JPH08167885A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH08167885A
JPH08167885A JP6332717A JP33271794A JPH08167885A JP H08167885 A JPH08167885 A JP H08167885A JP 6332717 A JP6332717 A JP 6332717A JP 33271794 A JP33271794 A JP 33271794A JP H08167885 A JPH08167885 A JP H08167885A
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data
transmission
packet
communication system
channel
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JP6332717A
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Akihiro Uchiumi
章博 内海
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優先度の高いデータ送信が大幅に延期される
ことを回避できるスペクトラム拡散無線通信システムを
提供することを目的とする。 【構成】 スペクトラム拡散無線を使用したパケットデ
ータの通信を行うスペクトラム拡散無線通信システムに
おいて、一度送信権を獲得し、1データパケットの送信
を終えた端末は、次のデータパケットの送信を行うため
に送信権を獲得する処理に移行するまでに、一定の間隔
を設け、その期間中はキャリアセンスを行えない規則を
設けることにより、優先度の高い複数のデータパケット
を送信する端末が、連続してデータパケットを送信し続
けることをなくし、他の優先度の高いデータ送信を実行
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ端末間でパケッ
トデータを送受信する無線通信システムに関し、特に、
ネットワークの使用権を調停するための制御チャネルを
2種類設け、送信データのデータ種別により使用する制
御チャネルを区別し、リアルタイム性が重要視されるデ
ータの送信を行おうとする端末が無線ネットワーク上に
競合した場合、無線ネットワークの使用権を各端末に平
等に分配することを可能にする無線通信システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会が進み、情報通信の媒
体としてISDN(デジタル統合サービス網)、またL
AN(ローカルエリアネットワーク)などの普及に伴
い、携帯型や可搬型コンピュータ、可搬型無線端末等の
いわゆる移動端末のローカルエリアネットワーク(LA
N)化に対するニーズが高まっている。
【0003】また、LANシステムを敷設する際の配線
の複雑化や、配線工事費用の規模が大きい等の問題も発
生している。
【0004】このような状況の下、デジタル無線通信の
一方式であるスペクトラム拡散無線通信方式を用いた、
いわゆる無線LANシステムの開発が進められている。
【0005】このスペクトラム拡散無線通信方式は、多
元接続性、秘匿性、耐干渉性などに優れた無線通信方式
であり、従来の有線系LANの持つ種々の問題を解決す
べく期待がかけられている。
【0006】このスペクトラム拡散無線通信方式は、変
調方式の違いから直接拡散方式と周波数ホッピング方式
の2種類の方式に大別される。
【0007】直接拡散通信方式では、PSK、FM、A
M等で1次変調が行われた搬送波を送信データよりも広
帯域な拡散符号で乗算することによって2次変調する。
そして、この拡散変調が行われた後の信号のスペクトラ
ムは、1次変調後の信号のスペクトラムよりも広帯域と
なるため、単位周波数当たりの電力密度が著しく低下
し、他の通信への妨害を回避できる。また、上述の拡散
符号を複数使用することにより、複数の通信チャネルを
提供することも可能になる。
【0008】一方、周波数ホッピング方式では、送信デ
ータで変調された搬送波周波数を与えられた帯域内でラ
ンダムに離散的に切り換えることにより、送信データを
広帯域に拡散する方式である。この周波数の切り換えパ
ターン(ホッピングパターン)を複数使用することによ
り、直接拡散方式と同様に複数の通信チャネルを提供す
ることができる。特に、低速周波数ホッピング変調方式
は、周波数シンセサイザ等の回路規模を小さくできるな
どの利点が大きいため、盛んに利用されるようになって
きている。
【0009】また、無線LANに接続された複数の端末
がデータの衝突を起こさずに、1つのネットワークを効
率的に共有するためのアクセス制御には、従来、有線系
LANの代表的な競合制御方式であるCSMA/CD方
式では、転送パケットの衝突を無線ネットワーク上で検
出することが極めて難しいため、CSMA/CA(carri
er sense multiple access/collision avoidance) とい
う方式が使用されている。
【0010】この方式では、各端末が、パケットデータ
の送信を開始する前に無線ネットワークの使用状況を確
認し(キャリアセンス)、他の端末が使用していなけれ
ばデータの送信を開始する。このような方式により他の
端末からの送信データとの衝突を避け、各端末に平等な
アクセス権を与えることを可能とする。
【0011】一方、この無線LANでは、法令で決定さ
れる一定の周波数帯域を使用しており、従って、データ
パケットの伝送速度は限られており、一般的には有線系
のLANよりも低い。
【0012】この無線LANシステムを種々の端末が各
種のメディア通信に用いることを想定した場合、データ
容量が大きくなればなるほど不利となり、また、伝送遅
延を嫌うリアルタイム性の要求されるデータ転送では、
対等分散というLANの思想上、ある一端末の伝送遅延
を操作することが困難であった。
【0013】そこで、このような問題点を解決するため
に、送信するデータ種別により優先順位を与え、その優
先順位によってキャリアセンスの時間を変える方式が用
いられている。
【0014】これは、つまり、伝送遅延を嫌うような、
優先度の高いデータを送ろうとしている端末が、キャリ
アセンス時間を短くし、またキャリア発信間隔を短くす
るため、他の端末に対して早くデータ送信の意思表示が
でき、データを他の優先度の低い端末よりも先に送信す
ることができる。
【0015】また、優先度の低いデータを送ろうとして
いる端末も、キャリアセンス時間を長くすることによっ
て、優先度の高いデータを送ろうとしている端末のキャ
リアを受けやすくなるので、送信を延期することができ
るという利点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような優先制御方式を用いる場合、優先度の高いデータ
送信を行う端末と優先度の低いデータ送信を行う端末と
の間の優先制御は保たれるが、優先度の高いデータ送信
を行う端末同士が競合した場合には、先に送信権を獲得
した端末が無線ネットワークを占有してしまい、優先度
の高いデータ送信を行う他の端末が事実上送信を延期せ
ざるを得ないような状況を作り出す可能性がある。
【0017】本発明は、優先度の高いデータ送信が大幅
に延期されることを回避できるスペクトラム拡散無線通
信システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、スペクトラム
拡散無線を使用したパケットデータの通信を行うスペク
トラム拡散無線通信システムにおいて、一度送信権を獲
得し、1データパケットの送信を終えた端末は、次のデ
ータパケットの送信を行うために送信権を獲得する処理
(つまり、キャリアセンスを行う処理)に移行するまで
に、一定の間隔を設け、その期間中はキャリアセンスを
行えない規則を設けることにより、優先度の高い複数の
データパケットを送信する端末が、連続してデータパケ
ットを送信し続けることをなくし、他の優先度の高いデ
ータ送信を実行できるようにしたものである。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例における無線制
御部の内部構成を示すブロック図である。
【0020】同図において、データ端末1には、ケーブ
ルを介して無線制御部が接続されており、この無線制御
部の通信制御部2との間でデータ通信を行う。
【0021】また、無線制御部は、この無線制御部の全
体を制御するCPU3と、各種プログラムやデータを格
納するメモリ4と、送受信データをアナログまたはデジ
タル信号へ変換するアナログ/デジタル変換部5と、周
波数シンセサイザ6と、フィルタ7と、発信器8と、同
期制御部9と、送受信データのパケット分解、フレーム
処理、パケットの組立等を行うパケット組立/分解部1
0と、IF信号を受信するIF受信部11と、アンテナ
13を介してRF信号の送受信を行うRF送受信部12
と、各種計時を行うタイマ14と、データの種類(映
像、画像、テキスト等)を判別するデータ判別部15
と、キャリア検出を行うキャリア検出部16と、無線チ
ャネルを選択するチャネル選択部17とを有する。
【0022】図10は、メモリ4内に初期設定時に配置
される8ビットのレジスタ群を示す説明図である。
【0023】図中、10−1は、フロー制御処理時に使
用される制御レジスタであり、10−2は、後述する送
信権獲得処理時に使用するカウンタレジスタである。ま
た、10−3は、データ種別による優先度を設定するた
めに使用する優先度レジスタであり、10−4は、無線
制御部に一意に与えられる無線アドレスである。
【0024】図8は、データパケットのフォーマットを
示す説明図である。
【0025】データパケットは、アドレス、パケット番
号、データ、CRCからなり、端末からデータ転送を受
けた無線制御部は、このパケットフォーマットにデータ
を変換する。
【0026】図9は、本実施例で用いる無線チャネル構
成を示す説明図である。
【0027】無線チャネルは大きく3つの部分に分けら
れる。まず、F1、F2は、制御チャネルであり、制御
チャネル上にキャリア(短い期間のパルス)を一定間隔
毎に送信することで、他の端末に送信する準備ができて
いることを通知する。また、このチャネルをセンスする
ことで、送信準備のできている端末の存在を確認するこ
ともできる。
【0028】もし、キャリアを送信した端末が同時期に
他のキャリアを確認したならば、送信権要求が競合して
いると判断して、ランダムな期間だけキャリア送信を延
期し、再度送信権要求を行う。このようにして送信権の
獲得処理を行う。
【0029】また、F3〜Fnはデータチャネルであ
り、制御チャネルにて送信権を獲得した端末が、このチ
ャネルを用いてデータの送信並びにコマンドの送信を行
う。
【0030】図2は、本実施例における端末同士の送受
信プロトコルの概要を示すシーケンス図であり、図3〜
図7は、本実施例の動作を示すフローチャートである。
【0031】本実施例では、データを送信するデータ端
末を端末A、データを受信するデータ端末を端末Bと
し、端末Aは無線制御部Aに接続され、端末Bが無線制
御部Bに接続されていると想定し、端末Aから端末Bへ
データが送信される場合について説明する。
【0032】初めに図2を用いて、端末Aおよび無線制
御部Aの送信動作、並びに端末Bおよび無線制御部Bの
受信動作の概要を説明する。
【0033】端末Aから無線制御部Aに送信要求が発生
し、送信データが転送されたならば、無線制御部Aは制
御チャネルf1上の送信中のデータの有無を確認する
(キャリアセンス)。
【0034】そして、チャネルf1が他の端末により使
用されていなければ、送信要求パケットを組み立て、無
線制御部Bに対して送信する。
【0035】送信要求パケットを受信した無線制御部B
は、制御チャネルf2のキャリアセンス後、無線制御部
Bが受信可能状態であれば、受信許可パケットを端末A
に対して送信する。
【0036】受信許可パケットを受信した端末Aは、デ
ータチャネルfxのキャリアセンスの後、データパケッ
トの送信を開始する。
【0037】最終パケットの送信が終了し、無線制御部
Bで受信エラーが確認されなければ、無線制御部Bは受
信応答パケットを端末Aに対して送信して受信完了を通
知し、さらに端末Bに受信データを転送する。
【0038】このようにしてデータが端末間で送受信さ
れる。
【0039】次に、端末Aおよび無線制御部A内部の送
信動作を詳細に説明する。
【0040】まず、無線アドレスの決定方法について説
明する。
【0041】端末Aから無線制御部Aに送信要求が発生
し(S3−1)、無線制御部Aに対して送信データが転
送されたならば、通信制御部2は、データをメモリ4に
一時的に格納する。
【0042】CPU3は、データ種別の判別が行われた
上記データを、パケット組立/分解部10により固定長
のデータに分解するとともに、分解されたデータの前後
に、図8に示す通り、フラグ、送信先送信元無線アドレ
スフレーム、イーサネットアドレスフレーム、パケット
種別フレーム、エラー検出用のCRCチェックフレーム
を付加し、データパケットを完成させる(S3−2)。
【0043】次に、CPU3は、端末Aから転送された
データをメモリ4から読み出し、データ判別部15によ
り送信データのデータ種別を判別する(S3−3)。
【0044】そして、判別の結果、データ種別がリアル
タイム性の高い(伝送遅延を嫌う)データであるなら
ば、優先度レジスタ10−3にランク「A」をセットす
る(S3−5)。
【0045】また、それ以外のデータ、例えば、伝送遅
延を許容するデータであるならば、優先度レジスタ10
−3に「B」を設定する(S3−6)。
【0046】次に、CPU3は、送信権処理を行う(S
3−7)。以下、この送信権処理の詳細について説明す
る。
【0047】まず、カウンタレジスタ10−2の値を初
期化(初期化の値は任意)し(S4−1)、チャネルf
xにおいて、キャリアパルスを送信する(S4−2)。
【0048】その後、チャネルfxをセンスし(S4−
3)、無線制御部Aが送信したキャリア以外のキャリア
の存在を確認する。
【0049】もし、他のキャリアの存在が確認できない
のであれば(S4−4)、再びS4−2からS4−3ま
での処理をカウンタレジスタ10−2の値が0になるま
で繰り返す(S4−6)。
【0050】カウンタレジスタ10−2が0になるまで
他のキャリアの存在が確認できないならば、競合する他
の端末がいないと判断して処理を終了する。
【0051】また、前記S4−4で制御チャネルf1を
センスした時に他のキャリアの存在が確認された場合に
は、同時に送信権を獲得しようとしている端末が他に存
在すると判断して、送信を一定時間だけ延期し(S4−
5)、再びステップからの処理を開始する。
【0052】次に、無線チャネル選択について説明す
る。
【0053】本システムにおいてはデータパケットの送
受信に先立ち、無線制御部Aと無線制御部Bの間で、デ
ータを送信するための無線チャネルを決める必要があ
る。
【0054】本実施例では、アイドル状態の無線制御部
は必ずチャネルf1で待機しているので、無線制御部A
は、キャリア検出部11を利用して送信権処理を行う。
【0055】送信権処理の後、チャネルf1の使用が可
能になれば、送信要求パケットを組み立て、無線制御部
Bに対して送出する(S3−8)。
【0056】この送信要求パケットには、パケット種別
(送信要求、受信許可、異常終了)、指定チャネル番号
(本実施例では、f4を用いる)、1オクテットの送信
先無線アドレス、フラグが付けられる。
【0057】そして、送信要求パケットの送信終了後
は、CPU3がチャネル選択部12によってチャネルを
切り替え、周波数チャネルf2で無線制御部Bから送ら
れる受信許可パケットを待機する。
【0058】このように送信権処理を終え、端末Aが送
信権を獲得したならば、図5に示すパケット送信処理を
行う。
【0059】次に、パケット送信処理の方法について説
明する。
【0060】まず、無線制御部Bから受信許可パケット
を受け取ると(S5−3)、CPU3は、無線制御部A
と無線制御部Bの間で上記データパケットを送受信する
周波数チャネルが了解されたと判断し、データパケット
の送信処理を開始する。
【0061】まず、無線制御部Aは、データチャネルf
4に周波数を移し(S5−4)、チャネルf4における
送信権処理を行う(S5−5)。
【0062】そして、チャネルf4の使用が可能になっ
たならば、プリアンブル信号を送出し、引き続きデータ
パケットの送信を開始する(S5−6)。
【0063】そして、データパケットの送信後、優先度
レジスタを読み込み、値が「A」ならば(S5−8)、
T1秒ウェイト(S5−9)した後、再度送信権処理を
行い、次のデータパケットの送信を開始する。
【0064】また、前記S5−8で優先度レジスタの値
が「B」ならば、ウェイトすぜに次のデータパケットの
ための送信権処理を開始する。
【0065】そして、以上のような処理を繰り返し、デ
ータパケットを全て送信し終えたならば(S5−7)、
無線制御部Aは制御チャネルf2に周波数を移し(S5
−10)、無線制御部Bからの受信応答パケットを待
つ。
【0066】無線制御部Aが無線制御部Bから受信応答
パケットを受信したならば(S5−11)、無線制御部
Aは、無線制御部Bが正常に受信を終了したと見なし、
全送信処理を終了する。
【0067】その後、無線制御部Aは、他端末の無線制
御部からの制御パケットの受信に備え、チャネルf1に
周波数を切り替え、アイドル状態にて待機する。
【0068】また、前記S5−11で一定時間待っても
無線制御部Bから受信応答パケットを受信しない、つま
り、受信応答パケットを受信しないままタイマ14がタ
イムアウトしたならば(S5−12)、CPU3は、異
常終了パケットを通信制御部2を介して端末Aに対して
送信する(S5−13)。
【0069】次に、パケット受信処理について、無線制
御部B内部でのパケット受信動作を説明する。
【0070】無線制御部Aからの送信要求パケットを受
信(S6−1)したRF送受信部12は、IF受信部1
1を介してCPU3に通知する。
【0071】送信要求パケットを受け取ったCPU3
は、送信要求パケットから送信先無線アドレスフレーム
を抽出し(S6−2)、自分の所有するアドレス(本実
施例の場合、B2)と比較する。
【0072】もし、この送信先無線アドレスが自分の所
有するアドレスと同一であり(S6−3)、かつ、無線
制御部Bがデータ受信可能状態であるならば、周波数を
チャネルf2に切り替え(S6−4)、送信権処理を行
う(S6−5)。
【0073】そして、この送信権処理の結果、無線ネッ
トワークが他の端末により使用されていないのであれ
ば、受信許可パケットを組み立て、無線制御部Aに対し
て受信許可パケットを送信(S6−6)した後、データ
チャネルf4に周波数を移し(S7−2)、待機する。
【0074】逆に、データパケット中の送信先無線アド
レスフレームの値が端末Bの無線アドレスと異なる場合
には(S7−1)、受信処理を終了する。
【0075】また、前記受信許可パケットに引き続き、
第1データパケットを受信したならば(S7−3)、フ
ィルタ7、IF受信部11を介して、この第1データパ
ケットをデジタルデータに変換する。
【0076】CPU3は、この第1データパケット内の
送信先無線アドレスフレームを読み込み(S7−4)、
この送信先無線アドレスフレームの値が無線制御部Aが
保有する無線アドレス9−4と一致していることを確認
する(S7−5)。
【0077】そして、S7−5において、各アドレスが
一致しているならば、データのCRCチェックを行い、
その結果、パケット中に転送誤りがないと判明した場
合、正常受信として前記データパケットをメモリ4に格
納する。
【0078】また、S7−5において、各アドレスが一
致していない場合には、受信したデータパケットを廃棄
する(S7−1)。
【0079】このようにアドレスの照合を行いながらデ
ータパケットの受信を繰り返し、最終データパケットを
正常に受信したならば(S7−6)、受信応答パケット
を組み立て、チャネルをf2に切り替えた後、送信権処
理を行い、受信応答パケットを無線制御部Aに対して送
信して(S7−9)、受信動作を終了する。
【0080】また、前記S7−3でデータパケットが受
信できず、タイマ14がタイムアウトした場合(S7−
10)、無線制御部Bは通信制御部2を使用して、異常
終了パケットを端末Bに対して送信する(S7−1
1)。
【0081】なお、以上の第1実施例においては、複数
のチャネルを有する周波数ホッピング方式を用いたスペ
クトラム拡散無線通信システムについて説明したが、本
発明は無線通信方式やチャネルの構成等に依存するもの
ではない。
【0082】例えば、チャネル数が1チャネルのみのシ
ステムにおいても、上記第1実施例と全く同様の構成で
上記効果を得ることが可能である。
【0083】また、無線媒体に関して、上記第1実施例
においては電波を使用するとしていたが、光を用いて
も、上記第1実施例と全く同様の効果を得ることができ
る。
【0084】上記第1実施例においては、送信意思を他
の端末へ通知するためのキャリアパルスをデータパケッ
ト送信前のキャリアセンス期間中に送出していたが、こ
のキャリアパルスを送出せずにキャリアセンスのみで送
信権を獲得できるシステムにおいても、データを送信す
るまでの時間を変えることによって、同様にデータの優
先度をつけて送信することができるため、上記第1実施
例と全く同様の効果を得ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一度データパケットの送信を終えた端末は、次のデータ
パケットの送信を行うためのキャリアセンスに移行する
までに一定の間隔を空けるため、優先度の高い複数のデ
ータパケットを送信する端末が、連続してデータパケッ
トを送信し続けることがなくなる。
【0086】従って、伝送遅延を嫌うリアルタイムデー
タを扱う無線ネットワーク上の端末が複数存在し、無線
ネットワーク上で送信の競合を起こした場合にも、競合
している端末に平等に送信権を分配できるため、送信権
獲得率の低下により待ち時間が増加し、データのリアル
タイム性が確保できない状況を回避でき、リアルタイム
データの品質劣化を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における端末同士の送受信プロトコ
ルの概要を示すシーケンス図である。
【図3】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】上記実施例におけるデータパケットのフォーマ
ットを示す説明図である。
【図9】上記実施例で用いる無線チャネル構成を示す説
明図である。
【図10】上記実施例において、メモリ内に初期設定時
に配置される8ビットのレジスタ群を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…データ端末、 2…通信制御部、 3…CPU、 4…メモリ、 5…アナログ/デジタル変換部、 6…周波数シンセサイザ、 7…フィルタ、 8…発信器、 9…同期制御部、 10…パケット組立/分解部、 11…IF受信部、 12…RF送受信部、 13…アンテナ、 14…タイマ、 15…データ判別部、 16…キャリア検出部、 17…チャネル選択部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線ネットワーク上のキャリアの有無を
    検出する検出手段と、無線ネットワークに擬似的にキャ
    リアパルス信号を送信する送信手段とを有することを特
    徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の無線通信システムにおいて、 さらに、スペクトラム拡散通信によりパケットデータの
    通信を行う手段を有することを特徴とする無線通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1の無線通信システムにおいて、 アクセス制御チャネルによりデータパケットの送受信に
    使用するチャネル番号を確認する確認手段と、複数の端
    末により無線ネットワークの使用競合が起きた場合に競
    合制御を行う制御手段を有することを特徴とする無線通
    信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1の無線通信システムにおいて、 上記データ端末から通信ケーブルを介して転送されるデ
    ータのデータ種別を判別する判別手段と、この判別手段
    を用いて判別されるデータ種別毎に2段階の優先度を設
    定する設定手段とを有することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項4の無線通信システムにおいて、 上記検出手段を用いて行うデータ送信前のキャリア検出
    時間を上記設定手段を用いて設定される優先度に従い決
    定する時間決定手段を有することを特徴とする無線通信
    システム。
JP6332717A 1994-12-13 1994-12-13 無線通信システム Pending JPH08167885A (ja)

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