信管理手段75にて要求された伝送により、バッファ6
8のロケーション、即ち伝送されるべきダウンリンクフ
レームが位置するメモリ空間のロケーションを示すデー
タと共に供給される。
【0176】図16は、受信管理手段76の機能を示す
フローチャートである。
【0177】スタートアップしてすぐ、ループに移行す
る。このループは、メールボックス77に少なくとも1
つのメモリロケーション68があるまで、即ちメールボ
ックス77にデータが入るまで待つオペレーション83
にて開始され、データが入るとメールボックスからロケ
ーションを取り出す。より正確には、そのロケーション
は、いくつかあるロケーションの中で、書き込まれるべ
き最初のものであり、メモリ68のロケーションは、無
線モジュール61が送信する次のアップリンクフレーム
を格納するのに用いるものである。
【0178】そして、受信管理手段76はフレーム受信
継続信号のスタート、即ち信号79の立ち上がりエッジ
を待つオペレーション84に進む。そして、このイベン
トが起こると、送信管理手段75がテスト85を行う。
このテストは、無線モジュール61が送信中のフレーム
が、確かに周辺手段24の1つからきたアップリンクフ
レームであるかを、例えばフィールド46のネットワー
ク参照情報の項目が本当に存在するかチェックすること
で判定するものである。
【0179】テスト85の結果がNOであれば、受信管
理手段76はオペレーション84に戻り、無線モジュー
ルが送信中のフレームを無視して次のフレームの受信を
待つ。
【0180】テスト85の結果がYESのとき、受信管
理手段76はオペレーション86を行う。このオペレー
ションは、フレーム受信継続信号の終わりまで、即ち信
号79の立ち下がりエッジまで、無線モジュールが送信
中のアップリンクフレームをメールボックス77から取
り出された最後のロケーションにあるバッファ68に転
送するオペレーションである。
【0181】その後、受信管理手段76はオペレーショ
ン87を行う。このオペレーションは、中央伝送制御手
段73に、受信されたアップリンクフレームが格納され
たメモリ68のロケーションを送り、このフレームの受
信及び格納を知らせるオペレーションである。
【0182】そして、受信管理手段76はこのループの
スタートに戻り、その機能を通して上述した一連のオペ
レーションを繰り返し実行する。
【0183】図17は、送信管理手段75の機能を示す
図である。
【0184】スタートアップ直後、オペレーション88
を行うことで開始されるループに移行する。このオペレ
ーションは、中央伝送制御手段73が共有無線媒体で伝
送されるべきダウンリンクフレームを含むメモリロケー
ション68、即ち必ずしもダウンリンクフレームが全メ
モリ68を占有せず、ダウンリンクフレームが位置す
る、このメモリの一部のロケーションを送信管理手段7
5に送るまで待つオペレーションである。なお、この点
について、アップリンクフレーム26(図9)に含まれ
るデータフレーム長情報43は、特に簡単な方法でこの
ロケーションが知られるようにすることが可能である。
従って、ロケーションが、メモリ68の開始アドレスと
その長さを与えることで表現されるならば、ダウンリン
クフレームが見つけられるメモリ68のロケーション
は、サービスフレーム27の長さ(25オクテット)
と、現在のダウンリンクフレームに含まれるデータフレ
ームを伝送したアップリンクフレームにある長さ43と
の合計に対応する長さに続く、メモリ68の開始アドレ
スによって表現される。
【0185】送信管理手段75がこのようなロケーショ
ンを受信すると、オペレーション89を行う。このオペ
レーションは、ダウンリンクフレーム伝送要求信号をア
クティブに、即ち信号80をローレベルからハイレベル
へ変化させるオペレーションである。そして、オペレー
ション90に進み、ダウンリンクフレーム伝送継続信号
の存在、即ち信号82のハイレベルを待ち、このイベン
トが起こると、オペレーション91を行う。このオペレ
ーションは、オペレーション88の間に伝達されるメモ
リロケーションに含まれるダウンリンクフレームを、無
線モジュール61に伝達するオペレーションである。そ
して、このダウンリンクフレームの伝達が完了すると、
オペレーション92を行う。このオペレーションは、ダ
ウンリンクフレーム要求信号を非アクティブ、即ち信号
80をハイレベルからローレベルに変化させるオペレー
ションである。その後、ループの開始に戻り、その機能
を通して、上述した一連のオペレーションを行う。
【0186】図18乃至図24を参照して中央伝送制御
手段73を詳細に説明する。
【0187】中央伝送制御手段73(図18)は、バッ
ファ管理手段93と、個別送信許可メッセージ準備手段
601及び集合的な送信許可メッセージ準備手段602
を含む送信許可メッセージ準備手段94と、メールボッ
クス96及びメールボックス97を含むダウンリンクフ
レーム生成手段95と、アップリンクフレーム解析手段
460とを含む。メールボックス96では、バッファ管
理手段93が、伝送待ちデータフレームの位置するメモ
リロケーションを書き込み、メールボックス97では、
送信許可メッセージ準備手段94の手段601及び60
2が、準備された送信許可メッセージを書き込む。アッ
プリンクフレーム解析手段460は、送信/受信手段7
4からメモリロケーションを受信し、ランダムアクセス
メモリ59の空間66においてこのフレームの情報を読
み込み、この情報に応じてアドレステーブル64へのア
クセス用優先レベルの更新を行い、バッファ管理手段9
3にメモリロケーションを再送する。
【0188】図19は、バッファ管理手段93の機能を
示すフローチャートである。
【0189】スタートアップ後、バッファ管理手段93
はオペレーション98を行う。このオペレーションは、
受信管理手段76のメールボックス77に、各メモリ6
8のロケーションを書き込むオペレーションであり、注
目のロケーションは、デフォルトパラメータ63に混じ
って格納される。
【0190】オペレーション98が完了すれば、その管
理手段93は、送信/受信手段74、より正確には受信
管理手段76から、アップリンクフレームを格納したバ
ッファロケーション68を受信するまで待つ、或いは、
生成手段95から、既に伝送が行われたダウンリンクフ
レームを含むバッファロケーション68を受信するまで
待つオペレーション99を行うループに移行する。
【0191】1つ又は異なる2つのイベントが起こる
と、管理手段93は第1のイベントが発生したか否かを
判定するテスト100に移行する。
【0192】アップリンクフレームが格納されたバッフ
ァロケーション68の受信が発生した場合、管理手段9
3はテスト603を行う。このテストは、格納されたア
ップリンクフレームがデータフレームを含むか否かを判
定するものである。そして、YESの場合、管理手段9
3は、生成手段95のメールボックス96にて受信され
たメモリのロケーション68を書き込むオペレーション
101を行う。
【0193】オペレーション101が完了するか、テス
ト100の結果がNOのとき、管理手段93は、第2の
イベントが発生したか否かを判定するテスト102を行
う。
【0194】この第2のイベントが発生し、テスト60
3がNOのとき、オペレーション103を行う。このオ
ペレーションは、管理手段76のメールボックス77に
受信されたバッファロケーションを書き込むオペレーシ
ョンである。
【0195】オペレーション103が完了するか、テス
ト102の結果がNOであれば、管理手段93はループ
の最初に戻り、その機能を通して、上述した一連のオペ
レーションを繰り返して行う。なお、オペレーション9
8はループの外であるため除外され、スタートアップ
後、一度だけ行われるものである。
【0196】図19Aは、集合的な送信許可メッセージ
準備手段602の機能を示すフローチャートである。
【0197】スタートアップ後、中央手段が、少なくと
も1つの周辺手段のIDを含むか否か、即ちテーブル6
4が空か否かを判定するテスト605を行う。
【0198】YESの場合、集合的な送信許可メッセー
ジ準備手段602はオペレーション606を行う。この
オペレーションは、ネットワーク20への参入候補であ
る周辺手段24の各々に集合的なタイプの送信許可メッ
セージ(図中、NE、あるいは新たな問合わせ(new enq
uiry)にて示すメッセージ)を準備し、このメッセージ
を処理する、即ち生成手段95のメールボックス97に
そのメッセージを書き込み、確認信号の受信を待つ。そ
の後、テスト605に戻り、中央手段がどの周辺手段2
4の確認をもできない限り、ループにおいてテスト60
5とオペレーション606を行う。
【0199】一方、テスト605の結果がNOのとき、
その準備手段602はオペレーション605に進む。こ
のオペレーションは、所定期間、例えば1秒のカウント
ダウンを開始する。図10Aに示すように、この所定期
間は、2つの連続する集合的な送信許可メッセージの間
における経過時間である。
【0200】そして、準備手段602はオペレーション
608を行う。このオペレーションは、オペレーション
607で初期化されたカウントダウンの終了を待ち、オ
ペレーション606と同じオペレーションを行うオペレ
ーション609〜オペレーション611へ続く。
【0201】送信許可メッセージの確認信号を待つオペ
レーション611が成し遂げられたならば、準備手段6
02はオペレーション607に戻り、それが機能してい
る間、オペレーション607からオペレーション611
のループを繰り返し行う。
【0202】一般的には、準備手段601は、その優先
レベルに従って、媒体を介した送信許可を各々の通信手
段に割り当てる手段にて構成される。この目的のため、
一連のオペレーションをスタートアップより繰り返し行
う。この一連のオペレーションは、現在のアドレスを有
する周辺手段24に送信許可メッセージを準備するもの
であり、ダウンリンクフレーム生成手段95から送信許
可メッセージを考慮する信号を受信する度に、ある一連
のオペレーションから次の一連のオペレーションに行
き、そして、各々の新たな一連のオペレーションにおい
て、テーブル64内の次のアドレスを現在のアドレスと
し、それに割り当てられた優先レベルの順序でアドレス
を使用するオペレーションである。さらに、準備手段6
01は、減少方向にこれら優先レベルの更新を行う。
【0203】準備手段601をスタートアップするの
に、優先レベルを割り当てられたアドレスのテーブル6
4と、オプションの関連優先カウンタが用いられ、その
結果、通常、より大きな、データフレームの伝送要求を
有する、ある周辺手段24が、他の周辺手段より高い頻
度で送信許可メッセージを受信する。
【0204】図20は、個別送信許可メッセージ準備手
段601の機能を示すフローチャートである。
【0205】スタートアップ後、ただちに準備手段60
1はオペレーション612を行う。これは、中央手段2
4が少なくとも1つの周辺手段24を確認するのを準備
手段601が待つオペレーション、即ちテーブル64が
空でなくなることである。
【0206】このイベントが起こると、その手段601
は、一方で、例えば、中央ネットワーク通信手段のクロ
ック(図示せず)の動作サイクルの倍数に等しい、所定
数の遅延時間をカウンタ(作業メモリ175、カウンタ
は不図示)に割り当てるカウントダウンを開始し、他方
で、1単位毎に、このカウンタのデクリメントを開始す
るオペレーション463を行う。
【0207】オペレーション463に続き、送信許可メ
ッセージ準備手段601は、図20Aに示された、周辺
ネットワーク通信手段のカウンタを更新するオペレーシ
ョン464から開始するループの機能を始める。
【0208】このオペレーション464は、カウントダ
ウンが完了したか否かを判定するテスト474から開始
する。カウントダウンが終了した場合、オペレーション
475では、周辺ネットワーク通信手段のアドレスのテ
ーブル64内の第1の周辺ネットワーク通信手段を、い
わゆる“現在の”周辺ネットワーク通信手段として取り
出す。そして、オペレーション476は、いわゆる現在
の周辺ネットワーク通信手段の処理であり、図20Eに
詳しく示されたオペレーションである。
【0209】このオペレーション476は、テーブル6
4における現在の周辺手段のアドレスに割り当てられた
優先レベルが“ノーマルアクティブ”であるか否かを判
定するテスト480から開始する。それがYESであれ
ば、テスト481で、テーブル64における現在の周辺
手段のアドレスに割り当てられた優先カウンタがゼロに
等しいか否かを判定する。YESでは、オペレーション
482で“ローアクティブ”レベルを周辺ネットワーク
通信手段に優先レベルとして割り当てる。しかし、YE
Sでなければ、オペレーション483で、現在の周辺ネ
ットワーク通信手段のアドレスに割り当てられた“ノー
マルアクティブ”の優先レベルに対する優先カウンタ
を、1単位毎にデクリメントする。
【0210】テスト480の結果がNOか、オペレーシ
ョン482あるいは483のどちらかが終了した場合、
送信許可準備手段601はテスト477(図20A)に
進む。
【0211】テスト477は、周辺ネットワーク通信手
段がアドレステーブル64内の最後の周辺ネットワーク
通信手段であるか否かを判定するものである。それがY
ESであれば、オペレーション479でカウントダウン
を再起動する。このカウントダウンでは、ステップ数
が、なるべくオペレーション463の間に開始されたカ
ウントダウンのステップ数に一致するようにする。YE
Sでなければ、オペレーション478により、アドレス
テーブル64内の、いわゆる現在の周辺手段に続く周辺
ネットワーク通信手段が、その置き換えを行い、フロー
チャートの実行において“現在の”とされる、新たな周
辺手段となる。その後、送信許可メッセージ準備手段6
01はオペレーション476に戻り、オペレーション4
76、テスト477及びオペレーション478を含むル
ープを行う。
【0212】テスト474がNOか、タイマーのロード
オペレーション479が完了した場合、送信許可メッセ
ージ準備手段601は、優先レベルが“ハイアクティ
ブ”である全てのアドレスの優先カウンタが所定の数値
“H”にセットされ、優先レベルが“ノーマルアクティ
ブ”である全てのアドレスの優先カウンタが所定の数値
“N”にセットされるオペレーション465(図20)
に進む。そして、テスト466で、“ハイアクティブ”
優先レベルの優先カウンタがゼロに等しいか否かを判定
する。NOの場合、オペレーション467で“ハイアク
ティブ”優先レベルの優先カウンタの値を1単位毎にデ
クリメントし、その後、オペレーション468で、優先
レベルが“ハイアクティブ”である、図20Bに示す周
辺ネットワーク通信手段の処理を行う。
【0213】優先レベルが“ハイアクティブ”である周
辺手段の最初の処理動作は、アドレステーブル64によ
って示された最初の周辺手段を“現在の”とする、オペ
レーション490である。そして、テスト491でアド
レステーブル64における現在の周辺ネットワーク通信
手段が“ハイアクティブ”優先レベルであるか否かを判
定する。YESであればオペレーション492に進み、
テーブル64におけるそのアドレスに割り当てられた優
先レベルを“ノーマルアクティブ”にする。そして、オ
ペレーション493は送信許可メッセージを準備し、そ
れを送信許可メッセージメールボックスに書き込む。送
信許可メッセージは、この送信許可メッセージに応答し
てフレームを伝送するように現在の周辺ネットワーク通
信手段に単独で許可を与える。
【0214】その後、オペレーション494で送信許可
メッセージに対する確認信号を待つ。
【0215】テスト491の結果がNOであるか、オペ
レーション494が完了すると、テスト495で、現在
の周辺手段がアドレステーブル64における最後のアド
レスであるか否かを判定する。その結果がNOであれ
ば、オペレーション496でアドレステーブル64にお
ける現在の周辺手段の次のアドレスを取り出し、そのア
ドレスを有するネットワーク通信手段を“現在の”と名
付ける。そして、この新たな、現在の周辺手段を有しな
がら、テスト491、及びそれに続く、上述したオペレ
ーション及びテストを繰り返す。
【0216】テスト495の結果がYESであれば、テ
スト466に戻り、テスト466に続く上述したオペレ
ーション及びテストが繰り返される。
【0217】テスト466の結果がYESであれば、テ
スト469で“ノーマルアクティブ”の優先レベルの値
がゼロか否かを判定する。テスト469の結果がNOで
あれば、オペレーション470で、1単位毎に、この優
先カウンタをデクリメントする。オペレーション471
では、図20Cに示すオペレーションに応じて、そのア
ドレスが、テーブル64において、“ノーマルアクティ
ブ”の優先レベルを与えられている周辺ネットワーク通
信手段を処理する。
【0218】まず、最初のオペレーション500で、そ
のアドレスがアドレステーブル64の最初にある周辺ネ
ットワーク通信手段を“現在の”とする。テスト501
で、現在の周辺通信手段が“ノーマルアクティブ”の優
先レベルを与えられているか否かを判定する。テスト5
01の結果がYESであれば、オペレーション502
で、送信許可メッセージを準備し、それを送信許可メッ
セージメールボックスに書き込む。この送信許可メッセ
ージは、それに応答してフレームを伝送するように、現
在の周辺ネットワーク通信手段を単独で許可する。その
後、オペレーション503で送信許可メッセージを確認
する信号を待つ。
【0219】テスト501の結果がNOであるか、オペ
レーション503が完了すると、テスト504で、現在
の周辺手段が、アドレステーブル64における最後のア
ドレスであるか否かを判定する。結果がNOであれば、
オペレーション505で、アドレステーブル64におけ
る現在の周辺手段の次のアドレスを取り出し、そのアド
レスを有するネットワーク通信手段を“現在の”とす
る。そして、この新たな、現在の周辺手段を有しなが
ら、テスト501、及びそれに続く、上述したオペレー
ション及びテストを繰り返す。
【0220】テスト504の結果がYESであれば、オ
ペレーション472(図20)で、優先レベルが“ハイ
アクティブ”である全てのアドレスの優先カウンタに、
所定の数値“H”をセットする。そして、テスト46
6、及びそれに続く、上述のオペレーション及びテスト
を繰り返す。
【0221】テスト469の結果がYESであれば、図
20Dにその詳細示すオペレーション473で、優先レ
ベルが“ローアクティブ”である周辺手段の処理を行
う。オペレーション510で始まるこの処理は、そのア
ドレスがアドレステーブル64内で最初の周辺ネットワ
ーク通信手段を“現在の”とする。テスト511で、現
在の周辺通信手段のアドレスが“ローアクティブ”の優
先レベルを有しているか否かを判定する。テスト511
の結果がYESであれば、オペレーション512で、送
信許可メッセージを準備し、それを送信許可メッセージ
メールボックスに書き込む。この送信許可メッセージ
は、それに応答してフレームを伝送するように、現在の
周辺ネットワーク通信手段を単独で許可する。その後、
オペレーション513で、送信許可メッセージを確認す
る信号を待つ。
【0222】特に、オペレーション468,471,4
73,493,502及び512により、送信許可を割
り当てる手段、即ちこの場合、送信許可メッセージ準備
手段601は、優先レベルが最も低い通信手段を含め
て、各通信手段に対して、伝送媒体を用いて、少なくと
も1つの送信許可の割り当てを定期的に行う。
【0223】テスト511の結果がNOか、オペレーシ
ョン513が完了すると、テスト514で、現在の周辺
手段が、アドレステーブル64において最後のアドレス
の手段であるか否かを判定する。結果がNOであれば、
オペレーション515で、アドレステーブル64におけ
る、現在の周辺手段の次のアドレスのネットワーク通信
手段を“現在の”とする。そして、テスト511、及び
それに続く、上述したオペレーション及びテストを繰り
返す。テスト514の結果がYESであれば、オペレー
ション464、及びそれに続く、上述したオペレーショ
ン及びテストを繰り返す。この実施形態によれば、送信
許可メッセージ準備装置601は、アドレステーブル6
4において、一方で“ノーマルアクティブ”の優先レベ
ルから“ローアクティブ”の優先レベルへの更新を、他
方で、送信許可の準備を連続的に行う。
【0224】上述した図20,20A,20B,20
C,20D及び20Eに関するフローチャートによれ
ば、テーブル64において、アドレスが“ハイアクティ
ブ”の優先レベルの周辺ネットワーク通信手段は、送信
許可の数NとHの積に等しい数を受信し、テーブル64
において、そのアドレスが“ノーマルアクティブ”の優
先レベルの周辺ネットワーク通信手段は、数Nを受信す
る。そして、テーブル64において、アドレスが“ロー
アクティブ”の優先レベルの周辺ネットワーク通信手段
は、その1つだけを受信する。これらの比率NとHは、
好ましくは、パラメータ化が可能である。
【0225】アップリンクフレーム解析手段460は、
図20Fに示すフローチャートに応じて機能する。まず
初めに、送信/受信手段74からのアップリンクフレー
ムロケーションが、ランダムアクセスメモリ59のメモ
リ空間66に格納されるのを待つ。このロケーションが
到着すると、アップリンクフレーム解析手段は、そのフ
レームが格納されたメモリ空間66の一部を読み込み、
アップリンクフレームのフレームメッセージを読み出す
オペレーション541を行う。
【0226】次に、解析手段460は、そのフレームメ
ッセージ(図中、NPNCM、あるいは新規のPNCM
として説明されている)が、ネットワーク20への参入
要求であるか否かを判定するテスト613を行う。
【0227】YESでれば、即ちそのフレームメッセー
ジがネットワーク20への参入要求である場合、この解
析手段460は、安全のために、このフレームメッセー
ジ中のアドレス423がテーブル64にあるか否かを判
定するテスト614を行い、NOでは、このアドレスを
テーブル64に追加するオペレーション615を行う。
【0228】オペレーション615が完了するか、テス
ト613がNO、又はテスト614がYESのとき、こ
の解析手段460はテスト542を行う。このテスト
は、フレームの種類が、いわゆる“分離”フレームか否
か、即ち周辺ネットワーク通信手段が他の送信アップリ
ンクフレームを決定していないことを示す(“分離フレ
ーム”は、メモリ空間66に格納されたフレームメッセ
ージ及び図9Aに示すようなメッセージ種類情報の値で
ある)か、少なくとも1つの送信アップリンクフレーム
を既に決定しているか(ここでは、上記の値が“非分離
フレーム”となる)、を判定するテストである。
【0229】テスト542の結果がYESの場合、オペ
レーション543では、アドレステーブル64におい
て、そのフレームを伝送した周辺手段のアドレスに“ハ
イアクティブ”の優先レベルを与える。もしテスト54
2の結果がNOであれば、オペレーション544は、ア
ドレステーブル64内の、そのフレームを伝送した周辺
手段のアドレスに“ノーマルアクティブ”の優先レベル
を与える。
【0230】オペレーション543又は544のどちら
かに続き、オペレーション545では、アドレステーブ
ル64に、アップリンクフレームを伝送した周辺手段の
アドレスに与えられた優先レベルに関連する優先カウン
タに、数値“Val-norm”(例えば3に等しい)をセット
する。
【0231】そして、オペレーション546で、アップ
リンクフレームが格納されたメモリ空間のロケーション
をメモリ空間管理手段93に伝達する。オペレーション
546の後、アップリンクフレーム解析手段はオペレー
ション540に戻り、このオペレーションとこれに続
く、図20Fのフローチャートに示すオペレーション及
びテストを繰り返す。
【0232】図21は、ダウンリンクフレーム生成手段
95を詳細に示す図である。これは、許可制御手段11
1及びダウンリンクフレーム準備手段112を含む。
【0233】制御手段111は、ダウンリンクフレーム
を伝送する許可の期間が継続しているか否かを判定し、
図10に示すように、継続している期間は、時間Tの期
間と、時間Tの期間の間に受信が開始されたアップリン
クフレームの受信期間を除く全ての時間である。
【0234】図22は、許可制御手段111の機能を示
す図である。
【0235】スタートアップ後、この手段111はオペ
レーション113を行い、この間に、準備手段112に
通信されるダウンリンクフレーム送信許可信号をアクテ
ィブにする。その後、ループに入る。このループでは、
第1のオペレーション114で、送信許可メッセージを
含むダウンリンクフレーム送信終了信号の検出を待つ。
この信号は、準備手段112により制御手段111に通
信される。
【0236】このイベントが起こると、即ち例えば、図
10に示すバースト49A又はバースト49Cの信号5
1の送信終了で、制御手段111は、まずダウンリンク
フレーム送信許可信号を非アクティブにするオペレーシ
ョン115を行い、その後、時間Tを待つオペレーショ
ン116を行う。そして、時間Tが経過すると、フレー
ム受信継続信号が存在するか、即ち信号79(図15)
が、そのハイレベル又はそのローレベルにあるか否かを
判定するテスト117を行う。
【0237】YESでは、フレーム受信継続信号がな
い、即ち信号79がローレベルになるのを待つオペレー
ション118を行い、その後、オペレーション115で
非アクティブにされたダウンリンクフレーム送信許可信
号をアクティブにするオペレーション119を行う。
【0238】テスト117の結果がNOのとき、制御手
段111は、直接オペレーション119に進む。オペレ
ーション119が行われると、制御手段111はループ
の始めに戻り、その機能を通して、オペレーション11
3を除いた、上述した一連のオペレーションを繰り返し
行う。オペレーション113はループ外であり、スター
トアップ直後にだけ行われる。
【0239】図23は、準備手段112の機能を示すフ
ローチャートである。
【0240】スタートアップしてすぐ、準備手段112
はループに入り、ダウンリンクフレームを準備するオペ
レーション120を行い、このダウンリンクフレームを
伝送するオペレーション121を行う。その後、ループ
の初めに戻り、その機能を通して、オペレーション12
0及びそれに続くオペレーション121を繰り返し行
う。
【0241】図24は、ダウンリンクフレームを準備す
るオペレーション120の詳細を示す図である。
【0242】オペレーション120は、伝送待ちのデー
タフレームを含むメモリロケーション68があるか否
か、即ちメールボックスが空か否かを判定するテスト1
22で始まる。
【0243】YESでは、準備手段112は、バッファ
メモリ70が、現在のダウンリンクフレームに用いられ
るデータフレームのないダウンリンクフレームを準備す
るためにあるとする事実を考慮したオペレーション12
3を行う。
【0244】テスト122の結果がNOのとき、準備手
段112は、メールボックス96からメモリロケーショ
ンを取り出し、取り出されたロケーションに対応するバ
ッファメモリ68が、現在のダウンリンクフレームの準
備に用いられるべきであるという事実を考慮に入れる。
【0245】図に示す例では、準備手段112は、メー
ルボックス96から、そこに書き込まれた最初のロケー
ションを取り出すが、不図示の変形例は、例えば、受信
した異なるデータフレームの領域13(図3)内の宛先
アドレスに関連する優先の概念を含んでいる。その結
果、ある周辺手段24に宛られたデータフレームのルー
チングは、他の周辺手段24(それに対しては、ルーチ
ング時間は、より長いかもしれない)に宛られたデータ
フレームのルーチングより速い。
【0246】オペレーション123又はオペレーション
124が行われた後、準備手段112は、メールボック
ス97に送信許可メッセージがあるか否かを判定するテ
スト125を行う。このメールボックス97には、準備
手段94が準備した送信許可メッセージが書き込まれ
る。
【0247】YES、即ち実際に手段94が送信許可メ
ッセージを準備し、書き込む時間がないときにテスト1
25が行われた場合、準備手段112はオペレーション
126を行う。このオペレーションは、現在のダウンリ
ンクフレームに含まれるべきサービスメッセージとし
て、中央手段21のスタートアップでパラメータ63を
用いてオペレーションメモリ65にロードされた、予め
構成された送信非許可メッセージを考慮するオペレーシ
ョンである。そして、現在のダウンリンクフレームが送
信許可メッセージを含むことを示す、いままでアクティ
ブであった標識(インジケータ)を非アクティブにする
オペレーション127を行う。なお、この標識は、オペ
レーションメモリ65内にある。
【0248】テスト125がNOの場合、準備手段11
2は、メールボックス97に存在する送信許可メッセー
ジを取り出すオペレーション128を行い、現在のダウ
ンリンクフレームに含まれるべきサービスメッセージと
して、この送信許可メッセージを考慮するオペレーショ
ン129を行い、そして、送信許可メッセージを確認す
る信号を準備手段94に送るオペレーション130を行
う。最後に、現在のダウンリンクフレームが送信許可メ
ッセージを含むという標識が非アクティブの場合、その
標識をアクティブにするオペレーション131を行う。
【0249】オペレーション127又はオペレーション
131が完了すると、準備手段112はオペレーション
132を行う。このオペレーションは、例えば、データ
フレーム長さ情報32及び付加情報33(図7)につい
て、現在のダウンリンクフレームのサービスフレームの
準備を終了するものである。そして、準備手段112
は、現在のダウンリンクフレームの準備を考慮して、バ
ッファにサービスフレームを書き込む、即ちメールボッ
クス96から取り出したロケーションを有するメモリ6
8の領域71、あるいはメモリ70の何れかにサービス
フレームを書き込む。
【0250】図23を参照して準備手段112が行うオ
ペレーション121の詳細を説明する。
【0251】オペレーション121は、許可制御手段1
11が通信するダウンリンクフレームを送信するように
許可する信号を待つオペレーション133から開始す
る。
【0252】このイベントが起こると、準備手段112
は送信/受信手段74、より正確には、それらの送信管
理手段75に、ダウンリンクフレームが見い出すことが
できるメモリロケーション68或いはメモリロケーショ
ン70を伝達するオペレーションを行い、その後、オペ
レーション135を行う。このオペレーション135
は、ダウンリンクフレーム要求信号80の立ち下がりエ
ッジを待つオペレーション、即ち準備手段112が、現
在のダウンリンクフレームを送信するバーストが伝送を
終了しない限り、そのままの状態でいるオペレーション
である。
【0253】このバーストの伝送終了が発生すると、準
備手段112は、ダウンリンクフレームが送信許可メッ
セージを含むということを示す標識がアクティブか否か
を判定するテスト136に進む。
【0254】YESであれば、許可制御手段111へ送
信許可メッセージを含むダウンリンクフレーム送信終了
信号を送るオペレーション137を行い、テスト138
へ進むが、テスト136がNOのときは、準備手段11
2は直接テスト138へ進む。
【0255】テスト138において、準備手段112
は、オペレーション134で送信/受信手段へ送るバッ
ファロケーションがバッファ70か否かを判定する。N
O、即ち、それがバッファ68の場合には、準備手段1
12は、このメモリ68のロケーションをバッファ管理
手段93へ送り、その管理手段93が受信管理手段76
のメールボックス77に、対応するロケーションを書き
込む。これにより、受信管理手段76は、新たなアップ
リンクフレームを格納するよう、このバッファ68をも
う一度使用できる。
【0256】ダウンリンクフレーム121を伝送するオ
ペレーションは、テスト138がNOのとき、オペレー
ション139後に終了し、また、テスト138がYES
のときは、このテストの直後、そのオペレーションが終
了する。
【0257】中央伝送制御手段73の変形例を説明す
る。
【0258】第1の変形例は、図25に示すように、ダ
ウンリンクフレーム生成手段95をダウンリンクフレー
ム生成手段140で置き換えたものである。
【0259】特に、図21及び図25を比較して分かる
ように、準備手段112が、ダウンリンクフレーム準備
手段141、メールボックス143を含むダウンリンク
フレーム伝送手段142、及びセマフォー144によっ
て形成される集合体に置き換えられており、これによ
り、生成手段140が生成手段95と区別される。ここ
でメールボックス143には、一方で、準備手段141
が準備したダウンリンクフレームのレファレンス、即ち
ダウンリンクフレームが見い出されるバッファ68のロ
ケーションが、他方で、ダウンリンクフレームが送信許
可メッセージを含むことを意味する標識のアクティブ又
は非アクティブ状態が書き込まれる。上記のセマフォー
144には、準備手段141と伝送手段142がそれぞ
れアクセスして、そこから単位を取ったり、加えたりす
る。セマフォー144は、準備手段141がメールボッ
クス143の満ち状態(filling level)を知ることがで
きるようにするため、準備手段141にて使用される。
【0260】一般的には、準備手段141は、ダウンリ
ンクフレームを準備し、メールボックス143に空きの
ロケーションができるのを待って、この準備したダウン
リンクフレームのレファレンスを書き込むという、一連
のオペレーションを繰り返して行う。
【0261】図26は、準備手段141の機能を示すフ
ローチャートである。
【0262】スタートアップ後、準備手段141は、生
成手段95の準備手段112と同様、ダウンリンクフレ
ームを準備するオペレーション120(図24)を行う
ことで開始するループに直接入る。
【0263】オペレーション120が完了すれば、セマ
フォー144から1単位を取る、即ち、より正確には、
セマフォーカウンタがプラスの場合、そのカウンタから
直ちに1単位を取るが、カウンタがゼロの場合は、その
単位を取るためにカウンタがプラスになるのを待つオペ
レーション146に進む。以下、伝送手段142の機能
を説明する際に分かるように、このオペレーションは、
メールボックス143の満ち状態を考慮し、メールボッ
クス143が満杯のとき、ロケーションの1つが空きに
なるのを待つものである。
【0264】オペレーション146が完了したならば、
準備手段141はオペレーション147を行う。このオ
ペレーションは、準備手段141が実行したばかりのオ
ペレーション120の間に、準備手段141にて準備さ
れたダウンリンクフレームを見い出すことができるバッ
ファロケーション68と、このダウンリンクフレームが
送信許可メッセージを含むことを示す標識のアクティブ
又は非アクティブ状態、即ちこのダウンリンクフレーム
のレファレンスとをメールボックス143に書き込むオ
ペレーションである。
【0265】オペレーション147が完了すれば、準備
手段141はループの始めに戻り、その機能を通して、
上述の一連のオペレーションを繰り返して行う。
【0266】図27は、伝送手段142の機能を示すフ
ローチャートである。
【0267】スタートアップ後、伝送手段142はセマ
フォー144を初期化、即ちセマフォーカウンタをメー
ルボックス143にあるロケーション数に等しくさせる
オペレーションを行う。
【0268】そして、伝送手段142は、オペレーショ
ン149を行うことで開始されるループに移行する。こ
のオペレーションは、メールボックス143内の少なく
とも1つのロケーションがダウンリンクフレームのレフ
ァレンスで満たされるまで、即ちメールボックス143
が空でないのを待ち、このイベントが起こると、メール
ボックス143のロケーションの1つに見いだされるべ
きレファレンスを取り出すオペレーションである。
【0269】この例において、いくつかのロケーション
にて満たされた場合、伝送手段142は、最初に入れら
れたロケーションからレファレンスを取り出す。
【0270】伝送手段142の不図示の変形例では、優
先の概念が用いられている。例えば、ルーチングの優先
を享受しているある周辺手段24のアドレスに対応する
宛先アドレスを有する、データフレームを含むダウンリ
ンクフレームが、ルーチングの優先度の低い周辺手段2
4のアドレスをその宛先アドレスとする、データフレー
ムを含むダウンリンクフレームよりも前に伝送されるよ
うにするために優先の概念が使用されている。
【0271】オペレーション149において、上記の待
ちが供されたままであるようにするため、準備手段14
1は、メールボックス143に少なくとも1セットのレ
ファレンスを書き込み、そして、セマフォー144のカ
ウンタから少なくとも1単位を取る必要がある。
【0272】オペレーション149が完了すれば、伝送
手段142は、セマフォー144のカウンタに1単位を
加えるオペレーション150を行う。
【0273】次に、伝送手段142は、生成手段95の
準備手段112で行われるオペレーションと同様な、現
在のダウンリンクフレームを伝送するオペレーション、
即ち図23に詳細に示したオペレーション121を行
う。
【0274】そして、伝送手段142はループの始めに
戻り、その機能を通して、初期化オペレーション143
を除いて、上述の一連のオペレーションを繰り返し行
う。初期化のオペレーション148はループの外であ
り、スタートアップ後だけ行われる。
【0275】図28は、伝送手段142の機能を示す変
形例のフローチャートである。この例では、メールボッ
クス143が空のときに、伝送手段142が阻止された
状態になるという状況は、オペレーション149を、こ
のメールボックスが空か否かを判定するテスト151
と、オペレーション149の一部のオペレーションと同
じである、ダウンリンクフレームのレファレンスのセッ
トを取り出すオペレーション152と、オペレーション
153とで置き換えることで避けることができる。上述
のオペレーション152は、テスト151がNOのとき
に行われ、それに続いてオペレーション150が行われ
る。また、オペレーション153はテスト151がYE
Sのとき行われ、その次に、直接、オペレーション12
1が続く。
【0276】このオペレーション153では、図6に示
すような、データフレームのないダウンリンクフレーム
があるメモリロケーションを含む、予め構成されたダウ
ンリンクフレームレファレンスのセットが取られる。そ
のサービスメッセージは送信非許可メッセージタイプで
あり、また、上記の予め構成されたレファレンスのセッ
トは、ダウンリンクフレームが送信許可メッセージを含
むことを示す標識に対する、非アクティブ状態情報を含
む。
【0277】変形例としての、図28に示すように機能
する伝送手段142は、メールボックス143が空のと
きには阻止された状態にならず、サービスメッセージ3
1が送信非許可メッセージタイプのものである、簡単な
フレーム27からなるダウンリンクフレームによって共
有媒体を占有させる。
【0278】図29乃至図32を参照して、中央伝送制
御手段73の第2の変形例を説明する。これは、送信非
許可メッセージがない、即ち全てのサービスメッセージ
が、周辺手段24が応答にてアップリンクフレームの伝
送を許可されていることを、周辺手段24に指示する例
である。
【0279】図21と図29を比較して分かるように、
この変形例では、送信許可メッセージを準備する手段9
4が、サービスメッセージを準備する手段94´で置き
換えられ、ダウンリンクフレーム生成手段95がダウン
リンクフレーム生成手段95´で置き換えられている。
【0280】準備手段94に対する上述の説明は、送信
許可メッセージに対するレファレンスをサービスメッセ
ージに対するレファレンスで置き換えた場合、準備手段
94´にも適用できる。
【0281】生成手段95´に関しては、類似する構成
に対して、生成手段95と同様な参照符号が用いられる
が、それらには、インデックスとして“´”を付けてい
る。図30は、許可制御手段111´の機能を示すフロ
ーチャートである。
【0282】図22と図30を比較することで、この制
御手段111´が制御手段111と同じように機能し、
ダウンリンクフレーム準備手段112´によって送られ
る信号は、送信許可メッセージを含むダウンリンクフレ
ーム送信終了信号よりむしろ簡単なダウンリンクフレー
ム送信終了信号であることが分かる。
【0283】図31は、ダウンリンクフレーム準備手段
112´の機能を示す図である。
【0284】図32は、ダウンリンクフレーム準備オペ
レーション120´の詳細を示す図である。
【0285】図24と図32を比較することで、オペレ
ーション120´は、オペレーション120と次の点で
区別されることが分かる。すなわち、オペレーション1
23´又はオペレーション124´の後、オペレーショ
ン154が単に行われ、このオペレーション154は、
必要であれば、メールボックス97´がもはや空でなく
なるまで待ち、その後、その中のサービスメッセージが
取られる。このサービスメッセージは、現在のダウンリ
ンクフレームに含まれると考えられる。次に、オペレー
ション154に続いてすぐ、準備手段112´が準備手
段94´にサービスメッセージ確認信号を送るオペレー
ション130´が行われ、このオペレーション130´
に続いてすぐ、オペレーション132と同一のオペレー
ション132´が行われる。
【0286】オペレーション121´に関して、図23
と図31を比較すると、テスト136がない点を除い
て、オペレーション121と同一であり、そして、オペ
レーション137と類似するオペレーション155、即
ち許可コントローラ111´にダウンリンクフレーム伝
送終了信号を送るオペレーションが直接、行われること
が分かる。
【0287】中央伝送制御手段73の第3の変形例を説
明する。第3の変形例は、図25乃至図27に示す、上
述した変形例に相当するが、この場合、送信非許可メッ
セージはない。
【0288】上述のように、類似の構成には同じ参照符
号を付すが、それらには“´”をインデックスとして付
けてある。
【0289】一般的には、生成手段140´と生成手段
140との相違は、手段95´と手段95との相違と同
様である。
【0290】また、メールボックス143´に書き込ま
れるデータフレームのレファレンスは、準備手段141
´によって準備されるダウンリンクフレームのあるバッ
ファロケーション80に相当する。
【0291】準備手段141´の機能を示す図34と、
準備手段141の機能を示す図26とを比較すると、メ
ールボックス143´に書き込まれる送信許可メッセー
ジ指定情報がないことにより、オペレーション147´
はオペレーション147と相違し、より一般的には、準
備手段141´及び141は同様な機能を有することが
分かる。
【0292】同様に、伝送手段142´の機能を示す図
35のフローチャートと、伝送手段142の機能を示す
図27のフローチャートを比較することで、2つの伝送
手段が同様な機能を有することが分かる。
【0293】不図示の他の変形例では、ダウンリンクフ
レーム準備手段と、送信許可準備手段或いはサービスメ
ッセージ準備手段との間の協動は、確認信号を使用する
よりむしろ、セマフォーの使用により行われる。
【0294】図36乃至図50Bを参照して、周辺手段
24としてネットワーク20のターミナル23に使用さ
れる装置を説明する。
【0295】図36に示すように、周辺手段24は、図
1乃至図3により説明したように、ターミナル23及び
ケーブル4と協働するイーサネットカード7を含み、ケ
ーブル4のコネクタの一端がポート10にプラグ接続さ
れ、通信変換器160は、そのケーブル4の他の一端が
プラグ接続されたポート161を有する。
【0296】通信コンバータ160は、ポート161と
なる雌型RJ45コネクタ162、伝導体164にてコ
ネクタ162に接続される変圧器分離フィルタ163、
送信/受信ペアにてフィルタ163に接続されるイーサ
ネットマイクロコントローラ165を有する。また、こ
のイーサネットマイクロコントローラ165は、マイク
ロコントローラバス167にも接続され、そのバス16
7は、不揮発性メモリだけでなく、シリアル接続バスと
RS−232コネクタを除き、電気的レベルで中央手段
21と同様な構成を有するコンバータ160の一部分に
接続されている。
【0297】従って、コンバータ160は、マイクロコ
ントローラ168、さらにイーサネットマイクロコント
ローラ165を含み、バス167により、送信/受信コ
ントローラ169、再プログラム可能な読み出し専用メ
モリ170、及び揮発性ランダムアクセスメモリ173
に接続される。この再プログラム可能な読み出し専用メ
モリ170は、マイクロコントローラ168のプログラ
ム171、及び、コンバータ160がスタートアップで
初期化されるようにするデフォルト・パラメータ172
を含み、ランダムアクセスメモリ173は、作業用メモ
リ175で占有される空間176及びフレームバッファ
で占有される空間176を含む。また、送信/受信コン
トローラ169は、マイクロコントローラバス167に
加え、送信/受信コントローラ169を無線モジュール
に接続する送信/受信バス177に接続されている。
【0298】図の例では、ハードウェアレベルで、マイ
クロコントローラ168、送信/受信コントローラ16
9及び無線モジュール178は、マイクロコントローラ
52、送信/受信コントローラ56及び無線モジュール
61と同様な方法においてそれぞれ製作されている。
【0299】イーサネットマイクロコントローラは、例
えば富士通の製品MB86964、又はナショナル・セ
ミコンダクタ(登録商標)の製品ソニック(登録商標)
−Tであり、フィルタ163はパルス・エンジニアリン
グの製品PE−65746、又はバロー(VALOR )の製
品SF−1020である。
【0300】図37は、フレームバッファで占有される
空間176の構成を示す図である。空間176は、ダウ
ンリンクフレームを格納し、データフレームを伝送する
ための、ある個数のバッファ181を含む空間179
と、データフレームを格納し、アップリンクフレームを
準備するための、ある個数のバッファ182を含む空間
180と、データフレームのない、即ちNPNCMで示
されるタイプのフレームメッセージを含むアップリンク
フレームを準備するためのバッファ621を含む空間6
20とを含む。
【0301】各々のバッファ181の構成は、バッファ
68(図13)の構成と同様である。即ち各メモリ18
1の始めに、フィールド29と同じ長さ(25オクテッ
ト)のサービスフレームのためのエリアを決め、サービ
スフレームエリアの直後に、フィールド30が越え得る
最大長、あるいはデータフレーム12の最大長のデータ
フレームエリアを定めている。
【0302】図38は、各々のメモリ182の構成を示
す図であり、アップリンクフレーム26(図9)のフォ
ーマットと同じ、即ち各メモリ82の始めに情報エリア
183を、その直後にデータフレームエリア184の位
置を定めている。ここでエリア183は、フィールド4
6及び47の全体の長さと同じ長さ(20オクテット)
であり、エリア184は、フィールド48又はデータフ
レーム12が越え得る最大長(1540オクテット)を
有する。
【0303】通信変換器160は、共有無線伝送媒体に
よりダウンリンクフレーム25を受信すると、メモリ1
81のデータフレームエリアにあるデータフレームを書
き込む。このとき、このエリアの中にフィールド30を
配置し、このフィールドの開始をこのエリアの開始と一
致させる。従って、データフレームは通信変換器160
によって格納され、通信変換器160によってイーサネ
ットカード7に伝送可能な状態となり、ポート161の
伝送ターミナルにバーストが現れる。
【0304】イーサネットカードにデータフレームを伝
送するバーストは、メモリ181のデータフレームエリ
アの有用な内容、即ちこのエリアのスタートからこのデ
ータフレーム終わるポイントまでの空間に位置する内容
を伝送する。
【0305】バッファ182の利用は、イーサネットが
バーストを出す方向以外、無線バーストと類似してい
る。つまり、変換器160は、そのポート161の受信
ターミナルのペアに現れる、データフレーム12を伝送
するバーストを検知すると、このフレームの開始をこの
エリアの開始に一致させて、メモり182のエリア18
4に、このフレームを書き込む。そして、エリア184
に予め格納されているデータフレームを伝送するアップ
リンクフレームを準備するために、通信変換器160
は、長さ情報43及び付加情報44をこのメモリ182
のエリア183に書き込み、その後、共有無線媒体を介
して、このメモリ182の有用な内容を伝送するバース
トを送信する。
【0306】図39に示すように、機能レベルに関し
て、通信変換器160は、一般的にはネットワーク周辺
伝送制御手段(図中のPTCM)185と、周辺伝送制
御手段185と情報交換する、共有無線媒体にて送信/
受信する手段(図中のS/RM)186と、周辺伝送制
御手段185と情報を交換し、イーサネット伝送媒体4
で送信/受信する手段(図中のイーサネットS/RM)
187とを含む。ここで送信/受信手段186は、ダウ
ンリンクフレームを書き込むオペレーションと、フレー
ムバッファが見つかった場合、ランダムアクセスメモリ
173の空間176の中のアップリンクフレームを読み
出すオペレーションを行う。上述の送信/受信手段18
7は、空間176へのデータフレームの書き込み及び読
み出しのオペレーションを行い、周辺伝送制御手段18
5は、この空間に情報を書き込むオペレーションを行
う。送信/受信手段187はまた、スタートアップ後、
最初にケーブル4によりデータフレーム12を受信する
と、オペレーティングメモリ175に、付加情報フィー
ルド14にあるソースアドレスを書き込むオペレーショ
ンを行う。ここでソースアドレスは、ケーブル4の他の
一端が接続されたイーサネットカード7のMACアドレ
ス11に相当する。周辺伝送制御手段185は、このア
ドレスと、ダウンリンクフレームのサービスメッセージ
内のアドレス38とを比較するために、このアドレスを
読み出すオペレーションを行う。ダウンリンクフレーム
は、このサービスメッセージが、現在の周辺手段24に
向けられたものか否かを知らせるために到達する。ま
た、中央手段21のテーブル64にある周辺手段24の
アドレスは、図示の例では、現在の周辺手段24が有す
るイーサネットカード7のMACアドレスに相当する。
【0307】図40乃至図42を参照して、送信/受信
手段186の構成、及び送信/受信手段186が周辺伝
送制御手段185とフレームバッファが位置する空間1
76と協働する方法について説明する。
【0308】一般的には、送信/受信手段186は、中
央手段21の送信/受信手段74に相当するが、ダウン
リンク及びアップリンクフレームを処理するので、アッ
プリンク及びダウンリンクフレームを処理する送信/受
信手段74とは異なる。また、送信/受信手段186及
び周辺伝送制御手段185によって交換される情報は、
送信/受信手段74及び中央伝送制御手段73によって
交換される情報に相当する。しかし、明示された変化、
周辺伝送制御手段185に通信されないフレーム受信継
続信号、及び、ダウンリンクフレームの受信中におけ
る、送信/受信手段186による、そのダウンフレーム
に含まれるサービスフレームの転送については異なる。
【0309】より正確には、送信/受信手段186は無
線モジュール178を含み、また、プログラム171、
デフォルトパラメータ172、及び作業用メモリ175
によってマイクロコントローラ168が得た資源(リソ
ース)を使用する。
【0310】無線モジュール178に加え、送信/受信
手段186は、送信管理手段188、及びメールボック
ス190を有する受信管理手段189を含む。周辺伝送
制御手段185は、そのメールボックス190に、ダウ
ンリンクフレームの格納用に空いている異なるバッファ
メモリ181のロケーションを書き込む。
【0311】既に示したように、無線モジュール178
は、中央手段21の無線モジュール61と同様な方法で
生成される。従って、明らかに、アップリンクフレーム
を参照することはダウンリンクフレームを参照すること
に置き換えることができ、その逆も行えるので、無線モ
ジュール178の動作は、図15に示すオペレーション
と同様である。
【0312】図41は、受信管理手段189の機能を示
すフローチャートである。
【0313】スタートアップ直後、受信管理手段189
は、オペレーション191を行うことで始まるループに
移行する。このオペレーション191では、メールボッ
クス190に少なくとも1つのメモりロケーション18
1があるまで、即ちメールボックスが空でなくなるまで
待ち、このイベントが起こると、このメールボックスか
らロケーションを取り出す。より正確には、ロケーショ
ンがいくつかある場合、メールボックスに最初に書き込
まれたロケーションを取りす。取り出されたロケーショ
ンのメモリ181は、無線モジュール178が送信する
次のダウンリンクフレームの格納に使用される。
【0314】次に、管理手段189はオペレーション1
92に進み、フレーム受信継続信号の開始を待ち、それ
が開始されると、管理手段189はテスト193を行
う。このテストは、無線モジュール178が伝達中のフ
レームが、本当に中央手段21からきたダウンリンクフ
レームかを、例えば、フィールド34のサービスフレー
ムが本当に現在のものかどうかチェックすることで判定
する。
【0315】テスト193の結果がNOの場合、これは
特に、受信したフレームが他の周辺手段24からのアッ
プリンクフレームのときに起こるが、管理手段189は
オペレーション192に戻る。即ち、管理手段189
は、無線モジュールが伝達中のフレームを無視して、次
のフレームの受信を待つ。
【0316】テスト193の結果がYESの場合、管理
手段189はオペレーション194を行う。このオペレ
ーション194では、一方で、フレーム受信継続信号の
終了まで、無線モジュール178が伝達中のダウンリン
クフレームを、メールボックス190から取られた最後
のロケーションに位置するバッファ181に転送し、他
方で、このダウンリンクフレームに含まれるサービスメ
ッセージを周辺伝送制御手段185に転送する。
【0317】そして、管理手段189は、受信されたダ
ウンリンクフレームを格納したメモリ181のロケーシ
ョンを周辺伝送制御手段185に送り、手段185にフ
レームの受信及び格納を知らせるオペレーション195
を行う。
【0318】次に、管理手段189はループのスタート
に戻り、その機能を通して、上述した一連のオペレーシ
ョンを繰り返し行う。
【0319】ダウンリンクフレームの受信に利用できる
バッファ181がない場合、管理手段189はオペレー
ション191で待ち状態となり、無線モジュール178
が伝達する如何なるフレームも無視する。
【0320】図42は、送信管理手段188の機能を示
すフローチャートである。
【0321】スタートアップ直後、送信管理手段188
は、オペレーション196を行うことで始まるループに
移行する。これは、送信管理手段188が、周辺伝送制
御手段185により、共有無線媒体を介して伝送される
べきアップリンクフレームを含むメモリロケーションが
伝達されるのを待つオペレーションである。
【0322】このイベントが起こると、管理手段188
は、ダウンリンクフレーム伝送要求信号をアクティブに
するオペレーション197を行い、オペレーション19
8に進んで、アップリンクフレーム継続信号が現われる
のを待つ。
【0323】このイベントが起こると、管理手段188
は、オペレーション196の最中に伝達されたメモりロ
ケーション182に含まれるアップリンクフレームを、
無線モジュール178に伝達するオペレーション199
を行い、このアップリンクフレームの伝達が終了する
と、ダウンリンクフレーム伝送要求信号を非アクティブ
にするオペレーション200を行う。そして、ループの
スタートに戻り、その機能を通して、上述した一連のオ
ペレーションを行う。
【0324】図43乃至図47を参照して、周辺伝送制
御手段185の構成及び機能の詳細を説明する。
【0325】周辺伝送制御手段185は、マイクロコン
トローラ168が、プログラム171、デフォルトパラ
メータ172、及び作業用メモリ174によって得たリ
ソースを使用する。
【0326】図43に示すように、制御手段185は、
バッファ181を管理する手段201、バッファ182
を管理する手段202、メールボックス204を含むア
ップリンクフレームを生成する手段203と、データフ
レームを生成する手段205を含む。手段203は、管
理手段202が、伝送待ちのダウンリンクフレームのあ
るバッファ182のロケーションを書き込むメールボッ
クス204を含み、また、手段205は、管理手段20
1が、共有無線媒体により受信されたダウンリンクフレ
ームがあるバッファ181のロケーションを書き込むメ
ールボックス206を含む。
【0327】図44は、管理手段201の機能を示すフ
ローチャートである。
【0328】スタートアップ後、管理手段201はオペ
レーション207を行う。このオペレーションは、受信
管理手段189のメールボックス190各々のバッファ
181のロケーションを書き込むオペレーションであ
り、注目しているロケーションは、デフォルトパラメー
タ172に混ぜて格納される。
【0329】オペレーション207が完了すれば、管理
手段201はループに移行する。このループでは、管理
手段201はオペレーション208を行う。これは、送
信/受信手段186、より正確には受信管理手段189
から、ダウンリンクフレームが格納されたバッファロケ
ーション181を受信する(以下、第1のイベントとい
う)か、生成手段205からイーサネット媒体4で伝送
されたデータフレームを含むバッファロケーション18
1を受信するまで待つ(以下、第2のイベントという)
オペレーションである。
【0330】これら2つのイベントの内の1つ、あるい
は他方のイベントが起こると、管理手段201はテスト
209に進み、それが第1のイベントであるか否かを判
定する。
【0331】起こったイベントが、ダウンリンクフレー
ムが格納されたバッファロケーション181の受信の場
合、管理手段201は、生成手段205のメールボック
ス206に受信されたメモリロケーション181を書き
込むオペレーション210を行う。
【0332】オペレーション201が完了するか、テス
ト209の結果がNOのとき、管理手段201は、第2
のイベントが起こったか否かを判定するテスト211を
行う。
【0333】YESの場合、管理手段201は、受信管
理手段189のメールボックス190に受信されたバッ
ファメモリロケーションを書き込むオペレーション21
2を行う。
【0334】オペレーション212が完了するか、テス
ト211の結果がNOの場合、管理手段201はループ
のスタートに戻り、その機能を通して、上述したオペレ
ーション207を除く動作を繰り返し行う。オペレーシ
ョン207はループの外にあり、スタートアップの後だ
け行われるものである。
【0335】図45は、バッファ182を管理する手段
202の機能を示すフローチャートである。
【0336】スタートアップ後、イーサネット送信/受
信手段187に含まれるデータフレーム受信管理手段の
メールボックスに、各メモリ182のロケーションを書
き込むオペレーション213を行う。注目ロケーション
は、デフォルトパラメータ172に混ぜて格納される。
【0337】オペレーション213が完了すれば、管理
手段202はループに移行する。このループは、イーサ
ネット送信/受信手段187から、より正確にはそのデ
ータフレーム受信管理手段から、イーサネット媒体4に
て受信されたダウンリンクフレームが格納されたバッフ
ァロケーション182を受信する(以下、第1のイベン
トとする)か、あるいは、アップリンクフレーム生成手
段203から、共有無線媒体で伝送されたアップリンク
フレームを含むバッファロケーション182を受信する
(以下、第2のイベントとする)まで待つオペレーショ
ン214を行う。
【0338】第1又は第2のイベントが起こると、管理
手段202はテスト215に進み、第1のイベントが起
こったか否かを判定する。
【0339】データフレーム12が格納されたバッファ
ロケーション182の受信の場合、管理手段202は、
生成手段203のメールボックス204に、受信された
メモリロケーション182を書き込むオペレーション2
16Aを行い、次のオペレーション216Bで、周辺ネ
ットワーク通信手段の作業用メモリにおけるフレーム数
待ちカウンタをインクリメントする。このカウンタは、
通信手段の機能のスタートでゼロに初期化されている。
【0340】オペレーション216が完了するか、テス
ト215の結果がNOの場合、管理手段202は、待ち
のオペレーション214の割り込み原因である第2のイ
ベントであるか否かを判定するテスト217を行う。
【0341】YESでは、イーサネット送信/受信手段
187のデータフレーム受信管理手段のメールボックス
に受信されたバッファロケーション182を書き込むオ
ペレーション218を行う。
【0342】オペレーション218が完了するか、テス
ト217の結果がNOの場合、管理手段202はループ
のスタートに戻り、その機能を通して、上述したオペレ
ーション213を除く、一連のオペレーションを繰り返
し行う。オペレーション213はループの外であり、ス
タートアップ後だけ行われるものである。
【0343】図45Aは、アップリンクフレーム生成手
段203の機能を示すフローチャートである。
【0344】スタートアップ直後、生成手段203は、
データフレームのないアップリンクフレームを準備する
オペレーション625を行う。そのフレームメッセージ
420は、ネットワーク20への参入を要求するメッセ
ージ種類情報を含み、そのアドレスは、作業用メモリ内
にあるアドレスである。そして、生成手段203は、こ
のアップリンクフレームをバッファメモリ621に書き
込む。
【0345】オペレーション625が完了すれば、生成
手段203はループに移行する。このループは、ランダ
ム処理に応じて送信許可されるのを待つオペレーション
626を行うことで開始される。図45Bは、このオペ
レーション626の詳細を示すフローチャートである。
【0346】オペレーション626は、ダウンリンクフ
レームを含むサービスメッセージを待つオペレーション
627で開始され、このイベントが起こると、このサー
ビスメッセージが、ネットワーク20への参入を要求し
ている現在の周辺手段に向けられた集合的なタイプのも
のであるか否かを判定するテスト628に続く。
【0347】テスト628の結果がYESのとき、生成
手段203は、ランダムタイプのバロット(ballot)を
行うオペレーション629を実行し、その結果は、それ
ぞれ適及び不適のどちらかの値となる。
【0348】オペレーション629が完了すれば、生成
手段203は、バロットが適か不適かを判定するテスト
630を行う。
【0349】テスト628又はテスト630の結果がN
Oのとき、生成手段203はオペレーション627に戻
るが、テスト630の結果がYESのとき、オペレーシ
ョン626が終了する。
【0350】オペレーション629で行われるランダム
タイプのバロットは、適である確率Pを持つように設計
されており、その確率Pはパラメータ化が可能である。
【0351】図45Cはオペレーション626の変形例
を示す図である。
【0352】これは、ランダムタイプのバロットを行う
オペレーション631から開始し、その結果は、0と最
大値NMAXの間の整数である。
【0353】オペレーション631が完了すれば、生成
手段203は、ダウンリンクフレームに含まれるサービ
スメッセージを受信するまで待つオペレーション632
を行う。
【0354】このイベントが起こると、テスト628と
同一のテスト633を行う。
【0355】このテストがYESのとき、生成手段20
3は、オペレーション631においてバロットされた整
数Nがゼロに等しいか否かを判定するテスト634を行
う。
【0356】NOでは、生成手段203は、整数Nをデ
クリメントするオペレーション635を行い、オペレー
ション632に戻り、またテスト633がNOのとき
も、オペレーション632に戻る。
【0357】一方、テスト634の結果がYESのと
き、オペレーション626は終了する。
【0358】この場合、オペレーション631の後、オ
ペレーションが終了する前にNEとマークされたタイ
プ、即ち、図中の新たな問合わせのN個のサービスメッ
セージが受信されるまで待つ必要があることが分かる。
【0359】図の例では、NMAXはパラメータ化が可
能であり、異なる整数Nをバロットするチャンスは等確
率(equiprobable)である。
【0360】図45Aに示すように、オペレーション6
26が完了すると、生成手段203はオペレーション6
36に進み、バッファ621のロケーションを送信/受
信手段に伝達し、次にオペレーション637に進んで、
アップリンクフレーム伝送要求信号の立ち下がりエッジ
を待つ、即ちバッファ621に含まれるフレームを伝送
するバーストの送信を終了させる動作をする。
【0361】そして、生成手段203はオペレーション
638に進み、例えば2秒間、確認を待つカウントダウ
ンタイマーをアクティブにする。
【0362】次に、生成手段203はオペレーション6
39に進み、ダウンリンクフレームに含まれるサービス
メッセージを受信するか、オペレーション638で開始
されたカウントダウンが終わるまで待つ。
【0363】上述の2つのイベントの何れかが起こる
と、生成手段203は、第2のイベントが起こったか否
かを判定するテスト640を行う。
【0364】YES、即ち確認を待つ所定期間、例えば
2秒間が経過した場合、生成手段203はオペレーショ
ン626に戻る。
【0365】テスト640でNOのとき、生成手段20
3は、受信されたサービスメッセージが確認を含む、即
ち現在の周辺手段にアドレスされた個別送信許可メッセ
ージタイプのものであるか否かを判定するテスト641
を行う。
【0366】テスト641でNOのとき、生成手段20
3はオペレーション639に戻り、一方、YESのとき
は、データフレームを含むアップリンクフレームを生成
するオペレーション642、即ち中央手段により、それ
が確認されたことを知る機能を繰り返すループに移行す
る。
【0367】オペレーション638で開始された、確認
を待っているカウントダウンが、確認を受信することな
く終了すると、即ちテスト640でNOのとき、生成手
段203は、オペレーション626で開始した全ての処
理を再開する。即ち、生成手段203は、何かの理由、
特に他の周辺手段がアップリンクフレームを同時に送っ
たために衝突が起ったために、ネットワークへの参入要
求が中央手段で考慮されなかったと考える。
【0368】また、中央手段は、ある番号のサービスメ
ッセージと、特に、現在の周辺手段に向けられたもので
はない個別送信許可メッセージを送るようになっている
ので、テスト641がNOのとき、オペレーション63
9で手順を繰り返し行なうほうが都合がよい。図46
は、オペレーション642の詳細を示すフローチャート
である。
【0369】このオペレーションのスタート直後、生成
手段203はアップリンクフレームを準備するオペレー
ション219を行い、そして、このアップリンクフレー
ムを伝送するオペレーション220を行う。その結果、
生成手段203は、その機能を通して、オペレーション
219と、それに続くオペレーション220を繰り返し
行う。
【0370】アップリンクフレームを準備するオペレー
ション219は、オペレーション221から開始する。
ここでは、必要であれば、少なくとも1つのメモりロケ
ーション182がメールボックス204にある、即ちメ
ールボックスが空でないのをアップリンクフレーム生成
手段203が待つ。
【0371】このイベントが起こると、アップリンクフ
レーム生成手段203はオペレーション222Aを行
う。このオペレーションは、メールボックス204から
メモリロケーション182を取り出し、現在のアップリ
ンクフレームの準備に用いられるべく取り出されたロケ
ーションに相当するのがバッファメモリ182である、
ということを考慮するオペレーションである。
【0372】図の例では、メールボックス204がいく
つかのロケーションを有する場合、生成手段203は、
そのメールボックスに最初に書き込まれたロケーション
を取り出すが、不図示の変形例では、中央伝送制御手段
73の準備手段112に関して、上述したように、優先
の概念が含まれる。
【0373】オペレーション222Aの後、アップリン
クフレーム生成手段203は、フレームメッセージを更
新するオペレーション222Bを行う。図46Aは、こ
のオペレーション222Bの詳細を示すフローチャート
である。それは、まず、作業用メモリのフレーム数待ち
カウンタがゼロか否かを判定するテスト410を含む。
もしテスト410の結果がYESであれば、オペレーシ
ョン411は、第1のアップリンクフレームに組み込ま
れるフレームメッセージの種類に、前記の第1のフレー
ムに続く、周辺ネットワーク通信手段が伝送すべきフレ
ームをもはや持っていないことを示す、いわゆる“分離
フレーム”形式を与える。テスト410の結果がNOで
あれば、オペレーション412は、第1のアップリンク
フレームに組み込まれるフレームメッセージの種類に、
前記の第1のフレームに続く、周辺ネットワーク通信手
段が伝送すべきフレームを、依然として持っていること
を示す、いわゆる“非分離フレーム”形式を与える。
【0374】オペレーション411又はオペレーション
412の何れかに続いて、アップリンクフレーム生成手
段203は、関連するバッファ又はメモリ空間に、オペ
レーション411かオペレーション412の何れかで定
義されたフレームメッセージの種類を書き込むオペレー
ション413を行う。そして、生成手段203は、オペ
レーション122で取り出した、メモリ182の情報エ
リア183に、データフレーム長さ情報43と付加情報
44を書き込むオペレーション223を行う。
【0375】オペレーション222でメールボックス2
04から取り出されたロケーションにより、生成手段2
03は、このデータフレームの長さと、データフレーム
エリア184の開始、ランダムアクセスメモリ173の
アドレスからなるメールボックス204に書き込まれた
ロケーションと、格納されたデータフレームの長さとを
知ることが分かる。
【0376】オペレーション223が完了すると、現在
のバッファメモリ182に格納されたデータフレームの
伝送を許可するアップリンクフレームの準備が終了す
る。そして、生成手段203は、アップリンクフレーム
を伝送するオペレーション220に直接進む。
【0377】オペレーション220は、送信/受信手段
186から、より正確には、その受信管理手段189か
ら、受信中のダウンリンクフレームに含まれるサービス
メッセージを待つオペレーション224で開始する。
【0378】このイベントが起こると、生成手段203
は、応答にてアップリンクフレームを送るように許可す
るサービスメッセージか否かを判定するために受信した
サービスメッセージを解析するオペレーション225を
行う。
【0379】サービスメッセージが、送信許可メッセー
ジか送信非許可メッセージのどちらかであるダウンリン
クフレームを、中央手段21の中央伝送制御手段73が
生成し、オペレーション225は、まず、フィールド4
0に含まれるメッセージの種類に関する情報37が、送
信非許可メッセージか送信許可メッセージのどちらを示
しているか判定するオペレーションを含む。その情報3
7が、送信非許可メッセージの場合、オペレーション2
25の結果はNOであり、生成手段203はオペレーシ
ョン224に戻る。
【0380】情報37が送信許可メッセージの場合であ
ることを示すと、生成手段203は、上述したように、
フィールド41に含まれるアドレス38がイーサネット
送信/受信手段187によってオペレーティングメモリ
175に書き込まれたアドレスに相当するか判定する。
【0381】もしそれが相当するアドレスであれば、オ
ペレーション225の結果はYESであり、生成手段2
03はオペレーション226に進む。
【0382】中央伝送制御手段73が、上述した第1の
変形例で置き換えられる、即ちダウンリンクフレーム生
成手段95が、手段140(図25乃至図28)で置き
換えられる中央手段21の変形例において、また、より
一般的に、サービスメッセージが送信許可メッセージタ
イプか送信非許可メッセージタイプである全ての場合に
おいて、オペレーション225は同様に行われる。
【0383】中央伝送制御手段73が、図29乃至図3
5を参照して、上述した第2及び第3の変形例で置き換
えられる中央手段21の変形例において、また、より一
般的に、サービスメッセージが単に送信許可メッセージ
タイプのものである全ての場合において、オペレーショ
ン225は、オペレーティングメモり175に送信/受
信手段187によって書き込まれたアドレスとサービス
メッセージのアドレス38とを比較する単純なオペレー
ションに制限される。
【0384】オペレーション225の結果がYESのと
きに行うオペレーション226では、生成手段203
は、送信/受信手段186に、より正確には送信管理手
段188に、現在のメモリロケーション182を伝達す
る。そして、アップリンクフレーム伝送要求信号の立ち
下がりエッジを待つ、即ち現在のアップリンクフレーム
を伝送するバーストの伝送が終了しない限り、伝送生成
手段203は、その動作が阻止された状態にあるオペレ
ーション227Aを行う。
【0385】このバーストの伝送完了が起こると、生成
手段は、1単位毎に周辺ネットワーク通信手段の作業用
メモリのフレーム数待ちカウンタをデクリメントするオ
ペレーション227Bを行う。図45に示すように、こ
のカウンタは、オペレーション216Bでインクリメン
トされる。次に、生成手段203はオペレーション22
8に進み、管理手段202に、現在のメモリ182のロ
ケーションを伝達し、これにより、管理手段202が、
送信/受信手段187のデータフレーム受信管理手段の
メールボックスに、そのロケーションを書き込むことが
でき、送信/受信手段187は、イーサネット媒体4を
介して変換器160に到着する、新たなデータフレーム
を格納するのに、このバッファ182を再度使うことが
できる。
【0386】このバーストの伝送が終了すると、生成手
段203はオペレーション228に進み、管理手段20
2に、現在のメモリ182のロケーションを伝達し、こ
れにより、管理手段202が、送信/受信手段187の
データフレーム受信管理手段のメールボックスに、その
ロケーションを書き込むことができ、送信/受信手段1
87は、イーサネット媒体4を介して変換器160に到
着する、新たなデータフレームを格納するために、この
バッファ182を再度使うことができる。
【0387】周辺伝送制御手段185の不図示の変形例
では、ダウンリンクフレーム生成手段95のダウンリン
クフレーム準備手段112が、ダウンリンクフレーム生
成手段140において、ダウンリンクフレーム準備手段
141とダウンリンクフレーム伝送手段142とで置き
換えられるのと同様な方法で、生成手段203が、アッ
プリンクフレーム準備手段とアップリンクフレーム伝送
手段とで置き換えられる。即ち、アップリンクフレーム
を準備するオペレーション219と準備されたフレーム
を伝送するオペレーション220をそれぞれ、並行して
行う2つの手段、アップリンクフレーム伝送手段のメー
ルボックスに空きロケーションがあるとき、オペレーシ
ョン219を行うアップリンクフレーム準備手段、そし
て、そのメールボックスが空でない限り、アップリンク
フレームを伝送するオペレーション220を行うアップ
リンクフレーム伝送手段にて置き換えられる。
【0388】図47は、データフレーム生成手段205
の機能を示すフローチャートである。
【0389】スタートアップ直後、生成手段205はル
ープに移行する。このループは、メールボックス206
に少なくとも1つのバッファロケーション181が存在
する、即ちこのメールボックスが空でなくなるまで待つ
オペレーション229を行うことで開始される。バッフ
ァロケーション181は、送信/受信手段186がダウ
ンリンクフレームを格納したロケーションである。
【0390】このイベントが起こると、生成手段205
はオペレーション230に進み、いくつかのロケーショ
ンがある場合に、最初にメールボックス206に書き込
まれたメモリロケーション181を取り出す。そして、
生成手段205は、格納されたダウンリンクフレームの
フィールド46にあるデータフレーム長さ情報43を、
このロケーションに相当するバッファ181に読み込
む。
【0391】そして、生成手段205は、その情報43
がゼロ以上か否か、即ち格納されたダウンリンクフレー
ムにデータフレームがあるか否かを判定するテスト23
1Aを行う。
【0392】YESでは、生成手段205は、このデー
タフレームにある宛先アドレスを取り出し、このアドレ
スが、作業用メモリ175に格納されたアドレスに相当
するか否かを判定するオペレーション231Bを行う。
【0393】NOでは、生成手段205は、イーサネッ
ト伝送媒体4にて、このデータフレームを伝送するの
に、イーサネット送信/受信手段187が必要とする処
理を行う。まず、オペレーション232を行い、送信/
受信手段187へ、現在のバッファ181のデータフレ
ームエリアのロケーション、即ちデータフレーム領域の
開始であるメモリ173内のアドレスとその長さとを伝
達する。そして、オペレーション233に進み、イーサ
ネット送信/受信手段が、このデータフレームの伝送終
了の信号を送るまで待つ。
【0394】このイベントが起こるか、テスト231A
又は231Bの結果がNOのとき、オペレーション23
4を行い、管理手段201に、イーサネット伝送媒体4
で伝送されるデータフレームを含むダウンリンクフレー
ムのメモリロケーション181を伝達する。これによ
り、管理手段201が、無線送信/受信手段186の受
信管理手段189のメールボックス190に、このロケ
ーションを書き込む。その結果、このバッファ181
は、新たなダウンリンクフレームを格納するのに再度使
用できる。
【0395】オペレーション234が完了すれば、生成
手段205はループのスタートに戻り、その機能を通し
て、上述した一連のオペレーションを繰り返して行う。
【0396】図47Aは、生成手段205の変形例の機
能を示すフローチャートである。
【0397】図47と図47Aを比較すると、この変形
例が同一の機能を有することが分かるが、テスト231
AがNOのとき、イーサネット送信/受信手段187が
データフレームを伝送することを保証する代わりに、生
成手段205の変形例は、オペレーション231を行
い、データフレームの宛先アドレスを取り出し、このア
ドレスが、作業用メモりに格納されたアドレス、又は複
数の宛先(マルチキャスト)アドレスに相当するか否か
を判定する。そして、オペレーション231CがYES
の場合だけ、イーサネット送信/受信手段187がデー
タフレームを伝送することを保証する。
【0398】このオペレーションがNOのとき、生成手
段205の変形例は、直接オペレーション234に進
む。
【0399】不図示の生成手段205の変形例では、い
くつかのデータフレームが、メールボックス206にロ
ケーションがあるバッファ181に存在する場合、イー
サネット媒体4で伝送されるべきデータフレームの中か
ら1つをターミナル23に伝送するために、優先の概念
が導入されている。
【0400】図48乃至図50を用いてイーサネット送
信/受信手段187の構成及び機能について説明する。
【0401】図36に示すように、イーサネット送信/
受信手段187は、送信/受信ペア166、フィルタ1
63、伝導体164、及びコネクタ162を持つイーサ
ネットマイクロコントローラ165を含み、プログラム
171、デフォルトパラメータ172及び作業用メモリ
175によりマイクロコントローラ168によって生成
されるリソースを使用する。
【0402】図48に示すように、イーサネット送信/
受信手段187は、メールボックス236を備えるデー
タフレーム受信管理手段235と、イーサネットモジュ
ール237を含む。
【0403】上述したように、管理手段202は、メー
ルボックス236にバッファロケーション182を書き
込む。このバッファロケーション182は、イーサネッ
ト伝送媒体4を介して通信変換器160に到着したデー
タフレームを格納するためのものである。そして、デー
タフレーム受信管理手段235は、そのデータフレーム
が格納されたメモリロケーション182を管理手段20
2に送る。
【0404】イーサネットモジュール237と管理手段
235の協働に関して、イーサネットモジュール237
は、スタートアップ時に、管理手段235からバッファ
ロケーション182を受信する。バッファロケーション
182はスタートアップ後、イーサネット媒体4を介し
て到着した最初のデータフレームを格納する。そして、
そのデータフレームの受信が終了すると、イーサネット
モジュール237管理手段235にデータフレーム受信
信号を送る。このデータフレーム受信信号は、管理手段
235に、イーサネットモジュール237に前もって伝
達された、メモリロケーションに格納されたデータフレ
ームがあることを知らせ、新たなバッファロケーション
182をイーサネットモジュール237に送るようにす
る信号である。
【0405】また、イーサネットモジュール237は、
周辺伝送制御手段185のデータフレーム生成手段20
5と協働する。前述したように、データフレーム生成手
段205は、イーサネットモジュール237に、1つず
つ、ダウンリンクフレームが格納されたバッファ181
のデータフレームエリアロケーションを伝達する。イー
サネットモジュール237は、各々の場合において、伝
送信号のデータフレーム終了により、このロケーション
にあるデータフレームの伝送を生成手段205に促す。
【0406】データフレーム受信管理手段235の機能
は、図49のフローチャートに示されている。
【0407】起動の後、管理手段235は、オペレーシ
ョン238の実行により開始されるループに入る。オペ
レーション238において、管理手段235は、メール
ボックス236内に少なくとも1つのメモリロケーショ
ン182が書込まれるまで、すなわち、メールボックス
236が空でなくなるまで待つ。そして、メモリロケー
ション182が書き込まれたら、管理手段235は、こ
のメールボックスからロケーションを取得する。より詳
しくは、ロケーションが幾つか存在する場合には、メー
ルボックスに最初に書込まれたロケーションを取得する
ことになる。
【0408】管理手段235は、その後、オペレーショ
ン239に進む。オペレーション239において、管理
手段235は、イーサネットモジュール237に対し
て、先に取得したロケーションを引き渡す。これによ
り、モジュール237は、対応するメモリ182を使用
することができ、イーサネット媒体4を介して受信する
次のデータフレームをそこに格納することができる。
【0409】管理手段235は、その後、オペレーショ
ン240に進む。オペレーション240において、管理
手段235はモジュール237が管理手段235に対し
てデータフレーム受信完了信号を送出するのを待つ。こ
の信号の受信は、モジュール237が媒体4を介して受
信したデータフレームをメモリ182内(そのロケーシ
ョンは、先のオペレーション239において、通知され
ている)に格納したことを示す。
【0410】管理手段235は、データフレーム受信完
了信号を受信した場合、オペレーション241に進む。
オペーレション241において、管理手段235は、周
辺伝送制御手段(PTCM)185に対して、より詳し
くは、その管理手段202に対して、上記と同一のバッ
ファロケーション182を送る。
【0411】オペレーション241が一旦終了すると、
管理手段235は、ループの開始位置に戻り、上述の一
連のオペレーションを実行する。
【0412】イーサネットモジュール237の機能は、
図50のフローチャートに示されている。
【0413】起動の後、モジュール237は、オペレー
ション242の実行により開始されるループに入る。オ
ペレーション242において、モジュール237は、イ
ーサネット媒体4を介して送られるバーストの受信、ま
たはこの媒体上を介して伝送されるデータフレームが存
在するバッファロケーション181の受信を待つ。
【0414】これらの2つのイベントのいずれかが発生
すると、モジュール237は、テスト243を実行す
る。このテスト243において、モジュール237は、
発生したのが第1のイベントであるか否かを判断する。
【0415】その判断の結果が”YES”であれば、モ
ジュール237は、テスト244を実行する。テスト2
44は、メモリロケーション182が有効であるか否
か、すなわち、管理手段235がモジュール237に対
して、未使用のメモリロケーションを引き渡しているか
否かを判断する。
【0416】その判断の結果が”YES”であれば、モ
ジュール237は、オペレーション245を実行する。
オペレーション245において、モジュール237は、
受信処理中のバースト内に含まれるデータフレームをロ
ケーションが有効なメモリ182の領域184に転送す
る。
【0417】このデータフレームを伝送するバーストの
受信が終了すると、モジュール237はテスト246に
進む。テスト246において、モジュール237は、イ
ーサネット媒体4によるデータフレームの受信が最初の
ものであるか否かを判断する。このテストは、例えば、
起動時にはインアクティブであり、モジュール237が
データフレームの受信後にすぐさまアクティブにするイ
ンジケータに基づいて実行される。
【0418】テスト246の結果が”YES”であれ
ば、モジュール237は、オペレーション247を実行
する。オペレーション247において、モジュール23
7は、受信したデータフレームのフィールド14内に記
されたソースアドレス(このアドレスは、ターミナル2
3に対応するイーサネットカード7のMACアドレス1
1に対応する)を取得し、その後、モジュール237
は、このアドレスをワーキングメモリ175に書込む。
【0419】オペレーション247が終了した場合、ま
たは、テスト246の結果が”NO”の場合、モジュー
ル237はテスト248を実行する。テスト248にお
いて、モジュール237は、管理手段235に対してデ
ータフレーム受信完了信号を送る。
【0420】オペレーション248が終了した場合、ま
たは、テスト243または244のいずれかの結果が”
NO”の場合、モジュール237は、テスト249を実
行する。テスト249において、モジュール237は、
第2のイベントが発生したのか否かを判断する。
【0421】判断の結果が”YES”、すなわち、生成
手段205がモジュール237に対するバッファ181
のデータフレーム領域のロケーションの引き渡しがなさ
れている場合、モジュール237は、オペレーション2
50を実行する。オペレーション250において、モジ
ュール237は、イーサネット媒体4を介して、このメ
モリ181内にあるデータフレームを伝送するバースト
を送り、その後、モジュール237は、周辺伝送制御手
段185の生成手段205に対して、データフレーム伝
送完了信号を送る。
【0422】オペレレーション250が終了した場合、
または、テスト249の結果が”NO”の場合、モジュ
ール237は、ループの開始位置に戻り、上述の一連の
オペレーションを実行する。
【0423】図50Aは、モジュール237の変形例の
機能を示している。この機能は、テスト246が実行さ
れないこと、すなわち、イーサネットモジュールが常に
オペレーション245からオペレーション247に直接
進むことを除いて、図50に示すものと同一である。
【0424】従って、オペレーションメモリ175に
は、常に媒体4により受信された最後のデータフレーム
に記されたソースアドレスが保持されることになる。
【0425】これにより、変換器160は、動作中に異
なるイーサネットカード7に接続された場合において
も、常に正しいアドレスを保持することができる。
【0426】図50Bは、モジュール237の他の変形
例の機能を示している。この変形例においては、オペレ
ーション246及び247は、オペレーション246
A、246B及び247Bにより置換され、起動の直後
であって、ループに入る前に、オペレーション17が実
行される。
【0427】オペレーション17において、ワーキング
メモリ175に対して、全ビットが1のアドレス、すな
わち、一般同報アドレス(general broadcast addres
s)が書込まれる。
【0428】このようにして与えらたアドレスは、周辺
手段のアドレスではないため、ワーキングメモリ175
内に記録されているアドレスのランダムな初期化により
他の周辺手段を示すアドレスになるという事態により引
き起こされる問題が避けられる。
【0429】なお、図50及び50Aに夫々示すように
動作するイーサネットモジュールの実施例において、初
期化のオペレーション17を実行することにも有効であ
る。
【0430】図50Bに示すように動作する変形例にお
いて、オペレーション245の実行及びデータフレーム
のソースアドレスを取得するオペレーション246Aに
次いで、イーサネットモジュールは、取得したアドレス
が、ワーキングメモリ175に保持されたアドレスに対
応するか否かを判断するテスト246Bを実行する。
【0431】判断結果が”NO”であれば、オペレーシ
ョン247Bを実行する。オペレーション247Bは、
取得したソースアドレスをワーキングメモリ内に書き込
み、その後、オペレーション248に進む。一方、判断
結果が”YES”であれば、直接オペレーション248
に進む。
【0432】図50Aに示す如く動作するイーサネット
モジュールのように、受信した最後のデータフレームの
ソースアドレスは、常にワーキングメモリ内に存在する
が、ワーキングメモリにこのアドレスを書き込むオペレ
ーションは、取得したアドレスが変化しない(通常の場
合)限り行われないことが理解される。
【0433】概略的に言えば、図1の2A〜2Gを付し
たタイプのデータステーションが既に存在する場合にお
いて、通信変換器160は、非常に単純で便利な方法に
より、通信装置ネットワーク通信手段24を持つことを
可能にする。ケーブル4の両端をプラグ接続すれば十分
だからである。
【0434】有効なデータステーションの一部を形成す
る個別のネットワーク通信手段が前述の勧告、規格以外
に適合する場合は、変換器160の変形例が使用され
る。この変形例は変換器160と類似しているが以下の
点で異なる。すなわち、この変形例は、送信/受信手段
187を、それと類似するがデータステーション、より
正確には、接続がなされる個別のネットワーク通信手段
のMACプロトコルに適合すという点でそれと異なる送
信/受信手段により置換したものである。
【0435】ターミナル23が有効な個別のネットワー
ク通信手段に対応していない場合は、図51に示すデバ
イス24’が使用される。デバイス24’は、通信変換
器160と類似しているが、ターミナル23と直接的に
協同する点が異なる。
【0436】図51において、周辺手段24’について
手段24と同一の参照符号が使用されているが、プライ
ム符号が付されている。
【0437】図36及び51を比較すると、周辺手段2
4’は変換器160に類似しているが、コネクタ16
2、フィルタ163、コンダクタ164、イーサネット
マイクロコントローラ165及び送信/受信対166に
よる構成は、ターミナルインタフェース251によって
置換されている。そして、ターミナルインタフェース2
51は、ターミナル23の雌コネクタ9にプラグ挿入す
るように設計されたISAバスの雄コネクタ8及びMA
Cアドレス11’を有するプログラマブル読み出し専用
メモリ(PROM)170’が備えられている。
【0438】機能面に関しては、周辺手段24’は、変
換器160と類似しているが、イーサネット送信/受信
手段187が、ターミナル23と直接的に協同する送信
/受信手段により置換されている。当該送信/受信手段
がターミナルに一連のデータを引き渡し、または、宛先
アドレスに付随する一連のデータがターミナル23によ
り引き渡しを受けるために、コネクタ8において送信ま
たは受信する電気信号は、デバイス24’のためにター
ミナル23にインストールされたドライバにより、ター
ミナル23において、前述のロジックインタフェース、
例えば、NDISまたはODIと互換性のある信号に変
換される。
【0439】図1に示すタイプのネットワークと図4に
示すタイプのネットワークとを相互接続することが望ま
れる場合は、図52に示すような中央ネットワーク通信
手段によって実行することができる。
【0440】図52に示された無線ネットワーク20’
は、ネットワーク20と類似しているが、中央ネットワ
ーク通信手段21が、手段21’により置換されてい
る。手段21’は、図1に示すタイプの共有伝送媒体の
一部を形成するケーブル4または5のためのポート26
0を有する。例えば、集線装置1及び3つのケーブル4
からなる非常に単純な媒体が図52に示されている。3
つのケーブル4は、夫々一端のコネクタがコセントレー
タ1のユニット3のポートにプラグ挿入され、他端のコ
ネクタが夫々データステーション2のいずれかの個別の
ネットワーク通信手段7のポートまたは中央手段21’
のポート260にプラグ挿入されている。
【0441】2つのネットワークの相互接続によって、
ターミナル6または23のいずれのターミナルも、個別
のネットワーク通信手段7または24により、2つのネ
ットワークのいずれかにおけるターミナルのロケーショ
ンと独立して、一連のデータを他方のターミナル6また
は23に送信することができる、次に、中央ネットワー
ク通信手段21’及びその変形例を図53〜図73を参
照しながら説明する。
【0442】図11と図53とを比較すると、中央手段
21’として使用されるデバイスは、中央手段21とし
て使用されるデバイスと同一の構成要素を有する。これ
らの構成要素には、同一の参照番号を付しているが、図
53にはプライム符号が付されている。さらに、中央手
段21’として使用されるデバイスは、イーサネット伝
送媒体の接続が可能である。
【0443】この構成は、コンダクタ262に接続され
たRJ45コネクタ261、コンダクタ262及び送信
/受信対264に接続された変圧器分離フィルタ26
3、対264及びマイクロコンとローラバス55’に接
続されたイーサネットマイクロコントローラ265を有
する。
【0444】マイクロコントローラ52、送信/受信コ
ントローラ56、無線モジュール61、変換器分離フィ
ルタ163及びイーサネットマイクロコントローラ16
5を調達または構築する方法について、上記の説明は、
夫々マイクロコントローラ52’、送信/受信コントロ
ーラ56’、無線モジュール61’、フィルタ263及
びイーサネットマイクロコントローラ265に関しても
適用される。
【0445】メモリ57’〜59’の内容は、メモリ5
7〜59の内容と類似しているが、ランダムアクセスメ
モリ59’の内容は、多少異なり、所定数のカウンタが
ワーキングメモリ65’に設けられ、スペース66’
は、幾つかの付加的なバッファによって占有される。
【0446】図54に示されるように、上記のスペース
66’は、メモリ267を含むスペース266を有す
る。メモリ267は、中央手段21のメモリ70と同一
であり、同様の用途を有する。また、上記のスペース6
6’は、データフレーム12を格納し、図5に示すよう
なダウンリンクフレームを用意するための所定数のバッ
ファ269を含むスペース268を有する。すなわち、
スペース268は、データフレームを有し、各メモリ2
69は、中央手段21のメモリ68のように構成され、
そのデータフレーム領域に、イーサネット伝送媒体を介
して中央手段21’に到達するデータフレームを格納
し、その後、手段21’が再伝送するデータフレームの
ダウンリンクフレームを用意するために使用される。さ
らに、上記のスペース66’は、所定数のバッファ27
1を含むスペース270を有する。バッファ271は、
中央手段21のメモリ68と同一であり、これと同様の
用途を有する。
【0447】図55に示されたワーキングメモリ65’
は、バッファ269及び271の各々についてのカウン
タを含む構成272と、使用されるバッファ269の個
数のカウンタ273と、使用されるバッファ271の個
数のカウンタ274とを有する。
【0448】各カウンタ272は、対応するバッファが
解放されているか、無線又はイーサネットの共有伝送媒
体のいずれかによって伝送されるべきデータフレーム若
しくはその媒体の各々を介して伝送されるべきデータフ
レームで満たされているかを認識することを可能にす
る。カウンタ273及び274は、スペース268及び
スペース270が夫々満杯であるか否か、すなわち、そ
れらの中に解放されたバッファが存在しないか否かを判
断する。
【0449】図56に示すように、機能的なレベルで
は、中央手段21’は、概略的には言えば、中央伝送制
御手段275、共有無線媒体を介して送信/受信を行う
手段276、共有イーサネット媒体を介して送信/受信
を行う手段277を含む。
【0450】手段275及び手段276は、中央手段2
1の手段73及び74の場合と同一の情報を交換し、ス
ペース66における中央手段21の手段73及び74に
よって実行される動作と同様に、フレームバッファスペ
ース66’における書き込み/読み出し動作を実行す
る。
【0451】中央伝送制御手段275及びイーサネット
送信/受信手段277は、通信変換器160の手段18
5及び187の場合と同一の情報を交換する。手段27
7は、メモリスペース176における手段187によっ
て実行される動作と同様に、メモリスペース66’にお
ける書き込み/読み出し動作を実行する。
【0452】送信/受信手段74に関しての上記の説明
は、送信/受信手段276に関しても、その受信管理手
段の機能を除いて有効であり、図57のフローチャート
に示されている。
【0453】図57と図16とを比較すると、送信/受
信手段276の受信管理手段は、管理手段76と一連の
オペレーションが同一のループ(オペレーション278
〜282がオペレーション83〜87に夫々対応)を実
行するが、テスト280の結果が”YES”の場合に実
行するオペレーション283が付加されている点で異な
る。オペレーション283において、手段276の受信
管理手段は、使用されているバッファ271の数に関す
るカウンタ274をインクリメントする。
【0454】アップリンクフレームの受信のためにバッ
ファ271のいずれもが使用できない場合、手段276
の受信管理手段は、オペレーション278に留まり、無
線モジュールが受信管理手段に引き渡してくるいずれの
フレームをも無視する。
【0455】図58〜図64を参照しながら伝送制御手
段275を説明する。
【0456】図58に示すように、制御手段275は、
バッファ管理手段284、管理手段284がバッファメ
モリロケーション271を書き込むためのメールボック
ス286、送信許可メッセージ準備手段287、ダウン
リンクフレーム生成手段288を有する。ダウンリンク
フレーム生成手段288は、管理手段284がメモリロ
ケーション269〜271を書き込むためのメールボッ
クス289と、準備手段287が送信許可メッセージを
準備した時にそれを書き込むためのメールボックス29
0を含む。
【0457】データフレーム生成手段285は、上記の
通信変換器160の生成手段205と類似した機能を有
し、特に図47における機能は生成手段285に適用さ
れる。この適用は、送信/受信手段187、メールボッ
クス206及び管理手段201の参照符号を、イーサネ
ット送信/受信手段277、メールボックス286及び
管理手段284の参照符号に夫々変更することによりな
される。
【0458】送信許可メッセージ準備手段287は、上
記の中央手段21の手段94と同一の機能を有し、上記
の説明、特に図20を参照した説明は手段287につい
ても有効である。この適用は、生成手段95、メールボ
ックス97及びテーブル64の参照符号を、生成手段2
88、メールボックス290及びテーブル64’の参照
符号に夫々変更することによりなされる。
【0459】生成手段288の機能は、中央手段1の生
成手段95の機能と類似している。生成手段288は、
図21に示した構成と類似した構成を有する。その中の
許可制御手段は、図22に示す機能と類似した機能を有
し、その中の準備手段は、図23に示された機能と類似
した機能を有する。しかし、ダウンリンクフレームを準
備するオペレーションは、図24に示されたものとは異
なり、図59のフローチャートに示されたものと同一で
ある。
【0460】図24及び59の比較から明らかなよう
に、生成手段288によって実行されるダウンリンクフ
レームの準備のオペレーションは、オペレーション29
1〜301を含む。オペレーション291〜301は、
夫々オペレーション120のオペレーション122〜1
32と同一であるが、オペレーション292または29
3のいずれかが終了した後において、生成手段288
は、テスト302及び303の判断結果が”NO”の場
合にのみテスト294に進み、オペレーション295
は、テスト294の判断結果が”YES”である場合及
びテスト302または303の判断結果のいずれかが”
YES”の場合にのみ実行される。
【0461】テスト302において、生成手段288
は、メモリスペース270が満杯のスレッショルドに達
したか否か、すなわち、予め設定された数のバッファが
満杯になったか否かを判断する。このテストは、カウン
タ274が当該予め設定された数と等しい値に到達した
か否かを判断することによりなされる。
【0462】生成手段288により実行されるテスト3
03は、カウンタ273によってなされるものと類似す
るが、スペース268のバッファ269に関しては異な
る。
【0463】スペース268または270のいずれかが
満杯になった場合に、生成手段288は、準備中のダウ
ンリンクフレーム内に、送信不許可メッセージのタイプ
のサービスメッセージを組み込む。これにより、現在の
ダウンリンクフレームに伝送されたらすぐに、中央手段
21’は、新たなダウンリンクフレームを送信可能にな
るため、バッファ269または271は、可能な限り迅
速に解放される。
【0464】なお、バッファロケーション271のいず
れもが有効でない場合、すなわち、有効なメールボック
スがない場合に、送信/受信手段276の受信管理手段
は、スタンバイ状態にされ、その間に受信したアップリ
ンクフレームは無視される。また、イーサネット送信/
受信手段277においても類似した現象が発生する。
【0465】不図示の変形例において、生成手段288
は、中央手段1の生成手段95と生成手段140との差
異と同一の差異を生成手段288との間に有する生成手
段によって置換される。
【0466】他の変形例において、準備手段287は、
準備手段94’が中央手段21の準備手段94と相違す
るのと同じように、準備手段287と相違する準備手段
によって置換される。また、生成手段288は、生成手
段95’または140’が中央手段21の生成手段95
と相違するのと同じように相違する生成手段により置換
される。
【0467】バッファ管理手段284に関して図60〜
64を用いて説明する。
【0468】図60に示すように、管理手段284は、
送信完了管理手段304を有する。送信完了管理手段3
04は、送信/受信手段277の受信管理手段及び送信
/受信手段276の受信管理手段のメールボックスにバ
ッファロケーション269及び271を夫々書き込む。
また、管理手段284は、データフレームルーティング
手段305を有する。データフレームルーティング手段
305は、送信/受信手段277による通信を終えたバ
ッファロケーション269をメールボックス289に書
き込む。また、管理手段284は、アップリンクフレー
ムルーティング手段306を有する。アップリンクフレ
ームルーティング手段306は、送信/受信手段276
による通信を終えたバッファロケーション271をメー
ルボックス286及び289に書き込む。
【0469】送信完了管理手段304の機能は、図61
のフローチャートに示されている。
【0470】起動の後、送信完了管理手段304は、オ
ペレーション307を実行する。オペレーション307
において、送信完了管理手段304は、送信/受信手段
277の受信管理手段のメールボックス内にメモリ26
9の各々のロケーションを書き込み、また、送信/受信
手段276の受信管理手段のメールボックス内に各々の
メモリロケーション271を書き込む。
【0471】オペレーション307の実行が終了する
と、管理手段304は、オペレーション308の実行に
より開始されるループに入る。オペレーション308に
おいて、管理手段304は、ダウンリンクフレーム生成
手段288から共有無線媒体を介して伝送されたダウン
リンクフレームを格納したバッファメモリ269または
271のロケーションを受信(以下、第1のイベント)
するか、或いは生成手段285から共有イーサネット媒
体を介して伝送されたダウンリンクフレームを格納した
バッファメモリ271のロケーションを受信(以下、第
2のイベント)するまで待機する。
【0472】これらの2つのイベントのいずれかが発生
すると、管理手段304は、オペレーション309に進
む。オペレーション309において、ロケーションが受
信されたメモリ269または271に対応するカウンタ
(構成272の一部)をデクリメントする。その後、管
理手段304は、テスト310を実行する。テスト31
0において、管理手段304は、デクリメントされたカ
ウンタが0になったか否かを判断する。以下に示すよう
に、ルーティング手段305または306がカウンタを
選択し、オペレーション309において、そのデクリメ
ントを実行することにより、カウンタは、対応するバッ
ファのデータフレームが伝送された場合にのみ0にな
る。この伝送は、状況に応じて、共有無線媒体を介し
て、共有イーサネット媒体を介して、または両者を介し
てなされる。
【0473】テスト310の判断結果が”YES”の場
合、管理手段304はテスト311を実行する。テスト
311において、管理手段304は、待ちのオペレーシ
ョン308の割り込みが第1または第2のイベントにい
ずれにより発生したのかを判断する。
【0474】テスト311の判断結果が”YES”、す
なわち、ダウンリンクフレーム生成手段288から送ら
れてくるバッファロケーションの受信が起こった場合、
管理手段304は、このバッファのロケーションを解析
するオペレーション312を実行する。この詳細は図6
2に示されている。
【0475】オペレーション312は、テスト313か
ら開始される。テスト313において、管理手段304
は、ロケーションが受信されたバッファがスペース37
0内にあるか否かを判断する。
【0476】テスト313の判断結果が”YES”、す
なわち、ロケーションが受信されたメモリがメモリ27
1である場合、管理手段304はオペレーション314
を実行する。オペレーション314において、管理手段
304は、このメモリ271のロケーションを送信/受
信手段276の受信管理手段のメールボックス内に書き
込み、使用されているバッファ271のカウンタ274
を1つ分だけデクリメントする。
【0477】オペレーション314の実行が終了した場
合またはテスト313の判断結果が”NO”の場合、管
理手段304はテスト315を実行する。テスト315
において、管理手段304は、受信されたバッファロケ
ーションがスペース268のバッファ一部を構成するか
否かを判断する。
【0478】テスト315の判断結果が”YES”、す
なわち、ロケーションされたバッファがバッファ269
の場合、管理手段304は、オペレーション316を実
行する。オペレーション316は、オペレーション31
4と同一のタイプであるが、イーサネット共有媒体によ
って受信されたデータフレームであるという点で異な
る。すなわち、オペレーション316は、受信されたバ
ッファロケーションを送信/受信手段277の受信管理
手段のメールボックス内に書き込み、カウンタ273を
デクリメントする。
【0479】オペレーション312は、オペレーション
316が終了した場合またはテスト315の判断結果
が”NO”の場合に終了する。
【0480】オペレーション312が終了した場合、ま
たはテスト311の判断結果が”NO”の場合、すなわ
ち、オペレーション308の割り込みを発生させたイベ
ントが第1のイベントでない場合、管理手段304は、
テスト317を実行する。テスト317において、管理
手段304は、第2のイベントが発生したか否かを判断
する。
【0481】判断結果が”YES”の場合、すなわち、
受信されたロケーションがデータフレーム生成手段28
5から送られてきたものである場合、管理手段304
は、オペレーション314と同一のオペレーション31
8を実行する。すなわち、このオペレーションにおい
て、管理手段304は、送信/受信手段276の受信管
理手段のメールボックス内に、受信されたバッファメモ
リ271のロケーションを書き込み、カウンタ274を
1つ分だけデクリメントする。
【0482】オペレーション318が終了した場合また
はテスト317の判断結果が”NO”の場合若しくはテ
スト310の判断結果が”NO”の場合、送信管理手段
304はループの開始位置に戻り、起動後に関しての前
述の一連のオペレーションを実行する。初期化オペレー
ション307が除かれるのは言うまでもない。
【0483】データフレームルーティング手段305の
機能は、図63のフローチャートによって示されてい
る。
【0484】起動後、手段305はオペレーション31
9の実行により開始されるループに入る。オペレーショ
ン319は、イーサネット送信/受信手段、より詳しく
は、その受信管理手段から、イーサネット共有伝送媒体
により受信されたデータフレームを送信/受信手段27
7が格納したデータフレーム領域内のメモリロケーショ
ン269を受信するまで待つ。
【0485】このイベントが発生した場合、ルーティン
グ手段305は、オペレーション320に進む。オペレ
ーション320において、ルーティング手段305は、
バッファ269に対応するカウンタ(構成272の一
部)に1を設定する。そして、オペレーション321に
進み、ルーティング手段305は、このバッファのロケ
ーションを生成手段288のメールボックス289に書
き込む。
【0486】オペレーション321が終了すると、デー
タフレームルーティング手段305は、ループの開始位
置に戻り、上記の一連のオペレーションを実行する。
【0487】アップリンクフレームルーティング手段3
06の機能は、図64のフローチャートによって示され
ている。
【0488】起動後、手段306はオペレーション32
2を実行する。オペレーション322において、手段3
06は、送信/受信手段276、より詳しくは、その受
信管理手段から、アップリンクフレームが格納されたバ
ッファメモリロケーション271を受信するまで待つ。
【0489】このイベントが起こると、手段306はオ
ペレーション323を実行する。オペレーション323
において、手段306は、バッファ271に対応するカ
ウンタ(構成272の一部)に2を設定し、オペレーシ
ョン324に進む。オペレーション324において、手
段306は、このバッファのロケーションを生成手段2
88のメールボックス289内に書き込む。そして、オ
ペレーション325において、手段306は、このロケ
ーションを生成手段285のメールボックス286内に
書き込む。
【0490】オペレーション325が終了すると、手段
306はループの開始位置に戻り、上記の一連のオペレ
ーションを実行する。
【0491】アップリンクフレームがメモリ271内に
格納された場合、ルーティング手段306は、このメモ
リのカウンタを2とし、これにより、最初は、生成手段
285及び生成手段288のいずれかが、このメモリの
ロケーションを送信完了管理手段304へ送り、これに
より、テスト310の判断結果が”NO”となり、生成
手段285及び288が第2回目にこのロケーションを
管理手段304に送るのを待ち、これにより、テスト3
10の判断結果が”YES”になり、このロケーション
が送信/受信手段276の受信管理手段へ送られる。
【0492】図65〜67を参照しながらバッファ管理
手段284の変形例284’を説明する。
【0493】概略的に言えば、手段284’は手段28
4と類似しているが、手段305及び306が手段30
5’及び306’によって置換されている。手段30
5’及び306’は、フィルタとして機能する。すなわ
ち、メモリロケーション269内に格納されたデータフ
レームのフィールド13に存在し、送信/受信手段27
7の受信管理手段によって送られる宛先アドレスが、こ
のデータフレーム周辺手段24の1つの宛先を示してい
ない場合、ルーティング手段305は、このロケーショ
ンを送信/受信手段277の受信管理手段のメールボッ
クス内に書き込み、同様にして、アップリンクフレーム
ルーティング手段306’は、受信されたロケーション
を、格納されたデータフレームの宛先アドレスに従っ
て、メールボックス286またはメールボックス289
のいずれかに書き込む。但し、アドレスが多数宛先(マ
ルチキャスト)アドレスの場合には、データフレームは
両方のメールボックスに書込まれる。
【0494】データフレームルーティング手段305’
の機能は、図66のフローチャートによって示されてい
る。
【0495】図63及び図66を比較すると明らかなよ
うに、データフレームルーティング手段305’は、ル
ープにおいて、オペレーション319〜321と夫々同
一のオペレーション326〜328を有するが、オペレ
ーション326からオペレーション327に直接進む代
わりに、手段305’は、オペレーション329に進
む。オペレーション329において、手段305’は、
格納されたデータフレームのフィールド13内に含まれ
る宛先アドレスを読み出し、その後、テスト330に進
み、テスト330において、このアドレスがマルチキャ
ストアドレスであるか否かを判断する。
【0496】テスト330の判断結果が”NO”であれ
ば、手段305’はテスト331に進み、宛先アドレス
が周辺手段24のものであるか否かを判断する。
【0497】テスト330の判断結果またはテスト33
1の判断結果が”YES”の場合、手段305’は、オ
ペレーション327に進み、次いで、ループの開始位置
に戻る前にオペレーション328に進む。テスト331
の判断結果が”NO”の場合、すなわち、アドレスがマ
ルチキャストアドレスでも1つの周辺手段24のアドレ
スでもない場合、手段305’は、オペレーション33
2を実行する。オペレーション332において、手段3
05’は、送信/受信手段277の受信管理手段のメー
ルボックス内に引き渡されたバッファロケーション26
9を直接書き込み、オペレーション332が終了したら
ループの開始位置に戻る。
【0498】アップリンクフレームルーティング手段3
06’の機能は、図67のフローチャートによって示さ
れている。
【0499】図66及び67の比較から明らかなよう
に、手段306’によるループにおいて実行される一連
のオペレーションは、オペレーション332〜325と
夫々同一のオペレーション333〜336を有するが、
待機オペレーション333から次に進む際に、オペレー
ション334に進む代わりに、手段306’は、オペレ
ーション337に進む。オペレーション337におい
て、手段306’は、引き渡されたメモリロケーション
271のフィールド13内の宛先アドレスを読み出し、
その後、テスト338に進む。テスト338において、
手段306’は、このアドレスがマルチキャストアドレ
スであるか否かを判断する。
【0500】テスト338の判断結果が”NO”の場
合、手段306’は、オペレーション323〜325と
夫々同一のオペレーション334〜336を実行し、そ
の後、ループの開始位置に戻る。
【0501】テスト338の判断結果が”NO”の場
合、手段306’は、テスト339に進み、宛先アドレ
スが周辺手段24のアドレスであるか否かを判断する。
【0502】その判断結果が”YES”である場合、手
段306’は、オペレーション340を実行する。オペ
レーション340は、そのロケーションを通信したメモ
リ271に対応するカウンタに1を設定する。その後、
手段306’はオペレーション341に進み、このロケ
ーションをメールボックス289内に書き込み、オペレ
ーション341が終了したら、手段306’は、ループ
の開始位置に戻る。
【0503】テスト339の判断結果が”NO”の場
合、ルーティング手段306’は、オペレーション34
2を実行する。オペレーション342において、手段3
06’は、受信されたロケーションのバッファに対応す
るカウンタに1を設定し、その後、オペレーション34
3において、手段306’は、このロケーションをメー
ルボックス286に書き込む。オペレーション343が
終了すると、手段306’はループの開始位置に戻る。
【0504】ルーティング手段305’及び306’に
よって実行されるフィルタリングオペレーションは、ソ
フトウェア手段により直接的に実行することができる
が、以下に示すように、内容検索機能付きメモリ(cont
ent addressable memory)によるハードウエア手段によ
り実行することもできる。
【0505】図68〜70を参照しながらイーサネット
送信/受信手段277を説明する。
【0506】図48及び図68の比較から明らかなよう
に、中央手段21’の送信/受信手段277は、通信変
換器160の送信/受信手段187と類似し、構成34
4〜346は、構成235〜237に夫々対応する。
【0507】データフレーム受信管理手段344の機能
は、図69のフローチャートに示されている。
【0508】図49及び図69の比較から明らかなよう
に、管理手段344は、管理手段235と同一の機能を
有し、管理手段344がループ内で実行するオペレーシ
ョン347〜350は、オペレーション238〜241
に夫々類似する。
【0509】イーサネットモジュール346の機能は、
図70のフローチャートに示されている。
【0510】図50及び図70の比較から明らかなよう
に、イーサネットモジュール346がループ内で実行す
るオペレーション351〜357は、通信変換器160
のイーサネットモジュール237によって実行されるオ
ペレーション242〜245及び248〜250と夫々
類似する。しかし、オペレーション354は、オペレー
ション245において提供されるオペレーションに対し
て、使用されているバッファの数でカウンタをインクリ
メントするオペレーションが追加されている。
【0511】図71は、イーサネットモジュール346
の変形例の機能を示している。この変形例は、フィルタ
として、すなわち、その宛先アドレスが周辺手段24の
アドレスでもマルチキャストアドレスでもない場合にデ
ータフレームの受信を無視するように機能する。これ
は、テスト353の判断結果が”YES”の場合にテス
ト358を実行し、このテスト358の判断結果が”Y
ES”の場合にはオペレーション354に進み、このテ
スト358の判断結果が”NO”の場合にはテスト35
6に進むことによりなされる。
【0512】実際には、テスト358は、ソフトウェア
資源というより、イーサネットマイクロコントローラに
集積され、またはその外部に設けられた内容検索機能付
きメモリにより実行される。これを図72及び73を用
いて説明する。
【0513】図72は、中央手段21’の変形例359
の構成を示している。この変形例は中央手段21’に類
似しているが、マイクロコントローラバス55’に直接
接続された内容検索機能付きメモリ360を有する点で
異なる。
【0514】この内容検索機能付きメモリ360は、中
央手段359に到達したデータフレームの宛先アドレス
について、ルーティング手段350’及び306’によ
ってテストを実行するためにマイクロコントローラ5
2’により利用され、これにより上記のフィルタリング
を実行することができる。
【0515】他の変形例において、内容検索機能付きメ
モリ360は、イーサネットマイクロコントローラ26
5により利用され、これにより、図71のフローチャー
トに示した機能を有するイーサネットモジュール346
の変形例、すなわち、イーサネット伝送媒体によって受
信されたデータフレームのフィルタリングを実行するイ
ーサネットモジュールを使用することができる。
【0516】図73は、中央手段21’の他の変形例3
61を示している。この変形例361は、中央手段2
1’の構成と類似した構成を有するが、導線364によ
ってインタフェース363に接続された内容検索機能付
きメモリ362が付加されている点でことなる。ここ
で、インターフェース363は、マイクロコントローラ
バス55’に接続されている。
【0517】インターフェース363により、イーサネ
ットマイクロコントローラ265及びマイクロコントロ
ーラ52’の双方が内容検索機能付きメモリ362を使
用することができる。従って、フィルタリングを実行す
るイーサネットモジュール346の変形例を使用するこ
と、ルーティング手段305’及び306’を使用する
ことの双方が可能になる。
【0518】概略的に言えば、中央手段21に関する上
述の様々な変形例の説明は、中央手段21’に適用され
ることに留意する必要がある。
【0519】次に、図74〜83を参照しながら、上述
の通信システムの変形例、すなわち、中央手段21また
はその1つの変形例と、少なくとも1つの周辺手段24
またはその1つの変形例とを含むシステムを説明する。
【0520】この変形例においては、半二重の代わり
に、共有伝送媒体を全二重としている。すなわち、中央
手段21から周辺手段24への方向(ダウンリンク方
向)及び周辺手段24から中央手段21への方向(アッ
プリンク方向)に関して、同時に伝送ができるように
し、この変形例のシステムによって使用される共有無線
媒体において、ダウンリンクフレームの伝送と別個のア
ップリンクフレームの伝送、及びその逆を可能にしてい
る。
【0521】図74は、ダウンリンク方向において、4
つのバースト370A〜370Dによる共有無線媒体の
占有の一例を示している。
【0522】図74に示す期間TRは、中央手段21の
本変形例が、そのサービスメッセージ31が送信許可メ
ッセージのタイプであるダウンリンクフレーム25を伝
送するバーストの送信を開始した時から、時間TRの期
間内にアップリンクフレーム26を伝送するバーストの
受信が開始されていない場合において、新たなダウンリ
ンクフレームを伝送するまでの期間である。時間TRの
期間内にアップリンクフレーム26を伝送するバースト
の受信が開始されていない場合は、中央手段は、後述の
ように、このアップリンクフレームの受信が完了するま
で待つ。
【0523】他方、中央手段の本変形例において、その
サービスメッセージ31が送信許可メッセージの存在し
ないメッセージのタイプであるダウンリンクフレームを
伝送する場合には、前のダウンリンクフレームの伝送の
終了の後にすぐさま新たなダウンリンクフレームを送信
することができる。
【0524】従って、バースト370Aが終了した時、
中央手段の本変形例は、時間TRの期間が経過するまで
待ち、その間にアップリンクフレームを伝送するバース
トが共有無線媒体上に現れない場合には、この期間が終
了するとすぐに、新たなダウンリンクフレームを伝送す
ることができるものと看做す。すなわち、本中央手段
は、その反応時間に対応する時間を有する期間の終了時
にバースト370Bを伝送する。
【0525】送信許可メッセージを含まないバースト3
70Bによってダウンリンクフレームが伝送された場
合、本中央手段は、バースト370Bが終了した後にす
ぐに新たなダウンリンクフレームを送信可能であるとみ
なす。すなわち、本中央手段は、反応時間の後にバース
ト370Cを送信する。
【0526】バースト370Cにより伝送されるダウン
リンクフレームも送信許可メッセージを含み、応答する
周辺手段がない場合の反応を引き起こす。従って、本中
央手段は、時間TRの期間の終了の後すぐに新たなダウ
ンリンクフレームを送信可能であるとみなす。これは、
送信許可メッセージを含むダウンリンクフレームを伝送
するバースト370Dの後、反応時間が経過した後にな
される。
【0527】バーストの送信の開始からの期間TRのカ
ウントは、バーストによって伝送されるダウンリンクフ
レームに含まれるサービスメッセージの伝送の終了から
カウントすることになる。なお、全プリフィックス50
が同一の時間であり、全サービススメッセージ31が同
一の長さ(12 octets)であり、信号51の開始から
それらの伝送に要する時間は、全ダウンリンクフレーム
に関して同一になる。
【0528】つまり、プリフィックス50及び信号51
の一部(サービスメッセージを伝送するのに要する先頭
部分)を送信するのに要する時間をCとすると、バース
トの開始からの期間TRのカウントするには、サービス
メッセージの伝送の終了から期間TR−Cをカウントす
れば良い。
【0529】期間TRは、送信許可メッセージの宛先と
なったあらゆる周辺手段が、当該メッセージに応答して
アップリンクフレームの伝送を開始できる最短の期間に
なるように選択される。
【0530】一例を挙げると、期間TRは、大凡550
Tsとすることができる。
【0531】図74に示すバーストの例において、信号
51は比較的短く、それらは、時間TRが経過する前に
終了する。しかし、以下に示すように、実際には、信号
51は、時間TRの期間の終了時を越える場合もある。
【0532】概略的に言えば、中央ネットワーク通信手
段の本変形例は、上述の実施例に類似するが、同時に送
信及び受信が可能な無線モジュール及びダウンリンクフ
レーム生成手段を有する点で相違する。これらについ
て、図75及び76を用いて説明する。
【0533】中央手段の他の実施例としての全二重の許
可制御手段の機能を図75のフローチャートにより説明
する。
【0534】図22及び図75の比較から明らかなよう
に、本許可コントローラは、半二重の許可コントローラ
と同様に機能し、オペレーション371〜376は、オ
ペレーション113〜115及び117〜119と夫々
同一である。しかし、本許可コントローラは、オペレー
ション116と非類似の処理を実行する。オペレーショ
ン116は、ダウンリンクフレームを送信するための許
可信号をインアクティブにするオペレーション373
と、フレーム受信継続信号が存在するか否かを判断する
テスト374との間に、期間Tの経過を待つオペレーシ
ョンである。
【0535】フレーム受信継続信号が存在しなくなるの
を待つオペレーション375により、周辺手段に対して
送信許可メッセージを送信することを避けることができ
る。なお、送信許可メッセージを受信した周辺手段は、
それに応答してアッププリンクフレームを送信する状態
になる。本許可制御手段の役割は、このような状況を避
けるために不可欠である。
【0536】図76は、中央手段21の準備手段112
を全二重の変形例に置換したダウンリンクフレーム準備
手段の機能を示すフローチャートである。
【0537】図23及び76の比較から明らかなよう
に、本準備手段は、ループにおいて、手段112のよう
に、ダウンリンクフレームを準備するオペレーション3
77に次いで当該ダウンリンクフレームを伝送するオペ
レーション378を実行する。
【0538】準備オペレーション377は、手段112
により実行されるオペレーション120と同一であり、
オペレーション379〜385は、オペレーション13
3〜139と夫々同一である。しかし、オペレーション
380の終了後は、オペレーション381に直接進む代
わりに、本準備手段はテスト382を実行し、この判断
結果が”YES”の場合にのみオペレーション381に
進む。
【0539】オペレーション381において、所定のイ
ベント、すなわち、ダウンフレームを伝送するバースト
の送信の開始が起こった場合、本準備手段は、オペレー
ション386に進む。オペレーション386において、
本準備手段は、期間TRの経過を待ち、期間TRが経過
したら、オペレーション387に進む。オペレーション
387において、本準備手段は、DLF伝送要求信号が
ハイレベルである場合に、この信号の立下りエッジを待
つ。すなわち、ダウンリンクフレームを伝送するバース
トが送信されている場合に、本準備手段は、オペレーシ
ョン383に進む前に、このバーストの送信の終了を待
つ。
【0540】テスト382の判断結果が”NO”の場合
は、本準備手段は、オペレーション387と類似したオ
ペレーション388を実行し、その後、オペレーション
384に進む。
【0541】オペレーション386〜388は、オペレ
ーション380においてダウンリンクフレームを送信す
るように送信/受信手段に要求があった場合に、本準備
手段は、オペレーション383またはオペレーション3
84に直接進む前に、ダウンリンク方向における伝送媒
体が解放され、時間TRの期間が経過するまで待つこと
を意味する。
【0542】中央手段21の実施例の全二重の変形例に
おいて、準備手段112は準備手段141及び伝送手段
142により置換されている。そして、伝送手段142
は、図27のフローチャートまたは図28のフローチャ
ートに示されるものと類似した機能を有する伝送手段に
よって置換されており、ダウンリンクフレームを伝送す
るオペレーション121は、オペレーション378によ
って置換されている。
【0543】概略的に言えば、上述の周辺ネットワーク
通信手段の他の実施例についての全二重の変形例は、こ
れらの実施例に正確に対応するが、同時に送信及び受信
することが可能な無線モジュールに関しては、この限り
ではない。
【0544】次に、図77〜図81を用いて、アップリ
ンク方向及びダウンリンク方向における共有無線媒体の
占有に関する他の例を説明する。なお、これらの図には
無線モジュールの機能に関する信号も示されている。
【0545】図77に示す例において、中央手段は、送
信許可メッセージを含むダウンリンクフレームを伝送す
るバースト390を送り、このメッセージに応答して、
宛先の周辺手段は、バースト390の送信が完了する前
であるにも拘わらず、アップリンクフレームを伝送する
バースト391を送信している。中央手段は、比較的長
いデータフレームを伝送しているが、このデータフレー
ムは、時間TRの期間が経過する前に終了するバースト
390に対しては十分に短い。
【0546】従って、図75の機能を有する許可コント
ローラにより、本中央手段は、新たなダウンリンクフレ
ームの送信が可能になるまで、バースト391の受信が
終了するのを待つ。新たなダウンリンクフレームの送信
は、反応時間が経過した後に開始されるバースト392
によりなされる。
【0547】図78に示す例において、中央手段は、送
信許可メッセージ及びやや長いデータフレームを含むダ
ウンリンクフレームを伝送するバースト393を送信し
ている。
【0548】バースト393によって伝送された送信許
可メッセージに応答して、この送信許可メッセージの宛
先の周辺手段は、やや短いデータフレームを含むアップ
リンクフレームを伝送するバースト394を送信してお
り、このため、バースト394は、バースト393が終
了する前に終了している。
【0549】従って、本中央手段のダウンリンクフレー
ム準備手段または伝送手段は、ダウンリンクフレームを
伝送するオペレーション378において、新たなダウン
リンクフレームの送信が可能であると看做す前に、オペ
レーション386及び387を連続的に実行(すなわ
ち、バースト393の送信の終了を待つ)している。そ
して、反応時間の経過後、中央手段は、新たなダウンリ
ンクフレームを伝送するバースト395を送信してい
る。
【0550】図79に示す例において、中央手段は、送
信許可メッセージのみを含むダウンリンクフレームを伝
送するバースト396を送信しており、バースト396
は非常に短く、宛先の周辺手段がアップリンクフレーム
を伝送するバースト397によって応答した時には既に
終了している。従って、中央手段は、その許可コントロ
ーラのオペレーション365により、再度ダウンリンク
フレームを送信できることを確認するためにバースト3
97の終了を待つ。再度のダウンリンクフレームの送信
は、バースト398により、反応時間の経過後になされ
る。
【0551】図80に示す例において、中央手段は、送
信許可メッセージ及び比較的長いデータフレームを含む
ダウンリンクフレームを伝送するバースト399を送信
しているが、この送信許可メッセージにより送信を許可
された周辺手段は、何の応答を返していない。また、バ
ースト399は、時間TRの期間が経過した時、まだ送
信され続けている。新たなダウンリンクフレームの送信
が可能であると中央手段がみなすのは、上述のように、
このバーストの送信の終了時であり、新たなダウンリン
クフレームの送信は、バースト400により反応時間の
経過後になされる。
【0552】最後に、図81に示す例において、中央手
段は、送信許可メッセージ及び比較的短いデータフレー
ムを含むダウンリンクフレームを伝送するバースト40
1を送信し、バースト401の送信は、時間TRの期間
が経過する前に終了する。
【0553】バースト401によって送信許可メッセー
ジが伝送されることが予定された周辺手段が応答せず、
中央手段は、時間TRの期間の終了から、バースト40
2により、反応時間の経過後に新たなダウンリンクフレ
ームを送信できるものとみなしている。
【0554】上記の説明において、サービスメッセージ
が等価な中央手段21の実施例間における相違は、送信
許可メッセージまたは送信非許可メッセージのタイプの
相違である。また、上記の説明は、これらの実施例の全
二重の変形例に関するものである。
【0555】概略的に言えば、全サービスメッセージが
送信許可メッセージのタイプである半二重の実施例と、
その全二重の変形例の実施例との間に存在する上記同様
の差異は、図82及び図83を参照することによりより
詳細に理解される。
【0556】図82のフローチャートは、半二重の実施
例の手段111’(図29)を置換する送信制御手段の
機能を示す。
【0557】図30及び図82の比較から明らかなよう
に、本送信制御手段は、手段111’のように機能し、
オペレーション371’〜376’は、オペレーション
113’〜115’及び117’〜119’と夫々同一
であるが、オペレーション116’のような待ちオペレ
ーションの実行がなく、オペレーション373’からオ
ペレーション374’へ直接進む点で異なる。
【0558】図83のフローチャートは、半二重の実施
例を置換するダウンリンクフレーム準備手段の機能を示
している。
【0559】図31及び83の比較から明らかなよう
に、本準備手段は、準備手段112’のように機能し、
オペレーション377’と120’とは同一であり、オ
ペレーション378’はオペレーション121’と類似
しており、オペレーション379’及び381’及び3
83’〜385’は、オペレーション133’〜13
5’、155、138’及び139’と夫々同一である
が、オペレーション381’からオペレーション38
3’に直接進む代わりに、本準備手段は、オペレーショ
ン386’及び387’を実行する。なお、オペレーシ
ョン386’及び387’は、図76に示したオペレー
ション378のオペレーション386及び387と同一
である。
【0560】準備手段112’が準備手段141’及び
伝送手段142’により置換された中央手段の実施例の
全二重の変形例において、伝送手段142’は、図35
のフローチャートにおいてオペレーション121’をオ
ペレーション378’により置換された機能を有するダ
ウンリンクフレーム伝送手段により置換されている。
【0561】上述の中央手段の他の全二重の変形例は、
中央手段21及びそれに関する他の実施例、中央手段2
1’及びそれに関する他の実施例に関しても明らかであ
る。
【0562】本発明は、時分割マルチアクセス(TDM
A)プロトコルにも適用できる。これは、上記の説明に
おいて、送信許可メッセージをタイムスロットに置換
し、各周辺手段に対して、夫々周期的に配分されたタイ
ムスロットにおいてのみ伝送を許可することによりなさ
れる。この実施例に拠れば、送信を許可された周辺手段
の周期は、優先度の変化を考慮に入れるようにして変更
される。このようにして、多数の伝送すべきアップリン
クフレームを有する周辺手段は、少ししか伝送しない周
辺手段よりも多くのタイムスロットを配分される。
【0563】次に、図13B、20G及び20Hを参照
して、本発明の好適な実施例に係る第1の優先度管理に
ついての変形例について説明する。
【0564】この変形例に拠れば、上記の実施例におい
て、周辺手段24が中央手段21により識別される場合
に、メッセージ種類情報422(図9A)は、”分離フ
レーム”及び”非分離フレーム”の2つの形態をとる。
【0565】この形態が”非分離フレーム”の場合、図
9Aに示す付加情報フィールドは、伝送すべきものとし
て既に決定されたフレームの数を情報として含む。該情
報を含むアップリンクフレームの伝送を行う周辺ネット
ワーク通信手段は、該情報に続けて該フレームを伝送す
る。
【0566】また、この形態が”分離フレーム”の場
合、付加情報フィールドは数0を含む。
【0567】図13Bに示すように、周辺ネットワーク
通信手段のアドレス450、451、452、453、
454のテーブル64は、中央ネットワーク通信手段に
認識されている通信手段の各々のアドレスを含む。テー
ブル64において、各アドレスに対して優先度(不図
示)が割当てられており、この優先度は、該当するアド
レスを有する周辺ネットワーク通信手段によって伝送す
べきフレームの数に対応する。先の段落において示した
ように、この数によって、対応するカウンタがゼロに等
しいか否かに夫々依存する”分離フレーム”または”非
分離フレーム”の優先度を知ることができる。
【0568】すなわち、優先度455については、数”
0”がアドレス450に割当てられ、優先度456につ
いては、数”5”がアドレス451に割当てられ、優先
度457については、数”3”がアドレス452に割当
てられ、優先度458については、数”0”がアドレス
453に割当てられ、優先度459については、数”
1”がアドレス454に割当てられている。これらの各
優先度は、テーブル64において優先度が割当てられる
アドレスを有する周辺ネットワーク通信手段によって伝
送されるアップリンクフレーム422のフレームメッセ
ージにおける付加情報フィールドの末尾の数に対応す
る。
【0569】個別の送信許可メッセージ準備手段601
は、この変形例においては、図20Gのフローチャート
に従って動作する。送信許可メッセージ準備手段601
は、先ず、図20Gのフローチャートのように、テーブ
ル64が空でなくなるのを待つオペレーション640を
実行し、その後、オペレーション550で始まるループ
に入る。オペレーション550において、準備手段60
1は、アドレステーブル64の最初のアドレスに対応す
る周辺ネットワーク通信手段を”注目”周辺ネットワー
ク通信手段とする。
【0570】その後、テスト551において、周辺ネッ
トワーク通信手段の数が1に等しいか否かを判断し、オ
ペレーション552では、アドレステーブル64におい
て、最も高い優先度を有するアドレスに対応する周辺ネ
ットワーク通信手段を探す。その後、オペレーション5
53において、前記通信手段の優先度を1つ分デクリメ
ントする。
【0571】テスト551の判断結果が”YES”の場
合またはオペレーション553の後、オペレーション5
54において、送信許可メッセージを準備し、送信許可
メッセージのメールボックスに書き込む。この送信許可
メッセージは、前記注目周辺ネットワーク通信手段に対
してのみ、当該メッセージに応答したフレームの伝送を
許可する。
【0572】その後、オペレーション555において、
前記送信許可メッセージを確認する信号を待つ。そし
て、最後に、送信許可メッセージ生成手段は、オペレー
ション550に戻り、これに続くテスト及びオペレーシ
ョン(図20Gのフローチャート)が繰り返される。
【0573】第1の優先度管理手段の変形例に対応して
動作するアップリンクフレーム解析手段460は、図2
0Hのフローチャートに示すプログラムを実行する。先
ず、アップリンクフレーム解析手段460は、オペレー
ション556を実行する。オペレーション556におい
て、解析手段460は、アップリンクフレームのロケー
ションがメモリスペース66に格納されるのを待つ。こ
のロケーションは、送信/受信手段74から送られてく
る。かかるロケーションを受信した場合、アップリンク
フレーム解析手段はオペレーション642〜644を実
行する。これらのオペレーションは、図20Fのフロー
チャートの613〜615と同一である。その後、解析
手段460は、オペレーション557を実行する。オペ
レーション557において、解析手段460は、前記フ
レームが格納されたメモリスペース66の一部を読み出
し、その後、オペレーション558を実行する。オペレ
ーション558において、解析手段460は、フレーム
メッセージ420を読み出す。フレームメッセージ42
0は、付加情報内に、アップリンクフレーム(該アップ
リンクフレームからフレームメッセージ420が取り出
される)を伝送した周辺ネットワーク通信手段準によっ
て準備及び/又は伝送されるのを待っているフレームの
数を含む。
【0574】その後、オペレーション559Aにおい
て、アドレステーブル内の前記通信手段のアドレスに対
して、準備及び/又は伝送されるのを待っているフレー
ムの数に等しい優先度(フレームメッセージ422の付
加情報に含まれる数と等しい)を与える。その後、オペ
レーション559Bにおいて、メモリスペース管理手段
93に信号を送る。この信号は、アップリンクフレーム
が格納されたメモリスペースのロケーションを示す。オ
ペレーション559Bに次いで、アップリンクフレーム
解析手段は、オペレーション556に戻り、オペレーシ
ョン556、557、558及び559が繰り返され
る。
【0575】アップリンクフレーム生成手段203の機
能のフローチャート、すなわち、上記の図46に示され
たフローチャートは、この第1の優先度管理の変形例に
関して、オペレーション222Aに次いで、フレームメ
ッセージを更新するオペレーション222Bを有する。
オペレーション22Bの詳細は、図46Bに示されてい
る。
【0576】先ず、テスト410において、ワーキング
メモリ内における待ちフレーム数に関するカウンタがゼ
ロであるか否かを判断する。テスト410の判断結果
が”YES”であれば、オペレーション411におい
て、第1のアップリンクフレームに含まれるフレームメ
ッセージの種類を先に説明した”分離フレーム”とす
る。この”分離フレーム”は、当該第1のフレームに続
いて周辺ネットワーク通信手段が伝送するフレームがな
いことを示す。テスト410の判断結果が”NO”であ
れば、オペレーション412において、第1のアッププ
リンクフレームに含まれるフレームメッセージの種類を
先に説明した”非分離フレーム”とする。この”非分離
フレーム”は、周辺ネットワーク通信手段が、当該第1
のフレームに次いで、さらに伝送するフレームを有する
ことを示す。
【0577】オペレーション411または412のいず
れかに次いで、アップリンクフレーム生成手段203
は、オペレーション413を実行する。オペレーション
413において、生成手段203は、該当するバッファ
またはメモリスペースに、オペレーション411または
412の1つによって定義されたフレームメッセージの
種類を書き込む。そして、最後に、オペレーション41
4が実行される。オペレーション414において、生成
手段203は、図9及び9Aに示されたフレームメッセ
ージ内に待ちフレーム数を書き込む。
【0578】従って、このオペレーション222Bは、
フレームメッセージを更新することになる。その後、手
段203は、オペレーション223及び図46に示され
た後続のオペレーションを実行する。
【0579】この第1の優先度管理の変形例において、
送信許可メッセージを受信する周辺ネットワーク通信手
段は、準備及び/又は伝送されるのを待っているフレー
ム数が最大であるものに対応するフレームメッセージの
付加情報に含まれる数を伝送する。従って、周辺手段
は、伝送するフレームの数が依然として多い場合には、
実際には、全送信許可メッセージが割当てられることに
なる。
【0580】他の優先度管理の変形例は、手段273に
関する。図18Aを用いて説明すると、この変形例は、
第1に、好適な実施例(図18)のアップリンクフレー
ム解析手段460内にアップリンクフレーム解析手段4
62を含み、第2に、ステート制御手段461を含む。
【0581】アップリンクフレーム解析手段462及び
個別の送信許可メッセージ準備手段601は、協同し
て、アドレステーブル64内のアドレスに割当てられた
優先度を更新するよう動作する。
【0582】アップリンクフレーム解析手段462は、
アップリンクフレーム解析手段460と同様に機能す
る。
【0583】送信許可メッセージ許可手段601(図1
8A)の機能を図20Iのフローチャートを用いて説明
する。手段601は、図20におけるオペレーション6
12及び465〜473の全てのオペレーションを実行
するが、オペレーション473に次いで、直接オペレー
ション465に戻る。この変形例においては、オペレー
ション463も464も存在しない。
【0584】この実施例において、送信許可メッセージ
準備デバイス601は、アドレステーブル64におけ
る”ノーマルアクティブ”の優先度を”ロウアクティ
ブ”の優先度に更新するオペレーションと、送信許可を
準備するオペレーションとを連続して実行する。
【0585】ステート制御手段461(図18A)の機
能のフローチャートを図20Jを用いて説明する。ステ
ートコントローラは、起動の直後に、オペレーション6
45を実行する。オペレーション645において、ステ
ートコントローラは、テーブル64が空でなくなるまで
待ち、その後、ループに入る。このループにおいて、ス
テートコントローラは、先ず、オペレーション560を
実行する。オペレーション560では、所定の期間(”
D”とする)が経過するのを待つ。ここで述べる例にお
いては、期間Dは、10秒である。その後、オペレーシ
ョン561において、アドレステーブル64の最初のア
ドレスに対応する周辺ネットワーク通信手段を”注目”
周辺ネットワーク通信手段とする。その後、オペレーシ
ョン562において、図20Eに示す一連のオペレーシ
ョンに従って、注目通信手段の処理を実行する。その
後、テスト563において、注目通信手段が、アドレス
テーブル64の最後のアドレスに対応するものであるか
否かを判断する。
【0586】判断の結果が”YES”であれば、ステー
トコントローラは、オペレーション560に戻る。そし
て、”NO”であれば、ステートコントローラは、アド
レステーブル64から、先に述べた注目周辺手段のアド
レスの次のアドレスを取得し、この新たなアドレスを有
する通信手段を注目通信手段とする。
【0587】第3の優先度管理の変形例において、送信
許可割当手段、ここでは、送信許可メッセージ準備手段
601は、図20、20A、20B、20C、20D及
び20Eのフローチャートに示す動作ではなく、図20
M、20K、20L、20B、20J及び20Eのフロ
ーチャートに示す動作をする。この第3の変形例は、優
先度が”ハイアクティブ”の周辺ネットワーク通信手段
(かかる通信手段が存在する場合)に送信許可を送り、
その後、優先度が”ノーマルアクティブ”以上の通信手
段に送信許可を送り、その後、全通信手段に送信許可を
送る。
【0588】この第3の優先度管理手段の変形例におい
ては、テーブル64が空でなくなるまで待つオペレーシ
ョン646の後に、送信許可メッセージ準備手段はルー
プに入る。このループは、ループカウンタを所定値”
M”に設定するオペレーション520の実行によって開
始される。その後、テスト521において、アドレステ
ーブル64におけるアドレスが”ハイアクティブ”の優
先度である周辺ネットワーク通信手段の数が0より大き
いか否かを判断する。テスト521の判断結果が”YE
S”であれば、オペレーション522において、アドレ
ステーブル64におけるアドレスが”ハイアクティブ”
の優先度である周辺ネットワーク通信手段の処理を実行
する。この処理は、図20Bに示す一連のオペレーショ
ン及びテストに従ってなされる。オペレーション522
が終了すると、テスト521に戻る。
【0589】テスト521の判断結果が”NO”の場
合、オペレーション523において、ループカウンタが
1つ分デクリメントされる。その後、オペレーション5
24において、アドレステーブル64におけるアドレス
が”ノーマルアクティブ”である周辺ネットワーク通信
手段の処理を実行する。この処理は、図20Kに示す一
連のオペレーション及びテストに従ってなされる。
【0590】優先度が”ノーマルアクティブ”である周
辺手段を処理する第1のオペレーションは、オペレーシ
ョン527である。オペレーション527においては、
周辺ネットワーク通信手段としてアドレステーブル64
によって示された第1の周辺手段を宛先とする。その
後、テスト528において、アドレステーブル64にお
いて、注目周辺ネットワーク通信手段のアドレスが”ハ
イアクティブ”の優先度であるか否かを判断する。この
判断結果が”YES”であれば、テーブル64における
前記アドレスに与えられた優先度は、オペレーション5
29において”ノーマルアクティブ”になる。テスト5
28の判断結果が”NO”であれば、テスト532にお
いて、注目主変手段のアドレスが、アドレステーブル6
4において”ノーマルアクティブ”であるか否かを判断
する。この判断結果が”YES”の場合またはオペレー
ション529の終了した場合、オペレーション530に
おいて、送信許可メッセージを準備して送信許可メッセ
ージのメールボックスに書き込む。この送信許可メッセ
ージは、注目周辺ネットワーク通信手段にのみ当該メッ
セージに応答したフレームを伝送することを許可する。
【0591】上記の実施例における第1の優先度管理の
変形例において、送信許可割当手段、すなわち、この場
合、送信許可準備手段601は、各通信手段、詳しくは
優先度が最も低い通信手段に対して、特にオペレーショ
ン554により、伝送媒体を介した送信許可を割当て
る。
【0592】その後、オペレーション531において、
前記送信許可メッセージを確認する信号を待つ。
【0593】テスト532の判断結果が”NO”である
場合またはオペレーション531が完了した場合は、テ
スト533において、注目周辺手段がアドレステーブル
64における最後のアドレスに対応する周辺手段である
か否かを判断する。判断結果が”NO”であれば、オペ
レーション534において、アドレステーブル64にお
ける前回の注目周辺手段の次のアドレスに対応するネッ
トワーク通信手段を注目ネットワーク通信手段とし、テ
スト528及びこれに続くオペレーション及びテストを
繰り返す。
【0594】テスト533の判断結果が”NO”であれ
ば、テスト525において、ループカウンタがゼロであ
るか否かを判断する。テスト525の判断結果が”N
O”であればテスト521に戻る。テスト525の判断
結果が”YES”であれば、オペレーション526にお
いて、アドレステーブル64におけるアドレスが”ロウ
アクティブ”の優先度である周辺ネットワーク通信手段
を処理する。この処理は、図20Lに示す一連のオペレ
ーション及びテストに従ってなされる。
【0595】図20Lは、図20Kに示す一連のオペレ
ーションに対して、テスト532の判断結果が”NO”
である場合に行うテスト535を付加したものである。
テスト535は、注目周辺手段が、アドレステーブル6
4において、”ロウアクティブ”の優先度であるか否か
を判断する。テスト535の判断結果が”NO”であれ
ば、テスト533及びその後続のテスト及びオペレーシ
ョンが実行される。テスト535の判断結果が”YE
S”であれば、オペレーション530及びそれに続く上
述のテスト及びオペレーションが実行される。
【0596】最後に、エンドレスループにおいて、図2
0M及び、特定の場合には図20Kに示す全オペレーシ
ョンを続けるために、オペレーション520に戻る。
【0597】この第3の優先度管理の変形例に拠れば、
周辺手段が、アドレステーブル64において、”ハイア
クティブ”の優先度のアドレスが与えらた場合は、この
手段の処理は、アドレステーブル64において”ノーマ
ルアクティブ”の優先度が与えられたアドレスに対応す
る全周辺手段、アドレステーブル64において”ロウア
クティブ”の優先度が与えられたアドレスに対応する全
周辺手段よりも先になされる。
【0598】状況に応じて他の様々な変形例が考えられ
る。
【0599】特に、他の変形例を挙げると、無線通信伝
送媒体を赤外線伝送媒体その他のワイヤレス伝送媒体、
または他の有線媒体によって置換しても良い。また、周
辺手段により受信されるアップリンクフレームを無視せ
ずに、アップリンクフレームが周辺手段による処理を生
じさせるようにしても良い。
【0600】本発明は、上述の例に限定されない。
【0601】特に、本発明は、集中化されたポーリング
通信プロトコルのみに限定されるものではなく、いかな
るプロトコルが使用されようとも、デジタルデータ伝送
に関するあらゆる変換器に拡張できる。
【0602】特に、本発明は、一方では集中化されてい
ないネットワーク、すなわち、他の通信手段に送信許可
を送る通信手段を備えないネットワーク、他方では繰り
返しを行わないネットワーク、すなわち、個別の通信手
段によって送信されたフレームを繰り返す通信手段を備
えないネットワークにも適用される。
【0603】集中化されておらず、繰り返しを行わない
ネットワークを構成するために、当業者は上記の説明を
容易に使用し得る。ただし、 −集中化されたネットワーク通信手段を構成しない、 −中央ネットワーク通信手段のみに関する説明部分を、
周辺ネットワーク通信手段に関する他の部分の説明また
は補足として使用する、 −説明中の各周辺ネットワーク通信手段に関して、”ダ
ウンリンクフレーム”を共有伝送媒体によって周辺ネッ
トワーク通信手段に伝送されるフレームに対応させ、”
アップリンクフレーム”を前記媒体によって周辺ネット
ワーク通信手段が伝送するフレームに対応させる、 必要がある。
【0604】かかる周辺ネットワーク通信手段のみから
なるネットワークの機能のモードの一例であるネットワ
ークをアクセスするプロトコル管理を以下に示す。
【0605】この例において、このプロトコルは、他の
通信手段と競合する可能性のある伝送の前に、待機期間
をランダムに選択することにより機能し、当業者に公知
の方法の他、以下の条件に従う。 −周辺ネットワーク通信手段によって、他の周辺ネット
ワーク通信手段の各々が、ネットワークによる伝送が許
可されているか否かを認識できるようにする情報を、各
アップリンクフレームにおいて提供させる。この情報に
より、図5〜8の中央ネットワーク通信手段によって送
信されるサービスメッセージを置換する。 −各周辺ネットワーク通信手段によって、送信が許可さ
れるか否か、それがいつかを、ダウンリンクフレーム中
に存在する情報に従って判断させる。
【0606】周辺ネットワーク通信手段の機能に関し
て、共有伝送媒体へのアクセスを制御する他のプロトコ
ル(例えば、TDMA(Time Division Multiple Acces
s))も知られている。このプロトコルにおいて、ステ
ーションは、それらに割り当てられたタイムスロットに
おいてのみ伝送することができる。
【0607】繰り返しを行わず、かつ集中化されていな
いネットワークにおいて動作する周辺ネットワーク通信
手段の第2の例に拠れば、各周辺ネットワーク通信手段
は、さらに、衝突検知手段を有する。なお、これらの衝
突は、2つの周辺ネットワーク通信手段の同時伝送によ
って起こる。
【0608】異なるステーションからの伝送媒体のアク
セスを管理するプロトコル(MACプロトコル)に関し
て、他の例は、IEEE勧告802.3により提供され
るところのCSMA/CD(carrier sense multiple a
ccess/collision detection)タイプのものを含む。
【0609】このプロトコルに拠れば、各周辺ネットワ
ーク通信手段は、共有伝送媒体が有効な場合に送信を許
可される。周辺ネットワーク通信手段がデータを送信す
る場合は、伝送媒体を監視し、この媒体が解放されたら
すぐに、衝突の発生を監視しながらデータフレームを伝
送する。周辺ネットワーク通信手段がアップリンクフレ
ームの伝送中に衝突を検知した場合は、すぐさま伝送を
中止し、ランダムな時間を選択して、この時間が経過し
た後に再度当該アップリンクフレームを送信する。
【0610】繰り返しを行う/行わない、中央手段を備
える/備えないネットワークの他の様々な変形は、当業
者に公知の範囲、特に当業者がケーブルネットワークに
関して知り得る範囲で可能である。
【0611】本発明は、結果として、”TOKEN RIN
G”、”TOKEN BUS”及び”イーサネット”その他の名で
知られているプロトコルに従った伝送の変換に適用する
ことができる。
【0612】第2の優先度管理手段の変形例において、
図84に示された一連のテスト及びオペレーションは、
テスト138、138’、384及び384’の判断結
果が”NO”である場合の後に、夫々オペレーション1
39、139’、385及び385’の前に直ちに実行
される。このシーケンスは、先ず、テスト570を含
む。テスト570は、直前に伝送されたダウンリンクフ
レームのロケーションがデータフレームを含むか否かを
判断する。このテストの判断結果が”YES”の場合に
は、当該データフレームの宛先アドレスを読み出すオペ
レーション571が実行される。その後、テスト572
が実行される。テスト572は、この宛先アドレスが周
辺通信手段のアドレスであるか否かを判断するものであ
る。この判断結果が”YES”であれば、オペレーショ
ン573が実行される。オペレーション573は、アド
レステーブル64内のこの該当するアドレスに対応する
優先度を更新する。2つのテスト570及び572の1
つの判断結果が”NO”の場合、またはオペレーション
573が終了した場合、夫々オペレーション139、1
39’、385または385’の1つが実行される。こ
の変形例における利点は、更新の際に、該当する優先度
を、採り得る最大値の範囲内で増加させ得ることであ
る。従って、対応する通信手段は、データフレームを受
信した後にすぐさま新たな優先度が割当てられ、前回の
優先度を維持している場合よりも、迅速にそれに応答す
ることができる。
【0613】他の変形例に拠れば、Val_norm値は通信手
段に依存して変化するため、ある種のワークステーショ
ンは、他の実施例よりも迅速かつ頻繁に伝送を行うこと
ができる。
【0614】次に、優先度の管理を行わない変形例につ
いて説明する。
【0615】この変形例において、周辺手段のアドレス
のテーブル64は、図13A及び13Bに示された実施
例のような優先度を含んでいない。また、個別の送信許
可メッセージ準備手段601は、図20Nのフローチャ
ートに示すように機能する。また、アップリンクフレー
ムアナライザ460または462は、図20Bのフロー
チャートに示すように機能する。また、図45に示すオ
ペレーション216Bは存在しない。また、図46に示
すオペレーション222Bは、図46Aまたは図46B
に示すものの代わりに、オペレーション227Bが存在
しなくても、それが通常フレームであることを示すフレ
ームメッセージの種類を取得するための単純なオペレー
ションからなる。また、図84に示すオペレーションは
存在しない。
【0616】図20Nに示すように、優先度管理を備え
ないこの変形例において、準備手段601は、起動の直
後にオペレーション650を実行する。オペレーション
650において、準備手段601は、テーブル64が空
でなくなるまで待つ。
【0617】テーブル64が空でなくなったら、準備手
段601は、オペレーション651を実行する。オペレ
ーション651では、テーブル64の最初にある周辺手
段24のアドレスを注目アドレスとする。
【0618】その後、準備手段601は、オペレーショ
ン652の実行により開始されるループに入る。オペレ
ーション652において、準備手段601は、注目アド
レスに対応する送信許可メッセージ、すなわち、メッセ
ージ31(図8)を準備する。メッセージ31におい
て、メッセージ種類情報37は、送信許可メッセージで
ある場合を示し、アドレス38は、注目アドレスであ
る。
【0619】その後、準備手段601は、オペレーショ
ン653を実行する。オペレーション653において、
準備手段601は、直前に準備された送信許可メッセー
ジをメールボックス97内に書き込み、その後、オペレ
ーション654に進む。オペレーション654におい
て、準備手段601は、生成手段95から送信許可メッ
セージの確認信号を受信するまで待つ。
【0620】確認信号を受信したら、準備手段601
は、テストオペレーション655に進む。テスト655
において、準備手段601は、注目周辺手段のアドレス
がテーブル64内の最後のアドレスであるか否かを判断
する。
【0621】この判断結果が”NO”であれば、準備手
段601はオペレーション656を実行する。オペレー
ション656において、準備手段601は、テーブル6
4における次のアドレスを注目アドレスとし、”YE
S”であれば、準備手段601はオペレーション657
を実行する、オペレーション657において、準備手段
601は、このテーブル内の最初のアドレスを注目アド
レスとする。
【0622】オペレーション656または657が終了
すると、準備手段601は、ループの開始位置に戻り、
オペレーション652〜657を繰り返して実行する。
【0623】概略的に説明すると、この変形例において
は、送信許可メッセージは、巡回的なローテーション動
作により、テーブル64を一巡することで単純に準備さ
れる。
【0624】次に、図20Pを用いて、優先度管理を備
えない本変形例における解析手段460または462の
動作を説明する。
【0625】起動の後、解析手段はオペレーション65
8を実行する。オペレーション658において、解析手
段は、送信/受信手段74からバッファロケーションを
受信するまで待つ。
【0626】バッファロケーションを受信すると、解析
手段は、オペレーション659を実行する。オペレーシ
ョン659において、解析手段は、当該バッファに格納
されたアップリンクフレームに含まれるフレームメッセ
ージを読み出し、その後、テスト660を実行する、テ
スト660において、解析手段は、このフレームメッセ
ージがネットワークへの挿入の要求であるか否かを判断
する。
【0627】この判断結果が”YES”であれば、手段
460は、安全上の理由により、テスト661を実行す
る。テスト661において、解析手段は、このアップリ
ンクフレームに含まれるアドレスが既にテーブル64に
含まれるか否かを判断する。
【0628】この判断結果が”NO”であれば、管理手
段は、このアドレスをテーブル64に追加するオペレー
ション662を実行する。
【0629】オペレーション662が終了した場合また
はテスト660の判断結果が”NO”の場合、またはテ
スト661の判断結果が”YES”の場合、解析手段は
オペレーション663に進む。オペレーション663に
おいて、解析手段は、管理手段93に対して、送信/受
信手段74により送られてきたバッファロケーションを
送る。その後、解析手段は、ループの開始位置に戻り、
上述のオペレーションを繰り返して実行する。
【0630】上記の変形例は、それらが矛盾しない場合
には結合され、本発明に係る複数の方法、装置、システ
ムの構築を可能にする。
【0631】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置に適用してもよい。
【0632】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(または、CP
UやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコード
を読み出し、実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出され
たプログラムコード自体が、上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0633】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0634】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行ない、その処理によって、上述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0635】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって、上述した実施形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。
【0636】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来より知られるローカルエリアネットワーク
(LAN)の例をトポロジーにて示す図である。
【図2】本ネットワークのデータステーションの1つを
示す図で、データ処理ターミナルと、この種のステーシ
ョンの個別ネットワーク通信手段との間での協働を説明
する図である。
【図3】従来のネットワークにおける異なるステーショ
ン間で交換されるデータフレームの構成を示す図であ
る。
【図4】本発明を実施する、無線電波が共有伝送媒体と
して使用される無線ローカルネットワーク(WLAN-W
ireless Local Area Network)のトポロジーを示す図で
ある。
【図5】共有媒体を媒介として中央ネットワーク通信手
段により同報される、データフレームを含むダウンリン
クフレームの構成を示す図である。
【図6】共有媒体を媒介として中央ネットワーク通信手
段により同報される、データフレームを含まないダウン
リンクフレームの構成を示す図である。
【図7】各ダウンリンクフレームに含まれるサービスフ
レームの構成を示す図である。
【図8】各サービスフレームに含まれるサービスメッセ
ージの構成を示す図である。
【図9】共有伝送媒体を媒介として周辺ネットワーク通
信手段によって伝送されるアップリンクフレームの構成
を示す図である。
【図9A】各アップリンクフレームに含まれるフレーム
メッセージの構成を示す図である。
【図10】バースト状の伝送ダウンリンクフレーム及び
アップリンクフレームによる共有伝送媒体の占有状態の
例を示すタイミング図である。
【図10A】新規の周辺手段を図4に示すネットワーク
に付加する、ダウンリンク、アップリンクフレームそれ
ぞれに含まれるサービス、フレームメッセージを示すタ
イミング図である。
【図11】中央ネットワーク通信手段の回路図である。
【図12】中央通信手段のランダムアクセスメモリ中の
フレームバッファに対するメモリ空間を示す図である。
【図13】アップリンクフレームを格納し、データフレ
ームを有するダウンリンクフレームを準備するための、
各バッファの構成を示す図である。
【図13A】優先レベルが割り当てられたアドレステー
ブルの内部構成を示す図である。
【図13B】「第1の優先管理の変形」と称する変形例
に係る、優先レベルが割り当てられたアドレステーブル
の内部構成を示す図である。
【図14】中央ネットワーク通信手段の機能を示す図で
ある。
【図15】中央手段の無線モジュールの機能を説明する
タイミング図である。
【図16】中央通信手段の送信/受信手段に含まれる受
信管理手段の機能を説明するフロー図である。
【図17】中央通信手段の送信/受信手段に含まれる送
信管理手段の機能を説明するフローチャートである。
【図18】中央伝送制御手段を詳細に示す、中央通信手
段の部分的な機能図である。
【図18A】中央伝送制御手段の変形例を示す図であ
る。
【図19】中央伝送制御手段のバッファ管理手段の機能
を説明するフロー図である。
【図19A】図18に示す中央伝送制御手段の集合的な
送信許可メッセージ準備手段の機能を説明するフロー図
である。
【図20】図18に示す中央伝送制御手段の個別送信許
可メッセージ準備手段の機能を説明するフロー図であ
る。
【図20A】図20のフロー図に示す、周辺手段のカウ
ンタ更新オペレーションの詳細を示すフロー図である。
【図20B】図20のフロー図に示す、ハイアクティブ
周辺手段の処理動作の詳細を示すフロー図である。
【図20C】図20のフロー図に示す、ノーマルアクテ
ィブ周辺手段の処理動作の詳細を示すフロー図である。
【図20D】図20のフロー図に示す、ローアクティブ
周辺手段の処理動作の詳細を示すフロー図である。
【図20E】図20Aのフロー図において着目している
周辺手段の処理動作の詳細を示すフロー図である。
【図20F】「第3の優先管理の変形」と呼ばれる変形
例に係る、図18に示す中央伝送制御手段のアップリン
クフレーム解析手段の機能を説明するフロー図である。
【図20G】第1の優先管理の変形に係る、図20の送
信許可メッセージ準備手段の変形例の機能を説明するフ
ロー図である。
【図20H】第1の優先管理の変形に係る、図20Fの
アップリンクフレーム解析手段の変形例の機能を説明す
るフロー図である。
【図20I】図18Aの中央伝送制御手段に含まれる個
別送信許可メッセージ準備手段の機能を説明するフロー
図である。
【図20J】図18Aの中央伝送制御手段に含まれる状
態制御手段の機能を説明するフロー図である。
【図20K】図20Cに示すノーマルアクティブ周辺手
段の処理動作の変形例を示すフロー図である。
【図20L】図20Dに示すローアクティブ周辺手段の
処理動作の変形例を示すフロー図である。
【図20M】「第2の優先管理の変形」と呼ばれる変形
例に係る、図20Iの個別送信許可メッセージ準備手段
の変形例の機能を説明するフロー図である。
【図20N】いわゆる「無優先管理」の変形に係る、図
18Aの中央伝送制御手段に含まれる個別送信許可メッ
セージ準備手段の他の変形例の機能を説明するフロー図
である。
【図20P】無優先管理の変形に係る、アップリンクフ
レーム解析手段の他の変形例の機能を説明するフロー図
である。
【図21】特に中央伝送制御手段に含まれるダウンリン
クフレーム生成手段を示す、中央ネットワーク通信手段
の部分的機能図である。
【図22】ダウンリンクフレーム生成手段に含まれる許
可制御手段の機能を説明するフロー図である。
【図23】ダウンリンクフレーム生成手段に含まれるダ
ウンリンクフレーム準備手段の機能を説明するフロー図
である。
【図24】図23のフロー図に含まれるダウンリンクフ
レームの準備動作の詳細を示すフロー図である。
【図25】図21と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第2の実施形態を示す図である。
【図26】図25に示すダウンリンクフレーム生成手段
のダウンリンクフレーム準備手段の機能を説明するフロ
ー図である。
【図27】図25に示すダウンリンクフレーム生成手段
のダウンリンクフレーム伝送手段の機能を説明するフロ
ー図である。
【図28】図27と同様のダウンリンクフレーム伝送手
段についての変形例のフロー図である。
【図29】図21と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図30】図22と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図31】図23と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図32】図24と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図33】図25と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第2の実施形態の変形例を示す図である。
【図34】図26と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第2の実施形態の変形例を示す図である。
【図35】図27と同様のダウンリンクフレーム生成手
段についての第2の実施形態の変形例を示す図である。
【図36】特に周辺ネットワーク通信手段を表わす、図
4に示すネットワークのデータステーションの1つにつ
いての回路図である。
【図37】周辺手段の一部を形成する通信変換器のRA
M内のフレームバッファを与えるメモリ空間の構成を示
す図である。
【図38】データフレームを格納し、アップリンクフレ
ームを準備する各バッファが有する構成を示す図であ
る。
【図39】特に通信変換器を示す周辺手段の部分的な機
能図である。
【図40】特に通信手段が有する送信/受信手段の部分
的な機能図である。
【図41】送信/受信手段が有する受信管理手段の機能
を説明するための図である。
【図42】送信/受信手段が有する送信管理手段の機能
を説明するための図である。
【図43】周辺手段の部分的な機能図であり、特に、そ
の通信変換器が有する周辺伝送制御手段を示す図であ
る。
【図44】周辺伝送制御手段の有するダウンリンクフレ
ームバッファ管理手段の機能を説明するフロー図であ
る。
【図45】周辺伝送制御手段の有するアップリンクフレ
ームバッファ管理手段の機能を説明するフロー図であ
る。
【図45A】周辺伝送制御手段の有するダウンリンクフ
レーム生成手段の機能を説明するフロー図である。
【図45B】ランダム処理に従って周辺手段が送信許可
されるまで待つオペレーションの詳細を示す図である。
【図45C】上記のオペレーションの変形例を示す図で
ある。
【図46】図45Aのデータフレームを含むアップリン
クフレームを生成するオペレーションの詳細を示すフロ
ー図である。
【図46A】図46のフロー図におけるフレームメッセ
ージの更新オペレーションの詳細を示すフロー図であ
る。
【図46B】上記のオペレーションの変形例を示す図で
ある。
【図47】周辺伝送制御手段の有するデータフレーム生
成手段の機能を説明するフロー図である。
【図47A】上記フローの変形例を示す図である。
【図48】図4のネットワークのデータステーションの
1つに係る部分的な機能図であり、特に周辺ネットワー
ク通信手段の通信変換器の有するイーサネット送信/受
信手段を示す図である。
【図49】イーサネット送信/受信手段の有するデータ
フレーム受信管理手段の機能を説明するフロー図であ
る。
【図50】イーサネット送信/受信手段の有するイーサ
ネットモジュールの機能を説明するフロー図である。
【図50A】図50に示すフロー図の変形例を示す図で
ある。
【図50B】図50に示すフロー図の変形例を示す図で
ある。
【図51】図36と同様の回路図であり、ターミナルの
ISAバスに接続されるカードの形態にて提供される周
辺ネットワーク通信手段の変形例を示す図である。
【図52】本目的のため第2の実施形態の中央ネットワ
ーク通信手段にて相互接続される、図1に示すタイプの
ローカルネットワーク、及び図4に示すタイプのローカ
ルネットワークを形態的な観点にて示す図である。
【図53】特に中央手段の第2の実施形態に係る回路図
である。
【図54】中央手段のランダムアクセスメモリ中のフレ
ームバッファ用メモリ空間の構成を示す図である。
【図55】本ランダムアクセスメモリ用ワークメモリの
要素を示す図である。
【図56】中央ネットワーク通信手段に係る実施形態の
機能図である。
【図57】本中央手段の送信/受信手段が有する受信管
理手段の機能を説明するフロー図である。
【図58】中央通信手段の部分的な機能図であり、特に
その中央伝送制御手段を示す図である。
【図59】図58のダウンリンクフレーム生成手段が実
行するダウンリンクフレームの準備動作を示すフロー図
である。
【図60】中央ネットワーク通信手段に係る第2の実施
形態の部分的な機能図であり、特にそのバッファ管理手
段を示す図である。
【図61】バッファ管理手段の有する送信完了管理手段
の機能を説明するフロー図である。
【図62】図61に示すバッファの位置を解析するオペ
レーションを説明するフロー図である。
【図63】図60のバッファ管理手段のデータフレーム
ルーチング手段の機能を説明するフロー図である。
【図64】図60のバッファ管理手段のアップリンクフ
レームルーチング手段の機能を説明するフロー図であ
る。
【図65】図60と同様の、データフレームルーチング
手段とアップリンクフレームルーチング手段とがフィル
タの効果を示すバッファ管理手段についての変形例を示
す図である。
【図66】図65のデータフレームルーチング手段の機
能を示す図である。
【図67】図65のアップリンクフレームルーチング手
段の機能を示す図である。
【図68】中央ネットワーク通信手段に係る第2の実施
形態の部分的な機能図であり、特にイーサネット送信/
受信手段を示す図である。
【図69】図68のデータフレーム受信管理手段の機能
を説明するフロー図である。
【図70】図68のイーサネットモジュールの機能を説
明するフロー図である。
【図71】フィルタの効果をもつ本イーサネットモジュ
ールの変形例に係る機能を説明するフロー図である。
【図72】図53と同様、マイクロコントローラにて使
用される内容アドレスメモリ(CAM)を含む変形例に係る
回路図である。
【図73】マイクロコントローラバスと内容アドレスメ
モリとの間にインタフェースを供することで、該メモリ
がマイクロコントローラとイーサネットマイクロコント
ローラの両方にて使用できる他の変形例を示す図であ
る。
【図74】図10と近似するが、無線伝送媒体が全2重
である実施形態におけるタイミング図である。
【図75】全2重で機能する、変形例に係る中央ネット
ワーク通信手段が有する許可制御手段の機能を説明する
フロー図である。
【図76】全2重で機能する、変形例に係る中央ネット
ワーク通信手段が有するダウンリンクフレーム準備手段
の機能を説明するフロー図である。
【図77】図15と同様の、ダウンリンク及びアップリ
ンク方向の全2重伝送媒体の占有状態を示すタイミング
図である。
【図78】図15と同様の、ダウンリンク及びアップリ
ンク方向の全2重伝送媒体の占有状態を示すタイミング
図である。
【図79】図15と同様の、ダウンリンク及びアップリ
ンク方向の全2重伝送媒体の占有状態を示すタイミング
図である。
【図80】図15と同様の、ダウンリンク及びアップリ
ンク方向の全2重伝送媒体の占有状態を示すタイミング
図である。
【図81】図15と同様の、ダウンリンク及びアップリ
ンク方向の全2重伝送媒体の占有状態を示すタイミング
図である。
【図82】全2重で機能する、変形例に係る中央ネット
ワーク通信手段が有する許可制御手段の機能を説明する
フロー図である。
【図83】全2重で機能する、変形例に係る中央ネット
ワーク通信手段が有するダウンリンクフレーム準備手段
の機能を説明するフロー図である。
【図84】図23,図31,図76,図83に示すフロ
ー図のいずれか1つと特に結合する、「第5の優先管理
の変形」と呼ばれる変形例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タンホイザー フォーク フランス国 レンヌーアタラント セデ セソン−セヴィネ 35517 ルー ド ト ゥシュ− ランベール キヤノン リサー チ センター フランス ソシエテ アノ ニム内

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 協働手段(21)と共にデジタル通信手
    段(24)によりネットワーク伝送媒体を共有する方法
    であって、前記媒体上に前記の各デジタル通信手段に対
    するサービスメッセージを同報するオペレーションK)
    を含み、該サービスメッセージは、前記の各デジタル通
    信手段が前記媒体上への応答送信を許可されたか否か、
    すなわち、前記共有媒体が前記サービスメッセージの同
    報の後に送信が可能な状態になったかを示し、 前記オペレーションK)は、集合的なタイプ、すなわ
    ち、各々が前記媒体上への応答送信が許可されたことを
    示す送信許可メッセージを少なくとも1つの前記デジタ
    ル通信手段(24)のグループに対して同報するオペレ
    ーションを含み、 前記の各デジタル通信手段が前記媒体上への送信を試み
    る場合に、送信対象となる一部を構成する前記グループ
    の各デジタル通信手段に送信を許可する前記集合的な送
    信許可メッセージを受信する都度、予め設定された規則
    の下で、この集合的な送信許可メッセージに応答して送
    信をするか否かを決定するオペレーションL)をさらに
    含むことを特徴とする。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記オ
    ペレーションL)は、ランダムバロット(629;63
    1)を実行するオペレーションを含み、その結果は前記
    予め設定された規則によって考慮されることを特徴とす
    る。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記オ
    ペレーションL)は、前記の各デジタル通信手段が前記
    媒体上への送信を試みる場合に、送信対象となる一部を
    構成する前記グループに送信を許可する集合的な送信許
    可メッセージを受信する都度、ランダムなバロット(6
    29)を実行するオペレーションを含み、その結果は、
    適または不適の2つの値のいずれかであり、前記予め設
    定された規則は、該バロットの結果が適の場合には集合
    的な送信許可メッセージに応答して送信し、不適の場合
    には送信しないこととする規則であることを特徴とす
    る。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、前記オ
    ペレーションL)における前記の各ランダムなタイプの
    バロット(629)は、適となる確率pを有し、確率p
    は前記グループの一部を構成する各デジタル通信手段の
    パラメータを示すことを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の方法において、前記オ
    ペレーションL)は、前記の各デジタル通信手段が送信
    を試みる都度、ランダムなタイプのバロット(631)
    を実行し、その結果が1から制限値Nの間の整数nであ
    る場合に、送信対象を構成する前記グループの各手段に
    送信を許可するn個の集合的な送信許可メッセージを受
    信するのを待ってから送信を行うオペレーションを含む
    ことを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、前記オ
    ペレーションL)におけるNは、前記グループの一部を
    構成する各デジタル通信手段に関するパラメータを示す
    ことを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の方法におい
    て、前記の各バロットについて、nの値は1からNの間
    において同程度であることを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に
    記載の方法において、前記オペレーションK)は、前記
    共有媒体に接続され得る全ての未識別のデジタル通信手
    段に対して、該未識別のデジタル通信手段の各々が前記
    共有媒体上への応答送信を許可されることを示す集合的
    なタイプの送信許可メッセージを同報するオペレーショ
    ンを含むことを特徴とする。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、前記集
    合的なタイプの送信許可メッセージに応答する前記未識
    別の通信手段からの伝送は、前記通信手段を識別可能な
    アドレス情報(423)を含むことを特徴とする。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の方法において、前記
    応答に係る伝送に応じて、確認処理が起動されることを
    特徴とする。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、前
    記確認処理は、前回未識別であった通信手段を識別する
    情報を含む識別メッセージを同報する工程を含むことを
    特徴とする。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    方法において、前記確認処理は、 前記応答した伝送があった場合にタイマを使用する工程
    と、 前記確認処理の順調な終了に関連して発生し得るイベン
    トの発生を待つ工程と、 前記イベントが発生することなく前記タイマが計時終了
    した場合に前記確認処理を停止させる工程と、 をさらに含むことを特徴とする。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法において、前
    記イベントは、前記識別メッセージの受信により構成さ
    れることを特徴とする。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の方法において、前
    記未識別の通信手段は、他の前記集合的なタイプの送信
    許可メッセージに応答して、前記未識別の通信手段を識
    別可能な情報を含む伝送を繰り返すことを特徴とする。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至請求項14のいずれか
    1項に記載の方法において、前記識別メッセージもまた
    送信許可メッセージであることを特徴とする。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項15のいずれか1
    項に記載の方法において、 前記媒体をアクセスするための優先度であって、前記媒
    体による伝送に対する概略の要求を示す優先度を夫々割
    り当てられた前記通信手段を示すテーブル(64)を供
    給し、 第1の予め設定された規則に基づいて各通信手段の優先
    度を更新する、 ことを特徴とする。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、第
    2の予め設定された規則に基づいて、その優先度に応じ
    て各通信手段に対して前記伝送媒体を連続的に使用可能
    にすることを特徴とする。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法において、前
    記第2の予め設定された規則は、各通信手段に対して前
    記伝送媒体を定期的に使用可能にすることを特徴とす
    る。
  19. 【請求項19】 請求項16乃至請求項18のいずれか
    1項に記載の方法において、各ネットワーク通信手段
    は、夫々に固有のアドレスを有し、前記通信手段を示す
    テーブル(64)は、該通信手段のアドレスを含むこと
    を特徴とする。
  20. 【請求項20】 請求項16乃至請求項19のいずれか
    1項に記載の方法において、前記通信手段を示すテーブ
    ル(64)は、”中央手段”であるところのネットワー
    ク通信手段のメモリに格納され、該”中央手段”は、こ
    のテーブルの優先度の更新を実行する。
  21. 【請求項21】 デジタル通信手段の間でデータフレー
    ム(12)を伝送する方法において、 A)少なくとも1つの前記デジタル通信手段を周辺デジ
    タル通信手段(24;24’)とし、前記の各周辺手段
    が共有伝送媒体により前記データフレームを伝送及び/
    又は受信し、 前記共有伝送媒体によって、前記周辺手段から各々送ら
    れてくるアップリンクフレーム(26)を受信し、また
    前記の各周辺手段へダウンリンクフレーム(25)を同
    報することにより、中央デジタル通信手段(21;2
    1’;359;361)が前記の各周辺手段(24;2
    4’)と通信する、 ように動作させるオペレーションと、 B)前記中央手段により、第1の予め定められた規則に
    基づいて、前記中央手段に送られてきたアップリンクフ
    レーム中の各データフレーム(45)を、該データフレ
    ームの宛先のデジタル通信手段(24;24’;7)に
    再送する、または再送しないオペレーションと、 C)前記の各ダウンリンクフレーム(25)は、 前記共有伝送媒体へのアクセスを制御するためのプロト
    コルを動作させるサービスメッセージ(31)と、 第2の予め設定された規則に従って周辺手段(24;2
    4’)へデータフレーム(28)を再送する場合には当
    該データフレーム(28)と、 を含むものであり、前記の各ダウンリンクフレーム(2
    5)が、前記サービスメッセージ(31)と必要な前記
    データフレーム(28)とを含むように、前記中央手段
    を動作させるオペレーションと、 J)前記中央手段及び該当する場合には前記の各周辺手
    段により、請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記
    載の方法に基づいて前記伝送媒体を共有させるオペレー
    ションと、 を含むことを特徴とする。
  22. 【請求項22】 請求項16乃至請求項19のいずれか
    1つと組合わせた請求項21に記載の方法において、通
    信手段を示すテーブル(64)は、前記中央デジタル通
    信手段(21、21’、359、361)のメモリに格
    納され、該中央手段が前記テーブルの優先度の更新を実
    行することを特徴とする。
  23. 【請求項23】 請求項21または請求項22に記載の
    方法において、少なくとも1つの前記デジタル通信手段
    は、アドレスを有し、変換部に接続されて周辺デジタル
    通信手段(24;24’)を構成し、 D)前記変換部において、該変換部が接続された通信手
    段のアドレスを取得するオペレーションと、 E)オペレーションDにおいて取得したアドレスをネッ
    トワークで使用し、前記変換部が接続された通信手段か
    らの情報を前記アドレスと共にネットワークを介して伝
    送し、情報の宛先としてネットワーク上で識別されるよ
    うにするオペレーションと、 を含むことを特徴とする。
  24. 【請求項24】 夫々が特定のアドレスが割り当てられ
    た個別ネットワーク通信手段と協同するような複数のタ
    ーミナルの間でデジタルデータを伝送する方法であっ
    て、 前記の各ターミナルは、 一連のデータを送ろうとするターミナルの個別ネットワ
    ーク通信手段を特定するアドレスに対応する宛先アドレ
    スに随伴させる一連のユーザデータを、予め定められた
    方法に従って、その個別ネットワーク通信手段に引き渡
    すように、及び/又は、 予め定められた方法に従って、その個別ネットワーク通
    信手段によって一連のユーザデータが引き渡されること
    を許可するよう制御され、 前記の各個別ネットワーク通信手段は、 伝送媒体を介して、最初のビットから最後のビットまで
    を識別できる方法に従って、夫々ビットのストリームを
    伝送するバーストを送信または受信するように制御さ
    れ、さらに、 そのターミナルが個別ネットワーク通信手段に引き渡し
    た宛先アドレスに随伴する前記の一連のユーザデータの
    各々に関して、予め定められたフォーマットに基づいて
    整列された宛先アドレスとそれに随伴する一連のデータ
    とを含むデータフレーム(12)を準備するように制御
    され、 準備された各データフレームに関して、前記伝送媒体を
    介して、このデータフレームを含むビットのストリーム
    を伝送するバーストを送信し、 前記伝送媒体によって受信された各バーストに関して、
    このバーストによって伝送されたビットのストリームに
    データフレームが存在するか否かを判断し、データフレ
    ームが存在する場合には、前記予め定められたデータフ
    レームのフォーマットに従ってそれを分離し、その中に
    存在する宛先アドレスが特定のアドレスと対応するか否
    かを判断し、対応する場合には、このデータフレーム
    (12)における一連のデータを分離し、それをそのタ
    ーミナルに送る、 ように制御される方法において、 前記個別のネットワーク通信手段(24;24’;7)
    の間でデータフレームを伝送するオペレーションを含
    み、該オペレーションは、請求項21乃至請求項23の
    いずれか1項に記載の方法に基づいて実行されることを
    特徴とする。
  25. 【請求項25】 通信変換部を識別する方法であって、
    前記通信変換部は請求項1乃至請求項20のいずれか1
    項に記載の方法に基づく共有伝送媒体に接続されると共
    に通信手段に接続され、前記通信変換部は前記通信手段
    から情報を受信して、その情報を共有媒体を介して伝送
    し、また前記通信変換部は前記共有媒体を介して送られ
    た情報を前記通信手段に引き渡し、また前記通信手段は
    アドレスを有し、 かかる変換部を識別する方法は、 D)前記通信変換部が前記通信手段のアドレスを取得す
    る工程と、 E)前記通信変換部がこのアドレスを前記ネットワーク
    に関する自己のオペレーションのために使用し、ネット
    ワークを介して、前記アドレスと共に、接続された通信
    手段からの情報を伝送し、ネットワーク上で情報の宛先
    として識別せしめることを特徴とする。
  26. 【請求項26】 デジタル通信手段の間の伝送媒体を共
    有する協働装置であって、 前記媒体上にサービスメッセージを同報する同報手段を
    有し、該サービスメッセージは、前記の各デジタル通信
    手段が前記媒体上への応答送信を許可されたか否か、す
    なわち、これらのサービスメッセージの同報後に前記共
    有媒体による送信が可能となったか否かを示し、 かかる協働装置において、 前記同報手段は、集合的なタイプ、すなわち、各々が前
    記媒体上への応答送信を許可されたことを示す送信許可
    メッセージを少なくとも1つの前記デジタル通信手段の
    グループに対して同報することを特徴とする。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至請求項25のいずれか1
    項に記載の方法を適用した前記中央デジタル通信手段と
    してのデジタル通信装置であって、 共有伝送媒体によって、前記周辺装置から各々送られて
    くるアップリンクフレームを受信し、また、前記の各周
    辺装置へダウンリンクフレームを同報することにより、
    少なくとも1つの周辺デジタル通信装置(24;2
    4’)と通信する手段(73、74;275、276)
    を有し、前記アップリンク及びダウンリンクフレーム
    (26,25)は、データフレーム(45、28)を含
    み、 さらに、第1の予め設定された規則に基づいて、送られ
    てきたアップリンクフレーム(26)内に存在する各デ
    ータフレーム(45)を、このデータフレームに関する
    宛先のデジタル通信装置(24、24’、7)に対して
    再送する、または再送しない手段(73、74;275
    〜277)を有し、 さらに、前記の各ダウンリンクフレーム内にサービスメ
    ッセージ(31)と必要なデータフレーム(28)とを
    含める同報手段(73;275)を有し、 このサービスメッセージ(31)は、前記共有伝送媒体
    へのアクセスを制御するためのプロトコルを動作させ、
    また、このサービスメッセージは、前記の各共有伝送媒
    体が、前記媒体上に送信することを許可されているか否
    か、すなわち、これらのサービスメッセージの同報後に
    共有媒体による送信が可能となるか否かを示し、 このデータフレーム(28)は、第2の予め設定された
    規則に基づいて、それを周辺手段に再伝送するものがあ
    る場合に、このダウンリンクフレーム内に含められ、 結果として前記の各ダウンリンクフレームは、前記サー
    ビスメッセージ(31)と必要な前記データフレーム
    (28)を含み、 かかるデジタル通信装置において、 前記同報手段は、集合的なタイプ、すなわち、各々が前
    記媒体上への応答送信が許可されたことを示す送信許可
    メッセージを少なくとも1つの前記デジタル通信手段の
    グループに対して同報することを特徴とする。
  28. 【請求項28】 請求項26または請求項27に記載の
    デジタル通信装置において、前記同報手段(73、27
    5)は、さらに、前記共有媒体に接続され得る全ての未
    識別のデジタル通信手段に対して、それらの各々に前記
    媒体上への応答送信を許可することを示す集合的なタイ
    プの送信許可メッセージを同報することを特徴とする。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のデジタル通信装置
    において、確認処理を制御する確認手段をさらに備える
    ことを特徴とする。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のデジタル通信装置
    において、前記送信許可メッセージに応答して通信手段
    により伝送されるメッセージに含まれる識別情報を検出
    する手段をさらに備え、 前記確認手段は、前記同報手段及び前記検出手段と共
    に、前記識別情報の検出の後に、前記識別情報を含む識
    別メッセージを同報することを特徴とする。
  31. 【請求項31】 請求項29または請求項30に記載の
    デジタル通信装置において、前記同報手段は、送信許可
    メッセージの形態の前記識別メッセージを同報すること
    を特徴とする。
  32. 【請求項32】 請求項26乃至請求項31のいずれか
    1項に記載の協働装置と協働して動作可能な通信手段を
    制御するための制御装置において、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段と、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段と共
    に動作し、 予め設定された規則に基づいて、制御装置に対応する通
    信手段が、集合的なタイプの送信許可メッセージの検出
    に次いで、それに応答した送信を行うか否かを判断し、
    また、 当該送信を許可する先を決定する、 決定手段と、 を備えることを特徴とする。
  33. 【請求項33】 請求項1乃至請求項25のいずれか1
    項に記載の方法を前記周辺デジタル通信手段の構成に適
    用し、請求項26乃至請求項31のいずれか1項に記載
    の装置と協働して動作し得るデジタル通信装置におい
    て、 中央デジタル通信装置(21;21’;359;36
    1)と通信する手段(185、186)を備え、共有伝
    送媒体によって、前記中央装置にアップリンクフレーム
    (26)を伝送し、また、前記中央装置からダウンリン
    クフレーム(25)を伝送することにより当該通信を行
    ない、前記アップリンクフレーム及びダウンリンクフレ
    ーム(26、25)はデータフレーム(45、28)含
    み、 送られてきた前記の各ダウンリンクフレームから、 前記共有伝送媒体へのアクセスを制御するためのプロト
    コルを動作させるサービスメッセージ(31)を取り出
    し、 データフレーム(28)がこのダウンリンクフレームに
    含まれている場合に当該データフレームを取り出す手段
    (185;186)をさらに備え、前記の各ダウンリン
    クフレームは、前記サービスメッセージ(31)と必要
    な前記データフレーム(28)とを含み、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段をさ
    らに備え、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段と共
    に動作し、 予め設定された規則に基づいて、制御装置に対応する通
    信手段により、集合的なタイプの送信許可メッセージの
    検出に次いで、それに応答した送信を行うか否かを判断
    し、また、 当該送信を許可する先を決定する、 決定手段をさらに備え、 伝送するアップリンクフレーム(26)内に、前記中央
    装置でないデジタル通信装置(24、24’、7)への
    データフレーム(45)を含める手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする。
  34. 【請求項34】 請求項32または請求項33に記載の
    デジタル通信装置において、前記決定手段は、ランダム
    なタイプのバロット手段を有し、前記決定手段は、前記
    バロットの結果を使用することにより、前記送信を許可
    するか否かを決定することを特徴とする。
  35. 【請求項35】 請求項32または請求項33に記載の
    デジタル通信装置において、前記決定手段は、 送信許可に先立って、その結果が適または不適のいずれ
    かであるランダムなバロットを実行し、 バロットの結果が適の場合にのみ送信を許可する、 ことを特徴とする。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載のデジタル通信装置
    において、前記ランダムなバロットは適となる確率pを
    有し、前記決定手段は前記バロット手段と協働して動作
    可能なパラメータ化手段を有し、該パラメータ化手段は
    確率pをパラメータ化することを特徴とする。
  37. 【請求項37】 請求項32または請求項33に記載の
    デジタル通信装置において、前記決定手段はカウンタを
    有し、前記決定手段は、 送信許可に先立って、その結果が制限値N内の整数nと
    なるランダムなバロットを実行し、 前記検出手段によって検出された集合的な送信許可メッ
    セージをカウントするために前記カウンタと協働して動
    作し、 集合的な送信許可メッセージをn個検出した後に送信を
    許可する、 ことを特徴とする。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のデジタル通信装置
    において、前記決定手段は、前記制限値Nをパラメータ
    化するために前記バロット手段と協働して動作可能なパ
    ラメータ化手段を有することを特徴とする。
  39. 【請求項39】 請求項37または請求項38に記載の
    デジタル通信装置において、前記バロット手段は、1と
    Nとの間の数と同等の前記数nを引き渡すことを特徴と
    する。
  40. 【請求項40】 請求項32乃至請求項39のいずれか
    1項に記載のデジタル通信装置において、 前記協働手段と共に動作し、前記集合的なタイプの送信
    許可メッセージに応答した前記通信手段からの伝送に対
    して、それを識別可能な情報を組み込むことを特徴とす
    る。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載のデジタル通信装置
    であって、応答に係る前記伝送に応じた確認処理を行う
    デジタル通信装置において、 タイミング手段と、 前記確認処理の正常終了に関連するイベントを検出する
    手段と、 を有し、前記決定手段は、 前記タイミング手段と共に動作し、前記集合的なタイプ
    の送信許可メッセージに応答した前記伝送があった場合
    に、タイマの使用を命じ、 前記確認処理の正常終了に関連するイベントを検出する
    前記手段と共に動作し、前記イベントが発生することな
    く前記タイマが計時終了した場合に前記確認処理の中止
    を命じる、 ことを特徴とする。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載のデジタル通信装置
    において、前記イベント検出手段は、前記集合的な送信
    許可メッセージに応答した前記伝送に既に組み込まれた
    前記情報を組み込んだ識別メッセージの受信を検出する
    ことを特徴とする。
  43. 【請求項43】 通信手段の間の伝送媒体を共有するシ
    ステムにおいて、請求項26及び請求項28乃至請求項
    31のいずれか1項に記載の協働装置と、少なくとも1
    つの請求項32及び請求項34乃至請求項42のいずれ
    か1項に記載の制御装置とを有することを特徴とする。
  44. 【請求項44】 請求項26乃至請求項31のいずれか
    1項に記載の装置において、 前記媒体へのアクセスの優先度を各々割り当てられてお
    り、前記媒体を共有する通信手段を示すテーブルを格納
    するメモリと、 前記通信手段による前記媒体上への概略の伝送要求に従
    って前記アクセスの優先度を更新する手段と、 を有することを特徴とする。
  45. 【請求項45】 請求項44に記載の装置において、前
    記の各通信手段に対して、その優先度に応じて、前記媒
    体上への送信許可を割当てる手段をさらに有することを
    特徴とする。
  46. 【請求項46】 請求項45に記載の装置において、前
    記割り当て手段は、各通信手段への前記伝送媒体による
    送信許可の規則的な割当てを実行することを特徴とす
    る。
  47. 【請求項47】 請求項44乃至請求項46のいずれか
    1項に記載の装置において、各ネットワーク通信手段
    は、自己の特定のアドレスを有し、通信手段を示すテー
    ブル(64)は、前記通信手段のアドレスを含むことを
    特徴とする。
  48. 【請求項48】 請求項21乃至請求項25のいずれか
    1項に記載の方法を前記周辺ネットワーク通信手段の構
    成に適用した通信装置において、少なくとも1つの書き
    込み手段を有し、該書き込み手段は、前記媒体上に送信
    する伝送の少なくとも幾つかに、その伝送要求を示す情
    報を取り込むことを特徴とする。
  49. 【請求項49】 請求項48に記載の通信装置におい
    て、前記情報を運ぶ伝送に次いで、すぐさま前記通信手
    段により伝送され得る伝送の数を決定するためのカウン
    タを有し、前記伝送数は、少なくとも前記情報の一部を
    なすことを特徴とする。
  50. 【請求項50】 接続手段により接続された通信手段を
    制御する制御装置であって、前記通信手段と共有伝送媒
    体との間の変換器として機能し、請求項26乃至請求項
    31のいずれか1項に記載の装置と協働して動作し得る
    制御装置において、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段と、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段の共
    に動作し、 予め定められた規則に基づいて、前記制御装置に対応す
    る通信手段により、集合的なタイプの送信許可メッセー
    ジの検出に次いで、それに応答した送信を行うか否かを
    決定し、また、 かかる送信を許可する先を決定する、 決定手段と、 前記の1つの通信手段に関するアドレスであって前記伝
    送媒体へのアクセスを制御するプロトコルの構築に使用
    されるアドレスを格納するメモリと、 を備えることを特徴とする。
  51. 【請求項51】 請求項1乃至請求項25のいずれか1
    項に記載の方法を前記周辺デジタル通信手段の構築に適
    用した通信装置であって、接続手段によって接続される
    通信手段を制御し、前記通信手段と共有伝送媒体との間
    の変換器として機能する通信装置において、 中央デジタル通信装置(21;21’;359;36
    1)と通信する手段(185、186)を備え、その通
    信は、共有伝送媒体によって、前記中央装置へのアップ
    リンクフレーム(26)を伝送し、また、前記中央装置
    からのダウンリンクフレーム(25)の受信することに
    より行ない、前記アップリンク及びダウンリンクフレー
    ム(26、25)はデータフレーム(45、28)を含
    み、 前記の各ダウンリンクフレーム(25)より、 前記共有伝送媒体へのアクセスを制御するプロトコルを
    動作させるサービスメッセージ(31)を取り出し、 このダウンリンクフレームにデータフレーム(28)が
    存在する場合には、そのデータフレーム(28)を取り
    出す手段(185、186)をさらに備え、前記の各ダ
    ウンリンクフレームは、前記サービスメッセージ(3
    1)と必要な前記データフレーム(28)とを含み、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段をさ
    らに備え、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段と共
    に動作し、 予め定められた規則に基づいて、前記制御装置に対応す
    る通信手段により、集合的なタイプの送信許可メッセー
    ジの検出に次いで、それに応答した送信を行うか否かを
    決定し、また、 かかる送信を許可する先を決定する、 決定手段をさらに備え、 伝送するアップリンクフレーム(26)に、前記中央装
    置以外のデジタル通信装置(24、24’、7)へのデ
    ータフレームを含める手段(185)をさらに備え、 前記の1つの通信手段に関するアドレスであって前記伝
    送媒体へのアクセスを制御するプロトコルの構築に使用
    されるアドレスを格納するメモリをさらに備えることを
    特徴とする。
  52. 【請求項52】 請求項1乃至請求項25のいずれか1
    項に記載の方法を前記周辺通信手段の構成に適用した通
    信装置であって、接続手段によって接続される通信手段
    を制御し、前記通信手段と共有伝送媒体との間の変換器
    として機能する通信装置において、 中央デジタル通信装置(21;21’;359;36
    1)と通信する手段(185、186)を備え、その通
    信は、共有伝送媒体によって、前記中央装置へのアップ
    リンクフレーム(26)を伝送し、また、前記中央装置
    からのダウンリンクフレーム(25)の受信することに
    より行ない、前記アップリンク及びダウンリンクフレー
    ム(26、25)はデータフレーム(45、28)を含
    み、 前記の各ダウンリンクフレーム(25)より、 前記共有伝送媒体へのアクセスを制御するプロトコルを
    動作させるサービスメッセージ(31)を取り出し、 このダウンリンクフレームにデータフレーム(28)が
    存在する場合には、そのデータフレーム(28)を取り
    出す手段(185、186)をさらに備え、前記の各ダ
    ウンリンクフレームは、前記サービスメッセージ(3
    1)と必要な前記データフレーム(28)とを含み、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段をさ
    らに備え、 集合的な送信許可メッセージの受信を検出する手段と共
    に、 予め定められた規則に基づいて、前記制御装置に対応す
    る通信手段により、集合的なタイプの送信許可メッセー
    ジの検出に次いで、それに応答した送信を行うか否かを
    決定し、また、 かかる送信を許可する先を決定する、 決定手段をさらに備え、 伝送するアップリンクフレーム(26)に、前記中央装
    置以外のデジタル通信装置(24、24’、7)へのデ
    ータフレームを含める手段(185)をさらに備え、 共有媒体上に送信する伝送の少なくとも幾つかの伝送
    に、その伝送要求を示す情報をを取り込むための書き込
    み手段と、 前記の1つの通信手段に関するアドレスであって前記伝
    送媒体へのアクセスを制御するプロトコルの構築に使用
    されるアドレスを格納するメモリをさらに備えることを
    特徴とする。
  53. 【請求項53】 請求項1乃至請求項25のいずれか1
    項に記載の方法を適用する通信装置。
  54. 【請求項54】 通信システムにおいて、請求項27乃
    至請求項31及び請求項44乃至請求項47のいずれか
    1項に記載のデジタル通信装置と、請求項33乃至請求
    項42及び請求項48乃至請求項52のいずれか1項に
    記載の通信装置の少なくとも1つとを有することを特徴
    とする。
  55. 【請求項55】 通信システムにおいて、請求項1乃至
    請求項25のいずれか1項に記載の方法を適用した通信
    装置を有することを特徴とする。
  56. 【請求項56】 伝送媒体を共有するシステムにおい
    て、請求項26及び請求項28乃至請求項31のいずれ
    か1項に記載の協働装置と、請求項32及び請求項34
    乃至請求項42のいずれか1項に記載の通信を制御する
    ための少なくとも1つの装置とを有することを特徴とす
    る。
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