WO2006025250A1

WO2006025250A1 - 電子機器

Info

Publication number: WO2006025250A1
Application number: PCT/JP2005/015411
Authority: WO
Inventors: Hirohisa Kusuda; Yasuhiro Nishide; Daisuke Tsujino; Jun Yamazaki; Takashi Katayama
Original assignee: Vodafone K.K.
Priority date: 2004-08-31
Filing date: 2005-08-25
Publication date: 2006-03-09
Also published as: ES2466643T3; EP1785854A4; EP1785854A1; US20080263568A1; EP1785854B1; JP4365290B2; US8205211B2; JP2006072466A

Abstract

　本電子機器は、プログラム記憶手段、アプリケーションプログラム実行手段及び姿勢検知手段を有する。プログラム記憶手段は複数のアプリケーションプログラムを記憶している。アプリケーションプログラム実行手段は、プログラム記憶手段から読み出したアプリケーションプログラムを実行する。姿勢検知手段は当該電子機器の姿勢を検知する。そして、上記アプリケーションプログラム実行手段は、第１アプリケーションプログラムの実行中に姿勢検知手段による姿勢検知によって得た検知データ又はこれを演算したデータが、予め設定した閾値を跨ぐように変化したとき、第２アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション切換処理を行う。

Description

明細書

電子機器

技術分野

[0001] 本発明は、アプリケーションプログラムを実行可能な移動体通信端末、携帯型情報端末 (PDA)、タツチパネル、ゲーム機等の電子機器に関するものである。

背景技術

[0002] この種の電子機器としては、電子メールを送信するためのメール用アプリケーションプログラムと、カメラ撮影を行うためのカメラ用アプリケーションプログラムとを実行可能な携帯電話機が知られている。この携帯電話機では、カメラ用アプリケーションプログラムを実行して CCDカメラ等の撮像手段で撮像して得た画像データを内部メモリに保存した後、メール用アプリケーションプログラムを実行してその画像データを電子メールに添付して特定の相手に送信することができる。このような動作を携帯電話機に実行させる場合、利用者は、次のようなキー操作を行う必要がある。まず、カメラ用アプリケーションプログラムを起動させるためのキー操作を行った後、被写体を撮像するためのレリーズ用のキー操作を行い、その後、撮像して得た画像データを内部メモリに保存するためのキー操作を行う。そして、カメラ用アプリケーションプログラムを終了させるキー操作を行った後、メール用アプリケーションプログラムを起動させるキ一操作を行い、メール作成画面 (入力画面）を表示させて、宛先、題名、本文などをキー操作により入力する。また、当該電子メールに添付ファイルを添付するためのキ一操作を行って、内部メモリに保存した画像データを選択してその電子メールに添付する。その後、その電子メールを送信するためのキー操作を行う。

[0003] 一方で、特許文献 1に記載されているように、姿勢検知を行う姿勢検知手段を備えた小型情報処理装置が知られている。この小型情報処理装置は、スクロール開始スイッチが押下されると、姿勢検知手段としての傾きセンサによりこの時点での表示部の傾き角度 (重力方向に対する傾き角度)を検出する。この検出後、再び傾きセンサにより表示部の傾き角度を検出し、このときに検出した傾き角度から上記押下時の傾き角度 (基本姿勢データ)を減算して上記押下時力の相対的な傾き角度を算出する。そして、この相対的な傾き角度に基づいて表示部の画面スクロールを行う。具体的には、この相対的な傾き角度から、押下時からの相対的な表示部の傾き方向を把握し、その傾き方向に対応する方向へ画面をスクロールさせる処理を行う。また、この相対的な傾き角度が、予め決められた角度 (動き特定データ)未満であるときには画面のスクロールスピードを遅くし、予め決められた角度以上であるときには画面のスクロールスピードを速くする処理も行う。この装置によれば、従来キー操作で行われて Vヽたスクロール動作が装置本体を傾けると、う操作によって行われるので、利用者は従来よりも簡単な操作で画面をスクロールさせることができる。

[0004] 特許文献 1 :特開平 7— 64754号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 上述したように、従来、撮像手段で撮像して得た画像データを電子メールに添付して送信する場合、カメラ用アプリケーションプログラムの起動、レリーズ操作、撮像して得た画像データの保存、カメラ用アプリケーションプログラムの終了、メール用アプリケーシヨンプログラムの起動、電子メールへの所定事項の入力、画像データの添付、メール送信と、う一連の動作を実行させるため、多数のキー操作を行う必要があった。このようにキー操作の回数が多いと、利用者の利便性が悪くなる。し力も、このような多数のキー操作は、上記一連の動作を行うたびに行う必要なため、利用者にとっては非常に煩雑である。したがって、なるべく少ないキー操作で上記一連の動作が可能な携帯電話機が望まれる。

[0006] そこで、本発明者らは、上述したように、上記一連の動作を行う際の携帯電話機の姿勢に着目した。すなわち、カメラ用アプリケーションプログラムを利用して撮影を行う場合、携帯電話機の姿勢を図 3Cに示すように画面が横長になるような姿勢、すなわち、画面の長手方向がほぼ水平方向に向いた姿勢 (横の姿勢）にすることが多い。これに対し、メール用アプリケーションプログラムを利用する場合には、携帯電話機の姿勢を図 3Aに示すように画面が縦長になるような姿勢、すなわち、画面の長手方向がほぼ鉛直方向に向いた姿勢 (縦の姿勢）にすることが多い。したがって、上記一連の動作を行う場合、利用者は、カメラ用アプリケーションプログラムを起動し、携帯電話機を横の姿勢にして撮影を行った後、その携帯電話機を縦の姿勢にしてメール用アプリケーションプログラムを利用することが多い。よって、上記一連の動作中における携帯電話機の姿勢変化を検知し、その検知結果に基づいてカメラ用アプリケーションプログラム力メール用アプリケーションプログラムへ切り換えることができれば、少なくとも上述したカメラ用アプリケーションプログラムの終了及びメール用アプリケーシヨンプログラムの起動のためのキー操作を省略することが可能となる。

[0007] なお、上述した一連の動作に限らず、一のアプリケーションプログラムを利用した後、携帯電話機の姿勢を変化させて別のアプリケーションプログラムを利用するような場合には、同様にキー操作を省略することが可能となる。

また、携帯電話機に限らず、他の電子機器についても同様である。

例えば、ボイスレコーダのような録音再生装置においては、当該装置を机の上に寝かせた姿勢で録音用アプリケーションプログラムを利用して録音を行うことが多、。そして、その録音後には、録音した音声がきちんと録音されているかを確認するために、当該装置を手に持って姿勢を変え、再生用アプリケーションプログラムを利用して音声を再生することが多い。このような場合も、当該装置の姿勢変化を検知してアブリケーシヨンプログラムを切り換えることができれば、少なくとも録音用アプリケーションプログラムの終了及び再生用アプリケーションプログラムの起動のためのキー操作を省略することが可能となる。

また、例えば、デジタルカメラにおいては、一般に、ファインダ用画面が鉛直方向に対してほぼ平行になる姿勢で撮影用アプリケーションプログラムを利用して撮影を行う。その後、その撮影した画像を確認するために、当該カメラをファインダ用画面が鉛直方向から傾斜した姿勢に変え、表示用アプリケーションプログラムを利用して画像を表示することが多い。この場合も、当該デジタルカメラの姿勢変化を検知してアプリケーシヨンプログラムを切り換えることができれば、少なくとも撮影用アプリケーションプログラムの終了及び表示用アプリケーションプログラムの起動のためのキー操作を省略することが可能となる。

[0008] 本発明は、上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、アプリケーシヨンプログラムを利用する際に従来必要であったキー操作を省略して、利用者の利便性を向上させることが可能な電子機器を提供することである。

課題を解決するための手段

[0009] 本発明に係る電子機器は、複数のアプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、該プログラム記憶手段力読み出したアプリケーションプログラムを実行するアプリケーションプログラム実行手段とを備えた電子機器において、当該電子機器の姿勢を検知する姿勢検知手段を有し、上記アプリケーションプログラム実行手段は、第 1アプリケーションプログラムの実行中に該姿勢検知手段による姿勢検知によつて得た検知データ又はこれを演算したデータが、予め設定した閾値を跨ぐように変化したときに、第 2アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション切換処理を行うことを特徴とするものである。

この電子機器では、第 1アプリケーションプログラムの実行中に姿勢検知手段が検知した検知データ又はこれを演算したデータ（以下、適宜「検知データ等」という。）が、予め設定した閾値を跨ぐように変化したと判断されると、第 2アプリケーションプログラムが実行される。上記閾値は、例えば所定範囲の上限、下限、又は上下限として設定される。この所定範囲は、その範囲内の検知データ等により特定される姿勢が、第 2アプリケーションプログラムを利用するときに当該電子機器が通常とり得る姿勢と一致する範囲に設定される。したがって、アプリケーションプログラムの利用時における当該電子機器の通常の姿勢が第 1アプリケーションプログラムと第 2アプリケーションプログラムとで互いに異なるものである場合、利用者は、その第 1アプリケーションプログラムの利用中に、検知データ等が上記閾値を跨、で変化するように電子機器の姿勢を変化させると、キー操作を行うことなく第 2アプリケーションプログラムを利用することができる。よって、第 1アプリケーションプログラムを利用した後に続けて第 2アブリケーシヨンプログラムを利用する際に従来必要であったキー操作を省略して、利用者の利便性を向上させることが可能となる。

[0010] 上記電子機器にお!、て、データ記憶手段を有し、上記第 1アプリケーションプロダラムは、該データ記憶手段にデータを保存する処理を行うためのものであり、上記第 2 アプリケーションプログラムは、該データ記憶手段から該データを読み出し、読み出したデータを用いて特定の処理を行うためのものであるのが好まし、。この電子機器では、第 1アプリケーションプログラムが実行されてデータ記憶手段にデータが保存された後、検知データ等が上記閾値を跨いで変化するように利用者が当該電子機器の姿勢を変化させると、第 2アプリケーションプログラムが実行されてデータ記憶手段力そのデータが読み出され、そのデータを用いた特定の処理が行われる。一般に、データ記憶手段にデータを保存するアプリケーションプログラムを利用した後、続けてデータ記憶手段力そのデータを読み出してそのデータを用いて特定の処理を行うという一連の動作は何度も繰り返し行われることが多い。力かる場合において、上記電子機器の姿勢変化を利用したアプリケーション切換処理を行うことにより、キー操作を省略して利用者の利便性を向上させるという効果を広く有効利用することが可能となる。

[0011] また、上記電子機器において、撮像手段を有し、上記第 1アプリケーションプロダラムは、該撮像手段により撮像して得た画像データを上記データ記憶手段に保存する処理を行うカメラ用アプリケーションプログラムであるのが好まし、。この電子機器では、第 1アプリケーションプログラムが実行されて撮像手段により撮像して得た画像データがデータ記憶手段に保存された後、キー操作を行うことなく検知データ等が上記上記閾値を跨、で変化するように利用者が当該電子機器の姿勢を変化させると、第 2アプリケーションプログラムが実行されてデータ記憶手段力その画像データが読み出され、その画像データを用いた特定の処理が行われる。一般に、カメラ用アプリケーシヨンプログラムを利用した後、続けてデータ記憶手段力もその画像データを読み出してその画像データを用いた特定の処理を行うという一連の動作は何度も繰り返し行われることが多い。カゝかる場合において、上記電子機器の姿勢変化を利用したアプリケーション切換処理を行うことにより、キー操作を省略して利用者の利便性を向上させるという効果を広く有効利用することが可能となる。

[0012] また、上記電子機器にお!、て、電子メールをネットワークを介して送信するメール送信手段を有し、上記第 2アプリケーションプログラムは、上記データ記憶手段から上記データを読み出し、読み出したデータを含む電子メールを該メール送信手段により送信する処理を行うメール用アプリケーションプログラムであるのが好まし、。この電子機器では、第 1アプリケーションプログラムが実行されてデータ記憶手段にデータが保存された後、検知データ等が上記所定範囲内となるように利用者が当該電子機器の姿勢を変化させると、第 2アプリケーションプログラムが実行されてデータ記憶手段力そのデータが読み出され、そのデータを含む電子メールを送信する処理が行われる。一般に、データ記憶手段にデータを保存するアプリケーションプログラムを利用した後、続けてデータ記憶手段力そのデータを読み出してそのデータを含む電子メールを送信する処理を行うという一連の動作は何度も繰り返し行われることが多い。力かる場合において、上記電子機器の姿勢変化を利用したアプリケーション切換処理を行うことにより、キー操作を省略して利用者の利便性を向上させるという効果を広く有効利用することが可能となる。

[0013] また、上記電子機器において、上記第 1アプリケーションプログラムと上記第 2アプリケーシヨンプログラムと上記閾値が設定された上限及び下限の少なくとも一方を有する所定範囲とを互いに関係付ける設定データを記憶した設定データ記憶手段を有し、上記アプリケーションプログラム実行手段は、該第 1アプリケーションプログラムを起動した後に該設定データ記憶手段から該設定データを読み出し、読み出した設定データに基づ、て上記アプリケーション切換処理を行うのが好まし、。この電子機器では、簡易な構成で、アプリケーションプログラム実行手段によりアプリケーション切換処理を行うことができる。

[0014] また、上記電子機器においては、上記プログラム記憶手段には 3つ以上のアプリケーシヨンプログラムが記憶されており、上記設定データ記憶手段には、該 3つ以上のアプリケーションプログラムの中の 2つのアプリケーションプログラムからなる互いに異なる 2以上の組み合わせについて、それぞれ一方を上記第 1アプリケーションプログラムとし、他方を上記第 2アプリケーションプログラムとして上記閾値が設定された上限及び下限の少なくとも一方を有する所定範囲とともに関係付けた設定データを記憶しており、上記アプリケーションプログラム実行手段は、アプリケーションプログラムを起動した後に、該アプリケーションプログラムが該第 1アプリケーションプログラムとして設定された設定データを該設定データ記憶手段力読み出し、読み出した設定データに基づ、て上記アプリケーション切換処理を行うのが好まし、。この電子機器では、 2つのアプリケーションプログラム力もなる互いに異なる 2以上の組み合わせについて、第 1アプリケーションプログラムを利用した後に続けて第 2アプリケーションプログラムを利用する際に従来必要であったキー操作を省略することができるので、利用者の利便性をより向上させることが可能となる。

[0015] また、上記電子機器においては、表示手段を備え、上記アプリケーションプログラム実行手段は、上記アプリケーション切換処理により、上記第 2アプリケーションプログラムに応じて実行する処理を選択するためのメニュー画面を該表示手段に表示するのが好ましい。この電子機器では、簡易な構成で、第 2アプリケーションプログラムに応じて実行する処理を選択するためのメニュー画面を表示させるアプリケーション切換処理を行うことができる。

[0016] また、本発明に係る他の電子機器は、アプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、該プログラム記憶手段力読み出したアプリケーションプログラムを実行するアプリケーションプログラム実行手段と、表示手段とを備えた電子機器において、当該電子機器の姿勢を検知する姿勢検知手段を有し、上記アプリケーションプログラム実行手段は、該姿勢検知手段による姿勢検知によって得た検知データ又はこれを演算したデータが、予め設定した閾値を跨ぐように変化したときに、上記表示手段に表示するメニュー画面を切り換えることを特徴とするものである。

この電子機器では、姿勢検知手段が検知した検知データ又はこれを演算したデータである検知データ等が、予め設定した閾値を跨ぐように変化したと判断されると、表示手段に表示するメニュー画面が切り換わる。従って、利用者は、上記検知データ等が上記閾値を跨、で変化するようにょうに電子機器の姿勢を変化させると、キー操作を行うことなく表示手段に表示するメニュー画面を切り換えることができる。よって、ァプリケーシヨンプログラムを利用する際に従来必要であったキー操作を省略して、利用者の利便性を向上させることが可能となる。

[0017] なお、上記「電子機器」には、移動体通信端末のほか、携帯型情報端末 (PDA: Pe rsonal Digital Assistance)やゲーム機等も含まれる。また、上記「移動体通信端末」に【ま、 PDC (Personal Digital Celmlai 方式、 GSM (Global system for Mobileし ommun ication)方式、 TIA (Telecommunications Industry Association)方式等の帯 ¾舌機、 IMT (International Mobile Telecommunications) 2000で標準化された携帯電話機、 TD― S CDM A (Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つである TD— SCDMA (MC : Multi Carrier)方式の携帯電話機、 PHS (Per sonal Handyphone System)などが挙げられる。また、「移動体通信端末」には、 PHS ( Personal Handyphone System) ,自動車電話等の電話機のほか、携帯電話モジユールを付加した移動体通信端末も含まれる。また、上記「電子機器」には、通信機能を有しな!/ヽ電子機器も含まれる。

また、上記電子機器における制御は、これに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録した FD, CD—ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行ってもよい。

発明の効果

[0018] 本発明によれば、アプリケーションプログラムを利用する際に従来必要であったキ一操作を省略して、利用者の利便性を向上させることが可能となるという優れた効果がある。

図面の簡単な説明

[0019] [図 1]実施形態に係る携帯電話機が利用可能な移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図。

[図 2]同移動体通信システムを構成するダウンロードサーバのハードウェア構成を示す概略構成図。

[図 3A]メール作成時の形態になった同携帯電話機の外観を示す正面図。

[図 3B]同携帯電話機の液晶部の回動の様子を示す説明図。

[図 3C]撮影時の形態になった同携帯電話機の外観を示す正面図。

[図 4]同携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。

[図 5]同携帯電話機の機能ブロック図。

[図 6]同携帯電話機の主要部を抽出して示したブロック図。

[図 7]同携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。

[図 8]同携帯電話機のアプリケーション切換処理の流れを示すフローチャート。 [図 9A]他の実施形態におけるカメラ撮影時の姿勢を示す携帯電話機の側面図。

[図 9B]メール作成時の姿勢を示す同携帯電話機の側面図。

符号の説明

[0020] 20 携帯電話機

20A 液晶部

20B キー操作部

20C ヒンジ咅

27 液晶ディスプレイ

207 加速度センサ

208 地磁気センサ

209 カメラ

214 アプリケーションプログラム実行管理部

215 主制御部

216 出力部

217 センサ検知部

219 カメラ咅

220 アプリケーションプログラム実行手段

221 姿勢検知手段

222 プログラム記憶手段

発明を実施するための最良の形態

[0021] 以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。

図 1は、本実施形態に係る携帯電話機が利用可能な移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図である。この移動体通信システムにおいて、ユーザー 1が使用する携帯電話機 20は、ユーザーによって登録されたアプリケーションプログラムを実行可能な構成を有している。本実施形態において、このアプリケーションプロダラムは、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミング等によって開発されたものである。このようなアプリケーションプログラムとしては、 JAVA (登録商標。以下同様。）で記述されたアプリケーションプログラム、 C+ +言語で記述されたアプリケーシヨンプログラム、 BREW (登録商標。以下同様。）のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションプログラムなどが挙げられる。また、アプリケーションプログラムは、 C言語やアセンブリ言語等で記述された構造ィ匕プログラムであってもよヽ。この携帯電話機 20は、通信ネットワークとしての携帯電話通信網 10に接続可能である。また、この携帯電話通信網 10には、プログラム提供用サーバとしてのアプリケーシヨンプログラムダウンロードサーバ（以下、「ダウンロードサーノ」という。） 11が接続されている。このダウンロードサーバ 11は、携帯電話機 20からのダウンロード要求を受け付けると、その要求に係るアプリケーションプログラムを携帯電話機 20に対して送信する。

[0022] ダウンロードサーバ 11から提供されるアプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラムの開発元 2から提供される。具体的には、例えば、アプリケーションプログラム開発元 2側のパーソナルコンピュータ等から、専用回線や公衆回線を介してダゥンロードサーバ 11にアップロードして提供する。なお、開発したアプリケーションプログラムを記録した光ディスクや磁気ディスク等の記録媒体を、アプリケーションプログラム開発元 2からダウンロードサーバ 11を管理 ·運営する通信事業者に送り、その記録媒体内のアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ 11で読み取るようにして、提供してもよい。このようにして提供されたアプリケーションプログラムは、携帯電話機 20から携帯電話通信網 10を介してダウンロード可能な状態でダウンロードサ一ノ 11に登録される。

[0023] 図 2は、上記ダウンロードサーバ 11のハードウェア構成を示す概略構成図である。

このダウンロードサーバ 11は、システムバス 100、 CPU101、内部記憶装置、外部記憶装置 104、入力装置 105及び出力装置 106を備えている。上記内部記憶装置は、 RAM102や ROM103等で構成されている。上記外部記憶装置 104は、ハードディスクドライブ (HDD)や光ディスクドライブ等で構成されて!ヽる。上記入力装置 10 5は、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置 106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。更に、このダウンロードサーバ 11は、携帯電話通信網 10を介して各ユーザー 1の携帯電話機 20と通信するための携帯電話用通信装置 1 07を備えている。上記 CPU101や RAM102等の構成要素は、システムバス 100を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行っている。このダウンロードサーバ 11を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、 ROM103や外部記憶装置 10

4に記憶されており、必要に応じて CPU101や RAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。また、このダウンロードサーバ 11には、携帯電話機 20に提供するァプリケーシヨンプログラムが外部記憶装置 104に記憶されている。ダウンロードサーバ

11は、携帯電話機 20からのダウンロード要求に応じ、 CPU101、 RAM102、携帯電話通信網用通信装置 107等が協働して、外部記憶装置 104に記憶されてヽるァプリケーシヨンプログラムを、携帯電話通信網 10を介して携帯電話機 20に送信する機能を有している。なお、このダウンロードサーバ 11は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、 1台のコンピュータで構成しても、、し、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよ、。

[0024] 図 3A乃至図 3Cは、上記携帯電話機 20の外観図である。この携帯電話機 20は、液晶ディスプレイ 27を備えた液晶部 20A力データ入力キー (テンキー、 *キー、 # キー） 21等を備えたキー操作部 20Bに対してヒンジ部 20Cにより図中 X軸回りに回動可能に構成された、いわゆるクラムシェル (折り畳み)タイプの携帯電話機である。また、この携帯電話機 20は、図 3Bに示すように、液晶部 20Aがヒンジ部 20Cに対して図中 Y軸回りに回動可能に 180° 回動可能に構成されている。キー操作部 20Bの図中背面側には、図示しない内蔵カメラが設けられている。電話をかけたり電子メールを作成して送信したりする場合には、図 3Aに示す形態で携帯電話機 20を使用する。内蔵カメラを用いて撮影を行う場合には、図 3Aの形態力も液晶部 20Aを 180° 回転させてクラムシェルを閉じ、図 3Cに示す形態にして携帯電話機 20を使用する。

[0025] 図 4は、携帯電話機 20のハードウェア構成を示す概略構成図である。この携帯電話機 20は、システムバス 200、 CPU201、プログラム記憶手段としての RAM202や ROM203等からなる内部制御装置、入力装置 204、出力装置 205、携帯電話用通信装置 206、加速度センサ 207、地磁気センサ 208及びカメラ 209を備えている。 C PU201や RAM202等の構成要素は、システムバス 200を介して、互いに各種データゃ後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。上記入力装置 204は、データ入力キー 21、通話開始キー 22、終話キー 23、スクロールキー 24、多機能キー 25 、マイク 26、上記液晶部 20Aや上記キー操作部 20Bの側面に設けられた図示しない側面キーなど力も構成されている（図 3A及び図 3B参照)。上記出力装置 205は、表示手段としての液晶ディスプレイ (LCD) 27、スピーカ 28等力も構成されている（図 3A及び図 3B参照)。上記携帯電話用通信装置 206は、携帯電話通信網 10を介して他の携帯電話機や上記ダウンロードサーバ 11と通信するためのものである。また、 RAM202内には、後述する電話機プラットフォームが管理する第 1の記憶手段としてのプラットフォーム用記憶領域と、後述するアプリケーション実行環境上で管理される第 2の記憶手段としてのアプリケーション用記憶領域とが存在する。

上記加速度センサ 207は、データ入力キーが設けられた操作面に対して平行な面内で互いに直交する 2方向（図 3A〜図 3C中、 X軸方向及び Y軸方向）に向力う加速度 α , α と、その面の法線方向（図 3Α〜図 3C中、 Ζ軸方向）に向力う加速度 a と

X Υ Ζ

を検出する 3軸の加速度センサである。この加速度センサ 207は、携帯電話機 20の内部に設けられた図示しない回路基板上に実装されており、上記加速度 α , a ,

X Υ

α を検出できる公知のものを用いることができる。

Z

また、上記地磁気センサ 208は、上記 X軸、 Y軸、 Z軸カゝらなる 3次元座標上における地磁気の磁界強度成分 (磁束密度成分)を検知する 3軸のセンサである。そして、本実施形態では、この地磁気センサ 208の検知結果を利用して、 X軸、 Y軸及び Z軸のまわりの角度 0 , θ , Θ を検出する。具体的には、地磁気の方向が、基準となる

X Y Z

地磁気の方向（基準方向）に対して変化したときの変化量を、 X軸、 Y軸及び Z軸のまわりの角度 0 , θ , Θ を用いて検出する。これにより、地磁気の方向が基準方向に

X Y Z

あるときの姿勢力も携帯電話機がその姿勢を変化させたとき、その変化後の姿勢を各角度 0 , θ , Θ によって特定することができる。なお、以下の説明では、 X軸まわ

X Y Z

りの角度 Θ をピッチ角といい、 Y軸まわりの角度 Θ をローノレ角といい、 Z軸まわりの

X Y

角度 Θ をョ一角という。また、ここでいぅョ一角 Θ は、上記 Y軸を水平面上に投影し

Z Z

た水平投影 Y軸と北方位との角度を示すものである。よって、このョ一角 Θ により、携

Z

帯電話機 20の水平投影 Y軸が向いている方位を把握することができる。この地磁気センサ 208も、携帯電話機 20の内部に設けられた図示しない回路基板上に実装されている。

[0027] なお、上記加速度センサ 207及び上記地磁気センサ 208は、携帯電話機 20の本体とは別体の装置として構成してもよい。この場合、上記加速度センサ 207及び上記地磁気センサ 208については、これらのセンサ 207, 208を備えた外部装置を、携帯電話機 20の本体と一体になるように接続する。

[0028] また、上記カメラ 209は、そのレンズ面がキー操作部 20Bの背面側に露出した内蔵カメラから構成されている。この内蔵カメラとしては、 CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラや CCD (Charge Coupled Device)カメラなどのデジタル方式の小型カメラを用いることができる。本実施形態において、内蔵カメラは、撮像方向が上記 Z軸方向に向くように、携帯電話機 20の本体に固定されて、る。

[0029] 図 5は本発明に係る携帯電話機 20の機能ブロック図である。図 6は、上記携帯電話機 20の主要部を抽出して示したブロック図である。図 7は、その携帯電話機 20におけるソフトウェア構造の説明図である。この携帯電話機 20は、無線通信手段としての電話通信部 211及びデータ通信部 212、キー操作手段としての操作部 213、アプリケーシヨンプログラム実行手段 220としてのアプリケーションプログラム実行管理部 21 4及び主制御部 215、出力部 216、姿勢検知手段 221としてのセンサ検知部 217、撮像手段としてのカメラ部 219等を備えている。

[0030] 上記電話通信部 211は、他の携帯電話機や固定電話機と電話通信を行うために、携帯電話通信網 10の基地局と無線通信を行うものであり、上述のハードウェア構成上の携帯電話用通信装置 206等に対応する。

[0031] 上記データ通信部 212は、上記電話通信部 211と同様に、上述のハードウェア構成上の携帯電話用通信装置 206等に対応する。このデータ通信部 212は、携帯電話通信網 10を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話通信網 10からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上での電子メールのやり取りや Webページの閲覧等を行ったりするためのものである。また、このデータ通信部 212は、携帯電話通信網 10を介して、ダウンロードサーバ 11が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードするためにも用いられる。

[0032] 上記操作部 213は、ユーザー 1により操作される上述のテンキー 21、通話開始キ一 22、終話キー 23等で構成されている。この操作部 213の各種キーを操作することにより、ユーザーは、携帯電話機 20に対して URL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、ユーザーは操作部 213の各種キーを操作することにより、上記ダウンロードサーバ 11からアプリケーションプログラムをダウンロードすることちでさる。

[0033] 上記アプリケーションプログラム実行管理部 214は、上述のシステムバス 200、 CP U201や RAM202の一部等で構成されている。このアプリケーションプログラム実行管理部 214は、図 7のソフトウェア構造上において中央の「アプリケーション実行環境」に対応しており、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。このァプリケーシヨン実行環境は、実行するアプリケーションプログラムに応じて適宜選定される。例えば、実行するアプリケーションプログラム力 SJAVAで記述されたものである場合には、 JAVAのアプリケーション実行環境を選定する。また、実行するアプリケーシヨンプログラムが BREWの実行環境上で動作する C言語で記述されたものである場合には、 BREWのアプリケーション実行環境を選定する。なお、実行するアプリケーシヨンプログラム力 SJAVAで記述されたものである場合には、 BREWのアプリケーシヨン実行環境上に更に JAVAのアプリケーション実行環境を構築することで、これを実行することができる。

[0034] ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリ API (アプリケーションインタ一フェース）を介して上記アプリケーション実行環境内にある関数等の fクラスライブラリを呼び出して使用できるようになつている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境 (仮想マシン: VM)が終了するまで、プログラム記憶手段 222としての RAM202内におけるアプリケーション用記憶領域に記憶される。また、アプリケーション実行環境は、アプリケーションプログラムの実行に際して用いる各種データも、そのアプリケーション用記憶領域に保存する。そして、この各種データを用いるときには、このアプリケーション用記憶領域から読み出したり、書き込んだりする。また、アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォーム APIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになつている。

[0035] 本実施形態において、加速度センサ 207及び地磁気センサ 208等で構成されるセンサ検知部 217で検知した検知データ (加速度 α , a , a及びピッチ角 0 、ロー

X Y Z X

ル角 Θ 、ョ一角 Θ )は、アプリケーションプログラムで利用される。従来のアプリケー

Y Z

シヨン実行環境にぉ、ては、アプリケーションプログラムが上記検知データを利用する手段がな力つたため、本実施形態では、クラスライブラリに新しいクラス（Orientation クラス）を追加している。この Orientationクラスには、加速度 α , a , a のデータを

X Y Z

取得するための getXGravityO、 getYGravityO及び getZGravityOや、ピッチ角 Θ 、口

X

ール角 Θ 、ョ一角 Θ の各データを取得するための getPitchO、 getRollO、 getCompas

Υ ζ

sBearingO等の命令セットであるメソッドが用意されている。よって、本実施形態によれば、アプリケーションプログラムは、これらのメソッドを使用して上記検知データを取得し、これを利用することができる。

[0036] 上記主制御部 215は、上記電話通信部 211、データ通信部 212、出力部 216、センサ検知部 217、カメラ部 219を制御するものであり、上述のシステムバス 200、 CP U201や RAM202等で構成されている。この主制御部 215は、アプリケーションプログラム実行管理部 214との間で制御命令や各種データのやりとりを行い、これと協働して制御を行う。主制御部 215は、図 7のソフトウェア構造上において最下部の「電話機プラットフォーム」に対応しており、上記電話通信部 211等を制御するための制御用プログラムやユーザインターフェースを実行したり、電話機プラットフォームライブラリを提供したりする。この電話機プラットフォームは、上記アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリに対してイベントを送ることにより、アプリケーションプロダラムにお、て各種処理を実行したり、アプリケーション管理 APIを介して上記アプリケーシヨン実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェアを呼び出して使用したりできるようになっている。また、アプリケーション実行環境が電話機プラットフォーム APIを介して電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用したとき、電話機プラットフオームは、その電話機プラットフォームライブラリに応じた処理を実行する。例えば、電話機プラットフォームは、電話機プラットフォームライブラリを利用したアプリケーション実行環境力もの指示に基づき、 RAM202内における電話機プラットフォームが管理するプラットフォーム用記憶領域に記憶されたデータを読み出して、これをアプリケーシヨン用記憶領域に移行することができる。

[0037] 上記出力部 216は、上述の液晶ディスプレイ 27、スピーカ 28等力もなる出力装置 2 05等で構成されている。この出力部 216は、上記データ通信部 212で受信した Web ページ画面を液晶ディスプレイ 27に表示する。また、この出力部 216の液晶ディスプレイ 27は、上記電話通信部 211やデータ通信部 212で情報を着信した旨をユーザ一に報知するときに用いられる。具体的には、その情報を着信すると、主制御部 215 により、出力部 216の液晶ディスプレイ 27に着信報知画像を表示したり、スピーカ 28 力も着信音を出力させたりする。更に、この出力部 216は、アプリケーション実行環境で実行されるアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連したメニュー画面等の表示、音楽の出力などにも用いられる。また、例えば、カメラ部 219 を利用するカメラ用アプリケーションプログラムを実行して撮影を行う場合、カメラ部 2 19により撮像される撮像対象の画像を表示したり、後述するレリーズタイミングを報知するための報知音を出力したりする。

[0038] 上記センサ検知部 217は、上述の加速度センサ 207や地磁気センサ 208等で構成されている。このセンサ検知部 217は、上記主制御部 215の制御の下で動作し、その検知データは主制御部 215が取得する。検知データである加速度 α , a , a

X Y z のデータ、ピッチ角 θ 、ロール角 0 及びョ一角 Θ のデータは、上述したように RA

X Υ Ζ

Μ202のプラットフォーム用記憶領域に記憶される。

[0039] 例えば、利用者が携帯電話機 20を振ったり動力したりして携帯電話機 20に加速度が発生すると、その加速度の X軸方向、 Υ軸方向及び Ζ軸方向の各成分が、センサ検知部 217を構成する加速度センサ 207によって検知される。検知データが主制御部 215に入力されると、主制御部 215は、その検知データから X軸方向、 Υ軸方向及び Ζ軸方向の各加速度を把握することができる。加速度 α , a , aのデータは、主制御部 215によって、 RAM202内のプラットフォーム用記憶領域に一時保存される

[0040] また、携帯電話機 20の姿勢が変わると、その姿勢の変化後における磁界強度成分

(磁束密度成分）がセンサ検知部 217を構成する地磁気センサ 208によって検知される。センサ検知部 217は、地磁気センサ 208で検知された検出信号から姿勢変化後のそれぞれの角度 0 , θ , Θ を算出する。算出した各角度 0 , θ , Θ のデー

Y Z Y Z

タは、加速度 α , a , a の場合と同様に、主制御部 215へ出力され、主制御部 21

Y Z

5によって RAM202内のプラットフォーム用記憶領域に一時保存される。

[0041] また、携帯電話機 20の向きが変わると、その向きの変化後における磁界強度成分 ( 磁束密度成分）がセンサ検知部 217を構成する地磁気センサ 208によって検知される。センサ検知部 217は、地磁気センサ 208で検知された検出信号から向きの変化後におけるョ一角 Θ を算出する。算出したョ一角 Θ のデータも、同様に、主制御部

Z Z

215へ出力され、主制御部 215によって RAM202内のプラットフォーム用記憶領域に一時保存される。

[0042] なお、プラットフォーム記憶領域へ保存する加速度 α , a , aや各角度 0 , θ ,

Y Z Y

Θ のデータを、主制御部 215がセンサ検知部 217から取得する方法としては、次の

Z

ようなものが挙げられる。例えば、主制御部 215からセンサ検知部 217へリクエストを送り、これに応じてセンサ検知部 217が出力したデータを主制御部 215が受信する取得方法である。また、例えば、リクエストがなくてもセンサ検知部 217が連続的に出力するデータを、主制御部 215が適宜受信する取得方法を採用してもよい。また、ァプリケーシヨンプログラムがアプリケーションプログラム実行管理部 214を介して出力したリクエストに応じて主制御部 215がセンサ検知部 217へリクエストを送り、これに応じてセンサ検知部 217が出力したデータを主制御部 215が受信する取得方法を採用することちできる。

[0043] 上記カメラ部 219は、上述のカメラ 209等で構成されている。このカメラ部 219は、後述するカメラ用アプリケーションプログラムを実行した上記アプリケーションプロダラム実行管理部 214及び上記主制御部 215の制御の下で動作し、その撮像データはまず主制御部 215が取得する。この撮像データは、リアルタイムで主制御部 215を介して出力部 216に送られる。これにより、出力部 216の液晶ディスプレイ 27には撮像対象の画像が表示される。利用者は、内蔵カメラを用いて撮影を行う場合、液晶ディスプレイ 27に表示される画像を見ながら撮像対象をとらえることができる。そして、利用者が操作部 213の側面キーに対して所定のレリーズ操作を行うと、アプリケーションプログラム実行管理部 214から主制御部 215を介してカメラ部 219にレリーズ命令が出力される。これにより、カメラ部 219は撮像対象を撮像し、その画像データを主制御部 215を介してアプリケーションプログラム実行管理部 214に出力する。アプリケーシヨンプログラム実行管理部 214は、この画像データをデータ記憶手段としての RA M202のアプリケーション用記憶領域に保存する。

[0044] 携帯電話機 20を所定の手順に従って動作させる電話機プラットフォームを構築するための制御用プログラムは、 RAM202や ROM203に記憶されている。また、基本 OS (オペレーティングシステム）のプログラムや、上記アプリケーション実行環境を構築するためのプログラム及びアプリケーションプログラムも、 RAM202や ROM203に記憶されている。そして、これらのプログラムは、必要に応じて CPU201や RAM202 中の作業エリアに呼び出されて実行される。

[0045] 次に、本発明の特徴部分である携帯電話機 20のアプリケーション切換処理について説明する。ここでは、内蔵カメラで撮像して得た画像データを電子メールに添付して送信する際の一連の動作について説明する力これに限られるものではない。

[0046] 図 8は、本実施形態におけるアプリケーション切換処理の流れを示すフローチヤ一トである。まず、ユーザー 1は、携帯電話機 20が図 3Aに示した形態であるときに、操作部 213のキーを操作して、実行するアプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面を液晶ディスプレイ 27上に表示させる。そして、そのアプリケーシヨン選択画面にお、て、実行対象であるカメラ用アプリケーションプログラム（第 1のアプリケーションプログラム）をスクロールキー 24を用いて選択し、多機能キー 25を押下する。すると、図 7に示した電話機プラットフォームすなわち図 6に示した主制御部 215に、アプリケーションプログラムの実行指示が入力される。これにより、主制御部 215は、カメラ用アプリケーションプログラムを読み出してこれを起動する（S1 ) oアプリケーションプログラムが起動すると、図 7に示したアプリケーション実行環境すなわち図 6に示したアプリケーションプログラム実行管理部 214上で、そのアプリケーシヨンプログラムが動作する。その後、ユーザー 1は、携帯電話機 20を図 3 Aの形態から図 3Cに示す形態にし、その携帯電話機 20を横の姿勢にして把持する。

[0047] なお、ユーザー 1は、携帯電話機 20を図 3Aの形態から図 3Cに示す形態にした後に、操作部 213の側面キーを操作して、カメラ用アプリケーションプログラムを起動させることもできる。また、携帯電話機 20が図 3Aの形態である力図 3Cの形態であるかを検知するための形態検知手段としてのセンサをヒンジ部 20Cに設けておき、主制御部 215がその検知結果力も携帯電話機 20が図 3Cの形態であると判断したときにカメラ用アプリケーションプログラムが起動するように構成してもよ、。

[0048] また、本携帯電話機 20のアプリケーションプログラム実行管理部 214が実行するァプリケーシヨンプログラムは、上記ダウンロードサーバ 11からダウンロードして取得したものでも、予め RAM202や ROM203に記憶されたものであってもよい。上記ダウンロードサーバ 11からダウンロードして取得する場合、ユーザー ;Lは、操作部 213のキーを操作して、ダウンロードサーバ 11にアクセスする。これにより、ダウンロード可能なアプリケーションプログラムを選択するためのダウンロード選択画面が液晶ディスプレイ 27上に表示される。そして、そのダウンロード選択画面において、実行対象となるアプリケーションプログラムをスクロールキー 24を用いて選択し、多機能キー 25を押下すると、主制御部 215がデータ通信部 212を制御して、そのアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ 11からダウンロードする。このようにしてダウンロードされたアプリケーションプログラムは、主制御部 215により、 RAM102に記憶される。

[0049] カメラ用アプリケーションプログラムが起動すると、上述したように、液晶ディスプレイ 27には、撮像対象の画像が表示される。利用者は、液晶ディスプレイ 27に表示される画像を見ながら撮像対象をとらえ、操作部 213の側面キーに対して所定のレリーズ操作を行う（S2)。すると、アプリケーションプログラム実行管理部 214から主制御部 2 15を介してカメラ部 219にレリーズ命令が出力され、アプリケーションプログラム実行管理部 214により、その画像データが RAM202に保存される（S3)。

[0050] このようにして画像データが保存された後、主制御部 215は、センサ検知部 217によって検知されるピッチ角 Θ 、ロール角 Θ 及びョ一角 Θ のデータ（角度データ）をほぼリアルタイムで取得するための角度データ取得処理を開始する（S4)。そして、取得した各角度データが規定範囲 (所定範囲）内である力否かを判断する (S5)。具体的には、起動したカメラ用アプリケーションプログラムに対応する設定データを設定データ記憶手段としての RAM202から読み出す。この設定データは、カメラ用アプリケーシヨンプログラムとメール用アプリケーションプログラムと規定範囲とを互いに関係付けたものである。本実施形態では、この設定データとして、各規定範囲の上限値と下限値に対応する閾値がアプリケーションプログラムごとにテーブルィ匕されたものを用いている。そして、各角度データが読み出した設定データにより特定される規定範囲 (所定範囲）内であるか否かを判断する。具体的には、各角度データが閾値を跨いで変化したカゝ否かを判断する。本実施形態における規定範囲は、携帯電話機 20がほぼ図 3Aに示す姿勢であるときの各角度データがとり得る範囲に設定されている。したがって、ユーザー 1が撮影を終えた後、撮像した画像データを添付した電子メールを作成するために、携帯電話機 20を図 3Cの形態力図 3Aの形態に戻し、携帯電話機 20の姿勢を図 3Aに示すように縦の姿勢すると、センサ検知部 217によって検知される各角度データが、閾値を跨いでメール用アプリケーションプログラムに対応する規定範囲内の値をとることになる。

なお、本実施形態の場合、カメラ用アプリケーションプログラムを利用するときの通常の携帯電話機 20の姿勢が図 3Cに示す横の姿勢であることを前提にしている。この横の姿勢とは、本実施形態の場合、携帯電話機 20の X軸がほぼ鉛直方向に向いているときの姿勢を意味する。一方、後述するメール用アプリケーションプログラム (第 2のアプリケーションプログラム）を利用するときの通常の携帯電話機 20の姿勢は、図 3Aに示す縦の姿勢である。この縦の姿勢とは、本実施形態の場合、携帯電話機 20 の Y軸がほぼ鉛直方向に向いているときの姿勢を意味する。したがって、このような横の姿勢及び縦の姿勢を把握する方法としては、上述した角度データだけでなぐ上述した加速度 α , a , a のデータを利用することもできる。上記加速度センサ 20

X Y Z

7が重力加速度を検知するものであれば、その検知結果力携帯電話機 20の X軸が鉛直方向に向、て、るの力 Y軸が鉛直方向に向、て、るのかを把握することができる。なお、本実施形態においては、携帯電話機 20の姿勢が図 3Aに示した縦の姿勢であることを把握できればよぐこれを把握できるのであれば、上述した 3つの角度 Θ

X

, θ , Θ のデータを全て用いる必要はない。加速度 α , a , a のデータを利用す

Y Z X Y Z

る場合も同様である。

[0052] また、本実施形態では、各アプリケーションプログラムに対応した規定範囲は、そのアプリケーションプログラムを利用するときに携帯電話機が通常とり得る姿勢の範囲に設定されている。この規定範囲の上限及び下限の少なくとも一方が閾値となる。しかし、携帯電話機が通常とり得る姿勢は、利用者ごとに多少のズレがある。よって、本アプリケーション切換処理を行う前の所定のタイミングで、上記規定範囲を本携帯電話機 20の利用者に適した範囲に設定する処理を行ってもょ、。この処理の具体例としては、その利用者力メール用アプリケーションプログラムを利用する際の通常とり得る姿勢に携帯電話機 20を把持し、上記所定のタイミングで行われたセンサ検知部 21 7の姿勢検知の検知結果から得た各角度 0 , θ , Θ のデータを、基準データ記憶

X Y Z

手段としての RAM202に基準データとして一時保存する。そして、この基準データを含む所定範囲、例えばこの基準データを中心とした所定範囲の上下限の閾値を、メール用アプリケーションプログラムに対応する規定範囲の上下限の閾値として、 RA M202に保存する。なお、カメラ用アプリケーションプログラムについても同様である。また、加速度 α , a , a のデータを利用して携帯電話機 20の姿勢検知を行う場合

X Y Z

には、加速度 α , a , a のデータについても同様の処理を行えばよい。

X Y Z

[0053] 主制御部 215は、センサ検知部 217によって検知される各角度データが規定範囲に入るように閾値を跨いで変化したと判断したら、上記設定データに基づき、 ROM2 03に記憶されているメール用アプリケーションプログラムを読み出して起動する（S6) 。このプログラムは、上記カメラ用アプリケーションプログラムとは異なり、電話機プラットフオーム上で直接動作するものである。このとき、主制御部 215は、上述したカメラ用アプリケーションプログラムを終了する処理を行ってもよいが、これを終了させずにバックグラウンドで起動させてぉ、てもよ、。メール用アプリケーションプログラムが起動すると、主制御部 215は、データ通信部 212とともにメール送信手段として機能する。そして、主制御部 215は、メール用アプリケーションプログラムの内容に従って、出力部 216の液晶ディスプレイ 27にメール作成画面を表示させる処理を行う（S7)。そして、主制御部 215は、ユーザー 1の操作部 213に対するキー操作の内容に従つてメール作成処理を行い（S8)、ユーザー 1が作成した電子メールを送信するための送信操作に従ってメール作成処理を行う（S9)。

[0054] 上記メール作成画面とは、これから送信する電子メールを作成するための画面である。本実施形態の場合、メール用アプリケーションプログラムの起動後に最初に表示されるメール作成のメニュー画面には、宛先を入力するための入力画面、題名を入力するための入力画面、本文を入力するための入力画面、添付する画像データを選択するための選択画面などにそれぞれリンクされたリンク画像が表示されて、る。ュ一ザ一がスクロールキー 24を操作してリンク画像を選択し、各種画面へ移動して必要事項を入力すると、これらのキー操作を受けて主制御部 215は、メール作成処理を行う。本実施形態では、メール用アプリケーションプログラムの起動直後に表示されるメール作成画面に係る電子メールには、その起動直前に保存された画像データが自動的に添付ファイルとして選択されたものとなっている。すなわち、本実施形態の場合、ユーザー 1は、その画像データを添付ファイルとして選択するためのキー操作を行う必要がない。

[0055] なお、本実施形態では、メール用アプリケーションプログラムの起動後に最初に表示される画面力上記各種画面のリンク画像が表示された画面である力他のメール作成画面であってもよい。例えば、上述した各種入力画面や上記選択画面を、メール用アプリケーションプログラムの起動直後に表示するようにしてもょ、。

[0056] 以上、本実施形態によれば、ユーザー 1が図 3Cに示した形態の携帯電話機 20を横の姿勢で把持して撮影を行った後、その携帯電話機 20を図 3Aに示した形態にし、縦の姿勢で把持することで、メール用アプリケーションプログラムが自動的に起動する。すなわち、ユーザー 1は、撮像した画像データを添付した電子メールを送信しょうとする場合、その撮影を行った後キー操作を行うことなくメール用アプリケーションプログラムが起動してすぐにメール作成の操作に入ることができる。

[0057] 以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の範囲又は精神から逸脱することなぐ請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、開示した実施形態に種々の変更をカ卩えることができる。 [0058] 例えば、上記実施形態では、図 3Cに示すように携帯電話機 20を横の姿勢で把持して撮影を行った後、その携帯電話機 20を図 3Aに示すように縦の姿勢で把持することで、所定のアプリケーションプログラムが自動的に起動している力アプリケーションプログラムの自動起動に用いる携帯電話機 20の姿勢変化は、この図 3Cの横の姿勢から図 3Aの縦の姿勢への変化に限定されるものではない。

[0059] 図 9A及び図 9Bは、アプリケーションプログラムの自動起動に用いる他の姿勢変化の例を示す携帯電話機 20の側面図である。この例では、図 9Aに示すように携帯電話機 20を縦にした姿勢すなわちディスプレイの面が垂直方向に沿った姿勢で、撮影を行う。撮影が終わったら、図 9Bに示すように 90度傾けた姿勢すなわちディスプレイの面が水平方向に沿った姿勢になるように、携帯電話機 20の姿勢を変化させる。この姿勢の変化により、メール用アプリケーションプログラムが自動的に起動し、デイスプレイに表示される画面力カメラ撮影用のメニュー画面からメール作成用のメ-ュ一画面に自動的に切り換わる。この場合も、ユーザー 1は、撮像した画像データを添付した電子メールを送信しょうとする場合、その撮影を行った後キー操作を行うことなくメール用アプリケーションプログラムが起動してすぐにメール作成の操作に入ることができる。上記携帯電話機 20の図 9Aの姿勢力も図 9Bの姿勢への変化は、前述のセンサ検知部 217から出力される角度 0 , θ , Θ の変化力も判定することができる

Y Z

。また、携帯電話機 20の図 9Aの姿勢力も図 9Bの姿勢への変化は、センサ検知部 2 17から出力される重力加速度の方向の変化力も判定してもよい。

[0060] また、上述したカメラ用アプリケーションプログラムやメール用アプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラム実行管理部 214により実行されるプログラム（ァプリケーシヨン実行環境上で動作するプログラム)であっても、主制御部 215により実行されるプログラム (電話機プラットフォーム上で直接動作するプログラム)であってもよい。

[0061] また、本実施形態では、カメラ用アプリケーションプログラムからメール用アプリケーシヨンプログラムへのアプリケーション切換処理を例に挙げて説明した力このアプリケーシヨン切換処理に代えて又はこのアプリケーション切換処理とともに、他のアプリケーシヨン切換処理を行うことも可能である。 2つのアプリケーション切換処理を行うことが可能な携帯電話機 20を実現する場合、各アプリケーション切換処理にっ、ての設定データをそれぞれ RAM202に記憶しておき、アプリケーションプログラムを起動した後に、そのアプリケーションプログラムが切換前のアプリケーションプログラム（第 1アプリケーションプログラム）として設定されて、る設定データを RAM202から読み出し、その読み出した設定データに基づいてアプリケーション切換処理を行えばよいまた、本発明は、上述した携帯電話機 20に限らず、広く電子機器全般について適用することができる。例えば、上述したボイスレコーダのような録音再生装置に適用すれば、当該装置を机の上に寝力せた姿勢で録音用アプリケーションプログラムを利用して録音を行った後、上述したセンサ検知部 217の検知結果に基づいて再生用ァプリケーシヨンプログラムの利用時における通常の姿勢になった力否かを判断し、当該通常の姿勢になったと判断したときに再生用アプリケーションプログラムを自動的に起動するという処理が可能となる。この場合、その起動と同時に録音した音声を自動的に再生するようにしてもよい。また、例えば、デジタルカメラに適用すれば、フアインダ用画面が鉛直方向に対してほぼ平行になる姿勢で撮影用アプリケーションプログラムを利用して撮影を行った後、上述したセンサ検知部 217の検知結果に基づいて表示用アプリケーションプログラムの利用時における通常の姿勢になった力否かを判断し、当該通常の姿勢になったと判断したときに表示用アプリケーションプログラムを自動的に起動するということが可能となる。この場合、その起動と同時に、撮影した画像データを画面に表示させるようにしてもよい。

Claims

請求の範囲

[1] 複数のアプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、

該プログラム記憶手段力読み出したアプリケーションプログラムを実行するアプリケーシヨンプログラム実行手段とを備えた電子機器において、

当該電子機器の姿勢を検知する姿勢検知手段を有し、

上記アプリケーションプログラム実行手段は、第 1アプリケーションプログラムの実行中に該姿勢検知手段による姿勢検知によって得た検知データ又はこれを演算したデータが、予め設定した閾値を跨ぐように変化したときに、第 2アプリケーションプロダラムを実行するアプリケーション切換処理を行うことを特徴とする電子機器。

[2] 請求項 1の電子機器において、

データ記憶手段を有し、

上記第 1アプリケーションプログラムは、該データ記憶手段にデータを保存する処理を行うためのものであり、

上記第 2アプリケーションプログラムは、該データ記憶手段力該データを読み出し、読み出したデータを用いて特定の処理を行うためのものであることを特徴とする電子機器。

[3] 請求項 2の電子機器において、

撮像手段を有し、

上記第 1アプリケーションプログラムは、該撮像手段により撮像して得た画像データを上記データ記憶手段に保存する処理を行うカメラ用アプリケーションプログラムであることを特徴とする電子機器。

[4] 請求項 2又は 3の電子機器において、

電子メールをネットワークを介して送信するメール送信手段を有し、

上記第 2アプリケーションプログラムは、上記データ記憶手段から上記データを読み出し、読み出したデータを含む電子メールを該メール送信手段により送信する処理を行うメール用アプリケーションプログラムであることを特徴とする電子機器。

[5] 請求項 1、 2、 3又は 4の電子機器において、

上記第 1アプリケーションプログラムと上記第 2アプリケーションプログラムと上記閾値が設定された上限及び下限の少なくとも一方を有する所定範囲とを互いに関係付ける設定データを記憶した設定データ記憶手段を有し、

上記アプリケーションプログラム実行手段は、該第 1アプリケーションプログラムを起動した後に該設定データ記憶手段から該設定データを読み出し、読み出した設定データに基づいて上記アプリケーション切換処理を行うことを特徴とする電子機器。

[6] 請求項 5の電子機器において、

上記プログラム記憶手段には 3つ以上のアプリケーションプログラムが記憶されており、

上記設定データ記憶手段には、該 3つ以上のアプリケーションプログラムの中の 2 つのアプリケーションプログラム力もなる互いに異なる 2以上の組み合わせについて、それぞれ一方を上記第 1アプリケーションプログラムとし、他方を上記第 2アプリケーシヨンプログラムとして上記閾値が設定された上限及び下限の少なくとも一方を有する所定範囲とともに関係付けた設定データを記憶しており、

上記アプリケーションプログラム実行手段は、アプリケーションプログラムを起動した後に、該アプリケーションプログラムが該第 1アプリケーションプログラムとして設定された設定データを該設定データ記憶手段から読み出し、読み出した設定データに基づいて上記アプリケーション切換処理を行うことを特徴とする電子機器。

[7] 請求項 1、 2、 3、 4、 5又は 6の電子機器において、

表示手段を備え、

上記アプリケーションプログラム実行手段は、上記アプリケーション切換処理により、上記第 2アプリケーションプログラムに応じて実行する処理を選択するためのメニュー画面を該表示手段に表示することを特徴とする電子機器。

[8] アプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、

該プログラム記憶手段力読み出したアプリケーションプログラムを実行するアプリケーシヨンプログラム実行手段と、

表示手段とを備えた電子機器にぉヽて、

当該電子機器の姿勢を検知する姿勢検知手段を有し、

上記アプリケーションプログラム実行手段は、該姿勢検知手段による姿勢検知によつて得た検知データ又はこれを演算したデータが、予め設定した閾値を跨ぐように変化したときに、上記表示手段に表示するメニュー画面を切り換えることを特徴とする電子機器。