WO2006006640A1 - 蛍光ガラス - Google Patents

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Abstract

高い密度と高い発光効率を実現した蛍光ガラスは、Ln2O3成分を質量%で10.2%を超え、またはmol%で2.8%を超えて含有し(ただし、Ln=Lu、Gd、Y、Dy、Laの中から選ばれる一種以上)、密度が3.0g/cm3以上である事を特徴とする

Description

明 細 書 蛍光ガラス
技術分野
本発明は密度が高く、 光や熱、 放射線などによる励起によって効率よく蛍光を発する 蛍光ガラスに関するものであり、 とりわけ X線などの放射線励起で効率よく発光するシン チレ一夕ガラスに関するものである。 背景技術
光や熱、 放射線などによる励起によって効率よく蛍光を発する物質を蛍光体というが、.. このうち特に X線、 r線や荷電粒子などの放射線によって蛍光を発することをシンチレ一 シヨンと言い、 シンチレ一シヨン光を発する物質をシンチレ一夕と言う。
シンチレ一夕は用途として X線 C Tや P E T ( P' o s i t r o n E m i s s i o n C.T ) .などの医療診断装置、 放射線を用いた非破壊検査装置、 高エネルギー物理実験の電— 磁力カロリーメータなどに用いられている。
このような用途に使われるシンチレ一夕には主に原子番号や密度が大きいこと、 発光量 が大きいこと、 発光波長における透明性が高いこと、 蛍光の減衰が早いこと、 放射線照射 に強いことなどの特性が要求される。
このうち、 原子番号や密度は放射線の吸収率に関連しており、 検出器の小型化に寄与す るばかりでなく、 照射位置の分解能を向上させることになり、 重要である。
吸収率は、放射線のエネルギーが低い X線 C Tや P E Tでは、原子番号の 4乗に比例し、 極めて大きいエネルギーの場合には原子番号に比例する。 いずれにしてもシンチレ一夕に は、 原子番号が大きく、 密度の高いものが必要となる。
それ以外の特性に、 製造コストが安価であること、 大きいサイズのものが製造できるこ と、 各種形状に簡単に作製できることが望まれている。
現在、 単結晶、 セラミックスおよびガラスなど数多くの無機シンチレ一夕が知られてい る。
単結晶またはセラミックスに比べて、 ガラスは発光効率が低いが、 高い透明性を持つと 共にファイバなど様々な形状に簡単に作製できるという利点があるので、 これまでに精力 的に研究されている。
.たとえば、 米国特許第 3654172.号明細書、 米国特許第 5122671号明細書、 米国特許第 5391320·号明細書に Tbを賦活剤としだシンチレ一夕ガラスが開示され, ている。 しかし、 これらのシンチレ一夕ガラスはいずれもアルカリ土類シリケートを ベースにしたもので、 密度が低いため、 用途がかなり限定されている。 . . 特開平 9—40440号公報、 米国特許第 4566987号明細書に C eを賦活剤とし たシンチレ 夕ガラスが開示されている。 また、 M. Be t.t.ine 11 iら著 f'Ph;y : s i c s and C e mi s t r y of G 1 a s s'e.'s "、 1996年、' v o 1. · 37、 No. 1、 . 4一 8に Ce 、 T bまたは E uを賦活剤としたシンチレ一夕ガラス が開示されている。 しかし、 これらのガラスはいずれも密度が低いものばかりであった。 ガラスの密度を大きくするために、 PbOや Bi 2 03 など重金属酸化物を導入する試 みがあった。 ガラスの密度が 6 g/cm6 以上に高くすることができたが、 これらの導入 によって、 ガラスの発光効率が著しく低下した。 Gd 2 03 や La 2 03 などの希土類酸 化物は分子量が大きいため、 ガラスの密度の向上に寄与できるが、 多量にガラスに導入す ると、 ガラス化しにくくなる傾向がある。 実際に上述した特許文献 2 、 特許文献 3に開示 されたシンチレ一夕ガラスに Gd 2 03 や La 2 03 などが使われているが、 その含有量 が 20wt%以下に限定されている。
本発明は高い密度と高い発光効率を同時に実現した実用上安定な蛍光ガラス、 とりわけ シンチレ一夕ガラスを提供することを目的とする。
発明の開示
本発明者は密度の高い蛍光ガラス、 とりわけシンチレ一夕ガラスを得ることを目的とし て、 実用上安定なガラス組成を探索.した結果、 Ln2 03 成分 (ただし、 Ln = Lu、 G d、 Y、 Dy、 Laの中から選ばれる一種以上) を質量%で 10. 2%を超えて含有させ、 または mo 1%で 2. 8%を超えて含有させ、 かつ密度を 3.0g/cm3以上とすることによつ て本発明をなすに至った。 ' .·
. さらに、 本発明者は密度の高い蛍光ガラス、 とりわけシンチレ一夕ガラスを得ること.を 目的として、 高濃度の Gd 2 03 成分または Lu 2 03 成分を含有し、 かつ実用上安定な ' ガラス組成を探索しだ結果、 S i 02 -BaO- (Gd:2, 03、' L.ii.2,0! ) 系に Ga2:
03 成分または Ge02:成分を加えることにより、 Gd 2 03,成分または.: L'U'2 03.成分. の含有量が 16質量%以上でも実用上安定な高密度のガラスを見出し、 更に賦活剤として Tbまたは Ceをド一プすることによって強くシンチレ一シヨンする.のを発見し、 本発明 .· ,をなすに至つだ。 、': ' … '
ざちに、 本発明者は密度の高い蛍光ガラス、 'とりわけシンチレ一夕.ガラスを得ることを , 目的として、 高濃度の Ln203を含有し、 かつ実用上安定なガラス組成を探索した結果、 S i 02— B 203— Ln203 (Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y、 ; L aの中から選ばれる一種 以上) 系に Ga23、 Ge02または P 205成分を加えることにより、 Ln203が 16 45 mol%の範囲でも実用上安定な高密度のガラスを見出し、 更に賦活剤として Tb、 . Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 C rまたは Mn成分をドープすることによって、 シンチレ一シ ヨンするのを.発見し、 本発明をなすに至った。
すなわち、 本発明の好適な態様は以下の構成で表わされる。
· (構成 1)質量%で、 Ln2 03 成分を 10. 2%を超えて含有し、 ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、 Dy、 Laの中から選ばれる一種以上、 密度が 3.0g/cm3以上である事を特徴と する蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラス。
(構成 2) mo 1%で Ln2 03 成分を 2. 8%を超えて含有し、 ただし、 Ln二 Lu、 Gd、 Y、 Dy、 Laの中から選ばれる一種以上、 密度が 3.0g/cm3以上である事を特徴と する蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラス。
(構成 3) 質量%で、 . 5〜50%、 および
+ Ge02 1-25%, および
10〜40%、 および
+ Lu2 03 16〜45%、 および
Tb 2 03 +Ce2 03 ひ。 01〜 20 %、
並びに、
B2 03 . 0〜45%、 および/または
P2.0.5 ◦〜10%、 および/または
Y2 03 +La23 0-20%, および/または
RO 0-10%
ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr>、 Z nの中から選ばれる一種以上、'および/または : Rn2 0 ' . .' —: .0〜1:5% · . '
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または Zr02 +Sn02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0〜8%、 および/または
As2 03 +S.b2 03 0〜5%、 および/または
X2 03 0~.5% .
ただし、 X = Pr、 Nd、 Smヽ Eu、 Dy;' Η ο·、 Er、 Tmヽ' Yb、 Mnの中から 選ばれる一種以上、 ' ' '
の各成分を含有することを特徴とする構成 1に記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラ ス。
(構成 4) 質量%で、
S i 02 5-50%, および
Ga2 03 1〜25%、 および
BaO 10〜40%、 および
Gd2 03 +Lu2 03 16~45%、 および
Tb 2 03 +Ce¾ 03 0. 01〜20%、 並びに、
B2 03 0〜4'5%、 および/または
P2 05 0〜: 10%、 および/または
Y2 03 +La2 03 0〜20%、 および/または
RO 0~10.%
ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr、 Znの中から選ばれる一種以上、 および/または Rn2 0 0〜; L 5% .
ただし、 R'n = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、'および/または :· Zr 02 +Sn02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0〜8%、 および/または
As 2 03 +Sb2 03 0〜5%、 および/または
X2 03 . ■ . . 0〜5% .
ただし、 X = Pr、 Nd、 Sm、 Eu、 Dy、 Ho、 Er、 Tm、 'Ybv Mnの中から 選ばれる ""-種以上、
の各成分を含有することを特徴とする構成 1に記載の蛍光ガラスまたはシンチレ—夕ガラ ス。 - (構成 5) 質量%で、 .
S i 0 a · 5〜50%、 および
Ge02 1〜25%、 および
BaO 10〜40%、 および
Gd2 03 +Lu2 03 16〜45%、 および
Tb2 03 +Ce23 0. 01〜20%、
並びに、
B2 03 0〜45%、 および/または
P2 05 0〜: L 0%、 および/または
Y23 +La2 03 0~20%、 および/または
RO 0~10% ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr、 Znの中から選ばれる一種以上、 および/または Rn2 0 0- 15%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または Zr02 +Sn02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0〜8%、 および/または
As 2 03 +Sb2 03 0~ 5 %、 および/または
. X2 03 : ■ · . 0〜5% ■ : ■
.ただし、 X = Pr、 Nd、 Sm、 Eu、 Dy、 Ho、 E r.、' Tm、 .Ybヽ Mnの中から ■ 選ばれ.る 種以上、 : ' ·... ' ·· '..
の各成分を含有することを特徴とする構成 1に記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラ ス。
(構成 6 ) 質量%で、 0, '5〜8%の?2 05 成分を含有す,るごとを特徴とする構成 1、
3、 4\ またば 5.のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ 夕ガラス。 ' : (構成 7) Ga2 03成分の一部を A 12 03成分で置き換えることを特徴とする構成 3、
4、 または 6のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラス。 ' へ (構成 8) Ga 2 03 成分の一部を Al F3 成分または GaF3 成分で置き換えることを 特徴とする構成 3、 4、 6、 または 7のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕 ガラス。
(構成 9) ガラス中の Ln2 03 成分、 ただし Ln = Y、 La、 Dy、 Gd、 Luの中か ら選ばれる一種以上、 を同じカチオン成分からなる LnF3 成分で置き換えることを特徴 とし、 その置換率が置換前の Ln2 03成分の含有量に対して 60質量%以下である構成 1、 3、 4、 5、 6、 7または 8のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラ ス。
(構成 10) mo 1%で
S i 02 1〜60%、 および
B 2 03 1〜 60 %
ただし、 S i 02 +B23 25〜65%、 および Ge02 +Ga2 03 1~40%、 および
Ln2 03 16〜45%
. ただし、 . Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y、 L aの中から選ばれる一種以上、 および . 2 03 0. 01〜15%
ただし、 X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 C r\ Mnの中から選ばれる一種 以上、
'並びに、 .. , · ■
Ρ·2 05· 0〜10%、 および zまたは
R0 0〜5%
ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr、 B a、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および/または Rn2.Q 0.〜5%
ただし、' Rn = L i, Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または Zr02- +Sn02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0〜8%、 および/または ' As 2 03 +Sb2 03 . 0〜5%
の各成分を含有する.ことを特徴とする構成 2に記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラ ス。 .
(構成 11) m o 1 %で
S i 02 1〜6ひ%、 および
B 2 03 ;!〜 60.%
ただし、 . S i 02 +B2 03 25〜60%、 および
Ge02 +Ga2 03 :!〜 40%、 および
Ln2 03 16〜45%
ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y、 L aの中から選ばれる一種以上、 および X2 03 0. 01〜: 15% .
ただし、 X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる一種 以上、 並びに、
P2 o5 0~10%、 および/または
.RO 0〜5%
ただし、 R二 Mg、 Ca、 Sr、 Ba、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および/また は · ■
Rn2 0 0~5%
ただし、 Rn=Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または. Zr02 +Sn02 +Nb 2 05 +Ta2 Os 0〜8%、 および Zまたは
As 2 03 +Sb2 03 0〜5%
の各成分を含有することを特徴とする構成 2に記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラ ス。
(構成.12): too 1%で '
S i 02 · ■ 1〜60%、 および
B 2 03 1〜60%
ただし、 S i 02 +B 2 03 25〜 60%、 および
Ga2 03 1〜40%、 および
Ln2 03 16〜45%
ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y、 L aの中から選ばれる一種以上、 および
X2 03 0. 01〜15%
ただし、 X = Tb、 Eu、 Pr, Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる一種 以上、
並びに、
P2 05 0〜; L 0%、 および/または
R0 0〜5%
ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr、 Ba、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および Zまた は Rn2 0 0~5%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K:、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または Zr02 +Sn02 +Nb2 05 +Ta2 05 0〜8·.%、 および/または
. As2 O3 +Sb2 O3, 0〜5%
の各成分を含有することを特徴とする構成 2に記載の蛍光ガラスまたはシンチレータガラ ス。 .
、 (構成 13). mo..l.%-で
: S i'02 1〜60% および
B 2 03 1〜60%
ただし、 S i 02 +B2 03 25〜 60.%、 および
. Ge02 1〜40%、 および
L n 2 03 . 16〜 45 %
ただし、 Ln二; Lu、 Gd、 Y、 Dy、 L aの中から選ばれる一種以上、 および X2 03 0. 01〜: L 5%
ただし、 X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から違ばれる一種 . 以上、
並びに、
P2 05 0〜; L 0%、 および/または .
RO 0-5%
ただし、 R=M.g、 Ca、 Sr、 Ba、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および/また は
Rn2 〇 0〜5%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または Zr 02 +S n02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0-8%, および/または
As 2 03 +Sb2 03 0~5%
の各成分を含有することを特徴とする構成 2に記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一タガラ ス。
(構成 14)' mo 1%で、 0. 5〜8%の P 2 05 成分を含有することを特徴とする構成 . 2、 10、 11、 12、 または 13のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレータガ ラス。 ·
(構成 15) Ga2 03 成分および Ge02成分の 1種または 2種の一部を Α12 03·成 分で置き換えることを特徴とする構成 10-14のいずれかに'記載の蛍光ガラスまたはシ . ンチレーダガラス。
(構成 16) Ga 2 03 の一部を GaF3 または A1F3 で置き換えることを特徴とする 構成 10、 11、 12、 14、 または 15のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ —夕ガラス。
(構成 17) Ln2 03 成分、 ただし Ln = Y、 La、 D , Gd Luの中から選ばれ. • る一種以上、 を LnF3成分で置き換えることを特徴とし、 その置換率が置換前の.: Ln2 03 成分の含有量の合計に対して 6 Omo 1%以下である構成 2、 .10、 11、 12、 1 3、 14、 15、 または 16のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕'ガラス。 (構成 18) X2 03 成分、 ただし X = Tb、 Euヽ' Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 M nの中から選ばれる一種以上、 の一部または全部を XF3 成分で置き換えることを特徴と する構成 10〜17のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラス。
(構成 19) 密度が 4. 0 g/cm3 以上であることを特徴とする構成 2、 10、 11、 12、 13、 14、 15、 16、 17、 または 18のいずれかに記載の蛍光ガラスまたは シンチレ一夕ガラス。
(構成 20) 減衰時間が 5ms以下であることを特徴とする構成 1〜 19のいずれかに記 載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラス。
(構成 21) Ce成分を含有し、 減衰時間が l〃s以下であることを特徴とする構成 1〜 20のいずれかに記載の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラス。
(構成 22)シンチレ一夕として使用される構成 1〜 21のいずれかに記載の蛍光ガラスま たはシンチレ一夕ガラス。 (構成 23)構成 1〜22のいずれかに記載の蛍光ガラスを用いた放射線測定装置。
(構成 24)構成 1〜22©いずれかに記載の蛍光ガラスを用いた CT装置。
本発明によれば Ln2 03 成分 (ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、. D y、 Laの中から 選ばれる一種以上) を質量%で10. 2%を超えて含有させ、. または mo 1%で 2.. ,8% を超えで含有させ、.かつ密度を 3.0g/cm3以上という高い密度を有する蛍光ガラスまたはシ.. ンチレ 夕ガラスを提供するこ:とができる。 . ·' ノ : また、 特に本発明の 3から 9まで、 20、 21、 22の構成によればシリ.ケートガラス に多量の Gd2 03 成分または Lu 2 03 成分を導入し、 さらに Tbまたは Ceイオ を ド一プすることが可能であり、 高 Lヽ密度と紫外域から近赤外域にわたる高い光透明を有し、 X線の励起により高い発光効率でシンチレーシヨンする実用上安定な蛍光ガラス、 とりわ けシンチレ一夕ガラスを提供することができる。 · . ' : .
• また、..特に本発明の 1· 0.から 19まで、 20、 21:、 22の構成によれば Lu2'03、 D y2:03、 Gd203、 La203、 Y203成分などの希土類酸化物を 16m o 1 %以上含ませ . ること、 さらに Tb、 Eu、 Pr、 Nd, Ce、 Yb、 Cr、 Mnイオンをドープさせる ことができ、 高い密度と高い発光効率を同時に実現した実用上安定な蛍光ガラス、 とりわ. けシンチレ一夕ガラスを提供することができる。
-- さらに本発明の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラスを甩いて放射線測定装置や CT装 置を得る事ができ、 単結晶シンチレ一夕を用いるより安価に製造することができる 図面の簡単な説明
図 1は、 波長 278 nmの光で励起する時の実施例 1と比較例 1の発光スぺクトルであ る。 横軸は波長 (nm), 縦軸は発光強度 (任意単位) である。
図 2は、実施例 10のガラスの透過率曲線である。横軸は波長(nm)、縦軸は透過率(%) である。
図 3は、 実施例 10、 12のガラスとシンチレ一夕単結晶 B i4Ge30i2 (BGO) の 励起スペクトルである。 横軸は励起波長 (nm), 縦軸は発光強度 (任意単位) であり、 実 施例 10、 12の励起バンドは蛍光波長 545 nmをモニタ一したときのもので、 BGO の励起バンドは蛍光波長 486 nmをモニターした時のものである。
図 4は、 実施例 10、 12のガラスとシンチレ一夕単結晶 B i4Ge3012 (BGO) の 蛍光スぺクトルである。 横軸は蛍光波長 (nm), 縦軸は発光強度 (任意単位) であり.、.実 施例 10、 12の発光強度は励起波長 260 nmを用いた時のもので、 B G.ひの発光強度 は励起波長 29.5 nmを用いた時のものである。 発明を実施するための最良の形態
本発明の蛍光ガラスについて説明する。 本発明のガラスにおいて、 Lii23成分 (レ n = Y、 La、 Dy、 Gd、 L uの中から選ばれる一種以上) はガラスの密度の増大に大 きく寄与し、 本発明の目的達成に欠かせない成分である。 これら成分の 1種または 2種以 上の含有量の合計の下限を質量%で 10. 2を超えて、 または m o.1%で 2.. 8 %を超え ,て含有させることにより、 本発明の蛍光ガラスの密度を 3. 0 g/cm3以上とすることが ' できる。
本発明の 3から 9までの構成のガラスの組成を上記のように限定した理由について以下 に述べる。 以下、 各成分の含有量の説明については、 特に明記じない限りは質量%で表わ すものとする。
·· S i 02成分はガラス形成酸化物で、 安定なガラスを得るのに必須.の成分である。安定な ガラスを得るため,には含有量の下限は 5%とすることが好ましく、 10%とすることがよ り好ましく、 15%とすることが最も好ましい。 また、 ガラスが所望の高密度に達するた めには含有量の上限は 50%とすることが好ましく、 46%とすることがより好ましく、 42%とすることが最も好ましい。
B 203成分はガラスの溶融性と安定性に効果があるので、任意に添加し得る成分である。 これらの効果を得るためには含有量の下限を 3%とすることがより好ましく、 5%とする ことが最も好ましい。 また、 所望の高密度のガラスを得るためには含有量の上限は 45% とすることが好ましく、 40%とすることがより好ましく、 35%とすることが最も好ま しい。 Ga203成分または Ge02成分はガラスの密度の向上、 ガラスの融点の低下、ガラスの' 安定性と溶融性の改善に効果を有すると同時に、 ガラス中の G d 203成分または L u 203 成分の含有量の増加に大きく寄与するので、 本発明のガラスを得るためにずれかが必要不 ·:. 可欠である。 前記効果を十分に得るためには、 これら.のうちのどちらか 1種のみを導入す る場合の含有量または 2種合計の含有量の下限は 1%とすることが好ましく、 1. 3%と' することがより好ましく、 1. 6%とすることが最も好ましい。 ' .. ■· . ;- また、 ガラスが良好な溶融性を得るため、 およびガラス化-しゃすぐする'ために G a Ο 3 成分の含有量の上服は 2.5 %とすることが好ましく、 20%とする.ことがより好ましく、; 15%とすることが最も好ましい。 Ge02成分はその量が多いほどガラスの形成に有利で あるが、 非常に高.価な成分であるためその含有量の上限は 25%とすることが好ましく、 . 20%とすることがより好ましく、 15%とすることが最も好ましい。 この二つの成分は . ' 単独でガラス中に導入しても本発明の目的の達成が可能であ'るが、'伺時に導入するとよ ·り '■ 効果的である。 これら 2成分の 1種または 2種合計の含有量の上限は 25%とすることが 好ましく、 · 20%とすることがより好ましく、 15%とすることが最も好ましい。 - また、 A 1.203成分はガラスの溶融性の改善に効果があり、 Ga203成分の一部と置き . 換える形でガラス中に導入することができる任意成分である。 ガラスの密度を低下させな . いためには部分的に置き換えることが好ましい。 具体的には G.a203成分と置き換える A 1203成分の置換率の上限は、 置換前の G a 203成分の含有量に対して 90質量%とする ことが好ましく、 85質量%とすることがより好ましく、 80質量%とすることが最も好 ましい。
P 205成分は任意に添加し得る成分であり、ガラスの安定性を向上させる効果を有する。 特に発光イオンである Tb3 +をその状態に維持するのに有利であるので、 添加するのが望 ましい。 それらの効果を充分に得るためには含有量の下限を 0. 5%とすることがより好 ましく、 1%とすることが最も好ましい。 含有量の好ましい上限は 1◦%であり、 その値 を超えると、 ガラスの安定性がかえって悪くなる。 より好ましい上限は 8%であり、 最も 好ましい上限は 6%である。 B a 0成分は後述の G d 203成分または L u 203成分と共にガラスの密度の増大に寄与 し、 更にガラスの安定性と溶融性の向上に効果があるので、 本発明の目的達成に欠かせな い成分である。 前記効果を十分に得るためには含有量の下限を 10%とすることが好まし く、 1<· 1 %とすることがより好ましく、 12 %とすることが最も好ましい。 ただし含有量 の好ましい上限は Φ.0%であり、 その値を超えると後述の Gd 03成分または Lu2.03成 分の含有量を減らす必要が生ずるため、密度が低下してしまう。より好ましい上限は 35 % であり、:最も好ましい'上限は 30%である。 . . . . . .... .■■■
,G:d 2 .3成分または L u 203成分はガラスの密度の増大に大きく.寄与 本発明の目的 達成に欠かせない成分である。 密度の高いガラスを得るためには、 これら成分の 1種また は 2種合計の含有量の下限を 16%とすることが好ましく、 19%とすることがより好ま :しく、 2.2%とすることが最も好ましい。 ただし、 ガラスの溶融性と安定性を向上させ、 · ガラス化する :ためには含有量の上限を 45%とすることが好ましく、 42%.とすることが. ' より好ましぐ、 40%とすることが最も好ましい。 ■ ■ ■
' · Lu203はガラスの密度を向上させる効果がきわめて高いので特に重要であり、 Gd2 03と L n 203の含有量の合計に対して L u 203成分の含有量を 5質量%以上とすること が最も好ましい。 . . ■ · '
-. La203成分または. Y203成分はガラスの密度の向上に効果があるので、 任意に添加し 得る成分である。ただし、.ガラスの良好な安定性を保っために含有量の合計の上限を 20 % とすることが好ましく、 15%とすることがより好ましく、 10%とすることが最も好ま しい。
Al F3成分または GaF3成分はガラスの融点を下げ、 ガラスの溶融性と安定性の向上 に効果がある任意に添加し得る成分で、 特に G a 203成分の一部を置き換える形で添加す るのは一番効果的である。 ただしガラスの密度を高くするためには、 Ga203成分と置き 換える A 1 F 3成分または G a F 3成分の置換率の上限は置換前の G a 203成分の量に対し て 90質量%とすることがより好ましく、 80質量%とすることが最も好ましい。
LnF3成分 (Ln = Y、 La、 D y、 Gd、 Luの中から選ばれる一種以上) はガラス .の融点を下げ、 ガラスの溶融性と安定性の向上に効果があり、 同じカチオン成分からなる Ln203成分と置き換える形で任意に添加し得る成分であり、 特に Gd 203成分または L u20.3成分の一部を置き換える形で添加するのは最も効果的である。 しかし、 置き換える. ,L n F 3成分の置換率は、置換前の L n 203成分の含有量に対して多くても 60質量%以下 ' にすべきである。 こ.の値を超えると、.ガラスの安定性.がー段と低下してしまう。.より好ま しい L' n F.3成分の置換率は、置換前の L n 203成分の含有量に対して 5 Ό質量%以下であ り、 40質量%以下が最も好ましい。 . . . . '
:-フッ化物の導入ぽ上記の効果のみならず、 後述の発光ィオンである T b 3十または C e 3 + をその状態に維持するため還元剤としての効果を発揮するので、 発光特性の向上に寄与す る効果もある。 ,
.■ T b?. +または C e- 3 +.ィォンは発光中心の役割を果たす、 本発明のガラスのシンチレ シ' ョン特性の実現に欠かせないものである。 これらのイオンは Τ¾ 2Ό 3; 0.6.2·ひ ¾、' C e O 2またはフッ化物の形で導入することが可能である。 Tb 203または C e 203の形で導入 する場合は、 十分な発光強度を得るためにはこれら 2成分の 1種または 2'種合計の含有量 の下限を 0. 01%.とすることが好ましく、 0. 05%とする-ことがより好ましく、.0. . 1 %とすることが最も好ましい。 ただし、 濃度消光が起こると発光強度が激減してしまう ·. ため、 1種または 2種合計の含有量の上限は 20%とすることが好ましく、 18%とするこ とがより好ましく、 15%とすることが最も好ましい。
上述の Tb3+イオンの発光をより強くするために、 増感剤として Pr23、 Nd 203、 Sm203、 Eu203、 Dy203、 Ho23、 Er23、 Tm203、 Yb 203、 Mn2 03、 Bi 203、 Mn203、 C r 203などの添加が可能である。 しかし、 最大の添加量は これら成分の合計で 5 %以下に抑えるべきであり、 その値を超えて添加するとかえつて発 光が弱くなる。 なお、 これらのイオンは上記のような酸化物の形以外にフッ化物または塩 化物の形でガラスの中に導入してもよい。
RO成分 (R = Mg、 Ca、 S r、 Z nの中から選ばれる一種以上) はガラスの融点を 下げ、 ガラスの溶融性の改善に効果があるので、 任意に添加し得る成分である。 この効果 を得るためにはこれら成分の合計の含有量の下限は 0. &%とすることがより好ましく、 1%とすることが最も好ましい。 ただし、 ガラスの良好な安定性を保っため、 合計の含有 :量の上限は 10%とすることが好ましく、 8%とするこ.とがより好ましぐ.、 5%とするこ ·, とが最も好ましい。 また RO成分は MgOとすることが最も好ましい。 .
. . R.n'20成分 (Rn = L i、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上) もまた.、 ガラス の融点を下:げ、'ガラスの溶融性の改善に効果があるの.で、 任意に添加し得る成分であ:る。 ' この効果を得るためにはこれら成分の含有量の合計の下限は 1 %'とすることがより好まし く、 3%とするごとが最も好ましい。 ただし、 ガラスの良好な安定性を保っため、 含有量 の合計の上限は 15%とすることが好ましく、 12%とすることがより好ましく、 1 0% とすることが最も好ましい
Z:F02、 SnO¾、 Nb205と Ta205の各成分はガラスの密度を高める効果がある任 意成分であり、 .より.高い'密度のガラスを得るには添加するのが望ましいが、 多量の添加は • ガラスの溶融性が悪くなり、 -ガラス化しなくなる傾向が強くなるため、 .これら成分の 1種 または 2種以上の含有量の合計は上限を 8 %とすることが好ましく; ·5 %とすることがよ り好ましく、 3%とすることが最も好ましい。
As23成分または Sb2.03成分はガラス溶融の際の清澄剤として、 または前述した発 光中心となる. T.b 3 +または C e 3+がその状態を保っための還元剤としての効果を兼ねるの で任意に添加し得るが、 これらの 1種または 2種の合計量は 5%以下で十分である。 より 好ましい合計量の上限は.3%·である。 · 本発明の構成 3から構成 9までのガラスは、 その組成が質量%で表わされているため直 接的に mo 1%の記載で表せるものではないが、 構成 3から構成 9までのガラスにづいて 述べた各成分の効果を奏するためには、 mo 1%表示よる各成分の含有量は概ね以下の範 囲となる。
S i 02成分はガラス形成酸化物で、 安定なガラスを得るのに必須の成分である。 安定な ガラスを得るためには含有量の下限は 5mo 1%とすることが好ましく、 1 0mo l%と することがより好ましく、 15 mo 1%とすることが最も好ましい。 また、 ガラスが所望 の高密度に達するためには含有量の上限は 65 mo 1%とする; 3とが好ましく、 61 mo 1%とするこどがより好ましく、 59mo 1%とすることが最も好ましい。
Β2Ό3成分はガラスの溶融性と安定性に効果があるので、任意に添加し得る成分である。 これらの効果を得るためには含有量の下限を 4. 5mo 1%とする.ことがより好ましく、'. 7. 5mo 1%とすることが最も好ましい。 また、 所望の高密度のガラスを得るためには '含有量の上限は 60 m ο · 1 %とすることが好ましく、 5' 0 m. o · 1 %とする.ことがより好ま' しく、. 40 ma 1%とすることが最も好ましい。
G a 2.03成分または GeO 2成分はガラスの密度の向上、 ガラスの融点の低下、ガラスの 安定性と溶融性の改善に効果を有すると同時に、 ガラス中の G d 203成分または L u 203 成分の含有量の増加に大きく寄与するので、 本発明のガラスを得るためにずれかが必要不 可欠である。;前記効果を十分に得るためには、 これらのうちのどちちか I種のみを導入す . る場合の含有量または 2種合計の含有量の下限は , '5mol%とすることが好ましく、 ' 0. 8 mo 1%とする'ことがより好ましく、 1. 1 mo 1%とするこどが最も好ましい。 また、 ガラスが良好な溶融性を得る-ため、 およびガラス化しやすくす'るた'めに Ga203 成分の含有量の上限は 25 mo 1%とすることが好ましく、' 18 m o 1%とすることがよ り好ましく、 1 lm o.l%とすることが最も好ましい。 Ge 0.2成分はその量が多いほどガ ラスの形成に有利であるが、. 非常に高価な成分であるためその含有量の上限は 38 mo 1%とすることが好ましく、 28mo 1%とすることがより好ましく、 18mo l%とす ることが最も好ましい。 この二つの成分は単独でガラス中に導入しても本発明の目的の達 成が可能であるが、 同時に導入するとより効果的である。 これら 2成分の 1種または 2種 合計の含有量の上限は 40 mo 1%とすることが好ましく、 3 Omo 1%とすることがよ ' り好ましく、 25 mo 1%とすることが最も好ましい。
また、 A 1203成分はガラスの溶融性の改善に効果があり、 Ga 203成分の一部と置き 換える形でガラス中に導入することができる任意成分である。 ただしガラスの密度を低下 させないためには部分的に置き換えることがより好ましい。
具体的には Ga203成分と置き換える A1203成分の置換率の上限は、 置換前の G a 2 03成分の含有量に対して 94mo 1%とすることが好ましく、 91 mo 1%とすることが より好ましく、 88mo 1%とすることが最も好ましい。
. P205成分は任意に添加し得る成分であり、ガラスの安定性を向上させる効果を有する。 特に発光ィオンであ.る T b 3 +をその状態に維持するのに有利であるので、 添加するのが望 : 5, .ましい。 それらの効果を得るためには含有量の下限を 0. 3mo 1%とするこ'とがより好: •ましぐ、 0. 7mo 1%とすることが最も好ましい。含有量の好ましい上限は 12mo 1% であり、 その値を超えると、 ガラスの安定性がかえって悪くなる。 より好ま:しい上限は 8 m o.l%であり、 最も好ましい上限は 5 mo 1%である。 .
B a 0成分は後述の G d 203成分または L u 203成分と共にガラスの密度の増大に寄与 10 し、 更にガラスの安定性と溶融性の向上に効果があるので、 本発明の目的達成に欠かせな .い成分である 前記効果を十分に得るためには 5 mo 1 %を超えて含有されることが好ま. ' Vしい ·。 'より好ま'.しい含有量の下限は 6mひ 1%であり、 最も好ましい含有量の下限は、 7 mo 1%である。.ただし含有量の好ましい上限は 5 Omo 1%であり、 その値を超えると • 後述の Gd203成分または Lu203成分の含有量を減らす必要が生ずるため、 密度が低下 15 して.しまう b より好ましい上限は 39 mo 1%であり、 最も好ましい上限は 28 mo 1% である。 ' . '
Gd^03成分または L'u'20.3成分はガラスの密度の増大に大きく寄与し、 本発明の目的 達成に欠かせない成分である。 密度の高いガラスを得るためには、 これら成分の 1種また • は 2種合計の含有量の下限を 5 mo 1%とすることが好ましく、 5. 4mo l%とするこ 20 とがより好ましく、 ·5. 8 mo 1%とすることが最も好ましい。 ただし、 ガラスの溶融性 と安定性を向上させ、 ガラス化するためには含有量の上限を 3 Omo 1%とすることが好 ましく、 23mo 1%とすることがより好ましく、 1 6mo 1%とすることが最も好まし い。
Lu 203はガラスの密度を向上させる効果がきわめて高いので特に重要であり、 G d 2 25 03と Ln203の含有量の合計に対して Lu203成分の含有量を 5mo 1%以上とするこ とが最も好ましい。 L a 203成分または Y 203成分はガラスの密度の向上に効果があるので、 任意に添加し 得る成分である。 ただし、 ガラスの良好な安定性を保っために含有量の合計の上限を 20 mo 1%とすることが好ましく、 15mo 1%とすることがより好ましく、 10mo l% とすることが最も好ましい。
.Al F 3成分または G a F3成分はガラスの融点を下げ、 .ガラスの溶融性と安定性の向上 に効果がある任意に添加し得る成分で、 特に G a 203成分の 部を置き換える形で添加ず るのは一番効果的である。,ただしガラスの密度を高くするためには、. Ga203成分と置き 換える A 1 F 3成分または G a F 3成分の置換率の上限は置換前の G a 203成分の含有量に 対して 95 mo 1%とすることがより好ましく、 9 Omo 1 %とすることが最も好ましい。
LnF3成分 (Ln二 Y、 La、 Dy、 Gd、 L uの中から選ばれる一種以上) はガラス -の融点を げ、 ガラス:の溶融性と安定性の向上に効果がありく '同じカチオン成分がちなる L n 23成分と置き換える形で任意に添加し得る成分であり、特に G d 203成分または L' u'203成分の一部を置き換える形で添加するのは最も効果的.である。 しかし、 置き換える LnF3成分の置換率は、置換前の Ln203成分の含有量に対して多くても 7.0mo 1%以 下にすべきである。 この値を超えると、 ガラスの安定性が一段と低下してしまう。 より好 ましい L n F 3成分の置換率は、置換前の L n 203成分の含有量に対して 65 mo 1 %以下 であり、 5.0 m o 1.%以下が最も好ましい。
フッ化物の導入は上記の効果のみならず、 後述の発光イオンである Tb3 +またば Ce'3 + をその状態に維持するために還元剤としての効果を発揮するので、 発光特性の向上に寄与 する効果もある。
Tb3 +または Ce3+イオンは発光中心の役割を果たす、 本発明のガラスのシンチレーシ ヨン特性の実現に欠かせないものである。 これらのイオンは Tb 203、 Ce 203、 CeO 2またはフヅ化物の形で導入することが可能である。 T b 203または C e 203の形で導入 する場合は、 十分な発光強度を得るためにはこれら 2成分の 1種または 2種合計の含有量 の下限を 0. 005mo 1%とすることが好ましく、 0. 01 m o 1 %とすることがより 好ましく、 0. 05mo 1%とすることが最も好ましい。 ただし、 濃度消光が起こると発 光強度が激減してしまうため、 1種または 2種合計の含有量の上限は 15mo l%とするこ とが好ましく、 1 lmo 1%とすることがより好ましく、 7mo 1%とすることが最も好 ましい。
上述の Tb3+イオンの発光をより強くするために、 増感剤.として Pr 203、 Nd 203、 5 Sm20-3s E.u203.、.Dy203、 Ho 203、 Er23、 Tm203、 Yb20.3>. Mn203,.
B i 203'、 M n 203、 . C :r 203などの添加が可能である。 しかし、 最大の添加量はこれら, 成分の合計で 8m o 1 %以下に抑えるべきであり、その値を超えて添加するとかえつて発光'. が弱くなる。.なお、.これらのイオンは上記のような酸化物の形以外に.フヅ.化物または塩ィ匕 物の形でガラスの中に導入してもよい。 '
0 RO成分 (R = Mg、 Ca、 S r、 Z nの中から選ばれる一種以上) はガラスの融点を 下げ、 ガラスの溶融性の改善に効果があるので、 任意に添加し得る成分である ·ώ:この効果 - を:得るためにはこれち成分の合計の含有量の下限は 2 m ο .1 %とすることがよ.り好ましぐ、 ' 4mo 1%とすることが最も好ましい。 ただし、 ガラスの良好な安定性を保っため、 ·:合計 の含有量の上限は 10 mo 1%どすることが好ましく、 9. 6 mo 1%とすることがより5 好ましく、 9. 2mo.l%とすることが最も好ましい。 また RO成分は MgOとすること . . が最も好ましい。 . ' · ·· . '
Rn20成分 (Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上) もまた、 ガラス の融点を下げ、 ガラスめ溶融性の改善に効果があるので、 任意に添加し得る成分である。 • この効果を得るためにはこれら成分の含有量の合計の下限は 4mo l%とすることがより0 好ましく、 8mo 1%とすることが最も好ましい。 ただし、 ガラスの良好な安定性を保つ ため、 含有量の合計の上限は 2 Omo 1%とすることが好ましく、 19. 5mo l%とす ることがより好ましく、 19 mo 1%とすることが最も好ましい。
Zr02、 Sn02、 Nb 205と Ta205の各成分はガラスの密度を高める効果がある任 , 意成分であり、 より高い密度のガラスを得るには添加するのが望ましいが、 多量の添加は5 ガラスの溶融性が悪くなり、 ガラス化しなくなる傾向が強くなるため、 これら成分の 1種 または 2種以上の含有量の合計は上限を 5 mo 1%とすることが好ましく、 3mo 1%と することがより好ましく、 2mol%とすることが最も好ましい。 .
A s 203成分または S b 23成分はガラス溶融の際の清澄剤として、 または前述した発 光中心となる Tb3 +または Ce3+がその状態を保っための還元剤としての効果を兼ねるの で任意に添加し得るが、 これらの 1種または 2種の合計量は 5 mo 1%以下で十分である。 より.好ましい合計量の上限は 3 mo 1%である。 .
本発明の構成 :10がら構成 1.9までの構成の蛍光ガラスまたはシン:チレ一タガラズの組 成を上記.のように限定した理由について以下に述べる。 以下、.各成分の含有量の説明につ いては、 特に明記じない限りは mo 1 %で表わすものとする。
S i 02成分および B 203成分はガラス形成酸化物で、安定なガラスを得るのに必須の成 分である。 しかし、.どちらかを単独でガラス中に導入させると、 Ln2Q3成分(Ln = Y、 L. &、 D.y、 Gd L'Uの中かち選ばれる一種以上) を高濃度にガラスの中に取り込ませ るのは困難であるため、.両成分共に導入しなければならない。
安定なガラスを得るためには、 S i 02成分の含有量の下限は 1 %とすることが好ましく、 3%とすることがより好ましく、 5%とすることが最も好ましく、 B 2.〇 3成分の含有量の 下限は 1%とすることが好ましく、 3%とすることがより好ましぐ、 5%とすることが最 も好ましく、 両成分の含有量の合計の下限は 25%とすることが好ましく、 30%とする ことがより好ましく、 35%とすることが最も好ましい。 また、 ガラスが所望の高密度に 達するためには、 S i02成分の含有量の上限は 60%とすることが好ましく、 55%とす ることがより好ましく、 50%とすることが最も好ましく、 3203成分の上限は60%と することが好ましく、 55%とすることがより好ましく、 50%とすることが最も好まし く、 両成分の含有量の合計の上限は 65%とすることが好ましい。 特に両成分の含有量の 上限を 60%とすると、 Ln203成分を 20%以上含有させることができ、 より高密度の ガラスが得やすくなるためより好ましく、 55%とすることが最も好ましい。
G a 203成分または GeO 2成分はガラスの密度の向上、 ガラスの融点の低下、 ガラスの 安定性と溶融性の改善に効果を有すると同時に、 ガラス中の Ln203成分含有量の増加に 大きく寄与するので、 本発明のガラスを得るためにいずれかが必要不可欠である。 前記効果を十分に得るためにはこれらのうちのどちらか 1種のみを導入する場合の含有 量または 2種合計の含有量の下限は 1%とすることが好ましく、 2%とすることがより好 ましく、 5%とすることが最も好ましい。 ..
また、 ガラスが良好な溶融性を得るため、 およびガラス化しやすくするために G.a 20. •5 :3成分の含有量の上限は 40%·とすることが好ましく、 35%と.することがより好ましく、 .
30%とすることが最も好ましい。 Ge 02成分はその量が多いほどガラスの形成に有利で あるが、.非常に高価な成分であるためその含有量の上限は ·4ひ ·%とするこどが好ましぐ、 35%'とすることがより好ましく、 30%とすることが最も好ましい。 '
以上の 2成分は単独でガラス中に導入することも可能であるが、 2成分共導入するとよ 10 り効果的である。 これら 2成分の 1種または 2種合計の含有量の上限は 40%とすること が好ましく .3:5%と.することがより好ましく、 3.0%とする.ことが最も好ましい。 :
. ' ま.た、. G a 20.3成分および G e 02成分の 1種または.2種は A 1203成分で置き換える - ことができる。 ·ただし完全に置き換えるとガラスの溶融性と安定が悪ぐなるので部分的に - 置き換えることがより好ましい。具体的には、 0 203成分ぉょび0602成分の1種また 15 は 2種と置き換える A 1.203成分の置換率を置換前の G a 203成分および G e .02成分の 1種または 2種の含有量の合計に対して 95mo 1%以下に抑えることが好ましい。 より . 好ましい置換率は 90 mo 1%以下で、 最も好ましい置換率は 85 mo 1%以下である。 · P2Q5成分はガラスの安定性を向上させる効果を有する任意成分である。 特に発光ィォ ンである T b 3 +または C e 3 +をその状態に維持するのに有利であるので、 添加するのが望 0 ましい。それらの効果を得るためには含有量の下限を 0. 5%とすることがより好ましく、 1%とすることが最も好ましい。 含有量の好ましい上限は 10%であり、 その値を超える . と、 ガラスの安定性がかえって悪くなる。 より好ましい上限は 8%であり、 最も好ましい 上限は 7%である。
Ln203成分 (Ln = Y、 La、 D y、 Gd、 L uの中から選ばれる一種以上) はガラ 5 スの密度の増大に大きく寄与し、 本発明の目的達成に欠かせない成分である。 これらの成 分のうちの 1種のみを含有させても所望のガラスを得ることができるが、 2種以上を含有 させると、 ガラスの溶融性と安定性が更に向上する。 また、 密度の高いガラスを得るため には、 これら成分の 1種または 2種以上の含有量の合計の下限を 16%とすることが好ま しく、 2.0%とすることがより好ましく、 25%とすることが最も好ましい。 ただし、 ガ ..'ラス化するための良好な溶融性と安定性を保っためには、 含有量の合計の上限を 45 %と :. . することが好ましく、 43%とすることがより好まじく、 42%とずることが最も好まし
. これらの成分のうち、 Lu203はガラスの密度を向上させる効果が,きわめて高いので特 ;に重要であり、 L n 203成分の含有量の合計に対して L '203成分の含有量を 5mo 1% 以上とすることが最も好ましい。
A 1 F 3成分または G a F 3成分はガラスの融点を下げ、 ガラスの溶融性と安定性の向上 に効果があり、 特に Ga203の一部を置き換える形で添加するのほ最も効果的である P た : だし、'ガラスの安定性をより良好なものとするには A.1 ¥ 3成分または. G a F 成分の置換 .. 率は、 置換前の Ga203成分の含有量に対して、 9 Omo 1%以下とすることがより好ま しく 80 mo 1%以下とす-ることが最も好ましい。
LnF3成分 (Ln = Y、 La、 D.y、 Gd、 L ύの中から選ばれる一種以上) はガラス の融点を下げ、 ガラスの溶融性と安定性の向上に効果があ.り、 特に Ln203成分の一部を . 置き換える形で添加するのは最も効果的である。 しかし、 LnF3成分の置換率は、 置換前 の Ln203成分の含有量の合計に対して、 多くても 6 Omo 1%以下にすべきである。 こ の値を超えると、 ガラスの安定性が一段と低下してしまう。 より好ましい LnF3成分の置 換率は置換前の L n 203成分の含有量の合計に対して 55 %以下であり、 50 %以下が最 も好ましい。
フッ化物の導入は上記の効果のみならず、 後述の発光イオンである Tb3 +または Ce3 + をその状態に維持するために還元剤としての効果を発揮するので、 発光特性の向上に寄与 する効果もある。
X203成分 (X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる 一種以上) は発光中心の役割を果たし、 本発明のシンチレーシヨン特性の実現に欠かせな い成分である。 これらの成分は発光波長が異なるので、 単独でガラス中に導入することに より、 いろいろな波長を有するシンチレ一夕を実現できる。 さらに 2種 (例えば、 Tbと ■Ce.イオン)をうまく組み合わせて導入すると、イオン同士のエネルギーの伝達が起.こり、. 発光が大きく増幅されることもある。
十分な発光強度を得るためにはこれら成分の 1種または 2種以上の合計の含有量の 限 を 0. 01 %とすることが好ましく、 0. 02%とすることがより好ましぐ、 ..0.· 05% .とすることが最も好ましい。ただし、濃度消光が起こると発光強度が激減してしまうため、 含有量の上限は 15 %とすることが好ましく、 12 %:とすること.がよ'.り'好ましく、 10 % とすることが最も好ましい。
これら成分の中でも Tb 203、 Eu203、 Ce 203成分は発光中心としての効果が特に 良好であるので、 · P:r 203、 Nd 203、 Yb 203v Ci? 203、 Μή:έΌ3を含まず、 Χ2
Figure imgf000026_0001
Eu203、 Ce 203のうちの 1種または 2種以上とすることが' 特に好ましい。' · · " ' また、 Tbと Ceの場合には、 ガラスの中にそれぞれ Tb3 +と Tb4+、 Ce3 +と Ce4 .+との二種類状態が存在し得るが、 発光するのは Tb3 +または Ce3+であるので、 還元剤 を用いたり、 若干還元雰囲気でガラスを作製するのが望ましい。 なお、 これらの発光ィォ ンは上記のような酸化物の形以外にフッ化物または塩化物の形でガラスの中に導入しても よい。 .
上述の X203成分 (X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選 ばれる一種以上) の全部または一部を XF3成分と置き換えることによって、 発光イオンを ガラス中に導入することも可能である。 ただし、 ガラスの安定性をより良好なものとする には XF3成分の置換率は、 置換前の X 203成分の含有量の合計に対して、 90mol%以下 とすることがより好ましく、 80mol%以下とすることが最も好ましい。
上述の発光イオンの発光をより強くするために、增感剤として Sm203、Ho 203 、 E r 203、 Tm203、 B i 203成分などの添加が可能である。 しかし、 最大の添加量は 3 m o 1%以下に抑えるべきであり、 その値を超えて添加するとかえって発光が弱くなる。 R〇成分 (R=Mg、 Ca、 Sr\ B a、 Z nの中から選ばれる一種以上) はガラスの 融点を下げ、 ガラスの溶融性を改善する効果を有する任意に添加し得る成分である。 ただ し、ガラスの良好な安定性を保っため、含有量の合計の上限は 5%とすることが好ましく、 . 3%とすることがより好ましく、 2%とすることが最も好ましい。.
■5..;: . Rn20成分 (Rn = Li、 Na、. K、 C sの中から選ばれる一種以上) もまた、 ガラス 'め融点を下げ、 ガラスの溶融性を改善する効果を有する、 任意に添加し得る成分である。 • :.ただし、 ガラスの良好な安定性を保っため、 含有量の合計の上限は 5%.とするこ..とが好ま . しく、: 3%とすることがより好ましく、 2%とすることが最も好ましい。 一 ' .
Zr02、 Sn02、 Nb 205と T a 205の各成分の 1種または 2種以上はガラスの密度0 .を高める効果を有する任意に添加し得る成分で.あるが、 多量の添加はガラスの溶融性が悪 くなり、 ガラス化しなくなる傾向が強くなるため、'これら成分の 1·種または 2種以上の含 ' 有量の合計は上限を 8%とすることが好ましく、 6%とする.ことがより好ましく、 5%と することが最も好ましい。
• As 23成分または Sb 203成分はガラス溶融の際の清澄剤としで、 または前述した発5 光中心となる T b3 +と. Ce3+イオンがその状態を保っための還元剤としての効果を兼ねる ので添加し得るが、 これちの 1種または 2種の合計量は 5 %以下で十分である。 より好ま : しい合計量の上限は 3%であり、 最も好ましい合計量の上限は 2%である。
本発明の構成 10から構成 19までのガラスは、 その組成が mo 1%で表わされている ため直接的に質量%の記載で表せるものではないが、 本発明の質量%で表わされた構成 10 0から構成 19までの蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラスが mo 1%で表わされた第 1 から第 10までのガラスについて述べた各成分の効果を奏するためには、 質量%表示よる 各成分の含有量は概ね以下の範囲となる。
S i 02成分または B 203成分はガラス形成酸化物で、安定なガラスを得るのに必須の成 分である。 し力 し、 どちらかを単独でガラス中に導入させると、 Ln203成分(Ln = Y、5 La, Dy、 Gd、 L uの中から選ばれる一種以上) を高濃度にガラスの中に取り込ませ るのは困難であるため、 両成分共に導入しなければならない。 安定なガラスを得るためには、 S i 02成分の含有量の下限ぱ 2質量%とすることが好ま しく、 3質量%とすることがより好ましく、 3. 5質量%とすることが最も好ましく、 B23成分の含有量の下限は 2%とすることが好ましく、 3. 5質量%とすることがより好ま しく、 4. 5質量%とすることが最も好ましく、 両成分の含有量の合計の下限は 5質量% とすることが好ましく、 7. 5質量%とすることがより好ましく、 1,0.質量%とすること . が最も好ましい。 また、 ガラスが所望の高密度に達するために.は、 "S i.02成分の含有量の 上限は 40質量%とすることが好ましく、 30質量%とすることがより好ましぐ、 2 Θ質 量%とすることが最も好ましく、 B 203成分の上限は 40質量%とする'こどが好ましく、 30質量%とすることがより好ましく、 20質量%とすることが最も好ましく、 両成分の 含有量の合計の上限は 45質量%とすることが好ましい。 特に両成分の含有量の上限を.4. 0質量%とすると、 Ln203成分を.35質量%以上含有させることができ、 より.高密度の: ガラスが得やすくなるためより好ましく、 35質量%とする.こどが最も好ましい。 '.:· ·. .
Ga'203成分または GeO 2成分はガラスの密度の向上、 ガラスめ融点の低下、ガラスの 安定性と溶融性の改善に効果を有すると同時に、 ガラス中の Ln203成分含有量の増加に : 大きく寄与するので、 本発明のガラスを得るためにいずれかが必要不可欠である。
前記効果を十分に得るためには、 これらのうちのどちらか 1·種のみを導入する場合の含 有量または 2種合計の含有量の下限は 0. 5質量%とすることが好ましく、 3質量%とす ることがより好ましく、 5質量%とすることが最も好ましい。 · ·
.また、 ガラスが良好な溶融性を得るため、 およびガラス化しゃすくするために G a 203 成分の含有量の上限は 40質量%とすることが好ましく、 34質量%とすることがより好 ましく、 28質量%とすることが最も好ましい。 Ge02成分はその量が多いほどガラスの 形成に有利であるが、 非常に高価な成分であるためその含有量の上限は 40質量%とする ことが好ましく、 30質量%とすることがより好ましく、 20質量%とすることが最も好 ましい。
以上の 2成分は単独でガラス中に導入することも可能であるが、 2成分共導入するとよ り効果的である。 これら 2成分の 1種または 2種合計の含有量の上限は 40質量%とする ことが好ましく、 3 4質量%とすることがより好ましく、 2 8質量%とすることが最も好 ましい。
また、 G a 2 0 3成分および G e 0 2成分の 1種または 2種は. A 1 2.0 3成分で置き換える ことができる.。 ただし完全に置き換えるとガラスの溶融性と安定が悪くなるので部分的に 置き換えることがより好ましい。具体的には、. G a 20 3成分および G e 0 2成分の 1種また. は 2種と置き換える A 1 2 0 3成分の'置換率を置換前の G a 2.0 3成分および G e 0 2成分の I種または 2.種の含有量の合計に対して 9 1質量%以下に抑えることが好ま,し 。. 'より'好 ましい貴換率は 8 3質量%以下で、 最も好ましい置換率は 7 6質量%以下である。' ... ' P 2 0 5成分はガラスの安定性を向上させる効果を有する任意成分である。 特に発光ィォ ンである T b.3 +または. C e 3 +をその状態に維持するのに有利であるので、 添加するのが望 ましい。 それらの効果を得るためには含有量の下限を 0 . 4質量%とするこどがより好ま しく.、 0 . 7質量%とすることが最も好ましい。含有量の好ましい上限は.8質量%であり、 その値を超えると、 ガラスの安定性がかえって悪くなる。 より好ましい上限は 7質量%で あり、 最も好ましい上限は 6質量%である。
L n 2 0 3成分 (L n = Y、 L a、 D y、 G d、 L uの中から選ばれる一種以上) はガラ スの密度の増大に大きぐ寄与し、 本発明の目的達成に欠かせない成分である。 これらの成 分のうちの 1:種のみを含有させても所望のガラスを得ることができるが、 2種以上を含有 させると、 ガラスの溶融性と安定性が更に向上する。 また、 密度の高いガラスを得るため には、 これら成分の 1種または 2種以上の含有量の合計の下限を 3 0質量%とすることが 好ましく、 3 5質量%とすることがより好ましく、 4 0質量%とすることが最も好ましい。 ただし、 ガラス化するための良好な溶融性と安定性を保っためには、 含有量の合計の上限 を 8 0質量%とすることが好ましく、 7 7質量%とすることがより好ましく、 7 4質量% とすることが最も好ましい。
これらの成分のうち、 L u 2 03はガラスの密度を向上させる効果がきわめて高いので特 に重要であり、 L n 23成分の含有量の合計に対して L u 2 0 3成分の含有量を 5質量%以 上とすることが最も好ましい。 Al F3成分または GaF3成分はガラスの融点を下げ、 ガラスの溶融性と安定性の向上. に効果があり、 特に Ga203の一部を置き換える形で添加するのは最も効果的である。 た だし、 ガラスの安定 f生をより良好なものとするには A1F3成分または GaF3成分の置換 率は、 置換前の G a 203成分の含有量に対して、 86質量%以下とす.ることがより.好まし :..5 く 73質量%以下とすることが最も好ましい。 ·. . . .. ―
L n 3成分 (.L n = Y; La、 D y'、 Gd、 Luの中から選ばれる 種'以上) はガラス : の融点を下げく.ガラスの溶融性と安定性の向上に効果があり、 '特に L n 203成分の.一部を . 置き換える形で添加するのは最も効果的である。 しかし、 L'nF3成分の置換率は、 置換前. の Ln203成分の含有量の合計に対して、 多くても 47質量%以下にすべきである。 この 10 値を超えると、 ガラスの安定性が一段と低下してしまう。よ.り好ましい LnF3成分の置換 率は置換前の Ln.2:0.3成分の含有量の合計に対して 42質量%以下であり、:37質量%以 下が最も好ましい。 '
フヅ'化物の導人は上記の効果のみならず、 後述の発光ィォンである T b 3 +または C e 3 + . をその状態に維持するために還元剤としての効果を発揮するので、 発光特性の向上に寄与 15 する効果もある。 . ' .
X203成分:(X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、..Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる 一種以上) は発光中心の役割を果たし、 本発明のシンチレーシヨン特性の実現に欠かせな ■ い成分である。:-これらの成分は発光波長が異なるので、 単独でガラス中に導入することに より、 いろいろな波長を有するシンチレ一夕を実現できる。 さらに 2種 (例えば、 Tbと 20 Ceイオン)をうまく組み合わせて導入すると、イオン同士のエネルギーの伝達が起こり、 発光が大きく増幅されることもある。
十分な発光強度を得るためにはこれら成分の 1種または 2種以上の合計の含有量の下限 を 0. 005質量%とすることが好ましく、 0. 07質量%とすることがより好ましく、 0. 03質量%とすることが最も好ましい。 ただし、 濃度消光が起こると発光強度が激減 25 してしまうため、 含有量の上限は 30質量%未満とすることが好ましく、 27質量%とす ることがより好ましく、 24質量%とすることが最も好ましい。 これら成分の中でも Tb203、 Eu203、 Ce 203成分は発光中心としての効果が特に 良好であるので、 Pr23、 Nd 203、 Yb 203、 Cr 203、 Mn23を含まず、 X2 03成分を全て 13203、 Eu203、 Ce 203のうちの 1種または 2種以上とすることが 特に好ましい。 .
5 また、 丁13と€ 6の場合には、 ガラスの中にそれそれ11 3 +111 4+、 C.e3+ Ce4 '+·との二種類状態が存在し得るが、 発光するのは Tb3 +または Ce3+であるの,で、 還元剤 を用いたり、 若干還元'雰囲気でガラスを作製するのが望ま.しい'。 なお、.これらの' :発光ィォ ンは上記のような酸化物の形以外にフヅ化物または塩化物の形でガラスの.中に導入しても よい。 ·
0 上述の X203成分 (X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、. Yb、 Cr、. Mnの中から選 • '..·ばれる一種以出) の全部または一部を XF3成分と置き換えることによって、 発光ィ.ォ を.'' ガラス中に導入することも可能である。 ただし、 ガラスの安定性をより'良好なものとす-る . には X F s成分の置換率は、置換前の X203成分の含有量の合計に対して、 84質量%以下 • とすることがより好ましく 70質量%以下とすることが最も好ましい。
5 上述の発光イオンの発光をより強くするために、増感剤として Sm203、Ho203.、 E r 203、 T m 23、 . B i 203成分などの添加が可能である。 しかし、 最大の添加量は 10 .質量%以下に抑えるべきであり、 その値を超えて添加するとかえって発光が弱くなる。
RO成分 (R = Mg、 Ca、 Sr、 B a、 Z nの中から選ばれる一種以上:) はガラスの 融点を下げ、 ガラスの溶融性を改善する効果を有する、 任意に添加し得る成分である。 た0 だし、 ガラスの良好な安定性を保っため、 含有量の合計の上限は 5質量%とすることが好 ましく、 3質量%とすることがより好ましく、 2質量%とすることが最も好ましい。
• Rn20成分 (Rn = L i、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上) もまた、 ガラス の融点を下げ、 ガラスの溶融性を改善する効果を有する、 任意に添加し得る成分である。 ただし、 ガラスの良好な安定性を保っため、 含有量の合計の上限は 5質量%とすることが5 好ましく、 3質量%とすることがより好ましく、 2質量%とすることが最も好ましい。
Zr>02、 Sn02、 Nb 205と Ta205の各成分の 1種または 2種以上はガラスの密度 を高める効果を有する任意に添加し得る成分であるが、 多量の添加はガラスの溶融性が悪 くなり、 ガラス化しなくなる傾向が強くなるため、 これら成分の 1種または 2種以上の含 有量の合計は上限を 5質量%とすることが好ましく、 3質量%とすることがより好ましく、 2質量%とすることが最も好ましい。
As 203成分または Sb203成分はガラス溶融の際の清澄剤として、 または前述した発 . 光中心となる Tb3+と Ge 3+イオンがその状態を保っための還元剤としての効果:を兼ねる ので添加し得るが、 これらの 1種または 2種の合計量は 5質量%以下で十分である。 より 好ましい合計量の上限は 3質量%であり、 最も好まじい合計量の上限は 2質量%である。 次に本発明の構成 1から構成 22のガラスの密度について説明する。 本発明のガラスは 3.. 0 g/cm3以上の高い密度を有するものであるが、 本発明のガラスがシンチレータと :して'必要な放射線の吸収率を有するためには、 ガラスの密度が 4. · 0 g./'(im3以上であ : :ると好ましく、.4.'.: 2 g/em3以上であるとより好ましく、' '4'. 5 gZcm 3以上である と最も好ましい。 ·'. · ·' ·—— . · ·
本発明の構成 1から構成 2' 2のガラスにおいて、 Ti、 V、 F6、- C o、 Ni'の各成分 はガラス中に導入しても良好なシンチレ一夕特性が得られない。 本発明のガラスは、 含有 される他の成分による構成で上述の特性とガラスとしての安定性を.兼ね備えているので、 これら成分を実質的に含有しないことが好ましい。
また、 Pb成分は近年有害な化学物質として仕様を控える傾向にあり.、 ガラスの製造ェ 程のみならず、 加工工程、 および製品化後の処分に至るまで環境対策上の措置が必要とさ れるため、 含有しないことが好ましい。 ·
なお、本明細書において実質的に含有しないとは、不純物として混入される場合を除き、 人為的に含有させないことを意味する。
次に本発明の構成 1から構成 22の蛍光ガラスまたはシンチレ一夕ガラスの発光の減衰 時間について説明する。 減衰時間とは最強の発光ピーク波長をモニタし、 その発光強度が 励起を止めてから 1/e (36.8%) になるまでの時間をいう。 本発明の蛍光ガラスまたはシン チレ一夕ガラスの減衰時間は減衰時間が 5ms以下であり、特に Ce成分がガラス中に含有 される場合には 1 S以下の減衰時間を実現することが出来る。 '
• 本発明の高密度の蛍光ガラス、 またはシンチレ一夕ガラスは、 以下の方法により製造す ることができる。 すなわち、 各出発原料を所定量秤量し、 均一に混合した後、 白金坩堝や 石英坩堝やアルミナ坩堝などに入れて、 電気炉で 13◦ 0 〜 1580° より好ましく
:5 · は 1,30.0 1550°C、 で 2 10時間溶解する。 その後、. ガラス溶液を金型に流し込 み、 所定の形状に成形し、 ガラスを得る。 ガラスは空気中で作製しても多ぐの Tbイオン 'が Tb'3 + して存在するが、 還元剤を用いたり、 弱還元雰囲気で作製するのがより好ま.し い。 C'eを含有するガラスの場合は、 空気中で作製すると発光するイオン Ce3 +に対して 発光しないイオン Ce4+の割合が多くなるので、 還元剤を用いたり、 還元雰囲気で作製す
10 るのが望ましい。
• 実施例— ' " , . ..
' : 以下に本発明を具体的な実施例により説明するが、 本発明はこれらの実施例によつて限 定されるものではない。
[実施例 1] ■ . .·
5 質量%で 35. 1 S i 02- 13. 1 B a 0— 28 G d 203— 3. .3 M g 0— 4. 2 L i 2 . 0.-3. .3Κ20-2.· 0Ga2O3-2. 4Α 1203- 8. 6. T b 203という組.成になる ように秤量し、 均一に混合した後、 石英坩堝を用いて 140 CTCで 1時間 40分間溶解し た。 その後、 ガラス溶液を予め温めた鉄板にキャストし、 板状のガラスを作製する。 こう して得られたガラスが 2 X 2 X 2 mmのサイズになるように両面を研磨した後、 諸物性の 0 測定に供した。 このガラスは密度が 3. 85 g/cm3で、 X線を当てると緑発光が肉眼で 明確に観察される。
[実施例 2 9 ]
実施例 1と類似の溶解条件で石英または白金坩堝を用いて実施例 2 ~9のガラスを作製し た。
5 [比較例]
また、 上述実施例と同様な方法でと比較例 1と 2を作製した。 表 1に実施例と比較例の質量%で表わしたガラス組成、 密度を示す。 表 1によれば実施 例のガラスがより高い密度を有することがわかる。
また、 図 1に T bイオンを含有する実施例 1と比較例の発光スペクトルを示す。 比較例 に比べ、 実施例の発光強度が 1 . 4倍以上強くなつた。
(表 1)
Figure imgf000035_0001
[実施例 l o ]
原料として H3B03、 S i02、 NH4H2P04、 Ga203、 Gd203、 Tb407を使 用した。 .これらを mo 1%¾ 15 S i 02— 25 B 203, 5 P 2〇.5— 15Ga203.,28 .G d .203— 1.0 G d F .3—? T b 2.03という組成になるように秤量し、 均 に混合 -レた後、 白金坩堝に入れて 1500°.Cで 2時間溶解した。 その後、 'ガラス溶液を予め温めた鉄板に キャストし、 板状のガラスき作製する。 こうして得られたガラスを切断し、 サイズ? mm X 2 mm X 2 mm研磨した後、 諸物性の測定に供した。
このガラスは密度が 5. 7.94'g/cm3で、 図 1に示すように紫外域から近赤外域にわ たり高い透明 ftを *Cてい 。
: , [実施 1ト 24] ·
実施 10と續似の方法で実施例 11〜 24のガラスを作製した。 ·
表 2、 表3にこれらのガ7スの組成、 密度を示す。 どのガラスも高い密度を有すること がわかる。 更に、 これらのガラスに X線を当てるとシンチレーシヨンすることが肉眼で確 ' 認された。 図 3と 4に Tb3.+を含んだ本発明のガラスとシンチレ一夕単結晶 B i4Ge30 '12 (BGO) の励起と発光スペクトルを示す。 本発明のガ.ラスはより効率よく発光するこ とが明らかである。 . '
(表 2)
Figure imgf000037_0001
(表 3 )
Figure imgf000038_0001
産業上の利用可能性
本発明に係る蛍光ガラス、 またはシンチレ一夕ガラスは、 密度が高く、 紫外域から近赤 外域にわたり高い光透明を有し、 X線の励起でシンチレーシヨンするため、 X線をはじめ 放射線、 紫外線などを利用したデバイスに応用できる。 また、 密度が高く、 X線などの放 射線の吸収率が高く、 放射線の遮蔽材として好適である。

Claims

請 求 の 範 囲
1.質量%で Ln2 03 成分を 10. 2%を超えて含有し、 ただし、 Ln = Lu、 Gd、
Y、 Dy、 Laの中から選ばれる一種以上、 密度が 3.0g/cm3以上である事を特徴とずる蛍 光ガラス。 . '. .·
2·.mo l%でLn2 03 成分を 2. 8%を超えて含有し、. ただし、 Ln = Lu、 Gd、.
Y、' Dy、 Laの中から選ばれる一種以上、 密度が 3.0g/cra3以上である事を特徴とする蛍 光ガラス。 ' '
3. 質量%で、
— S i 02 5~50%、 および
Ga203'+Ge02 :!〜 25 %、 および
Ba'O' ·' 10-40%, および
Gd 2 03 +Lu2 03 16〜45%、 および
Tb2 03 +Ce2 03 0. 01〜20%、
並びに、
B2 03 0〜45%、 および/または
P2 05 0〜10%、 および/または '
Y2 03 +La2 03 0-20%, および/または
RO 0-10%
ただし、 R二 Mg、 Ca、 Sr、 Z nの中から選ばれる 種以上、 および/または
Rn2 0 0〜15%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または
Zr02 +Sn02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0-8%, および/または
As2 03 +Sb23 0-5%, および/または
X2 03 0~5 %
ただし、 X = Pr、 Nd, Sm、 Eu、 Dy、 Ho、 Er、 Tm、 Yb、 Mnの中から 選ばれる一種以上、
の各成分を含有することを特徴とする請求項 1に記載の蛍光ガラス。
:4. 質量%で、 ·
■Si 02 5〜50%、 および
5 Ga2 0.3 1 -25 %, および
- B a 0 . - " 1 Q〜40%、 および
' Gd 2 03.+ L' -2 03 16〜45%、 および
. Tb2 O3 +Ce2 O3 0. 01〜20%、
並びに、
B2 03 0-45 %, および/または
' P 2 05 0〜10%、 および/または
Y2 03 +La2 03- 0〜20%、 および/または
RO 0〜10%
ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および/または5 Rn2 0 0~15%
: ただし、 Rn二 Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または
Zr02 +Sn02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0~8%、 および/または
As 2 03 +Sb 2 03 0〜5%、 および/または ·
X2 03 0-5 %
ただし、 X = Pr、 Nd、 Sm、 Eu、 Dy、 Ho、 Er、 Tm、 Yb、 Mnの中から 選ばれる一種以上、
の各成分を含有することを特徴とする請求項 1に記載の蛍光ガラス。
5. 質量%で、
S i 02 5〜50%、 および
5 Ge02 1〜25%、 および
BaO 10-40%, および Gd23 +Lu2 03 16〜45%、 および
Tb2 03 +Ce2 03 0. 01~20%、
並びに、
B2 0 0〜45%、 および/または
P2 0 0〜10%、 および/または
Y2 03 +La2 0 0〜20%、 および/または
10%
ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr\ Z nの中 ら選ばれる一種以上、 および/または
Rn2 0 15%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または Zr02 +Sn02 +Nb2 05 +Ta2 05' 0-8%, および/または '' As 2 03 +Sb¾ 03 0〜5%、 および/または
X2 03 0〜5%
ただし、 X = Pr、 Nd、 Sm、 Eu、 D y、 Ho、 Erv Tm、 Yb'、 Mnの中から 選ばれる一種以上、
の各成分を含有することを特徴とする請求項 1に記載の蛍光ガラス。
6.. 質量%で、 0. 5〜8%の P 2 05 成分を含有することを特徴とする請求項 1·、 .3、
4、 または 5のいずれかに記載の蛍光ガラス。
7. Ga2 03 成分の一部を Al2 03 成分で置き換えることを特徴とする請求項 3、 4、 または 6のいずれかに記載の蛍光ガラス。
8. Ga2 03 成分の一部を A1F3 成分または GaF3 成分で置き換えることを特徴と する請求項 3、 4、 6、 または 7のいずれかに記載の蛍光ガラス。
9. ガラス中の Ln2 03 成分、 ただし Ln = Y、 La、 D y、 Gd、 Luの中から選ば れる一種以上、 を同じカチオン成分からなる LnF 3 成分で置き換えることを特徴とし、 その置換率が置換前の Ln2 03 成分の含有量に対して 60質量%以下である請求項 1ま たは 3〜 8のいずれかに記載の蛍光ガラス。
Figure imgf000042_0001
S i 02 1〜60%、 および
B 2 03 1〜60%
ただし、 S i 02 +B2 03 25〜 65%、 および
5.. Ge02 +Ga2 03 1~40%、 および
Ln2 03 16〜45% .
•ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y.t L aの中から選ばれる一種以上、'.および X2 03 0. 01〜15%
ただし、 X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる一種0 以上、 .
並びに、 · · '
' P2 05 0〜10%、 および/または
RO 0〜5%
ただし、 R=-Mg、 Ca、 Sr、 Ba、 Z nの中から選ばれる一種'以土 :、 および また5 は
Rn2 0 0〜5%
ただし、 Rn = Li、 N.a、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または :
Z r 02 +Sn02 +Nb2 05 +Ta2 05 0〜8%、 および/または
As 203 +Sb2 03 0〜5%
0 の各成分を含有することを特徴とする請求項 2に記載の蛍光ガラス。
11. mo 1%で
S i 02 1〜60%、 および
B 2 03 1〜60%
ただし、 S i02 +B2 03 25〜60%、 および
5 Ge02 +Ga2 03 :!〜 40%、 および
Ln2 03 16-45% ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y、 L aの中から選ばれる一種以上、 および X23 0. 01-15%
ただし、 X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる一種 以上、
5 並びに、
P 2 05 0〜10%、 および/または
' RO. 0 ~ 5 % ノ: . .
ただし、 R'=Mg、 Ca、 Sr、 Ba、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および/ た は
10 Rn2 0 0〜5%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、'および/または, Zr 02 +Sn02 +Nb2 05 +Ta2 05 0〜 8 %、 .および/または .
As a 〇3 +Sb 2 03 0〜5%
の各成分を含有することを特徴とする請求項 2に記載の蛍光ガラス。
15 12. mo 1%で
S i 02 ;!〜 60%、 および
B 2· 03 1〜 60 %
ただし、 S i 02 +B2 03 25〜60%、 および
Ga2 03 1-40%, および
20 . Ln2 03 16〜45%
ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y、 L aの中から選ばれる一種以上、 および X2 03 0. 01〜15%
ただし、 X = Tb、 Eu、 Pr, Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる一種 以上、
25 並びに、
P¾ 05 0〜10%、 および/または RO 0〜5%
ただし、 R = Mg、 Ca、 Sr、 Ba、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および/また は
Rn2 0 0-5%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる」種以上、 および/または Zr 02 +S n02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0〜 8 %、..および/または. .
As a 0.3.+ Sb2 O3 0〜5%
の各成分を含有:すること.を特徴'とする請求項 2に記載の蛍光ガラス。 .
13. mo 1%で
S i 02 1〜60%、 および
B2.03: 1 .6 0%
ただ.し、 S i 02 +B 2 03 : 25〜60%、 .および
GG02 1-40%, および
L n 2 03 1 ·6〜 45 %
ただし、 Ln = Lu、 Gd、 Y、 D y、 L aの中から選ばれる一種以上、 および
X2 03 0. 01〜15%
ただし、 X = Tb、. Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中から選ばれる一種 以上、
並びに、
P2 05 0〜1 0%、 および/または
RO 0〜5%
ただし、 R=Mg、 Ca、 Sr、 Ba、 Z nの中から選ばれる一種以上、 および/また は
Rn2 0 0〜5%
ただし、 Rn = Li、 Na、 K、 C sの中から選ばれる一種以上、 および/または Z r 02 +S n02 +Nb 2 05 +Ta2 05 0〜8%、 および/または As 2 03 +Sb2 03 0〜5%
の各成分を含有することを特徴とする請求項 2に記載の蛍光ガラス。
14. mo l%で、 0. 5~8%の卩2 05 成分を含有することを特徴とする請求項 2.ま たは 10〜: L 3のいずれかに記載の蛍光ガラス。 - .15. Ga2- 03.成分および G e 02 成分の 1種または 2.種の一部を A 1.2 03 成分で置 き換えることを特徴とする請求項 10〜14のいずれかに記載の蛍光ガラス。 · . +
16. Ga2 03 の一部を GaF3 または A1F3 で置き換えることを特徴とする請求項 10、 11、. 12、 14、 または 15のいずれかに記載の蛍光ガラス。 . :
17. Ln2 03 成分、 ただし Ln = Y、 La、 D y、 Gd、 Luの中から選ばれる一種 以上、 を LnF3 成分で置き換えることを特徴とし、 その置換率が置換前の L.n 2 03 成 分の含有量の合計に対して 6 Omo 1%以下である請求項 2または 10 16のいずれか に記載の蛍光ガラス。 - - '
18. X2 03成分、 ただし X = Tb、 Eu、 Pr、 Nd、 Ce、 Yb、 Cr、 Mnの中 から選ばれる一種以上、 の一部または全部を XF3 成分で置き換えることを特徴どする請 求項 10〜17のいずれかに記載の蛍光ガラス。
19. 密度が 4. 0 /cm3 以上であることを特徴とする請求項 2または 10~18の いずれかに記載の蛍光ガラス。 · ·.
20. 減衰時間が 5ms以下であることを特徴とする請求項 1~19のいずれかに記載の 蛍光ガラス。
21. Ce成分を含有し、 減衰時間が 以下であることを特徴とする請求項 1~ 2.0 のいずれかに記載の蛍光ガラス。
22. シンチレ一夕一として使用される請求項 1~21のいずれかに記載の蛍光ガラス。 23. 請求項 1〜 22のいずれかに記載の蛍光ガラスを用いた放射線測定装置。
24. 請求項 1〜22のいずれかに記載の蛍光ガラスを用いた CT装置。
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