WO2004033191A1

WO2004033191A1 - タイヤのユニフォミティ検査システム

Info

Publication number: WO2004033191A1
Application number: PCT/JP2003/012874
Authority: WO
Inventors: Hiroki Kunitake; Takahiro Goto; Yoshihiro Murota; Yoshiaki Hirata
Original assignee: Kabushiki Kaisha Bridgestone
Priority date: 2002-10-09
Filing date: 2003-10-08
Publication date: 2004-04-22
Also published as: ES2309339T3; US20060090557A1; EP1550547A4; JP2004130628A; EP1550547B1; EP1550547A1; CN1703314A; DE60322085D1; US7249496B2; JP4727119B2

Abstract

ユニフォミティ検査ライン1を、自動仕分けライン21で選別・振り分けされたタイヤ12のユニフォミティの測定を専用に行う第1のUFマシン2Mを備えた判定専用ライン2と、上記判定専用ライン2で測定されたユニフォミティ特性が規定値を超えたタイヤ12kのユニフォミティ特性の修正及び再測定を行う第2のUFマシン3Mを備えた修正専用ライン3とから構成して、ユニフオミテイの測定と、ユニフォミティ特性の修正及び再測定とを別系統で行うようにすることにより、ユニフォミティ特性を修正するタイヤ本数が変動した場合でも、ユニフォミティ検査を効率的に行うことができるようにした。

Description

明細書タイヤのュニフォミティ検査システム技術分野

本発明は、組上げられたタイヤのュニフォミティ特性を検査するとともに、必要に応じてュニフォミティ特性を修正して再検査するュニフォミティ検査システムに関するものである。

'冃：

加硫工程'仕上げ工程を終えた製品タイヤは、通常、外観'形状検査やュニフォミティ測定などの各種製品検査を経た後出荷される。

タイヤのュニフォミティの測定は、第 3図（a) に示すように、路面に相当する回転するドラム 11に、リム組みされたタイヤ 12に荷重をかけて押付け、夕ィャ 12とドラム 11との軸間隔を固定した状態でタイヤを回転させたときの、荷重の変動成分 (RFV) , 横力の変動成分（LFV)、前後力の変動成分 (T FV) を測定するとともに、第 3図（b) , (c) に示すように、変位計 13 a ， 13bを、ロール 14a, 14bを介して、回転するタイヤ 12のトレッド部 12 a及びサイド部 12 bに押し付けて、上記タイヤ 12の縦方向の寸法不均一性（RR) と横方向の寸法不均一性 (LR) とを測定する。

そして、上記測定されたュニフォミティ特性が規定値以内であれば、これを良品とし、規定値を超えた場合には、例えば、リムとの組付け状態を修正したり、パフマシーン等の修正装置を用いて寸法の不均一な部分やタイヤ振れの凸部を削るなどして上記タイヤを修正した後、上記修正されたタイヤのュニフォミティ待性を再測定する。

第 4図は、従来のュニフォミティ検査ラインの概要を示す図で、自動仕分けライン 21のコンペャ 21 C上を搬送され、上記コンペャ 21 C上で外観検査を終えて選別 '振り分けされたタイヤ 12は、順次、複数台のュニフォミティ検査装置（以下、 UFマシンという） 22Mを備えたュニフォミティ検査ライン 22に送られ、各 U Fマシン 2 2 Mにより、それそれ、上述したようなュニフォミティ特性が測定される。

上記各 U Fマシン 2 2 Mは、ュニフォミティ測定機能とュニフォミティ特性修正機能とをともに有する装置で、この U Fマシン 2 2 Mにより測定された当該夕ィャのュニフォミティ特性が予め設定された規定値以内であれば、これを良品として搬送ライン 2 3の搬送コンペャ 2 3 Cに塔載して、後工程に送る。また、規定値を超えた場合には、当該 U Fマシン 2 2 Mに備えられたパフマシーン等の図示しない修正装置を用いて上記タイヤを修正した後、上記修正されたタイヤのュニフォミティ特性を再測定する。なお、再測定後、上記修正されたタイヤのュニフォミティ特性が規定値以内であれば、これを良品として後工程に送り、再度規定値を超えた場合には、不良品として回収ライン 2 4の回収コンペャ 2 4 Cに送られ回収される。

しかしながら、上記 U Fマシン 2 2 Mの台数は、タイヤ生産本数、生産サイズ数、ュニフォミティ特性修正予測数等の条件により、必要最小限の台数しか設置していないため、ュニフォミティ特性を修正するタイヤ本数が大きく変動した場合には、自動ラインが正常に機能しなくなる恐れがあった。すなわち、上記 U F マシン 2 2 Mのュニフォミティ測定時間は、各サイズのタイャでほぼ一定であるが、ュニフォミティ特性修正時間は、サイズゃュニフォミティ特性の値によって差はあるものの、上記ュニフォミティ測定時間の数倍はかかるため、ュニフォミティ特性を修正するタイヤの割合が増加した場合には、 U Fマシン 2 2 Mで処理可能なタイヤ本数が減少することになる。したがって、自動仕分けライン 2 1までタイヤ 1 2がオーバ一フローするなど、自動ラインの能力が低下してしまうた. め、例えば、人手により、上記自動仕分けライン 2 1上のタイヤ 1 2を取出して一時的に保管場所に運搬するなどして、自動ラインを機能させる必要があった。また、自動ラインの負荷が少なくなつた段階では、上記保管したタイヤ 1 2を自動ラインに戻すなどの余分な作業が必要であった。本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、ュニフォミティ特性を修正するタイャ本数が変動した場合でも、ュニフォミティ検査を効率的に行うことのできるタイヤのュニフォミティ検査システムを提供することを目的とする。発明の開示

本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、ュニフォミティの測定を行うラインと、ュニフォミティ特性の修正及び再測定を行うラインとを別系統とすることにより、ュニフォミティ特性を修正するタイヤ本数が大きく変動した場合でも、ュニフォミティ検査ラインを滞りなく稼動させることが可能であることを見いだし、本発明に到ったものである。

すなわち、本発明の請求の範囲 1に記載のタイヤのュニフォミティ検査システムは、ュニフォミティ検査装置を備え、検査ラインに投入されたタイヤのュニフォミティ特性を測定するとともに、測定されたタイャのュニフォミティ特性が予め設定された規定値を超えた場合には、当該タイヤのュニフォミティ特性を修正して再測定する夕ィャのュニフォミティ検査システムにおいて、ュニフォミティ測定機能のみを有'し、新たに投入されたタイヤのュニフォミティを検査する第 1 のュニフォミティ f鐘装置を備えた判定専用ラインと、ュニフォミティ測定機能とュニフォミティ特性修正機能とをともに有し、上記判定専用ラインにて規定値を超えたと判定されたュニフォミティ特性を有するタイヤを修正するとともに、この修正されたタイヤのュニフォミティ特性を再検査する第 2のュニフォミティ検査装置を備えた修正専用ラインとを別個に設け、新たに投入されたタイヤのュニフォミティの測定と、ュニフォミティ特性の修正及び再測定とを別系統にて行うように構成したものである。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の最良の形態に係るュニフォミティ検査ラインの構成を示す図である。

第 2図は、ュニフォミティの検査手順を示すフローチヤ一トである。

第 3図は、ュニフォミティの測定方法を示す図である。

第 4図は、従来のュニフォミティ検査ラィンの構成を示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。

なお、以下の説明中、従来例と共通する部分については、同一符号を用いて説明する。 - 第 1図は、本最良の形態に係るュニフォミティ検査ラインの概要を示す図で、 2 1はコンペャ 2 1 C上にてタイヤ 1 2の外観検査を行いながら、上記タイヤ 1 2を選別 ·振り分けして搬送する自動仕分けライン、 1はュニフォミティ測定機能のみを有し、上記選別 '振り分けされたタイヤ 1 2のュニフォミティを測定して検査する第 1の U Fマシン 2 Mを複数台備えた判定専用ライン 2と、ュニフォミティ測定機能とュニフォミティ特性修正機能とをともに有し、上記判定専用ライン 2にて規定値を超えたと判定されたュニフォミティ特性を有するタイヤ 1 2 kを修正するとともに、この修正されたタイャのュ二フォミティ特性を再測定して検査する第 2の U Fマシン 3 Mを複数台備えた ί多正専用ライン 3とを備えたュニフォミティ検査ライン、 2 3は上記判定専用ライン 2及び修正専用ライン 3において良品と判定されたタイヤ 1 2 mを後工程に搬送する搬送コンペャ 2 3 Cを備えた搬送ライン、 2 4は上記 ί多正専用ライン 3において不良品と判定された夕ィャ 1 2 ηを回収する回収コンペャ 2 4 Cを備えた回収ラインである。

次に、本発明におけるュニフォミティの検査手順について、第 2図のフローチヤートに基づき説明する。

まず、自動仕分けライン 2 1から外観検査にて選別，振り分けされたタイヤ 1 2を、判定専用ライン 2の第 1の U Fマシン 2 Μに投入して、タイヤのュニフォミティを測定し（ステップ S 1 0 )、当該タイヤのュニフォミティ特性が予め設定された規定値内にあるかどうかを判定する（ステップ S 1 1 ) 。ュニフォミティ特性が規定値内であれば、上記タイヤを良品タイヤ 1 2 mとして搬送ライン 2 3の搬送コンペャ 2 3 Cに塔載し、後工程へ搬送する（ステップ S 1 2 ) o また、規定値を超えた場合には、上記タイヤ 1 2 kを修正専用ライン 3に送り (ステップ S 1 3 ) 、第 2の U Fマシン 3 Mにて、上記タイヤ 1 2 kを修正するとともに、この修正されたタイヤのュニフォミティ特性を再測定する（ステップ S 1 4 ) 。そして、上記再測定されたタイヤのュニフォミティ特性が上記規定値内にあるかどうかを判定する（ステップ S 1 5 ) 。再測定されたタイヤのュニフォミティ特性が規定値内であれば、ステップ S 1 2へ進み、上記タイヤを良品夕ィャ 1 2 mとして搬送ライン 2 3の搬送コンペャ 2 3 Cに塔載し、後工程へ搬送する。また、修正後も規定値外であれば、上記タイヤを不良品タイヤ 1 2 nと判定し、回収ライン 2 4の回収コンペャ 2 4 Cに塔載して、図示しない回収場へ回収する（ステップ S 1 6 ) 。

このように、本最良の形態によれば、ュニフォミティ検査ライン 1を、自動仕分けライン 2 1で選別 '振り分けされたタイヤ 1 2のュニフォミティの測定を専用に行う第 1の U Fマシン 2 Mを備えた判定専用ライン 2と、上記判定専用ラィン 2で測定されたュニフォミティ特性が規定値を超えたタイヤ 1 2 kのュニフォミティ特性の修正及び再測定を行う第 2の U Fマシン 3 Mを備えた修正専用ラィン 3とから構成し、ュニフォミティの測定と、ュニフォミティ特性の修正及び再測定とを別系統で行うようにしたので、ュニフォミティ特性を修正するタイヤ本数が大きく変動した場合でも、ュニフォミティ検査ライン 1を滞りなく稼動させることができ、必要数量の夕ィャを安定して処理することができる。

また、判定専用ライン 2に設置される第 1の U Fマシン 2 Mにはュニフォミティ測定機能のみを持たせればよく、パフマシーン等の ί 正装置が不要となるので、ライン構成を簡素化することができる。

なお、上記最良の形態では、判定専用ライン 2でュニフォミティ特性が規定値外にあったものを全て修正専用ライン 3に送るようにしたが、規定値を複数段階設け、ュニフォミティ特性が所定の段階を超えたもの全てを不良品として回収ライン 2 4に送るようにしてもよい。また、規定値を複数段階設けることにより、修正専用ライン 3での修正作業を効率的に行うことができる。

また、上記例では、ュニフォミティ特性の修正を 1回としたが、これに限るものではなく、測定されたュニフォミティ特性の種類や、規定値からのズレ量によつて複数回の修正を行うようにしてもよい。

また、上記最良の形態では、判定専用ライン 2の U Fマシンを全て第 1の U F マシン 2 Μとしたが、判定専用ライン 2の一部に 1台もしくは複数台の第 2の U Fマシン 3 Μを配置する構成としてもよい。これにより、 ί食査するタイヤ数に余裕がある場合には、上記修正専用ライン 3を使用することなく、上記判定専用ライン 2の第 2の U Fマシン 3 Mを用いてタイヤの判定 ·修正 ·再検査を行うことができるので、作業効率を向上させることができる。また、逆に、修正するタイャ数が多い場合には、上記タイヤの修正 ·再検査を判定専用ライン 2の第 2の U Fマシン 3 Mと ί多正専用ライン 3の第 2の U Fマシン 3 Mとの両方を用いて行うことができるので、修正作業を更に効率よく行うことができる。産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明によれば、ュニフォミティ検査装置システムにおいて、ュニフォミティ測定機能のみを有し、新たに投入されたタイヤのュニフォミティを測定して判定するュニフォミティ検査装置を備えた判定専用ラインと、ュニフォミティ測定機能とュニフォミティ特性修正機能とをともに有し、上記判定専用ラインにて規定値を超えたと判定されたュニフォミティ特性を有する夕ィャを修正するとともに、この修正されたタイヤのュニフォミティ特性を再測定して判定するュニフォミティ検査装置を備えた修正専用ラインとを別個に設けるようにしたので、新たに投入されたタイヤのュニフォミティの測定と、ュニフォミティ特性の修正及び再測定とを別系統にて行うことができる。

したがって、ュニフォミティ特性を修正するタイヤ本数が大きく変動した場合でも、必要数量のタイヤを安定して処理することができる。

Claims

請求の範囲

1 . ュニフォミティ検査装置を備え、検査ラインに投入されたタイヤのュニフォミティ特性を測定するとともに、測定された夕ィャのュ二フォミティ特性が予め設定された規定値を超えた場合には、当該タイヤのュニフォミティ特性を修正して再測定する夕ィャのュ二フォミティ検査システムにおいて、ュニフォミティ測定機能のみを有し、新たに投入されたタイヤのュニフォミディを f僉査する第 1のュニフォミティ検査装置を備えた判定専用ラインと、ュニフォミティ測定機能とュニフォミティ特性修正機能とをともに有し、上記判定専用ラインにて規定値を超えたと判定されたュ二フォミティ特性を有する夕ィャを修正するとともに、この修正されたタイャのュニフォミティ特性を再検査する第 2のュニフォミティ検査装置を備えた修正専用ラインとを別個に設けたことを特徴とするタイヤのュニフォミティ検査システム。