WO2005067228A1 - 通信システム及び移動端末並びにアクセスルータ - Google Patents

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Abstract

 サブネット間のハンドオーバを行った移動端末が、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことを可能とする技術が開示され、この技術によると、ハンドオーバを実行したMN(移動端末)10は、ハンドオーバ直後に接続するNAR31に対してFNAメッセージを送信する際に、同時に、MNがハンドオーバ後に接続するサブネットに係る外部送信用アドレス(ハンドオーバ後のサブネットに属するアクセスルータやデフォルトルータのリンクローカルアドレス)の要求を行う。NARは、この要求に応じて、当該外部送信用アドレスを取得し、MNに対してRAメッセージを送出することによって、当該外部送信用アドレスをMNに送信する。MNは、ハンドオーバ後に送信するパケットに、ハンドオーバ前に取得した当該外部送信用アドレスを設定する。

Description

明 細 書
通信システム及び移動端末並びにアクセスルータ
技術分野
[0001] 本発明は、従来のモパイル IP (Mobile Internet Protocol:以降、 MIPと呼ぶ)におけ る高速ハンドオーバ(Fast Mobile IP:以降、 FMIPと呼ぶ)の技術の改良に関する。 背景技術
[0002] 従来、 MIPの技術を利用した通常のレイヤ 3ハンドオーバでは防ぐことができない パケットロスを最小限に抑え、リアルタイム性が要求されるインターネットアプリケーシ ヨンにとって有効な手段を提供する技術として、 FMIPの技術が知られている(例えば 、下記の非特許文献 1参照)。以下、図 1と、図 41及び図 42とを参照しながら、 FMIP について説明する。
[0003] 図 1に示す無線通信システムは、インターネットなどの IPネットワーク(通信ネットヮ ーク) 15、 IPネットワーク 15に接続する複数のサブネット(サブネットワークとも呼ばれ る) 20、 30、これらの複数のサブネット 20、 30のいずれか一方に接続することが可能 な移動端末(MN: Mobile Node) 10、 MN10の通信相手である CN (Correspondent Node:通信相手端末) 40を含んでいる。なお、図 1では、複数のサブネット 20、 30と して、 2つのサブネット 20、 30が図示されている。
[0004] サブネット 20は、 IPパケット(パケットデータ)に対するルーティングを行うアクセスル ータ (PAR) 21、固有の無線カバーエリア (通信可能領域) 24、 25をそれぞれ形成 する複数のアクセスポイント(AP : Access Point) 22、 23により構成されている。これら の AP22、 23は、それぞれ PAR21に接続されており、 PAR21は、 IPネットワーク 15 に接続されている。また、図 1では、複数の AP22、 23として、 2つの AP22、 23が図 示されている。また、サブネット 30に関しても、アクセスルータ (NAR) 31及び複数の AP32、 33〖こより、上述のサブネット 20と同一の接続態様によって構成されている。
[0005] なお、ここでは、 MN10が、 AP23が形成する無線カバーエリア 25内力もオーバラ ップエリア 26を通って AP32が形成する無線カバーエリア 34内に移動する際に、サ ブネット 20からサブネット 30へのハンドオーバを行う場合を想定しており、以降、 AP 23の上位に存在し、ハンドオーバ以前に MNIOが接続して!/、るアクセスルータを PA R (Previous Access Router) 21と呼び、ハンドオーバ以後に MN10が接続する AP3 2の上位に存在するアクセスルータを NAR (New Access Router) 31と呼ぶことにする
[0006] また、サブネット 20の構成要素である PAR21と、サブネット 30の構成要素である N AR31とは、 IPネットワーク 15を通じて通信を行うことが可能であり、すなわち、サブネ ット 20とサブネット 30とは、 IPネットワーク 15を通じてつながっている。
[0007] 次に、図 1を参照しながら、 FMIPにおける動作について説明する。 FMIPには、 M N10がハンドオーバ前に接続しているリンク(ノヽンドオーバ前のリンク)において、 FB Ack (Fast Binding Acknowledgement)メッセージを受信するか否かに応じて、 2つの 動作モードが存在する。これは、 MN10がハンドオーバ前のリンクで FBU (Fast Binding Update)メッセージを送信するか否かに依存していると言える。なお、以下で は、 MN10がハンドオーバ前のリンクで FBUメッセージを送信する場合の動作モー ドを第 1の動作モード、 MN10がハンドオーバ前のリンクで FBUメッセージを送信し ない場合の動作モードを第 2の動作モードと呼んで区別する。
[0008] まず、 MN10がハンドオーバ前のリンクで FBUメッセージを送信する第 1の動作モ ードについて説明する。図 41は、従来の技術における MN10がハンドオーバ前のリ ンクで FBUメッセージを送信した場合の FMIPにおける第 1の動作モードの概要を示 すシーケンスチャートである。
[0009] 例えば、 MN10力 PAR21のエリア(AP23の無線カバーエリア 25)力ら NAR31の エリア (AP32の無線カバーエリア 34)への移動を開始した場合、レイヤ 2によってそ の移動が検出され、それを起点としてレイヤ 3におけるハンドオーバが開始される。こ のハンドオーバの開始決定は、例えば、オーバラップエリア 26における AP23からの 受信電界強度と AP32からの受信電界強度との比較などによって行われる。
[0010] MN10は、移動先となる AP32の AP— ID (各 APの識別情報)を含む情報がレイヤ 2から通知された場合、まず、現在接続している PAR21に対して、 AP32の AP— ID を含む RtSolPr (Router Solicitation for Proxy)メッセージを送信する(ステップ S801 ;)。この RtSolPrメッセージを受信した PAR21は、 MN10から通知された AP32の A P— IDに基づいて、近隣に存在するアクセスルータを検索して NAR31の情報を取得 するか、あるいは、すでに検索済みの情報(PAR21に保持されている情報)から NA R31の情報を取得する。
[0011] そして、 PAR21は、 NAR31の情報(例えば、 NAR31のリンクレイヤアドレスや、 N AR31が属するサブネット 30のネットワークプレフィックスなどの情報)を含む PrRtAd V (Proxy Router advertisement)メッセージを、 RtSolPrメッセージのレスポンスとして 、 MN10に送信する(ステップ S803)。
[0012] この PrRtAdvメッセージを受信した MN10は、 PrRtAdvメッセージに含まれるサブ ネット 30のネットワークプレフィックスと、 MN10自身のリンクレイヤアドレスなどを用い て、サブネット 30において適合し得るアドレスである NCoA (New Care of Address)を 生成し、この NCoAを含む FBUメッセージを PAR21に送信する(ステップ S805)。
[0013] FBUメッセージを受信した PAR21は、 MN10において生成された NCoAがサブ ネット 30で使用可能なアドレスか否かを確認するために、この NCoAを含む HI ( Handover Initiate)メッセージを NAR31に送信する(ステップ S807)。 NAR31は、 H Iメッセージを受けて、この HIメッセージに含まれる NCoAが有効なものであるか否か を検証し、 NCoAが有効である場合は、その結果を示すステータスを指定した HAck (Handover Acknowledge)メッセージを PAR21に送信する(ステップ S809)。 PAR2 1は、 HAckメッセージを受信した場合、その結果を通知する FBAckメッセージを M ?^10及1^^^31に送信する(ステップ S811、 S813)とともに、 MN10あてのバケツ トを NAR31に転送する(ステップ S815)。 NAR31は、 PAR21から MN10あてのパ ケットが転送されてきた場合には、パケットのバッファリングを行う。
[0014] その後、 MN10は、サブネット 30への実際の移動を開始して、例えば、 AP23から AP32への L2ハンドオーバなどを行い(ステップ S817)、 NAR31への接続切り換え 直後に、 NAR31への接続の通知及びバッファリングされて!/、るパケットの送信要求 を行うための FNA (Fast Neighbor Advertisement)メッセージを、 NAR31に対して送 信する(ステップ S819)。 NAR31は、この FNAメッセージを受けて、バッファリングさ れている MN10あてのパケットを MN10に送信する(ステップ S821)。
[0015] 次に、 MN10がハンドオーバ前のリンクで FBUメッセージを送信せず、ハンドォー バ後のリンクで FNA(FBUを含むメッセージ)を送信する第 2の動作モードについて 説明する。図 42は、従来の技術における MN10がハンドオーバ後のリンクで FNA[ FBU]メッセージを送信した場合の FMIPにおける第 2の動作モードの概要を示すシ 一ケンスチャートである。
[0016] MN10は、図 41に示す第 1の動作モードと同様に、 RtSolPrメッセージを送信して
(ステップ S901)、 PrRtAdvメッセージを受信する(ステップ S903)力 その後、図 4 1に示す第 1の動作モードにおける FBUメッセージの送信(図 41のステップ S805)を 行わずに、サブネット 30への実際の移動を開始して、例えば、 AP23から AP32への L2ハンドオーバなどを行う(ステップ S905)。
[0017] そして、 MN10は、 NAR31への接続切り換え直後に、 NAR31に対して、内部に F BUメッセージを含む FNAメッセージ(このメッセージを FNA[FBU]と記載する)を送 信する(ステップ S907)。 NAR31は、 FN Aメッセージに含まれている NCoAの有効 性を検証し (ステップ S909)、この NCoAが有効なものである場合には、 PAR21に 対して FBUメッセージを送信する(ステップ S911)。なお、この NCoAが有効なもの ではない場合には、 NCoAが使用できないことを通知する NAAck (Neighbor Advertisement Acknowledgment)メッセージ MNIOにせ信する。
[0018] PAR21は、この FBUメッセージに対する応答として、 FBAckメッセージを NAR31 に送信する(ステップ S913)とともに、 MN 10あてのパケットを NAR31に転送する( ステップ S915)。 NAR31は、 PAR21から FBAckメッセージを受信するとともに、 P AR21から受信した MN10あてのパケットを MN10に転送する(ステップ S917)。
[0019] なお、下記の非特許文献 1には、 MN10力 NAR31に対して FNAメッセージを送 信する際、 FNAメッセージの送信先アドレスに、 NAR31の IPv6アドレスを設定する 旨が示唆されて ヽるが、 FN Aメッセージの送信元アドレスに NCoAを設定する旨が 記載されていることに鑑みて、この NAR31の IPv6アドレスはグローバル IPアドレス( NAR31がグローバル IPv6アドレスを取得する方法に関しては全く開示されていな い)、あるいは、サブネット 30内のマルチキャストアドレスであることが推測される。 非特許文献 1 : Rajeev Koodli "Fast Handovers for Mobile IPv6",
draft— ietf—mobileip— fast— mipv6— 08, October 2003 非特許文献 2 : T. Narten, E. Nordmark and W. Simpson "Neighbor Discovery f or IP Version 6 (IPv6)", RFC2461, December 1998
[0020] しかしながら、非特許文献 1に開示されている FMIPの技術によれば、 MN10は、 ハンドオーバ前又はハンドオーバ直後に、 NCoAの取得及び登録(Binding Update を行うことによって、ハンドオーバ後にパケットを迅速に受信することが可能となるが、 MN10がハンドオーバ後にパケットを迅速に送信することに関しては、あまり考慮さ れていない。
[0021] 図 43は、従来の FMIPの技術における課題の第 1の例を説明するためのルーティ ングテーブルを示す図である。 MN10は、サブネット 20、 30内力も外部にパケットを 送信するためには、ルーティングテーブルを参照する。図 43には、 MN10がハンド オーバを行う前のルーティングテーブルが図示されて 、る。ハンドオーバ前の MN10 がサブネット 20に接続している状態で、外部(例えば、 CN40)にパケットを送信する 場合には、そのパケットの送信先から、まず、デフォルトルータ (サブネット 20内から 外部に対してパケットを送出することが可能なように設定されているルータ)に係るェ ントリがヒットし、次に、そのエントリのゲートウェイ(Gateway)に指定されている PAR2 1のリンクローカルアドレス力 destinationに設定されて!、るエントリがヒットする。その結 果、そのエントリの Gatewayに指定されている PAR21の MACアドレス力 パケットの イーサネット (登録商標)フレームのあて先アドレスに設定される。なお、図 43では、 サブネット 20のデフォルトルータと PAR21とが同一である場合のルーティングテープ ルが図示されている。
[0022] 一方、 MN10がハンドオーバ後のサブネット 30内力もパケットを送信するためには 、 NAR31のリンクローカルアドレス、又は、サブネット 30のデフォルトルータ 37のリン クローカルアドレスが、 MN10のルーティングテーブルにおけるデフォルトルータとし て設定されている必要がある。しかしながら、 MN10は、ハンドオーバ前に FMIPによ つて新たな CoA(NCoA)を獲得することが可能であるにもかかわらず、ルーティング テーブル内にはハンドオーバ前のサブネット 20におけるデフォルトルータが、ハンド オーバ後においても MN10のデフォルトルータとして設定されたままである。このた め、サブネット 30から外部へのパケットは、サブネット 30を出ることなく廃棄されてしま うこととなる。また、 MN10は、ハンドオーバ直後にルーティングテーブルを更新しょう と試みても、新たな接続先であるサブネット 30の NAR31やデフォルトルータ 37に係 るリンクローカルアドレスを知らな 、ため、ルーティングテーブルの更新は不可能であ る。
[0023] 一方、上記の非特許文献 2には、 MN10が、 NAR31又はデフォルトルータ 37から 、 RA (Router Advertisement)メッセージを受信することによって、 RAメッセージ内に 記載されている外部送信用アドレス(上記の NAR31のリンクローカルアドレス、又は 、サブネット 30のデフォルトルータ 37のリンクローカルアドレス)を取得することが可能 となる旨が開示されている。また、 RAメッセージ内には、デフォルトルータ 37を判別 するための情報も記載されている。し力しながら、 RAメッセージは各ルータから周期 的に送出されるものであり、 MN10は、 RAメッセージの受信を受動的に行って外部 送信用アドレスを取得するまでの間は、実質的に MN10から外部(例えば、 CN40) へのパケットの送信は困難となる。また、同様に、上記の外部送信用アドレス以外に も、サブネット 30で受信可能な RAメッセージの内部に含まれる情報の取得も、ハンド オーバ後に RAメッセージを待機して受動的に受信する以外に方法がない。
[0024] また、 MN10が、ハンドオーバ前に、サブネット 30の NAR31のグローバル IPv6ァ ドレスを知ることができた場合には、例えば、図 44に図示するようなパケットのカプセ ル化を MN10で行うことによって、ハンドオーバ直後の MN10から送信されたバケツ トは、 CN40に到達可能となり得る。しかしながら、 NAR31でのヘッダの変換や、 PA R21でのパケットの脱カプセルィ匕など、様々な規定を新たに設けなければならず、通 信システム全体の改変を行う必要が生じてしま、、現実的な解決策ではな 、。
[0025] また、 FMIPでは、サブネット 30のネットワークプレフィックス、及び、 NAR31のリン クレイヤアドレスを取得することが可能であり、これらの情報から、 NAR31のリンク口 一カルアドレスを推測することも可能である力 このようにして NAR31のリンクロー力 ルアドレスを推測しても、使用されて 、るかどうか(ある 、は正し 、かどうか)の確認を 行うことが必須であり、結局、確認に時間を要することとなる。また、 NAR31のリンク口 一カルアドレスは推測可能ではある力 サブネット 30に存在するデフォルトルータ 37 のリンクローカルアドレスに関しては、全く推測不可能である。 発明の開示
[0026] 上記問題に鑑み、本発明は、サブネット間のハンドオーバを行った移動端末が、ハ ンドオーバ直後に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことを可能とする通信シス テム及び移動端末並びにアクセスルータを提供することを目的とする。
[0027] 上記目的を達成するため、本発明の通信システムは、第 1サブネットに属する第 1ァ クセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブネットに属する第 2アクセスル ータとが、 IPネットワークにより接続されており、移動端末が、無線通信を介して前記 第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続を行うように構成されて 、る通信シス テムであって、
前記第 1サブネットに接続して 、る移動端末が、前記第 2サブネットへのハンドォー バを行った直後に、前記第 2アクセスルータに対して前記第 2サブネットにおける前 記第 2アクセスルータのリンクローカルアドレスを要求し、前記第 2アクセスルータから 前記第 2アクセスルータの前記リンクローカルアドレスを取得するように構成されて!ヽ る。
上記の構成により、ハンドオーバを行った直後に、移動端末はハンドオーバ先のサ ブネットのアクセスルータのリンクローカルアドレスを取得することが可能となる。
[0028] また、上記目的を達成するため、本発明の通信システムは、第 1サブネットに属する 第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブネットに属する第 2ァクセ スルータとが、 IPネットワークにより接続されており、移動端末が、無線通信を介して 前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続を行うように構成されている通信 システムであって、
前記第 1サブネットに接続して 、る移動端末が、前記第 2サブネットへのハンドォー バを行った直後に、前記第 2アクセスルータに対して前記第 2サブネットにおけるデフ オルトルータのリンクローカルアドレスを要求し、前記第 2アクセスルータから前記デフ オルトルータの前記リンクローカルアドレスを取得するように構成されて 、る。
上記の構成により、ハンドオーバを行った直後に、移動端末はハンドオーバ先のサ ブネットのデフォルトルータのリンクローカルアドレスを取得することが可能となる。
[0029] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記移動端末は、前記第 2 アクセスルータ力 前記リンクローカルアドレスを取得した後、前記第 2サブネットの外 部にパケットを送信する際に前記リンクローカルアドレスを参照するように構成されて いる。
上記の構成により、取得したリンクローカルアドレスを用いて、サブネット間のハンド オーバを行った移動端末が、ハンドオーバ後に迅速に、外部に対してパケット送信を 行うことが可能となる。
[0030] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記移動端末が、前記第 2 サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの送信時に、前記第 2アクセスル ータに対して前記リンクローカルアドレスを要求するように構成されて 、る。
上記の構成により、移動端末は、ハンドオーバ直後に接続するサブネットのァクセ スルータに対して、メッセージ Vを送信するときに、リンクローカルアドレスの要求を行 うことが可能となる。
[0031] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記移動端末が、前記メッ セージ V内に前記リンクローカルアドレスの要求を示す情報を付加するように構成さ れており、前記第 2アクセスルータは、前記リンクローカルアドレスを含む RAメッセ一 ジを前記移動端末に送信するように構成されて ヽる。
上記の構成により、移動端末は、ハンドオーバ直後に接続するサブネットのァクセ スルータに対して、リンクローカルアドレスの要求を含むメッセージ Vを送信し、ハンド オーバ直後に接続するサブネットのアクセスルータから、リンクローカルアドレスを含 む RAメッセージを受信することによって、ハンドオーバ後のサブネットに係るリンク口 一カルアドレスを取得することが可能となる。
[0032] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記移動端末が、前記メッ セージ Vとは異なる前記リンクローカルアドレスを要求する情報を、前記第 2アクセス ルータに対して送信するように構成されており、前記第 2アクセスルータは、前記リン クローカルアドレスを含む RAメッセージを前記移動端末に送信するように構成されて いる。
上記の構成により、移動端末は、ハンドオーバ直後に接続するサブネットのァクセ スルータに対して、メッセージ Vとは異なるリンクローカルアドレスを要求する情報を送 信し、ハンドオーバ直後に接続するサブネットのアクセスルータから、リンクローカル アドレスを含む RAメッセージを受信することによって、ハンドオーバ後のサブネットに 係るリンクローカルアドレスを取得することが可能となる。
[0033] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記第 2アクセスルータは、 前記移動端末力 前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vを受信 した場合に、前記リンクローカルアドレスを含む RAメッセージを前記移動端末に送信 するように構成されている。
上記の構成により、移動端末は、ハンドオーバ直後に接続するサブネットのァクセ スルータに対して、メッセージ Vを送信し、ハンドオーバ直後に接続するサブネットの アクセスルータから、リンクローカルアドレスを含む RAメッセージを受信することによつ て、ハンドオーバ後のサブネットに係るリンクローカルアドレスを取得することが可能と なる。
[0034] また、上記目的を達成するため、本発明の通信システムは、第 1サブネットに属する 第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブネットに属する第 2ァクセ スルータとが、 IPネットワークにより接続されており、移動端末が、無線通信を介して 前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続を行うように構成されている通信 システムであって、
前記第 1サブネットに接続して 、る移動端末が、前記第 2サブネットへのハンドォー バを行った直後に、前記第 2サブネットに属する任意のルータに対してリンクローカル アドレスを要求し、前記任意のルータ力 前記リンクローカルアドレスを取得して、前 記第 2サブネットにおけるデフォルトルータの判別を行うように構成されて 、る。
上記の構成により、ハンドオーバを行った直後に、移動端末はハンドオーバ先のサ ブネットのデフォルトルータのリンクローカルアドレスを取得することが可能となる。
[0035] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記移動端末は、前記デ フォルトルータの判別を行った後、前記第 2サブネットの外部にパケットを送信する際 に前記デフォルトルータのリンクローカルアドレスを参照するように構成されて 、る。 上記の構成により、取得したリンクローカルアドレスを用いて、サブネット間のハンド オーバを行った移動端末が、ハンドオーバ後に迅速に、外部に対してパケット送信を 行うことが可能となる。
[0036] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記移動端末が、前記第 2 サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの送信時に、前記任意のルータに 対して前記リンクローカルアドレスを要求するように構成されて 、る。
上記の構成により、移動端末は、ハンドオーバ後に接続するサブネットの任意のル ータに対して、サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vを送信するときに、 リンクローカルアドレスの要求を行うことが可能となる。
[0037] また、本発明の通信システムは、上記の構成に加えて、前記移動端末が、前記メッ セージ V、前記リンクローカルアドレスの要求を示す情報が付加された前記メッセ一 ジ N、前記メッセージ Vとは異なる前記リンクローカルアドレスを要求する情報のうちの 少なくとも 1つを前記第 2サブネットにおいてマルチキャストし、前記マルチキャストに よって送信された情報を受信した前記第 2サブネットにおける前記デフォルトルータ 力 前記移動端末に対して RAメッセージを送信するように構成されて 、る。
上記の構成により、移動端末は、ハンドオーバ後に接続するサブネットの任意のル ータに対して、リンクローカルアドレスの要求を含むメッセージ V、又は、メッセージ V とは異なるリンクローカルアドレスを要求する情報、又は、メッセージ Vそのものを送信 することによって、デフォルトルータから、リンクローカルアドレスを含む RAメッセージ を受信することが可能となる。
[0038] また、本発明によれば、上述の通信システムに含まれる移動端末及びアクセスルー タのそれぞれが提供される。
[0039] なお、上述のメッセージ Vとしては、例えば、 FMIPにおいて、 MNが、 NARに対し て、 NARの属するサブネットに接続することを通知するための FNAメッセージを利用 することが可能である。
[0040] 本発明の通信システム及び移動端末並びにアクセスルータは、上記構成を有して おり、サブネット間のハンドオーバを行った移動端末力 ハンドオーバ直後に迅速に 、外部に対してパケット送信を行うことを可能とするという効果を有している。
図面の簡単な説明
[0041] [図 1]本発明及び従来の技術に共通した無線通信システムの構成を示す模式図 [図 2]本発明の第 1一第 4の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケンスチ ヤート
[図 3]本発明の第 1の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図
[図 4A]図 3に示す PARにおいて処理される MN力 の外部送信用アドレスの要求情 報を示す図
[図 4B]図 3に示す PARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用アド レスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 5]本発明の第 2の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図
[図 6A]図 5に示す PARにおいて処理される MN力 の外部送信用アドレスの要求情 報を示す図
[図 6B]図 5に示す PARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用アド レスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 7]本発明の第 3の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図
[図 8A]図 7に示す PARにおいて処理される MN力 の外部送信用アドレスの要求情 報を示す図
[図 8B]図 7に示す PARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用アド レスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 9]本発明の第 4の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図 [図 10A]図 9に示す PARにお!/、て処理される MNからの外部送信用アドレスの要求 情報を示す図
[図 10B]図 9に示す PARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用ァ ドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 11]本発明の第 4の実施の形態における MNの構成の一例を示すブロック図 [図 12]本発明の第 5—第 8の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケンスチ ヤート
[図 13]本発明の第 5の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図 [図 14A]図 13に示す PARにお!/、て処理される MNからの外部送信用アドレスの要求 情報を示す図 [図 14B]図 13に示す PARにお ヽて処理される MNに対して送信される外部送信用ァ ドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 15]本発明の第 6の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図 [図 16A]図 15に示す PARにお!/、て処理される MNからの外部送信用アドレスの要求 情報を示す図
[図 16B]図 15に示す PARにお ヽて処理される MNに対して送信される外部送信用ァ ドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 17]本発明の第 7の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図 [図 18A]図 17に示す PARにお!/、て処理される MNからの外部送信用アドレスの要求 情報を示す図
[図 18B]図 17に示す PARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用ァ ドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 19]本発明の第 8の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図 [図 20A]図 19に示す PARにお!/ヽて処理される MNからの外部送信用アドレスの要求 情報を示す図
[図 20B]図 19に示す PARにお ヽて処理される MNに対して送信される外部送信用ァ ドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 21]本発明の第 9一第 12の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケンス チャート
[図 22]本発明の第 9の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図
[図 23]本発明の第 9の実施の形態における NARの構成の一例を示すブロック図
[図 24A]図 22に示す PARと図 23に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用ァ ドレスの要求情報を示す図
[図 24B]図 22に示す PARと図 23に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アド レスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 25]本発明の第 10の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図 [図 26]本発明の第 10の実施の形態における NARの構成の一例を示すブロック図 [図 27A]図 25に示す PARと図 26に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用ァ ドレスの要求情報を示す図
[図 27B]図 25に示す PARと図 26に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アド レスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 28]本発明の第 11の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図
[図 29]本発明の第 11の実施の形態における NARの構成の一例を示すブロック図
[図 30A]図 28に示す PARと図 29に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用ァ ドレスの要求情報を示す図
[図 30B]図 28に示す PARと図 29に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アド レスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 31]本発明の第 12の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロック図
[図 32]本発明の第 12の実施の形態における NARの構成の一例を示すブロック図
[図 33A]図 31に示す PARと図 32に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用ァ ドレスの要求情報を示す図
[図 33B]図 31に示す PARと図 32に示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アド レスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
圆 34]本発明の第 13及び第 14の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケ ンスチャート
[図 35]本発明の第 13の実施の形態における NARの構成の一例を示すブロック図 [図 36A]図 35に示す NARにおいて処理される MNからの外部送信用アドレスの要求 情報を示す図
[図 36B]図 35に示す NARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用 アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 37]本発明の第 14の実施の形態における NARの構成の一例を示すブロック図 [図 38A]図 37に示す NARにおいて処理される MNからの外部送信用アドレスの要求 情報を示す図
[図 38B]図 37に示す NARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用 アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図
[図 39]本発明の第 14の実施の形態における MNの構成の一例を示すブロック図 [図 40]本発明の第 15の実施の形態における主要な処理を示すシーケンスチャート [図 41]従来の技術における MN10がハンドオーバ前のリンクで FBUメッセージを送 信した場合の FMIPにおける第 1の動作モードの概要を示すシーケンスチャート [図 42]従来の技術における MN10がハンドオーバ後のリンクで FNA[FBU]メッセ一 ジを送信した場合の FMIPにおける第 2の動作モードの概要を示すシーケンスチヤ ート
[図 43]従来の FMIPの技術における課題の第 1の例を説明するための図
[図 44]従来の FMIPの技術における課題の第 2の例を説明するための図
発明を実施するための最良の形態
[0042] 以下、図面を参照しながら、本発明の第 1一第 15の実施の形態について説明する 。本発明の第 1一第 15の実施の形態における説明においても、従来の技術の説明 の際に使用した図 1に示す無線通信システムの構成を参照する。すなわち、 CN40と 通信を行っている MN10力 AP23が形成する無線カバーエリア 25内力もオーバラ ップエリア 26を通って AP32が形成する無線カバーエリア 34内に移動する際に、サ ブネット 20からサブネット 30へのハンドオーバを行う場合を想定する。
[0043] なお、後述の第 1一第 12の実施の形態では、 MN10がハンドオーバ前に接続して いるサブネット 20のリンク上において、ハンドオーバ後に接続するサブネット 30に係 る外部送信用アドレス(NAR31のリンクローカルアドレス、又は、サブネット 30に属す るデフォルトルータ 37のリンクローカルアドレス)を取得するための方法について説明 し、後述の第 13—第 15の実施の形態では、 MN10がハンドオーバ後に接続するサ ブネット 30のリンク上において、ハンドオーバ後にサブネット 30に係る外部送信用ァ ドレスを迅速に取得するための方法について説明する。
[0044] <第 1の実施の形態 >
まず、本発明の第 1の実施の形態について説明する。図 2は、本発明の第 1一第 4 の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケンスチャートである。なお、図 2に 示すシーケンスチャートは、本発明に係る主要な処理のみを図示したものであり、本 発明の第 1一第 4の実施の形態において説明される技術は、図 41や図 42に示す F MIPにおける第 1又は第 2の動作モードと組み合わせて実施可能なものである。 [0045] 図 2に示すシーケンスチャートでは、図 41や図 42に示す従来の FMIPと同様に、ま ず、 MN10がサブネット 20に接続し (ステップ S101)、この接続状態において、新た なサブネット 30の配下に存在する AP32を発見して、 AP32への L2ハンドオーバの 実行を決定する(ステップ S103)。そして、 MN10は、 PAR21〖こ対して、 AP32の A P— IDを含む RtSolPrメッセージに加えて、外部送信用アドレスを要求する旨の情報 を送信する (ステップ S 105)。
[0046] PAR21は、 RtSolPrメッセージを MN10から受信し、例えば、従来の FMIPにお V、て行われて 、る NAR31の情報を取得する方法と同一の方法を用いて、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得する (ステップ S107)。具体的には、例えば、 P AR21は、 RtSolPrメッセージに含まれる AP32の AP— IDに基づいて、近隣に存在 するアクセスルータを検索して、サブネット 30に属する NAR31やデフォルトルータ 3 7のリンクローカルアドレスを取得する力、あるいは、すでに検索済みの情報(PAR2 1に保持されている情報)から、サブネット 30に属する NAR31やデフォルトルータ 37 のリンクローカルアドレスを取得することが可能である。
[0047] そして、 PAR21は、 NAR31の情報を含む PrRtAdvメッセージの送信時に、 MN1 0に対して、ステップ S 107で取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスを通知 する(ステップ S109)。これにより、 MN10は、サブネット 30に係る外部送信用ァドレ スを PAR21から取得することが可能となり、すなわち、 MN10は、サブネット 30のリン クへのハンドオーバを行った (ステップ S 111)直後に、上述の方法によって事前に取 得した NAR31のリンクローカルアドレス又はデフォルトルータ 37のリンクローカルアド レスを、ルーティングテーブルにおけるデフォルトルータとして設定することによって、 サブネット 30における外部(例えば、 CN40)へのパケット送信を迅速に行うことが可 能となる。
[0048] また、図 3は、本発明の第 1の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロッ ク図である。なお、図 3では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示されている 力 これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能である。 図 3に示す PAR21は、受信手段 1101、送信手段 1102、 RtSolPr処理手段 1103、 PrRtAdv生成手段 1104、近隣サブネット情報取得手段 1105、近隣サブネット情報 格納手段 1106を有して 、る。
[0049] 受信手段 1101及び送信手段 1102は、配下に存在する AP (AP22、 AP23)や IP ネットワーク 15と接続して、パケットの送受信を行うための手段である。なお、通常は 、 AP22及び AP23に接続するためのインターフェイスと、 IPネットワーク 15に接続す るためのインターフェイスとは異なっており、各インターフェイスに応じて複数の受信 手段及び送信手段が設けられているが、ここでは、まとめて 1つの受信手段 1101及 び送信手段 1102として図示することにする。
[0050] また、 RtSolPr処理手段 1103は、 MN10から受信した RtSolPrメッセージに係る 処理を行い、 PrRtAdv生成手段 1104に対して、応答メッセージとなる PrRtAdvメッ セージの生成を指示するとともに、近隣サブネット情報取得手段 1105に対して、 MN 10のハンドオーバ先のサブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得を指示する手 段である。
[0051] また、 PrRtAdv生成手段 1104は、 RtSolPr処理手段 1103からの指示を受けて、 近隣サブネット情報取得手段 1105から通知されるサブネット 30に係る外部送信用ァ ドレスを含む PrRtAdvメッセージを生成する手段である。
[0052] また、近隣サブネット情報取得手段 1105は、サブネット 30に係る外部送信用ァドレ スを取得して、取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスを PrRtAdv生成手 段 1104に通知する手段である。近隣サブネット情報取得手段 1105は、例えば、送 信手段 1102を介して、 NAR31や所定のサーバなどに、サブネット 30に係る外部送 信用アドレスを要求するための情報を送信し、受信手段 1101を介して、サブネット 3 0に係る外部送信用アドレスを受信することによって、サブネット 30に係る外部送信 用アドレスの取得を行うことが可能である。また、このようにして取得したサブネット 30 に係る外部送信用アドレスを、近隣サブネット情報格納手段 1106に格納することも 可能であり、この近隣サブネット情報格納手段 1106に格納されたサブネット 30に係 る外部送信用アドレスを参照して、所望のサブネット 30に係る外部送信用アドレスを 取得することも可能である。
[0053] また、図 4Aは、図 3に示す PARにおいて処理される MNからの外部送信用ァドレ スの要求情報を示す図であり、図 4Bは、図 3に示す PARにおいて処理される MNに 対して送信される外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図であ る。図 4Aに示されるように、 PAR21は、 MN10から従来の RtSolPrメッセージ、又は 、外部送信用アドレスの要求を指示する情報が付加された RtSolPrメッセージを受 信する。
[0054] 例えば、 PAR21は、従来の RtSolPrメッセージを受信した場合に、図 4Bに示され る外部送信用アドレスを含む PrRtAdvメッセージを送信するように構成されて ヽる ( すなわち、従来の RtSolPrメッセージが外部送信用アドレスを要求するための情報 の役割を果たしている)力 あるいは、例えば、 PAR21は、 RtSolPrメッセージ内に 規定された外部送信用アドレスの要求を指示する情報の有無を検証して、外部送信 用アドレスの要求を指示する情報が付加されている場合に、図 4Bに示される外部送 信用アドレスを含む PrRtAdvメッセージを送信するように構成されて!、る。
[0055] したがって、不図示ではあるが、本発明の第 1の実施の形態を実現するためには、 MN10が、 PAR21から受信した PrRtAdvメッセージ内力 外部送信用アドレスを抽 出するための手段を有する必要がある。また、 PAR21が、外部送信用アドレスの要 求を指示する情報が付加されている RtSolPrメッセージを送った MN10に対して、 外部送信用アドレスを含む PrRtAdvメッセージを送信するように構成されて 、る場合 には、不図示ではあるが、 MN10は、 RtSolPrメッセージ内に外部送信用アドレスの 要求を指示する情報を挿入するための手段を有する必要がある。
[0056] 以上、説明したように、本発明の第 1の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して RtSolPrメッセージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信 用アドレスの要求を行い、 PAR21は、その応答メッセージである PrRtAdvメッセージ を送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが 可能となり、 MN10は、ハンドオーバ前に接続しているサブネット 20のリンク上におい て、ハンドオーバ後に接続するサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハ ンドオーバ直後に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0057] なお、上述の第 1の実施の形態では、 PAR21力 MN10から受けた RtSolPrメッ セージの応答メッセージである PrRtAdvメッセージ内に、外部送信用アドレスを含ま せ、この外部送信用アドレスを含む PrRtAdvメッセージを送信する場合が説明され ているが、例えば、 PAR21は、 MN10から RtSolPrメッセージを受けずに、 PrRtAd Vメッセージ(unsolicited PrRtAdvメッセージ)を送信することも可能である(非特許文 献 1の Section 3.3参照)。
[0058] この RtSolPrメッセージによる要求がな!、状態で送信される unsolicited PrRtAdvメ ッセージには、近隣のサブネットのうちの特定のサブネットに関する情報 (例えば、そ のサブネットに属する NAR31の IPアドレスや、そのサブネットのネットワークプリフイツ タスなどの情報)が含まれており、この unsolicited PrRtAdvメッセージを受けた MN1 0は、 unsolicited PrRtAdvメッセージ内に含まれる特定のサブネットへのハンドォー バを行わなければならない。すなわち、 unsolicited PrRtAdvメッセージは、特定のサ ブネットに関する情報を含み、当該特定のサブネットにハンドオーバを行うように指示 するためのメッセージである。
[0059] 本発明では、図 4Bに示すように、 PAR21力 上述の unsolicited PrRtAdvメッセ一 ジに、特定のサブネットに関する情報と共に、この特定のサブネットに係る外部送信 用アドレスを含ませ、 MN10からの要求がない状態で、 MN10に対して、外部送信 用アドレスを含む unsolicited PrRtAdvメッセージを送信することも可能である。
[0060] <第 2の実施の形態 >
次に、本発明の第 2の実施の形態について説明する。本発明の第 2の実施の形態 における動作は、図 2のシーケンスチャートを参照しながら説明した上述の動作と同 一であり、説明を省略する。
[0061] また、図 5は、本発明の第 2の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロッ ク図である。なお、図 5では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示されている 力 これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能である。 図 5に示す PAR21は、受信手段 1201、送信手段 1202、 RtSolPr処理手段 1203、 PrRtAdv生成手段 1204、近隣サブネット情報取得手段 1205、近隣サブネット情報 格納手段 1206、外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 1207を有して 、る。 なお、受信手段 1201、送信手段 1202、 RtSolPr処理手段 1203、近隣サブネット情 報格納手段 1206は、図 3に示す受信手段 1101、送信手段 1102、 RtSolPr処理手 段 1103、近隣サブネット情報格納手段 1106と同一である。
[0062] PrRtAdv生成手段 1204は、 RtSolPr処理手段 1203からの指示を受けて、従来 の FMIPにおいて生成される PrRtAdvメッセージと同一のメッセージを生成する手段 であり、すなわち、従来の FMIPにおける PrRtAdvメッセージを生成する手段と同一 である。
[0063] また、近隣サブネット情報取得手段 1205は、サブネット 30に係る外部送信用ァドレ スを取得して、取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスを外部送信用ァドレ ス通知メッセージ生成手段 1207に通知する手段である。なお、図 3に示す近隣サブ ネット情報取得手段 1105との差異は、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの通 知先が外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 1207であるという点であり、その 他の機能は、図 3に示す近隣サブネット情報取得手段 1105と同一である。
[0064] また、外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 1207は、近隣サブネット情報取 得手段 1205から通知されるサブネット 30に係る外部送信用アドレスを含む外部送信 用アドレス通知メッセージを生成する手段である。なお、この外部送信用アドレス通知 メッセージは、 PrRtAdvメッセージとは異なるものである。
[0065] また、図 6Aは、図 5に示す PARにおいて処理される MNからの外部送信用ァドレ スの要求情報を示す図であり、図 6Bは、図 5に示す PARにおいて処理される MNに 対して送信される外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図であ る。なお、図 6Aに示される RtSolPrメッセージは、図 4Aに示されるものと同一である
[0066] PAR21は、図 6Aに示される従来の RtSolPrメッセージ、又は、外部送信用ァドレ ス要求を含む RtSolPrメッセージを受信した場合、 PrRtAdvメッセージとは別に、 M N10に対して、外部送信用アドレス通知メッセージを送信するように構成されている。 なお、外部送信用アドレス通知メッセージは、 MN10が L2ハンドオーバを行う前に、 MN10に対して送信される必要がある。なお、外部送信用アドレス通知メッセージと P rRtAdvメッセージとはそれぞれ独立したパケットによって伝送されるので、外部送信 用アドレス通知メッセージは、 PrRtAdvメッセージの送信タイミングに依存することな ぐ任意のタイミングで送信可能である。また、外部送信用アドレス通知メッセージの 送信と、 PrRtAdvメッセージの送信との間の同期付けを行って、外部送信用アドレス 通知メッセージ及び PrRtAdvメッセージの両方のメッセージ力 例えば、連続して P AR21から MN10に送信されるようにすることも可能である。
[0067] なお、不図示ではあるが、本発明の第 2の実施の形態を実現するためには、 MN1 0が、 PAR21から受信した外部送信用アドレス通知メッセージ内から外部送信用アド レスを抽出するための手段 (例えば、後述の図 11に図示されている外部送信用アド レス通知メッセージ処理手段 1417)を有する必要がある。また、 PAR21が、外部送 信用アドレスの要求を指示する情報が付加されている RtSolPrメッセージを送った M N10に対して、外部送信用アドレスを含む PrRtAdvメッセージを送信するように構成 されている場合には、不図示ではあるが、 MN10が、 RtSolPrメッセージ内に外部送 信用アドレスの要求を指示する情報を挿入するための手段を有する必要がある。
[0068] 以上、説明したように、本発明の第 2の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して RtSolPrメッセージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信 用アドレスの要求を行い、 PAR21は、その応答メッセージである PrRtAdvメッセージ とは異なる外部送信用アドレス通知メッセージを送信することによって、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN10は、ハンドオーバ前 に接続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドオーバ後に接続するサブネ ット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に対し てパケット送信を行うことが可能となる。
[0069] <第 3の実施の形態 >
次に、本発明の第 3の実施の形態について説明する。本発明の第 3の実施の形態 における動作は、図 2のシーケンスチャートを参照しながら説明した上述の動作と同 一であり、説明を省略する。
[0070] また、図 7は、本発明の第 3の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロッ ク図である。なお、図 7では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示されている 力 これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能である。 図 7に示す PAR21は、受信手段 1301、送信手段 1302、 RtSolPr処理手段 1303、 PrRtAdv生成手段 1304、近隣サブネット情報取得手段 1305、近隣サブネット情報 格納手段 1306、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 1307を有して 、る。 なお、受信手段 1301、送信手段 1302、 PrRtAdv生成手段 1304、近隣サブネット 情報格納手段 1306は、図 3に示す受信手段 1101、送信手段 1102、 PrRtAdv生 成手段 1104、近隣サブネット情報格納手段 1106と同一である。
[0071] RtSolPr処理手段 1303は、 MN10から受信した RtSolPrメッセージに係る処理を 行い、 PrRtAdv生成手段 1304に対して、応答メッセージとなる PrRtAdvメッセージ の生成を指示する手段であり、すなわち、従来の FMIPにおける RtSolPrメッセージ を処理する手段と同一である。
[0072] また、近隣サブネット情報取得手段 1305は、外部送信用アドレス要求メッセージ処 理手段 1307から、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得指示を受けて、サ ブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、取得したサブネット 30に係る外部送 信用アドレスを PrRtAdv生成手段 1304に通知する手段である。なお、図 3に示す近 隣サブネット情報取得手段 1105との差異は、サブネット 30に係る外部送信用ァドレ スの取得指示が、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 1307から供給される という点であり、その他の機能は、図 3に示す近隣サブネット情報取得手段 1105と同 一である。
[0073] また、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 1307は、 MN10によって RtSol Prメッセージと同時期に送信された外部送信用アドレス要求メッセージに係る処理を 行い、近隣サブネット情報取得手段 1305に対して、このメッセージによって指定され たサブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得指示を行う手段である。なお、外部 送信用アドレス要求メッセージには、例えば、 AP32の AP— IDなどのサブネット 30又 はサブネットの構成要素を特定可能とする任意の情報が含まれて 、ることが望ま ヽ
[0074] また、図 8Aは、図 7に示す PARにおいて処理される MNからの外部送信用ァドレ スの要求情報を示す図であり、図 8Bは、図 7に示す PARにおいて処理される MNに 対して送信される外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図であ る。なお、図 8Bに示される PrRtAdvメッセージは、図 4Bに示されるものと同一である [0075] PAR21は、図 8Aに示されるように、 MN10によって RtSolPrメッセージと同時期に 送信された外部送信用アドレス要求メッセージを受信 (すなわち、 PAR21は、 RtSol Prメッセージ及び外部送信用アドレス要求メッセージの両方を受信)した場合、図 8B に示される外部送信用アドレスを含む PrRtAdvメッセージを送信するように構成され ている。なお、ここでは、外部送信用アドレス要求メッセージ力 RtSolPrメッセージと 同時期に送信される場合について述べている力 例えば、 PAR21が、 RtSolPrメッ セージよりも先に外部送信用アドレス要求メッセージを受信して、この MN 10に対し て、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知準備をあら力じめ行っておき、そ の後、 RtSolPrメッセージを受けた場合に、外部送信用アドレスを含む PrRtAdvメッ セージを迅速に生成できるようにすることも可能である。
[0076] なお、不図示ではあるが、本発明の第 3の実施の形態を実現するためには、 MN1 0力 ハンドオーバを実行する旨を決定した後、 RtSolPrメッセージの生成と共に、外 部送信用アドレス要求メッセージを生成するための手段 (例えば、後述の図 11に図 示されている外部送信用アドレス要求メッセージ生成手段 1416)と、 PAR21から受 信した PrRtAdvメッセージ内から外部送信用アドレスを抽出するための手段とを有 する必要がある。
[0077] 以上、説明したように、本発明の第 3の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して外部送信用アドレス要求メッセージを送信することによって、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 PAR21は、 PrRtAdvメッセージを送信す ること〖こよって、この外部送信用アドレス要求メッセージに基づ 、て取得したサブネッ ト 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN10は、ハンドォー バ前に接続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドオーバ後に接続するサ ブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に 対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0078] <第 4の実施の形態 >
次に、本発明の第 4の実施の形態について説明する。本発明の第 4の実施の形態 における動作は、図 2のシーケンスチャートを参照しながら説明した上述の動作と同 一であり、説明を省略する。
[0079] また、図 9は、本発明の第 4の実施の形態における PARの構成の一例を示すブロッ ク図である。なお、図 9では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示されている 力 これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能である。 図 9に示す PAR21は、受信手段 1401、送信手段 1402、 RtSolPr処理手段 1403、 PrRtAdv生成手段 1404、近隣サブネット情報取得手段 1405、近隣サブネット情報 格納手段 1406、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 1407、外部送信用ァ ドレス通知メッセージ生成手段 1408を有している。なお、受信手段 1401、送信手段 1402、近隣サブネット情報格納手段 1406は、図 3に示す受信手段 1101、送信手 段 1102、近隣サブネット情報格納手段 1106と同一であり、 PrRtAdv生成手段 140 4及び外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 1408は、図 5に示す PrRtAdv生 成手段 1204及び外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 1207と同一であり、 RtSolPr処理手段 1403及び外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 1407は、 図 7に示す RtSolPr処理手段 1303及び外部送信用アドレス要求メッセージ処理手 段 1307と同一である。
[0080] 近隣サブネット情報取得手段 1405は、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手 段 1407から、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得指示を受けて、サブネ ット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、取得したサブネット 30に係る外部送信用 アドレスを外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 1408に通知する手段である 。なお、近隣サブネット情報取得手段 1405は、図 3に示す近隣サブネット情報取得 手段 1105と同一の機能を有しており、説明を省略する。
[0081] また、図 10Aは、図 9に示す PARにおいて処理される MNからの外部送信用ァドレ スの要求情報を示す図であり、図 10Bは、図 9に示す PARにおいて処理される MN に対して送信される外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す図で ある。なお、図 10Aに示される MN10から PAR21に対して送信されるパケットは、図 8Aに示されるものと同一であり、図 10Bに示される PAR21から MN10に対して送信 されるパケットは、図 6Bに示されるものと同一である。 [0082] また、図 11は、本発明の第 4の実施の形態における MNの構成の一例を示すプロ ック図である。なお、図 11では、 MN10が有する各機能がブロックにより図示されて V、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能であ る。図 11に示す MN10は、無線受信手段 1411、無線送信手段 1412、 L2ハンドォ ーバ決定手段 1413、 RtSolPr生成手段 1414、 !¾八(^処理手段1415、外部送 信用アドレス要求メッセージ生成手段 1416、外部送信用アドレス通知メッセージ処 理手段 1417を有している。
[0083] 無線受信手段 1411及び無線送信手段 1412は、 AP (AP22、 AP23、 AP32、 AP 33)と無線通信を行い、その上位に存在する PAR21、 NAR31や、さらには、 IPネッ トワーク 15に接続する任意のノードとの通信を行うための手段である。また、 L2ハンド オーバ決定手段 1413は、例えば、各 APから発せられる電界強度の強弱を判断して 、最適な AP (ここでは、 MNが AP23から AP32へのハンドオーバを行うことを想定し て 、るので、 AP32)へのハンドオーバを行う旨を決定する手段である。
[0084] また、 RtSolPr生成手段 1414は、 L2ハンドオーバ決定手段 1413からのハンドォ ーバを行う旨の指示を受けて、ハンドオーバを行う先の AP32のリンクレイヤアドレス を含む RtSolPrメッセージを生成するとともに、外部送信用アドレス要求メッセージ生 成手段 1416に対して、例えば、ハンドオーバを行う先の AP32のリンクレイヤアドレス を含み、ハンドオーバ先のサブネット 30に係る外部送信用アドレスを要求するための メッセージ (外部送信用アドレス要求メッセージ)の生成を指示する手段である。また 、外部送信用アドレス要求メッセージ生成手段 1416は、 RtSolPr生成手段 1414か らの外部送信用アドレス要求メッセージの生成指示 (又は、 L2ハンドオーバ決定手 段 1413から送出されるハンドオーバを行う旨の指示)を受けて、外部送信用アドレス 要求メッセージを生成する手段である。
[0085] なお、 RtSolPr生成手段 1414における RtSolPrメッセージ、及び、外部送信用ァ ドレス要求メッセージ生成手段 1416における外部送信用アドレス要求メッセージの 両方とも、 L2ハンドオーバ決定手段 1413によるハンドオーバの決定をトリガーとして 生成されるが、 RtSolPrメッセージ、及び、外部送信用アドレス要求メッセージは、図 10Aに示すように、それぞれ異なるパケットとして、 MN10から PAR21に送信される [0086] また、? !¾八(^処理手段1415は、 PAR21から受信した PrRtAdvメッセージの処 理を行う手段であり、すなわち、従来の FMIPにおける PrRtAdvメッセージを処理す る手段と同一である。また、外部送信用アドレス通知メッセージ処理手段 1417は、 P AR21から受信した外部送信用アドレス通知メッセージの処理を行って、外部送信用 アドレス通知メッセージの中力もサブネット 30に係る外部送信用アドレスを抽出する 手段である。外部送信用アドレス通知メッセージ処理手段 1417によって処理された 外部送信用アドレスは、例えば、不図示の経路設定手段などによって、デフォルトル 一タリスト内の所定のリンクローカルアドレスの設定欄に記載されることとなる。
[0087] 以上、説明したように、本発明の第 4の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して外部送信用アドレス要求メッセージを送信することによって、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 PAR21は、外部送信用アドレス通知メッ セージを送信することによって、この外部送信用アドレス要求メッセージに基づいて 取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN 10は、ハンドオーバ前に接続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドォー バ後に接続するサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後 に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0088] 上述の第 1一第 4の実施の形態では、 MN10が、 RtSolPrメッセージの生成 (ハン ドオーバの実行の決定)を契機として、 PAR21に対してサブネット 30に係る外部送 信用アドレスを要求する 4通りの態様について説明したが、以下の第 5—第 8の実施 の形態では、 FBUメッセージの生成(あるいは、 PrRtAdvメッセージの受信)を契機 として、 PAR21に対してサブネット 30に係る外部送信用アドレスを要求する 4通りの 態様について説明する。
[0089] <第 5の実施の形態 >
次に、本発明の第 5の実施の形態について説明する。図 12は、本発明の第 5—第 8の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケンスチャートである。なお、図 12 に示すシーケンスチャートは、本発明に係る主要な処理のみを図示したものであり、 本発明の第 5—第 8の実施の形態において説明される技術は、図 41に示す FMIPに おける第 1のモード(MN10がハンドオーバ前のリンクで FBUメッセージを送信する 場合の動作モード)と組み合わせて実施可能なものである。
[0090] 図 12に示すシーケンスチャートでは、図 41に示す従来の技術と同様に、まず、 M N10がサブネット 20に接続し (ステップ S201)、この接続状態において、新たなサブ ネット 30の配下に存在する AP32を発見して、 AP32への L2ハンドオーバの実行を 決定する(ステップ S203)。そして、 MN10は、 PAR21に対して、 AP32の AP— ID を含む RtSolPrメッセージを送信し(ステップ S205)、 PAR21から PrRtAdvメッセ一 ジを受信する(ステップ S207)ことによって、ハンドオーバ先のサブネット 30において 適合し得る NCoAを生成することが可能となる。
[0091] そして、 MN10は、 PAR21に対して、上記の NCoAを含む FBUメッセージに加え て、外部送信用アドレスを要求する旨の情報を送信する (ステップ S209)。 PAR21 は、 FBUメッセージの受信後、例えば、第 1一第 4の実施の形態で説明したように、 近隣に存在するアクセスルータを検索して、サブネット 30に属する NAR31やデフォ ルトルータ 37のリンクローカルアドレスを取得する力、あるいは、すでに検索済みの 情報(PAR21に保持されて 、る情報)から、サブネット 30に属する NAR31やデフォ ルトルータ 37のリンクローカルアドレスを取得する力、あるいは、その他の方法(具体 的には、後述の第 9一第 12の実施の形態で説明する方法)を利用して、サブネット 3 0に属する NAR31やデフォルトルータ 37のリンクローカルアドレス(外部送信用アド レス)を取得する(ステップ S211)。
[0092] そして、 PAR21は、 NAR31の情報を含む FBAckメッセージの送信時に、 MN10 に対して、ステップ S211で取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスを通知 する(ステップ S213)。これにより、 MN10は、サブネット 30に係る外部送信用ァドレ スを PAR21から取得することが可能となり、すなわち、 MN10は、サブネット 30のリン クへのハンドオーバを行った (ステップ S215)直後に、上述の方法によって事前に取 得した NAR31のリンクローカルアドレス又はデフォルトルータ 37のリンクローカルアド レスを、デフォルトルータとして設定することによって、サブネット 30における外部(例 えば、 CN40)へのパケット送信を迅速に行うことが可能となる。 [0093] また、図 13は、本発明の第 5の実施の形態における PARの構成の一例を示すプロ ック図である。なお、図 13では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示されて V、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能であ る。図 13に示す PAR2 ま、受信手段 2101、送信手段 2102、 FBU処理手段 2103 、 FBAck生成手段 2104、近隣サブネット情報取得手段 2105、近隣サブネット情報 格納手段 2106を有している。なお、 PAR21は、 MN10から受信した RtSolPrメッセ ージを処理する RtSolPr処理手段、 MN10に対して送信する PrRtAdvメッセージを 生成する PrRtAdv生成手段、 NAR31に対して送信する HIメッセージを生成する H I処理手段、 NAR31から受信した HAckメッセージを処理する HAck処理手段を始 めとした様々な機能を有している力 ここでは図示省略する。
[0094] この図 13に示す PAR21は、図 3に示す PAR21の RtSolPr処理手段 1103を FB U処理手段 2103に置き換え、図 3に示す PAR21の PrRtAdv生成手段 1104を FB Ack生成手段 2104に置き換えたものと言うことができる。すなわち、図 14Aに示すよ うに、 PAR21は、 MN10から従来の FBUメッセージ、又は、外部送信用アドレスの 要求を指示する情報が付加された FBUメッセージを受信する。
[0095] そして、例えば、 PAR21は、従来の FBUメッセージを受信した場合に、図 14Bに 示す外部送信用アドレスを含む FBAckメッセージを送信するように構成されて!ヽる( すなわち、従来の FBUメッセージが外部送信用アドレスを要求するための情報の役 割を果たしている)力、あるいは、例えば、 PAR21は、 FBUメッセージ内に規定され た外部送信用アドレスの要求を指示する情報の有無を検証して、外部送信用ァドレ スの要求を指示する情報が付加されている場合に、図 14Bに示す外部送信用ァドレ スを含む FBAckメッセージを送信するように構成されて!、る。
[0096] なお、不図示ではあるが、本発明の第 5の実施の形態を実現するためには、 MN1 0力 PAR21から受信した FBAckメッセージ内力ゝら外部送信用アドレスを抽出する ための手段を有する必要がある。また、 PAR21が、外部送信用アドレスの要求を指 示する情報が付加されて 、る FBUメッセージを送った MN10に対して、外部送信用 アドレスを含む FBAckメッセージを送信するように構成されている場合には、不図示 ではあるが、 MN10が、 FBUメッセージ内に外部送信用アドレスの要求を指示する 情報を挿入するための手段を有する必要がある。
[0097] 以上、説明したように、本発明の第 5の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して FBUメッセージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用 アドレスの要求を行い、 PAR21は、その応答メッセージである FBAckメッセージを送 信することによって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能 となり、 MN10は、ハンドオーバ前に接続しているサブネット 20のリンク上において、 ハンドオーバ後に接続するサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンド オーバ直後に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0098] <第 6の実施の形態 >
次に、本発明の第 6の実施の形態について説明する。本発明の第 6の実施の形態 は、上述の第 2の実施の形態と対応関係を有しており、この対応関係は、上述の第 1 の実施の形態と第 5の実施の形態との対応関係と同一である。すなわち、図 15に示 す PAR21は、 FBUメッセージを受信した場合には、 FBU処理手段 2203力 FBAc k生成手段 2204に FBAckの生成指示を行うとともに、近隣サブネット情報取得手段 2205に対してサブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得要求を行い、近隣サブ ネット情報取得手段 2205は、取得した外部送信用アドレスを外部送信用アドレス通 知メッセージ生成手段 2207に供給して、外部送信用アドレスを外部送信用アドレス 通知メッセージ生成手段 2207において、 FBAckメッセージとは別に、外部送信用ァ ドレス通知メッセージが生成されるように構成されて!、る。
[0099] すなわち、 PAR21は、図 16Aに示す従来の FBUメッセージ、又は、外部送信用ァ ドレス要求を含む FBUメッセージを受信した場合、図 16Bに示すように、 FBAckメッ セージ、及び、外部送信用アドレス通知メッセージを、 MN10に対して送信するよう に構成されている。なお、 RtSolPrメッセージと FBUメッセージとの差異、及び、 PrR tAdvメッセージと FBAckメッセージとの差異がある点を除いて、本発明の第 6の実 施の形態におけるデータ構成の詳細やデータ処理の詳細、 MN10において必要な 構成などに関しては、上述の第 2の実施の形態と同一である。
[0100] 以上、説明したように、本発明の第 6の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して FBUメッセージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用 アドレスの要求を行い、 PAR21は、その応答メッセージである FBAckメッセージとは 異なる外部送信用アドレス通知メッセージを送信することによって、サブネット 30に係 る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN10は、ハンドオーバ前に接 続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドオーバ後に接続するサブネット 3 0に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に対してパ ケット送信を行うことが可能となる。
[0101] <第 7の実施の形態 >
次に、本発明の第 7の実施の形態について説明する。本発明の第 7の実施の形態 は、上述の第 3の実施の形態と対応関係を有しており、この対応関係は、上述の第 1 の実施の形態と第 5の実施の形態との対応関係と同一である。すなわち、図 17に示 す PAR21は、 FBUメッセージ及び外部送信用アドレス要求メッセージを受信した場 合には、 FBU処理手段 2303力 FBAck生成手段 2304に FBAckの生成指示を行 うとともに、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 2307が、近隣サブネット情 報取得手段 2305に対してサブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得要求を行 い、近隣サブネット情報取得手段 2305は、取得した外部送信用アドレスを FBAck 生成手段 2304に供給して、外部送信用アドレスを含む FBAckメッセージが生成さ れるように構成されている。
[0102] すなわち、 PAR21は、図 18Aに示す従来の FBUメッセージ、及び、外部送信用ァ ドレス要求メッセージを受信した場合、図 18Bに示すように、外部送信用アドレスを含 む FBAckメッセージを、 MN10に対して送信するように構成されている。なお、 RtSo lPrメッセージと FBUメッセージとの差異、及び、 PrRtAdvメッセージと FBAckメッセ ージとの差異がある点を除いて、本発明の第 7の実施の形態におけるデータ構成の 詳細やデータ処理の詳細、 MN10において必要な構成などに関しては、上述の第 3 の実施の形態と同一である。
[0103] 以上、説明したように、本発明の第 7の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して外部送信用アドレス要求メッセージを送信することによって、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 PAR21は、 FBAckメッセージを送信する ことによって、この外部送信用アドレス要求メッセージに基づいて取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN10は、ハンドォー バ前に接続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドオーバ後に接続するサ ブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に 対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0104] <第 8の実施の形態 >
次に、本発明の第 8の実施の形態について説明する。本発明の第 8の実施の形態 は、上述の第 4の実施の形態と対応関係を有しており、この対応関係は、上述の第 1 の実施の形態と第 5の実施の形態との対応関係と同一である。すなわち、図 19に示 す PAR21は、 FBUメッセージ及び外部送信用アドレス要求メッセージを受信した場 合には、 FBU処理手段 2403力 FBAck生成手段 2404に FBAckの生成指示を行 うとともに、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 2407が、近隣サブネット情 報取得手段 2405に対してサブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得要求を行 い、近隣サブネット情報取得手段 2405は、取得した外部送信用アドレスを外部送信 用アドレス通知メッセージ生成手段 2408に供給して、外部送信用アドレス通知メッセ ージ生成手段 2408において、 FBAckメッセージとは別〖こ、外部送信用アドレス通知 メッセージが生成されるように構成されて 、る。
[0105] すなわち、 PAR21は、図 20Aに示す従来の FBUメッセージ、及び、外部送信用ァ ドレス要求メッセージを受信した場合、図 20Bに示すように、 FBAckメッセージ、及び 、外部送信用アドレス通知メッセージを、 MN10に対して送信するように構成されて いる。なお、 RtSolPrメッセージと FBUメッセージとの差異、及び、 PrRtAdvメッセ一 ジと FBAckメッセージとの差異がある点を除いて、本発明の第 8の実施の形態にお けるデータ構成の詳細やデータ処理の詳細、 MN10において必要な構成などに関 しては、上述の第 4の実施の形態と同一である。
[0106] 以上、説明したように、本発明の第 8の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、 MN10は、ハンドオーバ前に接続している PAR2 1に対して外部送信用アドレス要求メッセージを送信することによって、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 PAR21は、外部送信用アドレス通知メッ セージを送信することによって、この外部送信用アドレス要求メッセージに基づいて 取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN 10は、ハンドオーバ前に接続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドォー バ後に接続するサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後 に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0107] なお、上述の第 1一第 4の実施の形態と、上述の第 5—第 8の実施の形態とを^ &み 合わせて、例えば、 PAR21が、 RtSolPrメッセージの受信時に MN10から要求され たサブネット 30に係る外部送信用アドレスを、 FBAckメッセージの送信時に MN10 に対して通知するように構成することも可能である。
[0108] 上述の第 5—第 8の実施の形態では、 FBUメッセージの生成(あるいは、 PrRtAdv メッセージの受信)を契機として、 PAR21に対してサブネット 30に係る外部送信用ァ ドレスを要求する 4通りの態様について説明したが、これらの第 5—第 8の実施の形態 では、 PAR21の近隣サブネット†青報取得手段 2105、 2205、 2305、 2405における サブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得方法に関しては、特に限定してはい ない。以下の第 9一第 12の実施の形態では、上述の第 5—第 8の実施の形態の近隣 サブネット†青報取得手段 2105、 2205、 2305、 2405におけるサブネット 30に係る外 部送信用アドレスの取得方法が、従来の FMIPにお 、て規定されて!、る PAR21と N AR31との間の HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信に伴って行われる方法 について説明する。
[0109] <第 9の実施の形態 >
次に、本発明の第 9の実施の形態について説明する。図 21は、本発明の第 9一第 12の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケンスチャートである。なお、図 2 1に示すシーケンスチャートは、本発明に係る主要な処理のみを図示したものであり 、本発明の第 9一第 12の実施の形態において説明される技術は、図 41に示す FMI Pにおける第 1の動作モード(MN10がハンドオーバ前のリンクで FBUメッセージを 送信する場合の動作モード)において、 PAR21と NAR31との間で、 HIメッセージ及 び HAckメッセージのやり取りが行われる場合と組み合わせて実施可能なものである
[0110] 図 21に示すシーケンスチャートは、図 12に示すシーケンスチャートと基本的に同一 であるが、図 12に示すシーケンスチャートでは、ステップ S211におけるサブネットに 係る外部送信用アドレスの取得を特に限定していないのに対し、図 21に示すシーケ ンスチャートでは、 PAR21力 NAR31への HIメッセージの送信時に、 NAR31に対 して外部送信用アドレスの要求を行い(ステップ S311)、 NAR31が HIメッセージの 応答である HAckメッセージの送信時に、 PAR21に対して外部送信用アドレスの通 知を行う(ステップ S313)。
[0111] そして、 PAR21は、 NAR31の情報を含む FBAckメッセージの送信時に、 MN10 に対して、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを通知する (ステップ S317)ことに よって、 MN10は、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを PAR21から取得するこ とが可能となり、すなわち、 MN10は、サブネット 30のリンクへのハンドオーバを行つ た (ステップ S319)直後に、上述の方法によって事前に取得した NAR31のリンク口 一カルアドレス又はデフォルトルータ 37のリンクローカルアドレスを、送信パケットに 設定することによって、サブネット 30における外部(例えば、 CN40)へのパケット送 信を迅速に行うことが可能となる。
[0112] また、図 22は、本発明の第 9の実施の形態における PARの構成の一例を示すプロ ック図である。なお、図 22では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示されて V、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能であ る。図 22に示す PAR2 ま、受信手段 3101、送信手段 3102、 FBU処理手段 3103 、?8八 生成手段3104、近隣サブネット情報取得手段 3105を有しており、近隣サ ブネット情報取得手段 3105が、 HIメッセージを生成する HI生成手段 3106と HAck メッセージの処理を行う HAck処理手段 3107とを有している。
[0113] なお、本発明の第 9の実施の形態で説明する PAR21は、 FBUメッセージによって 外部送信用アドレス要求を MN10から受けた場合、 HIメッセージ及び HAckメッセ一 ジの送受信を行うとともに、この HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信を利用し て、 MN10のハンドオーバ先となるサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し 、外部送信用アドレスを含む FBAckメッセージを MN10に送信するものである。した がって、この本発明の第 9の実施の形態で説明する PAR21は、上述の第 5の実施の 形態で説明した PAR21の一態様であると言え、特に、図 13に示す近隣サブネット情 報取得手段 2105の機能に関して、 HIメッセージ及び HAckメッセージの利用が可 能なように構成されている。
[0114] 以下、図 13に示す PAR21の構成と比較しながら、図 22に示す PAR21の構成に ついて説明する。なお、図 22に示す PAR21が有する受信手段 3101、送信手段 31 02、 FBU処理手段 3103、 FBAck生成手段 3104は、図 13に示す受信手段 2101 、送信手段 2102、 FBU処理手段 2103、 FBAck生成手段 2104と基本的に同一で ある。
[0115] 図 22に示す PAR21の HI生成手段 3106は、従来の FMIPにおける HIメッセージ 、又は、外部送信用アドレス要求を含む HIメッセージを生成する手段である。 HI生 成手段 3106による HIメッセージの生成は、 FBU処理手段 3103から供給される HIメ ッセージの生成指示によって行われる。 HI生成手段 3106によって生成された HIメッ セージは、送信手段 3102を介して NAR31に送信され、 NAR31からは、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを含む HAckメッセージを受信する。そして、 HAck処 理手段 3107によって HAckメッセージの処理が行われ、 HAck処理手段 3107から FBAck生成手段 3104に対して、 FBAckの生成指示力 HAckメッセージから抽出 されたサブネット 30に係る外部送信用アドレスと共に供給される。これにより、 FBAck 生成手段 3104は、サブネット 30の外部送信用アドレスを含む FBAckメッセージを生 成することが可能となる。
[0116] また、図 23は、本発明の第 9の実施の形態における NARの構成の一例を示すプロ ック図である。なお、図 23では、 NAR31が有する各機能がブロックにより図示されて V、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能であ る。図 23に示す NAR31は、受信手段 3111、送信手段 3112、 HI処理手段 3113、 HAck生成手段 3114、サブネット情報取得手段 3115、サブネット情報格納手段 31 16を有している。
[0117] この図 23に示す NAR31は、 PAR21から HIメッセージを受信した場合、 HI処理手 段 3113で処理 (例えば、 NCoAの検証処理など)を行い、 11八じ1^生成手段3114に 対して HAckメッセージの生成指示を行うとともに、サブネット情報取得手段 3115に 対してサブネット 30 (NAR31が属する自サブネット)に係る外部送信用アドレスの取 得要求を行う。サブネット情報取得手段 3115は、例えば、サブネット 30における自 分のリンクローカルアドレスや、デフォルトルータリストなどに存在するデフォルトルー タ 37のリンクローカルアドレスをサブネット情報格納手段 3116から読み出す力、ある いは、サブネット 30内における他のルータとの通信を行って、サブネット 30における デフォルトルータ 37のリンクローカルアドレスを取得し、その取得結果を HAck生成 手段 3114に通知する。これにより、 HAck生成手段 3114は、サブネット 30に係る外 部送信用アドレスを含む HAckメッセージを生成することが可能となる。
[0118] また、図 24Aは、図 22に示す PARと図 23に示す NARとの間でやり取りされる外部 送信用アドレスの要求情報を示す図であり、図 24Bは、図 22に示す PARと図 23に 示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一 例を示す図である。 PAR21は、 NAR31に対して、図 24Aに示すような従来の FMI Pにおける HIメッセージ (この場合は、従来の HIメッセージが外部送信用アドレスを 要求するための情報の役割を果たしている)、又は、外部送信用アドレス要求を含む HIメッセージを送信するように構成されており、 NAR31は、 HIメッセージを受けて、 図 24Bに示すような外部送信用アドレスを含む HAckメッセージを送信するように構 成されている。
[0119] 以上、説明したように、本発明の第 9の実施の形態によれば、 MN10が異なるサブ ネット 30にハンドオーバを行う際、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを MN10 力 受けた PAR21は、 NAR31に対して HIメッセージを送信することによって、サブ ネット 30に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 NAR31は、その応答メッセージ である HAckメッセージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用アド レスの通知を行うことが可能となり、 PAR21は、このようにして取得したサブネット 30 に係る外部送信用アドレスを MN10に通知することによって、 MN10は、ハンドォー バ前に接続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドオーバ後に接続するサ ブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に 対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0120] なお、図 22に示す PAR21では、上述の第 5の実施の形態の PAR21 (図 13に示 す PAR21)における近隣サブネット情報取得手段 2105が、 HIメッセージ及び HAc kメッセージの送受信時に、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得することが 可能なように構成されて 、る場合にっ 、て説明したが、上述の第 6—第 8の実施の形 態の PAR21 (図 15、 17、 19のそれぞれに示す PAR21)における近隣サブネット情 報取得手段 2205、 2305、 2405に関して、 HIメッセージ及び HAckメッセージの送 受信時に、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得することが可能なように構 成することも可能である。
[0121] <第 10の実施の形態 >
次に、本発明の第 10の実施の形態について説明する。本発明の第 10の実施の形 態における動作は、図 21のシーケンスチャートを参照しながら説明した上述の動作と 同一であり、説明を省略する。
[0122] また、図 25は、本発明の第 10の実施の形態における PARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 25では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 25に示す PAR21は、受信手段 3201、送信手段 3202、 FBU処理手段 32 03、 FBAck生成手段 3204、近隣サブネット情報取得手段 3205を有しており、近隣 サブネット情報取得手段 3205が、 HIメッセージを生成する HI生成手段 3206、 HAc kメッセージの処理を行う HAck処理手段 3207、 NAR31から受信した外部送信用 アドレスを含む外部送信用アドレス通知メッセージの処理を行う外部送信用アドレス 通知メッセージ処理手段 3208を有して!/、る。
[0123] なお、本発明の第 10の実施の形態で説明する PAR21も、 FBUメッセージによって 外部送信用アドレス要求を MN10から受けた場合、 HIメッセージ及び HAckメッセ一 ジの送受信を行うとともに、この HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信を利用し て、 MN10のハンドオーバ先となるサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し 、外部送信用アドレスを含む FBAckメッセージを MN10に送信するものであり、上述 の第 5の実施の形態で説明した PAR21の一態様であると言える。 [0124] 以下、図 13に示す PAR21の構成と比較しながら、図 25に示す PAR21の構成に ついて説明する。なお、上述の第 9の実施の形態と同様、図 25に示す PAR21が有 する受信手段 3201、送信手段 3202、 FBU処理手段 3203、 FBAck生成手段 320 4は、図 13に示す受信手段 2101、送信手段 2102、 FBU処理手段 2103、 FBAck 生成手段 2104と基本的に同一である。
[0125] 図 25に示す PAR21の HI生成手段 3206は、図 22に示す HI生成手段 3106と同 一であり、従来の FMIPにおける HIメッセージ、又は、外部送信用アドレス要求を含 む HIメッセージを生成する手段である。上述の第 9の実施の形態と同様、 PAR21は 、この HI生成手段 3206によって生成された HIメッセージを NAR31に対して送信し 、 NAR31から、 HIメッセージの応答である HAckメッセージと、サブネット 30に係る 外部送信用アドレスを含む外部送信用アドレス通知メッセージとを受信する。 PAR2 1では、 NAR31から受信した HAckメッセージは従来の FMIPに規定されている HA ckメッセージと同一であり、 HAck処理手段 3207によって処理が行われる一方、 NA R31から受信した外部送信用アドレス通知メッセージに関しては、外部送信用ァドレ ス通知メッセージ処理手段 3208によって処理が行われる。外部送信用アドレス通知 メッセージ処理手段 3208は、外部送信用アドレス通知メッセージから、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスを抽出して、この抽出したサブネット 30に係る外部送信用 アドレスを、 FBAck生成手段 3204に対して供給する。これにより、 FBAck生成手段 3204は、サブネット 30の外部送信用アドレスを含む FBAckメッセージを生成するこ とが可能となる。
[0126] また、図 26は、本発明の第 10の実施の形態における NARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 26では、 NAR31が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 26に示す NAR31は、受信手段 3211、送信手段 3212、 HI処理手段 3213 、 HAck生成手段 3214、サブネット情報取得手段 3215、サブネット情報格納手段 3 216、外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 3217を有して 、る。
[0127] この図 26に示す NAR31は、図 23に示す NAR31と同様に、 PAR21から HIメッセ ージを受信した場合には、 HI処理手段 3213が、 HIメッセージの処理を行って、 HA ck生成手段 3214に対して HAckメッセージの生成指示を行うとともに、サブネット情 報取得手段 3215に対してサブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得要求を行 い、サブネット情報取得手段 3215が、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを取 得する。そして、サブネット情報取得手段 3215は、その取得結果を外部送信用アド レス通知メッセージ生成手段 3217に通知する。これにより、 HAck生成手段 3214は 、 HAckメッセージにカ卩えて、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを含む外部送 信用アドレス通知メッセージを生成することが可能となる。
[0128] また、図 27Aは、図 25に示す PARと図 26に示す NARとの間でやり取りされる外部 送信用アドレスの要求情報を示す図であり、図 27Bは、図 25に示す PARと図 26に 示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一 例を示す図である。 PAR21は、 NAR31に対して、図 27Aに示すような従来の FMI Pにおける HIメッセージ、又は、外部送信用アドレス要求を含む HIメッセージを送信 するように構成されており、 NAR31は、 PAR21〖こ対して、図 27B〖こ示すよう〖こ、従 来の FMIPにおける HAckメッセージ、及び、サブネット 30に係る外部送信用ァドレ スを含む外部送信用アドレス通知メッセージを送信するように構成されている。
[0129] 以上、説明したように、本発明の第 10の実施の形態によれば、 MN10が異なるサ ブネット 30にハンドオーバを行う際、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを MN1 0から受けた PAR21は、 NAR31に対して HIメッセージを送信することによって、サ ブネット 30に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 NAR31は、その応答メッセ一 ジである HAckメッセージとは異なる外部送信用アドレス通知メッセージを送信するこ とによって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 P AR21は、このようにして取得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスを MN10 に通知することによって、 MN10は、ハンドオーバ前に接続しているサブネット 20のリ ンク上において、ハンドオーバ後に接続するサブネット 30に係る外部送信用アドレス を取得し、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことが可能と なる。
[0130] なお、上述の第 9の実施の形態の場合と同様に、図 25に示す PAR21では、上述 の第 5の実施の形態の PAR21 (図 13に示す PAR21)における近隣サブネット情報 取得手段 2105力 HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信時に、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスを取得することが可能なように構成されて 、る場合にっ ヽ て説明したが、上述の第 6—第 8の実施の形態の PAR21 (図 15、 17、 19のそれぞ れに示す PAR21)における近隣サブネット情報取得手段 2205、 2305、 2405に関 して、 HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信時に、サブネット 30に係る外部送 信用アドレスを取得することが可能なように構成することも可能である。
[0131] く第 11の実施の形態 >
次に、本発明の第 11の実施の形態について説明する。本発明の第 11の実施の形 態における動作は、図 21のシーケンスチャートを参照しながら説明した上述の動作と 同一であり、説明を省略する。
[0132] また、図 28は、本発明の第 11の実施の形態における PARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 28では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 28に示す PAR21は、受信手段 3301、送信手段 3302、 FBU処理手段 33 03、 FBAck生成手段 3304、近隣サブネット情報取得手段 3305を有しており、近隣 サブネット情報取得手段 3305が、 HIメッセージを生成する HI生成手段 3306、 HAc kメッセージの処理を行う HAck処理手段 3307、 NAR31に対して外部送信用ァドレ スを要求するための外部送信用アドレス要求メッセージを生成する外部送信用ァドレ ス要求メッセージ生成手段 3308を有して 、る。
[0133] なお、本発明の第 11の実施の形態で説明する PAR21も、 FBUメッセージによって 外部送信用アドレス要求を MN10から受けた場合、 HIメッセージ及び HAckメッセ一 ジを行うとともに、この HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信を利用して、 MN1 0のハンドオーバ先となるサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、外部送 信用アドレスを含む FBAckメッセージを MN10に送信するものであり、上述の第 5の 実施の形態で説明した PAR21の一態様であると言える。
[0134] 以下、図 13に示す PAR21の構成と比較しながら、図 28に示す PAR21の構成に ついて説明する。なお、上述の第 9の実施の形態と同様、図 28に示す PAR21が有 する受信手段 3301、送信手段 3302、 FBU処理手段 3303、 FBAck生成手段 330 4は、図 13に示す受信手段 2101、送信手段 2102、 FBU処理手段 2103、 FBAck 生成手段 2104と基本的に同一である。
[0135] 図 28に示す PAR21の HI生成手段 3306は、図 22に示す HI生成手段 3106と同 一であり、従来の FMIPにおける HIメッセージ、又は、外部送信用アドレス要求を含 む HIメッセージを生成する手段である。 PAR21の FBU処理手段 3303は、 MN10 力もの FBUメッセージを処理した後、 HI生成手段 3306に対して HIメッセージの生 成指示を供給するとともに、外部送信用アドレス要求メッセージ生成手段 3308に対 して、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを要求するための外部送信用アドレス 要求メッセージの生成指示を行い、 NAR31に対して、 HI生成手段 3306で生成され た HIメッセージ、及び、外部送信用アドレス要求メッセージ生成手段 3308で生成さ れた外部送信用アドレス要求メッセージを送信する。 NAR31は、 PAR21から受信し た HIメッセージ、及び、外部送信用アドレス要求メッセージに基づいて、サブネット 3 0に係る外部送信用アドレスを取得して、この取得結果を含む HAckメッセージを生 成して、 PAR21に送信する。 PAR21の HAck処理手段 3307は、 NAR31から受信 した HAckメッセージから、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを抽出して、この 抽出したサブネット 30に係る外部送信用アドレスを、 FBAck生成手段 3304に対し て供給する。これにより、 FBAck生成手段 3304は、サブネット 30の外部送信用アド レスを含む FBAckメッセージを生成することが可能となる。
[0136] また、図 29は、本発明の第 11の実施の形態における NARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 29では、 NAR31が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 29に示す NAR31は、受信手段 3311、送信手段 3312、 HI処理手段 3313 、 HAck生成手段 3314、サブネット情報取得手段 3315、サブネット情報格納手段 3 316、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 3317を有して 、る。
[0137] この図 29に示す NAR31は、 PAR21から HIメッセージ及び外部送信用アドレス要 求メッセージを受信した場合には、 HI処理手段 3313が、 HIメッセージの処理を行つ て、 HAck生成手段 3314に対して HAckメッセージの生成指示を行う一方、外部送 信用アドレス要求メッセージ処理手段 3317が、外部送信用アドレス要求メッセージを 受けて、サブネット情報取得手段 3315に対してサブネット 30に係る外部送信用アド レスの取得要求を行う。この後は、上述の第 9の実施の形態と同様に、サブネット情 報取得手段 3315が、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得して、その取得 結果を HAck生成手段 3314に通知する。これにより、 HAck生成手段 3314は、サ ブネット 30に係る外部送信用アドレスを含む HAckメッセージを生成することが可能 となる。
[0138] また、図 30Aは、図 28に示す PARと図 29に示す NARとの間でやり取りされる外部 送信用アドレスの要求情報を示す図であり、図 30Bは、図 28に示す PARと図 29に 示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一 例を示す図である。 PAR21は、 NAR31に対して、図 30Aに示すような従来の FMI Pにおける HIメッセージ、及び、外部送信用アドレス要求メッセージを送信するように 構成されており、 NAR31は、 PAR21に対して、図 30Bに示すように、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスを含む HAckメッセージを送信するように構成されて!、る。
[0139] 以上、説明したように、本発明の第 11の実施の形態によれば、 MN10が異なるサ ブネット 30にハンドオーバを行う際、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを MN1 0力 受けた PAR21は、 NAR31に対して HIメッセージとは異なる外部送信用ァドレ ス要求メッセージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの 要求を行い、 NAR31は、 HAckメッセージを送信することによって、サブネット 30に 係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 PAR21は、このようにして取 得したサブネット 30に係る外部送信用アドレスを MN10に通知することによって、 M N10は、ハンドオーバ前に接続しているサブネット 20のリンク上において、ハンドォ ーバ後に接続するサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直 後に迅速に、外部に対してパケット送信を行うことが可能となる。
[0140] なお、上述の第 9の実施の形態の場合と同様に、図 28に示す PAR21では、上述 の第 5の実施の形態の PAR21 (図 13に示す PAR21)における近隣サブネット情報 取得手段 2105力 HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信時に、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスを取得することが可能なように構成されて 、る場合にっ ヽ て説明したが、上述の第 6—第 8の実施の形態の PAR21 (図 15、 17、 19のそれぞ れに示す PAR21)における近隣サブネット情報取得手段 2205、 2305、 2405に関 して、 HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信時に、サブネット 30に係る外部送 信用アドレスを取得することが可能なように構成することも可能である。
[0141] <第 12の実施の形態 >
次に、本発明の第 12の実施の形態について説明する。本発明の第 12の実施の形 態における動作は、図 21のシーケンスチャートを参照しながら説明した上述の動作と 同一であり、説明を省略する。
[0142] また、図 31は、本発明の第 12の実施の形態における PARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 31では、 PAR21が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 31に示す PAR21は、受信手段 3401、送信手段 3402、 FBU処理手段 34 03、 FBAck生成手段 3404、近隣サブネット情報取得手段 3405を有しており、近隣 サブネット情報取得手段 3405が、 HIメッセージを生成する HI生成手段 3406、 HAc kメッセージの処理を行う HAck処理手段 3407、 NAR31に対して外部送信用ァドレ スを要求するための外部送信用アドレス要求メッセージを生成する外部送信用ァドレ ス要求メッセージ生成手段 3408、 NAR31から受信した外部送信用アドレスを含む 外部送信用アドレス通知メッセージの処理を行う外部送信用アドレス通知メッセージ 処理手段 3409を有して!/、る。
[0143] なお、本発明の第 12の実施の形態で説明する PAR21も、 FBUメッセージによって 外部送信用アドレス要求を MN10から受けた場合、 HIメッセージ及び HAckメッセ一 ジを行うとともに、この HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信を利用して、 MN1 0のハンドオーバ先となるサブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得し、外部送 信用アドレスを含む FBAckメッセージを MN10に送信するものであり、上述の第 5の 実施の形態で説明した PAR21の一態様であると言える。
[0144] 以下、図 13に示す PAR21の構成と比較しながら、図 31に示す PAR21の構成に ついて説明する。なお、上述の第 9の実施の形態と同様、図 31に示す PAR21が有 する受信手段 3401、送信手段 3402、 FBU処理手段 3403、 FBAck生成手段 340 4は、図 13に示す受信手段 2101、送信手段 2102、 FBU処理手段 2103、 FBAck 生成手段 2104と基本的に同一である。
[0145] また、図 31に示す PAR21の HI生成手段 3406及び外部送信用アドレス要求メッセ ージ生成手段 3408は、図 28に示す HI生成手段 3306及び外部送信用アドレス要 求メッセージ生成手段 3308と同一であり、図 31に示す PAR21の HAck処理手段 3 407及び外部送信用アドレス通知メッセージ処理手段 3409は、図 25に示す HAck 処理手段 3207及び外部送信用アドレス通知メッセージ処理手段 3208と同一である
[0146] すなわち、 PAR21の FBU処理手段 3403は、 MN10からの FBUメッセージを処理 した後、 HI生成手段 3406に対して HIメッセージの生成指示を供給するとともに、外 部送信用アドレス要求メッセージ生成手段 3408に対して、サブネット 30に係る外部 送信用アドレスを要求するための外部送信用アドレス要求メッセージの生成指示を 行い、 NAR31に対して、 HI生成手段 3406で生成された HIメッセージ、及び、外部 送信用アドレス要求メッセージ生成手段 3408で生成された外部送信用アドレス要求 メッセージを送信する。
[0147] 一方、 NAR31は、 PAR21から受信した HIメッセージ、及び、外部送信用アドレス 要求メッセージに基づいて、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得して、 HI メッセージの応答となる HAckメッセージと、サブネット 30に係る外部送信用アドレス を含む外部送信用アドレス通知メッセージとを生成して、 PAR21に送信する。
[0148] そして、 PAR21は、 HIメッセージに関しては従来の FMIPにおける処理と同一の 処理を行うとともに、外部送信用アドレス通知メッセージに関しては、外部送信用アド レス通知メッセージ処理手段 3409によって、外部送信用アドレス通知メッセージから 、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを抽出し、この抽出したサブネット 30に係る 外部送信用アドレスを、 FBAck生成手段 3404に対して供給する。これにより、 FBA ck生成手段 3404は、サブネット 30の外部送信用アドレスを含む FBAckメッセージ を生成することが可能となる。
[0149] また、図 32は、本発明の第 12の実施の形態における NARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 32では、 NAR31が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 32に示す NAR31は、受信手段 3411、送信手段 3412、 HI処理手段 3413 、 HAck生成手段 3414、サブネット情報取得手段 3415、サブネット情報格納手段 3 416、外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 3417、外部送信用アドレス通知 メッセージ生成手段 3418を有している。
[0150] この図 32に示す NAR31の外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 3417は、 図 29に示す NAR31の外部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 3317と同一で あり、 NAR31の外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 3418は、図 26に示す NAR31の外部送信用アドレス通知メッセージ生成手段 3217と同一である。
すなわち、図 32に示す NAR31は、 PAR21から HIメッセージ及び外部送信用ァドレ ス要求メッセージを受信した場合には、 HI処理手段 3413が、 HIメッセージの処理を 行って、 HAck生成手段 3414に対して HAckメッセージの生成指示を行う一方、外 部送信用アドレス要求メッセージ処理手段 3417が、外部送信用アドレス要求メッセ ージを受けて、サブネット情報取得手段 3415に対してサブネット 30に係る外部送信 用アドレスの取得要求を行う。そして、サブネット情報取得手段 3415が、サブネット 3 0に係る外部送信用アドレスを取得して、その取得結果を外部送信用アドレス通知メ ッセージ生成手段 3418に通知する、これにより、外部送信用アドレス通知メッセージ 生成手段 3418は、 HAckメッセージとは異なる、サブネット 30に係る外部送信用アド レスを含む外部送信用アドレス通知メッセージを生成することが可能となる。
[0151] また、図 33Aは、図 31に示す PARと図 32に示す NARとの間でやり取りされる外部 送信用アドレスの要求情報を示す図であり、図 33Bは、図 31に示す PARと図 32に 示す NARとの間でやり取りされる外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一 例を示す図である。 PAR21は、 NAR31に対して、図 33Aに示すような従来の FMI Pにおける HIメッセージ、及び、外部送信用アドレス要求メッセージを送信するように 構成されており、 NAR31は、 PAR21に対して、図 33Bに示すように、従来の FMIP における HAckメッセージ、及び、外部送信用アドレス通知メッセージを送信するよう に構成されている。
[0152] 以上、説明したように、本発明の第 12の実施の形態によれば、 MN10が異なるサ ブネット 30にハンドオーバを行う際、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを MN1 0力 受けた PAR21は、 NAR31に対して HIメッセージとは異なる外部送信用ァドレ ス要求メッセージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの 要求を行い、 NAR31は、 HAckメッセージとは異なる外部送信用アドレス通知メッセ ージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うこ とが可能となり、 PAR21は、このようにして取得したサブネット 30に係る外部送信用 アドレスを MN10に通知することによって、 MN10は、ハンドオーバ前に接続してい るサブネット 20のリンク上において、ハンドオーバ後に接続するサブネット 30に係る 外部送信用アドレスを取得し、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に対してパケット送 信を行うことが可能となる。
[0153] なお、上述の第 9の実施の形態の場合と同様に、図 31に示す PAR21では、上述 の第 5の実施の形態の PAR21 (図 13に示す PAR21)における近隣サブネット情報 取得手段 2105力 HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信時に、サブネット 30 に係る外部送信用アドレスを取得することが可能なように構成されて 、る場合にっ ヽ て説明したが、上述の第 6—第 8の実施の形態の PAR21 (図 15、 17、 19のそれぞ れに示す PAR21)における近隣サブネット情報取得手段 2205、 2305、 2405に関 して、 HIメッセージ及び HAckメッセージの送受信時に、サブネット 30に係る外部送 信用アドレスを取得することが可能なように構成することも可能である。
[0154] また、上述の第 1一第 12の実施の形態において、サブネット 30に係る外部送信用 アドレス以外にも、サブネット 30に属する NAR31やその他のルータ(例えば、デフォ ルトルータ 37)がサブネット 30内で送出する RAメッセージに含まれる任意の情報を、 付加情報として通知することも可能である。
[0155] 特に、下記に列挙する情報は、 RAメッセージに含まれる任意の情報のうち、付カロ 情報としてハンドオーバ前の MN10に対して提供する価値がある情報と言える。例え ば、 MN10力も送信するパケットのホップ数を規定する『CureHopLimit』は付加情報 として MN10に提供する価値がある情報と言える。この『CureHopLimit』は MN10が パケットを送信する際に IPv6ヘッダに記載すべき情報であり、 MN10は、この値をあ らカじめ知っておく必要がある。また、例えば、デフォルトルータとして使用できる時 間を規定する『RouterLifetime』も付加情報として MN10に提供する価値がある情報 と言える。また、例えば、 Neighbor Unreachability Detectionアルゴリズムなどで利用さ れる、 NS (Neighbor Solicitation)の送信間隔を規定する『ReachableTime』も付カロ情 報として利用する価値がある情報と言える。
[0156] また、例えば、 Address Resolutionや Neighbor Unreachability Detectionァノレゴリズ ムなどで利用される、『ReachableTime』で送信した NSの応答がな ヽ場合の再送間隔 を規定する『RetransmissionTime』も付加情報として利用する価値がある情報と言える 。また、例えば、ネットワークプレフィックスの使用可能期間を規定する『ValidLifetime 』も付加情報として利用する価値がある情報と言える。また、例えば、ネットワークプレ フィックスの使用が望まし 、期間を規定する『PreferredLifetime』も付加情報として利 用する価値がある情報と言える。また、例えば、 MN10が送信するパケットの MTU ( Maximum Transmission Unit)長を規定する『MTU option』も付加情報として利用する 価値がある情報と言える。
[0157] <第 13の実施の形態 >
次に、本発明の第 13の実施の形態について説明する。図 34は、本発明の第 13及 び第 14の実施の形態に共通する主要な処理を示すシーケンスチャートである。なお 、図 34に示すシーケンスチャートは、本発明に係る主要な処理のみを図示したもの であり、本発明の第 13の実施の形態において説明される技術は、図 41や図 42に示 す FMIPにおける第 1又は第 2の動作モードと組み合わせて実施可能なものである。
[0158] 図 34に示すシーケンスチャートでは、まず、 MN10が、サブネット 30に L2ハンドォ ーバを行った後(ステップ S401)、 NAR31に対して、 FNAメッセージに加えて、外 部送信用アドレスを要求する旨の情報を送信する (ステップ S403)。なお、本発明に おいては、 MN10が送信する FNAメッセージ内に、 FBUメッセージが含まれている か否かは関係なぐすなわち、従来の FMIPにおける第 1及び第 2の動作モードのど ちらが行われてもよい。
[0159] NAR31は、 MN10から FNAメッセージを受信し、所定の処理(例えば、 FNAメッ セージの検証や、ノ ッファリングしているパケットの転送開始処理など)を行うとともに 、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを取得して (ステップ S405)、 MN10に対 して外部送信用アドレスの通知を行う(ステップ S407)。具体的には、例えば、 NAR 31は、 NAR31自身のリンクローカルアドレスを通知する力、同一サブネット 30内の アクセスルータを検索して、サブネット 30に属するデフォルトルータ 37のリンクロー力 ルアドレスを取得して通知する力 あるいは、すでに検索済みの情報(NAR31に保 持されている情報)から、サブネット 30に属するデフォルトルータ 37のリンクローカル アドレスを取得して通知することが可能である。
[0160] これにより、 MN10は、サブネット 30に係る外部送信用アドレスをノヽンドオーバ直後 に NAR31から取得することが可能となり、すなわち、 MN10は、サブネット 30のリン クへのハンドオーバを行った直後に、上述の方法によって取得した NAR31のリンク ローカルアドレス又はデフォルトルータ 37のリンクローカルアドレスを、送信パケットに 設定することによって、サブネット 30における外部(例えば、 CN40)へのパケット送 信を迅速に行うことが可能となる。
[0161] また、図 35は、本発明の第 13の実施の形態における NARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 35では、 NAR31が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 35に示す NAR31は、受信手段 4101、送信手段 4102、 FNA処理手段 41 03、 RA生成手段 4104、サブネット情報取得手段 4105、サブネット情報格納手段 4 106を有している。
[0162] NAR31が MN10から受信した FNAメッセージは、 FNA処理手段 4103によって 処理されるとともに、 FNA処理手段 4103からサブネット情報取得手段 4105に対し て、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの取得指示が行われる。サブネット情報 取得手段 4105は、サブネット内のルータと通信を行ったり、サブネット情報格納手段 4106に格納されている情報を読み出したりすることによって、サブネット 30に係る外 部送信用アドレスを取得し、その取得結果を RA生成手段 4104に対して通知する。 RA生成手段 4104は、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを含む RA (Router Advertisement)メッセージを生成して、 MN10に対して送信する。これによつて、 MN 10は、新たなサブネット 30のリンクへのハンドオーバ直後に、そのサブネット 30に係 る外部送信用アドレスを迅速に取得することが可能となる。
[0163] また、図 36Aは、図 35に示す NARにおいて処理される MNからの外部送信用アド レスの要求情報を示す図であり、図 36Bは、図 35に示す NARにおいて処理される
MNに対して送信される外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す 図である。図 36Aに示すように、 NAR31は、従来の FNAメッセージ(この場合は、従 来の FNAメッセージが外部送信用アドレスを要求するための情報の役割を果たして いる)、又は、外部送信用アドレス要求(例えば、 RS (Router Solicitation)メッセージ に準ずる情報)を含む FNAメッセージを受信し、図 36Bに示すように、従来の外部送 信用アドレスを含む RAメッセージを送信する。
[0164] したがって、 NAR31が、外部送信用アドレスの要求を指示する情報が付加されて いる FNAメッセージを送った MN10に対して、 RAメッセージを送信するように構成さ れている場合には、不図示ではあるが、 MN10は、 FN Aメッセージ内に外部送信用 アドレスの要求を指示する情報を挿入するための手段を有する必要がある。
[0165] 以上、説明したように、本発明の第 13の実施の形態によれば、異なるサブネット 30 にハンドオーバを行った MN10は、 NAR31に対して FNAメッセージを送信すること によって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 NAR31は、この要 求に応じて、 MN10に対して RAメッセージを送信することによって、サブネット 30に 係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN10は、新たに接続する サブネット 30に係る外部送信用アドレスをノヽンドオーバの直後に取得して、外部に対 して迅速にパケット送信を行うことが可能となる。
[0166] <第 14の実施の形態 >
次に、本発明の第 14の実施の形態について説明する。本発明の第 14の実施の形 態における動作は、図 34のシーケンスチャートを参照しながら説明した上述の動作と 同一であり、説明を省略する。
[0167] また、図 37は、本発明の第 14の実施の形態における NARの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 37では、 NAR31が有する各機能がブロックにより図示され て!、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能で ある。図 37〖こ示す NAR31は、受信手段 4201、送信手段 4202、 FNA処理手段 42 03、 RS処理手段 4204、サブネット情報取得手段 4205、サブネット情報格納手段 4 206、 RA生成手段 4207を有している。図 37に示す NAR31は、従来のアクセスル ータとほぼ同一の構成である力 NAR31自身のリンクローカルアドレスだけではなく 、 NAR31が属するサブネット 30のデフォルトルータ 37のリンクローカルアドレスをも 含む RAメッセージを生成することが可能な点で異なっている。なお、 NAR31として、 NAR31自身のリンクローカルアドレスのみを RAメッセージによって通知する従来の アクセスルータを利用することも可能である。
[0168] また、図 38Aは、図 37に示す NARにおいて処理される MNからの外部送信用アド レスの要求情報を示す図であり、図 38Bは、図 37に示す NARにおいて処理される MNに対して送信される外部送信用アドレスの通知情報のデータ構成の一例を示す 図である。図 38Aに示すように、 NAR31は、 FNAメッセージ、及び、 RSメッセージを MN10から受信し、図 38Bに示すように、サブネット 30に係る外部送信用アドレスを 含む RAメッセージを MN 10に対して送信する。
[0169] また、図 39は、本発明の第 14の実施の形態における MNの構成の一例を示すブ ロック図である。なお、図 39では、 MN10が有する各機能がブロックにより図示されて V、るが、これらの各機能はハードウェア及び Z又はソフトウェアによって実現可能であ る。図 39に示す MN10は、無線受信手段 4211、無線送信手段 4212、 L2ハンドォ ーバ通知手段 4213、 FNA生成手段 4214、 RS生成手段 4215、経路設定手段 42 16、パケット生成手段 4217を有している。
[0170] L2ハンドオーバ通知手段 4213によって L2ハンドオーバが行われた旨を示す情報 1S FNA生成手段 4214及び RS生成手段 4215に通知された場合、 FNA生成手段 4214及び RS生成手段 4215はそれぞれ独立して、 FNAメッセージ及び RSメッセ一 ジを生成し、無線送信手段 4212を介して、 NAR31に送信する。
[0171] NAR31は、受信手段 4201を介して MN10から受信した FNAメッセージ及び RS メッセージを、それぞれ FNA処理手段 4203及び RS処理手段 4204にお!/、て処理 する。 FNA処理手段 4203では、従来の FMIPにおける FNAメッセージの処理と同 様の処理が行われる。また、 RS処理手段 4204は、 MN10から RSを受けた旨をサブ ネット情報取得手段 4205に対して通知し、この通知を契機としてサブネット情報取得 手段 4205で取得されたサブネット 30に係る外部送信用アドレスは、 RA生成手段 42 07〖こ供給される。 RA生成手段 4207は、このサブネット 30に係る外部送信用ァドレ スを含む RAメッセージを生成して、送信手段 4202を介して MN10に送信する。
[0172] MN10は、 NAR31からの RAメッセージを無線受信手段 4211を介して受信し、経 路設定手段 4216にお!/、て、 RAメッセージ内力も NAR31及び Z又はデフオルトル ータ 37のリンクレイヤアドレスを抽出して、例えば、サブネット 30の外部にパケットを 送出するための経路として、このリンクレイヤアドレスを設定する。これにより、例えば
、パケット生成手段 4217において送信データをパケットィ匕する際、送信パケットのへ ッダに外部送信用アドレスを設定することで、 MN10は、新たに接続するサブネット 3 0に係る外部送信用アドレスをノヽンドオーバの直後に取得して、外部に対して迅速に パケット送信を行うことが可能となる。
[0173] 以上、説明したように、本発明の第 14の実施の形態によれば、異なるサブネット 30 にハンドオーバを行った MN10は、 NAR31に対して FNAメッセージと共に RSメッセ ージを送信することによって、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの要求を行い、 NAR31は、この要求に応じて、 MN10に対して RAメッセージを送信することによつ て、サブネット 30に係る外部送信用アドレスの通知を行うことが可能となり、 MN10は 、新たに接続するサブネット 30に係る外部送信用アドレスをノヽンドオーバの直後に取 得して、外部に対して迅速にパケット送信を行うことが可能となる。
[0174] <第 15の実施の形態 >
次に、本発明の第 15の実施の形態について説明する。図 40は、本発明の第 15の 実施の形態における主要な処理を示すシーケンスチャートである。なお、図 40のシ 一ケンスチャートは、図 34のシーケンスチャートと比べて、 MN10が、 FNAメッセ一 ジ及び Z又は RSメッセージをマルチキャストすることによって、 FNAメッセージ及び Z又は RSメッセージが NAR31だけではなぐデフォルトルータ 37を含むサブネット 30内の複数のルータに到達し(ステップ S503、 S505)、複数のルータから RAメッセ ージが MN10に対して送信される(ステップ S511、 S513)という点で異なっている。
[0175] この場合、 MN10は複数のルータから RAメッセージを受信することになる力 各ル ータが送出する RAメッセージ内には、例えば、デフォルトルータ 37を判別するため の情報などを始めとする様々な情報が記載されている。したがって、 MN10は、各ル 一タカ 受信した RAメッセージ内の情報から、デフォルトルータ 37を判別するととも に、このデフォルトルータ 37のリンクローカルアドレスを取得することが可能となる。
[0176] 例えば、上述の第 13及び第 14の実施の形態において、 MN10がサブネット 30の リンクへのハンドオーバ直後に、 FNAメッセージ、外部送信用アドレス要求を含む F NAメッセージ、 RSメッセージの少なくとも 1つが MN10からサブネット 30内にマルチ キャストされ、サブネット 30内に存在するルータ(特に、 NAR31やデフォルトルータ 3 7)力 このメッセージを受信した場合には自ルータのリンクレイヤアドレスを含む RAメ ッセージを MN10又はマルチキャストで送信するよう構成されて ヽる場合に、本発明 の第 15の実施の形態(図 40のシーケンスチャート)が実現される。なお、デフォルト ルータ 37から MN10に対して、デフォルトルータ 37のリンクローカルアドレスが通知 される場合には、 NAR31から MN10に対して、デフォルトルータ 37のリンクローカル アドレスが通知されるようにする必要はな!/、。
産業上の利用可能性
[0177] 本発明に係る通信システム及び移動端末並びにアクセスルータは、サブネット間の ハンドオーバを行った移動端末が、ハンドオーバ直後に迅速に、外部に対してバケツ ト送信を行うことを可能とするという効果を有しており、 IP通信を継続させるためのハ ンドオーバ技術に適用されるものであり、特に、 FMIPを実装した通信システムや、移 動端末がデータ配信を行う場合などに有用なものである。

Claims

請求の範囲
[1] 第 1サブネットに属する第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブ ネットに属する第 2アクセスルータとが、 IPネットワークにより接続されており、移動端 末が、無線通信を介して前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続を行うよ うに構成されて 、る通信システムであって、
前記第 1サブネットに接続して 、る移動端末が、前記第 2サブネットへのハンドォー バを行った直後に、前記第 2アクセスルータに対して前記第 2サブネットにおける前 記第 2アクセスルータのリンクローカルアドレスを要求し、前記第 2アクセスルータから 前記第 2アクセスルータの前記リンクローカルアドレスを取得するように構成されて!ヽ る通信システム。
[2] 第 1サブネットに属する第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブ ネットに属する第 2アクセスルータとが、 IPネットワークにより接続されており、移動端 末が、無線通信を介して前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続を行うよ うに構成されて 、る通信システムであって、
前記第 1サブネットに接続して 、る移動端末が、前記第 2サブネットへのハンドォー バを行った直後に、前記第 2アクセスルータに対して前記第 2サブネットにおけるデフ オルトルータのリンクローカルアドレスを要求し、前記第 2アクセスルータから前記デフ オルトルータの前記リンクローカルアドレスを取得するように構成されて 、る通信シス テム。
[3] 前記移動端末は、前記第 2アクセスルータ力 前記リンクローカルアドレスを取得し た後、前記第 2サブネットの外部にパケットを送信する際に前記リンクローカルァドレ スを参照するように構成されている請求項 1又は 2に記載の通信システム。
[4] 前記移動端末が、前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの送 信時に、前記第 2アクセスルータに対して前記リンクローカルアドレスを要求するよう に構成されている請求項 1又は 2に記載の通信システム。
[5] 前記移動端末が、前記メッセージ V内に前記リンクローカルアドレスの要求を示す 情報を付加するように構成されており、前記第 2アクセスルータは、前記リンクロー力 ルアドレスを含む RAメッセージを前記移動端末に送信するように構成されて ヽる請 求項 4に記載の通信システム。
[6] 前記移動端末が、前記メッセージ Vとは異なる前記リンクローカルアドレスを要求す る情報を、前記第 2アクセスルータに対して送信するように構成されており、前記第 2 アクセスルータは、前記リンクローカルアドレスを含む RAメッセージを前記移動端末 に送信するように構成されて ヽる請求項 4に記載の通信システム。
[7] 前記第 2アクセスルータは、前記移動端末から前記第 2サブネットへの接続を通知 するためのメッセージ Vを受信した場合に、前記リンクローカルアドレスを含む RAメッ セージを前記移動端末に送信するように構成されている請求項 1又は 2に記載の通 信システム。
[8] 第 1サブネットに属する第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブ ネットに属する第 2アクセスルータとが、 IPネットワークにより接続されており、移動端 末が、無線通信を介して前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続を行うよ うに構成されて 、る通信システムであって、
前記第 1サブネットに接続して 、る移動端末が、前記第 2サブネットへのハンドォー バを行った直後に、前記第 2サブネットに属する任意のルータに対してリンクローカル アドレスを要求し、前記任意のルータ力 前記リンクローカルアドレスを取得して、前 記第 2サブネットにおけるデフォルトルータの判別を行うように構成されて 、る通信シ ステム。
[9] 前記移動端末は、前記デフォルトルータの判別を行った後、前記第 2サブネットの 外部にパケットを送信する際に前記デフォルトルータのリンクローカルアドレスを参照 するように構成されて 、る請求項 8に記載の通信システム。
[10] 前記移動端末が、前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの送 信時に、前記任意のルータに対して前記リンクローカルアドレスを要求するように構 成されている請求項 8又は 9に記載の通信システム。
[11] 前記移動端末が、前記メッセージ V、前記リンクローカルアドレスの要求を示す情報 が付加された前記メッセージ V、前記メッセージ Vとは異なる前記リンクローカルァドレ スを要求する情報のうちの少なくとも 1つを前記第 2サブネットにおいてマルチキャスト し、前記マルチキャストによって送信された情報を受信した前記第 2サブネットにおけ る前記デフォルトルータが、前記移動端末に対して RAメッセージを送信するように構 成されている請求項 10に記載の通信システム。
[12] 第 1サブネットに属する第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブ ネットに属する第 2アクセスルータと力 IPネットワークにより接続されている通信シス テムにおいて、無線通信を介して前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続 を行うことが可能なように構成されて 、る移動端末であって、
前記第 1サブネットから前記第 2サブネットへのハンドオーバを行った直後に、前記 第 2アクセスルータに対して前記第 2サブネットにおける前記第 2アクセスルータのリ ンクローカルアドレスを要求する手段と、
前記第 2アクセスルータから、前記第 2アクセスルータの前記リンクローカルアドレス を受信する手段とを、
有する移動端末。
[13] 第 1サブネットに属する第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブ ネットに属する第 2アクセスルータと力 IPネットワークにより接続されている通信シス テムにおいて、無線通信を介して前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続 を行うことが可能なように構成されて 、る移動端末であって、
前記第 1サブネットから前記第 2サブネットへのハンドオーバを行った直後に、前記 第 2アクセスルータに対して前記第 2サブネットにおけるデフォルトルータのリンクロー カルアドレスを要求する手段と、
前記第 2アクセスルータから、前記デフォルトルータの前記リンクローカルアドレスを 受信する手段とを、
有する移動端末。
[14] 前記第 2アクセスルータ力 前記リンクローカルアドレスを取得した後、前記第 2サ ブネットの外部にパケットを送信する際に前記リンクローカルアドレスを参照する手段 を有する請求項 12又は 13に記載の移動端末。
[15] 前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの送信時に、前記第 2ァ クセスルータに対して前記リンクローカルアドレスを要求する手段を有する請求項 12 又は 13に記載の移動端末。
[16] 前記メッセージ V内に前記リンクローカルアドレスの要求を示す情報を付加する手 段と、
前記第 2アクセスルータから、前記リンクローカルアドレスを含む RAメッセージを受 信する手段と、
前記 RAメッセージ力 前記リンクローカルアドレスを抽出する手段とを、 有する請求項 15に記載の移動端末。
[17] 前記メッセージ Vとは異なる前記リンクローカルアドレスを要求する情報を生成して 、前記第 2アクセスルータに対して送信する手段と、
前記第 2アクセスルータから、前記リンクローカルアドレスを含む RAメッセージを受 信する手段と、
前記 RAメッセージ力 前記リンクローカルアドレスを抽出する手段とを、 有する請求項 15に記載の移動端末。
[18] 前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの送信後、その応答とし て、前記第 2アクセスルータから、前記リンクローカルアドレスを含む RAメッセージを 受信する手段と、
前記 RAメッセージ力 前記リンクローカルアドレスを抽出する手段とを、 有する請求項 12又は 13に記載の移動端末。
[19] 第 1サブネットに属する第 1アクセスルータと、前記第 1サブネットとは異なる第 2サブ ネットに属する第 2アクセスルータと力 IPネットワークにより接続されている通信シス テムにおいて、無線通信を介して前記第 1サブネット又は前記第 2サブネットとの接続 を行うことが可能なように構成されて 、る移動端末であって、
前記第 1サブネットから前記第 2サブネットへのハンドオーバを行った直後に、前記 第 2サブネットに属する任意のルータに対してリンクローカルアドレスを要求する手段 と、
前記任意のルータ力 前記リンクローカルアドレスを受信するとともに、前記任意の ルータの中から、前記第 2サブネットにおけるデフォルトルータの判別を行う手段とを 有する移動端末,
[20] 前記デフォルトルータの判別を行った後、前記第 2サブネットの外部にパケットを送 信する際に前記デフォルトルータのリンクローカルアドレスを参照する手段を有する 請求項 19に記載の移動端末。
[21] 前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの送信時に、前記任意 のルータに対して前記リンクローカルアドレスを要求する手段を有する請求項 19又は
20に記載の移動端末。
[22] 前記メッセージ V、前記リンクローカルアドレスの要求を示す情報が付加された前記 メッセージ V、前記メッセージ Vとは異なる前記リンクローカルアドレスを要求する情報 のうちの少なくとも 1つを前記第 2サブネットにおいてマルチキャストする手段と、 前記マルチキャストの応答として、前記第 2サブネットにおける前記デフォルトルー タが送信した RAメッセージを受信する手段とを、
有する請求項 21に記載の移動端末。
[23] 第 1アクセスルータが属する第 1サブネットとは異なる第 2サブネットに属する第 2ァ クセスルータであり、前記第 1アクセスルータと IPネットワークにより接続され、無線通 信を介して、移動端末と接続することが可能なように構成されて ヽるアクセスルータで あって、
前記第 1サブネットから前記第 2サブネットへのハンドオーバを行った直後の前記移 動端末から、前記第 2アクセスルータのリンクローカルアドレスの要求を受信する手段 と、
前記第 2アクセスルータの前記リンクローカルアドレスを取得する手段と、 前記移動端末に対して、前記第 2アクセスルータの前記リンクローカルアドレスを提 供する手段とを、
有するアクセスルータ。
[24] 第 1アクセスルータが属する第 1サブネットとは異なる第 2サブネットに属する第 2ァ クセスルータであり、前記第 1アクセスルータと IPネットワークにより接続され、無線通 信を介して、移動端末と接続することが可能なように構成されて ヽるアクセスルータで あって、
前記第 1サブネットから前記第 2サブネットへのハンドオーバを行った直後の前記移 動端末から、前記第 2サブネットにおけるデフォルトルータのリンクローカルアドレスの 要求を受信する手段と、
前記第 2アクセスルータの前記リンクローカルアドレスを取得する手段と、 前記移動端末に対して、前記デフォルトルータの前記リンクローカルアドレスを提供 する手段とを、
有するアクセスルータ。
[25] 前記移動端末力 の前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vの 受信時に、前記移動端末から、前記リンクローカルアドレスの要求を受信する手段を 有する請求項 23又は 24に記載のアクセスルータ。
[26] 前記移動端末力 の前記リンクローカルアドレスの要求として、前記メッセージ V内 に付加された前記リンクローカルアドレスの要求を示す情報を受信する手段と、 前記移動端末力も前記リンクローカルアドレスの要求を示す情報が付加された前記 メッセージ Vを受信した場合に、前記移動端末に対して前記 RAメッセージを送信す る手段とを、
有する請求項 25に記載のアクセスルータ。
[27] 前記移動端末力 の前記リンクローカルアドレスの要求として、前記メッセージ Vと は異なる前記リンクローカルアドレスを要求する情報を受信する手段と、
前記移動端末力 前記リンクローカルアドレスを要求する情報を受信した場合に、 前記移動端末に対して前記 RAメッセージを送信する手段とを、
有する請求項 25に記載のアクセスルータ。
[28] 前記移動端末力 前記第 2サブネットへの接続を通知するためのメッセージ Vを受 信した場合に、前記移動端末に対して RAメッセージを送信する手段を有する請求 項 24又は 25に記載のアクセスルータ。
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