JP2005149275A - 顔写真撮影装置及び顔写真処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】顔を撮影するとともに、生体認証情報を取得する。
【解決手段】利用者が撮影SWを押下することにより、カメラ12により顔写真の撮影が行われる。カメラ12による顔写真の撮影と略同時に、BMデータ取得装置14により、BMデータが取得される。また、入力装置15から個人情報及びパスワード情報が入力される。顔画像データ、BMデータ、個人情報及びパスワード情報は、関連付けられて記憶部17に記憶される。そして、これらのデータが暗号化され、関連付けられた状態でネットワークNを介して管理装置30へ送信される。
【選択図】図1
【解決手段】利用者が撮影SWを押下することにより、カメラ12により顔写真の撮影が行われる。カメラ12による顔写真の撮影と略同時に、BMデータ取得装置14により、BMデータが取得される。また、入力装置15から個人情報及びパスワード情報が入力される。顔画像データ、BMデータ、個人情報及びパスワード情報は、関連付けられて記憶部17に記憶される。そして、これらのデータが暗号化され、関連付けられた状態でネットワークNを介して管理装置30へ送信される。
【選択図】図1
Description
本発明は、利用者の顔写真を撮影する顔写真撮影装置及び顔写真処理システムに関する。
近年、各種団体の会員証や社員証、各種免許証等の身分証として、ICメモリ内蔵のIDカードが普及してきている。このIDカードには、顔写真や個人情報(ID番号、住所、氏名、年齢、及び所属等)がカードの表面に直接印刷されるとともに、カードに内蔵されているICメモリにデジタルデータ化した個人情報が記録されている。
また、免許証やパスポート、顔写真が印刷されたクレジットカード等の発行を申請する際には、申請書に写真を貼付する場合が多い。このような証明写真を撮影するために、ボックス型の顔写真撮影装置が街頭や駅構内等、利用者が利用しやすい場所に設置されている。例えば、複数回撮影を行って得られた複数の画像を同一記録媒体上にプリントする証明写真撮影装置や、装置に表示される撮影操作案内手順を選択可能な撮影装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開2000−2910号公報
特開2003−207840号公報
しかし、従来の顔写真撮影装置は、写真を撮影する機能を有するのみであった。例えば、各種IDカードに用いられる顔写真においては、顔写真と本人とが一致するか否かが問題となる。本人認証を行うための技術として、指紋や虹彩等を用いた生体認証技術(Biometrics)が普及してきており、IDカードにおける本人照合にも利用されている。このような背景から、顔写真撮影装置において、生体認証情報を取得することが望まれる。
本発明は、顔を撮影するとともに、生体認証情報を取得することができる顔写真撮影装置及び顔写真処理システムを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、利用者の顔を撮影して顔画像情報を生成する撮影手段と、前記利用者から生体認証情報を取得する生体認証情報取得手段と、前記顔画像情報と前記生体認証情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の顔写真撮影装置において、前記生体認証情報取得手段は、前記撮影手段による撮影と略同時に生体認証情報を取得することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の顔写真撮影装置において、前記生体認証情報に、当該生体認証情報を取得した顔写真撮影装置に固有の識別情報を付帯させる付帯手段を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、前記利用者の個人情報を入力する個人情報入力手段を備え、前記記憶手段は、前記入力された個人情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、前記利用者の認証のためのパスワード情報を入力するパスワード入力手段を備え、前記記憶手段は、前記入力されたパスワード情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、前記利用者のサイン情報を入力するサイン入力手段を備え、前記記憶手段は、前記入力されたサイン情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、前記記憶手段に記憶されているデータを保護するためのセキュリティ手段を備えたことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、前記記憶手段に記憶されているデータを印刷用紙に印刷する印刷手段を備えたことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の顔写真撮影装置において、前記生体認証情報取得手段により再び前記利用者から取得された新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、前記新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とが一致する場合に、前記印刷された印刷用紙を排出するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、前記記憶手段は、前記顔写真撮影装置に対して着脱可能な記憶媒体であることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置と、前記顔写真撮影装置を管理する管理装置と、が通信ネットワークを介して接続された顔写真処理システムであって、前記顔写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶されているデータを前記管理装置へ送信する通信手段を備え、前記管理装置は、前記送信されたデータを記憶する記憶手段を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、利用者の顔を撮影するとともに、生体認証情報を取得することができ、顔画像情報と生体認証情報とを関連付けて記憶することができる。
請求項2に記載の発明によれば、撮影手段による撮影と略同時に生体認証情報を取得するので、顔を撮影される人物と異なる人物の生体認証情報を取得することを防ぐことができる。また、写真撮影及び生体認証情報の取得に要する時間を最小限に抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、生体認証情報に、生体認証情報を取得した顔写真撮影装置に固有の識別情報を付帯させるので、生体認証情報を取得した顔写真撮影装置を特定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、利用者の個人情報を顔画像情報及び生体認証情報と関連付けて記憶することができる。
請求項5に記載の発明によれば、パスワード情報を顔画像情報及び生体認証情報と関連付けて記憶することができる。
請求項6に記載の発明によれば、サイン情報を顔画像情報及び生体認証情報と関連付けて記憶することができる。
請求項7に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されているデータを保護することができる。
請求項8に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されているデータを印刷用紙に印刷することができる。
請求項9に記載の発明によれば、新たな生体認証情報と、記憶手段に記憶されている生体認証情報とが一致する場合に、印刷された印刷用紙を排出するので、利用者本人であることを確認した後に印刷用紙を排出することができる。
請求項10に記載の発明によれば、記憶手段は、顔写真撮影装置に対して着脱可能な記憶媒体であるので、この記憶媒体に記憶されたデータを持ち運ぶことができる。
請求項11に記載の発明によれば、顔写真撮影装置の記憶手段に記憶されているデータを、通信ネットワークを介して管理装置へ送信し、管理装置の記憶手段にデータを記憶することができる。
以下、図1及び図2を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
図1に、本実施の形態における顔写真処理システム1のシステム構成を示す。
図1に示すように、顔写真処理システム1は、顔写真撮影装置10と、管理装置30とがネットワークNを介して接続されて構成されている。図1では、顔写真撮影装置10を1つ図示しているが、実際には、複数の顔写真撮影装置10がネットワークNを介して管理装置30に接続されているものとする。
図1に、本実施の形態における顔写真処理システム1のシステム構成を示す。
図1に示すように、顔写真処理システム1は、顔写真撮影装置10と、管理装置30とがネットワークNを介して接続されて構成されている。図1では、顔写真撮影装置10を1つ図示しているが、実際には、複数の顔写真撮影装置10がネットワークNを介して管理装置30に接続されているものとする。
顔写真撮影装置10は、ボックス型の筐体を備えて構成され、街頭や駅構内等、利用者が利用しやすい各地に設置されている。
顔写真撮影装置10は、制御部11、カメラ12、検知センサ13、BMデータ取得装置14、入力装置15、表示装置16、記憶部17、プリンタ18、ストロボ19、スピーカー20、キャッシャー21、通信装置22、I/Oユニット23等を備える。
顔写真撮影装置10は、制御部11、カメラ12、検知センサ13、BMデータ取得装置14、入力装置15、表示装置16、記憶部17、プリンタ18、ストロボ19、スピーカー20、キャッシャー21、通信装置22、I/Oユニット23等を備える。
制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、顔写真撮影装置10の各部を統括的に制御する。CPUは、入力装置15から入力される各種指示に従って、ROMに記憶されている各種プログラムの中から指定されたプログラムをRAMのワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAMの所定の領域に格納する。
例えば、制御部11は、BMデータ取得装置14によって取得される生体認証情報(Biometrics Data;以下、「BMデータ」という。)のヘッダに、BMデータを取得した顔写真撮影装置10に固有の識別情報を付帯させる。
また、制御部11は、記憶部17に記憶されているデータを暗号化する。すなわち、制御部11は、データを保護するためのセキュリティ手段としての機能を有する。
カメラ12は、光学レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等の光学センサ、A/D変換器等から構成され、光学レンズを介して入力される利用者の顔を撮影して顔画像情報(以下、「顔画像データ」という。)を生成する。
検知センサ13は、顔写真撮影装置10内に利用者が入ったことを検知して、その検知信号を制御部11に出力する。
BMデータ取得装置14は、例えば、利用者の指紋、虹彩、手の甲の静脈パターン、掌紋、顔の特徴、声紋、あるいは、遺伝子情報等のBMデータを取得する装置である。なお、本実施の形態においては、BMデータ取得装置14は指紋センサを備え、利用者の指紋をBMデータとして取得するものとする。指紋センサは、リニア型CCDイメージセンサ、リニア型CMOSイメージセンサ等の光電変換素子で構成され、センサの受光面に結像された指紋の一次元像を指紋画像データに変換する。BMデータは、この指紋画像データであってもよいし、所定のアルゴリズムに従って抽出された特徴点データであってもよい。特徴点データとは、例えば指紋の場合には、各指紋画像の相違点が比較的明確な、指紋の頂点の位置や数等を示すデータをいう。特徴点データを用いることにより、指紋画像データそのものを用いる場合と比較して、本人認証を容易かつ迅速に行うことができる。
入力装置15は、数字キー、写真種選択SW(Switch)、撮影SW、プリントSW、各種機能キーを備えて構成され、各キー及びSW操作による押下信号を制御部11に出力する。なお、入力装置15は、表示装置16と一体に構成されるタッチパネルや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。
表示装置16は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示画面を備え、制御部11の制御に応じて、表示情報を表示する。
記憶部17は、カメラ12により撮影された顔画像データ、BMデータ取得装置14により取得されたBMデータ、入力装置15から入力された個人情報及びパスワード情報を関連付けて記憶する。個人情報とは、利用者の住所、氏名、年齢、ID番号等の情報をいう。パスワード情報とは、利用者自身が設定する認証のためのパスワードをいう。
プリンタ18は、印刷装置等を備え、記憶部17に記憶されている個人情報等を印刷用紙に印刷する。必要に応じて、顔画像データに基づいて顔写真を印刷することとしてもよい。プリンタ18により印刷された書類は、後述する利用者登録申請処理の利用者控え(申請書)として利用される。
ストロボ19は、撮影SWが押下される際に、瞬間的に光を発し、撮影に充分な光量になるよう調節する。
スピーカー20は、電気信号を音波に変換して出力する音声出力装置である。スピーカー20は、顔写真撮影装置10における音声案内を出力する。
キャッシャー21は、硬貨や紙幣の入金口、釣り銭返金口等を備えた料金精算機であり、入金口から入金された金額の情報を制御部11に出力し、制御部11から指示された金額の硬貨又は紙幣を釣り銭返金口に排出する。
通信装置22は、モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、ネットワークNを介して管理装置30とデータ通信を行う。
I/Oユニット23は、制御部11と、ストロボ19、スピーカー20、キャッシャー21とを接続し、各種信号の入出力を行う。
管理装置30は、データベース(Database;以下、「DB」という。)31を備えて構成され、ネットワークNを介して顔写真撮影装置10を管理する。管理装置30は、顔写真撮影装置10から送信される顔画像データ、BMデータ、個人情報、パスワード情報等を関連付けてDB31に格納させる。
DB31は、顔写真撮影装置10から送信された各データ(顔画像データ、BMデータ、個人情報、パスワード情報等)を関連付けて記憶する。
ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットを含めてもよく、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線網、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線、光通信回線、無線通信回線等を含む構成でもよい。例えば、PHS(Personal Handyphone System)により、顔写真撮影装置10と管理装置30とのデータの送受信を行う。
次に、顔写真処理システム1の顔写真撮影装置10における動作について説明する。
図2は、顔写真撮影装置10において実行される利用者登録申請処理を説明するフローチャートである。利用者登録申請処理は、例えば、IDカードの発行を申請する際に行われる処理である。
図2は、顔写真撮影装置10において実行される利用者登録申請処理を説明するフローチャートである。利用者登録申請処理は、例えば、IDカードの発行を申請する際に行われる処理である。
まず、顔写真撮影装置10内に利用者が入ると、検知センサ13により利用者が検知され(ステップS1)、表示装置16に案内画面が表示される(ステップS2)。同時に、スピーカー20により音声案内が出力される。以下の動作においても同様に、各処理毎に、スピーカー20から音声案内が出力されることとしてもよい。
利用者がキャッシャー21の入金口に料金を投入すると(ステップS3)、入金された金額が判断される(ステップS4)。次に、利用者が撮影を希望する写真種を選択するための写真種選択SWを押下すると(ステップS5)、キャッシャー21により、選択された写真種に応じて料金の精算が行われ、釣り銭が排出される(ステップS6)。
次に、利用者が撮影SWを押下すると(ステップS7)、ストロボ19が照射され、カメラ12により顔写真の撮影が行われ、顔画像データが生成される(ステップS8)。ここで、顔画像データのチェックが行われる(ステップS9)。例えば、顔が横を向いていないか、顔の大きさ及び位置(画像の外枠から顔までの距離等)は規格内であるか、等が判断される。顔画像データが顔写真処理システム1において利用可能なデータではないと判断された場合には(ステップS9;NG)、表示装置16に再撮影の要求を示す画面が表示され、再び撮影が行われる。
顔画像データが顔写真処理システム1において利用可能なデータであると判断された場合には(ステップS9;OK)、顔画像データが記憶部17に保存される(ステップS10)。次に、入力装置15から個人情報及びパスワード情報が入力され(ステップS11)、顔画像データと関連付けられて記憶部17に保存される(ステップS12)。
利用者がプリントSWを押下すると(ステップS13)、プリンタ18により、個人情報及び顔写真が印刷用紙に印刷される(ステップS14)。そして、印刷された申請書が排出され(ステップS15)、利用者はプリント出力された申請書を受け取る(ステップS16)。
ステップS15において、利用者から再度BMデータを取得し、記憶部17に記憶されているBMデータと比較照合して認証が成功した場合にのみ、申請書を排出するようにしてもよい。この場合、確実に利用者本人が申請書を受け取ることができる。
カメラ12による顔写真の撮影と略同時に、BMデータ取得装置14により、BMデータが取得される(ステップS17)。BMデータのヘッダには、BMデータを取得した顔写真撮影装置10に固有の識別情報が付帯される(ステップS18)。ここで、取得されたBMデータのチェックが行われる(ステップS19)。取得されたBMデータが顔写真処理システム1において利用可能なデータではないと判断された場合には(ステップS19;NG)、表示装置16にBMデータの再取得の要求を示す画面が表示され、再びBMデータの取得が行われる。
BMデータが顔写真処理システム1において利用可能なデータであると判断された場合には(ステップS19;OK)、BMデータが顔画像データと関連付けられて記憶部17に保存される(ステップS20)。
そして、顔画像データ、BMデータ、個人情報及びパスワード情報が暗号化され(ステップS21)、これらのデータが関連付けられた状態でネットワークNを介して管理装置30へ送信される(ステップS22)。管理装置30に送信されたデータは、DB31に記憶される。
以上で、利用者登録申請処理が終了する。
以上で、利用者登録申請処理が終了する。
例えば、顔写真撮影装置10において、IDカードの発行の申請が行われる場合には、DB31に記憶されているデータに基づいて、IDカードの発行が行われる。具体的には、カード面に顔写真や個人情報が印刷され、カードに内蔵されているICメモリにBMデータや個人情報、パスワード情報が記録される。IDカードを使用する際には、ICメモリに記録されているBMデータと、IDカードの所有者から取得したBMデータとを比較照合することにより、登録されている利用者本人であるという認証が行われる。
したがって、顔写真処理システム1によれば、利用者の顔を撮影して顔画像データを生成するとともに、BMデータを取得することができる。そして、顔画像データ、BMデータ、個人情報及びパスワード情報を関連付けて記憶することができる。
また、写真撮影と略同時にBMデータを取得するので、顔を撮影される人物と異なる人物のBMデータを取得することを防ぐことができる。これにより、顔写真撮影時又はBMデータ取得時の他人による「なりすまし」を防止することができる。また、写真撮影時には、環境や利用者の姿勢が、ある程度一定に保たれているので、BMデータの精度向上を図ることができる。特に、BMデータとして、虹彩や顔の特徴点データを取得する装置と、撮影装置とを連動させる場合にこれらの効果が期待できる。
また、写真撮影及びBMデータの取得に要する時間を最小限に抑えることができるので、利用者の負担を軽減させることができる。さらに、BMデータとして、虹彩や顔の特徴点データを取得する場合には、利用者に認識されることなく、BMデータを取得することができる。装置の操作指示を音声入力によって行い、BMデータとして、音声データを取得する場合にも、同様に、利用者に認識されることなく、BMデータを取得することができる。
また、BMデータのヘッダには、BMデータを取得した顔写真撮影装置10に固有の識別情報が付帯されるので、BMデータを取得した顔写真撮影装置10を特定することができる。例えば、後に、BMデータが記録されたIDカードによって本人認証を行う際に、認証の失敗の原因が、BMデータを取得した顔写真撮影装置10に起因するものか、IDカード保有者に起因するものかを判別することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適な顔写真処理システムの例であり、これに限定されるものではない。顔写真処理システムを構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、顔写真撮影装置10が、利用者の氏名等のサイン情報を入力するサイン入力手段を備え、サイン情報を顔画像データ及びBMデータと関連付けて管理装置30に送信することとしてもよい。サイン情報を取得する方法として、シート状のセンサ上にサインを記入してデジタルデータとして取得する方法や、紙に書かれたサインをスキャナで読み取る方法等がある。
また、顔写真撮影装置10により取得された顔画像データ、BMデータ、個人情報、パスワード情報等の各データを、ネットワークNを介して管理装置30に送信するのではなく、記憶部17がMO(Magneto-Optical disk)等の着脱可能な記憶媒体として構成されていることとしてもよい。例えば、顔写真撮影装置10内の施錠可能なボックスにMO等の着脱可能な記憶媒体が格納され、管理者がボックスから記憶媒体を取り出すことにより、記憶媒体に記憶されたデータを持ち運ぶことができる。各地に設置された顔写真撮影装置10から、データが保存されている記憶媒体を回収し、データを管理装置30に登録することにより、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、データを暗号化して送信することにより、データを保護することとしたが、データに対してアクセスが行われた場合、又は、データが更新された場合にヘッダ等に履歴を残すようにして、データの漏洩及び改ざんを防止することとしてもよい。
1 顔写真処理システム
10 顔写真撮影装置
11 制御部
12 カメラ
13 検知センサ
14 BMデータ取得装置
15 入力装置
16 表示装置
17 記憶部
18 プリンタ
19 ストロボ
20 スピーカー
21 キャッシャー
22 通信装置
23 I/Oユニット
30 管理装置
31 DB
N ネットワーク
10 顔写真撮影装置
11 制御部
12 カメラ
13 検知センサ
14 BMデータ取得装置
15 入力装置
16 表示装置
17 記憶部
18 プリンタ
19 ストロボ
20 スピーカー
21 キャッシャー
22 通信装置
23 I/Oユニット
30 管理装置
31 DB
N ネットワーク
Claims (11)
- 利用者の顔を撮影して顔画像情報を生成する撮影手段と、
前記利用者から生体認証情報を取得する生体認証情報取得手段と、
前記顔画像情報と前記生体認証情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1に記載の顔写真撮影装置において、
前記生体認証情報取得手段は、前記撮影手段による撮影と略同時に生体認証情報を取得することを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1又は2に記載の顔写真撮影装置において、
前記生体認証情報に、当該生体認証情報を取得した顔写真撮影装置に固有の識別情報を付帯させる付帯手段を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、
前記利用者の個人情報を入力する個人情報入力手段を備え、
前記記憶手段は、前記入力された個人情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、
前記利用者の認証のためのパスワード情報を入力するパスワード入力手段を備え、
前記記憶手段は、前記入力されたパスワード情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、
前記利用者のサイン情報を入力するサイン入力手段を備え、
前記記憶手段は、前記入力されたサイン情報を前記顔画像情報及び前記生体認証情報と関連付けて記憶することを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、
前記記憶手段に記憶されているデータを保護するためのセキュリティ手段を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、
前記記憶手段に記憶されているデータを印刷用紙に印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項8に記載の顔写真撮影装置において、
前記生体認証情報取得手段により再び前記利用者から取得された新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記新たな生体認証情報と、前記記憶手段に記憶されている生体認証情報とが一致する場合に、前記印刷された印刷用紙を排出するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置において、
前記記憶手段は、前記顔写真撮影装置に対して着脱可能な記憶媒体であることを特徴とする顔写真撮影装置。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の顔写真撮影装置と、
前記顔写真撮影装置を管理する管理装置と、
が通信ネットワークを介して接続された顔写真処理システムであって、
前記顔写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶されているデータを前記管理装置へ送信する通信手段を備え、
前記管理装置は、前記送信されたデータを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする顔写真処理システム。
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Cited By (2)
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JP2020009109A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | フリュー株式会社 | 管理サーバ、携帯端末、管理サーバの制御方法、携帯端末の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 |
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2003
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