JPH07100952A - タイヤユニフォミティの修正方法 - Google Patents

タイヤユニフォミティの修正方法

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JPH07100952A
JPH07100952A JP5245293A JP24529393A JPH07100952A JP H07100952 A JPH07100952 A JP H07100952A JP 5245293 A JP5245293 A JP 5245293A JP 24529393 A JP24529393 A JP 24529393A JP H07100952 A JPH07100952 A JP H07100952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
rigidity
correction
drum
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5245293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Kaneko
達治 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP5245293A priority Critical patent/JPH07100952A/ja
Publication of JPH07100952A publication Critical patent/JPH07100952A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、常にタイヤユニフォミティ
の修正を良好に行うことが可能なタイヤユニフォミティ
の修正方法を提供することにある。 【構成】 回転しているタイヤWにドラム2を押付け、
このドラム2を支持するドラム軸2aに取付けたロード
セル3a,3bを介して、タイヤ両側のショルダー部W
1,2 に於けるタイヤ径方向の剛性Ax,Bx の分布をそ
れぞれタイヤの1回転毎に求め、この1回転毎に対応し
た両ショルダー部W1,2 の剛性Ax,Bx をそれぞれ比
較し、該比較した剛性Ax,Bx がRFV及びLFVの所
定の基準値から外れている場合は、該基準値内となるよ
うにショルダー部W1,2 をバフ加工することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤユニフォミティの
修正方法に係わり、更に詳しくは、修正を常に良好に行
いうるタイヤユニフォミティの修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤのユニフォミティ特性の一つとし
て、例えばタイヤ剛性の特性、即ちタイヤのラジアル・
フォースバリエーション(タイヤ取付け状態に於けるタ
イヤ径方向の力の変動:以下RFVと言う)及びタイヤ
のラテラル・フォースバリエーション(タイヤ取付け状
態に於けるタイヤ幅方向の力の変動:以下LFVと言
う)があり、これらのRFV、LFVの修正を行うに
は、一般にタイヤショルダー部をバフすると効果が大き
いことが知られている。
【0003】ところで、従来のタイヤユニフォミティの
修正方法としては、例えば特開昭61ー258736号
公報に開示されている方法を本出願人は提案している。
この方法は、回転しているタイヤにドラムを押付け、こ
のドラムを支持するドラム軸に取付けたロードセルによ
り、タイヤ両側のショルダー部に於けるLF方向の剛性
をそれぞれ求め、このLF方向の剛性をそれぞれ比較し
て剛性の大きい方のピーク位置をバフ加工することによ
りタイヤのLFVを修正するようにしている。しかし、
上記のタイヤユニフォミティの修正方法は、バフ前のタ
イヤショルダー部の剛性分布データに基づいてバフ加工
を行うため、修正中にショルダー部の剛性分布が変化し
てもそれに対応することが出来ず、最終的に誤った位置
を修正したことになり、常にタイヤユニフォミティを良
好に修正することが出来ないと言う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、常に
タイヤユニフォミティの修正を良好に行うことが可能な
タイヤユニフォミティの修正方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、回転しているタイヤにドラムを押付け、このドラ
ムを支持するドラム軸に取付けたロードセルを介して、
タイヤ両側のショルダー部に於けるタイヤ径方向の剛性
Ax,Bx の分布をそれぞれタイヤの1回転毎に求め、こ
の1回転毎に対応した両ショルダー部の剛性Ax,Bx を
それぞれ比較し、該比較した剛性Ax,Bx がRFV及び
LFVの所定の基準値から外れている場合は、該基準値
内となるように前記ショルダー部をバフ加工することを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は上記のように構成され、タイヤ両側の
ショルダー部に於ける剛性Ax,Bx の分布をそれぞれタ
イヤ1の回転分求め、修正を要する際には、それに応じ
てショルダー部をRFV及びLFVが所定の基準値内と
なるように1回転バフ加工し、加工後の両ショルダー部
の剛性Ax,Bx の分布を再びタイヤ1回転分求め、更に
修正が必要な場合は、その加工後の剛性分布に基づいて
再びバフ加工する工程を繰り返すため、修正中にショル
ダー部の剛性分布が変化してもそれに対応することが可
能で、誤った位置をバフ加工することなく、常にタイヤ
ユニフォミティを良好に修正することが出来る。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明のタイヤユニフォミティの修
正方法を実施するためのユニフォミティマシンの一例を
示す概略構成図で、Wは主軸1に回転自在に支持された
タイヤ、2はタイヤWに押圧可能な回転自在なドラム、
3a,3bはドラム軸2aの両端に取付けられたX・Y
ロードセル(負荷の変化を電圧変化に変換して出力する
センサー)である。このロードセル3a,3bはアンプ
4、A/D変換器5を介して中央演算処理部6に接続さ
れている。m1,2 は中央演算処理部6に接続されたメ
モリである。
【0008】また、7a,7bはタイヤWのショルダー
部をそれぞれ研磨する砥石で、サーボモータ8a,8b
により回転駆動されると共に、3軸方向に移動制御可能
となっている。この砥石7a,7bはX・Yロードセル
に対して所定の間隔離間した位置に配置されている。9
はサーボモータ8a,8bを駆動するサーボ回路、10
は主軸1を回転駆動する主軸サーボモータ、11は主軸
サーボアンプ、12は同期ユニット、13はサーボ回路
である。
【0009】上述した装置を用いて、本発明のタイヤユ
ニフォミティの修正方法は以下のようにして行うことが
出来る。即ち、図2にそのフローを示すように、先ず、
一定の速度で回転しているタイヤWにドラム2を所定の
圧力で当接させ、当接圧が一定になった所定位置からロ
ードセル3a,3bでそれぞれX軸方向の負荷RFa,
b (タイヤ取付け状態におけるタイヤ径方向の力)、
及びY軸方向の負荷LFa,LFb (タイヤ取付け状態に
おけるタイヤ幅方向の力)の検出(電圧値)を開始する
(ステップ)。
【0010】この値をA/D変換器5でデジタル化した
のち、中央演算処理部6に入力し、タイヤショルダー部
1,2 のタイヤ径方向の剛性Ax,x を演算して算出
する(ステップ)。即ち、図3に示すように、タイヤ
Wの両ショルダー部W1,2に高い接地圧力X1,2
発生することが、一般に知られている。従って、ドラム
2には、この両ショルダー部W1,2 から図4の矢印
A,矢印Bに示すような押圧力A,Bが作用する。
【0011】そして、押圧力A,Bの分力として、タイ
ヤ径方向の分力(剛性)をAx,x、タイヤ幅方向の分
力(剛性)をAY,Y とすると、両ショルダー部W1,
2 の剛性Ax,x は、 Ax =RFa (1+L/S)+RFb (1−L/S)+2d/S(LFa +LFb ) …(1) Bx =RFa (1−L/S)+RFb (1+L/S)−2d/S(LFa +LFb ) …(2) 但し、Lはドラム軸長(ロードセル3a,3b間の距
離)、dはドラム半径、SはタイヤWの両ショルダー部
1,2 間の距離である。
【0012】ところで、剛性Ax,x の和の変動がRF
Vであり、剛性Ax,x の差がLFVとなることが実
験、研究の結果判明している。従って、両ショルダー部
1, 2 の剛性Ax,x を修正することにより、タイヤ
ユニフォミティの修正が可能であり、この剛性Ax,x
が中央演算処理部6で上述の式により求められる。所定
の位置からタイヤWが1回転すると、中央演算処理部6
ではタイヤWの1回転における変動の分布が算出され
(ステップ)、そのデータのRFV及びLFVが基準
値内になるか否かにより修正が必要かどうか判定される
(ステップ)。
【0013】修正が不要であればNoとなり、タイヤユ
ニフォミティの修正はエンドとなる。修正が必要でYe
sとなると、RFVの修正かLFVの修正かが選択され
る(ステップ)。但し、RFV優先の修正を行う。R
FVの修正が必要であると判定されると、中央演算処理
部6ではショルダー部の剛性Ax,Bx のそれぞれ基準値
よりも+側修正位置とその量が計算され(ステップ
)、その修正位置と量の関係を有する修正波形データ
が次期修正用メモリm1 に書き込まれる。LFVの修正
が必要であると判断されると、中央演算処理部6でショ
ルダー部の剛性Ax,Bx の位相と大きさから剛性Ax,B
x の一方(大きい方)の修正位置とその量が計算され
(ステップ)、該修正位置と量を有する修正波形デー
タ(図5)が次期修正用メモリm1 に書き込まれる(ス
テップ)。次期修正用メモリm1 に書き込まれたデー
タは現在修正用メモリm2 に書き込まれ、このデータに
基づいて砥石7a,7bの位置が制御され、両ショルダ
ー部W1,2 の必要位置が検出を開始した所定位置から
1回転分バフ加工される(ステップ)。
【0014】そして、バフ加工されたショルダー部W1,
2 はステップに戻って、再びロードセル3a,3b
によりX軸方向の負荷RFa,RFb 、及びY軸方向の負
荷LFa,LFb の検出され、バフ加工されたショルダー
部W1,2 の1回転分の剛性分布が中央演算処理部6で
演算され、再び修正が要か否か判定される(ステップ
,)。修正が不要になるまで前記ステップが繰り返
される。現在修正用メモリm2 は中央演算処理部6で算
出された1回転分毎のバフ加工されたショルダー部の修
正波形データに順次置き換えられて更新される。
【0015】従って、図5及び図6に示すように、バフ
加工されたショルダー部W1,2 の剛性が加工前と1回
目の加工後、即ち、タイヤの1回転分毎の加工前と加工
後で、その剛性の分布状態を変化させても、その修正波
形データを中央演算処理部6で算出し、それに基づいて
タイヤWを1回転毎にバフ加工するため、剛性特性のリ
アルタイムな変化に対応可能で、誤った位置の修正や過
度の修正に起因する剛性特性の悪化を防止することが出
来る。そのため、常にタイヤユニフォミティを良好に修
正することが可能である。また、誤った修正を避けるこ
とが出来るので、バフ加工で修正する修正量も少なくす
ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】上述したように本発明は、タイヤの両シ
ョルダー部の剛性の分布をそれぞれタイヤの1回転毎求
め、それに応じてショルダー部をRFV及びLFVが所
定の基準値内となるようにバフ加工するので、バフ加工
中にショルダー部の剛性分布がその加工前の剛性分布と
異なっても、それに対応してバフ加工することが出来、
常に正しい位置のバフ加工が可能で、タイヤユニフォミ
ティの修正度を大幅に高めることが出来る。
【0017】また、誤った修正を防止することが出来る
ため、バフする修正量も少なくてすみ、タイヤユニフォ
ミティの修正方法に用いられる装置の無駄なエネルギー
消費を低下させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤユニフォミティの修正方法に用
いられる装置の一例を示す概略説明図である。
【図2】本発明のタイヤユニフォミティの修正方法を示
すフロー図である。
【図3】タイヤショルダー部における接地圧力の分布を
示す説明図である。
【図4】タイヤショルダー部の剛性を示す説明図であ
る。
【図5】初回(加工前)のタイヤショルダー部の剛性分
布を示し、(a)は実際のタイヤショルダー部の剛性分
布を示す説明図、(b)は(a)の修正波形データを示
す説明図である。
【図6】次回(1回転加工後)のタイヤショルダー部の
剛性分布を示し、(a)は実際のタイヤショルダー部の
剛性分布を示す説明図、(b)は(a)の修正波形デー
タの説明図である。
【符号の説明】
2 ドラム 2a ドラム軸 3a,3b ロードセル W タイヤ W1,2 タイヤのショルダー部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しているタイヤにドラムを押付け、
    このドラムを支持するドラム軸に取付けたロードセルを
    介して、タイヤ両側のショルダー部に於けるタイヤ径方
    向の剛性Ax,Bx の分布をそれぞれタイヤの1回転毎に
    求め、この1回転毎に対応した両ショルダー部の剛性A
    x,Bx をそれぞれ比較し、該比較した剛性Ax,Bx がR
    FV及びLFVの所定の基準値から外れている場合は、
    該基準値内となるように前記ショルダー部をバフ加工す
    るタイヤユニフォミティの修正方法。
JP5245293A 1993-09-30 1993-09-30 タイヤユニフォミティの修正方法 Pending JPH07100952A (ja)

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JP5245293A JPH07100952A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 タイヤユニフォミティの修正方法

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JPH07100952A true JPH07100952A (ja) 1995-04-18

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JP (1) JPH07100952A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2733592A1 (fr) * 1995-04-25 1996-10-31 Abs Pump Prod Ab Procede de determination des conditions de travail instantanees d'une pompe centrifuge
WO2004033191A1 (ja) * 2002-10-09 2004-04-22 Kabushiki Kaisha Bridgestone タイヤのユニフォミティ検査システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2733592A1 (fr) * 1995-04-25 1996-10-31 Abs Pump Prod Ab Procede de determination des conditions de travail instantanees d'une pompe centrifuge
WO2004033191A1 (ja) * 2002-10-09 2004-04-22 Kabushiki Kaisha Bridgestone タイヤのユニフォミティ検査システム
US7249496B2 (en) 2002-10-09 2007-07-31 Kabushiki Kaisha Bridgestone System for inspecting uniformity of tire

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