WO2005052244A1

WO2005052244A1 - 洗濯機

Info

Publication number: WO2005052244A1
Application number: PCT/JP2004/012844
Authority: WO
Inventors: Koichi Hosomi; Katsuhiko Asanuma; Hiroshi Nishimura; Koji Kuno; Tatsuo Ioku; Kazuo Funaki; Tetsuyuki Kono; Satoshi Nomura; Yoshimi Nishimura
Original assignee: Kabushiki Kaisha Toshiba; Toshiba Consumer Marketing Corporation; Toshiba Ha Products Co., Ltd.
Priority date: 2003-11-28
Filing date: 2004-09-03
Publication date: 2005-06-09
Also published as: TWI241371B; EP1690970A1; CN1886546A; TW200517552A; JP2005160512A; EP1690970A4

Abstract

　本発明は、洗濯物が投入される洗濯槽（５）を備えた洗濯機において、前記洗濯槽（５）内に洗濯物を投入する投入経路の入口（１８）を開閉する外蓋（２７）を備え、前記外蓋（２７）は、相手側とは反対方向へ移動することに基いて前記入口（１８）を開閉する第１の蓋部材（２５）及び第２の蓋部材（２６）に分割されているように構成された洗濯機である。

Description

技術分野

[0001] 本発明は、洗濯槽内に洗濯物を投入する投入経路の入口を開閉する外蓋を備えた洗濯機に関する。

背景技術

[0002] 上記のような洗濯機としては、例えば日本国特開平 6 - 335595号公報に開示され明

た構成が知られている。この洗濯機は、外箱の上部に、外蓋として、軸を中心に回動田

可能な回動蓋が設けられている。この構成の場合、外蓋が開放状態であるとき当該外蓋が上方に大きく出張るので、周辺の棚等に干渉することがある。このため、外蓋の開放操作が不自由になったり、洗濯機の設置の自由度が低下する。そこで、従来では外蓋として、レールに沿ってスライド可能なスライド蓋を用レ、、外蓋が開放状態で大きく出張ることを防止している。

発明の開示発明が解決しょうとする課題

[0003] 上記従来構成の場合、外蓋を開閉するときの操作ストロークが入口の大きさに等しい長さになるので、使用者の負担が大きくなるという問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外蓋を少ない負担で操作することができる洗濯機を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0004] 本発明は、洗濯物が投入される洗濯槽と、前記洗濯槽内に洗濯物を投入する投入経路の入口を開閉する外蓋とを備えた洗濯機において、前記外蓋は、相手側とは反対方向へ移動することに基いて前記入口を開閉する第 1の蓋部材及び第 2の蓋部材に分割されてレ、ることを特徴とする。

発明の効果

[0005] 本発明の洗濯機は、外蓋を第 1の蓋部材及び第 2の蓋部材に分割し、第 1の蓋部材及び第 2の蓋部材を相手側とは反対方向へ移動操作することで投入経路の入口を開閉するように構成している。このため、各蓋部材の移動ストロークが入口の大きさに比べて短くなるので、使用者は、入口を少ない負担で開閉することができる。

図面の簡単な説明

[0006] [図 1]図 1は、本発明の第 1の実施例を示すもので洗濯機の内部構成を前蓋及び後蓋の閉鎖状態で示す透視断面図である。

[図 2]図 2は、洗濯機の内部構成を前蓋及び後蓋の開放状態で示す図:!相当図である。

[図 3]図 3は、前蓋及び後蓋のロック機構等を示す断面図である。

[図 4]図 4は、図 1中の 4一 4線に沿う断面図である。

[図 5]図 5は、前蓋及び後蓋の外観を閉鎖状態で示す斜視図である。

[図 6]図 6は、前蓋及び後蓋の外観を開放途中状態で前方から示す斜視図である。

[図 7]図 7は、前蓋及び後蓋の外観を開放途中状態で後方から示す斜視図である。

[図 8]図 8は、本発明の第 2の実施例を示すもので、図 1相当図である。

[図 9]図 9は、図 2相当図である。

[図 10]図 10は、本発明の第 3の実施例を示すもので、図 2相当図である。

符号の説明

[0007] 5はドラム（洗濯槽）、 18は外出入口（入口）、 21はレール（レール部材）、 22は急傾斜部 (傾斜部）、 23は緩傾斜部、 25は前蓋（第 1の蓋部材、スライド蓋、蛇腹蓋）、 26 は後蓋 (第 2の蓋部材、スライド蓋、蛇腹蓋）、 27は外蓋、 35は前保持部材 (第 1の保持部材）、 37はフック受け（第 1の係合部材）、 38は第 1の爪部、 39は後保持部材（第 2の保持部材）、 43はフック（第 2の係合部材）、 44は第 2の爪部、 45はばね部（ばね部材）、 46はロック機構、 47は操作子（アンロック操作部材、解除操作部材）、 51 は後滑車 (滑車）、 53はワイヤ (紐部材）、 56は伝達機構、 58は操作子 (移動操作部材）、 62は庇部（抑止部材）、 71は後蓋 (第 2の蓋部材）、 78は前蓋（第 1の蓋部材）、 79はリンク機構 (伝達機構）、 80は外蓋、 96は前蓋（第 1の蓋部材）、 97は後蓋（第 2 の蓋部材）、 102は搬送機構 (伝達機構）、 103は外蓋を示している。

発明を実施するための最良の形態

[0008] 本発明の各実施例を図面に沿つて説明する。 <第 1の実施例 >

図 1一図 7は、本発明の第 1の実施例を示している。

[0009] 図 1に示すように、床面には、台板 1が載置されており、台板 1には、複数のショックァブソーバ 2が固定されている。これら各ショックァブソーバ 2は、振動を圧縮コイルスプリング 3の弾性力で吸収するばね式緩衝器からなる。複数のショックァブソーバ 2の上端部には、外槽に相当する水槽 4が固定されている。この水槽 4は、左右両端面が閉塞された円筒状をなすものであり、洗濯水を貯留する貯水機能を有する。

[0010] 水槽 4の側面には、洗濯モータ（図示せず）が固定されている。この洗濯モータは、水槽 4内に同心状に突出する回転軸を有し、その回転軸には、洗濯槽に相当するドラム 5が連結されている。このドラム 5の周壁には、貫通孔状の複数の通水孔（図示せず)及び貫通孔状の内出入口が形成されており、ドラム 5内には、前記内出入口を通して洗濯物が投入され、ドラム 5内力、らは、内出入口を通して洗濯物が取出されるようになっている。このドラム 5は、前記洗濯モータによって回転操作されるものであり、ドラム 5の回転時には、洗濯物を持上げて貯留水中に落下させる動作が繰返される。即ち、ドラム 5は洗濯物を叩き洗いするようになっている。

[0011] ドラム 5には、前蓋 8及び後蓋 9が軸 10及び軸 11を中心に回動可能に装着されている。これら前蓋 8及び後蓋 9は、ドラム 5の内出入口を開閉する内蓋 12を構成し、リンク機構を介して相互に機械的に連結されている。このリンク機構は、前蓋 8及び後蓋 9の一方の操作力を他方に逆向きに伝達する構成である。即ち、前蓋 8及び後蓋 9 は、リンク機構により、一方がドラム 5の周壁に沿う閉鎖状態に回動操作されることに連動して、他方も同様の閉鎖状態になり、一方がドラム 5の周壁に対して傾斜する開放状態に回動操作されることに連動して、他方も同様の開放状態になるように構成されている。

[0012] 水槽 4の周壁には、貫通孔状の中出入口 13が形成されている。この中出入口 13は、ドラム 5内に内出入口を通して洗濯物を投入したり、ドラム 5内から内出入口を通して洗濯物を取出すものである。なお、洗濯モータは、洗濯運転の最終工程では、ドラム 5の内出入口が水槽 4の中出入口 13に径方向から重なるように停止制御される。また、水槽 4には、中蓋 14が軸 15を中心に回動可能に装着されている。中出入口 13 は、中蓋 14が水槽 4の周壁に対して傾斜する開放状態及び水槽 4の周壁に沿う閉鎖状態に回動操作されることにより開閉される。

[0013] 台板 1には、外箱 16の下端部が固定されている。この外箱 16は、上下面が開口する矩形箱状をなし、複数のショックァブソーバ 2、水槽 4、ドラム 5は、外箱 16内に収納されている。この外箱 16の上端部には、トップカバー 17が固定されている。このトップカバー 17は、図 2及び図 6に示すように、貫通孔状の外出入口 18を有する矩形枠状をなすものであり、外出入口 18は、中蓋 14の上方に対向配置されている。この外出入口 18は、外部からドラム 5内に洗濯物を投入する投入経路の入口に相当し、ドラム 5内から外部に洗濯物を取出す取出経路の出口にも相当する。

[0014] トップカバー 17の後端部には、図 1に示すように、上面及び後面が開口する空間状の機械室 19が形成されている。この機械室 19内には、水槽 4内に水道水を注入する給水弁及び水槽 4内に風呂水を注入する給水ポンプ（いずれも図示せず）が収納されている。機械室 19の上面及び後面には、バックカバー 20が固定されており、機械室 19の上面及び後面はバックカバー 20によって閉鎖されている。

[0015] トップカバー 17の内面には、図 4に示すように、左側部及び右側部に位置してレール部材に相当する 2本のレール 21が上下に離間して設けられている。これら各レーノレ 21は、図 1に示すように、急傾斜部 22及び緩傾斜部 23を有するものである。ここで、急傾斜部 22とは、後方から前方へ向う下降傾斜度合が相対的に急な前半部を称し、また緩傾斜部 23とは、同方向の下降傾斜度合が相対的に緩やかな後半部を称するものである。即ち、各レール 21は、全体として連続する湾曲状をなし、急傾斜部 22及び緩傾斜部 23間の境界は、レール 21のうち外出入口 18の前後方向中央部に位置するように設定されてレヽる。

[0016] 各組の両レール 21間には、図 4に示すように、レール溝 24が形成されている。両レール溝 24内には、図 1に示すように、第 1の蓋部材に相当する前蓋 25の左右両端部及び第 2の蓋部材に相当する後蓋 26の左右両端部がスライド可能に揷入されている。これら前蓋 25及び後蓋 26は、外出入口 18を開閉する外蓋 27を構成し、外出入口 18を閉鎖する閉鎖状態でレール 21の急傾斜部 22及び緩傾斜部 23に配置される。これら前蓋 25及び後蓋 26は、図 3に示すように、複数の回動片 28を回動可能に連結することから構成されている。各回動片 28は、前後方向に隣接する回動片 28に対して相対的に回動可能にされている。即ち、前蓋 25のスライド及び後蓋 26のスライドは、前蓋 25及び後蓋 26が、回動片 28を単位としてレール 21に沿って曲がることにより許容される。つまり、前蓋 25及び後蓋 26は、蛇腹蓋、スライド蓋に相当する。以下、回動片 28について、図 3を参照して説明する。

[0017] 中空部 29は、硬質樹脂を左右方向へ延びる筒状に押出成形され、中空部 29の前端部には、軸受け部 30が形成されている。この軸受け部 30は、中空部 29を押出成形するときに中空部 29と一体的に成形され、押出成形機のスクリューの押出方向に沿って延びる円筒状をなしている。

[0018] 中空部 29の後端部には、ジョイント部 31が形成されている。このジョイント部 31は、左右方向へ延びる支持部 32と左右方向へ延びる円柱状の軸部 33とを有し、二色成形されることにより中空部 29に一体化されている。このジョイント部 31は、中空部 29 に比べて弾性に富んだ軟質樹脂を材料に形成されたものであり、回動片 28相互間は、軸部 33を後方の軸受け部 30に嵌合することにより回動可能に連結されている。回動片 28は以上のように構成されている。

[0019] 前蓋 25には、図 3に示すように、最後列の回動片 28に位置して、合成樹脂製の複数のボス 34がスライド可能に挿入されている。複数のボス 34の上端部には、第 1の保持部材に相当する前保持部材 35がー体成形されている。この前保持部材 35は、複数のボス 34の内周面に径大な頭部 36aを有するネジ 36を螺合することにより前蓋 25に対して抜止めされている。そして、前保持部材 35には、前蓋 25の左右方向中央部に位置して、合成樹脂製のフック受け 37が固定されている。このフック受け 37は、鉤状をなす第 1の係合部材に相当し、フック受け 37の後端部には、上方へ延びる第 1の爪部 38がー体成形されている。

[0020] 後蓋 26には、最前列の回動片 28に位置して、合成樹脂製の複数のボス 34がスライド可能に揷入されている。複数のボス 34の上端部には、第 2の保持部材に相当する後保持部材 39がー体成形されている。この後保持部材 39は、複数のボス 34の内周面に径大な頭部 36aを有するネジ 36を螺合することにより後蓋 26に対して抜止めされ、後保持部材 39には空間状のフック収納部 41が形成されている。 [0021] 後保持部材 39には、フック収納部 41内に位置して合成樹脂製のシャフト 42が回動可能に装着されている。このシャフト 42は、左右方向へ水平に延びる円柱状をなし、シャフト 42には、後蓋 26の左右方向中央部に位置してフック 43がー体成形されている。このフック 43は、鉤状をなす第 2の係合部材に相当し、フック 43には下方へ延びる第 2の爪部 44がー体成形されてレ、る。

[0022] シャフト 42には、ばね部材に相当するばね部 45がー体成形されており、ばね部 45 の前端部は、フック収納部 41の天井面によって係止されている。このばね部 45は、フック 43に比べて薄肉な鉤状の部分を示す。フック 43の爪部 44は、ばね部 45の弹性復元力で、図 3の反時計回り方向へ付勢されることによりフック受け 37の爪部 38に上方から係合している。即ち、前蓋 25及び後蓋 26は、爪部 38及び爪部 44間の係合力で連結状態にロックされることによりトップカバー 17の外出入口 18を閉鎖する閉鎖状態に保持される。前蓋 25及び後蓋 26間を閉鎖状態にロックするロック機構 46は、前保持部材 35、フック受け 37、後保持部材 39、シャフト 42、フック 43、ばね部 45にて構成されている。

[0023] シャフト 42には、合成樹脂製の操作子 47が回動可能に装着されている。この操作子 47の内周面には、突状の操作部 48がー体成形されており、操作部 48はフック受け 37及びフック 43の係合状態で被操作部 49に両者の反対側から接触している。この被操作部 49は、シャフト 42に一体成形され、フック 43の係合状態では爪部 44がフック受け 37の爪部 38に接触し、被操作部 49が操作子 47の操作部 48に接触している。即ち、フック 43は、フック受け 37及び操作子 47に接触することにより回動不能に拘束されている。なお、操作子 47は、アンロック操作部材及び解除操作部材に相当する。

[0024] 操作子 47が、フック受け 37及びフック 43間の係合状態で、図 3の時計回り方向へ回動操作されたときには、被操作部 49が操作部 48によって同方向へ押圧される。そして、フック 43は、同方向へ回動することによりフック受け 37から離間する。即ち、操作子 47は、フック受け 37及びフック 43間を係合状態力も係合解除状態に切換える作用をなして、前蓋 25及び後蓋 26は、操作子 47のワンタッチ操作でロック状態から

7状態に切換わる。 [0025] 前保持部材 35には、図 3に示すように、前端部に位置して板状のストッパ 50がー体成形されている。前蓋 25は、前蓋 25及び後蓋 26間がロック解除されることによりレール溝 24に沿って前方へ自重でスライドし、図 2に示すように、ストッパ 50がトップカバ一 17に接触することによりスライド停止する。この前蓋 25の開放状態では、前蓋 25 の露出部分が外箱 16内に収納される。この前蓋 25の露出部分とは、前保持部材 35 力前方に突出する突出部分である。前蓋 25は、開放状態で露出部分が外箱 16内に収納されることにより使用者から視覚的に認識不能な状態になる。

[0026] トップカバー 17内には、図 1に示すように、後滑車 51が軸 52を中心に回動可能に装着されている。この後滑車 51には、紐部材に相当するワイヤ 53が折返し状に掛渡されており、ワイヤ 53の一端部は前保持部材 35に固定され、ワイヤ 53の他端部は後保持部材 39に固定されている。また、トップカバー 17内には、前滑車 54が軸 55を中心に回動可能に装着されており、ワイヤ 53の下辺部は前滑車 54によって下方から支えられている。これら後滑車 51、ワイヤ 53、前滑車 54は前蓋 25のスライド力を後蓋 2 6に逆向きに伝える伝達機構 56を構成する。後蓋 26は、前蓋 25が前方へ自重でスライドすることに連動してレール溝 24に沿って後方へスライドし、前蓋 25は、後蓋 26 が使用者によって前方へスライド操作されることに連動して後方へスライドする。

[0027] 即ち、前蓋 25及び後蓋 26は、電気的な駆動力を何ら用いることなく機械的な連動関係で自動的に開放方向へスライドするようになっている。つまり、前蓋 25及び後蓋 26の開放方向へのスライドは、操作子 47のワンタッチ操作で行われ、前蓋 25及び後蓋 26の閉鎖方向へのスライドは、使用者が後蓋 26を操作することで行われる。これら前蓋 25及び後蓋 26のスライドは、レール 21に沿って行われるのであり、レーノレ 2 1は湾曲状経路に相当する。

[0028] 後保持部材 39には、図 3に示すように、後端部に位置して垂直な板状のストッパ 57 がー体成形されている。後蓋 26は、図 2に示すように、ストッパ 57がバックカバー 20 に接触することでスライド停止する。この後蓋 26の開放状態では、後蓋 26の露出部分が機械室 19内及び外箱 16内に収納される。この後蓋 26の露出部分とは、後保持部材 39から後方に突出する突出部分である。後蓋 26は、開放状態で露出部分が機械室 19内及び外箱 16内に収納されることにより使用者から視覚的に認識不能な状態になる。

[0029] 外蓋 27は、トップカバー 17の外出入口 18の前後方向中央部で前蓋 25及び後蓋 2 6に分割された状態になる。前蓋 25が閉鎖状態から開放状態へ移動するときのスト口一ク、前蓋 25が開放状態から閉鎖状態へ移動するときのストローク、そして後蓋 26が閉鎖状態から開放状態へ移動するときのストローク、後蓋 26が開放状態から閉鎖状態へ移動するときのストロークは全て同一に設定されている。

[0030] 後保持部材 39には、図 3に示すように、後蓋 26の左右方向中央部に位置して突状の操作子 58がー体成形されている。この操作子 58は、移動操作部材に相当し、操作子 58の後面には、突状の手掛部 59がー体成形されている。この手掛部 59は、使用者が後蓋 26を開放状態から前方へ閉鎖操作するときに前方力手指を掛けること力 Sできる。ロック解除用の操作子 47は、使用者が手掛部 59に手指を掛けたまま同一の手の残りの指で操作できる程度に移動操作用の操作子 58に近接配置されている

[0031] フック受け 37の爪部 38及びフック 43の爪部 44には、傾斜面 60及び傾斜面 61が形成されている。これら傾斜面 60及び傾斜面 61は、後方から前方へ向うに従って上昇するようになっている。これにより、後蓋 26の閉鎖操作時には、フック 43の傾斜面 6 1がフック受け 37の傾斜面 60に乗上げ、傾斜面 60に沿って前方へスライドする。すると、フック 43力ばね部 45の付勢力に抗して、図 3の時計回り方向へ回動し、傾斜面 61が傾斜面 60を通過することによりフック 43がフック受け 37にばね部 45の付勢力で係合する。即ち、フック受け 37及びフック 43は後蓋 26が、開放状態から閉鎖状態に操作されることに連動して、係合解除状態から係合状態に操作力で自動的に復帰するようになっている。そして、前蓋 25及び後蓋 26間は、後蓋 26を閉鎖操作する以外の操作無しで閉鎖状態にロックされる。

[0032] 前保持部材 35の後端部には、図 3に示すように、抑止部材に相当する突状の庇部 62がー体成形されており、後蓋 26の閉鎖操作時には、係合部 63が庇部 62に下方力係合する。この係合部 63は、後保持部材 39に一体成形されたものであり、フック 43の傾斜面 61がフック受け 37の傾斜面 60に乗上げるタイミングと同一タイミングで庇部 62に係合する。即ち、庇部 62は、係合部 63を上方から押えることで後保持部材 39の天井壁がばね部 45の付勢力で上方へ弾性変形することを抑止する。フック 4 3は、後保持部材 39の弾性変形が抑止されることによりフック受け 37に対して係合可能な正常姿勢に保持される。

[0033] 上記第 1の実施例によれば、外蓋 27を前蓋 25及び後蓋 26に分割し、前蓋 25及び後蓋 26を相手側とは反対方向へ移動させることでトップカバー 17の外出入口 18を開閉するように構成した。このため、前蓋 25の移動ストローク及び後蓋 26の移動ストローク力 S、外出入口 18の大きさに比べて短くなる。これにより、使用者が外出入口 18 を少ない負担で開閉することが可能になる。

[0034] また、前蓋 25及び後蓋 26をスライド可能に設けたので、前蓋 25及び後蓋 26が開放状態でトップカバー 17から上方に突出することがなくなる。このため、前蓋 25及び後蓋 26が、水道の蛇口等に干渉することがなくなるので、外箱 16の設置の自由度が高まる。

[0035] また、前蓋 25及び後蓋 26を蛇腹状に設けた。このため、前蓋 25及び後蓋 26が、レール 21に沿ってスライドするときに前蓋 25の形状及び後蓋 26の形状が湾曲経路（ 21)に沿って変化するので、前蓋 25及び後蓋 26のスライドが円滑になる。

[0036] また、前蓋 25及び後蓋 26を同一部品たる回動片 28の組合わせから構成した。このため、前蓋 25及び後蓋 26を異部品の組合せから構成する場合に比べてコストが低減される。

[0037] また、前蓋 25及び後蓋 26を開放状態で視覚的に認識不能な状態に隠した。このため、前蓋 25及び後蓋 26の開放状態での製品の見栄えが向上する。

また、外蓋 27を外出入口 18の前後方向中央部で前蓋 25及び後蓋 26に分割した。このため、前蓋 25の移動ストローク及び後蓋 26の移動ストロークが同一になる。

[0038] また、前蓋 25の移動力を後蓋 26に逆向きに伝達する伝達機構 56を設けた。このため、前蓋 25及び後蓋 26を個別に操作する手間が不要になる。

また、前蓋 25及び後蓋 26間を閉鎖状態にロックするロック機構 46を設けた。このため、前蓋 25及び後蓋 26が閉鎖状態で移動することが抑えられる。これにより、前蓋 2 5及び後蓋 26間が運転時の振動で干渉することに起因して異音が発生することが防止される。 [0039] また、前蓋 25及び後蓋 26間のロック解除を切掛に前蓋 25を閉鎖状態から開放方向へ自発的に移動させた。このため、使用者が前蓋 25を直接的に開放操作する手間が不要になるので、前蓋 25の開放操作が簡単になる。

[0040] また、前蓋 25の自発的な移動を行うための駆動力として前蓋 25の自重を利用した。このため、前蓋 25の自発的な移動を行うための電気的な駆動源及びばね等の機械的な駆動源が不要になるので、構成が簡単になる。

[0041] また、前蓋 25及び後蓋 26のロック解除を切掛に前蓋 25を自重で閉鎖状態から開放方向へスライドさせ、後蓋 26を前蓋 25のスライド力で閉鎖状態から開放方向ヘスライドさせた。このため、使用者が後蓋 26を直接的に操作する手間が不要になるので、後蓋 26の開放操作が簡単になる。し力も、前蓋 25及び後蓋 26間をロック解除するワンタッチ操作で外出入口 18を開放したので、外出入口 18の開放操作が一層簡単になる。

[0042] また、後蓋 26を閉鎖状態から開放方向へスライドさせるときにはレール 21の緩傾斜部 23を登らせ、逆に開放状態から閉鎖方向へスライドさせるときには緩傾斜部 23を下らせた。このため、使用者が後蓋 26を閉鎖操作するときに操作力が後蓋 26の自重分だけ低減されるので、後蓋 26を閉鎖操作するときの負担が少なくなる。

[0043] また、後蓋 26に移動操作用の操作子 58を設けたので、使用者が操作子 58に手指を掛けて後蓋 26を手前側に引張ることで外出入口 18を閉鎖することができる。このため、前蓋 25を後方へ押込むことで外出入口 18を閉鎖する場合に比べて力が入り易くなるので、外出入口 18の閉鎖操作が簡単になる。

[0044] また、後蓋 26の一方だけに移動操作用の操作子 58を設けた。このため、使用者に後蓋 26の操作だけでトップカバー 17の外出入口 18を閉鎖できることを明確に認識させること力 Sできる。

[0045] また、ロック解除用の操作子 47と移動操作用の操作子 58とを近接配置した。このため、使用者が操作子 58の手掛部 59に手指を掛けたまま同一の手の残りの指で操作子 47を操作することができるので、使い勝手が向上する。

[0046] また、フック受け 37及びフック 43を上方及び下方へ指向する第 1の爪部 37及び第 2の爪部 44を有する鉤状に構成した。このため、前蓋 25及び後蓋 26の閉鎖状態で後保持部材 39に使用者の手が乗せられることにより上方から下方への外力が作用したときに、第 2の爪部 44が第 1の爪部 38に係合する方向へ移動するようになる。これにより、両者が係合解除されることに基いて前蓋 25及び後蓋 26が不用意に開放方向へスライドすることを防止できる。

[0047] また、フック 43を係合状態でフック受け 37及び操作子 47の双方に接触させることに基いて回動不能に拘束した。このため、フック 43が運転時の振動等で回動することが防止されるので、フック受け 37及びフック 43間の係合が運転時の振動で解除されることに基いて前蓋 25及び後蓋 26が不用意に開放方向へスライドすることが防止される。

[0048] また、後保持部材 39の係合部 63を前保持部材 35の庇部 62に係合させることで後保持部材 39の弾性変形を抑止し、更にフック 43が後保持部材 39の弾性変形に連動して異常姿勢になることを防止した。このため、フック 43が後蓋 26の閉鎖操作に基いてフック受け 37に確実に係合するようになるので、前蓋 25及び後蓋 26間が後蓋 2

6の閉鎖操作に連動して確実にロックされるようになる。

[0049] また、ワイヤ 53を後滑車 51に折返し状に掛渡すことによりワイヤ 53に上辺部及び下辺部を形成し、前蓋 25及び後蓋 26をワイヤ 53の下辺部及び上辺部に連結した。このため、伝達機構 56が小形化されるので、伝達機構 56の配置の自由度が高まる。

[0050] なお、上記第 1実施例においては、前蓋 25及び後蓋 26の双方を開放状態で視覚的に認識不能に隠す構成とした力これに限定されるものではなぐ例えば前蓋 25 及び後蓋 26の一方だけを隠す構成としても良い。

[0051] また、前蓋 25及び後蓋 26を開放状態で外箱 16内に収納することに基いて視覚的に認識不能に隠した力これに限定されるものではなぐ前蓋 25及び後蓋 26を開放状態で隠す専用カバーを設けても良い。

[0052] また、外蓋 27を外出入口 18の前後方向中央部で前蓋 25及び後蓋 26に分割したが、これに限定されるものではなぐ例えば外出入口 18の前後方向中央部から前方に偏った部分または後方に偏った部分で分割しても良い。

[0053] また、前蓋 25を自重で閉鎖状態から開放状態にスライドさせ、後蓋 26を前蓋 25のスライド力で閉鎖状態から開放状態にスライドさせたが、これに限定されるものではなぐ例えば下記（1)または（2)の構成としても良レ、。

(1)後蓋 26を自重で閉鎖状態から開放状態にスライドさせ、前蓋 25を後蓋 26のスライド力で閉鎖状態から開放状態にスライドさせる。

(2)前蓋 25及び後蓋 26の双方を自重で閉鎖状態から開放状態にスライドさせる。この場合には前蓋 25及び後蓋 26間を連結する伝達機構 56が不要になる。

[0054] また、前蓋 25を閉鎖状態から開放状態にスライドさせる駆動力として前蓋 25の自重を利用したが、これに限定されるものではなぐ例えば使用者が前蓋 25を直接的に操作する構成としたり、前蓋 25をモータ及びソレノイド等の電気的な駆動源で操作する構成としても良レ、。この場合、ロック解除用の操作子 47の有効操作の有無をスィツチによって検出し、操作子 47の有効操作が検出されることに基いて駆動源を動作させることで前蓋 25を開放すると良レ、。

[0055] また、前蓋 25及び後蓋 26をロック機構 46によって連結することに基いて閉鎖状態にロックした力これに限定されるものではなぐ例えばレール 21に対する摩擦抵抗力で閉鎖状態に静止させても良い。

[0056] また、ロック解除用の操作子 47と移動操作用の操作子 58とを同時操作可能な態様に近接配置したが、これに限定されるものではなぐ例えば両者を同時操作不能な態様に離間配置しても良い。

[0057] また、前蓋 25及び後蓋 26を蛇腹蓋から構成したが、これに限定されるものではなく

、例えば折曲不能な板材カ構成しても良い。この場合、板材としてはレール 21に沿つて弾性変形可能な弾性板を用いることが好ましい。

[0058] また、移動操作用の操作子 58を後蓋 26だけに設けた力これに限定されるものではなぐ例えば前蓋 25だけに設けたり、前蓋 25及び後蓋 26の双方に設けても良い。また、前蓋 25及び後蓋 26の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する紐部材としてワイヤ 53を用いたが、これに限定されるものではなぐ例えばピアノ線及びゴムべノレト等を用いても良い。

[0059] また、外蓋 27を外出入口 18の前後方向中央部で前蓋 25及び後蓋 26に分割したが、これに限定されるものではなぐ略中央部で分割すれば良い。

また、前蓋 25及び後蓋 26の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構 5 6としてワイヤ伝達機構を用いた力これに限定されるものではなぐ例えばリンク機構、カム機構、搬送機構等を用いても良い。

[0060] <第 2の実施例 >

次に、本発明の第 2の実施例を図 8及び図 9を参照して説明する。上記第 1の実施例とは以下の点で異なっている。

[0061] 図 8に示すように、トップカバー 17には、第 2の蓋部材に相当する後蓋 71が軸 72を中心に回動可能に装着されている。この後蓋 71は、合成樹脂を板状に成形することから構成され、後蓋 71の軸 72には後アーム 73の上端部が固定されている。この後アーム 73の下端部には、前アーム 74の後端部が軸 75を中心に回動可能に連結されている。前アーム 74の前端部には、前ブラケット 76の下端部が軸 77を中心に回動可能に装着されている。この前ブラケット 76の上端部には、前蓋 78が固定されている。この前蓋 78は第 1の蓋部材に相当し、合成樹脂を板状に成形することから構成されている。

[0062] 前アーム 73、後アーム 74、前ブラケット 76は、前蓋 78及び後蓋 71の一方の回動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構としてのリンク機構 79を構成する。前蓋 78及び後蓋 71は、相手側とは反対方向へ回動することに基いてトップカバー 17の外出入口 18を開閉する外蓋 80を構成する。即ち、前アーム 74及び後アーム 73間の屈曲状態では、図 8に示すように、前蓋 78及び後蓋 71が外出入口 18を閉鎖した閉鎖状態になる。この開放状態で後蓋 71が後方へ回動操作されたときには、後蓋 71の後方への回動力が前蓋 78に逆向きに伝達されることに基いて前蓋 78が前方へ移動する。そして、図 9に示すように、前アーム 74及び後アーム 73間が伸張状態になることに基いて前蓋 78が後蓋 71が連動して開放状態になる。この開放状態では前蓋 78が外箱 16の前方に突出する。

[0063] <第 3の実施例 >

次に、本発明の第 3の実施例を図 10を参照して説明する。上記第 1の実施例とは以下の点で異なっている。

[0064] 図 10に示すように、トップカバー 17内には、前スプロケット 91及び後スプロケット 92 が軸 93及び軸 94を中心に回動可能に装着されている。そして、前スプロケット 91及び後スプロケット 92の外周面には、複数の歯部 95が形成されている。また、トップ力バー 17の左側のガイド溝 24内及び右側のガイド溝 24内には、前半部に位置して第 1の蓋部材に相当する前蓋 96がスライド可能に挿入され、後半部に位置して第 2の蓋部材に相当する後蓋 97がスライド可能に揷入されている。これら前蓋 96及び後蓋 97は、弾性を有する合成樹脂製の樹脂板からなるものであり、相手側に近付く方向へ移動することに基いてトップカバー 18の外出入口 18を閉鎖する閉鎖状態になる。そして、相手側から遠ざかる方向へ移動することに基いて外出入口 18を開放する開放状態になる。即ち、前蓋 96及び後蓋 97は、外出入口 18を開閉する外蓋 103を構成する。

[0065] 前蓋 96の下面及び後蓋 97の下面には、複数の凹部 98が形成されている。これら凹部 98は、前後方向に沿って配列されている。そして、前スプロケット 91の回転時及び後スプロケット 92の回転時には、前スプロケット 91の回転力及び後スプロケット 92 の回転力が歯部 95から凹部 98を通して前蓋 96及び後蓋 97に伝達される。これにより、前蓋 96及び後蓋 97がレール 21に沿ってスライドする。

[0066] 前スプロケット 91の軸 93及び後スプロケット 92の軸 94には、無端状のベルト 99が掛渡されている。このベルト 99は、前後方向の中央部で交差するようになっており、ベノレト 99は、交差部分の前方及び後方でローラ 100及びローラ 101によって支持されている。これらローラ 100及びローラ 101は、トップカバー 17内に回転可能に装着されており、ベルト 99はローラ 100及びローラ 101によって下方へ弛むことが防止されている。

[0067] 前スプロケット 91、後スプロケット 92、ベノレト 99は、前蓋 96及び後蓋 97の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構としての搬送機構 102を構成する。即ち、前蓋 96及び後蓋 97の一方が閉鎖状態から開放状態に操作されたときには他方が一方に連動して開放状態に移動し、前蓋 96及び後蓋 97の双方がトップカバー 17から前方及び後方へ突出する露出状態になる。また、前蓋 96及び後蓋 97の一方が開放状態から閉鎖状態に操作されたときには、他方が一方に連動して閉鎖状態に移動する。

[0068] なお、上記第 1一第 3の実施例においては、外蓋 27、外蓋 80、外蓋 103を前後方向に分割したが、これに限定されるものではなぐ例えば左右方向に分割しても良いまた、洗濯物を叩き洗いするドラム式の洗濯機に本発明を適用したが、これに限定されるものではなぐ例えば撹拌体が生成する水流で洗浄する構成の洗濯機に適用しても構わない。

産業上の利用可能性

以上のように、本発明の洗濯機は、外蓋を少ない負担で操作する場合に有効である。

Claims

請求の範囲

[1] 洗濯物が投入される洗濯槽 (5)と、

前記洗濯槽（5)内に洗濯物を投入する投入経路の入口（18)を開閉する外蓋（27 、 80、 103)とを備えた洗濯機において、

前記外蓋（27、 80、 103)は、相手側とは反対方向へ移動することに基いて前記入口（18)を開閉する第 1の蓋部材（25、 78、 96)及び第 2の蓋部材（26、 71、 97)に分割されていることを特徴とする洗濯機。

[2] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材は、相対的に前後する前蓋及び後蓋であることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[3] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材は、相手側とは反対方向へスライドすることに基いて前記入口を開閉するスライド蓋であることを特徴とする請求項 1記載の洗

[4] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の少なくとも一方は、複数の回動片（28) を相互に回動可能に連結してなる蛇腹蓋であることを特徴とする請求項 1記載の洗

[5] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の少なくとも一方は、前記入口を開放する開放状態で視覚的に認識不能な状態になることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[6] 前記外蓋は、前記入口の略中央部で前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材に分割されていることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[7] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構（56、 79、 102)を備えたことを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[8] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間を連結状態にロックすることに基いて前記入口を閉鎖状態に保持するロック機構 (46)を備えたことを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[9] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間を連結状態にロックすることに基いて前記入口を閉鎖状態に保持するロック機構を備え、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の少なくとも一方は、ロック解除されることに基レ、て閉鎖状態から前記入口を開放する開放方向へ自発的に移動することを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[10] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間を連結状態にロックすることに基いて前記入口を閉鎖状態に保持するロック機構を備え、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の少なくとも一方は、ロック解除されることに基レ、て閉鎖状態から前記入口を開放する開放方向へ自重で移動することを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[11] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材をスライド可能に支持するレール部材（2

1)と、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間を連結状態にロックすることに基いて前記入口を閉鎖状態に保持するロック機構と、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構とを備え、

前記レール部材には、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間がロック解除されることに基いて前記第 1の蓋部材を閉鎖状態から前記入口を開放する開放方向へ自重でスライドさせる傾斜部が設けられてレ、ることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[12] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材をスライド可能に支持するレール部材と、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間を連結状態にロックすることに基いて前記入口を閉鎖状態に保持するロック機構と、

前記レール部材は、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間がロック解除されることに基いて前記第 1の蓋部材を閉鎖状態から前記入口を開放する開放方向へ自重でスライドさせる急傾斜部（22)と急傾斜部に比べて同方向への傾斜度合が緩や力、な緩傾斜部（23)とを有し、

前記第 2の蓋部材は、閉鎖状態で前記緩傾斜部によって支持されることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[13] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構と、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材をスライド可能に支持するレール部材とを備え、

前記レール部材は、後方から前方へ向うに従って下降する急傾斜部及び急傾斜部に比べて同方向への傾斜度合が緩やカ^緩傾斜部を有し、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材は、前記入口の閉鎖状態で前記急傾斜部及び前記緩傾斜部によって支持される前蓋及び後蓋からなり、

前記後蓋には、前記後蓋を前記入口を開放する開放状態から閉鎖状態にスライド操作する移動操作部材 (58)が設けられていることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[14] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間を連結状態にロックすることに基いて前記入口を閉鎖状態に保持するロック状態と前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間のロックを解除するアンロック状態との間で切換わるロック機構と、

前記ロック機構をロック状態からアンロック状態に切換えるアンロック操作部材 (47) と、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構と、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方に設けられ、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方を移動操作する移動操作部材とを備え、

前記アンロック操作部材は、前記移動操作部材に手を掛けたまま同一の手で操作可能に配置されていることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[15] 前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間を連結状態にロックすることに基いて前記入口を閉鎖状態に保持するロック状態と前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材間のロックを解除するアンロック状態との間で切換わるロック機構と、

前記ロック機構をロック状態からアンロック状態に切換えるアンロック操作部材と、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方の移動力を他方に逆向きに伝達する伝達機構と、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方に設けられ、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方を移動操作する移動操作部材とを備え、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材は、前方の前蓋及び前記移動操作部材を有する後方の後蓋から構成され、

[16] 前記第 1の蓋部材に設けられた第 1の係合部材（37)と、

前記第 2の蓋部材に設けられ、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の閉鎖状態で前記第 1の係合部材に係合する第 2の係合部材 (43)とを備え、

前記第 1の係合部材及び前記第 2の係合部材は、上方及び下方に延びる第 1の爪部（38)及び第 2の爪部（44)を有する鉤状をなしてレ、ることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[17] 前記第 1の蓋部材に設けられた第 1の係合部材と、

前記第 2の蓋部材に設けられ、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の閉鎖状態で前記第 1の係合部材に係合する第 2の係合部材と、

前記第 2の係合部材を前記第 1の係合部材側へ付勢するばね部材 (45)と、前記第 2の係合部材を前記ばね部材の付勢力に杭して移動操作することで前記第

1の係合部材及び前記第 2の係合部材間の係合を解除する解除操作部材 (47)とを備え、

前記第 2の係合部材は、前記第 1の係合部材に係合した状態で前記第 1の係合部材及び前記解除操作部材の双方に接触することに基いて移動が拘束されることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[18] 前記第 1の蓋部材に設けられ、第 1の係合部材を保持する第 1の保持部材 (35)と、前記第 2の蓋部材に設けられ、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の閉鎖状態で前記第 1の係合部材に係合する第 2の係合部材を保持する第 2の保持部材 (39 )と、

前記第 2の保持部材に設けられ、前記第 2の係合部材を前記第 1の係合部材側へ付勢するばね部材と、前記第 1の保持部材に設けられ、前記第 1の係合部材及び前記第 2の係合部材間の係合状態で前記第 2の保持部材に係合する抑止部材 (62)とを備え、

前記抑止部材は、前記第 2の保持部材が前記ばね部材の弾性力で変位することに基いて前記第 2の係合部材が前記第 1の係合部材から離間する係合解除方向へ移動することを抑止することを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[19] 滑車（51)と、

前記滑車に折返し状に掛渡された有端状の紐部材 (53)とを備え、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材は、前記紐部材の両端部に連結されていることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。

[20] 滑車と、

前記滑車に折返し状に掛渡された有端状の紐部材とを備え、

前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材は、前記紐部材の両端部に連結され、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方には、前記第 1の蓋部材及び前記第 2の蓋部材の一方を移動操作する移動操作部材が設けられていることを特徴とする請求項 1記載の洗濯機。