JP2003309572A - 通信システム、通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

通信システム、通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラム

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JP2003309572A
JP2003309572A JP2002112412A JP2002112412A JP2003309572A JP 2003309572 A JP2003309572 A JP 2003309572A JP 2002112412 A JP2002112412 A JP 2002112412A JP 2002112412 A JP2002112412 A JP 2002112412A JP 2003309572 A JP2003309572 A JP 2003309572A
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    • H04W16/14Spectrum sharing arrangements between different networks
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ周波数チャネル上で複数のパーソナル・
エリア・ネットワークの共存を許容する。 【解決手段】 所定の時間周期で、複数の無線ネットワ
ークが繰り返して利用可能なネットワーク・フレーム周
期を設定し、そのネットワーク・フレーム内に、各無線
ネットワークが利用できる複数のチャネル・スロットを
あらかじめ用意しておき、パーソナル・エリア・ネット
ワークを運用するコーディネータが、他のコーディネー
タが利用していないチャネル・スロットの領域で、自己
のパーソナル・エリア・ネットワークを起動する。各無
線ネットワークは、ネットワーク・フレーム中の空きチ
ャネル・スロットを確認してこれを使用することができ
るので、参入手続きが著しく軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線局間で
相互に通信を行う通信システム、通信制御装置及び通信
制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特
に、特定の制御局の管理下でネットワークが構築される
通信システム、通信制御装置及び通信制御方法、並びに
コンピュータ・プログラムに関する。
【0002】さらに詳しくは、本発明は、複数の無線ネ
ットワークが共存する通信システム、複数の無線ネット
ワークが競合する通信環境下で各無線ネットワーク内の
通信動作を制御する通信制御装置及び通信制御方法、並
びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、同じ周波
数帯で競合する複数の無線ネットワークが共存する通信
システム、同じ周波数帯で複数の無線ネットワークが競
合する通信環境下で各無線ネットワーク内の通信動作を
制御する通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピ
ュータ・プログラム関する。(但し、ここで言う「同じ
周波数帯」には、データを超広周波数帯域に拡散して送
受信を行なうUWB(Ultra Wide Band)無線通信方式
を含むものとする。)
【0003】
【従来の技術】複数のコンピュータを接続してLAN
(Local Area Network)を構成することにより、ファイ
ルやデータなどの情報の共有化、プリンタなどの周辺機
器の共有化を図ったり、電子メールやデータ・コンテン
ツの転送などの情報の交換を行うことができる。
【0004】従来、光ファイバーや同軸ケーブル、ある
いはツイストペア・ケーブルを用いて、有線でLAN接
続することが一般的であったが、この場合、回線敷設工
事が必要であり、手軽にネットワークを構築することが
難しいとともに、ケーブルの引き回しが煩雑になる。ま
た、LAN構築後も、機器の移動範囲がケーブル長によ
って制限されるため、不便である。そこで、従来の有線
方式によるLANの配線からユーザを解放するシステム
として、無線LANが注目されている。この種の無線L
ANによれば、オフィスなどの作業空間において、有線
ケーブルの大半を省略することができるので、パーソナ
ル・コンピュータ(PC)などの通信端末を比較的容易
に移動させることができる。
【0005】近年では、無線LANシステムの高速化、
低価格化に伴い、その需要が著しく増加してきている。
特に最近では、人の身の回りに存在する複数の電子機器
間で小規模な無線ネットワークを構築して情報通信を行
なうために、パーソナル・エリア・ネットワーク(PA
N)の導入の検討が行なわれている。例えば、2.4G
Hz帯や、5GHz帯など、監督官庁の免許が不要な周
波数帯域を利用して、異なった無線通信システムが規定
されている。
【0006】例えば、IEEE802.15.3では、
20Mbpsを越える高速無線パーソナル・エリア・ネ
ットワークの標準化活動が行われている。当該セクショ
ンでは、主として2.4GHz帯の信号を利用したPH
Y層に準拠した規格化が推進されている。
【0007】この種のワイヤレス・パーソナル・ネット
ワークにおいては、1つの無線通信装置が「コーディネ
ータ」と呼ばれる制御局として動作し、このコーディネ
ータを中心にして、およそ10m以内の範囲で、パーソ
ナル・エリア・ネットワークが構築される。このコーデ
ィネータが所定の周期でビーコン(Beacon)信号を送信
し、そのビーコンの周期が伝送フレーム周期として規定
される。そして、この伝送フレーム周期毎に各無線通信
装置が利用するタイムスロットの割り当てを行なう。
【0008】タイムスロットの割り当て方法としては、
例えば、「ギャランティード・タイムスロット」(GT
S)と、「ダイナミックTDMA(Time Division Mult
ipleAccess:時分割多重アクセス)」と呼ばれる方法が
採用されていて、所定の伝送容量を保証しながら、なお
かつダイナミックに伝送帯域の割当てを行なう通信方法
が想定されている。
【0009】例えば、IEEE802.15.3で規格
化されるMAC層には、競合アクセス期間(コンテンシ
ョン・アクセス期間:CAP)と、非競合アクセス期間
(コンテンション・フリー期間:CFP)とが用意され
ている。そして、非同期通信を行なう場合には、競合ア
クセス期間を用いて短いデータやコマンド情報が交換さ
れる。一方、ストリーム通信を行なう場合には、非競合
アクセス期間内にて、ギャランティード・タイム・スロ
ット(GTS)によるダイナミックなタイムスロットの
割り当てを行ない、帯域予約伝送が行なわれる仕組みに
なっている。
【0010】なお、IEEE802.15.3で規格化
されるMAC層部分は、2.4GHz帯の信号を利用し
たPHY層以外に他のPHY層の標準仕様として応用で
きるように規定されている。また、IEEE802.1
5.3で規格化されるPHY層を、2.4GHz帯の信
号を利用したPHY層以外に、他のPHY層を利用する
標準化活動が開始されつつある。
【0011】また最近では、SS(Spread Spectrum :
スペクトル拡散)方式を適用した無線LAN(Local Ar
ea Network)システムが実用化されている。また、PA
Nなどのアプリケーションを対象として、SS方式を応
用したUWB(Ultra Wide Band:ウルトラワイドバン
ド)伝送方式が提案されている。
【0012】SS方式の一種であるDS(Direct Sprea
d:直接拡散)方式は、送信側において、情報信号にP
N(Pseudo Noise:疑似雑音)符号と呼ばれるランダム
符号系列を乗算することにより占有帯域を拡散して送信
し、受信側において、受信した拡散情報信号にPN符号
を乗算することにより逆拡散して情報信号を再生する。
UWB伝送方式は、この情報信号の拡散率を極限まで大
きくしたものであり、データを例えば2GHzから6G
Hzという超高帯域な周波数帯域に拡散して送受信を行
うことにより高速データ伝送を実現する。
【0013】UWBでは、数100ピコ秒程度の非常に
短い周期のインパルス信号列を用いて情報信号を構成し
て、この信号列の送受信を行なう。その占有帯域幅は、
占有帯域幅をその中心周波数(例えば1GHz〜10G
Hz)で割った値がほぼ1になるようなGHzオーダの
帯域であり、いわゆるW−CDMAやcdma2000
方式、並びにSS(Spread Spectrum)やOFDM(Ort
hogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用
いた無線LANにおいて通常使用される帯域幅と比較し
ても超広帯域なものとなっている。
【0014】図13には、UWBを用いたデータ伝送の
例を示している。入力された情報901は拡散系列90
2によって拡散される。UWB方式を用いるシステムに
よっては、この拡散系列の乗算が省かれる場合も存在す
る。
【0015】スペクトラム拡散された情報信号903
は、UWB方式におけるインパルス信号(ウェーブレッ
トパルス)を用いて変調される(905)。変調方式と
しては、PPM(Pulse Position Modulation:パルス
位置変調)や、位相変調(Biphase Modulation)、振幅
変調などが考えられている。
【0016】UWB方式において用いられるインパルス
信号は非常に細いパルスであるため、周波数スペクトル
的には非常に広い帯域を使用することになる。これによ
り、入力された情報信号が、各周波数領域においては雑
音レベル以下の電力しか持たないことになる。
【0017】受信信号905は雑音に紛れているが、受
信信号とインパルス信号との相関値を計算することによ
って検出することが可能である。さらに、多くのシステ
ムにおいては信号の拡散が行われるので、送信情報1ビ
ットに対して多くのインパルス信号が送信される。よっ
て、インパルス信号の受信相関値907をさらに拡散系
列長分だけ積分することが可能であり(908)、これ
によって送信信号の検出は更に容易になる。
【0018】UWB伝送方式によって拡散された信号
は、各周波数領域においては雑音レベル以下の電力しか
持たず、このためUWB伝送方式を用いた通信システム
は他の方式の通信システムとの共存が比較的容易であ
る。
【0019】ところで、パーソナル・コンピュータ(P
C)などの情報機器が普及し、オフィス内に多数の機器
が混在するとともに、各機器どうしが無線ネットワーク
で接続されているような通信環境を考察した場合、2以
上の無線ネットワークが狭い作業環境にひしめき合い、
同じ周波数帯で複数の無線ネットワークが共存するとい
う事態が発生し得る。ここで言う「同じ周波数帯」に
は、データを極めて広い周波数帯に拡散して送受信を行
うUWB無線通信方式を含まれる。
【0020】前述したIEEE802.15.3で規格
化されている2.4GHz帯の信号を利用したPHY層
の仕様では、同じ周波数帯に他の無線通信システムが複
数存在しているため、これらのシステムとの共存性を考
慮しなければならない。
【0021】従来からの無線ネットワークにおける共存
方法として、IEEE P802.15.3 Draft
0.9に"Child Piconet"が記載されてい
る。ここでは、親となるネットワークに含まれているあ
る通信装置が、その制御局の制御の元に子ネットワーク
を形成してネットワークを運用する方法が開示されてい
る。具体的には、親ネットワークで利用するフレーム周
期の一部分を、子ネットワークで利用するフレーム周期
として割り当てるようになっている。
【0022】さらに別の無線ネットワークの共存方法と
しては、IEEE P802.15.3 Draft
0.9に記載されている、"Neighbor Pico
net"の構築方法が考えられている。この方法によれ
ば、2つの独立した無線ネットワークの制御局が互いに
相手方の無線ネットワークで利用する帯域をフレーム周
期内に割り当てるようになっている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IEE
E P802.15.3 Draft 0.9に開示され
ている、親ネットワークと子ネットワークの関係を用い
て複数の無線ネットワークを時分割多重して共存させる
方法では、子ネットワークが一旦、親ネットワークに組
み込まれなければならないため、ネットワーク参入手続
きを伴うなど動作が複雑になる。
【0024】また、親ネットワークの制御局と通信がで
きなければ、無線ネットワークにおいて親子関係を結ぶ
ことができない。
【0025】別の無線ネットワークの共存方法として開
示されている方法では、相手方の無線ネットワークで利
用する帯域をフレーム周期内に割当てるための処理が必
要である。
【0026】つまり、一旦相手方の無線ネットワークに
参入してから、所定の手続きを経て相手方の無線ネット
ワークで利用する帯域をフレーム周期内に割当てる処理
を行なうため、制御が煩雑になる。
【0027】一方、UWB無線通信ネットワークの場
合、データを極めて広帯域に拡散して送受信を行なうこ
とから、周波数方向に複数のチャンネルを設ける方法が
存在しない。すなわち、従来からの無線LANのように
無線ネットワーク毎に異なる周波数チャネルを利用して
ネットワークを多重化させるという手法が適用できない
ため、同一空間上に複数のUWB無線通信システムが存
在することが難しい。
【0028】また、UWB無線通信式で利用されるイン
パルス信号列は、特定の周波数キャリアを持たないの
で、キャリア・センスを行うのが難しい。したがって、
例えばIEEE802.15.3のPHY層としてUW
B無線通信方式を適用した場合、特定のキャリア信号が
存在しないことから、同セクションで規格化されたキャ
リア・センスを利用してアクセス制御を行なうことがで
きないので、時間軸方向に複数のチャネルを設けるとい
う時分割多重方式によるアクセス制御に頼る他ない。
【0029】本発明は上述したような技術的課題を鑑み
たものであり、その主な目的は、競合する複数の無線ネ
ットワークが共存することができる優れた通信システ
ム、並びに複数の無線ネットワークが競合する通信環境
下で各無線ネットワーク内の通信動作を好適に制御する
ことができる優れた通信制御装置及び通信制御方法、並
びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0030】本発明のさらなる目的は、同じ周波数帯で
競合する複数の無線ネットワークが共存することができ
る優れた通信システム、並びに、同じ周波数帯で複数の
無線ネットワークが競合する通信環境下で各無線ネット
ワーク内の通信動作を好適に制御することができる優れ
た通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ
・プログラムを提供することにある。
【0031】本発明のさらなる目的は、一方の無線ネッ
トワークが他方の無線ネットワークに参入するという複
雑な手続きなしに、競合する複数の無線ネットワークの
共存を実現することができる、優れた無線通信システ
ム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュー
タ・プログラムを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、同一空間上において、時分割多元接続方式により運
用される複数のネットワークの共存を許容する通信シス
テムであって、複数の無線ネットワークが繰り返して利
用可能なネットワーク・フレームを設定するとともに、
該ネットワーク・フレーム内に各無線ネットワークが利
用できる複数のチャネル・スロットをあらかじめ用意し
て、同一空間上に存在する各々の無線ネットワークは空
きチャネル・スロットを分け合って使用する、ことを特
徴とする通信システムである。
【0033】但し、ここで言う「システム」とは、複数
の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が
論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュ
ールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0034】本発明の第1の側面に係る通信システムに
よれば、所定の時間周期で、複数の無線ネットワークが
繰り返して利用可能なネットワーク・フレームが設定さ
れる。そして、そのネットワーク・フレーム内に、各無
線ネットワークが利用できる複数のチャネル・スロット
があらかじめ用意されるようになっている。
【0035】したがって、パーソナル・エリア・ネット
ワークを運用する各コーディネータは、他のコーディネ
ータが利用していないチャネル・スロットの領域で、自
己のパーソナル・エリア・ネットワークを起動するよう
にすればよい。すなわち、各無線ネットワークは、ネッ
トワーク・フレーム中の空きチャネル・スロットを確認
してこれを使用することができるので、新規ネットワー
クを起動して通信システムに参入するための手続きが著
しく軽減される。
【0036】また、本発明の第2の側面は、同一空間上
で複数のネットワークの共存が許容される通信環境下
で、時分割多元接続方式によりネットワークを運用する
通信制御装置又は通信制御方法であって、通信環境下で
は、複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・
フレームが設定されており、少なくとも1つのチャネル
・スロットを用いて自局ネットワークを運用するネット
ワーク運用手段又はステップを備える、ことを特徴とす
る通信制御装置又は通信制御方法である。
【0037】本発明の第2の側面に係る通信制御装置又
は通信制御方法は、同一空間上にネットワーク・フレー
ムが設定されているかどうかを検出するネットワーク・
フレーム検出手段又はステップをさらに備える。例え
ば、ネットワークを運用する通信制御装置は、ネットワ
ーク・フレームに同期してネットワークの構築状況を記
述したビーコン信号を報知している。したがって、ネッ
トワーク・フレーム周期以上の受信動作を行ない、送信
信号を検出できたかどうかに応じてネットワーク・フレ
ームの存在を検出することができる。ここで、ネットワ
ーク・フレームを検出するとは、同一空間上において1
以上のネットワークがネットワーク・フレーム周期内の
チャネル・スロットを利用して通信が行なわれている状
況を検出することを言う。
【0038】そして、前記ネットワーク運用手段又はス
テップは、ネットワーク・フレームを検出しなかったこ
とに応答して複数のチャネル・スロットからなるネット
ワーク・フレーム周期を自ら設定し、1以上のチャネル
・スロットを用いて自局ネットワークを運用するととも
に、少なくとも一部のチャネル・スロットを未使用状態
のまま残すようにする。
【0039】また、既存のネットワーク・フレームを発
見した場合には、前記ネットワーク運用手段又はステッ
プは、さらに他局からのビーコン信号を解読するなどし
て該ネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロッ
トを検出して、空きチャネル・スロットを用いて自局ネ
ットワークを運用するようにする。
【0040】また、他局からのビーコン信号を解読する
などして獲得したネットワーク・フレーム周期内の各チ
ャネル・スロットの使用状況を管理するようにしてもよ
い。
【0041】また、本発明の第3の側面は、同一空間上
で複数のネットワークの共存が許容される通信環境下
で、時分割多元接続方式によりネットワークを運用する
ための処理をコンピュータ・システム上で実行するよう
にコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プ
ログラムであって、同一空間上にネットワーク・フレー
ムが設定されているかどうかを検出するネットワーク・
フレーム検出ステップと、ネットワーク・フレームを検
出しなかったことに応答して複数のチャネル・スロット
からなるネットワーク・フレームを自ら設定するネット
ワーク・フレーム設定ステップと、少なくとも一部のチ
ャネル・スロットを未使用状態のまま残しながら、1以
上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運
用する第1の利用スロット設定ステップと、既存のネッ
トワーク・フレームを発見したことに応答して、該ネッ
トワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを用い
て自局ネットワークを運用する第2の利用スロット設定
ステップと、を具備することを特徴とするコンピュータ
・プログラムである。
【0042】本発明の第3の側面に係るコンピュータ・
プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理
を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコ
ンピュータ・プログラムを定義したものである。換言す
れば、本発明の第3の側面に係るコンピュータ・プログ
ラムをコンピュータ・システムにインストールすること
によって、コンピュータ・システム上では協働的作用が
発揮され、本発明の第1の側面に係る通信制御装置又は
通信制御方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0043】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより
詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳解する。
【0045】図1には、同一空間に複数のネットワーク
が存在している状態を表わしている。
【0046】同図に示す例では、複数の通信装置11、
12、13、14、15が、通信装置16を制御局とす
る第1のUWB無線ネットワーク10を構築している。
また、これと同時に、複数の通信装置21、22、2
3、24が通信装置25を制御局とする第2のUWB無
線ネットワーク20を構築している。
【0047】同図では、それぞれの制御局の電波到達範
囲(破線の円部分に相当)が、無線ネットワークの範囲
になることを想定している。
【0048】このとき、双方のネットワークに重複して
存在している通信装置13、通信装置21は、複数のビ
ーコン信号を受信できる状態にあることとなる。
【0049】また、それぞれのネットワークの制御局で
ある通信装置16や通信装置25も他のネットワークの
ビーコン信号を受信できる状態にあること。
【0050】図2には、本実施形態に係る無線通信シス
テムにおいて使用される伝送フレーム周期の構成例を示
している。
【0051】同図に示す例では、あらかじめ定められた
所定の時間周期を「ネットワーク・フレーム周期」とし
て規定してある。
【0052】図示のネットワーク・フレームには、チャ
ネル・スロット1、チャネル・スロット2、チャネル・
スロット3、チャネル・スロット4という4つのチャネ
ル・スロットで構成されている。さらに、その後に再び
チャネル・スロット1が配置され、それぞれのチャネル
・スロットがネットワーク・フレームの時間的な連続に
よって繰り返し設定されることを表わしている。
【0053】図示の例では、便宜上、1つのネットワー
ク・フレームは4つのチャネル・スロットで構成されて
いるが、勿論、これ以外の個数のチャネル・スロットで
構成されてもよい。
【0054】これら各チャネル・スロットは、後述する
ように、同一空間で共存するそれぞれの無線ネットワー
クで利用されるフレーム周期として設定される。すなわ
ち、無線ネットワークの制御局となる通信装置から周期
的に送信されるビーコン信号によって、その無線ネット
ワークで利用されるフレーム周期の割り当てが決定され
るとともに、その制御局と通信可能な無線通信装置を組
み込んでいくことによって、無線ネットワークが形成さ
れることになる。
【0055】本実施形態に係る無線ネットワークでは、
このフレーム周期を規定するビーコン信号に続いて、各
通信装置がランダム・アクセスの手順を用いて非同期伝
送を行なう競合アクセス期間(CAP:Contention Acc
ess Period)と、特定の無線通信装置間での利用が許さ
れる非競合アクセス期間(CFP:Contention FreePer
iod)とから構成される。
【0056】また、この非競合アクセス期間は、任意の
通信装置の送信に対して、その都度、ギャランティード
・タイム・スロット(GTS)と呼ばれるスロット割当
てが適宜行なわれ、無線通信が行なわれる構成になって
いる。図示のチャネル・スロット1では、GTS−1、
GTS−2、GTS‐3と3つのGTSが非競合アクセ
ス期間に設定されている。
【0057】図3には、ネットワーク・フレームを構成
する各チャネル・スロットを異なる無線ネットワークで
利用している例を図解している。
【0058】同図に示す例では、図2に示したものと同
様にネットワーク・フレームを4つのチャネル・スロッ
トによって、無線通信路が時間的に繰り返し利用され
る。図中、各チャネル・スロットをそれぞれの無線ネッ
トワークに割り当てることによって、複数の無線ネット
ワークが共存して動作することができる。
【0059】第1の無線ネットワークはチャネル・スロ
ット1を利用して動作し、第2の無線ネットワークはチ
ャネル・スロット2を利用して動作をし、第3の無線ネ
ットワークはチャネル・スロット3を利用して動作し、
第4の無線ネットワークはチャネル・スロット4を利用
して動作をする。
【0060】そして、再びチャネル・スロット1が到来
し、第1の無線ネットワークが動作をする構成が繰り返
される。
【0061】また、第2から第4の無線ネットワークが
存在しない場合であっても、第1の無線ネットワークは
チャネル・スロット1を用いて動作することが可能であ
る。
【0062】図4は、図3に示したネットワーク・フレ
ームの変形例であり、複数のチャネル・スロットを1つ
の無線ネットワークで利用している。
【0063】図示の例では、チャネル・スロット1とチ
ャネル・スロット2を第1の無線ネットワークが利用し
ている。このような場合、他の無線ネットワークは残り
のチャネル・スロット3とチャネル・スロット4でネッ
トワークを運用することができ、それぞれ第2の無線ネ
ットワークと第3の無線ネットワークが形成されてい
る。そして、再びチャネル・スロット1が到来すると、
第1の無線ネットワークが動作をするというフレーム構
成が繰り返される。
【0064】また、図5は、図3に示したネットワーク
・フレームについてのさらに他の変形例であり、複数の
チャネル・スロットを1つの無線ネットワークで利用し
ている。
【0065】この場合も、複数のチャネル・スロットを
1つの無線ネットワークで利用している。図示の例で
は、チャネル・スロット1とチャネル・スロット2を第
1の無線ネットワークが利用するとともに、残りのチャ
ネル・スロット3とチャネル・スロット4を第2の無線
ネットワークが利用している。
【0066】このように、後から構築される無線ネット
ワークであっても、複数のチャネル・スロットを利用し
て無線ネットワークを動作させることができる。
【0067】また、図6は、図3に示したネットワーク
・フレームについてのさらに他の変形例であり、複数の
チャネル・スロットを1つの無線ネットワークで利用し
ている。
【0068】この場合も、複数のチャネル・スロットを
1つの無線ネットワークで利用している。図示の例で
は、チャネル・スロット1とチャネル・スロット2、並
びにチャネル・スロット3を第1の無線ネットワークの
みが利用し、残りのチャネル・スロット4を第2の無線
ネットワークが利用している。
【0069】このように、ネットワーク・フレームのう
ち少なくとも1つのチャネル・スロットを残して最初の
無線ネットワークを動作させることによって、同じ空間
上に後から無線ネットワークを構築する余地を残すこと
が可能である。
【0070】図7には、本実施形態に係る無線通信シス
テムにおいて使用されるビーコン信号の構成例を示して
いる。このビーコン信号は、同じ無線通信システムとし
て異なる無線ネットワークにおいても、同じ信号形式に
て伝送されるものとして構成される。
【0071】同図に示すように、ビーコン信号は、当該
信号がビーコンであることを識別するビーコン識別子
と、どの装置が制御局となっているかを示す装置識別子
と、このネットワーク同期用のパラメータが記載された
ネットワーク同期パラメータと、ギャランティード・タ
イム・スロット(GTS)の割当て状況を記載したGT
S割当て情報と、この無線ネットワークで利用している
チャネル・スロットの情報を記載した利用チャネル・ス
ロット情報と、他のチャネル・スロットが別の無線ネッ
トワークに利用されていることを示す他スロット利用状
況などで構成されている。
【0072】なお、ビーコン信号は、図7中で個々に記
載されたパラメータは必要に応じて削除されてもよく、
また必要に応じて別のパラメータが追加されて構成され
てもよい。
【0073】図8には、本実施形態に係る無線通信装置
100の機能構成を模式的に示している。この無線通信
装置100は、同一空間上に複数の無線ネットワークが
共存するような無線通信環境下で、制御局あるいは制御
局の配下で動作する端末装置として動作することができ
る。
【0074】図示の通り、無線通信装置100は、イン
ターフェース101と、メモリ・バッファ102と、U
WB無線送信部103と、アンテナ104と、情報記憶
部105と、中央制御部106と、フレーム管理部10
7と、UWB無線受信部108とで構成される。
【0075】この無線通信装置100内で実行される一
連の動作は、中央制御部106の指示に基づいて起動さ
れ、中央制御部106は、伝送フレーム周期のタイミン
グに従って動作する。また、中央制御部106は、情報
記憶部105に格納されている動作手順命令(プログラ
ム)に従って動作する。
【0076】インターフェース101には、パーソナル
・コンピュータやPDA(PersonalDigital Assistan
t)、あるいはその他の形態の情報機器(図示しない)
が接続されている。そして、インターフェース101を
介して接続される機器から供給される情報があれば、中
央制御部106は、これをメモリ・バッファ102に一
時格納するとともに、UWB無線送信部103に対して
無線送信を指示する。UWB無線送信部103は、メモ
リ・バッファ102中の送信データをD/A変換及びア
ップコンバートするとともに、所定の送信タイミングが
到来するとUWB無線伝送信号としてアンテナ104か
ら送出する。
【0077】また、無線通信装置100で情報受信を行
なう場合、あらかじめ指定された受信タイミングの到来
に応答して、UWB無線受信部108を起動して、アン
テナ104からの信号をダウンコンバート及びA/D変
換などして受信処理する。ここで得られた情報はメモリ
・バッファ102に書き込まれる。中央制御部106
は、メモリ・バッファ102内の受信情報を再構築し
て、これをインターフェース101経由で接続される機
器に転送する。
【0078】無線通信装置100がネットワークの制御
局として動作する場合、無線ネットワークを形成する必
要があれば、まず、同じ空間上に別の無線ネットワーク
が既に存在するかどうかを確認する。この場合、事前に
ネットワーク・フレーム周期の時間よりも長い時間、U
WB無線受信部108において、アンテナ104を介し
て受信される信号を解析して、他の無線ネットワークか
らのビーコン信号の受信を試みる。
【0079】ここで、中央制御部106は、ビーコン信
号が存在していないと判断した場合には、自らチャネル
・スロット(図3を参照のこと)の設定を行ない、フレ
ーム管理部107にその設定内容を格納する。また、中
央制御部106は、自ら設定したチャネル・スロットを
基にビーコン信号(図7を参照のこと)を生成して、こ
れをメモリ・バッファ102に格納する。そして、UW
B無線送信部103は、所定のネットワーク・フレーム
周期で、ビーコン信号をアンテナ104より送信する。
ネットワーク・フレーム周期は複数のチャネル・スロッ
トで構成され、同じ空間上で後から構築される無線ネッ
トワークが一部のチャネル・スロットを利用することが
許容される。
【0080】他方、中央制御部106において、ビーコ
ン信号が存在していると判断した場合には、そのビーコ
ン信号から、既存のチャネル・スロットの設定を行な
い、フレーム管理部107にその設定内容を格納する。
また、中央制御部106は、自局内のネットワーク制御
を行なうためのビーコン信号を生成して、メモリ・バッ
ファ102に一時格納する。そして、ネットワーク・フ
レーム周期内で未使用とされるチャネル・スロットを利
用して、ビーコン信号がアンテナ104より送信され
る。
【0081】また、無線通信装置100が制御局ではな
く一般の通信端末として動作する場合、ネットワーク・
フレーム周期の時間よりも長い時間に渡って、UWB無
線受信部108にて、アンテナ104を介して受信され
る信号を解析して、前記制御局となる通信装置から送信
されたビーコン信号の受信処理を行なう。そして受信さ
れたビーコン信号の情報は、中央制御部108に供給さ
れ、どのような無線ネットワークが存在するのかを把握
するようになっている。
【0082】なお、無線通信装置100の構成は図8に
示したものに限定されるものではなく、同じ機能又は動
作特性を実現することができれば、図示の機能モジュー
ルの一部又は全部を別の構成で代用することも可能であ
る。
【0083】図9には、同じ空間上に複数の無線ネット
ワークが共存する無線通信環境下における制御局間で行
なわれる動作シーケンスを示している。同図に示す例で
は、第1の制御局はネットワーク・フレームが存在しな
い状況で自らネットワーク・フレームを設定し、また、
第2の制御局はネットワーク・フレームが既に設定され
ている状況下で、未使用状態のチャネル・スロットを利
用することで自ネットワークを運用する。
【0084】まず、第1の制御局では、電源投入後、ネ
ットワーク・フレーム以上の時間に渡って受信処理を行
なう。そして、この期間にわたって何ら信号を受信しな
かった場合には、自らネットワーク・フレームとチャネ
ル・スロットを設定し、その設定内容を記述した第1の
ネットワークのビーコン信号を送信(ブロードキャス
ト)することによって、自ネットワークの運用を開始す
る。
【0085】この例では、1つのネットワーク・フレー
ムの中には4つのチャネル・スロットが設けられてい
る。図中、斜線で示した四角部分が第1のネットワーク
が利用するチャネル・スロットを表わしている。
【0086】次いで、第2の制御局では、電源投入後、
ネットワーク・フレーム以上の時間に渡って受信処理を
行なう。そして、この期間に第1のネットワークのビー
コン信号を受信することで、ネットワーク・フレームが
既に設定されていることを検出する。ここで、ネットワ
ーク・フレームを検出するとは、同一空間上において1
以上のネットワークがネットワーク・フレーム周期内の
チャネル・スロットを利用して通信が行なわれている状
況を検出することを言う。
【0087】このような場合、既存のネットワーク・フ
レームのうち、未使用となっているチャネル・スロット
を用いて、第2のネットワークのビーコン信号を送信す
ることによって、自ネットワークの運用を開始する。図
中、斜線で示した四角部分が第2のネットワークが利用
するチャネル・スロットを表わしている。
【0088】以降、第3の制御局、第4の制御局が同一
空間上に存在する場合には、第2の制御局の動作と同じ
動作を行なうようにすればよい。
【0089】また、図10には、同じ空間上に複数の無
線ネットワークが共存する無線通信環境下で、一般の通
信端末が行なう動作シーケンスを示している。これは、
制御局として動作する機能の備わっていない通信装置の
動作シーケンスに相当するものである。
【0090】同図に示す例では、通信端末は、第1の制
御局及び第2の制御局の双方からビーコン信号を受信で
きる場所に存在するものとする。また、図中の四角で示
した部分はネットワークが利用するチャネル・スロット
を表わしている。
【0091】通信端末は、電源投入後、ネットワーク・
フレーム以上の時間に渡って受信処理を行ない、この期
間に任意のネットワークの制御局からのビーコン信号の
受信を試みる。
【0092】そして、受信できたビーコン信号の記述内
容を基に、どのネットワークに参入するかを判断して、
参入を希望するネットワークで使用しているチャネル・
スロットを利用して、その制御局宛にネットワーク参入
要求の送信を行なう。
【0093】図10に示す動作シーケンス上では、通信
端末は、第1のネットワークに参入するために、第1の
ネットワークのチャネル・スロット内で参入要求の送信
とこれに対する参入許可の受信動作を行なっている。
【0094】そして、通信端末は、第1のネットワーク
の制御局から参入許可を受信した以後、第1のネットワ
ークでの動作が行える状態となる。
【0095】図11には、本実施形態に係る無線通信装
置100が、同じ空間上に複数の無線ネットワークが共
存する無線通信環境下において制御局として動作するた
めの処理手順をフローチャートの形式で示している。か
かる処理動作は、実際には、中央制御部106が情報記
憶部105に格納されている動作手順命令を実行すると
いう形態で実現される。以下、図示のフローチャートを
参照しながら、制御局としての動作について詳解する。
【0096】ネットワークの制御局として動作すること
が設定された無線通信装置100では、電源投入時に、
ネットワーク・フレーム周期以上の長い時間にわたって
連続して受信動作を行なう(ステップS1)。そして、
ビーコンの受信の有無を判定する(ステップS2)。
【0097】ビーコン信号の受信があれば、この場所に
他の無線ネットワークが存在することとなり、さらに利
用中のチャネル・スロットのパラメータを獲得する(ス
テップS3)。この時点で、既存の無線ネットワークに
則って、ネットワーク・フレームの設定が行なわれるも
のとする。
【0098】次いで、ネットワーク・フレームに空きチ
ャネル・スロットが存在するかを判断する(ステップS
4)。そして、空きチャネル・スロットが存在すれば、
自己の無線ネットワークで利用するチャネル・スロット
の設定を行なう(ステップS5)。
【0099】一方、ステップS4において空きチャネル
・スロットが存在しなければ、ステップS1に戻り、起
動処理を引き続き行なう。
【0100】また、ステップS2においてビーコンの受
信がなければ、そのまま、ステップS5に移行して、自
己の無線ネットワークで利用するチャネル・スロットの
設定を行なう。
【0101】その後、自己のネットワークで利用するチ
ャネル・スロットの到来を待機する(ステップS6)。
そして、当該チャネル・スロットが到来する度にビーコ
ン信号を繰り返し送信して(ステップS7)、無線ネッ
トワークを運用する。
【0102】また、ビーコン信号の送信タイミング以外
には、自己のネットワークで利用する以外のチャネル・
スロットで、他の無線ネットワークからのビーコン信号
の受信を試みる(ステップS8)。そして、他の無線ネ
ットワークからのビーコン信号を受信した場合には、そ
のチャネル・スロットが利用中であることを内部のメモ
リに登録しておいてもよい(ステップS9)。
【0103】また、図12には、本実施形態に係る無線
通信装置100が、同じ空間上に複数の無線ネットワー
クが共存する無線通信環境下において一般の通信局とし
て動作するための処理手順をフローチャートの形式で示
している。かかる処理動作は、実際には、中央制御部1
06が情報記憶部105に格納されている動作手順命令
を実行するという形態で実現される。以下、図示のフロ
ーチャートを参照しながら、通信局としての動作につい
て詳解する。
【0104】ネットワークの制御局として動作しないこ
とが設定された無線通信装置100では、電源投入時
に、ネットワーク・フレーム周期以上の長い時間にわた
って連続受信動作を行なう(ステップS11)。そし
て、ネットワークの制御局からのビーコンの受信の有無
を判定する(ステップS12)。
【0105】制御局からのビーコン信号を受信した場
合、この場所に無線ネットワークが存在することを把握
し、その無線ネットワークが利用しているチャネル・ス
ロットのパラメータや、ネットワーク識別子の情報を獲
得する(ステップS13)。また、複数の無線ネットワ
ークが存在した場合には、それぞれの無線ネットワーク
に関するパラメータを保持する。
【0106】次いで、自己の無線通信装置が参入する無
線ネットワークの有無を判断する(ステップS14)。
そして、参入する無線ネットワークがあれば、自己の無
線ネットワークで利用するチャネル・スロットの設定を
行なうとともに(ステップS15)、その無線ネットワ
ークの制御局に対して、所定の参入信号を送信する(ス
テップS16)。
【0107】その後、制御局からのレスポンスを待機す
る(ステップS17)。そして、制御局からのレスポン
スを受信したことに応答して、制御局の配下でその無線
ネットワークの通信装置として動作する(ステップS1
8)。
【0108】そして、無線ネットワークに対するビーコ
ン信号が受信できるか判断し、ビーコン信号の受信処理
を繰り返し(ステップS19)、ビーコン信号を受信す
るたびにステップS18に戻り、その無線ネットワーク
の通信装置として動作を継続する。
【0109】一方、ビーコン信号を受信できなくなった
場合には、ステップS11に戻り、再度無線ネットワー
クの検索動作が再び起動される。
【0110】また、ステップS17において無線ネット
ワークへの参入処理が完了しなかった場合や、ステップ
S14において参入する無線ネットワークが存在しない
と判断された場合、並びに、ステップS12においてビ
ーコン信号をまったく受信することができなかった場合
には、ステップS11に戻り、再度無線ネットワークの
検索動作が起動される。
【0111】[追補]以上、特定の実施形態を参照しな
がら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修
正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示
という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書
の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の
要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範
囲の欄を参酌すべきである。
【0112】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
一方の無線ネットワークが他方の無線ネットワークに参
入するという複雑な手続きなしに、競合する複数の無線
ネットワークの共存を実現することができる、優れた通
信システム、通信装置及び通信方法、並びにコンピュー
タ・プログラムを提供することができる。
【0113】本発明によれば、事前に所定の時間周期で
繰り返し利用可能なチャネル・スロットを複数用意し
て、それらチャネル・スロットの1つをその無線通信シ
ステムで規定されたネットワークが逐次利用することに
よって、時間軸方向に多重化して複数の無線ネットワー
クの共存を図ることができる。
【0114】すなわち、無線ネットワークを運営する場
合に、事前に用意された全てのチャネル・スロットの時
間に渡って受信を行ない、既に他の無線ネットワークが
チャネル・スロットを設定している場合には、その空き
チャネル・スロットを用いて自己の無線ネットワークを
動作させ、他の無線ネットワークによってチャネル・ス
ロットが設定されていなければ、自らチャネル・スロッ
トを設定して無線ネットワークを形成する。これによっ
て、周波数方向に複数の無線チャンネルを設けることが
困難なウルトラワイドバンド無線通信においても、複数
のチャンネルを用意することができる。
【0115】また、本発明によれば、必要とする無線伝
送量に応じた個数のチャネル・スロットを各無線ネット
ワークに割り当てていくことにより、好適な無線ネット
ワークの運用を図ることができる
【0116】さらに、複数のチャネル・スロットを事前
に設けた無線ネットワークは、少なくとも一部のチャネ
ル・スロットを他の無線ネットワークで利用できるよう
に空き領域としておくことで、同一空間上に複数の無線
ネットワークが共存できる環境をあらかじめ構築するこ
とができる。
【0117】また、本発明によれば、無線伝送路を時分
割して複数の無線ネットワークで多重化して利用するこ
とで、複数の周波数チャンネルを用意する従来からの無
線LANシステムと同様に、複数の無線ネットワークを
同一空間上に共存させることができる。
【0118】また、本発明によれば、チャネル・スロッ
トの先頭で所定のビーコン信号の有無を確認するだけで
他の周波数チャンネルでの検索(チャンネル・スキャ
ン)処理を実行することができるので、他の無線ネット
ワークの検索処理が簡素化することができる。
【0119】また、本発明によれば、IEEE802.
15.3にて規格化される"Neighbor Pico
net"のように、新規の無線ネットワークがチャネル
・スロットを獲得することができる。言い換えれば、親
となるネットワークへの参入処理(Association)を経
る必要がなくなるため、複数のネットワークが短時間で
且つ簡素な手続きだけで共存動作を行なうことができ
る。
【0120】また、本発明によれば、無線ネットワーク
の制御局となる無線通信装置は、他の無線ネットワーク
によってチャネル・スロットが設定されていなければ、
自らチャネル・スロットを設定して無線ネットワークを
形成することで、パーソナル・エリア・ネットワークに
最適な無線ネットワークを自ら構築することができる。
【0121】また、本発明によれば、無線ネットワーク
の制御局となる無線通信装置は、自らチャネル・スロッ
トを設定する機能を備えることで、その後同一空間上に
存在する他の無線ネットワークの制御局装置は、その空
き領域となるチャネル・スロットを用いて無線ネットワ
ークを形成するようにすることで、各無線ネットワーク
間で共存を図ることができる。
【0122】また、本発明によれば、無線ネットワーク
の無線通信装置は、ネットワーク・フレームのすべての
チャネル・スロットにわたって受信動作をする機能を設
けることで、周辺に存在する無線ネットワークの存在を
容易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同一空間に複数のネットワークが存在している
状態を表わした図である。
【図2】本実施形態に係る無線通信システムにおいて使
用される伝送フレーム周期の構成例を示した図である。
【図3】ネットワーク・フレームを構成する各チャネル
・スロットを異なる無線ネットワークで利用している例
を示した図である。
【図4】図3に示したネットワーク・フレームの変形例
を示した図である。
【図5】図3に示したネットワーク・フレームの変形例
を示した図である。
【図6】図3に示したネットワーク・フレームの変形例
を示した図である。
【図7】本実施形態に係る無線通信システムにおいて使
用されるビーコン信号の構成例を示した図である。
【図8】本実施形態に係る無線通信装置100の機能構
成を模式的に示した図である。
【図9】同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存す
る無線通信環境下における制御局間で行なわれる動作シ
ーケンスを示した図である。
【図10】同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存
する無線通信環境下で、一般の通信端末が行なう動作シ
ーケンスを示した図である。
【図11】本実施形態に係る無線通信装置100が、同
じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信
環境下において制御局として動作するための処理手順を
示したフローチャートである。
【図12】本実施形態に係る無線通信装置100が、同
じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信
環境下において一般の通信局として動作するための処理
手順を示したフローチャートである。
【図13】UWBを用いたデータ伝送の例を示した図で
ある。
【符号の説明】
100…無線通信装置 101…インターフェース 102…メモリ・バッファ 103…UWB無線送信部 104…アンテナ 105…情報記憶部 106…中央制御部 107…フレーム管理部 108…UWB無線受信部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA09 CA12 CB06 CB15 DA02 DA19 5K034 AA10 AA14 DD03 EE03 FF01 FF08 FF11 FF13 JJ11 LL01 SS03 5K067 AA22 BB21 CC10 EE22 EE35 EE71 JJ04 JJ43

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一空間上において、時分割多元接続方式
    により運用される複数のネットワークの共存を許容する
    通信システムであって、 複数の無線ネットワークが繰り返して利用可能なネット
    ワーク・フレームを設定するとともに、該ネットワーク
    ・フレーム内に各無線ネットワークが利用できる複数の
    チャネル・スロットをあらかじめ用意して、同一空間上
    に存在する各々の無線ネットワークは空きチャネル・ス
    ロットを分け合って使用する、ことを特徴とする通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】同一空間上で複数のネットワークの共存が
    許容される通信環境下で、時分割多元接続方式によりネ
    ットワークを運用する通信制御装置であって、 通信環境下では、複数のチャネル・スロットからなるネ
    ットワーク・フレームが設定されており、 少なくとも1つのチャネル・スロットを用いて自局ネッ
    トワークを運用するネ ットワーク運用手段を備える、ことを特徴とする通信制
    御装置。
  3. 【請求項3】同一空間上にネットワーク・フレームが設
    定されているかどうかを検出するネットワーク・フレー
    ム検出手段をさらに備え、 前記ネットワーク運用手段は、ネットワーク・フレーム
    を検出しなかったことに応答して複数のチャネル・スロ
    ットからなるネットワーク・フレームを自ら設定し、1
    以上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを
    運用するとともに、少なくとも一部のチャネル・スロッ
    トを未使用状態のまま残す、ことを特徴とする請求項2
    に記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】前記ネットワーク運用手段は、既存のネッ
    トワーク・フレームを発見したことに応答して、該ネッ
    トワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを用い
    て自局ネットワークを運用する、ことを特徴とする請求
    項3に記載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】前記ネットワーク・フレーム検出手段は、
    所定のネットワーク・フレーム周期以上の受信動作を行
    ない、送信信号を検出できたかどうかに応じてネットワ
    ーク・フレームの存在を検出する、ことを特徴とする請
    求項2に記載の通信制御装置。
  6. 【請求項6】ネットワーク・フレーム周期内の各チャネ
    ル・スロットの使用状況を管理するフレーム管理手段を
    さらに備える、ことを特徴とする請求項2に記載の通信
    制御装置。
  7. 【請求項7】同一空間上で複数のネットワークの共存が
    許容される通信環境下で、時分割多元接続方式によりネ
    ットワークを運用する通信制御方法であって、 通信環境下では、複数のチャネル・スロットからなるネ
    ットワーク・フレームが設定されており、 少なくとも1つのチャネル・スロットを用いて自局ネッ
    トワークを運用するネットワーク運用ステップを備え
    る、ことを特徴とする通信制御方法。
  8. 【請求項8】同一空間上にネットワーク・フレームが設
    定されているかどうかを検出するネットワーク・フレー
    ム検出手段をさらに備え、 前記ネットワーク運用ステップでは、ネットワーク・フ
    レームを検出しなかったことに応答して複数のチャネル
    ・スロットからなるネットワーク・フレームを自ら設定
    し、1以上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワ
    ークを運用するとともに、少なくとも一部のチャネル・
    スロットを未使用状態のまま残す、ことを特徴とする請
    求項7に記載の通信制御方法。
  9. 【請求項9】前記ネットワーク運用ステップでは、既存
    のネットワーク・フレームを発見したことに応答して、
    該ネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロット
    を用いて自局ネットワークを運用する、ことを特徴とす
    る請求項8に記載の通信制御方法。
  10. 【請求項10】前記ネットワーク・フレーム検出ステッ
    プでは、所定のネットワーク・フレーム周期以上の受信
    動作を行ない、送信信号を検出できたかどうかに応じて
    ネットワーク・フレームの存在を検出する、ことを特徴
    とする請求項7に記載の通信制御方法。
  11. 【請求項11】ネットワーク・フレーム周期内の各チャ
    ネル・スロットの使用状況を管理するフレーム管理ステ
    ップをさらに備える、ことを特徴とする請求項7に記載
    の通信制御方法。
  12. 【請求項12】同一空間上で複数のネットワークの共存
    が許容される通信環境下で、時分割多元接続方式により
    ネットワークを運用するための処理をコンピュータ・シ
    ステム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述
    されたコンピュータ・プログラムであって、 同一空間上にネットワーク・フレームが設定されている
    かどうかを検出するネットワーク・フレーム検出ステッ
    プと、 ネットワーク・フレームを検出しなかったことに応答し
    て複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フ
    レームを自ら設定するネットワーク・フレーム設定ステ
    ップと、 少なくとも一部のチャネル・スロットを未使用状態のま
    ま残しながら、1以上のチャネル・スロットを用いて自
    局ネットワークを運用する第1の利用スロット設定ステ
    ップと、 既存のネットワーク・フレームを発見したことに応答し
    て、該ネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロ
    ットを用いて自局ネットワークを運用する第2の利用ス
    ロット設定ステップと、を具備することを特徴とするコ
    ンピュータ・プログラム。
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