WO2005050508A1

WO2005050508A1 - 顔写真撮影装置及び顔写真処理システム

Info

Publication number: WO2005050508A1
Application number: PCT/JP2004/017123
Authority: WO
Inventors: Nobu Nakane; Taketo Nozu; Tsuyoshi Katsuta
Original assignee: Konica Minolta Photo Imaging, Inc.
Priority date: 2003-11-18
Filing date: 2004-11-11
Publication date: 2005-06-02

Abstract

利用者の顔を撮影して顔画像情報を生成する撮影手段と、前記利用者から生体認証情報を取得する生体認証情報取得手段と、前記顔画像情報と前記生体認証情報とを関連付けて記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。

Description

明細書顔写真撮影装置及び顔写真処理システム技術分野

本発明は、利用者の顔写真を撮影する顔写真撮影装置及び顔写真処理システムに関する。背景技術

近年、各種団体の会員証や社員証、各種免許証等の身分証として、 I Cメモリ内蔵の I Dカードが普及してきている。この I Dカードには、顔写真や個人情報（I D番号、住所、氏名、年齢、及び所属等）がカードの表面に直接印刷されるとともに、カードに内蔵されている I Cメモリにデジタルデータ化した個人情報が記録されている。

' また、免許証やパスポート、顔写真が印刷されたクレジットカード等の発行を申請する際には、申請書に写真を貼付する場合が多い。このような証明写真を撮影するために、ボックス型の顔写真撮影装置が街頭や駅構内等、利用者が利用しやすい場所に設置されている。例えば、複数回撮影を行って得られた複数の画像を同一記録媒体上にプリントする証明写真撮影装置や、装置に表示される撮影操作案内手順を選択可能な撮影装置が提案されている.（例えば、特許文献 1、 2参照。 ) 。

【特許文献 1】特開 2 0 0 0— 2 9 1 0号公報

【特許文献 2】特開 2 0 0 3— 2 0 7 8 4 0号公報

し力し、従来の顔写真撮影装置は、写真を撮影する機能を有するのみであった。例えば、各種 I Dカードに用いられる顔写真においては、顔写真と本人とがー致するか否かが問題となる。本人認証を行うための技術として、指紋や虹彩等を用いた生体認証技術 (Biometrics) が普及してきており、 I Dカードにおける本人照合にも利用されている。'このような背景から、顔写真撮影装置において、生体認証情報を取得することが望まれる。 ' また従来の顔写真撮影装置は無人であるため、顔写真を撮影する際や生体認証情報を取得する際に、利用者（撮影対象者）の入れ替わり等の不正行為が行われるおそれがあった。

また、利用者の顔写真や生体認証情報等の個人情報を取得する装置に、これらの個人情報が残されていると、個人情報が漏洩するおそれがあった。発明の開示 ' '

本発明は、上記問題に鑑みたものであって、その主たる目的は、顔を撮影するとともに、生体認証情報を取得することができるさらに利用者（撮影対象者）の入れ替わりを防止することができる顔写真撮影装置及び顔写真処理システムを提供すること、および顔写真撮影装置における個人情報の漏洩を防止することにある。上記目的を達成するため、本発明の一実施例は、（1 ) 利用者の顔を撮影して顔画像情報を生成する撮影手段と、前記利用者から生体認証情報を取得する生体認証情報取得手段と、前記顔画像情報と前記生体認証情報とを関連付けて記憶する記憶手段を備えたことを特 ¾としている。

( 2 ) 本発明においては、前記生体認証情報取得手段は、前記顔画像情報から生体認証特徴点データを抽出する特徴点抽出手段を有する前記（ 1 )'に記載の顔写真撮影装置である。 (3)本発明においては、前記生体認証情報取得手段は、前記撮影手段による撮影と略同時に生体認証情報を取得することを特徴とする前記（1) または（2) に記載の顔写真撮影装置である。

(4)本発明においては、前記生体認証情報に、当該生体認証情報を取得した顔写寘撮影装置に固有の識別情報を付帯させる付帯手段を備えたことを特徴とする前記（1) 乃至（3) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

(5)本発明においては、前記利用者の個人情報を入力する個人情報入力手段を備え、前記記憶手段は、前記入力された個人情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする前記（1) 乃至（4) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

顔写真撮影装置。

(6)本発明においては、前記利用者の認証のためのパスワード情報を入力するパスヮード入力手段を備え、前記記憶手段は、前記入力されたパスヮード情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする前記 (1) 乃至（5) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

(7)本発明においては、前記利用者のサイン情報を入力するサイン入力手段を備え、前記記憶手段は、前記入力されたサイン情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて f己憶する前記（1) 乃至（6) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

(8)本発明においては、前記記憶手段に記憶されているデータを保護するためのセキュリティ手段を備えたことを特徴とする前記 (1) 乃至（7) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

(9)本発明においては、前記記憶手段に記憶されているデータを印刷用紙に印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする前記（1 ) 乃至（8 ) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

( 1 0 )本発明においては、前記生体認証情報取得手段により再ぴ前記利用者から取得された新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、前記新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とがー致する場合に、前記印刷された印刷用紙を排出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする前記（1 ) 乃至（9 ) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

( 1 1 )本発明においては、前記記憶手段は、前記顔写真撮影装置に対して着脱可能な記憶媒体であることを特徴とする前記（1 ) 乃至（1 0 ) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。顔写真撮影装置。

( 1 2 ) 本発明の一実施例は、前記（1 )〜（1 1 ) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置と、前記顔苓真撮影装置を管理する管理装置と、が通信ネットワークを介して接続された顔写真処理システムであって、前記顔写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶されているデータを前記管理装置へ送信する通信手段を備え、前記管理装置は、前記送信されたデ一タを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする顔写真処理システムである。

( 1 3 )本発明の一実施例は、撮影室内における撮影対象者の顔写真撮影時に、撮影対象者の生体認証情報を取得するようにした顔写真撮影装置であって、少なくとも撮影対象者の顔写真と撮影対象者の顔画像を含む撮影室内監視写真とを撮影して顔画像情報及び撮影室内監視画像情報を生成する撮影手段と、前記撮影対象者の顔写真撮影時又は生体認証情報の取得時の時間的に前又は後に、前記撮影手段に対して前記撮影室内監視写真の撮影を指示する撮影制御手段と、前記顔画像情報、前記生体認証情報及ぴ前記撮影室内監視画像情報を関連付けて記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする顏写真撮影装置である。

( 1 4 )本発明の一実施例は、撮影室内における撮影対象者の顔写真を撮影する顔写真撮影装置であって、少なくとも撮影対象者の顔写真と撮影対象者の顔画像を含む撮影室内監視写真とを撮影して顔画像情報及び撮影室内監視画像情報を生成する撮影手段と、前記顔画像情報から第 1の顔認証用特徴点データを抽出する特徴点抽出手段と、前記撮影対象者の顔写真撮影時の時間的に前又は後に、前記撮影手段に対して前記撮影室内監視写真の撮影を指示する撮影制御手段と、前記顔画像情報、前記第 1の顔認証用特徴点データ及び前記撮影室内監視画像情報を関連付けて記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする顔写真撮影装置である。

( 1 5 ) 本発明においては、前記特徴点抽出手段は、さらに、前記撮影室内監視画像情報から第 2の顔認証用特徴点データを抽出し、前記記憶手段は、前記第 2の顔認証用特徴点データを前記顔画像情報及び前記第 1の顔認証用特徴点データと関連付けて記憶することを特徴とする前記（1 4 ) 記載の顔写真撮影装置である。

( 1 6 )本発明においては、前記撮影室に人物が入室したことを検知するセンサを備え、前記撮影制御手段は、前記センサからの検知信号に ¾づいて、前記撮影手段を起動させ、さらに、前記撮影手段に対して不定期に前記撮影室内監視写真の撮影を指示することを特徴とする前記（1 3 ) 〜（1 5 ) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。

( 1 7 ) 本発明においては、前記撮影手段は、ズーム機能、又は、少なくとも撮影対象者の顔及び撮影対象者の顔画像を含む撮影室内に対して焦点を切り替える焦点切り替え機能を有することを特徴とする前記（1 3 ) 〜（1 6 ) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。 ( 1 8 ) 本発明の一実施例は、前記顔写真撮影装置を管理する管理装置と、が通信ネットワークを介して接続された顔写真処理システムであって、前記顔写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶されているデータを前記管理装置へ送信する通信手段を備え、前記管理装置は、前記送信されたデータを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする顔写真処理システムである。

( 1 9 )本発明の一実施例は、利用者の顔を撮影する顔写真撮影装置において、前記利用者の顔画像情報を含む当該利用者固有の個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記取得された個人情報を記憶する記憶手段と、前記記憶された個人情報を印刷する印刷手段と、前記記憶手段から前記印刷手段に前記個人情報を送信した後、又は前記印刷手段による前記個人情報の印刷が終了した後に、前記記憶手段に記憶されている個人情報を消去する制御手段と、を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置である。

( 2 0 )本発明の一実施例は、利用者の顔を撮影する顔写真撮影装置において、前記利用者の顔画像情報を含む当該利用者固有の個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記取得された個人情報を記憶する記憶手段と、前記記憶された個人情報を記録媒体に記録するデータ記録手段と、前記記憶手段から前記データ記録手段に前記個人情報を送信した後、又は前記データ記録手段による前記個人情報の記録が終了した後に、前記記憶手段に記憶されている個人情報を消去する制御手段と、を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置である。

( 2 1 ) 本発明の一実施例は、利用者の顔を撮影する顔写真撮影装置において、前記利用者の顔画像情報を含む当該利用者固有の個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記取得された個人情報を記憶する記憶手段と、前記顔写真撮影装置と通信ネットワークを介して接続された管理装置とデータの送受信を行う通信手段と、前記記憶手段から前記管理装置に前言己個人情報を送信した後、又は前記管理装置から前記個人情報の受信確認情報を受信した後に、前記記憶手段に記憶されている個人情報を消去する制御手段と、を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置である。

( 2 2 ) 本発明においては、前記個人情報は、前記利用者の生体認証情報、住所、氏名、筆跡情報、又は監視画像情報を含むことを特徴とする前記（1 9 )〜（2 1 ) のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置である。図面の簡単な説明

第 1図は、第 1の実施の形態における顔写真処理システム 1のシステム構成を示すプロック図である。

第 2図は、顔写真撮影装置 1 0において実行される利用者登録申請処理 1を説明するフローチヤ一トである。

第 3図は、顔写真撮影装置 1 0において実行される利用者登録申請処理 2を説明するフローチヤ一トである。

第 4図は、顔写真撮影装置 1 0において実行される利用者登録申請処理 3を説明するフローチヤ一トである。

第 5図は、第 4の実施の形態における顔写真処理システム 1のシステム構成を示すプロック図である。

第 6図は、顔写真撮影装置 1 0において実行されるデータ記録処理 1を説明するフローチャートである。

第 7図は、顔写真撮影装置 1 0において実行されるデータ記録処理 2を説明するフローチヤ一トである。

第 8図は、顔写真撮影装置 1 0において実行されるデータ記録処理 3を説明するフローチャートである。

第 9 ( a ) 図および第 9 ( b ) 図は、表示装置 1 6に表示される選択画面の表示例である。

第 1 0 ( a ) 図おょぴ第 1 0 ( b ) 図は、顔写真が印刷される印刷用紙の画像領域内に B Mデータが印刷されている例を示す図、および顔写真が印刷される印刷用紙の画像印刷面の裏面に B Mデータが印刷されている例を示す図である。発明を実施するための最良の形態

第 1の実施の形態

以下、第 1図及び第 2図を参照して第 1の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。

第 1図に、第 1の実施の形態における顔写真処理システム 1のシステム構成を示す。

第 1図に示すように、顔写真処理システム 1は、顔写真撮影装置 1 0と、管理装置 3 0とがネットワーク Nを介して接続されて構成されている。第 1図では、顔写真撮影装置 1 0を 1つ図示している力実際には、複数の顏写真撮影装置 1 0がネットワーク Nを介して管理装置 3 0に接続されているものとする。

顔写真撮影装置 1 0は、ボックス型の筐体を備えて構成され、街頭や駅構内等、利用者が利用しゃすい各地に設置されている。

顔写真撮影装置 1 0は、制御部 1 1、カメラ 1 2、検知センサ 1 3、 B Mデータ取得装置 1 4、入力装置 1 5、表示装置 1 6、記憶部 1 7、プリンタ 1 8、スト口ポ 1 9、スピーカー 2 0、キャッシャー 2 1、通信装置 2 2、 1 〇ュニット 2 3 等を備える。制御部 1 1は、図示しない CPU (Central Processing Unit)や R OM (Read Only Memory) 、 RAM (Random Access Memory) 等から構成され、顔写真撮影装置 10の各部を統括的に制御する。 CPUは、入力装置 1 5から入力される各種指示に従って、 ROMに記憶されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを RAMのワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果を RAMの所定の領域に格納する。

例えば、制御部 1 1は、 BMデータ取得装置 14によって取得される生体認証情報（Biometrics Data；以下、「BMデータ」という。）のヘッダに、 BMデータを取得した顔写真撮影装置 10に固有の識別情報を付帯させる。

また、制御部 1 1は、記憶部 1 7に記憶されているデータを暗号化する。すなわち、制御部 11は、データを保護するためのセキュリティ手段としての機能を有する。

カメラ 1 2は、光学レンズ、 CCD (Charge Coupled Device).等の光学センサ、 A/D変換器等から構成され、光学レンズを介して入力される利用者の顔を撮影して顔画像情報（以下、「顔画像データ」という。）を生成する。

検知センサ 13は、顔写真撮影装置 10内に利用者が入ったことを検知して、その検知信号を制御部 1 1に出力する。

BMデータ取得装置 14は、例えば、利用者の指紋、彩、手の甲の静脈パターン、掌紋、顔の特徴、声紋、あるいは、遺伝子情報等の BMデータを取得する装置である。なお、本実施の形態においては、 BMデータ取得装置 14は指紋センサを備え、利用者の指紋を BMデータとして取得するものとする。指紋センサは、リニァ型 CCDイメージセンサ、リニア型 CMOSイメージセンサ等の光電変換素子で構成され、センサの受光面に結像された指紋の一次元像を指紋画像データに変換する。 B Mデータは、この指紋画像データであってもよいし、所定のアルゴリズムに従って抽出された特徴点データであってもよい。特徴点データとは、例えば指紋の場合には、各指紋画像の相違点が比較的明確な、指紋の頂点の位置や数等を示すデータをいう。特徴点データを用いることにより、指紋画像データそのものを用いる場合と比較して、本人認証を容易かつ迅速に行うことができる。

入力装置 1 5は、数字キー、写真種選択 S W (Switch) 、撮影 S W、プリント S W、各種機能キーを備えて構成され、各キー及び S W操作による押下信号を制御部 1 1に出力する。なお、入力装置 1 5は、表示装置 1 6と一体に構成されるタツチパネルや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。

表示装置 1 6は、 C R T (Cathode Ray Tube) や L C D (Liquid Crystal Display) 等からなる表示画面を備え、制御部 1 1の制御に応じて、表示情報を表示する。

記憶部 1 7は、カメラ 1 2により撮影された顔画像データ、 BMデータ取得装置 1 4により取得された B Mデータ、入力装置 1 5から入力された個人情報及びパスワード情報を関連付けて記憶する。個人情報とは、利用者の住所、氏名、年齢、 I D番号等の情報をいう。パスワード情報とは、利用者自身が設定する認証のためのパスヮードをいう。

プリンタ 1 8は、印刷装置等を備え、記憶部 1 7に記憶されている個人情報等を印刷用紙に印刷する。必要に応じて、顔画像データに基づいて顔写真を印刷することとしてもよい。プリンタ 1 8により印刷された書類は、後述する利用者登録申請処理の利用者控え（申請書）として利用される。

ストロボ 1 9は、撮影 S Wが押下される際に、瞬間的に光を発し、撮影に充分な光量になるよう調節する。スピーカー 20は、電気信号を音波に変換して出力する音声出力装置である。スピーカー 20は、顔写真撮影装置 1 0における音声案内を出力する。

キャッシャー' 2 1は、硬貨や紙幣の入金口、釣り銭返金口等を備えた料金精算機であり、入金口から入金された金額の情報を制御部 1 1に出力し、制御部 1 1から指示された金額の硬貨又は紙幣を釣り銭返金口に排出する。

通信装置 22は、モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、ネットヮーク Nを介して管理装置 30とデータ通信を行う。

I /Oュニット 23は、制御部 1 1と、ストロボ 1 9、スピーカー 20、キヤッシヤー 2 1とを接続し、各種信号の入出力を行う。

管理装置 30は、データベース（Database；以下、「DB」という。） 3 1を備えて構成され、ネットワーク Nを介して顔写真撮影装置 1 0を管理する。管理装置 30は、顔写真撮影装置 1 0から送信される顏画像データ、 BMデータ、個人情報、パスヮード情報等を関連付けて DB 3 1に格納させる。

DB 3 1は、顔写真撮影装置 1 0から送信された各データ（顔画像データ、 BM データ、個人情報、パスワード情報等）を関連付けて記憶する。

ネットワーク Nは、 LAN (Local Area Network) 、 WAN (wide Area Network)、インターネットを含めてもよく、電話回線網、 I SDN (integrated Services Digital Network) LEI線網、 AD S L (Asymmetric Digital Subscriber Line) 回線網、移動体通信網、通信衛星回線、 CATV回線、光通信回線、無線通信回線等を含む構成でもよい。例えば、 PH S (Personal Handyphone System) により、顔写真撮影装置 1 0と管理装置 30とのデータの送受信を行う。

次に、顔写真処理システム 1の顔写真撮影装置 1 0における動作について説明する。

第 2図は、顔写真撮影装置 1 0において実行される利用者登録申請処理 1を説明するフローチャートである。利用者登録申請処理は、例えば、 I Dカードの発行を申請する際に行われる処理である。

まず、顔写真撮影装置 1 0内に利用者が入ると、検知センサ 1 3により利用者が検知され（ステップ S 1 )、表示装置1 6に案内画面が表示される（ステップ S 2 )。同時に、スピーカー 2 0により音声案内が出力される。以下の動作においても同様に、各処理毎に、スピーカー 2 0から音声案内が出力されることとしてもよい。利用者がキャッシャー 2 1の入金口に料金を投入すると（ステップ S 3 ) 、入金された金額が判断される（ステップ S 4 ) 。ここで、表示装置 1 6に第 9図（a ) に示すようなカラー Z白黒選択画面が表示され、利用者が力ラ一写真か白黒写真かを選択し、次に、表示装置 1 6に第 9図（b ) に示すような写真種選択画面が現れる。さらに利用者が撮影を希望する写真種を選択するための写真種選択 S Wを押下すると（ステップ S 5 ) 、キャッシャー 2 1により、選択された写真種に応じて料金の精算が行われ、釣り銭が排出される（ステップ S 6 ) 。

次に、利用者が撮影 S Wを押下すると（ステップ S 7 ) 、ストロボ 1 9が照射され、カメラ 1 2により顔写真の撮影が行われ、顔画像データが生成される（ステツプ S 8 )。ここで、顔画像データのチェックが行われる（ステップ S 9 )。例えば、顔が横を向いていないか、顔の大きさ及び位置（画像の外枠から顔までの距離等）は規格内である力、等が判断される。顔画像データが顔写真処理システム 1において利用可能なデータではないと判断された場合には（ステップ S 9 ； N G) 、表示装置 1 6に再撮影の要求を示す画面が表示され、再ぴ撮影が行われる。

顔画像データが顔写真処理システム 1において利用可能なデータであると判断された場合には（ステップ S 9 ； OK) 、顔画像データが記憶部 17に保存される (ステップ S 10) 。次に、入力装置 15から個人情報及びパスワード情報が入力され（ステップ S 1 1) 、顔画像データと関連付けられて記憶部 1 7に保存される (ステップ S 1 2) 。

利用者がプリント SWを押下すると（ステップ S 1.3) 、プリンタ 18により、個人情報及び顔写真が印刷用紙に印刷される（ステップ S 14) 。そして、印刷された申請書が排出され（ステップ S 15) 、利用者はプリント出力された申請書を受け取る（ステップ S 1 6) 。

ステップ S 15において、利用者から再度 BMデータを取得し、記憶部 1 7に記憶されている BMデータと比較照合して認証が成功した場合にのみ、申請書を排出するようにしてもよい。この場合、確実に利用者本人が申請書を受け取ることがでさる。

カメラ 12による顔写真の撮影と略同時に、 B Mデータ取得装置 14により、 B Mデータが取得される力、またはステップ 9において、顔画像データが顔写真処理システム 1において利用可能なデータであると判断された場合には顏画像データから BMデータ（特^ [点データ）が抽出される（ステップ S 17) 。 BMデータのヘッダには、 BMデータを取得した顔写真撮影装置 10に固有の識別情報が付帯される（ステップ S 18)。ここで、取得された BMデータのチェックが行われる（ステツプ S 19)。取得された BMデータが顔写真処理システム 1において利用可能なデータではないと判断された場合には（ステップ S 19 ； NG) 、表示装置 16 に B Mデータの再取得の要求を示す画面が表示され、再ぴ B Mデータの取得が行われる。

BMデータが顔写真処理システム 1において利用可能なデータであると判断された場合には（ステップ S 1 9 ； O K) 、 B Mデータが顔画像データと関連付けられて記憶部 1 7に保存される（ステップ S 2 0 ) 。

そして、顔画像データ、 BMデータ、個人情報及びパスワード情報が暗号ィヒされ (ステップ S 2 1 )、これらのデータが関連付けられた状態でネットワーク Nを介して管理装置 3 0へ送信される（ステップ S 2 2 ) 。管理装置 3 0に送信されたデータは、 D B 3 1に記憶される。

以上で、利用者登録申請処理が終了する。

例えば、顔写真撮影装置 1 0において、 I Dカードの発行の申請が行われる場合には、 D B 3 1に記憶されているデータに基づいて、 I Dカードの発行が行われる。具体的には、カード面に顔写真や個人情報が印刷され、カードに内蔵されている I Cメモリに B Mデータや個人情報、パスヮード情報が記録される。 I Dカードを使用する際には、 I Cメモリに記録されている BMデータと、 I Dカードの所有者から取得した B Mデータとを比較照合することにより、登録されている利用者本人であるという認証が行われる。

したがって、顔写真処理システム 1によれば、利用者の顔を撮影して顔画像データを生成するとともに、 B Mデータを取得することができる。そして、顔画像データ、 B Mデータ、個人情報及びパスヮード情報を関連付けて記憶することができる。また、写真撮影と略同時に B Mデータを取得するので、顔を撮影される人物と異なる人物の B Mデータを取得することを防ぐことができる。これにより、顔写真撮影時又は B Mデータ取得時の他人による「なりすまし」を防止することができる。また、写真撮影時には、環境や利用者の姿勢力、ある程度一定に保たれているので、 B Mデータの精度向上を図ることができる。特に、 B Mデータとして、虹彩や顔の特徴点データを取得する装置と、撮影装置とを連動させる場合にこれらの効果が期待できる。

また、写真撮影及ぴ B Mデータの取得に要する時間を最小限に抑えることができるので、利用者の負担を軽減させることができる。さらに、 B Mデータとして、虹彩や顔の特徴点データを取得する場合には、利用者に認識されることなく、 B Mデータを取得することができる。装置の操作指示を音声入力によって行い、 B Mデータとして、音声データを取得する場合にも、同様に、利用者に認識されることなく、 B Mデータを取得することができる。

また、 B Mデータのヘッダには、 BMデータを取得した顔写真撮影装置 1 0に固有の識別情報が付帯されるので、 B Mデータを取得した顔写真撮影装置 1 0を特定することができる。例えば、後に、 B Mデータが記録された I Dカードによって本人認証を行う際に、認証の失敗の原因が、 BMデータを取得した顔写真撮影装置 1 0に起因するものカ I Dカード保有者に起因するものかを判別することができる。なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適な顔写真処理システムの例であり、これに限定されるものではない。顔写真処理システムを構成する各部の細部構成及ぴ細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

例えば、顔写真撮影装置 1 0力利用者の氏名等のサイン情報を入力するサイン入力手段を備え、サイン情報を顔画像データ及び B Mデータと関連付けて管理装置 3 0に送信することとしてもよい。サイン情報を取得する方法として、シート状のセンサ上にサインを記入してデジタルデータとして取得する方法や、紙に書かれたサインをスキャナで読み取る方法等がある。

また、顔写真撮影装置 1 0により取得された顔画像データ、 B Mデータ、個人情報、パスワード情報等の各データを、ネットワーク Nを介して管理装置 3 0に送信するのではなく、記憶部 1 7が MO (Magneto-Optical dis k) 等の着脱可能な記憶媒体として構成されていることとしてもよい。例えば、顔写真撮影装置 1 0内の施錠可能なポックスに MO等の着脱可能な記憶媒体が格納され、管理者がポックスから記憶媒体を取り出すことにより、記憶媒体に記憶されたデータを持ち運ぶことができる。各地に設置された顔写真撮影装置 1 0力ら、データが保存されている記憶媒体を回収し、データを管理装置 3 0に登録することにより、上記実施の形態と同様の効果が得られる。

また、上記実施の形態では、データを暗号ィ匕して送信することにより、データを保護することとしたが、データに対してアクセスが行われた場合、又は、データが更新された場合にへッダ等に履歴を残すようにして、データの漏洩及び改ざんを防止することとしてもよい。第 2の実施の形態

次に、顔写真処理システム 1の第 2の実施の形態について説明する。

第 3図は、顔写真撮影装置 1 0において実行される登録申請処理 2を説明するフローチャートである。登録申請処理 2は、例えば、 I Dカードの発行を申請する際に行われる処理である。

まず、顔写真撮影装置 1 0の撮影室内に撮影対象者が入ると、入室検知センサ 1 3により撮影対象者が検知され（ステップ D 1 ) 、表示装置 1 6に案内画面が表示される（ステップ D 2 ) 。同時に、スピーカー 2 0により音声案内が出力される。以下の動作においても同様に、各処理毎に、スピーカー 2 0から音声案内が出力されることとしてもよレ、。

撮影対象者がキャッシャー 2 1の入金口に料金を投入すると（ステップ D 3 ) 、入金された金額が判断される（ステップ D4) 。次に、撮影対象者が撮影を希望する写真種を選択するための写真種選択 SWを押下すると（ステップ D5) 、キヤッシヤー 21により、選択された写真種に応じて料金の精算が行われ、釣り銭が排出される（ステップ D 6) 。

次に、撮影対象者が撮影 SWを押下すると（ステップ D 7) 、撮影対象者の顔画像を含む撮影室内監視写真の撮影（以下、「監視用撮影」という。 ) が行われ、監視画像データが生成される（ステップ D 8) 。なお、監視用撮影として、撮影対象者の顔や人物全体、撮影対象者の顔画像を含む撮影室内の一部又は撮影室全体等、複数の写真が撮影されることとしてもよい。また、監視画像データには、撮影された時刻又は撮影された順序に関する情報が付帯されることが望ましい。続いて、ストロボ 19が照射され、カメラ 12により顔写真の撮影が行われ、顔画像データが生成される（ステップ D 9) 。そして、再び監視用撮影が行われ、監視画像データが生成される（ステップ D 10)。ここで、顔画像データのチェックが行われる（ステツプ D l 1) 。例えば、顔が横を向いていないか、顔の大きさ及ぴ位置（画像の外枠から顔までの距離等）は規格内であるか、等が判断される。顔画像データが顔写真処理システム 1において利用可能なデータではないと判断された場合には（ステツプ D 11 ； NG) 、表示装置 16に再撮影の要求を示す画面が表示され、再び顔写真の撮影が行われる。

顔画像データが顔写專処理システム 1において利用可能なデータであると判断された場合には（ステップ D 11 ； OK) 、撮影対象者がプリント SWを押下することにより（ステップ D12) 、顔画像データと監視画像データが関連付けられて記憶部 17に保存される（ステップ D13) 。そして、プリンタ 18により、顔写真が印刷用紙に印刷される（ステップ D 14)。撮影対象者はプリント出力された写真を受け取る（ステプ D 15) 。

また、顔画像データが顔写真処理システム 1において利用可能なデータであると判断された場合には（ステップ Dl 1 ； OK) 、監視用撮影が行われ、監視画像データが生成される（ステップ D 16) 。続いて、 BMデータ取得装置 14により、 BMデータが取得される（ステップ D 17) 。そして、再び監視用撮影が行われ、監視画像データが生成される（ステップ D18) 。ここで、取得された BMデータのチェックが行われる（ステップ D 19)。取得された BMデータが顔写真処理システム 1におレ、て利用可能なデータではないと判断された場合には（ステップ D 1 9 ； NG) 、表示装置 16に BMデータの再取得の要求を示す画面が表示され、再び BMデータの取得が行われる。、

BMデータが顔写真処理システム 1において利用可能なデータであると判断された場合には（ステップ D 19 ； OK) 、 BMデータと監視画像データが、ステツプ D 13において保存された顔画像データと監視画像データとともに、関連付けられて記憶部 17に保存される（ステップ D20) 。

また、ステップ D1において、入室検知センサ 13により、撮影対象者が顔写真撮影装置 10の撮影室内に入ったことが検知されてから、不定期に監視用撮影が行われ（ステップ D 21) 、生成された監視画像データが顔画像データ及ぴ BMデータと関連付けられて記憶部 17に保存される（ステップ D22) 。不定期とは、一定の時間間隔ではないことをいい、ランダムに設定されることとしてもよい。ただし、撮影対象者に監視用撮影のタイミングを意識させないことが好ましい。第 3図においては、ステップ D 21、ステップ D22を 1回ずつ示してあるが、実際には、不定期に複数回行われるものとする。

そして、顔画像データ、 BMデータ、監視画像データが暗号化され（ステップ D 2 3 )、これらのデータが関連付けられた状態でネットワーク Nを介して管理装置

3 0へ送信される（ステップ D 2 4 ) 。管理装置 3 0に送信されたデータは、 D B 3 1に記 '隐される。

以上で、登録申請処理 2が終了する。

したがって、顔写真処理システム 1によれば、撮影対象者の顔写真撮影時と B M データの取得時の時間的に前後に、監視用撮影を行い、顔画像データ、 B Mデータ及び監視画像データを関連付けて記憶するので、仮に、撮影対象者が不正に入れ替わった状態で顔写真撮影又は B Mデータの取得を行ったとしても、監視画像データを照合することにより、本人の同一性を確認することができる。したがって、撮影対象者の入れ替わりを防止することができる。

また、入室検知センサ 1 3により人物が撮影室に入室したことを検知した場合に、不定期に監視用撮影を行うので、より確実に撮影対象者の入れ替わりを防止することができる。

また、顔写真撮影装置 1 0において、 I Dカードの発行の申請が行われる場合には、 D B 3 1に記憶されているデータに基づいて、 I Dカードの発行が行われる。具体的には、カード面に顔写真が印刷され、カードに内蔵されている I Cメモリに B Mデータが記録される。このとき、管理装置 3 0において、監視画像データを分析することにより、顔写真撮影装置 1 0の利用中に撮影対象者が入れ替わつていないかを確認することができる。撮影対象者の入れ替わり等の不正が行われていた場合には、 I Dカードの発行を中止することとする。第 3の実施の形態

次に、顔写真処理システム 1の第 3の実施の形態について説明するなお、第 3の実施の形態は、第 2の実施の形態に示した顔写真撮影装置 1 0から BMデータ取得装置 1 4を除いた構成である。

第 4図は、顔写真撮影装置 1 0において実行される登録申請処理 3を説明するフロ一チヤ一トである。

このフローチャートにおいて、来客の検知から写真受け取りまでの処理、すなわち、ステップ D 3 1からステップ D 4 5までの処理は、前記第 2の実施の形態において説明したステップ D 1からステップ D 1 5の処理と同様である。

このため、ステップ D 3 1からステップ D 4 5までの処理についての説明は以下の説明において省略する。

ステップ D 4 1では、 D 3 9において得られた顔画像データが顔写真処理システム 2において利用可能なデータか否かを判断する顔画像データのチェックが行われる（ステップ D 4 1 )。

ここで、顔画像データが顔写真処理システム 2において利用可能なデータではないと判断された場合には顔画像データが顔写真処理システム 2において利用可能なデータであると判断された場合には（ステップ D 4 1 ； O K) 、顔画像データから顔認証用特徴点データ（以下、「顔特徴点データ」という。）が抽出される（ステツプ D 4 6 )。ここで、顏特 ^¾点データのチェックが行われる（ステップ D 4 7 )。顔特徴点データが顔写真処理システム 2において利用可能なデータではないと判断された場合には（ステップ D 4 7 ； N G) 、表示装置 1 6に再撮影の要求を示す画面が表示され、再ぴ撮影が行われる。

顔特徴点データが顔写真処理システム 2において利用可能なデータであると判断された場合には（ステップ D 4 7 ； O K) 、顔特徴点データが、ステップ D 4 3 において保存された顔画像データと監視画像データとともに、関連付けられて記憶部 1 7に保存される（ステップ D 4 8 ) 。

また、ステップ D 3 1において、入室検知センサ 1 3により、撮影対象者が顔写真撮影装置 1 0の撮影室内に入つたことが検知されてから、不定期に監視用撮影が行われ（ステップ D 4 9 ) 、生成された監視画像データが顔画像データ及び顔特徴点データと関連付けられて記憶部 1 7に保存される（ステップ D 5 0 ) 。第 4図においては、ステップ D 4 9、ステップ D 5 0を 1回ずつ示してあるが、実際には、不定期に複数回行われるものとする。 .

なお、監視画像データについても、顔認証用特徴点データ（以下、「監視画像特徴点データ」という。）を抽出し、顔画像データや顔特徴点データと関連付けて記憶部 1 7に保存し、監視画像特徴点データを監視画像データとして扱うようにしてあよい。

次に、顔画像データ、顔特徴点データ、監視画像データが暗号化され（ステップ D 5 1 )、これらのデータが関連付けられた状態でネットワーク Nを介して管理装置 3 0へ送信される（ステップ D 5 2 ) 。管理装置 3 0に送信されたデータは、 D B 3 1に記憶される。

以上で、登録申請処理 3が終了する。

したがって、顔写真処理システム 2によれば、撮影対象者の顔写真撮影時の時間的に前後に、監視用撮影を行い、顔画像データ、顔特徴点データ及び監視画像データを関連付けて記憶するので、撮影対象者が不正に入れ替わって顔写真を撮影したとしても、監視画像データを照合することにより、本人の同一性を確認することができる。したがって、撮影対象者の入れ替わりを防止することができる。

また、顔写真撮影装置 1 0において、 I Dカードの発行の申請が行われる場合には、管理装置 3 0において、監視画像データを分析することにより、顔写真撮影装置 1 0の利用中に撮影対象者が入れ替わつていないかを確認することができる。撮影対象者の入れ替わり等の不正が行われていた場合には、 I Dカードの発行を中止することとする。

さらに、監視画像データから監視画像特徴点データを抽出し、監視画像特徴点データを顔画像データ及び顔特徴点データと関連付けて記憶する場合には、必要に応じて、顔特徴点データと監視画像特徴点データとを比較照合することにより、顏認証を行うことができる。

また、顔写真撮影装置 1 0の内部に顔認証機能を備えている場合には、顔特徴点データと監視画像特徴点データとを比較照合することにより、顔写真撮影装置 1 0 の利用段階で不正の有無を判断することができ、顔写真撮影、データ保存、データ転送の各段階において、動作を中止することができる。

なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る好適な顔写真処理システムの例であり、これに限定されるものではない。顔写真処理システムを構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

上記各実施の形態では、カメラ 1 2力撮影対象者の顔写真を撮影して顔画像データを生成する撮影手段と、撮影対象者の顔画像を含む撮影室内監視写真を撮影して監視画像データを生成する監視用撮影手段と、を兼ねることとしたが、それぞれ別のカメラやビデオカメラ等の撮影装置を用いることとしてもよレ、。し力し、上記各実施の形態のように、顔写真撮影用カメラのレンズに、ズーム機能又は焦点切り替え機能を持たせることにより、新たな監視装置を必要とせず、監視機能を低価格で実現させることが可能となる。

また、顔写真撮影装置 1 0により取得された顔画像データ、 BMデータ（又は顔特徴点データ）、監視画像データ等の各データを、ネットワーク Nを介して管理装置 3 0に送信するのではなく、記憶部 1 7が MO (Magneto-Optical disk) 等の着脱可能な記憶媒体として構成されていることとしてもよい。例えば、顔写真撮影装置 1 0内の施錠可能なボックスに M〇等の着脱可能な記憶媒体が格納され、管理者がボックスから記憶媒体を取り出すことにより、記憶媒体に記憶されたデータを持ち運ぶことができる。各地に設置された顔写真撮影装置 1 0から、データが保存されている記憶媒体を回収し、データを管理装置 3 0に登録することにより、上記各実施の形態と同様の効果が得られる。

また、上記各実施の形態では、データを暗号ィ匕して送信することにより、データを保護することとしたが、データに対してアクセスが行われた場合、又は、データが更新された場合にヘッダ等に履歴を残すようにして、データの漏洩及び改ざんを防止することとしてもよい。第 4の実施の形態

次に、顔写真処理システム 1の第 4の実施の形態について説明する。

第 5図に、顔写真撮影装置 1 0の機能的構成を示す。

第 4の実施の形態における顔写真撮影装置は、第 1の実施の形態に示した顔写真撮影装置 1 0と同様の構成であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、図示及び説明を省略する。以下、第 4の実施の形態に特徴的な処理について説明する。なお、第 5図には顔写真撮影装置 1 0力管理装置 3 0とネットワーク N を介して接続されているが、この接続関係は、後述の第 6の実施の形態を説明するための図示であり、以下の第 4の実施の形態を拘束するものではない。

サイン取得装置 1 1 6は、利用者の氏名等の筆跡情報を取得する。筆跡情報を取得する方法として、シート状のセンサ上にサインを記入してデジタルデータとして取得する方法や、紙に書かれたサインをスキャナで読み取る方法等がある。

記憶部 1 7は、顔写真撮影装置 1 0により取得された個人情報を関連付けて記憶する。個人情報とは、顔写真撮影装置 1 0を利用する利用者固有の情報をいい、ここでは、カメラ 1 2により撮影された顔画像データ及び監視画像データ、 B Mデータ取得装置 1 4により取得された B Mデータ、入力装置 1 5により取得された氏名データ及び住所データ、サイン取得装置 1 1 6により取得された筆跡情報を含む力その他の情報であってもかまわない。

プリンタ 1 8は、印刷装置等を備え、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を印刷用紙に印刷する。例えば、プリンタ 1 8は、顔画像データに基づいて顔写真を印刷する。

データ記録装置 1 2 0は、記録媒体を装填可能な構成であって、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を記録媒体に記録する。記録媒体として、例えば、 M O (.Magneto-Optical disk) 、し D— R Compact Disc-Recordable) 、 D V D— R (Digital Versatile Dis k-Recordable) 等力挙げられる。

次に、顔写真撮影装置 1 0における動作について説明する。

第 6図は、顔写真撮影装置 1 0において実行されるデータ記録処理 1を説明するフローチヤ一トである。

このフローチャートにおいて、来客の検知から B Mデータと監視画像データ保存までの処理、すなわち、ステップ N 1からステップ N 1 7までの処理は、前記第 2 の実施の形態において説明したステップ D 1からステップ D 1 1およびステップ D 1 6からステップ D 2 0の処理と同様である。

このため、ステップ N 1からステップ N 1 7までの処理についての説明は以下の説明において省略する。

BMデータと監視画像データが、ステップ N 1 2において保存された顔画像データと監視画像データとともに、関連付けられて記憶部 1 7に保存される（ステップ N 1 7 ) 。

ステップ N 1 7において、 BMデータと監視画像データが、ステップ N 1 2において保存された顔画像データと監視画像データとともに、関連付けられて記憶部 1 7に保存されると、次に、利用者が入力装置 1 5から利用者の氏名及び住所を入力することにより、氏名データ及び住所データが取得される（ステップ N 1 8 ) 。取得された氏名データ及び住所データは、顔画像データ、 B Mデータ、監視画像データとともに、関連付けられて記憶部 1 7に記憶される。

次に、サイン取得装置 1 1 6により、利用者の筆跡情報が取得される（ステップ N 1 9 ) 。取得された筆跡情報は、顔画像データ、 BMデータ、氏名データ、住所データ、監視画像データとともに、関連付けられて記憶部 1 7に記憶される。また、ステップ N 1において、検知センサ 1 3により、利用者が顔写真撮影装置 1 0の撮影室内に入ったことが検知されてから、不定期に監視用撮影が行われ（ステツプ N 2 0 )、生成された監視画像データが顔画像データ等の個人情報と関連付けられて記憶部 1 7に保存される（ステップ N 2 1 ) 。不定期とは、一定の時間間隔ではないことをいい、ランダムに設定されることとしてもよレ、。ただし、利用者に監視用撮影のタイミングを意識させないことが好ましい。第 6図においては、ステツプ N 2 0、ステップ N 2 1を 1回ずつ示してあるが、実際には、不定期に複数回行われるものとする。

利用者がプリント S Wを押下することにより（ステップ N 2 2 ) 、記憶部 1 8に記憶されている個人情報がプリンタ 1 8に送信される（ステップ N 2 3 )。そして、プリンタ 1 8により、個人情報が印刷用紙に印刷される（ステップ N 2 4 ) 。顔画像データに基づいて顔写真が印刷され、その他の個人情報は文字として印刷されるか、あるいは、暗号ィヒされた後にバーコード等を用いて印刷される。

印刷終了後、記憶部 1 7に記憶されている個人情報は消去される（ステップ N 2 5 ) 。印刷の終了は、プリンタ 1 8から印刷終了情報が制御部 1 1に出力されることにより判断される。そして、利用者は顔写真を含む個人情報が印刷された印刷物を受け取る（ステップ N 2 6 ) 。

以上で、顔写真プリント処理が終了する。

したがって、顔写真撮影装置 1 0によれば、プリンタ 1 8による個人情報の印刷が終了した後に、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を消去するので、個人情報の漏洩を防止することができる。

なお、記憶部 1 7に記憶されている個人情報をプリンタ 1 8に送信した後、個人情報の印刷が終了する前に、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を消去することとしてもよレ、。，第 5の実施の形態

次に、本発明を適用した第 5の実施の形態について説明する。

第 5の実施の形態における顔写真撮影装置は、第 4の実施の形態に示した顔写真撮影装置 1 0と同様の構成であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、図示及び説明を省略する。以下、第 4の実施の形態に特徴的な処理について説明する。なお、第 5図には顔写真撮影装置 1 0力管理装置 3 0とネットワーク N を介して接続されているが、この接続関係は、後述の第 6の実施の形態を説明するための図示であり、以下の第 5の実施の形態を拘束するものではない。

第 7図は、第 5の実施の形態の顔写真撮影装置において実行されるデータ記録処理 2を示すフローチャートである。

第 7図のステップ T 1〜T 2 1は、第 4の実施の形態における第 6図のステップ Ν 1〜Ν 2 1と同様の処理であるため、説明を省略する。

顔写真撮影装置において取得され、記憶部 1 7に記憶されている顔画像データ、 Β Μデータ、氏名データ、住所データ、筆跡情報、監視画像データ等の個人情報は暗号化され（ステップ Τ 2 2 ) 、データ記録装置 1 2 0に送信される（ステップ Τ 2 3 ) 。そして、データ記録装置 1 2 0により、暗号化された個人情報が記録媒体に記録される（ステップ Τ 2 4 ) 。

データ記録終了後、記憶部 1 7に記憶されている個人情報は消去される（ステツプ Τ 2 5 ) 。個人情報の記録の終了は、データ記録装置 1 2 0からデータ記録終了情報が制御部 1 1に出力されることにより判断される。，以上で、データ記録処理が終了する。

したがって、顔写真撮影装置によれば、データ記録装置 1 2 0による個人情報の記録が終了した後に、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を消去するので、個人情報の漏洩を防止することができる。

なお、記憶部 1 7に記憶されている個人情報をデータ記録装置 1 2 0に送信した後、個人情報の記録が終了する前に、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を消去することとしてもよレ、。

また、記録媒体に記録されているデータに基づいて、 I Dカードの発行が行われる場合には、カード面に顔写真が印刷され、カードに内蔵されている I Cメモリに B Mデータ等の個人情報が記録される。記録媒体に記録されている監視画像データを分析することにより、顔写真撮影装置の利用中に撮影対象者が入れ替わつていないかを確認することができる。撮影対象者の入れ替わり等の不正が行われていた場合には、 I Dカードの発行を中止することとする。第 6の実施の形態

次に、本発明を適用した第 6の実施の形態について説明する。

第 5図に示すように、第 6の実施の形態における顔写真撮影装置 1 0は、管理装置 3 0とネットワーク Nを介して接続されている。第 5図では、顔写真撮影装置 1 0を 1つ図示しているが、実際には、複数の顔写真撮影装置 1 0がネットワーク N を介して管理装置 3 0に接続されているものとする。

顔写真撮影装置 1 0は、第 4の実施の形態に示した顔写真撮影装置 1 0と同様の構成であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、説明を省略する。以下、第 6の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。

第 5図に示すように、顔写真撮影装置 1 0は、さらに、通信装置 2 2を備える。通信装置 2 2は、モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、ネットヮーク Nを介して管理装置 3 0とデータの送受信を行う。

管理装置 3 0は、データベース（Database；以下、「D B」という。） 3 1を備えて構成され、ネットワーク Nを介して顔写真撮影装置 1 0を管理する。管理装置 3 0は、顔写真撮影装置 1 0から送信される個人情報を受信すると、受信確認情報を顔写真撮影装置 1 0へ送信する。また、受信した個人情報を関連付けて D B 3 1に格納させる。 DB 31は、顔写真撮影装置 10から送信された個人情報を関連付けて記憶する。ネットワーク Nは、 LAN (Local Area Network) 、 WAN (wide Area Network)、インターネットを含めてもよく、電話回線網、 I SDN (integrated Services Digital Network) 回, 糸 ra、 AD S L (Asymmetric Digital Subscriber Line) 回線網、移動体通信網、通信衛星回線、 CATV回線、光通信回線、無線通信回線等を含む構成でもよい。例えば、 PHS (Personal Handyphone System) により、顔写真撮影装置 10と管理装置 30とのデータの送受信を行う。

次に、顔写真撮影装置 10における動作について説明する。

第 8図は、顔写真撮影装置 10において実行されるデータ登録処理 3を示すフロ一チヤ一トである。

第 8図のステップ E 1〜E 21は、第 4の実施の形態における第 6図のステップ N1〜N 21と同様の処理であるため、説明を省略する。

顔写真撮影装置 10において取得され、記憶部 1 7に記憶されている顏画像データ、 BMデータ、氏名データ、住所データ、筆跡情報、監視画像データ等の個人情. 報は暗号化され（ステップ E 22) 、これらのデータが関連付けられた状態でネットワーク Nを介して管理装置 30に送信される（ステップ E23)。送信された個人情報が管理装置 30によって受信されると、管理装置 30により受信確認情報が顔写真撮影装置 10へ送信される。管理装置 30に送信された個人情報は、 DB 3 1に記'慮される。

そして、受信確認情報が顔写真撮影装置 10によって受信されると（ステップ E 24) 、記憶部 1 7に記憶されている個人情報は消去される（ステップ E 25) 。以上で、データ登録処理 3が終了する。したがって、顔写真撮影装置 10によれば、管理装置 30から個人情報の受信確認情報を受信した後に、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を消去するので、個人情報の漏洩を防止することができる。

なお、記憶部 17に記憶されている個人情報を管理装置 30に送信した後、個人情報の受信確認情報を受信する前に、記憶部 1 7に記憶されている個人情報を消去することとしてもよい。

また、 DB 31に記憶されているデータに基づいて、 I Dカードの発行が行われる場合には、カード面に顔写真が印刷され、カードに内蔵されている I Cメモリに BMデータ等の個人情報が記録される。 DB 31に記憶されている監視画像データを分析することにより、顔写真撮影装置 10の利用中に撮影対象者が入れ替わっていないかを確認することができる。

なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る好適な顔写真撮影装置の例であり、これに限定されるものではない。顔写真撮影装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

第 10 (a) 図および第 10 (b) 図に、顔写真及ぴ BMデータを印刷する際の配置例を示す。第 10 (a) 図は、顔写真が印刷される印刷用紙 P 30の画像領域内に BMデータ P 31が印刷されている例である。 BMデータ P 31は、二次元バ一コード等を用いて、顔写真として使用される範囲 P 32以外の部分に印刷される。なお、 BMデータ P 31が印刷される領域は、顔写真が印刷される印刷面と同一面の画像領域外であってもよい。

第 10 (b) 図は、顔写真が印刷される印刷用紙 P 33の画像印刷面の裏面に B Mデータ P 34が印刷されている例である。 BMデータ P 34は、顔写真の顔部分の裏面に印刷されることが好ましい。これにより、顔写真がトリミングされた場合でも、 BMデータ P 3 4が印刷された部分は、顔部分とともに残る。

以上で、顔写真撮影処理が終了する。

したがって、顔写真撮影装置 1 0によれば、利用者から BMデータを取得し、顔写真とともに B Mデータを印刷することができる。また、印刷される BMデータが暗号化されているので、情報の漏洩を防止することができる。

また、 BMデータのヘッダには、 BMデータを取得した顔写真撮影装置 1 0に固有の識別情報が付帯されるので、 BMデータを取得した顔写真撮影装置 1 0を特定することができる。

例えば、利用者がプリント出力された顔写真を受け取る際に、再度 BMデータを取得し、記憶部 1 7に記憶されている BMデータと比較照合して認証が成功した場合にのみ、顔写真を受け取ることができるようにしてもよい。この場合、確実に利用者本人が顔写真を受け取ることができる。

また、顔写真撮影装置 1 0は、顔画像データや BMデータ等が記録される I D力一ドの発行申請を行う受付端末として利用することも可能である。この場合、 I D カードを受け取る際に本人確認が必要となるため、利用者から再度 B Mデータを取得するか、あるいは、利用者が持参した BMデータがプリントされた顔写真から B Mデータを読み取ることによって、照合を行うこととしてもよい。産業上の利用可能性

以上、第 1ないし第 6の実施の形態で説明したように、本発明によって、顏を撮影するとともに、生体認証情報を取得することができ、この生体認証情報を利用することにより、利用者（撮影対象者）の入れ替わりを防止することができた。さらに顔写真撮影装置における個人情報の漏洩を防止することも可能となった。

Claims

請求の範囲

1 . 利用者の顔を撮影して顔画像情報を生成する撮影手段と、

前記利用者から生体認証情報を取得する生体認証情報取得手段と、

,前記顔画像情報と前記生体認証情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。

2 . 前記生体認証情報取得手段は、前記顔画像情報から生体認証特徴点データを抽出する特徴点抽出手段を有すること特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮 '影装置。

3 . 前記生体認証情報取得手段は、前記撮影手段による撮影と略同時に生体認証情報を取得することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。

4 . 前記生体認証情報に、当該生体認証情報を取得した顔写真撮影装置に固有の識別情報を付帯させる付帯手段を備えたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。

5 . 前記利用者の個人情報を入力する個人情報入力手段を備え、

前記記憶手段は、前記入力された個人情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。

6 .前記利用者の認証のためのパスヮード情報を入力するパスヮード入力手段を備前記記憶手段は、前記入力されたパスヮード情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。

7 . 前記利用者のサイン情報を入力するサイン入力手段を備え、

前記記憶手段は、前記入力されたサイン情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。

8 .前記記憶手段に記憶されているデータを保護するためのセキュリティ手段を備えたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。 9 .前記記憶手段に記憶されているデータを印刷用紙に印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。

1 0 .前記生証情報取得手段により再び前記利用者から取得された新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、前記新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とが一致する場合に、前記印刷された印刷用紙を排出するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする請求の範囲第 9項記載の顔写真撮影装置。

1 1 . 前記記憶手段は、前記顔写真撮影装置に対して着脱可能な記憶媒体であることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の顔写真撮影装置。

1 2 .請求の範囲第 1項ないし第 1 1項のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置と、前記顔写真撮影装置を管理する管理装置と、

が通信ネットワークを介して接続された顔写真処理システムであって、前記顔写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶されているデータを前記管理装置へ送信する通信手段を備え、

前記管理装置は、前記送信されたデータを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする顔写真処理システム。

1 3 . 撮影室内における撮影対象者の顔写真撮影時に、撮影対象者の生体認証情報を取得するようにした顔写真撮影装置であって、

少なくとも撮影対象者の顔写真と撮影対象者の顏画像を含む撮影室内監視写真とを撮影して顔画像情報及び撮影室内監視画像情報を生成する撮影手段と、

前記撮影対象者の顔写真撮影時又は生体認証情報の取得時の時間的に前又は後に、前記撮影手段に対して前記撮影室内監視写真の撮影を指示する撮影制御手段と、前記顔画像情報、前記生体認証情報及び前記撮影室内監視画像情報を関連付けて記憶する記憶手段と、

を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。

1 4 . 撮影室内における撮影対象者の顔写真を撮影する顔写真撮影装置であって、少なくとも撮影対象者の顔写真と撮影対象者の顔画像を含む撮影室内監視写真とを撮影して顔画像情報及び撮影室内監視画像情報を生成する撮影手段と、前記顔画像情報から第 1の顔認証用特徴点データを抽出する特徴点抽出手段と、前記撮影対象者の顔写真撮影時の時間的に前又は後に、前記撮影手段に対して前記撮影室内監視写真の撮影を指示する撮影制御手段と、

前記顔画像情報、前記第 1の顔認証用特徴点データ及び前記撮影室内監視画像情報を関連付けて記憶する記憶手段と、

を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。

1 5 . 前記特徴点抽出手段は、さらに、前記撮影室内監視画像情報から第 2の顔認証用特徴点データを抽出し、

前記記憶手段は、前記第 2の顔認証用特徴点データを前記顔画像情報及び前記第 1の顔認証用特徴点データと関連付けて記憶することを特徴とする請求の範囲第 1 4項に記載の顔写真撮影装置。 1 6 . 前記撮影室に人物が入室したことを検知するセンサを備え、

前記撮影制御手段は、前記センサからの検知信号に基づいて、前記撮影手段を起動させ、さらに、前記撮影手段に対して不定期に前記撮影室内監視写真の撮影を指示することを特徴とする請求の範囲第 1 3項に記載の顔写真撮影装置。 1 7 . 前記撮影手段は、ズーム機能、又は、少なくとも撮影対象者の顔及び撮影対象者の顔画像を含む撮影室内に対して焦点を切り替える焦点切り替え機能を有することを特徴とする請求の範囲第 1 3項に記載の顔写真撮影装置。

1 8 .請求の範囲第 1 3項ないし第 1 7項のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置と、

前記顔写真撮影装置を管理する管理装置と、

1 9 . 利用者の顔を撮影する顔写真撮影装置において、

前記利用者の歳画像情報を含む当該利用者固有の個人情報を取得する個人情報取得手段と、

前記取得された個人情報を記憶する記憶手段と、

前記記憶された個人情報を印刷する印刷手段と、

前記記憶手段から前記印刷手段に前記個人情報を送信した後、又は前記印刷手段による前記個人情報の印刷が終了した後に、前記記憶手段に記憶されている個人情報を消去する制御手段と、

を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。 2 0 . 利用者の顔を撮影する顔写真撮影装置において、

前記利用者の顔画像情報を含む当該利用者固有の個人情報を取得する個人情報取得手段と、

前記取得された個人情報を記憶する記憶手段と、前記記憶された個人情報を記録媒体に記録するデータ記録手段と、

前記記憶手段から前記データ記録手段に前記個人情報を送信した後、又は前記データ記録手段による前記個人情報の記録が終了した後に、前記記憶手段に記憶されている個人情報を消去する制御手段と、

を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。

2 1 . 利用者の顔を撮影する顔写真撮影装置において、

前記取得された個人情報を記憶する記憶手段と、

前記顔写真撮影装置と通信ネットワークを介して接続された管理装置とデータの送受信を行う通信手段と、

前記記憶手段から前記管理装置に前記個人情報を送信した後、又は前記管理装置力ら前記個人情報の受信確認情報を受信した後に、前記記憶手段に記憶されている個人情報を消去す.る制御手段と、

を備えたことを特徴とする顔写真撮影装.置。

2 2 . 前記個人情報は、前記利用者の生体認証情報、住所、氏名、筆跡情報、又は監視画像情報を含むことを特徴とする請求の範囲第 1 9項ないし第 2 2項のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置。